JP2024058294A - 無線通信装置、無線通信装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 無線通信装置において、複数のSTAを同時に動作させるように構成した場合、複数のSTAにより複数の外部のAP又はGOと接続することができるようになる。このとき、外部のAP又はGOに接続する際にどのSTAを用いるかを選択するための操作はユーザにとって煩雑である。【解決手段】 本発明の無線通信装置は、複数のSTAを備え、他の無線通信装置との接続を確立するために用いる接続情報を取得し、取得した接続情報に基づき、前記他の無線通信装置がAPとGOのいずれであるかを判定し、当該判定の結果に基づいて前記複数のSTAの一つを選択し、当該選択したSTAを用いて前記他の無線通信装置との接続を確立する。【選択図】 図3

Description

本発明は無線通信装置、無線通信装置の制御方法およびプログラムに関する。
無線LAN(Local Area Network)に関する通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格が知られている。また、Wi-Fi Allianceが定めているWi-Fi規格やWi-Fi Direct規格についても知られている。
従来、例えば、IEEE802.11規格およびWi-Fi規格に対応した一つの無線通信装置において、ステーション(STA)とアクセスポイント(AP)とを並行して動作させられるものが提案されている。STAにより外部のAPと接続を確立し、当該外部のAPが形成したネットワークに参加することができる。また、APにより外部のSTAと接続を確立し、当該外部のSTAを自装置が形成したネットワークに参加させることができる。また、同様に、STAとWi-Fi Direct機能とを並行して動作させることも提案されている。
例えば特許文献1に記載のシステムでは、STA機能によりAPと接続することと並行して、Wi-Fi Direct機能によりWi-Fi Direct規格に対応した無線通信装置と接続することができる。
特開2014-225861号公報
一方、片方のSTAによりAP(例えば無線LANルータ)と接続し、もう片方のSTAによりGO(例えばスマホ)と接続するために、一つの無線通信装置に複数のSTAを備えるようにすることが考えられる。そのような場合に、片方のSTAをAPに接続した後、本来GOに接続すべきもう片方のSTAも誤ってAPに接続してしまうと、GOとの接続ができない状態が発生してしまう。また、このような状態を発生させないようにするためにはユーザによる慎重な操作が求められることになり、使い勝手が良くない。
本発明は、上記の課題を鑑み、複数のSTAを有する無線通信装置において、外部のAP又はGOに接続する際の操作性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の無線通信装置は、複数のSTAを備え、他の無線通信装置との接続を確立するために用いる接続情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した接続情報に基づき、前記他の無線通信装置がAP(アクセスポイント)とGO(Group Owner)のいずれであるかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果に基づいて前記複数のSTAの一つを選択し、当該選択したSTAを用いて前記他の無線通信装置との接続を確立する確立手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のSTAを有する無線通信装置において、外部のAP又はGOに接続する際の操作性を向上させることができる。
本発明を適用できるネットワーク構成 無線通信装置101の構成 無線通信装置101の設定処理のフローチャート 無線通信装置101の取得処理のフローチャート 無線通信装置101の設定処理のフローチャート2 無線通信装置101の取得処理のフローチャート2
以下、添付図面を参照して実施例を詳しく説明する。なお、以下に示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
以下では、IEEE802.11規格に対応した無線LANシステムの例について説明する。また、IEEE802.11規格シリーズに加えて、Bluetooth(登録商標)、NFC、UWB、Zigbee、MBOAなどの他の通信規格に対応していてもよい。ここで、UWBはUltra Wide Bandの頭字語であり、MBOAはMulti Band OFDM Allianceの頭字語である。なお、OFDMは、Orthogonal Frequency Division Multiplexingの頭字語である。また、NFCはNear Field Communicationの頭字語である。UWBには、ワイヤレスUSB(Universal Serial Bus)、ワイヤレス1394などが含まれる。なお、以下の実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施例には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明を適用できるネットワーク構成を示している。図1において、101はSTAを複数備える無線通信装置である。なお、無線通信装置101は、例えばプリンタやカメラ、PC、TV、プロジェクタ、スマート家電などのIoT機器、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスなどでもよく、STAを複数有している無線通信装置であればよい。無線通信装置101においては複数のSTAを並行して動作させることでAPとGOとの接続を並行して確立することができる。尚、無線通信装置101が備える複数のSTAは、それぞれWi-Fi Direct(WFD)規格に準ずるWFD機能をさらに有することができる。WFD規格では、各無線端末(AP又はSTA)がGroup Owner(以下、GO)またはClient(以下、CL)のいずれかとして動作するかを決定するプロトコルが規定される。前記プロトコルを実行することにより、無線端末のどちらがGOになり、どちらがCLになるかを決定することで、GOとCLが接続して通信を行う。なお、接続を確立するとは、信号やデータを送受信できる状態にすることであり、一対の装置の間で通信可能な状態である回線や伝送路(リンク)を確立することである。
111はAPを備える無線通信装置である(以下、AP111)。ここで、AP111においては、STAと接続することができ、例えば無線ルータやモデム、スマートフォンやタブレット、スマートウォッチなどのスマートデバイスやPCであってもよい。
121はSTAを備える無線通信装置であるPCである。PC121はそれぞれSTAを備えており、APと接続を確立することができる。
131はGOとして動作可能なスマートデバイス(以下、GO131)でありCLとして動作する無線通信装置と接続可能である。
141はワイド・エリア・ネットワーク(以下、WANという)である。AP111はWAN141と接続しているため、各APと接続中の無線通信装置は各APをゲートウェイとして、WAN141に接続する。
図2は、無線通信装置101の構成を示している。
201は電源部である。電源部201は、各ハードウェアに電源を供給する。電源部201は、例えばAC電源あるいはバッテリなどから電力を取得する。
211は入力部である。入力部211は、ユーザからの各種操作の受付を行う。例えば、操作ボタン等が含まれる。
221は出力部である。出力部221は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部221による出力とは、例えば、LEDによる表示や画面の表示、スピーカによる音声出力、振動出力等である。なお、タッチパネルのように入力部211と出力部221の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。また、入力部211、出力部221は必ずしも無線通信装置101に内蔵される必要はなく、無線通信装置101と異なる端末などを介して入力乃至出力を行えるようにしてもよい。以下ではタッチパネルを用いて入出力を行うものとして説明する。
231は第一STAである。232は第二STAである。第一STA231、および第二STA232は、IEEE802.11規格に準拠した無線LAN制御と電波の送受信を行い、AP又はGOと接続する。無線通信装置101は、2つのSTAを並行して動作させられるように構成されており、APとGOとのそれぞれに同時に接続することができる。また、第一STA231及び第一STA232はWFD機能を有しており、GO又はCLとして動作可能である。
241は制御部である。制御部241は、CPUやMPU等のプロセッサにより構成され、記憶部251に記憶されたプログラムを実行することにより無線通信装置101全体を制御する。なお、CPUとはCentral Processing Unitのことであり、MPUとはMicro Processing Unitのことである。また、制御部241が無線通信装置101全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、無線通信装置101全体を制御してもよい。
251は記憶部である。記憶部251は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリにより構成され、後述する各種処理を行うためのプログラムや、STAが接続しているAPやGOの情報を記憶する。また、STAを用いて無線通信装置101が他の無線通信装置と接続するために必要な接続情報などの各種情報を事前に取得して記憶するようにしてもよい。
[実施例1]
実施例1では、本発明の外部のAPとの接続設定処理について図3の無線通信装置101の接続設定処理のフローチャートを用いて説明する。
接続設定処理は、無線通信装置101の接続先を設定する場合に開始される。例えば、ユーザがタッチパネルを操作して無線通信装置101の接続先を設定する設定メニューを選択した場合である。
設定処理が開始されると、接続先の接続情報を取得する(S301)。取得処理S301においては、外部の無線通信装置との通信に基づいて接続先の接続情報を取得しても良いし、ユーザの入力に基づいて接続先の接続情報を取得しても良い。例えば、無線通信装置101は、AP111の情報をPC121やGO131と通信することで取得しても良いし、AP111と通信することで取得しても良い。また、ユーザが入力した情報に基づいて取得するようにしても良い。ここで接続先とは、無線通信装置101が取得した接続情報を用いて接続を確立する無線通信装置のことである。また接続情報とは、外部の無線通信装置のMACアドレスや外部の無線通信装置が形成するネットワークのSSIDやパスワードなどのことである。また通信の暗号化のパラメータなどセキュリティ設定などの情報であっても良い。また以下の説明においては、接続先とのリンクを確立することを接続といい、接続先の接続情報を取得するために外部の無線通信装置とリンクを確立することを仮接続という。
次に、無線通信装置101は接続先と接続を確立するために用いるSTAを選択する(S302)。本実施例においては、接続先の接続情報であるSSID(Service Set Identifier)の文字列に基づいて接続先がAPかGOか判定する。この場合、SSIDの先頭に“DIRECT-”の文字列が含まれる場合には接続先はGO、SSIDの先頭に“DIRECT-”の文字列が含まれない場合には接続先はAPと判定する。判定の結果、接続先がAPであると判定した場合は、第一STA231を用いることを選択する。また、接続先がGOであると判定した場合は、第二STA232を用いることを選択する。
選択処理S302において第一STA231が選択された場合は、無線通信装置101は第一STA231を用いて接続先との接続処理を行う(S304)。
また選択処理S302において第二STA232が選択された場合は、無線通信装置101は第二STA232を用いて接続先との接続処理を行う(S305)。
尚、接続処理S303及び接続処理S304において無線通信装置101が接続先と接続ができなかった場合には、設定が完了しなかった旨のエラー通知を行うようにしてもよい。
このように本実施例において、複数のSTAを備える無線通信装置はまず接続先との接続を確立するために用いる接続情報を取得する。次に取得した接続情報に基づき接続先である他の無線通信装置がAPとGOのいずれであるかを判定する。そして、判定結果に基づき複数のSTAを備える無線通信装置は自装置が備える一つのSTAを選択し、当該選択したSTAを用いて接続先の他の無線通信装置との接続を確立する。
従来は、複数のSTAを備える無線通信装置が接続先の接続情報を取得した際にユーザはどのSTAを用いるかを選択しなければならなかった。これに対して、本実施例は、無線通信装置が取得した接続先の接続情報に基づいて、接続先と接続するためのSTAを自動で選択することにより、ユーザの操作を簡単にしている。また、接続先がAPかGOかに応じて接続するためのSTAを選択することにより、複数のSTAにAPのみまたはGOのみが接続されることを防止できる。
[実施例2]
実施例2では、ケーブルレスセットアップモードにより取得した接続先の接続情報に基づいて接続先がAPかGOかに判定し、接続先と接続するためのSTAを選択する場合について説明する。ケーブルレスセットアップでは、無線通信装置101は接続先である外部の無線通信装置(AP111、GO131)と接続するための接続情報を接続先とは異なる携帯端末(PC121)から取得する。また、本実施例においては、無線通信装置101はさらにAPを備えるものとする。
図4は本実施例における取得処理S301のフローチャートであり、ケーブルレスセットアップモードにおける接続先の接続情報を取得する際のフローチャートである。ケーブルレスセットアップモードは、無線インフラストラクチャ通信の無線設定が可能な専用モードである。無線通信装置101は、ケーブルレスセットアップモードにおいて、APを起動して、親局として動作させる。なお、このタイミングで起動されるAPは、ケーブルレスセットアップモードのための親局である。これにより、パソコンやスマートフォン、タブレット等の携帯端末が、STA(子機)として無線通信装置101と接続し、通信することが可能となる。なお、ケーブルレスセットアップモードでは、WFD機能を使用しても良い。ただし、WFD機能が使用される場合には、ネットワーク識別子であるSSIDにランダム生成された文字列を含ませる必要がある。パソコンやスマートフォン、タブレット等の外部機器上で動作するLAN設定専用アプリケーションによって、LANに関する知識のあまりないユーザでも、容易に無線通信装置101に接続できるよう構成されている。LAN設定専用アプリケーションによって、設定内容の詳細を知ることなく、接続に必要な接続情報が無線通信装置101に送られるように構成されている。
本実施例における取得処理S301では、まず無線通信装置101はAPを起動する(S401)。S401では、接続先であるAPもしくはGOの情報を、外部の携帯端末から受信するために、無線通信装置101はケーブルレスセットアップ用のネットワークを構築する。
次にS401において構築した、接続先の接続情報を取得するためのケーブルレスセットアップ用のネットワークに外部のSTA(携帯端末)が接続するのを一定時間待機する(S402)。ここでケーブルレスセットアップ用のネットワークとは、SSIDに「PriterSetup」または「DIRECT-PrinterSetup」の文字列を含むネットワークのことである。
次に、無線通信装置101がケーブルレスセットアップ用のネットワークにおいて外部のSTAと仮接続したかどうかを確認する(S403)。S403において、外部のSTAと仮接続したことが確認された場合、外部のSTAから接続先の接続情報を取得する(S404)。また、S404において接続先の接続情報を取得したことに基づいて、ケーブルレスセットアップ用のネットワークを構築しているAPを停止する(S405)。
一方で、S403において、所定時間経過しても外部のSTAと仮接続せずタイムアウトした場合、APを停止し(S406)、CLを起動する(S407)。次に、外部の装置がGOとしてケーブルレスセットアップ用のネットワークを構築しているかを検索する(S408)。次に、外部のGOが形成しているケーブルレスセットアップ用のネットワークを発見できたか否かを確認する(S409)。S409において、ケーブルレスセットアップ用のネットワークを発見できた場合には、ケーブルレスセットアップ用のネットワークを構築しているGOと仮接続し(S410)、当該GOから、接続先の接続情報を取得する(S411)。
S411において接続先の接続情報を取得すると、GOとの仮接続を切断し(S412)、取得処理を終了する。
S409において外部のGOが構築しているケーブルレスセットアップ用のネットワークを発見できずタイムアウトした場合はエラー終了する。尚、エラー終了する際に、エラー表示をするなどエラー終了することを通知しても良い。
接続先の接続情報を取得後、本実施例においても実施例1と同様にしてS302において、S301で取得した接続先の接続情報に基づき、接続先がAPかGOかを判断する。ここで、接続先がAPであると判断した場合は、第一STAを用いて接続先と接続する。対して、接続先がGOであると判断した場合は、第二STAを用いて接続先と接続を確立する。
尚、本実施例ではケーブルレスセットアップ時にAPを先に起動し、外部のSTAと接続できなかった場合にCLを起動する例を示したが、これに限定されない。例えば、CLを先に起動し、ケーブルレスセットアップ用のネットワークを発見できなかった場合に、APを起動するように制御してもよい。
このように本実施例においては、無線通信装置101はまず接続先とは異なる携帯端末から接続先の接続情報を取得、接続情報に基づき接続先がAPとGOのいずれであるかを判定する。そして第一のSTAと第二のSTAを備える無線通信装置101は、接続先がAPである場合は第一のSTAを用いて接続先との接続を確立し、接続先がGOである場合は第二のSTAを用いて接続先との接続を確立する。これによりAPとGOとに接続したい複数のSTAを備える無線通信装置において、複数のSTAをAP又はGOの何れかのみに接続してしまうことを防ぐことができる。
[実施例3]
実施例3では、無線通信装置101が接続先と接続を確立するために用いるSTAを選択する際に、各STAを順に選択する場合について説明する。
図5は、本実施例の無線通信装置101の接続設定処理のフローチャート2を示している。本接続設定処理は、無線通信装置101の接続先を設定する場合に開始される。例えば、ユーザがタッチパネルを操作してプリンタ101の接続先を設定する設定メニューを選択した場合に開始される。
接続設定処理が開始されると、外部の無線通信装置から、接続先の接続情報を取得する(S501)。例えば実施例2の取得処理(ケーブルレスセットアップ)と同様にして接続先の接続情報を取得する。
接続先の接続情報を取得後、無線通信装置101が備える各STAが取得しSSIDのネットワークに参加しているかどうかを確認する。本実施例においては、まず、第一STA231に接続先の接続情報が設定されているかを判定する(S502)。次に第二STA232に接続先の接続情報が設定されているかを判定する(S503)。S502及びS503において接続先の接続情報が設定されていると判定した場合は、接続設定処理を終了する。このように、接続先の接続情報を取得後に各STAに対して取得した情報が既に設定されているか否かを確認することで、重複したリンクを確立することを防ぐことができる。
S502及びS503において各STAにおいてS501で取得した接続先の接続情報が設定されていないと判定した場合は、前回の接続設定処理に使用されていないSTAを選択する(S504)。例えば、前回の接続設定処理において第一STAを用いて接続していた場合は、第二STAを用いることを選択する。尚、無線通信装置101が3つ以上のSTAを備える場合は各STAに順番を設けるようにしてもよい。各STAに順番を付けることで、前回の接続設定処理において接続に使用された次の順番のSTAを選択するようにしても良い。
S504において、第一STA231が選択された場合は、第一STAを231起動し、S501で取得した接続先の接続情報を第一STA231に設定し、接続先と接続を確立する(S505)。また、S504において、第二STA232が選択された場合は、第二STA232を起動し、S501で取得した接続先の接続情報を第二STA232に設定し、接続先と接続を確立する(S506)。
このように本実施例においては、接続先の接続情報を取得した場合に、前回の接続設定処理時に用いたSTAに応じて、今回用いるSTAを自動で選択することで接続設定処理時のユーザの工数を削減した。
[実施例4]
実施例4では、接続先の接続情報を取得するS301について実施例2のケーブルレスセットアップと異なる場合について図6の取得処理のフローチャート2を用いて説明する。尚、接続先の接続情報取得後の処理は実施例2又は実施例3と同様であるとする。
本実施例における取得処理S301では、例えばWPSのプロトコルに準拠した接続先の接続情報の取得を行う。WPSとはWi-Fi Protected Setupのことであり、APとSTAが接続を確立するためのパラメータを簡単に交換することを目的としたプロトコルである。
本実施例の取得処理S301は、例えばWPSのPBC動作を行うことにより接続先の接続情報を取得する。PBC動作とは、例えばAPとSTAそれぞれにおいて付属のWPSボタンを押下することにより、WPSのプロトコルを動作させる仕組みである。この場合、無線通信装置101はWPSのPBC動作の命令を示すユーザ操作が行われたかどうかを監視する(S601)。ここでユーザ操作とは、主にWPSボタンやAOSSボタンを押下することであるが、タッチパネル操作やリモコン操作によりPBC動作の命令を行うことであっても良い。
次にユーザ操作を検知した場合、無線通信装置101は第一STA231を用いてProbe Requestを送信する。この際無線通信装置101は、Probe Requestに自装置がPBC動作を行っている情報を含めるものとする。そして、無線通信装置101は外部の無線通信装置が送信するProbe Responseを受信することにより外部の無線通信装置を検出する(S602)。
次に無線通信装置101はS602で検出した外部の無線通信装置が所定の動作モードで動作中であるかどうかを確認する(S603)。具体的には、受信したProbe ResponseにPBC動作を行っている情報が含まれていることを確認することにより、検出した外部の無線通信装置がWPSモードで動作中であることを確認する。
S603の結果、WPSモードで動作中の外部のAPが存在する場合、第一STA231を用いて当該APと仮接続し(S605)、接続先の接続情報を取得し(S607)、処理を終了する。
S603の結果、WPSモードで動作中の外部のGOが存在する場合、第二STA232を用いて当該GOと仮接続し(S606)、接続先の接続情報を取得し(S607)、処理を終了する。
本実施例では、無線通信装置101は第一STA231と第二STA232を備えることで、検出した外部の無線通信装置がAP又はGOのどちらであっても再度検出をすることなく仮接続を行い、接続先の接続情報を取得することができる。
[その他の実施例]
本実施形態に記載の無線通信装置101は印刷手段を有するプリンタであってもよい。プリンタとして動作する場合は、例えば相手装置と通信することで取得した画像データを印刷することが可能である。
また、本実施形態に記載の無線通信装置101は撮像手段を有するカメラであってもよい。カメラとして動作する場合は、例えば相手装置と通信することで撮像したデータを送信することが可能である。
尚、上述の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、システムあるいは装置のコンピュータ(CPU、MPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行するようにしてもよい。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述の実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は上述の装置を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSが実際の処理の一部または全部を行い、上述の機能を実現してもよい。OSとは、Operating Systemの略である。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込む。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUが実際の処理の一部または全部を行い、上述の機能を実現してもよい。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、上述した各実施例の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
複数のSTA(ステーション)を備える無線通信装置であって、
他の無線通信装置との接続を確立するために用いる接続情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した接続情報に基づき、前記他の無線通信装置がAP(アクセスポイント)とGO(Group Owner)のいずれであるかを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果に基づいて前記複数のSTAの一つを選択し、当該選択したSTAを用いて前記他の無線通信装置との接続を確立する確立手段と、
を備えることを特徴とする無線通信装置。
(構成2)
前記複数のSTAは、第1のSTAおよび第2のSTAを含み、
前記確立手段は、前記他の無線通信装置がAPであると判定された場合は前記第1のSTAを用いて前記他の無線通信装置との接続を確立し、前記他の無線通信装置がGOであると判定された場合は前記第2のSTAを用いて前記他の無線通信装置との接続を確立することを特徴とする構成1に記載の無線通信装置。
(構成3)
前記接続情報は少なくともSSIDを含み、
前記判定手段は、前記SSID(Service Set Identifier)に含まれる文字列に基づいて前記判定を行う
ことを特徴とする構成1又は構成2のいずれかに記載の無線通信装置。
(構成4)
前記判定手段は、前記SSIDの先頭にDIRECTの文字列が含まれる場合は、前記他の無線通信装置がGOであると判定し、前記SSIDの先頭にDIRECTの文字列が含まれない場合は、前記他の無線通信装置がAPであると判定する
ことを特徴とする構成3に記載の無線通信装置。
(構成5)
前記取得手段は、前記他の無線通信装置と異なる携帯端末から前記接続情報を取得する
ことを特徴とする構成1から4の何れか1つに記載の無線通信装置。
(構成6)
前記取得手段は、WPS(Wi-Fi Protected Setup)のプロトコルに基づき前記接続情報を取得する
ことを特徴とする構成1から4の何れか1つに記載の無線通信装置。
(構成7)
前記確立手段が確立した接続を介して前記他の無線通信装置から画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した画像データを印刷する印刷手段と、をさらに備える
ことを特徴とする構成1から6の何れか1つに記載の無線通信装置。
101 複数のSTAを備える無線通信装置
111 無線ルータ
121 PC
131 スマートデバイス

Claims (9)

  1. 複数のSTA(ステーション)を備える無線通信装置であって、
    他の無線通信装置との接続を確立するために用いる接続情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した接続情報に基づき、前記他の無線通信装置がAP(アクセスポイント)とGO(Group Owner)のいずれであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果に基づいて前記複数のSTAの一つを選択し、当該選択したSTAを用いて前記他の無線通信装置との接続を確立する確立手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記複数のSTAは、第1のSTAおよび第2のSTAを含み、
    前記確立手段は、前記他の無線通信装置がAPであると判定された場合は前記第1のSTAを用いて前記他の無線通信装置との接続を確立し、前記他の無線通信装置がGOであると判定された場合は前記第2のSTAを用いて前記他の無線通信装置との接続を確立することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記接続情報は少なくともSSIDを含み、
    前記判定手段は、前記SSID(Service Set Identifier)に含まれる文字列に基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記判定手段は、前記SSIDの先頭にDIRECTの文字列が含まれる場合は、前記他の無線通信装置がGOであると判定し、前記SSIDの先頭にDIRECTの文字列が含まれない場合は、前記他の無線通信装置がAPであると判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記取得手段は、前記他の無線通信装置と異なる携帯端末から前記接続情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 前記取得手段は、WPS(Wi-Fi Protected Setup)のプロトコルに基づき前記接続情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  7. 前記確立手段が確立した接続を介して前記他の無線通信装置から画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した画像データを印刷する印刷手段と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 複数のSTA(ステーション)を備える無線通信装置の制御方法であって、
    他の無線通信装置との接続を確立するために用いる接続情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程が取得した接続情報に基づき、前記他の無線通信装置がAP(アクセスポイント)とGO(Group Owner)のいずれであるかを判定する判定工程と、
    前記判定工程による判定の結果に基づいて前記複数のSTAの一つを選択し、当該選択したSTAを用いて前記他の無線通信装置との接続を確立する確立工程と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置の制御方法。
  9. コンピュータを請求項1に記載の無線通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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