JP2024065373A - 広角レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】第4レンズで発生する諸収差を抑制することが可能な広角レンズを提供すること。【解決手段】広角レンズ100は、物体側から像側に向かって順に、前群110、絞り80、および後群120を備える。前群110は、最も物体側から像側に向かって順に、第1レンズ10、第2レンズ20および第3レンズ30からなる。後群120は、最も物体側から像側に向かって順に、第4レンズ40、第5レンズ50および第6レンズ60からなる。第4レンズ40の物体側Laのレンズ面の曲率半径をR41とし、第4レンズ40の像側Lbのレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式0.800< (R41+R42)/(R41-R42) <1.250 (1)を満たす。【選択図】図1

Description

本発明は、各種撮像系に用いられる広角レンズに関するものである。
広角レンズにおいて、高解像度を得るために5群6枚のレンズ構成が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の広角レンズでは、物体側から像側に向けて、前群、絞り、および後群が順に配置されている。前群には、最も物体側から像側に向けて、3枚のレンズが配置されている。後群には、最も物体側から像側に向けて、1枚のレンズと1枚の接合レンズが配置されている。
特開2019-168491号公報
特許文献1に記載の広角レンズでは、絞りの像側に配置された第4レンズに入射する光線の光束幅が狭いので、第4レンズのパワーが適切でない場合には、第4レンズで諸収差が発生しやすいという問題がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、第4レンズで発生する諸収差を抑制することが可能な広角レンズを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の広角レンズは、物体側から像側に向かって順に、前群、絞り、および後群を備え、前記前群は、最も物体側から像側に向かって順に、第1レンズ、第2レンズおよび第3レンズからなり、前記後群は、最も物体側から像側に向かって順に、第4レンズ、第5レンズおよび第6レンズからなり、前記第1レンズは、負のパワーを有し、像側のレンズ面に凹形状を備え、前記第2レンズは、負のパワーを有し、像側のレンズ面に凹形状を備え、前記第3レンズは、正のパワーを有し、前記第4レンズは、正のパワーを有し、前記第5レンズは、負のパワーを有し、物体側のレンズ面に凸形状を備え、像側のレンズ面に凹形状を備え、前記第6レンズは、正のパワーを有し、物体側のレンズ面および像側のレンズ面に凸形状を備え、前記第4レンズは、ガラス製レンズであり、前記第4レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR41とし、前記第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
0.800< (R41+R42)/(R41-R42) <1.250 (1)
を満たすことを特徴とする。
本発明では、前記第4レンズは、ガラス製レンズである。ここで、第4レンズは、絞りの像側に配置されているので、第4レンズを通過する光線の光束幅が狭くなり、第4レンズの内部温度が高くなりやすい。このため、第4レンズは、熱により熱膨張しやすいので、レンズの光学性能が低下しやすい。よって、第4レンズは、ガラス製レンズであるので、樹脂製レンズの場合と比較して、第4レンズは、熱膨張の影響を受けにくく、レンズの光学性能が低下しにくい。
本発明では、条件式(1)を満たすので、第4レンズで発生する諸収差の発生を抑制す
ることができる。すなわち、条件式(1)を満たす場合には、第4レンズのパワーを適正にしつつ、第4レンズの物体側のレンズ面の曲率半径R41を大きくすることにより、第4レンズの物体側のレンズ面のパワーを小さくすることができるので、第4レンズで発生する諸収差の発生を抑制することができる。条件式(1)の値が上限値および下限値を超える場合には、第4レンズのパワーを適正にしつつ、第4レンズの物体側のレンズ面の曲率半径R41を大きくすることができないので、第4レンズで発生する諸収差の発生を抑制することが困難となる。
本発明において、前記第4レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR41とし、前記第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
1.000≦ (R41+R42)/(R41-R42) <1.250 (1a)
を満たすことが好ましい。本発明では、条件式(1a)を満たす場合には、前記第4レンズの物体側のレンズ面が平面形状か凹形状となる。これにより、第4レンズに入射する光線の光束幅が、第4レンズの内部において、第4レンズの物体側のレンズ面が凸形状の場合と比較して、狭くならないので、第4レンズで発生する諸収差の発生を抑制することができる。
本発明において、レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
-5.000< R42/f0 <-2.500 (2)
を満たすことが好ましい。本発明では、条件式(2)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(2)の値が下限値を超える場合には、第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径R42が小さくなりすぎる。すなわち、第4レンズの像側のレンズ面のパワーが強くなりすぎる。このため、諸収差の発生を抑制することが困難となる。条件式(2)の値が上限値を超える場合には、第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径R42が大きくなりすぎる。すなわち、第4レンズの像側のレンズ面のパワーが弱くなりすぎる。このため、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本発明において、前記第1レンズは、樹脂製レンズであることが好ましい。よって、第1レンズの製造コストを抑制することができる。
本発明において、レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第5レンズおよび前記第6レンズの合成焦点距離をf56とすると、以下の条件式
2.000< f56/f0 <5.500 (3)
を満たすことが好ましい。本発明では、条件式(3)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(3)の値が下限値を超える場合には、第5レンズおよび第6レンズの合成パワーが強くなりすぎるので、諸収差の発生を抑制することが困難となる。条件式(3)の値が上限値を超える場合には、第5レンズおよび第6レンズの合成パワーが弱くなりすぎるので、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本発明において、レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第1レンズ、前記第2レンズおよび前記第3レンズの合成焦点距離をf123とすると、以下の条件式
-15.000< f123/f0 <-6.000 (4)
を満たすことが好ましい。本発明では、条件式(4)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(4)の値が下限値を超える場合には、第1レンズ、第2レンズおよび第3レンズからなる前群の合成パワーが強くなりすぎるので、諸収差の発生を抑制することが困難となる。
条件式(4)の値が上限値を超える場合には、前群の合成パワーが弱くなりすぎるので、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本発明では、条件式(5)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(5)の値が下限値を超える場合には、第3レンズの物体側のレンズ面の曲率半径R31が小さくなりすぎる。すなわち、第3レンズの物体側のレンズ面のパワーが強くなりすぎる。このため、諸収差の発生を抑制することが困難となる。条件式(5)の値が上限値を超える場合には、第3レンズの物体側のレンズ面の曲率半径R31が大きくなりすぎる。すなわち、第3レンズの物体側のレンズ面のパワーが弱くなりすぎる。このため、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本発明において、レンズ系全体の焦点距離をf0とし、レンズ系全体の全長をd0とすると、以下の条件式
11.000< d0/f0 <16.000 (6)
を満たすことが好ましい。本発明では、条件式(6)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(6)の値が下限値を超える場合には、諸収差の発生を抑制しにくい。条件式(6)の値が上限値を超える場合には、各レンズ系が大きくなりやすいとともに、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本発明によれば、条件式(1)を満たすので、第4レンズで発生する諸収差の発生を抑制することができる。
本発明の実施形態1に係る広角レンズの説明図である。 図1に示す広角レンズのデータを示す図である。 図1に示す広角レンズの球面収差を示す図である。 図1に示す広角レンズの倍率色収差を示す図である。 図1に示す広角レンズの非点収差およびディストーションを示す図である。 図1に示す広角レンズの横収差を示す図である。 図1に示す広角レンズ100のMTFを示す図である。 本発明の実施形態2に係る広角レンズの説明図である。 図8に示す広角レンズのデータを示す図である。 図8に示す広角レンズの球面収差を示す図である。 図8に示す広角レンズの倍率色収差を示す図である。 図8に示す広角レンズの非点収差およびディストーションを示す図である。 図8に示す広角レンズの横収差を示す図である。 図8に示す広角レンズのMTFを示す図である。 本発明の実施形態3に係る広角レンズの説明図である。 図15に示す広角レンズのデータを示す図である。 図15に示す広角レンズの球面収差を示す図である。 図15に示す広角レンズの倍率色収差を示す図である。 図15に示す広角レンズの非点収差およびディストーションを示す図である。 図15に示す広角レンズの横収差を示す図である。 図15に示す広角レンズのMTFを示す図である。
以下、本発明を適用した広角レンズ100を説明する。広角レンズ100は、自動車な
どのセンサ装置に用いられている。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る広角レンズ100の説明図である。図1に示すように、本形態の広角レンズ100は、物体側Laから像側Lbに向かって順に、前群110、絞り80、後群120、および赤外線カットフィルタ81を備える。
前群110は、物体側Laから像側Lbに向かって順に、第1レンズ10、第2レンズ20、および第3レンズ30からなる。後群120は、物体側Laから像側Lbに向かって順に、第4レンズ40、第5レンズ50、および第6レンズ60からなる。第6レンズの像側Lbには、物体側Laから像側Lbに向かって順に、平板状の赤外線カットフィルタ81、透光性のカバー82、および撮像素子85が配置されている。撮像素子85は、広角レンズ100の像側Lbの結像面に配置されている。
第1レンズ10は、樹脂製レンズである。第1レンズ10は、負のパワーを有する。第1レンズ10は、物体側Laのレンズ面11に凸形状を備え、像側Lbのレンズ面12に凹形状を備える。第2レンズ20は、樹脂製レンズである。第2レンズ20は、負のパワーを有する。第2レンズ20は、物体側Laのレンズ面21に凹形状を備え、像側Lbのレンズ面22に凹形状を備える。第2レンズ20は、両面に非球面形状を備える。第3レンズ30は、樹脂製レンズである。第3レンズ30は、正のパワーを有する。第3レンズ30は、物体側Laのレンズ面31に凹形状を備え、像側Lbのレンズ面32に凸形状を備える。第3レンズ30は、両面に非球面形状を備える。
第4レンズ40は、ガラス製レンズである。第4レンズ40は、正のパワーを有する。第4レンズ40は、物体側Laのレンズ面41に凸形状を備え、像側Lbのレンズ面42に凸形状を備える。第5レンズ50は、樹脂製レンズである。第5レンズ50は、負のパワーを有する。第5レンズ50は、物体側Laのレンズ面51に凹形状を備え、像側Lbのレンズ面52に凹形状を備える。第5レンズ50は、両面に非球面形状を備える。第6レンズは、樹脂製レンズである。第6レンズ60は、正のパワーを有する。第6レンズ60は、物体側Laのレンズ面61に凸形状を備え、像側Lbのレンズ面62に凸形状を備える。第6レンズ60は、両面に非球面形状を備える。第5レンズ50と第6レンズ60は、第5レンズ50の像側Lbのレンズ面52と第6レンズ60の物体側Laのレンズ面61が接着剤(図示せず)によって接合された接合レンズ70である。かかる構成によれば、後群120は、接合レンズ70を備えるので、色収差を適切に補正することができる。
(レンズ構成)
図2は、実施形態1の広角レンズ100のデータを示す図である。なお、図2に示す値は、四捨五入による端数処理を行ってある。
図2には、下記の各種データが示されている。ここで、レンズ系全体の全長は、第1レンズ10の物体側Laのレンズ面11から撮像素子85の撮像面850までの光軸L上の距離である。第1レンズ-第6レンズ間の全長は、第1レンズ10の物体側Laのレンズ面11から第6レンズの像側Lbのレンズ面62までの光軸L上の距離である。
レンズ系全体の焦点距離f0(Effective Focal Length)
レンズ系全体の全長d0(Total Track)
レンズ系全体のF値(Image Space)
最大半画角(Max. Field Angle)
瞳径(Pupil Diameter)
第1レンズ-第6レンズ間の全長(L1R1-L6R2 Track)
また、図2には、下記の各レンズのレンズデータが示されている。面番号に*を付した面は非球面である。曲率半径、厚さ、焦点距離の単位はmmである。
曲率半径(Radius)
厚さ(Thickness)
屈折率(Nd)
d線のアッベ数(vd)
C線のアッベ数(vC)
部分分散比(LnθgF)
焦点距離(f)
ここで、レンズ面11は、第1面を構成する。レンズ面12は、第2面を構成する。レンズ面21は、第3面を構成する。レンズ面22は、第4面を構成する。レンズ面31は、第5面を構成する。レンズ面32は、第6面を構成する。絞り80は、第7面を構成する。レンズ面41は、第8面を構成する。レンズ面42は、第9面を構成する。レンズ面51は、第10面を構成する。レンズ面52およびレンズ面61は、第11面を構成する。レンズ面62は、第12面を構成する。赤外線カットフィルタ81の物体側Laの面811は第13面を構成し、像側Lbの面812は第14面を構成する。カバー82の物体側Laの面821は第15面を構成し、像側Lbの面822は第16面を構成する。
図2には、各面番号における、非球面の形状を示す非球面係数が示されている。
実施形態1の広角レンズ100は、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面の曲率半径をR41とし、第4レンズ40の像側Lbのレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
0.800< (R41+R42)/(R41-R42) <1.250 (1)
を満たす。
本形態では、
R41=35.020mm
R42=-3.095mm
である。よって、(R41+R42)/(R41-R42)=0.838であり、条件式(1)を満たす。
実施形態1の広角レンズ100は、レンズ系全体の焦点距離をf0とし、第4レンズ40の像側Lbのレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
-5.000< R42/f0 <-2.500 (2)
を満たす。
本形態では、
f0=0.901mm
R42=-3.095mm
である。よって、R42/f0=-3.436であり、条件式(2)を満たす。
実施形態1の広角レンズ100は、レンズ系全体の焦点距離をf0とし、第5レンズ50および第6レンズ60の合成焦点距離をf56とすると、以下の条件式
2.000< f56/f0 <5.500 (3)
を満たす。
本形態では、
f0=0.901mm
f56=2.623mm
である。よって、f56/f0=2.802であり、条件式(3)を満たす。
実施形態1の広角レンズ100は、レンズ系全体の焦点距離をf0とし、第1レンズ10、第2レンズ20および第3レンズ30の合成焦点距離をf123とすると、以下の条件式
-15.000< f123/f0 <-6.000 (4)
を満たす。
本形態では、
f0=0.901mm
f123=-11.835mm
である。よって、f123/f0=-13.140であり、条件式(4)を満たす。
実施形態1の広角レンズ100は、レンズ系全体の焦点距離をf0とし、第3レンズ30の物体側Laのレンズ面の曲率半径をR31とすると、以下の条件式
-6.000< R31/f0 <-3.000 (5)
を満たす。
本形態では、
f0=0.901mm
R31=-4.531mm
である。よって、R31/f0=-5.030であり、条件式(5)を満たす。
実施形態1の広角レンズ100は、レンズ系全体の焦点距離をf0とし、レンズ系全体の全長をd0とすると、以下の条件式
11.000< d0/f0 <16.000 (6)
を満たす。
本形態では、
f0=0.901mm
d0=13.790mm
である。よって、d0/f0=15.311であり、条件式(6)を満たす。
実施形態1の広角レンズ100は、第1レンズ10のd線のアッベ数をvd1とし、第1レンズ10、第2レンズ20および第3レンズ30の合成焦点距離をf123とし、第4レンズ40、第5レンズ50および第6レンズ60の合成焦点距離をf456とすると、以下の条件式
55.000< vd1 <65.000 (7)
-7.000< f123/f456 <-2.000 (8)
を満たす。
本形態では、
vd1=57.949
f123=-11.835mm
f456=2.623mm
である。よって、条件式(7)を満たす。f123/f456=-4.512であり、条件式(8)を満たす。
実施形態1の広角レンズ100は、レンズ系全体の焦点距離をf0とし、第1レンズ10の焦点距離をf1とすると、以下の条件式
-15.000< f1/f0 <-6.000 (9)
を満たす。
本形態では、
f0=0.901mm
f1=-8.310mm
である。よって、f1/f0=-9.226であり、条件式(9)を満たす。
実施形態1の広角レンズ100は、第1レンズ10の部分分散比をL1θCsとし、第4レンズ40の部分分散比をL4θCsとし、第1レンズ10のC線のアッベ数をvC1とし、第4レンズ40のC線のアッベ数をvC4とすると、以下の条件式
|(L1θCs-L4θCs)/(vC1-vC4)| ≦0.0030 (10)
を満たす。
本形態では、
L1θCs=0.062
L4θCs=0.484
vC1=207.878
vC4=44.709
である。よって、|(L1θCs-L4θCs)/(vC1-vC4)|=0.0026であり、条件式(10)を満たす。
実施形態1の広角レンズ100は、第1レンズ10のd線のアッベ数をvd1とし、第4レンズ40の屈折率をNd4とすると、以下の条件式
55.000< vd1 <65.000 (11)
1.7000< Nd4 <2.100 (12)
を満たす。
条件式(12)において、より好ましくは
1.8500< Nd4 <2.000 (12a)
を満たす。
本形態では、
vd1=57.949
Nd4=1.905
である。よって、vd1=57.949であり、条件式(11)を満たす。Nd4=1.905あり、条件式(12)(12a)を満たす。
(作用効果)
本形態の広角レンズ100では、第4レンズ40は、ガラス製レンズであるので、樹脂製レンズの場合と比較して、熱膨張の影響を受けにくい。これにより、第4レンズ40で発生する光学性能を抑制することができる。
本形態の広角レンズ100は、条件式(1)を満たすので、第4レンズ40で発生する諸収差の発生を抑制することができる。すなわち、条件式(1)を満たす場合には、第4
レンズ40のパワーを適正にしつつ、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面の曲率半径R41を大きくすることにより、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面のパワーを小さくすることができるので、第4レンズ40で発生する諸収差の発生を抑制することができる。条件式(1)の値が上限値および下限値を超える場合には、第4レンズ40のパワーを適正にしつつ、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面の曲率半径R41を大きくすることができないので、第4レンズ40で発生する諸収差の発生を抑制することが困難となる。
本形態の広角レンズ100は、条件式(2)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(2)の値が下限値を超える場合には、第4レンズ40の像側Lbのレンズ面の曲率半径R42が小さくなりすぎる。すなわち、第4レンズ40の像側Lbのレンズ面のパワーが強くなりすぎる。このため、諸収差の発生を抑制することが困難となる。条件式(2)の値が上限値を超える場合には、第4レンズ40の像側Lbのレンズ面の曲率半径R42が大きくなりすぎる。すなわち、第4レンズ40の像側Lbのレンズ面のパワーが弱くなりすぎる。このため、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本形態の広角レンズ100は、条件式(3)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(3)の値が下限値を超える場合には、第5レンズ50および第6レンズ60の合成パワーが強くなりすぎるので、諸収差の発生を抑制することが困難となる。条件式(3)の値が上限値を超える場合には、第5レンズ50および第6レンズ60の合成パワーが弱くなりすぎるので、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本形態の広角レンズ100は、条件式(4)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(4)の値が下限値を超える場合には、第1レンズ10、第2レンズ20および第3レンズ30からなる前群110の合成パワーが強くなりすぎるので、諸収差の発生を抑制することが困難となる。条件式(4)の値が上限値を超える場合には、前群110の合成パワーが弱くなりすぎるので、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本形態の広角レンズ100は、条件式(5)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(5)の値が下限値を超える場合には、第3レンズ30の物体側Laのレンズ面の曲率半径R31が小さくなりすぎる。すなわち、第3レンズ30の物体側Laのレンズ面のパワーが強くなりすぎる。このため、諸収差の発生を抑制することが困難となる。条件式(5)の値が上限値を超える場合には、第3レンズ30の物体側Laのレンズ面の曲率半径R31が大きくなりすぎる。すなわち、第3レンズ30の物体側Laのレンズ面のパワーが弱くなりすぎる。このため、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本形態の広角レンズ100は、条件式(6)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(6)の値が下限値を超える場合には、諸収差の発生を抑制しにくい。条件式(6)の値が上限値を超える場合には、各レンズ系が大きくなりやすいとともに、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本形態では、第1レンズ10、樹脂製レンズである。よって、第1レンズ10の製造コストを抑制することができる。
本形態の広角レンズ100は、条件式(7)を満たすので、可視光線の焦点位置に対す
る近赤外線の焦点位置のズレを抑制することができる。条件式(7)の値が下限値を超える場合には、可視光線の焦点位置に対する近赤外線の焦点位置のズレを抑制することができない。条件式(7)の値が上限値を超える場合には、可視光線の焦点位置に対する近赤外線の焦点位置のズレを抑制することができるが、第1レンズ10の屈折率が小さくなるので、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。
本形態の広角レンズ100は、条件式(8)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(8)の値が下限値を超える場合には、第1レンズ10、第2レンズ20および第3レンズ30からなる前群110の合成パワーが、第4レン40ズ、第5レンズ50および第6レンズ60からなる後群120の合成パワーに対して、弱くなりすぎるので、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。条件式(8)の値が上限値を超える場合には、前群110の合成パワーが、後群120の合成パワーに対して、強くなりすぎるので、諸収差の発生を抑制することが困難となる。
本形態の広角レンズ100は、条件式(9)を満たすので、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるとともに、諸収差の発生を抑制することができる。条件式(9)の値が下限値を超える場合には、第1レンズ10のパワーが弱くなるので、諸収差の発生を抑制できるが、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。条件式(9)の値が上限値を超える場合には、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できるが、第1レンズ10のパワーが強くなり過ぎるので、諸収差の発生を抑制することが困難となる。
本形態の広角レンズ100は、条件式(10)を満たすので、可視光線の焦点位置に対する近赤外線の焦点位置のズレを抑制することができる。条件式(10)の値が上限値を超える場合には、可視光線の焦点位置に対する近赤外線の焦点位置のズレを抑制することが困難となる。
本形態の広角レンズ100は、条件式(11)を満たすので、可視光線および近赤外線の焦点距離のズレを抑制することができる。条件式(11)の値が下限値を超える場合には、可視光線および近赤外線の焦点距離のズレを抑制することができない。条件式(11)の値が上限値を超える場合には、可視光線および近赤外線の焦点距離のズレを抑制することができるが、第1レンズ10の屈折率が小さくなるので、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。ここで、第1レンズ10のd線のアッベ数が条件式(11)を満たす場合には、第1レンズ10の屈折率が小さくなるので、第1レンズ10のパワーが小さくなり、レンズ系全体の全長が大きくなりやすい。このため、本形態の広角レンズ100は、条件式(12)を満たすことにより、第4レンズ40のパワーを適正にすることができるので、第1レンズ10のパワーを補うことができる。これにより、レンズ系全体の全長が大きくなることを抑制できる。
図3は、図1に示す広角レンズ100の球面収差を示す図である。図4は、図1に示す広角レンズ100の倍率色収差を示す図であり、最大半画角(100.000deg)における倍率色収差を示してある。図5は、図1に示す広角レンズ100の非点収差およびディストーションを示す図である。図6は、図1に示す広角レンズ100の横収差を示す図であり、タンジェンシャル方向(Y方向)およびサジタル方向(X方向)での横収差を示してある。図7は、図1に示す広角レンズ100のMTFを示す図であり、横軸は半画角であり、縦軸はコントラスト再現比である。
なお、図3~図6には、波長が486nm、588nm、656nmにおける各収差にB、GおよびRを付して示す。図5に示す非点収差に関しては、サジタル方向の特性にSを付し、タンジェンシャル方向の特性にTを付してある。図7に関しては、サジタル方向
の特性にSを付し、タンジェンシャル方向の特性にTを付してある。
図3~図7に示すように、本形態の広角レンズ100においては、球面収差、倍率色収差、非点収差(ディストーション)、横収差および解像度が適正なレベルまで補正されている。
(実施形態2)
図8は、本発明の実施形態2に係る広角レンズ100の説明図である。図8に示すように、本形態の広角レンズ100は、物体側Laから像側Lbに向かって順に、前群110、絞り80、後群120、および赤外線カットフィルタ81を備える。
前群110は、物体側Laから像側Lbに向かって順に、第1レンズ10、第2レンズ20、および第3レンズ30からなる。後群120は、物体側Laから像側Lbに向かって順に、第4レンズ40、第5レンズ50、および第6レンズ60からなる。第6レンズの像側Lbには、物体側Laから像側Lbに向かって順に、平板状の赤外線カットフィルタ81、透光性のカバー82、および撮像素子85が配置されている。
第1レンズ10は、樹脂製レンズである。第1レンズ10は、負のパワーを有する。第1レンズ10は、物体側Laのレンズ面11に凸形状を備え、像側Lbのレンズ面12に凹形状を備える。第2レンズ20は、樹脂製レンズである。第2レンズ20は、負のパワーを有する。第2レンズ20は、物体側Laのレンズ面21に凹形状を備え、像側Lbのレンズ面22に凹形状を備える。第2レンズ20は、両面に非球面形状を備える。第3レンズ30は、樹脂製レンズである。第3レンズ30は、正のパワーを有する。第3レンズ30は、物体側Laのレンズ面31に凹形状を備え、像側Lbのレンズ面32に凸形状を備える。第3レンズ30は、両面に非球面形状を備える。
第4レンズ40は、ガラス製レンズである。第4レンズ40は、正のパワーを有する。第4レンズ40は、物体側Laのレンズ面41に平面形状を備え、像側Lbのレンズ面42に凸形状を備える。第5レンズ50は、樹脂製レンズである。第5レンズ50は、負のパワーを有する。第5レンズ50は、物体側Laのレンズ面51に凸形状を備え、像側Lbのレンズ面52に凹形状を備える。第5レンズ50は、両面に非球面形状を備える。第6レンズは、樹脂製レンズである。第6レンズ60は、正のパワーを有する。第6レンズ60は、物体側Laのレンズ面61に凸形状を備え、像側Lbのレンズ面62に凸形状を備える。第6レンズ60は、両面に非球面形状を備える。第5レンズ50と第6レンズ60は、第5レンズ50の像側Lbのレンズ面52と第6レンズ60の物体側Laのレンズ面61が接着剤(図示せず)によって接合された接合レンズ70である。かかる構成によれば、後群120は、接合レンズ70を備えるので、色収差を適切に補正することができる。
(レンズ構成)
図9は、実施形態2の広角レンズ100データを示す図である。なお、図9に示す値は、四捨五入による端数処理を行ってある。
実施形態2の広角レンズ100は、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面の曲率半径をR41とし、第4レンズ40の像側Lbのレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
1.000≦ (R41+R42)/(R41-R42) <1.250 (1a)
を満たす。
本形態では、
R41=0.000mm
R42=-2.986mm
である。よって、(R41+R42)/(R41-R42)=1.000であり、条件式(1a)を満たす。
本形態の広角レンズ100は、実施形態1で説明した条件式(2)~(12)を満たしている。
本形態では、
f0=0.978mm
R42=-2.986mm
である。よって、R42/f0=-3.052であり、条件式(2)を満たす。
本形態では、
f0=0.978mm
f56=2.526mm
である。よって、f56/f0=2.582であり、条件式(3)を満たす。
本形態では、
f0=0.978mm
f123=-8.239mm
である。よって、f123/f0=-8.422であり、条件式(4)を満たす。
本形態では、
f0=0.978mm
R31=-4.402mm
である。よって、R31/f0=-4.499であり、条件式(5)を満たす。
本形態では、
f0=0.978mm
d0=12.836mm
である。よって、d0/f0=13.121であり、条件式(6)を満たす。
本形態では、
vd1=57.949
f123=-8.239mm
f456=2.543mm
である。よって、条件式(7)を満たす。f123/f456=-3.240であり、条件式(8)を満たす。
本形態では、
f0=0.978mm
f1=-7.725mm
である。よって、f1/f0=-7.896であり、条件式(9)を満たす。
本形態では、
L1θCs=0.062
L4θCs=0.484
vC1=207.878
vC4=44.709
である。よって、|(L1θCs-L4θCs)/(vC1-vC4)|=0.0026であり、条件式(10)を満たす。
本形態では、
vd1=57.949
Nd4=1.905
である。よって、vd1=57.949であり、条件式(11)を満たす。Nd4=1.905あり、条件式(12)(12a)を満たす。
を満たす。
(作用効果)
実施形態2の広角レンズ100は、条件式(1)を満たすので、実施形態1の同様な効果を奏することができる。さらに、本形態の広角レンズ100は、条件式(1a)を満たすので、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面が平面形状となる。これにより、第4レンズ40に入射する光線の光束幅が、第4レンズ40の内部において、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面が凸形状の場合と比較して、狭くならないので、第4レンズ40で発生する諸収差の発生を、より抑制することができる。
実施形態2の広角レンズ100は、実施形態1と同様に、条件式(2)~(12)を満たすので、実施形態1の同様な効果を奏することができる。
図10は、図8に示す広角レンズ100の球面収差を示す図である。図11は、図8に示す広角レンズ100の倍率色収差を示す図である。図12は、図8に示す広角レンズ100の非点収差およびディストーションを示す図である。図13は、図8に示す広角レンズ100の横収差を示す図である。図14は、図8に示す広角レンズ100のMTFを示す図である。
図10~図14に示すように、本形態の広角レンズ100においては、球面収差、倍率色収差、非点収差(ディストーション)、横収差および解像度が適正なレベルまで補正されている。
また、実施形態2の広角レンズ100は、条件式(1a)を満たし、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面が平面形状を備えるので、中間画角(約30°~70°)におけるコントラストの再現性が、実施形態1の広角レンズ100より優れている。
(実施形態3)
図15は、本発明の実施形態3に係る広角レンズ100の説明図である。図15に示すように、本形態の広角レンズ100は、物体側Laから像側Lbに向かって順に、前群110、絞り80、後群120、および赤外線カットフィルタ81を備える。
前群110は、物体側Laから像側Lbに向かって順に、第1レンズ10、第2レンズ20、および第3レンズ30からなる。後群120は、物体側Laから像側Lbに向かって順に、第4レンズ40、第5レンズ50、および第6レンズ60からなる。第6レンズの像側Lbには、物体側Laから像側Lbに向かって順に、平板状の赤外線カットフィルタ81、透光性のカバー82、および撮像素子85が配置されている。
第1レンズ10は、樹脂製レンズである。第1レンズ10は、負のパワーを有する。第1レンズ10は、物体側Laのレンズ面11に凸形状を備え、像側Lbのレンズ面12に凹形状を備える。第1レンズ10は、像側Lbのレンズ面12に非球面形状を備える。第
2レンズ20は、樹脂製レンズである。第2レンズ20は、負のパワーを有する。第2レンズ20は、物体側Laのレンズ面21に凸形状を備え、像側Lbのレンズ面22に凹形状を備える。第2レンズ20は、両面に非球面形状を備える。第3レンズ30は、樹脂製レンズである。第3レンズ30は、正のパワーを有する。第3レンズ30は、物体側Laのレンズ面31に凹形状を備え、像側Lbのレンズ面32に凸形状を備える。第3レンズ30は、両面に非球面形状を備える。
第4レンズ40は、ガラス製レンズである。第4レンズ40は、正のパワーを有する。第4レンズ40は、物体側Laのレンズ面41に凹形状を備え、像側Lbのレンズ面42に凸形状を備える。第5レンズ50は、樹脂製レンズである。第5レンズ50は、負のパワーを有する。第5レンズ50は、物体側Laのレンズ面51に凹形状を備え、像側Lbのレンズ面52に凹形状を備える。第5レンズ50は、両面に非球面形状を備える。第6レンズは、樹脂製レンズである。第6レンズ60は、正のパワーを有する。第6レンズ60は、物体側Laのレンズ面61に凸形状を備え、像側Lbのレンズ面62に凸形状を備える。第6レンズ60は、両面に非球面形状を備える。第5レンズ50と第6レンズ60は、第5レンズ50の像側Lbのレンズ面52と第6レンズ60の物体側Laのレンズ面61が接着剤(図示せず)によって接合された接合レンズ70である。かかる構成によれば、後群120は、接合レンズ70を備えるので、色収差を適切に補正することができる。
(レンズ構成)
図16は、実施形態2の広角レンズ100データを示す図である。なお、図16に示す値は、四捨五入による端数処理を行ってある。本形態の広角レンズ100は、実施形態1で説明した条件式(1)~(12)、実施形態2で説明した条件式(1a)を満たしている。
本形態では、
R41=-77.040
R42=-2.850mm
である。よって、(R41+R42)/(R41-R42)=1.077であり、条件式(1)(1a)を満たす。
本形態では、
f0=1.009mm
R42=-2.850mm
である。よって、R42/f0=-2.823であり、条件式(2)を満たす。
本形態では、
f0=1.009mm
f56=2.618mm
である。よって、f56/f0=2.593であり、条件式(3)を満たす。
本形態では、
f0=1.009mm
f123=-13.603mm
である。よって、f123/f0=-13.476であり、条件式(4)を満たす。
本形態では、
f0=1.009mm
R31=-3.802mm
である。よって、R31/f0=-3.766であり、条件式(5)を満たす。
本形態では、
f0=1.009mm
d0=12.806mm
である。よって、d0/f0=12.686であり、条件式(6)を満たす。
本形態では、
vd1=57.949
f123=-13.603mm
f456=2.520mm
である。よって、条件式(7)を満たす。f123/f456=-5.397であり、条件式(8)を満たす。
本形態では、
f0=1.009mm
f1=-10.513mm
である。よって、f1/f0=-10.414であり、条件式(9)を満たす。
本形態では、
L1θCs=0.062
L4θCs=0.484
vC1=207.878
vC4=44.709
である。よって、|(L1θCs-L4θCs)/(vC1-vC4)|=0.0026であり、条件式(10)を満たす。
本形態では、
vd1=57.949
Nd4=1.905
である。よって、vd1=57.949であり、条件式(11)を満たす。Nd4=1.905あり、条件式(12)(12a)を満たす。
(作用効果)
実施形態3の広角レンズ100は、条件式(1)を満たすので、実施形態1の同様な効果を奏することができる。さらに、本形態の広角レンズ100は、条件式(1a)を満たすので、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面が凹形状となる。これにより、第4レンズ40に入射する光線の光束幅が、第4レンズ40の内部において、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面が凸形状の場合と比較して、狭くならないので、第4レンズ40で発生する諸収差の発生を、より抑制することができる。
実施形態3の広角レンズ100は、実施形態1と同様に、条件式(2)~(12)を満たすので、実施形態1の同様な効果を奏することができる。
図17は、図15に示す広角レンズ100の球面収差を示す図である。図18は、図15に示す広角レンズ100の倍率色収差を示す図である。図19は、図15に示す広角レンズ100の非点収差およびディストーションを示す図である。図20は、図15に示す広角レンズ100の横収差を示す図である。図21は、図15に示す広角レンズ100のMTFを示す図である。
図17~図21に示すように、本形態の広角レンズ100においては、球面収差、倍率色収差、非点収差(ディストーション)、横収差および解像度が適正なレベルまで補正されている。
また、実施形態3の広角レンズ100は、条件式(1a)を満たし、第4レンズ40の物体側Laのレンズ面が凹形状を備えるので、中間画角(約30°~70°)におけるコントラストの再現性が、実施形態1の広角レンズ100より優れている。
なお、本技術は以下のような構成をとることが可能である。
(1)
物体側から像側に向かって順に、前群、絞り、および後群を備え、
前記前群は、最も物体側から像側に向かって順に、第1レンズ、第2レンズおよび第3レンズからなり、
前記後群は、最も物体側から像側に向かって順に、第4レンズ、第5レンズおよび第6レンズからなり、
前記第1レンズは、負のパワーを有し、像側のレンズ面に凹形状を備え、
前記第2レンズは、負のパワーを有し、像側のレンズ面に凹形状を備え、
前記第3レンズは、正のパワーを有し、
前記第4レンズは、正のパワーを有し、
前記第5レンズは、負のパワーを有し、物体側のレンズ面に凸形状を備え、像側のレンズ面に凹形状を備え、
前記第6レンズは、正のパワーを有し、物体側のレンズ面および像側のレンズ面に凸形状を備え、
前記第4レンズは、ガラス製レンズであり、
前記第4レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR41とし、前記第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
0.800< (R41+R42)/(R41-R42) <1.250 (1)
を満たすことを特徴とする広角レンズ。
(2)
前記第4レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR41とし、前記第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
1.000≦ (R41+R42)/(R41-R42) <1.250 (1a)
を満たすことを特徴とする(1)に記載の広角レンズ。
(3)
レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
-5.000< R42/f0 <-2.500 (2)
を満たすことを特徴とする(1)または(2)に記載の広角レンズ。
(4)
前記第1レンズは、樹脂製レンズであることを特徴とする(1)から(3)のうち何れか一項に記載の広角レンズ。
レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第5レンズおよび前記第6レンズの合成焦点距離をf56とすると、以下の条件式
2.000< f56/f0 <5.500 (3)
を満たすことを特徴とする(1)から(4)のうち何れか一項に記載の広角レンズ。
(6)
レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第1レンズ、前記第2レンズおよび前記第3レンズの合成焦点距離をf123とすると、以下の条件式
-15.000< f123/f0 <-6.000 (4)
を満たすことを特徴とする(1)から(5)のうち何れか一項に記載の広角レンズ。
レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第3レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR31とすると、以下の条件式
-6.000< R31/f0 <-3.000 (5)
を満たすことを特徴とする(1)から(6)のうち何れか一項に記載の広角レンズ。
レンズ系全体の焦点距離をf0とし、レンズ系全体の全長をd0とすると、以下の条件式
11.000< d0/f0 <16.000 (6)
を満たすことを特徴とする(1)から(7)のうち何れか一項に記載の広角レンズ。
10…第1レンズ、20…第2レンズ、30…第3レンズ、40…第4レンズ、50…第5レンズ、60…第6レンズ、70…接合レンズ、80…絞り、81…赤外線カットフィルタ、85…撮像素子、100…広角レンズ、110…前群、120…後群

Claims (8)

  1. 物体側から像側に向かって順に、前群、絞り、および後群を備え、
    前記前群は、最も物体側から像側に向かって順に、第1レンズ、第2レンズおよび第3レンズからなり、
    前記後群は、最も物体側から像側に向かって順に、第4レンズ、第5レンズおよび第6レンズからなり、
    前記第1レンズは、負のパワーを有し、像側のレンズ面に凹形状を備え、
    前記第2レンズは、負のパワーを有し、像側のレンズ面に凹形状を備え、
    前記第3レンズは、正のパワーを有し、
    前記第4レンズは、正のパワーを有し、
    前記第5レンズは、負のパワーを有し、物体側のレンズ面に凸形状を備え、像側のレンズ面に凹形状を備え、
    前記第6レンズは、正のパワーを有し、物体側のレンズ面および像側のレンズ面に凸形状を備え、
    前記第4レンズは、ガラス製レンズであり、
    前記第4レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR41とし、前記第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
    0.800< (R41+R42)/(R41-R42) <1.250 (1)
    を満たすことを特徴とする広角レンズ。
  2. 前記第4レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR41とし、前記第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
    1.000≦ (R41+R42)/(R41-R42) <1.250 (1a)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の広角レンズ。
  3. レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第4レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR42とすると、以下の条件式
    -5.000< R42/f0 <-2.500 (2)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の広角レンズ。
  4. 前記第1レンズは、樹脂製レンズであることを特徴とする請求項1に記載の広角レンズ。
  5. レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第5レンズおよび前記第6レンズの合成焦点距離をf56とすると、以下の条件式
    2.000< f56/f0 <5.500 (3)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の広角レンズ。
  6. レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第1レンズ、前記第2レンズおよび前記第3レンズの合成焦点距離をf123とすると、以下の条件式
    -15.000< f123/f0 <-6.000 (4)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の広角レンズ。
  7. レンズ系全体の焦点距離をf0とし、前記第3レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR31とすると、以下の条件式
    -6.000< R31/f0 <-3.000 (5)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の広角レンズ。
  8. レンズ系全体の焦点距離をf0とし、レンズ系全体の全長をd0とすると、以下の条件式
    11.000< d0/f0 <16.000 (6)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の広角レンズ。
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