JP2024034410A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートを正確な位置で切断することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、画像形成部と、定着部と、装置本体と、搬送部と、カッターと、第1センサと、制御部と、を備えている。制御部は、シートの搬送方向の寸法を計測する計測処理(S5)と、シートの搬送方向の寸法及びシートの縮小率から、定着部を通過後のシートの搬送方向の寸法を算出し、シート上における切断位置を決定する切断位置決定処理(S9)と、シートを搬送する搬送処理と、シートを切断する切断処理と、を実行する。【選択図】図4

Description

本発明は、シートを切断するカッターを備えた画像形成装置に関する。
従来、定型サイズの用紙を切断する切断部を備えた印刷装置がある(特許文献1参照)。特許文献1の印刷装置では、レジセンサによる用紙の前端及び後端の検知結果を用いることにより、用紙の搬送方向の長さを算出して、用紙が2等分される切断位置を設定した後、設定された切断位置で切断部により用紙を切断する。これにより、用紙を所望のサイズに切断して利用できるようにしている。
特開2022-056961号公報
ここで、画像形成部によってシートに画像を形成し、定着部によりシートに画像を定着させる画像形成装置においては、定着部によりシートに熱が加えられることによって、シートが収縮することがある。
上記した画像形成装置に、特許文献1の印刷装置の技術を適用した場合、特許文献1の印刷装置では定着部によるシートの収縮について考慮されていないため、シートを正確な位置で切断することができないおそれがあるという課題がある。
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、シートを正確な位置で切断することが可能な画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本開示の態様1の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体とを有し、シートに形成された画像をシートに定着させる定着部と、搬送経路を有する装置本体と、前記搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送部と、前記搬送経路において前記定着部よりも下流側にあるカッター位置に配置され、シートを切断可能なカッターと、前記搬送経路において前記定着部よりも上流側に配置され、シートを検知する第1センサと、制御部と、を備えている。
前記制御部は、前記第1センサの検知結果に基づいて、シートの搬送方向の寸法を計測する計測処理と、前記計測処理にて計測したシートの前記搬送方向の寸法、及び前記定着部を通過したことに伴って収縮するシートの縮小率から、前記定着部を通過後の前記シートの搬送方向の寸法を算出し、算出した前記シートの前記搬送方向の寸法に基づいて前記シート上における切断位置を決定する切断位置決定処理と、前記搬送部を制御して前記搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送処理であって、前記切断位置決定処理にて決定された前記シートの前記切断位置が前記カッター位置に到達するように、前記シートを搬送した後、前記搬送部を停止させる搬送処理と、前記搬送処理の後、前記カッターを用いて前記シートを切断する切断処理と、を実行する。
上記した画像形成装置によれば、制御部は、第1センサの検知信号に基づいてシートの搬送方向の寸法を計測し、計測した寸法及びシートの縮小率から、定着部を通過後のシートの搬送方向の寸法を算出し、算出したシートの搬送方向の寸法に基づいてシート上における切断位置を決定することができる。これにより、シート上の切断位置がカッター位置に到達するようにシートを搬送して、シート上の正確な切断位置でシートを切断することができる。
本開示の態様2の画像形成装置では、前記制御部は、前記搬送処理にて、前記第1センサの検知信号が前記シートの後端を検知しなくなったタイミングを起点として、前記切断位置決定処理にて決定された前記切断位置が前記カッター位置に到達後、前記搬送部を停止させてもよい。
上記した画像形成装置によれば、制御部は、画像形成部よりも上流側に位置する第1センサの検知信号が、シートの後端を検知しなくなったタイミングで切断位置を決定するので、切断位置がカッター位置を通過する前に、正確な切断位置を決定することができる。
本開示の態様3の画像形成装置は、前記装置本体の外部の湿度を検出するための湿度センサと、前記湿度センサにより検出された湿度と、シートの縮小率との関係が前記シートの種類に対応付けられた対応情報が記憶された記憶部と、を更に備えている。前記制御部は、前記切断位置決定処理にて、前記湿度センサにより検出された湿度と、前記搬送経路に搬送されたシートの種類と、前記記憶部に記憶された対応情報とから、シートの縮小率を決定し、前記定着部を通過後のシートの搬送方向の寸法を算出してもよい。
上記した画像形成装置によれば、制御部は、湿度及びシートの種類と記憶部に記憶された対応情報とから、シートの縮小率を決定する。これにより、湿度の変化に応じた正確な縮小率を用いて、収縮後のシートの搬送方向の寸法を正確に算出できるので、正確な切断位置を決定することができる。
本開示の態様4の画像形成装置は、前記装置本体の外部の温度及び湿度を検出するための温湿度センサと、前記温湿度センサにより検出された前記温度及び前記湿度と、シートの縮小率との関係が前記シートの種類に対応付けられた対応情報が記憶された記憶部と、を更に備えている。前記制御部は、前記切断位置決定処理にて、前記温湿度センサにより検出された温度及び湿度と、前記搬送経路に搬送されたシートの種類と、前記記憶部に記憶された前記対応情報とから、シートの縮小率を決定し、前記定着部を通過後のシートの搬送方向の寸法を算出する構成としてもよい。
上記した画像形成装置によれば、制御部は、温度及び湿度と、シートの種類と、記憶部に記憶された対応情報とから、シートの縮小率を決定する。これにより、温度及び湿度の変化に応じた正確な縮小率を用いて、収縮後のシートの搬送方向の寸法を正確に算出できるので、正確な切断位置を決定することができる。
本開示の態様5の画像形成装置では、前記制御部は、複数のシートに対して、前記画像形成部により画像を形成した後に前記切断処理を実行する場合、前記切断位置決定処理にて、2枚目以降のシートの前記切断位置を、1枚目のシートの前記切断位置に決定してもよい。
上記した画像形成装置によれば、1枚目のシートの切断位置を、2枚目以降のシートの切断位置として用いることにより、2枚目以降の計測処理、及び切断位置決定処理を省略することができ、制御部による処理時間を削減できる。
本開示の態様6の画像形成装置は、前記装置本体は、前記定着部を通過したシートを、前記画像形成部に向けて再び搬送するための再搬送経路であって、前記搬送経路と合流位置で合流する再搬送経路を更に有している。前記カッター位置は、前記搬送経路において前記合流位置よりも下流側に位置している。前記搬送部は、前記搬送経路において前記合流位置よりも上流側に配置され、シートを前記搬送方向に搬送する回転である第1回転する搬送ローラと、前記搬送経路において前記合流位置よりも下流側に配置され、前記第1回転することでシートを前記装置本体の外部に排出する排出ローラであって、シートを前記搬送方向とは逆方向に搬送する回転である第2回転することで、前記合流位置を経由してシートを前記再搬送経路に向けて搬送する排出ローラと、前記再搬送経路に搬送されたシートを、前記画像形成部に向けて搬送する再搬送ローラと、を有している。
前記制御部は、前記搬送処理にて、前記シートの後端が前記合流位置を通過するように、前記搬送ローラ及び前記排出ローラを前記第1回転させ、前記シートの後端が前記合流位置を通過した後、前記排出ローラを前記第2回転させ、前記再搬送ローラを回転させることで、前記再搬送経路に搬送されたシートを、前記画像形成部に向けて搬送し、前記画像形成部によりシートの両面に対して画像が形成されたシートを、前記切断位置決定処理にて決定された前記シートの前記切断位置が前記カッター位置に到達するように搬送した後、前記搬送ローラ及び前記排出ローラを停止させてもよい。
上記した画像形成装置によれば、シートの両面に画像が形成されたシートを、正確な切断位置で切断することができる。
本開示の態様7の画像形成装置は、シートが載置される供給トレイを更に備えている。前記制御部は、前記計測処理にて、前記供給トレイから搬送されたシートに対する前記第1センサの検知結果に基づいて、シートの搬送方向の第1寸法を計測し、更に、前記再搬送経路を経由して搬送されたシートに対する前記第1センサの検知結果に基づいて、前記定着部を通過後のシートの搬送方向の第2寸法を計測し、前記切断位置決定処理にて、前記計測処理にて計測された前記第1寸法及び前記第2寸法から算出されたシートの縮小率に基づいて、前記定着部を通過後のシートの画像形成位置を調整してもよい。
上記した画像形成装置によれば、画像形成を行う前のシートの搬送方向の第1寸法と、画像形成を行った後のシートの搬送方向の第2寸法とから算出されたシートの縮小率を用いて、シートの画像形成位置を調整することで、シート上の正確な位置に画像を形成できる。
本開示の態様8の画像形成装置は、前記搬送経路における前記カッター位置と前記定着部との間に配置され、シートを検知する第2センサを更に備えている。前記制御部は、複数のシートに対して、前記画像形成部によりシートの両面に画像を形成した後に前記切断処理を実行する場合において、前記計測処理にて、前記第1センサの検知結果に基づいてシートの搬送方向の第1寸法を計測し、前記第2センサの検知結果に基づいて前記定着部を通過後のシートの搬送方向の第2寸法を計測し、前記切断位置決定処理にて、前記計測処理にて計測された前記第1寸法及び前記第2寸法から算出されたシートの縮小率に基づいて、2枚目以降のシートの画像形成位置を調整してもよい。
上記した画像形成装置によれば、第1センサの検知結果に基づいて、画像形成を行う前のシートの搬送方向の第1寸法を計測し、第2センサの検知結果に基づいて、画像形成を行った後のシートの搬送方向の第2寸法を計測できる。これにより、第1寸法及び前記第2寸法から算出されたシートの縮小率を用いて、シートの画像形成位置を調整することで、シート上の正確な位置に画像を形成できる。
本開示の態様9の画像形成装置は、前記画像形成部は、前記第1回転する感光体ドラムと、前記搬送経路における前記感光体ドラムとの間に転写ニップを形成する転写部材であって、前記感光体ドラムに形成されたトナー像を、前記転写ニップを通過するシートに転写する転写部材と、を有している。前記定着部は、前記加熱回転体及び前記加圧回転体のうち少なくとも一方が前記第1回転する構成としてもよい。
上記した画像形成装置によれば、加熱回転体及び加圧回転体のうち少なくとも一方を回転させて、シートを搬送させることで、転写部材によりシートに転写されたトナー像をシートに定着させることができる。
本開示の態様10の画像形成装置は、前記排出ローラは、少なくとも前記カッター位置を挟んだ上流位置及び下流位置に配置された複数のローラを含み、前記制御部は、前記切断処理の後、前記複数のローラをそれぞれ前記第1回転させる排出処理を実行してもよい。
上記した画像形成装置によれば、複数の排出ローラを用いることによって、切断後の2枚のシートを装置本体の外部に確実に排出できる。
本開示の態様11の画像形成装置は、前記搬送ローラと、前記感光体ドラムと、前記加圧回転体または前記加熱回転体と、前記排出ローラとに対して、それぞれ駆動力を伝達するメインモータを更に備えている。前記搬送ローラと、前記感光体ドラムと、前記加圧回転体または前記加熱回転体とは、前記メインモータから第1駆動力が伝達された場合にそれぞれ前記第1回転し、前記メインモータから第2駆動力が伝達されない。前記排出ローラは、前記メインモータから前記第1駆動力が伝達された場合に前記第1回転し、前記メインモータから前記第2駆動力が伝達された場合に前記第2回転する構成としてもよい。
上記した画像形成装置によれば、排出ローラが第2回転している際には、搬送ローラは回転しないので、表面に画像形成がされたシートを再搬送経路にて搬送している際に、別のシートが給送されてしまうことを防止できる。
本開示の態様12の画像形成装置は、前記搬送ローラと、前記感光体ドラムと、前記加圧回転体または前記加熱回転体とに対して、それぞれ駆動力を伝達するメインモータと、前記排出ローラに対して駆動力を伝達するサブモータと、を更に備えている。前記搬送ローラと、前記感光体ドラムと、前記加圧回転体または前記加熱回転体とは、前記メインモータから前記第1回転をするための駆動力が伝達された場合、それぞれ前記第1回転する。前記排出ローラは、前記サブモータから第1駆動力が伝達された場合、前記第1回転し、前記サブモータから第2駆動力が伝達された場合、前記第2回転する構成としてもよい。
上記した画像形成装置によれば、搬送ローラを駆動させるメインモータと、排出ローラを駆動させるサブモータとが別々のモータであるので、シートの搬送及び排出を別々に行うことが可能である。
本開示の態様13の画像形成装置では、前記メインモータは、前記再搬送ローラに対して駆動力を伝達し、前記再搬送ローラは、前記メインモータから前記第1駆動力が伝達された場合に前記第1回転し、前記メインモータから前記第2駆動力が伝達された場合にも前記第1回転する構成としてもよい。
上記した画像形成装置によれば、再搬送ローラによって、表面に画像形成が行われたシートを、再搬送経路を経由して画像形成部へ向けて、再搬送することで、シートの両面に画像形成を行うことができる。
本開示の態様14の画像形成装置では、前記メインモータは、前記再搬送ローラに対して駆動力を伝達する。前記再搬送ローラは、前記メインモータから前記第1駆動力が伝達された場合に前記第1回転する構成としてもよい。
上記した画像形成装置によれば、再搬送ローラによって、一方の面に画像形成が行われたシートを、再搬送経路を経由して画像形成部へ向けて再搬送することで、シートの両面に画像形成を行うことができる。
本開示の態様15の画像形成装置は、第1態様の画像形成装置であって、前記カッターがシートを切断するための駆動力を伝達するカッター用駆動源を更に備えていてもよい。
上記した画像形成装置によれば、カッター用駆動源を備えているので、カーターによるシートの切断とシートの搬送とを独立して行うことができる。
本開示の一態様によれば、シートを正確な位置で切断することができる。
本開示の実施形態1に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 実施形態1に係る画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 実施形態1に係るシートの収縮及びシートの切断の様子を示す図である。 実施形態1に係る画像形成装置のCPUによる制御の流れを示すフローチャートである。 図4の切断位置決定処理の流れを示すフローチャートである。 図4のメインモータ停止/再開処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2に係る画像形成装置による画像形成時のシートの様子を示す図である。 実施形態2に係る画像形成装置のCPUによる制御の流れを示すフローチャートである。 図8の裏面処理の流れを示すフローチャートである。 図8の切断位置決定処理の流れを示すフローチャートである。 図8の表面処理の流れを示すフローチャートである。 変形例2に係る画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 変形例3に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1の画像形成装置1について、図1~図4を参照して説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、画像形成装置1の概略構成を示す図である。図1に示すように、画像形成装置1は、モノクロレーザプリンタであり、装置本体2と、搬送部3と、画像形成部4と、定着器5と、カッター10と、操作パネル120とを備えている。以下、説明の便宜上、図1の矢印で示されるように、画像形成装置1の上下方向、及び前後方向を定義する。
装置本体2は、フロントカバー20と、供給トレイ21と、排出トレイ22と、搬送経路201と、再搬送経路202とを有している。装置本体2は、その前面に開閉可能なフロントカバー20を有している。
装置本体2は、その下部に着脱可能な供給トレイ21を有している。供給トレイ21には、シートPが載置される。シートPは、A4サイズ等の定型シートである。シートPは、例えば、普通紙、厚紙等の紙媒体である。装置本体2は、その上部に排出トレイ22を有している。排出トレイ22には、画像が形成されたシートPが載置される。
搬送経路201は、供給トレイ21に載置されたシートPを、画像形成部4を経由して排出トレイ22へ向けて搬送するための経路である。再搬送経路202は、一方の面に画像が形成されたシートPを、搬送方向とは逆方向に搬送して、再び画像形成部4に向けて搬送するための経路である。再搬送経路202は、合流位置Cにおいて搬送経路201から分岐し、レジ前センサ110の付近で搬送経路201に合流している。
搬送部3は、ピックアップローラ31、分離ローラ32、紙粉取りローラ33、レジストレーションローラ34、ローラ35、第1排出ローラ36、及び第2排出ローラ37、再搬送ローラ38、再搬送ローラ39、及びメインモータ108(図2参照)を有している。
ピックアップローラ31は、シート押圧板21Aにより上方に押し上げられた供給トレイ21内のシートPをピックアップして、搬送経路201に向けてシートPを搬送する。分離ローラ32は、ピックアップローラ31がピックアップしたシートPを1枚ずつ分離する。紙粉取りローラ33は、シートPの表面上の紙粉等を除去する。
搬送経路201において画像形成部4よりも上流側には、レジストレーションローラ34が配置されている。レジストレーションローラ34は、シートPの先端の方向を揃えた後、画像形成部4へ向けてシートPを搬送する。ローラ35は、定着器5を通過後のシートPを、第1排出ローラ36側へ搬送する。
搬送経路201において合流位置Cよりも下流側には、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37が配置されている。カッター10が配置されたカッター位置Bを挟んだ上流位置及び下流位置に、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37が配置されている。
第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37は、第1回転することで、シートPを排出トレイ22に排出する。第1回転は、シートPを搬送方向に搬送する回転であり、装置本体2の左右方向を軸として反時計方向の回転に相当する。
また、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37は、第1回転とは逆回転である第2回転することで、シートPを再搬送経路202へ搬送する。第2回転は、シートPを搬送方向とは逆方向に搬送する回転であり、装置本体2の左右方向を軸として時計方向の回転に相当する。
再搬送経路202には、再搬送ローラ38及び再搬送ローラ39が配置されている。再搬送ローラ38及び再搬送ローラ39は、再搬送経路202に搬送されたシートPを、画像形成部4に向けて搬送する。再搬送ローラ38及び再搬送ローラ39によって、一方の面に画像形成が行われたシートPを、再搬送経路202を経由して画像形成部4へ向けて再搬送することで、シートPの両面に画像形成を行うことが可能となっている。
画像形成部4は、シートPに画像を形成するものであり、装置本体2内に収容されている。画像形成部4は、ドラムカートリッジ6及びレーザユニット7を有している。ドラムカートリッジ6は、感光体ドラム61と、トナー収容部62と、供給ローラ63と、現像ローラ64と、帯電器65と、転写ローラTRと、ピンチローラ66とを有している。ドラムカートリッジ6は、フロントカバー20を開けることにより、装置本体2から取り外すことが可能となっている。ドラムカートリッジ6のピンチローラ66は、レジストレーションローラ34と向かい合って位置する。ピンチローラ66は、レジストレーションローラ34の回転に従動回転して、レジストレーションローラ34とともにシートPを搬送する。
感光体ドラム61は、メインモータ108(図2参照)から伝達される駆動力により、時計方向に回転することで、シートPを搬送方向に搬送する。感光体ドラム61では、シートPを搬送方向に搬送する回転である第1回転は、時計方向である。トナー収容部62には、トナーが収容されている。供給ローラ63は、トナー収容部62内のトナーを現像ローラ64に供給する。帯電器65は、スコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム61の表面を一様に帯電させる。なお、帯電器65は、帯電ローラであってもよい。
感光体ドラム61に対向する位置には、転写ローラTRが配置されている。転写ローラTRは、転写部材の一例であり、搬送経路201における感光体ドラム61との間に転写ニップTNを形成する。なお、転写ローラTRの代わりに、転写ベルトを用いてもよい。
装置本体2は、その内部における上部に、レーザユニット7を有している。レーザユニット7は、ポリゴンミラー131、レーザ発光部132(図2参照)、図示しないレンズ及び反射鏡等を有している。レーザユニット7は、レーザ発光部132から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、感光体ドラム61の表面で高速走査されることで、感光体ドラム61の表面を露光する。
感光体ドラム61の表面は、レーザユニット7により露光されることで、画像データに基づく静電潜像が形成される。現像ローラ64は、感光体ドラム61の表面に形成された静電潜像にトナーを供給することで、感光体ドラム61の表面にトナー像を形成する。
転写ローラTRには、図示しない電圧印加部により転写電圧が印加される。転写ローラTRは、感光体ドラム61との間でシートPを搬送することで、感光体ドラム61の表面に形成されたトナー像を、転写ニップTNを通過するシートPに転写する。このようにして、シートPへの画像形成が行われる。
搬送経路201において画像形成部4よりも下流側には、定着器5が配置されている。定着器5は、定着部の一例である。定着器5は、加熱ローラ51と、加圧ローラ52と、ヒータ53と、温度センサ54とを有している。加熱ローラ51は、加熱回転体の一例であり、シートPを加熱する。加圧ローラ52は、加圧回転体の一例であり、加熱ローラ51との間でニップNを形成し、シートPを加圧する。加圧ローラ52は、メインモータ108の駆動力により、反時計方向に回転する。加圧ローラ52では、シートPを搬送方向に搬送する回転である第1回転は、反時計方向である。
ヒータ53は、例えばハロゲンヒータであり、加熱ローラ51を加熱する。温度センサ54は、定着器5内に設けられ、加熱ローラ51の温度を検出する。温度センサ54は、検出した温度に応じた信号を、CPU101へ出力する。
定着器5は、加熱ローラ51によりシートPを加熱して、加圧ローラ52を回転させることにより、加熱ローラ51及び加圧ローラ52によりシートPを加圧しながら搬送することで、画像形成部4によりシートPに形成された画像をシートPに定着させる。
なお、定着器5は、加熱ローラ51と、加圧ローラ52と、ヒータ53とを有する構成としたが、これに限定されない。例えば、定着器5は、ヒータと、ヒータからの輻射熱を受けるニップ板と、ニップ板の周りを回転する加熱ベルトと、加圧ローラとを有する構成であってもよい。
また、定着器5は、発熱パターンが形成された基板と、基板の周りを回転するベルトと、加圧ローラとを有し、基板及びベルトが接触する構成であってもよい。また、定着器5は、加熱ローラと、ヒータと、加圧ベルトとを有する構成であってもよい。
搬送経路201において定着器5及び合流位置Cよりも下流側にあるカッター位置Bには、カッター10が配置されている。カッター10は、シートPを切断可能な周知のカッター機構である。カッター10は、例えば、刃75と、固定刃と、カッターキャリッジと、切断モータ106とを有して構成される。なお、カッター10は、上下一対の刃75を有していてもよい。
刃75は、例えば、回転可能な丸い刃であり、カッターキャリッジに保持されている。固定刃は、装置本体2内において左右方向に延びるように設けられたフレームに固定されている。カッターキャリッジは、切断モータ106の駆動力によって、装置本体2に左右方向に延びるように設けられたレールに沿って、シートPの幅方向に往復移動可能に構成されている。
シートPがカッター位置Bにあるときに、カッターキャリッジがシートPの幅方向に沿って移動することにより、シートPが刃75と固定刃とに挟まれることで切断される。
[画像形成装置の電気的構成]
次に、画像形成装置1の電気的構成について、図2を参照して説明する。図2は、画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置1は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)105、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、NVRAM104(Non-Volatile Random Access Memory)と、レジ前センサ110と、レジ後センサ111と、排出センサ112と、温湿度センサ113と、通信インターフェース(I/F)130とを更に備えている。
ASIC105には、CPU(Central Processing Unit)101が搭載されている。CPU101は、制御部の一例であり、画像形成装置1の各部に対する全般的な制御を行う。ASIC105は、ROM102、RAM103、NVRAM104、切断モータ106、電磁クラッチ107、メインモータ108、レジ前センサ110、レジ後センサ111、排出センサ112、温湿度センサ113、操作パネル120、通信I/F130、定着器5、及びレーザユニット7と電気的に接続されている。
ROM102は、記憶部の一例である。ROM102には、画像形成装置1を制御するための各種制御プログラムや各種設定等が記憶されている。具体的には、ROM102には、温湿度センサ113により検出された温度及び湿度と、シートPの縮小率との関係が、シートPの種類に対応付けられた対応情報が記憶されている。
縮小率は、定着器5を通過する前のシートPの搬送方向の寸法Lに対し、定着器5を通過後のシートPの搬送方向の寸法L’が収縮した割合を示す(図3参照)。対応情報は、温度及び湿度とシートPの縮小率との関係が、シートPの種類毎に示された情報である。例えば、シートPの種類が同一である場合、湿度が高いほどシートPの縮小率が大きくなる。また、温度及び湿度が同一である場合、シートPの厚さが厚くなるほど、シートPの縮小率が小さくなる。
RAM103は、各種制御プログラムが読み出される作業領域、及びジョブに含まれる画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。CPU101は、ROM102から読み出した制御プログラムや、各種センサから出力される信号に従って、その処理結果をRAM103またはNVRAM104に記憶させながら、画像形成装置1の各部を制御する。
切断モータ106は、カッター用駆動源の一例である。CPU101は、切断モータ106を駆動させて、カッターキャリッジを移動させることにより、移動刃をシートPの幅方向に移動させて、シートPを切断する。
メインモータ108は、搬送部3、加圧ローラ52、及びドラムカートリッジ6に駆動力を伝達する。CPU101がメインモータ108を正転駆動させると、加圧ローラ52、感光体ドラム61、現像ローラ64、ピックアップローラ31、及びレジストレーションローラ34に第1駆動力が伝達される。そして、加圧ローラ52、感光体ドラム61、現像ローラ64、ピックアップローラ31、及びレジストレーションローラ34は、シートPを搬送方向に搬送する向きに回転する。
具体的には、加圧ローラ52は、反時計方向に回転する。感光体ドラム61は、時計方向に回転する。現像ローラ64は、反時計方向に回転する。ピックアップローラ31は、反時計方向に回転する。レジストレーションローラ34は、反時計方向に回転する。
一方、CPU101が、メインモータ108を逆転駆動させても、加圧ローラ52、ドラムカートリッジ6、ピックアップローラ31及びレジストレーションローラ34には、第2駆動力が伝達されない構成となっている。
また、CPU101は、メインモータ108を正転駆動させることで、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37に第1駆動力を伝達して、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37を反時計方向に回転させる。一方、CPU101は、メインモータ108を逆転駆動させることで、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37に第2駆動力を伝達し、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37を時計方向に回転させる。
また、CPU101は、メインモータ108を正転駆動させることで、再搬送ローラ38及び再搬送ローラ39に第1駆動力を伝達し、時計方向に回転させる。一方、CPU101は、メインモータ108を逆転駆動させることで、再搬送ローラ38及び再搬送ローラ39に第2駆動力が伝達し、再搬送ローラ38及び再搬送ローラ39を時計方向に回転する。
電磁クラッチ107は、CPU101により制御される。CPU101は、電磁クラッチ107をオンすることにより、メインモータ108の駆動力がピックアップローラ31に伝達される状態にする一方、電磁クラッチ107をオフすることにより、メインモータ108の駆動力がピックアップローラ31に伝達されない状態にする。
レジ前センサ110は、搬送経路201においてレジストレーションローラ34よりも上流側に配置され、シートPが通過することを検知するセンサである。レジ前センサ110としては、シートPが当接することで揺動するアクチュエータを有するセンサや、光センサ等を用いることができる。レジ前センサ110は、シートPが通過している状態でオン信号を出力し、シートPが通過していない状態でオフ信号を出力する。レジ前センサ110による検知信号は、CPU101へ出力される。
レジ後センサ111は、第1センサの一例であり、搬送経路201において定着器5よりも上流側、具体的には、レジストレーションローラ34と転写ローラTRとの間に配置され、シートPが通過することを検知するセンサである。レジ後センサ111は、レジ前センサ110と同様の構成である。レジ後センサ111による検知信号は、CPU101へ出力される。
排出センサ112は、第2センサの一例であり、搬送経路201において定着器5とカッター位置Bとの間に配置され、シートPが通過することを検知する。排出センサ112は、レジ前センサ110と同様の構成である。排出センサ112による検知信号は、CPU101へ出力される。
温湿度センサ113は、装置本体2の外部の温度及び湿度を検出するセンサである。温湿度センサ113は、例えば装置本体2の側面に配置されている。温湿度センサ113は、検出した温度及び湿度に応じた信号をCPU101へ出力する。なお、温湿度センサ113の代わりに、装置本体2の外部の温度を検出する温度センサ、及び装置本体2の外部の湿度を検出する湿度センサを、装置本体2に配置してもよい。
操作パネル120は、装置本体2の上面に配置されている。操作パネル120は、例えば、タッチパッド及びディスプレイが一体として形成されたタッチパネルと、キーボタン部とを有している。操作パネル120は、ユーザの操作を受け付け、受け付けた情報をCPU101へ出力する。ユーザは、例えば、操作パネル120を操作することにより、シートPを切断するか否かを設定することが可能である。
通信I/F130は、LAN等のネットワークに接続され、画像形成装置1用のドライバが組み込まれたPC等の外部装置との接続を可能にしている。CPU101は、通信I/F130を介して、ジョブを受信可能である。ジョブには、画像形成するための画像データ、画像形成に用いるシートPのサイズ及び種類等、シートPに画像を形成するために必要な各種情報が含まれている。
次に、図3を参照してシートPの収縮及び切断について説明する。図3の(1)は、定着器5を通過する前のシートPを示している。定着器5を通過する前のシートPの搬送方向の寸法は、長さLとなっている。
図3の(2)は、定着器5を通過した後のシートPを示している。定着器5を通過した後のシートPの搬送方向の寸法は、長さL’となる。つまり、シートPは、定着器5により加熱されることに伴って、搬送方向の長さがLからL’に収縮する。実施形態1では、シートPの収縮量ΔLに応じた縮小率を、ROM102に予め記憶された対応情報から決定する。
図3の(3)は、シートPを切断後に生成される第1シートP1及び第2シートP2を示している。実施形態1では、シートPの正確な切断位置Aを決定して、図3の(3)に示すように、シートPを2等分に切断して、第1シートP1及び第2シートP2を生成する。
[CPUによる制御の流れ]
次に、画像形成装置1のCPU101による画像形成時の制御の流れについて、図4~図6を参照して説明する。実施形態1では、通信I/F130により受信されたジョブに含まれる画像データを、複数のシートPに対して形成して、画像が形成された複数のシートPをカッター10により切断する場合を想定している。なお、ユーザは、PC又は操作パネル120を操作することにより、シートPを切断するか否かを予め設定しておくものとする。
図4は、CPU101による制御の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、CPU101は、メインモータ108を正転駆動させ(S1)、加圧ローラ52、ドラムカートリッジ6、搬送部3の駆動を開始する。S1の後、CPU101は、1枚目のシートPの画像データの形成が完了したか否かを判定する(S2)。
CPU101は、1枚目のシートPの画像データの形成が完了するまで(S2:NO)、S2を繰り返し、1枚目のシートPの画像データの形成が完了した場合(S2:YES)、シートPの搬送を開始する(S3)。
S3において、CPU101は、電磁クラッチ107をオンさせることにより、ピックアップローラ31を回転させて、供給トレイ21に載置されたシートPを、搬送経路201に搬送方向に沿って画像形成部4へ向けて搬送する。
S3の後、CPU101は、レジ後センサ111がオンしたか否かを判定する(S4)。CPU101は、レジ後センサ111がオンするまで(S4:NO)、S4を繰り返し、レジ後センサ111がオンした場合(S4:YES)、計測処理を開始する(S5)。
S5において、CPU101は、レジ後センサ111がオンしてからオフするまでの時間と、予め定められたシートPの搬送速度とに基づいて、図3の(1)に示す定着器5を通過する前のシートPの搬送方向の寸法Lを計測する。
S5の後、CPU101は、画像形成部4によるシートPへの画像形成を開始する(S6)。具体的には、CPU101は、感光体ドラム61及び転写ローラTRを制御して、シートPに画像データに基づく画像を形成する。即ち、CPU101は、転写ローラTRにより、感光体ドラム61上に形成されたトナー像をシートPに転写する。そして、定着器5により、シートPに形成された画像をシートPに定着させる。
S6の後、CPU101は、レジ後センサ111がオフしたか否かを判定する(S7)。CPU101は、レジ後センサ111がオフするまで(S7:NO)、S7を繰り返し、レジ後センサ111がオフした場合(S7:YES)、計測処理を終了し(S8)、図5に示す切断位置決定処理を実行する(S9)。
次に、図5を参照して、切断位置決定処理S9について説明する。図5に示すフローチャートにおいて、CPU101は、温湿度センサ113により装置本体2の外部の温度及び湿度を検出する(S15)。
S15の後、CPU101は、ジョブに含まれる情報から、シートPの種類に関する情報を取得する(S16)。そして、CPU101は、ROM102に記憶された対応情報を参照して、S15にて検出された温度及び湿度と、S16にて取得されたシートPの種類とに対応したシートPの縮小率を決定し、NVRAM104に記憶させる(S17)。
S17の後、CPU101は、S5にて計測されたシートPの搬送方向の寸法L、及びシートPの縮小率から、定着器5を通過後のシートPの搬送方向の寸法L’(図6の(2)参照)を算出し、シートPの切断位置A(図6の(2)参照)を決定する(S18)。
図4に戻り、CPU101は、排出センサ112がオフしたか否かを判定し(S10)、排出センサ112がオフした場合(S10:YES)、画像形成部4による画像形成を終了する(S11)。S11の後、CPU101は、図6に示すメインモータ停止/再開処理を実行する(S12)。
図6に示すフローチャートにおいて、CPU101は、切断位置Aがカッター位置Bに到達したか否かを判定する(S21)。CPU101は、切断位置Aがカッター位置Bに到達するまで(S21:NO)、搬送部3を制御してシートPを搬送する。CPU101は、切断位置Aがカッター位置Bに到達した場合(S21:YES)、メインモータ108を停止させ(S22)、ローラ35、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37における装置本体2の左右方向を軸とした回転を停止させ、シートPの搬送を停止させる。
S22の後、CPU101は、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37に挟持された状態のシートPを、カッター10を用いて切断する切断処理を実行する(S23)。これにより、シートPは、図3の(3)に示すように、第1シートP1及び第2シートP2の2等分に切断される。
S23の後、CPU101は、メインモータ108を正転駆動させて(S24)、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37を反時計方向に回転させることにより、切断された第1シートP1及び第2シートP2を排出トレイ22に向けて搬送する。このとき、2つの排出ローラ36,37を用いることによって、切断後の2枚の第1シートP1及び第2シートP2を装置本体2の外部に確実に排出できる。以上により、CPU101は、メインモータ停止/再開処理S12を終了する。
図4に戻り、CPU101は、実行中のジョブに次のシートPの画像データがあるか否かを判定する(S13)。CPU101は、実行中のジョブに次のシートPの画像データがある場合(S13:YES)、S3へ戻り、2枚目のシートPを搬送する。
CPU101は、2枚目以降の計測処理(S5)及び切断位置決定処理(S9)を省略し、1枚目のシートPの切断位置Aを、2枚目以降のシートPの切断位置Aとして用いる。これにより、CPU101による処理時間を削減することが可能である。
一方、CPU101は、実行中のジョブに次のシートPの画像データがない場合(S13:NO)、メインモータ108を停止させ(S14)、図4に示すフローを終了する。
以上説明した実施形態1の画像形成装置1によれば、CPU101は、レジ後センサ111の検知結果に基づいてシートPの搬送方向の寸法Lを計測し(S5)、温湿度センサ113により検出された温度及び湿度とシートPの種類とを考慮して、ROM102に記憶された対応情報に基づいてシートPの縮小率を決定する(S17)。これにより、温度及び湿度の変化に応じた正確な縮小率を用いて、定着器5を通過して収縮後のシートPの搬送方向の正確な寸法L’を算出して、正確な切断位置Aを決定できる。従って、シートP上の正確な切断位置Bでシートを切断することができる。
また、CPU101は、画像形成部4よりも上流側に位置するレジ後センサ111の検知信号が、シートPの後端を検知しなくなったタイミング(S7:YES)で、切断位置Aを決定する(S9)ので、切断位置Aがカッター位置Bを通過する前に、正確な切断位置Aを決定できる。
〔実施形態2〕
次に、本発明の実施形態2に係る画像形成装置1について、図7~図11を参照して説明する。なお、説明の便宜上、上記した実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図7は、実施形態2の画像形成装置1による画像形成時のシートの様子を示す図である。具体的には、図7の(1)は、シートPの裏面に画像形成を行う前のシートPの様子を示している。図7の(2)は、シートPの裏面に画像形成を行い、定着器5を通過後のシートPの様子を示している。図7の(3)は、シートPの表面に画像形成を行う際のシートPの様子を示している。実施形態2では、複数のシートPに対して、図7に示すように、画像形成部4によりシートPの両面に画像を形成した後に切断処理を実行する。
[CPUによる制御の流れ]
次に、実施形態2に係る画像形成装置1のCPU101による画像形成時の制御の流れについて、図8~図11のフローチャートを参照して説明する。実施形態2では、図7の(1)に示すように、シートPの裏面に画像形成を行う前に、シートPの搬送方向における長さL3を測定し、図7の(2)に示すように、シートPの裏面に画像形成を行った後に、シートPの搬送方向における長さL4を測定することにより、シートPの縮小率を算出する。そして、算出した縮小率を用いて、シートPの切断位置Aを決定するという点が、実施形態1と異なる。
図8に示すフローチャートにおいて、CPU101は、メインモータ108を正転駆動させ(S31)、加圧ローラ52、ドラムカートリッジ6、搬送部3の駆動を開始する。S31の後、CPU101は、1枚目のシートPの画像データの形成が完了したか否かを判定する(S32)。
CPU101は、1枚目のシートPの画像データの形成が完了するまで(S32:NO)、S32を繰り返し、1枚目のシートPの画像データの形成が完了した場合(S32:YES)、シートPの搬送を開始する(S33)。
S33の後、CPU101は、図9に示す裏面処理を開始する(S34)。図9に示すフローチャートにおいて、CPU101は、レジ後センサ111がオンしたか否かを判定する(S51)。CPU101は、レジ後センサ111がオンするまで(S51:NO)、S51を繰り返し、レジ後センサ111がオンした場合(S51:YES)、第1計測処理を開始する(S52)。
S52において、CPU101は、レジ後センサ111がオンしてからオフするまでの時間と、予め定められたシートPの搬送速度とに基づいて、図7の(1)に示す定着器5を通過する前のシートPの搬送方向の第1寸法L3を計測する。
S52の後、CPU101は、画像形成部4によるシートPへの画像形成を開始する(S53)。具体的には、CPU101は、感光体ドラム61及び転写ローラTRを制御して、シートPに画像データに基づく画像を形成する。そして、定着器5により、シートPに形成された画像をシートPに定着させる。
S53の後、CPU101は、排出センサ112がオンしたか否かを判定する(S54)。CPU101は、排出センサ112がオンするまで(S54:NO)、S54を繰り返し、排出センサ112がオンした場合(S54:YES)、第2計測処理を開始する(S55)。
S55において、CPU101は、排出センサ112がオンしてからオフするまでの時間と、シートPの搬送速度とに基づいて、図7の(2)に示す定着器5を通過後のシートPの搬送方向の第2寸法L4を計測する。
S55の後、レジ後センサ111がオフしたか否かを判定する(S56)。CPU101は、レジ後センサ111がオフするまで(S56:NO)、S56を繰り返し、レジ後センサ111がオフした場合(S56:YES)、第1計測処理を終了する(S57)。
S57の後、CPU101は、排出センサ112がオフしたか否かを判定し(S58)、排出センサ112がオフした場合(S58:YES)、画像形成部4によるシートPへの画像形成を終了し(S59)、第2計測処理を終了する(S60)。
S60の後、CPU101は、第1計測処理S52にて計測した第1寸法L3と、第2計測処理S55にて計測した第2寸法L4とに基づいて、シートPの縮小率を決定し、決定した縮小率をNVRAM104に記憶させる(S61)。以上により、図9に示す裏面処理S34を終了する。
図8に戻り、S34の後、CPU101は、シートPの後端が逆転位置Rに到達したか否かを判定する(S35)。逆転位置Rは、図1に示すように、搬送経路201において、合流位置Cよりも下流に位置している。
CPU101は、シートPの後端が逆転位置Rに到達した場合(S35:YES)、メインモータ108を停止させる(S36)。その後、CPU101は、メインモータ108を逆転駆動させて(S37)、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37を時計方向に回転させて、シートPを再搬送経路202に向けて搬送する。
S37の後、CPU101は、シートPの前端が切替位置SWに到達したか否かを判定する(S38)。CPU101は、再搬送経路202において、シートPの前端が切替位置SWに到達した場合(S38:YES)、メインモータ108の逆転駆動を停止させ(S39)、その後、メインモータ108を正転駆動させる(S40)。
S40の後、CPU101は、図10に示す切断位置決定処理を実行する(S41)。図10に示すフローチャートにおいて、CPU101は、第1寸法L3を取得する(S71)。第1寸法は、定着器5を通過する前のシートPの搬送方向の長さL3である。
続いて、CPU101は、第2寸法L4を取得する(S72)。第2寸法L4は、定着器5を通過後のシートPの搬送方向の長さL4である。
次に、CPU101は、第1寸法L3及び第2寸法L4からシートPの縮小率を決定し、当該縮小率をNVRAM104に記憶させる(S73)。そして、CPU101は、第1寸法L3及びシートPの縮小率から切断位置Aを決定する(S74)。以上により、図10に示す切断位置決定処理S41を終了する。
図8に戻り、S41の後、CPU101は、図11に示す表面処理を実行する(S42)。図11に示すフローチャートにおいて、CPU101は、レジ後センサ111がオンしたか否かを判定する(S81)。
CPU101は、レジ後センサ111がオンするまで(S81:NO)、S81を繰り返し、レジ後センサ111がオンした場合(S81:YES)、シートPの縮小率に基づくタイミングで、画像形成部4によるシートPへの画像形成を開始する(S82)。具体的には、CPU101は、S82において、図7の(3)に示すシートPの収縮量ΔLの分を考慮して、画像形成部4によりシートPへ画像形成を開始するタイミングを早くすると共に、シートPの画像形成位置を調整する。なお、S82の処理では、2枚目以降のシートPの画像形成位置を調整する。
S82の後、CPU101は、レジ後センサ111がオフしたか否かを判定する(S83)。CPU101は、レジ後センサ111がオフするまで(S83:NO)、S83を繰り返し、レジ後センサ111がオフした場合(S83:YES)、排出センサ112がオフしたか否かを判定する(S84)。
CPU101は、排出センサ112がオフするまで(S84:NO)、S84を繰り返し、排出センサ112がオフした場合(S84:YES)、画像形成部4による画像形成を終了する(S85)。以上により、図11に示す表面処理S42を終了する。
図8に戻り、S42の後、CPU101は、図6のS12と同様にして、メインモータ停止/再開処理を実行する(S43)。
S43の後、CPU101は、実行中のジョブに次のシートPの画像データがあるか否かを判定する(S44)。CPU101は、実行中のジョブに次のシートPの画像データがある場合(S44:YES)、S33へ戻り、次のシートPを搬送する。一方、CPU101は、実行中のジョブに次のシートPの画像データがない場合(S44:NO)、メインモータ108を停止させ(S45)、図8に示すフローを終了する。
以上説明した実施形態2の画像形成装置1によれば、CPU101は、レジ後センサ111の検知結果に基づいて、画像形成を行う前のシートPの搬送方向の第1寸法L3を計測し(S52)、排出センサ112の検知結果に基づいて、画像形成を行った後のシートPの搬送方向の第2寸法L4を計測する(S55)。これにより、第1寸法L3及び第2寸法L4から算出されたシートPの縮小率を用いて、シートPの画像形成位置を調整する(S82)ことで、シートP上の正確な位置に画像を形成することができる。
〔変形例1〕
上記した実施形態2では、図9に示す裏面処理S34において、第1寸法L3及び第2寸法L4を測定するものとしたが、これに限定されない。以下、変形例1に係る画像形成装置1のCPU101による制御の流れについて、図8~図11を参照して説明する。
変形例1に係る画像形成装置では、図8に示すフローチャートにおいて、表面処理S42の後に、切断位置決定処理を行う点が、実施形態2と異なる。CPU101は、図9に示す裏面処理S34にて、供給トレイ21から搬送されたシートPに対し、レジ後センサ111の検知結果に基づいて、シートPの搬送方向の第1寸法L3を計測する。
続いて、CPU101は、図11に示す表面処理S42にて、再搬送経路202を経由して搬送されたシートPに対し、レジ後センサ111の検知結果に基づいて、定着器5を通過後のシートPの搬送方向の第2寸法L4を計測する。
そして、CPU101は、表面処理S42の後に、切断位置決定処理を実行する。CPU101は、切断位置決定処理にて、計測した第1寸法L3及び第2寸法L4から算出されたシートPの縮小率に基づいて、定着器5を通過後のシートPの画像形成位置を調整する。これにより、シートP上の正確な位置に画像を形成することができる。
〔変形例2〕
次に、変形例2に係る画像形成装置1Aについて、図12を参照して説明する。図12は、変形例2に係る画像形成装置1Aの電気的構成を示すブロック図である。図12に示すように、変形例2の画像形成装置1Aでは、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37の駆動力として、メインモータ108とは別の排出モータ140を用いる点が、実施形態1と異なる。
排出モータ140は、サブモータの一例であり、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37に対して駆動力を伝達する。CPU101は、排出モータ140を正転駆動させることで、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37に第1駆動力を伝達して、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37を第1回転させる。第1回転は、シートPを搬送方向に搬送する回転であり、図1の反時計方向に相当する。
一方、CPU101は、排出モータ140を逆転駆動させることで、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37に第2駆動力を伝達して、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37を第2回転させる。第2回転は、シートPを搬送方向とは逆方向に搬送する回転であり、図1の時計方向に相当する。
また、再搬送ローラ38及び再搬送ローラ39は、メインモータ108から駆動力が伝達されることで、第1回転する。この場合、第1回転は、シートPを画像形成部4へ向けて搬送する回転であり、時計方向の回転に相当する。
上記した変形例2の画像形成装置1Aによれば、ピックアップローラ31、レジストレーションローラ34、再搬送ローラ38,39を駆動させるメインモータ108と、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37を駆動させる排出モータ140とが別々のモータであるので、シートPの搬送とシートPの排出とを別々に行うことができる。
〔変形例3〕
次に、変形例3に係る画像形成装置1Bについて、図13を参照して説明する。図13は、変形例3に係る画像形成装置1Bの概略構成を示す図である。
図13に示すように、変形例3の画像形成装置1Bでは、カッター10により切断された第1シートP1及び第2シートP2(図3の(3)参照)が搬送される搬送経路201とは別に、切断されていないシートPが搬送される分岐経路200が設けられている点が、実施形態1の画像形成装置1と異なる。
CPU101は、フラッパ8を制御して、シートPの搬送先を搬送経路201、又は分岐経路200のいずれかに切り替える。CPU101は、シートPに対して切断処理S23を施さない場合、フラッパ8を制御することで、シートPを分岐経路200に搬送して、第3排出ローラ40によりシートPを排出トレイ22に排出する。
一方、CPU101は、シートPに対して切断処理S23を施す場合、フラッパ8を制御することで、シートPを搬送経路201に搬送し、カッター位置BにてシートPを切断した後、第1排出ローラ36及び第2排出ローラ37により、第1シートP1及び第2シートP2を排出トレイ22に排出する。
上記した変形例3の画像形成装置1Bにおいても、実施形態1の画像形成装置1と同様の効果を得ることができる。
〔その他の実施形態〕
上記した実施形態1~3の画像形成装置1は、モノクロレーザプリンタであるとしたが、これに限らず、カラーレーザプリンタであってもよい。
上記した実施形態1~3の画像形成装置1は、シートPを2等分に切断する場合について説明したが、これに限らず、例えばシートPを3等分に切断してもよく、シートPの切断位置Aは適宜変更可能である。
上記した実施形態では、通信I/F130によりジョブを受信するものとしたが、これに限らず、例えば、USBインターフェースを介してジョブを受信してもよい。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1A、1B 画像形成装置
2 装置本体
3 搬送部
4 画像形成部
5 定着器
6 ドラムカートリッジ
7 レーザユニット
10 カッター
21 供給トレイ
22 排出トレイ
31 ピックアップローラ
34 レジストレーションローラ
36 第1排出ローラ
37 第2排出ローラ
38、39 再搬送ローラ
51 加熱ローラ
52 加圧ローラ
61 感光体ドラム
101 CPU
104 NVRAM
106 切断モータ
108 メインモータ
111 レジ後センサ
112 排出センサ
113 温湿度センサ
140 排出モータ
201 搬送経路
202 再搬送経路

Claims (15)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体とを有し、シートに形成された画像をシートに定着させる定着部と、
    搬送経路を有する装置本体と、
    前記搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送部と、
    前記搬送経路において前記定着部よりも下流側にあるカッター位置に配置され、シートを切断可能なカッターと、
    前記搬送経路において前記定着部よりも上流側に配置され、シートを検知する第1センサと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1センサの検知結果に基づいて、シートの搬送方向の寸法を計測する計測処理と、
    前記計測処理にて計測したシートの前記搬送方向の寸法、及び前記定着部を通過したことに伴って収縮するシートの縮小率から、前記定着部を通過後の前記シートの搬送方向の寸法を算出し、算出した前記シートの前記搬送方向の寸法に基づいて前記シート上における切断位置を決定する切断位置決定処理と、
    前記搬送部を制御して前記搬送経路に沿ってシートを搬送する搬送処理であって、前記切断位置決定処理にて決定された前記シートの前記切断位置が前記カッター位置に到達するように、前記シートを搬送した後、前記搬送部を停止させる搬送処理と、
    前記搬送処理の後、前記カッターを用いて前記シートを切断する切断処理と、
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記搬送処理にて、前記第1センサの検知信号が前記シートの後端を検知しなくなったタイミングを起点として、前記切断位置決定処理にて決定された前記切断位置が前記カッター位置に到達後、前記搬送部を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記装置本体の外部の湿度を検出するための湿度センサと、
    前記湿度センサにより検出された湿度と、シートの縮小率との関係が前記シートの種類に対応付けられた対応情報が記憶された記憶部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、
    前記切断位置決定処理にて、前記湿度センサにより検出された湿度と、前記搬送経路に搬送されたシートの種類と、前記記憶部に記憶された対応情報とから、シートの縮小率を決定し、前記定着部を通過後のシートの搬送方向の寸法を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記装置本体の外部の温度及び湿度を検出するための温湿度センサと、
    前記温湿度センサにより検出された前記温度及び前記湿度と、シートの縮小率との関係が前記シートの種類に対応付けられた対応情報が記憶された記憶部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、
    前記切断位置決定処理にて、前記温湿度センサにより検出された温度及び湿度と、前記搬送経路に搬送されたシートの種類と、前記記憶部に記憶された前記対応情報とから、シートの縮小率を決定し、前記定着部を通過後のシートの搬送方向の寸法を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    複数のシートに対して、前記画像形成部により画像を形成した後に前記切断処理を実行する場合、前記切断位置決定処理にて、2枚目以降のシートの前記切断位置を、1枚目のシートの前記切断位置に決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記装置本体は、
    前記定着部を通過したシートを、前記画像形成部に向けて再び搬送するための再搬送経路であって、前記搬送経路と合流位置で合流する再搬送経路を更に有し、
    前記カッター位置は、前記搬送経路において前記合流位置よりも下流側に位置し、
    前記搬送部は、
    前記搬送経路において前記合流位置よりも上流側に配置され、シートを前記搬送方向に搬送する回転である第1回転する搬送ローラと、
    前記搬送経路において前記合流位置よりも下流側に配置され、前記第1回転することでシートを前記装置本体の外部に排出する排出ローラであって、シートを前記搬送方向とは逆方向に搬送する回転である第2回転することで、前記合流位置を経由してシートを前記再搬送経路に向けて搬送する排出ローラと、
    前記再搬送経路に搬送されたシートを、前記画像形成部に向けて搬送する再搬送ローラと、を有し、
    前記制御部は、
    前記搬送処理にて、
    前記シートの後端が前記合流位置を通過するように、前記搬送ローラ及び前記排出ローラを前記第1回転させ、
    前記シートの後端が前記合流位置を通過した後、前記排出ローラを前記第2回転させ、
    前記再搬送ローラを回転させることで、前記再搬送経路に搬送されたシートを、前記画像形成部に向けて搬送し、
    前記画像形成部によりシートの両面に対して画像が形成されたシートを、前記切断位置決定処理にて決定された前記シートの前記切断位置が前記カッター位置に到達するように搬送した後、前記搬送ローラ及び前記排出ローラを停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. シートが載置される供給トレイを更に備え、
    前記制御部は、
    前記計測処理にて、前記供給トレイから搬送されたシートに対する前記第1センサの検知結果に基づいて、シートの搬送方向の第1寸法を計測し、更に、前記再搬送経路を経由して搬送されたシートに対する前記第1センサの検知結果に基づいて、前記定着部を通過後のシートの搬送方向の第2寸法を計測し、
    前記切断位置決定処理にて、前記計測処理にて計測された前記第1寸法及び前記第2寸法から算出されたシートの縮小率に基づいて、前記定着部を通過後のシートの画像形成位置を調整することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送経路における前記カッター位置と前記定着部との間に配置され、シートを検知する第2センサを更に備え、
    前記制御部は、
    複数のシートに対して、前記画像形成部によりシートの両面に画像を形成した後に前記切断処理を実行する場合において、
    前記計測処理にて、前記第1センサの検知結果に基づいてシートの搬送方向の第1寸法を計測し、前記第2センサの検知結果に基づいて前記定着部を通過後のシートの搬送方向の第2寸法を計測し、
    前記切断位置決定処理にて、前記計測処理にて計測された前記第1寸法及び前記第2寸法から算出されたシートの縮小率に基づいて、2枚目以降のシートの画像形成位置を調整することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成部は、
    前記第1回転する感光体ドラムと、
    前記搬送経路における前記感光体ドラムとの間に転写ニップを形成する転写部材であって、前記感光体ドラムに形成されたトナー像を、前記転写ニップを通過するシートに転写する転写部材と、
    を有し、
    前記定着部は、
    前記加熱回転体及び前記加圧回転体のうち少なくとも一方が前記第1回転することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 前記排出ローラは、少なくとも前記カッター位置を挟んだ上流位置及び下流位置に配置された複数のローラを含み、
    前記制御部は、
    前記切断処理の後、前記複数のローラをそれぞれ前記第1回転させる排出処理を実行することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  11. 前記搬送ローラと、前記感光体ドラムと、前記加圧回転体または前記加熱回転体と、前記排出ローラとに対して、それぞれ駆動力を伝達するメインモータを更に備え、
    前記搬送ローラと、前記感光体ドラムと、前記加圧回転体または前記加熱回転体とは、
    前記メインモータから第1駆動力が伝達された場合にそれぞれ前記第1回転し、前記メインモータから第2駆動力が伝達されず、
    前記排出ローラは、
    前記メインモータから前記第1駆動力が伝達された場合に前記第1回転し、前記メインモータから前記第2駆動力が伝達された場合に前記第2回転することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記搬送ローラと、前記感光体ドラムと、前記加圧回転体または前記加熱回転体とに対して、それぞれ駆動力を伝達するメインモータと、
    前記排出ローラに対して駆動力を伝達するサブモータと、
    を更に備え、
    前記搬送ローラと、前記感光体ドラムと、前記加圧回転体または前記加熱回転体とは、
    前記メインモータから前記第1回転をするための駆動力が伝達された場合、それぞれ前記第1回転し、
    前記排出ローラは、
    前記サブモータから第1駆動力が伝達された場合、前記第1回転し、前記サブモータから第2駆動力が伝達された場合、前記第2回転することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  13. 前記メインモータは、前記再搬送ローラに対して駆動力を伝達し、
    前記再搬送ローラは、
    前記メインモータから前記第1駆動力が伝達された場合に前記第1回転し、前記メインモータから前記第2駆動力が伝達された場合にも前記第1回転することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 前記メインモータは、前記再搬送ローラに対して駆動力を伝達し、
    前記再搬送ローラは、
    前記メインモータから前記第1駆動力が伝達された場合に前記第1回転することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  15. 前記カッターがシートを切断するための駆動力を伝達するカッター用駆動源を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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