JP2024070093A - 通信媒体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】離型フィルムの収縮を抑制して積層体の歪を抑制できる通信媒体の製造方法を提供する。【解決手段】離型フィルムを予め加熱し収縮させる予備収縮工程と、ICチップを有するICインレットを挟む一対のコアシートを配置し、さらに前記コアシートの外側に一対の外装シートを配置することで積層体を形成する積層工程と、前記積層体を、前記離型フィルムを介して一対の金属板によって挟み熱ラミネートプレスするラミネート工程と、を有する、通信媒体の製造方法。【選択図】図3

Description

本発明は、通信媒体の製造方法に関する。
近年、非接触通信媒体は、銀行カード、キャッシュカード、IDカード、旅券などでICチップを用いたICカード、およびIC冊子が普及している。このような、非接触通信媒体は、ICチップ、およびアンテナコイルを有するインレットを樹脂製の外装シートで挟み込み熱ラミネートプレスして融着一体化することで製造される。熱ラミネートプレスでは、外装シートが熱プレス装置の金属板に貼りついたり、積層体の表面の印刷層が金属板に転写したりといった問題が生じる場合がある。特許文献1には、このような問題を解決するために、金属板と積層体との間に離型フィルムを介在させる技術が開示されている。
特開2009-113357号公報
特許文献1の製造方法を採用する場合において、熱プレス後の積層体に印刷歪みが生じるという問題があった。本発明者らは、これらの現象が、熱ラミネートプレス時に離型フィルムが収縮し離型フィルムとともに外装シートが変形することが原因であるとの知見を得た。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、離型フィルムの収縮を抑制して外装シートの変形を抑制できる通信媒体の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様の通信媒体の製造方法は、離型フィルムを予め加熱し収縮させる予備収縮工程と、ICチップを有するICインレットを挟む一対のコアシートを配置し、さらに前記コアシートの外側に一対の外装シートを配置することで積層体を形成する積層工程と、前記積層体を、前記離型フィルムを介して一対の金属板によって挟み熱ラミネートプレスするラミネート工程と、を有する。
本発明によれば、離型フィルムの収縮を抑制して外装シートの変形を抑制できる通信媒体を製造できる。
図1は、一実施形態の通信媒体の断面模式図である。 図2は、一実施形態の通信媒体の製造方法を示すフローチャートである。 図3は、一実施形態の通信媒体のラミネート工程を示す模式図である。 図4は、第3の試験において、離型フィルムの製造ロット毎に平均した外装シートの収縮率のグラフである。 図5は、第3の試験において、離型フィルムの製造ロット毎に平均したICインレット位置の収縮率のグラフである。
以下、図面を参照して一実施形態について詳細に説明する。
なお、以下の説明で参照する図面は、特徴部分を強調する目的で、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、同様の目的で、図面は、特徴とならない部分を省略して図示している場合がある。
<通信媒体>
図1は、本実施形態の通信媒体1の積層構造を示す断面模式図である。
本実施形態の通信媒体1は、カード型の非接触通信媒体である。しかしながら、通信媒体1は、柔軟性および可撓性を有する冊子型であってもよい。また、通信媒体1は、接触型ICモジュールを備えた接触型の通信媒体であってもよい。この場合、通信媒体1の表面には、接触型ICモジュールの外部端子が露出する。
通信媒体1は、ICインレット11と、一対のコアシート12と、一対の外装シート13と、を有する。ICインレット11は、シート状である。一対のコアシート12は、ICインレット11を厚さ方向から挟む。外装シート13は、コアシート12を介してICインレット11を厚さ方向から挟む。すなわち、通信媒体1は、ICインレット11を中心層として、表裏対象となる層構造を有する積層体1aからなる。なお、本実施形態の層構造は、一例であり、コアシート12と外装シート13との間にさらに中間シートを有していてもよい。1つの通信媒体1を構成する各部材は、一般には多面付けされている。個々の通信媒体1は、製造工程の最後の裁断工程で個別にカットされて完成する。
<ICインレット>
ICインレット11は、フィルム基材11aと、アンテナコイル11bと、ICチップ11cと、を有する。ICインレット11は、主に通信機能、および記録機能を有している。本実施形態のICインレット11は、非接触通信を可能とする。しかしながら、ICインレット11は、接触式通信機能を有する装置であってもよい。また、ICインレット11は、接触式通信機能と非接触式通信機能の両方を兼ね備えたデュアルインターフェースICモジュールであってもよい。ICインレット11が接触式通信機能を備える場合、ICインレット11は、JIS X6320-2(2009)で規定された外部端子を有する。
フィルム基材11aは、誘電体から形成されている。フィルム基材11aは、例えば、ポリエチレンナフタレート(PEN)又はポリエチレンテレフタラート共重合体(PET-G)等の絶縁性及び耐久性を備えた材料から形成されている。フィルム基材11aは、フィルム状の基材である。フィルム基材11aには、アンテナコイル11b、およびICチップ11cが実装される。
アンテナコイル11bは、リーダー/ライター等の外部読み書き装置のアンテナと電磁結合して無線通信を行うためのアンテナである。アンテナコイル11bは、フィルム基材11a上に設けられた導体から構成される。アンテナコイル11bは、フィルム基材11aに垂直な方向から見た平面視において、渦巻き状をなす。アンテナコイル11bは、無線通信により、信号の授受及び電力の受給を非接触状態で行う。
ICチップ11cは、フィルム基材11a上でアンテナコイル11bの経路上に配置される。ICチップ11cの両端子は、アンテナコイル11bに接続される。ICチップ11cは、導通されたアンテナコイル11bを介して無線通信処理を行い、外部読み書き装置との間で所定の信号の授受を行う。なお、本明細書において、「IC」とは、集積回路(integrated circuit)を意味する。
<コアシート>
コアシート12は、ICインレット11を保護するために設けられる。コアシート12としては、PVC(ポリ塩化ビニル)やPET-G(ポリエチレンテレフタラート共重合体)などのカードの基材として一般的な材料が用いられる。本実施形態の通信媒体1は、カード型であるためコアシート12は十分な剛性を有する。また、通信媒体1が冊子型の場合、柔軟性および可撓性を有するコアシート12を採用してもよい。
本実施形態において、コアシートの12かさ密度は、0.5g/cm以上、1.5g/cm以下であることが好ましい。このかさ密度であれば柔軟性を有しつつ、ICインレット11の保護が可能となる。また、コアシート12の厚さは、250μm以上、500μm以下であることが好ましい。この厚さの範囲であれば、ICインレット11の損傷を防ぎつつ十分な柔軟性を確保できる。
本実施形態において、一対のコアシート12のうち、フィルム基材11aに対してICチップ11cが設けられる側に配置される一方のコアシート12には、貫通孔12hが設けられる。貫通孔12hは、平面視においてICチップ11cと重なる位置に設けられる。ICチップ11cは、貫通孔12hの内部に配置される。これにより、コアシート12は、ICチップ11cを側方から保護する。
<外装シート>
外装シート13は、コアシート12の表面を保護するとともに、コアシート12の表面に意匠性を持たせるために設けられる。外装シート13の表面13aは、例えばマット面やグロス面とされる。また、外装シート13の表面13aには、絵柄や文字などを構成する印刷層が、一般的なオフセット印刷,シルクスクリーン印刷などの手法で形成される。さらに外装シート13の表面13aには、装飾や表示を目的とする保護層、金属蒸着層などの保護性および意匠性を高めるための層が設けられていてもよい。
外装シート13としては、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリ乳酸、ポリカプロラクタム、ポリ(3ヒドロキシブチレート-3ヒドロキシバリレート)、ポリビニルアルコール、トリアセチルセルロース、アクリロニトリルーブタジエン-スチレン(ABS)などの合成樹脂類、天然樹脂類、またはそれらの樹脂の変性樹脂などを単独または組合せた複合体、アロイ体、ブレンド体などを用いることができる。さらに、それらの樹脂に有機顔料、無機顔料、安定剤などの添加剤が加えられていても良く、また発泡処理を施したものや帯電防止処理、易接着処理、隠蔽層塗布などの各種処理が施されたものであっても良い。
<製造方法>
図2は、通信媒体1の製造方法を説明するフローチャートである。
本実施形態の通信媒体1の製造方法は、実装工程S10と積層工程S11とラミネート工程S12と剥離工程S13と裁断工程S14と予備収縮工程S15とを有する。積層工程S11、ラミネート工程S12、剥離工程S13、および裁断工程S14は、この順で行われる。予備収縮工程S15は、ラミネート工程S12より前に行われていればよく、実装工程S10、および積層工程S11の何れか一方又は両方と同時並行的に行ってもよい。
<実装工程>
実装工程S10は、フィルム基材11aに、アンテナコイル11b、およびICチップ11cを実装する工程である。アンテナコイル11bは、フィルム基材11aの一面に対し銅などのワイヤーを配置し接着固定することで形成される。また、ICチップ11cは、フィルム基材11aに対しレーザー溶着で固定され、アンテナコイル11bの端子にワイヤーボンディングされる。さらに、ICチップ11cは、保護のためエポキシ樹脂などにより封止される。
<積層工程>
積層工程S11は、積層体1aを形成する工程である。積層工程S11では、まずICインレット11の表裏両側にICインレット11を挟む一対のコアシート12を配置する。さらに、積層工程S11では、コアシート12の外側に一対の外装シート13を配置する。なお、積層工程S11は、予め重ねられたコアシート12と外装シート13を、ICインレット11の表裏両側に配置する工程であってもよい。積層工程S11では、各シート間に接着剤を塗布しこれらを仮固定してもよい。積層工程S11における各シートの積層方法としては、ロールツーロール方式と枚葉式などの周知の方法を使用できる。
本実施形態の製造方法において、通信媒体1は、多面づけされて製造される。すなわち、通信媒体1は、1枚のシートに対し複数個形成され、最終工程である裁断工程S14においてこれらが分離される。したがって、積層工程S11において、一対のコアシート12の間には、複数のICインレット11が並べて配置される。
<ラミネート工程>
図3は、通信媒体1の製造方法におけるラミネート工程S12を示す模式図である。
ラミネート工程S12は、熱プレス装置50と一対の離型フィルム52を用いて行われる。
熱プレス装置50は、一対の金属板51を有する。一対の金属板51は、熱プレス装置50の本体から離脱可能である。熱プレス装置50は、一対の金属板51によって積層体1aを挟み込み、積層体1aに対し加熱および加圧を行う。金属板51は、SUS304、SUS430などのステンレス鋼板である。金属板51の表面には、エンボス加工を行うための凹凸が設けられていてもよい。
ラミネート工程S12における熱プレスの条件としては、例えば、加熱温度100℃~160℃、プレス圧力1.5MPa~4MPa、プレス時間30分~60分が標準的である。積層体1aの各シートの間に接着剤を介在させる場合、加熱温度をさらに低くしてもよい。
ラミネート工程S12において、金属板51と積層体1aとの間には、離型フィルム52が挟み込まれる。すなわち、ラミネート工程S12は、積層体1aを、離型フィルム52を介して一対の金属板51によって挟み熱ラミネートプレスする工程である。離型フィルム52は、ラミネート工程S12で使用される前に予め予備収縮工程S15において前準備される。予備収縮工程S15については、後段において詳細に説明する。
離型フィルム52は、積層体1aの外装シート13が金属板51に貼り付くことを抑制する。離型フィルム52は、1回のラミネート工程S12毎に取り換えられる。したがって、本実施形態の離型フィルム52は、1回の使用後に廃棄されるか、又はリサイクル工場に送られる。離型フィルム52の積層体1aと対向する側の面には、エンボス加工を行うための凹凸部が設けられていてもよい。
離型フィルム52のサイズは積層体1a、および金属板51のサイズより十分に大きいことが好ましい。この場合、金属板51の表面に触れることなく、離型フィルム52の張り出し部分をグリップすることが可能になり、装置上でのハンドリングを容易にすることができる。
離型フィルム52を構成する材料としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)などを採用することができる。上述したように、離型フィルム52は複数回使用できないため、離型フィルム52を構成する材料は、安価、かつ廃棄する場合の環境負荷が小さい材料であることが好ましい。このため、離型フィルム52を構成する材料として耐熱性の材料(例えばポリイミドフィルム等)を用い難い。
離型フィルム52の厚さは、20μm以上80μm以下であることが好ましい。離型フィルム52を20μm以上とすることで、ラミネート工程S12で離型フィルム52の破断が生じることを抑制でき、ラミネート工程S12を安定的に行うことができる。また、離型フィルム52を80μm以下とすることで、ラミネート工程S12において、離型フィルム52を介する金属板51から外装シート13への熱の伝達を円滑に行うことができ、ラミネート工程S12のタクトタイムを短縮できる。
<剥離工程>
剥離工程S13は、離型フィルム52を金属板51および積層体1aから分離する工程である。剥離工程S13は、離型フィルム52の張りだし部分をグリップしながら、離型フィルム52から金属板51を引きはなし、次いで積層体1aから離型フィルム52を引き離す。これらの処理はいずれも機械的に可能である。
<裁断工程>
裁断工程S14は、多面づけされた積層体1aをパンチング加工により打ち抜いて通信媒体1を1枚ずつ成形する工程である。裁断工程S14を経ることで、通信媒体1が完成する。
<予備収縮工程>
予備収縮工程S15は、ラミネート工程S12で用いる離型フィルム52(図3参照)の準備をする工程である。予備収縮工程S15では、離型フィルム52を予め加熱し収縮させる。予備収縮工程において、離型フィルム52は、オーブン内、若しくは加熱炉内に配置される、又はホットプレート上に配置されることで加熱される。また、予備収縮工程S15において、離型フィルム52は、加熱後に放熱され常温に戻される。
離型フィルム52は、加熱されることで収縮する。本実施形態の離型フィルム52は、予備収縮工程S15で加熱され予め収縮させられることで、ラミネート工程S12での加熱に伴う収縮量を小さくする。予備収縮工程S15における離型フィルム52の収縮量は、加熱温度、および加熱時間とそれぞれ相関関係を有する。
本実施形態によれば、予備収縮工程S15を行いラミネート工程S12における離型フィルム52の収縮量を抑制することで、ラミネート工程S12において外装シート13の表面が離型フィルム52の収縮とともに変形することを抑制できる。これにより、ラミネート工程S12を経て形成される通信媒体1の寸法ばらつきを抑制できる。さらに、通信媒体1の表面に印刷層が設けられる場合に、ラミネート工程S12で印刷層の絵柄等に歪みが生じることを抑制することができる。
予備収縮工程S15における離型フィルム52の加熱温度は、ラミネート工程S12における金属板51の加熱温度より高いことが好ましい。この場合、ラミネート工程S12において離型フィルム52に付与される熱を、予備収縮工程S15において予め離型フィルム52に付与できる。これにより、予備収縮工程S15で予め離型フィルム52を十分に収縮させることができ、ラミネート工程S12における離型フィルム52の収縮量を抑制できる。
予備収縮工程S15での加熱温度は、ラミネート工程S12における加熱温度を超える範囲でさらに高めることで、ラミネート工程S12における離型フィルム52の収縮量をさらに小さくできる。
特に、予備収縮工程S15における離型フィルム52の加熱温度を、離型フィルム52を構成する材料の軟化点以上とすることで、離型フィルム52を構成する分子の延伸状態を緩和させつつ離型フィルム52を収縮させることができる。これにより、ラミネート工程S12において離型フィルム52を再度加熱した際の離型フィルム52の収縮を効果的に抑制することができる。一方で、予備収縮工程S15の加熱温度を高め過ぎると予備収縮工程S15において離型フィルム52が溶融してしまいフィルム形状を保てなくなる虞がある。したがって、予備収縮工程S15における離型フィルム52の加熱温度は、離型フィルム52を構成する材料の軟化点よりも高く、融点よりも低いことが好ましい。
離型フィルム52がポリエチレンテレフタラート(PET)からなる場合において、予備収縮工程S15における加熱温度を50℃以上とすることで一定以上の収縮を期待することができる。また、ポリエチレンテレフタラートの軟化点は70℃~80℃であるため、離型フィルム52の材料としてポリエチレンテレフタラートを採用する場合、予備収縮工程S15の加熱温度を80℃以上とすることがより好ましい。この場合、予備収縮工程S15における離型フィルム52の十分な収縮が期待できる。また、予備収縮工程S15において、離型フィルム52を十分に収縮させて、ラミネート工程S12における離型フィルム52の収縮を十分に抑制するために、予備収縮工程S15の加熱温度を135℃以上とすることがさらに好ましい。
ポリエチレンテレフタラートの融点は約260℃である。したがって、離型フィルム52の材料としてポリエチレンテレフタラートを採用する場合、予備収縮工程S15の加熱温度を260℃以下とすることが好ましい。また、後述する実施例に示すように、ポリエチレンテレフタラートからなる離型フィルム52を190℃の加熱温度で予備収縮工程S15を行うと変色がみられたことから分子の絡み方の変化が生じていることが予想される。このことから、予備収縮工程S15において、予備収縮工程S15の加熱温度を190℃以下とすることで離型フィルム52の変質を抑制することができると考えられ、190℃以下とすることがさらに好ましい。
離型フィルム52がポリプロピレン(PP)からなる場合において、予備収縮工程S15における加熱温度を50℃以上とすることで一定以上の収縮を期待することができる。また、ポリプロピレンの軟化点は80℃~100℃であるため、離型フィルム52の材料としてポリプロピレンを採用する場合、予備収縮工程S15の加熱温度を100℃以上とすることがより好ましい。この場合、予備収縮工程S15における離型フィルム52の十分な収縮が期待できる。
ポリプロピレンの融点は約160℃である。したがって、離型フィルム52の材料としてポリプロピレンを採用する場合、予備収縮工程S15の加熱温度を160℃以下とすることが好ましいと考えられる。しかしながら、後述する実施例で示すように、ポリプロピレンからなる離型フィルム52では軟化が進みやすく、シート形状を維持させるためには、予備収縮工程S15における加熱温度を、130℃以下とすることが好ましい。
予備収縮工程S15における離型フィルム52の加熱時間は、1分以上であれば離型フィルム52を一定程度予備収縮させることができるが、さらに安定的に予備収縮させるためには3時間以上であることが好ましい。予備収縮工程S15において離型フィルム52を3時間以上加熱することで、予備収縮工程において離型フィルム52の収縮を十分に促進することができる。これにより、ラミネート工程S12での離型フィルム52の収縮量を十分に抑制することができる。
以下、上述の実施形態を具体化した実施例について説明する。ただし、本発明は、以下に示す実施例に限定されるものではない。
<予備試験>
予備試験として、予備収縮工程を行わない離型フィルムを用いてラミネート工程を行う場合の通信媒体の印刷の収縮を確認する試験を行った。第1の試験で用いた各材料、使用機器、および各条件は以下の通りである。
離型フィルムとして、ポリエチレンテレフタラート(PET)からなる基材の表面にシリコンを塗布した厚さ38μmのフィルムを用いた。より具体的には、離型フィルムとしてPacothane Technologies社製PACOTHANE RELEASE FILM #J-1500を用いた。さらに、離型フィルムとしては、異なる製造ロットのものを4種類用意した。以下の説明において、各ロットを、第1ロット、第2ロット、第3ロット、および第4ロットと呼ぶ。
外装シートとして、ポリエチレンテレフタラート(PET)からなる厚さ600μm~700μmのカード用シートを用いた。より具体的には、外装シートとして三菱ケミカル株式会社製のディアフィックス(登録商標) PG-WHI-MC,PG-WHTを用いた。
コアシートとして、PPGインダストリーズ社製のTESLIN(登録商標)を用いた。
アシートは、かさ密度が、0.5g/cm以上、1.5g/cm以下であり、厚さが、250μm以上、500μm以下である。
ICインレットとしては、ICチップおよびアンテナコイルが予め実装されたものを用いる。具体的には、東洋アルミニウム株式会社製のICインレットを用いた。このICインレットでは、ICチップのモールド樹脂はエポキシ樹脂であり、ICチップはレーザー溶着によってフィルム基材に実装されている。
ラミネート機としては、6層6段ラミネート機を用いた。また、ラミネート機の金属板としてステンレス製のものを用いた。さらに、ラミネート機の熱プレス板と金属板との間に配置するクッション材としてヤマウチ株式会社のYOM-01FGKを用いた。
自動測長機としてな、株式会社ミツトヨ製のCNC画像測定器クイックビジョンを用いた。寸法測定は、この自動測長機を用いて、表面のポンチ孔の位置、又は印刷の位置を撮像、および測定した。
上述の装置を用いて外装シートに印刷されたマークの変位を基に外装シート13の収縮量について確認した。外装シートには、縦横に2×3(合計6個)の十字状のマークを印刷した。また、一行目に配列される横方向の隣り合って並ぶマーク間の距離をそれぞれ、第1X寸法、および第2X寸法とし、縦方向に並ぶマーク間の距離をそれぞれ、第1Y寸法、第2Y寸法、および第3Y寸法とした。ラミネート工程前の第1X寸法および第2X寸法は、120mmである。ラミネート工程の前の第1Y寸法、第2Y寸法および第3Y寸法は、274mmである。
予備試験では、第1ロットから第4ロットの各ロットについて、4つのサンプルを作成し各サンプルのラミネート工程後の第1X寸法、第2X寸法、第1Y寸法、第2Y寸法、および第3Y寸法を測定した。表1にラミネート工程前の寸法との差分をまとめて示す。
Figure 2024070093000002
表1に示す結果から、予備収縮工程を行わない離型フィルムを使用した場合に、外装シートの印刷に収縮が生じていることが確認された。また、外装シートの印刷の収縮量は、0.5mmを超える大きなものを含んでいることも確認された。さらに、これらの収縮量は、離型フィルムロットごと傾向が近くなることも確認された。すなわち、離型フィルムの製造ロットと外装シートの収縮量とに相関関係がみられることから、外装シートの収縮は離型フィルムの収縮に起因するものであると推定できる。
<第1の試験>
第1の試験として、ポリエチレンテレフタラートからなる離型フィルムを用いて予備収縮工程の加熱温度および加熱時間を確認する試験を行った。第1の試験では、離型フィルム、外装シート、コアシート、ICインレット、および自動測長機について、上述の予備試験と同様のものを用いた。なお、離型フィルムの製造ロットは、同一の製造ロットのものを用いた。
第1の試験で用いたラミネート機は、株式会社東洋精機製作所のミニテストプレスである。また、ラミネート機の熱プレス板と金属板との間に配置するクッション材として、ヤマウチ株式会社のトップボード(登録商標) TB-396を用いた。
第1の試験では、まず、離型フィルムを180mm×250mmの矩形状にカットした。また、離型フィルムの四隅の近傍には、4つのポンチ孔を形成した。4つのポンチ孔の中心を結ぶ図形は、160mm×250mmの矩形状である。
次に、まず予備収縮工程としてオーブンを用いて離型フィルムを加熱した。第1の試験では、予備収縮工程の加熱条件(加熱温度、および加熱時間)を変えた複数のサンプル(サンプルNo.2~6)を用意する。さらに、各サンプルについて、予備収縮工程を行った後のポンチ孔間の距離を測定して、ポンチ孔間の収縮率を測定し平均した。各サンプルの加熱条件、および予備収縮工程後の収縮率について、後段の表2にまとめて記載する。
次に、予備収縮工程を行った各サンプルの離型フィルムに加えて、予備収縮工程を行っていない離型フィルム(サンプルNo.1)のサンプルを用いてラミネート工程を行った。ラミネート工程では、プレヒート、ヒートプレス、クールプレスの3段階の熱プレスを行った。各熱プレスの条件(加熱温度、圧力、加熱時間)は以下の通りである。
プレヒート:127℃ 10N/cm 40分
ヒートプレス:127℃ 150N/cm 10分
クールプレス:23℃ 150N/cm 15分
ラミネート工程の前後の外装シートの表面の印刷場所の変位から外装シートの収縮率を測定し平均値を算出した。外装シートには、縦横に2×2で矩形状に配列される4個のマークと、当該4個で構成される矩形の内側と外側に配置され縦に並ぶ2個のマークと、を予め印刷した。矩形状に配置される4個のマークについては、各辺に対応する長さを測定し、矩形の内側と外側に配置される2個のマークについてはこれらの間の距離を測定した。すなわち、ラミネート工程の前後の収縮率の平均値の測定のために、外装シートの5か所を収縮前後にて測定した。また、各サンプルは、同等のものを3個ずつ用意した。表2には、サンプル数の平均値を記載した。
Figure 2024070093000003
表2に示す結果から、予備収縮工程を行っていないサンプルNo.1では、ラミネート工程において外装シートが大きく(1%以上)収縮している。これは、ラミネート工程において、離型フィルムに付与される熱によって離型フィルムが収縮し、離型フィルムの収縮に伴い離型フィルムに圧迫される外装シートも収縮しているためであると考えられる。
また、予備収縮工程を行っていないサンプルNo.1と比較して、予備収縮工程を行うサンプルNo.2、3、4、5、6では、ラミネート工程における外装シートの収縮を一定程度(1%未満に)抑制できることが確認された。特にサンプルNo.2、3、4では、予備収縮工程における加熱温度(135℃~)を、ラミネート工程における加熱温度(127℃)より高い温度としており、このような温度設定で十分な時間の加熱をすることで、ラミネート工程における離型フィルムの収縮を抑制できることが確認できた。
また、予備収縮工程の加熱時間を3時間としたサンプルNo.2と、6時間としたサンプルNo.3の比較から、ポリエチレンテレフタラートからなる離型フィルムでは、予備収縮工程で3時間の加熱行うことでラミネート工程における外装シートの収縮を十分に抑制できることが確認できた。また、予備収縮工程の加熱時間を1分としたサンプルNo.5においても、一定程度の予備収縮ができており、ポリエチレンテレフタラートからなる離型フィルムを用いる場合、予備収縮工程は、1分以上であれば一定の効果を得られることが確認された。
予備収縮工程の加熱温度を135℃としたサンプルNo.2、3と、190℃としたサンプルNo.4の比較から、ポリエチレンテレフタラートからなる離型フィルムでは、予備収縮工程は135℃以上が好ましく、さらに温度を高めることで離型フィルムを大きく収縮させることができ、ラミネート工程における外装シートの収縮量をさらに低減できることを確認できた。これに対し、予備収縮工程の加熱温度を50℃としたサンプルNo.6のサンプルでは、予備加熱の効果を一定程度えることができるものの、十分な効果を得ることができなかった。
なお、サンプルNo.4の離型フィルムでは、190℃の予備収縮工程の後に変色がみられた。変色したサンプルを用いて、ラミネート工程を行ったが、外装シートとの貼り付きなどもなく滞りなくラミネート工程を行うことができた。また、変色したサンプルを用いても、外装シート側への影響も確認されなかった。この変色はポリエチレンテレフタラートの分子の絡み方の変化に起因するものであると考えられる。
<第2の試験>
第2の試験として、ポリプロピレンからなる離型フィルムを用いて予備収縮工程の加熱温度および加熱時間を確認する試験を行った。第2の試験では、外装シート、コアシート、ICインレット、ラミネート機および自動測長機について、上述の第1の試験と同様のものを用いた。
第2の試験では、離型フィルムとして、ポリプロピレン(PP)からなる基材の表面に特殊シーラントを付与した二軸延伸フィルムを用いた。なお、離型フィルムの製造ロットは、同一の製造ロットのものを用いた。
第2の試験では、第1の試験と同様に、まず、離型フィルムを180mm×250mmの矩形状にカットした。また、離型フィルムの四隅の近傍には、4つのポンチ孔を形成した。4つのポンチ孔の中心を結ぶ図形は、160mm×250mmの矩形状である。
次に、まず予備収縮工程としてオーブンを用いて離型フィルムを加熱した。第2の試験では、予備収縮工程の加熱条件(加熱温度、および加熱時間)を変えた複数のサンプル(サンプルNo.8~20)を用意する。さらに、各サンプルについて、予備収縮工程を行った後のポンチ孔間の距離を測定して、ポンチ孔間の収縮率を測定し平均した。各サンプルの加熱条件、および予備収縮工程後の収縮率について、後段の表2にまとめて記載する。
次に、予備収縮工程を行った各サンプルの離型フィルムに加えて、予備収縮工程を行っていない離型フィルム(サンプルNo.7)のサンプルを用いてラミネート工程を行った。ラミネート工程では、プレヒート、ヒートプレス、クールプレスの3段階の熱プレスを行った。各熱プレスの条件(加熱温度、圧力、加熱時間)は以下の通りである。
プレヒート:127℃ 10N/cm 40分
ヒートプレス:127℃ 150N/cm 10分
クールプレス:23℃ 150N/cm 15分
ラミネート工程の前後の外装シートの表面の印刷場所の変位から外装シートの収縮率を測定し平均値を算出した。外装シートには、縦横に2×2で矩形状に配列される4個のマークと、当該4個で構成される矩形の内側と外側に配置され縦に並ぶ2個のマークと、を予め印刷した。矩形状に配置される4個のマークについては、各辺に対応する長さを測定し、矩形の内側と外側に配置される2個のマークについてはこれらの間の距離を測定した。すなわち、ラミネート工程の前後の収縮率の平均値の測定のために、外装シートの5か所を収縮前後にて測定した。また、各サンプルは、同等のものを3個ずつ用意した。表3には、サンプル数の平均値を記載した。
Figure 2024070093000004
表3において、ラミネート工程は、サンプルNO.7、10、16、19のみについて行い、その他のサンプルは、ラミネート工程を省略した。
表3に示す結果から、予備収縮工程を行っていないサンプルNo.7では、ラミネート工程において外装シートが大きく収縮している。これに対し、予備収縮工程を行うサンプルNo.10、16、19では、ラミネート工程における外装シートの収縮を抑制できることが確認された。また、これらの結果から、ポリプロピレンからなる離型フィルムでは、予備収縮工程において、50℃以上、130℃以下の加熱温度とできることが確認された。
<第3の試験>
第3の試験として、離型フィルムの製造ロットごとの収縮率の違いに対して、予備収縮工程がどのように作用するかを確認する試験を行った。第3の試験では、離型フィルム、外装シート、コアシート、ICインレット、ラミネート機、および自動測長機について、上述の予備試験と同様のものを用いた。
第3の試験で行った各工程について説明する。
まず、上述の予備試験で用いた第1ロットと第2ロットの離型フィルムを、それぞれ2つのグループに分け、一方のグループの離型フィルムに対し、予備収縮工程としてオーブンを用いて離型フィルムを加熱した。予備収縮工程では、135℃で離型フィルムを6時間加熱した。また、他方のグループの離型フィルムについては、予備収縮工程を行うことなく後段のラミネート工程に用いる。
次いで、予備収縮工程を経た離型フィルムと、予備収縮工程を経ていない離型フィルムを用いて、ラミネート工程を行う。ラミネート工程では、ICインレットを6つ配置した6面付けのラミネートを行う。6つのICインレットは、2個×3個で矩形状に並べられる。
ラミネート工程では、プレヒート、ヒートプレス、クールプレスの3段階の熱プレスを行った。各熱プレスの条件(加熱温度、圧力、加熱時間)は以下の通りである。
プレヒート:127℃ 10N/cm 40分
ヒートプレス:127℃ 150N/cm 10分
クールプレス:23℃ 150N/cm 15分
ラミネート工程の前後の外装シートの表面の印刷場所の変位から外装シートの収縮率を測定し平均値を算出した。外装シートには、縦横に2×2で矩形状に配列される4個のマーク3組(合計12個)を予め印刷した。3組の矩形状に配置される4個のマークについては、各辺に対応する長さを測定した。すなわち、ラミネート工程の前後の収縮率の平均値の測定のために、外装シートの12か所を収縮前後にて測定した。また、各サンプルは、同等のものを3個ずつ用意した。
また、ラミネート工程の前後のICチップの位置を測定することでICインレット位置の収縮率を測定し平均値を算出した。上述したように、第3の試験では、ICインレット位置が6面付けされている。ラミネート工程の後にラミネートされた通信媒体の外装シートの外装シートにカッターによって切り込みを入れてICチップを露出させて隣り合うICチップ同士の距離(合計7か所)を測定した。ラミネート工程の後のICチップ同士の距離を、ICチップの配置時の距離と比較してICインレット位置の収縮率を測定し平均値を算出した。
図4に、離型フィルムの製造ロット毎に平均した外装シートの収縮率をグラフにまとめて示す。また、図5に、離型フィルムの製造ロット毎に平均したICインレット位置の収縮率をグラフにまとめて示す。
図4、および図5から、予備収縮工程を行っていない離型フィルムを用いたラミネート工程では、ロットごとに収縮率の傾向が異なることがわかる。また、予備収縮工程を行うことで、ラミネート工程を行った際のロットごとの収縮率の差は小さくなり、異なる製造ロットの離型フィルムを使用しても、安定したラミネート工程が実現できていることを確認できた。
以上に、本発明の様々な実施形態を説明したが、各実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
本発明の製造方法は、非接触型ICカードの製造以外にも、IDカード、接触型ICカード、非接触型ICデュアルカード等広く利用できる。すなわち、磁気テープを備えていない、あるいはCP、UGなどの券面印字が入らないIDカード、及び接触型ICカード、非接触型ICデュアルカード等の分野で広く適用できる技術である。
1…通信媒体
1a…積層体
11…ICインレット
11a…フィルム基材
11b…アンテナコイル
11c…ICチップ
12…コアシート
12h…貫通孔
13…外装シート
13a…表面
50…熱プレス装置
51…金属板
52…離型フィルム
S10…実装工程
S11…積層工程
S12…ラミネート工程
S13…剥離工程
S14…裁断工程
S15…予備収縮工程

Claims (9)

  1. 離型フィルムを予め加熱し収縮させる予備収縮工程と、
    ICインレットを挟む一対のコアシートを配置し、さらに前記コアシートの外側に一対の外装シートを配置することで積層体を形成する積層工程と、
    前記積層体を、前記離型フィルムを介して一対の金属板によって挟み熱ラミネートプレスするラミネート工程と、を有する、
    通信媒体の製造方法。
  2. 前記予備収縮工程における前記離型フィルムの加熱温度は、前記ラミネート工程における前記金属板の加熱温度より高い、
    請求項1に記載の通信媒体の製造方法。
  3. 前記予備収縮工程における前記離型フィルムの加熱時間は、1分以上である、
    請求項2に記載の通信媒体の製造方法。
  4. 前記予備収縮工程における前記離型フィルムの加熱時間は、3時間以上である、
    請求項2に記載の通信媒体の製造方法。
  5. 前記予備収縮工程における前記離型フィルムの加熱温度は、前記離型フィルムを構成する材料の軟化点よりも高く、融点よりも低い、
    請求項1に記載の通信媒体の製造方法。
  6. 前記離型フィルムは、ポリエチレンテレフタラートからなる、
    請求項1に記載の通信媒体の製造方法。
  7. 前記予備収縮工程における前記離型フィルムの加熱温度は、135℃以上190℃以下である、
    請求項6に記載の通信媒体の製造方法。
  8. 前記離型フィルムは、ポリプロピレンからなる、
    請求項1に記載の通信媒体の製造方法。
  9. 前記予備収縮工程における前記離型フィルムの加熱温度は、50℃以上130℃以下である、
    請求項8に記載の通信媒体の製造方法。
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