JP2024016606A - 反射板の反射パターンを制御のための基地局装置、制御装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

反射板の反射パターンを制御のための基地局装置、制御装置、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】反射パターンを変更させることができる反射板を効率的に運用すること。【解決手段】基地局装置は、1つ以上の反射板による基地局装置と端末装置との間で送受信される電波の反射パターンを設定するための設定情報を含んだシステム情報をブロードキャスト送信する。設定情報は、1つ以上の反射板のうちのいずれかを識別する識別情報と、その識別情報に関連付けられた反射板において設定されるべき反射パターンを特定可能なパターン情報とを含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、反射板の反射パターンの制御技術に関する。
モバイル通信では、基地局装置が送出した電波を受信可能な位置に存在する端末装置に対して無線通信サービスが提供される。このため、基地局装置が送出した電波を端末装置の位置に適切に到達させることが重要である。特に高周波数帯を使用する傾向のある近年の無線通信環境では、無線品質が低下しやすいため、基地局装置がビームを形成して、そのビームの利得により、無線品質を向上させることが想定される。また、無線品質が低い領域に向けて電波を反射させる反射板を用いることが検討されている。なお、反射板は、物理的な向きを変更することによって信号を反射させる方向を変更することができるが、メタサーフェス反射板を用いることにより、物理的な向きを変更せずに、様々な方向に電波を反射させることができる。非特許文献1には、基地局装置が、反射板の制御装置へ制御情報を送信することにより、反射板における、電波の反射パターンを制御する技術が記載されている。
Wu, Qingqing及びRui Zhang、「Intelligent reflecting surface enhanced wireless network: Joint active and passive beamforming design」、2018 IEEE Global Communications Conference (GLOBECOM)、2018年
非特許文献1に記載の技術によれば、基地局装置側の制御によって反射板の反射パターンを適応的に変更させることができるが、その効率的な運用方法については検討されていなかった。
本発明は、反射パターンを変更させることができる反射板を効率的に運用する技術を提供する。
本発明の一態様による基地局装置は、1つ以上の反射板による前記基地局装置と端末装置との間で送受信される電波の反射パターンを設定するための設定情報を含んだシステム情報をブロードキャスト送信する送信手段を有し、前記設定情報は、前記1つ以上の反射板のうちのいずれかを識別する識別情報と、当該識別情報に関連付けられた反射板において設定されるべき反射パターンを特定可能なパターン情報とを含む。
本発明の一態様による制御装置は、所定の反射板の反射パターンを制御する制御装置であって、前記基地局装置からブロードキャスト送信された、1つ以上の反射板による基地局装置と端末装置との間で送受信される電波の反射パターンを設定するための設定情報を含んだシステム情報を受信する受信手段と、前記設定情報に基づいて、前記所定の反射板の反射パターンを制御する制御手段と、を有し、前記設定情報は、前記1つ以上の反射板のうちのいずれかを識別する識別情報と、当該識別情報に関連付けられた反射板において設定されるべき反射パターンを特定可能なパターン情報とを含み、前記制御手段は、前記所定の反射板に対応する前記識別情報を含んだ前記設定情報を受信したことに基づいて、前記パターン情報によって示される反射パターンで電波を反射するように前記所定の反射板を制御する。
本発明によれば、反射パターンを変更させることができる反射板を効率的に運用することが可能となる。
システムの構成例を示す図である。 装置のハードウェア構成例を示す図である。 基地局装置の機能構成例を示す図である。 制御装置の機能構成例を示す図である。 システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。 システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。 システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。 システムにおいて実行される処理の流れの例を示す図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(通信システムの構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。無線通信システムは、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))のセルラ通信規格に準拠したセルラ通信システムである。ただし、これに限られず、任意の無線通信規格に準拠した無線通信システムにおいて以下の議論を適用することができる。無線通信システムは、例えば、基地局装置101と端末装置102及び端末装置105とを含んで構成される。ここで、例えば建物などの遮蔽物の影響により、基地局装置101から送信された電波を端末装置102が十分に強い電力で受信することができないものとする。この場合、端末装置102が送信した電波を基地局装置101が十分に強い電力で受信することができないことも想定される。このような状況において、基地局装置101と端末装置102との間の通信を可能とするために、反射板103が用いられうる。反射板103は、基地局装置101から送出された電波を所定の反射パターンで反射する。また、反射板103は、端末装置102から送出された電波を所定の反射パターンで反射する。ここで、反射パターンは、反射板を構成する反射素子に設定する反射位相により決まり、例えば、入射パターンと出射パターンとの組み合わせに対応する。なお、入射パターンは、入射方向ごとの反射板の利得を示すパターンである。すなわち、所定の入射方向から入射された電波についてはほぼ減衰せず、また、別の入射方向から入射された電波については、ほぼゼロにまで減衰する、などのパターンが入射パターンである。同様に、出射パターンは、出射方向ごとの反射板の利得を示すパターンである。すなわち、所定の出射方向へ出射される電波が大きい電力で出射され、別の出射方向へはほぼ電波が出射されない、などのパターンが出射パターンである。この反射パターンにより、概ね、利得の大きい入射方向から入射された電波が利得の大きい出射方向へ出力されるようになる。
図1において、基地局装置101と端末装置105との間でも、電波を直接送受信することができない場合、基地局装置101と端末装置105との間の通信の中継のために反射板106が使用されうる。
なお、図1の構成は一例に過ぎない。例えば、基地局装置101と端末装置(例えば端末装置102又は端末装置105)との間の通信を中継する反射板の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、当然に多数の端末装置が存在することが想定される。そして、端末装置の一部が反射板を介して通信を行い、他の一部の端末装置は基地局装置101と反射板を介さずに直接通信するように構成されうる。また、無線通信システムには、多数の基地局装置が含まれうる。この場合、他の基地局装置においても、基地局装置101と同様に、反射板を用いた通信が行われうる。
反射板103及び反射板106は、電波の反射パターンを変更することができるように構成される。例えば、反射板103及び反射板106は、反射板の姿勢を物理的に制御することにより、基地局装置101から到来した電波又は端末装置102もしくは端末装置105から到来した電波の反射方向を変更することができるように構成されうる。また、反射板103及び反射板106は、例えば、Intelligent Reflecting Surface(IRS)であってもよい。IRSは、例えば、複数の反射素子で構成され、反射素子ごとの反射位相を調整することによって、所定の方向・ビーム幅の反射パターンを形成することができるように構成される。反射板103及び反射板106は、それぞれ、制御装置104及び制御装置107に接続される。そして、制御装置104は、反射板103に対して、反射パターンを変更させるための制御を実行する。制御装置104は、例えば、IRSの反射素子ごとの反射位相を調整させるための制御信号を反射板103に対して出力する。また、制御装置104は、反射板103を支持する稼働部材に対して、反射板103の向きを変更させるための制御信号を出力してもよい。なお、制御装置104は、反射板103に内蔵された装置でありうる。また、制御装置104は、反射板103の外部に設けられた装置であってもよい。また、図1では、制御装置104は、1つの反射板103に接続されている場合の例を示しているが、複数の反射板に接続されてもよい。制御装置104は、複数の反射板に接続される場合、その複数の反射板の反射パターンをそれぞれ独立して制御することができるように構成されうる。制御装置107も、制御装置104と同様にして、反射板106の反射パターンを制御するように構成されうる。
ここで、反射板103が、基地局装置101から出力されて方向111から到来した電波を、方向112へ反射するような反射パターンを使用しているものとする。この場合、端末装置102が、基地局装置101から出力されて反射板103によって反射された電波を、十分な電力で受信することができないことが想定される。この場合、制御装置104の制御により、基地局装置101からの電波を方向113へ向けて反射するように反射板103の反射パターンが変更されうる。
反射板103及び反射板106の反射パターンは、例えば、基地局装置101(又はネットワークノード)からの指示に基づいて変更されうる。一例において、制御装置104及び制御装置107は、基地局装置101からの信号121を受信する。そして、制御装置104及び制御装置107は、その信号121に基づいて、接続されている反射板103及び反射板106の電波の反射パターンを設定する。本実施形態では、このような場合の反射板103及び反射板106の電波の反射パターンを効率的に設定又は変更する技術を提供する。
(処理の内容)
以下、反射板の電波の反射パターンを効率的に設定又は変更する手法について説明する。
<処理例1>
本処理例では、基地局装置101によってブロードキャスト送信されるシステム情報により、反射板103及び反射板106の反射パターンを設定する設定情報が、制御装置104及び制御装置107へ通知される。ここで、システム情報は、例えば、3GPP(登録商標)のセルラ通信規格において規定されているマスタインフォメーションブロック(MIB)又はシステムインフォメーションブロック(SIB)である。この場合、制御装置104及び制御装置107は、少なくともこれらのシステム情報を受信して設定情報を取得する機能を有するように構成される。ただし、これは一例に過ぎず、基地局装置101が準拠する無線通信規格において、複数の相手装置(端末装置および制御装置)に対してブロードキャスト送信またはマルチキャスト送信される情報に、上述の設定情報が含められうる。
設定情報は、例えば、反射パターンの設定の対象とする反射板を識別するための識別情報を含む。この識別情報により、複数の制御装置が基地局装置101からのシステム情報を受信することができる場合に、それらの制御装置が、受信したシステム情報に含まれる設定情報が自装置に対応する反射板のための設定情報であるか否かを特定することができる。また、制御装置に2つ以上の反射板が接続されている場合、制御装置は、それらの反射板のいずれが制御対象であるか否かを識別情報に基づいて特定することができる。すなわち、システム情報は1つ以上の反射板に対応する1つ以上の制御装置によって並行して受信されるが、識別情報により、特定の反射板に関する設定情報を通知することができる。なお、識別情報は、反射板のグループに適用されてもよい。すなわち、複数の反射板がグループ化され、そのグループのいずれかを指定する識別情報が設定情報に含まれてもよい。
また、設定情報は、識別情報によって指定される反射板が設定すべき反射パターンを制御装置が特定可能とするパターン情報を含む。このパターン情報は、例えば、反射板が設定可能な複数の反射パターンのいずれを設定すべきかを指定する情報でありうる。すなわち、反射板が設定可能な複数の反射パターンのそれぞれを識別するパターン識別情報を事前に割り当てておき、パターン情報として、いずれの反射パターンを使用すべきかを示すパターン識別情報が通知されるようにしうる。一例において、反射板が8通りの入射パターンおよび8通りの出射パターンからなる64通りの反射パターンを設定可能である場合、6ビットの設定情報により、設定されるべき入射パターンと出射パターンの組み合わせが指定されうる。また、反射パターンが切り替えられる順序が事前に決定されていてもよく、この場合は、反射パターンの切り替えが行われるべきことを示す1ビットの情報が設定情報として通知されてもよい。また、この場合、明示的なパターン情報が省略されてもよい。すなわち、設定情報には、識別情報のみが含まれてもよい。制御装置は、受信した設定情報に対応する識別情報が含まれる反射板について、パターン情報によらずに事前に決定された順序に従って、次に設定されるべき反射パターンに切り替えることができる。
また、必要に応じて、設定情報は、反射パターンを変更(設定)するタイミングを示すタイミング情報を含んでもよい。制御装置は、タイミング情報を含んだ設定情報を受信すると、例えば、そのタイミング情報で示されたタイミングにおいて反射パターンの設定が完了するように、接続している反射板を制御する。なお、タイミング情報は、例えば、反射パターンを高速に切り替える場合に、設定情報に含められるようにしうる。基地局装置101は、一例において、反射板の反射パターンごとに端末装置の無線品質を特定し、その無線品質に基づいて、その端末装置との通信に使用する反射パターンを決定しうる。このため、どのタイミングで反射パターンが切り替えられたかの認識を基地局装置101と制御装置との間で共通化するために、タイミング情報が使用されうる。一方で、半永続的に同じ反射パターンが使用される場合には、その反射パターンが設定されたタイミングは重要でないことが想定される。このため、反射パターンが変更される頻度が低い場合には、タイミング情報は含まれなくてもよい。なお、反射パターンの変更頻度によらず、タイミング情報が設定情報に含められてもよい。また、反射パターンの変更頻度によらず、タイミング情報が設定情報に含められなくてもよい。
なお、一例において、設定情報は、複数の反射パターンをそれぞれ特定可能な複数のパターン情報を含んでもよい。この場合、設定情報は、複数の反射パターンをそれぞれ設定すべきタイミングに関する複数のタイミング情報を含みうる。例えば、第1のタイミングにおいて第1の反射パターンを設定し、第2のタイミングにおいて第2の反射パターンを設定することを特定可能となるような、複数のパターン情報と複数のタイミング情報とが設定情報に含められうる。なお、複数の反射パターンの変更順序が決められている場合には、タイミング情報のみが通知されるようにしてもよい。また、例えば、タイミング情報として、最初の設定タイミングを示す第1の情報と周期を示す第2の情報とが通知されてもよい。この場合、例えば、第1の情報によって示される最初の設定タイミングにおいて第1の反射パターンが設定され、第2の情報によって示される周期が最初の設定タイミングから経過したタイミングにおいて第2の反射パターンが設定されうる。また、第2の反射パターンが設定されたタイミングから、第2の情報によって示される周期が経過した値ミングにおいて、第3の反射パターンが設定されうる。このように、複数の反射パターンを順次設定するための複数のタイミングを特定可能な任意の形式のタイミング情報を含んだ設定情報が用いられてもよい。上述のように複数の反射パターンをそれぞれ示す複数のパターン情報が1つの設定情報に含められて送信されることにより、反射板の識別情報が送信される回数を減らすことができる。なお、タイミング情報とパターン情報とが別個に通知されてもよい。
基地局装置101は、反射パターンの変更頻度に応じて、上述の設定情報を含んだシステム情報の送信頻度を変更するようにしてもよい。すなわち、基地局装置101は、反射パターンが変更される変更頻度が高いほど高頻度で、設定情報を含んだシステム情報を送信するようにしてもよい。すなわち、反射パターンの変更頻度が第1の値の場合の設定情報を含んだシステム情報の送信頻度が、変更頻度が第1の値より低い第2の値の場合の送信頻度より高くなるような設定が行われうる。これによれば、反射パターンが高頻度で変更されるべき状態において、設定情報を含んだシステム情報が適時に送信されるようにすることができる。また、反射パターンの変更頻度が低い状態において、不必要に設定情報を含んだシステム情報が送信されないようにすることができる。
以上のようにして、ブロードキャスト送信されるシステム情報を用いて、反射板の反射パターンを変更することにより、基地局装置101が形成するセルの範囲内に存在する反射板をまとめて制御することができる。これにより、反射板の反射パターンを効率的に変更し、システムを効率的に運用することが可能となる。
<処理例2>
上述の処理例1では、ブロードキャスト送信されるシステム情報に、反射板の識別情報とパターン情報とを含めて送信する例について説明した。これに対して、本処理例では、個別シグナリングにより、個別の反射板のための設定情報を通知する手順について説明する。個別シグナリングを用いることにより、基地局装置101が形成するセルの範囲内に多数の反射板が存在する場合や非常に高頻度に反射パターンを変更する場合に、システム情報のデータサイズが増大することを防ぐことができる。
個別シグナリングによって送信される設定情報には、上述のパターン情報が含まれる。一方で、個別シグナリングの場合、反射板に対応する制御装置に対して設定情報が個別に送信されるため、反射板の識別情報は省略されてもよい。なお、1つの制御装置が複数の反射板に対応する場合には、その複数の反射板のいずれを制御対象にすべきかを示す識別情報が、設定情報に含められてもよい。なお、パターン情報は、上述のように、反射板が設定可能な入射パターン及び出射パターンの組み合わせを指定するパターン識別情報でありうる。また、複数の反射パターンが順次切り替えられる場合にその切り替えの順序が決まっている場合には、切り替えが行われるべきことを示す情報が、パターン情報として用いられてもよい。さらに、反射パターンが設定されるべきタイミングを示すタイミング情報が、設定情報に含められてもよい。また、1つの設定情報に複数のパターン情報が含められてもよい。この場合、複数の反射パターンのそれぞれが設定されるべき複数のタイミングを特定可能とするための複数のタイミング情報が設定情報に含められてもよい。
なお、個別シグナリングは、例えば、下りリンク制御情報(DCI)を用いて行われうる。この場合、例えば、反射板の制御用のDCIフォーマットが新たに定義されうる。また、既存のDCIフォーマットが流用されてもよい。DCIにおいて、例えばパターン情報およびタイミング情報を示すための所定ビット数のフィールドが用意されうる。この場合、制御装置は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を復号する。一例において、事前に制御装置に対して無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を割り当てておくことができる。この場合、制御装置は、そのRNTIを用いてPDCCHを復号することにより、自装置宛てのDCIから情報を取得することができる。RNTIが事前に割り当てられている場合、制御装置は、同期信号を観測することにより、下りリンク(基地局装置101から制御装置の方向へ向かうリンク)の時間同期を確立するのみで、PDCCHの復号を行うことができる。すなわち、この場合、制御装置は、基地局装置101との間で、ランダムアクセス手順を実行して上りリンクの同期を確立することや、無線リソース制御(RRC)レイヤにおける接続の確立を行う必要がない。このため、その接続確立処理等を省略することができ、処理負荷を十分に抑制することができる。なお、制御装置がDCIの復号に用いるべきRNTIは、1つ以上の制御装置に対して、それぞれ固有の値が設定されてもよいし、共通の値が設定されてもよい。なお、複数の制御装置に共通のRNTIが割り当てられる場合、DCIに含められる設定情報において、どの反射板を制御対象とするかを示す識別情報が指定されうる。なお、制御装置は、基地局装置101との間でRRC接続を確立した後にDCIを受信するように構成されてもよい。制御装置は、自装置宛てのDCIが存在する場合に、そのDCIから、パターン情報やタイミング情報を取得して、自装置に接続されている反射板の反射パターンの設定を行う。基地局装置101は、DCIを用いることにより、高頻度で設定情報を送信することができる。このため、反射板の反射パターンが高頻度で変更されるべき場合に、DCIを用いて適切に設定情報を送受信することが可能となる。
また、個別シグナリングは、例えば、媒体アクセス制御(MAC)サブヘッダを用いて行われてもよい。すなわち、基地局装置101は、MACレイヤの情報として、上述の設定情報を制御装置に対して送信する。制御装置は、自装置宛ての信号に含まれるMACサブヘッダを解析して、設定情報を取得する。そして、制御装置は、その設定情報に基づいて、自装置に接続されている反射板を制御する。MACサブヘッダを用いるには、制御装置が基地局装置101との間でRRC接続を確立している必要があるため、上述のような事前に割り当てられたRNTIに基づくDCIを用いる場合と比して、接続確立処理等のための負荷が大きくなる。一方で、MACサブヘッダが用いられる場合、制御装置は、情報を正確に受信することができたか否かを示す確認応答を基地局装置101へ送信する。このため、基地局装置101は、反射板が適切に設定されたか否かを確認することができ、信頼性の高い制御を行うことが可能となる。また、基地局装置101は、MACサブヘッダを用いることにより、高頻度で設定情報を送信することができる。
また、個別シグナリングは、RRCメッセージ(例えば、RRC Reconfigurationメッセージ)を用いて行われてもよい。すなわち、制御装置は、RRCメッセージを受信すると、そのメッセージ内に含まれる設定情報を抽出する。そして、制御装置は、その抽出した設定情報に基づいて、自装置に接続されている反射板を制御する。RRCメッセージは、高頻度に送信されるメッセージではないが、多くの情報を含むことができる。このため、例えば、基地局装置101は、多数の反射パターンと、それらの反射パターンをそれぞれ適用すべきタイミングの情報を、RRCメッセージに含めて一度に送信することができる。また、RRCメッセージが用いられる場合、制御装置は、メッセージを正確に受信することができたか否かを示す確認応答を基地局装置101へ送信する。このため、基地局装置101は、反射板が適切に設定されたか否かを確認することができ、信頼性の高い制御を行うことが可能となる。
また、反射板の制御のためのシグナリング用のプロトコルレイヤが規定されてもよい。制御装置は、そのプロトコルレイヤのメッセージを受信し、そのメッセージに含まれる設定情報に基づいて、自装置に接続されている反射板を制御するようにしうる。新たなプロトコルレイヤが規定されることにより、反射板の制御に適したメッセージ形式を使用することが可能となる。
なお、上述の個別シグナリング手法は組み合わせて使用されてもよい。一例において、RRCメッセージとMACサブヘッダとを組み合わせて設定情報が送受信されるように構成されてもよい。その他のメッセージの組み合わせも当然に可能である。
以上のようにして、個別シグナリングを用いて反射板の反射パターンを変更することにより、個別の反射板に対して適切に反射パターンを設定させることができる。これにより、反射板の反射パターンを効率的に変更し、システムを効率的に運用することが可能となる。
<処理例3>
処理例1の手法と処理例2の手法とが並行して用いられてもよい。一例において、反射板のための設定情報の送受信のために、個別シグナリングとブロードキャスト送信とのいずれかが状況に応じて選択的に使用されるようにしうる。個別シグナリングとブロードキャスト送信とのいずれを用いるべきかを指定する情報は、一例において、システム情報として通知されうる。例えば、システム情報(MIB又はSIB)内に1ビットの情報フィールドを用意しておき、個別シグナリングとブロードキャスト送信とのいずれが用いられるかが示されうる。また、個別シグナリングが用いられるべき場合に、設定情報の送受信に使用されるべき個別メッセージを特定可能な情報が、システム情報に含められて制御装置へ通知されるようにしてもよい。また、例えば、制御装置がDCIの復号に用いるべきRNTIの情報が、システム情報に含められて制御装置へ通知されるようにしてもよい。ここで、1つ以上の制御装置に対して個別のRNTIが設定される場合、システム情報に多くの情報を含めることが必要となるが、その後のDCIによる設定情報の個別シグナリングのデータ量を減らすことができる。一方で、1つ以上の制御装置に対して共通のRNTIが設定される場合、システム情報において通知されるべきRNTIのデータ量を削減することができる。
なお、基地局装置101は、例えば、基地局装置101が形成するセルの範囲内に存在する反射板の数に応じて、個別シグナリングとブロードキャスト送信のいずれを用いるかを決定しうる。例えば、基地局装置101は、その反射板の数が所定数を超える場合に、個別シグナリングを用いると決定しうる。これにより、ブロードキャスト送信される設定情報の容量が際限なく増大することを防ぐことができる。一方で、基地局装置101は、その反射板の数が所定数を超えない場合に、ブロードキャスト送信を用いると決定しうる。これによれば、ブロードキャスト送信される設定情報の容量を一定に抑えながら、一斉同報により、効率的に反射板を制御することができる。
また、基地局装置101は、例えば、反射板の反射パターンの変更頻度に応じて、個別シグナリングとブロードキャスト送信のいずれを用いるかを決定しうる。例えば、基地局装置101は、反射板の反射パターンの変更頻度が所定値を超える場合に、個別シグナリングを用いることを決定しうる。一例において、基地局装置101は、RRC接続の確立を要求する個別シグナリングを用いる場合に、このような決定を行う。これによれば、反射パターンの変更頻度が高い反射板に対応する制御装置との間で、RRC接続を一度確立し、その後に接続を維持したまま、個別シグナリングを複数回行うことができる。一方で、基地局装置101は、反射板の反射パターンの変更頻度が所定値を超えない場合には、ブロードキャスト送信を用いることを決定しうる。これによれば、例えば、個別シグナリングの都度、RRC接続を確立することなどによる処理負荷の増大を抑制することができる。
また、基地局装置101は、反射板の数と反射パターンの変更頻度との組み合わせによって、個別シグナリングとブロードキャスト送信のいずれを用いるかを決定してもよい。
(パターン情報の構成例)
上述のように、反射板が設定可能な入射パターンと出射パターンとの組み合わせが、反射パターンとして特定されうる。このとき、入射パターンと出射パターンがそれぞれ十分な利得を得られるように設定される場合に、基地局装置101と端末装置との間の通信を高品質で行うことが可能となる。一方で、入射パターンと出射パターンがそれぞれ十分な利得を得られるように設定される場合、ビーム幅が狭くなる傾向がある。ここで、ビーム幅とは、ビームの利得のピークが得られる方向と、利得が所定の値(例えば3dB)だけ減衰する方向との方向の差によって定義される。例えば、ビームの利得のピークが45°で得られ、42°及び48°で利得がピークより3dB低くなる場合、ビーム幅は、48-42=6°となる。それぞれの反射パターンのビーム幅が狭いと、反射板を用いて一定の地理的範囲の全体をカバーするためには、多数の入射パターン及び出射パターンの組み合わせ(反射パターン)を設定可能であることが必要となる。そして、設定可能な反射パターンの数が増えると、そのいずれの反射パターンが使用されるべきかを指定するためのビット数が増大してしまう。例えば、入射パターンと出射パターンがそれぞれ64通り存在する場合、合計4096通りの反射パターンが用意されることとなる。この結果、1回の反射パターンの指定に12ビットが必要となる。したがって、反射パターンを頻繁に変更する場合、その反射パターンの変更の度に12ビットが必要となり、パターン情報のデータ量が大きくなりすぎてしまう。このため、反射板の反射パターンの設定を効率的に行うために、反射パターンの指定のための情報量を低減する仕組みを提供することが重要となりうる。
一例において、反射パターンの指定のための情報量を低減するための手法として、使用可能な反射パターンを複数のグループに分類しておき、そのいずれのグループを使用するかを示す情報が、基地局装置101から制御装置へ通知される。その後、基地局装置101は、その使用するグループのうちで、いずれの反射パターンを使用すべきかを示すパターン情報を、制御装置へ送信する。例えば、4096通りの反射パターンが、64個のグループに分類されうる。この場合、1つのグループに含まれる反射パターンは64個である。この例では、基地局装置101は、1回のグループの指定において6ビットの情報を通知する。その後、基地局装置101は、グループ内での反射パターンの指定のために6ビットの情報を通知する。ここで、グループの変更が行われない間は、グループを指定する情報が再度送信される必要がない。このため、グループが変更されない間は、反射パターンの切り替えのためには、6ビットの情報が送受信されれば足りる。したがって、同じグループに属する反射パターンが継続して用いられるようにすることで、反射板の反射パターンの設定を効率的に行うことができる。
一例において、例えば、基地局装置101と反射板との位置関係が固定されていることが想定されうる。この場合、例えば、基地局装置101の方向へ向けられるパターンが1つまたは少数(一部)に特定されうる。すなわち、反射板と基地局装置101との間で電波が伝搬する方向に関する複数のパターンの一部のみが選択されて、反射板において設定可能とされうる。したがって、反射板の反射パターンのうち、基地局装置101の方向へ向けられるパターンを少数に限定し、端末装置の方向へ向けられるパターンが限定されないような反射パターンのグループ化が行われうる。これによれば、基地局装置101と反射板との位置関係などの通信状況が変動しない環境において、使用されるべき反射パターンを限定することができる。この結果、基地局装置101は、最初に、基地局装置101自身と反射板との位置関係に対応するグループを特定する情報を送信し、その後は、端末装置と反射板との間の反射パターンを指定するパターン情報を制御装置へ通知する。これにより、基地局装置101と反射板との位置関係に変化がない限り、基地局装置101が制御装置へ送信するパターン情報の情報量を削減することができる。なお、反射板が移動反射板である場合など、基地局装置101と反射板との間の状態が変化した場合、グループの切り替えが行われる。この場合、基地局装置101は、自装置と反射板との間の位置関係の変化に応じて、反射板から基地局装置101へ向かう方向を特定し、その方向に対応するグループを使用することを決定しうる。一例として、反射板の初期設定として、反射板から電波の放射パターンを変更しながら所定の信号を出力し、基地局装置101が、その所定の信号をどの程度の電力で受信されたかを特定しうる。基地局装置101は、その所定の信号を十分な電力で受信した際に反射板で用いられた電波の放射パターンを特定することにより、反射板から見た基地局装置101の方向を特定しうる。そして、基地局装置101は、その特定した方向に対応する反射パターンのグループを特定し、そのグループを特定する情報を制御装置へ通知する。その後は、そのグループ内で、反射板から見た端末装置の方向に対応する反射パターンを特定可能とするパターン情報が、基地局装置101から制御装置へ通知されうる。
また、別の例において、例えば、反射板によって無線品質が改善されるべきエリアが限定されていることが想定されうる。このような場合には、その無線品質が改善されるべきエリア以外に存在する端末装置の方向へピークが出現する反射パターンを用いる必要がない。このため、無線品質が改善されるべきエリア以外の方向に利得のピークが向けられるような反射パターンが除かれた反射パターンのグループが、設定可能な反射パターンのグループとして特定されうる。すなわち、反射板の反射パターンのうち、端末装置の方向へ向けられるパターンを少数に限定し、基地局装置101の方向へ向けられるパターンが限定されないような反射パターンのグループ化が行われうる。一例において、反射板の反射パターンが、端末装置の方向に向けられる反射パターンごとにグループ化がされうる。そして、端末装置の方向に向けられる反射パターンが、反射板によって無線品質が改善されるべきエリアに向かう方向において利得のピークが得られるような特性を有するグループが特定される。そして、基地局装置101は、その特定したグループを示す情報を、制御装置へ送信する。基地局装置101は、その後に、そのグループのうちのいずれの反射パターンを使用すべきかを示すパターン情報を制御装置へ通知しうる。なお、無線品質が改善されるべきエリアの変更や追加などにより、基地局装置101は、グループを更新して、その更新したグループの情報を制御装置へ通知しうる。
上述のように、反射板から見て、基地局装置の方向が共通する反射パターンが1つのグループに分類されてもよいし、端末装置の方向が共通する反射パターンが1つのグループに分類されてもよい。また、上述のようにして、反射板から見た基地局装置の方向に基づいてグループが特定され、そのグループ内の反射パターンのうち、無線品質が改善されるべきエリアに向いている端末装置方向への反射パターンが、設定可能な反射パターンとして特定されてもよい。これにより、反射パターンのグループに変化がない限りにおいて、基地局装置101は、グループ内の反射パターンの数に応じたビット数で、パターン情報を通知することが可能となる。
なお、反射パターンは、反射素子ごとの反射位相の設定値が指定されたコードブックを用いて実現される。コードブックには、インデクスが付与されており、パターン情報として、特定の反射パターンを実現するコードブックに対応するインデクスが通知される。上述の例では、反射板から見て基地局装置101の方向が共通する反射パターンのコードブックがグループ化される。または、反射板から見て端末装置の方向が共通する反射パターンのコードブックがグループ化される。そして、コードブックのグループにはグループインデクスが割り当てられ、グループ内のコードブックにコードブックのインデクスが割り当てられる。基地局装置101は、まず、グループインデクスを制御装置へ通知し、その後に、そのグループ内でのコードブックを特定するためのコードブックのインデクスを制御装置へ通知する。例えば、基地局装置101が送出した信号を反射する場合の入射パターン(基地局装置101の方向へ向かう反射パターン)が64通り、出射パターン(端末装置の方向へ向かう反射パターン)が64通り存在するものとする。ここで、一例として、入射パターンが共通する反射パターンのコードブックは、それぞれ異なる出射パターンに対応する64通りのコードブックとなる。このような64通りのコードブックがグループとして扱われる。また、入射パターンが64通り存在するため、グループは64通りのグループが存在することとなる。また、別の例では、出射パターンが共通する反射パターンのコードブックは、それぞれ異なる入射パターンに対応する64通りのコードブックとなる。このような64通りのコードブックがグループとして扱われる。また、出射パターンが64通り存在するため、グループは64通りのグループが存在することとなる。
このようにして、反射パターンをグループ化して、グループを特定する情報と、そのグループ内での反射パターンを特定する情報とが別個に送受信される。ここで、グループの変更が起きにくくなるようにグループを事前決定しておくことにより、効率的に反射パターンの制御を行うことが可能となる。なお、グループ化の基準は、上述の2つの例に限られない。すなわち、任意の基準でグループ化が行われてもよい。また、グループ化は必ずしも行われる必要はなく、少なくとも、反射パターンの一部が選択され、その一部を指定する情報が、基地局装置101から制御装置へ通知されうる。その後、基地局装置101は、その選択した一部の反射パターンの中から実際に使用すべき反射パターンを指定するパターン情報を制御装置へ通知しうる。このような構成によっても、一部の反射パターンを選択して、その後のパターン情報として指定される対象の反射パターンを限定することにより、パターン情報のデータ量を抑制することが可能となる。また、グループ分けは例えばネットワークにおいて事前に規定されていてもよい。この場合、基地局装置101は、事前に規定されたグループの情報を取得し、その情報を制御装置へ通知しうる。すなわち、基地局装置101がグループを決定してもよいし、基地局装置101以外の装置がグループを決定してもよい。
なお、反射パターンのグループの情報と、グループ内で実際に使用する反射パターンを指定するパターン情報は、例えば、上述の実施形態のように、セルラ通信システムのシステム情報や個別シグナリングを用いて、基地局装置101から制御装置へ通知されうる。ただし、これは一例に過ぎず、例えば、基地局装置101と制御装置との間の通信がセルラ通信システム以外の無線通信システムを用いて行われてもよい。また、基地局装置101と制御装置との間で有線通信によって情報交換が行われる場合であっても、グループ化を用いることによりパターン情報の情報量を削減することで、高速かつ効率的にパターン情報の送受信を行うことが可能となる。また、例えば、有線通信システムやセルラ通信システム以外の無線通信システムを用いてグループの情報が送信され、グループ内で使用される反射パターンを指定するパターン情報が、セルラ通信システムを用いて送受信されてもよい。また、グループの情報がセルラ通信システムを用いて送受信され、パターン情報が有線通信システムなどの他のシステムを用いて送受信されてもよい。また、グループの情報が実施形態1のようにシステム情報を用いて送受信され、パターン情報が実施形態2のように個別シグナリングを用いて送受信されてもよい。また、グループの情報が個別シグナリングによって送受信され、パターン情報がシステム情報を用いて送受信されてもよい。このように、グループの情報とパターン情報とが送信される媒体は、任意に選択されうる。
(装置構成)
続いて、上述のような基地局装置101、制御装置104、及び制御装置107の構成例について説明する。なお、基地局装置101を、参照符号を用いずに基地局装置と呼び、制御装置104及び制御装置107を制御装置と総称する。以下では、図2は、基地局装置及び制御装置のハードウェア構成例を示す図である。基地局装置及び制御装置は、一例において、プロセッサ201、ROM202、RAM203、記憶装置204、及び通信回路205を含んで構成される。プロセッサ201は、汎用のCPU(中央演算装置)や、ASIC(特定用途向け集積回路)等の、1つ以上の処理回路を含んで構成されるコンピュータであり、ROM202や記憶装置204に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、装置の全体の処理や、上述の各処理を実行する。ROM202は、基地局装置及び制御装置が実行する処理に関するプログラムや各種パラメータ等の情報を記憶する読み出し専用メモリである。RAM203は、プロセッサ201がプログラムを実行する際のワークスペースとして機能し、また、一時的な情報を記憶するランダムアクセスメモリである。記憶装置204は、例えば着脱可能な外部記憶装置等によって構成される。通信回路205は、例えば、基地局装置及び制御装置の有線通信または無線通信のための回路を含んで構成される。例えば、基地局装置は、端末装置102又は端末装置105との通信のための、LTEや5Gの無線通信用の回路を含んで構成されうる。なお、基地局装置は、例えば、LTEや5G用の通信回路205を用いて、制御装置と通信しうる。ただし、これは一例であり、基地局装置は、LTEや5G用の通信回路205とは別個に用意した、有線又は無線の通信のための通信回路205を用いて、制御装置と通信するように構成されてもよい。制御装置は、基地局装置と通信するための無線又は有線の通信のための通信回路205を有する。また、制御装置は、反射板との(例えば有線の)通信のための通信回路205をさらに有しうる。なお、図2では、1つの通信回路205が図示されているが、基地局装置及び制御装置は、複数の通信回路を有しうる。なお、複数の通信機能が1つの通信回路205によって実装されてもよい。
図3は、基地局装置の機能構成例を示す図である。基地局装置は、その機能として、例えば、制御対象決定部301、反射パターン決定部302、タイミング決定部303、グループ選択部304、及び、設定情報通知部305を有する。なお、これらの機能部は、例えば、プロセッサ201がROM202や記憶装置204に記憶されているプログラムを実行して、必要に応じて通信回路205を制御することにより、実現されうる。ただしこれに限定されず、例えば、各機能を実現するための専用のハードウェアが用意されてもよい。
制御対象決定部301は、基地局装置と通信可能な1つ以上の制御装置によってそれぞれ制御される1つ以上の反射版のうち、反射パターンの設定を行う対象とする反射板を決定する。反射パターン決定部302は、制御対象決定部301によって決定された反射板において、設定すべき反射パターンを決定する。タイミング決定部303は、制御対象決定部301によって決定された反射板において、反射パターン決定部302によって決定された設定された反射パターンを設定すべきタイミングを決定する。なお、タイミング決定部303は、例えば、反射パターンを高速に又は高頻度で切り替える場合にはタイミングを決定し、それ以外の場合には、タイミングを決定しないようにしうる。また、基地局装置は、例えば、タイミングを指定することがない場合には、タイミング決定部303を有しなくてもよい。
グループ選択部304は、例えば、反射板が設定可能な全ての反射パターンがグループ化されている場合に、そのうちの反射板に通知すべき1つまたは一部のグループを選択する。なお、グループ選択部304は、反射板と基地局装置との位置関係に基づいて、反射板と基地局装置との間での電波の伝搬に関連する反射パターンを限定したグループを選択しうる。一例において、基地局装置から送出した電波を反射板に測定させ、その測定結果に基づいて、反射板と基地局装置との間での電波の伝搬に関連する反射方向が1つまたは少数(一部のみ)だけ選択され、その反射方向を含んだ反射パターンが選択される。また、これに代えて又はこれに加えて、グループ選択部304は、反射板と端末装置との位置関係に基づいて、反射板と端末装置との間での電波の伝搬に関連する反射パターンを限定したグループを選択しうる。一例において、端末装置から送出した電波を反射板に測定させ、又は、端末装置から送出されて反射板が反射パターンを切り替えながら反射した電波を基地局装置が測定し、その測定結果に基づいて、反射板と端末装置との間での電波の伝搬に関連する反射方向が1つまたは少数(一部のみ)だけ選択され、その反射方向を含んだ反射パターンが選択される。なお、グループ選択部304は、反射板が設定可能な全ての反射パターンについて、反射パターンのグループ化を行ってもよい。グループ化は、反射板と基地局装置との間の電波の伝搬に関する反射方向ごとに行われてもよいし、反射板と端末装置との間の電波の伝搬に関する反射方向ごとに行われてもよい。また、他の基準でグループ化が行われてもよい。なお、反射パターンのグループ化が行われないでもよく、その場合がグループ選択部304は省略されてもよい。一方で、グループ化が行われる場合には、反射パターン決定部302は、グループ選択部304によって選択されたグループに属する反射パターンの中から、反射板が設定すべき反射パターンを選択しうる。なお、この場合に、反射パターン決定部302によって選択可能な反射パターンのいずれによっても、基地局装置又は端末装置において十分な無線品質を得ることができないことがありうる。この場合、グループ選択部304は、グループの再選択を実行しうる。
設定情報通知部305は、反射パターン決定部302によって決定された反射パターンを示す設定情報を、制御対象の反射板に対応する制御装置へ通知する。なお、グループ選択部304によってグループが選択された場合、設定情報通知部305は、実際に使用されるべき反射パターンを示す設定情報の送信に先立って、その選択されたグループを特定可能なグループ情報を制御装置へ通知する。設定情報通知部305は、反射パターンを示す設定情報(及び必要に応じてグループ情報)を、ブロードキャスト送信または個別シグナリングによって、制御装置へ通知する。なお、この通知方法については、上述の通りであるため、ここでは繰り返さない。また、設定情報通知部305は、反射パターンの設定を変更する頻度などに応じて、設定情報を送信する頻度を設定しうる。例えば、設定情報通知部305は、反射パターンの設定変更が高頻度で行われる場合、設定情報を高頻度で送信しうる。これによれば、反射パターンの設定を適時に行うことが可能となる。
図4は、制御装置の機能構成例を示す図である。制御装置は、その機能として、例えば、設定情報受信部401、反射パターン制御部402、及び、タイミング制御部403を有する。なお、これらの機能部は、例えば、プロセッサ201がROM202や記憶装置204に記憶されているプログラムを実行して、必要に応じて通信回路205を制御することにより、実現されうる。ただしこれに限定されず、例えば、各機能を実現するための専用のハードウェアが用意されてもよい。
設定情報受信部401は、基地局装置から反射板の反射パターンに関する設定情報を受信する。設定情報は、例えば、反射板に設定させるべき設定パターンを特定するパターン情報を含む。反射パターン制御部402は、パターン情報に基づいて、自装置に接続されている反射板の反射パターンを設定する。なお、設定情報受信部401は、例えば、反射板が設定可能な反射パターンのうちの一部を特定するグループ情報を事前に取得してもよい。この場合、設定情報受信部401は、グループ情報に基づいて、その後に受信する設定情報の解釈を設定する。すなわち、グループ情報と設定情報とが別個に送受信される場合、同じ設定情報の値であっても、グループが異なると、設定されるべき反射パターンが異なることとなる。このため、設定情報受信部401は、グループ情報を受信すると、その後の設定情報に対応する反射パターンを正確に特定することが可能となるように、例えば、設定情報と反射パターンとを関連付けるテーブルを更新しうる。設定情報受信部401は、さらに、設定情報として、反射パターンを設定するタイミングの情報を受信しうる。この場合、タイミング制御部403が、そのタイミングの情報に基づいて、反射パターン制御部402に対して反射パターンの変更タイミングの指示を出力する。反射パターン制御部402は、その指示に基づく適切なタイミングで、設定情報によって示される反射パターンが反射板に設定されるように制御を行う。
なお、設定情報受信部401は、設定情報を含むと共にブロードキャスト送信されたシステム情報を受信した場合には、その設定情報の中から反射板を特定するための識別情報を受信する。そして、設定情報受信部401は、自装置に接続されている反射板に対応する識別情報を含んだ設定情報を受信した場合に、その設定情報に含まれる反射パターンの情報を取得する。そして、反射パターン制御部402は、その反射パターンの情報に基づいて、反射板の反射パターンを設定する。なお、設定情報受信部401は、例えば、個別シグナリングによって設定情報を受信してもよい。設定情報受信部401は、例えば、基地局装置との間で接続を確立して、その確立した接続を用いて設定情報を受信しうる。また、設定情報受信部401は、例えば、ブロードキャスト送信された所定の設定情報を用いて、接続を確立せずに個別シグナリングによって設定情報を受信するように構成されてもよい。一例において、設定情報受信部401は、ブロードキャスト送信されたRNTIの情報を取得し、そのRNTIを用いてDCIで送信された設定情報を取得しうる。また、設定情報受信部401は、設定情報がブロードキャスト送信されるか個別シグナリングされるかを示す情報を、事前に受信してもよい。この情報は、基地局装置からブロードキャスト送信されうる。
(処理の流れ)
続いて、無線通信システムにおいて実行される処理の流れの例について説明する。なお、処理の詳細については上述の通りであるため、ここでは処理の流れの概要を示し、詳細については繰り返さない。
図5は、反射パターンの設定情報がブロードキャスト送信される場合の処理の流れの例を示している。まず、基地局装置は、反射パターンの制御を行う対象の反射板を決定する(S501)。また、基地局装置は、その反射板において設定させる反射パターンを決定する(S502)。そして、基地局装置は、S501で決定した制御対象の反射板に対応する識別情報と、S502で決定した反射パターンを示すパターン情報と、を組み合わせた情報を含んだ設定情報を、ブロードキャスト送信する(S503)。制御装置は、ブロードキャスト送信された設定情報を監視し、その設定情報に含まれた識別情報を特定する。そして、制御装置は、自装置に接続されており、かつ、自装置が制御を担っている反射板の識別情報が受信されたか否かを判定する(S504)。そして、制御装置は、自装置に接続されている反射板の識別情報を含んだ設定情報を受信した場合に、設定情報においてその識別情報と関連付けられている反射パターンの情報を参照し、設定すべき反射パターンを特定する(S505)。そして、制御装置は、その特定した反射パターンを用いて、反射板の設定を行う(S506)。このようにして、ブロードキャスト送信により、反射板における反射パターンの制御を行うことが可能となる。
図6は、反射パターンの設定情報が個別シグナリングで送信される場合の処理の流れの例を示している。なお、図5の処理と同様の処理については、同じ参照番号を付してその説明を省略する。基地局装置は、S501で決定した制御対象の反射板の制御を担う制御装置との間で接続を確立する(S601)。そして、基地局装置は、S502で決定した反射パターンを示すパターン情報を含んだ設定情報を、個別シグナリングで制御装置に対して送信する(S602)。その後、制御装置は、個別シグナリングで受信した設定情報に基づいて、反射板の反射パターンを特定して設定する(S505、S506)。このようにして、個別シグナリングにより、反射板における反射パターンの制御を行うことが可能となる。
なお、個別シグナリングを用いる場合に、接続の確立が行われないようにしてもよい。すなわち、制御装置は、下りリンクの同期を確立し、さらに、下りリンクの制御情報を復号することができるならば、接続の確立については必ずしも行われる必要はない。このため、例えば、下りリンクの制御情報を復号することを可能とするための情報がブロードキャスト送信され、その情報によって復号可能な個別シグナリングにより、制御情報が送信されるようにしうる。図7に、そのような処理の流れの例を示す。例えば、基地局装置は、DCIを復号可能とするためのRNTIをブロードキャスト送信する(S701)。そして、基地局装置は、反射パターンの情報を、S701で送信されたRNTIを用いて復号可能なDCIを用いて、個別シグナリングによって制御装置へ送信する(S702)。
図8は、反射パターンがグループ化され、グループを示す情報とそのグループ内での反射パターンを示す情報とが制御装置へ通知される場合の処理の流れの例を示している。この処理では、基地局装置において、S501で処理対象として決定された反射板について、反射パターンのグループが決定され(S801)、その反射パターンのグループを示す情報が制御装置へ通知される(S802)。そして、制御装置は、そのグループを示す情報に基づいて、その後の少ないビット数の設定情報によって、反射パターンを特定するための設定を行う(S803)。例えば、制御装置は、グループを示す情報に基づいて、その後に送信される設定情報と反射パターンとを関連付けたテーブルを使用するための設定を行いうる。その後、基地局装置は、S801で決定したグループに含まれる反射パターンの中から、制御装置によって設定される反射板に適用すべき反射パターンを決定する(S804)。そして、基地局装置は、その反射パターンを示す情報を制御装置へ送信する(S805)。制御装置は、その反射パターンを示す情報に基づいて、S803において設定されたグループの中から反射パターンを特定し(S806)、反射板にその反射パターンを設定する(S807)。
なお、反射パターンは事前にグループ化されており、基地局装置は、そのいずれのグループを使用するかをS801において決定しうる。また、制御装置も、複数のグループのそれぞれに含まれる反射パターンを反射板に設定するための情報を事前に保持しうる。そして、制御装置は、S802においてグループを指定する情報を受信すると、そのグループに含まれる反射パターンを反射板に設定するための情報を検索して、S803の設定を行うことができる。反射パターンのグループは、例えば、反射板が設定可能な反射パターンの数の半数以下の反射パターンを含む。これにより、グループ内の反射パターンを指定するためのビット数を少なくとも1ビット削減することが可能となる。一例において、反射板が設定可能な反射パターンが64個のグループに分類されると、1つのグループに属する反射パターンの数を1/64まで削減することができる。これによれば、グループ内の反射パターンを指定するためのビット数を6ビット削減することができる。
以上のように、様々な形式で、基地局装置から反射板の制御装置へ設定情報を送信することにより、反射板における反射パターンを適切に設定することができる。よって、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る」に貢献することが可能となる。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。

Claims (13)

  1. 基地局装置であって、
    1つ以上の反射板による前記基地局装置と端末装置との間で送受信される電波の反射パターンを設定するための設定情報を含んだシステム情報をブロードキャスト送信する送信手段を有し、
    前記設定情報は、前記1つ以上の反射板のうちのいずれかを識別する識別情報と、当該識別情報に関連付けられた反射板において設定されるべき反射パターンを特定可能なパターン情報とを含む、
    ことを特徴とする基地局装置。
  2. 前記設定情報は、前記パターン情報による反射パターンの設定が行われるべきタイミングを示すタイミング情報をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記設定情報は、それぞれ異なる反射パターンを特定可能な複数の前記パターン情報と、当該複数の前記パターン情報による反射パターンの設定がそれぞれ行われるべきタイミングを示す複数のタイミング情報を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 反射パターンの変更頻度に基づいて、前記設定情報を含んだシステム情報のブロードキャスト送信の送信頻度を設定する設定手段をさらに有し、
    前記変更頻度が第1の値の場合の前記送信頻度が、前記変更頻度が前記第1の値より低い第2の値の場合の前記送信頻度より高く設定される、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の基地局装置。
  5. 前記基地局装置は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格に準拠した基地局装置であり、
    前記システム情報は、マスタインフォメーションブロック(MIB)又はシステムインフォメーションブロック(SIB)である、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の基地局装置。
  6. 所定の反射板の反射パターンを制御する制御装置であって、
    基地局装置からブロードキャスト送信されたシステム情報であって、1つ以上の反射板による前記基地局装置と端末装置との間で送受信される電波の反射パターンを設定するための設定情報を含んだ前記システム情報を受信する受信手段と、
    前記設定情報に基づいて、前記所定の反射板の反射パターンを制御する制御手段と、
    を有し、
    前記設定情報は、前記1つ以上の反射板のうちのいずれかを識別する識別情報と、当該識別情報に関連付けられた反射板において設定されるべき反射パターンを特定可能なパターン情報とを含み、
    前記制御手段は、前記所定の反射板に対応する前記識別情報を含んだ前記設定情報を受信したことに基づいて、前記パターン情報によって示される反射パターンで電波を反射するように前記所定の反射板を制御する、
    ことを特徴とする制御装置。
  7. 前記設定情報は、前記パターン情報による反射パターンの設定が行われるべきタイミングを示すタイミング情報をさらに含み、
    前記制御手段は、前記所定の反射板に対応する前記識別情報を含んだ前記設定情報を受信したことに基づいて、前記タイミング情報によって指定されるタイミングにおいて前記パターン情報によって示される反射パターンで電波を反射するように前記所定の反射板を制御する、ことを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記設定情報は、それぞれ異なる反射パターンを特定可能な複数の前記パターン情報と、当該複数の前記パターン情報による反射パターンの設定がそれぞれ行われるべきタイミングを示す複数のタイミング情報を含み、
    前記制御手段は、前記所定の反射板に対応する前記識別情報を含んだ前記設定情報を受信したことに基づいて、複数の前記タイミング情報によってそれぞれ指定されるタイミングにおいて、当該タイミング情報に対応する前記パターン情報によって示される反射パターンで電波を反射するように前記所定の反射板を制御する、ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記基地局装置は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のセルラ通信規格に準拠した基地局装置であり、
    前記システム情報は、マスタインフォメーションブロック(MIB)又はシステムインフォメーションブロック(SIB)である、ことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 基地局装置によって実行される制御方法であって、
    1つ以上の反射板による前記基地局装置と端末装置との間で送受信される電波の反射パターンを設定するための設定情報を含んだシステム情報をブロードキャスト送信することを含み、
    前記設定情報は、前記1つ以上の反射板のうちのいずれかを識別する識別情報と、当該識別情報に関連付けられた反射板において設定されるべき反射パターンを特定可能なパターン情報とを含む、
    ことを特徴とする制御方法。
  11. 所定の反射板の反射パターンを制御する制御装置によって実行される制御方法であって、
    基地局装置からブロードキャスト送信された、1つ以上の反射板による前記基地局装置と端末装置との間で送受信される電波の反射パターンを設定するための設定情報を含んだシステム情報を受信することと、
    前記設定情報に基づいて、前記所定の反射板の反射パターンを制御することと、
    を含み、
    前記設定情報は、前記1つ以上の反射板のうちのいずれかを識別する識別情報と、当該識別情報に関連付けられた反射板において設定されるべき反射パターンを特定可能なパターン情報とを含み、
    前記所定の反射板の反射パターンの制御において、前記所定の反射板に対応する前記識別情報を含んだ前記設定情報を受信したことに基づいて、前記パターン情報によって示される反射パターンで電波を反射するように前記所定の反射板が制御される、
    ことを特徴とする制御方法。
  12. 基地局装置に備えられたコンピュータに、
    1つ以上の反射板による前記基地局装置と端末装置との間で送受信される電波の反射パターンを設定するための設定情報を含んだシステム情報をブロードキャスト送信させるためのプログラムであって、
    前記設定情報は、前記1つ以上の反射板のうちのいずれかを識別する識別情報と、当該識別情報に関連付けられた反射板において設定されるべき反射パターンを特定可能なパターン情報とを含む、
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 所定の反射板の反射パターンを制御する制御装置に備えられたコンピュータに、
    基地局装置からブロードキャスト送信された、1つ以上の反射板による前記基地局装置と端末装置との間で送受信される電波の反射パターンを設定するための設定情報を含んだシステム情報を受信させ、
    前記設定情報に基づいて、前記所定の反射板の反射パターンを制御させる、
    ためのプログラムであって、
    前記設定情報は、前記1つ以上の反射板のうちのいずれかを識別する識別情報と、当該識別情報に関連付けられた反射板において設定されるべき反射パターンを特定可能なパターン情報とを含み、
    前記所定の反射板の反射パターンの制御において、前記所定の反射板に対応する前記識別情報を含んだ前記設定情報を受信したことに基づいて、前記パターン情報によって示される反射パターンで電波を反射するように前記所定の反射板が制御される、
    ことを特徴とするプログラム。
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