JP2503326B2 - 電磁継電器の製造方法 - Google Patents

電磁継電器の製造方法

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隆 三浦
高典 田中
郁弘 安藤
創 坪井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機等において高密
度実装される超小型のシーソーバランス型有極継電器の
製造方法、特に接点を有する可動ばねと磁石の吸引力に
よって動作する接極子とを一体化して接点ばね組を形成
する工程に関する。
【0002】シーソーバランス型の有極継電器は、低背
化及び省面積化を実現でき、近年の加入者回路の増加に
伴うプリント板あたりの回路の増加に対して有利であ
る。このように超小型の継電器は、その製造工程も細か
い部品の装着等が必要で面倒であるため、簡略化が望ま
れている。
【0003】
【従来の技術】従来の製造方法を図6、図7を用いて説
明する。図6に示すように、複数の可動ばね22が連結
部25により連結されたフープ部材21をプレス打抜き
によって形成する。この時一対の可動接点ばね22の外
側には、強度を強めるための補強片24が形成される。
【0004】また、中央に突出部26aを有する接極子
26をやはりプレス打抜きで個片化した状態で形成す
る。尚、中央の突出部26aはプレス加工時に形成する
ことができる。
【0005】このように別々に形成して用意した可動ば
ね22のフープ部材21と接極子26とを、インサート
モールド技術により絶縁体27で覆い、一体化する。即
ち、図示しない金型内にフープ部材21と接極子26と
を支持した状態として、金型内に溶解した絶縁材を流
し、冷却することで絶縁材を固化し図7のように一体化
する。
【0006】その後、接極子26の端部に開放特性を良
くするための非磁性板23を溶接等により取り付け、最
後にフープ部材21の連結部25を破線の部分でダイシ
ング等により切断して接点ばね組を完成させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法に
おいては、インサートモールドする際に可動ばねと接極
子とを別々に金型内へ供給、支持しなければならず供給
のための自動機が複雑になる。またインサートモールド
により可動ばねと接極子とを一体化した後に、接極子の
端部に予め用意しておく非磁化板を溶接しているため、
小さい部品である非磁化板の取りつけという面倒な工程
が必要であり、自動化を行う場合にその装置がやはり複
雑で高価なものとなる。
【0008】本発明は、このような課題を解決して、電
磁継電器の製造工程の簡略化を実現することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、コイルが巻回する継鉄と、継鉄に接続され
る永久磁石とからなる磁気回路を有する電磁石、該電磁
石の作用により回動する接極子と、先端に可動接点を有
し接極子と絶縁体で一体化され接極子と共に回動する可
動ばねとからなる接点ばね組、可動接点の対向部に位置
する固定接点を有する電磁継電器の製造方法において、
複数の可動ばねが連結部により連結されると共に該連結
部から突出するように非磁化板を一体に備えるようなフ
ープ部材を形成し、前記非磁化板に対して個片化された
接極子を固定することで前記フープ部材と該接極子とを
一体化して、その後前記可動ばねと接極子とを覆うよう
な絶縁体をインサートモールドにより形成し、その後前
記連結部の前記可動ばね及び非磁化板の境界部を切断す
ることで接点ばね組を形成することを特徴としている。
【0010】
【作用】上記本発明によれば、非磁化板を複数の可動ば
ねを連結するフープ部材に同時に形成しているため、非
磁化板を専用に形成する工程が不要で非磁化板を別部品
で用意する必要がなくなると共に、非磁化板と接極子と
を接合することで接極子は可動ばねとも一体化されるこ
とになるため、インサートモールドする時点で可動ばね
と接極子とが一体となっているため金型への供給を同時
に行うことができ、自動化も容易となる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しながら詳
細に説明する。図1は、本発明の第1の工程で形成する
フープ部材1であり、突出部2aを有する複数の可動ば
ね2と非磁化板3と強度を上げるための補強片4とが連
結部5により一体化されるようにプレス打抜きにより形
成される。尚、非磁化板3に対向して設けられる突出片
3aは後の工程で接極子を支持するためのものである。
【0012】また、図では1グループしか示されていな
いが、実際は複数グループが一体化した状態で形成され
る。次に図2は、本発明の第2工程で接極子6を接合し
た状態である。
【0013】接極子6は、予めプレス打抜きにより中央
部に突出部6aを備えるように形成されており、ロボッ
ト等により移送され、その端部を非磁化板3に溶接して
接合する。この時、接極子6の他端部は突出片3aに支
持される。
【0014】このように接極子6が一体に接合されたフ
ープ部材1を金型部に移送して、本発明の第3の工程に
より可動ばね2と接極子6とを絶縁体7で覆うようにイ
ンサートモールドして図3に示す状態とする。この絶縁
体7は、可動ばね2の突出部2aを露出するための台形
状の切欠き7aと、接極子6の突出部6aを露出するた
めの凹部7bを形成するようにインサートモールドされ
る。
【0015】その後、本発明の第4の工程で、可動ばね
2、非磁化板3、突出片3a、を連結部5から分離する
ために図3に示す破線部をダイシング等により切断す
る。そして、可動ばね2の両端部に金メッキ等により可
動接点2bを形成する。
【0016】以上のような第1〜4の工程により、可動
ばね2と接極子6とを絶縁体7により一体化された接点
ばね組8(図4参照)を完成させる。次に図4により継
電器全体の構成、即ち電磁石部材を有する筐体への接点
ばね組8の取付け状態、及び各部の作用等を説明する。
【0017】筐体9には電磁石部材10と複数の外部接
続端子11〜13が設けられており、この電磁石部10
は、コ字状の継鉄14と継鉄14の中央片に巻回されて
いるコイル15及び継鉄14の両端片を結ぶように固定
されている平板状の永久磁石16とで構成されている。
【0018】また、外部接続端子は電磁石部材10の長
手方向に対して、両端に固定接点11a、13aを備え
る端子11、13と、中央に可動ばね2の突出部2aが
嵌合する円弧溝12aを備えるコモン端子12とから成
っている。
【0019】この円弧溝12aに可動ばね2の突出部2
aを嵌合させることで、筐体9に対して接点ばね組8を
回動自在に設置する。この際、接極子6の突出部6aは
永久磁石16の表面に接すると共に、非磁化板3が継鉄
14の端部に対向するように設定されている。
【0020】尚、端子12の円弧溝12aの両側には絶
縁体7の台形状切欠き7aの側壁と合致するような方向
に突起12bが形成されており、ガイドとなっている。
このような電磁継電器において、コイル15を励磁して
磁束を変化させることでシーソー状に回動させて、接点
の切り換えを行う。
【0021】ここで、非磁化板3の作用を図5により説
明する。上述したように、本実施例の電磁継電器はコイ
ル15を励磁することで接点の切り換えを行っている
が、励磁していない状態と励磁状態とを表す模式図を図
5(b)(c)に示す。(b) が励磁していない通常状態であ
り、(c) が励磁状態である。尚、図5(a)(b)では可動ば
ねは省略している。
【0022】シーソーバランス型の継電器は、両側に接
点を有しているが、ここでは(b) を開放状態、(c) を感
動状態としている。図5(a) にこの継電器の動作特性を
示す。縦軸は力で、横軸はストロークを示している。1
7は接点ばね組8の負荷力特性、18は電磁石の接点ば
ね組に対する吸引力特性であり、上が開放側の特性、下
が感動側の特性である。(b) の状態からコイル15を励
磁して積極的にスイッチを切換える場合は問題ないが、
(c)の感動状態よりコイル15の励磁を解除して接点ば
ね組の負荷力により開放状態へもどす場合に吸引力特性
18が問題となる。
【0023】仮に、接極子6を全て普通の金属で形成し
ている場合は、感動状態時に接極子6が磁化されてしま
い、その吸引力は破線18aで示す特性となり、負荷力
より大きくなりコイル15の励磁を解除しても開放状態
に戻らなくなる。これに対して、接極子6に磁化されな
い材料で形成した非磁化板3を設けると、その吸引力は
非磁化板3の厚さ分、即ちストロークAだけシフトした
実線18bで示す特性となり負荷力17より十分小さ
く、コイル15の励磁を解除すると開放状態に戻ること
になる。
【0024】以上のことから、非磁化板3は必要不可欠
であり、本実施例の製造方法を用いると、容易に非磁化
板を有する継電器を作ることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、非磁化板を複数の可動
ばねを連結するフープ部材に同時に形成しているため、
非磁化板を専用に形成する工程が不要で非磁化板を別部
品として用意するする必要がなくなると共に、非磁化板
と接極子とを接合することで接極子は可動ばねとも一体
化されることになるため、インサートモールドする時点
で可動ばねと接極子とが一体となっているため金型への
供給を同時に行うことができ、安価な装置により自動化
も実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の工程で形成するフープ部材の斜
視図である。
【図2】本発明の第2工程後の接極子6を接合したフー
プ部材の斜視図である。
【図3】本発明の第3工程、第4工程を説明するための
インサートモールド後のフープ部材の斜視図である。
【図4】本発明により製造した接点ばね組の電磁石部材
への取付けを説明するための斜視図である。
【図5】非磁化板の作用を説明するための図である。
【図6】従来の製造方法を説明するためのフープ部材と
接極子の斜視図である。
【図7】従来の製造方法を説明するためのインサートモ
ールド後のフープ材及び非磁化板の斜視図である。
【符号の説明】
1・・・フープ部材 2・・・可動ばね 3・・・非磁化板 5・・・連結部 6・・・接極子 7・・・絶縁体 8・・・接点ばね組 10・・電磁石部材
フロントページの続き (72)発明者 安藤 郁弘 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 坪井 創 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−163721(JP,A) 特開 昭58−123627(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルが巻回する継鉄と、継鉄に接続され
    る永久磁石とからなる磁気回路を有する電磁石、該電磁
    石の作用により回動する接極子と、先端に可動接点を有
    し接極子と絶縁体で一体化され接極子と共に回動する可
    動ばねとからなる接点ばね組、可動接点の対向部に位置
    する固定接点を有する電磁継電器の製造方法において、
    複数の可動ばね(2) が連結部(5) により連結されると共
    に該連結部(5) から突出するように非磁化板(3) を一体
    に備えるようなフープ部材(1) を形成する工程、前記非
    磁化板(3)に対して個片化された接極子(6) を固定する
    ことで前記フープ部材(1) と該接極子(6) とを一体化す
    る工程、その後前記可動ばね(2) と接極子(6) とを覆う
    ような絶縁体(7) をインサートモールドにより形成する
    工程、その後前記連結部(5) の前記可動ばね(2) 及び非
    磁化板(3) の境界部を切断することで接点ばね組(8) を
    形成する工程を有することを特徴とする電磁継電器の製
    造方法。
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