JP2024504275A - ビス(フルオロスルホニル)イミドの生成のフルオロ硫酸アンモニウム副生成物の処理のための統合されたプロセス - Google Patents

ビス(フルオロスルホニル)イミドの生成のフルオロ硫酸アンモニウム副生成物の処理のための統合されたプロセス Download PDF

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Abstract

フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理するためのプロセスは、主にフルオロ硫酸アンモニウムと、より少ない量のフルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドとを含むフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を提供することと、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を水と混合することと、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物と水との混合物を加水分解反応温度で反応させて、フルオロ硫酸アンモニウム、フルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドを加水分解して、重硫酸アンモニウム及びフッ化水素水溶液を形成することと、フッ化水素水溶液から重硫酸アンモニウムを分離することと、を含む。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年12月17日に出願された米国特許出願第17/554,977号に対する優先権を主張し、2021年1月7日に出願された米国仮特許出願第63/134,883号に対する利益を主張するものであり、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本開示は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理するためのプロセスに関する。特に、本開示は、ビス(フルオロスルホニル)イミドの生成のフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理するための統合されたプロセスに関する。
ビス(フルオロスルホニル)イミド(HFSI)は、リチウムイオン電池に使用されるリチウムビス(フルオロスルホニル)イミド(LiFSI)の生成において重要な原料である。HFSI(HN(SOF))は、いくつかの方法によって調製することができる。例えば、HFSIは、式1に示される、尿素(CO(NH)とフルオロスルホン酸(HSOF)との反応によって調製することができる:
式1 5HSOF+2CO(NH→HN(SOF)+2CO+3NHSOF。
Hondaらの米国特許第8,337,797号は、尿素及びフルオロスルホン酸からHFSIを生成するための2段階バッチプロセスを開示している。第1のステップでは、尿素とフルオロスルホン酸との間の式1の反応を防止するのに十分に低い温度で、尿素をフルオロスルホン酸に溶解する。第2のステップでは、尿素/フルオロスルホン酸溶液を、式1の反応が進むのに十分に加熱された反応媒体を含む別々の反応容器にゆっくりと加える。米国特許第8,337,797号に開示されているバッチプロセスは、効率的な商業規模でHFSIを生成するのに十分ではない。
やはりHondaらの国際公開第2011/111780号は、オーバーフロー出口などを介して、反応容器から反応液を連続的に除去し、スラリー状態(フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を含む)で反応液を連続的に排出するための回収プロセスを更に開示する。開示されたプロセスは、生成バッチで行われ、生成物HFSIは、次の生成バッチの反応の前に反応容器に再び加えられる。
したがって、商業的な量のHFSIを生成するような規模にされ得る、より効率的なプロセスを開発する必要がある。
本開示は、ビス(フルオロスルホニル)イミドの製造において副生成物として生成されるフルオロ硫酸アンモニウムを処理するための統合されたプロセスを提供する。
一実施形態では、本発明は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理するためのプロセスを提供する。プロセスは、主にフルオロ硫酸アンモニウムと、より少ない量のフルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドとを含むフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を提供することと、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を水と混合することと、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物と水との混合物を加水分解反応温度で反応させて、フルオロ硫酸アンモニウム、フルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドを加水分解して、重硫酸アンモニウム及びフッ化水素水溶液を形成することと、フッ化水素水溶液から重硫酸アンモニウムを分離することと、を含む。
別の実施形態では、本発明は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理するためのプロセスを提供する。プロセスは、主にフルオロ硫酸アンモニウムと、より少ない量のフルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドとを含むフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を提供することと、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を水及び塩基と混合することと、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物と水及び塩基との混合物を、加水分解反応温度で反応させて、フルオロ硫酸アンモニウム、フルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドを加水分解及び中和して、フッ化物、硫酸塩、及び重硫酸アンモニウムを含む混合物を形成することと、を含む。
添付の図面を考慮して、実施形態についての以下の記載を参照することによって、本開示の上述及び他の特性、並びにそれらを達成する様式がより明らかになり、より良好に理解されるであろう。
本開示のいくつかの実施形態による、ビス(フルオロスルホニル)イミドの生産において形成されるフルオロ硫酸アンモニウム副生成物の連続処理のための統合されたプロセスを示すプロセスフロー図である。 本開示のいくつかの実施形態による、ビス(フルオロスルホニル)イミドの生産において形成されるフルオロ硫酸アンモニウム副生成物の連続処理のための別の統合されたプロセスを示すプロセスフロー図である。
本開示は、商業的な量のビス(フルオロスルホニル)イミド(HFSI)の生成において形成されるフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理するような規模にされ得る統合されたプロセスを提供する。HFSIは、式1において上述したように、尿素とフルオロスルホン酸(FSA)との反応によって生成することができる。HFSIのそのような生成において形成されるフルオロ硫酸アンモニウム副生成物は、主にフルオロ硫酸アンモニウム(NHSOF)と、より少ない量のHFSI及びFSAと、を含む。HFSIを濃縮した後、得られたフルオロ硫酸アンモニウム副生成物は、典型的には固体であるが、また、フルオロ硫酸アンモニウムと残留HFSI及びFSAとのスラリーの形態であってもよい。フルオロ硫酸アンモニウム副生成物は、水と反応してフッ化水素酸を生成する潜在的に危険な物質である。有害なフルオロ硫酸アンモニウム副生成物の処分は、危険かつ高価であり、HFSI生成の全体的な効率を制限する可能性がある。
本発明は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を効率的に処理して、HFSI生成の全体効率を改善するための統合されたプロセスを提供する。本明細書に開示されるようなフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理することは、環境に優しい廃棄物及び/又は商業的に有用な副生成物をもたらすことができる。
本明細書に開示されるように、HFSIは、尿素及びフルオロスルホン酸の溶液から生成される。尿素及びフルオロスルホン酸の溶液は、尿素及びフルオロスルホン酸を一緒に混合することによって形成される。尿素及びフルオロスルホン酸の溶液を反応温度で反応媒体に添加して、フルオロスルホン酸及び尿素を反応させて、式1に示すように、HFSI、並びにフルオロ硫酸アンモニウムを含む粗生成物を生成する。生成された二酸化炭素ガスは、他の使用のために通気又は捕捉され得る。反応媒体は、フルオロスルホン酸を含むことができ、HFSIを更に含み得る。
反応温度は、約80℃、約90℃、約100℃、約110℃、又は約120℃のように低い、又は約130℃、約140℃、約150℃、約160℃、又は170℃のように高い、又は前述の値のうちのいずれか2つの間で定義される任意の範囲、例えば、約80℃~約170℃、約90℃~約160℃、約100℃~約150℃、約110℃~約140℃、約120℃~約130℃、約130℃~約150℃、又は約110℃~約120℃などであり得る。好ましくは、反応温度は、約110℃~約140℃である。より好ましくは、反応温度は、約120℃~約140℃である。最も好ましくは、反応温度は、約120℃~約130℃である。
粗生成物は、中間生成物とフルオロ硫酸アンモニウム副生成物とに分離される。粗生成物は、例えば、真空乾燥、蒸発、噴霧乾燥、濾過、又はそれらの任意の組み合わせによって、中間生成物とフルオロ硫酸アンモニウム副生成物とに分離され得る。
中間生成物は、濃縮生成物とFSAリサイクル生成物とに分離される。濃縮生成物は、FSAリサイクル生成物よりも高い濃度のHFSIを含む。いくつかの実施形態では、FSAリサイクル生成物は、反応媒体に再びリサイクルされる。いくつかの実施形態では、FSAリサイクル生成物は、代替的に、又は追加的に、後で使用するために貯蔵タンクに方向付けられ得る。分離は、例えば、蒸留によるものであり得る。
フルオロ硫酸アンモニウム副生成物は、主にフルオロ硫酸アンモニウムと、より少ない量のHFSI及びFSAとを含む。本明細書で使用される場合、「主に」という用語は、副生成物の50重量パーセント(重量%)以上を意味する。フルオロ硫酸アンモニウム副生成物は、典型的には固体であるが、フルオロ硫酸アンモニウムと残留HFSI及びFSAとのスラリーの形態であってもよい。
フルオロ硫酸アンモニウム副生成物中のフルオロ硫酸アンモニウムの濃度は、50重量%、60重量%、70重量%、80重量%、85重量%、87重量%、90重量%、92重量%、94重量%、若しくは95重量%程度の低さ、又は95.5重量%、96重量%、96.5重量%、97重量%、97.5重量%、98重量%、98.5重量%、99重量%、99.5重量%、若しくは99.9重量%程度の高さ、又は例えば50重量%~99.9重量%、60重量%~99.5重量%、70重量%~99重量%、80重量%~98.5重量%、85重量%~98重量%、87重量%~97.5重量%、90重量%~97重量%、92重量%~96.5重量%、94重量%~96重量%、95重量%~95.5重量%、50重量%~95重量%、90重量%~99.9重量%、95重量%~99.9重量%、若しくは98重量%~99.5重量%などの前述の値のうちのいずれか2つの間で定義される任意の範囲内であり得る。
いくつかの実施形態では、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物流は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を水と混合し、次いで、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物と水とを加水分解反応温度で反応させて、フルオロ硫酸アンモニウム、FSA及びHFSIを加水分解して、式2~4に従って、重硫酸アンモニウム(NHHSO)、フッ化水素(HF)水溶液及び硫酸(HSO)の混合物を形成することによって処理され得る:
式2 NHSOF+HO→NHHSO+HF、
式3 HSOF+HO→HSO+HF、
式4 HN(SOF)+4HO→NHHSO+2 HF+HSO
加水分解反応温度は、約20℃、約25℃、約30℃、約35℃、約40℃、約45℃若しくは約50℃のように低い、又は約60℃、約70℃、約80℃、約90℃、約100℃、約150℃、若しくは約200℃のように高い、又は約20℃~約200℃、約25℃~約150℃、約30℃~約100℃、約35℃~約90℃、約40℃~約80℃、約45℃~約70℃、約50℃~約60℃、約35℃~約90℃、約40℃~約80℃、約20℃~約100℃、若しくは約60℃~約80℃などの前述の値のうちのいずれか2つの間で定義される任意の範囲内であり得る。好ましくは、反応温度は、約25℃~約80℃である。より好ましくは、反応温度は、約30℃~約70℃である。最も好ましくは、反応温度は、約40℃~約60℃である。約100℃を超える温度では、加水分解反応は、大気圧より上である。
重硫酸アンモニウム混合物は、例えば、真空乾燥、蒸発、噴霧乾燥、又はそれらの任意の組み合わせによって、HF水溶液から分離される。次いで、重硫酸アンモニウム混合物をアンモニアで中和し、式5に従って硫酸を追加の重硫酸アンモニウムに変換する:
式5 HSO+NH→NHHSO
中和された重硫酸アンモニウムは、例えば、真空乾燥、蒸発、噴霧乾燥、又はそれらの任意の組み合わせによって乾燥され得る。中和された重硫酸アンモニウムは、他の反応において使用され得るか、又は例えば、弱酸を必要とする用途における販売及び使用に適切であり得る。あるいは、式6に従って、重硫酸アンモニウムを追加のアンモニアと反応させて、硫酸アンモニウムを生成することができる:
式6 NHHSO+NH→(NH42SO
硫酸アンモニウムは、例えば、真空乾燥、蒸発、噴霧乾燥、又はそれらの任意の組み合わせによって乾燥され得る。得られた固体硫酸アンモニウムは、例えば、肥料としての販売及び使用に好適であり得る。
HF水溶液中の水をHF水溶液から分離して、濃縮HF水溶液を生成し得る。水は、当該技術分野で知られているように、蒸留、圧力スイング蒸留、及び/又は拡散透析によって分離され得る。濃縮HF水溶液は、多くの工業プロセスにおいて貴重な原料であるため、貯蔵され得る。除去された水は、好ましくは、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を加水分解するステップに再循環される。代替的に又は追加的に、水は、廃水として処理され得る。
いくつかの実施形態では、濃縮HF水溶液は、無水フッ化水素を形成するために濃縮され得る。「無水フッ化水素」という用語は、実質的に水を含まないフッ化水素を意味する。すなわち、無水フッ化水素中の任意の水は、重量比で約500ppm、約300ppm、約200ppm、約100ppm、約50ppm、約30ppm、約20ppm、約10ppm、約5ppm、約3ppm、約2ppm、若しくは約1ppm未満の量であるか、又は前述の値のうちのいずれか2つの間に定義される任意の値未満の量である。好ましくは、無水フッ化水素は、約100重量ppm未満の量の水を含む。より好ましくは、無水フッ化水素は、約10重量ppm未満の量の水を含む。最も好ましくは、無水ヨウ化水素は、約1重量ppm未満の量の水を含む。
いくつかの他の実施形態では、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物流は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を水及び塩基と混合することによって処理され得る。塩基は特に限定されない。明確にするために、以下の説明は水酸化カルシウムを使用するが、実施形態は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、又は水酸化アンモニウムの使用を含むことができることが理解される。
式2~4及び6~9(下記)に従って、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物、水及び塩基(水酸化カルシウム)を反応温度で反応させて、フルオロ硫酸アンモニウム、FSA及びHFSIを加水分解及び中和して、アンモニア、並びにフッ化カルシウム、硫酸カルシウム、重硫酸アンモニウム及び硫酸アンモニウムを含む混合物を形成する:
式2 NHSOF+HO→NHHSO+HF、
式3 HSOF+HO→HSO+HF、
式4 HN(SOF)+4HO→NHHSO+2HF+HSO
式6 NHHSO+NH→(NH42SO
式7 2HF+Ca(OH)→CaF+2HO、
式8 NHHSO+Ca(OH)→CaSO+2HO+NH
式9 HSO+Ca(OH)→CaSO+2HO。
硫酸水素アンモニウムの硫酸カルシウムへの変換(式8)によって放出されるアンモニアの一部は、一部の重硫酸アンモニウムの硫酸アンモニウムへの変換(式6)をもたらし得る。消費されなかった任意のアンモニアは、当技術分野で知られているように、酸スクラバーによって処理され得る。
加水分解反応温度は、約20℃、約25℃、約30℃、約35℃、約40℃、約45℃、若しくは約50℃のように低い、又は約60℃、約70℃、約80℃、約90℃、約100℃、約150℃、若しくは約200℃のように高い、又は約20℃~約200℃、約25℃~約150℃、約30℃~約100℃、約35℃~約90℃、約40℃~約80℃、約45℃~約70℃、約50℃~約60℃、約35℃~約90℃、約40℃~約80℃、約20℃~約100℃、若しくは約60℃~約80℃などの前述の値のうちのいずれか2つの間で定義される任意の範囲内であり得る。好ましくは、反応温度は、約25℃~約80℃である。より好ましくは、反応温度は、約30℃~約70℃である。最も好ましくは、反応温度は、約40℃~約60℃である。約100℃を超える温度では、加水分解反応は、大気圧より上である。
フッ化カルシウム、硫酸カルシウム、重硫酸アンモニウムを含む混合物は、埋立地に安全に堆積され得る。あるいは、更なる使用のために化合物を分離し得る。例えば、フッ化カルシウムは、フッ化水素を製造する際に、又は光学レンズ若しくは光学窓として使用するために使用され得る。硫酸カルシウムは、例えば、土壌改良剤又はセメント添加剤として使用され得る。硫酸アンモニウムは、前述したように、肥料として使用され得る。重硫酸アンモニウムは、他の反応において使用され得るか、又は例えば、弱酸を必要とする用途における販売及び使用に適切であり得る。あるいは、重硫酸アンモニウムは、式6を参照して上記に記載されるように、アンモニアで処理されて、更なる硫酸アンモニウムを生成し得る。
いくつかの実施形態では、上記のプロセスは連続プロセスである。いくつかの他の実施形態では、上記のプロセスは半バッチである。半バッチとは、プロセスの有意な部分が連続的であるが、プロセス全体が連続的ではないことを意味する。例えば、いくつかの半バッチ実施形態では、粗生成物を製造し、ある期間連続的に貯蔵し、次いで、その後に、貯蔵された粗生成物を分離ステップを介して処理して、粗生成物からフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を分離し、中間生成物及びリサイクル生成物を連続的に生成し、上記のプロセスのうちのいずれかに従って、中間生成物及びリサイクル生成物が後の使用のために貯蔵され、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物が、後の処理のために貯蔵され得る。
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、ビス(フルオロスルホニル)イミドの生産において形成されるフルオロ硫酸アンモニウム副生成物の連続処理のための統合されたプロセス10を示すプロセスフロー図である。図1に示すように、プロセス10は、尿素入口流14及びフルオロスルホン酸入口流16に接続するように構成された反応器12を含む。第1のフルオロスルホン酸入口流16中のフルオロスルホン酸は、液体形態であり、反応器12に連続的にポンピングされ得る。あるいは、フルオロスルホン酸入口流16中のフルオロスルホン酸をバッチとして添加され得る。尿素入口流14内の尿素は、固体形態であり、例えば、固体搬送システム(図示せず)によって反応器12に連続的に提供され得る。あるいは、入口流14内の尿素をバッチとして反応器12に添加し得る。
反応器12は、尿素及びフルオロスルホン酸が添加される反応媒体を含むことができる。反応媒体は、フルオロスルホン酸を含み得る。尿素、フルオロスルホン酸、及び反応器12内の反応媒体は、上記のように反応温度に加熱されて、式1の反応に従ってHFSIを含む粗生成物流18を生成する。二酸化炭素は、反応器通気口20を介して反応器12から通気され得る。通気された二酸化炭素は、大気に通気され得るか、又はその後の使用のために回収され得る。反応器12は、例えば、熱交換器又はジャケット付き反応器(図示せず)を通って流れる流体によって、又は電気加熱コイル(図示せず)によって、反応温度を維持するように構成されている。このようにして、反応器12は、HFSI、フルオロ硫酸アンモニウム、及びフルオロスルホン酸を含む粗生成物流18を生成するように構成されている。
粗生成物流18は、反応器12を第1の分離器22に流体接続する。第1の分離器22は、フルオロ硫酸アンモニウムを粗生成物流18から分離して、中間生成物流24及びフルオロ硫酸アンモニウム副生成物流26を生成するように構成されている。第1の分離器22は、例えば、蒸発器、真空乾燥機、噴霧乾燥機、フィルタ、遠心分離器、又はそれらの任意の組み合わせであることができる。
中間生成物流24は、第1の分離器22を第2の分離器28に流体接続する。第2の分離器28は、濃縮生成物流30及びリサイクル流32を生成するように構成されている。第2の分離器28は、例えば、蒸留カラムであり得る。濃縮生成物流30は、リサイクル流32におけるHFSIの濃度よりも高いHFSIの濃度を含む。リサイクル流32は、反応器12に流体的に結合されている。代替的に又は追加的に、リサイクル流32は、反応媒体リサイクル貯蔵タンク(図示せず)に流体連結され得る。リサイクル流32は、その後に、連続動作のために反応器12に、又は半バッチ動作のために反応媒体リサイクル貯蔵タンクに、方向付けることができる。
図1に示される実施形態では、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物流26は、第1の分離器22を加水分解タンク34に流体接続し、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物は、水入力流36によって提供される水と混合される。加水分解タンク34内のフルオロ硫酸アンモニウム副生成物と水との混合物は、上記のように加水分解反応温度まで加熱されて、フルオロ硫酸アンモニウム、FSA及びHFSIを加水分解して、上記の式2~4の反応に従って、重硫酸アンモニウム及びフッ化水素水溶液を含む中間副生成物流38を形成する。
加水分解タンク34は、例えば、熱交換器又はジャケット付き反応器(図示せず)を通って流れる流体によって、又は電気加熱コイル(図示せず)によって、反応温度を維持するように構成されている。このようにして、加水分解タンク34は、重硫酸アンモニウム及びフッ化水素水溶液を含む中間副生成物流38を生成するように構成されている。
中間副生成物流38は、加水分解タンク34を副生成物分離器40に流体接続する。副生成物分離器40は、フッ化水素水溶液から重硫酸アンモニウムを分離して、重硫酸アンモニウム流42及びフッ化水素水溶液流44を生成するように構成されている。副生成物分離器40は、例えば、蒸発器、真空乾燥機、噴霧乾燥機、フィルタ、遠心分離器、又はそれらの任意の組み合わせであり得る。あるいは、いくつかの実施形態では、加水分解タンク34及び副生成物分離器40は、単一のユニットに組み合わされ得る。
フッ化水素水溶液流44は、副生成物分離器40をHF濃縮器46に流体接続する。HF濃縮器46は、フッ化水素水溶液から水を分離して、濃縮フッ化水素流48及び廃水流50を形成するように構成されている。HF濃縮器46は、例えば、一対の蒸留塔を含む圧力スイング蒸留システムであり得る。濃縮フッ化水素流48からの濃縮フッ化水素は、貯蔵されるか、又は濃縮フッ化水素を必要とする別のプロセスに供給され得る。廃水流50は、加水分解タンク34(図示せず)にリサイクルされ得るか、又は廃水処理施設(図示せず)に方向付けられ得る。
重硫酸アンモニウム流42は、副生成物分離器40を中和タンク52に流体接続し、重硫酸アンモニウムはアンモニア入力流54によって提供されるアンモニアと混合される。アンモニアは重硫酸アンモニウムと反応して、上記式5の反応に従って、硫酸アンモニウムを含む硫酸アンモニウム流56を形成する。硫酸アンモニウムは、硫酸アンモニウム水溶液である。
硫酸アンモニウム流56は、中和タンク52を硫酸アンモニウム乾燥器/濃縮器58に流体接続する。硫酸アンモニウム乾燥器/濃縮器58は、硫酸アンモニウム水溶液から水を分離して、濃縮硫酸アンモニウム流60及び廃水流62を生成する。硫酸アンモニウム乾燥器/濃縮器58は、例えば、蒸発器、真空乾燥機、噴霧乾燥機、フィルタ、遠心分離器、又はそれらの任意の組み合わせであり得る。濃縮硫酸アンモニウム流60中の濃縮硫酸アンモニウムは、例えば、肥料としての販売及び使用に好適であり得る。いくつかの実施形態では、濃縮硫酸アンモニウムは固体形態であり得る。廃水流62は、加水分解タンク34(図示せず)にリサイクルされ得るか、又は廃水処理施設(図示せず)に方向付けられ得る。
したがって、図1に示される統合されたプロセス10は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を効率的に処理して、HFSI生成の全体効率を改善するための統合されたプロセスを提供する。図1に記載されるようにフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理することは、商業的に有用な副生成物及び/又は環境に優しい廃棄物を提供する。
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、ビス(フルオロスルホニル)イミドの生産において形成されるフルオロ硫酸アンモニウム副生成物の連続処理のための、別の統合されたプロセス100を示すプロセスフロー図である。図2に示すように、プロセス100は、尿素入口流14及びフルオロスルホン酸入口流16に接続するように構成された反応器12を含む。第1のフルオロスルホン酸入口流16中のフルオロスルホン酸は、液体形態であり、反応器12に連続的にポンピングされ得る。あるいは、フルオロスルホン酸入口流16中のフルオロスルホン酸をバッチとして添加され得る。尿素入口流14内の尿素は、固体形態であり、例えば、固体搬送システム(図示せず)によって反応器12に連続的に提供され得る。あるいは、入口流14内の尿素をバッチとして反応器12に添加し得る。
反応器12は、尿素及びフルオロスルホン酸が添加される反応媒体を含むことができる。反応媒体は、フルオロスルホン酸を含み得る。尿素、フルオロスルホン酸、及び反応器12内の反応媒体は、上記のように反応温度に加熱されて、式1の反応に従ってHFSIを含む粗生成物流18を生成する。二酸化炭素は、反応器通気口20を介して反応器12から通気され得る。反応器12は、例えば、熱交換器又はジャケット付き反応器(図示せず)を通って流れる流体によって、又は電気加熱コイル(図示せず)によって、反応温度を維持するように構成されている。このようにして、反応器12は、HFSI、フルオロ硫酸アンモニウム、及びフルオロスルホン酸を含む粗生成物流18を生成するように構成されている。
粗生成物流18は、反応器12を第1の分離器22に流体接続する。第1の分離器22は、フルオロ硫酸アンモニウムを粗生成物流18から分離して、中間生成物流24及びフルオロ硫酸アンモニウム副生成物流26を生成するように構成されている。第1の分離器22は、例えば、蒸発器、真空乾燥機、噴霧乾燥機、フィルタ、遠心分離器、又はそれらの任意の組み合わせであることができる。
中間生成物流24は、第1の分離器22を第2の分離器28に流体接続する。第2の分離器28は、濃縮生成物流30及びリサイクル流32を生成するように構成されている。第2の分離器28は、例えば、蒸留カラムであり得る。濃縮生成物流30は、リサイクル流32におけるHFSIの濃度よりも高いHFSIの濃度を含む。リサイクル流32は、反応器12に流体的に結合されている。代替的に又は追加的に、リサイクル流32は、反応媒体リサイクル貯蔵タンク(図示せず)に流体連結され得る。リサイクル流32は、その後に、連続動作のために反応器12に、又は半バッチ動作のために反応媒体リサイクル貯蔵タンクに、方向付けることができる。
図2に示される実施形態では、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物流26は、第1の分離器22を加水分解/中和タンク102に流体接続し、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物は、水入力流104によって提供される水及び水酸化カルシウム入力流106によって提供される水酸化カルシウムと混合される。加水分解中和タンク102内のフルオロ硫酸アンモニウム副生成物、水及び水酸化カルシウムの混合物は、上記のように加水分解反応温度に加熱されて、フルオロ硫酸アンモニウム、FSA及びHFSIを加水分解及び中和して、上記の式2~4及び6~9の反応に従って、フッ化カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸アンモニウム及び重硫酸アンモニウムを含む廃棄物流108、並びに通気口110を形成する。通気口110内の任意のアンモニアは、当技術分野で知られているように、中和のためにスクラバー(図示せず)に方向付けられ得る。
環境的に許容可能な廃棄物のみを含む廃棄物流108は、埋立て地に経済的に堆積され得る。あるいは、廃棄物流108は、上述のように、更なる使用のために分離され得る。したがって、図2に示される統合されたプロセス100は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を効率的に処理して、HFSI生成の全体効率を改善するための統合されたプロセスを提供する。図2に記載されるようにフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理することは、商業的に有用な副生成物及び/又は環境に優しい廃棄物を提供する。
図1のシステム10及び図2のシステム100は、連続モード又は半バッチモードで動作され得る。
本明細書で使用する場合、「前述の値のうちのいずれか2つの間で定義される任意の範囲内」という句は、それらの値が列挙のより低い部分にあるか又は列挙のより高い部分にあるかにかかわらず、任意の範囲がそのような句の前に列挙された値のうちのいずれか2つから選択され得ることを意味する。例えば、一対の値は、2つのより低い値、2つのより高い値、又はより低い値及びより高い値から選択されてもよい。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈がそうでない旨を明確に指示しない限り、複数形を含む。
不正確の用語に関して、用語「約」及び「およそ」が互換的に使用されてもよく、記述された測定値を含む測定を指し、また、記載された測定値に適度に近い任意の測定値も含む。記述された測定値に合理的に近い測定値は、当業者によって理解され、容易に確認されるように、合理的に小さい量だけ記述された測定値から逸脱する。そのような偏差は、例えば、性能を最適化するために行われる測定誤差又は微調整に起因し得る。当業者がそのような合理的に小さな差異の値を容易に確認できないと判定された場合、「約」及び「およそ」という用語は、記述された値のプラスマイナス10%を意味すると理解され得る。
前述の説明は、本開示の単なる例示に過ぎないことが理解されるべきである。本開示から逸脱することなく、当業者によって様々な代替形態及び修正形態を考案することができる。したがって、本開示は、添付の特許請求の範囲内に含まれる全てのかかる代替形態、修正形態、及び変動を包含することを意図する。
態様
態様1は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理するためのプロセスである。プロセスは、主にフルオロ硫酸アンモニウムと、より少ない量のフルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドとを含むフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を提供することと、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を水と混合することと、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物と水との混合物を加水分解反応の温度で反応させて、フルオロ硫酸アンモニウム、フルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドを加水分解して、重硫酸アンモニウム及びフッ化水素水溶液を形成することと、を含む。
態様2は、フッ化水素水溶液から水を分離して、濃縮フッ化水素を形成することを更に含む、態様1に記載のプロセスである。
態様3は、フッ化水素水溶液から水を分離して、濃縮フッ化水素を形成することが、圧力スイング蒸留を含む、態様2に記載のプロセスである。
態様4は、濃縮フッ化水素が無水フッ化水素である、態様2又は態様3に記載のプロセスである。
態様5は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物中のフルオロ硫酸アンモニウムの濃度が、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物の50重量%~99.9重量%である、態様1~4のいずれかに記載のプロセスである。
態様6は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物中のフルオロ硫酸アンモニウムの濃度が、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物の90重量%~99.9重量%である、態様1~4のいずれかに記載のプロセスである。
態様7は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物が、フルオロ硫酸アンモニウム、フルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドから本質的になる、態様1~6のいずれかに記載のプロセスである。
態様8は、加水分解反応温度が、約20℃~約200℃である、態様1~7のいずれかに記載のプロセスである。
態様9は、加水分解反応温度が、約40℃~約60℃である、態様1~7のいずれかに記載のプロセスである。
態様10は、フッ化水素水溶液から重硫酸アンモニウムを分離することが、真空乾燥を含む、態様1~9のいずれかに記載のプロセスである。
態様11は、重硫酸アンモニウムをアンモニアと反応させて、硫酸アンモニウムを形成することを更に含む、態様1~10のいずれかに記載のプロセスである。
態様12は、硫酸アンモニウムを乾燥させることを更に含む、態様11のプロセスである。
態様13は、態様1~12のいずれかに記載のプロセスであり、プロセスは、連続プロセスである。
態様14は、態様1~12のいずれかに記載のプロセスであり、プロセスは、半バッチプロセスである。
態様15は、態様1~14のいずれかに記載のプロセスであり、プロセスは、フルオロスルホン酸及び尿素を含む溶液を提供することと、フルオロスルホン酸及び尿素を含む溶液を80℃~約170℃の反応温度で反応させて、ビス(フルオロスルホニル)イミド、フルオロスルホン酸、及びフルオロ硫酸アンモニウムを含む粗生成物を生成することと、粗生成物からフルオロ硫酸アンモニウムを分離して、粗生成物よりも高い濃度のビス(フルオロスルホニル)イミドを有する中間生成物と、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物とを生成することであって、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物は、粗生成物よりも高い濃度のフルオロ硫酸アンモニウムを有する、生成することと、中間生成物を濃縮生成物とリサイクル生成物とに分離することであって、濃縮生成物は、リサイクル生成物よりも高い濃度のビス(フルオロスルホニル)イミドを含む、分離することと、を更に含む統合されたプロセスである。
態様16は、リサイクル生成物を、フルオロスルホン酸及び尿素を含む溶液を反応させるステップにリサイクルして戻すことを更に含む、態様15に記載のプロセスである。
態様17は、中間生成物流を濃縮生成物とリサイクル生成物とに分離することが、中間生成物を蒸留することを含む、態様15又は態様16に記載のプロセスである。
態様18は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理するためのプロセスである。プロセスは、主にフルオロ硫酸アンモニウムと、より少ない量のフルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドとを含むフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を提供することと、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を水及び塩基と混合することと、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物と水及び塩基との混合物を、加水分解反応温度で反応させて、フルオロ硫酸アンモニウム、フルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドを加水分解及び中和して、フッ化物、硫酸塩、及び重硫酸アンモニウムを含む混合物を形成することと、を含む。
態様19は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物と水及び塩基との混合物を反応させることがまた、アンモニアを形成する、態様18に記載のプロセスである。
態様20は、塩基が、水酸化カルシウムを含み、形成されるフッ化物が、フッ化カルシウムを含み、形成される硫酸塩が、硫酸カルシウムを含む、態様18又は態様19に記載のプロセスである。
態様21は、塩基が水酸化ナトリウムを含み、形成されるフッ化物が、フッ化ナトリウムを含み、形成される硫酸塩が、硫酸ナトリウムを含む、態様18又は態様19に記載のプロセスを含む。
態様22は、塩基が、水酸化カリウムを含み、形成されるフッ化物が、フッ化カリウムを含み、形成される硫酸塩が、硫酸カリウムを含む、態様18又は態様19に記載のプロセスを含む。
態様23は、塩基が、水酸化アンモニウムを含み、形成されるフッ化物が、フッ化アンモニウムを含み、形成される硫酸塩が、硫酸アンモニウムを含む、態様18又は態様19に記載のプロセスを含む。
態様24は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物中のフルオロ硫酸アンモニウムの濃度が、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物の50重量%~99.9重量%である、態様18~23のいずれかに記載のプロセスである。
態様25は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物中のフルオロ硫酸アンモニウムの濃度が、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物の90重量%~99.9重量%である、態様18~23のいずれかに記載のプロセスである。
態様26は、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物が、フルオロ硫酸アンモニウム、フルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドから本質的になる、態様18~25のいずれかに記載のプロセスである。
態様27は、加水分解反応温度が、約20℃~約200℃である、態様18~26のいずれかに記載のプロセスである。
態様28は、加水分解反応温度が、約40℃~約60℃である、態様18~26のいずれかに記載のプロセスである。
態様29は、態様18~28のいずれかに記載のプロセスであり、プロセスは、連続プロセスである。
態様30は、態様18~28のいずれかに記載のプロセスであり、プロセスは、半バッチプロセスである。
態様31は、態様18~30のいずれかに記載のプロセスであり、プロセスは、フルオロスルホン酸及び尿素を含む溶液を提供することと、フルオロスルホン酸及び尿素を含む溶液を80℃~約170℃の反応温度で反応させて、ビス(フルオロスルホニル)イミド、フルオロスルホン酸、及びフルオロ硫酸アンモニウムを含む粗生成物を生成することと、粗生成物からフルオロ硫酸アンモニウムを分離して、粗生成物よりも高い濃度のビス(フルオロスルホニル)イミドを有する中間生成物と、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物とを生成することであって、フルオロ硫酸アンモニウム副生成物は、粗生成物よりも高い濃度のフルオロ硫酸アンモニウムを有する、生成することと、中間生成物を濃縮生成物とリサイクル生成物とに分離することであって、濃縮生成物は、リサイクル生成物よりも高い濃度のビス(フルオロスルホニル)イミドを含む、分離することと、を更に含む統合されたプロセスである。
態様32は、リサイクル生成物を、フルオロスルホン酸及び尿素を含む溶液を反応させるステップにリサイクルして戻すことを更に含む、態様31のプロセスである。
態様33は、中間生成物を濃縮生成物とリサイクル生成物とに分離することが、中間生成物を蒸留することを含む、態様31又は態様32のいずれかに記載のプロセスである。

Claims (14)

  1. フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理するためのプロセスであって、
    主にフルオロ硫酸アンモニウムと、より少ない量のフルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドとを含むフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を提供することと、
    前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を水と混合することと、
    前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物と前記水との混合物を加水分解反応温度で反応させて、前記フルオロ硫酸アンモニウム、前記フルオロスルホン酸及び前記ビス(フルオロスルホニル)イミドを加水分解して、重硫酸アンモニウム及びフッ化水素水溶液を形成することと、
    前記フッ化水素水溶液から前記重硫酸アンモニウムを分離することと、を含む、プロセス。
  2. 前記フッ化水素水溶液から前記水を分離して、濃縮フッ化水素を形成することを更に含む、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記フッ化水素水溶液から前記水を分離して、濃縮フッ化水素を形成することが、圧力スイング蒸留を含む、請求項2に記載のプロセス。
  4. 前記濃縮フッ化水素が、無水フッ化水素である、請求項2又は3に記載のプロセス。
  5. 前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物中の前記フルオロ硫酸アンモニウムの濃度が、前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物の50重量%~99.9重量%である、請求項1~4のいずれか一項に記載のプロセス。
  6. 前記プロセスが、
    フルオロスルホン酸及び尿素を含む溶液を提供することと、
    前記フルオロスルホン酸及び尿素を含む溶液を80℃~約170℃の反応温度で反応させて、ビス(フルオロスルホニル)イミド、フルオロスルホン酸、及びフルオロ硫酸アンモニウムを含む粗生成物を生成することと、
    前記粗生成物から前記フルオロ硫酸アンモニウムを分離して、前記粗生成物よりも高い濃度のビス(フルオロスルホニル)イミドを有する中間生成物と、前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物とを生成することであって、前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物が、前記粗生成物よりも高い濃度のフルオロ硫酸アンモニウムを有する、生成することと、
    前記中間生成物を濃縮生成物とリサイクル生成物とに分離することであって、前記濃縮生成物が、前記リサイクル生成物よりも高い濃度のビス(フルオロスルホニル)イミドを含む、分離することと、を更に含む統合されたプロセスである、請求項1~5のいずれか一項に記載のプロセス。
  7. フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を処理するためのプロセスであって、
    主にフルオロ硫酸アンモニウムと、より少ない量のフルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドとを含むフルオロ硫酸アンモニウム副生成物を提供することと、
    前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物を水及び塩基と混合することと、
    前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物と前記水及び前記塩基との混合物を、加水分解反応温度で反応させて、前記フルオロ硫酸アンモニウム、前記フルオロスルホン酸及び前記ビス(フルオロスルホニル)イミドを加水分解及び中和して、フッ化物、硫酸塩、及び重硫酸アンモニウムを含む混合物を形成することと、を含む、プロセス。
  8. 前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物と前記水及び前記塩基との前記混合物を反応させることがまた、アンモニアを形成する、請求項7に記載のプロセス。
  9. 前記塩基が、水酸化カルシウムを含み、形成される前記フッ化物が、フッ化カルシウムを含み、形成される前記硫酸塩が、硫酸カルシウムを含む、請求項7又は8に記載のプロセス。
  10. 前記塩基が、水酸化ナトリウムを含み、形成される前記フッ化物が、フッ化ナトリウムを含み、形成される前記硫酸塩が、硫酸ナトリウムを含む、請求項7又は8に記載のプロセス。
  11. 前記塩基が、水酸化カリウムを含み、形成される前記フッ化物が、フッ化カリウムを含み、形成される前記硫酸塩が、硫酸カリウムを含む、請求項7又は8に記載のプロセス。
  12. 前記塩基が、水酸化アンモニウムを含み、形成される前記フッ化物が、フッ化アンモニウムを含み、形成される前記硫酸塩が、硫酸アンモニウムを含む、請求項7又は8に記載のプロセス。
  13. 前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物が、フルオロ硫酸アンモニウム、フルオロスルホン酸及びビス(フルオロスルホニル)イミドから本質的になる、請求項7~12のいずれか一項に記載のプロセス。
  14. 前記プロセスが、
    フルオロスルホン酸及び尿素を含む溶液を提供することと、
    前記フルオロスルホン酸及び尿素を含む溶液を80℃~約170℃の反応温度で反応させて、ビス(フルオロスルホニル)イミド、フルオロスルホン酸、及びフルオロ硫酸アンモニウムを含む粗生成物を生成することと、
    前記粗生成物から前記フルオロ硫酸アンモニウムを分離して、前記粗生成物よりも高い濃度のビス(フルオロスルホニル)イミドを有する中間生成物と、前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物とを生成することであって、前記フルオロ硫酸アンモニウム副生成物が、前記粗生成物よりも高い濃度のフルオロ硫酸アンモニウムを有する、生成することと、
    前記中間生成物を濃縮生成物とリサイクル生成物とに分離することであって、前記濃縮生成物が、前記リサイクル生成物よりも高い濃度のビス(フルオロスルホニル)イミドを含む、分離することと、を更に含む統合されたプロセスである、請求項7~13のいずれか一項に記載のプロセス。
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