JP2024072150A - 車両用前照灯 - Google Patents

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亮輔 福井
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Abstract

【課題】 複数の灯具ユニットのそれぞれからの光の配光パターンの相対的なずれを抑制し得る車両用前照灯を提供する。【解決手段】 車両用前照灯1は、第1固定部である固定部126を含む第1灯具ユニット1Aと、固定部126に固定される第2固定部である固定部606を含む第2灯具ユニット1Bと、第1灯具ユニット1Aが取り付けられるブラケット1Cと、を備える。【選択図】 図7

Description

本発明は、車両用前照灯に関する。
車両の前方にロービームの配光パターンの光を出射するロービーム用の灯具ユニットと、左右方向においてロービームの配光パターンの隣に投影される別の配光パターンの光を出射する補助灯具ユニットとを備える車両用前照灯が知られている。下記特許文献1には、このような車両用前照灯が開示されている。この車両用前照灯では、ロービーム用の灯具ユニット及び補助灯具ユニットのそれぞれが互いに離れてブラケットに個別に取り付けられている。また、この車両用前照灯では、ロービームの配光パターンとロービームの配光パターンの隣に投影される別の配光パターンとからなる横長な配光パターンが車両の前方に投影され、車両の前方の走行路が幅広く照射され、視認性が高められている。
特開2005-141919号公報
特許文献1の車両用前照灯では、ロービーム用の灯具ユニット及び補助灯具ユニットのそれぞれが互いに離れてブラケットに個別に固定されているため、ブラケットが歪んだ場合、それぞれの灯具ユニットがブラケットの歪みにより相対的にずれてしまうことがある。これにより、それぞれの灯具ユニットからの光の配光パターンが相対的にずれてしまうことがある。
そこで、本発明は、複数の灯具ユニットのそれぞれからの光の配光パターンの相対的なずれを抑制し得る車両用前照灯を提供することを目的とする。
上記目的の達成のため、本発明の車両用前照灯は、第1固定部を含み、ロービームの配光パターンの光とロービームの配光パターンに付加されてハイビームの配光パターンを形成する付加配光パターンの光との少なくとも一方の光となる第1光を出射する第1灯具ユニットと、前記第1固定部に固定される第2固定部を含み、前記第1光の配光パターンとは別の配光パターンの第2光を出射する第2灯具ユニットと、前記第1灯具ユニットが取り付けられるブラケットと、を備えることを特徴とするものである。
この車両用前照灯では、第2固定部が第1固定部に固定されることで第2灯具ユニットが第1灯具ユニットに取り付けられ、第2灯具ユニットが取り付けられた第1灯具ユニットがブラケットに取り付けられる。このため、ブラケットが歪んだとしても、歪みによる第1灯具ユニットに対する第2灯具ユニットのずれを抑制し得る。従って、第1灯具ユニット及び第2灯具ユニットのそれぞれからの光の配光パターンの相対的なずれを抑制し得る。
また、前記第1灯具ユニットは、一対のヒートシンクを含む第1ヒートシンクを備え、一方の前記ヒートシンクは、第1所定方向に延在する一方のベースプレートを含み、他方の前記ヒートシンクは、前記一方のベースプレートの一方の主面に配置される他方のベースプレートと、前記他方のベースプレートに設けられる前記第1固定部とを含み、前記第2灯具ユニットは、前記第2固定部を含む第2ヒートシンクを備え、前記第1固定部及び前記第2固定部のそれぞれには、ねじが貫通するねじ孔が設けられ、前記第2固定部は、前記第2固定部の前記ねじ孔を貫通する前記ねじで前記第1固定部に固定され、前記第1固定部は、前記第1固定部及び前記第2固定部のそれぞれの前記ねじ孔を貫通する前記ねじで前記一方のベースプレートに固定されてもよい。
この構成では、他方のヒートシンクの第1固定部を一方のヒートシンクに固定するねじで第2ヒートシンクの第2固定部を第1固定部に固定するため、第1固定部及び第2固定部のそれぞれを別々のねじで固定する場合に比べて、ねじの本数を少なくし得る。また、第1固定部を含む第1ヒートシンク及び第2固定部を含む第2ヒートシンクは放熱し易くするために一般的に金属で構成される。このため、第1固定部及び第2固定部が樹脂で構成される場合に比べて、ねじによる固定の際に、第2固定部から第1固定部にかかる応力により第1固定部が変形してしまうことが抑制され得る。これにより、第1固定部の変形によって第2灯具ユニットが第1灯具ユニットに対してずれてしまうことを抑制し得る。
この場合、前記第1ヒートシンクと前記第2ヒートシンクとは、前記第1固定部と前記第2固定部とを介して導通してもよい。
この構成によれば、第1固定部と第2固定部との間を行き来し得る自由電子により、第1灯具ユニット及び第2灯具ユニットのそれぞれが光を出射することで生じる熱が第1ヒートシンクと第2ヒートシンクとの間で熱が効率よく伝導し得る。
また、前記第1灯具ユニットは、前記第1光を車両の前方に投影する第1レンズユニットと、第2所定方向に延在し第1レンズユニットが配置される第1ベースプレートを含む第1ヒートシンクと、を含み、前記第1レンズユニットは、第1投影レンズと、前記第1固定部を含み、前記第1投影レンズを保持し、前記第1ベースプレートの正面に配置される第1ホルダと、を含み、前記第2灯具ユニットは、前記第2光を車両の前方に投影する第2投影レンズと、前記第2固定部を含み、前記第2投影レンズを保持する第2ホルダと、を含み、前記第1固定部及び前記第2固定部のそれぞれには、ねじが貫通するねじ孔が設けられ、前記第2固定部は、前記第2固定部の前記ねじ孔を貫通する前記ねじで前記第1固定部に固定され、前記第1固定部は、前記第1固定部及び前記第2固定部のそれぞれの前記ねじ孔を貫通する前記ねじで前記第1ベースプレートに固定されてもよい。
この構成では、第1ホルダの第1固定部を第1ベースプレートに固定するねじで第2ホルダの第2固定部を第1固定部に固定するため、第1固定部及び第2固定部のそれぞれを別々のねじで固定する場合に比べて、ねじの本数を少なくし得る。また、第2固定部を第1固定部に固定するため、第1投影レンズを保持する第1ホルダに対する第2投影レンズを保持する第2ホルダのずれが抑制され、第1投影レンズ及び第2投影レンズのそれぞれから出射する光の配光パターンの相対的なずれが抑制され得る。
この場合、前記第1ホルダと前記第2ホルダとは、金属で構成され、前記第1固定部と前記第2固定部とを介して互いに導通してもよい。
この構成によれば、第1固定部と第2固定部との間を行き来し得る自由電子により、第1灯具ユニット及び第2灯具ユニットのそれぞれが光を出射することで生じる熱が第1ホルダと第2ホルダとの間で効率よく伝導し得る。
以上のように本発明によれば、複数の灯具ユニットのそれぞれからの光の配光パターンの相対的なずれを抑制し得る車両用前照灯を提供できる。
本発明の実施形態における車両用前照灯の概略図である。 左斜め前方から視る場合の第1灯具ユニットの分解斜視図である。 上方から視る場合の第1灯具ユニットの分解斜視図である。 第1灯具ユニットの斜視図である。 左斜め前方から視る場合の第2灯具ユニットの分解斜視図である。 上方から視る場合の第2灯具ユニットの分解斜視図である。 第1灯具ユニットへの第2灯具ユニットの取り付けを説明する図である。 第2灯具ユニットが取り付けられた第1灯具ユニットの後面図である。 ブラケットへの第2灯具ユニットが取り付けられた第1灯具ユニットの取り付けを説明する図である。 変形例における車両用前照灯の概略図である。 変形例における第1灯具ユニットへの第2灯具ユニットの取り付けを説明する図である。
以下、本発明に係る車両用前照灯を実施するための形態が添付図面と共に例示される。以下に例示する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良することができる。なお、以下で参照する図面では、理解を容易にするために、各部材の寸法を変えて示す場合がある。また、図面では、見易さのため、同様の構成要素については一部にのみ参照符号が付され、一部参照符号が省略される場合がある。
図1は、本実施形態における車両用前照灯の概略斜視図である。車両用前照灯1は一般的に車両の前方の左右方向のそれぞれに備えられるものであり、左右の車両用前照灯1は左右方向に概ね対称の構成とされる。このため、本実施形態では、左側の車両用前照灯1について説明する。なお、本明細書において「右」とは車両の前進方向において右側を意味し、「左」とは当該前進方向において左側を意味する。本実施形態の車両は、自動車である。
車両用前照灯1は、第1光を出射する第1灯具ユニット1Aと、第1灯具ユニット1Aからの第1光の配光パターンとは別の配光パターンの第2光を出射する第2灯具ユニット1Bと、ブラケット1Cとを備える。第1光は、ロービームの配光パターンの光とロービームの配光パターンに付加されてハイビームの配光パターンを形成する付加配光パターンの光との少なくとも一方の光である。本実施形態では、第1光をロービームの配光パターンの光として説明する。第2光は、ロービームの配光パターンの隣に投影される配光パターンの光である。以下では、この配光パターンを拡大配光パターンと呼ぶことがある。拡大配光パターンの一部はロービームの配光パターンに重なり、他の一部はロービームの配光パターンに重ならない。なお、人間の視覚的に、拡大配光パターンは、ロービームの配光パターンに重ならずロービームの配光パターンに接してもよい。拡大配光パターンは、ロービームの配光パターンのカットオフラインと同じ高さの位置またはカットオフラインよりも低い位置に位置する。配光パターンとは、車両の例えば25m前方の仮想鉛直スクリーン上に形成される光の像の形状及び当該像における光の強度分布の双方を意味する。
第2灯具ユニット1Bは、第1灯具ユニット1Aの左隣に位置し、第1灯具ユニット1Aに取り付けられている。第2灯具ユニット1Bが取り付けられた第1灯具ユニット1Aは、ブラケット1Cに取り付けられている。第1灯具ユニット1Aへの第2灯具ユニット1Bの取付け及びブラケット1Cへの第1灯具ユニット1Aの取付けについては、後述する。第1灯具ユニット1A、第2灯具ユニット1B、及びブラケット1Cは不図示の筐体に収容され、第1光及び第2光は筐体の前面を透過する。
図2は左斜め前方から視る場合の第1灯具ユニット1Aの分解斜視図であり、図3は上方から視る場合の第1灯具ユニット1Aの分解斜視図であり、図4は第1灯具ユニット1Aの斜視図である。
第1灯具ユニット1Aは、第1ヒートシンク100、第1光源ユニット300、リフレクタ400、及び第1レンズユニット500を備える。
第1ヒートシンク100は、概ね鉛直方向に延在する板状部材である第1ベースプレート101と、一対のヒートシンク111,121とを備える。一対のヒートシンク111,121において、一方のヒートシンクである下側ヒートシンク111は第1ベースプレート101の後面に配置され、他方のヒートシンクである上側ヒートシンク121は下側ヒートシンク111の上方に設けられる。第1ベースプレート101、下側ヒートシンク111、及び上側ヒートシンク121のそれぞれの材料としては、アルミニウム等の金属が挙げられる。
第1ベースプレート101には第1ベースプレート101を前後方向に貫通する開口103が設けられ、開口103は第1光源ユニット300から出射する第1光の光路上に位置する。開口103の外形は、左右に長い矩形状である。第1ベースプレート101の正面には第1レンズユニット500が配置され、第1ベースプレート101の第1レンズユニット500側とは反対側の後面には下側ヒートシンク111が配置される。
下側ヒートシンク111は、一方のベースプレートである下側ベースプレート113及び複数の下側放熱フィン114を備える。
下側ベースプレート113は、概ね水平方向に延在する板状部材である。本例では、水平方向が第1所定方向であり、鉛直方向が第2所定方向である。下側ベースプレート113は、上下方向において第1ベースプレート101の開口103の下縁と概ね同じ位置に位置する。下側ベースプレート113の下側の主面である下面には、複数の下側放熱フィン114が設けられている。下側ベースプレート113及び下側放熱フィン114は、第1ベースプレート101の裏面に接触している。
複数の下側放熱フィン114は、下側ベースプレート113と一体であり、互いに間隔をあけて並列され、下方及び前後方向に延在している。図2、図3、及び図4では、最も左側の下側放熱フィン114が図示され、他の下側放熱フィン114は最も左側の下側放熱フィン114及び第1ベースプレート101に隠れて図示されていない。
下側ベースプレート113の上側の主面である上面には、第1光源ユニット300の後述する基板301が配置される。また、下側ベースプレート113の上面には、左右方向において互いに離間している一対の取り付けボス116が立設している。第1ベースプレート101の開口103から視る場合に、基板301は開口103に重なるように配置され、取り付けボス116は開口103に重ならないように開口103の左右のそれぞれに設けられている。図4に示すように、第1灯具ユニット1Aが組み立てられた際、取り付けボス116には、リフレクタ400の後述する固定部406を挟んで上側ヒートシンク121の後述する固定部126がねじ61によってねじ止めされる。
上側ヒートシンク121は、他方のベースプレートである上側ベースプレート123、複数の上側放熱フィン124、脚部125、及び固定部126を備える。
上側ベースプレート123は、前方から後方に向かって上方に傾斜して延在する板状部材である。上側ベースプレート123の左右の両端には、下方に向かって延在する脚部125が設けられている。図2、図3、及び図4では、右側の脚部125は、上側放熱フィン124に隠れて図示されていない。脚部125は上側ベースプレート123と一体であり、脚部125の上側ベースプレート123とは反対側には平板状の固定部126が連結されている。左側の固定部126は左側の脚部125と一体で当該脚部125から左側に第1所定方向である水平方向に延在し、右側の固定部126は右側の脚部125と一体で当該脚部125から右側に水平方向に延在している。それぞれの固定部126には、取り付けボス116に対応する位置にねじ孔127が設けられている。図4に示すように、第1灯具ユニット1Aが組み立てられた際、固定部126はリフレクタ400の固定部406に配置され、固定部406は取り付けボス116に配置される。
上側ベースプレート123の上側の主面である上面には、複数の上側放熱フィン124が設けられている。複数の上側放熱フィン124は、上側ベースプレート123と一体であり、互いに間隔をあけて並列され、上方及び前後方向に延在している。上側ベースプレート123及び上側放熱フィン124は、第1ベースプレート101の裏面に接触している。また、下側ベースプレート113の下側の主面である下面には、第1光源ユニット300の後述する基板305が配置される。
第1光源ユニット300は、下側ベースプレート113の上面に配置される基板301、基板301に搭載される第1光源303、上側ベースプレート123の下面に配置される基板305、及び基板305に搭載される第1光源307を備える。第1光源307は、基板305において上側ベースプレート123とは反対側の面に搭載されるため、図2では破線で示している。
本実施形態では、第1光源303,307のそれぞれは3つである例を示しているが、第1光源303,307のそれぞれは少なくとも1つであればよい。3つの第1光源303及び3つの第1光源307は、それぞれ左右方向に並んでいる。第1光源303は第1光を上方に向かって出射し、第1光源307は第1光を下方に向かって出射する。第1光源303,307は、例えば、LED(Light Emitting Diode)から構成される。
リフレクタ400は、上下方向において、下側ベースプレート113と上側ベースプレート123との間に位置する。リフレクタ400は、第1光源303,307のそれぞれの出射面を個別に覆う凹状の反射面401を備える。本実施形態では第1光源303,307は合計6つであるため、反射面401も合計6つである。反射面401は、第1光源303,307のそれぞれからの光を透過せずに反射する。反射面401は回転楕円曲面を基調とし、楕円曲面の第1焦点の位置或いはその近傍の位置には第1光源303,307が配置されている。第1光源303,307のそれぞれから出射する光の少なくとも一部は、反射面401によって開口103を通じて第1レンズユニット500へ反射される。
リフレクタ400の左右の側面には、平板状の固定部406が立設されている。固定部406の材料としては、金属が挙げられる。固定部406は概ね水平方向に延在しており、固定部406には取り付けボス116に対応する位置にねじ孔407が設けられている。図4に示すように、第1灯具ユニット1Aが組み立てられた際、固定部406は取り付けボス116に配置され、リフレクタ400は下側ベースプレート113の上面から離間する。また、固定部406には固定部126が配置されて、上側ベースプレート123と脚部125とはリフレクタ400の左右側方及び上方を囲う。この状態で、ねじ61がねじ孔127,407を貫通して取り付けボス116にねじ止めされる。これにより、上側ヒートシンク121及びリフレクタ400は、下側ヒートシンク111に固定される。つまり、上側ヒートシンク121及びリフレクタ400は、ねじ61で下側ヒートシンク111に共締めされる。また、第1灯具ユニット1Aが組み立てられた際、上側放熱フィン124、上側ベースプレート123、脚部125、固定部126、固定部406、取り付けボス116、下側ベースプレート113、下側放熱フィン114、及び第1ベースプレート101は、互いに導通する。ただし、後述のように、固定部406には、第2灯具ユニット1Bが固定される。
第1レンズユニット500は、第1光を車両の前方に投影する第1投影レンズ501及び第1投影レンズ501を保持する第1ホルダ503を備える。第1投影レンズ501の材料としては樹脂が挙げられ、第1ホルダ503の材料としては金属が挙げられる。
第1投影レンズ501は、凸レンズである。本実施形態では、第1投影レンズ501の後方焦点がリフレクタ400の反射面401の第2焦点或いはその近傍に位置するように第1投影レンズ501が配置されている。つまり、第1灯具ユニット1Aは、PES(Projector Ellipsoid System)型の灯具ユニットである。
第1ホルダ503は、前後方向に延在する筒状の部材である。第1ホルダ503及び第1ホルダ503の開口のそれぞれの外形は、左右に長い矩形状である。第1ホルダ503の前面の上側と下側とには突起503aが設けられている。突起503aは、左右の中央に位置する。また、左右方向において、上下の突起503aのそれぞれの両側には、突起503bが設けられている。第1投影レンズ501には、突起503aが係合する孔501aが設けられている。第1灯具ユニット1Aが組み立てられた際、突起503aが孔501aに個別に係合し、突起503bは第1投影レンズ501の外周縁の後面に当接する。
第1ホルダ503は、平板状の固定部507を含む。固定部507は、第1ホルダ503の外周の上面及び下面のそれぞれに立設されている。固定部507の材料としては、金属が挙げられる。本実施形態では、固定部507は4つである例を示しているが、固定部507は少なくとも1つであればよい。4つのうちの2つの固定部507は、上面において左右の両端に位置する。残りの2つの固定部507は、下面において左右の両端に位置する。それぞれの固定部507にはねじ孔509が設けられ、第1ベースプレート101のねじ孔509に対応する位置にはねじ孔109が設けられている。図4に示すように、ねじ孔509にはねじ63が貫通して、このねじ63はねじ孔109にねじ止めされる。これにより、第1レンズユニット500は、第1ベースプレート101の正面に固定される。このとき、第1ホルダ503は、第1ベースプレート101に導通する。
図5は左斜め前方から視る場合の第2灯具ユニット1Bの分解斜視図であり、図6は上方から視る場合の第2灯具ユニット1Bの分解斜視図である。
第2灯具ユニット1Bは、第2ヒートシンク600、第2光源ユニット700、及び第2レンズユニット800を備える。
第2ヒートシンク600は、第2ベースプレート603、複数の第2放熱フィン604、及び固定部606を備える。第2ベースプレート603及び第2放熱フィン604の材料としては、金属が挙げられる。
第2ベースプレート603は、概ね第2所定方向である鉛直方向に延在する板状部材である。第2ベースプレート603は、上下に長い矩形状であり、左右において第1ベースプレート101よりも短い。
複数の第2放熱フィン604は、第2ベースプレート603の裏面に設けられている。複数の第2放熱フィン604は、第2ベースプレート603と一体であり、互いに間隔をあけて並列され、前後方向に延在している。
複数の第2放熱フィン604のうちの第1灯具ユニット1A側に位置する第2放熱フィン604は、前後方向において他の第2放熱フィン604よりも短い。本実施形態では、この短い第2放熱フィン604は、第1灯具ユニット1Aに最も近い右から1番目の第2放熱フィン604と、当該第2放熱フィン604に並列された右から2番目の第2放熱フィン604との2つの第2放熱フィン604である例を示している。これら第2放熱フィン604の後端には、平板状の固定部606が連結されている。
固定部606は、概ね水平方向に延在し、右から3番目の第2放熱フィン604の側面にも連結されている。固定部606の材料としては、金属が挙げられる。固定部606は、詳細については後述するが、上側ヒートシンク121の左側の固定部126に配置される。本実施形態では、以下にて、固定部126を第1固定部と呼び、固定部606を第2固定部と呼ぶ場合がある。固定部606の取り付けボス116に対応する位置には、ねじ孔607が設けられている。
第2光源ユニット700は、基板701及び基板701に搭載される第2光源703を備える。
基板701は、第2ベースプレート603の第2放熱フィン604側とは反対側の正面に配置される。第2ベースプレート603の形状は、正面視において、上下に長い矩形状である。
本実施形態では、第2光源703は2つである例を示しているが、第2光源703は少なくとも1つであればよい。2つの第2光源703は、それぞれ上下方向に並んでいる。第2光源703は、第2光を前方に向かって出射する。第2光源703は、例えば、LEDから構成される。
第2レンズユニット800は、第2光を車両の前方に投影する凸レンズである第2投影レンズ801及び第2投影レンズ801を保持する第2ホルダ803を備える。第2投影レンズ801の材料としては樹脂が挙げられ、第2ホルダ803の材料としては金属が挙げられる。
第2ホルダ803は、前後方向に延在する筒状の部材である。第2ホルダ803及び第2ホルダ803の開口のそれぞれの外形は、上下に長い矩形状である。第2ホルダ803の前面には、第2投影レンズ801が配置される。
第2ホルダ803の外周の上面及び下面には、平板状の固定部807が立設されている。それぞれの固定部807にはねじ孔809が設けられ、第2ベースプレート603のねじ孔809に対応する位置にはねじ孔609が設けられている。図1に示すように第2レンズユニット800が組み立てられる際、ねじ65がねじ孔809を貫通してねじ孔609にねじ止めされる。これにより、第2ホルダ803は、基板701を囲うように第2ベースプレート603の正面に固定され、第2レンズユニット800が組み立てられる。このとき、第2ホルダ803は、第2ベースプレート603に導通する。
第2ホルダ803の内周面の少なくとも一部には、金属蒸着などによる反射面が設けられている。反射面は、第2光源703からの第2光の少なくとも一部を前方に向けて反射する。従って、第2ホルダ803は、リフレクタでもある。第2光源703から出射する第2光の少なくとも一部は、反射面によって第2ホルダ803の開口を通じて第2投影レンズ801へ反射される。なお、第2光は、反射面に進行せずに第2投影レンズ801に直接進行してもよい。
次に、第1灯具ユニット1Aへの第2灯具ユニット1Bの取り付けについて説明する。図7は、第1灯具ユニット1Aへの第2灯具ユニット1Bの取り付けを説明する図である。
第1灯具ユニット1Aにおいて、取り付けボス116にはリフレクタ400の固定部406が配置され、固定部406には上側ベースプレート123の固定部126が配置されている。また、右側の固定部126において、右側の固定部126のねじ孔127及び右側の固定部406のねじ孔407にはねじ61が貫通し、このねじ61は右側の取り付けボス116にねじ止めされる。
左側の固定部126には、第2灯具ユニット1Bの固定部606が配置される。固定部606のねじ孔607、左側の固定部126のねじ孔127、及び左側の固定部406のねじ孔407にはねじ61が貫通し、このねじ61は左側の取り付けボス116にねじ止めされる。これにより、第2固定部である固定部606は第1固定部である固定部126に、この固定部126は固定部406に、この固定部406は取り付けボス116にそれぞれ固定され、図1に示すように第2灯具ユニット1Bは第1灯具ユニット1Aに取り付けられる。第2灯具ユニット1Bが第1灯具ユニット1Aに取り付けられる際、第2ヒートシンク600は、上側ヒートシンク121及びリフレクタ400を下側ヒートシンク111に固定するねじ61で上側ヒートシンク121に共締めされる。第2灯具ユニット1Bが第1灯具ユニット1Aに取り付けられた際、固定部126と固定部606とが互いに導通する。これにより、上側ヒートシンク121、固定部406、下側ヒートシンク111、第1ベースプレート101、第1ホルダ503、第2ホルダ803、及び第2ヒートシンク600は、互いに導通する。
図1に示すように、第2灯具ユニット1Bが第1灯具ユニット1Aに取り付けられると、第2レンズユニット800の第2ホルダ803は、第1レンズユニット500の第1ホルダ503の左側面に隣接する。また、前後方向において第2ホルダ803の正面は第1ホルダ503の正面と概ね同じ位置に位置するが、第2ホルダ803は第1ホルダ503よりも後方に延在しており、第2ベースプレート603は第1ベースプレート101よりも後方に位置する。
次に、ブラケット1Cへの第2灯具ユニット1Bが取り付けられた第1灯具ユニット1Aの取り付けについて説明する。図8は第2灯具ユニット1Bが取り付けられた第1灯具ユニット1Aの後面図であり、図9はブラケット1Cへの第2灯具ユニット1Bが取り付けられた第1灯具ユニット1Aの取り付けを説明する図である。
第1灯具ユニット1Aにおいて、下側放熱フィン114と上側放熱フィン124とのそれぞれには、取り付けボス901が設けられている。本実施形態では、2つの取り付けボス901が下側放熱フィン114に設けられ、1つの取り付けボス901が上側放熱フィン124に設けられている例を示している。なお、下側放熱フィン114と上側放熱フィン124とのそれぞれに設けられる取り付けボス901の数は、特に限定されず、下側放熱フィン114と上側放熱フィン124との少なくとも一方に、取り付けボス901が設けられていればよい。
下側放熱フィン114側の取り付けボス901は、下側放熱フィン114の間に設けられており、隣り合う下側放熱フィン114に連結されている。取り付けボス901は、前後方向に延在し、前後方向において下側放熱フィン114から突出せずに設けられている。
上側放熱フィン124側の取り付けボス901は、上側放熱フィン124の間に設けられており、隣り合う上側放熱フィン124及び上側ベースプレート123の上面に連結されている。取り付けボス901は、前後方向に延在し、前後方向において上側放熱フィン124から突出せずに設けられている。
ブラケット1Cの取り付けボス901に対応する位置には、ねじ孔67が設けられている。それぞれのねじ孔67にはねじ69が貫通し、このねじ69は取り付けボス901に個別にねじ止めされる。これにより、図1に示すように、第2灯具ユニット1Bが取り付けられている第1灯具ユニット1Aは、ブラケット1Cに取り付けられる。このとき、第1灯具ユニット1Aの下側ベースプレート113、下側放熱フィン114、上側ベースプレート123、上側放熱フィン124、及び取り付けボス901は、ブラケット1Cに接触している。また、第2灯具ユニット1Bの第2ベースプレート603及び第2放熱フィン604は、ブラケット1Cから離間している。
本実施形態では、第2灯具ユニット1Bが取り付けられた第1灯具ユニット1Aがブラケット1Cに取り付けられるため、ブラケット1Cが歪んだとしても、歪みによる第1灯具ユニット1Aに対する第2灯具ユニット1Bのずれが抑制される。
以上説明したように、車両用前照灯1は、第1固定部である固定部126を含む第1灯具ユニット1Aと、固定部126に固定される第2固定部である固定部606を含む第2灯具ユニット1Bと、第1灯具ユニット1Aが取り付けられるブラケット1Cと、を備える。
この車両用前照灯1では、固定部606が固定部126に固定されることで第2灯具ユニット1Bが第1灯具ユニット1Aに取り付けられ、第2灯具ユニット1Bが取り付けられた第1灯具ユニット1Aがブラケット1Cに取り付けられる。このため、ブラケット1Cが歪んだとしても、歪みによる第1灯具ユニット1Aに対する第2灯具ユニット1Bのずれを抑制し得る。従って、第1灯具ユニット1A及び第2灯具ユニット1Bのそれぞれからの光の配光パターンの相対的なずれを抑制し得る。
また、固定部606は、固定部606のねじ孔607を貫通するねじ61で固定部126に固定され、固定部126は、固定部126及び固定部606のそれぞれのねじ孔127,607を貫通するねじ61で下側ベースプレート113に固定される。
この構成では、上側ヒートシンク121の固定部126を下側ヒートシンク111に固定するねじ61で第2ヒートシンク600の固定部606を固定部126に固定するため、固定部126及び固定部606のそれぞれを別々のねじで固定する場合に比べて、ねじ61の本数を少なくし得る。また、固定部126を含む第1ヒートシンク100及び固定部606を含む第2ヒートシンク600は放熱し易くするために金属で構成される。このため、固定部126及び固定部606が樹脂で構成される場合に比べて、ねじ61による固定の際に、固定部606から固定部126にかかる応力により固定部126が変形してしまうことが抑制され得る。これにより、固定部126の変形によって第2灯具ユニット1Bが第1灯具ユニット1Aに対してずれてしまうことを抑制し得る。なお、第2灯具ユニット1Bが第1灯具ユニット1Aに取り付けられるのであれば、固定部606はねじ61で固定部126に固定されず、固定部126はねじ61で下側ベースプレート113に固定されなくてもよい。
また、第1ヒートシンク100と第2ヒートシンク600とは、固定部126と固定部606とを介して互いに導通する。
この構成によれば、固定部126と固定部606との間を行き来し得る自由電子により、第1灯具ユニット1A及び第2灯具ユニット1Bのそれぞれが光を出射することで生じる熱が第1ヒートシンク100と第2ヒートシンク600との間で効率よく伝導し得る。これにより、第1灯具ユニット1Aが第1光を出射した際に生じる熱は、第1ヒートシンク100から第2ヒートシンク600に伝導して第2ヒートシンク600からも放熱し得る。また、第2灯具ユニット1Bが第2光を出射した際に生じる熱は、第2ヒートシンク600から第1ヒートシンク100に伝導して第1ヒートシンク100からも放熱し得る。なお、金属で構成される固定部126と固定部606とを導通させる場合、固定部126に固定部606をはんだ付けしてもよい。また、固定部126と固定部606とが互いに導通しなくてもよい。
また、第2レンズユニット800の第2ホルダ803は、第1レンズユニット500の第1ホルダ503の左側面に隣接する。これにより、第1ホルダ503に対する第2ホルダ803の回転が抑制され得る。
なお、第1灯具ユニット1Aへの第2灯具ユニット1Bの取り付けにおいて、本実施形態では、第1固定部である固定部126に第2固定部である固定部606が固定されている。また、本実施形態では、第2ベースプレート603は上側ヒートシンク121及びリフレクタ400を下側ヒートシンク111に固定するねじ61で上側ヒートシンク121に共締めされている。しかし、第1固定部及び第2固定部のそれぞれは、固定部126,606に限定されず、第1灯具ユニット1Aへの第2灯具ユニット1Bの取り付けは、ねじ61を用いる共締めに限定される必要はない。そこで、変形例を用いて以下に説明する。
図10は本変形例における車両用前照灯1の概略図であり、図11は本変形例における第1灯具ユニット1Aへの第2灯具ユニット1Bの取り付けを説明する図である。本変形例では、第2灯具ユニット1Bの第2ホルダ803の構成、第1固定部、及び第2固定部が実施形態とは異なる。
本変形例の第2ホルダ803は、平板状の脚部815及び第2固定部である平板状の固定部817を含む。脚部815及び固定部817は、第2ホルダ803の上下のそれぞれに設けられている。脚部815及び固定部817の材料としては、金属が挙げられる。
脚部815は、前後方向に延在しており、固定部807の右端と第2ホルダ803の右端とに連結されている。脚部815の前端には、固定部817が連結されている。固定部817は、脚部815と一体であり、前端から右方向に延在している。それぞれの固定部817には、ねじ孔819が設けられている。
第2灯具ユニット1Bが第1灯具ユニット1Aに取り付けられる際、上側の固定部817は本変形例における第1固定部である左上の固定部507に配置され、下側の固定部817は本変形例における左下の固定部507に配置される。このとき、ねじ63が、上側の固定部817のねじ孔819及び左上の固定部507のねじ孔509を貫通し、第1ベースプレート101の左上のねじ孔109にねじ止めされる。また、別のねじ63が、下側の固定部817のねじ孔819及び左下の固定部507のねじ孔509を貫通し、第1ベースプレート101の左下のねじ孔109にねじ止めされる。これにより、第2灯具ユニット1Bは、第1灯具ユニット1Aに取り付けられる。第2灯具ユニット1Bが第1灯具ユニット1Aに取り付けられる際、第2ホルダ803は、第1ホルダ503を第1ベースプレート101に固定するねじ63で第1ホルダ503に共締めされる。第2灯具ユニット1Bが第1灯具ユニット1Aに取り付けられた際、固定部507と固定部817とは、互いに導通する。これにより、上側ヒートシンク121、固定部406、下側ヒートシンク111、第1ベースプレート101、第1ホルダ503、第2ホルダ803、第2ヒートシンク600は、互いに導通する。また、本変形例においても、第2レンズユニット800の第2ホルダ803は、第1レンズユニット500の第1ホルダ503の左側面に隣接する。
以上説明したように、本変形例の第2固定部である固定部817は、固定部817のねじ孔819を貫通するねじ63で第1固定部である固定部507に固定され、固定部507は、固定部507及び固定部817のそれぞれのねじ孔509,819を貫通するねじ63で第1ベースプレート101に固定される。
この構成では、第1ホルダ503の固定部507を第1ベースプレート101に固定するねじ63で第2ホルダ803の固定部817を固定部507に固定するため、固定部507及び固定部817のそれぞれを別々のねじで固定する場合に比べて、ねじ63の本数を少なくし得る。また、固定部817を固定部507に固定するため、第1投影レンズ501を保持する第1ホルダ503に対する第2投影レンズ801を保持する第2ホルダ803のずれが抑制され、第1投影レンズ501及び第2投影レンズ801のそれぞれから出射する光の配光パターンの相対的なずれが抑制され得る。
また、第1ホルダ503及び第2ホルダ803は、金属で構成され、第2灯具ユニット1Bが第1灯具ユニット1Aに取り付けられることで、固定部507と固定部817とを介して互いに導通する。
この構成によれば、固定部507と固定部817の間を行き来し得る自由電子により、第1灯具ユニット1A及び第2灯具ユニット1Bのそれぞれが光を出射することで生じる熱が第1ホルダ503と第2ホルダ803との間で効率よく伝導し得る。これにより、第1灯具ユニット1Aが第1光を出射した際に生じる熱は、第1ホルダ503から第2ホルダ803を経由して第2ヒートシンク600に伝導して第2ホルダ803及び第2ヒートシンク600からも放熱し得る。また、第2灯具ユニット1Bが第2光を出射した際に生じる熱は、第2ホルダ803から第1ホルダ503を経由して第1ヒートシンク100に伝導して第1ホルダ503及び第1ヒートシンク100からも放熱し得る。なお、金属で構成される固定部507と固定部817とを導通させる場合、固定部507に固定部817をはんだ付けしてもよい。また、固定部507と固定部817とが互いに導通しなくてもよい。
以上、本発明について、上記実施形態及び変形例を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
第1灯具ユニット1Aが第1光としてロービームの配光パターンの光と付加配光パターンの光との両方を出射する場合、第1光源303及び第1光源307の一方がロービームの光を出射し、第1光源303及び第1光源307の他方が付加配光パターンの光を出射すればよい。
上記実施形態では、固定部606、固定部126、固定部406、及び取り付けボス116のそれぞれの間には、熱伝導性グリス等の伝熱流動部材が設けられていてもよい。それぞれにおいて、互いに向かい合う面には、微細な凹凸が形成されている場合がある。しかし、この車両用前照灯1によれば、凹凸が形成されても、伝熱流動部材が当該凹凸を埋めることができ、当該伝熱流動部材によって熱を互いに向かい合う部材同士で伝え易くし得る。また、本変形例においては、固定部817及び固定部507の間に、伝熱流動部材が設けられていてもよい。
上記実施形態では、左側の固定部126の上面に突起が設けられ、固定部606の下面には突起がはまる窪みが設けられていてもよい。突起が窪みに嵌まると、固定部126のねじ孔127が固定部606のねじ孔607に重なる。これにより、ねじ61を固定部606及び固定部126に挿入させ易くし得る。また、突起が窪みに嵌まることで、固定部126に対する固定部126のずれを抑制し得る。なお、固定部126の上面に窪みが設けられ、固定部606の下面に突起が設けられていてもよい。固定部126と固定部606を用いて説明したが、固定部126と固定部406とにおいても、また、変形例における固定部817及び固定部507とにおいても、上記のように突起と窪みが設けられていてもよい。
上記実施形態では、左側の固定部406、左側の固定部126、及び固定部606の順で重なっているが、これらが共締めされるのであれば、重なる順番は特に限定されない。例えば、左側の固定部406、固定部606、及び左側の固定部126の順で重なってもよい。この場合、右側の取り付けボス116、右側の固定部406、及び右側の固定部126において、右側の固定部406及び右側の固定部126の間には、上下方向における固定部606の厚み分だけ隙間が設けられる。このため、この隙間を埋める部材が設けられていればよい。この部材は例えば板状部材であり、部材にはねじ61が挿通するねじ孔が設けられている。この部材により、右側の固定部406及び右側の固定部126におけるがたつきを抑制し得る。
本変形例では、左上側の固定部507及び上側の固定部817の順と、左下側の固定部507及び下側の固定部817の順とで重なっているが、これらが共締めされるのであれば、重なる順番は特に限定されない。例えば、上側の固定部817及び左上側の固定部507の順と、下側の固定部817及び左下側の固定部507の順とでそれぞれ重なってもよい。この場合、右上側の固定部507及び第1ベースプレート101の間と、右下側の固定部507及び第1ベースプレート101の間とには、前後方向における固定部817の厚み分だけ隙間が設けられる。このため、この隙間を埋める部材が設けられていればよい。この部材は例えば板状部材であり、部材にはねじ63が挿通するねじ孔が設けられている。この部材により、第1ホルダ503におけるがたつきを抑制し得る。
上記実施形態では、第1ホルダ503及び第2ホルダ803のそれぞれの材料は、樹脂であってもよい。固定部507は4つである例を示しているが、3つであってもよい。この場合、3つのうちの1つの固定部507は上面において左右の中央に位置し、残りの2つの固定部507は実施形態と同様に下面において左右の両端に位置する。
リフレクタ400は、下側ベースプレート113に離間せずに配置されてもよい。取り付けボス116が設けられておらず、ねじ61がねじ孔127,407を貫通して下側ベースプレート113にねじ止めされていてもよい。
第1灯具ユニット1Aは、PES型の灯具ユニットでなくてもよい。
また、第1所定方向は水平方向に限らず、第2所定方向は鉛直方向に限らない。
本発明によれば、複数の灯具ユニットのそれぞれからの光の配光パターンの相対的なずれを抑制し得る車両用前照灯が提供され、自動車等の車両用前照灯などの分野において利用可能である。
1・・・車両用前照灯
1A・・・第1灯具ユニット
1B・・・第2灯具ユニット
1C・・・ブラケット
126、507・・・第1固定部
606、817・・・第2固定部

Claims (5)

  1. 第1固定部を含み、ロービームの配光パターンの光とロービームの配光パターンに付加されてハイビームの配光パターンを形成する付加配光パターンの光との少なくとも一方の光となる第1光を出射する第1灯具ユニットと、
    前記第1固定部に固定される第2固定部を含み、前記第1光の配光パターンとは別の配光パターンの第2光を出射する第2灯具ユニットと、
    前記第1灯具ユニットが取り付けられるブラケットと、
    を備えることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記第1灯具ユニットは、一対のヒートシンクを含む第1ヒートシンクを備え、
    一方の前記ヒートシンクは、第1所定方向に延在する一方のベースプレートを含み、
    他方の前記ヒートシンクは、前記一方のベースプレートの一方の主面に配置される他方のベースプレートと、前記他方のベースプレートに設けられる前記第1固定部とを含み、
    前記第2灯具ユニットは、前記第2固定部を含む第2ヒートシンクを備え、
    前記第1固定部及び前記第2固定部のそれぞれには、ねじが貫通するねじ孔が設けられ、
    前記第2固定部は、前記第2固定部の前記ねじ孔を貫通する前記ねじで前記第1固定部に固定され、
    前記第1固定部は、前記第1固定部及び前記第2固定部のそれぞれの前記ねじ孔を貫通する前記ねじで前記一方のベースプレートに固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記第1ヒートシンクと前記第2ヒートシンクとは、前記第1固定部と前記第2固定部とを介して互いに導通する
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記第1灯具ユニットは、
    前記第1光を車両の前方に投影する第1レンズユニットと、
    第2所定方向に延在し第1レンズユニットが配置される第1ベースプレートを含む第1ヒートシンクと、
    を含み、
    前記第1レンズユニットは、第1投影レンズと、前記第1固定部を含み、前記第1投影レンズを保持し、前記第1ベースプレートの正面に配置される第1ホルダと、を含み、
    前記第2灯具ユニットは、前記第2光を車両の前方に投影する第2投影レンズと、前記第2固定部を含み、前記第2投影レンズを保持する第2ホルダと、
    を含み、
    前記第1固定部及び前記第2固定部のそれぞれには、ねじが貫通するねじ孔が設けられ、
    前記第2固定部は、前記第2固定部の前記ねじ孔を貫通する前記ねじで前記第1固定部に固定され、
    前記第1固定部は、前記第1固定部及び前記第2固定部のそれぞれの前記ねじ孔を貫通する前記ねじで前記第1ベースプレートに固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  5. 前記第1ホルダと前記第2ホルダとは、金属で構成され、前記第1固定部と前記第2固定部とを介して互いに導通する
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用前照灯。
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