JP2502151Y2 - 梁構造およびその内部締結部材 - Google Patents

梁構造およびその内部締結部材

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JP2502151Y2
JP2502151Y2 JP1988065037U JP6503788U JP2502151Y2 JP 2502151 Y2 JP2502151 Y2 JP 2502151Y2 JP 1988065037 U JP1988065037 U JP 1988065037U JP 6503788 U JP6503788 U JP 6503788U JP 2502151 Y2 JP2502151 Y2 JP 2502151Y2
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成康 村田
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、梁構造に係り、特に、意匠性の向上および
組立作業の簡単化を図った梁構造およびその内部締結部
材に関する。
「従来の技術」 従来、外部に露出した梁本体を覆う場合、簡易なもの
であると、その各面に板材を貼付するなどして下地が見
えないように囲むものや、コンクリートによって形成し
たもの、あるいは意匠性の高いものとしてレンガやタイ
ル等によって周囲を装飾したものがあった。また、最近
では第8図に示すように、梁本体10に、その全長に亙っ
て長尺状の締結部材11を配設し、それらに沿ってパネル
板12を取り付けるものも開発されている。該パネル板12
は、軽量気泡コンクリート等によって形成され、軽量で
しかも表面にレンガ模様やタイル模様等の装飾を施すこ
とができ、意匠性に富んだものである。また、梁に直接
ボルトを取り付け、このボルトに取り付けた固定部材を
介して、梁を囲むようにボードを取り付けたものであ
る。(実開平1−142710号公報参照)。しかしながら、
この種の構造では施工が非常に面倒になる欠点を伴う。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、板材によって囲むものは、軽い感じが
して意匠性に劣り、また、コンクリート製のものである
と重くなり構造材つまり梁本体の強度を高くしなければ
ならないという問題があった。また、レンガやタイルを
施工する場合であると、梁本体の周囲にその全長に亙っ
て貼付するための面を形成しなければならず、すなわち
梁本体として例えばH綱を用いた場合、上下部のフラン
ジは平面を形成するがその側部には空間があるので、側
部をセメント等によって埋めて、全長に瓦って平面を形
成する等手間がかかるとともに、重量も大きくなり、か
つコスト高となる問題があった。そして、パネル板12を
用いる場合であると、上記の問題がある程度軽減される
が、梁本体10に全長に瓦って締結部材11を施行せねばな
らず、該締結部材11が長尺であるので、梁本体10の高さ
まで吊り上げるのに、危険を伴うとともに、その取り付
けにも手間がかかる等の欠点が残っている。
本考案は前記事情に鑑みて提案されたもので、意匠性
が高く、さらに施工作業の簡単な梁構造およびその内部
締結部材を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案の梁構造においては、構造材を形成する梁本体
に、その長さ方向に間隔をおいて枠状の内部締結部材を
複数個設けるとともに、これら内部締結部材に沿って前
記梁本体の周囲を取り囲む梁装飾パネルを設けてなり、
前記内部締結部材は、梁本体の上部および下部に取り付
けられる上部片および下部片と、該上部片および下部片
の両側に締結された左右の側部片からなる枠状に形成さ
れ、その周囲に、梁装飾パネルの内面に沿う締結面を有
し、前記上部片は前記左右の側部片のそれぞれの略中央
に溶接等により固定され、前記下部片は、左右の側部片
の下端付近であって前記上部片との間で前記梁部材を挟
む位置に設けられた連結孔によりボルトによってそれぞ
れ連結され、前記左右の側部片の上端部は、板状部材に
より互いに連結されるとともに、左右の側部片の下端部
には前記装飾パネルの内面に沿う締結面の一部を形成す
るための下端部材が互いに間隔をおいて取り付けられて
いることを特徴とする。
また、本考案に係る梁構造における内部締結部材は、
梁本体の上部および下部に取り付けられる上部片および
下部片と、該上部片および下部片の両側に締結された左
右の側部片からなる枠状に形成され、その周囲に、梁装
飾パネルの内面に沿う締結面を有し、前記上部片は前記
左右の側部片のそれぞれの略中央に溶接等により固定さ
れ、前記下部片は、左右の側部片の下端付近であって前
記上部片との間で前記梁部材を挟む位置に設けられた連
結孔によりボルトによってそれぞれ連結され、前記左右
の側部片の上端部は、板状部材により互いに連結される
とともに、左右の側部片の下端部には前記装飾パネルの
内面に沿う締結面の一部を形成するための各下端部材が
互いに間隔をおいて取り付けされていることを特徴とす
る。
「作用」 本考案の梁構造によれば、その組み立ての際には、枠
状の内部締結部材を梁本体の長さ方向に間歇的に複数個
配設して行くので、長尺状のものに比べ内部締結部材の
取り扱いが容易となり、それら内部締結部材に亙って梁
装飾パネルを取り付けることができ、作業を簡単にする
ことができる。
そして、請求項2の内部締結部材であると、上部片と
下部片および側部片によって梁本体を枠状に取り囲むよ
うにして締結され、その周囲の締結面に沿って梁装飾パ
ネルを取り付けることができる。
「実施例」 本考案に係る梁構造の一実施例を第1図〜第6図に基
づいて説明する。
この実施例における梁構造は、構造材を形成する梁本
体1に、その周囲を取り囲むように上部片2a,下部片2b
および側部片2c,2cからなる枠状の内部締結部材2を設
け、該締結部材2に沿って前記梁本体1を取り囲む梁装
飾パネル3を締結した基本構成である。そして、前記内
部締結部材2は、側部片2c,2cの周囲に、梁装飾パネル
3の内面に沿う締結面2hを有しているものである。
すなわち、前記梁本体1は、例えばH鋼によって構成
され、第5図に示すように柱間に水平に連結されて上下
部のフランジ1a,1bが水平面を形成している。
また、梁装飾パネル3は、梁本体1を取り囲むよう
に、断面L字状の下部パネル3a,3aおよび板状の側部パ
ネル3b,3bの各部材に分割されてなり、それぞれ軽量気
泡コンクリート等のパネル部材から形成されている。こ
れら下部パネル3aおよび側部パネル3bには、内側表面に
臨むボルト孔4aおよび該ボルト孔4a内部に埋め込まれた
ナット等のめねじ部4bからなる締結部4がそれぞれ形成
されている。
そして、内部締結部材2は、上部片2a、下部片2bおよ
び側部片2c、2cのそれぞれが断面L字状の山型鋼からな
り、側部片2c,2cが平行に配設されて、その間に上部片2
aが溶接等によって締結されているとともに、下部片2b
が、側部片2c,2cの下端付近に設けられた連結孔2dにボ
ルトによって連結されるようになっている。また、側部
片2c,2cの上端部は、板状部材2eによって連結されてい
るとともに、下端部には、梁装飾パネル3の底部を固定
するための下端部材2g,2gが互いに間隔(梁本体1を通
過させ得る間隔)をおいて取り付けられており、側部片
2c,2cの側面および下端部材2g,2gの下面が前記梁装飾パ
ネル3の内面に沿う締結面2hを形成している。そして、
これら締結面2hに前記梁装飾パネル3の連結部4と連結
されるボルト孔2iがそれぞれ形成されてなるものであ
る。
このような構成において、その組み立てを行う場合
は、内部締結部材2を梁本体1に、その長さ方向に一定
の間隔を明けて配設し、この場合、各内部締結部材2
は、その上部片2aを梁本体1の上部のフランジ1aに沿う
ように配設するとともに下部片2bを下部フランジ1bに沿
わせて、上部片2aと下部片2bとで挾み込むようにして下
部片2bの取り付け位置を決めて一時固定状態とする。そ
して、梁本体1に一定の間隔をおいて配設された内部締
結部材2、2に亙って下部パネル3aおよび側部パネル3b
を取り付け、梁本体1をU字状に囲んだ状態とする。な
お、上部には、野地板5、防水シート6を取り付けて内
部への水の侵入を防止するようにしており、この場合、
防水シート6の両端部は第2図に示すようにプルーフア
ングル(ステンレスビス止め)7によって梁装飾パネル
3の上部に取り付けられている。
そして、梁装飾パネル3の表面に第6図および第7図
に示すようにレンガ模様等が施こされることにより、、
重厚な外観を醸し出すことができる。また、梁装飾パネ
ル3が軽量気泡コンクリート等の軽量なパネル部材であ
るとともに、内部締結部材2を介して梁本体1と梁装飾
パネル3を締結するので、内部が空洞となって軽量な梁
構造を形成することができる。さらに、内部締結部材2
が一定の間隔をおいて配設され、その周囲の締結面2hに
沿って梁装飾パネル3を連結するので、簡単にしかも面
一に梁本体1に締結することができ、組み立て作業が簡
単であるとともに、施工性に優れたものである。また、
内部締結部材2の間隔を適宜変えるだけで梁本体1の長
さに応じた配置を得ることができ、規格化の点で有利で
ある。
なお、上記実施例においては、梁装飾パネル3の表面
にレンガ模様が形成されていたが、石の目模様やタイル
模様等の各種の装飾模様または色彩を施すことができ
る。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、枠状の内部締
結部材を梁本体に、その長さ方向に沿って複数個設け、
それらに亙って梁装飾パネルを設けるので、組み立てが
簡単であるとともに、内部締結部材が間歇的に配置され
るので、梁本体の長さに左右されることがなく、規格化
を図る点で有利である等の効果を奏する。
また、梁本体を上部片、下部片および側部片によって
枠状に取り囲んで締結し、その周囲の締結面に梁装飾パ
ネルを面一に締結することができ、施行性の高いかつ組
立作業の簡単な梁構造を得ることができる。また、内部
締結部材の上部片と下部片によって梁部材を上下から挟
んだ状態で仮固定でき、梁部材にボルト挿通孔をあける
等の特別な加工を加えることなく、内部締結部材を梁部
材に固定できる。
また、側部片の上端部は、板状部材によって互いに連
結されているから内部締結部材の全体の剛性を高めるこ
とができ、装飾パネルを支持するのに充分な強度を確保
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る梁構造の一実施例を示す断面
図、第2図は第1図におけるA部の拡大図、第3図はこ
の考案に係る内部締結部材の一実施例を示す斜視図、第
4図(イ)〜(ニ)はそれぞれ内部締結部材3を示す正
面図、側面図、上部平面図、下部平面図、第5図(イ)
は梁装飾パネル3を装着する前の梁本体1の外観図、第
5図(ロ)は梁装飾パネル3を取り付けた場合の梁の外
観図、第6図および第7図は柱および壁を含んだ外観例
を示す斜視図、第8図は従来の梁構造の一例を示す斜視
図である。 1……梁、2……内部締結部材、2a……上部片、2b……
下部片、2c……側部片、2d……ボルト孔(連結孔)、2e
……上板、2g……下端部材、2h……締結面、3……梁装
飾パネル、3a……下部パネル、3b……側部パネル、4…
…連結部、5……野地板、6……防水シート、7……プ
ルーフアングル。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造材を形成する梁本体に、その長さ方向
    に間隔をおいて枠状の内部締結部材を複数個設けるとと
    もに、これら内部締結部材に沿って前記梁本体の周囲を
    取り囲む梁装飾パネルを設けてなり、 前記内部締結部材は、梁本体の上部および下部に取り付
    けられる上部片および下部片と、該上部片および下部片
    の両側に締結された左右の側部片からなる枠状に形成さ
    れ、その周囲に、梁装飾パネルの内面に沿う締結面を有
    し、 前記上部片は前記左右の側部片のそれぞれの略中央に溶
    接により固定され、 前記下部片は、左右の側部片の下端付近であって前記上
    部片との間で前記梁部材を挟む位置に設けられた連結孔
    によりボルトによってそれぞれ連結され、 前記左右の側部片の上端部は、板状部材により互いに連
    結されるとともに、左右の側部片の下端部には前記梁装
    飾パネルの内面に沿う締結面の一部を形成するための各
    下端部材が互いに間隔をおいて取り付けられている ことを特徴とする梁構造。
  2. 【請求項2】梁本体の上部および下部に取り付けられる
    上部片および下部片と、該上部片および下部片の両側に
    締結された左右の側部片からなる枠状に形成され、その
    周囲に、梁装飾パネルの内面に沿う締結面を有し、 前記上部片は前記左右の側部片のそれぞれの略中央に溶
    接等により固定され、 前記下部片は、左右の側部片の下端付近であって前記上
    部片との間で前記梁部材を挟む位置に設けられた連結孔
    によりボルトによってそれぞれ連結され、 前記左右の側部片の上端部は、板状部材により互いに連
    結されるとともに、左右の側部片の下端部には前記装飾
    パネルの内面に沿う締結面の一部を形成するための各下
    端部材が互いに間隔をおいて取り付けられている ことを特徴とする梁構造における内部締結部材。
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JPS58181854U (ja) * 1982-05-31 1983-12-05 旭化成株式会社 露出梁の被覆構造
JPH0628586Y2 (ja) * 1986-01-13 1994-08-03 ナショナル住宅産業株式会社 柱の化粧装置

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