JP2024047195A - In-vehicle equipment - Google Patents
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Abstract
【課題】必要な構成を無関係な機能の物品に搭載してカモフラージュしなくても、盗難された車両又は車両の搭載品を密かに追跡できるようにする。【解決手段】車両1に搭載され、電源のオン中に自身の位置情報を取得する取得部101と、電源のオン中に動作中の表示を行う表示部103と、取得部101の位置から通信部400を介して接続可能なインターネット5のアクセスポイント3を検出する検出部105と、電源のオン中に、表示部103による動作中の表示を停止させた状態で、検出部105が検出したアクセスポイント3に接続し、接続したアクセスポイント3を介してインターネット5の所定のサーバ7に、位置情報を間欠的に送信する送信部107とを備える。【選択図】図1[Problem] To enable covert tracking of a stolen vehicle or vehicle's mounted items without the need to camouflage the necessary components by mounting them on an item with an unrelated function. [Solution] A vehicle 1 is equipped with an acquisition unit 101 that acquires its own location information while the power is on, a display unit 103 that displays that the vehicle is in operation while the power is on, a detection unit 105 that detects an access point 3 on the Internet 5 that can be connected from the position of the acquisition unit 101 via a communication unit 400, and a transmission unit 107 that connects to the access point 3 detected by the detection unit 105 while the display unit 103 stops displaying that the vehicle is in operation while the power is on, and intermittently transmits location information to a predetermined server 7 on the Internet 5 via the connected access point 3. [Selected Figure] Figure 1
Description
本発明は、車載装置に関する。 The present invention relates to an in-vehicle device.
盗難車両を追跡する装置に関して、特許文献1には、車両の位置情報データを収集しセンタに無線で通知するのに用いるハードウェアを、車内のバックミラーにカモフラージュして内蔵させる技術が開示されている。 Regarding a device for tracking stolen vehicles, Patent Document 1 discloses a technology in which hardware used to collect vehicle location information data and wirelessly notify a center is camouflaged and built into the vehicle's rearview mirror.
特許文献1の技術では、車両の位置検出及びセンタへの通知に用いるハードウェアをバックミラーに内蔵させることで、バックミラーが、通常のバックミラーには必要のない機能のための構成を有する専用品となってしまう。 In the technology of Patent Document 1, the hardware used to detect the vehicle's position and notify the center is built into the rearview mirror, turning the rearview mirror into a specialized item with configurations for functions that are not necessary for a normal rearview mirror.
本発明の目的は、必要な構成を無関係な機能の物品に搭載してカモフラージュしなくても、盗難された車両又は車両の搭載品を密かに追跡できるようにすることにある。 The object of the present invention is to make it possible to covertly track a stolen vehicle or vehicle's equipment without the need to camouflage it by mounting the necessary components on an item with an unrelated function.
上記目的を達成するため本発明の1つの態様に係る車載装置は、
車両に搭載され、電源のオン中に自身の位置情報を取得する取得部と、
前記電源のオン中に動作中の表示を行う表示部と、
前記取得部の位置から通信部を介して接続可能なインターネットのアクセスポイントを検出する検出部と、
前記電源のオン中に、前記表示部による前記動作中の表示を停止させた状態で、前記検出部が検出した前記アクセスポイントに接続し、接続した前記アクセスポイントを介して前記インターネットの所定のサーバに、前記位置情報を間欠的に送信する送信部と、
を備える。
In order to achieve the above object, an in-vehicle device according to one aspect of the present invention comprises:
An acquisition unit that is mounted in the vehicle and acquires its own location information while the vehicle is powered on;
a display unit that displays that the device is in operation while the power supply is on;
a detection unit that detects an Internet access point that can be connected from the position of the acquisition unit via a communication unit;
a transmitting unit that, while the power is on, connects to the access point detected by the detecting unit while the display of the operation by the display unit is stopped, and intermittently transmits the location information to a predetermined server on the Internet via the connected access point;
Equipped with.
本発明によれば、必要な構成を無関係な機能の物品に搭載してカモフラージュしなくても、盗難された車両又は車両の搭載品を密かに追跡できるようにすることができる。 The present invention makes it possible to covertly track a stolen vehicle or vehicle's equipment without the need to camouflage it by mounting the necessary components on an item with an unrelated function.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一あるいは同等の部位、または構成要素には、同一の符号を付している。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The same or equivalent parts or components are designated by the same reference numerals throughout the drawings.
以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものである。この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。 The following embodiments are examples of devices that embody the technical ideas of this invention. The technical ideas of this invention do not specify the materials, shapes, structures, arrangements, etc. of each component part to those described below.
図1は本発明の一実施形態に係る車載装置を用いた盗難通知システムの基本的な構成を示す説明図である。図1に示す本実施形態の盗難通知システムでは、車両1に搭載した車載装置10が、盗難通知モードである時に、無線で接続可能なアクセスポイント3を介して、インターネット5の所定のサーバ7に、車載装置10の位置の情報を間欠的に送信する。アクセスポイント3は、配置が固定の装置でもよく、スマートホン等のテザリングを行うモバイル端末でもよい。
Figure 1 is an explanatory diagram showing the basic configuration of a theft notification system using an in-vehicle device according to one embodiment of the present invention. In the theft notification system of this embodiment shown in Figure 1, when an in-
盗難通知モードは、車載装置10を搭載した車両1の盗難、あるいは、車両1から取り外した車載装置10の盗難を、車載装置10がサーバ7に通知するモードである。マイクロコントローラ100は、現在、車両1又は車載装置10が盗難通知モードであるか否かを、例えば、マイクロコントローラ100の不図示のメモリに記憶させておくことができる。
The theft notification mode is a mode in which the in-
車載装置10は、位置検出機能を有するカーデバイスであり、例えば、カーナビゲーション装置、ディスプレイオーディオ装置、ドライブレコーダ等を用いることができる。車載装置10の位置検出機能は、例えば、全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System: GNSS)センサによるものであってもよく、ジャイロセンサ及び加速度センサによるものであってもよい。本実施形態の車載装置10は、位置検出機能を実現する構成として、GNSSセンサを有しているものとする。
The in-
車載装置10は、車両1の不図示のイグニッションスイッチがアクセサリON(ACC_ON)となることで、車両1のバッテリ20から電力が供給され、電源がオンとなる。車載装置10は、汎用のマイクロコントローラ100、GNSS受信部200、ユーザインタフェース(以下、「UI」と略記する。)部300、通信部400及び補助バッテリ500を有している。マイクロコントローラ100については後述する。
When an ignition switch (not shown) of the vehicle 1 is set to accessory ON (ACC_ON), the in-
GNSS受信部200は、GNSSセンサを有している、GNSSセンサは、GNSS用の不図示の衛星からの電波を受信するアンテナと、アンテナが出力するGNSS信号を受信する受信回路とを含む。GNSSセンサは、GNSS受信部200を有する車載装置10の位置を検出する。GNSSセンサは、一例としてGPS(Global Positioning System)センサである。
The GNSS receiving
UI部300は、表示デバイスを有している。表示デバイスは、タッチパネル、インジケータの両方又はどちらか一方を含んでいてもよい。タッチパネルは、液晶パネルのような表示素子と位置入力装置とを組み合わせて構成することができる。位置入力装置には、例えば、タッチパッドを用いることができる。タッチパッドは、タッチスクリーン、タッチ画面、又は接触画面等と呼称される場合もある。インジケータは、例えば、発光ダイオード(light-emitting diode: LED )であってもよい。
The
UI部300の表示デバイスは、車載装置10の電源のオン中に、動作中の表示態様となる。表示デバイスがタッチパネルである場合は、例えば、液晶パネルにメニュー画面を表示する態様を、動作中の表示態様とすることができる。表示デバイスがインジケータである場合は、例えば、電源がオンであることを示すランプを点灯させる態様を、動作中の表示態様とすることができる。表示デバイスによる動作中の表示態様は、車載装置10の電源のオフ中には行われない。
The display device of the
通信部400は、無線で接続可能なアクセスポイント3と通信を行う。アクセスポイント3との無線による通信は、例えば、Wi-Fi(ワイファイ、登録商標。以下同じ。)又はBluetooth(登録商標。以下同じ。)によって行うことができる。
The
Wi-Fiによる通信部400とアクセスポイント3との接続には、通常、Wi-Fiパスワードの入力が必要となる。Wi-Fiパスワードは、例えば、固有のSSID(Service Set Identifier、ネットワーク名)と暗号化キーとを含んでいる。Bluetoothによる通信部400とアクセスポイント3との接続には、通常、ペアリングが必要となる。ペアリングは、例えば、通信部400とアクセスポイント3とのどちらか一方において、Bluetoothの受信信号によって認識した他方との接続を有効にする作業である。
To connect the
通信部400は、例えば、フリーWi-Fiサービスを提供する固定のアクセスポイント3と接続することで、Wi-Fiパスワードの入力、又は、Bluetoothのペアリングを省くことができる。
The
通信部400は、例えば、特定のサービスに加入したユーザの、テザリングによりアクセスポイント3として機能するモバイル端末と接続することによっても、Wi-Fiパスワードの入力、又は、Bluetoothのペアリングを省くことができる。特定のサービスは、例えば、サービスに加入したユーザのモバイル端末は、同じサービスに加入した他のユーザのモバイル端末を、認証なしにテザリングでインターネット5に接続するサービスであってもよい。
The
このサービスは、例えば、ユーザが紛失したモバイル端末を、そのモバイル端末の近くにある、同じサービスに加入した他のユーザのモバイル端末が、Wi-Fi又はBluetoothの通信で検出すると、その旨をサーバに通知する、というものである。このサービスは、例えば、紛失したモバイル端末を探索するサービスとして提供される。 For example, when a mobile terminal that a user has lost is detected by a mobile terminal of another user who has subscribed to the same service and is located nearby, the service notifies the server of the detection via Wi-Fi or Bluetooth communication. This service is provided, for example, as a service for searching for lost mobile terminals.
補助バッテリ500は、車載装置10に内蔵させたバッテリである。バッテリ20から車載装置10への電力供給が停止した場合に、車載装置10の動作用の電源を供給する。補助バッテリ500は、車載装置10の動作中に、バッテリ20から供給される電力によって充電される。
The
マイクロコントローラ100は、不図示のCPU(Central Processing Unit )及びメモリを備える。メモリは、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。マイクロコントローラ100は、メモリに記憶させたプログラムをCPUが実行することで、複数の情報処理回路を仮想的に構築することができる。複数の情報処理回路は、後述する各部101~107を構成するのに用いることができる。
The
本実施形態では、マイクロコントローラ100に構築される複数の情報処理回路をソフトウェアによって実現する例を示す。もちろん、以下に示す各情報処理を実行するための専用のハードウェアを用意して、情報処理回路を構成することも可能である。また、複数の情報処理回路を個別のハードウェアにより構成してもよい。
In this embodiment, an example is shown in which multiple information processing circuits built in the
マイクロコントローラ100は、仮想的に構築する複数の情報処理回路により、取得部101、表示部103、検出部105及び送信部107を構成することができる。
The
取得部101は、車載装置10の電源のオン中に、GNSS受信部200のGNSSセンサが検出した車載装置10の位置の情報を、取得部101自身の位置情報として取得する。
While the power supply of the in-
表示部103は、車載装置10の電源のオン中に、UI部300の表示デバイスを車載装置10の動作中の表示態様とすることで、車載装置10の動作中の表示を行う。
While the power supply of the in-
検出部105は、通信部400による通信によって車載装置10の取得部101の位置から接続可能なインターネット5のアクセスポイント3を検出する。
The
送信部107は、車載装置10の電源のオン中に、表示部103による動作中の表示を停止させた状態で、取得部101の位置情報を、インターネット5のサーバ7に間欠的に送信する。送信部107は、取得部101の位置情報として、GNSSセンサが検出した車載装置10の位置の情報に加えて、車載装置10の識別情報を、サーバ7に送信してもよい。車載装置10の識別情報は、車載装置10を搭載した車両1の識別情報として利用することもできる。
When the power supply of the in-
サーバ7に対する取得部101の位置情報の間欠的な送信は、例えば、車載装置10が盗難通知モードである場合に限って行ってもよい。
The intermittent transmission of the location information of the
サーバ7に対する取得部101の位置情報の送信間隔は、車両1又は車載装置10が盗難状態であることを示す盗難モード中と非盗難モード中とで異ならせてもよい。マイクロコントローラ100は、現在、車両1又は車載装置10が盗難モードと非盗難モードとのどちらのモードであるかを、例えば、不図示のメモリに記憶させておくことができる。
The interval at which the
車両1又は車載装置10が盗難モードと非盗難モードとのどちらのモードであるかは、例えば、任意の方法で盗難を認知した車両1又は車載装置10のユーザが、指定してもよい。盗難モードか非盗難モードかをユーザが指定する場合、車両1又は車載装置10の盗難を認知したユーザは、例えば、その旨をサーバ7に通知する。通知を受けたサーバ7は、非盗難モードから盗難モードへの切り替えを、盗難された車載装置10に通知する。
Whether the vehicle 1 or in-
サーバ7から車載装置10への通知は、例えば、インターネット5及び車載装置10の位置から接続可能なアクセスポイント3を介して行うことができる。サーバ7から車載装置10への通知は、例えば、ITS(Intelligent Transport Systems :高度道路交通システム)を利用した車車間通信又は路車間通信を介して行ってもよい。
The notification from the
車両1又は車載装置10が盗難モードと非盗難モードとのどちらのモードであるかは、例えば、車載装置10のマイクロコントローラ100において判定してもよい。
Whether the vehicle 1 or the in-
マイクロコントローラ100は、取得部101が取得した位置情報の変化を監視する。監視した位置情報の変化は、車載装置10が盗難モードであるか否かの判定に利用することができる。マイクロコントローラ100は、例えば、バッテリ20から車載装置10への電力供給が断たれ、補助バッテリ500から車載装置10に電力が供給されている状態で、位置情報が所定距離以上変化した場合に、車両1又は車載装置10が盗難されたと推定する。盗難を推定した場合、マイクロコントローラ100は、車載装置10が非盗難モードから盗難モードに切り替わったと判定することができる。
The
マイクロコントローラ100は、テザリングにより通信部400をインターネット5に接続するモバイル端末を、検出部105がアクセスポイント3として検出した場合、検出したモバイル端末の識別情報を、盗難モードか非盗難モードかの判定に用いてもよい。モバイル端末の識別情報は、例えば、通信部400がアクセスポイント3としてモバイル端末と接続した際に、モバイル端末から取得できる情報とすることができる。モバイル端末の識別情報は、例えば、モバイル端末に設定されたアクセスポイント名、モバイル端末の電話番号、国際移動体装置識別番号(International Mobile Equipment Identifier:IMEI )等であってもよい。
When the
マイクロコントローラ100は、例えば、検出部105がアクセスポイント3として検出したモバイル端末の識別情報を、予め登録されたモバイル端末の識別情報と照合する。識別情報を予め登録するモバイル端末は、例えば、車両1に乗員として乗車するユーザ又はユーザと同等の人物が所持するモバイル端末とすることができる。ユーザ又はユーザと同等の人物は、1人でも2以上の複数人でもよい。
The
ユーザ又は同等の人物のモバイル端末が、例え1台だけでも、通信部400と接続可能な距離にあれば、そのユーザ又は同等の人物が、車両1の乗員となっているか、あるいは、車載装置10の近くにいることになる。この状況では、車両1又は車載装置10は盗難状態になっていないと推定される。
If the user or a person equivalent has, even just one, a mobile terminal within a distance that allows connection to the
ユーザ又は同等の人物のモバイル端末が、通信部400と接続可能な距離に1台も存在しなければ、ユーザ又は同等の人物は、1人も車両1の乗員となっていないか、あるいは、車載装置10の近くにいないことになる。この状況では、車両1又は車載装置10が盗難状態になっている可能性があると推定される。
If there is no mobile terminal of the user or a person equivalent within a distance that allows connection to the
マイクロコントローラ100は、例えば、検出部105がアクセスポイント3として検出したモバイル端末の識別情報が、予め登録されたモバイル端末の識別情報とは異なる場合に、車両1又は車載装置10が盗難されたと推定してもよい。マイクロコントローラ100は、車両1又は車載装置10が盗難されたと推定した場合、車載装置10が非盗難モードから盗難モードに切り替わったと判定することができる。
For example, the
マイクロコントローラ100が推定等により車両1又は車載装置10の盗難を判定する際には、上記した例の方法に限らず、公知の方法を含めて任意の方法を利用することができる。
When the
検出部105がアクセスポイント3として検出したモバイル端末の識別情報が、予め登録されたモバイル端末の識別情報とは異なる場合、サーバ7には、車載装置10の位置の情報と共に、検出部105が検出したモバイル端末の識別情報を送信してもよい。サーバ7に送信したモバイル端末の識別情報は、車両1又は車載装置10の近くに存在するモバイル端末の所持者を不審者として特定するのに役立つ可能性がある。
If the identification information of the mobile terminal detected by the
検出部105がアクセスポイント3として検出したモバイル端末の識別情報は、予め登録されたモバイル端末の識別情報との照合によって盗難を推定するか否かに拘わらず、車載装置10の位置の情報と共にサーバ7に送信してもよい。
The identification information of the mobile terminal detected by the
送信部107は、盗難モード中の位置情報の送信間隔を、非盗難モード中の位置情報の送信間隔よりも、長く又は短くしてもよい。
The
例えば、取得部101が取得した位置情報が、補助バッテリ500の電力供給中に所定距離以上変化した場合は、車両1又は車載装置10が盗難されたと推定することができる。車両1又は車載装置10が盗難されると、その発見には時間がかかることが想定される。この場合、送信部107は、盗難されたかもしれない車両1又は車載装置10から取得部101の位置情報を長期間に亘ってサーバ7に通知できるように、取得部101の位置情報の送信間隔を非盗難モードの送信間隔よりも長い間隔に変更してもよい。
For example, if the location information acquired by the
取得部101の位置情報の送信間隔の変更は、補助バッテリ500の電力供給中に位置情報が所定距離以上変化した場合に、盗難モードに切り替わったと判定するか否かに拘わらず、行うことができる。
The transmission interval of the location information from the
例えば、送信部107は、検出部105が検出したアクセスポイント3が所定数以上である場合に、通信ビジー状態となる確率が低く、1回の通信で消費する電力量が抑制されるものとして、取得部101の位置情報の送信間隔を短い間隔に変更してもよい。反対に、送信部107は、検出部105が検出したアクセスポイント3が所定数未満である場合に、通信ビジー状態となる確率が高く、1回の通信で消費する電力量が相対的に増えるものとして、取得部101の位置情報の送信間隔を長い間隔に変更してもよい。
For example, when the
以上に説明した本実施形態の車載装置10では、マイクロコントローラ100によって、図2のフローチャートに示す盗難通知処理と図3のフローチャートに示す通知間隔設定処理とが行われる。
In the in-
図2の盗難通知処理では、車両1のイグニッションスイッチがアクセサリONとなると(ステップS101)、車両1のバッテリ20からの電力が車載装置10に供給されて、マイクロコントローラ100が起動する(ステップS103)。
In the theft notification process of FIG. 2, when the ignition switch of the vehicle 1 is turned to accessory ON (step S101), power is supplied from the
マイクロコントローラ100の起動後には、バッテリ20の電力による補助バッテリ500の充電が開始される(ステップS105)。マイクロコントローラ100では、GNSS受信部200におけるGNSS衛星からの電波の受信と、受信した電波から算出した取得部101の位置情報のメモリへの記録とが開始される(ステップS107)。マイクロコントローラ100では、車載装置10が盗難通知モードであるか否かが判定される(ステップS109)。
After the
車載装置10が盗難通知モードでないと判定された場合は(ステップS109でNO)、後述するステップS121に処理を移行する。盗難通知モードであると判定された場合は(ステップS109でYES)、送信部107が、所定時間をカウントしたか否かを判定する(ステップS111)。所定時間は、取得部101の位置情報の送信間隔を示すパラメータである。
If it is determined that the in-
所定時間のカウントは、例えば、車載装置10が盗難通知モードでない状態から盗難通知モードである状態に切り替わった時点で開始してもよく、車載装置10が起動した時点で開始してもよい。所定時間は、例えば、マイクロコントローラ100の不図示のメモリに確保したカウンタ領域においてカウントすることができる。
The counting of the predetermined time may start, for example, when the in-
カウンタ領域でカウントした時間が所定時間に達していない場合は(ステップS111でNO)、ステップS121に処理を移行する。カウンタ領域でカウントした時間が所定時間に達した場合は(ステップS111でYES)、検出部105が、取得部101の位置から接続可能なインターネット5のアクセスポイント3を検出する(ステップS113)。なお、カウンタ領域でカウントした時間は、ステップS113においてゼロにリセットされる。
If the time counted in the counter area has not reached the predetermined time (NO in step S111), the process proceeds to step S121. If the time counted in the counter area has reached the predetermined time (YES in step S111), the
検出部105がアクセスポイント3を検出しなかった場合は(ステップS113でNO)、ステップS121に処理を移行する。検出部105がアクセスポイント3を検出した場合は(ステップS113でYES)、送信部107が、検出したアクセスポイント3に通信部400を接続する(ステップS115)。
If the
送信部107は、通信部400を接続したアクセスポイント3及びインターネット5を介して、取得部101の位置情報をサーバ7に送信する(ステップS117)。取得部101の位置情報は、GNSSセンサが検出した車載装置10の位置の情報と、車載装置10の識別情報とを含んでいる。送信部107は、取得部101の位置情報をサーバ7に送信した後、検出したアクセスポイント3に対する通信部400の接続を切断し(ステップS119)、ステップS121に処理を移行する。
The transmitting
車両1又は車載装置10が盗難された場合は、バッテリ20が車載装置10から外される可能性がある。バッテリ20が外されてバッテリ20から車載装置10への電力供給が断たれても、送信部107は、補助バッテリ500が車載装置10に供給する電力で、ステップS115~ステップS119の処理を行うことができる。
If the vehicle 1 or the in-
但し、車両1又は車載装置10の盗難者が補助バッテリ500の存在を知らずにバッテリ20を外した場合、盗難者は、補助バッテリ500の電力で車載装置10が動作し続けていることを知ると、不審に思う可能性がある。補助バッテリ500の電力で車載装置10が動作している場合、送信部107は、ステップS115~ステップS119の処理を、表示部103による動作中の表示を停止させた状態で行う。
However, if a thief of the vehicle 1 or the in-
表示部103による動作中の表示が停止されると、UI部300の表示デバイスは、車載装置10の非動作中の表示態様となる。車載装置10の非動作中の表示態様のときに、UI部300では、タッチパネルにおける液晶パネルの表示がオフされ、インジケータのランプが消灯される。補助バッテリ500の電力による車載装置10の動作中に、取得部101の位置情報の送信部107によるサーバ7への送信は、UI部300の表示をオフさせて車載装置10を見かけ上は電源オフの状態としたステルス状態で行われる。
When the
バッテリ20の電力で車載装置10が動作している場合、送信部107は、ステップS115~ステップS119の処理を、外見からは分からないように、表示部103による動作中の表示を継続させたままの状態で行う。バッテリ20の電力による車載装置10の動作中に、取得部101の位置情報の送信部107によるサーバ7への送信は、表示部103による動作中の表示を継続させたまま、車載装置10の内部で密かに行う。車載装置10の内部で密かに行う位置情報の送信も、外見からは分からないように表示部103を動作中の表示のままとした、一種のステルス状態と考えることができる。
車載装置10がバッテリ20及び補助バッテリ500のどちらの電力で動作している場合でも、位置情報の送信をステルス状態で行うことで、車載装置10の外見からは、車載装置10の盗難通知モードの動作に気付かれ難くなる。
When the in-
Regardless of whether the in-
ステップS121では、マイクロコントローラ100が、車両1のイグニッションスイッチがアクセサリONであるか否かを判定する。アクセサリONである場合は(ステップS121でYES)、ステップS107にリターンする。アクセサリONでない場合は(ステップS121でNO)、車両1のイグニッションスイッチがアクセサリOFFとなったものとして、一連の処理を終了する。
In step S121, the
図3の通知間隔設定処理では、マイクロコントローラ100が、車両1又は車載装置10の盗難イベントが発生中であるか否かを判定する(ステップS201)。車両1又は車載装置10の盗難イベントは、マイクロコントローラ100が、車両1又は車載装置10が盗難モードと非盗難モードとのどちらのモードであるかを判定する根拠となるイベントである。
In the notification interval setting process of FIG. 3, the
盗難イベントは、例えば、先に説明した、車両1又は車載装置10の盗難を認知したユーザからの通知に基づく、サーバ7から車載装置10への盗難モードへの切り替えの通知であってもよい。盗難イベントは、例えば、マイクロコントローラ100が、先に説明したように盗難モードと非盗難モードとのどちらのモードであるかを判定する際の、根拠としたイベントであってもよい。
The theft event may be, for example, a notification from the
盗難イベントが発生中でない場合は(ステップS201でNO)、マイクロコントローラ100は、非盗難モードであると判定し(ステップS203)、後述するステップS211に処理を移行する。盗難イベントが発生中である場合は(ステップS201でYES)、マイクロコントローラ100は、盗難モードであると判定し(ステップS205)、取得部101の位置情報の送信間隔を変更する要因があるか否かを判定する(ステップS207)。
If a theft event is not occurring (NO in step S201), the
送信間隔を変更する要因は、例えば、盗難モード中に非盗難モード中よりも、取得部101の位置情報の送信間隔を長く又は短くするきっかけとしたイベントとすることができる。送信間隔の変更要因とするイベントは、先に説明した、補助バッテリ500の電力供給中に取得部101が取得した位置情報の所定距離以上の変化でもよい。送信間隔の変更要因とするイベントは、検出部105が検出したアクセスポイント3が所定数以上又は所定数未満であるとのマイクロコントローラ100による判定結果でもよい。
The cause of the change in the transmission interval can be, for example, an event that triggers the
送信間隔の変更要因がある場合は(ステップS207でYES)、マイクロコントローラ100は、取得部101の位置情報の送信間隔を変更した後(ステップS209)、一連の処理を終了する。送信間隔の変更要因がない場合は(ステップS207でNO)、ステップS211に処理を移行する。ステップS211では、マイクロコントローラ100は、取得部101の位置情報の送信間隔を通常間隔とした後、一連の処理を終了する。通常間隔は、例えば、非盗難モード中の位置情報の送信間隔とすることができる。
If there is a reason to change the transmission interval (YES in step S207), the
以上に説明した本実施形態の車載装置10は、盗難通知モードである場合に、所定時間毎に、取得部101の位置情報を、接続可能なアクセスポイント3を介してインターネット5のサーバ7に送信する。バッテリ20から車載装置10への電力供給が断たれ、補助バッテリ500から供給される電力で車載装置10の電源がオンになっている場合に、車載装置10は、取得部101の位置情報をステルス状態でサーバ7に送信する。ステルス状態では、UI部300が見かけ上で電源オフの状態となる。
When the in-
車両1又は車載装置10を盗難されたユーザは、サーバ7にアクセスし、サーバ7に通知された取得部101の位置情報を確認することで、盗難された車両1又は車載装置10を追跡することができる。
A user whose vehicle 1 or in-
車載装置10は、取得部101の位置情報をステルス状態でサーバ7に送信するので、取得部101の位置情報をサーバ7に送信するために車載装置10が動作中となっていることを、UI部300の表示態様から気付かれてしまうのを抑制することができる。車両1又は車載装置10が盗難された場合に、盗難された車両1又は車載装置10の位置を、盗難した者に気付かれずにユーザに通知し、車両1又は車載装置10をユーザに密かに追跡させることができる。
The in-
なお、図2のステップS111でカウントした時間が所定時間に達していない場合に、マイクロコントローラ100は、ステップS107~ステップS111及びステップS121の処理を繰り返す。繰り返す前後の処理の合間では、マイクロコントローラ100をスリープ状態としてもよい。特に、バッテリ20から車載装置10への電力供給が断たれた場合は、車載装置10に電力を供給する補助バッテリ500の充電量の減少を抑制する上で、マイクロコントローラ100を間欠的にスリープ状態とすることは有意義である。
If the time counted in step S111 in FIG. 2 has not reached the predetermined time, the
以上に本発明の実施形態を説明したが、上記開示内容に基づいて実施形態の修正または変形をすることが可能である。上記実施形態のすべての構成要素、及び請求の範囲に記載されたすべての特徴は、それらが互いに矛盾しない限り、個々に抜き出して組み合わせてもよい。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the embodiments can be modified or varied based on the above disclosure. All components of the above embodiments and all features described in the claims may be individually extracted and combined as long as they are not mutually inconsistent.
1 車両
3 アクセスポイント(モバイル端末)
5 インターネット
7 サーバ(所定のサーバ)
10 車載装置
100 マイクロコントローラ
101 取得部
103 表示部
105 検出部
107 送信部
400 通信部
1.
5
REFERENCE SIGNS
Claims (5)
前記電源のオン中に動作中の表示を行う表示部と、
前記取得部の位置から通信部を介して接続可能なインターネットのアクセスポイントを検出する検出部と、
前記電源のオン中に、前記表示部による前記動作中の表示を停止させた状態で、前記検出部が検出した前記アクセスポイントに接続し、接続した前記アクセスポイントを介して前記インターネットの所定のサーバに、前記位置情報を間欠的に送信する送信部と、
を備える車載装置。 An acquisition unit that is mounted in the vehicle and acquires its own location information while the vehicle is powered on;
a display unit that displays that the device is in operation while the power supply is on;
a detection unit that detects an Internet access point that can be connected from the position of the acquisition unit via a communication unit;
a transmitting unit that, while the power is on, connects to the access point detected by the detecting unit while the display of the operation by the display unit is stopped, and intermittently transmits the location information to a predetermined server on the Internet via the connected access point;
An in-vehicle device comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022152684A JP2024047195A (en) | 2022-09-26 | 2022-09-26 | In-vehicle equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022152684A JP2024047195A (en) | 2022-09-26 | 2022-09-26 | In-vehicle equipment |
Publications (1)
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---|---|
JP2024047195A true JP2024047195A (en) | 2024-04-05 |
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ID=90527178
Family Applications (1)
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JP2022152684A Pending JP2024047195A (en) | 2022-09-26 | 2022-09-26 | In-vehicle equipment |
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2022
- 2022-09-26 JP JP2022152684A patent/JP2024047195A/en active Pending
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