JP2503185Y2 - シリンダヘッドガスケット - Google Patents
シリンダヘッドガスケットInfo
- Publication number
- JP2503185Y2 JP2503185Y2 JP12475690U JP12475690U JP2503185Y2 JP 2503185 Y2 JP2503185 Y2 JP 2503185Y2 JP 12475690 U JP12475690 U JP 12475690U JP 12475690 U JP12475690 U JP 12475690U JP 2503185 Y2 JP2503185 Y2 JP 2503185Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- head gasket
- rear end
- end plate
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シリンダヘッドガスケットに関するもので
ある。
ある。
[従来の技術] 一般に、OHC(Over Head Cam)エンジンの場合、カム
シャフトがシリンダヘッド側に設けられる構造上、第3
図に示されるように、シリンダブロック1にリアエンド
プレート2を介してフライホイールハウジング3が一体
に取り付けられると共に、前記シリンダブロック1の上
面とフライホイールハウジング3の上面とがシリンダヘ
ッド4によって覆われており、前記シリンダヘッド4下
面には、燃焼室の気密性保持並びにシリンダブロック1
とフライホイールハウジング3間からの油もれ防止のた
めに、第4図の如きシリンダヘッドガスケット5が介在
されている。
シャフトがシリンダヘッド側に設けられる構造上、第3
図に示されるように、シリンダブロック1にリアエンド
プレート2を介してフライホイールハウジング3が一体
に取り付けられると共に、前記シリンダブロック1の上
面とフライホイールハウジング3の上面とがシリンダヘ
ッド4によって覆われており、前記シリンダヘッド4下
面には、燃焼室の気密性保持並びにシリンダブロック1
とフライホイールハウジング3間からの油もれ防止のた
めに、第4図の如きシリンダヘッドガスケット5が介在
されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記シリンダブロック1及びフライホ
イールハウジング3の上面とリアエンドプレート2の上
面は、該リアエンドプレート2の機械加工精度上の問題
から第5図に示される如く一致せずに段差Aができてし
まうため、通常のシリンダヘッドガスケット5では油も
れを防ぐことはできず、又、シリンダヘッドガスケット
5下面にプリントシールを施したとしてもその厚さは最
大で約100μ程度であり、前記段差Aの寸法は約100μ以
上となるため、油のシールが完全であるとは言えなかっ
た。
イールハウジング3の上面とリアエンドプレート2の上
面は、該リアエンドプレート2の機械加工精度上の問題
から第5図に示される如く一致せずに段差Aができてし
まうため、通常のシリンダヘッドガスケット5では油も
れを防ぐことはできず、又、シリンダヘッドガスケット
5下面にプリントシールを施したとしてもその厚さは最
大で約100μ程度であり、前記段差Aの寸法は約100μ以
上となるため、油のシールが完全であるとは言えなかっ
た。
本考案は、斯かる実情に鑑みシリンダブロックとフラ
イホイールハウジング間のリアエンドプレート部分から
の油もれを確実に防止し得るシリンダヘッドガスケット
を提供しようとするものである。
イホイールハウジング間のリアエンドプレート部分から
の油もれを確実に防止し得るシリンダヘッドガスケット
を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、シリンダブロックの上面及び該シリンダブ
ロックにリアエンドプレートを介して一体に取り付けら
れたフライホイールハウジングの上面と、シリンダヘッ
ド下面との間に介在されるシリンダヘッドガスケットに
おいて、該シリンダヘッドガスケット外周縁部における
リアエンドプレート上面両端位置に孔を穿設し、該孔に
ラバーパッキン又は液状パッキンを充填したことを特徴
とするものである。
ロックにリアエンドプレートを介して一体に取り付けら
れたフライホイールハウジングの上面と、シリンダヘッ
ド下面との間に介在されるシリンダヘッドガスケットに
おいて、該シリンダヘッドガスケット外周縁部における
リアエンドプレート上面両端位置に孔を穿設し、該孔に
ラバーパッキン又は液状パッキンを充填したことを特徴
とするものである。
[作用] 従って、シリンダブロック及びフライホイールハウジ
ング上にシリンダヘッドをシリンダヘッドガスケットを
介して取り付けると、ラバーパッキン又は液状パッキン
がリアエンドプレートの段差部分に弾性変形して嵌まり
込む形となり、前記段差部分が前記ラバーパッキン又は
液状パッキンによって埋められる。
ング上にシリンダヘッドをシリンダヘッドガスケットを
介して取り付けると、ラバーパッキン又は液状パッキン
がリアエンドプレートの段差部分に弾性変形して嵌まり
込む形となり、前記段差部分が前記ラバーパッキン又は
液状パッキンによって埋められる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例であり、シリン
ダヘッドガスケット5外周縁部におけるリアエンドプレ
ート2上面両端位置に孔6を穿設し、該孔6にラバーパ
ッキン又は液状パッキン7を、シリンダヘッドガスケッ
ト5下面からの突出量Tが前記段差Aよりも僅かに大き
くなるよう充填する。
ダヘッドガスケット5外周縁部におけるリアエンドプレ
ート2上面両端位置に孔6を穿設し、該孔6にラバーパ
ッキン又は液状パッキン7を、シリンダヘッドガスケッ
ト5下面からの突出量Tが前記段差Aよりも僅かに大き
くなるよう充填する。
前述の如く構成したので、シリンダブロック1及びフ
ライホイールハウジング3上にシリンダヘッド4(第3
図参照)をシリンダヘッドガスケット5を介して取り付
けると、ラバーパッキン又は液状パッキン7が第2図の
如くリアエンドプレート2の段差部分に弾性変形して嵌
まり込む形となり、前記段差部分が前記ラバーパッキン
又は液状パッキン7によって埋められる。
ライホイールハウジング3上にシリンダヘッド4(第3
図参照)をシリンダヘッドガスケット5を介して取り付
けると、ラバーパッキン又は液状パッキン7が第2図の
如くリアエンドプレート2の段差部分に弾性変形して嵌
まり込む形となり、前記段差部分が前記ラバーパッキン
又は液状パッキン7によって埋められる。
これにより前記リアエンドプレート2部分からの油も
れが確実に防止される。
れが確実に防止される。
尚、本考案のシリンダヘッドガスケットは、上述の実
施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のシリンダヘッドガスケッ
トによれば、シリンダブロックとフライホイールハウジ
ング間のリアエンドプレート部分からの油もれを確実に
防止することができるという優れた効果を奏し得る。
トによれば、シリンダブロックとフライホイールハウジ
ング間のリアエンドプレート部分からの油もれを確実に
防止することができるという優れた効果を奏し得る。
第1図は本考案の一実施例の平面図(第3図のIV−IV矢
視相当図)、第2図は第1図のII−II断面図、第3図は
OHCエンジンの一例を示す側面図、第4図は第3図のIV
−IV矢視図であって従来のシリンダヘッドガスケットの
平面図、第5図は第4図のV−V断面図である。 1はシリンダブロック、2はリアエンドプレート、3は
フライホイールハウジング、4はシリンダヘッド、5は
シリンダヘッドガスケット、6は孔、7はラバーパッキ
ン又は液状パッキンを示す。
視相当図)、第2図は第1図のII−II断面図、第3図は
OHCエンジンの一例を示す側面図、第4図は第3図のIV
−IV矢視図であって従来のシリンダヘッドガスケットの
平面図、第5図は第4図のV−V断面図である。 1はシリンダブロック、2はリアエンドプレート、3は
フライホイールハウジング、4はシリンダヘッド、5は
シリンダヘッドガスケット、6は孔、7はラバーパッキ
ン又は液状パッキンを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 相沢 収 東京都千代田区神田佐久間町3丁目21番 地17 株式会社丸三パッキング製作所内 (56)参考文献 実開 平2−90343(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダブロックの上面及び該シリンダブ
ロックにリアエンドプレートを介して一体に取り付けら
れたフライホイールハウジングの上面と、シリンダヘッ
ド下面との間に介在されるシリンダヘッドガスケットに
おいて、該シリンダヘッドガスケット外周縁部における
リアエンドプレート上面両端位置に孔を穿設し、該孔に
ラバーパッキン又は液状パッキンを充填したことを特徴
とするシリンダヘッドガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12475690U JP2503185Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | シリンダヘッドガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12475690U JP2503185Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | シリンダヘッドガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0482345U JPH0482345U (ja) | 1992-07-17 |
JP2503185Y2 true JP2503185Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=31872390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12475690U Expired - Lifetime JP2503185Y2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | シリンダヘッドガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503185Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016115237C5 (de) | 2016-08-17 | 2023-11-16 | Thyssenkrupp Ag | Nockenwellenmodul, Dichtung und Verfahren zur Herstellung eines Nockenwellenmoduls |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4337758C2 (de) * | 1993-11-05 | 1997-04-17 | Payen Goetze Gmbh | Zylinderkopfdichtung |
DE19534962C2 (de) * | 1995-09-20 | 1997-12-11 | Reinz Dichtungs Gmbh | Zylinderkopfdichtung |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP12475690U patent/JP2503185Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016115237C5 (de) | 2016-08-17 | 2023-11-16 | Thyssenkrupp Ag | Nockenwellenmodul, Dichtung und Verfahren zur Herstellung eines Nockenwellenmoduls |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0482345U (ja) | 1992-07-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |