JP2024087346A - 充電制御装置および充電制御方法 - Google Patents

充電制御装置および充電制御方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2024087346000001
【課題】運用計画に沿って容易に電動車両を充電することが可能な充電制御装置を提供する。
【解決手段】サーバ100(充電制御装置)は、バッテリ11(二次電池)の充電に関する情報を取得する通信部103(充電情報取得部)と、バッテリ11の充電を制御するプロセッサ101(充電制御部)とを備える。プロセッサ101は、予め定められた運用計画に基づいて充電を実施するVPP充放電モード(第1充電モード)が設定されている場合に、バッテリ11のSOCが所定の充電閾値未満の範囲において充電を実行するVPP充電処理(第1充電処理)を実行する。プロセッサ101は、電動車両10のユーザにより充電の計画が決定されている通常充放電モード(第2充電モード)が設定されている場合に、SOCが所定の充電閾値以上の値まで充電を実行する通常充放電処理(第2充電処理)を実行する。
【選択図】図6

Description

本開示は、充電制御装置および充電制御方法に関する。
特開2020-156149号公報(特許文献1)には、VPPシステムにおける運用の対象となる電力機器に対して、所定の運用計画に従って充放電動作を制御するシステムが開示されている。
特開2020-156149号公報
ここで、電動車両などの電力機器は、満充電に近づくと充電電力が低下する。したがって、特許文献1に記載のシステムでは、電力機器の充電電力が低下したことに起因して、運用計画に沿った充電が困難な場合がある。そこで、運用計画に沿って容易に電力機器(電動車両)を充電することが望まれている。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、運用計画に沿って容易に電動車両を充電することが可能な充電制御装置および充電制御方法を提供することである。
本開示の第1の局面に係る充電制御装置は、電動車両に搭載される二次電池の充電を制御する充電制御装置であって、二次電池の充電に関する情報を取得する充電情報取得部と、二次電池の充電を制御する充電制御部と、を備える。充電制御部は、予め定められた運用計画に基づいて充電を実施する第1充電モードが設定されている場合に、二次電池のSOCが所定の充電閾値未満の範囲において充電を実行する第1充電処理を実行し、電動車両のユーザにより充電の計画が決定されている第2充電モードが設定されている場合に、SOCが所定の充電閾値以上の値まで充電を実行する第2充電処理を実行する。
本開示の第1の局面に係る充電制御装置では、上記のように、予め定められた運用計画に基づいて充電を実施する第1充電モードが設定されている場合に、SOCが所定の充電閾値未満の範囲において充電を実行する第1充電処理が実行される。また、上記充電制御装置では、電動車両のユーザにより充電の計画が決定されている第2充電モードが設定されている場合に、SOCが所定の充電閾値以上の値まで充電を実行する第2充電処理が実行される。これにより、電動車両のSOCが所定の充電閾値以上の範囲において上記運用計画に応じた充電が行われるのを防止することができる。したがって、電動車両の充電電力が低下した状態で上記運用計画に応じた充電が行われるのを抑制することができる。その結果、運用計画に沿って電動車両を容易に充電することができる。また、第2充電処理が実行可能なことにより、SOCが所定の充電閾値以上の範囲においても電動車両の充電を行うことができる。
上記第1の局面に係る充電制御装置において、好ましくは、電動車両は、SOCが規定値以上の場合に、SOCが規定値未満の場合に比べて、二次電池の充電電力が低下されるように制御される。上記所定の充電閾値は、上記規定値未満の値である。このように構成すれば、第1充電処理においてSOCが上記規定値以上になるのをより抑制することができる。
上記第1の局面に係る充電制御装置において、好ましくは、充電情報取得部は、SOCに関するユーザの目標値の情報を取得する。充電制御部は、上記目標値が上記所定の充電閾値よりも大きい場合に、第1充電処理の後に、第2充電処理によって、SOCが目標値に到達するまで充電を実行する。このように構成すれば、上記目標値が上記所定の充電閾値よりも大きい場合でも、第2充電処理によって、SOCを容易に目標値に到達させることができる。
この場合、好ましくは、充電制御部は、上記目標値と上記所定の充電閾値との差分が大きいほど、上記運用計画に基づいて第1充電処理が実行される時間を短くする。このように構成すれば、上記差分が大きいほど第2充電処理が実行される時間を長くすることができる。その結果、上記目標値が上記所定の充電閾値よりも大きい場合でも、第2充電処理によって、SOCをより容易に目標値に到達させることができる。
本開示の第2の局面に係る充電制御方法は、電動車両に搭載される二次電池の充電を制御する充電制御方法であって、二次電池の充電に関する情報を取得する工程と、予め定められた運用計画に基づいて充電を実施する第1充電モードが設定されている場合に、二次電池のSOCが所定の充電閾値未満の範囲において充電を実行する第1充電処理を実行する工程と、電動車両のユーザにより充電の計画が決定されている第2充電モードが設定されている場合に、SOCが所定の充電閾値以上の値まで充電を実行する第2充電処理を実行する工程と、を備える。
本開示の第2の局面に係る充電制御方法では、上記のように、予め定められた運用計画に基づいて充電を実施する第1充電モードが設定されている場合に、SOCが所定の充電閾値未満の範囲において充電を実行する第1充電処理が実行される。また、上記充電制御装置では、電動車両のユーザにより充電の計画が決定されている第2充電モードが設定されている場合に、SOCが所定の充電閾値以上の値まで充電を実行する第2充電処理が実行される。これにより、運用計画に沿って電動車両を容易に充電することが可能な充電制御方法を提供することができる。
本開示の第3の局面に係る放電制御装置は、設定されている放電モードに基づいて、電動車両に搭載される二次電池の放電を制御する放電制御装置であって、二次電池のSOCに対する所定の放電閾値に関する情報を取得する放電情報取得部と、二次電池の放電を制御する放電制御部と、を備える。放電制御部は、予め定められた運用計画に基づいて放電を実施する放電モードが設定されている場合に、SOCが所定の放電閾値よりも大きい範囲において放電を実行する放電処理を実行する。
本開示の第3の局面に係る放電制御方法では、上記のように、予め定められた運用計画に基づいて放電を実施する放電モードが設定されている場合に、SOCが所定の放電閾値よりも大きい範囲において放電を実行する放電処理が実行される。これにより、電動車両のSOCが所定の放電閾値以下の範囲において上記運用計画に応じた放電が行われるのを防止することができる。したがって、上記運用計画に応じた放電中に電動車両の放電が停止するのを抑制することができる。その結果、運用計画に沿って電動車両を容易に放電することができる。
本開示によれば、運用計画に沿って容易に電動車両を充電することができる。
一実施形態による充放電制御システムの構成を示す図である。 バッテリの充電電力とSOCとの関係を示す図である。 バッテリの放電電力とSOCとの関係を示す図である。 一実施形態による充放電制御システムのシーケンスを示す第1図である。 バッテリの目標SOCと充電閾値との差分およびVPP制御期間の長さの関係を示す図である。 一実施形態による充放電制御システムのシーケンスを示す第2図である。 一実施形態の変形例による充放電制御システムの構成を示す図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(充放電制御システムの構成)
図1は、本実施形態に係る充放電制御システム1の構成を示す図である。充放電制御システム1は、サーバ100と、系統管理サーバ200と、電力系統PGと、電動車両10と、EVSE(Electric Vehicle Supply Equipment)20とを備える。なお、サーバ100は、本開示の「充電制御装置」の一例である。
電力系統PGは、図示しない発電所および送配電設備によって構築される電力網である。系統管理サーバ200は、電力系統PG(電力網)における電力需給を管理する。系統管理サーバ200は、系統管理サーバ200が管理する各電力調整リソースによる発電電力および消費電力に基づいて、電力系統PGの電力需要量を調整するための要求(電力需給の調整要求)をサーバ100(後述の通信部103)に送信する。
上記調整要求は、VPP(Virtual Power Plant)制御において、予め定められた運用計画に沿ってバッテリ11を充電するための要求を含む。具体的には、上記調整要求は、VPP制御に応じた充電および放電の実行時間(時間帯)の要求、および、VPP制御に応じた充電量(充電電力)および放電量(放電電力)の要求等を含む。なお、上記調整要求は、本開示の「二次電池の充電に関する情報」の一例である。
電動車両10は、EVSE20を介して、電力系統PGとの間において電力の充放電を行う。電動車両10には、電動車両10に備えられる図示しない電力機器に電力を供給するバッテリ11が搭載されている。なお、バッテリ11は、本開示の「二次電池」の一例である。
図2に示すように、電動車両10では、バッテリ11のSOC(State Of Charge)が充電絞りSOC(たとえば80%)未満の範囲において、定格電力による充電が行われる。また、電動車両10の充電電力は、バッテリ11のSOCが充電絞りSOC以上の範囲において、上記定格電力に比べて低下する。具体的には、SOCが充電絞りSOC未満の範囲において、バッテリ11のSOCが増加するに従って、定電圧充電が行われることに起因して充電電力が徐々に低下する。その後、上記定格電力よりも低い電力による定電力充電が行われる。なお、充電絞りSOCは、本開示の「規定値」の一例である。
図3に示すように、電動車両10では、バッテリ11のSOCが所定の放電閾値(たとえば10%)よりも大きい範囲において、定格電力による放電が行われる。また、バッテリ11のSOCが上記放電閾値以下の範囲においては、バッテリ11の放電が停止される。
再び図1を参照して、サーバ100は、アグリゲータが管理するサーバである。アグリゲータとは、地域や所定の施設等の複数の電力調整リソースを束ねてエネルギーマネジメントサービスを提供する電気事業者である。
サーバ100は、プロセッサ101と、メモリ102と、通信部103とを含む。なお、プロセッサ101は、本開示の「充電制御部」の一例である。通信部103は、本開示の「充電情報取得部」の一例である。
通信部103は、電動車両10、EVSE20、および、系統管理サーバ200の各々と通信可能である。たとえば、通信部103は、電動車両10による充放電に関する情報を取得する。具体的には、通信部103は、充放電が行われた電動車両10とEVSE20との間における、充電/放電量、充電/放電時間、および、充電/放電が行われた時間帯等の情報を取得する。
メモリ102には、プロセッサ101に実行されるプログラムのほか、プログラムで使用される情報(たとえば、マップ、数式、および各種パラメータ)が記憶されている。
プロセッサ101は、電動車両10とEVSE20との間におけるバッテリ11の充放電を制御する。プロセッサ101は、予め定められた運用計画に基づいて上記充放電を実施するVPP充放電モードが設定される。なお、VPP充放電モードは、本開示の「第1充電モード」の一例である。
VPP充放電モードは、通信部103が受信した上記調整要求に基づいて、サーバ100(プロセッサ101)において設定されるモードである。
プロセッサ101は、VPP充放電モードが設定されている場合に、バッテリ11のSOCが所定の充電閾値未満の範囲において上記充放電(VPP充放電処理)を実行する。なお、VPP充放電処理は、本開示の「第1充電処理」の一例である。
ここで、上記充電閾値は、上記充電絞りSOC未満の値である。たとえば、充電絞りSOCが80%である場合、プロセッサ101は、充電閾値を、たとえば70%~80%に設定する。これにより、VPP充電制御中において、バッテリ11のSOCが上記充電絞りSOC以上になるのを抑制することが可能である。なお、充電閾値が上記の値以外に設定されてもよい。
また、プロセッサ101は、VPP充放電処理において、SOCが所定の放電閾値(たとえば10%)よりも大きい範囲において上記充放電を実行する。また、プロセッサ101は、VPP充放電処理において、SOCが上記放電閾値以下の範囲において上記充放電を停止する。すなわち、上記放電閾値は、充放電処理におけるSOCの下限値である。
プロセッサ101は、ユーザによりバッテリ11の充放電の計画(実行時間、実行時間帯、および充放電電力量等)が決定される通常充放電モードが設定される。なお、通常充放電モードは、本開示の「第2充電モード」の一例である。
通常充放電モードは、通信部103が受信したユーザからの要求に基づいて、サーバ100(プロセッサ101)において設定される充放電モードである。
プロセッサ101は、通常充放電モードが設定されている場合に、SOCが上記充電閾値以上の値まで充電を実行する通常充放電処理を実行する。言い換えると、通常充放電モードでは、プロセッサ101は、バッテリ11のSOCを上記充電閾値未満の値から上記充電閾値以上の値まで増加させることが可能である。また、通常充放電モードが設定されている場合、SOCが上記充電閾値以上の範囲でもバッテリ11の放電が可能である。なお、通常充放電処理は、本開示の「第2充電処理」の一例である。
また、プロセッサ101は、通常充放電処理において、SOCが上記放電閾値よりも大きい範囲において上記充放電を実行する。また、プロセッサ101は、通常充放電処理において、SOCが上記放電閾値以下の範囲において上記充放電を停止する。
(充放電制御システムのシーケンス制御)
次に、図4~図6を参照して、充放電制御システム1のシーケンス制御について説明する。
ステップS1において、サーバ100(通信部103)は、上記調整要求を受信することにより、VPP制御におけるバッテリ11の充放電要求に関する情報(実行時間、実行時間帯、および充放電電力量等)を取得する。
ステップS2では、サーバ100(プロセッサ101)は、通信部103を通じて、ステップS1において取得された充放電要求に関する情報を電動車両10のユーザに通知する。なお、上記充放電要求に関する情報は、電動車両10の図示しない通信機、または、ユーザの図示しない携帯端末等に送信される。
ステップS3では、電動車両10のユーザにより、ステップS2において通知された充放電要求が受認されたとする。
ステップS4では、電動車両10のユーザからサーバ100に、ステップS3において上記充放電要求が受認されたことが応答される。ステップS5では、サーバ100(通信部103)は、ステップS4における応答を受信する。
ステップS6において、電動車両10が、上記調整要求に応じたVPP制御のためにEVSE20にプラグインされたとする。
ステップS7において、サーバ100(プロセッサ101)は、通信部103を通じて、バッテリ11のSOCに関するユーザの目標値(目標SOC)の情報を取得する。本実施形態では、目標SOCがたとえば95%であるとする。
ステップS8において、サーバ100(プロセッサ101)は、通信部103を通じてEVSE20から、バッテリ11のSOCの情報の取得を開始する。これ以降、サーバ100は、バッテリ11のSOCの情報を継続的に取得する。なお、バッテリ11のSOCの情報が、テレマティクスサーバ等を通じて電動車両10から取得されてもよい。また、サーバ100(プロセッサ101)は、電動車両10の走行履歴や充放電の履歴等の各種情報に基づいて、バッテリ11のSOCを推定してもよい。なお、上記推定において、ディープラーニング(深層学習)などの機械学習の技術により生成された学習済みモデルが用いられてもよい。
ステップS9において、サーバ100(プロセッサ101)は、通信部103を通じて電動車両10のユーザから、電動車両10の出発予定時刻に関する情報を取得する。なお、上記出発予定時刻とは、電動車両10が、EVSE20を介する充放電から離脱して走行を開始する時刻を意味する。
ステップS10において、サーバ100(プロセッサ101)は、バッテリ11の上記充電絞りSOCの情報を取得する。具体的には、サーバ100(プロセッサ101)は、電動車両10の車種情報を参照して、上記充電絞りSOCを推定する。また、上記充電絞りSOCの推定に、たとえば、ディープラーニング(深層学習)などの機械学習の技術により生成された学習済みモデルを用いてもよい。また、上記充電絞りSOCは、バッテリ11の通常充電時のプロファイル(電力変化のデータ)や、バッテリ11の充電に関する事前評価の結果等から推定されてもよい。なお、通常充電とは、上記通常充放電処理に対応する充電を意味する。
ステップS11において、サーバ100(プロセッサ101)は、バッテリ11の上記放電閾値の情報を取得する。上記放電閾値も、ステップS10における充電絞りSOCの取得方法と同様の方法により取得されてよい。
ステップS12では、サーバ100(プロセッサ101)は、ステップS10において取得された充電絞りSOCに基づいて、上記充電閾値を設定する。具体的には、プロセッサ101は、上記充電絞りSOCから所定値(たとえば0~10%)を差し引いた値を、上記充電閾値として設定してよい。
ステップS13では、サーバ100(プロセッサ101)は、ステップS7において取得された目標SOCと、ステップS12において設定された充電閾値との差分を算出する。
ステップS14では、サーバ100(プロセッサ101)は、ステップS13において算出された上記差分に基づき、VPP制御期間を算出する。具体的には、図5に示すように、上記差分が正の範囲(0以上の範囲)において、プロセッサ101は、上記差分が大きくなるほど、VPP制御期間を長くする。
また、プロセッサ101は、上記差分が負の範囲(0未満の範囲)において、VPP制御期間の長さを一定にしてもよい。
次に、図6を参照して、図4に示すステップS14以降のサーバ100の制御フローを説明する。
ステップS21において、プロセッサ101は、バッテリ11のSOCが、ステップS12(図4参照)において設定された充電閾値以下であるか否かを判定する。バッテリ11のSOCが上記充電閾値以下である場合(S21においてYesの場合)、処理はステップS22に進む。バッテリ11のSOCが上記充電閾値よりも大きい場合(S21においてNoの場合)、処理はステップS24に進む。
ステップS22において、プロセッサ101は、バッテリ11のSOCが、ステップS11(図4参照)において取得された放電閾値以上であるか否かを判定する。バッテリ11のSOCが上記放電閾値以上である場合(S22においてYesの場合)、処理はステップS23に進む。バッテリ11のSOCが上記充電閾値よりも小さい場合(S22においてNoの場合)、処理はステップS24に進む。
ステップS23において、プロセッサ101は、バッテリ11の充放電処理(VPP充放電処理)を実行する。これにより、VPP制御が実行される。なお、ステップS23が最初に実行される場合は、上記充放電処理が開始される。また、2回目以降のステップS23では、上記充放電処理が継続される。
ステップS24において、プロセッサ101は、バッテリ11の充放電処理(VPP充放電処理)の実行を停止する。これにより、VPP制御が停止される。なお、ステップS24の前において上記充放電処理が未実行状態である場合は、上記未実行状態を継続する。
ステップS25において、プロセッサ101は、現在の時刻が、ステップS14において算出されたVPP制御期間内であるか否かを判定する。現在の時刻が上記VPP制御期間内である場合(S25においてYesの場合)、処理はステップS26に進む。現在の時刻が上記VPP制御期間内ではない場合(S25においてNoの場合)、処理はステップS32に進む。
ステップS26において、プロセッサ101は、ステップS9において取得された情報に基づくユーザの出発予定時刻が、ステップS14において算出されたVPP制御期間に基づくVPP制御期間の終了時刻より早いか否かを判定する。上記出発予定時刻が上記終了時刻よりも早い場合(S26においてYesの場合)、処理はステップS27に進む。上記出発予定時刻が上記終了時刻以降の場合(S26においてNoの場合)、処理はステップS21に戻る。
ステップS27では、プロセッサ101は、上記目標SOCが上記充電閾値よりも大きいか否かを判定する。上記目標SOCが上記充電閾値よりも大きい場合(S27においてYesの場合)、処理はステップS28に進む。上記目標SOCが上記充電閾値以下の場合(S27においてNoの場合)、処理はステップS21に戻る。
ステップS28において、プロセッサ101は、現在の時刻が、上記出発予定時刻の所定時間(たとえば30分)前であるか否かを判定する。現在の時刻が上記出発予定時刻の所定時間前である場合、処理はステップS32に進む。現在の時刻が上記出発予定時刻の所定時間前ではない場合、処理はステップS21に戻る。なお、プロセッサ101は、上記所定時間を、たとえば目標SOCに応じて変動させてもよい。具体的には、プロセッサ101は、目標SOCが大きいほど、上記所定時間を長くしてもよい。
一方、ステップS29において、プロセッサ101は、ステップS25と同様に、現在の時刻が、上記VPP制御期間内であるか否かを判定する。現在の時刻が上記VPP制御期間内である場合(S29においてYesの場合)、処理はステップS30に進む。現在の時刻が上記VPP制御期間内ではない場合(S29においてNoの場合)、処理はステップS32に進む。
ステップS30において、プロセッサ101は、ステップS26と同様に、ユーザの出発予定時刻がVPP制御期間の終了時刻より早いか否かを判定する。上記出発予定時刻が上記終了時刻よりも早い場合(S30においてYesの場合)、処理はステップS31に進む。上記出発予定時刻が上記終了時刻以降の場合(S30においてNoの場合)、処理はステップS29に戻る。
ステップS31において、プロセッサ101は、ステップS28と同様に、現在の時刻が上記出発予定時刻の所定時間(たとえば30分)前であるか否かを判定する。現在の時刻が上記出発予定時刻の所定時間前である場合、処理はステップS32に進む。現在の時刻が上記出発予定時刻の所定時間前ではない場合、ステップS31の処理が繰り返される。
ステップS32において、プロセッサ101は、バッテリ11の上記通常充放電処理に基づく通常充電を実行する。なお、ステップS32が最初に実行される場合は、上記通常充電が開始される。また、2回目以降のステップS32では、上記通常充電が継続される。
ステップS33において、プロセッサ101は、バッテリ11のSOCが上記目標SOCよりも小さいか否かを判定する。バッテリ11のSOCが上記目標SOCよりも小さい場合(S33においてYes)、処理はステップS32に戻る。また、バッテリ11のSOCが上記目標SOC以上の場合(S33においてNo)、処理はステップS34に進む。1回目のステップS33においてNoの場合、上記通常充電が実行されずに処理がステップS34に進む。そして、ステップS34において、プロセッサ101は、バッテリ11の通常充電の処理を終了する。
以上のように、本実施形態においては、プロセッサ101は、バッテリ11のSOCが上記充電閾値未満の範囲において充電を実行するVPP充放電処理を実行する。また、プロセッサ101は、SOCが上記充電閾値以上の値まで充電を実行する通常充放電処理を実行する。これにより、VPP充放電処理に基づくバッテリ11の充電中に、バッテリ11のSOCが上記充電閾値以上になることに起因してバッテリ11の充電電力が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、プロセッサ101は、目標SOCが充電閾値よりも大きい場合に、VPP充放電処理の後に、通常充放電処理によって、SOCが目標SOCに到達するまで充電を実行する。これにより、充電閾値が設定されていない通常充放電によって、SOCを充電閾値よりも容易に大きくすることができる。
上記実施形態では、VPP制御期間中のバッテリ11の充電がバッテリ11のSOCに基づいて制限される例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、エネルギーマネジメントにおける制御期間中において上記実施形態と同様の制御が行われてもよい。具体的には、図7に示すように、充電制御システム2のサーバ110は、所定の施設(たとえばビル211)の電力状態を管理する管理サーバ210からの電力需給の調整要求に基づいて、電動車両10にバッテリ11の充放電を要求する。なお、管理サーバ210は、ビル以外の施設(たとえば工場および家等)の電力状態を管理していてもよい。また、この変形例の制御と上記実施形態の制御とが組み合わされて実行されてもよい。なお、サーバ110は、本開示の「充電制御装置」の一例である。
上記実施形態では、バッテリ11の充電および放電の両方に閾値が設けられている例を示したが、本開示はこれに限られない。バッテリ11の充電および放電のいずれか一方のみに閾値が設けられていてもよい。
上記実施形態では、充電絞りSOCがサーバにおいて推定される例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、充電絞りSOCの情報が、電動車両10のユーザからサーバ100に送信されてもよい。この場合、電動車両10またはサーバ100は、基準温度(気温)に応じた充電絞りSOCの基準値を、気温に基づいて補正してもよい。また、上記実施形態においても、サーバ100は、気温に基づいて充電絞りSOCの推定値を補正してもよい。
上記実施形態では、充電絞りSOC未満の充電閾値を設定する例を示したが、本開示はこれに限られない。充電絞りSOC自体を充電閾値としてもよい。
上記実施形態では、ユーザの出発予定時刻がVPP終了時刻よりも早い場合に、出発予定時刻の所定時間前に通常充電に移行する制御が行われる例を示したが、本開示はこれに限られない。この制御が行われなくてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 電動車両,11 バッテリ(二次電池),100、110 サーバ(充電制御装置),101 プロセッサ(充電制御部),103 通信部(充電情報取得部)。

Claims (5)

  1. 電動車両に搭載される二次電池の充電を制御する充電制御装置であって、
    前記二次電池の充電に関する情報を取得する充電情報取得部と、
    前記二次電池の充電を制御する充電制御部と、を備え、
    前記充電制御部は、
    予め定められた運用計画に基づいて前記充電を実施する第1充電モードが設定されている場合に、前記二次電池のSOCが所定の充電閾値未満の範囲において前記充電を実行する第1充電処理を実行し、
    前記電動車両のユーザにより前記充電の計画が決定されている第2充電モードが設定されている場合に、前記SOCが前記所定の充電閾値以上の値まで前記充電を実行する第2充電処理を実行する、充電制御装置。
  2. 前記電動車両は、前記SOCが規定値以上の場合に、前記SOCが前記規定値未満の場合に比べて、前記二次電池の充電電力が低下されるように制御され、
    前記所定の充電閾値は、前記規定値未満の値である、請求項1に記載の充電制御装置。
  3. 前記充電情報取得部は、前記SOCに関する前記ユーザの目標値の情報を取得し、
    前記充電制御部は、前記目標値が前記所定の充電閾値よりも大きい場合に、前記第1充電処理の後に、前記第2充電処理によって、前記SOCが前記目標値に到達するまで前記充電を実行する、請求項1または2に記載の充電制御装置。
  4. 前記充電制御部は、前記目標値と前記所定の充電閾値との差分が大きいほど、前記運用計画に基づいて前記第1充電処理が実行される時間を短くする、請求項3に記載の充電制御装置。
  5. 電動車両に搭載される二次電池の充電を制御する充電制御方法であって、
    前記二次電池の充電に関する情報を取得する工程と、
    予め定められた運用計画に基づいて前記充電を実施する第1充電モードが設定されている場合に、前記二次電池のSOCが所定の充電閾値未満の範囲において前記充電を実行する第1充電処理を実行する工程と、
    前記電動車両のユーザにより前記充電の計画が決定されている第2充電モードが設定されている場合に、前記SOCが前記所定の充電閾値以上の値まで前記充電を実行する第2充電処理を実行する工程と、を備える、充電制御方法。
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