JP2500536B2 - 軌道走行車の非常停止装置 - Google Patents

軌道走行車の非常停止装置

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JP2500536B2 JP5595491A JP5595491A JP2500536B2 JP 2500536 B2 JP2500536 B2 JP 2500536B2 JP 5595491 A JP5595491 A JP 5595491A JP 5595491 A JP5595491 A JP 5595491A JP 2500536 B2 JP2500536 B2 JP 2500536B2
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沢 賢 哉 三
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業台から操作できる
ブレーキ系統を2つにした軌道走行車の非常停止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】軌道走行車には、鉄道のレールの上を走
行し、上空に架設してある種々の工作物(例、架線)の
修理,点検をするためのものがある。軌道走行車には、
昇降する作業台が具えられており、その上に作業員が乗
って高所にある工作物の作業をする。
【0003】そのような軌道走行車として、通常の道路
を走行できると共に、レール上をも走行できるようにし
たものが既に提案されている(例えば実開昭54−143508
号公報)。
【0004】図2は、そのような軌道走行車の外観概要
図である。図2において、1は車両、1−1は前輪(タ
イヤ)、1−2は後輪(タイヤ)、2は作業台、3は操
作パネル、6は鉄車輪ブレーキペダル、12は昇降用油
圧シリンダ、13はエンジン、14はクラッチ、15は
支持部材、16は鉄車輪、17は鉄車輪ブレーキ、18
はレールである。
【0005】軌道走行車は、踏切等からレールに乗り入
れるが、その際、道路走行中は格納している鉄車輪16
を、車両前後のレールに嵌まるように下ろす。そして、
駆動輪であるタイヤの後輪1−2はレールに接触させた
ままとし、タイヤの前輪1−1は、車体前部を油圧によ
り押し上げることにより、レールから浮かせる。鉄車輪
16は、レール18に沿ってガイド的に走行するだけで
あり、前進,後退の駆動力は後輪1−2から供給され
る。
【0006】作業台2は、作業台支持フレーム11を押
し上げる昇降用油圧シリンダ12によって昇降させられ
る。その昇降の操作は、作業台2に乗り込んだ作業員
が、そこに設けられている操作パネル3のスイッチを操
作することにより行う。
【0007】作業台2には、鉄車輪ブレーキ17を作動
させるための鉄車輪ブレーキペダル6が設けられてい
る。これは、所望しないのに車両1が動き出した時に、
作業台2に居る作業員が、車両1を非常停止させること
が出来るようにするための装置である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の軌道走行車では、作業台2から作動させれるブ
レーキ系統は、鉄車輪16に作用する鉄車輪ブレーキ1
7の1系統だけであり、非常停止の信頼性に不安がある
という問題点があった。もし、そのブレーキが故障して
軌道走行車が暴走した場合、大量輸送の鉄道上だけに大
事故につながる可能性が大であり、非常停止の信頼性
は、道路上においてより一層強く求められる。
【0009】タイヤ車輪に施されているブレーキ機構
を、車両1の運転席からと同様に、作業台2からも作動
できるようにして2系統にすることも考えられるが、そ
れにはコストがかかり過ぎるという難点がある。
【0010】本発明は、以上のような問題点を解決する
ことを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の軌道走行車の非常停止装置では、昇降する
作業台から作動し得るブレーキ系統として、レールに嵌
められてガイド的に走行する鉄車輪を鉄車輪ブレーキペ
ダルにより制動する系統と、操作パネルに設けられた非
常停止スイッチによる信号により、エンジンを停止させ
ると共に車両内の電子制御される変速機とクラッチとを
制御して走行ギヤにてクラッチを接続し、レール表面に
載せられたタイヤ駆動輪を制動する系統との2つを具え
ることとした。
【0012】
【作 用】軌道走行車の作業台から作動できるブレー
キ系統を、鉄車輪を制動するものと、タイヤ駆動輪を制
動するものとの2つとする。タイヤ駆動輪の制動は、電
子制御の変速機およびクラッチを作業台から遠隔制御
し、ギヤを走行ギヤにしてクラッチをつなぐと共に、エ
ンジンを停止させることにより実現する。
【0013】そうすると、たとえ一方のブレーキ系統が
故障しても、他方の系統でブレーキがかけられるように
なり、作業台から行える軌道走行車の非常停止が、より
一層確実に行え、事故防止の安全性も向上する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。近年では、変速機操作およびクラッチ操作
が電子的に制御されている自動車が急速に増加している
が、本発明では軌道走行車に使う自動車が、そのような
電子制御自動変速機付車両であることを前提としてい
る。
【0015】図1は、本発明の軌道走行車の非常停止装
置のブロック構成図である。図1において、1は車両、
2は作業台、3は操作パネル、4は非常停止スイッチ、
5は作業台側コントロール・ユニット、6は鉄車輪ブレ
ーキペダル、7は補助コントロール・ユニット、8は主
コントロール・ユニット、9はエンジン停止リレー、1
0はクラッチ・アクチュエータである。
【0016】本発明では、作業台2から作動させること
が出来るブレーキ系統として、鉄車輪ブレーキペダル6
を踏んで鉄車輪ブレーキ17を作動させる従来の系統の
外に、タイヤ駆動輪である後輪1−2に制動をかける第
2のブレーキ系統を設けることを主眼としている。
【0017】作業台2の操作パネル3には、押せば非常
停止信号を発する非常停止スイッチ4が設けられる。車
両1側には、主コントロール・ユニット8からの信号に
より動作が制御されるエンジン停止リレー9が設けられ
る。エンジン停止リレー9は、エンジンへの燃料供給を
遮断するためのものである。車両1側には、クラッチ・
アクチュエータ10に制御信号を発する補助コントロー
ル・ユニット7が、設けられている。
【0018】鉄車輪ブレーキペダル6を踏んでも鉄車輪
ブレーキ17がかからない場合には、非常停止スイッチ
4を押す。すると、非常停止信号によりエンジン停止リ
レー9が作動させられ、駆動源たるエンジンが停止され
る。同時に、クラッチ・アクチュエータ10が作動させ
られ、クラッチが接続される。
【0019】その時のギヤが走行ギヤ(ニュートラル以
外)であれば、丁度エンジンブレーキと同じ原理で後輪
1−2にはブレーキがかかり、停止する(後輪1−2
は、停止しているエンジンのピストンを動かさない限り
回転できないから、車両1は停止する)。エンジン停止
リレー9は、作動して数秒経過すれば自動的に元の供給
状態に復帰し、次のエンジン始動にそなえる。
【0020】しかし、ギヤがニュートラル(N)であっ
た場合には、クラッチをつないでも後輪1−2は容易に
回転してしまうから、ブレーキはかからない。そこで、
クラッチ・アクチュエータ10を作動させるに際して
は、ギヤがニュートラルか否かを判定し、ニュートラル
なら走行ギヤにシフトしてからクラッチをつなぐ。
【0021】なお、エンジン停止リレー9およびクラッ
チ・アクチュエータ10への非常停止信号は、主コント
ロール・ユニット8から2手に分けるのではなく、作業
台側コントロール・ユニット5から主コントロール・ユ
ニット8へ送る段階で、エンジン停止リレー9専用の信
号とクラッチ・アクチュエータ10専用の信号とに分け
て送った方がよい。なぜなら、一方の信号経路に何らか
の故障が生じても、他方の信号経路が健在ならば、クラ
ッチの接かエンジン停止かの何れかは実現でき、車両1
の停止に寄与するからである。
【0022】図3に、以上のような非常停止動作を説明
するフローチャートを示す。以下の説明における項番
〜は、フローチャートのステップ〜に対応してい
る。 操作パネル3の非常停止スイッチ4が押され、
非常停止信号が来たかどうか判断する。 来ていなけ
れば、車両1の走行状況により発せられる信号により、
通常のクラッチ自動制御が行われる。 非常停止信号
が来ていれば、ギヤがニュートラルか否かが判定され
る。その判定は、ギヤに付設されているギヤポジション
スイッチ(図示せず)の、どれがオンしているかにより
行う。 ニュートラルでない、つまり第1速等の走行
ギヤに入っている場合には、クラッチ・アクチュエータ
10を作動させてクラッチを接にする。 ニュートラ
ルである場合には、図示しないシフター(Shifter)に指
令を送り、走行ギヤ(例えば、第1速)にシフトする。
走行ギヤに入ったか否かを判定する。キチンと入る
までには、或る程度の時間がかかるから、それを確認す
る。 まだ入っていない場合には、ステップと同
様、クラッチは通常の自動制御がなされる。
【0023】以上述べた例では、車両1の後輪が駆動輪
である場合であるが、前輪が駆動輪である場合には、当
然のことながら前輪に制動をかけることになる。
【0024】なお、作業台側コントロール・ユニット5
と車両側の主コントロール・ユニット8との通信は、電
気的に絶縁した状態で行う方が望ましいので、両者の間
は電線ではなく光ファイバーケーブルで接続する方がよ
い。その場合、双方のコントロール・ユニットには、電
気信号と光信号との間の変換をする構成が具えられる。
【0025】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、軌道
走行車の作業台から作動できるブレーキ系統を、鉄車輪
を制動するものと、レールに接触して駆動力を発生して
いるタイヤ駆動輪を制動するものとの2つとしたので、
たとえ一方のブレーキ系統が故障しても、他方の系統で
ブレーキがかけられるようになった。そのため、作業台
から行える軌道走行車の非常停止が、より一層確実に行
え、事故防止の安全性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軌道走行車の非常停止装置のブロック
構成図
【図2】軌道走行車の外観概要図
【図3】非常停止動作を説明するフローチャート
【符号の説明】
1 車両 1−1 前輪 1−2 後輪 2 作業台 3 操作パネル 4 非常停止スイッチ 5 作業台側コントロール・ユニット 8 主コントロール・ユニット 9 エンジン停止リレー 10 クラッチ・アクチュエータ 11 作業台支持フレーム 12 昇降用油圧シリンダ 13 エンジン 14 クラッチ 15 支持部材 16 鉄車輪 17 鉄車輪ブレーキ 18 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三 沢 賢 哉 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会 社 藤沢工場内 (72)発明者 井 桁 健 一 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会 社 藤沢工場内 (72)発明者 大久保 大 治 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会 社 藤沢工場内 (56)参考文献 実開 昭54−143508(JP,U) 実開 平1−139047(JP,U) 実開 昭60−180300(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降する作業台から作動し得るブレーキ
    系統として、レールに嵌められてガイド的に走行する鉄
    車輪を鉄車輪ブレーキペダルにより制動する系統と、操
    作パネルに設けられた非常停止スイッチによる信号によ
    り、エンジンを停止させると共に車両内の電子制御され
    る変速機とクラッチとを制御して走行ギヤにてクラッチ
    を接続し、レール表面に載せられたタイヤ駆動輪を制動
    する系統との2つを具えたことを特徴とする軌道走行車
    の非常停止装置。
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EP3489420A1 (en) * 2017-11-27 2019-05-29 Iseki & Co., Ltd. Work vehicle

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