JP2500400Y2 - 光学式変位測定装置 - Google Patents

光学式変位測定装置

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JP2500400Y2
JP2500400Y2 JP1991097890U JP9789091U JP2500400Y2 JP 2500400 Y2 JP2500400 Y2 JP 2500400Y2 JP 1991097890 U JP1991097890 U JP 1991097890U JP 9789091 U JP9789091 U JP 9789091U JP 2500400 Y2 JP2500400 Y2 JP 2500400Y2
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distance measurement
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measuring device
displacement measuring
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俊樹 山根
裕司 高田
啓史 松田
義彦 杉本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レーザ光などの光束を
対象物に照射したときに、対象物より反射して来る光信
号を位置検出素子で受光検知して、変位量を測定できる
ようにした光学式変位測定装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光学式変位測定装置は、図6に
示したように、光学ヘッド100とコントローラ200
とを信号線300を介して接続した構成とされ、光学ヘ
ッド100には投光部101と受光部102とが設けら
れている。このような光学ヘッド100の投光部101
には、投光レンズ100a、レーザ発光素子100b、
投光素子駆動回路100eが内蔵されており、他方の受
光部102には、受光レンズ100c、受光素子となる
位置検出素子100d、位置検出素子100dから電流
信号の形で出力される位置検出信号I1,I2を電圧信
号V1,V2に変換させるI/V変換回路100fを内
蔵した構成となっている。
【0003】このような変位測定装置では、コントロー
ラ200内の発振器202より出力される所定周波数の
発振信号を光学ヘッド100に送出し、光学ヘッド10
0の投光部101からは、この発振信号によって変調さ
れたレーザ光などの光束を対象物OBに向けて照射し、
対象物OBから反射されて来る反射光を受光部102を
通じて位置検出素子100dで受光検知し、このとき位
置検出素子100dから出力される2つの位置検出信号
I1,I2をI/V変換器100fによって電圧信号V
1,V2に変換した後、これをコントローラ200内の
信号処理回路201に取り込み、演算処理することによ
って光学ヘッド100の所定の基準位置からの変位量を
測距データとして出力し、同時に表示部203でも表示
できる構成となっているが、コントローラ200からは
測定のバラツキを補正するため測距データの平均値が出
力端子を通じて出力されるようになっており、ユーザ側
では、測距データの平均値を得るまでに行った測距回数
を平均値の尺度として、予め設定出来る構成となってい
る。そして、このような平均値の設定を行う場合、ユー
ザ側では通常の測距モードから平均値設定モードを選択
実行し、コントローラ200の表示部203に表示され
たデジタル表示を確認しながら、設定キーを操作し、設
定しているのが通例である。
【0004】しかしながら、このような方法で測距デー
タの平均値設定を行う場合には、ユーザ側ではデジタル
情報しか得られず、測距に対しての時間的な情報を得る
ことが出来なかった。また、このような変位測定装置に
おいて、移動平均値を測距データとしてコントローラ2
00の表示部203に表示させるものでは、新たに測距
した測距データを既に算出した測距データの平均値に加
えてから、全体の平均値を算出しているが、このような
ものでは、測距時に光学ヘッド100や対象物OBが大
きく移動すると、表示部203に表示される測距データ
が光学ヘッド100や対象物の移動に追従して表示され
るまでに応答遅れを生じてしまうが、このような場合、
平均値回数を設定するようにした従来の光学式変位装置
では、表示に対する応答遅れを具体的に把握出来ないな
どの問題もあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来の光学
式変位測定装置が、上述のような問題点を有していたこ
とに鑑みてなされたもので、測距データの平均値を得る
ための尺度として、測距間隔に測距回数を乗算した値で
ある測距平均値時間をもって設定でき、かつ設定時に
は、設定すべき平均値時間を表示部に表示し確認できる
ようにした新規な構成の光学式変位測定装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本考案の光学式変位測定装置は、対象物に
対して光を照射する投光部と、対象物より反射された光
を受光する受光部とを備えた光学ヘッドと、この光学ヘ
ッドに信号線を介して接続され、光学ヘッドから出力さ
れた位置検出信号を演算処理して、測距データを出力さ
せるコントローラとを組み合わせて構成された光学式変
位測定装置の改良であって、上記コントローラには、光
学ヘッドから光を照射して繰り返し測距された測距デー
タの平均値を算出するのに必要な時間を設定する測距平
均値時間設定手段と、この測距平均値時間設定手段によ
って設定された平均値時間を表示する表示部とを備えた
構成となっている。
【0007】
【作用】本考案の光学式変位測定装置によれば、測距デ
ータの平均値を設定する場合に時間要素を尺度とした平
均値時間を表示部に表示させ、確認しながら所望の値に
設定できる。
【0008】
【実施例】以下に、添付図を参照して、本考案の一実施
例を説明する。図1は本考案の要部をなすコントローラ
の前パネルを示したもの、図2は光学式変位測定装置の
外観構成を示したものである。これらの図に示したよう
に、コントローラBの前パネル10Aには表示部10
と、測距平均値時間設定手段11を構成する各種の設定
キー11a〜11dを設けており、図例では、液晶表示
面で構成された表示部10には測距平均値時間として
0.64msecが表示されている。ここに、11a,
11bは表示部10に表示させる測距平均値時間を循環
的に変化させるアップダウンキー、11cは表示部10
に表示された測距平均値時間を確定させ、記憶設定させ
るためのエンターキー、11dは測距平均値時間設定モ
ードの選択キーであり、[SPEED]の文字が付され
ている。また、11gは[AVERAGE]文字が付加
された測距平均回数設定モードの選択キーであり、従来
のように平均値の尺度として測距回数を設定する場合に
操作される。
【0009】表示部10のデジタル表示部の右方には2
つのLED11e,11fが設けられており、測距平均
値時間設定モード選択キー11dが押圧操作され測距平
均時間設定モードが選択されたときには表示の単位とし
て時間[ms]を示す上方のLED11eが点灯し、測
距平均回数設定モード選択キー11gが押圧操作され、
測距平均回数設定モードが選択されたときには表示の単
位として回数[n]を示す下方のLED11fが点灯し
て、表示部10に表示される平均値の尺度の種別が明示
されるようになっている。ここに、測距平均値時間は、
測距間隔toに平均値を採るべき測距回数nを乗算した
値に規定されており、変位測定装置によって実施される
測距間隔がto[sec]であるとすれば、この測距間
隔toに測距回数nを乗算した値、つまり、to・nが
測距平均値時間として規定される。したがって、測距間
隔が20μsecで、測距回数として2の累乗回のみが
選択可能な条件下で、このような測距平均値時間を規定
すれば、測距回数、1,2,4,8,16,32,6
4,128,256,512,1024,2048に対
する測距平均値時間は、0.02,0.04,0.0
8,0.16,0.32,0.64,1.282.5
6,5.12,10.24,20.48,40.96
(msec)となり、時間要素をもって設定されること
になる。
【0010】図3は、本考案の光学式変位測定装置の内
部構成をブロック図をもって示しており、図4は更に信
号処理部の詳細を示している。図3から理解されるよう
に、光学ヘッドAは従来装置と同様な構成をなしてお
り、コントローラBはマイクロコンピュータを用いた信
号処理部1を設けている。コントローラB側に設けた発
振器13から光学ヘッドAの投光部101には、所定周
波数の変調信号が送出され、この変調信号によってレー
ザ発光素子100bが駆動されるので、投光部101か
らは、発振器13からの発振信号で変調されたレーザ光
が対象物OBに向けて照射され、このとき対象物OBよ
り反射されて来た反射光が光学ヘッドAの受光部102
で受光検知されると、位置検出素子100dからは位置
検知信号I1,I2が電流信号の形で出力され、この位
置検出信号I1,I2は更にI/V変換器100fによ
って電圧信号に変換された後、信号処理部1に送られ
る。すると、この信号処理部1では、後述するような演
算処理がなされた後、測距データが表示部10に表示さ
れ、信号出力端子からは測距データが出力される。な
お、入力端子台12は、光学ヘッドAやコントローラB
を外部機器によって遠隔操作する場合に、外部機器を接
続するものである。
【0011】信号処理部1の詳細構成は、図4に示した
ように、マイクロコンピュータシステムを用いて構成さ
れており、制御に必要な信号処理と演算処理を行うため
のCPU1aを備え、増幅器1b,検波回路1c,A/
D変換器1d,メモリ1e,表示部10及び制御入力回
路1fを備えた構成となっている。基本的な動作を説明
すると、光学ヘッドAより電圧変換されて出力された位
置検出信号V1,V2は、増幅器1bにおいて所定レベ
ルに増幅された後、検波回路1cにおいて、発振器13
からの発振信号に同期して検波されると、A/D変換器
1dによってデジタル信号に変換され、CPU1aに取
り込まれて演算処理される。すなわち、ここでは、所定
位置に対する変位量Zのノンリニアリティを補正する次
式が演算されて、測距データZが得られる。 Z=(V1−V2)/(V1+kV2) ここに、kは変位量のノンリニアリティを補正するため
に選ばれた係数である。このようにして、CPU1aに
おいて算出された変位量Zは、表示部10において測距
データとして表示され、更にD/A変換器1gによりア
ナログ信号に変換された後、出力端子TOを通じて外部
機器に出力される。
【0012】ついで、本考案の光学式変位測定装置を用
いて、測距平均値時間を設定する場合の操作手順につい
て、より具体的に説明する。変位測定装置が測距を行っ
ている最中は、表示部10には、測距データの移動平均
値が時々刻々と表示部10に表示される。このとき、測
距平均値時間設定モード選択キー11dを押圧操作する
と、そのキー11dの左隅に設けたランプが点灯し、測
距平均値時間設定モードに入ったことが表示されるの
で、この時点で、アップダウンキー11a,11bを操
作すれば(11aを操作すれば表示値は順次アップし、
11bを操作すれば表示値は順次ダウンする)、それら
のキー11a,11bを操作する毎に、予め信号処理部
1のメモリ1e内に格納させた平均値時間が順次、表示
部10に循環的に表示されるので、表示部10に最適な
測距平均値時間が表示された時点でエンターキー11c
を押圧操作すれば、表示された平均値時間がメモリ1e
に格納され、前回格納されていたデータと更新され、新
たな測距平均値時間として設定される。図5のステップ
200〜205は、この場合における平均値時間設定手
順をフローチャートをもって示したものである。
【0013】
【考案の効果】以上の説明より理解されるように、本考
案の光学式変位測定装置によれば、測距データの平均値
を得る場合に、時間を尺度とした測距平均値時間が設定
できるので頗る便利であり、特に表示部に移動平均値を
測距データとして表示する場合に適用すれば、表示の応
答遅れも容易に把握できるなどの利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光学式変位測定装置の要部をなすコン
トローラの前パネルの外観説明図である。
【図2】本考案の光学式変位測定装置の外観を示した斜
視図である。
【図3】本考案の光学式変位測定装置の内部構成を示し
たブロック図である。
【図4】信号処理部の内部構成を示したブロック図であ
る。
【図5】測距平均値時間を設定する場合の動作手順を示
したフローチャートである。
【図6】光学式変位測定装置の基本構成を示したブロッ
ク図である。
【符号の説明】
A・・・光学ヘッド B・・・コントローラ C・・・信号線 OB・・・対象物 10・・・表示部 11・・・測距平均値時間設定手段 11d・・・測距平均値時間設定モード選択キー 101・・・光学ヘッドの投光部 102・・・光学ヘッドの受光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 杉本 義彦 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−81519(JP,A) 特開 平1−287411(JP,A) 特開 平2−249909(JP,A) 特開 平1−202614(JP,A) 特開 昭63−222202(JP,A) 実開 平1−74581(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に対して光を照射する投光部と、
    対象物より反射された光を受光する受光部とを備えた光
    学ヘッドと、この光学ヘッドに信号線を介して接続さ
    れ、光学ヘッドから出力された位置検出信号を演算処理
    して、測距データを出力させるコントローラとを組み合
    わせて構成された光学式変位測定装置において、 上記コントローラには、光学ヘッドから光を照射して繰
    り返し測距された測距データの平均値を算出するための
    測距平均値時間設定手段と、この測距平均値時間設定手
    段によって設定された測距平均値時間を表示する表示部
    とを備えた光学式変位測定装置。
JP1991097890U 1991-10-31 1991-10-31 光学式変位測定装置 Expired - Lifetime JP2500400Y2 (ja)

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JPH0538515U JPH0538515U (ja) 1993-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6281519A (ja) * 1985-10-04 1987-04-15 Mitsubishi Electric Corp 距離測定装置
JP2599279B2 (ja) * 1988-02-19 1997-04-09 旭光学工業株式会社 測距装置
JPH02249909A (ja) * 1989-03-24 1990-10-05 Mazda Motor Corp 回転体の送り移動量検出方式

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