JP2502192Y2 - 浴用美容増進装置 - Google Patents
浴用美容増進装置Info
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- JP2502192Y2 JP2502192Y2 JP1990055059U JP5505990U JP2502192Y2 JP 2502192 Y2 JP2502192 Y2 JP 2502192Y2 JP 1990055059 U JP1990055059 U JP 1990055059U JP 5505990 U JP5505990 U JP 5505990U JP 2502192 Y2 JP2502192 Y2 JP 2502192Y2
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Description
この考案は、浴槽の湯水を利用して健康を維持し、美
容の増進に用いられる浴用美容増進装置に関する。
容の増進に用いられる浴用美容増進装置に関する。
従来、入浴が身体の健康ないし美容に及ぼす影響は図
り知れないものがあるが、それに加え、湯水の流れや湯
水中に発生させた気泡が、身体にマッサージ効果を与
え、静水状態の入浴に比較し、より健康に寄与し、美容
を増進させるものであることが知られている。 このような水流や気泡を生じさせる装置には、実開昭
63−175755号「風呂追い焚き装置」や特開昭63−216568
号「水力按摩可能な浴槽装置」等がある。
り知れないものがあるが、それに加え、湯水の流れや湯
水中に発生させた気泡が、身体にマッサージ効果を与
え、静水状態の入浴に比較し、より健康に寄与し、美容
を増進させるものであることが知られている。 このような水流や気泡を生じさせる装置には、実開昭
63−175755号「風呂追い焚き装置」や特開昭63−216568
号「水力按摩可能な浴槽装置」等がある。
ところで、従来の水流や気泡の発生装置は、浴槽と一
体的に取り付けられたものであり、入浴者が身体の所望
の箇所に水流や気泡を容易に当てることができないか、
仮にその操作が可能でも相当面倒である等の不都合があ
った。 そこで、この考案は、浴槽に隣接して設置して浴槽内
の湯水を用いて浴槽内に所望の強さの水流又は気泡流を
生じさせることができ、取扱いが簡易な浴用美容増進装
置を提供することを目的とする。
体的に取り付けられたものであり、入浴者が身体の所望
の箇所に水流や気泡を容易に当てることができないか、
仮にその操作が可能でも相当面倒である等の不都合があ
った。 そこで、この考案は、浴槽に隣接して設置して浴槽内
の湯水を用いて浴槽内に所望の強さの水流又は気泡流を
生じさせることができ、取扱いが簡易な浴用美容増進装
置を提供することを目的とする。
この考案の浴用美容増進装置は、第１図ないし第６図
に例示するように、浴槽（２）に隣接して設置された装
置本体（45）と、この装置本体に設けられた吸水部（40
2）に一端が着脱可能に取り付けられ、他端側が前記浴
槽内に浸漬される吸水パイプ（404）と、前記装置本体
に設けられた吐出部（406）に一端が着脱可能に取り付
けられ、他端側が前記浴槽内に臨ませられる吐出パイプ
（408）と、前記装置本体に内蔵されて前記吸水部と前
記吐出部との間の循環路に接続され、前記吸水パイプを
通して前記浴槽内の湯水（６）を吸い込み、前記吐出パ
イプを通して前記浴槽内に前記湯水を圧送させるポンプ
（452）と、前記循環路に設けられて水流を制御する水
流制御弁（456）と、前記吐出パイプのノズル側に設け
られて、前記ポンプによって圧送される水流によって負
圧を生じる負圧室（422）と、この負圧室に一端が取り
付けられ、他端が前記装置本体の空気供給部（426）に
着脱可能に一端が取り付けられて前記負圧室に生じる前
記負圧によって空気を導く空気パイプ（428）と、前記
装置本体に内蔵されて前記空気供給部と空気取込み口と
の間の空気通路に設置され、前記空気パイプ側に導かれ
る空気量を加減する空気調整弁（430）と、前記ポンプ
の圧送力、前記水量制御弁又は前記空気調整弁を加減す
ることにより、水流の強弱、水流によって発生する気泡
の発生状態を制御する制御部（44）とを備えたことを特
徴とする。
に例示するように、浴槽（２）に隣接して設置された装
置本体（45）と、この装置本体に設けられた吸水部（40
2）に一端が着脱可能に取り付けられ、他端側が前記浴
槽内に浸漬される吸水パイプ（404）と、前記装置本体
に設けられた吐出部（406）に一端が着脱可能に取り付
けられ、他端側が前記浴槽内に臨ませられる吐出パイプ
（408）と、前記装置本体に内蔵されて前記吸水部と前
記吐出部との間の循環路に接続され、前記吸水パイプを
通して前記浴槽内の湯水（６）を吸い込み、前記吐出パ
イプを通して前記浴槽内に前記湯水を圧送させるポンプ
（452）と、前記循環路に設けられて水流を制御する水
流制御弁（456）と、前記吐出パイプのノズル側に設け
られて、前記ポンプによって圧送される水流によって負
圧を生じる負圧室（422）と、この負圧室に一端が取り
付けられ、他端が前記装置本体の空気供給部（426）に
着脱可能に一端が取り付けられて前記負圧室に生じる前
記負圧によって空気を導く空気パイプ（428）と、前記
装置本体に内蔵されて前記空気供給部と空気取込み口と
の間の空気通路に設置され、前記空気パイプ側に導かれ
る空気量を加減する空気調整弁（430）と、前記ポンプ
の圧送力、前記水量制御弁又は前記空気調整弁を加減す
ることにより、水流の強弱、水流によって発生する気泡
の発生状態を制御する制御部（44）とを備えたことを特
徴とする。
この考案の浴用美容増進装置では、浴槽に併置された
水流発生手段を以て、浴槽中の湯水を吸水パイプを通じ
て吸い出し、再びその湯水が浴槽上から湯水中に投入さ
れた吐出パイプを通して浴槽の湯水中に圧送される。し
たがって、浴槽内の湯水には水流が生じ、吐出パイプの
操作により、入浴者が身体の所望の部位に水流を作用さ
せることができる。 また、この考案の浴用美容増進装置では、水流発生手
段に併設された気泡発生手段では、圧送される湯水と空
気が吐出パイプに併設された空気パイプを通じて浴槽内
に送り込まれる。したがって、浴槽内の湯水には、気泡
が生じ、吐出パイプの操作により、入浴者が身体の所望
の部位に気泡を作用させることができる。 また、この考案の浴用美容増進装置では、浴槽中の湯
水の吸い上げ、湯水の浴槽内への圧送を行う装置本体に
対し、その吸入部に着脱可能に吸水パイプが取り付けら
れて浴槽の湯水中に投入されているとともに、その吐出
部には着脱可能に吐出パイプが取り付けられて浴槽の湯
水中に投入されている。したがって、装置本体に吸水パ
イプ及び吐出パイプが簡易にしかも必要に応じて着脱で
き、例えば、浴槽の蓋の開閉を妨げる等の不都合がない
ので浴室内の狭小化の防止に寄与する。 また、この考案の浴用美容増進装置では、水流発生手
段及び気泡発生手段に接続された制御部を以て湯水の圧
送量、又は空気の圧送量の制御を行うことができ、水流
及び気泡の強弱を調整して入浴者の希望に合わせること
ができる。 そして、この考案の浴用美容増進装置では、湯水の水
圧によって負圧を発生させる負圧発生部に、空気パイプ
を通じて外気から取り込まれた空気を作用させるように
ノズルを構成したことにより、湯水の圧送が有効に利用
され、その圧送に応じた気泡が得られ、適当なマッサー
ジ効果が期待できる。
水流発生手段を以て、浴槽中の湯水を吸水パイプを通じ
て吸い出し、再びその湯水が浴槽上から湯水中に投入さ
れた吐出パイプを通して浴槽の湯水中に圧送される。し
たがって、浴槽内の湯水には水流が生じ、吐出パイプの
操作により、入浴者が身体の所望の部位に水流を作用さ
せることができる。 また、この考案の浴用美容増進装置では、水流発生手
段に併設された気泡発生手段では、圧送される湯水と空
気が吐出パイプに併設された空気パイプを通じて浴槽内
に送り込まれる。したがって、浴槽内の湯水には、気泡
が生じ、吐出パイプの操作により、入浴者が身体の所望
の部位に気泡を作用させることができる。 また、この考案の浴用美容増進装置では、浴槽中の湯
水の吸い上げ、湯水の浴槽内への圧送を行う装置本体に
対し、その吸入部に着脱可能に吸水パイプが取り付けら
れて浴槽の湯水中に投入されているとともに、その吐出
部には着脱可能に吐出パイプが取り付けられて浴槽の湯
水中に投入されている。したがって、装置本体に吸水パ
イプ及び吐出パイプが簡易にしかも必要に応じて着脱で
き、例えば、浴槽の蓋の開閉を妨げる等の不都合がない
ので浴室内の狭小化の防止に寄与する。 また、この考案の浴用美容増進装置では、水流発生手
段及び気泡発生手段に接続された制御部を以て湯水の圧
送量、又は空気の圧送量の制御を行うことができ、水流
及び気泡の強弱を調整して入浴者の希望に合わせること
ができる。 そして、この考案の浴用美容増進装置では、湯水の水
圧によって負圧を発生させる負圧発生部に、空気パイプ
を通じて外気から取り込まれた空気を作用させるように
ノズルを構成したことにより、湯水の圧送が有効に利用
され、その圧送に応じた気泡が得られ、適当なマッサー
ジ効果が期待できる。
以下、この考案を図面に示した実施例を参照して詳細
に説明する。 第１図は、この考案の浴用美容増進装置の一実施例を
示し、浴室内の断面構造を表している。浴室には、その
堀込み部に浴槽２が設置されているとともに、浴槽２に
隣接して浴用美容増進装置４が併置されている。浴槽２
には、図示していない給湯装置を以て湯水６が供給され
る。 浴用美容増進装置４には、浴槽２中の湯水６を吸い上
げ、再びその湯水６を浴槽２内に圧送することにより湯
水６に水流61を生じさせる水流発生手段としての圧送循
環装置40とともに、この圧送循環装置40と一体に構成さ
れて、圧送循環装置40による湯水ｂの圧送を利用して浴
槽２の湯水６内に気泡62を発生させるための気泡発生手
段として気泡発生装置42が設置されている。これら圧送
循環装置40及び気泡発生装置42には、水流61を単独に発
生させてその強さを制御し、又は水流61及び気泡62の双
方を発生させてそれらの強さや発生量を個別的又は総合
的に制御するための制御部44が接続されている。圧送循
環装置40には、コード46を介して商用電源が接続されて
給電される。 圧送循環装置40には、その吸水部402に対して浴槽２
内の湯水６を吸い上げるための吸水パイプ404が着脱可
能に取り付けられているとともに、その吐出部406に対
して浴槽２内に湯水６を吐出させる吐出パイプ408が取
り付けられている。これら吸水パイプ404及び吐出パイ
プ408は、第２図に示すように、浴槽２の上部から浴槽
２内の湯水６中に投入されている。吐出パイプ408は、
吐出部406側に取り付けられた接続具410aと、吐出パイ
プ408側に取り付けられた接続具410bを以て着脱可能に
接続されている。吸水パイプ404及び吐出パイプ408に
は、柔軟なフレキシブルパイプが用いられ、吐出パイプ
408は、入浴者が身体の所望の箇所に水流61を当てるこ
とができる長さに設定する。また、吸水パイプ404の吸
込口には、湯水６中のゴミの吸込みを制御するためのス
トレーナ414が取り付けられ、また、吐出パイプ408の吐
出口には、吐出する湯水６を以て気泡発生装置42で気泡
62の発生を基礎となる負圧を生じさせる負圧発生部とし
て負圧室422が取り付けられているとともに、水流61を
生じさせるための湯水６を吐出させるノズル416が取り
付けられている。 さらに、この圧送循環装置40には、浴槽２の湯水６内
に気泡62を発生させるための気泡発生装置42の空気吸込
み口424が形成されるとともに、この空気吸込み口424か
ら吸い込んだ空気を負圧室422側に供給するための空気
供給部426が形成され、この空気供給部426には、浴槽２
側の吐出パイプ408に併設されて負圧室422に接続された
空気パイプ428が、第２図に示すように、空気供給部426
側に取り付けられた接続具429aと空気パイプ428側に取
り付けられた接続具429bを以て着脱可能に接続されてい
る。 そして、圧送循環装置40には、第３図に示すように、
装置本体45の内部には吸水及び圧送手段としてのポンプ
452が設置され、このポンプ452には、制御部44からポン
プ制御信号VOPが加えられ、その駆動が制御される。こ
のポンプ452の吸水口454と、装置本体45の壁面に取り付
けられた吸水部402との間には水流制御弁456が設置さ
れ、湯水６がその開度に応じてポンプ452に吸い込まれ
る。水流制御弁456には制御部44からの水流制御出力信
号VOWが加えられ、その水流制御出力信号VOWによって開
度が制御される。また、ポンプ452の吐出孔458には、吐
出部406が連結され、湯水６が吐出部406に圧送される。 また、装置本体45には、空気吸込み口424及び空気供
給部426が取り付けられ、両者の間には空気の取込み量
を加減して気泡62の発生量を調整する手段としての空気
調整弁430が設置されている。この空気調整弁430には、
制御部44から空気制御出力信号VOEが加えられ、その開
度が調整される。 そして、制御部44は、第４図に示すように、マイクロ
コンピュータ等の制御装置を以て構成され、湯水６に生
じさせるべき水流61の強さや気泡62の発生量が遠隔操作
されるように成っている。即ち、この制御部44には、中
央処理装置（CPU）440が設置され、このCPU440には、制
御プログラムや固定データを記憶する記憶手段として読
出し専用メモリ（ROM）441、演算途上のデータや取り込
んだ各種のデータを記憶する随時書込み読出しメモリ
（RAM）442が接続されている。また、このCPU440には、
浴槽２の水流61を検出する水流センサ47を通じて得られ
る水流信号VW、気泡62の検出によって気泡センサ48で得
られた気泡信号VBがノイズルフィルタ（FIL）443及びマ
ルチプレクサ（MPX）444を経てアナログ・ディジタル変
換器（ADC）445でディジタル信号に変換された後、ディ
ジタルデータとして加えられる。FIL443では不要なノイ
ズ成分が除去され、また、MPX444ではパラレルに発生し
た信号が選択的に取り出されてADC445に加えられる。 また、CPU440には入出力装置（I/O）446が接続されて
おり、入浴者が加えた制御入力Viやその他の制御信号VN
がCPU440に加えられる。CPU440で演算の結果得られたポ
ンプ制御信号VOP、水流制御出力信号VOW及び空気制御出
力信号VOEはI/O446から取り出され、第３図に示した装
置本体45の制御部分に加えられる。 以上のように構成したので、浴槽２内の湯水６をポン
プ452で吸い上げ、吐出パイプ408を通じて浴槽２内に圧
送して湯水６中に水流61を生じさせることができる。ま
た、その圧送で生じた負圧により、負圧室442に空気パ
イプ428を通じて空気を作用させて湯水６に気泡62を生
じさせることができる。 そこで、入浴者は、吐出パイプ408を掴んで、そのノ
ズル416の先端方向を操作することにより、身体の所望
の位置に水流61又はその水流61とともに気泡62を当てる
ことができる。また、ノズル416を湯水６内に放置して
もよく、その場合には湯水６内に水流61又はその水流61
とともに気泡62を生じさせることができる。 そして、この浴用美容増進装置４を用いない場合に
は、第２図に示すように、装置本体45の吐出部406に取
り付けられた接続具410aから吐出パイプ408側の接続具4
10bを、空気供給部426に取り付けられた接続具429aから
空気パイプ428側の接続具429bを同時に外すことによ
り、吐出パイプ408及び空気パイプ428を取り出すことが
できる。また、浴槽２の蓋を容易に閉じることができる
とともに、浴槽２内の自由区間を狭めることもない。 そして、この浴用美容増進装置４は、浴槽２とは独立
して設置されるものであり、簡易な装置であるので特別
な工事を要しない。 また、気泡62の発生を必要としない場合には、例え
ば、第５図に示すように、空気パイプ428とは独立して
吐出パイプ408のみとし、その場合には、負圧室422が不
要になるので、例えば、第６図に示すように、吐出パイ
プ408の吐出端に吐出側を細くしたノズル416を取り付け
ればよい。
に説明する。 第１図は、この考案の浴用美容増進装置の一実施例を
示し、浴室内の断面構造を表している。浴室には、その
堀込み部に浴槽２が設置されているとともに、浴槽２に
隣接して浴用美容増進装置４が併置されている。浴槽２
には、図示していない給湯装置を以て湯水６が供給され
る。 浴用美容増進装置４には、浴槽２中の湯水６を吸い上
げ、再びその湯水６を浴槽２内に圧送することにより湯
水６に水流61を生じさせる水流発生手段としての圧送循
環装置40とともに、この圧送循環装置40と一体に構成さ
れて、圧送循環装置40による湯水ｂの圧送を利用して浴
槽２の湯水６内に気泡62を発生させるための気泡発生手
段として気泡発生装置42が設置されている。これら圧送
循環装置40及び気泡発生装置42には、水流61を単独に発
生させてその強さを制御し、又は水流61及び気泡62の双
方を発生させてそれらの強さや発生量を個別的又は総合
的に制御するための制御部44が接続されている。圧送循
環装置40には、コード46を介して商用電源が接続されて
給電される。 圧送循環装置40には、その吸水部402に対して浴槽２
内の湯水６を吸い上げるための吸水パイプ404が着脱可
能に取り付けられているとともに、その吐出部406に対
して浴槽２内に湯水６を吐出させる吐出パイプ408が取
り付けられている。これら吸水パイプ404及び吐出パイ
プ408は、第２図に示すように、浴槽２の上部から浴槽
２内の湯水６中に投入されている。吐出パイプ408は、
吐出部406側に取り付けられた接続具410aと、吐出パイ
プ408側に取り付けられた接続具410bを以て着脱可能に
接続されている。吸水パイプ404及び吐出パイプ408に
は、柔軟なフレキシブルパイプが用いられ、吐出パイプ
408は、入浴者が身体の所望の箇所に水流61を当てるこ
とができる長さに設定する。また、吸水パイプ404の吸
込口には、湯水６中のゴミの吸込みを制御するためのス
トレーナ414が取り付けられ、また、吐出パイプ408の吐
出口には、吐出する湯水６を以て気泡発生装置42で気泡
62の発生を基礎となる負圧を生じさせる負圧発生部とし
て負圧室422が取り付けられているとともに、水流61を
生じさせるための湯水６を吐出させるノズル416が取り
付けられている。 さらに、この圧送循環装置40には、浴槽２の湯水６内
に気泡62を発生させるための気泡発生装置42の空気吸込
み口424が形成されるとともに、この空気吸込み口424か
ら吸い込んだ空気を負圧室422側に供給するための空気
供給部426が形成され、この空気供給部426には、浴槽２
側の吐出パイプ408に併設されて負圧室422に接続された
空気パイプ428が、第２図に示すように、空気供給部426
側に取り付けられた接続具429aと空気パイプ428側に取
り付けられた接続具429bを以て着脱可能に接続されてい
る。 そして、圧送循環装置40には、第３図に示すように、
装置本体45の内部には吸水及び圧送手段としてのポンプ
452が設置され、このポンプ452には、制御部44からポン
プ制御信号VOPが加えられ、その駆動が制御される。こ
のポンプ452の吸水口454と、装置本体45の壁面に取り付
けられた吸水部402との間には水流制御弁456が設置さ
れ、湯水６がその開度に応じてポンプ452に吸い込まれ
る。水流制御弁456には制御部44からの水流制御出力信
号VOWが加えられ、その水流制御出力信号VOWによって開
度が制御される。また、ポンプ452の吐出孔458には、吐
出部406が連結され、湯水６が吐出部406に圧送される。 また、装置本体45には、空気吸込み口424及び空気供
給部426が取り付けられ、両者の間には空気の取込み量
を加減して気泡62の発生量を調整する手段としての空気
調整弁430が設置されている。この空気調整弁430には、
制御部44から空気制御出力信号VOEが加えられ、その開
度が調整される。 そして、制御部44は、第４図に示すように、マイクロ
コンピュータ等の制御装置を以て構成され、湯水６に生
じさせるべき水流61の強さや気泡62の発生量が遠隔操作
されるように成っている。即ち、この制御部44には、中
央処理装置（CPU）440が設置され、このCPU440には、制
御プログラムや固定データを記憶する記憶手段として読
出し専用メモリ（ROM）441、演算途上のデータや取り込
んだ各種のデータを記憶する随時書込み読出しメモリ
（RAM）442が接続されている。また、このCPU440には、
浴槽２の水流61を検出する水流センサ47を通じて得られ
る水流信号VW、気泡62の検出によって気泡センサ48で得
られた気泡信号VBがノイズルフィルタ（FIL）443及びマ
ルチプレクサ（MPX）444を経てアナログ・ディジタル変
換器（ADC）445でディジタル信号に変換された後、ディ
ジタルデータとして加えられる。FIL443では不要なノイ
ズ成分が除去され、また、MPX444ではパラレルに発生し
た信号が選択的に取り出されてADC445に加えられる。 また、CPU440には入出力装置（I/O）446が接続されて
おり、入浴者が加えた制御入力Viやその他の制御信号VN
がCPU440に加えられる。CPU440で演算の結果得られたポ
ンプ制御信号VOP、水流制御出力信号VOW及び空気制御出
力信号VOEはI/O446から取り出され、第３図に示した装
置本体45の制御部分に加えられる。 以上のように構成したので、浴槽２内の湯水６をポン
プ452で吸い上げ、吐出パイプ408を通じて浴槽２内に圧
送して湯水６中に水流61を生じさせることができる。ま
た、その圧送で生じた負圧により、負圧室442に空気パ
イプ428を通じて空気を作用させて湯水６に気泡62を生
じさせることができる。 そこで、入浴者は、吐出パイプ408を掴んで、そのノ
ズル416の先端方向を操作することにより、身体の所望
の位置に水流61又はその水流61とともに気泡62を当てる
ことができる。また、ノズル416を湯水６内に放置して
もよく、その場合には湯水６内に水流61又はその水流61
とともに気泡62を生じさせることができる。 そして、この浴用美容増進装置４を用いない場合に
は、第２図に示すように、装置本体45の吐出部406に取
り付けられた接続具410aから吐出パイプ408側の接続具4
10bを、空気供給部426に取り付けられた接続具429aから
空気パイプ428側の接続具429bを同時に外すことによ
り、吐出パイプ408及び空気パイプ428を取り出すことが
できる。また、浴槽２の蓋を容易に閉じることができる
とともに、浴槽２内の自由区間を狭めることもない。 そして、この浴用美容増進装置４は、浴槽２とは独立
して設置されるものであり、簡易な装置であるので特別
な工事を要しない。 また、気泡62の発生を必要としない場合には、例え
ば、第５図に示すように、空気パイプ428とは独立して
吐出パイプ408のみとし、その場合には、負圧室422が不
要になるので、例えば、第６図に示すように、吐出パイ
プ408の吐出端に吐出側を細くしたノズル416を取り付け
ればよい。
以上説明したように、この考案によれば、次の効果が
得られる。 （ａ）浴室内の浴槽の近傍に簡易に設置でき、浴槽上か
ら湯水中に投入された吐出パイプを入浴者が操作するこ
とにより、その身体の任意の箇所に湯水の圧送を行うこ
とができ、所望の部位ないし全身のマッサージを吐出す
る水流により行うことができ、健康の維持に寄与すると
ともに、痩身マッサージによる美容を増進することがで
きる。 （ｂ）浴槽内で身体の任意の箇所に、吐出パイプを通じ
てその操作により気泡の圧送を行うことができ、入浴者
が希望する部位ないし全身のマッサージを気泡により行
うことができ、健康の維持に寄与するとともに、痩身マ
ッサージによる美容を増進することができる。 （ｃ）また、この考案は、浴槽内への湯水の圧送量、湯
水中の気泡の発生量を任意に制御でき、入浴者が希望す
る水流及び気泡を実現できる。 （ｄ）また、圧送循環手段に対して吸込パイプ及び吐出
パイプを着脱でき、その取扱いが簡易化するとともに、
浴室内の狭小化を防止できる。 （ｅ）そして、圧送循環手段を通じて圧送される湯水の
圧送で生じた負圧を以て気泡を発生させるので、マッサ
ージ効果を得るに必要な気泡を水流とともに得ることが
でき、美容の増進に寄与することができ、しかも、簡単
な構成であるため故障が少なく、安全である。
得られる。 （ａ）浴室内の浴槽の近傍に簡易に設置でき、浴槽上か
ら湯水中に投入された吐出パイプを入浴者が操作するこ
とにより、その身体の任意の箇所に湯水の圧送を行うこ
とができ、所望の部位ないし全身のマッサージを吐出す
る水流により行うことができ、健康の維持に寄与すると
ともに、痩身マッサージによる美容を増進することがで
きる。 （ｂ）浴槽内で身体の任意の箇所に、吐出パイプを通じ
てその操作により気泡の圧送を行うことができ、入浴者
が希望する部位ないし全身のマッサージを気泡により行
うことができ、健康の維持に寄与するとともに、痩身マ
ッサージによる美容を増進することができる。 （ｃ）また、この考案は、浴槽内への湯水の圧送量、湯
水中の気泡の発生量を任意に制御でき、入浴者が希望す
る水流及び気泡を実現できる。 （ｄ）また、圧送循環手段に対して吸込パイプ及び吐出
パイプを着脱でき、その取扱いが簡易化するとともに、
浴室内の狭小化を防止できる。 （ｅ）そして、圧送循環手段を通じて圧送される湯水の
圧送で生じた負圧を以て気泡を発生させるので、マッサ
ージ効果を得るに必要な気泡を水流とともに得ることが
でき、美容の増進に寄与することができ、しかも、簡単
な構成であるため故障が少なく、安全である。
【図面の簡単な説明】 第１図はこの考案の浴用美容増進装置の一実施例を示す
図、 第２図は第１図に示した浴用美容増進装置における吐出
パイプ等の着脱機構を示す図、 第３図は第１図に示した浴用美容増進装置における圧送
循環装置の具体的な構成例を示す図、 第４図は第１図に示した浴用美容増進装置における制御
部の具体的な構成例を示す図、 第５図は第１図に示した浴用美容増進装置における吐出
パイプの他の実施例を示す図、 第６図は第５図に示した吐出パイプにおけるノズル部の
拡大断面図である。 ２……浴槽 ６……湯水 44……制御部 45……装置本体 402……吸水部 404……吸水パイプ 406……吐出部 408……吐出パイプ 422……負圧室 426……空気供給部 428……空気パイプ 430……空気調整弁 452……ポンプ 456……水流制御弁
図、 第２図は第１図に示した浴用美容増進装置における吐出
パイプ等の着脱機構を示す図、 第３図は第１図に示した浴用美容増進装置における圧送
循環装置の具体的な構成例を示す図、 第４図は第１図に示した浴用美容増進装置における制御
部の具体的な構成例を示す図、 第５図は第１図に示した浴用美容増進装置における吐出
パイプの他の実施例を示す図、 第６図は第５図に示した吐出パイプにおけるノズル部の
拡大断面図である。 ２……浴槽 ６……湯水 44……制御部 45……装置本体 402……吸水部 404……吸水パイプ 406……吐出部 408……吐出パイプ 422……負圧室 426……空気供給部 428……空気パイプ 430……空気調整弁 452……ポンプ 456……水流制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平１−178028（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−126826（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−69949（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】浴槽に隣接して設置された装置本体と、 この装置本体に設けられた吸水部に一端が着脱可能に取
り付けられ、他端側が前記浴槽内に浸漬される吸水パイ
プと、 前記装置本体に設けられた吐出部に一端が着脱可能に取
り付けられ、他端側が前記浴槽内に臨ませられる吐出パ
イプと、 前記装置本体に内蔵されて前記吸水部と前記吐出部との
間の循環路に接続され、前記吸水パイプを通して前記浴
槽内の湯水を吸い込み、前記吐出パイプを通して前記浴
槽内に前記湯水を圧送させるポンプと、 前記循環路に設けられて水流を制御する水流制御弁と、 前記吐出パイプのノズル側に設けられて、前記ポンプに
よって圧送される水流によって負圧を生じる負圧室と、 この負圧室に一端が取り付けられ、他端が前記装置本体
の空気供給部に着脱可能に一端が取り付けられて前記負
圧室に生じる前記負圧によって空気を導く空気パイプ
と、 前記装置本体に内蔵されて前記空気供給部と空気取込み
口との間の空気通路に設置され、前記空気パイプ側に導
かれる空気量を加減する空気調整弁と、 前記ポンプの圧送力、前記水量制御弁又は前記空気調整
弁を加減することにより、水流の強弱、水流によって発
生する気泡の発生状態を制御する制御部と、 を備えたことを特徴とする浴用美容増進装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990055059U JP2502192Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 浴用美容増進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990055059U JP2502192Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 浴用美容増進装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0413121U JPH0413121U (ja) | 1992-02-03 |
| JP2502192Y2 true JP2502192Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31577677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990055059U Expired - Fee Related JP2502192Y2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 浴用美容増進装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2502192Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03254901A (ja) * | 1990-03-06 | 1991-11-13 | Marunaka Tekkosho:Kk | 木工用スライサー装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55126826U (ja) * | 1979-03-03 | 1980-09-08 | ||
| JPH01178028U (ja) * | 1988-06-04 | 1989-12-20 |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP1990055059U patent/JP2502192Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413121U (ja) | 1992-02-03 |
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