JP2024041114A - ヘッドユニットの位置調整方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024041114000001
【課題】ベース部材に固定された第1ヘッドユニットに対して幅方向に隣接して装着される第2ヘッドユニットの位置を高精度に調整することができるヘッドユニットの位置調整方法を提供する。
【解決手段】第2ヘッドユニットが基準ピンの先端部と係合しながら幅方向および回転方向における第2ヘッドユニットの位置がそれぞれ調整される。より詳しくは、第1ヘッドユニットがベース部材に固定されたまま、幅方向調整部が第2ヘッドユニットを幅方向に移動させる。これによって、第1ヘッドユニットと第2ヘッドユニットの隙間が調整される。また、回転方向調整部が、基準ピンから離間位置で第2ヘッドユニットを直交方向に移動させる。これによって、基準ピンの先端部に対する第2ヘッドユニットの回転方向位置が調整される。
【選択図】図7C

Description

この発明は、ベース部材に対して着脱自在に、所定の幅方向に配列されるヘッドユニットの位置調整方法に関するものである。
インク吐出ヘッドのノズル面からインクジェット方式で水性や油性などのインクを印刷媒体に吐出して印刷媒体の上面に画像を印刷する印刷装置が知られている。この印刷装置では、例えば特許文献1に記載されているように、流体吐出モジュールを複数個、所定方向に配列してフレーム(本願発明の「ベース部材」に相当)に装着している。より詳しくは、流体吐出モジュールをモジュールマウントに接合することでモジュールマウントアセンブリ(本願発明の「インク吐出ヘッド」に相当)が形成される。こうして複数のモジュールマウントアセンブリが準備される。その一方で、フレームに対して複数のクランプアセンブリが取り付けられ、さらに整合治具を用いてクランプアセンブリ間の整合性が図られている。そして、クランプアセンブリに対してモジュールマウントアセンブリが1対1で装着されている。
特許第6524173号
上記従来技術では、クランプアセンブリの整合により複数のモジュールマウントアセンブリは相互に整合されている。しかしながら、特許文献1に記載の装置では、クランプアセンブリに仕込んだバネの付勢力を利用して各モジュールマウントアセンブリの位置を調整している。しかしながら、当該調整方式では、調整精度に限界がある。また、ヘッドクリーニング時に、ノズル面に対して外力が作用して上記調整がずれることもあった。これらに起因してノズル面毎に吐出方向や吐出位置などの吐出性能が不均一となり、その結果、十分な印刷品質が得られないという問題があった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ベース部材に固定された第1ヘッドユニットに対して幅方向に隣接して装着される第2ヘッドユニットの位置を高精度に調整することができるヘッドユニットの位置調整方法を提供することを目的とする。
この発明は、ベース部材に固定された第1ヘッドユニットに対して幅方向に隣接して装着される第2ヘッドユニットの位置を調整するヘッドユニットの位置調整方法であって、(a)幅方向において第1ヘッドユニットと隣り合う装着領域に第2ヘッドユニットを仮装着する工程と、(b)装着領域に隣接してベース部材に設けられた基準ピン穴に基準ピンの基端部を装着することで、ベース部材に対して基準ピンの先端部をベース部材の法線方向に立設させる工程と、(c)基準ピンの先端部と係合しながら第2ヘッドユニットが幅方向に移動可能でかつ基準ピンの先端部を回転中心として回転自在に第2ヘッドユニットを支持する、調整用治具をベース部材に取り付ける工程と、(d)第1ヘッドユニットと第2ヘッドユニットとの間に幅方向調整部を挿入するとともに、基準ピンから幅方向に離れた離間位置で第2ヘッドユニットと調整用治具との間に回転方向調整部を挿入する工程と、(e)第2ヘッドユニットの仮装着を緩めた状態で、幅方向調整部により第2ヘッドユニットを幅方向に移動させることで幅方向における第1ヘッドユニットと第2ヘッドユニットの隙間を調整するとともに、回転方向調整部により離間位置で第2ヘッドユニットを幅方向および法線方向の両方に直交する直交方向に移動させることで基準ピンの先端部に対する第2ヘッドユニットの回転方向位置を調整する工程と、(f)工程(e)の完了後に、第2ヘッドユニットをベース部材に締結して本装着する工程と、を備えることを特徴としている。
このように構成された発明では、第2ヘッドユニットが基準ピンの先端部と係合しながら幅方向および回転方向における第2ヘッドユニットの位置がそれぞれ調整される。より詳しくは、第1ヘッドユニットがベース部材に固定されたまま、幅方向調整部が第2ヘッドユニットを幅方向に移動させる。これによって、第1ヘッドユニットと第2ヘッドユニットの隙間が調整される。また、回転方向調整部が、基準ピンから離間位置で第2ヘッドユニットを直交方向に移動させる。これによって、基準ピンの先端部に対する第2ヘッドユニットの回転方向位置が調整される。
以上のように、本発明によれば、第1ヘッドユニットに対する第2ヘッドユニットの位置を高精度に調整することができる。
本発明に係るヘッドユニットの位置調整方法の一実施形態の適用を受けたヘッドユニットを装備する印刷システムの一例を模式的に示す正面図である。 印刷バーユニットの主要部分を示す斜視図である。 ベース部材に対するヘッドユニットの着脱動作を示す斜視図である。 ヘッドユニットの着脱時に使用する着脱治具の一例を示す斜視図である。 本発明に係るヘッドユニットの位置調整方法の一実施形態を示すフローチャートである。 図5に示す位置調整方法で使用される調整用治具、幅方向調整部、回転方向調整部、基準ピンおよび当てブロックの取付構造を示す斜視図である。 ヘッドユニットの位置調整手順を模式的に示す図である。 ヘッドユニットの位置調整手順を模式的に示す図である。 ヘッドユニットの位置調整手順を模式的に示す図である。 ヘッドユニットの位置調整手順を模式的に示す図である。
図1は本発明に係るヘッドユニットの位置調整方法の一実施形態の適用を受けたヘッドユニットを装備する印刷システムの一例を模式的に示す正面図である。図1および以下に示す図では、装置各部の配置関係を明確にするために、印刷システム1を構成する塗布装置2、印刷装置3および乾燥装置4を配列する水平方向を「X方向」とし、図1の右手側から左手側に向かう水平方向を「+X方向」と称し、逆方向を「-X方向」と称する。また、X方向と直交する水平方向Yのうち、装置の正面側を「+Y方向」と称するとともに、装置の背面側を「-Y方向」と称する。さらに、鉛直方向Zにおける上方向および下方向をそれぞれ「+Z方向」および「-Z方向」と称する。
この印刷システム1は、装置各部を制御部100により制御することで、繰出ロール11から巻取ロール12へロール・トゥ・ロールで長尺帯状の印刷媒体Mを搬送しつつ、塗布処理、印刷処理および乾燥処理を印刷媒体Mに施す。すなわち、塗布装置2が塗布液を印刷媒体Mに塗布する。そして、当該印刷媒体Mに対して印刷装置3がインクジェット方式で各種インクを付着させて画像を印刷する。さらに、乾燥装置4が印刷媒体Mに付着するインクを乾燥させる。なお、印刷媒体Mの素材は、OPP(orientedpolypropylene)あるいはPET(polyethyleneterephthalate)等のフィルムである。ただし、印刷媒体Mの素材はフィルムに限られず、紙等でもよい。かかる印刷媒体Mは、可撓性を有する。また、以下では、印刷媒体Mの両面のうち、画像が印刷される面を表面M1と、表面M1の反対側の面を裏面M2と適宜称する。
塗布装置2は、液状のプライマー(塗布液)を貯留するパン21と、パン21に貯留されたプライマーに部分的に浸かるグラビアローラ22と、印刷媒体Mを搬送する搬送部23とを有する。塗布装置2では、搬送部23により搬送される印刷媒体Mにグラビアローラ22が下方から接触する塗布領域が設けられており、搬送部23は、印刷媒体Mの表面M1を下方に向けつつ塗布領域に沿って印刷媒体Mを搬送する。一方、グラビアローラ22は、その周面にプライマーを保持しつつ回転することで塗布領域にプライマーを供給する。こうして、グラビアローラ22により供給されたプライマーが塗布領域において印刷媒体Mの表面M1に塗布される。また、塗布領域では、印刷媒体Mの進行方向と、グラビアローラ22の周面の回転方向とが逆である。つまり、いわゆるリバースキス方式でプライマーが印刷媒体Mに塗布される。そして、搬送部23は、プライマーが塗布された印刷媒体Mの表面M1を上方へ向けつつ、塗布装置2から印刷装置3へ印刷媒体Mを搬出する。
印刷装置3は、筐体31と、筐体31内に配置されたカラー印刷部32と、筐体31内においてカラー印刷部32の上方に配置された白印刷部33と、筐体31内に配置された複数のローラによって印刷媒体Mを搬送する搬送部34とを備える。
カラー印刷部32は、搬送部34によって搬送される印刷媒体Mの上方において、印刷媒体Mの進行方向に配列された複数(本実施形態では4個)の印刷バーユニット321を有する。複数の印刷バーユニット321は、それぞれの下方を通過する印刷媒体Mの表面M1に上方から対向するノズルを有し、互いに異なる色のカラーインクをインクジェット方式でノズルから吐出する。ここで、カラーインクとは、白色以外のインクを意味し、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック等のインクを含む。こうして、カラー印刷部32の複数の印刷バーユニット321は、それぞれの下方を通過する印刷媒体Mの表面M1に上方からカラーインクを吐出することで、印刷媒体Mの表面M1にカラー画像を印刷する。
また、白印刷部33は、搬送部34によって搬送される印刷媒体Mの上方に配置された単一の印刷バーユニット331を有する。印刷バーユニット331は、その下方を通過する印刷媒体Mの表面M1に上方から対向するノズルを有し、白インクをインクジェット方式でノズルから吐出する。こうして、白印刷部33の印刷バーユニット331は、その下方を通過する印刷媒体Mの表面M1に上方から白インクを吐出することで、印刷媒体Mの表面M1に白画像を印刷する。
上記印刷バーユニット321、331は、インクジェット方式でインクをノズル面から吐出する、複数のインク吐出ヘッドで構成される。本実施形態では、10個のインク吐出ヘッドが印刷媒体Mの幅方向Yに並べられている。印刷バーユニット321、331の詳しい構成、各インク吐出ヘッドの調整や交換などについては、後で詳述する。
なお、図1への図示を省略しているが、印刷装置3の筐体31内には、2種類の乾燥部が設けられている。一方はカラー印刷部32により印刷媒体Mの表面M1に付着されたカラーインクを乾燥させるプレ乾燥部である。他方は白印刷部33により印刷媒体Mの表面M1に付着された白インクを乾燥させる上方乾燥部である。
乾燥装置4は印刷装置3から搬送されてくる印刷媒体Mの表面M1に付着するインクを乾燥させるものである。乾燥装置4は筐体41(乾燥炉)を有している。また、筐体41では、(+X)方向側にローラ42、43、46が配置されるとともに(-X)方向側にエアターンバー44、45が配置されている。これによって、(+Y)方向側から見て略S字状の搬送経路が構成され、当該搬送経路に沿って印刷媒体Mが搬送される。この搬送中に印刷媒体Mの表面M1に付着するインクが乾燥される。そして、乾燥処理を受けた印刷媒体Mは乾燥装置4から搬出され、巻取ロール12に巻き取られる。
図2は印刷バーユニットの主要部分を示す斜視図である。印刷バーユニット321、331では、幅方向Yに延設されたベース部材5に対し、10個のヘッドユニット6が幅方向Yに隣接して取り付けられている。各ヘッドユニット6は、同図中の部分拡大図に示すように、インク吐出ヘッド61をヘッドホルダ62で保持し、固定ネジ65で固定したものである。
ところで、上記のように構成された印刷バーユニット321、331において、それを構成するヘッドユニット6の一つが故障し、交換する必要が生じた場合、幅方向Yに配列されたヘッドユニット列から故障したヘッドユニット6が取り外される。また、この取り外しにより空席となった装着領域に新たなヘッドユニット6が装着される。この装着時において、新たなヘッドユニット6を高精度に調整する必要がある。そこで、本実施形態では、次のようにして新たなヘッドユニット6の位置調整を行っている。なお、発明内容の理解を容易とするために、適宜、空席の装着領域(図3中の符号51)に隣接してベース部材5に固定されたままのヘッドユニット6をヘッドユニット6aと称し、取り外されるヘッドユニット6をヘッドユニット6bと称し、空席の装着領域に新たなに装着されるヘッドユニット6をヘッドユニット6cと称する。
図3はベース部材に対するヘッドユニットの着脱動作を示す斜視図であり、図4はヘッドユニットの着脱時に使用する着脱治具の一例を示す斜視図である。着脱治具10は、ヘッドユニット単位でベース部材5に対してヘッドユニット6を着脱するための治具である。着脱治具10は、図4に示すように、ベース部材5に着脱自在な治具本体部101を有している。治具本体部101は、ボルトなどの締結金具102によりベース部材5に装着される一対の装着部材103と、幅方向Yと直交するスライド方向Zに延設されたガイド部材104とを有している。装着部材103は、例えば図3に示すように、ベース部材5にヘッドユニット6を装着する装着予定位置に対応してベース部材5に装着される。この装着により、ガイド部材104はベース部材5の下方に延びている。ガイド部材104には、ヘッドユニット6を支持可能なスライダ105がスライド方向Zに移動自在に取り付けられている。このため、スライダ105にヘッドユニット6b(6c)を支持した状態でスライダ105を上方(+Z)に移動させることで当該ヘッドユニット6b(6c)をベース部材5の所望位置に容易に、しかも正確に位置させることができる。ここで、幅方向Yにおいて、スライダ105の幅がヘッドユニット6の幅以下に設定すると、スライダ105がベース部材5に装着されているヘッドユニット6と干渉するのを効果的に防止することができる。例えば図3に示すように、ヘッドユニット6b(6c)を支持しているスライダ105は、ベース部材5においてヘッドユニット6b(6c)に隣接するヘッドユニット6a、6aと干渉することなく、ヘッドユニット6b(6c)をヘッドユニット6b、6cの間に挿入、あるいはヘッドユニット6b、6cの間から取り出すことが容易となる。
そこで、本実施形態では、ヘッドユニットの着脱を行う際には、図4に示す着脱治具10を使用している。例えば図3に示すように、ヘッドユニット6a、6aに挟まれたヘッドユニット6bの取り外しは、以下の作業手順を実行することで、円滑に行われる。すなわち、取外作業は
・ヘッドユニット6bに対応する位置で着脱治具10の装着部材103を締結金具102によりベース部材5に取り付ける
・空のスライダ105を上記位置まで上昇させ、スライダ105でヘッドユニット6bを支持する
・締結金具66によるヘッドユニット6の固定を解除する
・スライダ105およびヘッドユニット6を一体的にガイド部材104の最下端位置(離間位置)まで下降させる(図3参照)
・スライダ105からヘッドユニット6を取り除く、
を含んでいる。
一方、ベース部材5の表面のうち空席となった装着領域51への新たなヘッドユニット6cの装着は、以下の作業手順を実行することで、円滑に行われる。すなわち、装着作業は
・空席となった装着領域51に対応する位置で着脱治具10の装着部材103を締結金具102によりベース部材5に取り付ける
・空のスライダ105をガイド部材104の最下端位置(離間位置)まで下降させる(図3参照)
・最下端位置でスライダ105にヘッドユニット6cを搭載する
・スライダ105およびヘッドユニット6cを一体的に装着領域51まで上昇させる
・ベース部材5の装着領域51に対してヘッドユニット6cを装着した後で、スライダ105によるヘッドユニット6cの支持を解除する
を含んでいる。
こうしてヘッドユニット6cが装着領域51に装着されるが、高い印刷品質を確保するためには、ベース部材5に固定されているヘッドユニット6aに対するヘッドユニット6cの相対位置関係が設計通りとなるように、新たに装着されたヘッドユニット6cの位置を高精度に調整する必要がある。そこで、本実施形態では、次に説明するヘッドユニットの位置調整が実行される。
図5は本発明に係るヘッドユニットの位置調整方法の一実施形態を示すフローチャートである。図6は図5に示す位置調整方法で使用される調整用治具、幅方向調整部、回転方向調整部、基準ピンおよび当てブロックの取付構造を示す斜視図である。図7Aないし図7Dはヘッドユニットの位置調整手順を模式的に示す図である。本実施形態では、オペレータが図5に示す手順で幅方向Xにおけるヘッドユニット6cの幅方向位置および基準ピン71を回転中心とする回転方向Rにおけるヘッドユニット6cの回転方向位置を調整する。
オペレータは、装着領域51に新たなヘッドユニット6cを取り付ける。この仮装着に続いて、オペレータはベース部材5から着脱治具10を取り外す(ステップS1:本発明の工程(a)の一例に相当)。例えば図7Aに示すように、締結金具66によってヘッドユニット6cがベース部材5に締結される。なお、同図中の符号52~54は、それぞれ基準ピン穴、幅方向調整穴および回転方向調整穴である。これら基準ピン穴52、幅方向調整穴53および回転方向調整穴54は、装着領域51に隣接してベース部材5に予め設けられている。また、同図中の符号621は当てブロックをヘッドユニット6cに取り付けるためのねじ穴である。
仮装着を維持したまま、オペレータは位置調整に必要な部品(=基準ピン71、当てブロック72、調整用治具73、幅方向調整部74、回転方向調整部75)を装着する(ステップS2~S4)。より詳しくは、図7Bに示すように、オペレータは装着領域51に隣接してベース部材5に設けられた基準ピン穴52(図7A)に基準ピン71の基端部を装着する。これにより、図6および図7Bに示すように、ベース部材5に対して基準ピン71の先端部71aがベース部材5の面法線方向NDに立設される(本発明の工程(b)の一例に相当)。また、オペレータは、ヘッドユニット6cのヘッドホルダ62に当てブロック72を載置し、さらに当てブロック72に設けられた貫通孔(図示省略)に締結金具67を挿通し、その先端部をねじ穴621に螺合させる。これによって、ヘッドユニット6cに当てブロック72が取り付けられる(ステップS2)。
次に、オペレータは調整用治具73をベース部材5に装着する(ステップS3:本発明の工程(c)の一例に相当)。この調整用治具73は、図6および図7Bに示すように、ベース部材5に取付可能なプレート部材731を有している。プレート部材731は、幅方向Yにおいてヘッドホルダ62よりも幅広であり、その一方端部732および他方端部733がそれぞれ部分的に(+X)方向、つまりヘッドユニット6側に突設されている。一方端部732は、基準ピン71の先端部71aの外側(図7Bの左手側)に延設されており、先端部71aと係合可能となっている。他方端部733は当てブロック72の幅方向端部と対向する位置まで延設されている。そして、他方端部733のX方向端部に対してプランジャ734がY方向に進退自在に取り付けられている。このプランジャ734の先端部は当てブロック72に対向しており、オペレータの操作によりプランジャ734の先端部が当てブロック72を当接するとともにプランジャ734に設けられたスプリング(図示省略)により押圧する。このように調整用治具73は、基準ピン71の先端部71aと係合しながらヘッドユニット6cを幅方向Xに移動可能に支持している。
また、調整用治具73では、プレート部材731の反ヘッドユニット側(図7Bにおける下方側)に折り曲げられた帯状部材735がプレート部材731に取り付けられている。そして、帯状部材735およびプレート部材731には、X方向に並んだ一対の貫通孔が2組設けられている。一対の貫通孔では、ネジ部材736が帯状部材735の反ヘッドユニット側から挿通され、ネジ部材736の先端部がヘッドユニット6cのヘッドホルダ62に螺合される。各ネジ部材736の中央部分には、スプリング737が外挿されており、帯状部材735およびプレート部材731に対して付勢力を与えている。このため、調整用治具73は、基準ピン71の先端部71aと係合しながら基準ピン71の先端部71aを回転中心として回転方向Rにヘッドユニット6cを回転自在に支持している。
このようにベース部材5への調整用治具73の取付によって、ヘッドユニット6cは、基準ピン71の先端部71aと係合した状態で、幅方向Yにおいては基準ピン71側(図7Bにおける左手側)に付勢されるとともに、回転方向Rにおいては図7Bの紙面における時計まわり側に付勢されている。そこで、本実施形態では、図7Cに示すように、幅方向調整穴53に幅方向調整部74を装着することでプランジャ734の付勢力に抗いながらヘッドユニット6cを幅方向Xに変位可能とするとともに、回転方向調整穴54に回転方向調整部75を装着することでスプリング737の付勢力に抗いながらヘッドユニット6cを回転方向Rに変位可能としている(ステップS4:本発明の工程(d)の一例に相当)。
幅方向調整部74および回転方向調整部75は基本的に同一構成であり、それぞれ幅方向調整穴53および回転方向調整穴54に装着する際の向きが相違するのみである。そこで、ここでは、幅方向調整部74の構成を図7Cに基づき説明し、回転方向調整穴54の各部については、相当の符号を付して構成の説明を省略する。
幅方向調整部74は、装着領域51に隣接してベース部材5に設けられた幅方向調整穴53に装着可能な固定部741を有している。固定部741は、幅方向調整穴53に挿脱自在な装着部位741aと、装着部位741aから面法線方向NDに立設された立設部位741bとを有している。装着部位741aの外側面には、溝部(図示省略)が設けられるとともに、当該溝部に弾性材料により構成されたオーリング741cが外挿されている。このオーリング741cは幅方向調整穴53の内径よりも若干大きな外径を有している。このため、オペレータが固定部741の装着部位741aを幅方向調整穴53に圧入すると、図7Cに示すように、立設部位741bがヘッドユニット6a、6cとの間に位置しながら、オーリング741cを介してベース部材5にしっかりと固定される。また、固定部741には傾斜面741dが設けられている。そして、当該傾斜面741dがヘッドユニット6cを向いた姿勢で、固定部741はベース部材5に固定される。ここで、プランジャ734の付勢力によりヘッドユニット6cがヘッドユニット6aに近接すると、ベース部材5への幅方向調整部74の装着作業が面倒となるため、上記したように仮装着を維持することで、この問題を解消している。この点については、回転方向調整部75においても同様である。
このようにベース部材5に固定された固定部741の(+ND)方向の端面上にコイルばね742が配置され、さらにコイルばね742の(+ND)方向の端面上に可動部743が載置されている。より詳しくは、可動部743は、図7Cに示すように、コイルばね742を(+ND)方向側から覆うように設けられた矩形プレート部材と、矩形プレート部材のヘッドユニット6c側(同図の右手側)の端部から固定部741に向って延設された延設部材とを一体化した形状を有している。矩形プレート部材には、コイルばね742の内径と同程度の内径を有する貫通孔が形成されている。そして、ネジ部材744が可動部743の(+ND)方向側より上記貫通孔およびコイルばね742の内部を貫通して固定部741に螺合されている。したがって、オペレータがコイルばね742の付勢力に抗いながらネジ部材744を正回転させて螺入すると、可動部743が固定部741に向って移動する。このとき、可動部743の延設部材の先端部743aが固定部741の傾斜面741dに摺接してヘッドユニット6cのヘッドホルダ62に向って移動する。このため、当該先端部743aがネジ部材744の回転量に応じた距離だけ変位し、ヘッドユニット6cを(+Y)方向に押し遣る。逆に、オペレータがネジ部材744を逆回転させると、コイルばね742の付勢力によって可動部743が全体的に(+ND)方向に移動するとともに、上記先端部743aが(-Y)方向に変位する。
このように本実施形態では、固定部741、装着部位741a、立設部位741b、傾斜面741d、可動部743、先端部743aがそれぞれ本発明の「第1固定部」、「第1装着部位」、「第1立設部位」、「第1傾斜面」、「第1可動部」および「第1摺接部位」の一例に相当しており、これらを有する第1構造体が幅方向調整部74として機能する。
一方、回転方向調整部75について、オペレータは、固定部751の傾斜面751dをヘッドユニット6cに向いた姿勢で、回転方向調整部75の固定部751の装着部位751aを基準ピン71からY方向に離れた離間位置で回転方向調整穴54に圧入する。これにより、図7Cに示すように、ヘッドユニット6cと調整用治具73のプレート部材731との間に回転方向調整部75が挿入される。そして、オペレータが、スプリング737の付勢力に抗いながらネジ部材754を正回転させて螺入すると、可動部753が固定部751に向って移動する。このとき、可動部753の延設部材の先端部が固定部751の傾斜面に摺接してヘッドユニット6cのヘッドホルダ62に向って移動する。このため、当該先端部がネジ部材754の回転量に応じた距離だけ変位し、ヘッドユニット6cを(+X)方向に押し遣る。その結果、基準ピン71の先端部71aを回転中心として回転方向R、より具体的には図7Cにおいて反時計方向に変位させる。逆に、オペレータがネジ部材754を逆回転させると、コイルばね752の付勢力によって可動部753が全体的に(+ND)方向に移動するとともに、上記先端部753aが(-X)方向に変位する。
このように本実施形態では、固定部751、装着部位751a、立設部位751b、傾斜面751d、可動部753、可動部753の先端部がそれぞれ本発明の「第2固定部」、「第2装着部位」、「第2立設部位」、「第2傾斜面」、「第2可動部」および「第2摺接部位」の一例に相当しており、これらを有する第2構造体が回転方向調整部75として機能する。
このように幅方向調整部74および回転方向調整部75の装着が完了すると、オペレータは締結金具66を操作することで、ベース部材5とヘッドユニット6cとの締結を緩める(ステップS5)。これにより、プランジャ734の付勢力に応じてヘッドユニット6cは(-Y)方向に変位し、幅方向調整部74の可動部743と当接する。すなわち、ヘッドユニット6cは幅方向Yにおいてプランジャ734と幅方向調整部74とで挟まれる。この後で、幅方向調整部74のネジ部材744を回転させることで、その回転量に応じた距離だけヘッドユニット6cをY方向に連続的に変位させることが可能となる。
一方、ヘッドユニット6cはX方向においても変位し、回転方向調整部75に当接する。すなわち、スプリング737の付勢力に応じてヘッドユニット6cは(-X)方向に変位し、可動部753(図6)に当接する。このとき、ヘッドユニット6cの(-Y)方向側の端部が基準ピン71の先端部71aに係合しながら、それよりも(+Y)方向側で(-X)方向に向かう付勢力が作用する。この付勢力によって、ヘッドユニット6cは基準ピン71の先端部71aを回転中心として回転し、基準ピン71から(+Y)方向に離れた離間位置で回転方向調整部75の可動部753(図6)に係止される。こうして、ヘッドユニット6cは回転方向Rにおいて位置決めされる。この後で、回転方向調整部75のネジ部材754を回転させることで、その回転量に応じた距離だけヘッドユニット6cをX方向に変位させ、その結果、ヘッドユニット6cは回転方向Rに連続的に変位させることが可能となる。
図5に戻って、ヘッドユニット6cの調整手順の説明を続ける。ヘッドユニット6cを高精度に調整するためには、ヘッドユニット6cの僅かな変位を確実に捉え、変位量を高い分解能で調整する必要がある。そこで、本実施形態では、図7Dに示すように、オペレータがベース部材5に対して調整用カメラ76を装着する(ステップS6)。調整用カメラ76により撮像された画像、つまりヘッドユニット6a、6cのインク吐出ヘッド61の間に形成される隙間を挟んでヘッドユニット6a、6cが隣接する隣接領域ARの画像(以下「隣接画像」という)が図示を省略するディスプレイに表示される。この隣接画像を参照しながら、オペレータは幅方向調整部74のネジ部材744および/または回転方向調整部75のネジ部材754を操作する。これによって、ヘッドユニット6aに対して幅方向Yに隣接して装着された調整対象であるヘッドユニット6cの位置(=幅方向Yにおける位置+回転方向Rにおける回転位置)が高精度に調整される(ステップS7:本発明の工程(e)の一例に相当)。そして、ヘッドユニット6cの位置調整が完了すると、オペレータは締結弛緩されている締結金具66をしっかりと締結し、ヘッドユニット6cをベース部材5に本装着する(ステップS8:本発明の工程(f)の一例に相当)。
その後で、オペレータは、上記とは逆の手順、つまり調整用カメラ76の取り外し(ステップS9)、幅方向調整部74および回転方向調整部75の取り外し(ステップS10)、調整用治具73の取り外し(ステップS11)、基準ピン71および当てブロック72の取り外し(ステップS12)をこの順序で行う。
以上のように、本実施形態では、調整対象であるヘッドユニット6cと、ベース部材5に固定されたままのヘッドユニット6aとの間に挿入された幅方向調整部74によりヘッドユニット6cを幅方向Yに移動させる。これによって、ヘッドユニット6a、6cの隙間を調整している。つまり、幅方向Yにおいてヘッドユニット6cの幅方向位置を調整している。また、ヘッドユニット6cを基準ピン71の先端部71aと係合させた状態で、基準ピン71からY方向に離れた離間位置で調整対象であるヘッドユニット6cとベース部材5に取り付けられた調整用治具73との間に挿入された回転方向調整部75によりヘッドユニット6cをX方向に移動されることで、回転方向Rにおけるヘッドユニット6cの位置、つまり回転方向位置を調整している。その結果、ヘッドユニット6aに対するヘッドユニット6cの位置を高精度に調整することができる。
また、本実施形態では、幅方向調整部74は、上記のように傾斜面741dに対して可動部743の延設部材の先端部743aを摺接させながら当該先端部743aを移動させるように、構成されている。このため、次のような作用効果が得られる。ヘッドユニット6a、6cの隙間を調整する手段としては、例えばピン部材やシム部材などの調整部材を用いてもよい(比較例)。つまり、予めY方向サイズが互いに異なる複数の調整部材を準備しておき、調整部材の抜き差しを繰り返してヘッドユニット6cの位置を調整してもよい。ただし、この比較例では、調整部材の外径に誤差が存在すると、そのまま位置調整エラーになってしまうという問題がある。また、調整部材の製作誤差と挿入誤差に起因して高精度な位置調整は難しい。これに対し、本実施形態では、上記したように傾斜面741dに対して可動部743の延設部材の先端部743aが摺接しながら連続的に移動するという、いわゆる楔型部品を用いているため、比較例よりも高精度な位置調整が可能となる。この点については、回転方向調整部75においても同様である。
また、比較例では、調整部材を交換する毎に調整パターンを実際に印刷し、その印刷結果に基づいて次に装着する調整部材のサイズを決定していた。つまり、ヘッドユニット6aに対するヘッドユニット6cの相対位置関係が設計通りに調整されているか否かを直接的に計測しておらず、間接的な計測に止まっていた。その結果、高精度な調整は難しかった。これに対し、本実施形態では、調整用カメラ76により撮像された隣接画像を参照しながらヘッドユニット6cの位置調整を行っている。つまり、上記相対位置関係が隣接画像に映り込んでおり、相対位置関係の直接的な計測が行われている。しかも、それに基づいて連続的に位置調整を行っているため、上記相対位置関係が設定通りになるように調整可能となっている。その結果、高品質な印刷が可能となる。
また、本実施形態では、ヘッドユニット6cの位置調整(ステップS7)に先立って、調整対象のヘッドユニット6cをベース部材5に仮装着したまま、基準ピン71、当てブロック72、調整用治具73、幅方向調整部74および回転方向調整部75を取り付けている(ステップS2~S4)。このため、位置調整の準備を円滑に行うことができ、位置調整の作業を高めることができる。
上記したように、本実施形態では、ヘッドユニット6a、6cがそれぞれ本発明の「第1ヘッドユニット」および「第2ヘッドユニット」の一例に相当している。X方向が本発明の「直交方向」に相当している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では、当てブロック72を介してプランジャ734が調整対象のヘッドユニット6cを(-Y)方向に押圧するように構成しているが、プランジャ734が直接ヘッドユニット6cを押圧するように構成してもよい。
この発明は、ベース部材に対して着脱自在に、所定の幅方向に配列されるヘッドユニットの位置調整方法全般に適用することができる。
5…ベース部材
6a…(第1)ヘッドユニット
6c…(第2)ヘッドユニット
51…装着領域
52…基準ピン穴
53…幅方向調整穴
54…回転方向調整穴
62…ヘッドホルダ
71…基準ピン
71a…(基準ピンの)先端部
73…調整用治具
74…幅方向調整部
75…回転方向調整部
76…調整用カメラ
741…(第1)固定部
741a…(第1)装着部位
741b…(第1)立設部位
741d…(第1)傾斜面
743…(第1)可動部
743a…先端部(第1摺接部位)
751…(第2)固定部
751a…(第2)装着部位
751b…(第2)立設部位
751d…(第2)傾斜面
753…(第2)可動部
753a…先端部(第2摺接部位)
ND…面法線方向
R…回転方向
X…直交方向
Y…幅方向

Claims (6)

  1. ベース部材に固定された第1ヘッドユニットに対して幅方向に隣接して装着される第2ヘッドユニットの位置を調整するヘッドユニットの位置調整方法であって、
    (a)前記幅方向において前記第1ヘッドユニットと隣り合う装着領域に前記第2ヘッドユニットを仮装着する工程と、
    (b)前記装着領域に隣接して前記ベース部材に設けられた基準ピン穴に基準ピンの基端部を装着することで、前記ベース部材に対して前記基準ピンの先端部を前記ベース部材の面法線方向に立設させる工程と、
    (c)前記基準ピンの先端部と係合しながら前記第2ヘッドユニットが前記幅方向に移動可能でかつ前記基準ピンの先端部を回転中心として回転自在に前記第2ヘッドユニットを支持する、調整用治具を前記ベース部材に取り付ける工程と、
    (d)前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとの間に幅方向調整部を挿入するとともに、前記基準ピンから前記幅方向に離れた離間位置で前記第2ヘッドユニットと前記調整用治具との間に回転方向調整部を挿入する工程と、
    (e)前記第2ヘッドユニットの仮装着を緩めた状態で、前記幅方向調整部により前記第2ヘッドユニットを前記幅方向に移動させることで前記幅方向における前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットの隙間を調整するとともに、前記回転方向調整部により前記離間位置で前記第2ヘッドユニットを前記幅方向および前記面法線方向の両方に直交する直交方向に移動させることで前記基準ピンの先端部に対する前記第2ヘッドユニットの回転方向位置を調整する工程と、
    (f)前記工程(e)の完了後に、前記第2ヘッドユニットを前記ベース部材に締結して本装着する工程と、
    を備えることを特徴とするヘッドユニットの位置調整方法。
  2. 請求項1に記載のヘッドユニットの位置調整方法であって、
    前記工程(d)は
    (d-1)前記幅方向調整部として、前記装着領域に隣接して前記ベース部材に設けられた幅方向調整穴に装着可能な第1装着部位および前記第1装着部位から前記面法線方向に立設された第1立設部位を有する第1固定部と、前記第1立設部位の第1傾斜面に摺接しながら前記第1固定部に対して前記面法線方向に移動自在に連結された第1可動部と、を有し、前記第1可動部のうち前記第1傾斜面と摺接する第1摺接部位を前記第1固定部に対する前記面法線方向への前記第1可動部の移動に応じて前記第2ヘッドユニットに向かって移動させることで前記第2ヘッドユニットを前記幅方向に変位させる第1構造体を準備する工程と
    (d-2)前記第1可動部が前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとの間に位置するように、前記幅方向調整部を装着する工程と、
    を含む、ヘッドユニットの位置調整方法。
  3. 請求項2に記載のヘッドユニットの位置調整方法であって、
    前記工程(e)は
    (e-1)前記第1摺接部位の移動により前記第2ヘッドユニットを連続的に前記幅方向に移動させることで前記隙間を調整する工程を含む、ヘッドユニットの位置調整方法。
  4. 請求項1に記載のヘッドユニットの位置調整方法であって、
    前記工程(d)は、
    (d-3)前記回転方向調整部として、前記装着領域に隣接して前記ベース部材に設けられた回転方向調整穴に装着可能な第2装着部位および前記第2装着部位から前記面法線方向に立設された第2立設部位を有する第2固定部と、前記第2立設部位の第2傾斜面に摺接しながら前記第2固定部に対して前記面法線方向に移動自在に連結された第2可動部と、を有し、前記第2可動部のうち前記第2傾斜面と摺接する第2摺接部位を前記第2固定部に対する前記面法線方向への前記第2可動部の移動に応じて前記第2ヘッドユニットに向かって移動させることで前記第2ヘッドユニットを前記回転方向に変位させる第2構造体を準備する工程と、
    (d-4)前記第2可動部が前記第2ヘッドユニットと前記調整用治具との間に位置するように、前記回転方向調整部を装着する工程と、
    を含む、ヘッドユニットの位置調整方法。
  5. 請求項4に記載のヘッドユニットの位置調整方法であって、
    前記工程(e)は、
    (e-2)前記第2可動部の移動により前記第2ヘッドユニットを連続的に前記直交方向に移動させることで前記回転位置を調整する工程を含む、ヘッドユニットの位置調整方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載のヘッドユニットの位置調整方法であって、
    前記工程(e)は、前記隙間を挟んで前記第1ヘッドユニットと前記第2ヘッドユニットとが隣接する隣接画像を取得しながら、前記隣接画像に基づいて前記隙間および前記回転位置を調整する工程である、ヘッドユニットの位置調整方法。
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