JP2024080955A - コネクタ - Google Patents

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伸幸 向島
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Abstract

【課題】ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業性に優れるコネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ1は、端子を収容可能な端子収容室13を有するとともに、相手側ハウジングと嵌合可能なハウジング2と、ハウジング2にスライド可能に装着されて、ハウジング2と相手側ハウジングの嵌合を検知可能な嵌合検知部材4と、を備える。嵌合検知部材4は、ハウジング2の被係止突起26に係止される係止突起43を有し、ハウジング2は、ハウジング2の外周面12aと被係止突起26との間に、係止突起43が嵌合検知部材4のスライド方向に通過可能な空隙Sが画成される。係止突起43は、スライド方向の後端から先端に向けて空隙Sを通過して被係止突起26に係止される。【選択図】図5

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来から、相手側ハウジングと嵌合可能に構成されるハウジングと、ハウジングにスライド可能に装着されて、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合を検知可能な嵌合検知部材(「CPA」ともいう)と、を備えたコネクタが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。従来のコネクタは、ハウジングと相手側ハウジングとが嵌合された後、嵌合検知部材を仮係止位置(初期位置)から本係止位置(嵌合検知位置)までスライド可能に構成されている。
特開2020-21644号公報
ところで、従来のコネクタは、嵌合検知部材が、ハウジングの外周面に設けられた仮係止突起等を乗り上げるようにして仮係止位置にてハウジングに仮係止され、ハウジングと相手側ハウジングとが嵌合されると、仮係止が解除され、仮係止突起を乗り越えて本係止突起までスライドされるように構成されている。このように、従来のコネクタは、嵌合検知部材がハウジングの外周面に設けられた係止部(仮係止突起や本係止突起)を乗り上げ・乗り越えるように構成されているため、ハウジングに嵌合検知部材を装着する際に、ハウジングへの嵌合検知部材の挿入姿勢、例えば挿入角度の調整等が煩雑化する傾向にあった。
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業性に優れるコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
端子を収容可能な端子収容室を有するとともに、相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、
前記ハウジングにスライド可能に装着されて、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合を検知可能な嵌合検知部材と、
を備えたコネクタであって、
前記嵌合検知部材は、
前記ハウジングの被係止突起に係止される係止突起を有し、
前記ハウジングは、
当該ハウジングの外周面と前記被係止突起との間に、前記係止突起が前記嵌合検知部材のスライド方向に通過可能な空隙が画成され、
前記係止突起は、前記スライド方向の後端から先端に向けて前記空隙を通過して、前記被係止突起に係止される、
コネクタであること。
上記構成のコネクタによれば、嵌合検知部材の係止突起が、ハウジングの外周面と被係止突起との間に画成される空隙をスライド方向の後端から先端に向けて通過して、被係止突起に係止される。このように、係止突起がハウジングの外周面に設けられた被係止突起を乗り越えるのではなく、ハウジングの外周面と被係止突起との間の空隙を通過する(即ち、空隙に潜り込む)ことで、嵌合検知部材をハウジングの外周面に沿ってスライドさせればよく、ハウジングへの嵌合検知部材の装着(挿入)姿勢の調整等による装着作業の煩雑化が抑制されるとともに、ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業が容易になる。このように、上記構成のコネクタは、従来のコネクタに比べて、ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業性に優れる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図2は、図1に示すコネクタにおいて、ハウジングへの嵌合検知部材の装着前の態様を示す斜視図である。 図3は、ハウジング、サイドリテーナ、及びシール部材の分解斜視図である。 図4は、ハウジングへの嵌合検知部材の装着を説明するための第1図であって、図1のA-A断面に相当する。 図5は、ハウジングへの嵌合検知部材の装着を説明するための第2図であって、図1のA-A断面に相当する。 図6は、図5のB部拡大図である。 図7は、ハウジングへの嵌合検知部材の装着を説明するための第3図であって、図1のA-A断面に相当する。 図8は、図7のC部拡大図である。 図9は、図1のD-D断面図である(ただし、端子の図示省略)。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係るコネクタ1について説明する。
以下、説明の便宜上、図1~図9に示すように、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。なお、前後方向は、本発明の「スライド方向」に対応している。
<コネクタ1の概略構成>
以下、コネクタ1の概略構成について、図1~図3を参照して説明する。コネクタ1は、筒状のハウジング2と、ハウジング2に装着されるサイドリテーナ3と、ハウジング2の外面にスライド可能に装着される嵌合検知部材4と、ハウジング2に収容される端子(図示省略、本例ではメス端子)と、ハウジング2に装着される環状のシール部材6と、を備えて構成される。本例において、コネクタ1は、前後方向に沿って相手側コネクタ(図示省略、オスコネクタ)と嵌合可能に構成されるメスコネクタである。
<ハウジング2>
以下、ハウジング2について、図1~図9を参照して説明する。ハウジング2は、合成樹脂製であって、筒状のインナハウジング11と、インナハウジング11の外周面と間隔を空けてこの外周面を覆う筒状のアウタハウジング12と、を一体に有している(図3~図5参照)。インナハウジング11の外周面とアウタハウジング12の内周面との隙間には、相手側コネクタのハウジング(図示省略、「相手側ハウジング」ともいう)が挿入されることになる。
インナハウジング11には、後方から複数の端子がそれぞれ挿入される複数(本例では、3つ)の端子収容室13が形成されている。各端子収容室13は、インナハウジング11の前端部の開口を介して外部に開放され、この開口から相手側コネクタの端子(図示省略、オス端子であって「相手側端子」ともいう)が挿入されることになる。
インナハウジング11は、アウタハウジング12の前端面よりも前方に突出するように形成され、アウタハウジング12に覆われたインナハウジング11の筒状の外周面にシール部材6が装着される。インナハウジング11は、アウタハウジング12から前方に突出した略矩形半筒状の前端部14の外周面に、サイドリテーナ3が装着される。
ハウジング2における上方の外周面12aには、ロック機構20が設けられている(図1~図3参照)。ロック機構20は、弾性変形可能なロックアーム21と、弾性変形可能な解除アーム24と、を有している(図3及び図9参照)。
ロックアーム21は、略矩形U字状に形成され、ハウジング2(インナハウジング11)の外周面に片持ち梁状に支持されて、インナハウジング11の外周面と略平行に前方に向かって延びる左右一対の弾性アーム片22と、各弾性アーム片22の前端部同士を左右方向に架橋する係止片23と、を一体に有している(図3及び図9参照)。係止片23は、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合完了状態において、相手側ハウジングの係止部(図示省略)が係止される。
ロックアーム21は、一対の弾性アーム片22の前端部にそれぞれ片持ち梁状に支持され、後方に向かって延びる略矩形U字状の解除アーム24が連設されている(図3及び図9参照)。
解除アーム24は、係止片23と相手側ハウジングの係止部との係止解除時に押下されることになる係止解除操作部25を有している(図3及び図9参照)。係止解除操作部25は、ハウジング2(インナハウジング11)と上下方向に離間して、弾性アーム片22よりも上方に配置されている。係止解除操作部25が押下されて下方へ変位することで、係止片23には解除アーム24を介して上方への係止解除力が付与される。
ハウジング2は、ロックアーム21を左右方向に挟み込むように一対の保護壁部16が設けられている(図2~図3参照)。一対の保護壁部16は、アウタハウジング12の上部に立設されて、ロック機構20を保護している。保護壁部16の前方には、梁部17が設けられている(図2~図3参照)。この梁部17は、左右方向両端部が保護壁部16に連設されており、アウタハウジング12に対して隙間をあけて配置されている。ハウジング2は、アウタハウジング12、一対の保護壁部16、及び梁部17によって画成される空間に嵌合検知部材4が装着される。
解除アーム24の左右方向両側面には、それぞれ、対向する保護壁部16に向かって突出する被係止突起26が設けられている(図4参照)。被係止突起26の下端面には、前方から後方に向けて上り傾斜状に形成される傾斜面26aと、傾斜面26aの前方に位置して外周面12aと略平行になるように形成される平坦面26bと、が連続するように設けられている(図4、図6及び図8参照)。被係止突起26には、後述する嵌合検知部材4の係止突起43が係止される。
ハウジング2は、被係止突起26がハウジング2における上側の外周面12aよりも上方に配置されており、これにより、外周面12aと被係止突起26との間に、嵌合検知部材4の係止突起43が前後方向に通過可能な空隙Sが画成されている(特に、図6及び図8参照)。
<サイドリテーナ3>
以下、サイドリテーナ3について、図3を参照して説明する。サイドリテーナ3は、合成樹脂製であって、左方が開口する略U字断面のリテーナ本体31と、リテーナ本体31の前端開口を塞ぐリテーナ前板部32と、を一体に有している。リテーナ前板部32には、複数の端子収容室13に対応して、複数(本例では、3つ)の挿入口33が形成されている。挿入口33は、サイドリテーナ3がハウジング2に装着されると、端子収容室13と連通し(図1~図2参照)、相手側端子が挿入されることになる。
リテーナ本体31は、上下方向に離間して対向するリテーナ上面部34及びリテーナ下面部35と、リテーナ上面部34の右端縁とリテーナ下面部35の右端縁とを連結するリテーナ湾曲面部36と、が一体に構成される。リテーナ上面部34の左端縁には、前後方向に沿って延びるリブ状のリテーナ突起(図示省略)が下方へ突設されている。
サイドリテーナ3をインナハウジング11の前端部14へ装着する場合、サイドリテーナ3の左方の開口を僅かに拡げ、開口からサイドリテーナ3の内側に前端部14を挿入して、左右方向へ移動させる。サイドリテーナ3を左右方向へ移動させると、リテーナ突起が前端部14に設けられた係止溝(符号省略)に進入して係止され、これにより、サイドリテーナ3がハウジング2に装着される。ハウジング2にサイドリテーナ3が装着された状態において、端子収容室13からの端子の意図せぬ離脱(抜け)等が抑制される。
<嵌合検知部材4>
以下、嵌合検知部材4について、図2及び図4~図8を参照して説明する。嵌合検知部材4は、合成樹脂製であって、ハウジング2に後方から装着され、前後方向にスライド可能に構成される。嵌合検知部材4は、左右方向に対向する一対の側壁部41と、各側壁部41の各上端部の後方を架橋する支持壁部42と、を一体に有している(特に、図2参照)。
各側壁部41の対向面には、ハウジング2の被係止突起26に対応するように、対向する側壁部41に向かって突出する係止突起43が設けられている。係止突起43の上端面には、前方から後方に向けて上り傾斜状に形成される傾斜面43aと、傾斜面43aの後方に位置して前後方向に延びるよう(ハウジング2の外周面12aと略平行)に形成される平坦面43bと、が連続するように設けられている(図2、図4、図6及び図8参照)。係止突起43は、ハウジング2の空隙Sを通過して、嵌合検知部材4が仮係止位置に到達すると、ハウジング2の被係止突起26に係止される。
支持壁部42の上端面には、嵌合検知部材4をスライドする際に操作されるスライド操作部44が突設されている(図2等参照)。
支持壁部42の左右方向略中央部には、前方に向かって延びるアーム片45が設けられている(図2等参照)。アーム片45は、支持壁部42に片持ち梁状に支持され、下方に傾倒するように形成されている。アーム片45の前端部には、下方に延出する係止爪46が形成されている(図2等参照)。アーム片45は、後端部を支点として、係止爪46が上方に搖動して弾性変形可能に構成される。係止爪46は、嵌合検知部材4が仮係止位置にあるとき、ハウジング2の係止片23の後端部に当接し(図1及び図9参照)、嵌合検知部材4が本係止位置にあるとき、係止片23に係止される(図示省略)。
<コネクタ1を構成する各部材の組み付け手順>
以下、コネクタ1を構成する各部材の組み付け手順について説明する。まず、ハウジング2にシール部材6を装着し、ハウジング2の端子収容室13に、電線(図示省略)が接続された端子を収容する。
次いで、インナハウジング11の前端部14にサイドリテーナ3を装着する。これにより、端子は、サイドリテーナ3に抜け止めされる。なお、サイドリテーナ3は、インナハウジング11の前端部14に仮係止及び本係止可能に構成されてもよい。この場合、例えば、前端部14にサイドリテーナ3が仮係止された状態で、端子収容室13に端子が挿入され、その後、前端部14に対してサイドリテーナ3を本係止するようにスライドさせることになる。
次いで、ハウジング2に嵌合検知部材4を後方から仮係止位置まで装着する。具体的には、嵌合検知部材4を上方からハウジング2の外周面12aに近付ける(図2及び図4参照)。ハウジング2の外周面12aに嵌合検知部材4が載置されたら、例えばスライド操作部44に指をあてて、嵌合検知部材4を前方へスライドさせる。
嵌合検知部材4のスライド途中段階で、嵌合検知部材4の係止突起43がハウジング2の被係止突起26に接触する(図5参照)。具体的には、係止突起43の傾斜面43aと被係止突起26の傾斜面26aとが接触する(図6参照)。この状態で、嵌合検知部材4のスライドを続けると、傾斜面26a、43a同士の接触によって、係止突起43が被係止突起26の下方に潜り込むように案内されることで、被係止突起26が設けられた解除アーム24が揺動されて係止片23が上方へ持ち上がり、これにより、空隙Sがひろがり、係止突起43が空隙Sに進入する。
そして、嵌合検知部材4のスライドを更に続けると、係止突起43の平坦面43bが、被係止突起26の傾斜面26a、平坦面26bの順に接触しながら、空隙Sを通過する。そして、係止突起43が空隙Sを通過しきると、上方へ持ち上がった係止片23が初期位置まで戻り(即ち、復元し)、係止突起43が被係止突起26に係止され(図7及び図8参照)、嵌合検知部材4が仮係止位置にてハウジング2に装着される。これにより、コネクタ1を構成する各部材の組み付けが完了し、コネクタ1が完成される。
<コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合手順>
以下、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合手順について説明する。コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合は、嵌合検知部材4がハウジング2に仮係止された状態で行われる。まず、インナハウジング11の外周面とアウタハウジング12の内周面との間に、相手側ハウジングを挿入する。
このとき、相手側ハウジングの係止部が、ハウジング2の係止片23を弾性変形させつつ下方から後方に乗り越えて、相手側ハウジングの係止部と係止片23とが係止される。これにより、嵌合検知部材4のアーム片45における係止爪46が、相手側ハウジングの係止部によって上方に持ち上げられて(即ち、アーム片45が弾性変形して)、係止片23の後端部への係止爪46の当接状態が解除される。
この状態で、嵌合検知部材4を本係止位置へと変位させるように前方へ押し込むと、係止爪46が係止片23を上方から前方に乗り越えることで、アーム片45が弾性変形から復元し、係止爪46と係止片23とが係止される(図9参照)。これにより、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合が完了する。コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合完了状態では、端子に相手側端子が挿入され、端子と相手側端子とが電気的に接続される。
<コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合解除手順>
以下、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合解除手順について説明する。コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合を解除するためには、まず、嵌合検知部材4を後方へ引き込み、本係止位置から仮係止位置まで戻す。
次いで、ハウジング2におけるロック機構20の係止解除操作部25を下方へ押下する。これにより、解除アーム24が揺動され、ロックアーム21の係止片23が上方へ変位し、係止片23と相手側ハウジングの係止部との係止が解除される。この状態で、コネクタ1と相手側コネクタとを引き離すように移動させることで、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合が解除される。
<作用・効果>
本実施形態に係るコネクタ1によれば、嵌合検知部材4の係止突起43が、ハウジング2の空隙Sを通過して被係止突起26に係止されるため、係止突起が被係止突起を乗り越えるように構成される場合に比べて、嵌合検知部材4をハウジング2の外周面12aに沿って単にスライドさせればよく、ハウジング2への嵌合検知部材4の装着(挿入)姿勢の調整等による装着作業の煩雑化が抑制されるとともに、ハウジング2への嵌合検知部材4の装着作業が容易になる。このように、コネクタ1は、従来のコネクタに比べて、ハウジング2への嵌合検知部材4の装着作業性に優れる。
更に、本実施形態に係るコネクタ1によれば、係止突起43の上端面と被係止突起26の下端面に、それぞれ、前端から後端に向けて上り傾斜状に形成される傾斜面43a,26aが設けられることで、空隙Sに向けて係止突起43が案内される。また、係止突起43及び被係止突起26に傾斜面43a,26aが設けられることで、空隙Sに係止突起43が進入(挿入)されるにつれて、進入(挿入)角度が鋭角になり、係止突起43が空隙S内を通過する際の進入(挿入)抵抗が軽減されていく。これにより、コネクタ1は、ハウジング2への嵌合検知部材4の装着作業が更に容易になる。
<他の形態>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
端子を収容可能な端子収容室(13)を有するとともに、相手側ハウジングと嵌合可能なハウジング(2)と、
前記ハウジング(2)にスライド可能に装着されて、前記ハウジング(2)と前記相手側ハウジングとの嵌合を検知可能な嵌合検知部材(4)と、
を備えたコネクタ(1)であって、
前記嵌合検知部材(4)は、
前記ハウジング(2)の被係止突起(26)に係止される係止突起(43)を有し、
前記ハウジング(2)は、
当該ハウジング(2)の外周面(12a)と前記被係止突起(26)との間に、前記係止突起(43)が前記嵌合検知部材(4)のスライド方向(前後方向)に通過可能な空隙(S)が画成され、
前記係止突起(43)は、前記スライド方向の後端(後方)から先端(前方)に向けて前記空隙(S)を通過して、前記被係止突起(26)に係止される、
コネクタ(1)。
上記[1]の構成のコネクタによれば、嵌合検知部材の係止突起が、ハウジングの外周面と被係止突起との間に画成される空隙をスライド方向の後端から先端に向けて通過して、被係止突起に係止される。このように、係止突起がハウジングの外周面に設けられた被係止突起を乗り越えるのではなく、ハウジングの外周面と被係止突起との間の空隙を通過する(即ち、空隙に潜り込む)ことで、嵌合検知部材をハウジングの外周面に沿ってスライドさせればよく、ハウジングへの嵌合検知部材の装着(挿入)姿勢の調整等による装着作業の煩雑化が抑制されるとともに、ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業が容易になる。このように、上記構成のコネクタは、従来のコネクタに比べて、ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業性に優れる。
[2]
上記[1]に記載のコネクタ(1)において、
前記係止突起(43)の上端面には、
前記先端(前方)から前記後端(後方)に向けて上り傾斜状に形成される傾斜面(43a)と、前記傾斜面(43a)よりも後端側(後側)に位置して前記スライド方向(前後方向)に延びるように形成される平坦面(43b)と、が連続するように設けられ、
前記被係止突起(26)の下端面には、
前記先端(前方)から前記後端(後方)に向けて上り傾斜状に形成される傾斜面(26a)と、当該被係止突起の前記傾斜面(26a)よりも先端側(前側)に位置して前記外周面(12a)と略平行に形成される平坦面(26b)とが連続するように設けられる、
コネクタ(1)。
上記[2]の構成のコネクタによれば、係止突起の上端面と被係止突起の下端面に、それぞれ、先端から後端に向けて上り傾斜状に形成される傾斜面が設けられることで、空隙に向けて係止突起が案内される。また、係止突起及び被係止突起に傾斜面が設けられることで、空隙に係止突起が進入(挿入)されるにつれて、進入(挿入)角度が鋭角になり、係止突起が空隙内を通過する際の進入(挿入)抵抗が軽減されていく。これにより、上記構成のコネクタは、ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業が更に容易になる。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載のコネクタ(1)において、
前記ハウジング(2)は、
前記相手側ハウジングとの嵌合状態において前記相手側ハウジングが係止されるとともに前記被係止突起(26)が設けられる、弾性変形可能なロック機構(20)を有し、
前記嵌合検知部材(4)は、
前記ロック機構(20)に係止可能な係止爪(46)が設けられる弾性変形可能なアーム片(45)を有し、
前記ハウジング(2)と前記相手側ハウジングとの嵌合前において、前記係止突起(43)が前記被係止突起(26)に係止される仮係止位置では前記係止爪(46)が前記ロック機構(20,係止片23)と当接して、前記嵌合検知部材(4)における前記仮係止位置からの変位が規制され、前記ハウジング(2)と前記相手側ハウジングとが嵌合されると、前記アーム片(45)が弾性変形して前記係止爪(46)と前記ロック機構(20)との当接状態が解除されて、前記仮係止位置から、前記係止爪(46)が前記ロック機構(20,係止片23)に係止される本係止位置へと変位可能に構成される、
コネクタ(1)。
上記[3]の構成のコネクタによれば、上記[1]及び上記[2]と同様に、従来のコネクタに比べて、ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業性に優れる。
1 コネクタ
2 ハウジング
3 サイドリテーナ
4 嵌合検知部材
6 シール部材
12a 外周面
20 ロック機構
21 ロックアーム
22 弾性アーム片
23 係止片
24 解除アーム
25 係止解除操作部
26 被係止突起
26a 傾斜面
26b 平坦面
41 側壁部
42 支持壁部
43 係止突起
43a 傾斜面
43b 平坦面
44 スライド操作部
45 アーム片
46 係止爪
S 空隙

Claims (3)

  1. 端子を収容可能な端子収容室を有するとともに、相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、
    前記ハウジングにスライド可能に装着されて、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合を検知可能な嵌合検知部材と、
    を備えたコネクタであって、
    前記嵌合検知部材は、
    前記ハウジングの被係止突起に係止される係止突起を有し、
    前記ハウジングは、
    当該ハウジングの外周面と前記被係止突起との間に、前記係止突起が前記嵌合検知部材のスライド方向に通過可能な空隙が画成され、
    前記係止突起は、前記スライド方向の後端から先端に向けて前記空隙を通過して、前記被係止突起に係止される、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記係止突起の上端面には、
    前記先端から前記後端に向けて上り傾斜状に形成される傾斜面と、前記傾斜面よりも後端側に位置して前記スライド方向に延びるように形成される平坦面と、が連続するように設けられ、
    前記被係止突起の下端面には、
    前記先端から前記後端に向けて上り傾斜状に形成される傾斜面と、当該被係止突起の前記傾斜面よりも先端側に位置して前記外周面と略平行に形成される平坦面とが連続するように設けられる、
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、
    前記相手側ハウジングとの嵌合状態において前記相手側ハウジングが係止されるとともに前記被係止突起が設けられる、弾性変形可能なロック機構を有し、
    前記嵌合検知部材は、
    前記ロック機構に係止可能な係止爪が設けられる弾性変形可能なアーム片を有し、
    前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合前において、前記係止突起が前記被係止突起に係止される仮係止位置では前記係止爪が前記ロック機構と当接して、前記嵌合検知部材における前記仮係止位置からの変位が規制され、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとが嵌合されると、前記アーム片が弾性変形して前記係止爪と前記ロック機構との当接状態が解除されて、前記仮係止位置から、前記係止爪が前記ロック機構に係止される本係止位置へと変位可能に構成される、
    コネクタ。
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