JP2024034808A - 撮像装置及びその制御方法、表示制御装置、プログラム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、表示制御装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ操作に適した方法で表示装置を起動する。【解決手段】デジタルカメラ100のシステム制御部101は、タッチパネル127を備える表示装置150を起動する際の起動要因を識別し、識別した起動要因に応じて、タッチパネル127の起動よりも表示装置150の点灯を優先する表示優先起動シーケンスと、表示装置150の点灯が完了するタイミングとタッチパネル127が動作可能になるタイミングとの乖離が小さい標準起動シーケンスとを切り替える。【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法、表示制御装置、プログラムに関し、特に、表示装置の起動処理に関する。
液晶パネル等の表示装置を有する電子機器において、表示装置の起動要因は複数存在する。例えば、特許文献1には、携帯情報装置での表示装置の起動要因に関して、スリープ状態からの復帰時に、ユーザが操作した部材に応じて復帰後に立ち上げるアプリケーションや表示を分岐させる技術が開示されている。
特開2013-214863号公報
近年、表示装置を備える電子機器の一例であるデジタルカメラ等の撮像装置に対して、起動の高速化が強く求められている。ここで、表示装置の点灯は撮像装置を起動する際の1つの要因であるため、撮像装置の起動高速化を実現するためには表示装置の点灯の高速化を実現する必要がある。
このような課題に対して、上記特許文献1では、ユーザによるスリープ状態からの復帰操作に応じて、スリープ復帰後に立ち上げるアプリケーションや表示を切り替えることで、ユーザの操作性を高めている。しかし、上記特許文献1には、復帰処理自体の分岐や高速化については検討されていない。
また、撮像装置の表示装置にはタッチパネルが重畳配置されたインセル構造のものが広く用いられており、このような表示装置では表示装置の点灯とタッチパネルの起動の両方を高速化することは困難である。
ここで、タッチパネルの起動開始を遅らせることで、表示装置の点灯を高速化することは可能である。しかしながら、表示装置の点灯を高速化する処理をすべての状況で優先的に実行してしまうと、表示装置の点灯後に直ぐにユーザがタッチ操作を行った場合に、表示装置は点灯しているにもかかわらずタッチパネルが反応しないという現象が起こり得る。このような状況に遭遇したユーザは、所望の動作が行われない不利益を被ることがあり、また、タッチパネルが故障したと誤認する可能性もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザ操作に適した方法で表示装置を起動させる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、タッチパネルを備える表示装置と、前記表示装置を起動する際の起動要因を識別する識別手段と、前記起動要因に応じて、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスと、前記表示装置の点灯が完了するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスとを切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ操作に適した方法で表示装置を起動させることが可能になる。
実施形態に係るデジタルカメラの概略構成を示すブロック図である。 デジタルカメラの背面図である。 第1実施形態での表示装置の起動処理を説明するフローチャートである。 S304,S305の各処理のフローチャートである。 S404(S415)の処理のフローチャートである。 周辺環境温度と表示安定化待ち時間との関係を示す図である。 S304とS305の各シーケンスにおける各ステップの処理時間を比較した図である。 第2実施形態での表示装置の起動処理を説明するフローチャートである。 第3実施形態での表示装置の起動処理を説明するフローチャートである。 S404の処理の別の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、本発明に係る撮像装置の一例としてデジタルカメラを取り上げる。
<第1実施形態>
図1は、実施形態に係るデジタルカメラ100の概略構成を示すブロック図である。なお、デジタルカメラ100の図1に示すブロック構成は、後述する第2乃至第4実施形態に共通する構成となっている。
デジタルカメラ100は、バリア103、撮影レンズ104、シャッタ105、撮像部106、A/D変換器107、システム制御部101、画像処理部102、メモリ制御部108、メモリ109、D/A変換器110及び表示装置150を備える。表示装置150は、液晶表示部111(液晶パネル)、タッチパネル127及びバックライト131を有する。
また、デジタルカメラ100は、接眼検知部129、電子ビューファインダ128、不揮発性メモリ114、システムメモリ112、システムタイマー113、シャッタボタン115、モード切換ダイヤル118、電源ボタン119及び操作部材120を備える。シャッタボタン115(レリーズボタン)は、第1シャッタスイッチ116と第2シャッタスイッチ117を有する。デジタルカメラ100は更に、電源部122、電源制御部121、記憶媒体I/F123、記憶媒体124、音声制御部125、スピーカー126及び温度センサ130を備える。
バリア103は、撮影レンズ104を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ104やシャッタ105、撮像部106を含む撮像系の汚れや破損を防止する。撮影レンズ104は、ズームレンズやフォーカスレンズを含む複数のレンズから構成される。シャッタ105は、絞り機能を備え、撮像部106に対する露光量を調整する。撮像部106は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子であり、光学像をアナログ電気信号に変換し、A/D変換器107へ出力する。A/D変換器107は、撮像部106から送られてきたアナログ電気信号をデジタル画像信号(以下「画像信号」という)に変換し、生成した画像信号をメモリ制御部108及び画像処理部102へ送信する。
画像処理部102は、A/D変換器107から送られてきた画像信号やメモリ制御部108から送信されてきた画像データに対して、画素補間、縮小等のリサイズ処理、色変換処理等の所定の画像処理を行う。また、画像処理部102は、A/D変換器107から送られてきた画像信号を用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部101は露光制御や測距制御を行う。これにより、TTL方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部102は更に、画像信号を用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器107から出力される画像信号は、画像処理部102及びメモリ制御部108を介して或いはメモリ制御部108を介して、メモリ109に書き込まれる。メモリ制御部108は、メモリ109に対する各種データの書き込みと読み出しを制御する。メモリ109は、A/D変換器107から出力された画像信号、画像信号に所定の画像処理を施した画像データ、表示装置150に表示するための画像データ(表示用画像データ)等を格納する。メモリ109は、所定枚数の静止画像データや所定時間の動画像データ及び音声データを格納するのに十分な記憶容量を有し、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器110は、メモリ109に格納されている表示用画像データをアナログ信号に変換して表示装置150に供給する。これにより、表示用画像データは、D/A変換器110を介して表示装置150に画像化されて表示される。表示装置150は、液晶表示部111の表面にタッチパネル127が重畳配置され、液晶パネルの最下部にバックライト131が設けられた構造となっている。液晶表示部111は、D/A変換器110から送信されてきたアナログ信号に応じた画像表示を行い、バックライト131が点灯することによって表示画像の視認が可能となる。A/D変換器107から出力されてメモリ109に蓄積された画像データをD/A変換器110によりアナログ信号に変換し、表示装置150に逐次転送して表示することで、スルー画像表示を行うことができる。システム制御部101は、タッチパネル127への各種のタッチ操作を検出する。なお、タッチパネル127におけるタッチ検出方式は特に限定されるものではない。
接眼検知部129は、電子ビューファインダ128の近傍に配置され、電子ビューファインダ128への物体(一般的には、撮影者(ユーザ)の目(顔面))の接近と離反を検知する。接眼検知部129には、例えば、赤外線センサが用いられる。システム制御部101は、接眼検知部129による物体の近接/離反の検知をトリガーとして、表示装置150と電子ビューファインダ128とで表示先を切り替える。なお、表示装置150にスルー画像を表示させる処理と同様の処理を行うことにより、電子ビューファインダ128にスルー画像を表示させることができる。
不揮発性メモリ114は、電気的に消去と記憶が可能な記憶手段であり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ114は、システム制御部101の動作用の定数やプログラム等を記憶する。なお、ここでのプログラムとは、後述する各種のフローチャートを実行するためのプログラムを指す。
システム制御部101は、デジタルカメラ100の全体的な制御を行う。システム制御部101は、不揮発性メモリ114に記録されたプログラムを実行して、デジタルカメラ100を構成する各部の動作を統括的に制御することにより、後述する各種のフローチャートに示される各種の処理を実現させる。
システムメモリ112は、具体的にはRAMである。システムメモリ112には、システム制御部101の動作用の定数や変数、不揮発性メモリ114から読み出されたプログラム等が展開される。システム制御部101は、システムメモリ112、D/A変換器110及び表示装置150等を制御することにより、表示制御を行う。システムタイマー113は、各種の制御に用いる時間や内蔵された時計の時間を計測する。
シャッタボタン115、モード切換ダイヤル118、電源ボタン119及び操作部材120は、システム制御部101に各種の動作指示を入力するための操作手段である。なお、操作手段にはタッチパネル127も含まれる。
第1シャッタスイッチ116はシャッタボタン115の操作途中(所謂、半押し(撮影準備指示))オンし、これにより第1シャッタ信号SW1が発生する。システム制御部101は、第1シャッタ信号SW1を受信すると、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の撮影準備動作を開始する。第2シャッタスイッチ117はシャッタボタン115の操作完了(所謂、全押し(撮影指示))でオンし、これにより第2シャッタ信号SW2が発生する。システム制御部101は、第2シャッタ信号SW2を受信すると、撮像部106からの信号読み出しから記憶媒体124への画像データの書き込みまでの一連の撮影処理の動作を実行する。
モード切換ダイヤル118は、システム制御部101の動作モードを切り替える。なお、動作モードには、静止画記録モードや動画記録モード、再生モード、これらの動作モードに含まれる詳細モード等がある。電源ボタン119は、デジタルカメラ100の電源のオン/オフを切り替える。操作部材120の具体例については図2を参照して後述する。
電源部122は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、NiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等である。電源制御部121は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り換えるスイッチ回路等により構成され、電源ボタン119の状態、電源部122の状態(電池の有無、電池の種類、電池残量等)を検出する。また、電源制御部121は、電源周りの検出結果及びシステム制御部101の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記憶媒体124を含む各部へ供給する。
記憶媒体I/F123は、記憶媒体124とシステム制御部101等との間の通信を可能とするのインタフェースである。記憶媒体124は、例えば、デジタルカメラ100の筐体に対して着脱可能なメモリカードであり、画像データ等を記憶する。なお、記憶媒体124は、メモリカードに限られるものではなく、ハードディスクや磁気ディスク等であってもよく、また、デジタルカメラ100の筐体に対して着脱不可に内蔵されていてもよい。
音声制御部125は、ユーザに対して警告等の通知を行うための音声(警告音)を生成し、スピーカー126に出力する。ユーザは、スピーカー126から発せられる警告音に対して、所定の対応を取ることが要求される。温度センサ130は、デジタルカメラ100の周辺環境温度(外気の温度)を測定する。
図2は、デジタルカメラ100の背面図である。デジタルカメラ100の上面には、シャッタボタン115、モード切換ダイヤル118及び電源ボタン119が設けられている。不図示であるが、デジタルカメラ100の底面には、電源部122の一例である電池と記憶媒体124のデジタルカメラ100に対する挿抜の際に開閉されるカバーが設けられている。デジタルカメラ100の背面には、表示装置150(液晶表示部111、タッチパネル127)、電子ビューファインダ128、接眼検知部129、操作部材120としての十字ボタン202、SETボタン203及びメニューボタン204が設けられている。
シャッタボタン115、モード切換ダイヤル118、電源ボタン119、表示装置150(液晶表示部111、タッチパネル127)、電子ビューファインダ128及び接眼検知部129については、図1を参照して説明済みであるため、ここでの説明を省略する。
十字ボタン202、SETボタン203は、表示装置150又は電子ビューファインダ128に表示される種々の機能アイコンの選択や決定に用いられ、場面ごとに所定の機能が割り当てられる。十字ボタン202やSETボタン203は、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等として機能する。メニューボタン204が押下されると、デジタルカメラ100の各種設定を行うためのメニュー画面が表示装置150又は電子ビューファインダ128に表示される。ユーザは、表示装置150は電子ビューファインダ128に表示されたメニュー画面と上下左右の4方向にボタンを備えた十字ボタン202やSETボタン203とを用いて、直感的に各種設定を行うことができる。
次に、表示装置150の起動処理について説明する。以下の説明において、「表示装置150の点灯」とは、液晶表示部111を起動すると共にバックライト131を点灯させることを指し、換言すれば、表示装置150での表示画像の視認を可能にすることを指すものとする。また、「表示装置150の起動」とは、「表示装置150の点灯」を行うと共に「タッチパネル127の起動」を行うことを指すものとする。タッチパネル127の起動とは、タッチパネル127がタッチパネル127に対するタッチ操作を受け付けることが可能な状態にすることを指す。
図3は、第1実施形態での表示装置150の起動処理を説明するフローチャートである。本フローチャートにS番号で示す各処理(ステップ)は、システム制御部101が不揮発性メモリ114に格納されている所定のプログラムをシステムメモリ112に展開して、デジタルカメラ100の各部の動作を統括的に制御することにより実現される。
電源がオフの状態で電源ボタン119が操作され、或いは、オートパワーオフの状態でシャッタボタン115が押下される等して、デジタルカメラ100を起動する処理が実行されると、これに合わせて表示装置150の起動処理が実行される。
S301でシステム制御部101は、デジタルカメラ100の起動要因を識別する。本実施形態では、デジタルカメラ100の起動要因は、実質的に、表示装置150の起動要因とみなすことができる。S302でシステム制御部101は、デジタルカメラ100の起動要因が電源ボタン119の操作によるデジタルカメラ100の電源投入(電源オン)か否かを判定する。システム制御部101は、電源ボタン119の操作による電源オンではないと判定した場合(S302でNo)、S303の処理を実行し、電源ボタン119の操作による電源オンであると判定した場合(S302でYes)、S304の処理を実行する。
S303でシステム制御部101は、デジタルカメラ100の起動要因がシャッタボタン115の操作によりデジタルカメラ100の電源をオンにするものか否かを判定する。システム制御部101は、シャッタボタン115の操作による電源オンであると判定した場合(S303でYes)、S304の処理を実行し、シャッタボタン115の操作による電源オンではない判定した場合(S303でNo)、S305の処理を実行する。
S304でシステム制御部101は、表示装置150に対する表示優先起動シーケンス(第1のシーケンス)を実行して、本処理を終了させる。なお、S304の表示優先起動シーケンスは、タッチパネル127の起動よりも表示装置150の点灯を優先するシーケンスであり、その処理の詳細については図4(a)を参照して後述する。
S305でシステム制御部101は、液晶表示部111に対する標準起動シーケンス(第2のシーケンス)を実行して、本処理を終了させる。なお、S305の標準起動シーケンスは、表示装置150の点灯が完了するタイミングとタッチパネル127の起動が完了するタイミングとの乖離が小さいシーケンスである。標準起動シーケンスの詳細については図4(b)を参照して後述する。なお、S304及びS305の処理が完了すると、バックライト131が点灯して液晶表示部111に表示された画像の視認が可能となり、また、タッチパネル127に対するタッチ操作が有効になる。
このような制御を行う理由は以下の通りである。即ち、デジタルカメラ100の起動要因が電源ボタン119の押下による電源オン操作とシャッタボタン115の押下の場合、デジタルカメラ100の起動後にユーザが撮影を速やかに開始することが予想される。そのため、表示装置150での画像表示が素早く行われることが望ましいと考えられ、そこで、S304の処理が実行される。一方、デジタルカメラ100の起動要因がその他の操作部材(例えばメニューボタン204)の押下である場合、表示装置150の起動後にユーザがタッチパネル127に対してタッチ操作を行う可能性が高い。そのため、表示装置150の点灯が完了して画像が表示されるタイミングとタッチパネル127の起動が完了してタッチ操作の受け付けが可能になるタイミングとの乖離が小さいことが望ましいと考えられ、そこで、S305の処理が実行される。
続いて、S304,S305の各処理について詳細に説明する。図4(a)は、S304の処理の詳細を示すフローチャートである。S401でシステム制御部101は、液晶表示部111の電源をオンにする。S402でシステム制御部101は、タッチパネル127の電源をオンにする。これにより、液晶表示部111及びタッチパネル127の初期化が開始される。
S403でシステム制御部101は、液晶表示部111の初期化が完了するまで待機する。液晶表示部111の初期化が完了すると、S404でシステム制御部101は、バックライト131の点灯処理を行う。これにより、ユーザは表示装置150(液晶表示部111)に表示される画像を視認することが可能となる。なお、S404の処理の詳細については後述する。
S405でシステム制御部101は、タッチパネル127の初期化が完了するまで待機する。タッチパネル127の初期化が完了するまではタッチパネル127に対するタッチ操作は無効となる。
S406でシステム制御部101は、タッチパネル127の動作開始まで待機する。S406の処理が完了してタッチパネル127が動作を開始すると、タッチパネル127に対するタッチ操作が有効に受け付けられるようになる。S407でシステム制御部101は、タッチパネル127から信号が入力されるまで待機し、これにより本フローは終了する。なお、システム制御部101は、タッチパネル127から信号入力を検知すると、入力信号に応じた処理を実行する。
図4(b)は、S305の処理の詳細を示すフローチャートである。S411~S413の処理は、図4(a)のフローチャートのS401~S403の処理と同じであるため、ここでの説明を省略する。S414でシステム制御部101は、タッチパネル127の初期化が完了するまで待機する。S415でシステム制御部101は、バックライト131の点灯処理を行う。S414,S415の処理は、それぞれ、図4(a)のフローチャートのS405,S404の処理と同じである。つまり、S304の処理とS305の処理とでは、バックライト131の点灯処理とタッチパネル127の初期化完了を待つ処理の順序が逆になっており、その効果については後述する。S416,S417の処理は、図4(a)のフローチャートのS406~S407の処理と同じであるため、ここでの説明を省略する。
続いて、同等の処理内容であるS404及びS415について説明する。図5は、S404(S415)の処理のフローチャートである。S501でシステム制御部101は、温度センサ130によりデジタルカメラ100の周辺環境温度を取得する。
S502でシステム制御部101は、S501で取得した周辺環境温度に対応する液晶表示部111の表示安定化待ち時間を取得する。安定化待ちとは、液晶表示部111の電源をオンにした後から画面に表示される画像が安定するまでに要する時間だけ待機することを指す。表示安定化待ち時間は、周辺環境温度との関係を示すテーブルに基づいて決定され、そのテーブルの一例を図6に示す。なお、図6中の「表示安定化待ち有無フラグ」は後述する第4実施形態で用いられ、第1実施形態では用いない。図6からわかるように、デジタルカメラ100の周辺環境温度が低いほど表示が安定するまで時間を要する。例えば、周辺環境温度が28℃であった場合には、表示安定化待ち時間は30msecとなる。
S503でシステム制御部101は、S502で取得した表示安定化待ち時間だけ待機する。S504でシステム制御部101は、表示安定化待ち時間が経過すると、バックライト131を点灯させて、本フローを終了させる。
図7は、S304とS305の各シーケンスにおける各ステップの処理時間を比較した図である。図7は、換言すれば、S304とS305とでバックライト131の点灯処理とタッチパネル127の初期化完了を待つ処理の順序を逆にすることで得られる効果を説明する模式図である。図7には、S304のS401~S406の処理とS305のS411~S417の処理のタイミング及び各処理に要する時間が示されている。
S304とS305とで、バックライト131の点灯が完了するタイミング(S504の終了時)を比較すると、S304の方が早いことがわかる。これは、表示装置150に表示された画像の視認が可能になるタイミングが、S305よりS304の方が早いことを示している。
一方、S304とS305とでバックライト131の点灯完了からタッチパネル127の動作開始までの時間(S504の終了からS406の終了までの時間とS504の終了からS416の終了までの時間)を比較すると、S305の方が短いことがわかる。これは、S304よりもS305の方が、表示装置150の点灯が完了するタイミングとタッチパネル127が動作可能になるタイミングとの乖離が小さいことを示している。
上記説明の通り、第1実施形態では、デジタルカメラ100の起動要因に応じて、表示装置150の起動シーケンスをS304とS305とで切り替える。S304ではバックライト131の点灯処理がタッチパネル127の初期化完了待ちよりも優先される。つまり、表示装置150の点灯処理(表示装置150に表示された画像の視認を可能にする処理)が高速化される。これにより、デジタルカメラ100の起動を高速化させて、ユーザはデジタルカメラ100の起動後に速やかに撮像を行うことが可能になる。
一方、S305では表示装置150の点灯が完了するタイミングとタッチパネル127が動作可能になるタイミングとの乖離を小さくすることが優先される。これにより、表示装置150の点灯後にタッチパネル127に対するタッチ操作に対して速やかにリアクションを生じさせることができるため、ユーザビリティを向上させることができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、表示装置150(デジタルカメラ100)の起動要因が電源ボタン119の押下又はシャッタボタン115の押下の場合に表示優先起動シーケンス(S304)を実行し、それ以外であれば標準起動シーケンス(S305)を実行した。これに対して第2実施形態では、メニュー画面に対する操作により、表示装置150の起動要因に対して表示優先起動シーケンスを実行する表示優先モード(第1のモード)と、標準起動シーケンスを実行する標準モード(第2のモード)と、を任意に割り当てる。
ユーザは、事前にメニューボタン204を押下して表示装置150に設定メニューを表示させ、設定メニューから開始要因に対して表示優先モードと標準モードとを任意に割り当てる。割り当て方法は、例えば、所定の起動要因が列記され、各起動要因に対して表示優先モードか標準モードかを選択するアイコンが設けられた画面に対する操作を行う等の周知の方法でよいため、詳細な説明は省略する。割り当て結果は、表示装置150の起動設定情報として不揮発性メモリ114に格納される。
図8は、第2実施形態での表示装置150の起動処理を説明するフローチャートである。本フローチャートにS番号で示す各処理(ステップ)は、システム制御部101が不揮発性メモリ114に格納されている所定のプログラムをシステムメモリ112に展開して、デジタルカメラ100の各部の動作を統括的に制御することにより実現される。
デジタルカメラ100が起動すると、S801でシステム制御部101は、デジタルカメラ100の起動要因(表示装置150の起動要因)を識別する。S802でシステム制御部101は、表示装置150の起動設定情報を参照して、S801で識別した起動要因に対する設定を読み込む。
S803でシステム制御部101は、S802で読み込んだ設定が表示優先モードであるか否かを判定する。システム制御部101は、表示優先モードであると判定した場合(S803でYes)、S804の処理を実行し、表示優先モードではない(標準モードである)と判定した場合(S803でNo)、S805の処理を実行する。
S804でシステム制御部101は、表示優先起動シーケンスを実行し、その後、本処理を終了させる。一方、S805でシステム制御部101は、標準起動シーケンスを実行し、その後、本処理を終了させる。なお、S804の処理はS304の処理と同じであり、S805の処理はS305の処理と同じであるため、S804及びS805の各処理の詳細についての説明は省略する。こうして、第2実施形態では、表示装置150の起動をユーザの要望に応じて実行することが可能となる。
<第3実施形態>
第3実施形態では、接眼検知部129が離眼を検知したことを起動要因として電子ビューファインダ128から表示装置150へ表示先が切り替わる際の表示装置150の起動制御について説明する。
図9は、第3実施形態での表示装置150の起動処理を説明するフローチャートである。接眼検知部129が離眼を検知すると、S901でシステム制御部101は、接眼検知部129から離眼検知信号を受信する。S902でシステム制御部101は、電子ビューファインダ128の消灯シーケンスを実行し、これにより電子ビューファインダ128が消灯する。
S903でシステム制御部101は、S901での離眼がシャッタボタン115が押下された状態で行われたか否かを判定する。システム制御部101は、シャッタボタン115が押下された状態であったと判定した場合(S903でYes)、S904の処理を実行し、シャッタボタン115は押下された状態ではなかったと判定した場合(S903でNo)、S905の処理を実行する。
S904でシステム制御部101は、表示優先起動シーケンスを実行し、その後、本処理を終了させる。一方、S905でシステム制御部101は、標準起動シーケンスを実行し、その後、本処理を終了させる。なお、S904の処理はS304の処理と同じであり、S905の処理はS305の処理と同じであるため、S904及びS905の各処理の詳細についての説明は省略する。
こうして、第3実施形態では、シャッタボタン115を押下した状態で離眼が行われた場合、つまり、ユーザの目が電子ビューファインダ128から離眼した後に継続して撮影を行うことが予想される場合に、表示優先起動シーケンスが実行される。これにより、標準起動シーケンスを実行する場合よりも早く撮影状態に入ることが可能となる。
<第4実施形態>
第1乃至第3実施形態において、表示優先起動シーケンス(S304、S804,S904)におけるバックライト点灯処理(S404)では、必ず液晶表示部111の表示安定化を待ってバックライト131の点灯を行うとしている(S504)。これに対して、第4実施形態では、液晶表示部111の表示安定化を待つ必要の有無をフラグに基づいて判断する。
図10は、S404の処理の別の例を示すフローチャートである。S1001でシステム制御部101は、温度センサ130によりデジタルカメラ100の周辺環境温度を取得する。
S1002でシステム制御部101は、S1001で取得した周辺環境温度に対応する液晶表示部111の表示安定化待ちフラグを取得する。周辺環境温度と表示安定化待ちフラグとの関係は図6に示されている。表示安定化待ちフラグの‘TRUE’は‘表示安定化待ち時間有り’を示しており、‘FALSE’は‘表示安定化待ち時間無し’を示している。デジタルカメラ100の周辺環境温度が低いほど、液晶表示部111において画像表示が安定するまでに要する時間が長くなる。そのため、低温時に待ち時間をなくしてしまうと、不安定な表示がユーザに視認される可能性があり、デジタルカメラ100の製品としての品位が下がる。そのため、周辺環境温度が低温である場合には表示安定化待ちフラグをTRUEとし、表示安定化待ちを行うこととする。
S1003でシステム制御部101は、取得した表示安定化待ちフラグがFALSEか否かを判定する。システム制御部101は、表示安定化待ちフラグがFALSEであると判定した場合(S1003でYes)、S1006の処理を実行し、表示安定化待ちフラグがFALSEではないと判定した場合(S1003でNo)、S1004の処理を実行する。なお、表示安定化待ちフラグがFALSEではない場合とは、必然的に表示安定化待ちフラグがTRUEである場合となる。
S1004でシステム制御部101は、S1001で取得した周辺環境温度に対応する液晶表示部111の表示安定化待ち時間を図6のテーブルから取得する。S1005でシステム制御部101は、S1004で取得した表示安定化待ち時間だけ待機し、その後、S1006の処理を実行する。S1006でシステム制御部101は、バックライト131を点灯させて、本フローを終了させる。
これにより、表示優先起動シーケンスについて、表示装置150の点灯に要する時間を更に短縮することが可能となる。なお、標準起動シーケンスに対して図10のフローチャートの処理を適用しないのは、表示装置150が点灯するタイミングとタッチパネル127が動作可能になるタイミングの乖離を大きくしないためである。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明をデジタルカメラ100に適用して説明したが、本発明は、撮像機能を備えると共に表示装置を備える電子機器に適用が可能である。例えば、本発明は、カメラ機能付き携帯通信端末(携帯電話、スマートフォン等)、カメラ機能付き携帯型コンピュータ(タブレット端末)、カメラ機能付き携帯ゲーム機等への適用が可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
更に本実施形態の開示は、以下の構成および方法を含む。
(構成1)タッチパネルを備える表示装置と、前記表示装置を起動する際の起動要因を識別する識別手段と、前記起動要因に応じて、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスと、前記表示装置の点灯が完了するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスとを切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
(構成2)前記制御手段は、前記起動要因が電源ボタンの操作による前記撮像装置への電源投入またはシャッタボタンの操作による撮影準備動作である場合に前記第1のシーケンスを実行し、前記起動要因がその他の操作である場合に前記第2のシーケンスを実行することを特徴とする構成1に記載の撮像装置。
(構成3)電子ビューファインダと、所定の画像の表示先を前記電子ビューファインダから前記表示装置へ切り替えるよう前記制御手段に通知する通知手段と、を備え、前記制御手段は、シャッタボタンが押下された状態で前記通知を受信した場合には前記第1のシーケンスを実行し、前記シャッタボタンが押下されていない状態で前記通知を受信した場合に前記第2のシーケンスを実行することを特徴とする構成1に記載の撮像装置。
(構成4)前記電子ビューファインダに対するユーザの接眼と離眼を検出する検出手段を備え、前記通知手段は、前記離眼が検出された際に前記通知を前記制御手段に通知することを特徴とする構成3に記載の撮像装置。
(構成5)タッチパネルを備える表示装置と、前記表示装置にメニュー画面を表示させる操作部材と、前記メニュー画面を介して、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスを実行する第1のモードと、前記表示装置が点灯するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスを実行する第2のモードとを、前記表示装置を起動させる複数の起動要因のそれぞれに対して設定する設定手段と、前記表示装置を起動させる際の起動要因を識別する識別手段と、前記識別手段が識別した起動要因に対して前記設定手段により設定されたモードで前記表示装置を起動する制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
(構成6)前記表示装置は液晶表示部とバックライトを有し、前記撮像装置の周辺環境温度を測定する温度センサと、前記液晶表示部の表示安定化待ち時間を前記周辺環境温度に応じて記憶した記憶手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1のシーケンスを実行する場合に、前記温度センサにより検出された前記周辺環境温度に応じた前記表示安定化待ち時間の経過を待って、前記バックライトを点灯させることを特徴とする構成1乃至5のいずれか1つに記載の撮像装置。
(構成7)前記表示装置は液晶表示部とバックライトを有し、前記撮像装置の周辺環境温度を測定する温度センサと、前記バックライトの点灯を前記液晶表示部の表示安定化を待って行う必要があることを示す第1のフラグと前記必要のないことを示す第2のフラグとを前記周辺環境温度に応じて記憶した記憶手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1のシーケンスを実行する場合において、前記第1のフラグと前記第2のフラグのうち、前記温度センサにより検出された周辺環境温度に対して設定されたフラグにしたがって前記バックライトを点灯させることを特徴とする構成1乃至5のいずれか1つに記載の撮像装置。
(構成8)前記記憶手段は、前記液晶表示部の表示安定化待ち時間を前記周辺環境温度に応じて記憶しており、前記制御手段は、前記第1のフラグが設定されている場合に、前記記憶手段に記憶された前記表示安定化待ち時間の経過を待って、前記バックライトを点灯させることを特徴とする構成7に記載の撮像装置。
(構成9)タッチパネルを備える表示装置の起動要因を識別する識別手段と、前記起動要因に応じて、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスと、前記表示装置の点灯が完了するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスとを切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする表示制御装置。
(構成10)タッチパネルを備える表示装置を起動させる複数の起動要因のそれぞれに対して前記表示装置を第1のモードで起動するかまたは第2のモードで起動するかを記憶した記憶手段と、前記表示装置を起動させる際の起動要因を識別する識別手段と、前記識別手段が識別した起動要因に対して前記記憶手段に記憶されたモードで前記表示装置を起動する制御手段と、を備え、前記第1のモードでは、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスが実行され、前記第2のモードでは前記表示装置が点灯するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスが実行されることを特徴とする表示制御装置。
(構成11)コンピュータを構成1乃至8のいずれか1つに記載の撮像装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
(方法1)タッチパネルを有する表示装置を備える撮像装置の制御方法であって、前記表示装置を起動する際の起動要因を識別するステップと、前記起動要因に応じて、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスと、前記表示装置の点灯が完了するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスとを切り替えるステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
(方法2)タッチパネルを有する表示装置を備える撮像装置の制御方法であって、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスを実行する第1のモードと、前記表示装置が点灯するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスを実行する第2のモードとを前記表示装置の複数の起動要因のそれぞれに対して設定するステップと、前記表示装置を起動させる際の起動要因を識別するステップと、前記識別された起動要因に対して設定されたモードで前記表示装置を起動するステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
100 デジタルカメラ
101 システム制御部
111 液晶表示部
115 シャッタボタン
119 電源ボタン
120 操作部材
127 タッチパネル
128 電子ビューファインダ
129 接眼検知部
130 温度センサ
131 バックライト

Claims (13)

  1. タッチパネルを備える表示装置と、
    前記表示装置を起動する際の起動要因を識別する識別手段と、
    前記起動要因に応じて、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスと、前記表示装置の点灯が完了するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスとを切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記起動要因が電源ボタンの操作による前記撮像装置への電源投入またはシャッタボタンの操作による撮影準備動作である場合に前記第1のシーケンスを実行し、前記起動要因がその他の操作である場合に前記第2のシーケンスを実行することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 電子ビューファインダと、
    所定の画像の表示先を前記電子ビューファインダから前記表示装置へ切り替えるよう前記制御手段に通知する通知手段と、を備え、
    前記制御手段は、シャッタボタンが押下された状態で前記通知を受信した場合には前記第1のシーケンスを実行し、前記シャッタボタンが押下されていない状態で前記通知を受信した場合に前記第2のシーケンスを実行することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記電子ビューファインダに対するユーザの接眼と離眼を検出する検出手段を備え、
    前記通知手段は、前記離眼が検出された際に前記通知を前記制御手段に通知することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. タッチパネルを備える表示装置と、
    前記表示装置にメニュー画面を表示させる操作部材と、
    前記メニュー画面を介して、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスを実行する第1のモードと、前記表示装置が点灯するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスを実行する第2のモードとを、前記表示装置を起動させる複数の起動要因のそれぞれに対して設定する設定手段と、
    前記表示装置を起動させる際の起動要因を識別する識別手段と、
    前記識別手段が識別した起動要因に対して前記設定手段により設定されたモードで前記表示装置を起動する制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 前記表示装置は液晶表示部とバックライトを有し、
    前記撮像装置の周辺環境温度を測定する温度センサと、
    前記液晶表示部の表示安定化待ち時間を前記周辺環境温度に応じて記憶した記憶手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1のシーケンスを実行する場合に、前記温度センサにより検出された前記周辺環境温度に応じた前記表示安定化待ち時間の経過を待って、前記バックライトを点灯させることを特徴とする請求項1又は5に記載の撮像装置。
  7. 前記表示装置は液晶表示部とバックライトを有し、
    前記撮像装置の周辺環境温度を測定する温度センサと、
    前記バックライトの点灯を前記液晶表示部の表示安定化を待って行う必要があることを示す第1のフラグと前記必要のないことを示す第2のフラグとを前記周辺環境温度に応じて記憶した記憶手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1のシーケンスを実行する場合において、前記第1のフラグと前記第2のフラグのうち、前記温度センサにより検出された周辺環境温度に対して設定されたフラグにしたがって前記バックライトを点灯させることを特徴とする請求項1又は5に記載の撮像装置。
  8. 前記記憶手段は、前記液晶表示部の表示安定化待ち時間を前記周辺環境温度に応じて記憶しており、
    前記制御手段は、前記第1のフラグが設定されている場合に、前記記憶手段に記憶された前記表示安定化待ち時間の経過を待って、前記バックライトを点灯させることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. タッチパネルを備える表示装置の起動要因を識別する識別手段と、
    前記起動要因に応じて、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスと、前記表示装置の点灯が完了するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスとを切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする表示制御装置。
  10. タッチパネルを備える表示装置を起動させる複数の起動要因のそれぞれに対して前記表示装置を第1のモードで起動するかまたは第2のモードで起動するかを記憶した記憶手段と、
    前記表示装置を起動させる際の起動要因を識別する識別手段と、
    前記識別手段が識別した起動要因に対して前記記憶手段に記憶されたモードで前記表示装置を起動する制御手段と、を備え、
    前記第1のモードでは、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスが実行され、前記第2のモードでは前記表示装置が点灯するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスが実行されることを特徴とする表示制御装置。
  11. タッチパネルを有する表示装置を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記表示装置を起動する際の起動要因を識別するステップと、
    前記起動要因に応じて、前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスと、前記表示装置の点灯が完了するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスとを切り替えるステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. タッチパネルを有する表示装置を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記タッチパネルの起動よりも前記表示装置の点灯を優先する第1のシーケンスを実行する第1のモードと、前記表示装置が点灯するタイミングと前記タッチパネルが動作可能になるタイミングとの乖離が小さい第2のシーケンスを実行する第2のモードとを前記表示装置の複数の起動要因のそれぞれに対して設定するステップと、
    前記表示装置を起動させる際の起動要因を識別するステップと、
    前記識別された起動要因に対して設定されたモードで前記表示装置を起動するステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. コンピュータを請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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