JP2024082554A - 超音波検査装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024082554000001
【課題】被検体の減肉深さの計測可能範囲を拡大することができる超音波検査装置及び方法を提供する。
【解決手段】超音波検査装置は、超音波探触子11Aへ超音波を送信させるためのパルス信号を出力すると共に、超音波探触子11Bから受信超音波が変換された波形信号を入力し、超音波探触子11Aと超音波探触子11Bの間における配管1の減肉深さを演算する制御装置12を備える。制御装置12は、超音波探触子11Aから送信されて配管の内面3で1回反射されて超音波探触子11Bで受信された超音波の受信時間と、超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で2回反射されて超音波探触子11Bで受信された超音波の受信時間とを選択的に用いて、超音波探触子11Aと超音波探触子11Bの間における配管1の減肉深さを演算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検体の減肉深さを計測する超音波検査装置及び方法に関する。
原子力発電プラント、火力発電プラント、又は化学プラント等で使用される配管は、何らかの理由で減肉が生じる可能性がある。そのため、例えば超音波検査装置を用いて、配管の厚さ又は減肉深さ(言い換えれば、健全時の厚さと計測時の厚さとの差分)を計測する検査を行う。
特許文献1の超音波検査装置は、配管の外面に配置され、互いに離間された送信用の超音波探触子及び受信用の超音波探触子と、制御装置とを備える。制御装置は、送信用の超音波探触子へ駆動信号を出力して、送信用の超音波探触子から配管の内部へ超音波を送信させる。受信用の超音波探触子は、配管の内面で反射された超音波を受信し、波形信号に変換して制御装置へ出力する。
制御装置は、送信用の超音波探触子から送信されて配管の内面で2回反射されて受信用の超音波探触子で受信された超音波の受信時間(言い換えれば、伝搬時間)を用い、送信用の超音波探触子と受信用の超音波探触子との中間位置における配管の厚さを演算する。これにより、送信用の超音波探触子と受信用の超音波探触子との中間位置にて配管の外面側に減肉が生じても、その位置の厚さを計測することが可能である。
特開2020-091145号公報
特許文献1では、配管と対向物との接触によって配管の外面側に減肉が生じる場合を想定し、送信用の超音波探触子から送信されて配管の内面で2回反射されて受信用の超音波探触子で受信された超音波の受信時間を用いることにより、送信用の超音波探触子と受信用の超音波探触子の間における配管の厚さを計測することが可能である。
特許文献1には記載されていないが、配管内の流体の影響によって配管の内面側に減肉が生じる場合を想定し、送信用の超音波探触子から送信されて配管の内面で2回反射されて受信用の超音波探触子で受信された超音波の受信時間を用いることにより、送信用の超音波探触子と受信用の超音波探触子の間における配管の厚さ又は減肉深さを計測することも可能である。
この場合は、送信用の超音波探触子から送信されて配管の内面で1回反射されて受信用の超音波探触子で受信された超音波の受信時間を用いる場合と比べ、配管の減肉深さによる超音波の受信時間の変化量が大きくなり、比較的小さな減肉深さを計測することが可能となる。しかし、配管の減肉深さによる超音波の受信時間の変化量が大きくなり過ぎれば、超音波の受信時間の抽出が困難となるため、比較的大きな減肉深さを計測することが困難となる。したがって、配管の減肉深さの計測可能範囲が制限される。
本発明の目的は、被検体の減肉深さの計測可能範囲を拡大することができる超音波検査装置及び方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、代表的な本発明は、被検体の外面に配置され、前記被検体の内部へ超音波を送信する第1の超音波探触子と、前記第1の超音波探触子と離間するように前記被検体の前記外面に配置され、前記被検体の内面で反射された超音波を受信する第2の超音波探触子と、前記第1の超音波探触子へ超音波を送信させるためのパルス信号を出力すると共に、前記第2の超音波探触子から受信超音波が変換された波形信号を入力し、前記第1の超音波探触子と前記第2の超音波探触子の間における前記被検体の減肉深さを演算する制御装置と、前記制御装置で演算された前記被検体の減肉深さを表示する表示装置とを備えた超音波検査装置であって、前記制御装置は、前記第1の超音波探触子から送信されて前記被検体の前記内面で1回反射されて前記第2の超音波探触子で受信された超音波の受信時間と、前記第1の超音波探触子から送信されて前記被検体の前記内面で2回反射されて前記第2の超音波探触子で受信された超音波の受信時間とを選択的に用いて、前記第1の超音波探触子と前記第2の超音波探触子の間における前記被検体の減肉深さを演算する。
本発明によれば、被検体の減肉深さの計測可能範囲を拡大することができる。
本発明一実施形態における超音波検査装置の構成を、配管の軸方向断面の一部と共に表す概略図である。 本発明の一実施形態における波形データの具体例を表す図である。 本発明の一実施形態における制御装置の処理内容を表す図である。 本発明の第1の変形例における超音波検査装置の構成を、配管の軸方向断面の一部と共に表す概略図である。 本発明の第1の変形例における探触子の配置を表す配管の外面の展開図である。 本発明の第2の変形例における超音波検査装置の構成を、配管の軸方向断面の一部と共に表す概略図である。
本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態における超音波検査装置の構成を、配管の軸方向断面の一部と共に表す概略図である。
本実施形態の超音波検査装置は、配管1(被検体)の外面2に配置され、配管1の内部へ超音波を送信する超音波探触子11Aと、例えば配管1の軸方向(図1の左右方向)に超音波探触子11Aと離間するように配管1の外面2に配置され、配管1の内面3で反射された超音波を受信する超音波探触子11Bと、制御装置12と、表示装置13とを備える。本実施形態では、超音波探触子11A,11Bは、配管1の外面2にて配置変更が可能である。
超音波探触子11A,11Bは、例えば、配管1の外面2に対して音軸が傾斜する斜角探触子であるか、若しくは、配管1の外面2に対して音軸が垂直であるものの指向角が大きい垂直探触子である。制御装置12は、パルサ14、レシーバ15、信号処理部16、及び記憶部17を有する。信号処理部16は、プログラムに従って処理を実行するプロセッサ等で構成され、記憶部17は、ハードディスクやメモリ等で構成されている。表示装置13は、ディスプレイ等である。
制御装置12のパルサ14は、超音波探触子11Aへ超音波を送信させるためのパルス信号(駆動信号)を出力する。超音波探触子11Aの圧電素子(図示せず)は、パルス信号によって振動し、配管1の内部へ超音波を送信する。超音波は、配管1の内面3で1回反射され、超音波探触子11Bで受信される(すなわち、超音波探触子11A→配管1の内面3→超音波探触子11Bの経路S1で伝搬される)。また、超音波は、配管1の内面3で2回反射され、超音波探触子11Bで受信される(すなわち、超音波探触子11A→配管1の内面3→→配管1の外面2→配管1の内面3→超音波探触子11Bの経路S2で伝搬される)。なお、超音波は、縦波と、それより遅い横波とを有する。
超音波探触子11Bの圧電素子(図示せず)は、配管1の内面3で1回反射された縦波、配管1の内面3で1回反射された横波、配管1の内面3で2回反射された縦波、及び配管1の内面3で2回反射された横波を受信し、それらを波形信号(電気信号)に変換して制御装置12へ出力する。制御装置12のレシーバ15は、超音波探触子11Bからの波形信号を入力し、信号処理部16は、超音波探触子11Bからの波形信号をデジタル化して波形データとし、記憶部17に記憶させる。波形データは、超音波の受信時間と受信強度(振幅)との組み合わせからなる。
図2(a)は、配管1の減肉深さがゼロである場合(言い換えれば、健全時)の波形データの具体例を表す図であり、図2(b)は、配管1の減肉深さが比較的小さい場合の波形データの具体例を表す図であり、図2(c)は、配管1の減肉深さが比較的大きい場合の波形データの具体例を表す図である。なお、図2(b)及び図2(c)においては、配管1の周方向にて減肉部と健全部が存在する場合を例にとっている。
図2(a)で示す波形データは、配管1の健全部の内面3で1回反射された縦波21のデータと、配管1の健全部の内面3で1回反射された横波22のデータと、配管1の健全部の内面3で2回反射された縦波23のデータと、配管1の健全部の内面3で2回反射された横波24のデータとを含む。
図2(b)で示す波形データは、配管1の減肉部又は健全部の内面3で1回反射された縦波21のデータと、配管1の減肉部又は健全部の内面3で1回反射された横波22のデータと、配管1の減肉部の内面3で2回反射された縦波23Aのデータと、配管1の健全部の内面3で2回反射された縦波23Bのデータと、配管1の減肉部又は健全部の内面3で2回反射された横波24のデータとを含む。
図2(c)で示す波形データは、配管1の減肉部の内面3で1回反射された縦波21Aのデータと、配管1の健全部の内面3で1回反射された縦波21Bのデータと、配管1の減肉部又は健全部の内面3で1回反射された横波22のデータと、配管1の減肉部の内面3で2回反射された縦波23Aのデータと、配管1の健全部の内面3で2回反射された縦波23Bのデータと、配管1の減肉部又は健全部の内面3で2回反射された横波24のデータとを含む。
制御装置12の信号処理部16は、上述した波形データを用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Bの間における配管1の減肉深さを演算する。その詳細を、図3を用いて説明する。
図3は、本実施形態における制御装置12の処理内容を表すフローチャートである。
ステップS11にて、制御装置12の信号処理部16は、記憶部17で記憶された波形データにより、超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で2回反射されて超音波探触子11Bで受信された縦波の受信強度を取得する。詳しく説明すると、超音波の受信時間に対し予め設定された第1の範囲(詳細には、配管1の減肉深さの変化が考慮されて想定された縦波の受信時間の範囲)内にて、超音波の受信強度の極大値を抽出する。そして、抽出された超音波の受信強度の極大値が1つである場合(図2(a)参照)は、それが縦波の受信強度とみなされる。一方、抽出された超音波の受信強度の極大値が複数である場合(図2(b)又は図2(c)参照)は、それらに対応する受信時間のうちで最も短いものである受信強度の極大値が選択されて、縦波の受信強度とみなされる。
ステップS12に進み、制御装置12の信号処理部16は、ステップS11で取得された縦波の受信強度が所定の閾値以上であるかどうかを判定する。ステップS11で取得された縦波の受信強度が所定の閾値以上である場合は、ステップS13に移る。ステップS13にて、制御装置12の信号処理部16は、記憶部17で記憶された波形データにより、超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で2回反射されて超音波探触子11Bで受信された縦波の受信時間A(言い換えれば、伝搬時間)を取得する。詳しく説明すると、ステップS11で取得された縦波の受信強度に対応する縦波の受信時間Aを取得する。
その後、ステップS14に進み、制御装置12の信号処理部16は、S13で取得された縦波の受信時間Aを用い、超音波探触子11A,11Bの間における配管1の減肉深さを演算する。詳しく説明すると、制御装置12の記憶部17は、超音波探触子11Aから送信されて配管1の健全部の内面3で2回反射されて超音波探触子11Bで受信された縦波の受信時間Aを予め記憶している。制御装置12の信号処理部16は、ステップS13で取得された縦波の受信時間Aと記憶部17で記憶された縦波の受信時間Aとの差分ΔAを演算する。この差分ΔAと音速との積は、配管1の減肉深さの2倍にほぼ相当する。そのため、差分ΔAに基づき、配管1の減肉深さを演算する。
ステップS11で取得された縦波の受信強度が所定の閾値未満である場合は、ステップS15に移る。ステップS15にて、制御装置12の信号処理部16は、記憶部17で記憶された波形データにより、超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で1回反射されて超音波探触子11Bで受信された縦波の受信時間B(言い換えれば、伝搬時間)を取得する。詳しく説明すると、超音波の受信時間に対し予め設定された第2の範囲(詳細には、配管1の減肉深さの変化が考慮された縦波の受信時間の想定範囲)内にて、超音波の受信強度の極大値を抽出する。そして、抽出された波形信号の受信強度の極大値が1つである場合(図2(a)又は図2(b)参照)は、それが縦波の受信強度とみなされる。一方、抽出された超音波の受信強度の極大値が複数である場合(図2(c)参照))は、それらに対応する受信時間のうちで最も短いものである受信強度の極大値が選択されて、縦波の受信強度とみなされる。そして、前述した縦波の受信強度に対応する縦波の受信時間Bを取得する。
その後、ステップS16に進み、制御装置12の信号処理部16は、S15で取得された縦波の受信時間Bを用い、超音波探触子11A,11Bの間における配管1の減肉深さを演算する。詳しく説明すると、制御装置12の記憶部17は、超音波探触子11Aから送信されて配管1の健全部の内面3で1回反射されて超音波探触子11Bで受信された縦波の受信時間Bを予め記憶している。制御装置12の信号処理部16は、ステップS15で取得された縦波の受信時間Bと記憶部17で記憶された縦波の受信時間Bとの差分ΔBを演算する。この差分ΔAと音速との積は、配管1の減肉深さにほぼ相当する。そのため、差分ΔBに基づき、配管1の減肉深さを演算する。
ステップS14又はS16の終了後、ステップS17に進み、制御装置12の信号処理部16は、演算した配管1の減肉深さを記憶部17に記憶させると共に、表示装置13に表示させる。
以上のように本実施形態においては、超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で1回反射されて超音波探触子11Bで受信された超音波の受信時間と、超音波探触子11Aから送信されて配管の内面3で2回反射されて超音波探触子11Bで受信された超音波の受信時間とを選択的に用いて、超音波探触子11A,11Bの間における配管1の減肉深さを演算する。超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で2回反射されて超音波探触子11Bで受信された超音波の受信時間を用いた場合に、比較的小さな減肉深さ(例えば0.5~3mm)を計測することができる。しかし、例えば図2(c)で示すように、配管1の減肉部又は健全部の内面3で1回反射された横波22のデータと、配管1の減肉部の内面3で2回反射された縦波23Aのデータとが重複する等の理由から、比較的大きな減肉深さを計測することが困難である。一方、超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で1回反射されて超音波探触子11Bで受信された超音波の受信時間を用いた場合に、比較的大きな減肉深さ(例えば1~6mm)を計測することができる。したがって、配管1の減肉深さの計測可能範囲を拡大することができる。
なお、上記一実施形態において、制御装置12は、超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で2回反射されて超音波探触子11Bで受信された縦波の受信強度を取得し、この縦波の受信強度に応じて、超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で2回反射されて超音波探触子11Bで受信された縦波の受信時間Aと、超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で2回反射されて超音波探触子11Bで受信された縦波の受信時間Bとを選択的に用いて、配管1の減肉深さを演算する場合を例にとって説明したが、これに限られない。制御装置12の信号処理部16は、取得された縦波の受信時間Aと記憶部17で記憶された縦波の受信時間Aとの差分に応じて、縦波の受信時間Aと縦波の受信時間Bとを選択的に用いて、配管1の減肉深さを演算してもよい。詳細には、取得された縦波の受信時間Aと記憶部17で記憶された縦波の受信時間Aとの差分が所定の閾値以下である場合は、縦波の受信時間Aを用いて、配管1の減肉深さを演算する。一方、取得された縦波の受信時間Aと記憶部17で記憶された縦波の受信時間Aとの差分が所定の閾値を超える場合は、縦波の受信時間Bを用いて、配管1の減肉深さを演算する。このような変形例においても、上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記一実施形態において、制御装置12は、超音波探触子11Aから送信されて超音波探触子11Bで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Bの間における配管1の減肉深さ(第1の値)を演算する場合を例にとって説明したが、これに限られない。制御装置12は、超音波探触子11Bへパルス信号を出力して配管1の内部へ超音波を送信させ、配管1の内面3で反射された超音波を超音波探触子11Aで受信させてもよい。そして、超音波探触子11Aから受信超音波が変換された波形信号を入力してもよい。そして、超音波探触子11Bから送信されて超音波探触子11Aで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Bの間における配管1の減肉深さ(第2の値)を演算してもよい。そして、超音波探触子11Aと超音波探触子11Bの間における配管1の減肉深さ(真の値)として、例えば第1の値と第2の値のうちの最大を選択してもよい。
また、上記一実施形態において、超音波検査装置は、配管1の外面2にて配置変更が可能な2つの超音波探触子11A,11Bを有する場合を例にとって説明したが、これに限られず、配管1の外面2に固定された3つ以上の超音波探触子を有してもよい。本発明の第1の変形例を、図3及び図4を用いて説明する。
図3は、本変形例における超音波検査装置の構成を、配管の軸方向断面の一部と共に表す概略図である。図12は、本変形例における超音波探触子の配置を表す配管の外面の展開図である。なお、本変形例において、上記一実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
本変形例の超音波検査装置は、超音波探触子11A~11Iを有する。超音波探触子11A~11Iは、配管1の軸方向(図3及び図4の左右方向)に所定の間隔で且つ配管1の周方向(図4の上下方向)に所定の間隔で配置されて固定されている。超音波探触子11A~11Iは、例えば、配管1の外面2に対して音軸が垂直であるものの指向角が大きい垂直探触子である。
制御装置12のパルサ14は、超音波探触子11Aへパルス信号を出力する。超音波探触子11Aの圧電素子は、パルス信号によって振動し、配管1の内部へ超音波を送信する。超音波は、配管1の内面3で1回反射され、超音波探触子11B~11Iで受信される。また、超音波は、配管1の内面3で2回反射され、超音波探触子11B~11Iで受信される。
超音波探触子11B~11Iの圧電素子は、配管1の内面3で1回反射された縦波、配管1の内面3で1回反射された横波、配管1の内面3で2回反射された縦波、及び配管1の内面3で2回反射された横波を受信し、それらを波形信号に変換して制御装置12へ出力する。制御装置12のレシーバ15は、超音波探触子11B~11Iからの波形信号を入力し、信号処理部16は、超音波探触子11B~11Iからの波形信号をデジタル化して波形データとし、記憶部17に記憶させる。
制御装置12の信号処理部16は、上記一実施形態と同様に、超音波探触子11Bの波形データを用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Bの間における配管1の減肉深さを演算する。同様に、超音波探触子11Cの波形データを用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Cの間における配管1の減肉深さを演算する。同様に、超音波探触子11Dの波形データを用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Dの間における配管1の減肉深さを演算する。同様に、超音波探触子11Eの波形データを用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Eの間における配管1の減肉深さを演算する。同様に、超音波探触子11Fの波形データを用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Fの間における配管1の減肉深さを演算する。同様に、超音波探触子11Gの波形データを用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Gの間における配管1の減肉深さを演算する。同様に、超音波探触子11Hの波形データを用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Hの間における配管1の減肉深さを演算する。同様に、超音波探触子11Iの波形データを用い、超音波探触子11Aと超音波探触子11Iの間における配管1の減肉深さを演算する。
本変形例においても、上記一実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記第1の変形例において、超音波探触子11A~11Iと制御装置12がケーブルで接続された場合を例にとって説明したが、これに限られない。本発明の第2の変形例を、図6を用いて説明する。
図6は、本変形例における超音波検査装置の構成を、配管の軸方向断面の一部と共に表す概略図である。なお、本変形例において、上記一実施形態及び第1の変形例と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。本変形例では、配管1が保温材4で覆われている。
本変形例の超音波検査装置は、制御装置12のパルサ14にケーブルを介し接続され、保温材4の外面にて配置変更可能な出力コイル18と、制御装置12のレシーバ15にケーブルを介し接続され、保温材4の外面にて配置変更可能な入力コイル19と、超音波探触子11A~11Iにそれぞれ設けられたコイル(図示せず)とを有する。
制御装置12のパルサ14は、超音波探触子11Aのコイルとこれに対向するように配置された出力コイル18との間の電磁誘導を利用して、超音波探触子11Aへパルス信号を出力する。制御装置12のレシーバ15は、超音波探触子11B~11Iのうちのいずれかのコイルとこれに対向するように配置された入力コイル19との間の電磁誘導を利用して、超音波探触子11B~11Iのうちのいずれかから波形信号を入力する。
本変形例においても、上記一実施形態及び第1の変形例と同様の効果を得ることができる。
なお、第1及び第2の変形例において、特に説明しなかったが、制御装置12は、超音波探触子11Aから送信されて配管1の内面3で反射されて超音波探触子11Aで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Aの位置における配管1の減肉深さを演算してもよい。また、超音波探触子11Bから送信されて配管1の内面3で反射されて超音波探触子11Bで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Bの位置における配管1の減肉深さを演算してもよい。また、超音波探触子11Cから送信されて配管1の内面3で反射されて超音波探触子11Cで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Cの位置における配管1の減肉深さを演算してもよい。また、超音波探触子11Dから送信されて配管1の内面3で反射されて超音波探触子11Dで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Dの位置における配管1の減肉深さを演算してもよい。また、超音波探触子11Eから送信されて配管1の内面3で反射されて超音波探触子11Eで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Eの位置における配管1の減肉深さを演算してもよい。また、超音波探触子11Fから送信されて配管1の内面3で反射されて超音波探触子11Fで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Fの位置における配管1の減肉深さを演算してもよい。また、超音波探触子11Gから送信されて配管1の内面3で反射されて超音波探触子11Gで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Gの位置における配管1の減肉深さを演算してもよい。また、超音波探触子11Hから送信されて配管1の内面3で反射されて超音波探触子11Hで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Hの位置における配管1の減肉深さを演算してもよい。また、超音波探触子11Iから送信されて配管1の内面3で反射されて超音波探触子11Iで受信された超音波の受信時間を用い、超音波探触子11Iの位置における配管1の減肉深さを演算してもよい。これにより、配管1の計測点を増加することができる。
また、第1及び第2の変形例において、特に説明しなかったが、制御装置12の信号処理部16は、超音波探触子11Aと他の超音波探触子の間(及び各超音波探触子の位置)における配管1の減肉深さを例えば所定時間毎に演算し、その履歴を記憶部17に記憶させ、前述した履歴に基づき、超音波探触子11Aと他の超音波探触子の間(及び各超音波探触子の位置)における配管1の減肉進展速度を演算してもよい。表示装置13は、制御装置12で演算された配管1の減肉進展速度を表示してもよい。
更に、制御装置12は、超音波探触子11Aと超音波探触子11B~11Iのそれぞれとの間(及び超音波探触子11A~11Iのそれぞれの位置)における配管1の減肉深さ及び減肉進展速度に基づき、配管1の予寿命を演算してもよい。詳細には、超音波探触子11Aと超音波探触子11B~11Iのそれぞれとの間(及び超音波探触子11A~11Iのそれぞれの位置)における配管1の減肉深さが所定値に達するまでの時間を演算し、それらの時間のうちの最も小さいものを配管1の予寿命としてもよい。表示装置13は、制御装置12で演算された配管1の余寿命を表示してもよい。
1 配管(被検体)
2 外面
3 内面
11A~11I 超音波探触子
12 制御装置
13 表示装置
18 出力コイル
19 入力コイル

Claims (7)

  1. 被検体の外面に配置され、前記被検体の内部へ超音波を送信する第1の超音波探触子と、
    前記第1の超音波探触子と離間するように前記被検体の前記外面に配置され、前記被検体の内面で反射された超音波を受信する第2の超音波探触子と、
    前記第1の超音波探触子へ超音波を送信させるためのパルス信号を出力すると共に、前記第2の超音波探触子から受信超音波が変換された波形信号を入力し、前記第1の超音波探触子と前記第2の超音波探触子の間における前記被検体の減肉深さを演算する制御装置と、
    前記制御装置で演算された前記被検体の減肉深さを表示する表示装置とを備えた超音波検査装置であって、
    前記制御装置は、
    前記第1の超音波探触子から送信されて前記被検体の前記内面で1回反射されて前記第2の超音波探触子で受信された超音波の受信時間と、前記第1の超音波探触子から送信されて前記被検体の前記内面で2回反射されて前記第2の超音波探触子で受信された超音波の受信時間とを選択的に用いて、前記第1の超音波探触子と前記第2の超音波探触子の間における前記被検体の減肉深さを演算することを特徴とする超音波検査装置。
  2. 請求項1に記載の超音波検査装置において、
    前記制御装置は、
    前記第1の超音波探触子から送信されて前記被検体の前記内面で2回反射されて前記第2の超音波探触子で受信された超音波の受信強度が所定の閾値以上である場合に、前記第1の超音波探触子から送信されて前記被検体の前記内面で2回反射されて前記第2の超音波探触子で受信された超音波の受信時間を用いて、前記第1の超音波探触子と前記第2の超音波探触子の間における前記被検体の減肉深さを演算し、
    前記第1の超音波探触子から送信されて前記被検体の前記内面で2回反射されて前記第2の超音波探触子で受信された超音波の受信強度が前記所定の閾値未満である場合に、前記第1の超音波探触子から送信されて前記被検体の前記内面で1回反射されて前記第2の超音波探触子で受信された超音波の受信時間を用いて、前記第1の超音波探触子と前記第2の超音波探触子の間における前記被検体の減肉深さを演算することを特徴とする超音波検査装置。
  3. 請求項1に記載の超音波検査装置において、
    前記制御装置は、前記第1の超音波探触子と前記第2の超音波探触子の間における前記被検体の減肉深さの履歴に基づき、前記第1の超音波探触子と前記第2の超音波探触子の間における前記被検体の減肉進展速度を演算し、
    前記表示装置は、前記制御装置で演算された前記被検体の減肉進展速度を表示することを特徴とする超音波検査装置。
  4. 請求項3に記載の超音波検査装置において、
    前記制御装置は、前記第1の超音波探触子と前記第2の超音波探触子の間における前記被検体の減肉深さ及び減肉進展速度に基づき、前記被検体の余寿命を演算し、
    前記表示装置は、前記制御装置で演算された前記被検体の余寿命を表示することを特徴とする超音波検査装置。
  5. 請求項1に記載の超音波検査装置において、
    前記第1の超音波探触子及び前記第2の超音波探触子は、配管の外面に固定されたことを特徴とする超音波検査装置。
  6. 請求項1に記載の超音波検査装置において、
    前記制御装置は、コイル間の電磁誘導を利用して前記第1の超音波探触子へ前記パルス信号を出力すると共に、コイル間の電磁誘導を利用して前記第2の超音波探触子から前記波形信号を入力することを特徴とする超音波検査装置。
  7. 被検体の外面に配置された第1の超音波探触子により、前記被検体の内部へ超音波を送信し、前記第1の超音波探触子と離間するように前記被検体の前記外面に配置された第2の超音波探触子により、前記被検体の内面で反射された超音波を受信する、超音波検査方法において、
    制御装置により、前記第1の超音波探触子から送信されて前記被検体の前記内面で1回反射されて前記第2の超音波探触子で受信された超音波の受信時間と、前記第1の超音波探触子から送信されて前記被検体の前記内面で2回反射されて前記第2の超音波探触子で受信された超音波の受信時間とを選択的に用いて、前記第1の超音波探触子と前記第2の超音波探触子の間における前記被検体の減肉深さを演算し、
    演算された前記被検体の減肉深さを表示装置で表示することを特徴とする超音波検査方法。
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