JP2024037398A - 電子機器、制御方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器の内部の温度が上昇している場合に適切な環境温度を算出する。【解決手段】電子機器は、第1の動作状態における前記電子機器の第1の温度上昇特性を示す第1の温度および第2の温度を検出する第1の温度検出手段および第2の温度検出手段と、第2の動作状態における前記電子機器の第2の温度上昇特性を示す第3の温度および第4の温度を検出する第3の温度検出手段および第4の温度検出手段と、前記第1の動作状態では前記第1の温度および前記第2の温度と前記第1の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求め、前記第2の動作状態では前記第3の温度と前記第4の温度と前記第2の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求める制御手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器の温度検出技術に関する。
デジタルカメラやスマートフォンなどの電子機器は、消費電力や処理負荷の増加に伴い機器内部の熱源の温度が上昇し発熱する。電子機器の温度は、例えば内部温度として検出され、電子機器の周囲の環境温度と内部温度とに基づいて電子機器の動作が制限される。特許文献1では、電子機器が通電されていない時間において、第1の温度から第2の温度への冷却時間により環境温度を予測している。
特開2011-27644号公報
電子機器の環境温度が内部温度とほぼ同じ場合は、電子機器の内部温度を環境温度として利用できるが、電子機器の内部の温度が熱源の発熱などにより上昇している場合などは電子機器の内部温度に熱源の発熱による温度上昇分が加わるため、電子機器の内部温度と環境温度として利用することができなくなる。また、ユーザが電子機器を使用しながら環境温度が変化するような場合(室内から室外への移動など)、環境温度を継続して求めることが必要となる。しかしながら、特許文献1では、電子機器の内部温度が環境温度に近づくに従い、冷却が緩やかになるため、環境温度の予測精度が低下し、また、環境温度を求めるタイミングがランダムであるため、環境温度を継続して求められていない。
また、電子機器の内部には、複数の熱源があり、電子機器の動作状態によって熱源の温度上昇の度合いも異なるため、電子機器の動作状態に応じて変化する電子機器の内部の発熱を考慮して環境温度を求める必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、電子機器の内部の温度が上昇している場合に適切な環境温度を算出することができる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の動作状態のいずれかで動作可能な電子機器であって、第1の動作状態における前記電子機器の第1の温度上昇特性を示す第1の温度および第2の温度を検出する第1の温度検出手段および第2の温度検出手段と、第2の動作状態における前記電子機器の第2の温度上昇特性を示す第3の温度および第4の温度を検出する第3の温度検出手段および第4の温度検出手段と、前記第1の動作状態では前記第1の温度および前記第2の温度と前記第1の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求め、前記第2の動作状態では前記第3の温度と前記第4の温度と前記第2の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求める制御手段と、を有する。
本発明によれば、電子機器の内部の温度が上昇している場合に適切な環境温度を算出することができる。
実施形態1,2の電子機器の構成を示すブロック図。 実施形態1における熱源と放熱経路と温度検出部の位置関係を例示する図。 実施形態2における熱源と放熱経路と温度検出部の位置関係を例示する図。 実施形態1,2における電子機器の内部の温度の時間的変化を例示する図。 実施形態1,2における電子機器の内部の温度上昇特性を例示する図。 実施形態1,2における電子機器の内部の温度上昇特性と電子機器の動作開始時の環境温度との関係を説明する図。 実施形態1における環境温度の算出処理を示すフローチャート。 実施形態2における環境温度の算出処理を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下の実施形態では、本発明の電子機器がデジタルカメラなどの撮像装置である場合について説明する。なお、本発明の電子機器はデジタルカメラに限定されるものではなく、携帯電話の一種であるスマートフォンやタブレットデバイスなどに適用可能である。
[実施形態1]
実施形態1は、電子機器100の内部の温度が上昇している動作状態において適切な環境温度を算出する例である。
<装置構成>
まず、図1を参照して、実施形態1の電子機器100の構成および機能について説明する。
図1は、実施形態1の電子機器100の構成を示すブロック図である。
電子機器100は、第1の制御部101、不揮発性メモリ102、揮発性メモリ103、撮像部104、光学部105、光学駆動部106、タイミング発生部107、第2の制御部108、表示部109、操作部110、記録媒体111、および第1~第4の温度検出部112~115を有する。
制御部101は、電子機器100の全体を統括して制御する演算処理プロセッサ(CPUやMPU)であって、不揮発性メモリ102に格納されたプログラムを実行することで、後述する構成要素を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
不揮発性メモリ102は、ROMであり、第1の制御部101の動作用の定数、プログラムなどを記憶する記憶領域として使用される。プログラムとは、本実施形態にて後述する環境温度の算出処理を実行するためのプログラムのことである。
また、不揮発性メモリ102には、電子機器100の動作状態ごとに、電子機器100の動作を制限する温度を示す情報(制限温度情報)と、環境温度を算出するための電子機器の動作状態および熱源ごとの温度上昇特性を示す情報とを記憶している。温度上昇特性は、同一の放熱経路に配置されている2つの温度検出部の差分と2つの温度検出部のいずれかの温度との関係を示す情報である。制限温度情報は、電子機器100の環境温度から所定の温度だけ高い温度に設定され、電子機器100の動作を制限する制限温度の上限を示す情報である、環境温度は、電子機器100の周囲の外気温度である。
揮発性メモリ103は、RAMであり、第1の制御部101の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ102から読み出したプログラムなどを展開する作業領域として使用される。
撮像部104は、被写体の光学像を電気信号に変換するCCDやCMOSなどで構成されるイメージセンサ、イメージセンサにより生成されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換部を含む。撮像部104は、静止画および動画を撮像可能である。 光学部105は、ズームレンズやフォーカスレンズを含むレンズ群、絞り機能を備えるシャッターを含む。
光学駆動部106は、光学部105の各構成要素を駆動するモータやドライバなどの駆動機構を含む。光学駆動部106は、第1の制御部101の制御により光学部105の各構成要素を制御する。
タイミング発生部(TG)107は、第1の制御部101の制御に従い、撮像部104にクロック信号や制御信号を供給する回路である。また、タイミング発生部107は、撮像部104に蓄積された電荷のリセットタイミングを制御することで、撮像部104における電荷の蓄積および排出の動作を制御することができる。
第1の制御部101は、撮像部104により撮像された画像データ、不揮発性メモリ102や記録媒体111に格納されている画像データなどに各種の画像処理を実行する。第1の制御部101は、画像処理された静止画データをJPEG等の静止画圧縮方式で圧縮符号化して静止画ファイルとして記録媒体111に記録したり、記録媒体111から読み出した静止画ファイルを復号する。
また、第1の制御部101は、画像処理された画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づき、光学駆動部106を制御することで、AF(オートフォーカス)処理やAE(自動露出)処理を行う。
第2の制御部108は、画像処理された動画データをMPEG2やH.264等の動画圧縮方式でエンコードして動画ファイルとして記録媒体111に記録したり、記録媒体111から読み出した動画ファイルをデコードする。
なお、画像処理は、特定の画像処理を実行するための専用の回路ブロック(GPU(Graphical Processing Unit))により構成されてもよい。
表示部109は、撮像部104により生成された画像データの表示、記録媒体111から読み出した画像データの表示、対話的な操作のためのGUIの表示などを行う。表示部109は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの表示デバイスである。表示部109は、電子機器100と一体化された構成であっても、電子機器100に接続された外部機器であってもよい。電子機器100は、表示部109と接続することができ、表示部109の表示を制御する機能を有していればよい。
操作部110は、ユーザからの各種操作を受け付けるスイッチ、ボタン、タッチパネルなどの操作部材を含む。操作部110は、ユーザが操作した操作部材に対応する操作信号を第1の制御部101に出力する。第1の制御部101は、操作信号に基づいて電子機器100の構成要素に制御信号を出力して制御する。また、操作部110は、電子機器100の動作状態を、例えば、静止画撮影モード、動画記録モード、再生モードのいずれかに切り替えることが可能であり、電子機器100は、静止画撮影モード、動画記録モード、再生モードのいずれかで動作可能である。
記録媒体111は、電子機器100に装着されるメモリカードやハードディスクドライブなどであってもよいし、電子機器100に内蔵されたフラッシュメモリやハードディスクドライブであってもよい。電子機器100は少なくとも記録媒体111にアクセス可能であればよい。
第1から第4の各温度検出部112~115は、例えば、温度を測定するサーミスタまたはデジタル温度計を備え、電子機器100の内部の温度情報を取得する。第1の温度検出部112、第2の温度検出部113、第3の温度検出部114および第4の温度検出部115により検出された各温度情報は、第1の制御部101に出力される。第1の制御部101は、第1の温度検出部112、第2の温度検出部113、第3の温度検出部114および第4の温度検出部115により検出された各温度情報に基づいて、電子機器100の動作モードおよび電子機器100の内部の熱源に応じて環境温度を算出し、算出した環境温度に基づいて制限温度を設定し、電子機器100の動作を継続または停止するように制御する。第1の制御部101は、例えば、電子機器100の内部温度が制限温度に達すると、表示部109に画質劣化などの警告表示を行ったり、撮影動作を強制的に終了したりする。
<環境温度の算出処理>
以下、図2~図7を参照して、実施形態1の電子機器100による環境温度の算出処理について説明する。
以下では、第1の温度検出部112により検出された第1の温度をT1、第2の温度検出部113により検出された第2の温度をT2、第3の温度検出部114により検出された第3の温度をT3、第4の温度検出部115により検出された第4の温度をT4として説明する。
図2は、実施形態1における熱源と放熱経路と温度検出部の位置関係を例示している。
第1の熱源31は、例えば、第1の制御部101である。第2の熱源33は、例えば、第2の制御部108である。第1の熱源31の放熱経路32は、例えば、電子機器100の内部の第1の熱源31の熱が筐体外部に伝搬される経路である。第2の熱源33の放熱経路34は、例えば、電子機器100の内部の第2の熱源33の熱が筐体外部に伝搬される経路である。
第1の熱源31の放熱経路32には、第1の温度検出部112と第2の温度検出部113が配置されている。第2の温度検出部113は、第1の温度検出部112よりも第1の熱源31に近い位置に配置されている。また、第2の熱源33の放熱経路34には、第3の温度検出部114と第4の温度検出部115が配置されている。第4の温度検出部115は、第3の温度検出部114よりも第2の熱源33に近い位置に配置されている。言い換えると、第1の熱源31に対して第1の温度検出部112と第2の温度検出部113は同一の放熱経路にあり、第2の熱源33に対して第3の温度検出部114と第4の温度検出部115は同一の放熱経路にある。
以上のように、本実施形態では、1つの熱源に対して温度検出部が2つ以上配置されている。しかしながら、図3で後述するように、1つの温度検出部が複数の放熱経路に共通に配置されていてもよい。
図4は、実施形態1,2における電子機器の内部の温度の時間的変化を例示している。
図4では、電子機器100が動画記録モードにおいて、電子機器100の環境温度が0℃の状態から動画記録を開始した場合の第1の温度検出部112により検出された第1の温度と第2の温度検出部113により検出された第2の温度の時間的変化と、第1の温度と第2の温度の差分の時間的変化を例示している。
図4において、環境温度が0℃の状態(原点O)から動画記録が開始されて時間t(例えば、2分)が経過した後の第1の温度検出部112により検出された第1の温度の基準値をT1_base、第2の温度検出部113により検出された第2の温度の基準値をT2_baseとする。そして、第1の温度の基準値T1_baseと第2の温度の基準値T2_baseの差分と第1の温度の基準値T1_baseとの関係を点(T2_base-T1_base,T1_base)として、その時間的変化を示すと、図5のように一次式で近似される関数式で表される軌跡が得られる。
図5において、環境温度は0℃であるため、動画記録開始直後は第1の温度T1も第2の温度T2もちも0℃であり(第1の温度T1も差分も0)、電子機器100の内部温度が上昇していくのに伴い原点Sから第1の温度T1および第2の温度T2が上昇していく。図2に示すように、第2の温度検出部113は第1の温度検出部112よりも第1の熱源31に近い位置に配置されているため、動画記録開始直後は第1の温度T1よりも第2の温度T2の変化量が大きくなる。そのため、図5に示すように動画記録開始直後は、第1の温度T1の縦軸方向に比べて、第1の温度と第2の温度の差分T2-T1の横軸方向に大きく拡大しているが、時間t(例えば、2分)が経過すると第1の温度T1と第2の温度T2の上昇が安定するので一定の比例関係で上昇していく。その後、第1の温度T1と第2の温度T2は所定の飽和温度に達して軌跡は平衡点Gに収束する。
本実施形態では、図5に示す環境温度が0℃の状態で動画記録を開始して時間t(例えば、2分)が経過した以降の第1の温度の基準値T1_baseと差分T2_base-T1_baseの関係を温度上昇特性として一次式で表される以下の式1で定義する。そして、電子機器100の動作状態および熱源に応じた温度上昇特性を予め実験等により作成しておき、不揮発性メモリ102に記憶する。
(式1)
T1_base=f(T2_base-T1_base)=a×(T2_base-T1_base)+b=a×(T2-T1)+b
なお、比例定数aおよび切片bは、環境温度が0℃の状態においてT1とT2-T1の関係を予め定義した値である。
なお、f(T2-T1)は必ずしも一次式で近似する必要はなく、テーブルとして不揮発性メモリに記憶してもよい。なお、図5に示した温度上昇特性は、環境温度によりオフセットするので、例えば環境温度がTa℃であった場合、図5に示した環境温度が0℃の状態における軌跡は、図6に示すように第1の温度T1の縦軸方向にTaだけシフトした軌跡となる。同様に、第1の温度T1および第2の温度T2の飽和温度も環境温度によりオフセットするため、平衡点GもTaだけシフトした位置に移動する。
つまり、環境温度がTa℃の状態における第1の温度検出部112により検出された第1の温度をT1とすると、環境温度が0℃の状態における第1の温度の基準値T1_baseと第1の温度T1の関係は、以下の式2で表せる。本実施形態では、この式2を利用して環境温度Taを求める。
(式2)
T1=T1_base+Ta
次に、熱源の放熱経路と電子機器100の動作状態の関係について説明する。
電子機器100の動作状態に応じて筐体内部の最も発熱する位置、すなわち熱源は異なり、また筐体内部の放熱経路や温度検出部により検出される温度も異なる。上述した環境温度の算出方法では、電子機器100の動作状態に応じて最も発熱する熱源に対応した放熱経路から、温度情報を参照する温度検出部をそれぞれ2つ選定している。本実施形態では、電子機器100の動作状態として、動画記録モードと静止画撮影モードの例について説明する。
動画記録モードでは電子機器100の筐体内部の熱源が第2の制御部108である第1の熱源31であり、図2に示すように第1の温度検出部112と第2の温度検出部113は第1の熱源31に対して同一の放熱経路に配置されている。そのため、第1の温度T1と第2の温度T2は動画記録開始から環境温度算出までの待機時間t(例えば、2分)が経過した後に一次式で近似することができ、環境温度の算出に利用できる。一方で、静止画撮影モードでは電子機器100の筐体内部の熱の移動、すなわち放熱経路が動画記録モード時とは変化する。これは動画記録モード時と静止画撮影モード時とで動作するデバイスが異なるためである。静止画撮影モードでは、熱源は第1の制御部101である第2の熱源33であるため、第1の温度T1と第2の温度T2の関係は第2の熱源33に対して同一の放熱経路ではなくなり、一次式で近似した環境温度の算出ができなくなる。この場合、第2の熱源33の放熱経路に配置されている第3の温度検出部114により検出された第3の温度T3と第4の温度検出部115により検出された第4の温度T4を参照することにより、一次式で近似した環境温度の算出が可能となる。なお、電子機器100の動作状態として、上述した動画記録モードと静止画撮影モード以外に、動画記録設定ごと、撮影待機時(ライブビュー時)、メニュー画面表示時などが挙げられる。
このため、環境温度の算出のために選定する2つの温度検出部の組み合わせは電子機器100の動作状態および熱源ごとに存在し、環境温度を算出するための上記式1の比例定数aおよび切片bと待機時間tは電子機器100の動作状態ごとに不揮発性メモリ102に記憶されている。
次に、図7を参照して、本実施形態による環境温度算出処理について説明する。
なお、図7の処理は、電子機器100の第1の制御部101が不揮発性メモリ102に格納されたプログラムを実行し、電子機器100の構成要素を制御することにより実現される。また、図7の処理は、電子機器100の電源がオンされると開始される。後述する図8でも同様である。
なお、以下では、電子機器100の動作状態が動画記録モードまたは静止画撮影モードに設定された場合の例を説明する。
S701では、第1の制御部101は、電子機器100の環境温度を算出するために参照する温度検出部を選定するために、電子機器100の現在の動作状態が動画記録モードであるか静止画撮影モードであるかを判定する。第1の制御部101は、電子機器100の動作状態が動画記録モードであると判定した場合は処理をステップS702に進め、静止画撮影モードであると判定した場合は処理をS709に進める。
S702、S709では、第1の制御部101は、電子機器100の動作状態に応じて最も発熱する熱源に対応した放熱経路から、温度情報を参照する2つの温度検出部を選定する。第1の制御部101は、動画記録モード時の熱源である第2の制御部108に対応する第1の温度検出部112および第2の温度検出部113を選定する。第1の制御部101は、静止画撮影モード時の熱源である第1の制御部101に対応する第3の温度検出部114および第4の温度検出部115を選定する。
S703、S710では、第1の制御部101は、電子機器100の現在の動作状態での動作開始から環境温度算出までの待機時間tを決定する。上述したように、電子機器100の動作状態に応じて温度上昇特性が異なるため、図5に示した時間tが2分の場合のように一次式で近似できる領域に到達するまでの時間が異なるが、図7の説明では待機時間をいずれの動作状態でも2分に設定されるものとする。
S704、S711では、第1の制御部101は、S702、S709で選定した2つの温度検出部から温度情報を同時に取得する。第1の制御部101は、動画記録モード時は第1の温度検出部112から第1の温度T1を取得し、第2の温度検出部113から第2の温度T2を取得する。第1の制御部101は、静止画記録モード時は第3の温度検出部114から第3の温度T3を取得し、第4の温度検出部115から第4の温度T4を取得する。
S705では、第1の制御部101は、S704で取得した第1の温度T1および第2の温度T2情報を上記式1に代入し、第1の温度T1の基準値T1_baseを算出する。
S706では、第1の制御部101は、S704で取得した第1の温度T1とS705で算出した第1の温度T1の基準値T1_baseを上記式2に代入して、動画記録モード時の環境温度Taを算出する。
S707では、第1の制御部101は、S706で算出した動画記録モード時の環境温度をTa(℃)に設定する。
S708では、第1の制御部101は、電子機器100の現在の動作状態が変化しているか否かを判定する。第1の制御部101は、電子機器100の現在の動作状態が変化していないと判定した場合は処理をS704に戻して、S704からS707の処理を持続し、環境温度の算出および更新を継続する。第1の制御部101は、電子機器100の現在の動作状態が変化していると判定した場合は、環境温度を算出するために温度情報を参照する温度検出部を変更する必要があるため、処理を終了する。
S712では、第1の制御部101は、S711で取得した第3の温度T3および第4の温度T4情報を以下の式3に代入し、第3の温度T3の基準値T3_baseを算出する。
(式3)
T3_base=c×(T4-T3)+d
なお、比例定数cおよび切片dは、環境温度が0℃の状態においてT3とT4-T3の関係を予め定義した値である。
S713では、第1の制御部101は、S711で取得した第3の温度T3とS712で算出した第3の温度T3の基準値T3_baseを以下の式4に代入して、静止画撮影モード時の環境温度Taを算出する。
(式4)
T3=T3_base+Ta
S714およびS715では、S707およびS708と同様の処理を行う。
以上のように、実施形態1によれば、電子機器100の内部の温度が上昇している動作状態において適切な環境温度を算出することができる。
[実施形態2]
実施形態2は、熱源ごとの放熱経路に2つの温度検出部が配置され、1つの温度検出部が複数の放熱経路に共通に配置されている例である。
以下、図3および図8を参照して、実施形態2の電子機器100による環境温度の算出処理について説明する。
以下では、第1の温度検出部112により検出された第1の温度をT1、第2の温度検出部113により検出された第2の温度をT2、第3の温度検出部114により検出された第3の温度をT3とする。
図3は、実施形態2における熱源と放熱経路と温度検出部の位置関係を例示している。
第1の熱源31の放熱経路32には、第1の温度検出部112と第2の温度検出部113が配置されている。第2の温度検出部113は、第1の温度検出部112よりも第1の熱源31に近い位置に配置されている。また、第2の熱源33の放熱経路34には、第1の温度検出部112と第3の温度検出部114が配置されている。第3の温度検出部114は、第1の温度検出部112よりも第2の熱源33に近い位置に配置されている。言い換えると、第1の熱源31に対して第1の温度検出部112と第2の温度検出部113は同一の放熱経路にあり、第2の熱源33に対して第1の温度検出部112と第3の温度検出部114は同一の放熱経路にある。
このように、実施形態2では、実施形態1と同様に、1つの熱源に対して温度検出部が2つ以上配置されている。
実施形態2においても、図4および図5で説明した通り、放熱経路ごとの2つの温度検出部により検出された温度の差分といずれか一方の温度検出部により検出された温度との関係は、実施形態1と同様である。
また、熱源の放熱経路と電子機器100の動作状態の関係についても図6で説明した通りである。
動画記録モードでは電子機器100の筐体内部の熱源が第2の制御部108である第1の熱源31であり、図3に示すように第1の温度検出部112と第2の温度検出部113は第1の熱源31に対して同一の放熱経路に配置されている。そのため、第1の温度T1と第2の温度T2は動画記録開始から環境温度算出までの待機時間tである2分が経過した後に一次式で近似することができ、環境温度の算出に利用できる。また、静止画撮影モードでは、熱源は第1の制御部101である第2の熱源33となるため、第2の熱源33の放熱経路に配置されている第1の温度検出部112により検出された第1の温度T1と第3の温度検出部114により検出された第3の温度T3を参照することにより、一次式で近似した環境温度の算出が可能となる。
このため、環境温度の算出のために選定する2つの温度検出部の組み合わせは電子機器100の動作状態および熱源ごとに存在し、環境温度を算出するための上記式1の比例定数aおよび切片bと待機時間tは電子機器100の動作状態ごとに不揮発性メモリ102に記憶されている。
また、図8のS801からS808の処理は、図7のS701からS708の処理と同様である。
S809では、第1の制御部101は、静止画撮影モード時の熱源である第1の制御部101に対応する第1の温度検出部112および第3の温度検出部114を選定する。
S810の処理は、図7のS710の処理と同様である。
S811では、第1の制御部101は、第1の温度検出部112から第1の温度T1を取得し、第3の温度検出部114から第3の温度T3を取得する。
S812では、第1の制御部101は、S811で取得した第1の温度T1および第3の温度T3情報を以下の式4に代入し、第1の温度T1の基準値T1_baseを算出する。
(式4)
T1_base=c×(T3-T1)+d
なお、比例定数cおよび切片dは、環境温度が0℃の状態においてT1とT3-T1の関係を予め定義した値である。
S813では、第1の制御部101は、S811で取得した第1の温度T1とS812で算出した第1の温度T1の基準値T1_baseを上記式2に代入して、静止画撮影モード時の環境温度Taを算出する。
以上のように、実施形態2によれば、電子機器の内部の温度が上昇している動作状態において適切な環境温度を算出することができる。
なお、上述した各実施形態において、第1の制御部101は、電子機器100の内部温度が上昇している状態において電子機器100の環境温度を算出し、適切な動作制限温度を設定して電子機器100の動作を制御する。
なお、本実施形態は、電子機器100の動作により発熱し、温度上昇特性が異なる熱源に対して2つ以上の温度検出部が配置されている構成であれば適用可能である。
[他の実施形態]
本発明は、各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神および範囲から離脱することなく、様々な変更および変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
本明細書の開示は、以下の電子機器、制御方法およびプログラムを含む。
[構成1]
複数の動作状態のいずれかで動作可能な電子機器であって、
第1の動作状態における前記電子機器の第1の温度上昇特性を示す第1の温度および第2の温度を検出する第1の温度検出手段および第2の温度検出手段と、
第2の動作状態における前記電子機器の第2の温度上昇特性を示す第3の温度および第4の温度を検出する第3の温度検出手段および第4の温度検出手段と、
前記第1の動作状態では前記第1の温度および前記第2の温度と前記第1の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求め、
前記第2の動作状態では前記第3の温度と前記第4の温度と前記第2の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求める制御手段と、を有することを特徴とする電子機器。
[構成2]
前記制御手段は、前記第1の温度と前記第2の温度と前記第1の温度上昇特性とに基づいて求められた前記電子機器の環境温度に基づいて、前記第1の動作状態における前記電子機器の動作を制御し、
前記第3の温度と前記第4の温度と前記第2の温度上昇特性とに基づいて求められた前記電子機器の環境温度に基づいて、前記第2の動作状態における前記電子機器の動作を制御することを特徴とする構成1に記載の電子機器。
[構成3]
前記制御手段は、前記電子機器の環境温度に基づいて前記電子機器の動作を制限する制限温度を算出し、
前記制限温度に基づいて前記第1の動作状態における前記電子機器の動作または前記第2の動作状態における前記電子機器の動作を制御することを特徴とする構成2に記載の電子機器。
[構成4]
前記第1の温度上昇特性と前記第2の温度上昇特性とを記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする構成1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
[構成5]
前記制御手段は、前記電子機器が前記第1の動作状態において動作を開始してから所定の時間が経過した後に、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段から前記第1の温度および前記第2の温度を取得して前記環境温度を算出し、
前記電子機器が前記第2の動作状態において動作を開始してから所定の時間が経過した後に、前記第3の温度検出手段および前記第4の温度検出手段から前記第3の温度および前記第4の温度を取得して前記環境温度を算出することを特徴とする構成1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
[構成6]
前記第1の温度上昇特性は、所定の環境温度における前記第1の温度と前記第2の温度の差分と、前記第1の温度と前記第2の温度のいずれかとにより定義され、
前記第2の温度上昇特性は、所定の環境温度における前記第3の温度と前記第4の温度の差分と、前記第3の温度と前記第4の温度のいずれかとにより定義されることを特徴とする構成1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
[構成7]
前記第1の温度上昇特性は、前記環境温度が所定の温度における前記第1の温度の基準値と前記第2の温度の基準値の差分と、前記第1の温度の基準値と前記第2の温度の基準値いずれかとにより定義され、
前記第2の温度上昇特性は、前記環境温度が所定の温度における前記第3の温度の基準値と前記第4の温度の基準値の差分と、前記第3の温度の基準値と前記第4の温度の基準値いずれかとにより定義され、
前記第1の動作状態における環境温度は、前記第1の動作状態において前記第1の温度検出手段により検出された前記第1の温度と前記第1の温度の基準値の差分から算出され、
前記第2の動作状態における環境温度は、前記第2の動作状態において前記第3の温度検出手段により検出された前記第3の温度と前記第3の温度の基準値の差分から算出されることを特徴とする構成6に記載の電子機器。
[構成8]
前記第1の温度上昇特性は、前記第1の温度と前記第2の温度の差分と、前記第1の温度と前記第2の温度のいずれかとを一次式で近似した関係を有し、
前記第2の温度上昇特性は、前記第3の温度と前記第4の温度の差分と、前記第3の温度と前記第4の温度のいずれかとを一次式で近似した関係を有することを特徴とする構成1から7のいずれか1項に記載の電子機器。
[構成9]
前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段は、前記第1の動作状態において発熱する第1の熱源の放熱経路に配置され、
前記第3の温度検出手段および前記第4の温度検出手段は、前記第2の動作状態において発熱する第2の熱源の放熱経路に配置されていることを特徴とする構成1から8のいずれか1項に記載の電子機器。
[構成10]
前記第2の温度検出手段は前記第1の温度検出手段よりも前記第1の熱源の近くに配置され、
前記第3の温度検出手段は前記第4の温度検出手段よりも前記第2の熱源の近くに配置されていることを特徴とする構成9に記載の電子機器。
[構成11]
前記制御手段は、前記電子機器の動作状態が変化しているか否かを判定し、前記電子機器の動作状態が変化していないと判定した場合は、前記環境温度の算出を継続し、
前記電子機器の動作状態が変化していると判定した場合は、前記環境温度を算出するために参照する温度を検出する温度検出部を変更するために前記環境温度の算出を終了することを特徴とする構成1から10のいずれか1項に記載の電子機器。
[構成12]
前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のいずれかと、前記第3の温度検出手段および前記第4の温度検出手段のいずれかとが同じであることを特徴とする構成1から11のいずれか1項に記載の電子機器。
[構成13]
前記電子機器は、画像を撮像する撮像装置であり、
前記第1の動作状態は動画記録モードであり、前記第2の動作状態は静止画撮影モードであることを特徴とする構成1から12のいずれか1項に記載の電子機器。
[構成14]
複数の動作状態のいずれかで動作可能な電子機器の制御方法であって、
前記電子機器は、
第1の動作状態における前記電子機器の第1の温度上昇特性を示す第1の温度および第2の温度を検出する第1の温度検出手段および第2の温度検出手段と、
第2の動作状態における前記電子機器の第2の温度上昇特性を示す第3の温度および第4の温度を検出する第3の温度検出手段および第4の温度検出手段と、を有し、
前記制御方法は、
前記第1の動作状態では前記第1の温度および前記第2の温度と前記第1の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求めるステップと、
前記第2の動作状態では前記第3の温度と前記第4の温度と前記第2の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求めるステップと、を有することを特徴とする制御方法。
[構成15]
コンピュータを、構成1から13のいずれか1項に記載された電子機器の制御手段として機能させるためのプログラム。
100…電子機器、101…第1の制御部、108…第2の制御部、112~115…第1~第4の温度検出部

Claims (15)

  1. 複数の動作状態のいずれかで動作可能な電子機器であって、
    第1の動作状態における前記電子機器の第1の温度上昇特性を示す第1の温度および第2の温度を検出する第1の温度検出手段および第2の温度検出手段と、
    第2の動作状態における前記電子機器の第2の温度上昇特性を示す第3の温度および第4の温度を検出する第3の温度検出手段および第4の温度検出手段と、
    前記第1の動作状態では前記第1の温度および前記第2の温度と前記第1の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求め、
    前記第2の動作状態では前記第3の温度と前記第4の温度と前記第2の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求める制御手段と、を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御手段は、前記第1の温度と前記第2の温度と前記第1の温度上昇特性とに基づいて求められた前記電子機器の環境温度に基づいて、前記第1の動作状態における前記電子機器の動作を制御し、
    前記第3の温度と前記第4の温度と前記第2の温度上昇特性とに基づいて求められた前記電子機器の環境温度に基づいて、前記第2の動作状態における前記電子機器の動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記電子機器の環境温度に基づいて前記電子機器の動作を制限する制限温度を算出し、
    前記制限温度に基づいて前記第1の動作状態における前記電子機器の動作または前記第2の動作状態における前記電子機器の動作を制御することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の温度上昇特性と前記第2の温度上昇特性とを記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、前記電子機器が前記第1の動作状態において動作を開始してから所定の時間が経過した後に、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段から前記第1の温度および前記第2の温度を取得して前記環境温度を算出し、
    前記電子機器が前記第2の動作状態において動作を開始してから所定の時間が経過した後に、前記第3の温度検出手段および前記第4の温度検出手段から前記第3の温度および前記第4の温度を取得して前記環境温度を算出することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記第1の温度上昇特性は、所定の環境温度における前記第1の温度と前記第2の温度の差分と、前記第1の温度と前記第2の温度のいずれかとにより定義され、
    前記第2の温度上昇特性は、所定の環境温度における前記第3の温度と前記第4の温度の差分と、前記第3の温度と前記第4の温度のいずれかとにより定義されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記第1の温度上昇特性は、前記環境温度が所定の温度における前記第1の温度の基準値と前記第2の温度の基準値の差分と、前記第1の温度の基準値と前記第2の温度の基準値いずれかとにより定義され、
    前記第2の温度上昇特性は、前記環境温度が所定の温度における前記第3の温度の基準値と前記第4の温度の基準値の差分と、前記第3の温度の基準値と前記第4の温度の基準値いずれかとにより定義され、
    前記第1の動作状態における環境温度は、前記第1の動作状態において前記第1の温度検出手段により検出された前記第1の温度と前記第1の温度の基準値の差分から算出され、
    前記第2の動作状態における環境温度は、前記第2の動作状態において前記第3の温度検出手段により検出された前記第3の温度と前記第3の温度の基準値の差分から算出されることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記第1の温度上昇特性は、前記第1の温度と前記第2の温度の差分と、前記第1の温度と前記第2の温度のいずれかとを一次式で近似した関係を有し、
    前記第2の温度上昇特性は、前記第3の温度と前記第4の温度の差分と、前記第3の温度と前記第4の温度のいずれかとを一次式で近似した関係を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段は、前記第1の動作状態において発熱する第1の熱源の放熱経路に配置され、
    前記第3の温度検出手段および前記第4の温度検出手段は、前記第2の動作状態において発熱する第2の熱源の放熱経路に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  10. 前記第2の温度検出手段は前記第1の温度検出手段よりも前記第1の熱源の近くに配置され、
    前記第3の温度検出手段は前記第4の温度検出手段よりも前記第2の熱源の近くに配置されていることを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記制御手段は、前記電子機器の動作状態が変化しているか否かを判定し、前記電子機器の動作状態が変化していないと判定した場合は、前記環境温度の算出を継続し、
    前記電子機器の動作状態が変化していると判定した場合は、前記環境温度を算出するために参照する温度を検出する温度検出部を変更するために前記環境温度の算出を終了することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  12. 前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のいずれかと、前記第3の温度検出手段および前記第4の温度検出手段のいずれかとが同じであることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  13. 前記電子機器は、画像を撮像する撮像装置であり、
    前記第1の動作状態は動画記録モードであり、前記第2の動作状態は静止画撮影モードであることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  14. 複数の動作状態のいずれかで動作可能な電子機器の制御方法であって、
    前記電子機器は、
    第1の動作状態における前記電子機器の第1の温度上昇特性を示す第1の温度および第2の温度を検出する第1の温度検出手段および第2の温度検出手段と、
    第2の動作状態における前記電子機器の第2の温度上昇特性を示す第3の温度および第4の温度を検出する第3の温度検出手段および第4の温度検出手段と、を有し、
    前記制御方法は、
    前記第1の動作状態では前記第1の温度および前記第2の温度と前記第1の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求めるステップと、
    前記第2の動作状態では前記第3の温度と前記第4の温度と前記第2の温度上昇特性とに基づいて前記電子機器の環境温度を求めるステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  15. コンピュータを、請求項1から13のいずれか1項に記載された電子機器の制御手段として機能させるためのプログラム。
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