JP2024008923A - トランジスタ積層を有するspadベースのデバイス - Google Patents

トランジスタ積層を有するspadベースのデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】単一光子アバランシェダイオード(SPAD)の性能を向上させるために、相対的に高い(電圧)レベルで過剰電圧を供給する撮像システム及び半導体デバイスを提供する。【解決手段】複数のSPADピクセルを含む撮像システムにおいて、各SPADピクセル30は、第1のダイ上にSPADを有し、第2のダイ上にリセット、クエンチ及び読み出し回路(比較器146、遅延回路148、論理回路150など))を有する。第2のダイ上のSPADピクセルのための回路は、高電圧ドメイン(電圧VEXと電圧VSSとの間)で動作する積層トランジスタ構造を含み、低電圧ドメインで動作する読み出し回路を含む。積層トランジスタ構造は、同じn型基板ウェルに形成され、同じバルク接続を共有するp型トランジスタを含み、また、同じp型基板ウェルに形成され、同じバルク接続を共有するn型トランジスタを含む。【選択図】図11

Description

これは、概して、撮像システムに関し、より具体的には、単一光子アバランシェダイオード(single-photon avalanche diode、SPAD)を有する撮像システムに関する。
SPADは、過剰電圧によって破壊電圧を上回ってバイアスされたP-N接合ダイオードの一種である。この状態では、SPADは、単一衝突光子に対して感度を有することができる。SPAD性能(例えば、アバランシェ開始確率、タイミングジッタなど)を向上させるために、相対的に高い(電圧)レベルで過剰電圧を提供することが望ましくあり得る。この特性は、アバランシェ開始確率がより重要であるNIR(near infrared、近赤外)波長で動作するLIDAR(light detection and ranging、光検出測距)撮像システムを形成するSPADに対して特に顕著である。
SPADベースの撮像システムのいくつかの実装形態では、十分に高い電圧レベルで過剰電圧を供給することは困難であり得る。一例として、撮像システムの機能性及び性能を向上させるために、SPADベースの撮像システムは、センサダイ及び読み出しダイが互いに搭載された積層ダイデバイスを使用して実装することができる。この例では、読み出しダイは、所望の高レベルの過剰電圧を供給することができない低電圧で動作する回路から形成することができる。
本明細書において説明される実施形態が生じるのは、この文脈内である。
いくつかの実施形態による、例示的なSPADベースの撮像センサの機能ブロック図である。 いくつかの実施形態による、例示的な積層ダイデバイスの図である。 いくつかの実施形態による、例示的なSPADピクセルの概略図である。 いくつかの実施形態による、例示的な積層トランジスタ回路の回路図である。 いくつかの実施形態による、積層トランジスタアーキテクチャを使用して形成された例示的な基本回路の回路図である。 いくつかの実施形態による、積層トランジスタアーキテクチャを使用して形成された例示的な基本回路の回路図である。 いくつかの実施形態による、積層トランジスタアーキテクチャを使用して形成された例示的な基本回路の回路図である。 いくつかの実施形態による、積層トランジスタアーキテクチャを使用して形成された例示的な基本回路の回路図である。 いくつかの実施形態による、積層トランジスタアーキテクチャを使用して形成された例示的な基本回路の回路図である。 いくつかの実施形態による、積層トランジスタアーキテクチャを使用して形成された例示的な基本回路の回路図である。 いくつかの実施形態による、積層トランジスタアーキテクチャを有する基本回路から形成された例示的なSPADピクセルの例示的な概略図である。 いくつかの実施形態による、積層トランジスタ回路を有するSPADピクセルの例示的な部分の回路図である。 いくつかの実施形態による、図12のものなどの例示的なSPADピクセル部分を実装するための基板の断面図である。
撮像システム又はデバイスは、単一光子アバランシェダイオード(SPAD)を含み得、それによって、SPADベースの撮像システム又はデバイス(本明細書では単にSPADデバイスと称されることもある)を形成する。
いくつかの撮像システムは、衝突光子を、センサアレイ内のピクセルフォトダイオードで統合(収集)される電子又は正孔に変換することによって光を検知する画像センサを含む。統合サイクルの完了後、収集された電荷は、センサの出力端子に供給される電圧に変換される。相補型金属酸化物半導体(complementary metal-oxide semiconductor、CMOS)画像センサでは、電荷対電圧変換は、ピクセル自体で直接達成され、アナログピクセル電圧は、様々なピクセルアドレス指定及びスキャンスキームを通じて出力端子に転送される。アナログピクセル電圧はまた、後でオンチップでデジタル均等物に変換され、デジタルドメインにおいて様々な方式で処理され得る。
一方、SPADデバイスでは、光子検出原理が異なる。一例として本明細書に時々説明されるいくつかの例示的な構成では、SPADデバイスは、光検出及び測距(LIDAR)デバイス又は撮像システムを形成し得る。LIDARデバイスは、標的物体/シーンに向かって光を放射する光源を含み得る。LIDARデバイス内の光感知ダイオード(SPAD)は、その破壊点を上回ってバイアスされ得、光源からの入射光子(例えば、標的物体/シーンから反射した光)が電子又は正孔を生成すると、このキャリアがアバランシェ破壊を開始し、追加のキャリアが生成される。アバランシェの増大により、SPADと関連付けられた読み出し回路によって容易に検出され得る電流信号を生じ得る。アバランシェプロセスは、ダイオードバイアスをその破壊点を下回って低下させることによって、停止(クエンチ)することを必要とする。LIDARデバイスでは、SPADピクセルを使用して、同期された光源からシーンオブジェクト点への光子の飛行時間(time-of-flight、ToF)を測定し、センサに戻し得、これは、(一例として)シーンの三次元画像を取得するために使用することができる。
図1は、撮像システム10などの例示的な撮像システムの機能ブロック図である。図1の撮像システム10は、車両安全システム(例えば、能動ブレーキシステム又は他の車両安全システム)、監視システム、医療撮像システム、一般的なマシンビジョンシステム、又は任意の他の所望のタイプのシステムであり得る。
システム10は、SPADデバイスを有するLIDARベースのデバイス(LIDARモジュールと称されることもある)を含み得るか又は実装し得る。LIDARモジュールは、SPADデバイスを使用して、シーンの画像をキャプチャし、シーン内の障害物(標的とも称される)までの距離を測定し得る。一例として、車両安全システムでは、LIDARモジュールからの情報は、車両を取り囲む環境条件を判定するために、車両安全システムによって使用され得る。例として、車両安全システムは、駐車支援システム、自動又は半自動クルーズコントロールシステム、自動ブレーキシステム、衝突回避システム、レーンキーピングシステム(レーンドリフト回避システムと称されることもある)、歩行者検出システムなどのシステムを含み得る。少なくともいくつかの事例では、LIDARモジュールは、半自動又は自動運転車の一部を形成し得る。
図1に示されるように、撮像システム10は、1つ以上のSPADベースの(半導体)デバイス12を含み得る。1つ以上のレンズ14は、各SPADベースのデバイス12を覆い得る。動作中、レンズ14(光学素子と称されることもある)は、対応するSPADベースの半導体デバイス12上に光を集束させ得る。SPADベースのデバイス12は各々、光をデジタルデータに変換するSPADピクセル(のアレイ)を含み得る。SPADベースのデバイス12は、任意の数のSPADピクセル(例えば、数百、数千、数百万、又はそれ以上)を有し得る。いくつかのSPADベースのデバイスでは、各SPADピクセルは、それぞれのカラーフィルタ要素及び/又はマイクロレンズによって覆われ得る。
SPADベースのデバイス12は、制御回路を含み得る。SPADベースのデバイス12のための制御回路は、オンチップ(例えば、SPADベースのデバイス12と同じ半導体基板上)又はオフチップ(例えば、SPADベースのデバイス12とは異なる半導体基板上)のいずれかで形成され得る。制御回路は、SPADベースのデバイス12の動作を制御し得る。例えば、制御回路は、各SPADピクセル内の能動クエンチング回路又は他の調整可能な(トランジスタ)回路を動作させ得、各SPADピクセルに提供された1つ以上のバイアス電圧を制御し得、各SPADピクセルと関連付けられた読み出し回路を制御/監視し得る。
SPADベースの半導体デバイス12は、任意選択的に、論理ゲート、デジタルカウンタ、時間-デジタル変換器、バイアス回路(例えば、ソースフォロア負荷回路)、サンプル及びホールド回路、相関ダブルサンプリング(correlated double sampling、CDS)回路、増幅器回路、アナログデジタルコンバータ(analog-to-digital、ADC)回路、データ出力回路、メモリ(例えば、バッファ回路)、アドレス回路などの追加の回路を含み得る。前述の回路のいずれも、図5の制御回路50の一部を形成し得るか、又は、ピクセルベースで提供されると、SPADピクセルの一部を形成し得る。
所望される場合、SPADベースのデバイス12から出力された画像データは、下流の画像処理回路に提供され得る。画像処理回路は、自動焦点機能、深度検知、データフォーマット、ホワイトバランスと露出の調整、ビデオ画像安定化、顔検出などの実装などの画像処理機能を実行するために使用され得る。例えば、自動焦点調整動作中に、画像処理回路は、関心物体を集束させるために必要なレンズ移動の大きさ及び方向を判定するために、SPADピクセルによって収集されたデータを処理し得る。画像処理回路は、SPADピクセルによって収集されたデータを処理して、(別の例として)シーンの深度マップを判定し得る。場合によっては、SPADデバイス12の制御回路の一部又は全部は、画像処理回路と一体的に(例えば、同じダイ又はパッケージ上に)形成され得る。
撮像システム10は、多くの高レベル機能をユーザに提供し得る。例えば、ユーザに、システム10上でユーザアプリケーションを実行する能力を提供し得る。これらの機能を実施するために、撮像システム10は、キーパッド、ボタン、入出力ポート、ジョイスティック、及びディスプレイなどの入出力デバイス16を含み得る。所望される場合、揮発性及び不揮発性メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、ハードドライブ、ソリッドステートドライブなど)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、及び/又は他の(非撮像)機能モジュールのための他の処理回路などの他の機能モジュール並びに/又は追加の記憶及び処理回路(例えば、他の構成要素20)もまた、撮像システム10に含まれ得る。
入出力デバイス16は、SPADベースのデバイス12と組み合わせて機能する出力デバイスを含み得る。例えば、1つ以上の発光構成要素18は、光(例えば、赤外光又は任意の他の所望のタイプの光)を放出するために、撮像システム10に含まれ得る。発光構成要素18は、レーザ、発光ダイオード、又は任意の他の所望のタイプの発光構成要素であり得る。SPADベースのデバイス12は、物体からの光の反射を測定して、LIDARスキームで物体までの距離を測定し得る(例えば、撮像システム10が、LIDARモジュールを実装するか、又は含むシナリオにおいて)。SPADベースのデバイス12の動作を制御するために使用される制御回路はまた、任意選択的に、調整された感知スキームのために発光構成要素18の動作を制御するために使用され得る。
SPADデバイス12の機能性を向上させるために、SPADデバイス12は、積層ダイデバイスとして実装され得る。図2は、SPADデバイス12を実装するための例示的な積層ダイデバイスの図である。図2に示されるように、SPADデバイス12は、センサ(回路)ダイ22などの第1の集積回路ダイ及び読み出し(回路)ダイ28などの第2の集積回路ダイを含み得る。異なるタイプの機能回路が2つのそれぞれのダイ上に形成されるので、各ダイは、その専用機能のために最適化された様式で形成され(例えば、その機能のために最適化されたプロセス、技術、レイアウト、設計などを使用して形成される)得る。
一例として、センサダイ22は、各々が対応するSPADピクセルの一部分を形成するSPAD24のアレイを含み得る。例示的な例として本明細書に説明されるいくつかの例示的な構成では、センサダイ22は、SPAD24がNIR波長の光及び/又は他の関心波長の光(例えば、図1の構成要素18によって放出される光に対応する)に対して感度を有するように構成(例えば、最適化)されるように形成され得る。所望される場合、センサダイ22は、裏面照射型(backside illuminated、BSI)センサダイであり得る(例えば、センサダイ22のための誘電体及び金属相互接続層は、図2の図においてダイ22の底面に形成され得る)。
読み出しダイ28は、各々が対応するSPADピクセルの残りの部分を形成する読み出し回路のアレイを含み得、図1に関連して説明したようにSPADデバイス12の制御回路を含み得、かつ/又はSPADデバイス12の動作をサポートする他の回路を含み得る。例示的な例として本明細書に説明されるいくつかの例示的な構成では、読み出しダイ28は、SPAD読み出し回路(例えば、読み出し経路及び衝突光子に応答する検出信号が通過する読み出し経路に沿った介在要素)、SPADクエンチング回路(例えば、1つ以上の対応するSPADを能動的又は受動的にクエンチングするための)、(例えば、(1つ以上の対応するSPADをリセットするための)SPADリセット回路、読み出し、クエンチング、及びリセット回路を制御するように構成された制御回路、電源及び管理回路、並びに他の好適な回路を含み得る。一例として、読み出しダイ28は、CMOS(complementary metal-oxide-semiconductor、相補型金属酸化膜半導体)プロセスから形成され、デジタル機能のために最適化された低電圧回路ダイとして実装され得る。
言い換えれば、上で説明されるように、各SPADピクセルは、ダイ22に形成された第1の部分(例えば、SPAD24)を有し得、ダイ24に形成された第2の部分(例えば、読み出し回路、クエンチング回路、リセット回路、制御回路、電源回路など)を有し得る。2つの部分は、相互接続構造26などのダイ相互接続構造を使用して接続され得る。一例として本明細書に説明されるいくつかの例示的な構成では、相互接続構造26はハイブリッドボンドとして実装され得る。各相互接続構造26(両方のダイに部分を有する)は、各ピクセルが対応する相互接続構造26を有し得るように、ピクセルレベルで提供され得る。所望される場合、共有ピクセルスキーム(例えば、読み出し回路が複数のSPADによって共有され得る)では、相互接続構造26が複数のピクセルによって共有され得る(例えば、複数のSPADへの接続を提供する)。
図3は、SPADピクセル30などの例示的なSPADピクセルの概略図であり、図1及び図2に示されるように、複数のSPADピクセルをSPADデバイス12内に形成することができる。図3に示されるように、SPADピクセル30は、スイッチ36が閉じられているか又は作動されている(例えば、導電状態にある)とき、電圧供給端子32に接続されたアノード端子及びスイッチ36(例えば、トランジスタ36)を介して電圧供給端子38に接続されたカソード端子34を有するSPAD24を含む。SPADピクセル30を使用する検出動作の準備のために、供給電圧端子32及び38を使用して、SPAD24を、SPAD24の破壊電圧よりも高い電圧(例えば、SPAD24にわたる電圧)にバイアスし得る。破壊電圧は、SPAD24内の漏れ電流の指数関数的な増加を引き起こすことなく、SPAD24に印加され得る最大逆バイアス電圧である。このように、SPAD24が破壊電圧を上回って逆バイアスされると、単一光子の吸収は、衝撃イオン化を通じて、短期間ではあるが、相対的に大きいアバランシェ電流をトリガし、それによって、単一光子を提供する可能性がある。
クエンチング回路は、SPAD24のバイアス電圧を破壊電圧のレベル未満に下げるために使用され得る。破壊電圧を下回ってSPAD204のバイアス電圧を低下させることにより、アバランシェプロセス及び対応するアバランシェ電流を停止させる。クエンチング回路を形成するための多くの方式がある。例として、クエンチング回路は、受動クエンチング回路又は能動クエンチング回路であり得る。受動クエンチング回路は、外部制御又は監視なしで、開始されるとアバランシェ電流を自動的にクエンチし得る。一例として、SPADのカソード端子と対応する電圧供給端子との間に結合された抵抗器(例えば、受動抵抗構成要素)は、受動クエンチング回路として働くことができる。
図3の例では、ピクセル30は、能動クエンチング回路を含む。能動クエンチング回路は、SPAD24がクエンチ及びリセットされるのにかかる時間(例えば、デッドタイム)を低減させ得る。これにより、SPAD24は、受動クエンチング回路が使用される場合よりも速い速度で入射光を検出することが可能になり得、それにより、SPADデバイスのダイナミックレンジを改善する。図3に示されるように、ピクセル30の(能動)クエンチング回路は、カソード端子34を電圧供給端子42に結合する(例えば、接地電圧V-SSを供給する)スイッチ40(例えば、トランジスタ40)を含み得る。一旦閉じられると(例えば、導通状態)、スイッチ40は、端子42における接地電圧VSSをSPAD24のカソード端子34に供給することができる。スイッチ40の状態を制御するために、ピクセル30のクエンチング回路はまた、スイッチ40の状態を制御する(例えば、開状態と閉状態との間で切り替える)制御信号を経路52に沿って供給する制御回路50を含み得る。制御回路50は、任意の好適な様式で(例えば、対応する制御信号をアサート及びデアサートすることによって)スイッチ40を制御し得るが、図3の例では、SPAD読み出し経路に沿って結合された遅延回路44からの出力信号(例えば、経路48に沿った信号)を使用して、制御信号52を生成し得る。
言い換えれば、この能動クエンチングスキームでは、能動クエンチング回路(例えば、制御回路50)は、SPAD動作に基づいて、SPADクエンチ抵抗(例えば、スイッチ40)を変調し得る。例えば、光子が検出される前に、クエンチ抵抗が高く設定され(例えば、スイッチ40が開又は高抵抗率状態になるように制御される)、次いで、光子が検出されると(及び遅延回路44によって設定された遅延期間の後)、クエンチ抵抗が最小化され(例えば、スイッチ40が閉又は低抵抗率状態になるように制御される)、アバランシェがクエンチされて、回復時間が低減される。
同様に、遅延回路44は、(例えば、導入された遅延に基づいて)経路46上に制御信号を提供して、対応する時間にスイッチ36を開状態又は閉状態に制御し得る。一例として、クエンチング動作(例えば、スイッチ40を閉じるための経路52上の制御信号のアサート)の後の好適な期間に、遅延回路44は、アサートされた制御信号を提供してスイッチ36を閉じ、SPAD24をリセットし、後続の光子の検出を準備し得る。
図3の例では、ピクセル30の読み出し経路は、遅延回路44及びドライバ回路54を含み得る。遅延回路44及びドライバ回路54は、検出信号(検出された衝突光子に応答する)をカソード端子34からピクセル出力端子56に渡し得る。所望される場合、遅延回路44及び/又はドライバ回路54の代わりに、又はそれに加えて、可変又は一定ホールドオフタイマ回路、可変又は一定リセットタイマ回路、リセットタイムアウト回路などの特定の機能回路は、端子34と56との間のピクセル30の読み出し経路に沿って結合され得る。出力端子56からピクセル30を出る検出信号は、下流のデジタル処理回路によって処理され得る。
SPADピクセル30に追加の機能を提供するために、制御回路50は、追加の入力信号DIS及びTSTを受信し得る。特に、入力信号DISは、アサートされたときに、制御回路50が経路52上の制御信号を使用(アサート)して、スイッチ40を閉状態又は作動状態に維持することを可能にし、その結果、SPADアバランシェが防止され、それによって、ピクセル30が感知動作を実行することを能動的にディセーブルするディセーブル信号であり得る。入力信号TSTは、アサートされると、制御回路50がスイッチ40及び/又は他のピクセル要素を制御して試験入力に応答することを可能にし、それによって、ピクセル30に試験可能性を提供する試験信号であり得る。
SPAD24の逆バイアス状態を達成するための1つの好適な構成では、電圧供給端子32は、破壊電圧又はそれに近い負の電圧-VHVを供給し得、電圧供給端子38は、正の過剰電圧VEXを供給し得る。(例えば、大きい大きさを有する)相対的に高い電圧レベルで正の過剰電圧VEXを提供することが望ましい場合がある。これは、各衝突光子がこの逆バイアス状態でSPADによって検出されることが保証されないからである。SPADが光子を成功裏に検出する確率は、光子検出確率(photon detection probability、PDP)と称され、これは、量子効率(quantum efficiency、QE)及びアバランシェ開始確率(avalanche initiation probability、AIP)を考慮に入れる(例えば、その積である)。AIPは主に正の過剰電圧VEXの大きさによって判定されるので、AIP、したがってPDPを改善するために、正の過剰電圧VEXの大きさを増加させる(例えば、最大化する)ことが望ましい。更に、QEが相対的に低い動作構成又は用途(例えば、NIR感知用途では)では、相対的に高い過剰電圧VEXを提供することが、更により重要になる。
しかしながら、SPADデバイスが、図2のSPADデバイス12を形成する積層ダイデバイスなどの積層ダイ構成から形成される構成では、正の過剰電圧VEXの最大の大きさは、センサダイによって直接的に判定されるのではなく、読み出しダイの仕様によって判定(例えば、制限)され得る。特に、本明細書に一例として説明する例示的な積層ダイ実装形態では、SPAD24を有するピクセル30の第1の部分をセンサダイ22上に形成し得、スイッチ36、電圧供給端子38、及び電圧供給端子38に電圧VEXを供給するように構成された対応する電源(管理)回路を有するピクセル30の第2の部分を読み出しダイ28上に形成し得る。図3の例では、相互接続構造26は、ダイ22と28との間の境界又は界面を示す、SPAD24とスイッチ36との間の例示的な場所に示されている。
したがって、読み出しダイ28は、電力消費を低減するために低い動作電圧(例えば、デジタル回路供給電圧VDD)を有するデジタル回路を用いて形成され得るので、読み出しダイ28は、(例えば、電圧VDDを上回る)十分に高いレベルで過剰電圧VEXを供給することができない場合がある。非常に低い電圧(例えば、1Vで最大供給電圧VDDを有する第1の電圧ドメインにおいて)が、薄い酸化物トランジスタを有するコアデジタル回路を動作させるために供給され、より高い電圧(例えば、2.5Vで最大供給電圧VDDAを有する第2の電圧ドメインにおいて)が、厚い酸化物トランジスタを有するアナログ及び/又は入力-出力インターフェース回路を動作させるために供給されるダイのデュアルゲート実装形態においてさえ、2つの電圧のうちの高い方は、十分に高いレベルで(例えば、電圧VDDAを上回る)過剰電圧VEX(例えば、2.5Vを上回る、5V、4V、3Vなどで)を供給するためには依然として不十分であり得る。これらの問題を軽減し、一般に、読み出しダイ28上のデジタル回路の供給電圧(及び/又は他のアナログ回路のための高い供給電圧)によって直接制限されない十分に高いレベルで過剰電圧VEXを提供する方式を提供するために、ピクセル30は、積層トランジスタ構造を採用し得る。
図4は、積層トランジスタ構造60(積層トランジスタデバイス60又は積層トランジスタ回路60と称されることもある)などの例示的な積層トランジスタ構造の回路図である。図6の例では、積層トランジスタ構造60は、n型トランジスタ64などの第2のトランジスタと直列に結合されたn型トランジスタ62などの第1のトランジスタを含み得る。トランジスタ62及び64は、共通電圧(例えば、接地電圧VSS)を受信するバルク接続又はボディ接続を共有し得る。図4に示されるように、トランジスタ64のソース端子は、同じ共通電圧(例えば、電圧VSS)に接続され得る。トランジスタ62のドレイン端子には、所望の過剰電圧VEX(例として)が供給され得る。2つのトランジスタにわたる総電圧降下(例えば、電圧VEX)を分割することによって、トランジスタ62及び64は各々、読み出しダイ回路に対して指定されるような所望の電圧スイング(例えば、電圧V1及びV2、例えば、各々通常の供給電圧VDD付近)内で動作し得、一方、電圧V1及びV2の合計である相対的に高い累積電圧降下V3が、積層トランジスタ構造60全体にわたって実現され得る。所望される際、SPAD24(図3)に相対的に高い過剰電圧VEXを供給するために、大きい累積電圧差V3が使用され得る。
積層トランジスタスキームを使用して、SPADに直接接続されたピクセル回路は各々、積層トランジスタスキームで形成され、SPADが動作(例えば、リセット、クエンチ、SPAD検出信号を受信することによるなど)する高電圧ドメインを累積的に形成し得る。SPADピクセルの構成に応じて、異なる積層トランジスタデバイスを使用して、SPADピクセルを形成し得る。図5~図10は、積層トランジスタを有する例示的な基本機能回路の回路図であり、積層トランジスタのうちの1つ以上を互いに組み合わせて使用して、SPADピクセルを形成し得る。
図5は、直列に結合された一対のトランジスタから形成された例示的なp型スイッチを示す。特に、p型スイッチ70は、p型トランジスタ74と直列に結合されたp型(pチャネル)トランジスタ72を含み得る。トランジスタ72及び74は、ピクセルにおいて最も高い供給電圧レベル(例えば、デジタル供給電圧VDDよりも大きい過剰電圧V-EX)を供給する電力(電圧)供給レール又は端子76へのバルク接続を共有し得る。トランジスタ72は、主スイッチングトランジスタ(スイッチングデバイスと称されることもある)として働き得る。言い換えれば、トランジスタ72のゲート端子で受信される制御入力73は、トランジスタ72の状態、したがって、p型スイッチ70の状態を判定し得る。トランジスタ74は、保護トランジスタ(保護デバイスと称されることもある)として働き得る。トランジスタ74は、そのゲート端子において、バイアス電圧供給レール又は端子78からバイアス電圧を受信し得、それによって、バイアス電流及びトランジスタ74にわたる対応する電圧降下を生じる。このようにして、トランジスタ74は、トランジスタ72及び74にわたる個々に適切な電圧降下及びこの高電圧ドメイン(例えば、電圧VEXから電圧VSSまで)における主スイッチングトランジスタ72の適切な機能を保証するように構成されている。
図6は、直列に結合された一対のトランジスタから形成された例示的なn型スイッチを示す。特に、n型スイッチ80は、n型トランジスタ84と直列に結合されたn型(nチャネル)トランジスタ82を含み得る。トランジスタ82及び84は、ピクセル内の最低供給電圧レベル(例えば、デジタル(接地)供給電圧VSS)を供給する電力(電圧)供給レール又は端子86へのバルク接続を共有し得る。トランジスタ82は、主スイッチングトランジスタ(スイッチングデバイスと称されることもある)として働き得る。言い換えれば、トランジスタ82のゲート端子で受信される制御入力83は、トランジスタ82の状態、したがって、n型スイッチ80の状態を判定し得る。トランジスタ84は、保護トランジスタ(保護デバイスと称されることもある)として働き得る。トランジスタ84は、そのゲート端子において、バイアス電圧供給レール又は端子88からバイアス電圧(例えば、図5の端子78上で供給されるバイアス電圧とは異なる)を受信し、それによって、バイアス電流及びトランジスタ84にわたる対応する電圧降下を生じ得る。このようにして、トランジスタ84は、トランジスタ82及び84にわたる個々に適切な電圧降下及びこの高電圧ドメイン(例えば、電圧VEXから電圧VSSまで)における主スイッチングトランジスタ82の適切な機能を保証するように構成されている。
図7は、積層トランジスタ構造から形成された例示的な電流源回路を示す。特に、電流源回路90は、p型トランジスタ94と直列に結合されたp型トランジスタ92を含み得る。トランジスタ92及び94は、ピクセル内の最高供給電圧レベル(例えば、過剰電圧VEX)を供給する電力(電圧)供給レール又は端子76(例えば、図5と同じレール又は端子76)へのバルク接続を共有し得る。電流源回路90は、トランジスタ92、追加のp型トランジスタ95、及び電流源97から形成された電流ミラー回路93を含み得る。図7に示されるように、電流ミラー回路93を形成するために、電流源97は、トランジスタ95のドレイン端子に結合され、トランジスタ95のドレイン端子は、トランジスタ95のゲート端子及びトランジスタ92のゲート端子に接続され、トランジスタ92及び95の両方のソース端子及びバルク端子は各々、電圧供給端子76に接続される。このように構成されると、電流源97が電流I1を生じるとき、対応する電流I2が、トランジスタ92のドレイン端子に生じる。
電流ミラー回路93は、主電流源回路(主電流源デバイスと称されることもある)として働き得、トランジスタ94は、保護トランジスタ又は回路(保護デバイスと称されることもある)として働き得る。トランジスタ94は、そのゲート端子において、バイアス電圧供給レール又は端子78からバイアス電圧(例えば、図5と同じレール又は端子78)を受信し、それによって、バイアス電流及びトランジスタ94にわたる対応する電圧降下を生じ得る。このようにして、トランジスタ94は、トランジスタ92及び94にわたる個々に適切な電圧降下及びこの高電圧ドメイン(例えば、電圧VEXから電圧VSSまで)における電流ミラー回路93の適切な機能を保証するように構成されている。
図8は、積層トランジスタ構造から形成された例示的な電流シンク回路を示す。特に、電流シンク回路100は、n型トランジスタ104と直列に結合されたn型トランジスタ102を含み得る。トランジスタ102及び104は、ピクセル内の最低供給電圧レベル(例えば、接地供給電圧VSS)を供給する電力(電圧)供給レール又は端子86(例えば、図6と同じレール又は端子86)へのバルク接続を共有し得る。電流シンク回路100は、トランジスタ102、追加のn型トランジスタ105、及び電流源107から形成された電流ミラー回路103を含み得る。図8に示されるように、電流ミラー回路103を形成するために、電流源107は、トランジスタ105のドレイン端子に結合され、トランジスタ105のドレイン端子は、トランジスタ105のゲート端子及びトランジスタ102のゲート端子に接続され、トランジスタ102及び105の両方のソース端子及びバルク端子は各々、電圧供給端子86に接続される。このように構成されると、電流源107が電流I3を生じるとき、対応する電流I4がトランジスタ102のドレイン端子で生じる。
電流ミラー回路103は、主電流シンク回路(主電流シンクデバイスと称されることもある)として働き得、トランジスタ104は、保護トランジスタ又は回路(保護デバイスと称されることもある)として働き得る。トランジスタ104は、そのゲート端子において、バイアス電圧供給レール又は端子88からバイアス電圧(例えば、図6と同じレール又は端子88)を受信し、それによって、バイアス電流及びトランジスタ104にわたる対応する電圧降下を生じ得る。このようにして、トランジスタ104は、トランジスタ102及び104にわたる個々に適切な電圧降下及びこの高電圧ドメイン(例えば、電圧VEXから電圧VSSまで)における電流ミラー回路103の適切な機能を保証するように構成されている。
図5~図8に関連して上で説明される回路の組み合わせを互いに結合して、他の機能回路を形成し得る。図9は、複数の積層トランジスタ構造から形成された例示的な電圧レベルシフタを示す。図9に示されるように、電圧レベルシフタ110は、図5のスイッチ70などのp型スイッチを図8の電流シンク回路100などの電流シンク回路に結合することによって形成され得る。特に、スイッチ70内のトランジスタ74は、電流シンク回路100内のトランジスタ104のドレイン端子に結合されたドレイン端子を有する。このように構成されると、入力73において受信された入力信号は、トランジスタ104と102との間の共通端子(例えば、トランジスタ102のソース端子及びトランジスタ104のドレイン端子)に結合された出力112において出力信号を提供するために、レベルシフトダウンされ得る。
高電圧ドメイン(例えば、電圧VEXを含むドメイン)内の信号(電圧)が低電圧ドメイン(例えば、電圧VEXを除く電圧VDDドメイン)内の回路で受信される場合、追加の保護デバイスが提供され得る。一例として、図10は、高電圧ドメインからの高電圧入力信号のための例示的な保護デバイスを示す。図10に示されるように、入力135は、p型トランジスタ132の第1のソース-ドレイン端子(ソース端子又はドレイン端子のうちの一方)に結合され得、p型トランジスタ132の第2のソース-ドレイン端子(ソース端子又はドレイン端子のうちの他方)は、出力137(例えば、増幅器回路に接続され、増幅器回路に入力信号を供給する)に結合され得る。
トランジスタ132は、ピクセル内の最高供給電圧レベル(例えば、過剰電圧VEX)を供給する電力(電圧)供給レール又は端子76(例えば、図5と同じレール又は端子76)へのバルク端子接続を共有し得る。トランジスタ132は、そのゲート端子において、バイアス電圧供給レール又は端子78からバイアス電圧(例えば、図5と同じレール又は端子78)を受信し、それによって、バイアス電流及びトランジスタ132にわたる対応する電圧降下を生じ得る。このようにして、トランジスタ84は、トランジスタ132にわたる適切な電圧降下及び出力137における低電圧ドメインへの適切な出力信号(例えば、電圧VDDから電圧VSSまで)を保証するように構成されている。
図5~図10に関連して説明された基本回路を使用し、所望される場合、積層トランジスタデバイスに基づく追加の類似の(鏡映された)デバイスを使用して、ピクセル30は、相対的に高い過剰電圧をサポートするためのいくつかの積層トランジスタデバイスを含み得る。図11は、互いに積み重ねられた異なるダイにおいて分離された部分を使用して実装される場合であっても、相対的に高い過剰電圧をサポートするために、SPADピクセル30(図3)がどのように積層トランジスタデバイスを含むことができるかを示す概略図である。
図11に示されるように、ピクセル30は、過剰電圧VEXを供給する電圧レール160とSPADカソード端子34との間に保護トランジスタ143と直列に結合されたリセットトランジスタ142を含み得、それによって、図3のリセットスイッチ36を実装する。トランジスタ142及び143は、p型スイッチを形成するために、図5に示される様式でp型トランジスタを使用して形成され得る。
ピクセル30は、接地電圧VSSを供給する電圧レール162とカソード端子34との間に保護トランジスタ145と直列に結合されたクエンチトランジスタ144を含み得、それによって、図3のクエンチングスイッチ40を実装する。トランジスタ144及び145は、n型スイッチを形成するために、図6に示される様式でn型トランジスタを使用して形成され得る。
SPADカソード端子34は、ピクセル読み出し経路を介して、(図3の出力56に対応する)ピクセル出力端子158に結合され得る。図11の例では、比較器146、遅延回路148、及び論理回路150は、ピクセル読み出し経路に沿って結合され得る。トランジスタ142、143、144、及び145は、高電圧ドメイン内(例えば、電圧VEXと電圧VSSとの間)で動作するが、比較器146、遅延回路148、及び論理回路150などの読み出し経路に沿って結合された回路は、より低い電圧ドメイン内(例えば、電圧VEXと電圧-VSS_UPとの間、電圧-VSS_UPは電圧-VSSよりも高い)で動作し得る。したがって、保護トランジスタ147は、カソード34と比較器146との間の読み出し経路に沿って結合され得る。図10のトランジスタ132を使用して、カソード端子34が入力135(図10)に結合され、比較器回路146が出力136(図10)に結合された保護トランジスタ147を実装し得る。
読み出し経路に沿って結合された回路からの信号は、リセットトランジスタ142及びクエンチトランジスタ144を制御するために使用され得る。図11の例では、論理回路150からの第1の出力は、リセットトランジスタ142を制御するために使用され得、論理回路150からの第2の出力は、(介在するレベルシフト回路を介して)クエンチトランジスタ144を制御するために使用され得、論理回路150からの第3の出力は、ピクセル出力端子158に結合され得る。
図11に示されるように、比較器回路146、遅延回路148、及び論理回路150は、過剰電圧VEXを供給する電圧レール160と、上昇された(相対的接地)電圧VSS_UPを供給する電圧レール164との間に結合され、したがって、これらの2つの電圧間で動作する。したがって、より低い電圧で動作するトランジスタ144を制御するとき、論理回路150からの第3の出力信号は、クエンチトランジスタ144を制御するために使用される前に、(電圧)レベルシフトダウンされるべきである。これは、トランジスタ152、153、154、及び155を使用して達成され得る。トランジスタ152、153、154、及び155は、レベルシフト回路を形成するために、図9に示されるようなトランジスタ72、74、102、及び104と同じように構成され得る(例えば、図9に示されるような電流源107、トランジスタ105などの追加の要素を含むが、実施形態を不明瞭にしないために図11から除外される)。所望される場合、出力158を(電圧)レベルシフト回路に結合して、ピクセル出力信号をシフトダウンすることもできる。
ピクセル30において、トランジスタ143、147、及び153などのp型保護トランジスタは各々、第1のバイアス電圧VBIAS1を供給する電圧レール166に結合されたゲート端子を有し得る。同様に、ピクセル30において、トランジスタ145及び155などのn型保護トランジスタは各々、第2のバイアス電圧VBIAS2を供給する電圧レール168に結合されたゲート端子を有し得る。
図11には明示的に示されていないが、トランジスタ142、143、147、152、及び153などの高電圧ドメイン内のp型トランジスタ(例えば、電圧VEXとVSSとの間で動作する)は各々、高電圧ドメイン内の最高電圧(例えば、電圧VEX)であり得る共通バルク電圧が提供されたバルク端子を有し得る。同様に、トランジスタ144、145、154、及び155などの高電圧ドメイン内のn型トランジスタ(例えば、電圧VEXとVSSとの間で動作する)は各々、高電圧ドメイン内の最低電圧(例えば、電圧VSS)であり得る共通バルク電圧が提供されたバルク端子を有し得る。
このように構成されると、ピクセル30は、トランジスタ142及び143を介して、(VEXとVSS_UPとの間の電圧差であり得る)通常のデジタル回路電圧VDDよりも高い電圧VEXを受信するように構成されたSPADカソード端子34を提供し得る。保護回路(トランジスタ)は、高電圧ドメインからの電圧(例えば、電圧VEX)を受信するように構成されたSPADカソード端子34から、低電圧ドメインで動作する読み出し回路を絶縁し得る。積層トランジスタデバイスを有するレベルシフタは、2つの電圧ドメイン間で所望のように信号をレベルシフトするために使用され得る。
図3~図11に関連して説明したような積層トランジスタデバイスを使用するときにピクセル構成を更にコンパクトにするために、これらの積層トランジスタデバイスは、共有ドープ(例えば、n型材料ドープ又はp型材料ドープ)ウェル内に形成され得る。一例として、図12は、2つのp型トランジスタ及び2つのn型トランジスタ(例えば、トランジスタ142、143、144及び145、トランジスタ152、153、154及び155、又はSPADピクセル内の他のセットのトランジスタなど、図11のピクセル30のある部分を形成する)を含む例示的なSPADピクセル部分170を示す。
図12の例では、p型トランジスタ172は、電圧VEX1を供給する電圧端子に結合されたソース端子、電圧VEX2を供給する電圧端子に結合されたバルク端子、トランジスタ174に結合されたドレイン端子、及び制御入力G1に結合されたゲート端子を有し得る。P型トランジスタ174は、トランジスタ172に結合されたソース端子、電圧VEX2-を供給する電圧端子に結合されたバルク端子、トランジスタ178に結合されたドレイン端子、及び制御入力G2に結合されたゲート端子を有し得る。トランジスタ172と174との間の共有端子は、所望される場合、入力端子又は出力端子であり得、したがって、入出力線I/O1に結合され得る。
図12の例では、n型トランジスタ176は、電圧VSS1を供給する電圧端子に結合されたソース端子、電圧VSS2を供給する電圧端子に結合されたバルク端子、トランジスタ178に結合されたドレイン端子、及び制御入力G4に結合されたゲート端子を有し得る。N型トランジスタ178は、トランジスタ176に結合されたソース端子、電圧VSS2-を供給する電圧端子に結合されたバルク端子、トランジスタ174に結合されたドレイン端子、及び制御入力G3に結合されたゲート端子を有し得る。トランジスタ176と178との間の共有端子は、所望される場合、入力端子又は出力端子であり得、したがって、入出力線I/O2に結合され得る。トランジスタ174と178との間の共有端子は、所望される場合、入力端子又は出力端子であり得、したがって、入出力線I/O3に結合され得る。
図13は、SPADピクセル部分170が形成され得る基板の断面図である。特に、図2及び図3に関連して説明したように、SPADピクセルは、センサダイ22と読み出しダイ28との間で分割され得る。ピクセル内のSPADは、センサダイ22内に形成され得、ピクセル内の残りの回路は、読み出しダイ28内に形成され得る。したがって、図13の例では、ピクセル部分170が形成されている基板180は、読み出しダイ28のための半導体(例えば、シリコン)基板であり得る。
基板180は、p型などの第1のドーピング型の基板(例えば、ホウ素、アルミニウム、ガリウムなどのp型材料で低濃度ドープされた半導体基板)であり得る。基板180内に形成された反対のドーピング型のウェル182及び184。一例として、ウェル182は、n型ウェル(例えば、リン、ヒ素、アンチモンなどのn型材料を使用して、例えば、過剰なn型キャリアで低濃度ドープされた)であり得、ウェル184は、p型ウェル(例えば、過剰なp型キャリアで低濃度ドープされた)であり得る。このように構成されると、n型ウェル182は、SPADピクセル内のp型積層トランジスタデバイスのための共有バルク端子を形成し得、p型ウェル184は、SPADピクセル内のn型積層トランジスタデバイスのための共有バルク端子を形成し得る。
共有バルク接続を達成するために、高濃度ドープされたn型コンタクト領域192がn型ウェル182内に提供され得、電圧供給端子又はレールを使用して、電圧VEX2(所望の共有バルク電圧)が供給され得る。同様に、高濃度ドープされたp型コンタクト領域210は、p型ウェル184内に提供され得、電圧供給端子又はレールを使用して、電圧VSS2(所望の共有バルク電圧)が供給され得る。
一般に、SPADピクセル内の全ての積層トランジスタデバイスは、望ましくは、n型ウェル182(デバイスがp型である場合)及びp型ウェル184(デバイスがn型である場合)のいずれかに形成され得る。このようにして、各SPADピクセル内に多数の積層トランジスタデバイスを形成するために2つのウェルのみが必要とされ、それによって、SPADピクセルレイアウトをコンパクトにする。
例として、高濃度ドープされたp型ソース端子コンタクト194、高濃度ドープされたp型ドレイン端子コンタクト196、及びゲート構造195(例えば、ゲート導体及びゲート導体をチャネルドメインから分離するゲート絶縁体)を有するp型トランジスタ172が、n型ウェル182に形成され得る。高濃度ドープされたp型ソース端子コンタクト198、高濃度ドープされたp型ドレイン端子コンタクト200、及びゲート構造199(例えば、ゲート導体及びゲート導体をチャネルドメインから分離するゲート絶縁体)を有するp型トランジスタ174が、n型ウェル182に形成され得る。高濃度ドープされたn型ドレイン端子コンタクト202、高濃度ドープされたn型ソース端子コンタクト204、及びゲート構造203(例えば、ゲート導体及びゲート導体をチャネルドメインから分離するゲート絶縁体)を有するn型トランジスタ178が、ウェル184に形成され得る。高濃度ドープされたn型ドレイン端子コンタクト206、高濃度ドープされたn型ソース端子コンタクト208、及びゲート構造207(例えば、ゲート導体及びゲート導体をチャネルドメインから分離するゲート絶縁体)を有するn型トランジスタ176が、n型ウェル184に形成され得る。
図12及び図13のピクセル部分170を使用するこれらの例は、単なる例示である。ピクセル部分170の外側のピクセルトランジスタ構造は、ウェル182又はウェル184のいずれかに形成され得る。所望される場合、ピクセル部分170のための供給電圧及び/又は入出力端子は、ピクセル設計のために所望されるように変更及び/又は省略され得る。電圧VEX1及びVEX2は別々に示されているが、それらは同じ電圧であり得る(又は所望される場合、異なる電圧であり得る)。同様に、電圧VSS1及びVSS2は別々に示されているが、それらは同じ電圧であり得る(又は所望される場合、異なる電圧であり得る)。
図12及び図13は、p型基板に関連して説明されているが、これは単なる例示である。所望される場合、基板、ウェル、コンタクトなどのドーピングタイプは、異なるドープされた基板内に同じタイプの回路を実装するように適宜切り替えられ得る。
前述の実施形態のいずれにおいても、シリコン光電子増倍管(共通の出力を有する複数のSPADピクセルを有する)が、単一SPADピクセルの代わりに使用され得ることが理解されるべきである。言い換えれば、読み出しダイ28上の読み出し回路の部分は、センサダイ22上の単一SPADピクセルの代わりに、センサダイ22上の複数のSPADピクセルによって共有され、結合され得る。
所望される場合、各ピクセル30内に複数の電圧ドメインが存在する場合、制御回路40(図3)に供給された試験入力は、より高い電圧ドメイン内の構成要素を試験するための1つ以上の試験信号を含み得、より低い電圧ドメイン内の構成要素を試験するための1つ以上の試験信号を含み得る。
本明細書で説明される様々な実施形態では、SPADカソードへの相対的に高い過剰電圧レベルの供給を可能にする積層トランジスタデバイス(例えば、保護デバイス)を各々有するSPADピクセルが提供される。
一例として、半導体デバイスは、第1の集積回路ダイ、第1の集積回路ダイ内の単一光子アバランシェダイオード、第1の集積回路ダイに搭載された第2の集積回路ダイ、及び電圧供給端子を単一光子アバランシェダイオードのカソード端子に結合する第2の集積回路ダイ内の積層トランジスタ構造を含み得る。積層トランジスタ構造は、電圧供給端子と単一光子アバランシェダイオードのカソード端子との間に直列に結合され、電圧供給端子への共有バルク接続を有する第1及び第2のトランジスタを含み得る。
所望される場合、積層トランジスタ構造は、単一光子アバランシェダイオードのためのリセットスイッチを形成し得、電圧供給端子は、カソード端子に印加されると、検出動作のために単一光子アバランシェダイオードを構成する過剰電圧を供給するように構成され得る。所望される場合、積層トランジスタ構造は、単一光子アバランシェダイオードのためのクエンチングスイッチ(例えば、能動クエンチング回路の一部分を形成する)を形成し得、電圧供給端子は、接地電圧を供給するように構成され得る。
読み出し経路に沿った読み出し回路(例えば、比較器回路、遅延回路、論理回路など)は、単一光子アバランシェダイオードのカソード端子をピクセル出力端子に結合し得る。読み出し経路に沿った遅延回路は、積層トランジスタ構造を備える電圧レベルシフタを介してクエンチングスイッチに(例えば、介在する論理回路を通して)結合されている出力を提供し得る。
別の例として、半導体デバイスは、半導体基板、半導体基板内に形成された単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第1のドーピングタイプの第1のウェル、半導体基板内に形成された単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第2のドーピングタイプの第2のウェル、第1のウェルに形成された共有バルク端子を有する単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第1の複数のトランジスタ、及び第2のウェルに形成された共有バルク端子を有する単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第2の複数のトランジスタを含み得る。
この例では、所望される場合、第1の複数のトランジスタの共有バルク端子は、第1の電圧を供給する第1の電圧端子に接続され得、第2の複数のトランジスタの共有バルク端子は、第2の電圧を供給する第2の電圧端子に接続され得る。半導体デバイスは、半導体基板上に形成された単一光子アバランシェダイオードピクセルのための読み出し回路を更に含み得る。読み出し回路は、低電圧ドメインで動作するように構成され得、第1及び第2の複数のトランジスタは、高電圧ドメインで動作するように構成され得る。
この例では、所望される場合、第1の複数のトランジスタは、単一光子アバランシェダイオードピクセルのためのリセットスイッチを形成する2つの直列接続トランジスタを含み得、第2の複数のトランジスタは、単一光子アバランシェダイオードピクセルのためのクエンチングスイッチを形成する2つの直列接続トランジスタを含み得る。
一実施形態によれば、半導体デバイスは、第1の集積回路ダイ、第1の集積回路ダイ内の単一光子アバランシェダイオード、第1の集積回路ダイに搭載された第2の集積回路ダイ、及び電圧供給端子を単一光子アバランシェダイオードに結合する第2の集積回路ダイ内の積層トランジスタ構造を含み得る。
別の実施形態によれば、積層トランジスタ構造は、電圧供給端子と単一光子アバランシェダイオードのカソード端子との間に直列に結合された第1及び第2のトランジスタを含み得る。
別の実施形態によれば、第1のトランジスタは、バルク端子を有し得、第2のトランジスタは、バルク端子を有し得、第1のトランジスタのバルク端子は、第2のトランジスタのバルク端子及び電圧供給端子に結合され得る。
別の実施形態によれば、第1のトランジスタは、単一光子アバランシェダイオードのためのリセットトランジスタであり得、電圧供給端子は、カソード端子に印加されると、検出動作のために単一光子アバランシェダイオードを構成する過剰電圧を供給するように構成され得る。
別の実施形態によれば、第2のトランジスタは、第1のトランジスタとカソード端子との間に配設され得る。
別の実施形態によれば、第1及び第2のトランジスタは、p型トランジスタであり得る。
別の実施形態によれば、第1のトランジスタは、単一光子アバランシェダイオードのための能動クエンチング回路を形成し得、電圧供給端子は、接地電圧を供給するように構成され得る。
別の実施形態によれば、第2のトランジスタは、第1のトランジスタとカソード端子との間に配設され得る。
別の実施形態によれば、第1及び第2のトランジスタは、n型トランジスタであり得る。
別の実施形態によれば、半導体デバイスは、追加の電圧供給端子を単一光子アバランシェダイオード及び読み出し経路に結合する、第2の集積回路ダイ内の追加の積層トランジスタ構造を更に含み得る。単一光子アバランシェダイオード、積層トランジスタ構造、追加の積層トランジスタ構造、及び読み出し経路は、ピクセルを形成し得、読み出し経路は、単一光子アバランシェダイオードをピクセル出力端子に結合し得る。
一実施形態によれば、単一光子アバランシェダイオードピクセルは、アノード端子及びカソード端子を有するダイオード、ダイオードのカソード端子を第1の電圧端子に結合するリセットスイッチ、ダイオードのカソード端子を第2の電圧端子に結合するクエンチングスイッチ、並びにダイオードのカソード端子をピクセル出力端子に結合する読み出し経路に沿った読み出し回路を含み得る。リセットスイッチ、クエンチングスイッチ、又は読み出し回路のうちの少なくとも1つは、共有バルク端子を有する2つの直列接続トランジスタを含み得る。
別の実施形態によれば、制御回路は、遅延回路を含み得る。遅延回路の出力は、共有バルク端子を有する2つの直列接続されたトランジスタを備える電圧レベルシフタを介してクエンチングスイッチに結合され得る。
別の実施形態によれば、リセットスイッチは、共有バルク端子を有する2つの直列接続トランジスタを含み得る。共有バルク端子は、第1の電圧端子に結合され得る。
別の実施形態によれば、クエンチングスイッチは、共有バルク端子を有する2つの直列接続トランジスタを含み得る。共有バルク端子は、第2の電圧端子に結合され得る。
別の実施形態によれば、ダイオードは、第1の集積回路ダイ上にあり得る。リセットスイッチ、クエンチングスイッチ、及び読み出し回路は、第1の集積回路ダイに搭載された第2の集積回路ダイ上にあり得る。
一実施形態によれば、半導体デバイスは、半導体基板、半導体基板内に形成された単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第1のドーピングタイプの第1のウェル、半導体基板内に形成された単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第2のドーピングタイプの第2のウェル、第1のウェルに形成された共有バルク端子を有する単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第1の複数のトランジスタ、及び第2のウェルに形成された共有バルク端子を有する単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第2の複数のトランジスタを含み得る。
別の実施形態によれば、第1の複数のトランジスタの共有バルク端子は、第1の電圧を供給する第1の電圧端子に接続され得る。第2の複数のトランジスタの共有バルク端子は、第2の電圧を供給する第2の電圧端子に接続され得る。
別の実施形態によれば、半導体デバイスは、半導体基板上に形成された単一光子アバランシェダイオードピクセルのための読み出し回路を更に含み得る。読み出し回路は、低電圧ドメインで動作するように構成され得る。第1及び第2の複数のトランジスタは、高電圧ドメインで動作するように構成され得る。
別の実施形態によれば、第1の複数のトランジスタは、単一光子アバランシェダイオードピクセルのリセットスイッチを形成する2つの直列接続されたトランジスタを含み得る。
別の実施形態によれば、第2の複数のトランジスタは、単一光子アバランシェダイオードピクセルのためのクエンチングスイッチを形成する2つの直列接続されたトランジスタを含み得る。
上記は、本発明の原理の単なる例示に過ぎず、当業者は様々な修正を行うことができる。前述の実施形態は、個別に、又は任意の組み合わせで実装され得る。

Claims (7)

  1. 半導体デバイスであって、
    第1の集積回路ダイと、
    前記第1の集積回路ダイ内の単一光子アバランシェダイオードと、
    前記第1の集積回路ダイに搭載された第2の集積回路ダイと、
    電圧供給端子を前記単一光子アバランシェダイオードに結合する、前記第2の集積回路ダイ内の積層トランジスタ構造と、を備える、半導体デバイス。
  2. 前記積層トランジスタ構造が、前記電圧供給端子と前記単一光子アバランシェダイオードのカソード端子との間に直列に結合された第1及び第2のトランジスタを備える、請求項1に記載の半導体デバイス。
  3. 前記第1のトランジスタが、バルク端子を有し、前記第2のトランジスタが、バルク端子を有し、前記第1のトランジスタの前記バルク端子が、前記第2のトランジスタの前記バルク端子及び前記電圧供給端子に結合されている、請求項2に記載の半導体デバイス。
  4. 前記第1トランジスタが、前記単一光子アバランシェダイオードのためのリセットトランジスタであり、前記電圧供給端子が、前記カソード端子に印加されたときに前記単一光子アバランシェダイオードを検出動作のために構成する過剰電圧を供給するように構成され、前記第2トランジスタが、前記第1トランジスタと前記カソード端子との間に配設され、前記第1及び第2トランジスタが、p型トランジスタである、請求項2に記載の半導体デバイス。
  5. 前記第1のトランジスタが、前記単一光子アバランシェダイオードのための能動クエンチング回路を形成し、前記電圧供給端子が、接地電圧を供給するように構成され、前記第2のトランジスタが、前記第1のトランジスタと前記カソード端子との間に配設され、前記第1及び第2のトランジスタが、n型トランジスタである、請求項2に記載の半導体デバイス。
  6. 追加の電圧供給端子を前記単一光子アバランシェダイオードに結合する、前記第2の集積回路ダイ内の追加の積層トランジスタ構造と、
    読み出し経路であって、前記単一光子アバランシェダイオード、前記積層トランジスタ構造、前記追加の積層トランジスタ構造、及び前記読み出し経路が、ピクセルを形成し、前記読み出し経路が、前記単一光子アバランシェダイオードをピクセル出力端子に結合する、読み出し経路と、を更に備える、請求項1に記載の半導体デバイス。
  7. 半導体デバイスであって、
    半導体基板と、
    前記半導体基板内に形成された単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第1のドーピング型の第1のウェルと、
    前記半導体基板内に形成された前記単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第2のドーピング型の第2のウェルと、
    前記第1のウェルに形成された共有バルク端子を有する前記単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第1の複数のトランジスタと、
    前記第2のウェルに形成された共有バルク端子を有する前記単一光子アバランシェダイオードピクセルのための第2の複数のトランジスタと、を備える、半導体デバイス。
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