JP2024094929A - エンジン装置 - Google Patents

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】パーシャルリフト噴射の学習機会を多くする。【解決手段】エンジン装置は、EGRシステムが取り付けられた筒内噴射弁を有するエンジンと、エンジンを制御する制御装置と、を備える。制御装置は、EGR率が値0より大きく且つエンジンの負荷率とエンジンの回転数とが所定閾値範囲内であるときにも、筒内噴射弁を半開状態として燃料噴射するパーシャルリフト噴射の学習を許可する。これにより、EGR率が値0のときだけパーシャルリフト噴射の学習を行なうものに比して、パーシャルリフト噴射の学習機会を多くすることができる。【選択図】図2

Description

本開示は、エンジン装置に関し、詳しくは、EGRシステムが取り付けられた筒内噴射弁を有するエンジンを備えるエンジン装置に関する。
従来、この種のエンジン装置としては、ポート噴射弁と筒内噴射弁とを有するエンジンを備え、EGR(Exhaust Gas Recirculation)を実行していないことを筒内噴射弁を半開状態として燃料噴射を行なうパーシャルリフト噴射の学習を実行する条件とするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、排気を浄化する浄化装置の触媒を急速暖機するときには、吸気行程において筒内噴射弁を用いたフルリフト噴射を実行した後、圧縮行程においてパーシャルリフト噴射を実行している。
特開2018-115637号公報
しかしながら、上述のエンジン装置では、パーシャルリフト噴射を行なうためには燃料の圧力を高くする必要があり、筒内噴射弁からの最小噴射量を確保するためには、エンジンの負荷率がある程度大きくなる。このため、EGRを実行していないことをパーシャルリフト噴射の学習を実行するための条件とすると、パーシャルリフト噴射の学習を実行できる機会が少なくなり、より適正なパーシャルリフト噴射を行なうことができなくなってしまう。
本開示のエンジン装置は、パーシャルリフト噴射の学習機会を多くすることを主目的とする。
本開示のエンジン装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示のエンジン装置は、
EGRシステムが取り付けられた筒内噴射弁を有するエンジンと、前記エンジンを制御する制御装置と、を備えるエンジン装置であって、
前記制御装置は、EGR率が値0より大きく且つ前記エンジンの負荷率と前記エンジンの回転数とが所定閾値範囲内であるときにも、前記筒内噴射弁を半開状態として燃料噴射するパーシャルリフト噴射の学習を許可する、
ことを特徴とする。
本開示のエンジン装置では、EGR率が値0のときだけでなく、EGR率が値0より大きく且つエンジンの負荷率とエンジンの回転数とが所定閾値範囲内であるときにも、筒内噴射弁を半開状態として燃料噴射するパーシャルリフト噴射の学習を許可する。これは、ERG率が値0より大きくてもエンジンの負荷率とエンジンの回転数とが所定閾値範囲内であれば爆発燃焼に対するEGRの効果は小さいため、パーシャルリフト噴射の学習を行なってもよいと考えられることに基づく。これにより、パーシャルリフト噴射の学習機会を多くすることができる。
本開示のエンジン装置において、前記所定閾値範囲は、前記筒内噴射弁から最小燃料噴射量の燃料噴射が可能な前記エンジンの負荷率の下限値としての下限閾値以上であると共に前記エンジンの回転数が大きいほど前記エンジンの負荷率が大きくなる上限閾値以下の範囲であるものとしてもよい。これは、エンジン回転数が大きいほどエンジンの負荷率が大きくなってもEGRの効果は小さいと考えられることに基づく。
エンジン装置10の構成の概略を示す構成図である。 エンジンECU14により実行されるパーシャルリフト噴射学習許否処理の一例を示すフローチャートである。 所定範囲の一例を示す説明図である。
次に、本開示を実施するための形態(実施形態)について説明する。図1は、本開示の一実施形態としてのエンジン装置の構成の概略を示す構成図である。図1は、本発明の一実施形態としてのエンジン装置10の構成の概略を示す構成図である。実施形態のエンジン装置10は、図示するように、エンジン12と、排気再循環装置(以下、「EGR(Exhaust Gas Recirculation)システム」という)60と、エンジン12およびEGRシステム60を制御する電子制御ユニット(以下、「ECU」という)70とを備える。なお、このエンジン装置10は、エンジン12からの動力だけを用いて走行する自動車や、エンジン12に加えてモータを備えるハイブリッド自動車、エンジン12からの動力を用いて作動する建設設備などに搭載される。
エンジン12は、例えばガソリンや軽油などの燃料を用いて吸気、圧縮、膨張(爆発燃焼)、排気の4行程により動力を出力する6気筒の内燃機関として構成されている。図2に示すように、エンジン12は、吸気ポートに燃料供給装置50から低圧供給管53を介して供給される燃料を噴射するポート噴射弁26と、筒内に燃料供給装置50から高圧供給管58を介して供給される燃料を噴射する筒内噴射弁27とを有する。筒内噴射弁27は、燃焼室29の頂部の略中央に配置されており、弁を全開状態として燃料噴射するフルリフト噴射と弁を半開状態として燃料をスプレー状に噴射するパーシャルリフト噴射とにより燃料噴射する。点火プラグ30は、筒内噴射弁27からスプレー状に噴霧される燃料に点火できるように筒内噴射弁27の近傍に配置されている。エンジン12は、ポート噴射弁26と筒内噴射弁27とを有することにより、ポート噴射モードと筒内噴射モードと共用噴射モードとのうちの何れかで運転可能となっている。ポート噴射モードでは、エアクリーナ22により清浄された空気を吸気管23に吸入してスロットルバルブ24やサージタンク25を通過させると共に、吸気管23のサージタンク25よりも下流側のポート噴射弁26から燃料を噴射し、空気と燃料とを混合する。そして、この混合気を吸気バルブ28を介して燃焼室29に吸入し、点火プラグ30による電気火花によって爆発燃焼させて、シリンダボア内でそのエネルギにより押し下げられるピストン32の往復運動をクランクシャフト13の回転運動に変換する。筒内噴射モードでは、ポート噴射モードと同様に空気を燃焼室29に吸入し、吸気行程や圧縮行程において筒内噴射弁27から燃料を噴射し、点火プラグ30による電気火花により爆発燃焼させてクランクシャフト13の回転運動を得る。共用噴射モードでは、空気を燃焼室29に吸入する際にポート噴射弁26から燃料を噴射すると共に吸気行程や圧縮行程において筒内噴射弁27から燃料を噴射し、点火プラグ30による電気火花により爆発燃焼させてクランクシャフト13の回転運動を得る。これらの噴射モードは、エンジン12の運転状態に基づいて切り替えられる。燃焼室29から排気バルブ33を介して排気管34に排出される排気は、浄化装置35を介して外気に排出される。浄化装置35は、排気中の一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化触媒(三元触媒)35aを有する。この排気管34の排気は、外気に排出されるだけでなく、排気を吸気に還流するEGRシステム60を介して吸気管23に供給される。
燃料供給装置50は、燃料タンク51内の燃料をエンジン12のポート噴射弁26や筒内噴射弁27に供給する装置として構成されている。燃料供給装置50は、燃料タンク51と、フィードポンプ52と、低圧供給管53と、逆止弁54と、リリーフ管55と、リリーフバルブ56と、高圧ポンプ57と、高圧供給管58とを備える。
フィードポンプ52は、図示しないバッテリからの電力の供給を受けて作動する電動ポンプとして構成されており、燃料タンク51内に配置されている。このフィードポンプ52は、燃料タンク51内の燃料を低圧供給管53に供給する。低圧供給管53は、ポート噴射弁26に接続されている。逆止弁54は、低圧供給管53に設けられており、フィードポンプ52側からポート噴射弁26側の方向の燃料の流れを許容すると共に逆方向の燃料の流れを規制する。
リリーフ管55は、低圧供給管53と燃料タンク51とに接続されている。リリーフバルブ56は、リリーフ管55に設けられ、低圧供給管53内の燃圧が閾値Pflolim未満のときには閉弁すると共に低圧供給管53内の燃圧が閾値Pflolim以上のときには開弁する。リリーフバルブ56が開弁すると、低圧供給管53内の燃料の一部がリリーフ管55を介して燃料タンク51に戻される。このようにして、低圧供給管53内の燃圧が過剰になるのを抑制する。
高圧ポンプ57は、エンジン12からの動力(実施形態では、吸気バルブ28を開閉するインテークカムシャフトの回転)により駆動されると共に低圧供給管53の燃料を加圧して高圧供給管58に供給するポンプとして構成されている。高圧ポンプ57は、その吸入口に接続されて燃料を加圧する際に開閉する電磁バルブ57aと、その吐出口に接続されて燃料の逆流を規制すると共に高圧供給管58内の燃圧を保持するチェックバルブ57bと、エンジン12の回転(インテークカムシャフトの回転)により作動する(図1における上下方向に移動する)プランジャ57cとを有する。この高圧ポンプ57は、エンジン12の運転中に、電磁バルブ57aが開弁されたときに、低圧供給管53の燃料を吸入し、電磁バルブ57aが閉弁されたときに、プランジャ57cによって圧縮した燃料をチェックバルブ57bを介して高圧供給管58に断続的に送り込むことにより、高圧供給管58に供給する燃料を加圧する。
EGRシステム60は、EGR管62とEGRバルブ64とを備える。EGR管62は、排気管34の浄化装置35よりも下流側と吸気管23のサージタンク25とを連絡する。EGRバルブ64は、EGR管62に設けられており、ステッピングモータ63によって駆動される。このEGRシステム60は、EGRバルブ64の開度を調節することにより、不燃焼ガスとしての排気の還流量を調節して吸気側に還流する。エンジン12は、こうして空気と排気と燃料との混合気を燃焼室29に吸引することができる。以下、排気管34から吸気管23に排気を還流することを「EGR」といい、排気管34から吸気管23に還流する排気を「EGRガス」といい、EGRガスの量を「EGR量」という。
エンジン12は、エンジンECU14により運転制御されている。エンジンECU14は、図示しないが、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートを有するマイクロコンピュータを備える。
エンジンECU14には、エンジン12を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。エンジンECU14に入力される信号としては、例えば、エンジン12のクランクシャフト13の回転位置を検出するクランクポジションセンサ40からのクランク角θcrや、エンジン12の冷却水の温度を検出する水温センサ42からの冷却水温Twを挙げることができる。吸気バルブ28を開閉するインテークカムシャフトの回転位置や排気バルブ33を開閉するエキゾーストカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ44からのカム角θci,θcoも挙げることができる。スロットルバルブ24のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ24aからのスロットル開度THや、吸気管23のスロットルバルブ24よりも上流側に取り付けられたエアフローメータ23aからの吸入空気量Qa、吸気管23のスロットルバルブ24よりも上流側に取り付けられた温度センサ23tからの吸気温Ta、サージタンク25に取り付けられた圧力センサ25aからのサージ圧Psも挙げることができる。排気管34の浄化装置35よりも上流側に取り付けられたフロント空燃比センサ37からのフロント空燃比AF1や、排気管34の浄化装置35の後段に取り付けられたリヤ空燃比センサ38からのリヤ空燃比AF2も挙げることができる。燃料タンク51に取り付けられた燃温センサ51tからの燃温Tftnkや、フィードポンプ52に取り付けられた回転数センサ52aからのフィードポンプ52の回転数Np、低圧供給管53のポート噴射弁26付近(例えば、低圧デリバリパイプ)に取り付けられた燃圧センサ53pからの低圧燃圧(ポート噴射弁26に供給する燃料の圧力)PL、高圧供給管58の筒内噴射弁27付近(例えば、高圧デリバリパイプ)に取り付けられた燃圧センサ58pからの高圧燃圧(筒内噴射弁27に供給する燃料の圧力)PH、EGRバルブ64の開度を検出するEGRバルブ開度センサ65からのEGRバルブ64の開度EVも挙げることができる。
エンジンECU14からは、エンジン12を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU14から出力される信号としては、例えば、スロットルバルブ24への制御信号や、ポート噴射弁26への制御信号、筒内噴射弁27への制御信号、点火プラグ30への制御信号を挙げることができる。燃料供給装置50のフィードポンプ52への制御信号や、高圧ポンプ57の電磁バルブ57aへの制御信号、EGRバルブ64の開度を調整するステッピングモータ63への制御信号も挙げることができる。
エンジンECU14は、クランクポジションセンサ40からのエンジン12のクランク角θcrに基づいてエンジン12の回転数Neを演算している。また、エンジンECU14は、エアフローメータ23aからの吸入空気量Qaとエンジン12の回転数Neとに基づいて負荷率(エンジン12の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の比)KLを演算している。エンジンECU14は、吸入空気量Qaとエンジン12の回転数Neと図示しないEGRバルブ開度センサからのEGRバルブ64の開度EVとに基づいてEGR量VeやEGR率も演算している。
エンジンECU14は、エンジン12の目標運転ポイント(目標回転数Ne*および目標トルクTe*)に基づいて運転されるように、エンジン12の運転制御、例えば、吸入空気量制御や燃料噴射制御、点火制御、開閉タイミング制御などを行なう。吸入空気量制御は、スロットルバルブ24の開度を制御することにより行なわれる。燃料噴射制御は、ポート噴射モードや筒内噴射モード、共用噴射モードでポート噴射弁26や筒内噴射弁27からの燃料噴射量を制御することにより行なわれる。点火制御は、点火プラグ30の点火時期を制御することにより行なわれる。
次に、こうして構成された実施形態のエンジン装置10の動作、特に、パーシャルリフト噴射の学習の許否を判定する際の動作について説明する。パーシャルリフト噴射の学習は、基本的には、エンジン12の負荷率KLが小さい領域で吸気行程で筒内噴射弁27からフルリフト噴射により1回だけ噴射しているときに実行され、同一の燃料噴射の開始タイミングでパーシャルリフト噴射を短く1回噴射し、その後フルリフト噴射で残余の燃料噴射量を噴射することにより行なわれる。図2は、エンジンECU14により実行されるパーシャルリフト噴射学習許否処理の一例を示すフローチャートである。この処理は所定時間毎に繰り返し実行される。
パーシャルリフト噴射学習許否処理が実行されると、エンジンECU14は、エンジン12の回転数Neやエンジン12の負荷率KLを入力する(ステップS100)。本実施形態では、エンジン12の回転数Neについてはクランクポジションセンサ40からのエンジン12のクランク角θcrに基づいて演算されたもの、エンジン12の負荷率KLについてはエアフローメータ23aからの吸入空気量Qaとエンジン12の回転数Neとに基づいて演算されたものを入力するものとした。
続いてエンジン12の回転数Neとエンジン12の負荷率KLが所定範囲内であるか否かを判定する(ステップS110)。所定範囲の一例を図3に示す。図中、一点鎖線は筒内噴射弁27からの燃料噴射における最小噴射量となる下限値としての負荷率KLを示し、破線はEGR率が値0(EGR量が値0)となる負荷率KLを示し、実線はパーシャルリフト噴射の学習が可能か否かを判定する閾値を示す。領域A(図3中の一点鎖線より下方の領域)は、筒内噴射弁27からの燃料噴射量が最小噴射量未満となるため、パーシャルリフト噴射の学習は困難な領域である。領域B(図3中の一点鎖線と破線との間の領域)は、EGR率が値0(EGR量が値0)の領域であると共に筒内噴射弁27からの燃料噴射量が最小噴射量以上となる領域であり、パーシャルリフト噴射の学習が可能な領域である。領域C(図3中の破線と実線との間の領域)は、EGR率が値0ではないが比較的小さい(EGR量が値0ではないが比較的少ない)ため、パーシャルリフト噴射の学習が可能となる領域である。本実施形態では、領域Cの上限となる閾値(実線)はエンジン12の回転数Neが大きくなるほどエンジン12の負荷率KLが大きくなるように設定されている。なお、この領域Cが所定閾値範囲である。領域D(図3中の実線より上方の領域)は、負荷率KLが大きいことによりEGR率が大きいため、パーシャルリフト噴射の学習が不適な領域である。したがって、パーシャルリフト噴射の学習が可能な範囲(所定範囲)は、筒内噴射弁27からの燃料噴射量が最小噴射量以上となる領域であってEGR率が値0の領域(領域B)およびEGR率が小さい値の領域(領域C:所定閾値範囲)となる。
ステップS110でエンジン12の回転数Neとエンジン12の負荷率KLが所定閾値範囲内であると判定したときには、パーシャルリフト噴射の学習を許可して(ステップS120)、本処理を終了する。一方、ステップS110でエンジン12の回転数Neとエンジン12の負荷率KLが所定閾値範囲外であると判定したときには、パーシャルリフト噴射の学習を禁止して(ステップS130)、本処理を終了する。
以上説明した実施形態のエンジン装置10では、エンジン12の回転数Neとエンジン12の負荷率KLが、筒内噴射弁27からの燃料噴射量が最小噴射量以上となる領域であってEGR率が値0の領域(領域B)だけでなく、筒内噴射弁27からの燃料噴射量が最小噴射量以上となる領域であってEGR率が値0よりは大きいが比較的小さい領域(領域Cの所定閾値範囲)である場合にも、パーシャルリフト噴射の学習を許可する。これにより、エンジン12の回転数Neとエンジン12の負荷率KLが筒内噴射弁27からの燃料噴射量が最小噴射量以上となる領域であってEGR率が値0の領域(領域B)のときにだけパーシャルリフト噴射の学習を許可する場合に比して、パーシャルリフト噴射の学習の機会を多くすることができる。
実施例のエンジン装置10では、エンジン12として、筒内噴射弁27が燃焼室29の頂部の略中央に配置されているものを用いたが、筒内噴射弁27が燃焼室29の側壁(サイド)に配置されているエンジンを用いるものとしてもよい。
実施例のエンジン装置10では、エンジン12として、ポート噴射弁26と筒内噴射弁27とを有するものを用いたが、ポート噴射弁27を備えずに筒内噴射弁27のみを備えるエンジンを用いるものとしてもよい。
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、EGRシステム60が「EGRシステム」に相当し、筒内噴射弁27が「筒内噴射弁」に相当し、エンジン12が「エンジン」に相当し、エンジンECU14が「制御装置」に相当する。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、エンジン装置の製造産業などに利用可能である。
10 エンジン装置、12 エンジン、13 クランクシャフト、14 エンジンECU、22 エアクリーナ、23 吸気管、23a エアフローメータ、23t 温度センサ、24 スロットルバルブ、24a スロットルバルブポジションセンサ、25 サージタンク、25a 圧力センサ、26 ポート噴射弁、27 筒内噴射弁、28 吸気バルブ、29 燃焼室、30 点火プラグ、32 ピストン、33 排気バルブ、34 排気管、35 浄化装置、35a 浄化触媒、37 フロント空燃比センサ、38 リヤ空燃比センサ、40 クランクポジションセンサ、42 水温センサ、44 カムポジションセンサ、50 燃料供給装置、51 燃料タンク、51t 燃温センサ、52 フィードポンプ、52a 回転数センサ、53 低圧供給管、53p 燃圧センサ、54 逆止弁、55 リリーフ管、56 リリーフバルブ、57 高圧ポンプ、57a 電磁バルブ、57b チェックバルブ、57c プランジャ、58 高圧供給管、58p 燃圧センサ、60 EGRシステム、62 EGR管、63 ステッピングモータ、64 EGRバルブ、65 EGRバルブ開度センサ。

Claims (2)

  1. EGRシステムが取り付けられた筒内噴射弁を有するエンジンと、前記エンジンを制御する制御装置と、を備えるエンジン装置であって、
    前記制御装置は、EGR率が値0より大きく且つ前記エンジンの負荷率と前記エンジンの回転数とが所定閾値範囲内であるときにも、前記筒内噴射弁を半開状態として燃料噴射するパーシャルリフト噴射の学習を許可する、
    ことを特徴とするエンジン装置。
  2. 請求項1記載のエンジン装置であって、
    前記所定閾値範囲は、前記筒内噴射弁から最小燃料噴射量の燃料噴射が可能な前記エンジンの負荷率の下限値としての下限閾値以上であると共に前記エンジンの回転数が大きいほど前記エンジンの負荷率が大きくなる上限閾値以下の範囲である、
    エンジン装置。
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