JP2024086241A - トンネル工事のずり排出方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024086241000001
【課題】トンネル工事の省人化および効率化を図る上で有利なトンネル工事のずり排出方法を提供する。
【解決手段】切羽10を***して掘削した後、ずりの仮置き場24を設け、掘削されたずりを切羽10から仮置き場24に運搬して積載し、ずり積み込み機26によって仮置き場24からずりをクラッシャー18に搬送し、クラッシャー18で破砕されたずりを長尺ベルトコンベア装置22によって坑口に向けて運搬する際に、仮置き場側ずり量検出部32によって、仮置き場24に積載されたずりの量を仮置き場ずり量として検出し、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22と切り離して設けた主制御部28Aによって、仮置き場ずり量に基づいてクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22を制御するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明はトンネル工事のずり排出方法に関する。
トンネル工事において、***工程および削岩機で掘削されたずりを坑口へ搬送する場合、切羽側においてクラッシャーを配置し、クラッシャーから坑口に向かって連続ベルトコンベア装置を延在させている。
そして、切羽で発生したずりをホイールローダのような油圧ショベルにより掻き取り、クラッシャーまで運搬してクラッシャーに投入し、クラッシャーで破砕された掘削ずりをクラッシャーから連続ベルトコンベア装置に積載し、ずりを連続ベルトコンベア装置によって坑口に向けて搬送する。
ところで、クラッシャーに対して一度に投入可能なずり量には上限があることから、大量のずりを一度にクラッシャーに投入することはできず、時間をかけながらずりを徐々にクラッシャーに投入する必要があることから、ずりをクラッシャーへ投入する際にはある程度の時間がかかる。
***工程毎に、ホイールローダの100mから130mの距離の往復移動が数十回程度なされることからホイールローダの往復移動に多大な時間を要することは無論のこと、さらに上述したようにホイールローダによるずりのクラッシャーへの投入にも時間を要することから、掘削ずりの搬出効率を高める上で改善の余地があった。
そこで、本出願人は、切羽とクラッシャーとの中間地点に仮置き場を設け、油圧ショベルによって切羽のずりを仮置き場に運搬すると共に、仮置き場の近傍に設けたずり積み込み機を用いてずりをクラッシャーに投入することにより、***工程後の切羽のずりの後処理を、従来に比べて短時間で済ませることができるトンネル工事のずり排出方法を提案している(特許文献1参照)。
特許第7097286号公報
ところで、クラッシャーおよび連続ベルトコンベア装置は、タイマーに設定された稼働時間だけ動作され、稼働時間の経過後に動作が停止されるようになっている。
したがって、作業者が仮置き場のずり量を目視によって判断し、ずり量に見合った稼働時間をタイマーに設定することが必要となる。これは***工程によって発生するずり量が一定ではなく***工程のたびに異なったずり量となるためである。
そのため、***工程のたびに、作業員が仮置き場のずり量を目視で判断し、ずり量に見合った稼働時間を作業員が想定してタイマーに設定する作業が必要となることから、作業員が必要となることは無論のこと、作業員の目視でずり量を判断することから作業員の経験の差などによって設定される稼働時間にばらつきが生じ、ずり量に見合った正確な稼働時間をタイマーに設定することは難しく、クラッシャーおよび連続ベルトコンベア装置を効率的に稼働させる上で改善の余地がある。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであり、その目的は、トンネル工事の省人化および効率化を図る上で有利なトンネル工事のずり排出方法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の一実施の形態は、切羽を***して切羽を掘削した後、***により掘削されたずりを前記切羽から坑口へ運搬するトンネル工事におけるずりの搬送方法であって、トンネルの延在方向において前記切羽寄りの箇所に仮置き場を設け、前記掘削されたずりを前記切羽から前記仮置き場に運搬して積載し、前記ずり仮置場の近傍にずりを破砕するクラッシャーを設け、前記仮置き場からずりを前記クラッシャーに搬送するずり積み込み機を設け、前記クラッシャーで破砕されたずりを前記坑口に向けて運搬する長尺ベルトコンベア装置を設け、前記仮置き場に積載されたずりの量を仮置き場ずり量として検出する仮置き場側ずり量検出部を設け、前記仮置き場ずり量に基づいて前記クラッシャーおよび前記長尺ベルトコンベア装置を制御する主制御部を前記クラッシャーおよび前記長尺ベルトコンベア装置と切り離して設けたことを特徴とする。
本発明の一実施の形態は、前記仮置き場側ずり量検出部は、前記仮置き場およびその周辺にレーザー光を照射して点群データを取得する仮置き場側3Dレーザースキャナーと、前記点群データから3次元画像情報を生成する仮置き場側3次元画像情報生成部と、前記3次元画像情報に基づいて前記仮置き場ずり量を推定する仮置き場ずり量推定部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記掘削されたずりの前記仮置き場への運搬、積載を運搬用重機により行ない、前記運搬用重機は、前記運搬用重機の周辺の前記切羽を含むトンネル坑内の状況に関する情報を含む第1周辺情報を取得する第1周辺情報取得部を備え、前記主制御部は、前記第1周辺情報に基づいて前記運搬用重機の動作を制御する機能を備えることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記第1周辺情報取得部は、前記運搬用重機の周辺の前記切羽を含むトンネル坑内にレーザー光を照射して点群データを取得する運搬用重機側3Dレーザースキャナーと、前記点群データから前記第1周辺情報としての3次元画像情報を生成する運搬用重機側3次元画像情報生成部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記運搬用重機側3Dレーザースキャナーは、前記仮置き場側3Dレーザースキャナーを兼用し、前記運搬用重機側3次元画像情報生成部は前記仮置き場側3次元画像情報生成部を兼用することを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記ずり積み込み機は、前記ずり積み込み機の周辺の前記仮置き場を含むトンネル坑内の状況に関する情報を含む第2周辺情報を取得する第2周辺情報取得部を備え、前記主制御部は、前記第2周辺情報に基づいて前記ずり積み込み機の動作を制御する機能を備えることを特徴とする。
また、本発明の一実施の形態は、前記第2周辺情報取得部は、前記ずり積み込み機の周辺のトンネル坑内にレーザー光を照射して点群データを取得する前記ずり積み込み機側3Dレーザースキャナーと、前記点群データから前記第2周辺情報としての3次元画像情報を生成する前記ずり積み込み機側3次元画像情報生成部とを備えることを特徴とする。
本発明の一実施の形態によれば、仮置き場側ずり量検出部によって、仮置き場に積載されたずりの量を仮置き場ずり量として検出し、クラッシャーおよび長尺ベルトコンベア装置と切り離して設けた主制御部によって、仮置き場ずり量に基づいてクラッシャーおよび長尺ベルトコンベア装置を制御するようにした。
したがって、クラッシャーおよび長尺ベルトコンベア装置の自動制御を実現することができ、仮置き場側ずり量検出部によって検出された正確なずり量に基づいてクラッシャーおよび長尺ベルトコンベア装置を制御できることからクラッシャーおよび連続ベルトコンベア装置を効率的に稼働させる上で有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上で有利となる。
また、主制御部をクラッシャーおよび長尺ベルトコンベア装置と切り離して設けたので、主制御部の調整、設計変更、保守などの作業を、クラッシャーおよび長尺ベルトコンベア装置の運用状態の影響を受けることなく効率的に行なう上でも有利となる。
また、本発明の一実施の形態によれば、3次元画像情報に基づいて仮置き場ずり量を正確に推定することができるため、仮置き場ずり量に基づいてクラッシャーおよび長尺ベルトコンベア装置の制御を正確に確実に行なう上で有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上で有利となる。
また、本発明の一実施の形態によれば、第1周辺情報に基づいて運搬用重機の自動制御を行なえることは無論のこと、運搬用重機の動作の制御を正確に確実に行なう上で有利となり、省人化を図りトンネル工事の効率化を図る上で有利となる。
また本発明の一実施の形態によれば、第1周辺情報が3次元画像情報で構成されているため、運搬用重機の動作の制御を正確に確実に行なう上でより有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上でより有利となる。
また、本発明の一実施の形態によれば、3Dレーザースキャナーおよび3次元画像情報生成部の数を低減でき、構成の簡素化、部品点数の削減を図ることができることから、コストの低減を図る上で有利となる。
また、本発明の一実施の形態によれば、第2周辺情報に基づいてずり積み込み機の自動制御を行なえるので省人化を図れることは無論のこと、主制御部は第2周辺情報に基づいて仮置き場のずりの量を正確に把握することができ、ずり積み込み機の動作の制御を正確に確実に行なう上でより有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上でより有利となる。
また、本発明の一実施の形態によれば、第2周辺情報が3次元画像情報で構成されているため、ずり積み込み機の動作の制御を正確に確実に行なう上でより有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上でより有利となる。
実施の形態のトンネル工事のずり排出方法の説明図である。 ずり積み込み機の側面図である。 実施の形態のトンネル工事のずり排出方法に用いられるホイールローダ、ずり積み込み機、制御装置、タイマー、クラッシャー、長尺ベルトコンベア装置の全体構成を示すブロック図である。 実施の形態のトンネル工事のずり排出方法のフローチャートである。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、切羽10の付近には一台または複数台のホイールローダ12が配置され、***工程における爆風の影響を避けるため、切羽10から所定距離、離れた箇所に、例えば、約100m程度坑口側に離れた箇所でトンネル床面16の幅方向の一側に、坑口側に向けてクラッシャー18とテールピース台車20が並べられて配置され、テールピース台車20から坑口に向かって長尺ベルトコンベア装置(連続ベルトコンベア装置ともいう)22が延在している。
そして、トンネル14の延在方向において切羽10とクラッシャー18との中間地点に仮置き場24が設けられ、仮置き場24とクラッシャー18との間の箇所にずり積み込み機(ロックローダともいう)26が配置されている。
また、トンネル14の坑内または坑外には、図3に示す制御装置28が設置され、この制御装置28によってホイールローダ12、ずり積み込み機26、クラッシャー18、長尺ベルトコンベア装置22が制御される。
以下、ホイールローダ12、ずり積み込み機26、クラッシャー18、テールピース台車20、長尺ベルトコンベア装置22、制御装置28について具体的に説明する。
ホイールローダ12は、***工程によって切羽10が掘削されることで発生したずりを仮置き場24に搬送する自走式の運搬用重機(油圧ショベル)である。本実施の形態では、運搬用重機としてホイールローダ12を用いた場合について説明するが、運搬用重機はずりを運搬することができればよく、バックホウやブルドーザなどホイールローダ12以外の従来公知の様々な自走式の運搬用重機を用いることができる。
本実施の形態では、ホイールローダ12は、エンジンなどの駆動源、駆動源の駆動力によって回転駆動されるタイヤによって走行する本体、本体に設けられずりをすくい取るバケット、バケットを駆動する油圧シリンダ、油圧シリンダを駆動する油圧源などを含んで構成されている。
また、図3に示すように、ホイールローダ12は、ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aと、ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bと、仮置き場ずり量推定部12Cと、ホイールローダ側制御部12Dと、ホイールローダ側通信部12Eとを含んで構成されている。
なお、ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bと、仮置き場ずり量推定部12Cと、ホイールローダ側制御部12Dと、ホイールローダ側通信部12Eとは、ホイールローダ12に設けられたコンピュータが制御プログラムを実行することによって実現される。
ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aは、ホイールローダ12の本体に設けられ、ホイールローダ12の周辺の切羽10を含むトンネル14坑内にレーザー光を照射して点群データを取得するものである。
ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bは、ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aで取得された点群データから第1周辺情報としての3次元画像情報を生成するものである。
ここで、第1周辺情報とは、ホイールローダ12の周辺の切羽10を含むトンネル14坑内の状況に関する情報を含む情報である。
また、本実施の形態では、ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aと、ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bとによって、第1周辺情報を取得する第1周辺情報取得部30が構成されている。
仮置き場ずり量推定部12Cは、ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bから生成された3次元画像情報に基づいて仮置き場24に積載されたずりの量である仮置き場ずり量を推定するものである。
具体的には、仮置き場ずり量推定部12Cは、ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aによって仮置き場24に積載されたずりにレーザー光を照射して取得された点群データから、ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bによって生成されたずりの3次元画像情報に基づいて仮置き場ずり量を推定するものである。
本実施の形態では、仮置き場24に積載されたずりの量を仮置き場ずり量として検出する仮置き場側ずり量検出部32が、ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aと、ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bと、仮置き場ずり量推定部12Cとによって構成されている。
また、本実施の形態では、ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aが仮置き場24およびその周辺にレーザー光を照射して点群データを取得する仮置き場用3Dレーザースキャナーを兼用し、ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bが仮置き場24に積載されたずりにレーザー光を照射して取得された点群データから3次元画像情報を生成する仮置き場用3次元画像情報生成部を兼用している。
ホイールローダ側制御部12Dは、ホイールローダ側通信部12Eを介して制御装置28から受信した制御指令に基づいてホイールローダ12の動作、具体的には、走行動作、バケットによるずりの掻き取り(すくい取り)、バケットによるずりの仮置き場24への積載動作などを制御するものである。
したがって、ホイールローダ12は、制御装置28によって自動制御されている。
ホイールローダ側通信部12Eは、後述する制御装置28の制御装置側通信部28Bと無線回線を介して通信可能に構成され、制御装置側通信部28Bに対してホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bで生成された第1周辺情報を送信すると共に、制御装置側通信部28Bからの制御指令を受信するものである。
ずり積み込み機26は、仮置き場24に積載されたずりをクラッシャー18に搬送するものである。
図2に示すように、ずり積み込み機26は、走行体34と、ずり掻き込み機構36と、積み込み機構38とを備えている。
走行体34は、左右一対のクローラ3402と、それらクローラ3402を正逆転させる駆動部3404と、左右一対のクローラ3402で支持された機体3406とを含んで構成されている。なお、走行体34の構成には従来公知の様々な構成が採用可能である。
ずり掻き込み機構36は、ブーム40とずり掻き込み用のバケット42とを備えている。
ブーム40は、機体3406にブーム支持フレーム4002、水平旋回部4004、ブラケット4006を介して揺動可能に支持された後ブーム4008と、後ブーム4008に揺動可能に支持された前ブーム4010と、後ブーム4008を上下に揺動させる後油圧シリンダ4012と、前ブーム4010を上下に揺動させる前油圧シリンダ4014とを備えている。
バケット42は前ブーム4010の先端に上下に揺動可能に設けられ、前ブーム4010に、バケット42を上下に揺動させるバケット油圧シリンダ4202が設けられている。なお、このようなブーム40、バケット42の構成には従来公知の様々な構成が採用可能である。
なお、後ブーム4008の後端が結合される水平旋回部4004は、機体3406の幅方向の一側に設けられている。
積み込み機構38はコンベア装置44で構成されている。
コンベア装置44は機体3406上で支持され、トンネル14の延在方向に沿って延在している。
コンベア装置44は、コンベアフレーム4402と、駆動ローラ4404と、従動ローラ4406と、それらローラ4404,4406に巻装されたベルト4408とを含んで構成されている。
コンベアフレーム4402は機体3406で支持され、駆動ローラ4404、従動ローラ4406はコンベアフレーム4402で支持されている。
ベルト4408が駆動ローラ4404と従動ローラ4406とに巻装されることで、ベルト4408の走行によりずりを搬送する搬送路44Aが構成されている。
搬送路44Aは、平面視した場合、機体3406の幅方向の中央を通り、搬送路44Aの上流端は走行体34および機体3406よりも切羽10側に突出しており、搬送路44Aの下流端は走行体34および機体3406よりも坑口側に大きく突出している。
また、搬送路44Aは、側面視した場合、上流端がトンネル床面16の近傍に位置し、上流端から下流端に向かうにつれて次第に上昇する傾斜で設けられている。
そして、図1に示すように、下流端の高さは、下流端の下方にクラッシャー18のホッパー1802が入りこむことが可能で、下流端から後述するクラッシャー18のホッパー1802にずりを落下できる寸法で設けられている。
バケット42により掻き取られたずりは、搬送路44Aの上流端に積載され、下流端からクラッシャー18のホッパー1802に落下される。なお、コンベア装置44の構成には従来公知の様々な構成が採用可能である。
また、図3に示すように、ずり積み込み機26は、ずり積み込み機側3Dレーザースキャナー26Aと、ずり積み込み機側3次元画像情報生成部26Bと、ずり積み込み機側制御部26Cと、ずり積み込み機側通信部26Dとを含んで構成されている。
なお、ずり積み込み機側3次元画像情報生成部26Bと、ずり積み込み機側制御部26Cと、ずり積み込み機側通信部26Dとは、ずり積み込み機26に設けられたコンピュータが制御プログラムを実行することによって実現される。
ずり積み込み機側3Dレーザースキャナー26Aは、ずり積み込み機26の周辺のトンネル14坑内にレーザー光を照射して点群データを取得するものである。
ずり積み込み機側3次元画像情報生成部26Bは、ずり積み込み機側3Dレーザースキャナー26Aで取得された点群データから第2周辺情報としての3次元画像情報を生成するものである。
本実施の形態では、ずり積み込み機側3Dレーザースキャナー26Aと、ずり積み込み機側3次元画像情報生成部26Bとによって、ずり積み込み機26の周辺の仮置き場24を含むトンネル14坑内の状況に関する情報を含む第2周辺情報を取得する第2周辺情報取得部46が構成されている。
ずり積み込み機側制御部26Cは、ずり積み込み機側通信部26Dを介して制御装置28から受信した制御指令に基づいてずり積み込み機26の動作、具体的には、走行体34による走行動作、ずり掻き込み機構36によるずりの掻き込み動作、積み込み機構38によるずりのクラッシャー18のホッパー1802へのずりの排出動作などを制御するものである。
したがって、ずり積み込み機26は、制御装置28によって自動制御されている。
ずり積み込み機側通信部26Dは、制御装置28の制御装置側通信部28Bと無線回線を介して通信可能に構成され、制御装置側通信部28Bに対してずり積み込み機側3次元画像情報生成部26Bで生成された第2周辺情報を送信すると共に、制御装置側通信部28Bからの制御指令を受信するものである。
図1に示すように、クラッシャー18は、ずりが投入されるホッパー1802を備え、ホッパー1802に投入されたずりをクラッシャー18の破砕部で破砕し、破砕したずりをクラッシャー18のベルトコンベア1804からテールピース台車20に搬送するものである。
図1に示すように、長尺ベルトコンベア装置22は、テールピース台車20から坑口に向かって延在して配置され、テールピース台車20を介して搬送されたずりを連続コンベアベルト23により坑口に向けて搬送するものである。
図3に示すように、制御装置28は、トンネル14の坑内または坑外の適宜箇所に、ホイールローダ12、ずり積み込み機26、クラッシャー18、長尺ベルトコンベア装置22と切り離して設置されたコンピュータによって構成されている。
そして、コンピュータにインストールされた制御プログラムを実行することによって主制御部28Aおよび制御装置側通信部28Bとして機能する。
主制御部28Aは、第1周辺情報に基づいてホイールローダ12の周辺のトンネル12の切羽10、掘削されたずり、トンネル床面16、トンネル周壁面、その他の設備などの3次元形状を認識して、ホイールローダ12が支障なく切羽10から掘削されたずりを仮置き場24に搬送する一連の動作(バケットの動作、自律走行動作など)を制御する。
また、主制御部28Aは、第2周辺情報に基づいて、仮置き場24に積載されたずり、トンネル床面16、トンネル周壁面、その他の設備などの3次元形状を認識して、走行体34を制御することにより、仮置き場34に積載されたずりを掻き込むために必要な走行体34による自律走行動作を制御し、また、ずり掻き込み機構36、積み込み機構38を制御することにより、ずり積み込み機26による仮置き場24に積載されたずりのクラッシャー18への一連の搬送動作を制御する。
また、主制御部28Aは、仮置き場側ずり量検出部32で検出された仮置き場ずり量に基づいてクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22を制御する。
すなわち、主制御部28Aは、第1周辺情報に基づいてホイールローダ12の動作を制御する機能と、第2周辺情報に基づいてずり積み込み機26の動作を制御する機能と、仮置き場ずり量に基づいてクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22を制御する機能とを備えている。言い換えると、主制御部28Aは、ホイールローダ12、ずり積み込み機26、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の4つの制御対象を一括して制御する機能を有している。
制御装置側通信部28Bは、通信回線を介してホイールローダ側通信部12E、ずり積み込み機側通信部26D、後述するタイマー48と通信可能に接続されている。
通信回線としては、無線LANやSS無線など従来公知の様々な無線回線が使用可能であり、また、通信回線の一部を有線回線で構成するなど任意である。
タイマー48は、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の稼働時間が設定されることにより、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の動作開始および動作停止を制御するものである。
稼働時間は、主制御部28Aが仮置き場ずり量に基づいて生成する。
タイマー48は、制御装置側通信部28Bと通信回線を介して通信可能に構成され、主制御部28Aから制御装置側通信部28Bと通信回線を介して受信された稼働時間が設定されるように構成されている。
したがって、本実施の形態では、主制御部28Aによる仮置き場ずり量に基づくクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の制御は、タイマー48を利用してなされている。
なお、本実施の形態のようにクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22に対して単一のタイマー48を設けても、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22のそれぞれに個別にタイマーを設けても良い。
また、本実施の形態では、タイマー48を独立して設けた場合について説明するが、主制御部28Aがタイマー48の機能を備え、主制御部28Aがクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の動作開始、動作停止を直接制御することで、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の稼働時間を制御するようにしてもよい。
ここで、3Dレーザースキャナーについて更に説明する。
ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aおよびずり積み込み機側3Dレーザースキャナー26Aは、スキャナーから照射されたレーザーによって、対象物の空間位置情報を取得するいわゆる3Dレーザースキャナーで構成されるものであり、ライダー(LiDAR(Light Detection and Ranging))センサーと呼ばれる。
本実施の形態では、対象物とは、トンネル14の周壁面やトンネル床面16を含む坑内の3次元形状、***工程前後における切羽10の3次元形状、***工程および削岩機によって切羽10から掘削され切羽10近傍のトンネル床面16上に落下して積載されたずりの3次元形状、仮置き場24に積載されたずりの3次元形状、その他坑内に設置された設備や構造物、障害物などの3次元形状を含む。
また、各3Dレーザースキャナー12A、26Aから取得される点群データとしては、少なくとも3次元空間上の座標値のデータと、反射強度(反射率)のデータとを含むものであれば、ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bあるいはずり積み込み機側3次元画像情報生成部26Bにより点群データに基づいて生成された3次元画像情報によって各対象物の3次元形状を把握することができる。
しかしながら、各3Dレーザースキャナー12A、26Aから取得される点群データが3次元空間上の座標値のデータと反射強度(反射率)のデータとに加えてさらに色情報(カラーデータ(RGB))のデータを含むものであれば、点群データに基づいて生成された3次元画像情報によって上述した各対象物の色についても識別できるため、各対象物の3次元形状や状態をより精密に精細に識別することができ、以下に示す作用効果が得られる。
すなわち、トンネル14の周壁面やトンネル床面16を含む坑内の3次元形状、***工程前後における切羽10の3次元形状、***工程および削岩機によって切羽10から掘削され切羽10近傍のトンネル床面16上に落下して積載されたずりの3次元形状、仮置き場24に積載されたずりの3次元形状、坑内に設置された設備や構造物、障害物などの3次元形状をより正確に把握できるため、主制御部28Aによって、ホイールローダ12やずり積み込み機26の自律走行をより的確に正確に制御する上で有利となる。
また、切羽10近傍あるいは仮置き場24に積載されたずりの3次元形状、ずり量をより正確に把握できるため、主制御部28Aによって、ホイールローダ12やずり積み込み機26によるずりの運搬をより的確に正確に制御する上で有利となる。
また、主制御部28Aによって、仮置き場24に積載されたずりの3次元形状、ずり量をより正確に把握できるため、主制御部28Aによって、タイマー48に設定する稼働時間をより正確に適切に設定する上で有利となる。言い換えると、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の稼働時間をより正確に適切に設定し、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22を効率的に動作させる上で有利となる。
次に、図4のフローチャートを参照して本発明方法によるずりの排出方法について説明する。
なお、***工程の前に、ホイールローダ12は、爆風の影響を避けるため切羽10から離れた待機箇所に待機している。
まず、切羽10付近におけるトンネル14の周壁面へのコンクリートの吹き付け工程や、ロックボルトの打設工程、ドリルジャンボによる装薬孔穿孔工程など、***工程の前に行なう各種の作業が実行される(ステップS10)。
次いで、切羽10ではそれら装薬孔にそれぞれ***を取り付けた爆薬を挿入する爆薬挿入工程が行われ、続いて***を介して爆薬を***し切羽10を掘削する***工程が行なわれ、***工程で掘削されたずり、および、削岩機で掘削されたずりが切羽10近傍のトンネル床面16上に積載された状態となる(ステップS12)。
***工程後、トンネル14の延在方向において切羽10とクラッシャー18との中間地点に仮置き場24が設けられる(ステップS14)。
仮置き場24は、本実施の形態では、トンネル14の延在方向に沿って細長状に、例えば、約20m程度延在して設けられる
仮置き場24は、複数のポールや仕切り板などにより、仮置き場24であることが分かるようにトンネル床面16に対して区切られている。
なお、仮置き場24は切羽10の掘進に対応して前進していく。
***工程後、詳細には***工程後の削岩機による掘削作業後、主制御部28Aは、制御指令をホイールローダ側制御部12Dに与えることで、ホイールローダ12を待機箇所から切羽10近傍に移動させ(ステップS16)、ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aによって切羽10および切羽10近傍の坑内の点群データを取得させる。これによりホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bによって第1周辺情報が生成され、主制御部28Aに送信される(ステップS18)。
主制御部28Aは、第1周辺情報に基づいて***工程による掘削が実行されたことを確認すると、ホイールローダ12を制御して、ホイールローダ12のバケットにずりを収容して切羽10から仮置き場24へホイールローダ12を移動させてずりを仮置き場24に運搬する動作と、ずりの運搬後に仮置き場24から切羽10へ移動する動作とを繰り返して、すなわち、切羽10と仮置き場24との間を往復移動することにより、***工程で掘削されたずりおよび削岩機で掘削されたずりの仮置き場24への運搬、積載を行なう(ステップS20)。これにより、ずりは仮置き場24の坑口側から切羽10側へと積載されていく。
主制御部28Aは、第1周辺情報に基づいて切羽10から掘削されたずりの全量の仮置き場24への搬送が終了したか否かを判定し(ステップS22)、終了していなければ、ステップS18に戻ってずりの搬送動作を繰り返し、終了していれば、ステップS24に進む。
ステップS24では、主制御部28Aは、制御指令をホイールローダ側制御部12Dに与えることで、ホイールローダ12を仮置き場24の近傍に移動させ、ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aによってずりが積載された仮置き場24の点群データ、言い換えると、仮置き場24に積載されたずりの点群データを取得させる。これによりホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bによって仮置き場24の3次元画像情報(仮置き場24に積載されたずりの3次元画像情報)が生成される(ステップS24)。
仮置き場ずり量推定部12Cにより仮置き場24の3次元画像情報(仮置き場24に積載されたずりの3次元画像情報)に基づいて仮置き場ずり量が推定され、仮置き場ずり量が主制御部28Aに送信される(ステップS26)。
また、主制御部28Aは、制御指令をホイールローダ側制御部12Dに与えることで、ホイールローダ12を次の***工程に備えて退避箇所に移動させ待機させる(ステップS28)。
次いで、主制御部28Aは、推定された仮置き場ずり量をクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22によって処理するために必要な稼働時間、言い換えると、クラッシャー18でずりを破砕したのち破砕されたずりを長尺ベルトコンベア装置22によって坑口側までの搬送する動作が全て終了するまでに必要な稼働時間を算出し、算出した稼働時間をタイマー48に送信してタイマー48に設定することで、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の動作が開始される(ステップS30)。
そして、主制御部28Aは、制御指令をずり積み込み機側制御部26Cに与えることで、ずり積み込み機側3Dレーザースキャナー26Aによって仮置き場24を含むずり積み込み機26周辺の点群データを取得させる。これによりずり積み込み機側3次元画像情報生成部26Bによって生成された第2周辺情報が主制御部28Aに送信される(ステップS32)。
主制御部28Aは、受信した第2周辺情報に基づいて制御指令をずり積み込み機側制御部26Cに与えることで、ずり積み込み機26を制御して仮置き場24のずりをクラッシャー18のホッパー1802へ搬送させる(ステップS34)。
詳細に説明すると、ずり積み込み機26の搬送路44Aの下流端の直下にクラッシャー18のホッパー1802が位置するように走行体34が制御された後、ずり仮置き場24に積載されたずりは、ずり積み込み機26のブーム40の旋回動作、屈曲動作、バケット42の上下揺動動作により、ずり仮置き場24の抗口側から切羽10側へとバケット42により掻き取られ、コンベア装置44の搬送路44Aの上流端に積載され、搬送路44Aの下流端へと搬送される。搬送路44Aの下流端から落下したずりはクラッシャー18のホッパー1802に投入される。
すなわち、ずり積み込み機26の制御は、前述した走行体34による自律走行動作の制御と、仮置き場24に積載されたずりのクラッシャー18への一連の搬送動作の制御とを含むものとなっている。
そして、クラッシャー18のホッパー1802に投入されたずりは、クラッシャー18の破砕部で破砕され、破砕されたずりがクラッシャー18のベルトコンベア1804からテールピース台車20上で長尺ベルトコンベア装置22の搬送路の上流端に積載され、連続コンベアベルト23により坑口に向けて搬送される(ステップS36)。
やがて、タイマー48に設定された稼働時間が経過することでクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の動作が停止される(ステップS38)。稼働時間の期間、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22が動作することにより、仮置き場24に積載されていたずりの全量が坑口側へ搬送されることになる。
これにより1回の***工程後のずりの排出が完了する。
以下、ステップS10に戻り同様の動作が繰り返されることでトンネル14の掘削がなされる。
本実施の形態によれば、切羽10を***して切羽10を掘削した後、ずりの仮置き場24を設け、掘削されたずりを切羽10から仮置き場24に運搬して積載し、ずり積み込み機26によって仮置き場24からずりをクラッシャー18に搬送し、クラッシャー18で破砕されたずりを長尺ベルトコンベア装置22によって坑口に向けて運搬する際に、仮置き場側ずり量検出部32によって、仮置き場24に積載されたずりの量を仮置き場ずり量として検出し、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22と切り離して設けた主制御部28Aによって、仮置き場ずり量に基づいてクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22を制御するようにした。
したがって、クラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の自動制御を実現することができ、従来のように、***工程のたびに、作業員が仮置き場24まで出向いてずり量を目視で判断し、ずり量に見合った稼働時間を作業員が想定してタイマー48に設定する作業が不要となり、仮置き場側ずり量検出部32によって検出された正確なずり量に基づいてクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22を制御できることからクラッシャー18および連続ベルトコンベア装置22を効率的に稼働させる上で有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上で有利となる。
また、制御装置28、すなわち、主制御部28Aを、少なくともクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22と切り離して設けたので、主制御部28Aの調整、設計変更、保守などの作業を、それらクラッシャー18、長尺ベルトコンベア装置22の運用状態の影響を受けることなく効率的に行なう上でも有利となる。
また、本実施の形態では、制御装置28、すなわち、主制御部28Aを、ホイールローダ12、ずり積み込み機26、クラッシャー18、長尺ベルトコンベア装置22と切り離して設けたので、主制御部28Aの調整、設計変更、保守などの作業を、それらホイールローダ12、ずり積み込み機26、クラッシャー18、長尺ベルトコンベア装置22の運用状態の影響を受けることなく効率的に行なう上でもより有利となる。
また、本実施の形態では、仮置き場側ずり量検出部32は、仮置き場24およびその周辺にレーザー光を照射して点群データを取得する仮置き場用3Dレーザースキャナーと、点群データから3次元画像情報を生成する仮置き場用3次元画像情報生成部と、3次元画像情報に基づいて仮置き場ずり量を推定する仮置き場ずり量推定部12Cとを備えるものとした。
したがって、3次元画像情報に基づいて仮置き場ずり量を正確に推定することができ、仮置き場ずり量に基づいてクラッシャー18および長尺ベルトコンベア装置22の制御を正確に確実に行なう上で有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、掘削されたずりの仮置き場24への運搬、積載をホイールローダ12により行ない、ホイールローダ12は、ホイールローダ12の周辺の切羽10を含むトンネル14坑内の状況に関する情報を含む第1周辺情報を取得する第1周辺情報取得部30を備え、主制御部28Aは、第1周辺情報に基づいてホイールローダ12の動作を制御する機能を備えるものとした。
したがって、第1周辺情報に基づいてホイールローダ12の自動制御を行なえるので、作業者がホイールローダ12を操作する場合や作業者が遠隔制御によってホイールローダ12を操作する場合に比較して作業者を省くことができることは無論のこと、ホイールローダ12の動作の制御を正確に確実に行なう上で有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、第1周辺情報取得部30は、ホイールローダ12の周辺の切羽10を含むトンネル14坑内にレーザー光を照射して点群データを取得するホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aと、点群データから第1周辺情報としての3次元画像情報を生成するホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bとを備えるものとした。
したがって、第1周辺情報が3次元画像情報で構成されているため、ホイールローダ12の動作の制御を正確に確実に行なう上でより有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上でより有利となる。
また、本実施の形態では、ホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aが仮置き場側3Dレーザースキャナーを兼用し、ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bが仮置き場側用3次元画像情報生成部を兼用するようにした。
しかしながら、例えば、仮置き場側3Dレーザースキャナーおよび仮置き場側3次元画像情報生成部を、別途、仮置き場24の近傍に設置するようにしてもよいことは無論である。
ただし、本実施の形態のようにホイールローダ側3Dレーザースキャナー12Aが仮置き場側3Dレーザースキャナーを兼用し、ホイールローダ側3次元画像情報生成部12Bが仮置き場側用3次元画像情報生成部を兼用すると、3Dレーザースキャナーおよび3次元画像情報生成部の数を低減できることから、構成の簡素化、部品点数の削減を図ることができ、コストの低減を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、ずり積み込み機26は、ずり積み込み機26の周辺の仮置き場24を含むトンネル14坑内の状況に関する情報を含む第2周辺情報を取得する第2周辺情報取得部46を備え、主制御部28Aは、第2周辺情報に基づいてずり積み込み機26の動作を制御するようにした。
したがって、第2周辺情報に基づいてずり積み込み機26の自動制御を行なえるので、作業者がずり積み込み機26を操作する場合や作業者が遠隔制御によってずり積み込み機26を操作する場合に比較して作業者を省くことができることは無論のこと、主制御部28Aは第2周辺情報に基づいて仮置き場24のずりの量を正確に把握することができ、ずり積み込み機26の動作の制御を正確に確実に行なう上でより有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上でより有利となる。
また、本実施の形態では、第2周辺情報取得部46は、ずり積み込み機26の周辺のトンネル14坑内にレーザー光を照射して点群データを取得するずり積み込み機側3Dレーザースキャナー26Aと、点群データから第2周辺情報としての3次元画像情報を生成するずり積み込み機側3次元画像情報生成部26Bとを備えるものとした。
したがって、第2周辺情報が3次元画像情報で構成されているため、ずり積み込み機26の動作の制御を正確に確実に行なう上でより有利となり、トンネル工事の省人化および効率化を図る上でより有利となる。
10 切羽
12 ホイールローダ(運搬用重機)
12A ホイールローダ側(運搬用重機側)3Dレーザースキャナー
12B ホイールローダ側(運搬用重機側)3次元画像情報生成部
12C 仮置き場ずり量推定部
12D ホイールローダ側(運搬用重機側)制御部
12E ホイールローダ側(運搬用重機側)通信部
14 トンネル
16 トンネル床面
18 クラッシャー
1802 ホッパー
1804 ベルトコンベア
20 テールピース台車
22 長尺ベルトコンベア装置
23 連続コンベアベルト
24 仮置き場
26 ずり積み込み機
26A ずり積み込み機側3Dレーザースキャナー
26B ずり積み込み機側3次元画像情報生成部
26C ずり積み込み機側制御部
26D ずり積み込み機側通信部
28 制御装置
28A 主制御部
28B 制御装置側通信部
30 第1周辺情報取得部
32 仮置き場側ずり量検出部
34 走行体
3402 クローラ
3404 駆動部
3406 機体
36 ずり掻き込み機構
38 積み込み機構
40 ブーム
4002 ブーム支持フレーム
4004 水平旋回部
4006 ブラケット
4008 後ブーム
4010 前ブーム
4012 後油圧シリンダ
4014 前油圧シリンダ
42 バケット
4202 バケット油圧シリンダ
44 コンベア装置
4402 コンベアフレーム
4404 駆動ローラ
4406 従動ローラ
4408 ベルト
44A 搬送路
46 第2周辺情報取得部
48 タイマー

Claims (7)

  1. 切羽を***して切羽を掘削した後、***により掘削されたずりを前記切羽から坑口へ運搬するトンネル工事におけるずりの搬送方法であって、
    トンネルの延在方向において前記切羽寄りの箇所に仮置き場を設け、
    前記掘削されたずりを前記切羽から前記仮置き場に運搬して積載し、
    前記ずり仮置場の近傍にずりを破砕するクラッシャーを設け、
    前記仮置き場からずりを前記クラッシャーに搬送するずり積み込み機を設け、
    前記クラッシャーで破砕されたずりを前記坑口に向けて運搬する長尺ベルトコンベア装置を設け、
    前記仮置き場に積載されたずりの量を仮置き場ずり量として検出する仮置き場側ずり量検出部を設け、
    前記仮置き場ずり量に基づいて前記クラッシャーおよび前記長尺ベルトコンベア装置を制御する主制御部を前記クラッシャーおよび前記長尺ベルトコンベア装置と切り離して設けた、
    ことを特徴とするトンネル工事のずり排出方法。
  2. 前記仮置き場側ずり量検出部は、
    前記仮置き場およびその周辺にレーザー光を照射して点群データを取得する仮置き場側3Dレーザースキャナーと、
    前記点群データから3次元画像情報を生成する仮置き場側3次元画像情報生成部と、
    前記3次元画像情報に基づいて前記仮置き場ずり量を推定する仮置き場ずり量推定部とを備える、
    ことを特徴とする請求項1記載のトンネル工事のずり排出方法。
  3. 前記掘削されたずりの前記仮置き場への運搬、積載を運搬用重機により行ない、
    前記運搬用重機は、前記運搬用重機の周辺の前記切羽を含むトンネル坑内の状況に関する情報を含む第1周辺情報を取得する第1周辺情報取得部を備え、
    前記主制御部は、前記第1周辺情報に基づいて前記運搬用重機の動作を制御する機能を備える、
    ことを特徴とする請求項2記載のトンネル工事のずり排出方法。
  4. 前記第1周辺情報取得部は、前記運搬用重機の周辺の前記切羽を含むトンネル坑内にレーザー光を照射して点群データを取得する運搬用重機側3Dレーザースキャナーと、前記点群データから前記第1周辺情報としての3次元画像情報を生成する運搬用重機側3次元画像情報生成部とを備える、
    ことを特徴とする請求項3記載のトンネル工事のずり排出方法。
  5. 前記運搬用重機側3Dレーザースキャナーは、前記仮置き場側3Dレーザースキャナーを兼用し、
    前記運搬用重機側3次元画像情報生成部は前記仮置き場側3次元画像情報生成部を兼用する、
    ことを特徴とする請求項4記載のトンネル工事のずり排出方法。
  6. 前記ずり積み込み機は、前記ずり積み込み機の周辺の前記仮置き場を含むトンネル坑内の状況に関する情報を含む第2周辺情報を取得する第2周辺情報取得部を備え、
    前記主制御部は、前記第2周辺情報に基づいて前記ずり積み込み機の動作を制御する機能を備える、
    ことを特徴とする請求項1記載のトンネル工事のずり排出方法。
  7. 前記第2周辺情報取得部は、前記ずり積み込み機の周辺のトンネル坑内にレーザー光を照射して点群データを取得する前記ずり積み込み機側3Dレーザースキャナーと、前記点群データから前記第2周辺情報としての3次元画像情報を生成する前記ずり積み込み機側3次元画像情報生成部とを備える、
    ことを特徴とする請求項6記載のトンネル工事のずり排出方法。
JP2022201267A 2022-12-16 トンネル工事のずり排出方法 Pending JP2024086241A (ja)

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