JP2024056281A - 回転電機の電機子および回転電機 - Google Patents

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康平 江頭
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Abstract

【課題】安価で生産設備を簡素化できる回転電機の電機子を提供する。【解決手段】電機子巻線55は、周方向に電気角180度離れたスロット51S内に収容され、径方向の位置が変位された一対の脚部41と、脚部41の軸方向一端同士を連結する連結部42とを有する単位コイル40を複数接続して成る巻線群55Gを複数備え、各巻線群55Gは、電機子鉄心51の径方向内側から径方向外側に渡って波巻されて、径方向内側あるいは径方向外側の一方側に第1端部を、径方向他方側に第2端部を配設し、径方向にn層の巻線層が構成され、毎相毎極スロット数をKとすると、径方向にn/2層の巻線層において巻線群が各相あたり2K本配設され、各相において第2端部同士が接続されて直列巻線群55GSが構成され、該直列巻線群55GSを並列接続して構成される。【選択図】図1

Description

本願は、回転電機の電機子および回転電機に関するものである。
特に狭小な空間に搭載される自動車用の電動機、発電機等の回転電機においては、小型化が求められている。また、システムの大電流化に対応するために、回転電機のステータコイルにおいて各相毎にコイルを並列接続するものが多く採用されている。このように小型化を実現しつつ、大電流化に対応するためのコイルの並列接続数が確保可能な、以下のような構成の回転電機の固定子が開示されている。
即ち、従来の回転電機の固定子においては、線材は、異なるスロットに配置されるスロット収容部同士を接続するターン部を有しており、固定子コアに波巻されることにより固定子巻線が形成される。スロット(14)(15)の位置に配置される線材は、各位置の線材が連続して接続されて複数のグループを形成する。各グループの線材は、連続した線材により、並列に接続された固定子巻線を形成する(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-11148号公報(段落[0026]~[0028]、図8、図9)
上記のような従来の回転電機の固定子では、波巻に配線された複数のグループの固定子巻線同士を、当該固定子巻線を構成する線材と異なる他の連続する線材を織り交ぜ、この他の線材により接続することで、固定子巻線を並列接続して大電流化、小型化を実現している。しかしながら固定子巻線の並列接続を成立させるために、用いられる線材のスロット収容部間のピッチは、固定子巻線を構成する線材のスロット収容部間のピッチと異なる。このように異なる構造の線材を用いているため、線材の種類が増え、生産設備が増加し、コストの増大、管理の複雑化が懸念されるという課題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、安価で生産設備を簡素化できる回転電機の電機子および回転電機を提供することを目的とする。
本願に開示される回転電機の電機子は、
設定された間隔で環状に並び、径方向内側に突出する複数のティース部を有する電機子鉄心と、隣接する前記ティース部間にそれぞれ形成される複数のスロットに収容される複数相の電機子巻線と、を備え、
前記スロットの総数を、相数、及び複数の磁極を有する回転子の磁極数、により除算した毎極毎相スロット数が2以上の整数Kである回転電機の電機子において、
前記電機子巻線は、
周方向に電気角180度離れた前記スロット内にそれぞれ収容され、前記スロット内における互いの径方向の位置が変位された一対の脚部と、該一対の脚部の軸方向の一端同士を連結する連結部とを有する単位コイルを複数接続して成る巻線群を複数備え、
各前記巻線群は、前記電機子鉄心の径方向内側から径方向外側に渡って波巻されて、前記電機子鉄心の径方向内側あるいは径方向外側の一方側に該巻線群の第1端部を配設し、径方向他方側に第2端部を配設し、
各前記スロットにおいて前記単位コイルの前記脚部が径方向に一列に並んでn本(nは偶数)収容されて径方向にn層の巻線層が構成され、径方向にn/2層の巻線層を定義すると、各前記n/2層の巻線層において前記巻線群が各相あたり2K本配設され、
各相において前記巻線群の前記第2端部同士が接続されて直列巻線群が構成され、該直列巻線群を並列接続して構成される、
ものである。
また、本願に開示される回転電機は、
上記のように構成された回転電機の電機子を固定子として用い、
前記固定子に対向するように前記固定子と同軸上に配置された回転子を備える、
ものである。
本願に開示される回転電機の電機子および回転電機によれば、安価で生産設備を簡素化できる回転電機の電機子および回転電機を得られる。
実施の形態1による回転電機の概略構成を示す断面模式図である。 実施の形態1による回転電機の固定子の概略構成を示す斜視図である。 実施の形態1による回転電機の固定子の概略構成を示す部分斜視図である。 実施の形態1による回転電機のコイルを構成する各単位コイルを示す斜視図である。 実施の形態1による固定子の、軸方向に垂直な断面模式図である。 図6A、図6Bはそれぞれ、実施の形態1によるコイルの結線図である。 実施の形態1によるコイルの結線図である。 実施の形態1によるコイルの他の構成を示す結線図である。 実施の形態1による回転電機の固定子の概略構成を示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、本実施の形態1に係る回転電機の電機子および回転電機について図を用いて説明する。本明細書中で、「周方向」、「径方向」、「軸方向」、「内」、「外」というときは、回転電機の電機子における、「周方向」、「径方向」、「軸方向」、「内側」、「外側」をいうものとする。
図1は、実施の形態1による回転電機100の概略構成を示す断面模式図である。
回転電機100は、円筒状のハウジング70と、その内部に収容される電機子としての固定子50と、固定子50に対向するように設けられる回転子60と、を備える。
ハウジング70は、有底円筒状のフレーム71と、このフレーム71の開口部を塞口する端板72とを有する。
固定子50は、フレーム71の径方向内側X1において内嵌状態でフレーム71に固着される。
回転子60は、フレーム71の端板72の中心部においてベアリング73を介して設けられた回転軸74により、固定子50の径方向内側X1において回転可能に支持される。
回転子60は、回転軸74に固着された回転子鉄心61と、この回転子鉄心61に設けられて磁極を構成する複数の永久磁石62と、を備える永久磁石型回転子である。永久磁石62は、回転子鉄心61の外周面において、周方向Cに設定された間隔でそれぞれ埋設される。
なお、回転子60は、永久磁石型回転子に限定されず、絶縁しない回転子導体を回転子鉄心のスロットに収納して軸方向Yの両側を短絡環により短絡したかご形回転子、あるいは、絶縁した導体線を回転子鉄心のスロットに装着した巻線形回転子、等でもよい。
図2は、実施の形態1による回転電機100の固定子50の概略構成を示す斜視図である。
図3は、図2のA-A矢視斜視図である。
固定子50は、複数の電磁鋼板を軸方向Yに積層して構成された電機子鉄心としての固定子鉄心51と、この固定子鉄心51に巻装される電機子巻線としての複数相のコイル55と、を有する。
固定子鉄心51は、周方向Cに設定された間隔を有して環状に並び、径方向内側X1に突出する複数のティース部51Tと、これらティース部51Tの径方向外側X2を連結する環状のヨーク部51Yと、を有する。
隣接するティース部51T間にはそれぞれ、溝状のスロット51Sが形成され、このスロット51S内にコイル55が収容される。
なお、本実施の形態では、スロット51Sの総数Sが96、回転子60の磁極数Mが8、相数が3であり、スロットの総数Sを相数3及び磁極数Mにより除算した毎極毎相スロット数Kが4である。本実施の形態において毎極毎相スロット数Kは、2以上の整数となるように構成される。
コイル55は、径方向外側X2において、周方向Cに延在する渡り部としてのジョイント46を有する。以下、このジョイント46およびコイル55の構成について説明する。
図4は、実施の形態1によるコイル55を構成する単位コイル40I、40J、40Kを示す斜視図である。
図5は、実施の形態1による固定子50の、軸方向Yに垂直な断面模式図である。
本実施の形態のコイル55は、図4に示すU字形状の3種類の単位コイル40I、40J、40Kを複数有して構成される。なお、以降の説明において、3種類の単位コイル40I、40J、40Kのそれぞれを区別する必要の無い場合は、単位コイル40と称して用いる。
単位コイル40は、設定された長さに切り出された平角状の導線を成形して構成され、スロット51S内に収容される脚部としての一対のスロット収容部41と、この一対のスロット収容部41の軸方向Yの一端部同士を連結する連結部としてのコイルエンド部42と、を有する。
スロット収容部41の軸方向Yの他端部側には、スロット51S内から突出する突出部としての曲げ部43と、突出部としての接続部44とが設けられる。
曲げ部43は、固定子鉄心51の軸方向端面において周方向Cに折り曲げられる部分である。接続部44は、曲げ部43から軸方向Yに延びる部分である。接続部44は、詳細は後述するが、他の単位コイル40の接続部44、電源に接続される給電部P、中性点N、あるいは、ジョイント46に電気的に接続される。ここでは便宜上、接続部44の内、給電部Pあるいは中性点Nに接続される接続部を44PNとして示し、ジョイント46に接続される接続部を44Jとして示す。
また、各単位コイル40の一対のスロット収容部41は、周方向Cに電気角で180度離れたスロット51Sにそれぞれ収容されるように、一対のスロット収容部41間の間隔が調整されている。
また、コイルエンド部42には、一対のスロット収容部41がそれぞれがスロット51S内に収容された際に、スロット51S内における互いの径方向Xの位置を変位させるように屈曲されたクランク部42Cが形成されている。
これら3種類の単位コイル40I、40J、40Kにおいて、単位コイル40Kは固定子鉄心51の径方向外側X2に配設され、単位コイル40I、40Jは、固定子鉄心51の径方向内側X1に配設される。よって、径方向外側X2に配設される単位コイル40Kのスロット収容部41間の間隔は、単位コイル40I、40Jのスロット収容部41間の間隔よりも大きく構成されている。
また、径方向内側X1に配設される単位コイル40I、40Jの内、単位コイル40Iの接続部44PNは、電源に接続される給電部Pまたは中性点Nに接続可能なように、その長さが他の接続部44よりも長く構成されている。
前述のように、本実施の形態では、固定子50は、極数が8、スロット数Sが96の毎極毎相スロット数K=4である。図5の固定子50の断面模式図に示されるように、1つのスロット51S内には、各単位コイル40のスロット収容部41が径方向Xに一列に並んで4本収容され、径方向Xに4層の巻線層を構成している。
ここで、スロット51S内における巻線層の層数nを2により除算した、n/2層の巻線層を径方向Xに対して定義する。即ち、スロット51S内に径方向Xに一列に収容されているスロット収容部41を径方向内側X1から径方向外側X2に向かって、1、2、3、4番線とする。この時、1番線の層と2番線の層とで1つめの巻線層Aを構成し、3番線の層と4番線の層とで2つめの巻線層Bを構成すると定義できる。この径方向Xに並ぶn/2層の巻線層A、Bは、以降の説明に用いる。
以下、コイル55を構成する単位コイル40の結線方式について説明する。
なお、前述のように単位コイル40として3種類の単位コイル40I、40J、40Kを有するが、これらは、固定子鉄心51における径方向Xの位置、あるいは給電部P、中性点Nへの接続構成などに応じて、固定子鉄心51において配設される位置が異なる。しかしながら、説明簡略化のため、以下の説明ではそれぞれを区別せずに単位コイル40として説明する。
図6A、図6Bは、実施の形態1によるコイル55の結線図である。
図の簡略化のため、U層、V層、W層の内、U層のコイルが収容されるスロット51Sと、U層のコイル55のみを示している。本図においては、各スロット51Sに対してU1~U32の符号を付してそれぞれを区別している。
図7は、実施の形態1によるコイル55の結線図である。
図の簡略化のため、U層のコイル55のみを示している。
単位コイル40が有する一対のスロット収容部41は、クランク部42Cにより、互いの径方向Xの位置が一層分変位されて、電気角で180度離れたスロット51S内にそのスロット収容部41がそれぞれ収容される。
即ち、図6Aに示すように、径方向内側X1のA層において、スロットU1の1層目(No.1)に一方のスロット収容部41が収容された単位コイル40は、他方のスロット収容部41がスロットU5の2層目(No.2)に収容される。
同様に、スロットU9の1層目(No.1)に一方のスロット収容部41が収容された単位コイル40は、他方のスロット収容部41が図示しないスロットU13の2層目(No.2)に収容される。
同様に、スロットU25の1層目(No.1)に一方のスロット収容部41が収容された単位コイル40は、他方のスロット収容部41がスロットU29の2層目(No.2)に収容される。
径方向外側X2のB層においても同様に、電気角で180度離れたスロット51Sに各単位コイル40のスロット収容部41をそれぞれ収容する。なお、図の理解を容易にするために、B層に配設される単位コイル40は点線にて図示している。
そして、隣接する単位コイル40の、スロット51Sから延出する曲げ部43の先端側に設けられる接続部44同士を接続する。こうして各単位コイル40は周方向Cに順次接続されて、一本の巻線群55Gを形成する。
なお、図を簡略化するため、接続部44は〇印にて示している。
また、接続関係の理解が容易になるように、巻線群55Gの図6Aにおける左右端には、D1、D2、D3、D4の符号を付している。
A層において、固定子鉄心51を周方向Cに一周するように複数の単位コイル40が順次接続されて形成される巻線群55Gは、スロットU29の2層目(No.2)から延出する接続部44が、B層のスロットU1の3層目(No.3)から延出する接続部44へと接続されており、これにより巻線群55Gは、A層からB層へと径方向外側X2に変位する。こうして巻線群55Gは、固定子鉄心51の径方向内側X1から径方向外側X2に至るように、固定子鉄心51を周方向Cに機械角で2周して波巻方式にて巻装される。
巻装された巻線群55Gは、固定子鉄心51の径方向内側X1においてその一端の接続部44PN(第1端部)がスロットU1の1層目(No.1)から延出し、径方向外側X2においてその他端の接続部44J(第2端部)がスロットU29の4層目(No.4)から延出する。
U層を構成する巻線群55Gは複数本設けられる。これら複数の巻線群55Gは、周方向Cに連続してスロット51S内にそれぞれ収容される。図6Aにおいては図示していないが、U層を構成する他の3本の巻線群55Gも上記と同様に、スロットU2、U3、U4の1層目(No.1)からその接続部44PN(第1端部)が延出し、他端の接続部44J(第2端部)がスロットU30、31、32の4層目(No.4)から延出するように配設される。
ここで、スロットU5、U6、U7、U8の1層目(No.1)は、空き領域となるが、ここには、図6Bに示すように、スロットU5、U6、U7、U8の1層目(No.1)から一端の接続部44PN(第1端部)が延出し、他端の接続部44J(第2端部)がスロットU1、U2、U3、U4の4層目(No.4)から延出するように、4本の巻線群55Gが配設される。
また、図6Bにおいても、接続関係の理解が容易になるように、巻線群55Gの図6Bにおける左右端には、D7、D8、D9、D10の符号を付している。
従って、本実施の形態の固定子50においては、固定子鉄心51を2周する4本の巻線群55Gと、この巻線群55Gからそれぞれ電気角で180度離れたスロットに収容される4本の巻線群55Gと、合計で8本(=2×K)の巻線群55Gが配設される。各巻線層A、Bに着目した場合、巻線層A、Bのそれぞれには、固定子鉄心51を機械角で1周する巻線群55Gが8本(=2×K)が配設される。
ここで、スロットU29、U30、U31、U32の4層目(No.4)から接続部44J(第2端部)が延出するU層の4本の巻線群55Gを、U相の同相巻線群G1とする。また、スロットU1、U2、U3、U4の4層目(No.4)から接続部44J(第2端部)が延出するU層の巻線群55Gを、U相の同相巻線群G2とする。
図7に示すように、この同相巻線群G1、G2間において、それぞれの接続部44Jがジョイント46により接続される。
より詳細には、同相巻線群G1、G2間において、同相巻線群G1、G2間の周方向の中心を径方向に延びる第1線F1に対して、周方向Cに対称となる位置に存在する同相巻線群G1の接続部44Jと、同相巻線群G2の接続部44Jとが、ジョイント46によりそれぞれ接続される。
ジョイント46は、毎極毎相スロット数Kと同数の4本あり、スロットピッチをtとし、極数をM、スロット総数をSとしたときに、その周方向Cの長さLは、それぞれX×t(但し、S/M-(K-1)≦X≦S/M+(K-1))に構成される。
本実施の形態では、ジョイント46は、15×t、13×t、11×t、9×tの周方向Cの長さLをそれぞれ有する。
こうして、同相巻線群G1を構成する4本の巻線群55Gと、同相巻線群G2を構成する4本の巻線群55Gとが、固定子鉄心51の径方向外側X2においてジョイント46により直列接続され、4本の直列巻線群55GS(GS1、GS2、GS3、GS4)が形成される。
この4本のU相の直列巻線群55GSにおいて、同相巻線群G1を構成していた巻線群55Gのそれぞれの接続部44PNを給電部Pに接続する。また、同相巻線群G2を構成していた巻線群55Gのそれぞれの接続部44PNを中性点Nに接続する。これにより、U相において、4本の直列巻線群55GS(GS1、GS2、GS3、GS4)が、給電部Pと中性点Nとの間で並列接続される。
V相、W相においても同様の単位コイル40の接続を行うことにより、U相、V相、W相の各相を構成する各直列巻線群55GSが、各相において並列接続され、3相のY結線が構成される。
ジョイント46は、図3に示されるように、各巻線群55Gに対して径方向外側X2に隣接して配置され、周方向Cに延在する部分と、その周方向Cの両端側において軸方向Yに延在し、各接続部44に接続される部分とで構成されるU字形状の接続導体で構成される。
図3において、U、V、W相の給電部Pに接続される接続部44PNと、中性点Nに接続される接続部44PNとを示す。このように給電部Pあるいは中性点Nに接続される複数の接続部44PNが、各相毎に一箇所に集中して配設される構成となる。
前述のように、径方向内側X1に配設される単位コイル40I、40Jの内、単位コイル40Iの接続部44PNは、電源に接続される給電部Pまたは中性点Nに接続可能なように、その長さが他の接続部44よりも長く構成されているため、他の接続部44よりも軸方向Yに突出する。これにより接続部44PNが、他の接続部44に干渉することなく給電部Pまたは中性点Nに接続できる。
なお、固定子50において、給電部P、および中性点Nに接続される接続部44PNを径方向内側X1側に配設している理由は、自動車駆動、発電用の電動機においては、固定子鉄心51の径方向外径側X2のスペースが狭小になることがあるためである。よって、固定子鉄心51の径方向外径側X2の構造を簡易化して、複雑になる結線構造部は径方向内側X1において構成することで、車体への搭載容易性を確保している。
しかしながら、接続部44PNを径方向外側X2に配設し、径方向外側X2から給電するように構成した場合でも、後述する本実施の形態の効果は得られる。
以下、上記の固定子50と異なる構成の固定子50Aについて、説明する。
図8は、実施の形態1によるコイル55の他の構成を示す結線図である。
上記固定子50では、巻線層A、Bのそれぞれには、固定子鉄心51を1周する巻線群55Gが8本(=2×K)が配設されていた。しかしながら図8に示すように、スロット数Sが72、極数8、の毎極毎相スロット数K=3に構成して、巻線層A、Bのそれぞれには、固定子鉄心51を1周する巻線群55Gを6本(=2×K)配設する構成にしてもよい。
この場合、スロット51S内に挿入される巻線群55Gの本数が6本のため、n/2層、即ち6/2=3となり、径方向Xに3つの巻線層A、B、Cが構成される。また、この固定子50Aでは、径方向内側X1にジョイント46が配設され、径方向外側X2において給電部P、中性点Nが配設される。よって、この固定子50Aでは、固定子鉄心51の径方向外側X2においてその一端の接続部44PN(第1端部)がスロット51Sから延出し、径方向内側X1においてその他端の接続部44J(第2端部)がスロット51Sから延出する構成となる。こうして、最も径方向外側X2の巻線層C→B→Aと、径方向内側X1に向かって変位しながら巻線群55Gが波巻される。
そして、それぞれの周方向Cの長さLが、11×t、9×t、7×tである3本のジョイント46により、径方向内側X1において接続部44J(第2端部)が接続される。
以下、上記の固定子50と異なる構成の固定子50Bについて、説明する。
図9は、実施の形態1による回転電機の固定子50Bの概略構成を示す斜視図である。
単位コイル40の接続方法は、上記固定子50、50Aと同じであるが、3相の給電部Pの位置が機械角で各相間で約120±10度ずつ離れて配設されている。
このような構成とすることで、電圧が比較的高くなる給電部同士を離すことができ、コイルエンドにおいて要求される絶縁能力を低くできる。そのため、コイル55の巻線に施された絶縁被膜などの厚みを薄くでき、低価格な固定子を得ることができる。
上記のように構成された本実施の形態の回転電機の電機子は、
設定された間隔で環状に並び、径方向内側に突出する複数のティース部を有する電機子鉄心と、隣接する前記ティース部間にそれぞれ形成される複数のスロットに収容される複数相の電機子巻線と、を備え、
前記スロットの総数を、相数、及び複数の磁極を有する回転子の磁極数、により除算した毎極毎相スロット数が2以上の整数Kである回転電機の電機子において、
前記電機子巻線は、
周方向に電気角180度離れた前記スロット内にそれぞれ収容され、前記スロット内における互いの径方向の位置が変位された一対の脚部と、該一対の脚部の軸方向の一端同士を連結する連結部とを有する単位コイルを複数接続して成る巻線群を複数備え、
各前記巻線群は、前記電機子鉄心の径方向内側から径方向外側に渡って波巻されて、前記電機子鉄心の径方向内側あるいは径方向外側の一方側に該巻線群の第1端部を配設し、径方向他方側に第2端部を配設し、
各前記スロットにおいて前記単位コイルの前記脚部が径方向に一列に並んでn本(nは偶数)収容されて径方向にn層の巻線層が構成され、径方向にn/2層の巻線層を定義すると、各前記n/2層の巻線層において前記巻線群が各相あたり2K本配設され、
各相において前記巻線群の前記第2端部同士が接続されて直列巻線群が構成され、該直列巻線群を並列接続して構成される、
ものである。
このように、固定子のコイルである電機子巻線は、電気角180度離れたスロット内にそれぞれ収容される一対の脚部と、この一対の脚部の軸方向一端同士を連結する連結部とを有する単位コイルを複数接続して成る巻線群を複数備える。この巻線群は電機子鉄心の径方向内側から径方向外側に渡って波巻されるため、径方向内側あるいは径方向外側の一方側にその第1端部が配設され、径方向他方側にその第2端部が配設される。
そして、径方向Xに並ぶn/2層の巻線層において巻線群が各相あたり2K本配設されるように構成する。また、単位コイルの一対の脚部は、そのスロット内における互いの径方向の位置が変位されるように構成する。これにより巻線群を構成する単位コイルと異なる構成の線材を別途用いる必要なく、径方向内側から径方向外側に至る巻線群を形成できる。これにより、用いる単位コイルの種類を最小とでき、また、線材の種類が増え、生産設備が増加することに起因するコストの増大、管理の複雑化を招くことがない。
さらに、各相において巻線群の第2端部同士を接続した直列巻線群を並列接続することにより、大電流に対して対応可能となる。
また、上記のように構成された本実施の形態の回転電機の電機子においては、
各前記巻線群は、各相毎に周方向に連続して前記スロット内にそれぞれ収容され、該周方向に連続する同相の複数の前記巻線群を同相巻線群と定義すると、
前記同相巻線群間において、該同相巻線群間の周方向の中心を径方向に延びる第1線に対して周方向に対称となる位置に存ずる前記第2端部同士を渡り部により接続して前記直列巻線群が構成される、
ものである。
このように、巻線群は、U相、V相、W相ごとに、周方向に連続してスロット内にそれぞれ収容される。そして、周方向に連続して収容される同相の同相巻線群は、同相巻線群間の周方向の中心を径方向に延びる第1線に対して周方向に対称となる位置に存在する第2端部同士を渡り部により接続して直列巻線群を構成する。
このように、第1線に対して対称な位置の第2端部同士を接続して直列巻線群を構成することにより、対称関係にある巻線群間における起電力の位相差をキャンセルすることができる。こうして、各巻線群の位相を磁極の中心に合わせて形成された直列巻線群を並列接続した並列回路において、位相差に起因する循環電流を抑制できる。
さらに、第1線に対して対称関係にある巻線群の第2端部同士を接続して直列巻線群を構成することにより、同相巻線群を構成する複数の直列巻線群の各第1端部が、径方向内側あるいは径方向外側において一か所に集合して配設される。即ち、中性点あるいは給電部に接続される第1端部が一箇所に集合されるため、複雑な結線をすることなく並列結線をすることができる。こうして給電部を構成する結線版が大きくなったり、配線用のコイルが長くなることがない。
また、上記のように構成された本実施の形態の回転電機の電機子においては、
前記スロット間の周方向の間隔をtとし、
前記電機子鉄心の前記スロットの総数をSとし、
前記回転子の磁極数をMとすると、
各相における前記渡り部の周方向の長さLは、
L=X×t
但し、S/M-(K-1)≦X≦S/M+(K-1)
に構成される、
ものである。
渡り部の長さを上記のように構成することで、確実に周方向に対称な位置にある巻線群の第2端部同士を接続して直列巻線群を構成できる。こうして、位相差に起因する循環電流を確実に抑制できるため、トルクリップルが抑制された高性能の回転電機を提供できる。
また、上記のように構成された本実施の形態の回転電機の電機子においては、
各前記単位コイルは、前記脚部の軸方向の他端において前記スロットから突出する突出部を有し、
前記巻線群の前記第1端部を構成する前記単位コイルは、前記第1端部を構成する前記突出部の長さが、前記巻線群を構成する他の前記単位コイルの前記突出部の長さよりも長く構成される、
ものである。
これにより、給電部あるいは中性点に接続される第1端部が、他のコイルの接続部と干渉することを抑制できる。これにより、複雑な結線をすることなく並列結線をすることができると共に、高電位の給電部に接続される第1端部が他の単位コイルの接続部と干渉することを抑止できる。
また、上記のように構成された本実施の形態の回転電機の電機子においては、
前記毎極毎相スロット数Kが3以上に構成され、
各相において並列接続される前記直列巻線群の数が毎極毎相スロット数Kと同数に構成される、
ものである。
このように毎極毎相スロット数Kが3以上となるような直列巻線群の数が多い固定子において、直列巻線群の数が増えるほど複雑になる結線を簡素化できる。
また、上記のように構成された本実施の形態の回転電機の電機子においては、
前記巻線群の前記第1端部が、前記電機子鉄心の径方向内側に設けられる、
ものである。
このように、寸法制約などがある電機子鉄心の径方向外側ではなく、径方向内側に第1端部を配設することで、搭載性のよい固定子および回転電機を提供できる。
また、上記のように構成された本実施の形態の回転電機の電機子においては、
各相の前記第1端部が、各相間において機械角で120度±10度の間隔ごとに配設される、
ものである。
このように、高電位の給電部に接続される第1端部を機械角で約120度ずれた箇所に配置することで、高電位の給電部同士を物理的に離すことができ、コイル55のコイルエンド部の絶縁部を薄く構成できる。
本願は、例示的な実施の形態が記載されているが、実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
設定された間隔で環状に並び、径方向内側に突出する複数のティース部を有する電機子鉄心と、隣接する前記ティース部間にそれぞれ形成される複数のスロットに収容される複数相の電機子巻線と、を備え、
前記スロットの総数を、相数、及び複数の磁極を有する回転子の磁極数、により除算した毎極毎相スロット数が2以上の整数Kである回転電機の電機子において、
前記電機子巻線は、
周方向に電気角180度離れた前記スロット内にそれぞれ収容され、前記スロット内における互いの径方向の位置が変位された一対の脚部と、該一対の脚部の軸方向の一端同士を連結する連結部とを有する単位コイルを複数接続して成る巻線群を複数備え、
各前記巻線群は、前記電機子鉄心の径方向内側から径方向外側に渡って波巻されて、前記電機子鉄心の径方向内側あるいは径方向外側の一方側に該巻線群の第1端部を配設し、径方向他方側に第2端部を配設し、
各前記スロットにおいて前記単位コイルの前記脚部が径方向に一列に並んでn本(nは偶数)収容されて径方向にn層の巻線層が構成され、径方向にn/2層の巻線層を定義すると、各前記n/2層の巻線層において前記巻線群が各相あたり2K本配設され、
各相において前記巻線群の前記第2端部同士が接続されて直列巻線群が構成され、該直列巻線群を並列接続して構成される、
回転電機の電機子。
(付記2)
各前記巻線群は、各相毎に周方向に連続して前記スロット内にそれぞれ収容され、該周方向に連続する同相の複数の前記巻線群を同相巻線群と定義すると、
前記同相巻線群間において、該同相巻線群間の周方向の中心を径方向に延びる第1線に対して周方向に対称となる位置に存ずる前記第2端部同士を渡り部により接続して前記直列巻線群が構成される、
付記1に記載の回転電機の電機子。
(付記3)
前記スロット間の周方向の間隔をtとし、
前記電機子鉄心の前記スロットの総数をSとし、
前記回転子の磁極数をMとすると、
各相における前記渡り部の周方向の長さLは、
L=X×t
但し、S/M-(K-1)≦X≦S/M+(K-1)
に構成される、
付記2に記載の回転電機の電機子。
(付記4)
各前記単位コイルは、前記脚部の軸方向の他端において前記スロットから突出する突出部を有し、
前記巻線群の前記第1端部を構成する前記単位コイルは、前記第1端部を構成する前記突出部の長さが、前記巻線群を構成する他の前記単位コイルの前記突出部の長さよりも長く構成される、
付記1から付記3のいずれか1項に記載の回転電機の電機子。
(付記5)
前記毎極毎相スロット数Kが3以上に構成され、
各相において並列接続される前記直列巻線群の数が毎極毎相スロット数Kと同数に構成される、
付記1から付記4のいずれか1項に記載の回転電機の電機子。
(付記6)
前記巻線群の前記第1端部が、前記電機子鉄心の径方向内側に設けられる、
付記1から付記5のいずれか1項に記載の回転電機の電機子。
(付記7)
各相の前記第1端部が、各相間において機械角で120度±10度の間隔ごとに配設される、
付記1から付記6のいずれか1項に記載の回転電機の電機子。
(付記8)
付記1から付記7のいずれか1項に記載の回転電機の電機子を固定子として用い、
前記固定子に対向するように前記固定子と同軸上に配置された回転子を備える回転電機。
40 単位コイル、41 スロット収容部(脚部)、
42 コイルエンド部(連結部)、46 ジョイント(渡り部)、
50,50A,50B 固定子(電機子)、51 固定子鉄心(電機子鉄心)、
51T ティース部、51S スロット、55 コイル(電機子巻線)、
55G 巻線群、55GS 直列巻線群、60 回転子、100 回転電機。

Claims (8)

  1. 設定された間隔で環状に並び、径方向内側に突出する複数のティース部を有する電機子鉄心と、隣接する前記ティース部間にそれぞれ形成される複数のスロットに収容される複数相の電機子巻線と、を備え、
    前記スロットの総数を、相数、及び複数の磁極を有する回転子の磁極数、により除算した毎極毎相スロット数が2以上の整数Kである回転電機の電機子において、
    前記電機子巻線は、
    周方向に電気角180度離れた前記スロット内にそれぞれ収容され、前記スロット内における互いの径方向の位置が変位された一対の脚部と、該一対の脚部の軸方向の一端同士を連結する連結部とを有する単位コイルを複数接続して成る巻線群を複数備え、
    各前記巻線群は、前記電機子鉄心の径方向内側から径方向外側に渡って波巻されて、前記電機子鉄心の径方向内側あるいは径方向外側の一方側に該巻線群の第1端部を配設し、径方向他方側に第2端部を配設し、
    各前記スロットにおいて前記単位コイルの前記脚部が径方向に一列に並んでn本(nは偶数)収容されて径方向にn層の巻線層が構成され、径方向にn/2層の巻線層を定義すると、各前記n/2層の巻線層において前記巻線群が各相あたり2K本配設され、
    各相において前記巻線群の前記第2端部同士が接続されて直列巻線群が構成され、該直列巻線群を並列接続して構成される、
    回転電機の電機子。
  2. 各前記巻線群は、各相毎に周方向に連続して前記スロット内にそれぞれ収容され、該周方向に連続する同相の複数の前記巻線群を同相巻線群と定義すると、
    前記同相巻線群間において、該同相巻線群間の周方向の中心を径方向に延びる第1線に対して周方向に対称となる位置に存ずる前記第2端部同士を渡り部により接続して前記直列巻線群が構成される、
    請求項1に記載の回転電機の電機子。
  3. 前記スロット間の周方向の間隔をtとし、
    前記電機子鉄心の前記スロットの総数をSとし、
    前記回転子の磁極数をMとすると、
    各相における前記渡り部の周方向の長さLは、
    L=X×t
    但し、S/M-(K-1)≦X≦S/M+(K-1)
    に構成される、
    請求項2に記載の回転電機の電機子。
  4. 各前記単位コイルは、前記脚部の軸方向の他端において前記スロットから突出する突出部を有し、
    前記巻線群の前記第1端部を構成する前記単位コイルは、前記第1端部を構成する前記突出部の長さが、前記巻線群を構成する他の前記単位コイルの前記突出部の長さよりも長く構成される、
    請求項3に記載の回転電機の電機子。
  5. 前記毎極毎相スロット数Kが3以上に構成され、
    各相において並列接続される前記直列巻線群の数が毎極毎相スロット数Kと同数に構成される、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の電機子。
  6. 前記巻線群の前記第1端部が、前記電機子鉄心の径方向内側に設けられる、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の電機子。
  7. 各相の前記第1端部が、各相間において機械角で120度±10度の間隔ごとに配設される、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の電機子。
  8. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の電機子を固定子として用い、
    前記固定子に対向するように前記固定子と同軸上に配置された回転子を備える回転電機。
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