JP2024033486A - ワークストッカ用治具及び研削装置 - Google Patents

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征弥 飛彈
Masaya Hida
祥子 横田
Sachiko Yokota
タイ トイ グエン
Tai Thoi Nguyen
蒙恩 張
Meng En Zhang
七海 糸川
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Abstract

【課題】研削装置で加工するための複数のワークをワークストッカに効率的に配置することができるワークストッカ用治具及び研削装置を提供する。【解決手段】複数のワークWを収容するための複数の収容穴部70を有するパレット36に、複数のワークWを一括して配置するためのパレット用治具74は、治具本体76と、複数のワークWを配置するために治具本体76に形成され、複数のワークWを配置した治具本体76をパレット36に取り付けたときに、複数のワークWを収容穴部70に個別に落とし込むことができるように、端部が収容穴部70と対向する位置に形成された溝部78と、治具本体76に脱着可能に取り付けられ、ワークWを配置した治具本体76をパレット36に取り付けたときに、ワークWを係止可能なストッパ部材88と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、ワークストッカ用治具及び研削装置に関する。
特許文献1には、割り出し可能な主軸頭に、ワークを着脱自在で且つワークの研削加工位置を位置決めすべく旋回自在な複数個のスピンドルを備えた研削盤が開示されている。主軸頭には未加工のワークを砥石車で研削するための加工ステーションと、加工済のワークと未加工のワークとを交換すべく着脱する交換ステーションが設けられ、また、複数個のスピンドルのうちの任意の個数のスピンドルが旋回位置決めをするために各ステーションの所定の位置に配置されている。このため、加工ステーションの未加工のワークが砥石車により研削加工されている間に、交換ステーションの加工済のワークを未加工のワークに交換することができる。さらに、研削加工後は、主軸頭が旋回することによって、次の研削加工及びワーク交換を同時に行うことができる。これによって、研削加工時間を短縮することができる。
このような研削加工は大量のワークを連続的に加工するため、ワークを収容するストッカには、大量のワークを予め収容しておく必要がある。しかしながら、加工目的に応じて異なるワークを機械で自動化することは容易ではなく、ユーザが複数のワークを1個ずつ手動でストッカに配置している。このため、作業工数の増加及びコストの増加が生じている。また、このような複数のワークを収容するストッカは、コンパクトに形成する必要があり、例えば、ワークを差し込むためのストッカの穴等は密に形成され、差し込んだワークと穴の隙間も極力小さくなるように形成される。このため、ストッカにワークを配置する、すなわち差し込む際の位置合わせにも手間がかかっており、このことも作業工数の増加につながっている。
特開平10-156677号公報
本発明は、上記事情を鑑み、研削装置で加工するための複数のワークをワークストッカに効率的に配置することができるワークストッカ用治具及び研削装置の提供を目的とする。
本発明の一の態様によれば、複数の部材を収容するための複数の収容穴部を有するワークストッカに、複数の部材を一括して配置するためのワークストッカ用治具であって、治具本体と、複数のワークを配置するために治具本体に形成され、複数のワークを配置した治具本体をワークストッカに取り付けたときに、複数のワークを収容穴部に個別に落とし込むことができるように、端部が収容穴部と対向する位置に形成された溝部と、治具本体に脱着可能に取り付けられ、ワークを配置した治具本体をワークストッカに取り付けたときに、ワークを係止可能なストッパ部材と、を備えるワークストッカ用治具が提供される。
また、本発明の一の態様によれば、治具本体の両端部に形成され、治具本体をワークストッカに取り付けたときに、ワークストッカの側部と当接する位置合わせ部を備えてもよい。
さらに、本発明の一の態様によれば、治具本体は、他の治具本体と連結可能に構成されてもよい。
また、本発明の一の態様によれば、ストッパ部材は、溝部と直交するように治具本体に形成された挿抜部に挿抜可能な平棒状に形成されてもよい。
さらに、本発明の一の態様のワークストッカ用治具と、ワークストッカとを備えた研削装置が提供されてもよい。
本発明の一の態様に係るワークストッカ用治具によると、治具本体には、複数のワークを配置した治具本体をワークストッカに取り付けたときに、複数のワークを収容穴部に個別に落とし込むことができるように、端部が収容穴部と対向する位置にワークを配置するための溝部が形成されている。このため、治具本体を介して複数のワークをワークストッカに簡便に配置することができる。さらに、治具本体には、ワークを配置した治具本体をワークストッカに取り付けたときに、ワークを係止可能なストッパ部材が脱着可能に取り付けられている。このため、ストッパ部材を取り付けた状態で治具本体をワークストッカに取り付けたときに、ワークは、ストッパ部材によって係止されるため収容穴部に落ちない。また、治具本体からストッパ部材を取り外すことによって、複数のワークを個別の収容穴部に一括して落とし込むことができる。これによって、複数のワークを配置した状態の治具本体をワークストッカに安定して取り付けることができると共に、複数のワークをワークストッカの収容穴部に効率的に配置することができる。
本発明の一の態様に係るワークストッカ用治具によると、治具本体の両端部には、治具本体をワークストッカに取り付けたときに、ワークストッカの側部と当接する位置合わせ部が形成されている。このため、治具本体をワークストッカに安定して取り付けることができ、複数のワークをワークストッカに安定して配置することができる。
本発明の一の態様に係るワークストッカ用治具によると、治具本体は、他の治具本体と連結可能に構成されている。このため、ワークを配置した複数のワークストッカ用治具を互いに連結した上で、ワークストッカに取り付けることができる。これによって、多数のワークを一括してワークストッカに配置することができ、ワークをワークストッカに効率的に配置することができる。
本発明の一の態様に係るワークストッカ用治具によると、ストッパ部材は、溝部と直交するように治具本体に形成された挿抜部に挿抜可能な平棒状に形成されている。このため、ワークストッカに取り付けられた治具本体からストッパ部材を簡便に抜き取ることができる。これによって、複数のワークをワークストッカに効率的に配置することができる。
本発明の一の態様に係る研削装置によると、本発明の一の態様に係るワークストッカ用治具と、ワークストッカとを備える。このため、複数のワークをワークストッカの収容穴部に効率的に配置することができ、ストッカにワークを配置するための作業工数を低減することができる。これによって、研削加工全体の作業工数を低減することができる。
図1は、本実施形態に係る研削装置の斜視図を示す。 図2は、ワークを研削加工している状態の研削装置の斜視図を示す。 図3は、ローダの斜視図を示す。 図4は、パレットの斜視図を示す。 図5は、本実施形態に係るワークストッカ用治具の斜視図を示す。 図6は、図5の6-6線図に沿った断面図を示す。 図7は、ワークストッカ用治具の底面図を示す。 図8は、ストッパ部材を取り外したワークストッカ用治具の底面図を示す。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係るワークストッカ用治具及び研削装置を説明する。同様な又は対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。理解を容易にするために、図の縮尺を変更して説明する場合がある。
図1及び図2には、研削装置10の斜視図を示す。研削装置10は、砥石軸12の先端に回転可能に取り付けられた砥石14によって、工作主軸16に取り付けられたワークWを研削するために用いられる。図中には、研削装置10を工場等の床面のような水平面上に配置したときの装置左右方向、装置前後方向及び装置上下方向を矢印で示す。図中のXは、装置左右方向(X軸方向)を示しており、Yは、装置前後方向(Y軸方向)を示しており、Zは、装置上下方向(Z軸方向)を示す。
研削装置10は、工場等の床面に固定された基台としてのベッド18を備える。ベッド18の上面における、Y軸方向の一方の端部側には、コラム20がZ軸方向に沿って立設され、Y軸方向の他方の端部側には、工作主軸16を取り付けるためのベース部22がX軸方向に沿って配置されている。
コラム20の工作主軸16と対向する側には、工作主軸16の側へ向けて延在する砥石軸12が配置されている。砥石軸12は、Z軸方向、すなわち、図中のCZ軸方向に沿ってスライド可能なZ軸スライダ24を介してコラム20に配置されている。このため、砥石軸12は、CZ軸方向に沿ってスライド可能に構成されている。また、砥石軸12は、その先端に取り付けられた円盤形状の砥石14を回転可能に構成されている。これによって、工作主軸16に取り付けられたワークWに対する砥石14の高さ位置、すなわちZ軸方向の位置を調整した上で研削加工することができる。
ベース部22の装置上方側には、ベース部22上をX軸方向に沿ってスライド可能に構成されたX軸スライダ26が配置され、X軸スライダ26の上方側には、円盤状に形成された回転座部28が配置されている。このため、X軸スライダ26上の回転座部28をX軸方向に沿ってスライドさせることができる。
回転座部28は、Z軸方向に沿って延在する回転軸(図示省略)回り(図中のR1方向)に回動可能に構成されている。また、回転座部28の上面には、水平方向、ここでは、XY平面に沿った方向に延在する主軸取付台30が配置されている。主軸取付台30の上方側には、工作主軸16がスライド可能に配置されている。これによって、工作主軸16を主軸取付台30の長手方向、すなわち、図中のU軸方向に沿ってスライドさせると共に、回転座部28の回転軸回りに、すなわちR1方向に回動させることができる。
工作主軸16は、ワークWを取り付けるための取付軸32を備える。取付軸32に取り付けられたワークWは、工作主軸16をU軸方向に沿ってスライドさせ、かつ/又は、R1方向に回動させることによって、砥石14に対するワークWの長手方向の位置、及び/又は、角度を調整することができる。
ベース部22上のY軸方向の一方の端部側には、コラム20に隣接して、ワークWを工作主軸16へ供給し、かつ、これから回収するためのローダ34が配置されている。図3に示すように、ローダ34は、ベース部22の上面に配置され、複数のワークWが配置されたワークストッカとしてのパレット36をその上面に設置するためのローダ基部38と、ローダ基部38の上面にX軸方向に沿って配置された一対のレール40と、Z軸方向に沿って立設し、一対のレール40上に沿ってスライド可能なローダ本体42とを備える。このため、ローダ34本体は、レール40に沿ってX軸方向、すなわち、図中のLX軸方向に沿ってスライド可能に構成されている。ローダ基部38の上面には、複数のパレット36を配置するためのパレット取付台39が配置されている。
ローダ本体42は、Z軸方向に沿って立設し、一対のレール40上に沿ってスライド可能な一対の脚部44と、一対の脚部44の上端にY軸方向に沿って架け渡されたガーダ46とを含んで構成されている。ガーダ46は、その長手方向に沿って形成されたLY軸ガイド52を有しており、LY軸ガイド52には、これに沿ってスライド可能に構成されたLY軸スライダ54が配置されている。LY軸スライダ54は、Z軸方向、すなわち、図中のLZ軸方向に沿って形成されたZ軸ガイド48と、Z軸ガイド48に沿ってスライド可能に構成されたLZ軸スライダ50とを有する。これによって、LY軸ガイド52をガーダ46に沿ってスライドさせることができると共に、LZ軸方向に沿ってスライドさせることができる。
LY軸スライダ54は、また、アーム62をY軸方向、すなわち、図中のLY軸方向に沿ってスライドさせ、かつ、Y軸に沿った軸線回り、すなわち、図中のR2方向に回動させるためのアーム駆動部60を有する。アーム駆動部60には、Y軸方向に沿って延在し、長手方向の一方の端部がアーム62と連結された円筒形状のスライド部58が取り付けられている。このため、スライド部58をアーム駆動部60によって回動させることによって、アーム62をR2方向に回動させることができる。また、アーム駆動部60は、Y軸方向に沿って延在し、アーム62をガイドするための半円筒形状のガイド部56を有する。このため、ガイド部56は、アーム駆動部60によってLY軸方向に沿ってスライドするスライド部58を支持すると共にガイドすることができる。
アーム62は、スライド部58の端部から、その長手方向と直交する方向、すなわち、スライド部58の径方向に沿って延在する棒状に形成されている。アーム62は、その端部に、パレット36から加工前のワークWを取り出し、工作主軸16の取付軸32に取り付けるための供給ハンド64と、工作主軸16の取付軸32から加工後のワークWを取り外し、パレット36に戻すための回収ハンド66とを備える。このため、加工後のワークWの取付軸32からの取り外しと、新たなワークWの取付軸32への取り付けを連続的に行うことができる。
供給ハンド64は、第1静止板64aと、第1静止板64aと対向し、これへ向けて接近又は離隔可能に構成された第1可動板64bとを備えており、第1静止板64aと第1可動板64bとの間でワークWを把持するように構成されている。また、回収ハンド66も第2静止板66aと、第2静止板66aと対向し、これへ向けて接近又は離隔可能に構成された第2可動板66bとを備えており、第2静止板66aと第2可動板66bとの間でワークWを把持するように構成されている。
図4には、ワークストッカとしてのパレット36の斜視図を示す。パレット36は、平面視で矩形状に形成され、その下面側に、ローダ基部38のパレット取付台39に取り付けるための取付部68を有する。パレット取付台39には、パレット36の短手方向側のパレット側部72を隣り合わせて複数のパレット36を設置することができる。また、パレット36の内側には、丸棒状に形成されたワークWを挿し込むための平面視円形状の収容穴部70が複数形成されている。収容穴部70は、1つのパレット36に多数の、例えば、200本から300本のワークWを配置できるように、収容穴部70は、その内径がワークWの外径とほぼ同じ寸法に設定され、パレット36の長手方向及び短手方向に沿って等間隔で全面に亘って形成されている。
図5には、ワークストッカ用治具としてのパレット用治具74の斜視図を、図6には、その縦断面図を示す。樹脂製のパレット用治具74は、平板状に形成された治具本体76と、ワークWを配置するために形成された溝部78とを有する。溝部78は、丸棒のワークWを配置することができるように、断面半円状に形成されている。ここでは、パレット用治具74をパレット36に取り付けたときに、溝部78に配置したワークWをその自重によって収容穴部70に落とし込むことができるように、パレット用治具74は、高さ方向、すなわち、配置したワークWの長手方向が鉛直方向となるようにパレット36に取り付けられる。また、溝部78は、ワークWを簡便に落とし込むために、その溝端部78a(図8参照)が収容穴部70と対向する位置に形成されている。なお、ここでは、溝部78は、丸棒のワークWを配置するために断面半円状に形成されているとして説明したが、これに限らず、例えば、角棒のワークを配置することができるように、溝部は、断面矩形状や断面三角形状に形成されてもよい。また、ここでは、パレット用治具74は樹脂製であるとして説明するが、これに限らず、複数のワークを保持できる程度に強度を有するものであればよく、例えば、金属その他の材料で構成されてもよい。
治具本体76の幅方向の両端部には、その高さ方向、すなわち、鉛直方向に沿って延在する治具側部82が形成されている。治具側部82は、治具本体76よりも鉛直方向下方側に延在して形成されており、治具本体76よりも延出した部分は位置合わせ部84とされている。治具本体76の幅は、パレット36の幅、すなわち、短手方向の長さと一致するように設定されている。このため、パレット用治具74をパレット36に取り付けたときに、位置合わせ部84をパレット側部72と当接させることができる。これによって、パレット36に取り付けたパレット用治具74が幅方向にずれることを抑制又は防止した上で簡便に位置合わせをすることができ、溝部78に配置したワークWを収容穴部70に安定して配置する、すなわち、落とし込むことができる。また、溝部78の鉛直方向下方側には、これを外側から覆うように板状の案内部80が形成されている。これによって、パレット用治具74をパレット36に取り付けたときに、ワークWが溝部78の開放している側に倒れ込むことを抑制又は防止して、ワークWを溝部78に安定して配置することができるため、ワークWを収容穴部70に安定して落とし込むことができる。
ワークWを溝部78に配置する際には、パレット用治具74は、背面側、すなわち、治具本体76の溝部78が形成されていない側を台等の水平面に接地させ、溝部78を鉛直上方に開放させて配置される。これによって、丸棒のワークWを溝部78に1本ずつ嵌め込む又は差し込むことなく、ユーザの手又はローラ等によって、複数のワークWを転がしながら簡便に溝部78に配置することができる。また、パレット用治具74は、その背面側及び案内部80に、例えば、互いに嵌め合わせることができる凹凸の突起やスナップフィット(いずれも図示省略)等の連結部材を備えてもよい。これによって、ワークWを配置した複数のパレット用治具74を互いに連結した上で、パレット36に取り付けることができるため、多数のワークWを一括して効率的にパレット36に配置することができる。
図7及び図8には、パレット用治具74の底面図を示す。治具本体76の下端側には、治具本体76の幅方向に沿って溝部78と直交するように下方側に開放した溝状の挿抜部86が形成されている。挿抜部86には、平棒状に形成されたストッパ部材88が挿抜可能に配置されている。このため、挿抜部86に挿入されたストッパ部材88によって、ワークWを配置したパレット用治具74をパレット36に取り付けたときに、自重で落下してくるワークWを溝端部78aにおいて係止することができる。これによって、位置合わせをする前に複数のワークWが落下することを抑制又は防止し、パレット用治具74をパレット36に安定して取り付けることができる。また、ストッパ部材88の端部には、ユーザが把持するための把持部88aが形成されている。このため、ユーザが把持部88aを把持して、ストッパ部材88を治具本体76から簡便に抜き取ることができ、複数のワークWを個別の収容穴部70に一括して落とし込むことができる。これによって、複数のワークWをパレット36の収容穴部70に効率的に配置することができる。なお、ここでは、ストッパ部材88は、以下において、平棒状に形成されているとして説明するが、これに限らず、例えば、案内部の側から挿抜可能に形成された板部材等の他の態様で構成されてもよい。
本実施形態に係る研削装置10及びパレット用治具74の作用効果を以下に説明する。
本実施形態に係る研削装置10によると、図1及び図3に示すように、各収容穴部70に多数のワークWが配置されたパレット36が、パレット取付台39上に設置されており、これらの内の1個のワークWが供給ハンド64によって把持されて、パレット36から持ち出される。この状態から、LY軸スライダ54及びLZ軸スライダ50によってアーム62をLY軸方向及びZ軸方向に沿って移動し、アーム駆動部60によってアーム62をLY軸方向に沿って移動すると共にR2方向に回動する。これによって、図1に示すように、ワークWを取付軸32に取り付ける、すなわち供給することができる。ワークWを取り付けた工作主軸16が、主軸取付台30上でU軸方向に沿ってスライドされる共に、回転座部28によって回動されることによって、ワークWと砥石14とを位置調整をすることができる。
位置調整が済んだワークWは、砥石14によって研削加工される。研削加工の間に、アーム62はパレット36の側へ移動され、次の加工のための未加工のワークWが供給ハンド64によって把持される。ワークWの研削加工が終了すると、ワークWを供給ハンド64によって把持したアーム62が工作主軸16の側へ移動される。移動されたアーム62は、回収ハンド66によって加工済みのワークWを工作主軸16から回収し、供給ハンド64に把持している未加工のワークWを工作主軸16へ取り付ける。また、回収ハンド66によって回収されたワークWは、パレット36に戻される。このようなローダ34による一連の動作によって、ワークWを効率的に連続加工することができる。
本実施形態に係るパレット用治具74によると、治具本体76には、複数のワークWを配置した治具本体76をパレット36に取り付けたときに、複数のワークWを収容穴部70に個別に落とし込むことができるように、端部が収容穴部70と対向する位置にワークWを配置するための溝部78が形成されている。このため、治具本体76を介して複数のワークWをパレット36に簡便に配置することができる。さらに、治具本体76には、ワークWを配置した治具本体76をパレット36に取り付けたときに、ワークWを係止可能なストッパ部材88が挿抜可能に取り付けられている。このため、ストッパ部材88を取り付けた状態で治具本体76をパレット36に取り付けたときに、ワークWは、ストッパ部材88によって係止されるため収容穴部70に落ちない。また、治具本体76からストッパ部材88を抜き取ることによって、複数のワークWを個別の収容穴部70に一括して落とし込むことができる。これによって、複数のワークWを配置した状態の治具本体76をパレット36に安定して取り付けることができると共に、複数のワークWをパレット36の収容穴部70に効率的に配置することができる。
さらに、本実施形態に係るパレット用治具74によると、治具本体76の両端部には、治具本体76をパレット36に取り付けたときに、パレット側部72と当接する位置合わせ部84が形成されている。このため、治具本体76をパレット36に安定して取り付けることができ、複数のワークWをパレット36に安定して配置することができる。
また、本実施形態に係るパレット用治具74によると、治具本体76は、他の治具本体76と連結可能に構成されている。このため、ワークWを配置した複数のパレット用治具74を互いに連結した上で、パレット36に取り付けることができる。これによって、多数のワークWを一括してパレット36に配置することができ、ワークWをパレット36に効率的に配置することができる。
さらに、本実施形態に係るパレット用治具74によると、ストッパ部材88は、治具本体76に形成された挿抜部86に挿抜可能な平棒状に形成されている。このため、パレット36に取り付けられた治具本体76からストッパ部材88を簡便に抜き取ることができる。これによって、複数のワークWをパレット36に効率的に配置することができる。
また、本実施形態に係る研削装置10によると、本発明の一の態様に係るパレット用治具74と、パレット36とを備える。このため、複数のワークWをパレット36の収容穴部70に効率的に配置することができ、パレット36にワークWを配置するための作業工数を低減することができる。これによって、研削加工全体の作業工数を低減することができる。
以上により、本実施形態に係る研削装置10及びパレット用治具74は、研削装置10で加工するための複数のワークWをパレット36に効率的に配置することができる。
以上、研削装置10及びパレット用治具74の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。当業者であれば、上記の実施形態の様々な変形が可能であることを理解できると考えられる。
10 研削装置
36 パレット(ワークストッカ)
70 収容穴部
74 パレット用治具(ワークストッカ用治具)
76 治具本体
78 溝部
84 位置合わせ部
86 挿抜部
88 ストッパ部材

Claims (5)

  1. 複数のワークを収容するための複数の収容穴部を有するワークストッカに、複数の前記ワークを一括して配置するためのワークストッカ用治具であって、
    治具本体と、
    複数の前記ワークを配置するために前記治具本体に形成され、複数の前記ワークを配置した前記治具本体を前記ワークストッカに取り付けたときに、複数の前記ワークを前記収容穴部に個別に落とし込むことができるように、端部が前記収容穴部と対向する位置に形成された溝部と、
    前記治具本体に脱着可能に取り付けられ、前記ワークを配置した前記治具本体を前記ワークストッカに取り付けたときに、前記ワークを係止可能なストッパ部材と、
    を備えるワークストッカ用治具。
  2. 前記治具本体の両端部に形成され、前記治具本体を前記ワークストッカに取り付けたときに、前記ワークストッカの側部と当接する位置合わせ部を備える、請求項1に記載のワークストッカ用治具。
  3. 前記治具本体は、他の前記治具本体と連結可能に構成されている、請求項2に記載のワークストッカ用治具。
  4. 前記ストッパ部材は、前記溝部と直交するように前記治具本体に形成された挿抜部に挿抜可能な平棒状に形成されている、請求項1から請求項3の何れか1項に記載のワークストッカ用治具。
  5. 請求項4に記載のワークストッカ用治具と、前記ワークストッカとを備えた研削装置。
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