JP2024520523A - 口座間取引ネットワークのためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品 - Google Patents

Abstract

口座間取引ネットワークのためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品が提供される。方法は、第１のアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）を介して、取引金額、イシュア識別子、及びマーチャント識別子を含む取引に対する取引要求を受信することを含む。方法は、イシュア識別子に基づいてイシュアユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）を判定することと、取引要求に関連付けられた意図識別子を生成することと、第１のＡＰＩを介してイシュアＵＲＬ及び意図識別子を送信することと、を含む。方法は、意図識別子、取引金額、及びマーチャント識別子を、第２のＡＰＩを介して、イシュア識別子に関連付けられたイシュアシステムに送信することを含む。方法は、イシュアシステムから、認証された同意識別子を受信することに応答して、マーチャント口座識別子及びイシュア口座識別子を判定することと、取引金額に対する決済を行うために、認可及び決済組み合わせメッセージを送信することと、を含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、「Ｓｙｓｔｅｍ，Ｍｅｔｈｏｄ，ａｎｄ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｐｒｏｇｒａｍ Ｐｒｏｄｕｃｔ ｆｏｒ ａｎ Ａｃｃｏｕｎｔ－ｔｏ－Ａｃｃｏｕｎｔ Ｔｒａｎｓａｃｔｉｏｎ Ｎｅｔｗｏｒｋ」と題された、２０２１年５月２６日に出願されたインド特許仮出願第２０２１４１０２３４４８号の優先権を主張するものであり、その開示内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

本開示は、概して、電子支払処理ネットワークに関し、一部の非限定的な実施形態又は態様では、口座間（Ａ２Ａ）取引ネットワークのためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品に関する。

技術的考察
Ａ２Ａ取引は、支払人の取引口座（例えば、銀行口座）と受取人の取引口座との間の電子口座振替を含み得る。これは、支払人の取引口座又はイシュア（ｉｓｓｕｅｒ）についての情報を受取人に提供する代わりに、支払デバイス（例えば、クレジットカード）又は決済デバイスデータ（例えば、クレジットカード番号）が使用される、カード提示（ＣＰ）又はカード非提示（ＣＮＰ）取引と対照的であり得る。Ａ２Ａ取引には、人から人への（Ｐ２Ｐ）取引、人からマーチャントへの（Ｐ２Ｍ）取引、マーチャントから人への（Ｍ２Ｐ）取引、マーチャントからマーチャントへの（Ｍ２Ｍ）取引の電子口座振替が含まれ得る。

支払人は、１つ以上の物理的な支払デバイスを維持する必要性、又は決済デバイスデータを格納する必要性を排除するために、改善されたＡ２Ａネットワークを必要とする。イシュア及びアクワイアラ（金融機関など）は、複数の通信チャネルを介して複数のＡ２Ａプロバイダとのシステム統合の必要性を排除するために、改善されたＡ２Ａネットワークを求める。マーチャントは、対面取引又は遠隔取引のための電子取引チャネルの数を増やすために、改善されたＡ２Ａネットワークを必要とする。経済的損失だけでなく、コンピュータリソースの損失（例えば、無駄な処理帯域幅、通信回数など）を創出させる不正な取引及び係争中の取引を削減するために、電子支払処理ネットワーク内の全てのエンティティは、安全なＡ２Ａネットワークを必要とする。

上述の技術要件に安全かつ効率的に対処するＡ２Ａ取引ネットワークに対する当技術の必要性がある。

したがって、Ａ２Ａ取引ネットワークのためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品を提供することは、本開示の主題の目的である。

非限定的な実施形態又は態様によれば、Ａ２Ａ取引ネットワークのための、コンピュータで実施される方法が提供される。方法は、少なくとも１つのプロセッサを用いて、第１のアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）を介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから、取引に対する取引要求を受信することを含み得る。取引要求は、取引金額、イシュア識別子、及びマーチャント識別子を含み得る。方法はまた、少なくとも１つのプロセッサを用いて、イシュア識別子に基づいて、イシュアユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）を判定することを含み得る。方法は、少なくとも１つのプロセッサを用いて、取引要求に関連付けられた意図識別子を生成することを更に含み得る。方法は、少なくとも１つのプロセッサを用いて、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムにイシュアＵＲＬ及び意図識別子を送信することを更に含み得る。方法は、少なくとも１つのプロセッサを用いて、第２のＡＰＩを介してイシュア識別子に関連付けられたイシュアシステムに意図識別子、取引金額、及びマーチャント識別子を、送信することを更に含み得る。方法は、少なくとも１つのプロセッサを用いて、第２のＡＰＩを介してイシュアシステムから、認証された同意識別子及び支払人識別子を受信することを更に含み得る。方法は、イシュアシステムから認証された同意識別子を受信することに応答して、少なくとも１つのプロセッサを用いて、マーチャント識別子に関連付けられたマーチャント口座識別子、及び支払人識別子に関連付けられたイシュア口座識別子を判定することを更に含み得る。方法は、イシュアシステムから認証された同意識別子を受信することに応答して、少なくとも１つのプロセッサを用いて、取引金額、マーチャント口座識別子、及びイシュア口座識別子を、マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座とイシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで送信することを更に含み得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから受信された取引要求は、イシュア口座に関連付けられたユーザのクライアントデバイスのマーチャントインターフェースによって生じ得る。第２のＡＰＩを介してイシュアシステムから受信された認証された同意識別子は、クライアントデバイスの支払インターフェースによって生じ得る。支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信されたイシュアＵＲＬは、支払インターフェースをトリガするためにマーチャントインターフェースに転送され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、方法は、少なくとも１つのプロセッサを用いて、認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージを受信することを含み得る。方法は、少なくとも１つのプロセッサを用いて、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに第１の成功メッセージを送信することを更に含み得る。第１の成功メッセージは、クライアントデバイスのマーチャントインターフェースに、取引の完了の確認を表示させるように構成され得る。方法は、少なくとも１つのプロセッサを用いて、第２のＡＰＩを介してイシュアシステムに第２の成功メッセージを送信することを更に含み得る。第２の成功メッセージは、クライアントデバイスの支払インターフェースに、取引の完了の確認を表示させるように構成され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、支払人識別子は、一意の口座識別子、イシュアシステムに関連付けられた機関識別子、及び地域識別子を含み得る。支払人識別子は、イシュア口座に関連付けられたグローバル一意識別子であり得る。一意の口座識別子は、クライアントデバイスのデバイスアドレスであり得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、取引要求は、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイから受信され得る。イシュアＵＲＬ及び意図識別子は、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイに送信され得る。支払ゲートウェイは、取引の完了のためにアクワイアラシステムに代わって通信するように構成され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、方法は、少なくとも１つのプロセッサを用いて、イシュアシステム及び支払ゲートウェイと通信すること、又はイシュアシステム及びアクワイアラシステムと通信することによって、取引を、取引金額に対するマーチャント口座へのクレジット、及び取引金額に対するイシュア口座からのデビットとして決済することを含み得る。方法は、少なくとも１つのプロセッサを用いて、取引に関連付けられた第１の決済報告を支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信し、取引に関連付けられた第２の決済報告をイシュアシステムに送信することを更に含み得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様によれば、Ａ２Ａ取引ネットワークのためのシステムが提供される。システムは、少なくとも１つのプロセッサを含むサーバを含み得る。サーバは、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから、取引に対する取引要求を受信するようにプログラム又は構成され得る。取引要求は、取引金額、イシュア識別子、及びマーチャント識別子を含み得る。サーバは、イシュア識別子に基づいてイシュアＵＲＬを判定するように更にプログラム又は構成され得る。サーバは、取引要求に関連付けられた意図識別子を生成するように更にプログラム又は構成され得る。サーバは、イシュアＵＲＬ及び意図識別子を、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信するように更にプログラム又は構成され得る。サーバは、意図識別子、取引金額、及びマーチャント識別子を、第２のＡＰＩを介してイシュア識別子に関連付けられたイシュアシステムに送信するように更にプログラム又は構成され得る。サーバは、第２のＡＰＩを介してイシュアシステムから、認証された同意識別子及び支払人識別子を受信するように更にプログラム又は構成され得る。サーバは、イシュアシステムから認証された同意識別子を受信することに応答して、マーチャント識別子に関連付けられたマーチャント口座識別子及び支払人識別子に関連付けられたイシュア口座識別子を判定するように更にプログラム又は構成され得る。サーバは、イシュアシステムから認証された同意識別子を受信することに応答して、取引金額、マーチャント口座識別子、及びイシュア口座識別子を、マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座とイシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで送信することを行うように更にプログラム又は構成され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから受信された取引要求は、イシュア口座に関連付けられたユーザのクライアントデバイスのマーチャントインターフェースによって生じ得る。第２のＡＰＩを介してイシュアシステムから受信された認証された同意識別子は、クライアントデバイスの支払インターフェースによって生じ得る。支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信されたイシュアＵＲＬは、支払インターフェースをトリガするためにマーチャントインターフェースに転送され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、サーバは、認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージを受信するように更にプログラム又は構成され得る。サーバは、支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに第１のＡＰＩを介して第１の成功メッセージを送信するように更にプログラム又は構成され得、第１の成功メッセージが、クライアントデバイスのマーチャントインターフェースに、取引の完了の確認を表示させるように構成されている。サーバは、イシュアシステムに第２のＡＰＩを介して第２の成功メッセージを送信するように更にプログラム又は構成され得、第２の成功メッセージが、クライアントデバイスの支払インターフェースに、取引の完了の確認を表示させるように構成されている。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、支払人識別子は、一意の口座識別子、イシュアシステムに関連付けられた機関識別子、及び地域識別子を含み得る。支払人識別子は、イシュア口座に関連付けられたグローバル一意識別子であり得る。一意の口座識別子は、クライアントデバイスのデバイスアドレスであり得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、取引要求は、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイから受信され得る。イシュアＵＲＬ及び意図識別子は、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイに送信され得る。支払ゲートウェイは、取引の完了のためにアクワイアラシステムに代わって通信するように構成され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、サーバは、イシュアシステム及び支払ゲートウェイと通信すること、又はイシュアシステム及びアクワイアラシステムと通信することによって、取引を、取引金額に対するマーチャント口座へのクレジット、及び取引金額に対するイシュア口座からのデビットとして決済するように更にプログラム又は構成され得る。サーバは、取引に関連付けられた第１の決済報告を支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信し、取引に関連付けられた第２の決済報告をイシュアシステムに送信するように更にプログラム又は構成され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様によれば、Ａ２Ａ取引ネットワークのためのコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、少なくとも１つのプロセッサによって実行されるとき、少なくとも１つのプロセッサに、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから、取引のための取引要求を受信させる、プログラム命令を含む少なくとも１つの非一時的コンピュー可読媒体を含み得る。取引要求は、取引金額、イシュア識別子、及びマーチャント識別子を含み得る。プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、イシュア識別子に基づいて、イシュアユニフォームリソースロケータＵＲＬを判定させ得る。プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、取引要求に関連付けられた意図識別子を生成させ得る。プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムにイシュアＵＲＬ及び意図識別子を送信させ得る。プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、第２のＡＰＩを介してイシュア識別子に関連付けられたイシュアシステムに意図識別子、取引金額、及びマーチャント識別子を送信させ得る。プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、第２のＡＰＩを介してイシュアシステムから、認証された同意識別子及び支払人識別子を受信させ得る。プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、イシュアシステムから認証された同意識別子を受信することに応答して、マーチャント識別子に関連付けられたマーチャント口座識別子及び支払人識別子に関連付けられたイシュア口座識別子を判定させ得る。プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、イシュアシステムから認証された同意識別子を受信することに応答して、取引金額、マーチャント口座識別子、及びイシュア口座識別子を、マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座とイシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで送信させ得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから受信された取引要求は、イシュア口座に関連付けられたユーザのクライアントデバイスのマーチャントインターフェースによって生じ得る。第２のＡＰＩを介してイシュアシステムから受信された認証された同意識別子は、クライアントデバイスの支払インターフェースによって生じ得る。支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信されたイシュアＵＲＬは、支払インターフェースをトリガするためにマーチャントインターフェースに転送され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージを受信させ得る。プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、第１の成功メッセージを第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信させ得、第１の成功メッセージは、クライアントデバイスのマーチャントインターフェースに、取引の完了の確認を表示させるように構成されている。プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、イシュアシステムに第２のＡＰＩを介して第２の成功メッセージを送信させ得る、第２の成功メッセージは、クライアントデバイスの支払インターフェースに、取引の完了の確認を表示させるように構成されている。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、支払人識別子は、一意の口座識別子、イシュアシステムに関連付けられた機関識別子、及び地域識別子を含み得る。支払人識別子は、イシュア口座に関連付けられたグローバル一意識別子であり得る。一意の口座識別子は、クライアントデバイスのデバイスアドレスであり得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、取引要求は、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイから受信され得る。イシュアＵＲＬ及び意図識別子は、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイに送信され得る。支払ゲートウェイは、取引の完了のためにアクワイアラシステムに代わって通信するように構成され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、イシュアシステム及び支払ゲートウェイと通信すること、又はイシュアシステム及びアクワイアラシステムと通信することによって、取引を、取引金額に対するマーチャント口座へのクレジット、及び取引金額に対するイシュア口座からのデビットとして決済させ得る。プログラム命令は更に、少なくとも１つのプロセッサに、取引に関連付けられた第１の決済報告を支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信し、取引に関連付けられた第２の決済報告をイシュアシステムに送信させ得る。

更なる実施形態又は態様は、以下の番号付けされた条項に記載される。

条項１ コンピュータで実施される方法であって、少なくとも１つのプロセッサを用いて、支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから、取引金額、イシュア識別子、及びマーチャント識別子を含む、取引のための取引要求を第１のアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）を介して受信することと、少なくとも１つのプロセッサを用いて、イシュア識別子に基づいて、イシュアユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）を判定することと、少なくとも１つのプロセッサを用いて、取引要求に関連付けられた意図識別子を生成することと、少なくとも１つのプロセッサを用いて、イシュアＵＲＬ及び意図識別子を、第１のＡＰＩを介して、支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信することと、少なくとも１つのプロセッサを用いて、意図識別子、取引金額、及びマーチャント識別子を、第２のＡＰＩを介して、イシュア識別子に関連付けられたイシュアシステムに送信することと、少なくとも１つのプロセッサを用いて、イシュアシステムから、認証された同意識別子及び支払人識別子を第２のＡＰＩを介して受信することと、イシュアシステムから認証された同意識別子を受信することに応答して、少なくとも１つのプロセッサを用いて、マーチャント識別子に関連付けられたマーチャント口座識別子、及び支払人識別子に関連付けられたイシュア口座識別子を判定することと、少なくとも１つのプロセッサを用いて、マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座とイシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで、取引金額、マーチャント口座識別子、及びイシュア口座識別子を送信することと、を含む、コンピュータで実施される方法。

条項２ 第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから受信される取引要求は、イシュア口座に関連付けられたユーザのクライアントデバイスのマーチャントインターフェースによって生成され、イシュアシステムから第２のＡＰＩを介して受信される、認証された同意識別子は、クライアントデバイスの支払インターフェースによって生成され、支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信されるイシュアＵＲＬは、支払インターフェースをトリガするためにマーチャントインターフェースに転送される、条項１のコンピュータで実施される方法。

条項３ 少なくとも１つのプロセッサを用いて、認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージを受信することと、少なくとも１つのプロセッサを用いて、クライアントデバイスのマーチャントインターフェースに取引の完了の確認を表示させるように構成されている第１の成功メッセージを、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信することと、少なくとも１つのプロセッサを用いて、クライアントデバイスの支払インターフェースに取引の完了の確認を表示させるように構成されている第２の成功メッセージを、第２のＡＰＩを介してイシュアシステムに送信することと、を更に含む、条項１又は条項２のコンピュータで実施される方法。

条項４ 支払人識別子が、一意の口座識別子、イシュアシステムに関連付けられた機関識別子、及び地域識別子を含み、支払人識別子が更に、イシュア口座に関連付けられたグローバル一意識別子である、条項１～３のいずれかのコンピュータで実施される方法。

条項５ 一意の口座識別子が、クライアントデバイスのデバイスアドレスである、条項１～４のいずれかのコンピュータで実施される方法。

条項６ 取引要求が、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイから受信され、イシュアＵＲＬ及び意図識別子が、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイに送信され、支払ゲートウェイが、取引の完了のためにアクワイアラシステムに代わって通信する、ように構成されている、条項１～５のいずれかのコンピュータで実施される方法。

条項７ 少なくとも１つのプロセッサを用いて、イシュアシステム及び支払ゲートウェイと通信、又はイシュアシステム及びアクワイアラシステムと通信することによって、取引を、取引金額に対するマーチャント口座へのクレジット、及び取引金額に対するイシュア口座からのデビットとして決済することと、少なくとも１つのプロセッサを用いて、取引に関連付けられた第１の決済報告を支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信し、取引に関連付けられた第２の決済報告をイシュアシステムに送信することと、を更に含む、条項１～６のいずれかのコンピュータで実施される方法。

条項８ 少なくとも１つのプロセッサを備えるサーバを備えるシステムであって、サーバが、支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから、取引金額、イシュア識別子、及びマーチャント識別子を含む、取引のための取引要求を第１のアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）を介して受信し、イシュア識別子に基づいて、イシュアユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）を判定し、取引要求に関連付けられた意図識別子を生成し、イシュアＵＲＬ及び意図識別子を、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信し、意図識別子、取引金額、及びマーチャント識別子を、第２のＡＰＩを介して、イシュア識別子に関連付けられたイシュアシステムに送信し、イシュアシステムから、認証された同意識別子及び支払人識別子を第２のＡＰＩを介して受信し、イシュアシステムから認証された同意識別子を受信することに応答して、マーチャント識別子に関連付けられたマーチャント口座識別子、及び支払人識別子に関連付けられたイシュア口座識別子を判定し、かつ、マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座とイシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで、取引金額、マーチャント口座識別子、及びイシュア口座識別子を送信するようにプログラム又は構成されている、システム。

条項９ 第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから受信される取引要求は、イシュア口座に関連付けられたユーザのクライアントデバイスのマーチャントインターフェースによって生成され、イシュアシステムから第２のＡＰＩを介して受信される、認証された同意識別子は、クライアントデバイスの支払インターフェースによって生成され、支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信されるイシュアＵＲＬは、支払インターフェースをトリガするためにマーチャントインターフェースに転送される、条項８のシステム。

条項１０ サーバが、認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージを受信し、クライアントデバイスのマーチャントインターフェースに、取引の完了の確認を表示させるように構成されている、第１の成功メッセージを、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信し、かつ、クライアントデバイスの支払インターフェースに取引の完了の確認を表示させるように構成されている、第２の成功メッセージを、第２のＡＰＩを介してイシュアシステムに送信する、ように更にプログラム又は構成されている、条項８又は条項９のシステム。

条項１１ 支払人識別子が、一意の口座識別子、イシュアシステムに関連付けられた機関識別子、及び地域識別子を含み、支払人識別子が更に、イシュア口座に関連付けられたグローバル一意識別子である、条項８～１０のいずれかのシステム。

条項１２ 一意の口座識別子が、クライアントデバイスのデバイスアドレスである、条項８～１１のいずれかのシステム。

条項１３ 取引要求が、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイから受信され、イシュアＵＲＬ及び意図識別子が、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイに送信され、支払ゲートウェイが、取引の完了のためにアクワイアラシステムに代わって通信する、ように構成されている、条項８～１２のいずれかのシステム。

条項１４ サーバが、イシュアシステム及び支払ゲートウェイと通信、又は前記イシュアシステム及びアクワイアラシステムと通信することによって、取引を、取引金額に対するマーチャント口座へのクレジット、及び取引金額に対するイシュア口座からのデビットとして決済し、かつ、取引に関連付けられた第１の決済報告を支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信し、取引に関連付けられた第２の決済報告をイシュアシステムに送信する、ように更にプログラム又は構成されている、条項８～１３のいずれかのシステム。

条項１５ プログラム命令を含む少なくとも１つの非一時的コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、プログラム命令が、少なくとも１つのプロセッサによって実行されるとき、少なくとも１つのプロセッサが、支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから、取引金額、イシュア識別子、及びマーチャント識別子を含む、取引のための取引要求を第１のアプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）を介して受信し、イシュア識別子に基づいて、イシュアユニフォームリソースロケータ（ＵＲＬ）を判定し、取引要求に関連付けられた意図識別子を生成し、イシュアＵＲＬ及び意図識別子を、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信し、意図識別子、取引金額、及びマーチャント識別子を、第２のＡＰＩを介してイシュア識別子に関連付けられたイシュアシステムに送信し、イシュアシステムから、第２のＡＰＩを介して、認証された同意識別子及び支払人識別子を受信し、イシュアシステムから認証された同意識別子を受信することに応答して、マーチャント識別子に関連付けられたマーチャント口座識別子、及び支払人識別子に関連付けられたイシュア口座識別子を判定し、かつ、マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座とイシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで、取引金額、マーチャント口座識別子、及びイシュア口座識別子を送信する、ことを行わせる、コンピュータプログラム製品。

条項１６ 第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから受信された取引要求は、イシュア口座に関連付けられたユーザのクライアントデバイスのマーチャントインターフェースによって生成され、イシュアシステムから第２のＡＰＩを介して受信される、認証された同意識別子は、クライアントデバイスの支払インターフェースによって生成され、支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信されたイシュアＵＲＬは、支払インターフェースをトリガするためにマーチャントインターフェースに転送される、条項１５のコンピュータプログラム製品。

条項１７ プログラム命令はさらに、少なくとも１つのプロセッサに、認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージを受信することと、クライアントデバイスのマーチャントインターフェースに、取引の完了の確認を表示させるように構成されている、第１の成功メッセージを第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信することと、クライアントデバイスの支払インターフェースに、取引の完了の確認を表示させるように構成されている、第２の成功メッセージを第２のＡＰＩを介してイシュアシステムに送信することと、を行わせる、条項１５又は条項１６のコンピュータプログラム製品。

条項１８ 支払人識別子が、一意の口座識別子、イシュアシステムに関連付けられた機関識別子、及び地域識別子を含み、前記支払人識別子が更に、イシュア口座に関連付けられたグローバル一意識別子であり、一意の口座識別子が、クライアントデバイスのデバイスアドレスである、条項１５～１７のいずれかのコンピュータプログラム製品。

条項１９ 取引要求が、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイから受信され、イシュアＵＲＬ及び意図識別子が、第１のＡＰＩを介して支払ゲートウェイに送信され、支払ゲートウェイが、取引の完了のためにアクワイアラシステムに代わって通信するように構成されている、条項１５～１８のいずれかのコンピュータプログラム製品。

条項２０ プログラム命令はさらに、少なくとも１つのプロセッサに、イシュアシステム及び支払ゲートウェイと通信、又は前記イシュアシステム及びアクワイアラシステムと通信することによって、取引を、取引金額に対するマーチャント口座へのクレジット、及び取引金額に対するイシュア口座からのデビットとして決済することと、取引に関連付けられた第１の決済報告を支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムに送信し、取引に関連付けられた第２の決済報告をイシュアシステムに送信することと、を行わせる、条項１５～１９のいずれかのコンピュータプログラム製品。

本開示のこれらと他の特徴及び特性、並びに操作の方法、及び構造の関連要素の機能、及び部品の組み合わせ、及び製造の経済性は、以下の説明と、添付の図面を参照して添付の特許請求の範囲とを考慮することでより明らかになり、その全ては本明細書の一部を形成し、同様の参照番号は、様々な図面中の対応する部分を示す。ただし、図面は、例解及び説明の目的のためのものであり、本開示を限定する定義として意図されるものではないことが、明確に理解されるものとする。本明細書及び請求項で使用される場合、「ａ」、「ａｎ」、及び「ｔｈｅ」の単数形は、文脈で別途明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。

本開示の更なる利点及び詳細は、添付の図面に例解される例示的実施形態又は態様を参照して、以下でより詳細に説明されている。

本明細書に記載されるようなシステム、装置、及び／又は方法が実施され得る環境の非限定的な実施形態又は態様の図である。 本明細書に記載されるようなシステム、装置、及び／又は方法が実施され得る環境の非限定的な実施形態又は態様の図である。 本明細書に記載されるようなシステム、装置、及び／又は方法が実施され得る環境の非限定的な実施形態又は態様の図である。 本明細書に記載されるようなシステム、装置、及び／又は方法が実施され得る環境の非限定的な実施形態又は態様の図である。 本明細書に記載されるようなシステム、装置、及び／又は方法が実施され得る環境の非限定的な実施形態又は態様の図である。 本明細書に記載されるようなシステム、装置、及び／又は方法が実施され得る環境の非限定的な実施形態又は態様の図である。 本明細書に記載されるようなシステム、装置、及び／又は方法が実施され得る環境の非限定的な実施形態又は態様の図である。 図１～７の１つ以上のデバイス又はシステムの構成要素の非限定的な実施形態又は態様の図である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワークのための方法の非限定的な実施形態又は態様を例解するフローチャートである。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワークのための方法の非限定的な実施形態又は態様を例解するフローチャートである。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワークのための方法の非限定的な実施形態又は態様を例解するフローチャートである。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワークで使用するための支払人又は受取人識別子の非限定的な実施形態又は態様を例解する概略図である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の支払人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の支払人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の支払人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の支払人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の支払人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の支払人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の受取人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の受取人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の受取人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の受取人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の受取人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の受取人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内の受取人開始Ｐ２Ｐ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内のＰ２Ｍ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内のＰ２Ｍ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内のＰ２Ｍ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内のＰ２Ｍ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内のＰ２Ｍ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。 本開示の原理による、Ａ２Ａ取引ネットワーク内のＰ２Ｍ取引プロセスで相互作用する、コンピューティングデバイス上のインターフェースの例解である。

当業者は、本明細書の任意のブロック図が、本主題の原理を具現化する例解的システムの概念図を表すことを諒解するべきである。同様に、当然のことながら、任意のフローチャート、フロー図、状態遷移図、疑似コード、及び同類のものも、コンピュータ可読媒体に実質的に表され得、コンピュータ又はプロセッサが明示的に示されているかどうかは関係なく、そのようなコンピュータ又はプロセッサによって実行され得る様々なプロセスを表す。

本文献では、「例示的」という語は、「例、事例、又は例解としての役目を果たす」ことを意味するために本明細書で使用される。「例示的」として本明細書に記述される本主題の任意の実施形態、態様、又は実装形態は、必ずしも他の実施形態又は態様よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。

「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｅｓ）」、「含む（ｉｎｃｌｕｄｅｓ）」、「備える（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」、「含む（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」、又はそれらの任意の他の変形は、非排他的包含を網羅することを意図しており、構成要素又はステップの一覧を備えるセットアップ、デバイス又は方法は、これらの構成要素又はステップのみを含むのではなく、明示的に列挙されていない、又はそのようなセットアップ、デバイス又は方法に固有ではない他の構成要素又はステップを含み得る。換言すれば、「～ａを備える（ｃｏｍｐｒｉｓｅｓ．．．ａ）」又は「～ａを含む（ｉｎｃｌｕｄｅｓ．．．ａ）」によって進められるシステム又は装置内の１つ以上の要素は、より多くの制約なしに、システム又は装置内の他の要素又は追加の要素の存在を排除しない。

以降、説明の目的で、「上部」、「下部」、「右」、「左」、「鉛直」、「水平」、「最上部」、「底部」、「横」、「縦」という用語、及びそれらの派生語は、図面において方向付けられるような非限定的な実施形態又は態様に関するものとする。しかしながら、非限定的な実施形態又は態様は、それとは逆に明示的に指定されている場合を除き、様々な代替的な変形及びステップ順序を想定し得ることを理解されたい。また、添付図面に例解され、以下の明細書で説明される具体的なデバイス及びプロセスは、単に例示的な実施形態又は態様であることも理解されたい。従って、本明細書に開示される実施形態又は態様に関連する、具体的な寸法及び他の物理的特性は、限定とみなされるべきではない。

本明細書で使用されるいかなる態様、構成要素、要素、構造、作用、ステップ、機能、命令、及び／又は同類のものも、そのように明示的に記述されない限り、重要又は必須と解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される場合、冠詞「ａ」及び「ａｎ」は、１つ以上の品目を含むことが意図され、「１つ以上」及び「少なくとも１つ」と互換的に使用され得る。更に、本明細書で使用される場合、「セット」という用語は、１つ以上の品目（例えば、関連する品目、無関係の品目、関連する品目と無関係の品目の組み合わせ、及び／又は同類のもの）を含むことが意図されており、「１つ以上」又は「少なくとも１つ」と互換的に使用され得る。１つの品目のみが意図される場合、「１つ」という用語又は類似の文言が使用される。また、本明細書で使用される場合、「有する（ｈａｓ）」、「有する（ｈａｖｅ）」、「有する（ｈａｖｉｎｇ）」、又はこれに類する用語は、制約のない用語であることが意図される。更に、「基づく」という語句は、別途明示的に記載されない限り、「少なくとも部分的に基づく」を意味することが意図される。

一部の非限定的な実施形態又は態様は、閾値に関連して本明細書に記述される。本明細書で使用される場合、閾値を満たすとは、閾値より大きい値、閾値より多い値、閾値より高い値、閾値以上の値、閾値未満の値、閾値より少ない値、閾値より低い値、閾値以下の値、閾値に等しい値、及び／又は同類のものを指し得る。

本明細書で使用される場合、「通信」及び「通信する」という用語は、情報（例えば、データ、信号、メッセージ、命令、コマンド、及び／又は同類のもの）の受信、受領、送信、転送、提供、及び／又は同類のものを指し得る。１つのユニット（例えば、デバイス、システム、若しくはデバイス又はシステムの構成要素、それらの組み合わせ、及び／又は同類のもの）が、別のユニットと通信するというのは、１つのユニットが直接若しくは間接的に、情報を他方のユニットから受信及び／又は情報を他方のユニットへ送信できることを意味する。これは、有線及び／又は無線の性質を有する、直接的又は間接的な接続（例えば、直接的な通信接続、間接的な通信接続、及び／又は同類のもの）を指し得る。追加で、２つのユニットは、送信される情報が、第１のユニットと第２のユニットとの間で修正、処理、リレー、及び／又はルーティングされる場合があるとしても、互いに通信し得る。例えば、第１のユニットが受動的に情報を受信し、第２のユニットへ能動的に情報を送信しないとしても、第１のユニットは第２のユニットと通信し得る。別の実施例として、第１のユニットは、少なくとも１つの中間ユニット（例えば、第１のユニットと第２のユニットの間に位置する第３のユニット）が第１のユニットから受信した情報を処理し、処理された情報を第２のユニットに通信する場合、第２のユニットと通信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、メッセージは、データを含むネットワークパケット（例えば、データパケット、及び／又は同類のもの）を指し得る。例えば、伝送制御プロトコル／インターネットプロトコル（ＴＣＰ／ＩＰ）（ハイパーテキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ）及び他のプロトコルを含む）、無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）（８０２．１１及び他の無線周波数ベースのプロトコル及び方法を含む）、アナログ伝送、セルラネットワーク（例えば、Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ（ＧＳＭ）、Ｃｏｄｅ－Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ（ＣＤＭＡ）、Ｌｏｎｇ－Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ（ＬＴＥ（登録商標））、Ｗｏｒｌｄｗｉｄｅ Ｉｎｔｅｒｏｐｅｒａｂｉｌｉｔｙ ｆｏｒ Ｍｉｃｒｏｗａｖｅ Ａｃｃｅｓｓ（ＷｉＭＡＸ（登録商標））、第３世代（３Ｇ）ネットワーク、第４世代（４Ｇ）ネットワーク、第５世代（５Ｇ）ネットワークなど）、及び／又は同類のものなどの、任意の既知の電子通信プロトコル及び／又はアルゴリズムを使用し得る。多くの他の配置が可能であることは諒解されるであろう。

本明細書で使用される場合、「支払デバイス」という用語は、携帯型金融デバイス、電子支払デバイス、支払カード（例えば、クレジットカード又はデビットカード）、ギフトカード、スマートカード、スマートメディア、ペイロールカード、ヘルスケアカード、リストバンド、口座情報を包含する機械可読媒体、キーチェーンデバイス又はフォブ、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）トランスポンダ、小売店割引カード又はロイヤルティカード、携帯電話、電子ウォレットモバイルアプリケーション、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ）、ポケットベル、セキュリティカード、コンピュータ、アクセスカード、無線端末、トランスポンダ、及び／又は同類のもの、を指し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、支払デバイスは、情報を格納するための揮発性又は不揮発性メモリ（例えば、口座識別子、口座保有者の名前、及び／又は同類のもの）を含み得る。

本明細書で使用される場合、「取引サービスプロバイダ」という用語は、マーチャント又は他の事業体から取引認証要求を受信し、場合によっては、取引サービスプロバイダとイシュア機関との間の同意を通して、支払の保証を提供する事業体を指し得る。例えば、取引サービスプロバイダは、Ｖｉｓａ（登録商標）などの支払ネットワーク又は取引を処理する任意の他の事業体を含み得る。本明細書で使用される場合、「取引処理システム」という用語は、１つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する取引処理サーバ、１つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行するトークンサービス、及び／又は同類のものなど、取引サービスプロバイダによって、又はそれに代わって動作される１つ以上のコンピュータシステムを指し得る。取引処理サーバは、１つ以上のプロセッサを含み得、一部の非限定的実施形態又は態様では、取引サービスプロバイダによって又はそれに代わって動作され得る。

本明細書で使用される場合、用語「支払ゲートウェイ」は、支払サービス（例えば、取引サービスプロバイダ支払サービス、支払処理サービス、及び／又は同類のもの）を１つ以上のマーチャントに提供する、かかる事業体（例えば、マーチャントサービスプロバイダ、支払サービスプロバイダ、支払促進者、アクワイアラと契約している支払促進者、支払集約者、及び／又は同類のもの）によって、又はその代わりに動作される事業体及び／又は支払処理システムを指し得る。支払サービスは、取引サービスプロバイダによって管理される携帯型金融デバイスの使用と関連付けられ得る。本明細書で使用される場合、「支払ゲートウェイシステム」という用語は、支払ゲートウェイによって、又はその代わりに動作される１つ以上のコンピュータシステム、コンピュータデバイス、サーバ、サーバのグループ、及び／又は同類のものを指し得る。

本明細書で使用される場合、「イシュア機関」という用語は、クレジット及び／又はデビットでの支払を開始するなど、取引（例えば、支払取引）を行うために顧客に口座を提供する、銀行などの１つ以上の事業体を指し得る。例えば、イシュア機関は、顧客と関連付けられた１つ以上の口座を一意に識別する、個人口座番号（ＰＡＮ）などの口座識別子を、顧客に提供し得る。口座識別子は、例えば、支払カードなど、物理的な支払機器などの支払デバイスに表現され得、かつ／又は電子式であり電子支払に使用され得る。「イシュアシステム」という用語はまた、１つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行するサーバコンピュータなど、イシュア機関によって、又はそれに代わって動作される１つ以上のコンピュータシステムを指し得る。例えば、イシュアシステムは、取引を認証するための１つ以上の認証サーバを含み得る。

本明細書で使用される場合、「アクワイアラ機関」という用語は、取引サービスプロバイダと関連付けられた支払デバイスを使用して取引（例えば、支払取引）を生じさせるために、取引サービスプロバイダによってライセンスされ、かつ／又は承認された事業体を指し得る。アクワイアラ機関が生じさせ得る取引は、支払取引（例えば、購入、オリジナルクレジット取引（ＯＣＴ）、ａｃｃｏｕｎｔ ｆｕｎｄｉｎｇ ｔｒａｎｓａｃｔｉｏｎ（ＡＦＴ）、及び／又は同類のもの）を含み得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、アクワイアラ機関は、銀行であり得る。本明細書で使用される場合、「アクワイアラシステム」という用語は、アクワイアラ機関によって、又はそれに代わって動作される１つ以上のコンピュータシステム、コンピュータデバイス、ソフトウェアアプリケーション、及び／又は同類のものを指し得る。

本明細書で使用される場合、「認証システム（ａｕｔｈｅｎｔｉｃａｔｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ）」及び「認証システム（ａｕｔｈｅｎｔｉｃａｔｉｏｎ ｓｙｓｔｅｍ）」という用語は、取引処理システム、マーチャントシステム、イシュアシステム、支払ゲートウェイ、第三者認証サービス、及び／又は同類のものなどであるがこれに限定されない、ユーザ及び／又は口座を認証する１つ以上のコンピューティングデバイスを指し得る。

本明細書で使用される場合、「要求」、「応答」、「要求メッセージ」、及び「応答メッセージ」という用語は、２つ以上の構成要素又はユニット間でデータを通信するために使用される１つ以上のメッセージ、データパケット、信号、及び／又はデータ構造を指し得る。

本明細書で使用される場合、「口座識別子」という用語は、顧客口座に関連付けられた１つ以上のＰＡＮ、トークン、又は他の識別子を含み得る。「トークン」という用語は、ＰＡＮなど、元の口座識別子の代用又は代替識別子として使用される識別子を指し得る。口座識別子は、英数字、又は文字及び／若しくは記号の任意の組み合わせであり得る。トークンは、元の口座識別子を直接使用することなく、取引を行うために使用され得るように、１つ以上のデータ構造（例えば、１つ以上のデータベース及び／又は同類のもの）でＰＡＮ又は他の元の口座識別子と関連付けられ得る。一部の実施例では、ＰＡＮなどの元の口座識別子は、異なる個人に対して又は異なる目的のために、複数のトークンと関連付けられ得る。

本明細書で使用される場合、「マーチャント」という用語は、支払取引などの取引に基づいて、商品及び／又はサービス、並びに／若しくは商品及び／又はサービスへのアクセスをユーザ（例えば、顧客、消費者、及び／又は同類のもの）に提供する１つ以上の事業体（例えば、小売事業の運営者）を指し得る。本明細書で使用される場合、「マーチャントシステム」という用語は、１つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行するサーバなど、マーチャントによって、又はそれに代わって動作される１つ以上のコンピュータシステムを指し得る。本明細書で使用される場合、「製品」という用語は、マーチャントによって提案される１つ以上の商品及び／又はサービスを指し得る。

本明細書で使用される場合、「ｐｏｉｎｔ－ｏｆ－ｓａｌｅ（ＰＯＳ）デバイス」は、取引（例えば、支払取引）を実施し、かつ／又は取引を処理するためにマーチャントによって使用され得る、１つ以上のデバイスを指し得る。例えば、ＰＯＳデバイスは、１つ以上のクライアントデバイスを含み得る。追加的又は代替的に、ＰＯＳデバイスは、周辺デバイス、カードリーダ、走査デバイス（例えば、コードスキャナ）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）通信受信機、近距離通信（ＮＦＣ）受信機、ＲＦＩＤ受信機、及び／又は他の非接触トランシーバ若しくは受信機、接触式受信機、支払端末、及び／又は同類のものを含み得る。本明細書で使用される場合、「ｐｏｉｎｔ－ｏｆ－ｓａｌｅ（ＰＯＳ）システム」は、取引を行うためにマーチャントが使用する１つ以上のクライアントデバイス及び／又は周辺デバイスを指し得る。例えば、ＰＯＳシステムは、１つ以上のＰＯＳデバイス及び／又は支払取引を実施するために使用され得る他の類似のデバイスを含み得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、ＰＯＳシステム（例えば、マーチャントＰＯＳシステム）は、ウェブページ、モバイルアプリケーション、及び／又は同類のものを通してオンライン支払取引を処理するようにプログラム及び／又は構成された１つ以上のサーバコンピュータを含み得る。

本明細書で使用される場合、「クライアント」及び「クライアントデバイス」という用語は、取引（例えば、支払取引）を開始又は促進するために使用される、１つ以上のクライアント側デバイス又はシステム（例えば、取引サービスプロバイダから遠隔）を指し得る。実施例として、「クライアントデバイス」は、マーチャントが使用する１つ以上のＰＯＳデバイス、アクワイアラが使用する１つ以上のアクワイアラのホストコンピュータ、ユーザが使用する１つ以上のモバイルデバイス、及び／又は同類のものを指し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、クライアントデバイスは、１つ以上のネットワークと通信し、取引を開始又は促進するように構成された電子デバイスであり得る。例えば、クライアントデバイスは、１つ以上のコンピュータ、携帯型コンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、モバイルデバイス、携帯電話、ウェアラブルデバイス（例えば、腕時計、眼鏡、レンズ、衣類、及び／又は同類のもの）、ＰＤＡ、及び／又は同類のものを含み得る。更に、「クライアント」はまた、取引を開始するために（例えば、取引サービスプロバイダとの取引を開始するために）クライアントデバイスを所有、利用、及び／又は動作させる事業体（例えば、ユーザ、マーチャント、アクワイアラ、及び／又は同類のもの）を指し得る。

本明細書で使用される場合、「コンピューティングデバイス」という用語は、データを処理するように構成された１つ以上の電子デバイスを指し得る。コンピューティングデバイスは、１つ以上のネットワークと直接的又は間接的に、又は１つ以上のネットワークを介して通信するように構成され得る。コンピューティングデバイスは、一部の実施例では、プロセッサ、ディスプレイ、メモリ、入力デバイス、ネットワークインターフェース、及び／又は同類のものなど、データを受信、処理、及び出力するために必要な構成要素を含み得る。コンピューティングデバイスは、モバイルデバイス、デスクトップコンピュータ、及び／又は任意の他の類似のデバイスであり得る。更に、「コンピュータ」という用語は、データを受信、処理、及び出力するために必要な構成要素を含み、通常、ディスプレイ、プロセッサ、メモリ、入力デバイス、及びネットワークインターフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを指し得る。本明細書で使用される場合、「サーバ」という用語は、１つ以上のプロセッサ若しくはコンピュータ、ストレージデバイス、又はインターネットなどのネットワーク環境で動作されるか、若しくは通信及び／又は処理を容易にする、同様のコンピュータ配置を指すか、又は含み得るものの、１つ以上の公衆又はプライベートネットワーク環境を介して通信を容易にし得、様々な他の配置が可能であることは諒解されるであろう。更に、複数のコンピュータ、例えば、サーバ、又はネットワーク環境で直接若しくは間接的に通信する、ＰＯＳデバイスなどの、他のコンピュータ化されたデバイスは、マーチャントのＰＯＳシステムなどの「システム」を構成し得る。

「プロセッサ」という用語は、本明細書で使用される場合、１つ以上のコアを有する単一のプロセッサ、１つ以上のプロセッサのうちの１つ以上のコア、各々が１つ以上のコアを有する複数のプロセッサ、及び／又は他の配置及び処理ユニットの組み合わせなどの、任意のタイプの処理ユニットを表し得る。

本明細書で使用される場合、「システム」という用語は、１つ以上のコンピューティングデバイス又はコンピューティングデバイスの組み合わせ（例えば、プロセッサ、サーバ、クライアントデバイス、ソフトウェアアプリケーション、そのようなものの構成要素、及び／又は同類のもの）を指し得る。「デバイス」、「サーバ」、「プロセッサ」、及び／又は同類のものへの言及は、本明細書で使用される場合、前のステップ若しくは機能を実施すると説明されている、前に説明されたデバイス、サーバ、若しくはプロセッサ、異なるサーバ又はプロセッサ、並びに／又はサーバ及び／若しくはプロセッサの組み合わせを指し得る。例えば、明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、第１のステップ若しくは第１の機能を実施すると説明されている、第１のサーバ又は第１のプロセッサは、第２のステップ若しくは第２の機能を実施すると説明される同じ若しくは異なるサーバ又は異なるプロセッサを指し得る。

本明細書で使用される場合、「要求」、「応答」、「要求メッセージ」、及び「応答メッセージ」という用語は、２つ以上の構成要素又はユニット間でデータを通信するために使用される１つ以上のメッセージ、データパケット、信号、及び／又はデータ構造を指し得る。

本開示の非限定的な実施形態又は態様は、Ａ２Ａネットワークのためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品を対象とする。記述されたシステム及び方法は、取引のための別個の支払デバイスの要件を除去すること含む、口座保持者に対する物理ストレージ及びデータストレージ要件の低減及び／又は除去の技術的改善を提供する。口座識別子ではなく当事者識別子を使用することで、そのような機密性の高い口座識別子がネットワーク内に露出することを避けることにより、システムのセキュリティが向上する。記載されるシステム及び方法は、複数の第三者のＡ２Ａプロバイダシステムを除去することを含め、電子支払処理ネットワークの文脈において、口座保有者のためのＡ２Ａ取引を可能にするために、イシュアシステム、アクワイアラシステム、及び支払ゲートウェイに必要な通信チャネル、ポート、及びシステム統合の数を低減するという技術的な改善を更に提供する。１つ以上のＡＰＩを介してアクセス可能かつ接続された集中型Ａ２Ａ管理システムは、イシュアシステム、支払ゲートウェイ、及びアクワイアラシステムがＡ２Ａ取引フローで通信できるようにすることで、システムユーザ（例えば、支払人、受取人、マーチャント）間でＡ２Ａ取引を実施することを許容する。既存の金融機関がＡＰＩ及びＡ２Ａ管理システムを介してＡ２Ａ取引上で動作できることを考えると、システムユーザは、複数のＡ２Ａ取引ネットワークプロバイダにわたって複数のＡ２Ａ取引口座を管理する必要はない。

記載されるシステム及び方法は、マーチャントシステムが支払人と取引するための実行可能な電子取引チャネルの数を増やす技術的改善を更に提供する。カード提示型取引とカード非提示型取引の他に、マーチャントと支払人は、記載されたＡ２Ａ取引フローを使用して取引を完了し得る。更に、記載されるシステム及び方法は、受取人デバイス及びシステムが口座識別情報を受信又は保持することを必要としない安全な認証プロセスを実施することによって、不正取引及び係争取引によるコンピュータリソースの損失（例えば、無駄な処理帯域幅、通信回数など）を低減するという技術的な改善を提供する。記載される当事者識別子（例えば、ユーザ識別子、マーチャント識別子）を使用して、参加者を識別し、取引を実行する一方で、機密性の高い口座識別子（例えば、ＰＡＮ）が金融機関及びＡ２Ａ管理システムの外部に露出されることを防止することができる。

ここで図１を参照すると、本開示の非限定的な実施形態又は態様による、環境３００ａの概略図が例解されている。特に、環境３００ａの配置及びステップは、同じコンピューティングデバイス、例えば、クライアントデバイス３０２上で実行されるＰ２Ｍ取引に使用され得る。環境３００ａは、クライアントデバイス３０２、支払ゲートウェイ３０８、アクワイアラシステム３１０、Ａ２Ａ管理システム３１２、イシュアシステム３１４、決済システム３１６、及び取引処理システム３１８を含み得る。取引処理システム３１８は、Ａ２Ａ管理システム３１２及び決済システム３１６を含み得る。Ａ２Ａ管理システム３１２、決済システム３１６、及び／又は取引処理システム３１８は、同じコンピューティングデバイス、サーバ、及び／又はプロセッサを備え得る。図１に示す環境３００ａは、図６及び図７に示すような、Ｐ２Ｐ取引にも採用され得ることが諒解されよう。

クライアントデバイス３０２は、イシュアによって提供されるイシュア口座（例えば、銀行口座）に関連付けられたユーザによって使用される、モバイルデバイス、パーソナルコンピュータ、タブレット、及び／又は同類のものなどのコンピューティングデバイスを含み得る。クライアントデバイス３０２は、銀行のウェブサイトにアクセスするウェブブラウザ、金融機関のダウンロード可能なアプリケーション、及び／又は同類のものを含むがこれらに限定されない取引を認証するために、クライアントデバイス３０２のユーザのためのイシュアに関連付けられた支払インターフェース３０４で構成され得る。クライアントデバイス３０２は、店舗ウェブサイトにアクセスするウェブブラウザ、マーチャントのダウンロード可能なアプリケーション、及び／又は同類のものを含むがこれに限定されない、取引の開始のために、マーチャントに関連付けられたマーチャントインターフェース３０６で更に構成され得る。クライアントデバイス３０２は、マーチャントインターフェース３０６を介して、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０と通信ネットワークを介して通信するように構成され得る。クライアントデバイス３０２は、支払インターフェース３０４を介してイシュアシステム３１４と通信ネットワークを介して通信するように更に構成され得る。

支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０は、環境３００ａに示されるように、プロセスフローの位置内で構成され得る。追加的又は代替的に、支払ゲートウェイ３０８は、環境３００ａ内で取引を完了させるために、アクワイアラシステム３１０に代わって通信するように構成され得る。追加的又は代替的に、アクワイアラシステム３１０は、支払ゲートウェイ３０８に向けられて示されているように、かつ支払ゲートウェイ３０８の関与なしに示される全ての通信を取り扱い得る。支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０は、通信ネットワークを介してマーチャントインターフェース３０６と通信し、第１のＡＰＩ３２１を介して同じ又は異なる通信ネットワークを介してＡ２Ａ管理システム３１２と通信し、前の通信ネットワークと同じ又は異なる通信ネットワークを介して決済システム３１６と通信するための、１つ以上のコンピューティングデバイス、サーバ、プロセッサ、及び／又は同類のものを含み得る。支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０は、第１のＡＰＩ３２１に統合され得、取引ログ、決済レポート、及び／又は同類のものを格納するデータベースを含み得る。アクワイアラシステム３１０は、受取人に取引口座（例えば、マーチャントの銀行口座）を提供するアクワイアラ（例えば、金融機関）と関連付けられ得る。

Ａ２Ａ管理システム３１２は、Ａ２Ａ取引ネットワークの促進のために、１つ以上の通信ネットワークで通信するように構成された１つ以上のコンピューティングデバイス、サーバ、プロセッサ、及び／又は同類のものを含み得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１のＡＰＩ３２１を介して支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０と、第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４と、並びに決済システム３１６と通信するように構成され得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引処理システム３１８の一部など、中央で実行され得る。

イシュアシステム３１４は、通信ネットワークを介して支払インターフェース３０４と通信し、第２のＡＰＩ３２２を介して同じ又は異なる通信ネットワークを介してＡ２Ａ管理システム３１２と通信し、前述の通信ネットワークと同じ又は異なる通信ネットワークを介して決済システム３１６と通信するように構成された、１つ以上のコンピューティングデバイス、サーバ、プロセッサ、及び／又は同類のものを含み得る。イシュアシステム３１４は、第２のＡＰＩ３２２と統合され得、取引ログ、決済報告（１つ以上の決済された取引に関する指標のデータを含むメッセージ）、及び／又は同類のものを格納するためのデータベースを含み得る。

決済システム３１６は、電子決済取引の決済及び清算のために、１つ以上の通信ネットワークで通信するように構成された１つ以上のコンピューティングデバイス、サーバ、プロセッサ、及び／又は同類のものを含み得る。決済システム３１６は、Ａ２Ａ管理システム３１２と通信して、決済要求メッセージを受信し、決済応答メッセージを送信するように構成され得る。決済システム３１６は、イシュアシステム３１４、支払ゲートウェイ３０８、及び／又はアクワイアラシステム３１０と通信して、支払人口座から受取人口座への取引を決済するように構成され得る。

環境３００ａは、Ａ２Ａ取引ネットワーク（以下に説明）のための方法の非限定的な実施形態又は態様を明示する内部通信フロー図と共に、図１に更に示されている。以下に記載されるプロセスフローは、図２６～図３１の例解された画面に更に描かれている。

ステップ１では、取引要求は、マーチャントインターフェース３０６で開始され得る。例えば、ユーザは、ユーザのクライアントデバイス３０２のマーチャントインターフェース３０６内で、取引のための取引要求を開始し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、ユーザは、ユーザが取引口座（例えば、銀行口座）を有するイシュアを識別し得る。例えば、ユーザは、イシュア名を入力したり、提案されたイシュアのリストから検索したり、地理的な場所などによってイシュアを識別したり、及び／又は同類のものを行い得る。マーチャントインターフェース３０６で生じた取引要求は、ユーザが（例えば、商品及び／又はサービスと引き換えに）完了しようとしている取引のための取引金額を含み得る。

ステップ２では、取引要求は、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０にルーティングされ得る。例えば、マーチャントインターフェース３０６は、取引要求を、通信ネットワークを介して支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、取引要求は、ユーザが取引しようとしているマーチャントに関連付けられたマーチャントシステムのマーチャントサーバを通してルーティングされ得る。支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信される取引要求は、マーチャント識別子を含む取引要求を含むか、これを含むように修正されるか、又はこれと置き換えられ得る。

ステップ３では、取引要求は、Ａ２Ａ管理システム３１２に送信され得る。例えば、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０は、取引の取引要求を送信し得、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引の取引要求を受信し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２に送信され、Ａ２Ａ管理システム３１２によって受信された取引要求は、取引金額、イシュア識別子、マーチャント識別子、及び／又はマーチャント名を含む取引要求を含むか、これを含むように修正されるか、又はこれと置き換えられ得る。取引要求は、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０と統合された第１のＡＰＩ３２１を介して通信され得る。支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０でのＡＰＩ統合は、ネットワークオンボーディングの簡素化、ネットワーク統合又は更新のためのダウンタイムの低減、及び取引処理システム３１８によるコード管理の集中及びセキュリティを考慮して行われる。

ステップ４Ａでは、意図識別子及びイシュアＵＲＬは、同一又は別個のメッセージで、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１のＡＰＩ３２１を介して取引要求で受信されたイシュア識別子に基づいて、イシュアＵＲＬを決定し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、イシュア識別子に関連付けられたイシュアＵＲＬのデータベースで構成され得る。イシュアＵＲＬは、イシュアウェブサイトのアドレス、イシュアアプリケーションへのリダイレクトリンク、及び／又は同類のものを含むが、これらに限定されない、インターネットリソースのアドレスを含み得る。イシュアＵＲＬは、クライアントデバイス３０２によって実行されるとき、支払インターフェース３０４の表示を促し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１のＡＰＩ３２１を介して、判定されたイシュアＵＲＬを支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。

追加的又は代替的に、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１のＡＰＩ３２１を介して受信された取引要求に関連付けられた意図識別子を生成し得る。意図識別子は、少なくとも一方の当事者による取引の意図を表す、取引に関連付けられた一意の識別子を含み得る。意図識別子は、プロセスフローの後半で、同意識別子とペアリングされて、支払側当事者（例えば、支払人）による取引に対する同意を確立し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１のＡＰＩ３２１を介して、生成された意図識別子を支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。

ステップ４Ｂでは、意図識別子、取引金額、イシュア識別子、マーチャント識別子、及び／又はマーチャント名は、同じ又は別個のメッセージで第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、生成された意図識別子、取引要求で受信した取引金額、及び取引要求で受信したマーチャント識別子を、第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信し得る。

ステップ５では、意図識別子及びイシュアＵＲＬは、マーチャントインターフェース３０６に送信され得る。例えば、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０は、Ａ２Ａ管理システム３１２から受信した、意図識別子及びイシュアＵＲＬを、マーチャントインターフェース３０６に送信し得る。

ステップ６では、イシュアＵＲＬは、支払インターフェース３０４をトリガし得、意図識別子は、支払インターフェース３０４にインポートされ得る。例えば、クライアントデバイス３０２は、支払インターフェース３０４をトリガしてクライアントデバイス３０２上に表示され得るように、イシュアＵＲＬにアクセスし得る。支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０から受信された意図識別子は、支払インターフェース３０４にインポート（例えば、データペイロードとして送達）され得る。

ステップ７では、ユーザは、支払インターフェース３０４に認証情報を提供し得、ユーザ認証データ及び意図識別子は、同じ又は別個のメッセージでイシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、支払インターフェース３０４は、認証情報（例えば、生体認証情報、ユーザ名とパスワード、ワンタイムパスワード（ＯＴＰ）、及び／又は同類のもの）を提供するようにユーザに促し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、認証情報は、クライアントデバイス３０２上でローカルに認証され得、その場合、イシュアシステム３１４に送信されたユーザ認証データは、ユーザ認証成功メッセージを含み得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、認証情報は、イシュアシステム３１４において認証され得、その場合、イシュアシステム３１４に送信されたユーザ認証データは、認証情報を含み得る。ユーザ認証情報の入力後、支払インターフェース３０４は、ユーザ認証データ及び意図識別子をイシュアシステム３１４に送信し得る。

ステップ８では、ユーザ認証データがレビューされ得、意図識別子を検証され得、取引データが支払インターフェース３０４に送信され得る。ユーザ認証情報がクライアントデバイス３０２でローカルに認証されていない場合、イシュアシステム３１４は認証情報をレビューし、ユーザを認証し得る。ユーザが認証されない場合（例えば、ユーザ名とパスワードが格納されたユーザ名とパスワードと一致しない）、イシュアシステム３１４は、支払インターフェース３０４を介して、ユーザ認証情報の再記入をユーザに要求し得る。ユーザが認証された場合、イシュアシステム３１４は進み得る。ユーザ認証情報がクライアントデバイス３０２においてローカルに認証された場合、イシュアシステム３１４は、ユーザ認証の成功をレビューして検証し得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、イシュアシステム３１４は、支払インターフェース３０４から受信した意図識別子を、第２のＡＰＩ３２２を介してＡ２Ａ管理システム３１２から受信した１つ以上の意図識別子と比較し得る。イシュアシステム３１４は、支払インターフェース３０４から受信した意図識別子と、第２のＡＰＩ３２２を介してＡ２Ａ管理システム３１２から受信した意図識別子との間の一致を判定し得る。意図識別子を一致させた後、イシュアシステム３１４は、取引金額、マーチャント名、及び／又はマーチャント識別子を含むがこれに限定されない、Ａ２Ａ管理システム３１２から受信した意図識別子に関連付けられた取引データを読み出し得る。取引データの一部又は全ては、取引金額及びマーチャント名を含むがこれらに限定されない、ユーザに表示するために、イシュアシステム３１４から支払インターフェース３０４に送信され得る。

ステップ９では、取引の確認がイシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、ユーザは、イシュアシステム３１４から受信した取引データをレビューし、取引が完了すべきかどうかを検証し得る。次いで、ユーザは取引を確認し、支払インターフェース３０４からイシュアシステム３１４への確認の通信をトリガし得る。更なる実施例として、ユーザは、「支払う（Ｐａｙ）」、「提出する（Ｓｕｂｍｉｔ）」、「確認する（Ｃｏｎｆｉｒｍ）」、及び／又は同類のものを表示する支払インターフェース３０４内のボタンを選択し得、これにより、支払インターフェース３０４からイシュアシステム３１４に送信される確認通信がトリガされ得る。

ステップ１０では、認証された同意識別子、意図識別子、及び／又は支払人識別子が、Ａ２Ａ管理システム３１２に送信され得る。例えば、イシュアシステム３１４は、意図識別子に対応する同意識別子を生成し得、同意識別子は、一意の識別子を含み、意図識別子に関連付けられた取引を完了するための支払人による同意を表す。ステップ７～９でユーザ認証及び取引のユーザ確認が成功したことを考慮し、生成された同意識別子は、本明細書において「認証された同意識別子」とも呼ばれ得る。イシュアシステム３１４は、認証された同意識別子を、第２のＡＰＩ３２２を介してＡ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、イシュアシステム３１４は、ステップ７及び８で認証に成功したユーザに関連付けられた支払人識別子を判定し得る。イシュアシステム３１４は、ユーザ認証データに関連付けられた支払人識別子のデータベースで構成され得る。支払人識別子は、ユーザに関連付けられているイシュア口座（例えば、銀行口座）に関連付けられたグローバル一意識別子であり得る。支払人識別子は、一意の口座識別子（例えば、少なくともイシュアに一意な識別子）、イシュアシステムに関連付けられた機関識別子（例えば、金融機関としてのイシュアの識別子）、及び地域識別子（例えば、展開識別子のエリア、国識別子、多国籍グループ識別子など）を更に含み得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、一意の口座識別子は、クライアントデバイス３０２のデバイスアドレス（例えば、電話番号、メディアアクセス制御（ＭＡＣ）アドレスなど）であり得る。イシュアシステム３１４は、ユーザのイシュア口座に関連付けられた支払人識別子を判定し、認証された同意識別子と同じ又は別個のメッセージで、第２のＡＰＩ３２２を介して支払人識別子をＡ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。

ステップ１１では、マーチャント口座識別子及びイシュア口座識別子が判定され得、認可及び決済組み合わせメッセージが送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１のＡＰＩ３２１を介して意図識別子と共に受信された取引要求のマーチャント識別子を、マーチャント口座識別子（例えば、マーチャントのＰＡＮなどの銀行口座識別子）に対応させ得る。更なる実施例として、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第２のＡＰＩ３２２を介して受信した支払人識別子を、イシュア口座識別子（例えば、ユーザのＰＡＮなどの銀行口座識別子）に対応させ得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、Ａ２Ａ管理システム３１２は、マーチャント識別子及び支払人識別子に関連付けられた口座識別子のデータベースで構成され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、Ａ２Ａ管理システム３１２は、マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座と、イシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間の取引金額の要求及び／又は決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージ（例えば、オリジナルクレジット取引（ＯＣＴ）メッセージ）を生成し得る。認可及び決済組み合わせメッセージは、取引承認要求メッセージ及び取引決済要求メッセージの組み合わせであり得る。認可及び決済組み合わせメッセージは、取引処理システム３１８の決済システム３１６に送信され得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、認可及び決済組み合わせメッセージは、イシュア口座からマーチャント口座へのプッシュペイメントを直接トリガし得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、イシュアシステム３１４、支払ゲートウェイ３０８、及び／又はアクワイアラシステム３１０と通信することによって、取引を、取引金額に対するマーチャント口座へのクレジット及び取引金額に対するイシュア口座からのデビットとして決済し得る。

ステップ１２では、承認メッセージは、Ａ２Ａ管理システム３１２によって受信され得る。例えば、決済システム３１６は、認可及び決済組み合わせメッセージを処理し、認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージをＡ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、認可及び決済組み合わせメッセージは、取引処理システムがイシュアシステム３１４に代わって、かつ／又は承認プロセスでのイシュアへのバックアップとして作用する、スタンドイン処理（ＳＴＩＰ）によって承認され得る。

ステップ１３では、第１の成功メッセージは、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１の成功メッセージを第１のＡＰＩ３２１を介して、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、第１の成功メッセージは、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０がマーチャントインターフェース３０６と通信して当該確認を表示することをトリガするなどして、クライアントデバイス３０２のマーチャントインターフェース３０６に取引の完了の確認を表示させるように構成され得る。

ステップ１４では、第１の成功メッセージは、マーチャントインターフェース３０６に送信され得る。例えば、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０は、Ａ２Ａ管理システム３１２から受信した第１の成功メッセージを第１のＡＰＩ３２１を介してマーチャントインターフェース３０６に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、第１の成功メッセージは、マーチャントインターフェース３０６に伝達される前に、別の第１の成功メッセージに修正又は置き換えられ得る。第１の成功メッセージを受信すると、マーチャントインターフェース３０６は、取引の完了の確認を表示し得る。

ステップ１５では、第２の成功メッセージは、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第２の成功メッセージを第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、第２の成功メッセージは、イシュアシステム３１４をトリガして、支払インターフェース３０４と通信して当該確認を表示するなどして、クライアントデバイス３０２の支払インターフェース３０４に取引の完了の確認を表示させるように構成され得る。

ステップ１６では、第２の成功メッセージは、支払インターフェース３０４に送信され得る。例えば、イシュアシステム３１４は、Ａ２Ａ管理システム３１２から受信した第２の成功メッセージを第２のＡＰＩ３２２を介して支払インターフェース３０４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、第２の成功メッセージは、支払インターフェース３０４に伝達される前に、別の第２の成功メッセージに修正又は置き換えられ得る。第２の成功メッセージを受信すると、支払インターフェース３０４は、取引の完了の確認を表示し得る。

ステップ１７Ａでは、第１の決済報告は、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第１の決済報告（例えば、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）を、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、シングルメッセージシステム（ＳＭＳ）による送信を含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第１の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ１７Ｂでは、第２の決済報告は、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第２の決済報告（例えば、イシュアシステム３１４に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）をイシュアシステム３１４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、シングルメッセージシステム（ＳＭＳ）によるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第２の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ１８Ａ及び１８Ｂでは、取引に対する正味決済を完了させ得る。例えば、決済システム３１６は、イシュアシステム３１４、支払ゲートウェイ３０８、及び／又はアクワイアラシステム３１０との通信を通じて、取引金額についてマーチャントのマーチャント口座に入金し、かつ取引金額についてユーザのイシュア口座から引き落とすことで、取引の決済を完了し得る。

ここで図２を参照すると、本開示の非限定的な実施形態又は態様による、環境３００ｂの概略図が例解されている。特に、環境３００ｂの配置及びステップは、同じコンピューティングデバイス、例えば、クライアントデバイス３０２上で実行され、かつオープンバンキングプラットフォーム（ＯＢＰ）プロトコルを使用するＰ２Ｍ取引に使用され得る。環境３００ｂは、クライアントデバイス３０２、支払ゲートウェイ３０８、アクワイアラシステム３１０、Ａ２Ａ管理システム３１２、イシュアシステム３１４（ＯＢＰプロバイダ３１５を含み得るか、又はそれに関連付けられ得る）、決済システム３１６、及び取引処理システム３１８を含み得る。取引処理システム３１８は、Ａ２Ａ管理システム３１２及び決済システム３１６を含み得る。Ａ２Ａ管理システム３１２、決済システム３１６、及び／又は取引処理システム３１８は、同じコンピューティングデバイス、サーバ、及び／又はプロセッサを備え得る。環境３００ｂにおけるコンピューティングデバイスの非限定的な実施形態又は態様は、図１に示した環境３００ａで説明したそれらのデバイスと同じであり得る。

環境３００ｂは、Ａ２Ａ取引ネットワーク（以下に説明）のための方法の非限定的な実施形態又は態様を明示する内部通信フロー図と共に、図２に更に示されている。

ステップ２１では、取引を開始し得る。例えば、ユーザは、マーチャントインターフェース３０６で支払オプションを選択し、マーチャントインターフェース３０６にイシュア識別子を入力し、１つ以上の入力をマーチャントインターフェース３０６に提示することにより取引を完了する意図を表すことによって、取引を開始し得る。マーチャントインターフェース３０６は、モバイルブラウザ上のマーチャントウェブサイト、マーチャントアプリケーション、及び／又は同類のものなど、クライアントデバイス３０２上の様々なタイプのインターフェースを含み得る。

ステップ２２では、取引の意図を表すメッセージが、支払ゲートウェイ３０８にルーティングされる。例えば、マーチャントインターフェース３０６に関連付けられたマーチャントシステム（例えば、バックエンドサーバ）は、取引意図を表すメッセージを支払ゲートウェイ３０８に送信し得る。支払ゲートウェイ３０８によって受信されるメッセージは、取引金額及びユーザが選択したイシュア識別子を含み得る。

ステップ２３では、支払詳細は、Ａ２Ａ管理システム３１２に送信され得る。例えば、支払ゲートウェイ３０８は、第１のＡＰＩ３２１を介してＡ２Ａ管理システム３１２に接続して、ユーザとマーチャントとの間の取引の支払詳細を含むメッセージを送信し得る。支払ゲートウェイ３０８によって送信されるメッセージは、取引金額、イシュア識別子、マーチャント名、マーチャント識別子、及び／又は同類のものを含み得る。

ステップ２３Ａでは、支払詳細は、イシュアシステム３１４に関連付けられたＯＢＰプロバイダ３１５に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、新しい意図識別子を生成し、第２のＡＰＩ３２２を介してＯＢＰプロバイダ３１５に接続して、ＯＢＰプロバイダ３１５にメッセージを送信し得る。ＯＢＰプロバイダ３１５に送信されるメッセージは、生成された意図識別子、取引金額、イシュア識別子、マーチャント名、マーチャント識別子、及び／又は同類のものを含み得る。

ステップ２４では、同意識別子及びイシュアＵＲＬは、Ａ２Ａ管理システム３１２に送信され得る。例えば、ＯＢＰプロバイダ３１５は、意図識別子に対応する同意識別子を生成し、第２のＡＰＩ３２２を介してＡ２Ａ管理システム３１２にメッセージを送信し得る。メッセージは、同意識別子、イシュアＵＲＬ、及び／又は同類のものを含み得る。

ステップ２４Ａでは、同意識別子及びイシュアＵＲＬは、支払ゲートウェイ３０８に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１のＡＰＩ３２１を介して支払ゲートウェイ３０８にメッセージを送信し得る。支払ゲートウェイ３０８に送信されるメッセージは、ＯＢＰプロバイダ３１５、イシュアＵＲＬ、及び／又は同類のものによって生成される同意識別子を含み得る。

ステップ２５では、同意識別子及びイシュアＵＲＬは、マーチャントインターフェース３０６に送信され得る。例えば、支払ゲートウェイ３０８は、同意識別子及びイシュアＵＲＬを、マーチャントシステムへのメッセージを介してマーチャントインターフェース３０６に送信し得る。

ステップ２６では、イシュアＵＲＬが使用され、支払インターフェース３０４をトリガして、取引を継続し得る。例えば、マーチャントインターフェース３０６は、イシュアＵＲＬを使用して、支払インターフェース３０４をトリガして、認証して取引を継続するためのユーザのステップを更新及びトリガし得る。マーチャントインターフェース３０６と支払インターフェース３０４との間のメッセージは、同意識別子及びイシュアＵＲＬを含み得る。

ステップ２７では、ユーザは、第２のクライアント側取引ステップを完了するように促され得る。例えば、支払インターフェース３０４は更新して、ユーザにイシュア支払プロセスにログインするように促し得る。ユーザは、自身のユーザ認証情報を提供することによってログインし得る。ログインプロセスの一部として、マーチャントインターフェース３０６を介して受信された同意識別子は、支払インターフェース３０４を介してイシュアシステム３１４に転送され得る。

ステップ２８では、同意識別子は、意図識別子と照会され得る。例えば、イシュアシステム３１４は、同意識別子を、イシュアシステム３１４に関連付けられたＯＢＰプロバイダ３１５から受信した意図識別子と照会させ得る。一致が成功すると、イシュアシステム３１４は、取引金額、マーチャント名、及び／又は同類のものを含み得る、取引データを支払インターフェース３０４に送信し得る。

ステップ２９で、ユーザは、取引の支払を完了する意図を確認し得る。例えば、イシュアシステム３１４から受信した取引データは、支払インターフェース３０４に表示され得、ユーザは、取引データをレビューして、取引への満足度を確認し得る。取引データをレビューした後、ユーザは、支払インターフェース３０４に入力（例えば、「ＯＫ」、「支払う（Ｐａｙ）」、又は「提出する（Ｓｕｂｍｉｔ）」ボタンの選択）を提供することによって、取引の支払を完了する意図を確認し得る。

ステップ３０では、クライアントデバイス３０２は、ユーザをマーチャントインターフェース３０６にリダイレクトし得る。例えば、ユーザが取引の支払を完了する意図を確認する入力を提供した後、クライアントデバイス３０２は、支払インターフェース３０４からマーチャントインターフェース３０６へ表示を変更し得る。この移行の間、認証された同意識別子は、支払インターフェース３０４からマーチャントインターフェース３０６に送信され得る。

ステップ３１では、マーチャントインターフェース３０６は、Ａ２Ａ管理システム３１２に接続し得る。例えば、マーチャントインターフェース３０６は、ソフトウェア開発キット（ＳＤＫ）（例えば、ＡＰＩを含み得る）を通して提供されるような、マーチャントシステムとＡ２Ａ管理システム３１２との間の通信チャネルを介して、Ａ２Ａ管理システム３１２に接続し得る。この接続を行う時、マーチャントインターフェース３０６は、認証された同意識別子、支払人識別子、及び／又は同類のものを含むメッセージをＡ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。

ステップ３２では、支払人識別子及び／又はマーチャント識別子が口座識別子に変換され（例えば、対応付けられ）、プッシュペイメントがトリガされ得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、少なくとも部分的に対応する識別子に基づいてルックアップテーブル内の検索を実施することによってなど、支払人識別子をイシュア口座識別子（例えば、支払人ＰＡＮ）に、かつマーチャント識別子をマーチャント口座識別子（例えば、マーチャントＰＡＮ）に変換し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引処理システム３１８のＯＣＴプロトコルを使用して、プッシュペイメントをトリガし得る。

ステップ３３では、取引が承認され得る。例えば、ＯＢＰプロバイダ３１５は、Ｓｍａｒｔｅｒ Ｓｔａｎｄ－Ｉｎ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ（ＳＴＩＰ）プロトコルを使用してＯＣＴを承認し得る。そうすることで、ＯＢＰプロバイダ３１５は、認証された同意識別子及び支払人識別子を含むメッセージをＡ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。

ステップ３４では、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引の完了のために、マーチャントＰＡＮ及び支払人ＰＡＮを決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８に送信し得る。ステップ３５では、決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８は、取引が承認された（例えば、ＳＴＩＰが承認した）ことを示すメッセージをＡ２Ａ管理システム３１２に送り返し得る。

ステップ３６では、成功メッセージは、支払ゲートウェイ３０８に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引が成功したことを示すメッセージを第１のＡＰＩ３２１を介して支払ゲートウェイ３０８に送信し得る。

ステップ３７では、成功メッセージは、マーチャントシステムに送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２からの成功メッセージの受信に応答して、支払ゲートウェイ３０８は、取引が成功したことを示す成功メッセージを、マーチャントインターフェース３０６を含むマーチャントシステムに送信し得る。マーチャントインターフェース３０６は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ３８では、成功メッセージは、ＯＢＰプロバイダ３１５にも送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引が成功したことを示すメッセージを第２のＡＰＩ３２２を介してＯＢＰプロバイダ３１５に送信し得る。成功メッセージは、そのときにイシュアシステム３１４に転送され得る。

ステップ３９では、成功メッセージは、支払インターフェース３０４に更に送信され得る。例えば、イシュアシステム３１４は、Ａ２Ａ管理システム３１２からの成功メッセージの受信に応答して、取引が成功したことを示す支払インターフェース３０４へのメッセージをトリガし得る。支払インターフェース３０４は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ４１Ａでは、第１の決済報告を支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第１の決済報告（例えば、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）を、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第１の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ４１Ｂでは、第２の決済報告は、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第２の決済報告（例えば、イシュアシステム３１４に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）をイシュアシステム３１４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第２の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ４２Ａ及び４２Ｂでは、取引に対する正味決済を完了させ得る。例えば、決済システム３１６は、イシュアシステム３１４、支払ゲートウェイ３０８、及び／又はアクワイアラシステム３１０との通信を通じて、取引金額についてマーチャントのマーチャント口座に入金し、かつ取引金額についてユーザのイシュア口座から引き落とすことで、取引の決済を完了し得る。

ここで図３を参照すると、本開示の非限定的な実施形態又は態様による、環境３００ｃの概略図が例解されている。特に、環境３００ｃの配置及びステップは、支払インターフェース３０４及びマーチャントインターフェース３０６が別個のコンピューティングデバイス上で実行されるＰ２Ｍ取引に使用され得る。環境３００ｃは、第１のコンピューティングデバイス（例えば、クライアントデバイス３０２）上で実行される支払インターフェース３０４、第２のコンピューティングデバイス上で実行されるマーチャントインターフェース３０６、支払ゲートウェイ３０８、アクワイアラシステム３１０、Ａ２Ａ管理システム３１２、イシュアシステム３１４、決済システム３１６、及び取引処理システム３１８を含み得る。取引処理システム３１８は、Ａ２Ａ管理システム３１２及び決済システム３１６を含み得る。Ａ２Ａ管理システム３１２、決済システム３１６、及び／又は取引処理システム３１８は、同じコンピューティングデバイス、サーバ、及び／又はプロセッサを備え得る。環境３００ｃにおけるコンピューティングデバイスの非限定的な実施形態又は態様は、図１に示した環境３００ａで説明したそれらのデバイスと同じであり得る。

環境３００ｃは、Ａ２Ａ取引ネットワーク（以下に説明）のための方法の非限定的な実施形態又は態様を明示する内部通信フロー図と共に、図３に更に示されている。

ステップ５１では、取引を開始し得る。例えば、ユーザは、マーチャントインターフェース３０６で入力（例えば、「チェックアウト（Ｃｈｅｃｋｏｕｔ）」ボタンの選択）を提供して、ユーザとマーチャントインターフェース３０６に関連付けられたマーチャントとの間の取引を完了する意図を表現し得る。ユーザは、マーチャントインターフェース３０６において、取引金額、イシュア識別子、及び支払人識別子を確認及び／又は（例えばインターフェース入力を介して）提供し得る。

ステップ５２では、取引を完了する意図は、支払ゲートウェイ３０８に送信され得る。例えば、マーチャントインターフェース３０６は、ユーザがマーチャントとの取引を完了する意図であることを示すメッセージを支払ゲートウェイ３０８に送信し得る。支払ゲートウェイ３０８に送信されるメッセージは、取引金額、イシュア識別子、支払人識別子、及び／又は同類のものを含み得る。

ステップ５３では、支払詳細は、Ａ２Ａ管理システム３１２に送信され得る。例えば、支払ゲートウェイ３０８は、マーチャントインターフェース３０６からメッセージを受信することに応答して、第１のＡＰＩ３２１を介してＡ２Ａ管理システム３１２にメッセージを送信し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２に送信されたメッセージは、取引金額、イシュア識別子、支払人識別子、マーチャント名、マーチャント識別子、及び／又は同類のものを含むがこれらに限定されない、取引データを含み得る。

ステップ５４では、支払詳細は、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、支払ゲートウェイ３０８からメッセージを受信することに応答して、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４にメッセージを送信し得る。これには、取引を完了するユーザの意図に対応する意図識別子を生成することが含まれ得る。イシュアシステム３１４に送信されたメッセージは、限定されるものではないが、意図識別子、取引金額、支払人識別子、マーチャント名、マーチャント識別子、及び／又は同類のものを含む、取引データを含み得る。

ステップ５５では、認証要求メッセージは、支払インターフェース３０４に送信され得る。例えば、イシュアシステム３１４は、ユーザの認証を求めるために、認証要求メッセージを支払インターフェース３０４に送信し得る。これに応答して、支払インターフェース３０４は、ログイン画面を表示するように更新され、ユーザを認証するためのユーザ認証情報をユーザが入力することを許容し得る。

ステップ５６では、ユーザは支払インターフェース３０４で自分自身を認証し得る。例えば、ユーザは、ユーザを認証するために、支払インターフェース３０４にユーザ認証情報を入力し得る。ユーザ認証情報には、ユーザ名、パスワード、生体認証データ、及び／又は同類のものが含まれ得るが、これらに限定されない。ユーザ認証情報は、支払インターフェース３０４からイシュアシステム３１４に通信されて、ユーザを認証し得る。

ステップ５７では、取引データは、支払インターフェース３０４に送信され得る。例えば、ユーザの認証の成功に応答して、イシュアシステム３１４は、取引データを包含するメッセージを支払インターフェース３０４に送信し得る。支払インターフェース３０４へのメッセージは、取引金額、マーチャント名、及び／又は同類のものを含み得るが、これらに限定されない。取引データを受信すると、取引データは、ユーザが取引の詳細をレビューし得るように、支払インターフェース３０４内でユーザに表示され得る。

ステップ５８では、ユーザは、取引の支払を完了する意図を確認し得る。例えば、支払インターフェース３０４で取引データをレビューした後、ユーザは支払インターフェース３０４に入力を提供し（例えば、「ＯＫ」、「支払う（Ｐａｙ）」、又は「提出する（Ｓｕｂｍｉｔ）」ボタンを選択する）、取引の支払を完了するユーザの意思を確認し得る。ユーザからの確認は、支払インターフェース３０４からのメッセージでイシュアシステム３１４に送信され得る。

ステップ５９では、認証された同意識別子が生成され、Ａ２Ａ管理システム３１２に送信され得る。例えば、取引の支払を完了するというユーザの意思の確認を受信することに応答して、イシュアシステム３１４は、認証された同意識別子を生成し、Ａ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。同意識別子は、意図識別子に対応し得る。

ステップ６０では、取引処理のためのデータは、決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、支払人識別子を支払人ＰＡＮに、かつマーチャント識別子をマーチャントＰＡＮに変換（例えば、対応付け）し、取引を完了させるために、マーチャントＰＡＮ及び支払人ＰＡＮを決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８に送信し得る。ステップ６１では、決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８は、取引が承認された（例えば、ＳＴＩＰが承認した）ことを示すメッセージをＡ２Ａ管理システム３１２に送り返し得る。

ステップ６３では、成功メッセージは、支払ゲートウェイ３０８に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引が成功したことを示すメッセージを第１のＡＰＩ３２１を介して支払ゲートウェイ３０８に送信し得る。

ステップ６４では、成功メッセージは、マーチャントシステムに送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２からの成功メッセージの受信に応答して、支払ゲートウェイ３０８は、取引が成功したことを示す成功メッセージを、マーチャントインターフェース３０６を含むマーチャントシステムに送信し得る。マーチャントインターフェース３０６は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ６５では、成功メッセージはまた、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引が成功したことを示すメッセージを第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信し得る。

ステップ６６では、成功メッセージは、支払インターフェース３０４に更に送信され得る。例えば、イシュアシステム３１４は、Ａ２Ａ管理システム３１２からの成功メッセージの受信に応答して、取引が成功したことを示す支払インターフェース３０４へのメッセージをトリガし得る。支払インターフェース３０４は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ６８Ａでは、第１の決済報告は、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第１の決済報告（例えば、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）を、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第１の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ６８Ｂでは、第２の決済報告は、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第２の決済報告（例えば、イシュアシステム３１４に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）をイシュアシステム３１４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第２の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ６９Ａ及び６９Ｂでは、取引に対する正味決済を完了させ得る。例えば、決済システム３１６は、イシュアシステム３１４、支払ゲートウェイ３０８、及び／又はアクワイアラシステム３１０との通信を通じて、取引金額についてマーチャントのマーチャント口座に入金し、かつ取引金額についてユーザのイシュア口座から引き落とすことで、取引の決済を完了し得る。

ここで図４を参照すると、本開示の非限定的な実施形態又は態様による、環境３００ｄの概略図が例解されている。特に、環境３００ｄの配置及びステップは、別個のコンピューティングデバイス上で実行される支払インターフェース３０４及びマーチャントインターフェース３０６を使用して、かつＯＢＰプロトコルを使用して、Ｐ２Ｍ取引に使用され得る。環境３００ｄは、第１のコンピューティングデバイス（例えば、クライアントデバイス３０２）上で実行される支払インターフェース３０４、第２のコンピューティングデバイス上で実行されるマーチャントインターフェース３０６、支払ゲートウェイ３０８、アクワイアラシステム３１０、Ａ２Ａ管理システム３１２、（ＯＢＰプロバイダ３１５を含むか、又はそれと関連付けられ得る）イシュアシステム３１４、決済システム３１６、及び取引処理システム３１８を含み得る。取引処理システム３１８は、Ａ２Ａ管理システム３１２及び決済システム３１６を含み得る。Ａ２Ａ管理システム３１２、決済システム３１６、及び／又は取引処理システム３１８は、同じコンピューティングデバイス、サーバ、及び／又はプロセッサを備え得る。環境３００ｄにおけるコンピューティングデバイスの非限定的な実施形態又は態様は、図１に示した環境３００ａで説明したそれらのデバイスと同じであり得る。

環境３００ｄは、Ａ２Ａ取引ネットワーク（以下に説明）のための方法の非限定的な実施形態又は態様を明示する内部通信フロー図と共に、図４に更に示されている。

ステップ７１では、取引を開始し得る。例えば、ユーザは、マーチャントインターフェース３０６で支払オプションを選択し、マーチャントインターフェース３０６にイシュア識別子を入力し、１つ以上の入力をマーチャントインターフェース３０６に提示することによって取引を完了する意図を表すことによって、取引を開始し得る。マーチャントインターフェース３０６は、支払インターフェース３０４を実行するコンピューティングデバイスとは別個の第２のコンピューティングデバイス上で実行され得る。

ステップ７２では、取引の意図を表すメッセージが、支払ゲートウェイ３０８に送信される。例えば、マーチャントインターフェース３０６に関連付けられたマーチャントシステム（例えば、バックエンドサーバ）は、取引意図を表すメッセージを支払ゲートウェイ３０８に送信し得る。支払ゲートウェイ３０８によって受信されたメッセージは、取引金額、ユーザによって選択されたイシュア識別子、支払人識別子、及び／又は同類のものを含み得る。

ステップ７３では、支払詳細は、Ａ２Ａ管理システム３１２に送信され得る。例えば、支払ゲートウェイ３０８は、第１のＡＰＩ３２１を介してＡ２Ａ管理システム３１２に接続して、ユーザとマーチャントとの間の取引の支払詳細を含むメッセージを送信し得る。支払ゲートウェイ３０８によって送信されるメッセージは、取引金額、イシュア識別子、支払人識別子、マーチャント名、マーチャント識別子、及び／又は同類のものを含み得る。

ステップ７３Ａでは、支払詳細は、イシュアシステム３１４に関連付けられたＯＢＰプロバイダ３１５に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、新しい意図識別子を生成し、第２のＡＰＩ３２２を介してＯＢＰプロバイダ３１５に接続して、ＯＢＰプロバイダ３１５にメッセージを送信し得る。ＯＢＰプロバイダ３１５に送信されるメッセージは、生成された意図識別子、取引金額、イシュア識別子、支払人識別子、マーチャント名、マーチャント識別子、及び／又は同類のものを含み得る。

ステップ７４では、同意識別子は、Ａ２Ａ管理システム３１２に送信され得る。例えば、ＯＢＰプロバイダ３１５は、意図識別子に対応する同意識別子を生成し、第２のＡＰＩ３２２を介してＡ２Ａ管理システム３１２に、同意識別子を含むメッセージを送信し得る。

ステップ７５では、Ａ２Ａ管理システム３１２は、ＯＢＰプロバイダ３１５から同意識別子を受信することに応答して、支払指示をＯＢＰプロバイダ３１５に送信し得、それによって、イシュアシステム３１４に支払インターフェース３０４と相互作用させて、取引の支払を確認させ得る。

ステップ７６では、支払インターフェース３０４は、第１のコンピューティングデバイス上でトリガされ得る。例えば、イシュアシステム３１４は、ＯＢＰプロバイダ３１５からの指示を受信した後、支払インターフェース３０４をトリガして、送信されたメッセージを介して第１のコンピューティングデバイス上で更新し得る。ユーザは、第２のクライアント側取引ステップを完了するように促され得る。例えば、支払インターフェース３０４は、認証の目的でイシュアの支払プロセスにログインするようにユーザに促すように更新され得る。ユーザは、自身のユーザ認証情報を提供することによってログインし得る。

ステップ７６Ａでは、ユーザ認証のために、ユーザ認証情報は、支払インターフェース３０４からイシュアシステム３１４に送信され得る。ユーザ認証情報には、ユーザ名、パスワード、生体認証データ、及び／又は同類のものが含まれ得るが、これらに限定されない。ユーザ認証情報は、ユーザを認証し、かつ取引の処理を続行するために使用され得る。

ステップ７７では、取引データは支払インターフェース３０４に通信され得る。例えば、ユーザの認証の成功に応答して、イシュアシステム３１４は、取引金額、マーチャント名、及び／又は同類のものを含み得る、取引データを支払インターフェース３０４に送信し得る。次いで、ユーザは、取引の詳細を確認し得るように、取引データを支払インターフェース３０４で見る場合がある。

ステップ７７Ａでは、ユーザは、取引の支払を完了する意図を確認し得る。例えば、イシュアシステム３１４から受信した取引データは、支払インターフェース３０４に表示され得、ユーザは、取引データをレビューして、取引への満足度を確認し得る。取引データをレビューした後、ユーザは、支払インターフェース３０４に入力（例えば、「ＯＫ」、「支払う（Ｐａｙ）」、又は「提出する（Ｓｕｂｍｉｔ）」ボタンの選択）を提供することによって、取引の支払を完了する意図を確認し得る。

ステップ７８では、取引に対する支払を完了する意図をユーザが確認することに応答して、イシュアシステム３１４及び／又はＯＢＰプロバイダ３１５は、取引の意図識別子に対応する同意識別子を認証して送信し得る。認証された同意識別子は、イシュアシステム３１４及び／又はＯＢＰプロバイダ３１５から、第２のＡＰＩ３２２を介してＡ２Ａ管理システム３１２に送信され得る。

ステップ７９では、支払人識別子及び／又はマーチャント識別子が口座識別子に変換され（例えば、対応付けられ）、プッシュペイメント（ｐｕｓｈ ｐａｙｍｅｎｔ）がトリガされ得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、少なくとも部分的に対応する識別子に基づいてルックアップテーブル内の検索を実施することによってなど、支払人識別子を支払人ＰＡＮに、かつマーチャント識別子をマーチャントＰＡＮに変換し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引処理システム３１８のＯＣＴプロトコルを使用して、プッシュペイメントをトリガし得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引の完了のために、マーチャントＰＡＮ及び支払人ＰＡＮを決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８に送信し得る。ステップ８０では、決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８は、取引が承認された（例えば、ＳＴＩＰが承認した）ことを示すメッセージをＡ２Ａ管理システム３１２に送り返し得る。

ステップ８１では、成功メッセージは、支払ゲートウェイ３０８に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引が成功したことを示すメッセージを第１のＡＰＩ３２１を介して支払ゲートウェイ３０８に送信し得る。

ステップ８２では、成功メッセージは、マーチャントシステムに送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２からの成功メッセージの受信に応答して、支払ゲートウェイ３０８は、取引が成功したことを示す成功メッセージを、マーチャントインターフェース３０６を含むマーチャントシステムに送信し得る。マーチャントインターフェース３０６は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ８３では、成功メッセージは、ＯＢＰプロバイダ３１５にも送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引が成功したことを示すメッセージを第２のＡＰＩ３２２を介してＯＢＰプロバイダ３１５に送信し得る。成功メッセージは、そのときにイシュアシステム３１４に転送され得る。

ステップ８４では、成功メッセージは、支払インターフェース３０４に更に送信され得る。例えば、イシュアシステム３１４は、Ａ２Ａ管理システム３１２からの成功メッセージの受信に応答して、取引が成功したことを示す支払インターフェース３０４へのメッセージをトリガし得る。支払インターフェース３０４は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ８６Ａでは、第１の決済報告は、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第１の決済報告（例えば、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）を、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第１の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ８６Ｂでは、第２の決済報告は、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第２の決済報告（例えば、イシュアシステム３１４に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）をイシュアシステム３１４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第２の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ８７Ａ及び８７Ｂでは、取引に対する正味決済を完了させ得る。例えば、決済システム３１６は、イシュアシステム３１４、支払ゲートウェイ３０８、及び／又はアクワイアラシステム３１０との通信を通じて、取引金額についてマーチャントのマーチャント口座に入金し、かつ取引金額についてユーザのイシュア口座から引き落とすことで、取引の決済を完了し得る。

ここで図５を参照すると、本開示の非限定的な実施形態又は態様による、環境３００ｅの概略図が例解されている。特に、環境３００ｅの配置及びステップは、第１のコンピューティングデバイス（例えば、クライアントデバイス３０２）上の支払インターフェース３０４と、第２のコンピューティングデバイス（例えば、ＰＯＳデバイス）のマーチャントインターフェースとの間の対面（Ｆ２Ｆ）の相互作用におけるＰ２Ｍ取引に使用され得る。環境３００ｅは、第１のコンピューティングデバイス上で実行される支払インターフェース３０４、第２のコンピューティングデバイス上で実行されるマーチャントインターフェース３０６、支払ゲートウェイ３０８、アクワイアラシステム３１０、Ａ２Ａ管理システム３１２、イシュアシステム３１４、決済システム３１６、及び取引処理システム３１８を含み得る。取引処理システム３１８は、Ａ２Ａ管理システム３１２及び決済システム３１６を含み得る。Ａ２Ａ管理システム３１２、決済システム３１６、及び／又は取引処理システム３１８は、同じコンピューティングデバイス、サーバ、及び／又はプロセッサを備え得る。環境３００ｅにおけるコンピューティングデバイスの非限定的な実施形態又は態様は、図１に示した環境３００ａで説明したそれらのデバイスと同じであり得る。

環境３００ｅは、Ａ２Ａ取引ネットワーク（以下に説明）のための方法の非限定的な実施形態又は態様を明示する内部通信フロー図と共に、図５に更に示されている。

ステップ９１では、取引を開始し得る。例えば、ユーザは、（例えば、イシュアアプリケーションのログインウィンドウを通して）支払インターフェース３０４に入力を提供し、自分自身を認証し、マーチャントとの取引の完了を要求し得る。ユーザのアクションは、支払インターフェース３０４からイシュアシステム３１４へのメッセージをトリガして、ユーザの認証を完了させ得、メッセージは、認証に使用されるユーザ認証情報を含み得る。

ステップ９２では、イシュアシステム３１４は、ユーザ認証情報に基づいてユーザを認証し、成功した認証応答メッセージを支払インターフェース３０４に送信し得る。これに応答して、支払インターフェース３０４は、示されたシステムを使用して取引を完了するようユーザに促すオプション（例えば、「銀行による支払（Ｐａｙ ｂｙ Ｂａｎｋ）」などの支払タイプオプション）を、ユーザに表示するように更新するようトリガされ得る。

ステップ９３では、支払インターフェース３０４は、マーチャントインターフェース３０６と通信して、ユーザとマーチャントとの間の取引を完了させるための取引データを受信し得る。例えば、ユーザは、支払インターフェース３０４（例えば、クライアントデバイス３０２）を実行するコンピューティングデバイスを使用して、コードをスキャンし、短距離無線信号及び／又は同類のものを介してデータを送信し、取引データを受信し得る。支払インターフェース３０４によってマーチャントインターフェース３０６から受信された取引データは、以下に限定されないが、マーチャント識別子、取引金額、取引説明、及び／又は同類のものを含み得る。

ステップ９４では、支払インターフェース３０４は、取引の詳細を提供し、かつ示されたシステムを使用して取引をトリガするために、イシュアシステム３１４にメッセージを送信し得る。例えば、支払インターフェース３０４は、マーチャント識別子、取引金額、及び／又は同類のものを含むがこれに限定されない、取引データを含むメッセージを生成し、イシュアシステム３１４に送信し得る。

ステップ９５では、支払インターフェース３０４からメッセージを受信することに応答して、イシュアシステム３１４は、取引を実行するためにＡ２Ａ管理システム３１２にメッセージを送信し得る。例えば、イシュアシステム３１４は、第２のＡＰＩ３２２を介して、同意識別子、取引金額、マーチャント名、マーチャント識別子、支払人識別子、及び／又は同類のものを含むがこれらに限定されないメッセージを生成し、送信し得る。上記ステップと並行して、又はその前に、ユーザは支払インターフェース３０４でマーチャント名を提示され、取引の最終確認を受け取り得る。ユーザは、マーチャント名をレビューし、支払インターフェース３０４に入力を提供して、最終確認をイシュアシステム３１４に送信して取引を進め得る。

ステップ９６では、取引を処理するためのデータは、決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、支払人識別子を支払人ＰＡＮに、かつマーチャント識別子をマーチャントＰＡＮに変換（例えば、対応付け）し、取引を完了させるために、マーチャントＰＡＮ及び支払人ＰＡＮを決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８に送信し得る。ステップ９７では、決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８は、取引が承認された（例えば、ＳＴＩＰが承認した）ことを示すメッセージをＡ２Ａ管理システム３１２に送り返し得る。

ステップ９８では、成功メッセージは、支払ゲートウェイ３０８に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引が成功したことを示すメッセージを第１のＡＰＩ３２１を介して支払ゲートウェイ３０８に送信し得る。ステップ９９において、支払ゲートウェイ３０８は、取引の肯定応答を提供し、マーチャントがそれに従って通知されたことを確認するために、第１のＡＰＩ３２１を通してＡ２Ａ管理システム３１２に肯定応答メッセージを送り返し得る。

ステップ１００では、成功メッセージは、マーチャントシステムに送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２からの成功メッセージの受信に応答して、支払ゲートウェイ３０８は、取引が成功したことを示す成功メッセージを、マーチャントインターフェース３０６を含むマーチャントシステムに送信し得る。マーチャントインターフェース３０６は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ１０１では、成功メッセージはまた、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引が成功したことを示すメッセージを第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信し得る。

ステップ１０２では、成功メッセージは、支払インターフェース３０４に更に送信され得る。例えば、イシュアシステム３１４は、Ａ２Ａ管理システム３１２からの成功メッセージの受信に応答して、取引が成功したことを示す支払インターフェース３０４へのメッセージをトリガし得る。支払インターフェース３０４は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ１０７Ａでは、第１の決済報告は、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第１の決済報告（例えば、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）を、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第１の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ１０７Ｂでは、第２の決済報告は、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第２の決済報告（例えば、イシュアシステム３１４に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）をイシュアシステム３１４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第２の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ１０８Ａ及び１０８Ｂでは、取引に対する正味決済を完了させ得る。例えば、決済システム３１６は、イシュアシステム３１４、支払ゲートウェイ３０８、及び／又はアクワイアラシステム３１０との通信を通じて、取引金額についてマーチャントのマーチャント口座に入金し、かつ取引金額についてユーザのイシュア口座から引き落とすことで、取引の決済を完了し得る。

ここで図６を参照すると、本開示の非限定的な実施形態又は態様による、環境３００ｆの概略図が例解されている。特に、環境３００ｆの配置及びステップは、支払インターフェース３０４とレシーバインターフェース３２０との間のＰ２Ｐ取引に使用され得、ここで支払人は支払インターフェース３０４上で取引を開始する。環境３００ｆは、第１のコンピューティングデバイス（例えば、支払人のクライアントデバイス３０２）上で実行される支払インターフェース３０４、第２のコンピューティングデバイス（例えば、受取人のクライアントデバイス３０２）上で実行されるレシーバインターフェース３２０（例えば、支払を送付及び受領するために金融機関によって提供された受取人の支払インターフェース３０４）、受取人機関システム３１９（例えば、同様のイシュアシステム３１４であるが、受取人の支払口座に関連付けられている）、Ａ２Ａ管理システム３１２、イシュアシステム３１４、決済システム３１６、及び取引処理システム３１８を含み得る。取引処理システム３１８は、Ａ２Ａ管理システム３１２及び決済システム３１６を含み得る。Ａ２Ａ管理システム３１２、決済システム３１６、及び／又は取引処理システム３１８は、同じコンピューティングデバイス、サーバ、及び／又はプロセッサを備え得る。レシーバインターフェース３２０は、支払インターフェース３０４と機能的に等価であり得る。受取人機関システム３１９は、イシュアシステム３１４と機能的に同等であり得、かつ／又は同じシステムに含まれ得る。環境３００ｆにおけるコンピューティングデバイスの非限定的な実施形態又は態様は、図１に示した環境３００ａで説明したそれらのデバイスと同じであり得る。図６に示すプロセスは、図１３～図１８の示された画面に更に例解されている。

環境３００ｆは、Ａ２Ａ取引ネットワーク（以下に説明）のための方法の非限定的な実施形態又は態様を明示する内部通信フロー図と共に、図６に更に示されている。

ステップ１１１では、取引は、ユーザによって開始され得る（図６に支払人として示される）。例えば、ユーザは、（例えば、イシュアアプリケーションのログインウィンドウを通して）支払インターフェース３０４に入力を提供し、自分自身を認証し、受取人との取引の完了を要求し得る。ユーザのアクションは、支払インターフェース３０４からイシュアシステム３１４へのメッセージをトリガして、ユーザの認証を完了させ得、メッセージは、認証に使用されるユーザ認証情報を含み得る。

ステップ１１２では、イシュアシステム３１４は、ユーザ認証情報に基づいてユーザを認証し、成功した認証応答メッセージを支払インターフェース３０４に送信し得る。これに応答して、支払インターフェース３０４は、提示されたシステムを使用して取引を完了するようユーザに促すオプション（例えば、「銀行による支払（Ｐａｙ ｂｙ Ｂａｎｋ）」などの支払タイプオプション）を、ユーザに表示するように更新するようトリガされ得る。

ステップ１１３では、ユーザは、支払インターフェース３０４に取引の詳細を記入し得、これはイシュアシステム３１４に転送される。例えば、ユーザは、支払インターフェース３０４を実行するコンピューティングデバイス（例えば、クライアントデバイス３０２）を使用して、（例えば、識別子を入力すること、リストから識別子を選択することなどによって）取引金額及び受取人識別子を含むがこれらに限定されない取引データを提供し得る。支払インターフェース３０４は、取引の詳細を提供し、かつ提示されたシステムを使用して取引をトリガするために、イシュアシステム３１４にメッセージを送信し得る。例えば、支払インターフェース３０４は、取引データを含むメッセージを生成し、イシュアシステム３１４に送信し得る。

ステップ１１４では、支払インターフェース３０４からメッセージを受信することに応答して、イシュアシステム３１４は、受取人名を得るためにＡ２Ａ管理システム３１２にメッセージを送信し得る。例えば、イシュアシステム３１４は、第２のＡＰＩ３２２を介して、取引金額、受取人識別子、及び／又は同類のものを含むがこれに限定されないメッセージを生成及び送信し得る。

ステップ１１５では、Ａ２Ａ管理システムは、イシュアシステム３１４に応答メッセージを送信し得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引の意図識別子を生成し、受取人識別子に対応する受取人名を判定し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は更に、応答メッセージを生成し、第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信し得る。イシュアシステム３１４への応答メッセージには、限定されるものではないが、取引の意図識別子、受取人名、及び／又は同類のものが含まれ得る。

ステップ１１６において、イシュアシステム３１４は、支払インターフェース３０４に受取人名を表示させるために、支払インターフェース３０４にメッセージを送信し得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２から応答メッセージを受信することに応答して、イシュアシステム３１４は、受取人名を含むメッセージを支払インターフェース３０４に送信し得る。メッセージは、支払インターフェース３０４に受取人名を表示させ得る。これにより、ユーザは受取人名をレビューし、受取人の身元を確認する機会が提供される。

ステップ１１７では、イシュアシステム３１４から受信した受取人名をレビューした後、ユーザは受取人名の確認を入力し得る。例えば、支払インターフェース３０４に受取人名が表示された後、ユーザはレビューし、確認を支払インターフェース３０４に入力し得る。

ステップ１１８では、ユーザから受取人名の確認を受信することに応答して、イシュアシステムは３１４、意図識別子に対応する同意識別子を生成し、同意識別子をＡ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。

ステップ１１９では、取引を処理するためのデータは、決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、支払人識別子を支払人ＰＡＮに、かつ受取人識別子を受取人ＰＡＮに変換（例えば、対応付け）し、取引を完了させるために、支払人ＰＡＮ及び受取人ＰＡＮを決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８に送信し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２からのメッセージは、取引金額を更に含み得る。ステップ１２０では、決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８は、取引が承認された（例えば、ＳＴＩＰが承認した）ことを示すメッセージをＡ２Ａ管理システム３１２に送り返し得る。

ステップ１２１では、Ａ２Ａ管理システム３１２は、イシュア機関３１４のユーザの口座から受取人機関３１９の受取人の口座への支払をトリガし得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１のＡＰＩ３２１を介して受取人機関システム３１９と通信して、ユーザから受取人への支払のための取引の処理を完了し得る。これに応答して、ステップ１２２では、受取人機関システム３１９は、取引が成功したことを示す成功メッセージを、第１のＡＰＩ３２１を介してＡ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。

ステップ１２３では、成功メッセージは、レシーバインターフェース３２０に送信され得る。例えば、ステップ１２１及び１２２でＡ２Ａ管理システム３１２と通信するのに応答して、受取人機関システム３１９は、受取人に取引が完了したことを通知するメッセージをレシーバインターフェース３２０に送信し得る。レシーバインターフェース３２０は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ１２４では、成功メッセージもイシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引が成功したことを示すメッセージを第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信し得る。

ステップ１２５では、成功メッセージが支払インターフェース３０４に更に送信され得る。例えば、イシュアシステム３１４は、Ａ２Ａ管理システム３１２からの成功メッセージの受信に応答して、取引が成功したことを示す支払インターフェース３０４へのメッセージをトリガし得る。支払インターフェース３０４は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ１２７Ａでは、第１の決済報告は、受取人機関システム３１９に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第１の決済報告（例えば、受取人機関システム３１９に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）を受取人機関システム３１９に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第１の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ１２７Ｂでは、第２の決済報告は、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第２の決済報告（例えば、イシュアシステム３１４に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）をイシュアシステム３１４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第２の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ１２８Ａ及び１２８Ｂでは、取引に対する正味決済を完了させ得る。例えば、決済システム３１６は、イシュアシステム３１４及び受取人機関システム３１９との通信を通じて、取引金額について受取人の口座に入金し、かつ取引金額についてユーザのイシュア口座から引き落とすことで、取引に対する決済を完了し得る。

ここで図７を参照すると、本開示の非限定的な実施形態又は態様による、環境３００ｇの概略図が例解されている。特に、環境３００ｇの配置及びステップは、支払インターフェース３０４とレシーバインターフェース３２０との間のＰ２Ｐ取引に使用され得、ここで支払人はレシーバインターフェース３２０上で取引を開始する。環境３００ｆは、第１のコンピューティングデバイス上で実行される支払インターフェース３０４、第２のコンピューティングデバイス上で実行されるレシーバインターフェース３２０、受取人機関システム３１９、Ａ２Ａ管理システム３１２、イシュアシステム３１４、決済システム３１６、及び取引処理システム３１８を含み得る。取引処理システム３１８は、Ａ２Ａ管理システム３１２及び決済システム３１６を含み得る。Ａ２Ａ管理システム３１２、決済システム３１６、及び／又は取引処理システム３１８は、同じコンピューティングデバイス、サーバ、及び／又はプロセッサを備え得る。環境３００ｇにおけるコンピューティングデバイスの非限定的な実施形態又は態様は、図１に示した環境３００ａ、及び／又は図６で示した環境３００ｆで説明したそれらのデバイスと同じであり得る。図７に関連して記述されたプロセスフローは、図１９～図２５に提示された画面に更に例解されている。

環境３００ｇは、Ａ２Ａ取引ネットワーク（以下に説明）のための方法の非限定的な実施形態又は態様を明示する内部通信フロー図と共に、図７に更に示されている。

ステップ１３１では、取引は受取人によって開始され得る。例えば、受取人は、要求される取引の詳細に関して、そのレシーバインターフェース３０４に入力を提供し得る。詳細には、取引金額、支払人識別子、受取人識別子、及び／又は同類のものが含まれ得る。

ステップ１３２では、受取人は更に、レシーバインターフェース３２０から受取人機関システム３１９にメッセージを送信させることによって、取引を開始し得る。メッセージは、受取人の入力（例えば、「ＯＫ」、「提出する（Ｓｕｂｍｉｔ）」、又は「要求する（Ｒｅｑｕｅｓｔ）」ボタンの選択）によってトリガされ得、受取人が入力した取引の詳細を含み得る。

ステップ１３３では、支払詳細は、Ａ２Ａ管理システム３１２に転送され得る。例えば、レシーバインターフェース３２０からメッセージを受信することに応答して、受取人機関システム３１９は、メッセージを生成し、第１のＡＰＩ３２１を介してＡ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。メッセージは、取引金額、支払人識別子、受取人識別子、及び／又は同類のものを含み得るが、これらに限定されない。

ステップ１３４では、取引の要求は、イシュアシステム３１４にルーティングされ得る。例えば、受取人機関システム３１９からメッセージを受信することに応答して、Ａ２Ａ管理システム３１２は、支払人識別子に関連付けられた支払人名を判定し、取引の意図識別子を生成し、メッセージを生成して第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２からのメッセージは、生成された意図識別子、取引金額、支払人識別子、受取人識別子、及び支払人名を含み得るが、これらに限定されない。

ステップ１３５では、ユーザは、要求された支払取引に対して警告され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２からメッセージを受信することに応答して、イシュアシステム３１４は、受取人が取引の支払を要求していることを通知するために、支払インターフェース３０４にメッセージを送信し得る。しかしながら、前述の取引の詳細が支払インターフェース３０４でユーザに表示される前に、ユーザは、支払インターフェース３０４にユーザ認証情報を入力することによって、自分自身を認証するよう促され得る。

ステップ１３６では、ユーザは、ユーザを認証するために支払インターフェース３０４に入力を提供する。例えば、ユーザは、ユーザ認証情報を支払インターフェース３０４に入力し得、この認証情報は、ユーザの認証のためにイシュアシステム３１４にメッセージで送信され得る。ステップ１３７では、ユーザの認証の成功に応答して、取引データを、イシュアシステム３１４から支払インターフェース３０４に送信して、ユーザが取引を見直し（レビューし）、確認を提供し得る。

ステップ１３８では、ユーザは、支払インターフェース３０４に表示されるイシュアシステム３１４から受信した取引データを見直し、取引の確認を提供し得る。例えば、取引データを見直した後、ユーザは、支払インターフェース３０４に入力を提供することによって（例えば、「ＯＫ」ボタン又は「Ｃｏｎｆｉｒｍ」ボタンを選択することによって）、取引を進めるために確認を通信し得る。イシュアシステム３１４は、ユーザの支払インターフェース３０４からメッセージで確認を受信し得る。

ステップ１３９では、ユーザからの確認を受信することに応答して、イシュアシステム３１４は、意図識別子に対応する同意識別子を生成し、取引を処理し続けるためにＡ２Ａ管理システム３１２にメッセージを送信し得る。例えば、イシュアシステム３１４は、同意識別子、意図識別子、及び／又は同類のものを含むが、これに限定されないメッセージを生成し、第２のＡＰＩ３２２を介してＡ２Ａ管理システム３１２にメッセージを送信し得る。

ステップ１４０では、取引を処理するためのデータは、決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、支払人識別子を支払人ＰＡＮに、かつ受取人識別子を受取人ＰＡＮに変換（例えば、対応付け）し、取引を完了させるために、支払人ＰＡＮ及び受取人ＰＡＮを決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８に送信し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２からのメッセージは、取引金額を更に含み得る。ステップ１４１では、決済システム３１６及び／又は取引処理システム３１８は、取引が承認された（例えば、ＳＴＩＰが承認した）ことを示すメッセージをＡ２Ａ管理システム３１２に送り返し得る。

ステップ１４２では、Ａ２Ａ管理システム３１２は、イシュア機関のユーザの口座から受取人機関の受取人の口座への支払をトリガし得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１のＡＰＩ３２１を介して受取人機関システム３１９と通信して、ユーザから受取人への支払のための取引の処理を完了し得る。これに応答して、ステップ１４３では、受取人機関システム３１９は、取引が成功したことを示す成功メッセージを、第１のＡＰＩ３２１を介してＡ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。

ステップ１４４では、成功メッセージは、レシーバインターフェース３２０に送信され得る。例えば、ステップ１４２及び１４３でＡ２Ａ管理システム３１２と通信するのに応答して、受取人機関システム３１９は、受取人に取引が完了したことを通知するメッセージをレシーバインターフェース３２０に送信し得る。レシーバインターフェース３２０は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ１４５では、成功メッセージもイシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引が成功したことを示すメッセージを第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信し得る。

ステップ１４６では、成功メッセージが支払インターフェース３０４に更に送信され得る。例えば、イシュアシステム３１４は、Ａ２Ａ管理システム３１２からの成功メッセージの受信に応答して、取引が成功したことを示す支払インターフェース３０４へのメッセージをトリガし得る。支払インターフェース３０４は、取引が成功したことを示す通知を表示するために更新され得る。

ステップ１４８Ａでは、第１の決済報告は、受取人機関システム３１９に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第１の決済報告（例えば、受取人機関システム３１９に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）を受取人機関システム３１９に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第１の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ１４８Ｂでは、第２の決済報告は、イシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、決済システム３１６は、第２の決済報告（例えば、イシュアシステム３１４に関連して決済された１つ以上の取引に関する指標のデータを含むメッセージ）をイシュアシステム３１４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、ＳＭＳによるものを含む、定期的な間隔（例えば、一日の終わり）での送信のために、第２の決済報告を含む、複数の決済報告を集約し得る。

ステップ１４９Ａ及び１４９Ｂでは、取引に対する正味決済を完了させ得る。例えば、決済システム３１６は、イシュアシステム３１４及び受取人機関システム３１９との通信を通じて、取引金額について受取人の口座に入金し、かつ取引金額についてユーザのイシュア口座から引き落とすことで、取引に対する決済を完了し得る。

次に図８を参照すると、デバイス４００の例示的な構成要素の図が例解されている。デバイス４００は、クライアントデバイス３０２、支払ゲートウェイ３０８、アクワイアラシステム３１０、支払インターフェース３０４、マーチャントインターフェース３０６、及び／又はレシーバインターフェース３２０を動作させるコンピューティングデバイス、Ａ２Ａ管理システム３１２、イシュアシステム３１４、決済システム３１６、取引処理システム３１８、受取人機関システム３１９、及び／又はそれらの間の通信のための１つ以上の通信ネットワークのうちの１つ以上のデバイスに対応し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、上述の１つ以上のデバイスは、少なくとも１つのデバイス４００及び／又はデバイス４００の少なくとも１つの構成要素を含み得る。図８に示すように、デバイス４００は、バス４０２、プロセッサ４０４、メモリ４０６、ストレージ構成要素４０８、入力構成要素４１０、出力構成要素４１２、及び通信インターフェース４１４を含み得る。

バス４０２は、デバイス４００の構成要素間の通信を許可する構成要素を含み得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、プロセッサ４０４は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装され得る。例えば、プロセッサ４０４は、機能を実行するようにプログラムすることができる、プロセッサ（例えば、中央処理ユニット（ＣＰＵ）、グラフィック処理ユニット（ＧＰＵ）、加速処理ユニット（ＡＰＵ）など）、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、及び／又は任意の処理構成要素（例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）など）を含み得る。メモリ４０６は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、及び／又はプロセッサ４０４が使用するための情報及び／又は命令を格納する別のタイプの動的又は静的ストレージデバイス（例えば、フラッシュメモリ、磁気メモリ、光学メモリなど）を含み得る。

ストレージ構成要素４０８は、デバイス４００の動作及び使用に関連する情報及び／又はソフトウェアを格納し得る。例えば、ストレージ構成要素４０８は、ハードディスク（例えば、磁気ディスク、光ディスク、磁気光学ディスク、ソリッドステートディスクなど）、コンパクトディスク（ＣＤ）、デジタル汎用ディスク（ＤＶＤ）、フロッピーディスク、カートリッジ、磁気テープ、及び／又は別のタイプのコンピュータ可読媒体を、対応するドライブと共に含み得る。

入力構成要素４１０は、ユーザ入力（例えば、タッチ画面ディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、スイッチ、マイク、カメラなど）を介すなどして、デバイス４００が情報を受信することを許可する構成要素を含み得る。追加的に、又は代替的に、入力構成要素４１０は、情報（例えば、全地球測位システム（ＧＰＳ）構成要素、加速度計、ジャイロスコープ、アクチュエータなど）を感知するためのセンサを含み得る。出力構成要素４１２は、デバイス４００（例えば、ディスプレイ、スピーカ、１つ以上の発光ダイオード（ＬＥＤ）など）から出力情報を提供する構成要素を含み得る。

通信インターフェース４１４は、デバイス４００が、有線接続、無線接続、又は有線及び無線接続の組み合わせを介すなどして、他のデバイスと通信することを可能にする、トランシーバ様の構成要素（例えば、トランシーバ、別個のレシーバ及びトランスミッタなど）を含み得る。通信インターフェース４１４は、デバイス４００が別のデバイスから情報を受信すること、及び／又は別のデバイスに情報を提供することを許可し得る。例えば、通信インターフェース４１４は、イーサネットインターフェース、光学インターフェース、同軸インターフェース、赤外線インターフェース、無線周波数（ＲＦ）インターフェース、ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）インターフェース、Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標）インターフェース、セルラネットワークインターフェース、及び／又は同類のものを含み得る。

デバイス４００は、本明細書に記載の１つ以上のプロセスを実行し得る。デバイス４００は、メモリ４０６及び／又はストレージ構成要素４０８などのコンピュータ可読媒体によって格納されるソフトウェア命令を実行するプロセッサ４０４に基づき、これらのプロセスを実行し得る。コンピュータ可読媒体（例えば、非一時的コンピュータ可読媒体）は、本明細書では非一時的メモリデバイスとして定義される。非一時的メモリデバイスは、単一の物理的ストレージデバイスの内側に位置するメモリ空間又は複数の物理的ストレージデバイスにわたって広がるメモリ空間を含む。

ソフトウェア命令は、通信インターフェース４１４を介して別のコンピュータ可読媒体から、又は別のデバイスから、メモリ４０６及び／又はストレージ構成要素４０８に読み取られ得る。実行されると、メモリ４０６及び／又はストレージ構成要素４０８に格納されるソフトウェア命令は、プロセッサ４０４に、本明細書に記載される１つ以上のプロセスを実行させ得る。追加的に、又は代替的に、ハードウェアにより実現されている回路は、本明細書に記載の１つ以上のプロセスを実施するために、ソフトウェア命令の代わりに、又はソフトウェア命令と組み合わせて使用され得る。従って、本明細書に記載の実施形態又は態様は、ハードウェア回路及びソフトウェアの任意の特定の組み合わせに限定されない。

メモリ４０６及び／又はストレージ構成要素４０８は、データストレージ又は１つ以上のデータ構造（例えば、データベース、及び／又は同類のもの）を含み得る。デバイス４００は、メモリ４０６及び／又はストレージ構成要素４０８のデータストレージ又は１つ以上のデータ構造に格納された情報を受信し、情報を格納し、情報を通信し、又は情報を検索することが可能であり得る。例えば、情報は、暗号化データ、入力データ、出力データ、取引データ、口座データ、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。

図８に示す構成要素の数及び配置は、実施例として提供される。一部の非限定的な実施形態又は態様では、デバイス４００は、図８に示されたものと比較して、追加的な構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、又は異なる配置の構成要素を含み得る。追加的に、又は代替的に、デバイス４００の構成要素のセット（例えば、１つ以上の構成要素）は、デバイス４００の別の構成要素のセットによって実行されると記述された１つ以上の機能を実行し得る。

次に図９を参照すると、Ａ２Ａ取引ネットワークのための方法５００のフロー図が例解されている。方法５００の１つ以上のステップは、Ａ２Ａ管理システム３１２及び／又は決済システム３１６を含む、取引処理システム３１８の１つ以上のプロセッサによって実行され得る。追加的又は代替的に、方法５００の１つ以上のステップは、支払ゲートウェイ３０８、アクワイアラシステム３１０、イシュアシステム３１４、及び／又は同類のものなど、取引処理システム３１８とは別の、又は取引処理システム３１８を含む、別のシステム、別のデバイス、別のシステムグループ、又は別のデバイスグループによって（例えば、完全に、部分的に、及び／又は同類のもの）実行され得る。方法５００の各ステップは、同じ又は異なるプロセッサによって実行され得る。

ステップ５０２では、取引要求は、第１のＡＰＩ３２１を介して受信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１のＡＰＩ３２１を介して支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０から、取引の取引要請を受信し得る。取引要求は、取引金額、イシュア識別子、及び／又はマーチャント識別子を含み得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、第１のＡＰＩ３２１を介して支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０から受信される取引要求は、イシュア口座に関連付けられたユーザのクライアントデバイス３０２のマーチャントインターフェース３０６によって生じ得る。

ステップ５０４では、イシュアのＵＲＬが判定され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、イシュア識別子に基づいて、イシュアＵＲＬを判定し得る。イシュアＵＲＬは、イシュア識別子と関連付けられたデータベースに格納され得る。イシュアのＵＲＬは、イシュアシステム３１４によって事前に判定され、提供され得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、イシュアＵＲＬは、クライアントデバイス３０２、マーチャントインターフェース３０６、及び／又は支払インターフェース３０４に基づき得る。例えば、クライアントデバイス３０２がモバイルデバイスであり、マーチャントインターフェース３０６がマーチャントのオンラインストアにアクセスするウェブブラウザである場合、イシュアＵＲＬは、イシュア口座管理ウェブサイト用のウェブアドレスであり得る。

ステップ５０６では、意図識別子が生成され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引要求に関連付けられた意図識別子を生成し得る。意図識別子は、２つのデバイスが同一の取引を参照していることを検証するために使用され得る。意図識別子は、Ａ２Ａ管理システム３１２によって処理される複数の取引間の取引を識別するための探索としても使用され得る。

ステップ５０８では、イシュアＵＲＬ及び意図識別子は、第１のＡＰＩ３２１を介して支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、イシュアＵＲＬを判定し、意図識別子を生成した後、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０と統合された第１のＡＰＩ３２１を介して、イシュアＵＲＬ及び意図識別子を支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信されるイシュアＵＲＬは、支払インターフェース３０４をトリガするために、クライアントデバイス３０２のマーチャントインターフェース３０６に転送され得る（例えば、ロード、表示、リダイレクトなど）。

ステップ５１０では、意図識別子、取引金額、及びマーチャント識別子は、第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、意図識別子の生成後、意図識別子、取引要求で受信した取引金額、及び取引要求で受信したマーチャント識別子を、イシュアシステム３１４と統合された第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信し得る。

ステップ５１２では、認証された同意識別子及び支払人識別子は、第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４から受信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、イシュアシステム３１４に認証されたユーザによってレビューされ承認される意図識別子と関連付けられた取引を表す、認証された同意識別子を受信し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２はまた、イシュア口座に関連付けられたグローバル一意識別子であり得る、支払人識別子を受信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、支払人識別子は、一意の口座識別子、イシュアシステム３１４に関連付けられた機関識別子、及び地域識別子を含み得る。追加的又は代替的に、一意の口座識別子は、クライアントデバイス３０２のデバイスアドレスであり得る。認証された同意識別子は、支払インターフェース３０４を使用したユーザ認証に応答して生成されることによって、クライアントデバイス３０２の支払インターフェース３０４によって生成され得る。

ステップ５１４では、マーチャント口座識別子及びイシュア口座識別子が判定され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、マーチャント識別子に関連付けられた（例えば、取引要求で受信された）マーチャント口座識別子を判定し得る。更なる実施例として、Ａ２Ａ管理システム３１２は、支払人識別子に関連付けられた（例えば、イシュアシステム３１４から受信された）イシュア口座識別子を判定し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、ステップ５１４は、認証された同意識別子を受信するＡ２Ａ管理システム３１２に応答してトリガされ得る。追加的又は代替的に、Ａ２Ａ管理システム３１２は、ステップ５１４をトリガする前に、認証された同意識別子を意図識別子と対応付けさせ得る。

ステップ５１６では、マーチャント口座識別子及びイシュア口座識別子は、認可及び決済組み合わせメッセージで送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引金額、マーチャント口座識別子、及びイシュア口座識別子を、マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座とイシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、ステップ５１６は、認証された同意識別子を受信するＡ２Ａ管理システム３１２に応答してトリガされ得る。追加的又は代替的に、Ａ２Ａ管理システム３１２は、ステップ５１６をトリガする前に、認証された同意識別子を意図識別子と対応付けさせ得る。

次に図１０を参照すると、Ａ２Ａ取引ネットワークのための方法６００のフロー図が例解されている。方法６００の１つ以上のステップは、Ａ２Ａ管理システム３１２及び／又は決済システム３１６を含む、取引処理システム３１８の１つ以上のプロセッサによって実行され得る。追加的又は代替的に、方法６００の１つ以上のステップは、支払ゲートウェイ３０８、アクワイアラシステム３１０、イシュアシステム３１４、及び／又は同類のものなど、取引処理システム３１８とは別の、又は取引処理システム３１８を含む、別のシステム、別のデバイス、別のシステムグループ、又は別のデバイスグループによって（例えば、完全に、部分的に、及び／又は同類のもの）実行され得る。方法６００の各ステップは、同じ又は異なるプロセッサによって実施され得る。

図９に示したステップの続きとして、ステップ５１６では、マーチャント口座識別子及びイシュア口座識別子は、認可及び決済組み合わせたメッセージで送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引金額、マーチャント口座識別子、及びイシュア口座識別子を、マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座とイシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで送信し得る。

ステップ６０２では、承認メッセージが受信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージを受信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、決済システム３１６は、承認メッセージをＡ２Ａ管理システム３１２に送信し得る。承認メッセージは、取引が取引当事者間で決済され、清算されるという表明を表し得る。

ステップ６０４では、第１の成功メッセージは、第１のＡＰＩ３２１を介して送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第１の成功メッセージを第１のＡＰＩ３２１を介して、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、第１の成功メッセージは、そのままルーティング、修正、又は別の第１の成功メッセージによってクライアントデバイス３０２のマーチャントインターフェース３０６に置き換えられ得る。

ステップ６０６では、クライアントデバイス３０２のマーチャントインターフェース３０６は、取引の完了の確認を表示し得る。例えば、マーチャントインターフェース３０６は、第１の成功メッセージを受信し、クライアントデバイス３０２の表示上に確認メッセージを生成し得る。

ステップ６０８では、第２の成功メッセージは、第２のＡＰＩ３２２を介して送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、第２の成功メッセージを第２のＡＰＩ３２２を介してイシュアシステム３１４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、第２の成功メッセージは、そのままルーティング、修正、又は別の第２の成功メッセージによってクライアントデバイス３０２の支払インターフェース３０４に置き換えられ得る。

ステップ６１０では、クライアントデバイス３０２の支払インターフェース３０４は、取引の完了の確認を表示し得る。例えば、支払インターフェース３０４は、第２の成功メッセージを受信し、クライアントデバイス３０２の表示上に確認メッセージを生成し得る。

次に図１１を参照すると、Ａ２Ａ取引ネットワークのための方法７００のフロー図が例解されている。方法７００の１つ以上のステップは、Ａ２Ａ管理システム３１２及び／又は決済システム３１６を含む、取引処理システム３１８の１つ以上のプロセッサによって実行され得る。追加的又は代替的に、方法７００の１つ以上のステップは、支払ゲートウェイ３０８、アクワイアラシステム３１０、イシュアシステム３１４、及び／又は同類のものなど、取引処理システム３１８とは別の、又は取引処理システム３１８を含む、別のシステム、別のデバイス、別のシステムグループ、又は別のデバイスグループによって（例えば、完全に、部分的に、及び／又は同類のもの）実行され得る。方法７００の各ステップは、同じ又は異なるプロセッサによって実施され得る。

図９に示したステップの続きとして、ステップ５１６では、マーチャント口座識別子及びイシュア口座識別子は、認可及び決済組み合わせたメッセージで送信され得る。例えば、Ａ２Ａ管理システム３１２は、取引金額、マーチャント口座識別子、及びイシュア口座識別子を、マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座とイシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで送信し得る。取引処理システム３１８の決済システム３１６は、認可及び決済組み合わせメッセージを受信し得る。

ステップ７０２では、取引が決済され得る。例えば、決済システム３１６は、取引金額をマーチャント口座へのクレジットとし、かつ、及び取引金額に対するイシュア口座からのデビットとして、取引を決済し得る。決済システム３１６は、イシュアシステム３１４、支払ゲートウェイ３０８、及び／又はアクワイアラシステム３１０と通信することによって、取引を決済し得る。

ステップ７０４では、決済報告が送信され得る。例えば、決済システム３１６は、取引に関連付けられた第１の決済報告を生成し、支払ゲートウェイ３０８及び／又はアクワイアラシステム３１０に送信し得る。更なる実施例として、決済システム３１６は、取引に関連付けられた第２の決済報告を生成し、イシュアシステム３１４に送信し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、第１の決済報告は、第１のＡＰＩ３２１を介して送信され得、第２の決済報告は、第２のＡＰＩ３２２を介して送信され得る。

次に図１２を参照すると、Ａ２Ａ取引ネットワークのための当事者識別子８００の概略図が例解されている。当事者識別子８００は、（例えば、ユーザの）支払人識別子、（例えば、マーチャントの、個人受取人の）受取人識別子、及び／又は同類のものとして使用され得る。当事者識別子８００は、一意の口座識別子８０２、機関識別子８０４、及び地域識別子８０６を含み得る。当事者識別子８００は、口座（例えば、銀行口座）ごとにグローバル一意識別子であり得、支払の送付及び／又は受領に使用され得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、当事者識別子８００は、そのそれぞれの機関（例えば、イシュア又はアクワイアラであり得る金融機関）及び口座とのユーザのオンボーディング時に、Ａ２Ａ取引ネットワーク内のユーザに対して生成され得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、新しい各当事者識別子８００を、それが表し得る口座の口座識別子（例えば、ＰＡＮ）に対応づけ得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、当事者識別子８００は、複数の口座と関連付けられ得る。示されるように、当事者識別子８００は、データ難読化、取引の正確性、及びグローバルシステムの有効化の技術的利点を提供する。

一意の口座識別子８０２は、発行機関、Ａ２Ａネットワーク、又はグローバルに一意であり得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、識別子に関連付けられた個人又は事業体は、一意の口座識別子８０２を選択し得る。一部の非限定的な実施形態又は態様では、一意の口座識別子８０２は、クライアントデバイス３０２のデバイスアドレス（例えば、電話番号、ＭＡＣアドレスなど）であり得る。一意の口座識別子８０２は、機関識別子８０４のドメイン内のローカル識別子であり得る。

機関識別子８０４は、当事者識別子８００が関連付けられている口座に関連付けられた金融機関と関連付けられ、かつそれを識別し得る。機関識別子８０４は、イシュア及び／又はイシュアシステム３１４と関連付けられ得る。機関識別子８０４は、アクワイアラ及び／又はアクワイアラシステム３１０と関連付けられ得る。

地域識別子８０６は、展開エリア、国、国のグループ、地域、及び／又は同類のものに関連付けられ、識別し得、当事者識別子８００に関連付けられた口座の場所を指定する。地域識別子８０６は、クロスボーダ取引におけるＡ２Ａ取引ネットワークを展開するための境界を明示するもの（ｄｅｌｉｎｅａｔｏｒ）として有用である。

当事者識別子８００は、図１２に示すような形式で、一意の口座識別子８０２、機関識別子８０４、及び地域識別子８０６を含み得る。例えば、ユーザは、カナダのイシュア機関に口座を開設し得るので、地域識別子８０６は、「ｃａ」であり得る。ユーザは、電話番号４１６－３６７－８４７２を有するクライアントデバイス３０２を有し得、その一意の口座識別子８０２を「４１６３６７８４７２」として指定し得る。口座の金融機関は、Ｔｏｒｏｎｔｏ－Ｄｏｍｉｎｉｏｎ銀行であり得、機関識別子８０４は「ｔｄｂ」であり得る。したがって、上述の例解図では、当事者識別子８００は、グローバル一意識別子であり得る「４１６３６７８４７２＠ｔｄｂ．ｃａ」であり得る。当事者識別子８００を使用する場合、複数の別名（例えば、代替識別子）が同じ当事者識別子８００と対応づけられ得、Ａ２Ａ取引ネットワークの実施における柔軟性を許容し、当事者に関連付けられた実際の当事者識別子８００を難読化し得る。上述の実施例は、例解のみを目的としており、他の構成及び配置が可能であることが諒解されよう。

上述の図を更に参照すると、上述のシステム及び方法を使用したＰ２Ｍ取引は、マーチャントが開始又は支払人が開始したものであり得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、マーチャントが開始したＰ２Ｍ取引のために、支払人は、取引のために単一のクライアントデバイス３０２を使用し得る。例えば、取引の意図（例えば、意図識別子）は、クライアントデバイス３０２のマーチャントインターフェース３０６（例えば、マーチャントアプリケーション、マーチャントのウェブサイトにアクセスするブラウザ）から生じ得る。マーチャントインターフェース３０６は、例えば、精算時に「銀行による支払（Ｐａｙ ｂｙ Ｂａｎｋ）」オプションを含み得る。マーチャントインターフェース３０６は、Ａ２Ａ取引ネットワークからイシュアＵＲＬを受信し、関連付けられた支払インターフェース３０４（例えば、銀行業務アプリケーション、銀行業務ウェブサイトなど）を呼び出し得る。ユーザは、支払インターフェース３０４に対して自分自身を認証（例えば、サインイン）し得る。取引に対する同意（例えば、同意識別子）は、同じクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４（例えば、金融機関アプリケーション、金融機関のウェブサイトにアクセスするブラウザ）から生じ得る。例えば、支払インターフェース３０４は、取引に対する取引金額を表示し得、ユーザは、１つ以上のリンクされた口座を選択して取引に資金を供給し、その後、支払のための確認を提出することができる。次いで、取引の完了の通知は、マーチャントシステム、クライアントデバイスの支払インターフェース３０４、及びクライアントデバイス３０２のマーチャントインターフェース３０６に送付され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、マーチャントが開始したＰ２Ｍ取引のために、支払人は、取引のために複数のクライアントデバイス３０２を使用し得る。例えば、取引についての意図（例えば、意図識別子）は、第１のクライアントデバイス３０２（例えば、デスクトップコンピュータ）のマーチャントインターフェース３０６（例えば、マーチャントのウェブサイトにアクセスするブラウザ）から生じる場合があり、取引についての同意（例えば、同意識別子）は、第２のクライアントデバイス３０２（例えば、モバイルデバイス）上の支払インターフェース３０４（例えば、金融機関アプリケーション、金融機関のウェブサイトにアクセスするブラウザ）から生じる場合がある。次に、取引の完了の通知は、マーチャントシステム、第２のクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４、及び第１のクライアントデバイス３０２上のマーチャントインターフェース３０６に送付され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、支払人が開始したＰ２Ｍ取引について、支払人は、取引のために単一のクライアントデバイス３０２を使用し得る。例えば、取引についての意図（例えば、意図識別子）は、クライアントデバイス３０２（例えば、モバイルデバイス）上の支払インターフェース３０４（例えば、支払アプリケーション）から生じ得る。例えば、クライアントデバイス３０２はコードをスキャンし得、クライアントデバイス３０２は、取引情報との通信を受信し得、ユーザは、取引情報をクライアントデバイス３０２及び／又は同類のものに記入し得る。支払インターフェース３０４は、支払人が開始したＰ２Ｍ取引について、マーチャントインターフェース３０６の代わりになり得る。取引についての同意（例えば、同意識別子）は、クライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４から生じ得る。次いで、取引の完了の通知は、マーチャントシステムに送付され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、支払人が開始したＰ２Ｍ取引フローは、支払インターフェース３０４及び／又はマーチャントインターフェース３０６を容易にする、モノのインターネット（ＩＯＴ）対応コンピューティングデバイスを含むシステムで実施され得る。例えば、マーチャントの精算プロセスは、仮想支援デバイス（例えば、Ａｍａｚｏｎ Ｅｃｈｏ（登録商標）、Ｇｏｏｇｌｅ Ｈｏｍｅ（登録商標）など）のような、ＩＯＴデバイスと共に使用できるようにし得る。更なる実施例として、ユーザは、音声コマンド（例えば、ＩＯＴデバイスのマイクによって検出され得る、「自分の口座で支払う（Ｐａｙ ｗｉｔｈ ｍｙ ａｃｃｏｕｎｔ）」と言うことによって）を通して取引を開始し得る。開始後、Ｐ２Ｍ取引フローは、図１～図５のいずれかに示されるステップに従って進行し得る。

上述の図を更に参照すると、上述のシステム及び方法を使用したＰ２Ｐ取引は、支払人又は受取人が開始したものであり得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、支払者主導のＰ２Ｐ取引の場合、取引の意図（例えば、意図識別子）は、（例えば、図１に示すマーチャントインターフェース３０６の代わりに）支払者のクライアントデバイス３０２上の支払者の支払インターフェース３０４から生じ得る。例えば、支払人は、取引の受取人を識別する情報（例えば、連絡先のリストから受取人を選択）を入力し得る。支払人は、送金する取引金額を入力し、取引に資金を供給するために１つ以上のリンクされた口座を選択し得る。取引についての同意（例えば、同意識別子）はまた、支払人のクライアントデバイス３０２上の支払人の支払インターフェース３０４から生じ得る。支払人は、取引要求を提出し得、図１に示すシステムで処理された後、取引完了の通知が、受取人のクライアントデバイス３０２上の受取人の支払インターフェース３０４（本明細書では、レシーバインターフェースとも呼ぶ）に送付され得る。受取人の支払インターフェース３０４は、取引金額、支払人に関する情報を表示し得、取引は、受取人の支払インターフェース３０４に示される残高に反映され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、受取人が開始したＰ２Ｐ取引の場合、取引についての意図（例えば、意図識別子）は、（例えば、図１に示すマーチャントインターフェース３０６の代わりに）受取人のクライアントデバイス３０２上の受取人の支払インターフェース３０４から生じ得る。例えば、受取人は、取引の支払人を識別する情報（例えば、連絡先のリストから支払人を選択）を入力し得る。受取人は、支払人への送付要求を受領し、提出するための取引金額を入力し得る。取引ステータスは、取引が完了するまで、受取人の支払インターフェース３０４で「保留中」と表示され得る。取引についての同意（例えば、同意識別子）は、支払人のクライアントデバイス３０２上の支払人の支払インターフェース３０４から生じ得る。支払人のクライアントデバイス３０２は、取引の要求を受信し、支払インターフェース３０４に要求を表示し得る。支払人は、取引の金額を確認し、取引に資金を供給するために１つ以上のリンクされた口座を選択し、その後、取引要求を提出し得る。次いで、取引の完了の通知は、受取人のクライアントデバイス３０２上の受取人の支払インターフェース３０４に送付され得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、ユーザは、記載されたＡ２Ａ取引ネットワークの使用を可能にするために、登録及び／又はオンボーディングプロセスに携わり得る。例えば、ユーザは、Ａ２Ａ取引ネットワークで取引を開始する前に、Ａ２Ａ取引ネットワークに登録し得る。ユーザは、（例えば、ログイン又はサインアッププロセスを通して）ユーザ認証情報を提供するために、クライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４を使用し得、その時点で、ユーザは、Ａ２Ａ取引ネットワークへの登録を促され得る。ユーザは、支払インターフェース３０４と相互作用して、支払インターフェース３０４からイシュアシステム３１４に送信され得る、新しいユーザ識別子を生成し得る。イシュアシステム３１４は、ユーザ識別子を検証してＡ２Ａ管理システム３１２に転送し得、Ａ２Ａ管理システム３１２は、ユーザ識別子を口座識別子（例えば、ＰＡＮ）に関連付けるか、別様に、ユーザ識別子に関連付けられ得る口座識別子を生成し得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、ユーザ識別子を口座識別子に関連付けて（例えば、リンクされ、対応付けられ、参照されるなどして）格納し得る。ユーザ識別子を口座識別子と関連付けた後、Ａ２Ａ管理システム３１２は、ユーザ識別子、口座識別子、及び／又は同類のものを含むメッセージを生成して、イシュアシステム３１４に送り返し得る。次に、イシュアシステム３１４は、イシュアシステム３１４に関連付けられた１つ以上のストレージデバイスにおいて、口座識別子をユーザ識別子と対応づけ得る。次いで、イシュアシステム３１４は、成功メッセージを支払インターフェース３０４に送信して、ユーザがＡ２Ａ取引ネットワークに正常に登録されたことをユーザに通知し得る。

更なる実施例として、ユーザは、初期取引プロセスフローの一部としてＡ２Ａ取引ネットワークに登録し得る。例えば、本明細書に記載されるＰ２Ｍ又はＰ２Ｐの取引フローのいずれかにおいて、ユーザが取引の認証を促されるとき、ユーザは同様に、取引を完了するためにＡ２Ａ取引ネットワークに登録するように促され得る。そのようなシナリオでは、取引が正式に認証される前に、ユーザは、支払インターフェース３０４と相互作用して、新しいユーザ識別子を生成し得、これにより、イシュアシステム３１４及び／又はＡ２Ａ管理システム３１２をトリガして、新しい口座識別子を生成し、ユーザ識別子と関連付け、口座識別子に関連してユーザ識別子を格納し、（例えば、上述のように）ユーザが正常に登録されたことをユーザに通知し得る。

一部の非限定的な実施形態又は態様では、マーチャントは、記載されるＡ２Ａ取引ネットワークの使用を可能にするための登録及び／又はオンボーディングプロセスに携わり得る。例えば、マーチャントは、コンピューティングデバイスを使用して、新しいマーチャント識別子を生成／選択し得、この識別子は、アクワイアラシステム３１０及び／又は支払ゲートウェイ３０８に通信され得る。アクワイアラシステム３１０及び／又は支払ゲートウェイ３０８は、新しいマーチャント識別子をＡ２Ａ管理システム３１２に転送し、Ａ２Ａ管理システム３１２は、マーチャント口座識別子を生成及び／又は識別し、マーチャント口座識別子を新しいマーチャント識別子に関連付け得る。Ａ２Ａ管理システム３１２は、新しいマーチャント識別子に関連してマーチャント口座識別子を格納し得る。次に、Ａ２Ａ管理システム３１２は、アクワイアラシステム３１０及び／又は支払ゲートウェイ３０８に、マーチャント識別子、マーチャント口座識別子、及び／又は同類のものを含む、メッセージを送り返し得る。アクワイアラシステム３１０及び／又は支払ゲートウェイ３０８はまた、アクワイアラシステム３１０及び／又は支払ゲートウェイ３０８に関連付けられた１つ以上のストレージデバイスにおいて、マーチャント識別子をマーチャント口座識別子に対応づけ得る。アクワイアラシステム３１０及び／又は支払ゲートウェイ３０８は、マーチャントのコンピューティングデバイスに成功メッセージを送信して、マーチャントがＡ２Ａ取引ネットワークに正常に登録されたことをマーチャントに通知し得る。

上述の図を更に参照し、一部の非限定的な実施形態又は態様では、提示された取引フローは、支払側当事者及び受領当事者が異なる営業区域（例えば、異なる国）に位置する、クロスボーダ取引シナリオで実行され得る。そのようなシナリオでは、第１のＡＰＩ３２１を通してルーティングされた通信は、第１のゲートウェイ（例えば、アウトバウンドゲートウェイなどのルーティングシステム）に転送され得、このゲートウェイは、通信を第１のワークフローオーケストレータに更にルーティングし得る。ワークフローオーケストレータは、それぞれの営業区域に関連付けられたローカル口座識別子ディレクトリを使用して、識別子を変換するように構成されたシステムであり得る。第１の営業区域における第１のワークフローのオーケストレータは、第２の営業区域における第２のワークフローのオーケストレータと通信して、取引当事者間の通信の転送を許容し得る。第２のワークフローオーケストレータは、第１のワークフローオーケストレータから通信を受信し、通信を第２のゲートウェイ（例えば、インバウンドゲートウェイなどのルーティングシステム）にルーティングし、第２のＡＰＩ３２２を通して関連するコンピューティングデバイスに通信を更にルーティングし得る。

ここで図１３～図１８を参照すると、非限定的な実施形態又は態様による、Ａ２Ａ取引ネットワークの支払人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスにおいて相互作用している、コンピューティングデバイス上に表示されるインターフェースの一連の例解図が描かれている。当然のことながら、例解図は例示的な目的のためにのみ提供され、本開示を限定するものとして受け取られるものではないことが諒解されよう。また、当然のことながら、インターフェースは、ユーザ向け画面を表し、システムのユーザには見えない全ての可能なステップを表しているわけではないことが諒解されよう。

図１３を具体的に参照すると、支払人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの第１のステップでの、ユーザのクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４内の第１の表示画面の例解図が描かれている。示されるように、ユーザ（図１３～図１８に関連して例示的に「Ｊｏｈｎａｔｈａｎ Ｓｍｉｔｈ」と称される）には、支払取引のための送金をするために選択され得る連絡先のリストが提示される。ユーザは、支払インターフェース３０４で支払を受領する受取人を選択し得る。受取人のオプションは、「全ての連絡先（Ａｌｌ Ｃｏｎｔａｃｔｓ）」の他に「最近の連絡先（Ｒｅｃｅｎｔ Ｃｏｎｔａｃｔｓ）」という形態で表され、最新性に基づいて受領者である可能性の高い連絡先を識別するのに役立ち得る。受取人の連絡先は、ユーザ名（例えば、「Ｇｒｅｇ Ｔｈｏｍｐｓｏｎ」の「ｇｒｅｇｔｈｏｍｐｓｏｎ」）などのユーザ識別子と共に示され得る。例解のために、ユーザは、そのクライアントデバイス３０２画面のオプションをタッチすることによって、オプションのリストから受取人「Ｇｒｅｇ Ｔｈｏｍｐｓｏｎ」を選択し得る。そうすることで、支払インターフェース３０４の表示画面を、図１４に示す第２の表示画面に更新し得る。

図１４を具体的に参照すると、支払人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの第２のステップでの、ユーザのクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４内の第２の表示画面の例解図が描かれている。示されるように、ユーザは受取人「Ｇｒｅｇ Ｔｈｏｍｐｓｏｎ」を選択し、画面の中央に取引金額を記入するよう促されている（例えば、ユーザが「＄１５．００」とタイプしたところを示す）。更なる実施例として、ユーザには、追加の取引詳細を記入し（例えば、ユーザが「ピザについて（Ｆｏｒ ｐｉｚｚａ）」と記入した場合、「注（Ｎｏｔｅ）」と題されたテキストフィールドとして表示される）、支払を行うための資金口座を選択するオプション（例えば、ユーザが「ＦＤＮＢ預貯金（ＦＤＮＢ Ｓａｖｉｎｇｓ）」口座を選択した場合、「使用して支払（Ｐａｙ ｕｓｉｎｇ）」と題されたドロップダウンフィールドとして表示される）が提示され得る。資金口座の詳細は、資金口座オプションがすでに利用可能であるように、別個の画面でユーザが事前に記入し得るか、又は提示された画面でユーザが資金口座の詳細を記入し得る。例解のために、ユーザは、「Ｇｒｅｇ Ｔｈｏｍｐｓｏｎ」に対して支払取引を実行させるために、「１５．００ドル支払う（Ｐａｙ ＄１５．００）」と題するボタンをタッチし得、これにより、支払インターフェース３０４の表示画面が、図１５に示す第３の表示画面に更新され得る。

図１５を具体的に参照すると、支払人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの中間ステップでの、ユーザのクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４内の第３の表示画面の例解図が描かれている。示されるように、ユーザに「支払処理中（Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｐａｙｍｅｎｔ）」保留画面が表示される。図１５の第３の表示画面はまた、第２の表示画面を覆う半透明のパネルなど、図１４の画面上に重ねられ得る。Ａ２Ａ取引ネットワークが舞台裏で取引プロセスを完了するために動作している間、「支払処理中（Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｐａｙｍｅｎｔ）」保留画面が示される場合がある。例えば、イシュアシステム３１４、Ａ２Ａ管理システム３１２、受取人機関システム３１９、決済システム３１６、及び／又は取引処理システム３１８の間の図６に示す１つ以上のステップは、支払インターフェース３０４に「支払処理中（Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｐａｙｍｅｎｔ）」保留画面が表示されている間に実行され得る。例解のために、ユーザから受取人への支払取引が完了した後、支払インターフェース３０４は、図１６に示す第４の表示画面に更新され得る。

図１６を具体的に参照すると、支払人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの支払後ステップでの、ユーザのクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４内の第４の表示画面の例解図が描かれている。例えば、ユーザには、取引時間、取引金額、確認（承認）コード、支払方法、資金口座、取引詳細（例えば、「注（ｎｏｔｅ）」、及び／又は同類のものなど、追加の取引データを含む、支払が受取人に送付されたことを示す確認メッセージが提示され得る。例解のために、ユーザが受取人に対する完了した支払の取引データの見直しを終えたら、ユーザは、支払インターフェース３０４に示されるアクティブウィンドウを、「終了（Ｄｏｎｅ）」ボタンをクリックするか、又は「Ｘ」アイコンを選択することによって閉じる場合がある。

図１７を具体的に参照すると、支払人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの支払後ステップで、受取人のコンピューティングデバイス上の第１の表示画面の例解図が描かれている。例えば、受取人のコンピューティングデバイスは、ユーザから支払を受領する確認メッセージに関連付けられたプッシュ通知を受信し得る。実施例として、受取人のホーム画面は、取引金額、支払人（ユーザ）名、取引方法、取引時間、連絡先情報、及び／又は同類のものを含むがこれらに限定されない取引データを包含する通知ウィンドウを表示し得る。例解のために、図１８に示すように、受取人は通知ウィンドウをクリックし、受取人コンピューティングデバイスのレシーバインターフェース３２０内の第２の表示画面にアクセスするために、自分のコンピューティングデバイスをロック解除し得る。

図１８を具体的に参照すると、支払人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの支払後ステップにおける、受取人コンピューティングデバイス上のレシーバインターフェース３２０内の第２の表示画面の例解図が描かれている。例えば、受取人は、その受取人機関システム３１９に関連付けられた自分のコンピューティングデバイス上でアプリケーションを開いて、受信した支払に関する詳細な情報を見る場合がある。アプリケーションはまた、受取人コンピューティングデバイスのホーム画面上の通知ウィンドウをクリックすると自動的に開き得る。例解のために、アプリケーションは、最新の取引を含む支払口座情報を示し得、これには、ユーザから受信した支払の取引データが含まれ得る。示されるように、＄１５．００の金額に対してのユーザ「＠ｊｏｈｎｎｙｓｍｉｔｈ」によって開始された支払は、受取人の最新の取引の中に表示されている。

ここで図１９～図２５を参照すると、非限定的な実施形態又は態様による、Ａ２Ａ取引ネットワークの受取人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスにおいて相互作用している、コンピューティングデバイス上に表示されるインターフェースの一連の例解図が描かれている。当然のことながら、例解図は例示的な目的のためにのみ提供され、本開示を限定するものとして受け取られるものではないことが諒解されよう。また、当然のことながら、インターフェースは、ユーザ向け画面を表し、システムのユーザには見えない全ての可能なステップを表しているわけではないことが諒解されよう。

図１９を具体的に参照すると、受取人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの第１のステップにおける、受取人のコンピューティングデバイス上のレシーバインターフェース３２０内の第１の表示画面の例解図が描かれている。示されるように、受取人（図１９～図２５に関連して例示的に「Ｊｏｈｎａｔｈａｎ Ｓｍｉｔｈ」と称される）には、支払取引のための金銭を要求するために選択され得る連絡先のリストが提示される。受取人は、レシーバインターフェース３２０で支払を要求する支払人を選択し得る。支払人のオプションは、「全ての連絡先（Ａｌｌ Ｃｏｎｔａｃｔｓ）」の他に「最近の連絡先（Ｒｅｃｅｎｔ Ｃｏｎｔａｃｔｓ）」という形態で表され、最新性に基づいて支払人である可能性の高い連絡先を識別するのに役立ち得る。連絡先は、ユーザ名（例えば、「Ｇｒｅｇ Ｔｈｏｍｐｓｏｎ」の「ｇｒｅｇｔｈｏｍｐｓｏｎ」）などのユーザ識別子と共に示され得る。例解のために、受取人は、自分のコンピューティングデバイス画面上のオプションをタッチすることによって、オプションのリストから支払人「Ａｌｉｃｅ Ｊｅｎｋｉｎｓ」を選択し得る。そうすることで、レシーバインターフェース３２０の表示画面を、図２０に示す第２の表示画面に更新し得る。

図２０を具体的に参照すると、受取人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの第２のステップにおける、受取人のコンピューティングデバイス上のレシーバインターフェース３２０内の第２の表示画面の例解図が描かれている。示されるように、受取人は支払人「Ａｌｉｃｅ Ｊｅｎｋｉｎｓ」を選択し、受取人は画面の中央に取引金額を記入するよう促されている（例えば、受取人が「＄９５．５０」と記入したところを示す）。更なる実施例として、受取人には、追加の取引詳細を記入するオプション（例えば、ユーザが「結婚式の招待状イラスト（Ｆｏｒ ｗｅｄｄｉｎｇ ｉｎｖｉｔｅ ｉｌｌｕｓｔｒａｔｉｏｎ）」と入力している、「注（Ｎｏｔｅ）」と題するテキストフィールドとして示す）が提示され得る。例解のために、受取人は、「Ａｌｉｃｅ Ｊｅｎｋｉｎｓ」への支払取引要求を実行させるために、「９５．５０ドルを要求する（Ｒｅｑｕｅｓｔ ＄９５．５０）」と題するボタンにタッチし得、これにより、レシーバインターフェース３２０の表示画面が、図２１に示す第３の表示画面に更新され得る。

図２１を具体的に参照すると、受取人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの要求送信後ステップにおいて、受取人のコンピューティングデバイス上のレシーバインターフェース３２０内の第３の表示画面の例解図が描かれている。例えば、受取人には、取引時間、取引金額、及び／又は同類のものなどの追加取引データを含む、支払依頼が支払人に送付されたことを示す確認メッセージが提示され得る。例解のために、受取人が支払人に対する完了した要求の取引データの見直しを終えたら、受取人は、レシーバインターフェース３２０に示されるアクティブウィンドウを、「終了（Ｄｏｎｅ）」ボタンをクリックするか、又は「Ｘ」アイコンを選択することによって閉じる場合がある。

図２２を具体的に参照すると、受取人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの要求送信後ステップにおいて、受取人のコンピューティングデバイス上のレシーバインターフェース３２０内の第４の表示画面の例解図が描かれている。第４の表示画面は、図２１に示す第３の表示画面を抜け出る受取人に応答して自動的に示され得、又は受取人は、特に、第４の表示画面を探して、支払取引要求の進捗を監視し得る。例えば、受取人は、その受取人機関システム３１９に関連付けられた自分のコンピューティングデバイス上でアプリケーションを開いて、要求された支払に関する詳細な情報を見る場合がある。例解のために、アプリケーションは、最新の取引を含む支払口座情報を示し得、これには、支払人から要求された支払の取引データが含まれ得る。示されるように、９５．５０ドルの金額に対する支払人「＠ａｌｌｉｅ．ｊ」が要求した支払は、支払人の最新の取引の中に表示され、ステータスは「保留（Ｐｅｎｄｉｎｇ）」である。第４の表示画面は、レシーバインターフェース３２０に表示され得る。

図２３を具体的に参照すると、受取人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの要求送信後ステップにおける、支払人（図２３～図２５に関連して、例示的に「Ａｌｉｃｅ Ｊｅｎｋｉｎｓ」と称される）のクライアントデバイス３０２上の第１の表示画面の例解図が描かれている。例えば、支払人のクライアントデバイス３０２は、受取人から要求された支払のメッセージに関連付けられたプッシュ通知を受信し得る。実施例として、支払人のホーム画面は、取引金額、受取人（ユーザ）名、取引方法、取引時間、連絡先情報、ハイパーリンク及び／又は同類のものを含むがこれらに限定されない、取引データを包含する通知ウィンドウを表示し得る。例解のために、図２４に示すように、支払人は通知ウィンドウをクリックし、クライアントデバイス３０２の支払インターフェース３０４内の第２の表示画面にアクセスするために、自分のクライアントデバイス３０２をロック解除し得る。

図２４を具体的に参照すると、受取人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスのステップでの、支払人のクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４内の第２の表示画面の例解図が描かれている。示されるように、支払人は、受取人「Ｊｏｈｎａｔｈａｎ Ｓｍｉｔｈ」から支払要求を受信したことが通知され、要求された取引金額が画面の中央に表示される（例えば、「＄９５．５０」と示される）。支払人が取引を完了したい場合、支払人は支払を行うための資金口座を選択し得る（例えば、ユーザが「ＦＤＮＢ預貯金（ＦＤＮＢ Ｓａｖｉｎｇｓ）」口座を選択している、「使用して支払う（Ｐａｙ ｕｓｉｎｇ）」と題されたドロップダウンフィールドとして示される）。支払人はまた、送付する金額を修正し得る。資金口座の詳細は、資金口座オプションがすでに利用可能であるように、別個の画面で支払人が事前に記入し得るか、又は提示された画面で支払人が資金口座の詳細を記入し得る。例解のために、支払人は、「Ｊｏｈｎａｔｈａｎ Ｓｍｉｔｈ」に対して支払取引を実行させるために、「９５．５０ドルを支払う（Ｐａｙ ＄９５．５０）」と題するボタンをタッチし得、これにより、支払インターフェース３０４の表示画面が、図２５に示す第３の表示画面に更新され得る。あるいは、支払人は、「支払を拒否する（Ｄｅｃｌｉｎｅ Ｐａｙｍｅｎｔ）」を選択するなど、それに応じて入力することで、支払を拒否し得る。

図２５を具体的に参照すると、受取人が開始したＰ２Ｐ取引プロセスの支払後ステップでの、支払人のクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４内の第４の表示画面の例解図が描かれている。例えば、支払人には、取引時間、取引金額、確認（承認）コード、支払方法、資金口座、取引詳細（例えば、「注（ｎｏｔｅ）」）、及び／又は同類のものなど、追加の取引データを含む、支払が受取人に送付されたことを示す確認メッセージが提示され得る。例解のために、支払人が受取人に対する完了した支払の取引データの見直しを終えたら、支払人は、支払インターフェース３０４に示されるアクティブウィンドウを、「終了（Ｄｏｎｅ）」ボタンをクリックするか、又は「Ｘ」アイコンを選択することによって閉じる場合がある。示されていない支払処理ステップにある程度の時間（例えば、数秒）がかかる場合、支払人には、図２５に示すように、第４の表示画面が提示される前に、図１５に示すように、「支払処理中（Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｐａｙｍｅｎｔ）」画面が提示され得ることが諒解されよう。

ここで図２６～図３１を参照すると、非限定的な実施形態又は態様による、Ａ２Ａ取引ネットワークのＰ２Ｍ取引プロセスにおいて相互作用している、コンピューティングデバイス上に表示されるインターフェースの一連の例解図が描かれている。当然のことながら、例解図は例示的な目的のためにのみ提供され、本開示を限定するものとして受け取られるものではないことが諒解されよう。また、当然のことながら、インターフェースは、ユーザ向け画面を表し、システムのユーザには見えない全ての可能なステップを表しているわけではないことが諒解されよう。

図２６を具体的に参照すると、Ｐ２Ｍ取引プロセスの第１のステップでの、ユーザのクライアントデバイス３０２上の第１の表示画面の例解図が描かれている。例えば、ユーザ（図２６～図３１に関連して、例示的な“Ｊｏｈｎａｔｈａｎ Ｓｍｉｔｈ”と称する）には、他のアイコンの中でも特に、支払インターフェース３０４アプリケーションの第１のアイコン９０２及びマーチャントインターフェース３０６アプリケーションの第２のアイコン９０４を含み得る、クライアントデバイス３０２の開始画面が提示され得る。支払インターフェース３０４アプリケーション及びマーチャントインターフェース３０６アプリケーションは、クライアントデバイス３０２上で少なくとも一部のソフトウェアをローカルに実行し得、両方のアプリケーションは、クライアントデバイス３０２から遠隔で格納されたデータにアクセスし得る。例解のために、ユーザがマーチャントインターフェース３０６アプリケーションの第２のアイコン９０４を選択すると、クライアントデバイス３０２は、クライアントデバイス３０２を通してアクセスされるオンラインマーチャントストアアプリケーションを起動し得る。あるいは、マーチャントインターフェース３０６は、クライアントデバイス３０２のインターネット対応ブラウザを通してアクセス可能であり得る。

図２７を具体的に参照すると、Ｐ２Ｍ取引プロセスの第２のステップでの、ユーザのクライアントデバイス３０２上のマーチャントインターフェース３０６内の第２の表示画面の例解図が描かれている。示されるように、ユーザはマーチャントから購入する商品を選択し、ユーザは商品の発送を受領するためにマーチャントへの支払取引を完了することを望む。ユーザには、取引の説明、取引金額、オプションの支払方法、及び／又は同類のものなどの初期取引データが提示され得る。ユーザは、可能な支払方法の中から、記載されるＡ２Ａ取引ネットワーク（例えば、「銀行による支払（Ｐａｙ ｂｙ Ｂａｎｋ）」として示される）を使用して支払を完了するオプションを選択し得る。「銀行による支払（Ｐａｙ ｂｙ Ｂａｎｋ）」オプションを使用すると、ユーザは、ユーザの口座に関連付けられたイシュア機関を識別する情報を入力し得る。実施例として、ユーザは、まず対応するドロップダウンから「ニュージーランド（Ｎｅｗ Ｚｅａｌａｎｄ）」という国を選択することによって、自分のイシュア機関を識別し、ユーザが自分のイシュア（例えば、「ＦＤＮＢ銀行（ＦＤＮＢ Ｂａｎｋ）」）を選択できる「銀行（Ｂａｎｋ）」のドロップダウンを更新した。しかし、検索及び絞り込みドロップダウンフィールド、地理位置情報フィルタリングドロップダウンフィールド、リスト、テキストエントリ、及び／又は同類のものなど、ユーザのイシュアを識別する他の方法を使用し得ることが諒解されよう。例解のために、ユーザは、そのイシュアを識別する入力情報を有し、ユーザのクライアントデバイス３０２上の第３の表示画面に進むために、「今支払う（Ｐａｙ Ｎｏｗ）」ボタンを選択し得る。

図２８を具体的に参照すると、Ｐ２Ｍ取引プロセスの第３のステップでの、ユーザのクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４内の第３の表示画面の例解図が描かれている。示されるように、ユーザが「今支払う（Ｐａｙ Ｎｏｗ）」ボタンを選択したことにより、クライアントデバイス３０２は、ユーザをマーチャントインターフェース３０６から支払インターフェース３０４にリダイレクトさせた。実施例として、ユーザには、クライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４アプリケーションのログイン画面が提示され得、ユーザ（及びそれによって取引）を認可するために使用され得るユーザ認証情報を記入し得る。支払インターフェース３０４はまた、クライアントデバイス３０２のインターネット対応ブラウザに提示されることもあることが諒解されよう。例解のために、ユーザは、ログインウィンドウ（例えば、ユーザ名「ｊｏｈｎ．ｓｍｉｔｈ８２」及びパスワード）に自身のユーザ認証情報を入力しており、ユーザは、ユーザ認証情報をイシュアシステム３１４に送信して、ユーザが認可されるように、「ログイン（Ｌｏｇｉｎ）」ボタンを選択し得る。ユーザ認証情報の提出時に、クライアントデバイス３０２は、図２９に示すように、第４の表示画面に更新し得る。

図２９を具体的に参照すると、Ｐ２Ｍ取引プロセスの第４のステップでの、ユーザのクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４内の第４の表示画面の例解図が描かれている。示されるように、ユーザがログインし、イシュアシステム３１４がユーザを認可した後、ユーザには、マーチャントとの取引の取引データを見直し、取引を確認するオプションが提示され得る。ユーザに示される取引データは、取引金額、マーチャント名、マーシャント識別子、取引方法、及び／又は同類のものを含み得るが、これらに限定されない。ユーザはまた、マーチャントへの取引の支払を完了する資金口座を入力し得る（例えば、「ＦＤＮＢ預貯金（ＦＤＮＢ Ｓａｖｉｎｇｓ）」口座の選択として示される）。資金口座の詳細は、資金口座オプションがすでに利用可能であるように、別個の画面でユーザが事前に記入し得るか、又は提示された画面でユーザが資金口座の詳細を記入し得る。ユーザが取引データを見直し、かつ検証し、更にマーチャントへの支払のための資金口座を確認したら、ユーザは、支払インターフェース３０４のオプション（例えば、「８９．００ドルを支払う（Ｐａｙ ＄８９．００）」ボタン）を選択することにより、支払取引を完了し得る。例解のために、図３０に示すように、ユーザは取引を完了することを望み、「８９．００ドルを支払う（Ｐａｙ ＄８９．００）」ボタンを押すと、クライアントデバイス３０２の支払インターフェース３０４の第５の表示画面にリダイレクトされ得る。クライアントデバイス３０２とは別に行われる取引処理ステップが完了するまでにある程度の時間（例えば、数秒）がかかる場合、図３０に示すような第５の表示画面が提示される前に、図１５に示すような中間的な「支払処理中（Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｐａｙｍｅｎｔ）」画面がユーザに提示され得ることも諒解されよう。

図３０を具体的に参照すると、Ｐ２Ｍ取引プロセスの支払後ステップでの、ユーザのクライアントデバイス３０２上の支払インターフェース３０４内の第５の表示画面の例解図が描かれている。例えば、ユーザには、取引時間、取引金額、確認（承認）コード、支払方法、資金口座、取引詳細、マーチャント名、マーチャント識別子、及び／又は同類のものなど、追加の取引データを含む、支払がマーチャントに送付されたことを示す確認メッセージが提示され得る。例解のために、ユーザがマーチャントに対する完了した支払の取引データの見直しを終えたら、ユーザは、支払インターフェース３０４に示されるアクティブウィンドウを、「終了（Ｄｏｎｅ）」ボタンをクリックするか、又は「Ｘ」アイコンを選択することによって閉じる場合がある。第５の表示画面を閉じると、図３１に示すように、クライアントデバイス３０２のマーチャントインターフェース３０６の第６の表示画面に自動的にリダイレクトされる場合もある。

図３１を具体的に参照すると、Ｐ２Ｍ取引プロセスの支払後ステップでの、ユーザのクライアントデバイス３０２上のマーチャントインターフェース３０６内の第６の表示画面の例解図が描かれている。支払が完了すると、処理された支払の取引データもマーチャントインターフェース３０６にプッシュされ得る。示されるように、マーチャントインターフェース３０６は、取引が完了したこと（例えば、「取引確認済み（Ｔｒａｎｓａｃｔｉｏｎ Ｃｏｎｆｉｒｍｅｄ）」）を反映し得、また注文番号、取引時間、取引説明、取引金額、取引方法、確認（承認）コード、請求先住所、マーチャント識別子、支払人識別子、及び／又は類似のものを含むがこれらに限定されない、支払取引に関連する追加情報を含み得る。マーチャントインターフェース３０６で確認メッセージが提示された後、ユーザは、マーチャントインターフェース３０６で買い物を続けるか（例えば、「買い物を続ける（Ｃｏｎｔｉｎｕｅ Ｓｈｏｐｐｉｎｇ）」ボタンを選択することによって）、又はマーチャントインターフェース３０６から抜け出る場合がある。図２６～図３１の例解されたインターフェースの同様の画面が、本明細書で説明されるＰ２Ｍ取引プロセスの他の手続きフローに対して提示され得ることが諒解されよう。

本開示は、現在最も実用的で好ましい実施形態又は態様とみなされるものに基づいて、例解目的のため詳細に説明されているものの、そのような詳細はその目的に限られ、本開示は、開示される実施形態又は態様に限定されないが、それに対して、添付された特許請求の範囲の主旨及び範囲内にある、修正並びに同等の変更をカバーすることを意図することは理解されるものとする。例えば、本開示が、可能な限り、任意の実施形態又は態様の１つ以上の特徴を、任意の他の実施形態又は態様の１つ以上の特徴と組み合わせることができると意図することを理解されたい。

Claims (20)

1. コンピュータで実施される方法であって、
   少なくとも１つのプロセッサを用いて、支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから、取引金額、イシュア識別子、及びマーチャント識別子を含む、取引のための取引要求を第１のＡＰＩ（アプリケーションプログラミングインターフェース）を介して受信することと、
   前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記イシュア識別子に基づいて、イシュアＵＲＬ（ユニフォームリソースロケータ）を判定することと、
   前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記取引要求に関連付けられた意図識別子を生成することと、
   前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記イシュアＵＲＬ及び前記意図識別子を、前記第１のＡＰＩを介して、前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信することと、
   前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記意図識別子、前記取引金額、及び前記マーチャント識別子を、第２のＡＰＩを介して、前記イシュア識別子に関連付けられたイシュアシステムに送信することと、
   前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記イシュアシステムから、認証された同意識別子及び支払人識別子を前記第２のＡＰＩを介して受信することと、
   前記イシュアシステムから前記認証された同意識別子を受信することに応答して、
   前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記マーチャント識別子に関連付けられたマーチャント口座識別子、及び前記支払人識別子に関連付けられたイシュア口座識別子を判定することと、
   前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座と前記イシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で前記取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで、前記取引金額、前記マーチャント口座識別子、及び前記イシュア口座識別子を送信することと、
   を含む、コンピュータで実施される方法。
2. 前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムから受信される前記取引要求は、前記イシュア口座に関連付けられたユーザのクライアントデバイスのマーチャントインターフェースによって生成され、
   前記イシュアシステムから前記第２のＡＰＩを介して受信される、前記認証された同意識別子は、前記クライアントデバイスの支払インターフェースによって生成され、
   前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信される前記イシュアＵＲＬは、前記支払インターフェースをトリガするために前記マーチャントインターフェースに転送される、請求項１に記載のコンピュータで実施される方法。
3. 前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージを受信することと、
   前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記クライアントデバイスの前記マーチャントインターフェースに前記取引の完了の確認を表示させるように構成されている第１の成功メッセージを、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信することと、
   前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記クライアントデバイスの前記支払インターフェースに前記取引の完了の確認を表示させるように構成されている第２の成功メッセージを、前記第２のＡＰＩを介して前記イシュアシステムに送信することと、を更に含む、請求項２に記載のコンピュータで実施される方法。
4. 前記支払人識別子が、一意の口座識別子、前記イシュアシステムに関連付けられた機関識別子、及び地域識別子を含み、
   前記支払人識別子が更に、前記イシュア口座に関連付けられたグローバル一意識別子である、請求項２に記載のコンピュータで実施される方法。
5. 前記一意の口座識別子が、前記クライアントデバイスのデバイスアドレスである、請求項４に記載のコンピュータで実施される方法。
6. 前記取引要求が、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイから受信され、
   前記イシュアＵＲＬ及び前記意図識別子が、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイに送信され、
   前記支払ゲートウェイが、前記取引の完了のために前記アクワイアラシステムに代わって通信する、ように構成されている、請求項１に記載のコンピュータで実施される方法。
7. 前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記イシュアシステム及び前記支払ゲートウェイと通信、又は前記イシュアシステム及び前記アクワイアラシステムと通信することによって、前記取引を、前記取引金額に対する前記マーチャント口座へのクレジット、及び前記取引金額に対する前記イシュア口座からのデビットとして決済することと、
   前記少なくとも１つのプロセッサを用いて、前記取引に関連付けられた第１の決済報告を前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信し、前記取引に関連付けられた第２の決済報告を前記イシュアシステムに送信することと、を更に含む、請求項１に記載のコンピュータで実施される方法。
8. 少なくとも１つのプロセッサを備えるサーバを備えるシステムであって、
   前記サーバが、
   支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから、取引金額、イシュア識別子、及びマーチャント識別子を含む、取引のための取引要求を第１のＡＰＩ（アプリケーションプログラミングインターフェース）を介して受信し、
   前記イシュア識別子に基づいて、イシュアＵＲＬ（ユニフォームリソースロケータ）を判定し、
   前記取引要求に関連付けられた意図識別子を生成し、
   前記イシュアＵＲＬ及び前記意図識別子を、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信し、
   前記意図識別子、前記取引金額、及び前記マーチャント識別子を、第２のＡＰＩを介して、前記イシュア識別子に関連付けられたイシュアシステムに送信し、
   前記イシュアシステムから、認証された同意識別子及び支払人識別子を前記第２のＡＰＩを介して受信し、
   前記イシュアシステムから前記認証された同意識別子を受信することに応答して、
   前記マーチャント識別子に関連付けられたマーチャント口座識別子、及び前記支払人識別子に関連付けられたイシュア口座識別子を判定し、かつ、
   前記マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座と前記イシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で前記取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで、前記取引金額、前記マーチャント口座識別子、及び前記イシュア口座識別子を送信する、ようにプログラム又は構成されている、システム。
9. 前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムから受信される前記取引要求は、前記イシュア口座に関連付けられたユーザのクライアントデバイスのマーチャントインターフェースによって生成され、
   前記イシュアシステムから前記第２のＡＰＩを介して受信される、前記認証された同意識別子は、前記クライアントデバイスの支払インターフェースによって生成され、
   前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信される前記イシュアＵＲＬは、前記支払インターフェースをトリガするために前記マーチャントインターフェースに転送される、請求項８に記載のシステム。
10. 前記サーバが、
    前記認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージを受信し、
    前記クライアントデバイスの前記マーチャントインターフェースに前記取引の完了の確認を表示させるように構成されている第１の成功メッセージを、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信し、かつ
    前記クライアントデバイスの前記支払インターフェースに前記取引の完了の確認を表示させるように構成されている第２の成功メッセージを、前記第２のＡＰＩを介して前記イシュアシステムに送信する、ように更にプログラム又は構成されている、請求項９に記載のシステム。
11. 前記支払人識別子が、一意の口座識別子、前記イシュアシステムに関連付けられた機関識別子、及び地域識別子を含み、
    前記支払人識別子が更に、前記イシュア口座に関連付けられたグローバル一意識別子である、請求項９に記載のシステム。
12. 前記一意の口座識別子が、前記クライアントデバイスのデバイスアドレスである、請求項１１に記載のシステム。
13. 前記取引要求が、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイから受信され、
    前記イシュアＵＲＬ及び前記意図識別子が、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイに送信され、
    前記支払ゲートウェイが、前記取引の完了のために前記アクワイアラシステムに代わって通信する、ように構成されている、請求項８に記載のシステム。
14. 前記サーバが、
    前記イシュアシステム及び前記支払ゲートウェイと通信、又は前記イシュアシステム及び前記アクワイアラシステムと通信することによって、前記取引を、前記取引金額に対する前記マーチャント口座へのクレジット、及び前記取引金額に対する前記イシュア口座からのデビットとして決済し、かつ、
    前記取引に関連付けられた第１の決済報告を前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信し、前記取引に関連付けられた第２の決済報告を前記イシュアシステムに送信する、ように更にプログラム又は構成されている、請求項８に記載のシステム。
15. プログラム命令を含む少なくとも１つの非一時的コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記プログラム命令が少なくとも１つのプロセッサによって実行されるとき、前記少なくとも１つのプロセッサが、
    支払ゲートウェイ又はアクワイアラシステムから、取引金額、イシュア識別子、及びマーチャント識別子を含む、取引のための取引要求を第１のＡＰＩ（アプリケーションプログラミングインターフェース）を介して受信し、
    前記イシュア識別子に基づいて、イシュアＵＲＬ（ユニフォームリソースロケータ）を判定し、
    前記取引要求に関連付けられた意図識別子を生成し、
    前記イシュアＵＲＬ及び前記意図識別子を、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信し、
    前記意図識別子、前記取引金額、及び前記マーチャント識別子を、第２のＡＰＩを介して、前記イシュア識別子に関連付けられたイシュアシステムに送信し、
    前記イシュアシステムから、認証された同意識別子及び支払人識別子を前記第２のＡＰＩを介して受信し、
    前記イシュアシステムから前記認証された同意識別子を受信することに応答して、
    前記マーチャント識別子に関連付けられたマーチャント口座識別子、及び前記支払人識別子に関連付けられたイシュア口座識別子を判定し、かつ
    前記マーチャント口座識別子に関連付けられたマーチャント口座と前記イシュア口座識別子に関連付けられたイシュア口座との間で前記取引金額の決済を行うように構成された、認可及び決済組み合わせメッセージで、前記取引金額、前記マーチャント口座識別子、及び前記イシュア口座識別子を送信する、コンピュータプログラム製品。
16. 前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムから受信される前記取引要求は、前記イシュア口座に関連付けられたユーザのクライアントデバイスのマーチャントインターフェースによって生成され、
    前記イシュアシステムから前記第２のＡＰＩを介して受信される、前記認証された同意識別子は、前記クライアントデバイスの支払インターフェースによって生成され、
    前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信される前記イシュアＵＲＬは、前記支払インターフェースをトリガするために前記マーチャントインターフェースに転送される、請求項１５に記載のコンピュータプログラム製品。
17. 前記プログラム命令はさらに、前記少なくとも１つのプロセッサに、
    前記認可及び決済組み合わせメッセージの承認に関連付けられた承認メッセージを受信することと、
    前記クライアントデバイスの前記マーチャントインターフェースに前記取引の完了の確認を表示させるように構成されている第１の成功メッセージを、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信することと、
    前記クライアントデバイスの前記支払インターフェースに前記取引の完了の確認を表示させるように構成されている第２の成功メッセージを、前記第２のＡＰＩを介して前記イシュアシステムに送信することと、を行わせる、請求項１６に記載のコンピュータプログラム製品。
18. 前記支払人識別子が、一意の口座識別子、前記イシュアシステムに関連付けられた機関識別子、及び地域識別子を含み、
    前記支払人識別子が更に、前記イシュア口座に関連付けられたグローバル一意識別子であり、
    前記一意の口座識別子が、前記クライアントデバイスのデバイスアドレスである、請求項１６に記載のコンピュータプログラム製品。
19. 前記取引要求が、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイから受信され、
    前記イシュアＵＲＬ及び前記意図識別子が、前記第１のＡＰＩを介して前記支払ゲートウェイに送信され、
    前記支払ゲートウェイが、前記取引の完了のために前記アクワイアラシステムに代わって通信する、ように構成されている、請求項１６に記載のコンピュータプログラム製品。
20. 前記プログラム命令はさらに、前記少なくとも１つのプロセッサに、
    前記イシュアシステム及び前記支払ゲートウェイと通信、又は前記イシュアシステム及び前記アクワイアラシステムと通信することによって、前記取引を、前記取引金額に対する前記マーチャント口座へのクレジット、及び前記取引金額に対する前記イシュア口座からのデビットとして決済することと、
    前記取引に関連付けられた第１の決済報告を前記支払ゲートウェイ又は前記アクワイアラシステムに送信し、前記取引に関連付けられた第２の決済報告を前記イシュアシステムに送信することと、を行わせる、請求項１５に記載のコンピュータプログラム製品。

Images