JP2502972Y2 - 吸湿器 - Google Patents

吸湿器

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JP2502972Y2
JP2502972Y2 JP1988137959U JP13795988U JP2502972Y2 JP 2502972 Y2 JP2502972 Y2 JP 2502972Y2 JP 1988137959 U JP1988137959 U JP 1988137959U JP 13795988 U JP13795988 U JP 13795988U JP 2502972 Y2 JP2502972 Y2 JP 2502972Y2
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俊彦 金子
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エステー化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等の潮
解性吸湿組成物の吸湿機能を利用した吸湿器に係り、更
に詳しくは、押し入れ、下駄箱、台所収納庫内等に設置
して、当該室内の湿気を除去するために使用する吸湿器
に関する。
〔従来の技術〕
従来公知のこの種吸湿器の基本的な構造は、容器主体
の上方部に係架した中容器に、潮解性吸湿剤を収容し、
吸湿剤が湿気を吸収して反応した潮解液を、内容器の底
部の通液孔から容器主体内の下方に設けた貯溜室に滴下
させて貯溜させるように構成すると共に、容器主体が転
倒した際に、貯溜室に溜まった潮解液が、容器外に流出
することを防止するために、容器主体の開口部に透湿性
フィルム(弗素樹脂等の微多孔被膜構造を応用し、空気
及び水蒸気等の気体分子は通すが、水又は塩化カルシウ
ム水溶液等の液体は通さない特殊フィルム)で被覆して
いた(実開昭61-93号、実開昭62-179019号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述した従来の吸湿器にあっては、容器主体の開口部
を、前記した透湿性フィルムで被覆する構成を採用する
ため、潮解液の容器外への流出を防止することは出来る
が、透湿性フィルムは空気の流通性が低いため、吸湿速
度が遅い欠点があった。
一方、電気式(ヒートポンプ)の除湿機が市販されて
いるが、この除湿機は、高価である反面、その構造上、
押し入れ等に設置するのには適さない。
本考案は、前述した潮解性吸湿剤を使用すると共に、
容器主体の開口部を、透湿性フィルムで被覆していた従
来の吸湿器における問題点を解消することを企図して開
発されたもので、その目的とするところは、前記透湿性
フィルムで、容器主体の開口部を被覆する構成を採用す
ることなしに、容器の転倒時においても、容器内に貯溜
した潮解液が容器外に流出することがなく、且つ、前記
した電気式除湿機には及ばないが、従来のこの種吸湿器
に比して、約10〜15倍の吸湿能力を発揮する吸湿器を提
供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案においては、上
面が開口した容器本体の内部に塩化カルシウム、塩化マ
グネシウム等の潮解性吸湿剤を収容配置するとともに、
内部下部を貯溜室に形成し、前記容器本体の上面開口部
に蓋体を配設して内部を密封可能とし、この蓋体の下面
に前記容器本体の内部に垂下する所定長の空気吸入筒を
配設するとともに、内部に正逆回転可能なファンを配設
し、前記蓋体のうちの前記空気吸入筒の上面に相当する
部位に通孔を、また、前記空気吸入筒の上縁の外側に相
当する部位に複数の円弧状の空気排出路をそれぞれ形成
し、前記ファンの回転方向に応じて前記通孔を通って容
器本体の中央部を下降するとともに、周縁部に拡がって
上昇して空気排出路に至って排出する空気流、または前
記空気排出路を通って容器本体の周縁部を下降するとと
もに、中心部に集まって上昇して前記通孔に至って排出
する空気流が形成され、この空気流が前記潮解性吸湿剤
と接触して吸湿される構成を有している。
そして、前記蓋体の下面には前記空気吸入筒の外側を
囲むとともに、所定の間隙をおいて垂下する空気排出筒
が設けられ、前記空気排出路は前記空気吸入筒と前記空
気排出筒との間に設けた構成を有している。
〔作用〕
本考案に係る吸湿器は、容器本体内に塩化カルシウム
等の潮解性吸湿剤を収容し、蓋体を被蓋した状態で、フ
ァンを回転させると、設置室内の湿気を含んだ空気は、
空気吸入筒から容器内に加圧吸気される。
そして、吸入された空気は、その内部の湿気が容器内
に収容した潮解性吸湿剤と反応して除去され、乾燥され
て空気排出路から排出される。
その結果、設置室内の空気は、乾燥状態に変化する。
一方、空気中の湿気と反応した潮解性吸湿剤の潮解液
は貯溜室に滴下して貯溜されう。
また、前記ファンの回転を逆回転するように電池に接
続することにより、湿気は空気排出路又は空気排出筒か
ら吸入され、乾燥した空気は空気吸入筒から排出され
る。
前記空気吸入筒の外側に空気排出筒を設けるととも
に、排出筒の下縁を容器主体の中心部付近まで延設する
構成を採用するときは、貯溜室に貯溜する潮解液が、前
記空気排出筒の下端に接する程度の水位まで溜まった場
合において、容器主体が第7図(A)〜(D)の体勢に
傾倒または逆転しても、貯溜液は容器主体内で、第8図
(a)〜(d)の状態に流動するので、外部へ流出する
ことはない。
ファンが停止した後の吸湿量はファンの回転時の約20
0分の1に減少する。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、1は口径の大きい開口
部2と肩部3を有する壺状の容器本体で、首部4の外周
には螺条5を刻設し、後述する蓋体9の螺条10と螺合す
るように成型してある。
そして、第1図の実施例においては、容器本体1の底
部21を、潮解性吸湿剤18の収容部としてあり、また、第
2図示の実施例の場合には、容器本体1に被蓋される蓋
体9の中央部に開設した通孔8の周側縁22に連結させて
垂設した網状収容器23に吸湿剤18を収容するように構成
し、容器本体1の底部21を潮解液6の貯溜室7としてあ
る。
9は容器本体1に被蓋する前記した蓋体で、中央部に
後記する空気吸入筒11を挿嵌する前記通孔8を有すると
共に蓋体9の周縁裏側には、格納室17を形成してある。
11は、空気吸入筒で、前記蓋体9の通孔8を貫通し、
被蓋時に容器本体1の下方に向けて突出するように固定
桟枠13を介して固設してあり、その周側を空気排出路12
として形成してある。
なお、上記空気排出路12は、第2図示の如く、蓋体9
の通孔8の周側縁22の下方に垂下し、空気吸入筒11と間
隙dを隔てて重なり合う空気排出筒12′を設けて構成し
てもよい。
上記した空気吸入筒11と空気排出筒12′の開口部下縁
を、容器本体1の中心付近まで延設することにより、潮
解液6が上記延設位置まで溜まった場合において、容器
本体1が、第7図(A)〜(D)の体勢に倒れても、容
器本体1内の潮解液6は、第8図(a)〜(d)の状態
に移動するので、例え、容器本体1が倒立状態になって
も、潮解液6は、容器開口部2から流出することはな
い。
空気吸入筒11内には、モーター14で回転するファン15
を配備し、強制的に外気を容器本体1内に送入するよう
にしてあり、その電源としての電池16または交流用の整
流器を、前記蓋体9の周縁部裏側に附設した格納室17に
収納し得るようにしてある。
また、使用時において、潮解液6が貯溜室7に過剰に
貯溜すことを阻止するために、空気吸入筒11の下端開口
部に、貯溜室7内の潮解液6の水面を検知する液面セン
サー19を設定してある(第2図参照)。
即ち、貯溜室7に貯溜する潮解液6の水位が上昇し
て、その液面が前記センサー19に接触するときは、回路
が作動してファン15が自動的に停止して、ブザー20が鳴
るように電気的に構成してある。
第5図は、容器本体1内に収容する塩化カルシウム等
の潮解性吸湿剤18の配置状態に関する他の実施例を示す
ものである。
そして、この実施例では、容器本体1を断面凵型(う
けばこ型)状に形成し、その開口上縁部1′に、中央部
に前記蓋体9の空気吸入筒11および空気排出筒12′が挿
通する挿通孔24を有する吸湿剤18の網状収容器23′の開
放周縁部25を掛架するように構成してある。
なお、潮解液6の一定量が貯溜室7内に貯溜した際に
は、蓋体9を容器本体1から取り外し、貯溜室7内に溜
まった潮解液6を捨てた後容器本体1の底部21もしくは
網状収容器23、23′に詰め替え用の吸湿剤を補填して、
再使用することが可能である。
また、本考案の適用に関しては、実用新案登録請求の
範囲に記載の構成条件を充足する限りは、容器本体1お
よび蓋体9の形態は、図示の実施例に限定されることな
く、任意の形状に設計し得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案は前記のように構成したことにより、容器本体
の上面開口部を閉塞する蓋体に、空気吸入路である通孔
と空気排出筒とを形成し、ファンによる強制的な吸入お
よび排出を同時に行わせて、容器本体内に収容配置した
潮解性吸湿剤を空気流と反応させる構成を採用したた
め、設置室内の吸湿を確実、かつ、効果的に行うことが
出来る。
しかも、ファンは空気吸入筒内に配設したのでこの空
気吸入筒内での流速が大きく、空気吸入筒を通って中央
部から下降したのちに容器本体の内部下部で外方に拡が
ったのちに上昇して複数の円弧状の空気排出路を通って
排出する空気流や、あるいは周縁部に位置する複数の円
弧状の空気排出路を通って下降して容器本体の内部下部
で内方に集まってのちに上昇して空気吸入筒から排出さ
れる空気流が大きくなり、これによって、容器本体の内
部全域に渡って大きな空気流が発生する。
したがって、この空気流が潮解性吸湿剤と接触するの
で吸湿効率が非常に高いものである。
また、空気吸入筒と空気排出筒とからなる二重筒体を
設けたものにあっては、容器主体が転倒しても、その通
孔や空気排出路を介して貯溜液が漏洩することが防止で
きるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による吸湿器の一実施例を示す縦断正面
図、第2図は他の実施例を示す縦断正面図、第3図及び
第4図は第1図並びに第2図に示す吸湿器の平面図、第
5図は更に他の実施例を示す縦断正面図、第6図は第5
図に示す吸湿器の平面図、第7図は容器本体の傾倒状態
を順序的に示す説明図、第8図は第7図示の傾倒体勢に
伴う潮解液の変動状態を示す説明図である。 1……容器本体 6……潮解液 7……貯溜室 9……蓋体 11……空気吸入筒 12……空気排出路 12′……空気排出筒 14……モーター 15……ファン 16……電池 17……格納室 18……潮解性吸湿剤 19……センサー 18……ブザー 23、23′……網状収容器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開口した容器本体(1)の内部に塩
    化カルシウム、塩化マグネシウム等の潮解性吸湿剤(1
    8)を収容配置するとともに、内部下部を貯溜室(7)
    に形成し、前記容器本体(1)の上面開口部に蓋体
    (9)を配設して内部を密封可能とし、この蓋体(9)
    の下面に前記容器本体(1)の内部に垂下する所定長の
    空気吸入筒(11)を配設するとともに、内部に正逆回転
    可能なファン(15)を配設し、前記蓋体(9)のうちの
    前記空気吸入筒(11)の上面に相当する部位に通孔
    (8)を、また、前記空気吸入筒(11)の上縁の外側に
    相当する部位に複数の円弧状の空気排出路(12)をそれ
    ぞれ形成し、前記ファン(15)の回転方向に応じて前記
    通孔(8)を通って容器本体(1)の中央部を下降する
    とともに、周縁部に拡がって上昇して空気排出路(12)
    に至って排出する空気流、または前記空気排出路(12)
    を通って容器本体(1)の周縁部を下降するとともに、
    中心部に集まって上昇して前記通孔(8)に至って排出
    する空気流が形成され、この空気流が前記潮解性吸湿剤
    (18)と接触して吸湿されることを特徴とする吸湿器。
  2. 【請求項2】前記蓋体(9)の下面には前記空気吸入筒
    (11)の外側を囲むとともに、所定の間隙をおいて垂下
    する空気排出筒(12′)が設けられ、前記空気排出路
    (12)は前記空気吸入筒(11)と前記空気排出筒(1
    2′)との間に設けられている請求項1記載の吸湿器。
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JPH0261422U JPH0261422U (ja) 1990-05-08
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022154215A1 (ko) * 2021-01-14 2022-07-21 주식회사 엘지생활건강 제습제 용기

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JPS62103423U (ja) * 1985-12-18 1987-07-01
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WO2022154215A1 (ko) * 2021-01-14 2022-07-21 주식회사 엘지생활건강 제습제 용기

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