JP2500403B2 - バネクリップ - Google Patents

バネクリップ

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JP2500403B2
JP2500403B2 JP3304985A JP30498591A JP2500403B2 JP 2500403 B2 JP2500403 B2 JP 2500403B2 JP 3304985 A JP3304985 A JP 3304985A JP 30498591 A JP30498591 A JP 30498591A JP 2500403 B2 JP2500403 B2 JP 2500403B2
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    • F16B2/00—Friction-grip releasable fastenings
    • F16B2/20—Clips, i.e. with gripping action effected solely by the inherent resistance to deformation of the material of the fastening
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42—BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42F—SHEETS TEMPORARILY ATTACHED TOGETHER; FILING APPLIANCES; FILE CARDS; INDEXING
    • B42F1/00—Sheets temporarily attached together without perforating; Means therefor
    • B42F1/02—Paper-clips or like fasteners
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    • Y10T24/44769—Opposed engaging faces on gripping member formed from single piece of resilient material

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Sheet Holders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、書類等を挟む為のバネ
クリップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】バネクリップに関しては、本発明者の考
案に係る実公平３−７１７７号公報に開示のものがあ
る。これを図１２に示し、以下に簡単に説明する。
【０００３】このバネクリップは、第１の保持部１と、
該第１の保持部１に対面する第２の保持部２と、両保持
部１，２の長辺の側方中央部を連結する側壁部３とを有
し；その第１の保持部１には側壁部３に平行なスリット
４が形成され、このスリット４の両側に引張帯状部分５
と押圧部６とを対向させ、スリット４の両端側を反転部
７，７としたものである。
【０００４】使用に当っては、第１の保持部１が二点鎖
線Ａの状態にある両保持部１，２間に書類等を位置さ
せ、ついで反転部７，７の両端付近を矢印方向にＣ，Ｄ
の力を加えて押すことで、反転部７，７を実線Ｂの状態
に反転して書類等を挟持させる。挟持を解放するには、
押圧部６のほぼ中央を矢印方向にＥの力を加えて押すこ
とによって、反転部７，７をＢの状態からＡの状態に反
転させる。
【０００５】
【発明が解決しようとする問題点】上記したバネクリッ
プは横長形状であるので、書類等がバネクリップによっ
て隠されるのを少なくする特長がある。しかし、この特
長を更に活かすべく押圧部６の幅を狭くすると、該部６
を押しての反転の際、Ｆ寸法が小さくなり、モーメント
（Ｅ×Ｆ）が小さくなるため、反転しにくくなるという
問題点があった。
【０００６】スリット４の幅を狭くして押圧部６の幅を
大きくとると、剛性が上がり反転しにくくなるだけでな
く；スリット４両端部分のエッジ状箇所に応力集中が起
り、反転時繰返される応力によって、該箇所にクラック
が入ったりする現象が見られた。
【０００７】また、引張帯状部分５の中央部にも他と同
程度の高さの波形部分８が形成されていて、押圧の際指
先が当り、押圧の妨げになった。
【０００８】更に、側壁部３の幅について、第１の保持
部１の側と第２の保持部２の側とが中程度において同じ
寸法に設定されているため、第１の保持部１はスムーズ
に反転せず；そのうえ、第２の保持部２の長手方向の剛
性が小さく、十分な挟持力が得られない、という問題点
があった。
【０００９】その他、書類等を挟持したバネクリップの
上に重い物を載せたりすると、第１の保持部１の押圧部
６が反転して挟持が解除され、それに気付かずに不用意
に持ち上げて大切な書類を散乱させるおそれがあった。
また、特にバインダーなどのクリップ部として利用する
には、書類の挟持厚さの自由度がもっと大きいことが望
まれた。
【００１０】本発明の目的は、上記バネクリップのスリ
ット４、押圧部６、引張帯状部分５、側壁部３および第
１の保持部１の延長した両端部１７，１７の形状を工夫
するとともに；ロック部材１２や支持部１４を設けるこ
とによって、上記の欠点を解消することにある。
【００１１】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記の目的
を達成するため、スリットは、その両端部を円弧状とな
すと共に、押圧部の辺縁箇所に中央張出部を形成させる
ごとく穿設したものである。
【００１２】本発明は、また、引張帯状部分について、
押圧部の中央部と対向する箇所を略平坦状の部分とな
し、その両側または片側に波形部分を形成したものであ
る。
【００１３】本発明は、更に、側壁部の幅について、第
１の保持部の側は狭く、第２の保持部の側は広く設定し
てなるものである。
【００１４】第１の保持部の押圧部が反転して挟持が解
除されることをなくすために；第１の保持部の押圧部と
引張帯状部分相互の相対移動を阻止するロック部を有す
るロック部材を設けるか；第１の保持部の引張帯状部分
に、高さが両保持部が閉じた状態における押圧部と略同
じになる支持部を設ける構成とした。
【００１５】バインダーなどのクリップ部として好適な
らしめるために、第１の保持部の長手方向の両端を延長
して、その両端部を内向きに曲げ、第２の保持部を略平
坦状となした。
【００１６】
【作 用】本発明のバネクリップは、スリットの両端部
が円弧状となっているため、押圧部の剛性を下げて反転
しやすく、かつその両端部にクラックが生じないように
でき；中央張出部の形成によって側壁部から一層離れた
箇所を押圧できるため、モーメント（Ｅ×Ｆ）が大きく
なって、より小さい力でクリップを開くことができる。
【００１７】また、引張帯状部分の中央には高い波形部
分は設けず、略平坦状の部分にしたので、押圧部を押す
際の妨げにならない。
【００１８】更に、側壁部の幅について、第１の保持部
の側は狭く、第２の保持部の側は広く設定したので、押
圧部を力Ｅで押したとき、第１の保持部の柔軟性が損な
われずスムーズに反転し；そのうえ、書類等の挟持の
際、第２の保持部の長手方向の剛性が高められ、充分な
挟持力が得られる。
【００１９】ロック部材によって第１の保持部の押圧部
と引張帯状部分相互の相対移動が阻止され；また、第１
の保持部の引張帯状部分に設けた支持部の高さが両保持
部が閉じた状態における押圧部と略同じであるときに
は；第１の保持部の押圧部の上に重い物を載せても、押
圧部は反転できないから挟持を解除したりはしない。
【００２０】バインダーなどのクリップ部として利用す
る場合、第２の保持部は略平坦状にせざるを得ず、その
ため挾持可能な書類等の厚さが減少してしまうが；第１
の保持部の長手方向の両端を延長して、その両端部を内
向きに曲げると、その分、両保持部の間隔を広げられる
ので、その挾持幅が減ずることはない。
【００２１】
【実施例】図１に示す本発明の実施例も、図１２の従来
例と同様、第１の保持部１と、その第１の保持部１に対
面する第２の保持部２と、両保持部１，２の長辺の側方
中央部を連結する側壁部３とを有していて；第１の保持
部１は、その長手方向に平行なスリット４と、このスリ
ット４の両側に引張帯状部分５と押圧部６とを対向さ
せ、、このスリット４の両端側に反転部７、７を形成し
ている。
【００２２】ただし、スリット４はその両端部１０，１
０を円弧状となすと共に、押圧部６の辺縁箇所に中央張
出部１１を形成させるごとく穿設し；引張帯状部分５の
中央には高い波形部分８を設けないで略平坦状の部分９
に形成し；更に、側壁部３の幅は、図３及び図４に明ら
かにしたように、第１の保持部１の側３ａは狭く、第２
の保持部２の側３ｂは広く設定してある。
【００２３】図１では、押圧部６の中央張出部１１は押
圧部６の辺縁箇所を全体に大きな円弧状として形成して
いるが；図５に示した別の実施例のように、角形状に張
出すように形成してもよい。
【００２４】図６は、第１の保持部１の押圧部６と引張
帯状部分５相互の相対移動を阻止するロック部１３を有
するロック部材１２を設けている。このロック部材１２
は、使用前には一点鎖線の位置にあったものを矢印方向
に摺動させ、実線位置にあらしめることによって、ロッ
ク部１３を押圧部６の下側へ潜り込ませることで押圧部
６の反転を許さなくし、押圧部６に載荷荷重が加わって
も確実な挟持を可能としている。
【００２５】上記した図６の例はロック部材１２を摺動
させる方式であったが；図７の例の如く、引張帯状部分
５にロック部材１２を回動自在に取付け、一点鎖線の位
置から矢印方向に回動させることで押圧部６の下側へ潜
らせたり；また図８の例の如く、引張帯状部分５の波形
部分８と略対向する押圧部６箇所にロック部材１２を動
自在に取付け、一点鎖線の位置から回動させることで波
形部分８の上を押さえるような、ロック部材１２を回動
させる方式によっても押圧部６の反転防止は達成され
る。
【００２６】また、初めから突っかえ棒のようなものを
設けるようにもできる。その場合の例として、図９と図
１０には、第１の保持部１の引張帯状部分５に、高さが
両保持部１，２が閉じた状態における押圧部６と略同じ
になる支持部１４を設けている。図９の支持部１４はバ
ネクリップとは別部材によって、図１０の支持部１４は
バネクリップ自体で構成されている相違があるが；いず
れの支持部１４も上方から加わる載荷荷重に対して突っ
かえ棒の役を果たし、押圧部６の反転防止を行うことが
できる。
【００２７】押圧部６を反転しやすくする別の工夫とし
ては、第９図に示すように、押圧部６の適宜位置に切欠
部１５，１５や透孔１６，１６を設ける方法もある。
【００２８】バインダー用を想定した図１１の例は、略
平坦状とした第２の保持部２の両側に台板（図示せず）
に取付けるための小孔１８，１８を穿設している。第１
の保持部１の長手方向の両端を延長して、その両端部１
７，１７を内向きに曲げ、これによって挟持すべき書類
厚さが増したときの対応性を改善している。
【００２９】いずれの場合も、使用法は上記した従来品
の場合と同様なので、説明は省略する。
【００３０】通常のクリップとして使う場合、第２の保
持部２の長手方向両端部を第１の保持部１側に多少湾曲
させれば、書類等を強く挟持することができるだけでな
く；両保持部１，２の間隔を広げられるので、より厚い
書類等を挾持することができる。
【００３１】本発明のバネクリップは、前記のように台
板に取付けてバインダーや手帳などにも利用することが
できるが；そのほかに、図示を省略したが、磁石、粘着
剤、接着剤、吸着盤、フック、他のクリップ、ネジ、リ
ベット等の係止具を設けて各種の挟持具として応用する
ことができる。
【００３２】上記の実施例は、成形が極めて容易な金属
製の場合であったが、バネクリップの材質は、反転部
７，７が繰り返し反転できる弾力性を有するものであれ
ば、金属でも合成樹脂でもあるいは他のものでもよい。
合成樹脂製の場合は、波形部分８を設ける必要はなく、
引張帯状部分５全体を略平坦状の部分９としてもよい。
【００３３】なお、便宜上、第１の保持部１を上側にし
て描いたが、実際の使用に当ってはどちらを上側にして
も差し支えない。
【００３４】
【発明の効果】本発明の構成によると、スリットの両端
部を円弧状にすることにより、押圧部が反転し易くな
り、かつその両端部にクラックが生じなくなるし；押圧
部に中央張出部を設けたことにより、比較的小さな力で
クリップを開くことができる。
【００３５】また、引張帯状部分の中央を略平坦状に形
成したことにより、押圧部を押す際に、その押圧の妨げ
とならないようにできる。
【００３６】更に、側壁部の幅について、第１の保持部
の側は狭く、第２の保持部の側は広く設定したので、第
１の保持部はスムーズに反転して操作性が向上するとと
もに；書類等の挟持の際、第２の保持部の長手方向の剛
性が高められ、充分な挟持力が得られるのである。
【００３７】その他、上記したロック部材や支持部を設
けることで第１の保持部の押圧部を反転不能とするた
め、書類等を挟持したバネクリップの上に重い物を載せ
ても挟持が解除されることがなくなる。また、バインダ
ーなどのクリップ部として利用する場合、第１の保持部
の長手方向の両端を延長して、その両端部を内向きに曲
げることで、挟持可能な書類厚さの自由度を増すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明になるバネクリップの実施例を示す平面
図である。
【図２】その正面図である。
【図３】その閉じた状態を示す斜視図である。
【図４】その開いた状態を示す斜視図である。
【図５】図１とは異なる本発明の実施例を示す平面図で
ある。
【図６】引張帯状部分にロック部材を摺動自在に設けた
例を示す斜視図である。
【図７】引張帯状部分にロック部材を回動自在に設けた
例を示す斜視図である。
【図８】押圧部にロック部材を回動自在に設けた例を示
す斜視図である。
【図９】引張帯状部分に支持部を形成した例を示す斜視
図である。
【図１０】引張帯状部分に支持部を形成した他の例を示
す斜視図である。
【図１１】第１の保持部の両端を延長して、その両端部
を内向きに曲げた例を示す斜視図である。
【図１２】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
１…第１の保持部 ２…第２の保持部 ３…側壁部 ４…スリット ５…引張帯状部分 ６…押圧部 ７…反転部 ８…波形部分 ９…略平坦状の部分 １０…スリットの両端部 １１…中央張出部 １２…ロック部材 １３…ロック部 １４…支持部 １７…第１の保持部の内向きに曲げた両端部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 引張帯状部分５と押圧部６とをスリット
    ４の両側に対向させ、該スリット４の両端側に反転部
    ７，７を対向させた第１の保持部１と、上記第１の保持
    部１に対面する第２の保持部２と、上記第１の保持部１
    と上記第２の保持部２の長辺の側方中央部を連結する側
    壁部３とを有して成り、上記第１の保持部１の反転部
    ７，７の反転で書類等の挟持と解放を可能としたバネク
    リップにおいて；上記スリット４は、その両端部１０，
    １０を円弧状となすと共に，押圧部６の辺縁箇所に中央
    張出部１１を形成させるごとく穿設してなるバネクリッ
    プ。
  2. 【請求項２】 引張帯状部分５と押圧部６とをスリット
    ４の両側に対向させ、該スリット４の両端側に反転部
    ７，７を対向させた第１の保持部１と、上記第１の保持
    部１に対面する第２の保持部２と、上記第１の保持部１
    と上記第２の保持部２の長辺の側方中央部を連結する側
    壁部３とを有して成り、上記第１の保持部１の反転部
    ７，７の反転で書類等の挟持と解放を可能としたバネク
    リップにおいて；引張帯状部分５は押圧部６の中央部と
    対向する箇所を略平坦状の部分９となし、その両側また
    は片側に波形部分８，８を形成してなるバネクリップ。
  3. 【請求項３】 引張帯状部分５と押圧部６とをスリット
    ４の両側に対向させ、該スリット４の両端側に反転部
    ７，７を対向させた第１の保持部１と、上記第１の保持
    部１に対面する第２の保持部２と、上記第１の保持部１
    と上記第２の保持部２の長辺の側方中央部を連結する側
    壁部３とを有して成り、上記第１の保持部１の反転部
    ７，７の反転で書類等の挟持と解放を可能としたバネク
    リップにおいて；側壁部３の幅は、第１の保持部１の側
    ３ａは狭く、第２の保持部２の側３ｂは広く設定してな
    るバネクリップ。
  4. 【請求項４】 引張帯状部分５と押圧部６とをスリット
    ４の両側に対向させ、該スリット４の両端側に反転部
    ７，７を対向させた第１の保持部１と、上記第１の保持
    部１に対面する第２の保持部２と、上記第１の保持部１
    と上記第２の保持部２の長辺の側方中央部を連結する側
    壁部３とを有して成り、上記第１の保持部１の反転部
    ７，７の反転で書類等の挟持と解放を可能としたバネク
    リップにおいて；第１の保持部１の押圧部６と引張帯状
    部分５相互の相対移動を阻止するロック部１３を有する
    ロック部材１２を設けてなるバネクリップ。
  5. 【請求項５】 引張帯状部分５と押圧部６とをスリット
    ４の両側に対向させ、該スリット４の両端側に反転部
    ７，７を対向させた第１の保持部１と、上記第１の保持
    部１に対面する第２の保持部２と、上記第１の保持部１
    と上記第２の保持部２の長辺の側方中央部を連結する側
    壁部３とを有して成り、上記第１の保持部１の反転部
    ７，７の反転で書類等の挟持と解放を可能としたバネク
    リップにおいて；第１の保持部１の引張帯状部分５に、
    高さが両保持部１，２が閉じた状態における押圧部６と
    略同じになる支持部１４を設けてなるバネクリップ。
  6. 【請求項６】 引張帯状部分５と押圧部６とをスリット
    ４の両側に対向させ、該スリット４の両端側に反転部
    ７，７を対向させた第１の保持部１と、上記第１の保持
    部１に対面する第２の保持部２と、上記第１の保持部１
    と上記第２の保持部２の長辺の側方中央部を連結する側
    壁部３とを有して成り、上記第１の保持部１の反転部
    ７，７の反転で書類等の挟持と解放を可能としたバネク
    リップにおいて；第１の保持部１の長手方向の両端を延
    長して、その両端部１７，１７を内向きに曲げ、第２の
    保持部２を略平坦状となしたバネクリップ。
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