JP2501592Y2 - 粉体輸送装置 - Google Patents
粉体輸送装置Info
- Publication number
- JP2501592Y2 JP2501592Y2 JP3760290U JP3760290U JP2501592Y2 JP 2501592 Y2 JP2501592 Y2 JP 2501592Y2 JP 3760290 U JP3760290 U JP 3760290U JP 3760290 U JP3760290 U JP 3760290U JP 2501592 Y2 JP2501592 Y2 JP 2501592Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- powder
- transportation
- powder air
- air transport
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- Pusher Or Impeller Conveyors (AREA)
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、例えば鉄鉱石、焼結鉱、金属粉等を所要の
部所に輸送するための装置に関するものである。
部所に輸送するための装置に関するものである。
（従来の技術） 密閉方式の粉体輸送方法としては圧縮された空気圧を
利用したいわゆる空気輸送装置と、フライトコンベア、
チューブラコンベア、或いはスクリューコンベア等を使
用した機械的輸送装置がある。
利用したいわゆる空気輸送装置と、フライトコンベア、
チューブラコンベア、或いはスクリューコンベア等を使
用した機械的輸送装置がある。
（考案が解決しようとする課題） ところで、従来の空気輸送装置では、10〜20m/分の流
速を維持しないと安定した輸送ができず、したがって鉄
鉱石等のように摩耗性の高い粉体を圧送すると輸送管内
の摩耗損傷が著しく、長期にわたる安定した稼働が達成
されない。また粉度分布にばらつきがあると詰まり現象
が発生し易く、事前に粒度をそろえるための破砕処理を
必要としコスト高を招く。更に安定した圧送を確保する
ためには高度の制御機器を備えねばならず、例えば圧力
コントロールによって切出し量の調節を行う等種々の調
節装置を必要とするため一系統あたりの設備費が高くな
る。
速を維持しないと安定した輸送ができず、したがって鉄
鉱石等のように摩耗性の高い粉体を圧送すると輸送管内
の摩耗損傷が著しく、長期にわたる安定した稼働が達成
されない。また粉度分布にばらつきがあると詰まり現象
が発生し易く、事前に粒度をそろえるための破砕処理を
必要としコスト高を招く。更に安定した圧送を確保する
ためには高度の制御機器を備えねばならず、例えば圧力
コントロールによって切出し量の調節を行う等種々の調
節装置を必要とするため一系統あたりの設備費が高くな
る。
一方、機械的輸送装置は、例えば第４図に示すチュー
ブラコンベアに見られる如く、チェーンＡに取付けた大
径の掻き板Ｂによって輸送物を強引に搬送するもので、
管内壁や輸送物との擦り摩耗が大きく、加えて構造が大
型となり、広い設置スペースを必要とする等の問題点が
あった。
ブラコンベアに見られる如く、チェーンＡに取付けた大
径の掻き板Ｂによって輸送物を強引に搬送するもので、
管内壁や輸送物との擦り摩耗が大きく、加えて構造が大
型となり、広い設置スペースを必要とする等の問題点が
あった。
本考案は、かかる問題を解決するためになされたもの
で、空気式輸送方法に特にチューブラコンベアを用いた
機械式輸送方法を改良したものを併用し、低速で安定し
た粉体輸送を達成すると共に、管内壁や輸送物との擦り
摩耗を可及的少なくし得る粉体輸送装置を提供すること
を目的としている。
で、空気式輸送方法に特にチューブラコンベアを用いた
機械式輸送方法を改良したものを併用し、低速で安定し
た粉体輸送を達成すると共に、管内壁や輸送物との擦り
摩耗を可及的少なくし得る粉体輸送装置を提供すること
を目的としている。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本考案に係る粉体輸送装
置は、基端部にブロータンクを、また他端部に送出管を
接続した粉体空気輸送管と、前記送出管接続部の粉体空
気輸送管から粉体空気輸送管の基端部に導かれる帰還配
管を備えると共にこれら両管端を転向装置を介して連通
し、これら両管内に一定の間隔をもって取り付けた小片
を備えた移動搬送条体をエンドレスに張架しているので
ある。
置は、基端部にブロータンクを、また他端部に送出管を
接続した粉体空気輸送管と、前記送出管接続部の粉体空
気輸送管から粉体空気輸送管の基端部に導かれる帰還配
管を備えると共にこれら両管端を転向装置を介して連通
し、これら両管内に一定の間隔をもって取り付けた小片
を備えた移動搬送条体をエンドレスに張架しているので
ある。
（作用） 本考案は、基端部にブロータンクを、また他端部に送
出管を接続した粉体空気輸送管と、前記送出管接続部の
粉体空気輸送管から粉体空気輸送管の基端部に導かれる
帰還配管を備えると共にこれら両管端を転向装置を介し
て連通し、これら両管内に一定の間隔をもって取り付け
た小片を備えた移動搬送条体をエンドレスに張架した構
成としたため、ブロータンクから送出される粉体は、粉
体空気輸送管内を圧送されかつ同時に前記粉体空気輸送
管の中心部を圧送方向に移動する搬送条体に一定の間隔
をもって取り付けた小片によって搬送を助けられる。
出管を接続した粉体空気輸送管と、前記送出管接続部の
粉体空気輸送管から粉体空気輸送管の基端部に導かれる
帰還配管を備えると共にこれら両管端を転向装置を介し
て連通し、これら両管内に一定の間隔をもって取り付け
た小片を備えた移動搬送条体をエンドレスに張架した構
成としたため、ブロータンクから送出される粉体は、粉
体空気輸送管内を圧送されかつ同時に前記粉体空気輸送
管の中心部を圧送方向に移動する搬送条体に一定の間隔
をもって取り付けた小片によって搬送を助けられる。
（実施例） 以下本考案の一実施例を第１図〜第３図に基づいて説
明する。
明する。
１は粉体空気輸送管であり、その基端部にブロータン
ク２を、また他端部に送出管３を接続している。４は前
記粉体空気輸送管１に平行する帰還配管であり、前記両
管１、４はその両端を転向装置５、６を介して連通さ
れ、この転向装置５、６及び駆動手段によってこれら両
管１、４内を後述する移動搬送条体が移動するように成
されている。
ク２を、また他端部に送出管３を接続している。４は前
記粉体空気輸送管１に平行する帰還配管であり、前記両
管１、４はその両端を転向装置５、６を介して連通さ
れ、この転向装置５、６及び駆動手段によってこれら両
管１、４内を後述する移動搬送条体が移動するように成
されている。
つまり前記一方の転向装置５内には駆動用スプロケッ
ト７が、また他方の転向装置６内にはリターン用スプロ
ケット８が内装されており、両スプロケット７、８に移
動搬送条体９がエンドレスに張架されているのである。
ところで、この移動搬送条体９は、チェーン又はワイヤ
等の可撓条体から成り、第２図（ａ）（ｂ）に示す如
く、その全長にわたって粉体に搬送力を付与する小片10
を一定の間隔をもって取り付けている。また、前記移動
搬送条体９は常時所定の張力を保ち、粉体空気輸送管１
及び帰還配管４の中間部を縦通して移動するものであっ
て管内壁に接触しない。
ト７が、また他方の転向装置６内にはリターン用スプロ
ケット８が内装されており、両スプロケット７、８に移
動搬送条体９がエンドレスに張架されているのである。
ところで、この移動搬送条体９は、チェーン又はワイヤ
等の可撓条体から成り、第２図（ａ）（ｂ）に示す如
く、その全長にわたって粉体に搬送力を付与する小片10
を一定の間隔をもって取り付けている。また、前記移動
搬送条体９は常時所定の張力を保ち、粉体空気輸送管１
及び帰還配管４の中間部を縦通して移動するものであっ
て管内壁に接触しない。
14は第１図に示すＣとＤの２箇所、あるいはＥとＦの
２箇所に設けられる圧空遮断機構であり、粉体空気輸送
管１又は帰還配管４の中に、小片10と略同径の内径を有
するシール用パイプ15を、移動搬送条体９の搬送ライン
と同ライン上に配置されたものである。
２箇所に設けられる圧空遮断機構であり、粉体空気輸送
管１又は帰還配管４の中に、小片10と略同径の内径を有
するシール用パイプ15を、移動搬送条体９の搬送ライン
と同ライン上に配置されたものである。
なお図中11は均圧タンクであり、これと前記ブロータ
ンク２に対して圧力空気、加圧ガス等を供給する配管12
が配設されている。また13は粉体受込れホッパー、16は
ブースター配管である。
ンク２に対して圧力空気、加圧ガス等を供給する配管12
が配設されている。また13は粉体受込れホッパー、16は
ブースター配管である。
ところで第１図に示す実施例は、本考案の基本的な構
成を示したものであり、例えば複数場所を対象として所
要粉体を供給する装置とし実施する場合には、加圧装置
であるブロータンク２に、粉体空気輸送管１及び帰還配
管４を複数分岐接続し、各装置の送出管３をそれぞれの
場所に連通させればよい。また図に示されていないが粉
体空気輸送管１及び帰還配管４は任意な湾曲または曲折
構造として実施することが可能である。なお圧送媒体は
空気に限定されるものではない。
成を示したものであり、例えば複数場所を対象として所
要粉体を供給する装置とし実施する場合には、加圧装置
であるブロータンク２に、粉体空気輸送管１及び帰還配
管４を複数分岐接続し、各装置の送出管３をそれぞれの
場所に連通させればよい。また図に示されていないが粉
体空気輸送管１及び帰還配管４は任意な湾曲または曲折
構造として実施することが可能である。なお圧送媒体は
空気に限定されるものではない。
（考案の効果） 本考案は以上説明したように、粉体空気輸送管と帰還
配管を備え、両管端を転向装置で連通すると共に転向装
置内のスプロケット間に一定の間隔をもって小片を取付
けた移動搬送条体を張架したものであって、空気圧によ
る圧送に加えて管内中心部を移動する小片の機械的な搬
送作用が働くので、粉体の密度（濃度）、輸送速度、更
には粒度のばらつきに全く関係なく、従来不可能とされ
ていた諸条件を克服した輸送が達成される。また超低速
での輸送が可能となるため摩耗損傷の危惧が少なく、圧
送空気量（圧力）も少なくて良い。更に多数の輸送供給
先があっても搬送量のコントロールが装置独自でできる
等多大の効果がある。
配管を備え、両管端を転向装置で連通すると共に転向装
置内のスプロケット間に一定の間隔をもって小片を取付
けた移動搬送条体を張架したものであって、空気圧によ
る圧送に加えて管内中心部を移動する小片の機械的な搬
送作用が働くので、粉体の密度（濃度）、輸送速度、更
には粒度のばらつきに全く関係なく、従来不可能とされ
ていた諸条件を克服した輸送が達成される。また超低速
での輸送が可能となるため摩耗損傷の危惧が少なく、圧
送空気量（圧力）も少なくて良い。更に多数の輸送供給
先があっても搬送量のコントロールが装置独自でできる
等多大の効果がある。
第１図は本考案の一実施例を一部断面して示した正面
図、第２図（ａ）（ｂ）は移動搬送条件を例示した部分
図、第３図は管の圧空遮断機構の一例を示す断面図、第
４図は従来のチューブラコンベア方式の装置を示す部分
図である。 １は粉体空気輸送管、２はブロータンク、３は送出管、
４は帰還配管、５、６は転向装置、７、８はスプロケッ
ト、９は移動搬送条体。
図、第２図（ａ）（ｂ）は移動搬送条件を例示した部分
図、第３図は管の圧空遮断機構の一例を示す断面図、第
４図は従来のチューブラコンベア方式の装置を示す部分
図である。 １は粉体空気輸送管、２はブロータンク、３は送出管、
４は帰還配管、５、６は転向装置、７、８はスプロケッ
ト、９は移動搬送条体。
Claims (1)
- 【請求項１】基端部にブロータンクを、また他端部に送
出管を接続した粉体空気輸送管と、前記送出管接続部の
粉体空気輸送管から粉体空気輸送管の基端部に導かれる
帰還配管を備えると共にこれら両管端を転向装置を介し
て連通し、これら両管内に一定の間隔をもって取り付け
た小片を備えた移動搬送条体をエンドレスに張架したこ
とを特徴とする粉体輸送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3760290U JP2501592Y2 (ja) | 1990-04-07 | 1990-04-07 | 粉体輸送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3760290U JP2501592Y2 (ja) | 1990-04-07 | 1990-04-07 | 粉体輸送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03127635U JPH03127635U (ja) | 1991-12-24 |
| JP2501592Y2 true JP2501592Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31544867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3760290U Expired - Lifetime JP2501592Y2 (ja) | 1990-04-07 | 1990-04-07 | 粉体輸送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2501592Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-07 JP JP3760290U patent/JP2501592Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03127635U (ja) | 1991-12-24 |
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