JP2024067616A - 収容体セット、シート収容体及びウェットシート - Google Patents

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Abstract

【課題】冷感剤を有する吸収性物品のユーザーの不快感や不安感を軽減すること。【解決手段】本開示に係る収容体セットは、吸収性物品収容体と、ウェットシート収容体とを備える。前記吸収性物品収容体は、ブランドを示す第1表示、冷感効果を示す第2表示、及び、冷感成分を示す第3表示のうちの少なくとも一つの表示が付された物品収容部材と、前記物品収容部材に収容され、冷感剤を有する吸収性物品と、を有する。前記ウェットシート収容体は、前記第1表示、前記第2表示及び前記第3表示のうちの前記物品収容部材に付された表示が付されたシート収容部材と、前記シート収容部材に収容され、冷感剤を有するウェットシートと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、収容体セット、シート収容体及びウェットシートに関する。
吸収性物品の一例として、生理用ナプキン、パンティーライナー、吸収パッド等がある。例えば、特許文献1には、冷感剤を有する吸収性物品が記載されている。
特開2022-136273号公報
冷感剤を有する吸収性物品は、着用部の蒸れによる不快感や不安感を軽減したいユーザーに使用されることになる。このため、冷感剤を有する吸収性物品のユーザーに対して更に冷感効果を与えることができれば、不快感や不安感を更に効果的に軽減させることが可能である。
本発明は、冷感剤を有する吸収性物品のユーザーの不快感や不安感を軽減することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、吸収性物品収容体と、ウェットシート収容体とを備えた収容体セットであって、前記吸収性物品収容体は、ブランドを示す第1表示、冷感効果を示す第2表示、及び、冷感成分を示す第3表示のうちの少なくとも一つの表示が付された物品収容部材と、前記物品収容部材に収容され、冷感剤を有する吸収性物品とを有し、前記ウェットシート収容体は、前記第1表示、前記第2表示及び前記第3表示のうちの前記物品収容部材に付された表示が付されたシート収容部材と、前記シート収容部材に収容され、冷感剤を有するウェットシートとを有することを特徴とする収容体セットである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、冷感剤を有する吸収性物品のユーザーの不快感や不安感を軽減することができる。
図1は、収容体セット100の説明図である。 図2は、吸収性物品収容体1の説明図である。 図3は、伸長状態の吸収性物品10を肌側から見た概略平面図である。 図4は、伸長状態の吸収性物品10を非肌側から見た概略平面図である。 図5は、図3のX-X断面における積層構造の説明図である。 図6は、吸収性物品10の収容時の形態の説明図である。 図7A及び図7Bは、ウェットシート収容体50の説明図である。 図8は、冷感評価結果を示すグラフである。 図9は、別の冷感評価結果を示すグラフである。 図10は、第1変形例の収容体セット100の説明図である。 図11は、第2変形例の収容体セット100の説明図である。 図12は、第2変形例の吸収性物品収容体1の断面説明図である。 図13Aは、第2変形例の吸収性物品10の説明図である。図13Bは、第2変形例の個包装体30の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
態様1は、吸収性物品収容体と、ウェットシート収容体とを備えた収容体セットであって、前記吸収性物品収容体は、ブランドを示す第1表示、冷感効果を示す第2表示、及び、冷感成分を示す第3表示のうちの少なくとも一つの表示が付された物品収容部材と、前記物品収容部材に収容され、冷感剤を有する吸収性物品とを有し、前記ウェットシート収容体は、前記第1表示、前記第2表示及び前記第3表示のうちの前記物品収容部材に付された表示が付されたシート収容部材と、前記シート収容部材に収容され、冷感剤を有するウェットシートとを有することを特徴とする収容体セットである。このような収容体セットによれば、冷感剤を有する吸収性物品のユーザーの不快感や不安感を軽減することができる。
態様2は、態様1に記載の収容体セットであって、前記ウェットシートの前記冷感剤の溶媒は、前記吸収性物品の前記冷感剤の溶媒と異なることを特徴とする収容体セットである。これにより、吸収性物品とウェットシートのそれぞれに対して適した特徴の溶媒を採用することが容易になる。
態様3は、態様2に記載の収容体セットであって、前記ウェットシートの前記冷感剤の粘度は、前記吸収性物品の前記冷感剤の粘度よりも低いことを特徴とする収容体セットである。これにより、吸収性物品とウェットシートのそれぞれに対して適した特徴の冷感剤を採用することが容易になる。
態様4は、態様1~3のいずれかに記載の収容体セットであって、前記ウェットシートの前記冷感剤は、前記吸収性物品が有する前記冷感剤の前記冷感成分を有することを特徴とする収容体セットである。これにより、統一性のある冷感効果を連続的に付与することが可能になる。
態様5は、態様1~4のいずれかに記載の収容体セットであって、前記ウェットシートが有する前記冷感剤は、前記吸収性物品が有する前記冷感剤に含まれる前記冷感成分とは異なる冷感成分を有することを特徴とする収容体セットである。これにより、吸収性物品とウェットシートのそれぞれに対して適した特徴の冷感成分を採用することが容易になる。
態様6は、態様1~5のいずれかに記載の収容体セットであって、前記吸収性物品及び前記ウェットシートは、それぞれ抗菌剤を有することを特徴とする収容体セットである。これにより、菌の増殖を抑制できる。
態様7は、態様6に記載の収容体セットであって、前記吸収性物品の前記抗菌剤と、前記ウェットシートの前記抗菌剤は、異なることを特徴とする収容体セットである。これにより、吸収性物品とウェットシートのそれぞれに対して適した特徴の抗菌剤を採用することが容易になる。
態様8は、態様1~7のいずれかに記載の収容体セットであって、前記物品収容部材の前記少なくとも一つの表示が付された面の半分以上の領域は、マンセル表色系における5PB~10Gの範囲の色相を有し、前記シート収容部材の前記少なくとも一つの表示が付された面の半分以上の領域は、マンセル表色系における5PB~10Gの範囲の色相を有することを特徴とする収容体セットである。これにより、吸収性物品収容体及びウェットシート収容体が冷感効果を共通して提供していることを消費者に連想させることができる。
態様9は、ブランドを示す第1表示、冷感効果を示す第2表示、及び、冷感成分を示す第3表示のうちの少なくとも一つの表示が付されるとともに、前記第1表示、前記第2表示及び前記第3表示のうちの吸収性物品収容体に付された表示が付されたシート収容部材と、前記シート収容部材に収容され、冷感剤を有するウェットシートとを有することを特徴とするウェットシート収容体である。このようなウェットシート収容体によれば、冷感剤を有する吸収性物品のユーザーの不快感や不安感を軽減することができる。
態様10は、***口近傍を拭くためのウェットシートであって、冷感成分を有する液状の冷感剤と、前記冷感剤を含浸させたシート本体と、を備え、前記シート本体は、親水性繊維を含む不織布により構成されており、前記シート本体の単位面積当たりの繊維重量は、50gsm以上、80gsm以下であり、前記シート本体の厚みは、0.35mm以上、0.55mm未満であり、且つ、前記冷感剤の含浸率は、2.3倍以上、3.0倍未満であることを特徴とするウェットシートである。このようなウェットシートによれば、冷感剤を有する吸収性物品のユーザーの不快感や不安感を軽減することを実現できる。
態様11は、態様10に記載のウェットシートであって、前記冷感剤のpHが3.5~6.3の範囲内であることを特徴とするウェットシートである。これにより、肌を弱酸性に保ち易くなる。
態様12は、態様10又は11に記載のウェットシートであって、前記冷感剤に乳酸が含まれていることを特徴とするウェットシートである。これにより、角質を柔らかくする効果や、肌の保湿を保つ効果を付与することができる。
態様13は、態様10~12のいずれかに記載のウェットシートであって、前記親水性繊維は、吸水性繊維を含み、表面に露出していることを特徴とするウェットシートである。これにより、ウェットシートで冷感剤を肌に塗布し易くなる。
===実施形態===
<収容体セット>
図1は、収容体セット100の説明図である。
収容体セット100は、吸収性物品収容体1と、ウェットシート収容体50とを有する。なお、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50は、共通の供給者(ここではユニ・チャーム株式会社)によって供給される。但し、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50は、供給者が直接供給していなくても良く、いわゆるOEMにより供給されていても良い。
<吸収性物品収容体>
図2は、吸収性物品収容体1の説明図である。
吸収性物品収容体1は、吸収性物品10を収容した部材である。吸収性物品収容体1は、吸収性物品10と、物品収容部材40とを有する。なお、図中の吸収性物品収容体1は、複数の吸収性物品10を有しているが、吸収性物品収容体1が有する吸収性物品10の数は1個でも良い。
吸収性物品10は、着用者の***液(例えば経血や尿など)を吸収する物品である。例えば、吸収性物品10は、生理用ナプキン、パンティーライナー、吸収パッド、使い捨ておむつなどである。ここでは、吸収性物品10がライナー型の生理用ナプキンの場合について説明する。但し、吸収性物品10は、ライナー型の生理用ナプキンに限られるものではなく、ショーツ型の生理用ナプキンでも良いし、生理用ナプキンでなくても良い。なお、以下の説明では、着用者の***口(膣口)及びその近傍のように吸収性物品10が触れる領域のことを「デリケート領域」と呼ぶことがある。
図3は、伸長状態の吸収性物品10を肌側から見た概略平面図である。図4は、伸長状態の吸収性物品10を非肌側から見た概略平面図である。図5は、図3のX-X断面における積層構造の説明図である。
以下の吸収性物品10に関する説明では、吸収性物品10の製品長手方向を「長手方向」と呼び、吸収性物品10の製品幅方向(長手方向と直交する方向)を「幅方向」と呼び、長手方向及び幅方向と直交する方向を「厚さ方向」と呼ぶことがある。厚さ方向において、着用者の肌側に位置すべき側(着用者の肌と接触する側)を「肌側」と呼び、着用者の非肌側に位置すべき側を「非肌側」と呼ぶことがある。また、「伸長状態」とは、製品(吸収性物品10)を皺無く伸長させた状態のことである。なお、伸長状態では、製品(吸収性物品10)を構成する各部材の寸法は、その部材単体の寸法と一致又はそれに近い寸法になる。
吸収性物品10は、厚さ方向の肌側から順に、一対のサイドシート14と、トップシート12と、セカンドシート15と、吸収体11と、バックシート13とを有する。吸収性物品10は、これらの部材(一対のサイドシート14、トップシート12、セカンドシート15、吸収体11及びバックシート13)を積層させて構成される。各部材は、厚さ方向に隣接する部材と接着剤(例えばホットメルト接着剤)等により接合されている。
吸収体11は、***物を吸収して保持する部材である。ここでは、吸収体11は、吸収性コア11Aと、上層シート11Bと、下層シート11Cとにより構成されている。但し、吸収体11は、吸収性コア11Aを2枚のシートで挟んだ構成に限られるものではなく、例えば、吸収性コア11Aをラップシートで包んだ構成でも良い。トップシート12は、吸収体11よりも肌側に配置された液透過性のシートである。バックシート13は、吸収体11よりも非肌側に配置された液不透過性のシートである。トップシート12及びバックシート13は、吸収体11よりも大きい形状である。サイドシート14及びトップシート12と、バックシート13との外周縁部同士が接合されることにより、これらのシートの間に吸収体11が保持されている。サイドシート14は、トップシート12の幅方向の外側に延出しており、バックシート13とともにウイング部22を形成する。セカンドシート15は、吸収体11とトップシート12との間に配置された液透過性のシートである。セカンドシート15は、***物の逆戻り防止、***物の拡散性の向上、及びクッション性の向上などの機能を有する。但し、吸収性物品10は、セカンドシート15を有していなくても良い。
吸収性物品10は、本体部21と、一対のウイング部22とを有する。本体部21は、吸収性物品10の幅方向の中央部に位置する帯状の部位である。ウイング部22は、本体部21から幅方向の外側に延出した部位である。本体部21及びウイング部22の非肌側の面(バックシート13の非肌側の面)には、粘着部23が設けられている。粘着部23は、下着等に貼り付く部位である。粘着部23が下着等に貼り付くことによって、吸収性物品10が下着等に固定されることになる。本体部21の粘着部23は下着の肌側の面に貼り付けられ、ウイング部22の粘着部23は下着の非肌側の面に貼り付けられることになる。なお、吸収性物品10が粘着部23を有していなくても良い。
吸収性物品10は、冷感剤を有する。冷感剤は、使用者に冷感を付与する物質である。冷感剤によって吸収性物品10の着用者に冷感を付与することによって、蒸れやべたつきによる不快感を低減させることができる。冷感剤は、吸収性物品10の幅方向の中央部に配置されることが望ましい。ここでは、冷感剤は、吸収性物品10の本体部21に配置されている。具体的には、冷感剤は、トップシート12の非肌側の面に塗布されている。冷感剤が吸収性物品10の幅方向の中央部に配置されることにより、着用者の***口(膣口)に冷感剤を対向配置させることができ、着用者に冷感効果を与え易くなる。また、冷感剤がトップシート12に塗布されることによって、吸収性物品10の長手方向の全域にわたって冷感剤を配置することができる。なお、冷感剤の塗布領域は、これに限れるものでは無い。例えば、冷感剤は、セカンドシート15の肌側の面に塗布されても良い。また、冷感剤は、吸収性物品10の長手方向の一部に配置されていても良い。なお、冷感剤については、後述する。
図6は、吸収性物品10の収容時の形態の説明図である。
吸収性物品10は、折り畳まれた状態で包装材31によって包装される。図6に示す部材(折り畳まれた状態の吸収性物品10を包装材31で包装した部材)のことを「個包装体」と呼ぶことがある。包装材31は、吸収性物品10を個別に包装するシート状の部材である。包装材31は、使用時に吸収性物品10から取り外されることになる。吸収性物品10が包装材31によって包装されることによって、冷感剤の揮発を抑制することができる。包装材31は、冷感剤の揮発を抑制するためのフィルム層を有することが望ましい。なお、個包装体30とは別の形態で吸収性物品10が物品収容部材40に収容されていても良い。
物品収容部材40(図1、図2参照)は、吸収性物品10を収容する部材である。ここでは、物品収容部材40は、図6に示す複数の個包装体30を収容することによって、複数の吸収性物品10を収容している。吸収性物品10は、物品収容部材40に収容された状態で流通・保管される。物品収容部材40は、複数の面を有する略6面体の角袋状に構成されている。なお、物品収容部材40は、6面体に構成されるものに限らず、他の多面体や形状に構成されても良い。例えば、物品収容部材40は、マチ付きのガセット包装によって構成されても良いし、ピロー包装によって構成されても良い。
物品収容部材40は、例えばポリエチレン(PE)からなる樹脂フィルムで構成されている。但し、物品収容部材40を構成する材料としては、ポリエチレン(PE)に限らず、ポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)からなる合成樹脂フィルム等のフィルム状の素材から形成されていてもよい。また、物品収容部材40は、樹脂フィルムで構成されるものに限らず、例えば紙などで構成されても良い。
物品収容部材40には、各種表示(第1表示M1、第2表示M2、第3表示M3など)が付されている。これらの表示については、後述する。
<ウェットシート収容体>
図7A及び図7Bは、ウェットシート収容体50の説明図である。図7Aは、開封前のウェットシート収容体50の斜視図である。図7Bは、開封後のウェットシート収容体50の斜視図である。
ウェットシート収容体50は、ウェットシート51を収容した部材である。ウェットシート収容体50は、ウェットシート51と、シート収容部材52とを有する。
ウェットシート51は、肌を拭うためのシート状の部材である。ウェットシート51は、ウェットワイプス又は単にワイプスと呼ばれることもある。本実施形態のウェットシート51は、冷感剤を有するシートである。本実施形態のウェットシート51は、デリケート領域(吸収性物品10が触れる領域;例えば膣口及びその近傍)を拭うことを想定したデリケート領域用のウェットシート(ウェットワイプス)である。ウェットシート51は、シート本体と、冷感剤とを有する。シート本体は、不織布や紙等で構成されたシート状の部材であり、液状の冷感剤を含浸させる部材である。シート本体は、長方形状の部材であり、ここでは200mm×150mmのサイズで構成されている。シート本体は、親水性繊維を含む不織布で構成されることが望ましい。これにより、シート本体が、水を溶媒とする冷感剤を保持しやすくなる。冷感剤は、シート本体の全域に配置されている。ウェットシート51は、使用時に加圧によって溶液がシート本体から浸出するので、液状の冷感剤を有するウェットシートの使用によって、(1)冷感成分を十分に肌(例えば膣口及びその近傍のデリケート領域)に付着させることができ、(2)肌表面の汚れや油分が拭き取られることにより冷感成分を肌に接触させ易くすることができ、更に(3)気化熱により肌表面の温度を下げることもでき(例えば、約0.5℃~2℃程度下げることもでき)、これらの(1)~(3)が同時に作用することによって高い即効性のある冷感効果を使用者に付与することが可能である。なお、冷感剤や、ウェットシート51の即効性のある冷感効果については、後述する。
ウェットシート51は、折り畳まれた状態でシート収容部材52に収容されている。例えば、ウェットシート51は、Z状に3つ折りされた後に2つ折りに折り畳まれた状態で収容されている。なお、ウェットシート51は、このような状態で折り畳まれていなくても良く、例えば、4つ折りなどによって折り畳まれていても良いし、折り目が所定方向のみになるように2つ折りや3つ折りに折り畳まれても良い。また、ウェットシート51は、折り畳まれていなくても良い。但し、ウェットシート51が折り畳まれて収容されていれば、ウェットシート51の大判化とシート収容部材52の小型化とを両立させることができる。また、ウェットシート51は、複数枚が重ね合わされてシート収容部材52に収容されている。なお、折り畳まれて重ね合わされた複数枚のウェットシート51のことをシート集合体と呼ぶことがある。ウェットシート51の詳しい構成については、後述する。
シート収容部材52は、ウェットシート51を収容する部材である。ここでは、シート収容部材52は、シート集合体を収容しており、複数枚のウェットシート51を収容している。ウェットシート51は、シート収容部材52に収容された状態で流通・保管される。シート収容部材52は、上面及び下面を有するガゼット包装による形態で構成されている。但し、シート収容部材52は、マチ付きガゼット包装により構成されるものに限らず、他の形態で構成されても良い。例えば、シート収容部材52は、ピロー包装によって構成されても良いし、直方体のような多面体の包装袋により構成されても良い。
シート収容部材52は、液不透過性のフィルムによって構成されている。これにより、ウェットシート51に含浸させた液状の冷感剤の漏洩を抑制できる。液不透過性のフィルムとして、樹脂フィルムなどが挙げられる。また、シート収容部材52は、ガスバリア性を有するフィルムで構成されることが望ましい。これにより、冷感剤の揮発を抑制できる。但し、シート収容部材52がガスバリア性を有していなくても良い。ガスバリア性を有しないフィルムとして、ポリエチレン(PE)の樹脂フィルムなどが挙げられる。また、ガスバリア性を有するフィルムとして、アルミ箔フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)や2軸延伸ポリプロピレン(OPP)等の樹脂フィルムや、アルミ蒸着フィルム、透明蒸着フィルム等が挙げられる。例えば、シート収容部材52は、金属薄膜が積層されたベースフィルムにシーラント層が積層された積層フィルムによって構成される。
シート収容部材52は、開口部52Aと、シール部材52Bとを有する。開口部52Aは、シート収容部材52の内部に収容されているウェットシート51を取り出すための開口(取出口)である。シール部材52Bは、開口部52Aを覆う部材である。シール部材52Bは、シート収容部材52の本体に繰り返し接着及び剥離が可能な部材である。ここでは、シール部材52Bは、透明フィルムで構成されている。シール部材52Bが透明な部材で構成されることによって、シート収容部材52に付された表示や背景色を消費者に視認させ易い構造になる。シール部材52Bが透明フィルムで構成されていなくても良い。この場合、後述する各種表示(第1表示M1、第2表示M2、第3表示M3など)の一部がシール部材52Bに付されていても良い。開口部52A及びシール部材52Bは、シート収容部材52の上面に設けられている。
シート収容部材52には、各種表示(第1表示M1、第2表示M2、第3表示M3など)が付されている。これらの表示については、後述する。
<冷感剤>
冷感剤は、使用者に冷感を付与するための物質である。冷感剤によって着用者に冷感を付与することによって、蒸れやべたつきによる不快感を低減させることができる。既に説明した通り、冷感剤は、吸収性物品10に設けられるとともに、ウェットシート51にも設けられる。冷感剤は、冷感成分と、溶媒とを有する。
冷感成分は、使用者に冷感を付与する成分(物質)である。冷感成分は香料と呼ばれることもある。冷感成分は、使用者の温度感覚に刺激を与える物質であり、温度感受性TRPチャネルを刺激する物質である。なお、使用者に冷感を付与するメカニズムとして、1)吸熱反応で冷感をもたらす、2)気化熱で冷感をもたらす、3)温度感受性TRPチャネルを刺激することで冷感をもたらす、ことが挙げられる。このうち、温度感受性TRPチャネルを刺激することで冷感をもたらす場合には、実際には温度が下がっていなくても冷感を付与できるため、過度に皮膚を冷やし過ぎたりすることなく冷感を付与できるという利点がある。温度感受性TRPチャネルを刺激する物質(冷感成分)として、例えば、メントール,ユーカリプトール,カンファー,イソプレゴール,ユーカリ油,ペパーミント油,サリチル酸メチル、メントングリセリンアセタール(MGA),乳酸メンチル,メンチルエチルアミノシュウ酸,コハク酸メンチル,3-(メンチルオキシ)プロパン-1,2-ジオール,3-l-メントキシ-2-メチルプロパン-1,2-ジオール,p-メンタン-3,8-ジオール,N-エチル-p-メンタン-3-カルボアミドが挙げられる。なお、温度感受性TRPチャネルの1つであるTRPM8は冷感センサーである冷刺激受容体であり、TRPM8を活性化させる物質(冷感成分)として、例えば、メントール(例として、l-メントール)等が挙げられる。ここでは、冷感成分は、メントール及び乳酸メンチル(メンチルラクテート)により構成されているが、冷感成分はこれに限られるものではない。冷感成分は、使用者の安心感の観点から、植物由来の化合物であることが望ましい。
溶媒は、冷感成分を溶解ないし分散させる液体物質である。溶媒として、例えば、親油性溶媒及び親水性溶媒が挙げられる。親油性溶媒として、例えば、天然油(例えば、トリグリセリド等の脂肪酸エステル、ヤシ油、アマニ油等)や炭化水素(例えば、パラフィン)等の油脂が挙げられる。また、親水性溶媒として、水やアルコール等が挙げられるが、使用者の粘膜に接することから、親水性溶媒は水であることが望ましい。溶媒が主に水で構成される場合、溶媒にジプロピレングリコールが含まれても良い。これにより、抗菌剤となる安息香酸や香料を溶解することができる。また、ジプロピレングリコールが含まれることにより、保湿効果を高めることもできる。なお、冷感剤の溶媒の気化熱によっても、使用者に冷感を付与することができる。
冷感剤は、冷感成分や溶媒以外の物質を有していても良い。例えば、冷感剤は、抗菌剤、pH調整剤、消臭剤を有している。
抗菌剤として、例えば、塩化ベンザルコニウム、セトリモニウムクロリド、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、セトリモニウム、塩化ドファニウム、臭化テトラエチルアンモニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム、臭化ドミフェン、ラウリルトリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ポリアミノプロピルビグアニド、ベンジルアルコール、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、メチルパラベン、エチルパラベン、ヨウ化プロピニルブチルカルバミン、フェノキシエタノール、クロルフェニシン、エチルヘキシルグリセリン、ペンチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、カプリリルグリコール、デシレングリコール、プロパンジオール等が挙げられる。
また、pH調整剤としては、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、乳酸等の肌を弱酸性に保つための弱酸性成分を含むものが挙げられる。なお、冷感剤のphは、3.5~6.3の範囲内であることが望ましい。これにより、肌を弱酸性に保ち易くなる。また、冷感剤に乳酸が含まれていることが望ましい。これにより、角質を柔らかくする効果や、肌の保湿を保つ効果を付与することができる。
消臭剤として、例えば、活性炭、ゼオライト、シリカゲル、アルミナ、多孔質ガラス、銀イオン、竹炭、シクロデキストリン、カキタンニン、キチン、キトサン、茶カテキン、シソの実エキス、エチルヘキシルグリセリン、塩化ベンザルコニウムなどが挙げられる。冷感剤に消臭剤が含まれることにより、臭気を抑制することができる。
なお、冷感剤に抗菌剤や消臭剤が含まれていなくても良い。この場合、冷感剤と抗菌剤(又は消臭剤)とが別々に設けられていても良い。例えば、吸収性物品10の冷感剤の配置領域(ここではトップシートの非肌側面)とは別の領域に抗菌剤(又は消臭剤)が配置されていても良い。また、ウェットシート51のシート本体に例えばカプセル状の抗菌剤(又は消臭剤)が配置されても良い。
なお、冷感剤は、冷感成分、溶媒、抗菌剤及びpH調整剤以外の物質を有していても良い。例えば、冷感剤は、皮膚収斂剤、抗炎症剤、保湿剤等を有していても良い。
吸収性物品10が有する冷感剤と、ウェットシート51が有する冷感剤は、異なっている。これは、吸収性物品10とウェットシート51とで、望ましい冷感効果が異なるためである。例えば、吸収性物品10の冷感剤は、着用後の体圧や動きによって徐々に着用者に冷感効果を付与するため(トップシート12の非肌側に塗布された冷感剤が着用者の肌に徐々に接触するため)、持続性のある冷感効果が望まれるのに対し、ウェットシート51の冷感剤は、使用者の肌に直接触れるため、即効性のある冷感効果が望まれるためである(ウェットシート51で膣内を直接拭き取ることもでき、この場合、高い即効性のある冷感効果がある)。このように、吸収性物品10の冷感剤とウェットシート51の冷感剤とを異ならせることによって、吸収性物品10及びウェットシート51を併用する使用者に対して異なる冷感効果を付与することができ、冷感効果の持続性と即効性とを両立させることができる。なお、冷感効果の持続性と即効性の両立については後述する。
吸収性物品10の冷感剤の溶媒と、ウェットシート51の冷感剤の溶媒は、異なっている。具体的には、吸収性物品10の冷感剤の溶媒は親油性溶媒(例えばトリエチルシトレート)であるのに対し、ウェットシート51の冷感剤の溶媒は親水性溶媒(例えば水)である。これは、吸収性物品10の冷感剤は吸収体11に吸収され難いことが望まれるのに対し、ウェットシート51の冷感剤は、使用者の肌に塗布し易いことが望まれるためである。このように、吸収性物品10の冷感剤の溶媒と、ウェットシート51の冷感剤の溶媒とを異ならせることによって、吸収性物品10とウェットシート51のそれぞれに対して適した特徴の溶媒を採用することが容易になる。また、吸収性物品10では冷感効果の持続性が高くなるような溶媒を選択し、ウェットシート51では冷感効果の即効性が高くなるような冷媒を選択することによって、吸収性物品10とウェットシート51の併用時の冷感効果の持続性と即効性を両立させ易くなる。但し、吸収性物品10の冷感剤の溶媒と、ウェットシート51の冷感剤の溶媒とが同じであっても良い。
また、ウェットシート51の冷感剤の粘度は、吸収性物品10の冷感剤の粘度よりも低いことが望ましい。これは、吸収性物品10の冷感剤は、着用後の体圧や動きによって徐々に着用者に冷感効果を付与することが望まれるのに対し、ウェットシート51の冷感剤は、使用者の肌に塗布して即効性のある冷感効果を付与することが望まれるためである。このように、ウェットシート51の冷感剤の粘度が吸収性物品10の冷感剤の粘度よりも低いことによって、吸収性物品10とウェットシート51のそれぞれに対して適した特徴の冷感剤を採用することが容易になる。但し、吸収性物品10の冷感剤の粘度と、ウェットシート51の冷感剤の粘度が同程度であっても良いし、吸収性物品10の冷感剤の粘度がウェットシート51の冷感剤の粘度よりも低くても良い。
ウェットシート51の冷感剤は、吸収性物品10の冷感剤の冷感成分を有することが望ましい。言い換えると、ウェットシート51の冷感剤と吸収性物品10の冷感剤には、共通の冷感成分が含まれることが望ましい。ここでは、ウェットシート51の冷感剤と吸収性物品10の冷感剤には、共通の冷感成分としてメントールと乳酸メンチルが含まれている。これにより、ウェットシート51及び吸収性物品10から統一性のある冷感効果を付与することができる。特に、ウェットシート51によって即効性のある冷感効果を付与するとともに吸収性物品10によって持続性のある冷感効果を付与する状況下では、使用者に対して統一性のある冷感効果を連続的に付与することが可能になるため、使用者に更なる安心感を与えることができる。
また、ウェットシート51の冷感剤と吸収性物品10の冷感剤に共通の冷感成分が含まれる場合には、ウェットシート51と吸収性物品10とで共通の冷感成分の配合比率を異ならせても良い。例えば、ウェットシート51の冷感剤と吸収性物品10の冷感剤に共通の冷感成分としてメントールが含まれる場合には、ウェットシート51のメントールの配合比率を吸収性物品10のメントールの配合比率よりも高めることが望ましい。これは、メントールは比較的即効性のある冷感効果があるためである。また、ウェットシート51の冷感剤と吸収性物品10の冷感剤に共通の冷感成分として乳酸メンチルが含まれる場合には、吸収性物品10の乳酸メンチルの配合比率をウェットシート51の乳酸メンチルの配合比率よりも高めても良い。これは、乳酸メンチルは、比較的持続性のある冷感効果があるためである。また、ウェットシート51の冷感剤と吸収性物品10の冷感剤に共通の冷感成分として、第1冷感成分と第2冷感成分が含まれており、第1冷感成分(例えばメントール)が第2冷感成分(例えば乳酸メンチル)よりも揮発性が高い場合、ウェットシート51の第1冷感成分の配合比率を吸収性物品10の第1冷感成分の配合比率よりも高めるとともに、吸収性物品10の第2冷感成分の配合比率をウェットシート51の第2冷感成分の配合比率よりも高めることが望ましい。但し、ウェットシート51と吸収性物品10とで冷感成分の配合比率が同じであっても良い。
なお、ウェットシート51の冷感剤と吸収性物品10の冷感剤に共通の冷感成分が含まれていなくても良い。また、ウェットシート51の冷感剤が、吸収性物品10の冷感剤に含まれていない冷感成分を有していても良いし、吸収性物品10の冷感剤が、ウェットシート51の冷感剤に含まれていない冷感成分を有していても良い。これにより、吸収性物品10とウェットシート51のそれぞれに対して適した特徴の冷感成分を採用することが容易になる。例えば、ウェットシート51に即効性の特徴を持たせた冷感剤を採用することや、吸収性物品10に持続性の特徴を持たせた冷感剤を採用することが容易になる。
吸収性物品10及びウェットシート51の冷感剤は、それぞれ抗菌剤を有することが望ましい。吸収性物品10の冷感剤が抗菌剤を有することによって、吸収性物品10に菌が増殖することを抑制できる。また、ウェットシート51の冷感剤が抗菌剤を有することによって、ウェットシート51で肌を拭いたときに抗菌剤が肌に塗布されるため、肌で菌が増殖することを抑制できる。なお、ウェットシート51で肌を拭いたとき、抗菌剤が肌に塗布されるとともに、肌に付着していた菌が拭われたり、冷感剤の気化熱によって肌温度が低下したりすることによっても、菌の増殖を相乗的に抑制することができる。
また、吸収性物品10の抗菌剤と、ウェットシート51の抗菌剤は、異なることが望ましい。これにより、吸収性物品10とウェットシート51のそれぞれに対して適した特徴の抗菌剤を採用することが容易になる。例えば、吸収性物品10の抗菌剤として、吸収された***液(例えば経血や尿など)による菌の増殖を抑制することに特徴を持たせた抗菌剤を採用し易くなる。また、ウェットシート51の抗菌剤として、肌での菌の増殖を抑制することに特徴を持たせた抗菌剤を採用し易くなる。
既に説明したように、吸収性物品10の冷感剤はトップシート12の非肌側の面に塗布されており、吸収性物品10には、冷感剤の配置された領域と、冷感剤の配置されていない領域とが存在する。このように、吸収性物品10の場合には、装着時に冷感効果を付与し易い位置(着用者の膣口に対向する位置)に選択的に冷感剤を配置することが可能である。これに対し、ウェットシート51の場合、使用される位置は使用者に依存することになるため、ウェットシート51のうち、どの部位が使用者の肌に接するかを想定することは難しい。このため、ウェットシート51の全域に冷感剤を含ませることによって、使用者がウェットシート51のどの部位を使用しても、使用者の肌に冷感剤が塗布されるようにウェットシート51が構成されている。このように、ウェットシート51の場合、冷感剤の配置された領域はウェットシート51の全域となる(冷感剤の配置されていない領域はほぼ無い)。
<表示と併用>
図1及び図2に示すように、物品収容部材40には、ブランドを示す第1表示M1、冷感効果を示す第2表示M2、及び、冷感成分を示す第3表示M3が付されている。また、図1及び図7Aに示すように、シート収容部材52には、ブランドを示す第1表示M1、冷感効果を示す第2表示M2、及び、冷感成分を示す第3表示M3が付されている。なお、物品収容部材40及びシート収容部材52には、供給者を示す第4表示M4(企業名の表示)が付されている。これらの表示は、消費者の視覚を介して認識される。このため、これらの表示は、視覚を介して認識できるように、文字、図形、記号若しくは色彩、又は、これらの組み合わせ等で構成される。
第1表示M1は、視覚を介してブランドを認識させるための表示である。第1表示M1のことをブランド表示と呼ぶこともできる。第1表示M1は、ブランドを認識できるように、他の商品と区別するための表示(マーク)で構成される。第1表示M1としては、例えば商標が挙げられる。第1表示M1に商標が用いられる場合には、その商標は登録されていても良いし、登録されていなくても良い。ここでは、第1表示M1は、「SOFY」の文字及び図形の組み合わせから構成されているが、第1表示M1は、文字のみで構成されても良いし、図形のみで構成されても良いし、文字や図形以外の要素(例えば記号)が含まれても良い。消費者は、第1表示M1を視認することによって、第1表示M1が付された商品(ここでは、吸収性物品収容体1やウェットシート収容体50)のブランドを認識することになる。なお、物品収容部材40及びシート収容部材52の包装形態、形状、大きさなどが異なっていても、消費者は、第1表示M1を視認することによって、共通のブランドを認識することができる。
物品収容部材40に付される第1表示M1と、シート収容部材52に付される第1表示M1は、完全に同一に構成されていなくても良い。例えば、物品収容部材40及びシート収容部材52のそれぞれに付された第1表示M1が共通していれば、大きさ等が異なっていても許容される。第1表示M1の大きさが異なっていても、消費者は、共通の第1表示M1が物品収容部材40及びシート収容部材52に付されていることを視認することによって、共通のブランドを認識することができる(大きさ等が異なっていても良いことについては、後述する第2表示M2や第3表示M3についても同様である)。
物品収容部材40とシート収容部材52とに共通の第1表示M1が付されることによって、消費者にブランドが共通していることを認識させることができ、この結果、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50が所定の品質(ここでは冷感効果)を提供していることを消費者に連想させることができる。なお、ブランドを示す第1表示M1には、供給者を示す表示(第4表示M4;供給者表示)は含まれない。ここでは、供給者が「ユニ・チャーム株式会社」であることを示す第4表示M4が物品収容部材40とシート収容部材52とにそれぞれ付されているが、この第4表示M4は、第1表示M1に含まれない。これは、第4表示M4が共通していても、第1表示M1が共通している場合と比べて、2つの商品が関連していることを消費者に連想させにくいためである。
第2表示M2は、視覚を介して冷感効果が得られること認識させるための表示である。第2表示M2のことを冷感表示(又は冷感効果表示)と呼ぶこともできる。第2表示M2には、直接的又は間接的に冷感効果に関する記載が含まれることになる。ここでは、第2表示M2は、「Cooling Fresh」との文字によって構成されており、主に「Cooling」との記載によって冷感効果が得られることが示されている(「Fresh」との記載によっても冷感効果が得られることが補助的に示されている)。冷感効果が得られることを認識できるのであれば、第2表示M2は、「Cool」との文言が含まれるものに限られない。例えば、第2表示M2は、「冷感効果が得られます」のように冷感効果が得られることを直接的に示す表示でも良いし、「涼」、「凍」、「氷」、「流水」などのように「冷」とは異なる文言で冷感効果を間接的に示す表示でも良いし、「ヒヤッ」などのように擬態語で冷感効果を示す表示でも良い。また、第2表示M2は、文字に限られるものではなく、例えば風、雪、氷、流水などを示す図形でも良い。
物品収容部材40とシート収容部材52とに共通の第2表示M2が付されることによって、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50が冷感効果を共通して提供していることを消費者に連想させることができる。
第3表示M3は、視覚を介して冷感成分を認識させるための表示である。第3表示M3のことを冷感成分表示と呼ぶこともできる。第3表示M3は、吸収性物品10やウェットシート51の冷感剤に含まれている冷感成分に関する記載が含まれることになる。例えば、冷感剤に「メントール」が含まれる場合には、第3表示M3に「メントール」との記載が含まれることになる。ここでは、第3表示M3は、「冷感効果 メントール配合」との文字によって構成されている。
物品収容部材40とシート収容部材52とに共通の第3表示M3が付されることによって、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50が共通の冷感効果を提供することを消費者に連想させることができる。
図1に示す収容体セット100では、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50には、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3がそれぞれ付されている。但し、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3の全ての表示が吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50にそれぞれ付されていなくても良い。すなわち、吸収性物品収容体1(詳しくは物品収容部材40)に第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの少なくとも一つの表示が付されているとともに、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの吸収性物品収容体1(詳しくは物品収容部材40)に付された表示がウェットシート収容体50(詳しくはシート収容部材52)に付されていれば良い。これにより、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの少なくとも一つの表示が吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付されることにより、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50が関連していることを消費者に連想させることができる。
このため、例えば図10に示す変形例(第1変形例)の収容体セット100のように、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付される表示が第1表示M1及び第2表示M2だけであり、第3表示M3(及び第4表示M4)が吸収性物品収容体1やウェットシート収容体50に付されていなくても良い。また、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付される表示は、第1表示M1のみであっても良いし、第2表示M2のみであっても良いし、第3表示M3のみであっても良い。但し、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの1つの表示のみが吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付される場合よりも、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの2以上の表示が吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付される場合の方が、物品収容部材40とシート収容部材52とが関連していることを消費者により強く連想させることができる。また、この場合、第1表示M1が吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付されるとともに、第2表示M2及び第3表示M3のうちの少なくとも一方が吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付されることが好ましい(図10参照)。これは、ブランドを示す第1表示M1の方が、第2表示M2や第3表示M3よりも、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50が関連していることを消費者により強く連想させることができるためである。また、第1表示M1とともに第2表示M2や第3表示M3を表示することによって、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50が冷感効果を共通して提供していることを消費者により強く連想させることができるためである。
吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付される第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの少なくとも一つの表示は、商品(吸収性物品収容体1やウェットシート収容体50)の表面(おもて面)に設けられることが望ましい。これにより、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3の表示を消費者に視認させ易くなり、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50が関連していることを消費者に連想させ易い構成になる。
なお、表面(おもて面)は、商品(ここでは吸収性物品収容体1又はウェットシート収容体50)が陳列されるときに消費者の側に向けられる面である。つまり、表面は、消費者に主に視認される面である。例えば、表面は、商品の外装面(物品収容部材40やシート収容部材52を構成する面)のうちの1番目又は2番目に広い面となる。なお、商品の外装面のうちの最も広い面が表面になることが望ましいが、最も広い面が底面になることもあるため2番目に広い面が表面になることも好ましい。外装フィルムを接合して商品の外装(物品収容部材40やシート収容部材52)が構成されている場合、表面は、外装フィルムの接合部(シール部)が設けられていない面となる。また、商品が自立する場合には、表面は、商品の底面に略垂直な面となる。例えば、図1に示す吸収性物品収容体1の場合には、表面は、吸収性物品収容体1の前面となる。但し、表面は、前面に限られるものではなく、例えば上面(底面に略平行な面;底面と反対側の面)でも良い。例えば、図1に示すウェットシート収容体50の表面は、上面であり、ウェットシート収容体50の底面(ウェットシート収容体50を載置する面に対向する面)の反対側の面である。
表面(第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの少なくとも一つの表示が付された面)の半分以上の領域は、寒色系の色で占められていることが望ましい。各種表示の背景色が寒色系になることによって、冷感効果を消費者に連想させることができる。なお、寒色系の色は、マンセル表色系における5PB~10Gの範囲の色相(又は白色)に相当する。このため、物品収容部材40の表面の半分以上の領域がマンセル表色系における5PB~10Gの範囲の色相を有するとともに、シート収容部材52の表面の半分以上の領域がマンセル表色系における5PB~10Gの範囲の色相を有することが望ましい。これにより、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50が冷感効果を共通して提供していることを消費者に連想させることができる。
上記の通り、本実施形態では、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの少なくとも一つの表示が吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付されることにより、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50が関連していることを消費者に連想させることができ、これにより、冷感剤を有する吸収性物品10と冷感剤を有するウェットシート51とを併用することを消費者に促すことができる。ここで、冷感剤を有する吸収性物品10と冷感剤を有するウェットシート51とを併用した場合の効果について説明する。
図8は、冷感評価結果を示すグラフである。グラフの横軸は、時間(単位:分)を示している。グラフの縦軸は、複数の被験者による冷感評価の平均スコアを示している。冷感評価を示すスコアは、「冷感無し」を0、「ちょうど良い冷たさ」を5、「とても冷たい」を10とする11段階である。被験者は6名であり、そのうち3名は冷感剤を有する吸収性物品10の使用経験があり、残りの3名は冷感剤を有する吸収性物品10の使用経験の無い。各被験者は、1日に1回、冷感剤を有する吸収性物品10を使用し、冷感評価を行った。また、各被験者は、冷感評価を4回(4日間)行った。各被験者による4回の冷感評価のうち、2回の冷感評価は、冷感剤を有する吸収性物品10のみを使用した場合(比較例)についての冷感評価であり、残りの2回の冷感評価は、吸収性物品10とウェットシート51とを併用した場合についての冷感評価である。使用する吸収性物品10には、トップシート12の非肌側面に冷感剤が塗布されている。また、使用するウェットシート51には、冷感剤が含浸されている。吸収性物品10とウェットシート51とを併用する場合には、ウェットシート51によりデリケート領域(吸収性物品10が触れる領域;例えば膣口及びその近傍)を拭いて吸収性物品10を装着するものとした。各被験者は、吸収性物品10の装着開始から30分ごとに、前述の11段階で冷感評価のスコアを記録した。また、装着開始直後は30分よりも短い間隔で前述の11段階で冷感評価のスコアを記録した。
図8の装着開始直後(0~30分の範囲)のグラフに示される通り、吸収性物品10とウェットシート51とを併用した場合には、吸収性物品10のみを使用した場合と比べて、使用者に速やかに冷感を付与することができた。特に、蒸れによる不快感や不安感の解消の目安となるスコア4以上に到達するまでの時間に着目すると、吸収性物品10とウェットシート51とを併用した場合の方が、吸収性物品10のみを使用した場合と比べて、速かった。これは、ウェットシート51の冷感剤が使用者の肌に直接触れることによって、使用者に即効性のある冷感効果が付与されたものであると考えられる。なお、ウェットシート51は、使用者の粘膜に直接触れることができる部材であるため、冷感剤を有するウェットシート51を吸収性物品10と併用することは、使用者に即効性のある冷感効果を付与する上で特に有効であると考えられる。
また、図8に示すように、スコア4以上の持続時間は、吸収性物品10とウェットシート51とを併用した場合には180分程度であり、吸収性物品10のみを使用した場合の150分程度と比べて、30分程度延びた。ウェットシート51のみを使用した場合の冷感効果の持続時間は短時間(10分程度)であり、ウェットシート51の冷感効果の持続時間は吸収性物品10の冷感効果の持続時間よりも短いにも関わらず、吸収性物品10とウェットシート51とを併用した場合の冷感効果は、吸収性物品10のみを使用した場合の冷感効果の持続時間(150分程度)を超えて、長時間持続した。このことから、冷感剤を有する吸収性物品10とウェットシート51とを併用した場合、それぞれを単独で使用した場合には得られない冷感効果の持続性が得られることが確認された。また、上記の通り、冷感剤を有する吸収性物品10とウェットシート51とを併用した場合には、冷感効果の即効性だけでなく、冷感効果の持続性も向上させることができることが確認された。
ところで、冷感剤を有する吸収性物品10は、着用部の蒸れによる不快感や不安感を軽減したいユーザーに使用される傾向がある。このため、冷感剤を有する吸収性物品10の使用者に対して、スコア4以上の冷感効果を持続的に付与することができれば、蒸れによる不快感や不安感を持つユーザーに対して、大きな安心感を与えることができる。したがって、本実施形態のように、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの少なくとも一つの表示が吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付されることによって、冷感剤を有する吸収性物品10と冷感剤を有するウェットシート51とを併用することを促し、これにより持続する冷感効果を付与することができれば、蒸れによる不快感や不安感を持つユーザーに大きな安心感を与えることができる。
また、冷感剤(冷感成分)は使用者に冷感という刺激を与える物質であるため、消費者は、冷感剤を有する商品を慎重に選択することになる。特に、冷感剤を有する吸収性物品10は、デリケート領域(例えば膣口及びその近傍)に使用されるものであるため、消費者は、冷感剤を有する吸収性物品10をより慎重に選択する傾向が強くなる。このような状況下において、冷感剤を有する吸収性物品10やウェットシート51(慎重に選択される商品)の併用を促す表示や、これらを併用しても大丈夫であることを示す表示が吸収性物品収容体1やウェットシート収容体50に付されていれば、吸収性物品10やウェットシート51を安心して使用できるという効果を使用者に提供することができる。また、使用者が安心感を得られることから、吸収性物品10やウェットシート51の冷感剤に強めの冷感効果を設定することも可能になるため、この結果、吸収性物品10とウェットシート51との併用時における使用者の満足度を更に高めることができるという相乗的な効果を得ることも可能になる。
また、吸収性物品10の装着時(交換時)にデリケート領域(吸収性物品10が触れる領域;例えば膣口及びその近傍)をシャワーで洗浄する習慣のある国や地域(例えば東南アジアなど)があり、このような習慣のある国・地域においてシャワーを利用できずに吸収性物品10の装着が必要になる場合には、吸収性物品10の使用者が不快感や不安感を抱くおそれがある。これに対し、本実施形態では、吸収性物品10の使用時にウェットシート51を併用することによって、ウェットシート51で拭いた箇所がシャワー洗浄後に似た濡れた状態になるため、シャワー洗浄後に似た状態で吸収性物品10を装着させることができるため、不快感や不安感を軽減できるという効果も得られる。更に、肌の濡れた箇所にウェットシート51や吸収性物品10の冷感剤による冷感効果が付与されるため、使用者に冷感効果が付与され易くなるという利点もある。このような理由からも、本実施形態のように、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの少なくとも一つの表示が吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付されることによって、冷感剤を有する吸収性物品10と冷感剤を有するウェットシート51とを併用することを促すことは、特に有効であると考えられる。
図9は、別の冷感評価結果を示すグラフである。グラフの横軸及び縦軸は、図8と同様である。被験者は5名であり、そのうち3名は冷感剤を有する吸収性物品10の使用経験があり、残りの2名は冷感剤を有する吸収性物品10の使用経験の無い。各被験者は、1日に1回、冷感剤を有する吸収性物品10を使用し、冷感評価を行った。また、各被験者は、冷感評価を2回(2日間)行った。各被験者による2回の冷感評価のうちの一方は、吸収性物品10の装着時のみにウェットシート51によりデリケート領域を拭いた場合の冷感評価であり、他方は、装着時、装着2時間後及び装着4時間後にそれぞれ新しいウェットシート51によりデリケート領域を拭いた場合の冷感評価である。使用する吸収性物品10には、トップシート12の非肌側面に冷感剤が塗布されている。また、使用するウェットシート51には、冷感剤が含浸されている。各被験者は、吸収性物品10の装着開始から30分ごとに、前述の11段階で冷感評価のスコアを記録した。
図9に示すように、装着時、装着2時間後及び装着4時間後にウェットシート51を使用した場合、装着時のみにウェットシート51を使用した場合と比べて、使用者に高い冷感を付与することができた。また、蒸れによる不快感や不安感の解消の目安となるスコア4以上の持続時間に着目すると、装着時のみにウェットシート51を使用した場合には持続時間が180分程度であったのに対し、装着2時間後にウェットシート51を使用することによって持続時間が210分程度に延びた。ウェットシート51のみを使用した場合の冷感効果の持続時間は短時間(10分程度)であり、ウェットシート51の冷感効果の持続時間は吸収性物品10の冷感効果の持続時間よりも短いにも関わらず、装着2時間後にウェットシート51を使用することによって、冷感効果が更に長時間持続した。このことから、冷感剤を有する吸収性物品10の装着時にウェットシート51を併用するとともに、吸収性物品10の装着後に時間を空けて冷感剤を有するウェットシート51を併用することによって、それぞれを単独で使用した場合には得られない冷感効果の持続性が得られることが確認された。
図9に示す通り、冷感剤を有する吸収性物品10と冷感剤を有するウェットシート51とを併用する場合、吸収性物品10の装着時だけでなく、装着後にもウェットシート51を使用することが有効である。このため、ウェットシート収容体50のシート収容部材52に、吸収性物品10の装着後に時間を空けてウェットシート51を使用することを促す使用方法の表示(第5表示;使用方法表示)が付されていても良い。
<変形例>
図11は、変形例(第2変形例)の収容体セット100の説明図である。図12は、第2変形例の吸収性物品収容体1の断面説明図である。図13Aは、第2変形例の吸収性物品10の説明図である。図13Bは、第2変形例の個包装体30の説明図である。
第2変形例においても、収容体セット100は、吸収性物品収容体1とウェットシート収容体50とを備えている。また、第2変形例においても、吸収性物品収容体1は、冷感剤を有する吸収性物品10と、物品収容部材40とを有しており、ウェットシート収容体50は、冷感剤を有するウェットシート51と、シート収容部材52とを有している。第2変形例のウェットシート収容体50は、図1に示すウェットシート収容体50と同じなので、ここでは説明を省略する。
図11に示す吸収性物品収容体1の物品収容部材40は、吸収性物品10として、図13Aに示すショーツ型の生理用ナプキンを収容している。このように、吸収性物品10は、ライナー型の生理用ナプキンに限られるものではない。吸収性物品10は、図13Aの一点鎖線で示された折り目で折り畳まれた状態で、図13Bに示す包装材31に包装された個包装体30の形態で、物品収容部材40に収容されている(図12参照)。
第2変形例においても、吸収性物品収容体1(詳しくは物品収容部材40)に第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの少なくとも一つの表示が付されているとともに、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの吸収性物品収容体1(詳しくは物品収容部材40)に付された表示がウェットシート収容体50(詳しくはシート収容部材52)に付されている。これにより、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの少なくとも一つの表示が吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付されることにより、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50が関連していることを消費者に連想させることができる。
なお、図11に示す第2変形例の収容体セット100では、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50には、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3がそれぞれ付されているが、既に説明したように、第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3の全ての表示が吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50にそれぞれ付されていなくても良い。例えば、第2変形例においても、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付される表示が第1表示M1及び第2表示M2だけであり、第3表示M3(及び第4表示M4)が吸収性物品収容体1やウェットシート収容体50に付されていなくても良い。若しくは、吸収性物品収容体1及びウェットシート収容体50に共通して付される表示が、第1表示M1のみであっても良いし、第2表示M2のみであっても良いし、第3表示M3のみであっても良い。
<ウェットシートの構成>
次に、吸収性物品10に併用されるウェットシート51(***口近傍を拭くためのウェットシート51)の好ましい構成について説明する。
既に説明した通り、ウェットシート51は、冷感成分を有する液状の冷感剤と、冷感剤を含浸させたシート本体とを備えている。シート本体は、親水性繊維を含む不織布により構成される。これは、既に説明したように、ウェットシート51の冷感剤の溶媒は親水性溶媒(ここでは水)で構成されるため、親水性繊維を含む不織布でシート本体を構成することによって、シート本体に冷感剤を含浸させ易くするためである。
不織布で構成されたシート本体の目付(シート本体の単位面積当たりの繊維重量;坪量に相当)は、50gsm以上、80gsm以下であることが望ましい。シート本体の目付(シート本体の単位面積当たりの繊維重量)が50gsm以上、80gsm以下であれば、使用者が***口近傍を拭くのに適切な冷感剤を含浸し易くなるようにシート本体を構成することができる。なお、目付が50gsm未満の場合、シート本体に十分な冷感剤を含浸させ難くなり、使用者がウェットシート51で***口近傍を拭いた時に冷感効果を付与し難くなる(例えば、前述のシャワー洗浄後に似た状態をウェットシートの使用者に提供し難くなる)。また、目付が80gsmを超えると、シート本体が厚過ぎる構成になり、使用者がウェットシート51で***口近傍を拭き難くなる(例えば、冷感剤が過剰に含浸されてしまい、吸収性物品10の併用時にウェットシート51が取り扱い難くなる)。
なお、シート本体の目付は、次のように測定する。まず、シート収容部材52の側面を切り取り、ウェットシート51が積層された状態でシート集合体(折り畳まれて重ね合わされた複数枚のウェットシート51)を取り出す。次に、ウェットシート51を1枚ずつ伸ばさないように広げ、ウェットシート51を加熱装置で110℃で4時間乾燥する。ウェットシート51の乾燥後、25℃湿度60%の環境下で24時間放置後に、シートの重量(A)を測定し、単位面積当たりの重量を算出する。
また、シート本体の厚みは、0.35mm以上、0.55mm未満であることが望ましい。これにより、シート本体が***口近傍を拭くのに適切な構造になる。なお、シート本体の厚みが0.35mm未満の場合、シート本体に十分な冷感剤を含浸させ難くなり、使用者がウェットシート51で***口近傍を拭いた時に冷感効果を付与し難くなる(例えば、前述のシャワー洗浄後に似た状態をウェットシートの使用者に提供し難くなる)。また、シート本体の厚みが0.55mm以上の場合、シート本体が厚すぎる構成になり、使用者がウェットシート51で***口近傍を拭き難くなる(例えば、冷感剤が過剰に含浸されてしまい、吸収性物品10の併用時にウェットシート51が取り扱い難くなる)。なお、本明細書において、湿潤時厚さは、(株)大栄科学精器製作所製 THICKNESS GAUGE UF-60を用いて測定される。なお、UF-60では、測定面の直径が44mmである。
また、冷感剤の含浸率は、2.3倍以上、3.0倍未満であることが望ましい。冷感剤の含浸率とは、シート本体の重量に対する冷感剤の重量の割合である。含浸率は、含浸倍率と呼ばれることもある。なお、前述の目付の測定の際に、加熱装置に入れる前のウェットシート51の重量(B)を測定し、このときの測定した重量(B)と、前述の24時間放置後の重量(A)とに基づき(B-A)/Aとして算出される値を含浸率(含浸倍率)とする。例えば、シート本体のサイズが200mm×150mmであり目付が60gsmである場合(シート本体の重量は1.8g)、このシート本体に5gの冷感剤を含浸させると、冷感剤の含浸率は2.8倍になる。冷感剤の含浸率が2.3倍以上、3.0倍未満であれば、使用者が***口近傍を拭くのに適切な量の冷感剤がシート本体に含浸されることになる。なお、冷感剤の含浸率が2.3倍未満の場合、冷感剤の量が不十分になり、使用者がウェットシート51で***口近傍を拭いた時に冷感効果を付与し難くなる(例えば、前述のシャワー洗浄後に似た状態をウェットシートの使用者に提供し難くなる)。また、冷感剤の含浸率が3.0倍以上になると、冷感剤が過剰に含浸されてしまい、使用者に過度な冷感が付与されるおそれがある。また、冷感剤が過剰に含浸されている場合、使用者が適度な圧力でウェットシートを肌に押し当てるとウェットシートから多量の冷感剤が漏出するおそれがあったり、冷感剤の漏出を抑えるために使用者がウェットシートを押し当てる圧力を弱めてしまうと***口近傍を適切に拭くことが難しくなったりするため、ウェットシート51が取り扱い難くなる。
なお、ウェットシート51の冷感剤のphは、3.5~6.3の範囲内であることが望ましい。これにより、肌を弱酸性に保ち易くなる。
また、ウェットシート51の冷感剤に乳酸が含まれていることが望ましい。これにより、角質を柔らかくする効果や、肌の保湿を保つ効果を付与することができる。
また、シート本体を構成する不織布に含まれる親水性繊維が吸収性繊維を含み、シート本体の表面に露出していることが望ましい。これにより、冷感剤を吸収した繊維を肌に直接接触させることができるため、ウェットシートで冷感剤を肌に塗布し易くなる。
上記の目付、厚み及び含浸率の全ての条件を満たすウェットシート(実施例1~3)と、いずれかの条件を満たさないウェットシート(比較例1~3)とを用いて、ウェットシートの性能を評価した。次表は、実施例1~3及び比較例1~3の各ウェットシートの評価結果を示す表である。
Figure 2024067616000002
表中の「冷感剤(有り/無し)」は、ウェットシートの冷感剤の有無(冷感成分の有無)を示している。また、表中の「スコア」は、「冷感無し」を0、「ちょうど良い冷たさ」を5、「とても冷たい」を10とする11段階による冷感評価である。また、表中の「冷感効果の持続性」は、吸収性物品のみを使用した場合に比べてウェットシートと吸収性物品とを併用した場合の冷感効果の持続時間の変化結果(官能評価結果)を示しており、持続時間が5%以上長くなった場合には優(◎)とし、持続時間が長くなった場合には良(○)とし、持続時間が変わらない又は短くなった場合には不可(×)とする3段階の評価結果を示している。また、表中の「併用時の満足度」は、吸収性物品のみを使用した場合に比べてウェットシートと吸収性物品とを併用した場合の被験者の満足度(官能評価結果)を示しており、吸収性物品のみを使用した場合に比べてウェットシートと吸収性物品とを併用した場合の満足度が高い場合には良(○)とし、吸収性物品のみを使用した場合に比べてウェットシートと吸収性物品とを併用した場合の満足度が変わらない又は低い場合を不可(×)とする2段階の評価結果を示している。
表に示される通り、実施例1~3のウェットシート51は、目付(シート本体の単位面積当たりの繊維重量)が50gsm以上、80gsm以下であること、シート本体の厚みが0.35mm以上、0.55mm未満であること、及び、冷感剤の含浸率が2.3倍以上、3.0倍未満であること、の全ての条件を満たしていることから、ウェットシートと吸収性物品との併用時に、高い持続性の冷感効果を提供でき、高い満足度を提供できた。これに対し、比較例1~3のウェットシートでは、冷感剤に過不足が生じてしまうことから、実施例1~3のウェットシートと比べて低い評価になったと考えられる。例えば、比較例1では、ウェットシートに含まれる冷感剤の量が不十分であることから、被験者に付与された冷感効果が低かったと考えられる。また、比較例2では、被験者に過度な冷感が付与されたと考えられる。また、比較例3では、冷感剤(冷感成分)が無いため、気化熱のみによる冷感効果では被験者に付与された冷感効果が低かったと考えられる。表にも示される通り、ウェットシート51は、目付(シート本体の単位面積当たりの繊維重量)が50gsm以上、80gsm以下であり、シート本体の厚みが0.35mm以上、0.55mm未満であり、且つ、冷感剤の含浸率が2.3倍以上、3.0倍未満であることが望ましい。このようなウェットシート51によれば、冷感剤を有する吸収性物品のユーザーの不快感や不安感を軽減することを実現することが可能である。
なお、前述のウェットシート収容体50のシート収容部材52には、目付(シート本体の単位面積当たりの繊維重量)が50gsm以上、80gsm以下であり、シート本体の厚みが0.35mm以上、0.55mm未満であり、且つ、冷感剤の含浸率が2.3倍以上、3.0倍未満である、という条件を満たしたウェットシート51が収容されている。また、このようなウェットシート51を収容したウェットシート収容体50(詳しくはシート収容部材52)に、前述の第1表示M1、第2表示M2及び第3表示M3のうちの吸収性物品収容体1(詳しくは物品収容部材40)に付された表示が付されている。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
1 吸収性物品収容体、10 吸収性物品、11 吸収体、
11A 吸収性コア、11B 上層シート、11C 下層シート、
12 トップシート、13 バックシート、
14 サイドシート、15 セカンドシート、
21 本体部、22 ウイング部、
23 粘着部、30 個包装体、31包装材、
40 物品収容部材、
50 ウェットシート収容体、51 ウェットシート、
52 シート収容部材、52A 開口部、52B シール部材、
100 収容体セット、
M 表示、
M1 第1表示(ブランド表示)、
M2 第2表示(冷感表示)、
M3 第3表示(冷感成分表示)、
M4 第4表示(供給者表示)

Claims (13)

  1. 吸収性物品収容体と、ウェットシート収容体とを備えた収容体セットであって、
    前記吸収性物品収容体は、
    ブランドを示す第1表示、冷感効果を示す第2表示、及び、冷感成分を示す第3表示のうちの少なくとも一つの表示が付された物品収容部材と、
    前記物品収容部材に収容され、冷感剤を有する吸収性物品と
    を有し、
    前記ウェットシート収容体は、
    前記第1表示、前記第2表示及び前記第3表示のうちの前記物品収容部材に付された表示が付されたシート収容部材と、
    前記シート収容部材に収容され、冷感剤を有するウェットシートと
    を有する
    ことを特徴とする収容体セット。
  2. 請求項1に記載の収容体セットであって、
    前記ウェットシートの前記冷感剤の溶媒は、前記吸収性物品の前記冷感剤の溶媒と異なることを特徴とする収容体セット。
  3. 請求項2に記載の収容体セットであって、
    前記ウェットシートの前記冷感剤の粘度は、前記吸収性物品の前記冷感剤の粘度よりも低いことを特徴とする収容体セット。
  4. 請求項1又は2に記載の収容体セットであって、
    前記ウェットシートの前記冷感剤は、前記吸収性物品が有する前記冷感剤の前記冷感成分を有することを特徴とする収容体セット。
  5. 請求項1又は2に記載の収容体セットであって、
    前記ウェットシートが有する前記冷感剤は、前記吸収性物品が有する前記冷感剤に含まれる前記冷感成分とは異なる冷感成分を有することを特徴とする収容体セット。
  6. 請求項1又は2に記載の収容体セットであって、
    前記吸収性物品及び前記ウェットシートは、それぞれ抗菌剤を有することを特徴とする収容体セット。
  7. 請求項6に記載の収容体セットであって、
    前記吸収性物品の前記抗菌剤と、前記ウェットシートの前記抗菌剤は、異なることを特徴とする収容体セット。
  8. 請求項1又は2に記載の収容体セットであって、
    前記物品収容部材の前記少なくとも一つの表示が付された面の半分以上の領域は、マンセル表色系における5PB~10Gの範囲の色相を有し、
    前記シート収容部材の前記少なくとも一つの表示が付された面の半分以上の領域は、マンセル表色系における5PB~10Gの範囲の色相を有することを特徴とする収容体セット。
  9. ブランドを示す第1表示、冷感効果を示す第2表示、及び、冷感成分を示す第3表示のうちの少なくとも一つの表示が付されるとともに、前記第1表示、前記第2表示及び前記第3表示のうちの吸収性物品収容体に付された表示が付されたシート収容部材と、
    前記シート収容部材に収容され、冷感剤を有するウェットシートと
    を有する
    ことを特徴とするウェットシート収容体。
  10. ***口近傍を拭くためのウェットシートであって、
    冷感成分を有する液状の冷感剤と、
    前記冷感剤を含浸させたシート本体と、
    を備え、
    前記シート本体は、親水性繊維を含む不織布により構成されており、
    前記シート本体の単位面積当たりの繊維重量は、50gsm以上、80gsm以下であり、
    前記シート本体の厚みは、0.35mm以上、0.55mm未満であり、且つ、
    前記冷感剤の含浸率は、2.3倍以上、3.0倍未満である
    ことを特徴とするウェットシート。
  11. 請求項10に記載のウェットシートであって、
    前記冷感剤のpHが3.5~6.3の範囲内であることを特徴とするウェットシート。
  12. 請求項10又は11に記載のウェットシートであって、
    前記冷感剤に乳酸が含まれていることを特徴とするウェットシート。
  13. 請求項10又は11に記載のウェットシートであって、
    前記親水性繊維は、吸水性繊維を含み、表面に露出していることを特徴とするウェットシート。
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