JP2024501715A - ヘアケア組成物 - Google Patents

ヘアケア組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2024501715A
JP2024501715A JP2023540615A JP2023540615A JP2024501715A JP 2024501715 A JP2024501715 A JP 2024501715A JP 2023540615 A JP2023540615 A JP 2023540615A JP 2023540615 A JP2023540615 A JP 2023540615A JP 2024501715 A JP2024501715 A JP 2024501715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
cationic
copolymer
composition according
hair care
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023540615A
Other languages
English (en)
Inventor
リュウ,ジンジン
パイ,インイン
Original Assignee
ユニリーバー・アイピー・ホールディングス・ベスローテン・ヴェンノーツハップ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユニリーバー・アイピー・ホールディングス・ベスローテン・ヴェンノーツハップ filed Critical ユニリーバー・アイピー・ホールディングス・ベスローテン・ヴェンノーツハップ
Publication of JP2024501715A publication Critical patent/JP2024501715A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/81Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/8141Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • A61K8/8158Homopolymers or copolymers of amides or imides, e.g. (meth) acrylamide; Compositions of derivatives of such polymers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
    • A61K8/23Sulfur; Selenium; Tellurium; Compounds thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/49Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/49Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds
    • A61K8/494Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds with more than one nitrogen as the only hetero atom
    • A61K8/4946Imidazoles or their condensed derivatives, e.g. benzimidazoles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/73Polysaccharides
    • A61K8/737Galactomannans, e.g. guar; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/006Antidandruff preparations

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

ヘアケア組成物であって、ピロクトンオラミン、クリンバゾール、ケトコナゾール、硫化セレン及びそれらの混合物から選択されるフケ防止剤と、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリドを含むコポリマーと、分子量300,000~2,500,000ダルトン及びカチオン置換度0.05~0.4を有するカチオン性グアーポリマーと、を含み、コポリマーの量とカチオン性グアーポリマーの量との重量比が1:10~10:1の範囲である組成物が開示される。

Description

本発明は、ヘアケア組成物に関し、より詳細には、フケ防止剤と、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリドを含むコポリマーとカチオン性グアーポリマーとの組み合わせと、を含むヘアケア組成物に関する。
ヘアケア組成物は、一般に、洗浄利益若しくはコンディショニング利益、又はこれら2つの組み合わせを提供する。そのような組成物は、典型的に、望ましくない汚れ、粒子及び脂肪質を落とすように毛髪及び頭皮を洗浄することを一般に助ける、1種以上の洗浄界面活性剤を含む。
フケ制御は、毛髪の洗浄及びケアの重要な一面である。フケ防止の利益は、シャンプー及びヘアコンディショナーを含むヘアケア組成物によって提供されてきた。フケは、世界中の多くの人々に影響を及ぼす問題である。この状態は、頭皮から死んだ皮膚細胞の塊が脱落することによって現れる。これらは白色であり、審美的に不快な外観をもたらす。フケに寄与する1つの要因が、マラセチア(Malassezia)酵母の特定の成員である。これらに対抗するために、フケ防止製品には、抗真菌活性を有する特定のフケ防止剤、例えばピロクトンオラミン(オクトピロックス(登録商標))、硫化セレン又はそれらの組み合わせが含まれている。これらのフケ防止剤は、マラセチアを頭皮から除去し(又は少なくともそのレベルを低下させ)、フケ状態を穏やかに効果的に処理する。このような製品は、毛髪洗浄シャンプー又はヘアコンディショナーとして機能すると同時にフケの原因を軽減する。
しかしながら、多くのフケ防止製品は、フケ防止剤を十分頭皮に沈着させない。それらのフケ防止剤は、頭皮表面に強く付着せず、洗髪又はシャワー中に容易に洗い流されるため、フケ防止効果をほとんど又は全くもたらさない。その結果、フケ防止剤の沈着を改善し、そのようなフケ防止剤の有効性を最大にするヘアケア組成物に対する需要が存在する。
本発明者らは、予想外にも、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリドを含むコポリマーとカチオン性グアーポリマーとの組み合わせが、所望の知覚的体験をもたらしながら、フケ防止剤の沈着を増大させることができることを見出した。
試験及び定義
ヘアケア組成物
本明細書で用いられる「ヘアケア組成物」は、哺乳動物、特にヒトの毛髪及び/又は頭皮に局所適用するための組成物を含むことを意味する。そのような組成物は、一般に、リーブオン又はリンスオフとして分類することができ、外観、洗浄、臭気制御又は全体的な審美性をも改善するために人体に適用されるいずれの製品も含む。本発明の組成物は、液体、ローション、クリーム、泡、スクラブ、ゲル又はバーの形態であり得る。そのような組成物の非限定的な例には、リーブオンヘアローション、クリーム、及びリンスオフシャンプー、コンディショナー、シャワージェル、又は化粧料バーが含まれる。本発明の組成物は、好ましくはリンスオフ組成物であり、特に好ましくはシャンプー又はコンディショナーであり、最も好ましくはシャンプーである。
カチオン電荷密度
本明細書で用いられる「カチオン電荷密度」は、所与のポリマーの重量単位当たりのカチオン電荷の数を指す。カチオン電荷密度は、国際公開第2013/011122号、特に8頁8~17行目に記載されている置換度から計算することができ、その開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。例えば、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドと反応させることによって得られるカチオン性グアーポリマーの場合、カチオン電荷密度は、以下の式を使用して置換度から計算することができる。
カチオン電荷密度(グラム当たりのミリ当量(meq/g))=
Figure 2024501715000001
水不溶性
本明細書で用いられる「水不溶性」とは、25℃及び大気圧での材料の水への溶解度が0.1重量%以下であることを指す。
分子量
本明細書で用いられる「分子量」は、所与のポリマーの重量平均分子量を指す。所与のポリマーの重量平均分子量(WAVG MW)は、絶対較正(ユニバーサル較正)を用いたSEC(サイズ排除クロマトグラフィ)分析によって測定される。較正には多糖類標準プルラン及びデキストランを使用した。
その他
実施例を除いて、又は他に明示的に示されている場合を除いて、材料の量又は反応の条件、材料の物理的特性及び/又は使用を示す本明細書の全ての数字は、「約」という用語によって修飾されていると理解されてもよい。
全ての量は、特に明記しない限り、最終ヘアケア組成物の重量に基づく。
値の任意の範囲を明確にする場合、任意の特定の上限値が任意の特定の下限値と関連付けられ得ることに留意されたい。
誤解を避けるために、「含む(comprising)」という用語は、「含む(including)」を意味することを意図しているが、必ずしも「からなる(consisting of)」又は「から構成される(composed of)」を意味するものではない。言い換えれば、列挙された工程又は選択肢は網羅的である必要はない。
本明細書に見られる本発明の開示は、請求項に多数項従属性がない又は反復性がないと見られ得るという事実にかかわらず、互いに多数項従属するものとして、請求項に見られる全ての実施形態を網羅すると見なされるべきである。
本発明の特定の態様(例えば、本発明の組成物)に関して特徴が開示されている場合、そのような開示は、本発明のいかなる他の態様(例えば、本発明の方法)にも準用して適用されると見なされるべきである。
国際公開第2013/011122号
第1の態様において、本発明は、ヘアケア組成物であって、
(a)ピロクトンオラミン、クリンバゾール、ケトコナゾール、硫化セレン及びそれらの混合物から選択されるフケ防止剤と、
(b)アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリドを含むコポリマーと、
(c)分子量300,000~2,500,000ダルトン及びカチオン置換度0.05~0.4を有するカチオン性グアーポリマーと、を含み、
コポリマーの量とカチオン性グアーポリマーの量との重量比が、1:10~10:1の範囲である組成物を対象とする。
第2の態様において、本発明は、本発明の第1の態様のいずれかの実施形態のヘアケア組成物を個体の頭皮表面に適用する工程を含む、頭皮にフケ防止剤を沈着させる非治療的方法を対象とする。この方法は、好ましくは非治療的利益のためのものである。
第3の態様において、本発明は、頭皮へのフケ防止剤の沈着を増大させるための、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリルアミドコポリマーとカチオン性グアーポリマーとの組み合わせの使用に関する。
本発明の他の全ての態様は、以下の詳細な説明及び実施例を考慮すると、より容易に明らかになるであろう。
アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリドを含むコポリマー
本発明の組成物における使用に好適なコポリマーは、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリドを含む。好ましくは、コポリマーは、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリドに加えてアクリルアミドも含む。特に好ましいコポリマーは、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリドとアクリルアミドとのコポリマーである。
本発明によるコポリマーは、好ましくは電荷密度1.0~3.0ミリ当量/グラム(meq/g)、より好ましくは1.1~2.5meq/g、更により好ましくは1.2~2.5meq/g、最も好ましくは1.3~2.5meq/gを有する。コポリマーは、好ましくは分子量100,000~3,000,000グラム/モル(g/mol)、より好ましくは500,000~2,800,000g/mol、更により好ましくは800,000~2,500,000g/mol、最も好ましくは1,000,000~2,500,000g/molを有する。好適なコポリマーの一例は、商品名N-Hance SP-100(登録商標)でAshlandから市販されている。N-Hance SP-100(登録商標)は、電荷密度1.8~2.2meq/g及び分子量1,800,000~2,200,000g/molを有する。
本発明のヘアケア組成物は、典型的には、コポリマーを、ヘアケア組成物の総重量に基づいて0.001~2%、より好ましくは0.01~1%、更により好ましくは0.01~0.8%、最も好ましくは0.05~0.5%、及びその中に包含される全ての範囲を含む量で含む。
カチオン性グアーポリマー
組成物はまた、分子量300,000~2,500,000ダルトン及びカチオン置換度0.05~0.4を有するカチオン修飾グアーポリマーを含む。
カチオン修飾グアーポリマーは、分子量1,000,000~2,300,000ダルトン、より好ましくは1,000,000~1,500,000ダルトンを有することが好ましい。
カチオン性グアーポリマーは、カチオン置換度0.1~0.3、より好ましくは0.16~0.2を有することが好ましい。
カチオン修飾グアーポリマーは、分子量1,000,000~1,500,000ダルトン及びカチオン置換度(DS)0.16~0.20を有することが最も好ましい。このDS値は、電荷密度0.85~1.05に相当する。
カチオン性グアーポリマーは、好ましくはグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドである。グアーポリマーは、主にガラクトマンナンポリマー鎖を含有する。このポリマーは、グアーの加水分解及びカチオン化の程度に応じて、様々な分子量及びカチオン置換度で入手可能である。
一般に、カチオン性多糖ポリマーの場合、非修飾モノマー糖環単位のヒドロキシル基がカチオン置換のための部位である。ほとんどの多糖の単量体糖単位が、置換に利用可能なヒドロキシル基を平均3個有するという事実により、置換度(DS)は、典型的には0~3の範囲である。DSに加えて、ポリマー上のカチオン電荷をカチオン電荷密度として定量することもできる。DSは、以前から様々な方法によって測定されている。例えば、ポリマーのカチオン電荷密度は、場合によっては、米国薬局方に記載されているように、窒素測定の化学試験下でケルダール法を介して測定された窒素含有率に基づいて計算され、グラム当たりのミリ当量(meq)で表される。しかしながら、本発明におけるポリマーのカチオン電荷密度は、酸化重水素(D2O)と塩化重水素(DCl)との混合物の溶媒中で1H NMRによって測定される置換度から計算される。
多くの場合、1H NMR測定から得られたDSを、ケルダール法から得られたDSと比較することは、2つの方法が異なる要因の影響を受けるという事実により、好適でない。
利用可能なグアーの広範な分子量の中で、本発明で使用されるカチオン性グアーは、「中」分子量と考えられる分子量を有する。広範な電荷密度の中で、本発明で使用される上記の範囲は「中」範囲と考えられる。カチオン性修飾グアー堆積ポリマーは、組成物の、好ましくは0.001~2重量%、より好ましくは0.01~1重量%、0.04~0.5重量%、より好ましくは0.08~0.25重量%の量で存在する。
本発明の組成物中のコポリマーの量とカチオン性グアーポリマーの量の比は、1:10~10:1、好ましくは1:5~5:1、より好ましくは1:3~3:1の範囲である。
フケ防止剤
ヘアケア組成物は、フケ防止剤を含み、このフケ防止剤は、フケに対して活性であり、典型的には抗菌剤であり、好ましくは抗真菌剤である化合物である。本発明で使用され得る好適なフケ防止剤は、ピロクトンオラミン(オクトピロックス(登録商標))、クリンバゾール、ケトコナゾール、硫化セレン及びそれらの混合物から選択される。好ましい実施形態では、フケ防止剤は、ピロクトンオラミン(オクトピロックス(登録商標))及びクリンバゾールから選択される。特に好ましい実施形態では、フケ防止剤はピロクトンオラミンである。
典型的には、本発明のヘアケア組成物は、典型的には、フケ防止剤を、ヘアケア組成物の総重量に基づいて0.01~10%、より好ましくは0.01~5%、更により好ましくは0.05~2%、最も好ましくは0.05~1.5%、及びその中に包含される全ての範囲を含む量で含む。
本発明のコポリマーとカチオン性グアーポリマーとの組み合わせは、フケ防止剤の沈着を予想外に増大させることが見出された。組成物は、コポリマーとフケ防止剤とを1:10~1:1、好ましくは1:5~1:1、最も好ましくは1:4~1:1.5の重量比で含むことが好ましい。
組成物のpHは、好ましくは4.0以上、より好ましくは4.0~7.0の範囲である。
ヘアケア組成物は、コポリマーに加えて、他のカチオン性ポリマーも含むことが好ましい。好適なカチオン性ポリマーは、ホモポリマーであってもよく、又は2種類以上のモノマーから形成されてもよい。ポリマーの分子量は、一般に、5,000~10,000,000g/molの間、典型的には少なくとも10,000g/mol、好ましくは100,000~2,000,000g/molである。ポリマーは、第四級アンモニウム若しくはプロトン化アミノ基、又はそれらの混合物などのカチオン性窒素含有基を有する。カチオン性窒素含有基は、一般に、カチオン性ポリマーの全モノマー単位の一部に置換基として存在する。したがって、ポリマーがホモポリマーでない場合、それはスペーサ非カチオン性モノマー単位を含むことができる。カチオン性モノマー単位と非カチオン性モノマー単位との比は、必要とされる範囲のカチオン電荷密度を有するポリマーが得られるように選択される。
好適なカチオン性ポリマーとしては、例えば、カチオン性アミン又は第四級アンモニウム官能基を有するビニルモノマーと、水溶性スペーサモノマー、例えば(メタ)アクリルアミド、アルキル及びジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトン及びビニルピロリジンとのコポリマーが挙げられる。アルキル及びジアルキル置換モノマーは、好ましくはC-Cアルキル基、より好ましくはC-Cアルキル基を有する。他の適切なスペーサとしては、ビニルエステル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、プロピレングリコール及びエチレングリコールが挙げられる。
好ましくは、カチオン性ポリマーは、カチオン性グアー、カチオン性デンプン及びカチオン性セルロースなどのカチオン性多糖ポリマーである。好適には、そのようなカチオン性多糖ポリマーは、分子量100,000g/mol~2,300,000g/mol、より好ましくは150,000g/mol~2,000,000g/molを有する。このようなカチオン性多糖ポリマーは、好ましくはカチオン電荷密度0.1~4meq/gを有する。
本発明の組成物における使用に好適なカチオン性多糖ポリマーには、一般式:
A-O-[R-N(R)(R)(R)X
式中、Aは、デンプン又はセルロース無水グルコース残基などの無水グルコース残基である、で表されるものが挙げられる。Rは、アルキレン基、オキシアルキレン基、ポリオキシアルキレン基、若しくはヒドロキシアルキレン基、又はそれらの組み合わせである。R、R及びRは、独立して、アルキル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルコキシアルキル基又はアルコキシアリール基を表し、各基は最大約18個の炭素原子を含む。各カチオン性部分の炭素原子の総数(すなわち、R、R及びRの炭素原子の合計)は、好ましくは約20以下であり、Xはアニオン性対イオンである。
カチオン性セルロースは、業界(CTFA)でポリクオタニウム10と呼ばれる、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースの塩として、Amerchol Corp.(米国ニュージャージー州エジソン)より、Polymer JR(商標)及びLR(商標)シリーズのポリマーの中から入手可能である。別の種類のカチオン性セルロースとしては、業界(CTFA)でポリクオタニウム24と呼ばれる、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースの第四級アンモニウム塩ポリマーが挙げられる。これらの材料は、Polymer LM-200の商品名で、Amerchol Corp.(米国ニュージャージー州エジソン)から入手可能である。
他の好適なカチオン性多糖ポリマーとしては、第四級窒素含有セルロースエーテル(例えば、米国特許第3,962,418号明細書に記載されている)及びエーテル化セルロースとデンプンとのコポリマー(例えば、米国特許第3,958,581号明細書に記載されている)が挙げられる。
使用される場合、カチオン性ポリマーは、一般に、ヘアケア組成物の総重量に基づいて、ヘアケア組成物の0.001~1重量%、より好ましくは0.01~0.5重量%、最も好ましくは0.03~0.3重量%、及びその中に包含される全ての範囲を含む量で本発明のヘアケア組成物中に存在する。
ヘアケア組成物は、コンディショニング利益を提供するためのコンディショニング剤を更に含んでもよい。好ましくは、ヘアケア組成物は、15ミクロン未満、好ましくは10ミクロン未満、より好ましくは5ミクロン未満、最も好ましくは3ミクロン未満の平均液滴直径(D3,2)を有する水不溶性コンディショニング剤の分散液滴を含む。水不溶性コンディショニング剤の平均液滴径(D3,2)は、例えばMalvern Instruments製の2600D Particle Sizerを使用して、レーザー光散乱技術によって測定してもよい。
水不溶性コンディショニング剤は、炭化水素油、脂肪エステル及びそれらの混合物などの非シリコーン油又は脂肪材料を含む非シリコーンコンディショニング剤を含んでもよい。好ましくは、水不溶性コンディショニング剤は乳化シリコーン油である。
好適なシリコーンとしては、ポリジオルガノシロキサン、特にCTFA名ジメチコンを有するポリジメチルシロキサンが挙げられる。また、本発明の組成物(特にシャンプー及びコンディショナー)における使用に好適なのは、CTFA名ジメチコノールを有し、ヒドロキシル末端基を持つポリジメチルシロキサンである。例えば国際公開第96/31188号に記載されているように、わずかな架橋度を有するシリコーンガムも、本発明の組成物での使用に好適である。好ましくは、シリコーン油は、ジメチコン、ジメチコノール又はそれらの混合物を含む。
本発明のヘアケア組成物での使用に好適な乳化シリコーンは、Dow Corning及びGEシリコーンなどのシリコーン供給業者から予備形成シリコーンエマルジョンとして入手可能である。このような予備形成シリコーンエマルジョンの使用は、シリコーン粒径の加工及び制御が容易であるため好ましい。このような予備形成シリコーンエマルジョンは、典型的には、好適な乳化剤を更に含み、乳化重合などの化学的乳化プロセスによって、又は高剪断ミキサーを使用した機械的乳化によって調製することができる。好適な予備形成シリコーンエマルジョンの例としては、全てDow Corningから入手可能なDC1785、DC1788、DC7128が挙げられる。これらはジメチコノール/ジメチコンのエマルジョンである。
使用され得るシリコーンの別の分類は、アミノ官能性シリコーンなどの官能化シリコーンであり、それは少なくとも1つの第一級、第二級若しくは第三級アミン基又は第四級アンモニウム基を含有するシリコーンを意味する。好適なアミノ官能性シリコーンの例としては、CTFA名「アモジメチコン」を有するポリシロキサンが挙げられる。
水不溶性コンディショニング剤は、一般に、ヘアケア組成物の総重量に基づいて0.05~15%、好ましくは0.1~10%、より好ましくは0.5~8%、最も好ましくは1~5%、及びその中に包含される全ての範囲を含む量で、本発明のヘアケア組成物中に存在する。
好ましい実施形態において、ヘアケア組成物はシャンプーである。したがって、好ましい実施形態において、組成物は洗浄界面活性剤を含む。好適なアニオン性洗浄界面活性剤の非限定的な例は、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルカリールスルホネート、アルカノイルイセチオネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、アルキルエーテルスルホスクシネート、N-アルキルサルコシネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート及びアルキルエーテルカルボン酸並びにそれらの塩、特にそれらのナトリウム、マグネシウム、アンモニウム並びにモノ-、ジ-及びトリエタノールアミン塩である。アルキル基及びアシル基は、一般に、8~18個、好ましくは10~16個の炭素原子を含み、不飽和であってもよい。アルキルエーテルサルフェート、アルキルエーテルスルホスクシネート、アルキルエーテルホスフェート及びアルキルエーテルカルボン酸並びにそれらの塩は、1分子当たり1~20個のエチレンオキシド又はプロピレンオキシド単位を含有してもよい。本発明の組成物に使用される典型的なアニオン性洗浄界面活性剤としては、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルエーテルカルボン酸、N-ラウリルサルコシン酸ナトリウム又はそれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。好ましいアニオン性洗浄界面活性剤は、アルキルサルフェート及びアルキルエーテルサルフェートである。好ましいアルキルサルフェートは、C8-18アルキルサルフェート、より好ましくはC12-18アルキルサルフェートであり、好ましくはナトリウム、カリウム、アンモニウム又は置換アンモニウムなどの可溶化カチオンとの塩の形態である。例としては、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)又はドデシル硫酸ナトリウム(SDS)である。アニオン性洗浄界面活性剤がアルキルエーテルサルフェートであることが特に好ましい。好ましいアルキルエーテルサルフェートは、式:RO(CHCHO)SOM、式中、Rは、8~18個(好ましくは12~18個)の炭素原子を有するアルキル又はアルケニルであり、nは、少なくとも0.5より大きく、好ましくは1~3の間、より好ましくは2~3の間の平均値を有する数であり、Mは、ナトリウム、カリウム、アンモニウム又は置換アンモニウムなどの可溶化カチオンである、を有する。一例は、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)である。好ましいアルキルエーテルサルフェートは、0.5~3、好ましくは1~3、より好ましくは2~3の平均エトキシ化度を有するラウリルエーテル硫酸ナトリウムである。
アニオン性洗浄界面活性剤は、典型的には、本発明のヘアケア組成物中に、ヘアケア組成物の総重量に基づいて、0.5~45%、より好ましくは1.5~35%、最も好ましくは5~20%、及びその中に包含される全ての範囲を含むレベルで存在する。
本発明による組成物は、両性界面活性剤及び双性イオン性界面活性剤などの共界面活性剤を好ましくは更に含むことにより、組成物に穏和性をもたらしてもよい。好適な例としては、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルアンホアセテート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタインが挙げられ、アルキル基は8~19個の炭素原子を有する。好ましくは、共界面活性剤はベタイン界面活性剤である。コカミドプロピルベタイン(CAPB)が特に好ましい。
使用される場合、共界面活性剤は、典型的には、ヘアケア組成物の総重量に基づいて、ヘアケア組成物の0.1~15重量%、より好ましくは0.5~8重量%、最も好ましくは0.5~4重量%を構成し、その中に包含される全ての範囲を含む。
好ましくは、本発明の組成物は、懸濁化剤を更に含む。好適な懸濁化剤は、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーとのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルとのコポリマー、アクリル酸とアクリレートエステルとの架橋コポリマー、ヘテロ多糖ガム及び結晶性長鎖アシル誘導体から選択される。長鎖アシル誘導体は、望ましくは、エチレングリコールステアレート、16~22個の炭素原子を有する脂肪酸のアルカノールアミド及びそれらの混合物から選択される。エチレングリコールジステアレート及びポリエチレングリコール3ジステアレートは、組成物に真珠光沢を付与するので、好ましい長鎖アシル誘導体である。ポリアクリル酸は、カーボポール420、カーボポール488又はカーボポール493として市販されている。多官能剤で架橋されたアクリル酸のポリマーを使用してもよい。これらは、カーボポール910、カーボポール934、カーボポール941及びカーボポール980として市販されている。カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルとの好適なコポリマーの一例は、カーボポール1342である。全てのカーボポール(商標)材料は、Goodrichから入手可能である。
アクリル酸とアクリレートエステルとの好適な架橋ポリマーは、Pemulen TR1又はPemulen TR2である。適切なヘテロ多糖ガムは、例えばKelzan muとして入手可能なキサンタンガムである。
上記懸濁化剤のいずれかの混合物を使用してもよい。好ましくは、アクリル酸の架橋ポリマーと結晶性長鎖アシル誘導体との混合物である。
懸濁化剤は、一般に、ヘアケア組成物の総重量に基づいて0.1~10%、より好ましくは0.2~6%、最も好ましくは0.3~4%、及びその中に包含される全ての範囲を含む量で本発明のヘアケア組成物中に存在する。
また、潜在的に有害な微生物の増殖から保護するために、本発明のヘアケア組成物に防腐剤を組み込んでもよい。従来からの好適な防腐剤としては、パラヒドロキシ安息香酸のアルキルエステル、ヒダントイン誘導体、プロピオン酸塩、及び様々な第四級アンモニウム化合物が挙げられる。本発明で使用され得る防腐剤の種類の例示的で非限定的な例としては、例えば、フェノキシエタノール、サリチル酸ナトリウム、メチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、ジアゾリジニル尿素、デヒドロ酢酸ナトリウム、ベンジルアルコール、安息香酸ナトリウム、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、カプリリルグリコール、EDTA二ナトリウム又はそれらの混合物が挙げられる。特に好ましい実施形態では、防腐剤は、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、サリチル酸ナトリウム又はそれらの混合物である。防腐剤は、好ましくは、ヘアケア組成物の0.01~2重量%の量で使用される。
本発明のヘアケア組成物は、物理的特性及び性能を高めるために当技術分野で一般的な他の成分を含有してもよい。好適な成分としては、芳香剤、染料及び顔料、pH調整剤、真珠光沢剤又は乳白剤、粘度調整剤、増粘剤、並びに植物、果実抽出物、糖誘導体及びアミノ酸などの天然毛髪栄養素が挙げられるがこれらに限定されない。
方法及び使用
本発明はまた、先行する請求項のいずれかに記載のヘアケア組成物を個体の頭皮表面に適用する工程と、続いて表面を水ですすぐ工程とを含む、フケ防止剤を頭皮に沈着させる方法を提供する。フケ防止剤は、ピロクトンオラミン、クリンバゾール、ケトコナゾール、硫化セレン及びそれらの混合物から選択される。フケ防止剤はピロクトンオラミンであることが好ましい。この方法は、本質的に非治療的である。好ましくは、化粧用である。
本発明はまた、頭皮へのフケ防止剤の沈着を増大するための、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリルアミドコポリマーとカチオン性グアーポリマーとの組み合わせの使用を提供し、フケ防止剤は、ピロクトンオラミン、クリンバゾール、ケトコナゾール、硫化セレン及びそれらの混合物から選択される。カチオン性グアーポリマーは、分子量300,000~2,500,000ダルトン及びカチオン置換度0.05~0.4を有することが好ましい。フケ防止剤はピロクトンオラミンであることが好ましい。本使用は、本質的に非治療的であり、好ましくは本質的に化粧用である。
用法
本発明の組成物は、主に、個体の頭皮及び/又は毛髪の少なくとも一部に局所適用することを意図しており、リンスオフ又はリーブオン組成物のいずれか、好ましくはシャンプーのようなリンスオフ組成物である。
組成物がシャンプーである場合、組成物は毛髪に局所的に適用され、次いで毛髪及び頭皮に揉みこまれる。次に、水ですすいでから毛髪を乾燥させる。
本発明は、以下の非限定的な実施例によって更に説明され、特に明記しない限り、引用される全ての百分率は総重量に基づく重量によるものである。
実施例は、本発明を例示することを意図しており、本発明をそれらの実施例自体に限定することを意図していない。
[実施例]
[実施例1]
本実施例は、コポリマーとカチオン性グアーポリマーとの組み合わせが頭皮へのフケ防止剤の沈着に影響を及ぼし得ることを実証した。全ての成分は、配合物全体の重量百分率によって、有効成分のレベルとして表される。
Figure 2024501715000002
方法
試験試料約0.2グラムを、人工皮膚(IMS試験グループのVITRO-SKIN)上に採取した。これを水1.8mLで希釈し、プラスチック棒で30秒間擦りこんだ。次いで、人工皮膚表面を水で2回、初回に水4mLで30秒間、次に再び水4mLで30秒間すすいだ。皮膚上(10.75cm/プレート)のピロクトンオラミンの沈着を、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)法を用いて測定した。
結果
(このような実験5回の)平均沈着量を表2にまとめた(誤差は二重測定の標準偏差を表す)。
Figure 2024501715000003
コポリマーとカチオン性グアーポリマーとの組み合わせを含む試料1は、試料A(カチオン性グアーポリマーのみを含む)と比較して、有意に良好な(p<0.05)ピロクトンオラミンの沈着を示した。
[実施例2]
本実施例は、コポリマーとカチオン性グアーポリマーとの組み合わせによって所望の知覚的体験がもたらされ得ることを示す。組成物を、表3に詳述した配合に従って調製した。全ての成分は、配合物全体の重量百分率によって、有効成分のレベルとして表される。
Figure 2024501715000004
方法
本実施例は、本発明によるシャンプーの性能が改善されたことを官能調査で測定して実証する。
美容院試験では、36人の女性対象者に対して試料を試験した。対象者は、試験前に、同種の毛髪(例えば、通常の毛髪、乾燥した毛髪、脂っぽい毛髪など)を有すると評価された。所与の試験では、通常の毛髪を有する18人の対象者及び乾燥した毛髪を有する18人の対象者を選択した。評価は、良好な感度を持ち訓練された美容師によって行われた。評価方法は、頭部の半分を試料Bで洗浄し、頭部の残り半分を試料2で洗浄する一対比較を用いた。
結果
美容師は、参加者の毛髪を様々な標準的属性に対して評価するように求められた。結果は、シャンプー2が以下の属性において有意に(少なくとも95%の信頼区間で)高いことを示した。
泡特性:
-泡立ち速度
-全体的な毛髪の発泡
-泡量の多さ
結果から、コポリマーとカチオン性グアーポリマーとを含む試料2は、コポリマーのみを含む試料Bと比較して、知覚的体験、特に発泡/泡立ちに関連した知覚を向上させることができることが分かる。
[実施例3]
本実施例は、コポリマーとカチオン性グアーポリマーとの比率が頭皮へのフケ防止剤の沈着に影響を及ぼし得ることを実証した。組成物を、表4に詳述した配合に従って調製した。全ての成分は、配合物全体の重量百分率によって、有効成分のレベルとして表される。
Figure 2024501715000005
方法
実施例1に開示されているものと同じ沈着評価方法を使用した。
結果
(このような実験5回の)平均沈着量を表5にまとめた。
Figure 2024501715000006
本発明の範囲内の比を有するコポリマー及びカチオン性グアーポリマーを含む試料3及び4は、試料C(本発明の範囲外の比を有する)と比較して、ピロクトンオラミンのより良好な沈着を示した。
[実施例4]
本実施例は、コポリマーとカチオン性グアーポリマーとの比が、適用時の知覚的体験に影響を及ぼし得ることを実証した。組成物を、表6に詳述した配合に従って調製した。全ての成分は、配合物全体の重量百分率によって、有効成分のレベルとして表される。
Figure 2024501715000007
方法
官能調査を用いて、実施例2に開示されている性能を評価した。
結果
美容師は、参加者の毛髪を様々な標準的属性に対して評価するように求められた。結果は、シャンプー5が以下の属性において有意に(99%の信頼区間で)高いことを示した。
泡特性:
-泡立ち速度
-全体的な毛髪の発泡
-泡量の多さ
結果から、本発明の範囲内の比を有するコポリマー及びカチオン性グアーポリマーを含む試料5は、本発明の範囲外のコポリマーとカチオン性グアーポリマーとの重量比を有する試料Dと比較して、知覚的体験、特に発泡/泡立ちに関連した知覚を向上させることができることが分かる。

Claims (15)

  1. ヘアケア組成物であって、
    a)ピロクトンオラミン、クリンバゾール、ケトコナゾール、硫化セレン及びそれらの混合物から選択されるフケ防止剤と、
    b)アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリドを含むコポリマーと、
    c)分子量300,000~2,500,000ダルトン及びカチオン置換度0.05~0.4を有するカチオン性グアーポリマーと、を含み、
    前記コポリマーの量と前記カチオン性グアーポリマーの量との重量比が、1:10~10:1の範囲であるヘアケア組成物。
  2. 前記フケ防止剤がピロクトンオラミンである、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記コポリマーがアクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリルアミドコポリマーである、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記カチオン性グアーポリマーが、分子量1,000,000~2,300,000ダルトンを有する、請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
  5. 前記カチオン性グアーポリマーが、カチオン置換度0.1~0.3を有する、請求項1~4のいずれかに記載の組成物。
  6. 前記カチオン性グアーポリマーがグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドである、請求項1~5のいずれかに記載の組成物。
  7. 前記組成物が、前記コポリマーを前記組成物の0.001~2重量%、好ましくは0.01~1重量%の量で含む、請求項1~6のいずれかに記載の組成物。
  8. 前記組成物が、前記フケ防止剤を前記組成物の0.01~10重量%、好ましくは0.01~5重量%の量で含む、請求項1~7のいずれかに記載の組成物。
  9. 前記組成物が、前記カチオン性グアーポリマーを前記組成物の0.01~2重量%、好ましくは0.04~2重量%の量で含む、請求項1~8のいずれかに記載の組成物。
  10. 前記コポリマーの量と前記カチオン性グアーポリマーの量との重量比が、1:5~5:1、好ましくは1:3~3:1の範囲である、請求項1~9のいずれかに記載の組成物。
  11. 前記組成物が、洗浄界面活性剤、好ましくはラウリルエーテル硫酸ナトリウムを含む、請求項1~10のいずれかに記載の組成物。
  12. 前記組成物が、コンディショニング剤、好ましくはシリコーン油、より好ましくはジメチコン、ジメチコノール又はそれらの混合物を含む、請求項1~11のいずれかに記載の組成物。
  13. シャンプーである、請求項1~12のいずれかに記載の組成物。
  14. 請求項1~13のいずれかに記載のヘアケア組成物を個体の頭皮表面に適用する工程と、続いて前記表面を水ですすぐ工程とを含む、フケ防止剤を頭皮に沈着させる非治療的方法。
  15. 頭皮へのフケ防止剤の沈着を増大するための、アクリルアミドプロピルトリモニウムクロリド/アクリルアミドコポリマーとカチオン性グアーポリマーとの組み合わせの使用であって、前記フケ防止剤が、ピロクトンオラミン、クリンバゾール、ケトコナゾール、硫化セレン及びそれらの混合物から選択される、使用。
JP2023540615A 2021-01-04 2021-12-21 ヘアケア組成物 Pending JP2024501715A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CNPCT/CN2021/070178 2021-01-04
CN2021070178 2021-01-04
EP21155345 2021-02-05
EP21155345.8 2021-02-05
PCT/EP2021/086928 WO2022144226A1 (en) 2021-01-04 2021-12-21 Hair care composition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024501715A true JP2024501715A (ja) 2024-01-15

Family

ID=79287937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023540615A Pending JP2024501715A (ja) 2021-01-04 2021-12-21 ヘアケア組成物

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP4271351A1 (ja)
JP (1) JP2024501715A (ja)
CN (1) CN116648234A (ja)
MX (1) MX2023007989A (ja)
WO (1) WO2022144226A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3958581A (en) 1972-05-17 1976-05-25 L'oreal Cosmetic composition containing a cationic polymer and divalent metal salt for strengthening the hair
CA1018893A (en) 1972-12-11 1977-10-11 Roger C. Birkofer Mild thickened shampoo compositions with conditioning properties
GB9507130D0 (en) 1995-04-06 1995-05-31 Unilever Plc Hair treatment composition
CN107266597A (zh) 2011-07-21 2017-10-20 罗地亚运作公司 瓜耳胶羟丙基三甲基氯化铵及其在发用处理组合物中的用途
CN114126571A (zh) * 2019-07-22 2022-03-01 联合利华知识产权控股有限公司 毛发护理组合物

Also Published As

Publication number Publication date
EP4271351A1 (en) 2023-11-08
CN116648234A (zh) 2023-08-25
WO2022144226A1 (en) 2022-07-07
MX2023007989A (es) 2023-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11672751B2 (en) Hair care composition
EP4061321B1 (en) Hair care composition
EP4003277A1 (en) Hair care composition
WO2020144125A1 (en) Hair care composition
JP2024501715A (ja) ヘアケア組成物
RU2816234C2 (ru) Композиция для ухода за волосами
US20230390175A1 (en) Hair care composition
CN117915881A (zh) 毛发护理组合物
WO2023094180A1 (en) Hair care composition
CN118175984A (zh) 包含阳离子纤维素和硅氧烷化合物的去头屑毛发组合物
EA042679B1 (ru) Композиция для ухода за волосами
EP4061315A1 (en) Hair care composition
WO2021099073A1 (en) Hair care composition