JP2024006703A - 情報処理システム、検索方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザー情報を用いて手書きデータを検索できる検索方法を提供すること。【解決手段】本発明は、表示装置が表示した手書きデータを含む議事録を検索する情報処理システムであって、端末装置からユーザー情報を検索キーとする検索要求を受信した場合、予め定められた規則でまとめられた手書きデータに前記ユーザー情報が対応付けて保存された記憶装置を前記ユーザー情報で検索する検索部と、前記ユーザー情報に適合した前記手書きデータを含む検索結果を前記端末装置に送信する通信部と、を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システム、検索方法、及び、プログラムに関する。
タッチパネル式のディスプレイにユーザーが専用の電子ペンや指などで描画した手書きデータを表示する電子黒板などの表示装置が知られている。単なるホワイトボードと異なり手書きデータを電子データで保存したり、PC(Personal Computer)等の外部装置と接続したりして外部装置が表示する資料の画像を表示装置が表示することができる。
このような表示装置が表示した表示情報を検索する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、デジタイザによりユーザーが文字として描画した自由曲線であっても検索することが可能な検索結果表示装置が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、ユーザー情報を用いて手書きデータを検索することが困難であるという問題があった。すなわち、表示装置が会議などで使用された場合、会議の参加者名で検索するとその参加者が参加した会議の議事録などを検索できる。しかし、参加者により議事録を検索しても、該議事録に所望の手書きデータが含まれているとは限らない。あるいは、検索に適合した議事録からユーザーが所望の手書きデータを探し出すことが容易でなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、ユーザー情報を用いて手書きデータを検索できる検索方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、表示装置が表示した手書きデータを含む議事録を検索する情報処理システムであって、端末装置からユーザー情報を検索キーとする検索要求を受信した場合、予め定められた規則でまとめられた手書きデータに前記ユーザー情報が対応付けて保存された記憶装置を前記ユーザー情報で検索する検索部と、前記ユーザー情報に適合した前記手書きデータを含む検索結果を前記端末装置に送信する通信部と、を有することを特徴とする。
ユーザー情報を用いて手書きデータを検索できる情報処理システムを提供することができる。
検索により目的の手書きデータにたどり着く際の作業を説明する図である。 記録情報の検索方法を説明する図である。 遠隔会議中に実行されたアプリの画面を周囲のパノラマ画像と共に保存する記録情報の作成の概略を説明する図である。 記録情報作成システムの構成例を示す図である。 情報処理システム及び端末装置のハードウェア構成例を示す図である。 ミーティングデバイスのハードウェア構成例を示す図である。 ミーティングデバイスの撮像範囲を説明する図である。 パノラマ画像と話者画像の切り出しを説明する図である。 電子黒板の一例のハードウェア構成図である。 記録情報作成システムにおける端末装置、ミーティングデバイス、及び、情報処理システムの機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。 情報記憶部が記憶している動画記録情報の一例を示す図である。 コミュニケーション管理部が管理する会議情報の一例を示す図である。 対応付け情報記憶部に記憶された、会議IDと機器識別情報とが対応付けられた対応付け情報の一例を示す図である。 ユーザー情報記憶部に記憶されたユーザー情報の一例を示す図である。 記録情報記憶部に記憶されている記録情報とオブジェクト情報の一例を示す図である。 記録情報の一部であるテキストデータの構造を説明する図である。 電子黒板の機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。 機器情報記憶部に記憶されている機器識別情報等の一例を示す図である。 オブジェクト情報記憶部に保存されているオブジェクト情報を説明する図である。 ストローク、手書きデータ、及び手書き資料の関係を説明する図である。 会議情報、手書きデータ、ストロークデータ、及び、ユーザー情報の対応を説明する図である。 手書きデータの区切り方を説明する図である。 情報記録アプリが表示する、結合画像動画表示画面の一例を示す図である。 検索メニュー画面の一例を示す図である。 会議参加者検索ボタンが押下された場合に端末装置が表示する検索画面の一例を示す図である。 情報処理システムから送信された検索結果を表示する検索結果画面の一例を示す図である。 検索条件設定画面の一例を示す図である。 情報記録アプリがパノラマ画像、話者画像及びアプリの画面を録画する手順を示すシーケンス図の一例である。 ユーザーが会議で記録された記録情報及びオブジェクト情報を検索する処理を説明するシーケンス図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、記録情報作成システムと記録情報作成システムが行う検索方法について説明する。
<手書きデータの検索の概略>
参加者が会議で電子黒板などに手書きすることで電子黒板が表示した手書きデータ等が会議に対応づけて保存される。任意のユーザーが会議の参加者をもとにこの手書きデータを再利用したり確認したりしたい場合がある。この場合、ユーザーは、参加者名で手書きデータ等が含まれるオブジェクト情報を検索し、検索に適合したオブジェクト情報が所望の手書きデータを含んでいるか否かを開いて確認しなければならない。あるいは、一つのオブジェクト情報が大きすぎて該当の内容が含まれているかわからない場合も起こっていた。すなわち、ユーザーが参加者名によりオブジェクト情報を検索しても目的の手書きデータにたどり着きにくかった。
図1は、検索により目的の手書きデータにたどり着く際の作業を説明する図である。会議1(図1(a))、会議2(図1(b))が行われ、それぞれ、参加者131,134、テキストデータ132,135、複数の手書きデータ133,136等が保存されている。これらの手書きデータから、ユーザーが、Aさんが手書きした図を確認したいとする。この状況は、例えば、「Aさんが会議中に描いた説明図をもう一度見返したい、いつの会議の議事録に添付されているだろうか。」というような状況である。
このとき検索方法の1つとして、ユーザーがAさんの名前で議事録を検索しても図1(a)(b)のようにAさんが参加した全ての会議の議事録全体が出力されてしまい、Aさんによる手書きデータにたどりつくことが難しい。議事録にはAさん以外の参加者による手書きデータも含まれるためである。
そこで、図2に示すように、本実施形態では、意味がある手書きデータに区切って各手書きデータに筆記者を対応付けておく。図2は、本実施形態における手書きデータの検索方法を説明する図である。本実施形態では、手書きデータに筆記者の識別情報が対応付けて記録される。手書きデータは、ユーザーにとって何らかの意味がある1つ以上のストロークである。図2の手書きデータ137はAさん、手書きデータ138はBさん、手書きデータ139はAさんとCさん、がそれぞれ筆記者である。ユーザーが「Aさん」で手書きデータを検索した場合、手書きデータ137、139が適合するので、ユーザーが目的の手書きデータにたどり着くことが容易になる。
このように本実施形態の検索方法は、意味がある1つ以上のストロークに筆記者を対応付けておくことで、議事録全体ではなくその参加者が筆記したストロークを意味がある単位で提供することができる。したがって、ユーザーが目的の手書きデータにたどり着くことが容易になる。
<用語について>
入力手段とはタッチパネルに座標を指定して手書きが可能な手段であればよい。例えば、電子ペン、人の指や手、棒状部材などがある。
ユーザーがディスプレイに入力手段を押しつけてから連続的に移動させた後、ディスプレイから離すという一連の操作をストロークという。ストロークは、ディスプレイに接触することなく、ユーザーの動きを追跡することを含む。この場合、表示装置は、例えばマウスやポインティングデバイスを使用して、ユーザーのジェスチャー、ユーザーの手又は足によるボタンの押下、又は他の方法で、ストロークを開始させてもよい。更に、ユーザーは、同じ又は異なるジェスチャー、ボタンを離す、又はマウスやポインティングデバイスを使用して、ストロークを終了させてもよい。
ストロークデータとは、入力手段により入力される座標の軌跡に基づいてディスプレイに表示される情報である。ストロークデータは適宜、補間されてよい。手書きデータとは、1つ以上のストロークデータを有するデータである。手書きデータには、描画ツール(直線描画ツール、円形描画ツール等)を使った図形の描写等も含まれる。手書き入力とは、ユーザーによって、手書きデータが入力されることを示している。手書き入力は、タッチインターフェース、ペンやスタイラスなどの触覚オブジェクト、又はユーザーの体を使って実行されてもよい。また、手書き入力は、ジェスチャーベースの入力、手の動きの追跡入力、又はユーザーによる他のタッチフリー入力など、他のタイプの入力を介して実行されてもよい。本発明の実施形態では、手書き入力及び手書き入力データに言及するが、他の形態の手書き入力が利用されてもよい。
ストロークデータに基づいてディスプレイに表示される表示物をオブジェクトという。オブジェクトとは対象という意味であるが、本実施形態では表示対象などの意味である。ストロークデータが手書き認識して変換されたオブジェクトには、テキストの他、「済」などの決まった文字やマークとして表示されるスタンプ、円や星などの図形、直線等も含まれてよい。テキストとは主に1つ以上の文字を含む文字列(文字コード)であり、数字、記号なども含む。テキストを文字列という場合がある。
ユーザー情報は、ユーザーを特定できる情報であればよい。本実施形態では、ユーザー情報は、参加者名又はユーザーIDという用語で説明され、参加者名とユーザーIDは相互に変換可能である。
記憶装置は、議事録が記憶されている装置であればよい。議事録は、会議にて議論された内容や取り決められたことなどが記録された情報である。本実施形態では、記録情報(結合画像動画、テキストデータ)及びオブジェクト情報が議事録に保存されている。記録情報記憶部7001が記憶装置の一例である。記録情報記憶部7001を情報処理システムが有していてもよい。
会議とは、関係者が対面又はリモートで、特定の目的に関して意見交換し、合意、施策などの意思決定をすること。会議は、会、会合、集会、寄り合い、集まり、ミーティングなどともいう。
予め定められた規則とは、手書きされた複数のストロークデータをどのように区切るかを決まりである。規則を条件と称してもよい。本実施形態では、この規則を時間的な間隔として説明する。
<遠隔会議における議事録の作成方法の一例>
図3を参照して、パノラマ画像とアプリの画面を用いた議事録の作成方法の概略を説明する。図3は、遠隔会議中に実行されたアプリの画面を周囲のパノラマ画像と共に保存する記録情報の作成の概略を説明する図である。図3に示すように、図示する自拠点102にいるユーザーが遠隔会議サービスシステム90を利用して、他の拠点101と遠隔会議を行っている。
本実施形態の記録情報作成システム100は、マイクとスピーカを備えたミーティングデバイス60が撮像した水平パノラマ画像(以下、パノラマ画像という)と、端末装置10が実行するアプリケーション(以下、アプリという)が作成する画面と、を用いて、記録情報(議事録)を作成する。音声については、記録情報作成システム100は、遠隔会議アプリ42が受信する音声と、ミーティングデバイス60が取得する音声とを合成して、記録情報に含める。以下、概略を説明する。
(1) 端末装置10では、後述する情報記録アプリ41と遠隔会議アプリ42とが動作している。この他、資料表示用のアプリなども動作していてよい。情報記録アプリ41は、端末装置10が出力する音声(遠隔会議アプリ42が他拠点から受信した音声を含む。)をミーティングデバイス60(第二の機器、機器の一例)に送信する。ミーティングデバイス60は、自身が取得している音声と、遠隔会議アプリ42の音声とをミキシング(合成)する。
(2) ミーティングデバイス60はマイクを備え、音声を取得した方向に基づき、パノラマ画像から話者を切り出す処理を行い、話者画像を作成する。ミーティングデバイス60は、パノラマ画像と話者画像の両方を端末装置10に送信する。
(3) 端末装置10で動作する情報記録アプリ41は、パノラマ画像203と話者画像204を表示できる。情報記録アプリ41は、ユーザーが選択した任意のアプリ画面(例えば遠隔会議アプリ42の画面103)と、パノラマ画像203と話者画像204と、を結合する。例えば、左側にパノラマ画像203と話者画像204、右側に遠隔会議アプリ42の画面103が配置されるように、パノラマ画像203、話者画像204、アプリの画面103を結合する(以下、結合画像105という)。(3)の処理は繰り返し実行されるので、結合画像105は動画となる(以下、結合画像動画という)。また、情報記録アプリ41は、結合画像動画に合成された音声を結合して音声付きの動画を作成する。
なお、本実施形態では、パノラマ画像203、話者画像204、アプリの画面103を結合する例を説明するが、情報記録アプリ41がこれらを別々に保存し、再生時に画面に配置してもよい。
(4) 情報記録アプリ41は、編集作業(ユーザーによる不要箇所のカット)を受け付け、結合画像動画を完成させる。結合画像動画は記録情報の一部を構成する。
(5) 情報記録アプリ41は、作成した結合画像動画(音声付き)をストレージサービスシステム70に送信し保存しておく。
(6) また、情報記録アプリ41は、結合画像動画から音声のみを抽出しておき(結合前の音声を取っておいてもよい)、抽出した音声を、情報処理システム50に送信する。情報処理システム50は音声をテキストデータに変換する音声認識サービスシステム80に送信し、音声をテキスト化する。テキストデータには、録画開始から何分後に話したか、というデータも含まれる。
なお、リアルタイムのテキスト化の場合、ミーティングデバイス60が情報処理システム50に直接音声を送信する。情報処理システム50は音声認識により得られたテキストデータをリアルタイムに情報記録アプリ41に送信する。
(7) 情報処理システム50は、結合画像動画を格納したストレージサービスシステム70に、テキストデータを追加で格納する。テキストデータは記録情報の一部を構成する。
なお、情報処理システム50は、ユーザーに対し利用したサービスに応じた課金処理を実行できる。例えば、課金はテキストデータ量、結合画像動画のファイルサイズ、処理時間などに基づいて算出される。
このように、結合画像動画には、ユーザーを含む周囲のパノラマ画像や話者画像が表示され、更に、遠隔会議アプリ42など、遠隔会議中に表示されたアプリの画面が表示される。遠隔会議の参加者や参加者でない者が、結合画像動画を議事録として閲覧した場合、遠隔会議中の様子が臨場感と共に再現される。
<システム構成例>
続いて、図4を参照して、記録情報作成システム100のシステム構成を説明する。図4は、記録情報作成システム100の構成例を示す。図4では、遠隔会議を行う複数の拠点のうち1つの拠点(自拠点102)を示し、自拠点102における端末装置10がネットワークを介して情報処理システム50と、ストレージサービスシステム70と、遠隔会議サービスシステム90と、通信する。自拠点102には更に、ミーティングデバイス60と電子黒板2が配置され、端末装置10はこのミーティングデバイス60とUSBケーブル等を介して通信可能に接続されている。なお、ミーティングデバイス60、電子黒板2及び情報処理システム50が機器管理システムとして動作する。
端末装置10では、少なくとも情報記録アプリ41と遠隔会議アプリ42とが動作する。遠隔会議アプリ42は、他の拠点101の端末装置10とネットワーク上の遠隔会議サービスシステム90を介して通信することができ、各拠点のユーザー同士が遠隔地から会議できるようになっている。情報記録アプリ41は、遠隔会議アプリ42が実施する遠隔会議における記録情報を、情報処理システム50及びミーティングデバイス60の機能を使って作成する。
なお、本実施形態では、遠隔会議中の記録情報を作成する例を説明するが、会議は、遠隔の拠点と通信する会議でなくてもよい。つまり、会議は1拠点内の参加者のみが参加する会議でもよい。この場合、ミーティングデバイス60が撮像する画像と集音した音声がそれぞれ合成なしに保存される他、情報記録アプリ41の処理に変更はない。
端末装置10には通常の画角のカメラが内蔵されており(外付けでもよい)、端末装置10を操作するユーザー107を含む正面の画像を撮像している。通常の画角とは、パノラマ画像でない画像であるが、本実施形態では、主に全天球画像のように曲面でない平面画像である。したがって、ユーザーは、情報記録アプリ41を意識することなく、遠隔会議アプリ42を使用した従来の遠隔会議が可能である。情報記録アプリ41やミーティングデバイス60は、端末装置10の処理負荷増を除けば遠隔会議アプリ42に影響を与えない。なお、遠隔会議アプリ42はミーティングデバイス60が撮像するパノラマ画像や話者画像を遠隔会議サービスシステム90に送信することも可能である。
情報記録アプリ41はミーティングデバイス60と通信して記録情報を作成する。情報記録アプリ41はまた、ミーティングデバイス60が取得した音声と遠隔会議アプリ42が他の拠点から受信した音声との合成等を行う。この合成はミーティングデバイス60が行う場合がある。ミーティングデバイス60は、パノラマ画像の撮像装置、マイク、及び、スピーカを備えたミーティング用のデバイスである。端末装置10が有するカメラは正面の限られた範囲しか撮像できないが、ミーティングデバイス60はミーティングデバイス60を囲む全周囲(必ずしも全周囲でなくてもよい)を撮像できる。ミーティングデバイス60は図4に示す複数の参加者106を常に画角に収めることができる。
この他、ミーティングデバイス60は、パノラマ画像からの話者画像の切り出し等を行う。なお、ミーティングデバイス60は、机の上に限らず自拠点102のどこに配置されてもよい。ミーティングデバイス60は全天球画像を撮像できるので、例えば天井に配置されてもよい。
情報記録アプリ41は、端末装置10で実行中のアプリの一覧表示、上記した記録情報のための画像合成(結合画像動画の作成)、結合画像動画の再生、編集の受け付け等を行う。また、情報記録アプリ41は、実施された又はこれから実施される予定の遠隔会議のリスト表示、等を行う。遠隔会議のリストは、記録情報に関する情報に使用され、ユーザーが遠隔会議と記録情報とを結びつけることができる。
遠隔会議アプリ42は、他の拠点101との通信接続、他の拠点101との画像及び音声の送受信、画像の表示や音声の出力等を行う。
なお、情報記録アプリ41及び遠隔会議アプリ42はWebアプリでもネイティブアプリでもよい。Webアプリとは、Webサーバー上のプログラムとWebブラウザ上のプログラムが協働して処理を行うアプリであり、端末装置10へのインストールが不要なアプリである。ネイティブアプリとは、端末装置10にインストールして利用されるアプリである。本実施形態では、両者ともネイティブアプリであるとして説明する。
端末装置10は、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末等、通信機能を備えた汎用的な情報処理装置でよい。端末装置10は、この他、電子黒板2、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC、カーナビ、産業機械、医療機器、ネットワーク家電等でもよい。端末装置10は情報記録アプリ41と遠隔会議アプリ42が動作する装置であればよい。
電子黒板2は、ペンや指等の入力手段でタッチパネルに手書きされたデータをディスプレイに表示する。電子黒板2は、有線又は無線で端末装置10等と通信することができ、端末装置10が表示する画面を取り込んでディスプレイに表示することができる。電子黒板2は、手書きデータをテキストデータに変換したり、他の拠点の電子黒板2とディスプレイに表示される情報を共有したりすることができる。電子黒板2は、タッチパネルを有さない単なる白板にプロジェクタが映像を投影する形態のものでもよい。また、電子黒板2は、タッチパネルを備えたタブレット端末、ノートPC、PDA、ゲーム機等でもよい。
電子黒板2は、情報処理システム50と通信することができる。電子黒板2は、例えば、電源オンされた後、情報処理システム50にポーリングするなどして、情報処理システム50から情報を受信できる。
情報処理システム50は、ネットワーク上に配置された一台以上の情報処理装置である。情報処理システム50は、情報記録アプリ41と協働して処理を行う1つ以上のサーバーアプリと、基盤サービスを有している。このサーバーアプリは、遠隔会議のリストの管理、遠隔会議で記録された記録情報の管理、各種設定やストレージパスの管理等を行う。基盤サービスは、ユーザー認証や契約、課金処理等を行う。
なお、情報処理システム50の機能の全て又は一部は、クラウド環境に存在してもよいし、オンプレミス環境に存在してもよい。情報処理システム50は複数台のサーバー装置により構成されてもよいし、一台の情報処理装置により構成されてもよい。例えば、サーバーアプリと基盤サービスが別々の情報処理装置より提供されてよいし、更にサーバーアプリ内の機能ごとに情報処理装置が存在してもよい。情報処理システム50と次述するストレージサービスシステム70、音声認識サービスシステム80が一体でもよい。
ストレージサービスシステム70は、ネットワーク上の記憶手段であり、ファイル等の保存を受け付けるストレージサービスを提供する。ストレージサービスシステム70としてはOne Drive(登録商標)、Google Workspace(登録商標)、DropBox(登録商標)等が知られている。ストレージサービスシステム70は、オンプレミスのNAS(Network Attached Storage)等でもよい。
音声認識サービスシステム80は、音声データに音声認識を行いテキストデータに変換するサービスを提供する。音声認識サービスシステム80は、汎用的な商用サービスでもよいし、情報処理システム50の機能の一部でもよい。
<ハードウェア構成例>
図5を参照して、本実施形態に係る情報処理システム50及び端末装置10のハードウェア構成について説明する。
<<情報処理システム及び端末装置>>
図5は、本実施形態に係る情報処理システム50及び端末装置10の一例のハードウェア構成を示す図である。図5に示されているように、情報処理システム50及び端末装置10はコンピュータによって構築されており、CPU501、ROM502、RAM503、HD(Hard Disk)504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、光学ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、情報処理システム50及び端末装置10全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワークを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図5に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、又は各種指示などの入力に使用される複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。光学ドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としての光記憶媒体513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、光記憶媒体513は、CD,DVD、Blu-ray(登録商標)等でよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<<ミーティングデバイス>>
図6を用いて、ミーティングデバイス60のハードウェア構成を説明する。図6は、360°の動画を撮像可能なミーティングデバイス60のハードウェア構成図の一例である。以下では、ミーティングデバイス60は撮像素子を使用した、デバイスの周囲360°の動画を所定の高さで撮像する装置とするが、撮像素子は1つでも2つ以上のいくつでもよい。また、必ずしも専用装置である必要はなくPCやデジタルカメラ、スマートフォン等に後付けの360°動画の撮像ユニットを取り付けることで、実質的に同じ機能を有するようにしてもよい。
図6に示されているように、ミーティングデバイス60は、撮像ユニット601、画像処理ユニット604、撮像制御ユニット605、マイク608、音処理ユニット609、CPU(Central Processing Unit)611、ROM(Read Only Memory)612、SRAM(Static Random Access Memory)613、DRAM(Dynamic Random Access Memory)614、操作部615、外部機器接続I/F616、通信部617、アンテナ617a、音声センサー618、及びMicro USB用の凹状の端子621によって構成されている。
このうち、撮像ユニット601は、半球画像を結像するための360°の画角を有する広角レンズ(いわゆる魚眼レンズ)602と、各広角レンズに対応させて設けられている撮像素子603(イメージセンサー)を備えている。撮像素子603は、魚眼レンズ602による光学像を電気信号の画像データに変換して出力するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサーやCCD(Charge Coupled Device)センサーなどの画像センサー、この画像センサーの水平又は垂直同期信号や画素クロックなどを生成するタイミング生成回路、この撮像素子の動作に必要な種々のコマンドやパラメータなどが設定されるレジスタ群などを有している。
撮像ユニット601の撮像素子603(イメージセンサー)は、画像処理ユニット604とパラレルI/Fバスで接続されている。一方、撮像ユニット601の撮像素子603は、撮像制御ユニット605とは、シリアルI/Fバス(I2Cバス等)で接続されている。画像処理ユニット604、撮像制御ユニット605及び音処理ユニット609は、バス610を介してCPU611と接続される。更に、バス610には、ROM612、SRAM613、DRAM614、操作部615、外部機器接続I/F616、通信部617、及び音声センサー618なども接続される。
画像処理ユニット604は、撮像素子603から出力される画像データをパラレルI/Fバスを通して取り込み、画像データに対して所定の処理を施して、魚眼映像からパノラマ画像や話者画像のデータを作成する。更に、画像処理ユニット604は、パノラマ画像と話者画像等を合成処理して、1つの動画を出力する。
撮像制御ユニット605は、一般に撮像制御ユニット605をマスタデバイス、撮像素子603をスレーブデバイスとして、I2Cバスを利用して、撮像素子603のレジスタ群にコマンド等を設定する。必要なコマンド等は、CPU611から受け取る。また、撮像制御ユニット605は、同じくI2Cバスを利用して、撮像素子603のレジスタ群のステータスデータ等を取り込み、CPU611に送る。
また、撮像制御ユニット605は、操作部615の撮像開始ボタンが押下されたタイミングあるいはPCから撮像開始指示を受信したタイミングで、撮像素子603に画像データの出力を指示する。ミーティングデバイス60によっては、ディスプレイ(例えば、PCやスマートフォンのディスプレイ)によるプレビュー表示機能や動画表示に対応する機能を持つ場合もある。この場合は、撮像素子603からの画像データの出力は、所定のフレームレート(フレーム/分)によって連続して行われる。
また、撮像制御ユニット605は、後述するように、CPU611と協働して撮像素子603の画像データの出力タイミングの同期をとる同期制御手段としても機能する。なお、本実施形態では、ミーティングデバイス60にはディスプレイが設けられていないが、表示部を設けてもよい。
マイク608は、音を音(信号)データに変換する。音処理ユニット609は、マイク608a、マイク608b、マイク608cから出力される音声データをI/Fバスを通して取り込み、これらの音声データをミキシングして所定の処理を施す。音処理ユニット609はまた、マイク608a、マイク608b、マイク608cから入力される音声レベル(音量)から音源(発話者)の方向を判断する。
CPU611は、ミーティングデバイス60の全体の動作を制御すると共に必要な処理を実行する。ROM612は、ミーティングデバイス60を動作させるための種々のプログラムを記憶している。SRAM613及びDRAM614はワークメモリであり、CPU611で実行するプログラムや処理途中のデータ等を記憶する。特にDRAM614は、画像処理ユニット604での処理途中の画像データや処理済みの正距円筒射影画像のデータを記憶する。
操作部615は、撮像開始ボタン615aなどの操作ボタンの総称である。ユーザーは操作部615を操作することで、撮像や録画を開始する他、電源ON/OFFの実行、通信接続の実行、種々の撮像モードや撮像条件などの設定を入力する。
外部機器接続I/F616は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、PC等である。DRAM614に記憶された動画データや画像データは、この外部機器接続I/F616を介して外部端末に送信されたり、外付けのメディアに記録されたりする。
通信部617は、ミーティングデバイス60に設けられたアンテナ617aを介して、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信技術によって、インターネット経由でクラウドサーバと通信し、記憶した動画データや画像データをクラウドサーバに送信してもよい。また、通信部617は、BLE(Bluetooth Low Energy。登録商標)やNFC等の近距離無線通信技術を用いて付近のデバイスと通信可能でもよい。
音声センサー618は、ミーティングデバイス60の周辺(水平面)の360°においてどの方向から音声が大きい音で入力されたかを特定するために、360°の音声情報を取得するセンサーである。音処理ユニット609は入力した360°の音声パラメータに基づき、最も強い方向を特定して360°における音声入力方向を出力する。
なお、他のセンサー(方位・加速度センサーやGPS等)が方位・位置・角度・加速度等を算出し、画像補正や位置情報付加に用いてもよい。
また画像処理ユニット604は、パノラマ画像の作成を次の方法で行う。CPU611は、球面映像を入力するイメージセンサーから入力されたRAWデータをBayer変換(RGB補完処理)等の所定のカメラ映像処理を行って魚眼映像(曲面の映像)を作成する。更に作成した魚眼映像(曲面の映像)に対してDeWarp処理(歪み補正処理)を行い、ミーティングデバイス60の周辺の360°が写ったパノラマ画像(平面の映像)を作成する。
CPU611は話者画像の作成を次の方法で行う。CPU611は周辺の360°が写ったパノラマ画像(平面の映像)から、話者を切り出した話者画像を作成する。CPU611は、音声センサー618及び音処理ユニット609を用いて出力した360°から特定した音声入力方向を、話者の方向として、上記パノラマ画像から話者画像を切り出す。このとき音声入力方向から人の画像を切り出す方法は、360°から特定した音声方向を中心に30°を切り取って、その中で顔検出を実施して切り出す。CPU611は、更に切り出した話者画像のうち、直近で発言のあった特定人数分(3名等)の話者画像を特定する。
パノラマ画像と、1以上の話者画像は個別に情報記録アプリ41に送信されてもよいし、ミーティングデバイス60がこれらから1枚の画像を作成して、情報記録アプリ41に送信してもよい。本実施形態では、パノラマ画像と1以上の話者画像は個別にミーティングデバイス60から情報記録アプリ41に送信されるものとする。
図7は、ミーティングデバイス60の撮像範囲を説明する図である。図7(a)に示すように、ミーティングデバイス60は水平方向に360°の範囲を撮像する。図7(b)に示すように、ミーティングデバイス60は、ミーティングデバイス60の高さに水平な方向を0°とし、上下に所定の角度を撮像範囲とする。
図8は、パノラマ画像と話者画像の切り出しを説明する図である。図8に示すように、ミーティングデバイス60が撮像する画像は球体の一部110をなすため、三次元の形状を有している。ミーティングデバイス60は、図7(b)で示したように、上下の所定角度と左右の所定角度ごとに画角を区切って透視投影変換を行う。透視投影変換を水平方向360°の全体で隙間なく行うことで、所定数の平面画像が得られるので、所定数の平面画像を左右に連結することでパノラマ画像111が得られる。また、ミーティングデバイス60はパノラマ画像から音声方向を中心に所定の範囲で顔検出を実施して、顔の中心から左右に15°(全体で30°)を切り出すことで、話者画像112を作成する。
<<電子黒板>>
図9は、電子黒板2のハードウェア構成図である。図9に示されているように、電子黒板2は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403、SSD(Solid State Drive)404、ネットワークI/F405、及び、外部機器接続I/F(Interface)406を備えている。
これらのうち、CPU401は、電子黒板2全体の動作を制御する。ROM402は、IPL(Initial Program Loader)等のOSの起動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。SSD404は、電子黒板2用のプログラム等の各種データを記憶する。ネットワークI/F405は、通信ネットワークとの通信を制御する。外部機器接続I/F406は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ430、外付け機器(マイク440、スピーカ450、カメラ460)である。
また、電子黒板2は、キャプチャデバイス411、GPU412、ディスプレイコントローラ413、接触センサー414、センサコントローラ415、電子ペンコントローラ416、近距離通信回路419、及び近距離通信回路419のアンテナ419a、電源スイッチ422及び選択スイッチ類423を備えている。
これらのうち、キャプチャデバイス411は、外付けのPC470のディスプレイの表示情報を静止画又は動画として表示させる。GPU(Graphics Processing Unit)412は、グラフィクスを専門に扱う半導体チップである。ディスプレイコントローラ413は、GPU412からの出力画像をディスプレイ480等へ出力するために画面表示の制御及び管理を行う。接触センサー414は、ディスプレイ480上に電子ペン490やユーザーの手H等が接触したことを検知する。センサコントローラ415は、接触センサー414の処理を制御する。接触センサー414は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ480の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ480に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ480の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサー414である受発光装置は、物体によって赤外線が遮断された位置(受光素子上の位置)をセンサコントローラ415に出力し、センサコントローラ415が、これらの2つの位置情報から物体の接触位置である座標位置を特定する。電子ペンコントローラ416は、電子ペン490とBluetooth通信することで、ディスプレイ480へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。近距離通信回路419は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。電源スイッチ422は、電子黒板2の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。選択スイッチ類423は、例えば、ディスプレイ480の表示の明暗や色合い等を調整するためのスイッチ群である。
更に、電子黒板2は、バスライン410を備えている。バスライン410は、図9に示されているCPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
なお、接触センサー414は、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネルでもよい。接触センサー414は、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネルでもよい。接触センサー414は、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルでもよい。この他、接触センサー414は種々の検出手段を用いてもよい。また、電子ペンコントローラ416が、電子ペン490のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン490のユーザーが握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判断するようにしてもよい。
<機能について>
次に、図10を参照して、記録情報作成システム100が有する機能構成について説明する。図10は、記録情報作成システム100における端末装置10、ミーティングデバイス60、及び、情報処理システム50の機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。
<<端末装置>>
端末装置10で動作する情報記録アプリ41は、通信部11、操作受付部12、表示制御部13、アプリ画面取得部14、音声取得部15、デバイス通信部16、録画制御部17、音声データ処理部18、録画再生部19、アップロード部20、編集処理部21、及び、コード解析部22、を有している。端末装置10が有するこれら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503に展開された情報記録アプリ41に従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、端末装置10は、図5に示されているHD504等によって構築される記憶部1000を有している。記憶部1000には情報記憶部1001が構築されている。
通信部11は、ネットワークを介して情報処理システム50と各種の情報を通信する。通信部11は、例えば、遠隔会議のリストを情報処理システム50から受信したり、音声データの認識要求を情報処理システム50に送信したりする。
表示制御部13は情報記録アプリ41に設定されている画面遷移にしたがって情報記録アプリ41においてユーザーインターフェースとなる各種の画面を表示する。操作受付部12は、情報記録アプリ41に対する各種の操作を受け付ける。
アプリ画面取得部14は、デスクトップ画面、又は、ユーザーが選択したアプリの画面をOS(Operating System)等から取得する。ユーザーが選択したアプリが遠隔会議アプリ42の場合、遠隔会議アプリ42が生成する画面(各拠点の画像、資料の画像等)が得られる。
音声取得部15は、遠隔会議アプリ42が遠隔会議において受信した音声データを遠隔会議アプリ42から取得する。なお、音声取得部15が取得する音声は、端末装置10が集音する音声は含まれず、遠隔会議において受信された音声データのみである点に注意されたい。ミーティングデバイス60が別に、音声を集音しているためである。
デバイス通信部16は、USBケーブルなどを利用してミーティングデバイス60と通信する。デバイス通信部16は、無線LANやBluetooth(登録商標)等でミーティングデバイス60と通信してよい。デバイス通信部16は、パノラマ画像と話者画像をミーティングデバイス60から受信し、音声取得部15が取得した音声データをミーティングデバイス60に送信する。デバイス通信部16は、ミーティングデバイス60で合成された音声データを受信する。
録画制御部17は、デバイス通信部16が受信したパノラマ画像と話者画像、及び、アプリ画面取得部14が取得したアプリの画面を結合し、結合画像を作成する。また、録画制御部17は繰り返し作成する結合画像を時系列に接続して結合画像動画を作成し、ミーティングデバイス60で合成された音声データを結合画像動画に結合して音声付きの結合画像動画を作成する。
音声データ処理部18は、録画制御部17が抽出する結合画像動画に結合された音声データ、又は、ミーティングデバイス60から受信した合成後の音声データの、テキストデータへの変換を情報処理システム50に要求する。
録画再生部19は、結合画像動画の再生を行う。結合画像動画は、録画中は端末装置10に保存され、その後、情報処理システム50にアップロードされる。
アップロード部20は、遠隔会議が終了すると、結合画像動画を情報処理システム50に送信する。
編集処理部21は、ユーザーの操作に応じて、結合画像動画の編集(一部の削除、つなぎ合わせ等)を実行する。
コード解析部22は、パノラマ画像に含まれる二次元コードを検出すると共に、二次元コードを解析して機器識別情報を取得する。
図11は、情報記憶部1001が記憶している動画記録情報を示す。動画記録情報は、会議ID、録画ID、更新日時、タイトル、アップロード、保存先等の各項目を有している。ユーザーが情報処理システム50にログインすると、情報記録アプリ41は情報処理システム50の会議情報記憶部5001から会議情報をダウンロードする。会議情報に含まれる会議IDなどが動画記録情報に反映される。図11の動画記録情報は、あるユーザーが操作する端末装置10が保持するものである。
・会議IDは、開催された遠隔会議を識別する識別情報である。会議IDは、会議管理システム9に遠隔会議の予定が登録された際に採番されるか、又は、情報記録アプリ41からの要求で情報処理システム50が採番する。
・録画IDは、遠隔会議において録画された結合画像動画を識別する識別情報である。録画IDはミーティングデバイス60が採番するが、情報記録アプリ41や情報処理システム50が採番してもよい。同じ会議IDに異なる録画IDが付与されるのは、遠隔会議の途中で録画が終了したが、何らかの理由で再開した場合を示す。
・更新日時は、結合画像動画が更新された(録画が終了した)日時である。結合画像動画が編集された場合、編集された日時である。
・タイトルは、会議の会議名である。会議管理システム9への会議の登録時に設定されてもよいし、ユーザーが任意に設定してもよい。
・アップロードは、結合画像動画が情報処理システム50にアップロードされたか否かを示す。
・保存先は、ストレージサービスシステム70において、結合画像動画、テキストデータ、及び、オブジェクト情報が保存されている場所(URLやファイルパス)を示す。したがって、ユーザーはアップロードされた結合画像動画を任意に閲覧できる。なお、結合画像動画とテキストデータは、例えばURLに続いて別々のファイル名で保存される。
<<ミーティングデバイス>>
図10に戻って説明する。ミーティングデバイス60は、端末通信部61、パノラマ画像作成部62、話者画像作成部63、集音部64、及び、音声合成部65を有している。ミーティングデバイス60が有するこれら各部は、図6に示されている各構成要素のいずれかが、ROM612からDRAM614に展開されたプログラムに従ったCPU611からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。
端末通信部61は、USBケーブルなどを利用して端末装置10と通信する。端末通信部61は、有線ケーブルで接続されるだけでなく、無線LANやBluetooth(登録商標)等で端末装置10と通信可能であればよい。
パノラマ画像作成部62はパノラマ画像を作成する。話者画像作成部63は話者画像を作成する。これらの作成方法は図7、図8にて説明した。
集音部64は、ミーティングデバイス60が有するマイクが取得する音声を音声データ(デジタル)に変換する。これにより、端末装置10側の拠点でユーザーや参加者が発言した内容が集音される。
音声合成部65は、端末装置10から送信された音声と集音部64が集音した音声を合成する。これにより、他の拠点101で発言された音声と、自拠点102の発言がまとめられる。
<<情報処理システム>>
情報処理システム50は、通信部51、認証部52、画面生成部53、コミュニケーション管理部54、機器管理部55、テキスト変換部56、手書きデータ分割部57、検索部58を有する。情報処理システム50が有するこれら各部は、図5に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503に展開されたプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。また、情報処理システム50は、図5に示されているHD504等によって構築される記憶部5000を有している。記憶部5000には、会議情報記憶部5001、録画情報記憶部5002、対応付け情報記憶部5003、ユーザー情報記憶部5004、が構築される。
通信部51は、端末装置10と各種の情報を送受信する。通信部51は、例えば、遠隔会議のリストを端末装置10に送信したり、音声データの認識要求を端末装置10から受信したりする。
認証部52は、端末装置10を操作するユーザーを認証する。認証部52は、例えば、通信部51によって受信された認証要求に含まれている認証情報(ユーザーID及びパスワード)が予め保持する認証情報と一致するか否かにより、ユーザーを認証する。なお、認証情報は、ICカードのカード番号、顔や指紋などの生体認証情報等でもよい。また、認証部52は、外部の認証システムやOAUTHなどの認証方法で認証してもよい。
画面生成部53は、情報記録アプリ41が表示する情報を提供する。画面の構成は情報記録アプリ41が有しているので、画面生成部53は、ヒートマップや活発度などをXML等で端末装置10に提供する。端末装置10がWebアプリを実行する場合、画面生成部53は、Webアプリが表示する画面情報の生成を行う。画面情報は、HTML、XML、CSS(Cascade Style Sheet)、及びJavaScript(登録商標)等により作成される。
コミュニケーション管理部54は、各ユーザーのアカウント又は情報処理システム50に付与されたシステム用のアカウントで、遠隔会議に関する情報を会議管理システム9から取得する。コミュニケーション管理部54は、予約された会議の会議情報を会議IDと対応付けて会議情報記憶部5001に記憶させる。また、コミュニケーション管理部54は、テナントに所属するユーザーに閲覧権限がある会議情報を取得する。会議には会議IDが設定されているので、会議IDにより遠隔会議と記録情報が対応付けられる。
機器管理部55は、会議で使用される電子黒板2とミーティングデバイス60の機器識別情報を受信した場合、それらを対応付けて対応付け情報記憶部5003に保存する。したがって、会議IDと電子黒板2の機器識別情報とミーティングデバイス60の機器識別情報が対応付けられる。会議IDには結合画像動画も対応付けられるので、電子黒板2で入力された手書きデータと結合画像動画も対応付けられる。また、機器管理部55は、録画が終了されると(会議が終了すると)、対応付け情報記憶部5003から対応付けを削除する。
テキスト変換部56は、端末装置10からテキストデータへの変換を要求された音声データを外部の音声認識サービスシステム80を利用してテキストデータに変換する。テキスト変換部56自身が変換してもよい。
手書きデータ分割部57は、電子黒板2から送信された手書きデータについて、手書きの中断による時間的な区切りに応じて一まとまりのストロークデータを1つの手書きデータに区切る。本実施形態では、手書きデータに筆記者IDが対応付けられる。また、検索時に提供できるように1つの手書きデータが1つのファイル(例えばPDFファイル)で保存される。なお、手書きデータは、手書き場所の違いによる距離的な区切りのみ、又は、時間と距離の両方で分割されてもよい。
図12は、コミュニケーション管理部54が管理する、会議情報記憶部5001に記憶された会議情報の一例である。コミュニケーション管理部54は上記のアカウントを使ってテナントに所属する当該ユーザーが閲覧権限のある遠隔会議のリストを取得できる。本実施形態では、遠隔会議を例にしているが、遠隔会議のリストには1つの会議室だけで開催される会議も含まれている。
会議情報は会議IDで管理され、参加者、タイトル(会議名)、開始日時、終了日時、場所などと対応付けられている。これらは会議情報の一例であり、会議情報は、他にも情報を含みうる。
・参加者の項目は、会議の参加者である。
・タイトルの項目は、会議名や会議の議題など、会議の内容を表す。
・開始日時の項目は、会議が開始される予定の日時である。
・終了日時の項目は、会議が終了する予定の日時である。
・場所の項目は、会議の開催場所であり、例えば会議室や、支社名、建屋などである。
・電子黒板情報の項目は、会議で使用された電子黒板2の識別情報である。
・ミーティングデバイスの項目は、会議で使用されたミーティングデバイス60の識別情報である。
・閲覧権限の項目は、会議の開催者が予め会議情報を登録する際又は開催後に閲覧権限をもつユーザーとして登録したユーザーIDである。例えば、会議ごとに、参加者のみ、参加者+任意のユーザー名、又は、任意のユーザー名などが会議情報に登録される。登録されたユーザー以外が検索した場合、検索部58は検索に適合しても当該会議の記録情報及びオブジェクト情報に関する検索結果を提供しない。
図11,図12に示すように、会議IDにより会議で録画された結合画像動画が特定される。
録画情報記憶部5002に記憶されている録画情報は図11と同様でよい。ただし、情報処理システム50では、テナントに所属する全てのユーザーが録画した結合画像動画のリストを有する。
図13は、対応付け情報記憶部5003に記憶された、会議IDに対し、電子黒板2の機器識別情報とミーティングデバイス60の機器識別情報が対応付けられた対応付け情報を示す。情報記録アプリ41が機器識別情報を情報処理システム50に送信してから、録画を終了するまでこの対応付け情報が保持される。
図14は、ユーザー情報記憶部5004に記憶されたユーザー情報の一例である。ユーザー情報記憶部5004には、ユーザーID、名前、部署、パスワード、権限情報等が対応付けて記憶されている。ユーザーIDは例えば職員を識別する識別情報である。名前はユーザーの氏名やニックネームなどである。部署はユーザーが所属する部署である。パスワードはユーザーがログインする際に入力したパスワードと比較される文字列である。権限情報は、ユーザーに関する各種の権限である。記録情報及びオブジェクト情報の検索時に、権限情報は閲覧権限情報となる。権限情報は数が大きいほど権限が強い。例えば、検索者であるユーザーの権限情報が、手書きデータやテキストデータに添付されたユーザーの権限情報以上でないと、情報処理システム50が検索結果を提供しないという制御が可能になる。
<<ストレージサービスシステム>>
ストレージサービスシステム70は記録情報及びオブジェクト情報を記憶するサービスシステムであればよい。記録情報記憶部7001には、記録情報(結合画像動画、テキストデータ)及びオブジェクト情報が保存されている。
図15は、記録情報記憶部7001に記憶されている記録情報とオブジェクト情報を示す。図15に示すように、記録情報である結合画像動画とテキストデータ、及び、オブジェクト情報が会議IDに対応付けて保存されている。結合画像動画には合成された音声が含まれており、テキストデータは合成後の音声データが音声認識により変換されたものである。オブジェクト情報は後述する電子黒板2に入力された手書きデータなどのオブジェクトに関する情報である。記録情報とオブジェクト情報は会議IDと対応付けられているので、会議情報とも対応付けられている。
図16は、記録情報の一部であるテキストデータの構造を説明する図である。図16に示すように、テキストデータは、ID、time、認識結果文字列、音声データ、拠点識別情報、話者IDの項目が対応付けられている。
・IDは自拠点音声と他拠点音声が所定の規則で分割された場合に採番される識別情報である。所定の規則は、ミーティングデバイス60(及び音声認識サービスシステム80の少なくとも一方)に設定されており、例えば、一定時間の無音状態が継続すると区切る、無音状態がなくても一定時間で強制的に区切る、形態素解析により検出した一文ずつ区切る、などである。
・timeは、録画開始からの継続時間による発言時刻である。記録開始時にいわゆる時刻も保存されるので、textが発言された時刻(絶対的な時刻)も分かる。
・認識結果文字列は分割された合成音声が音声認識で変換されたテキストデータの一部である。合成音声は、認識結果文字列の変換元となった音声データである。
・音声データは、拠点の判断後に自拠点音声と他拠点音声が合成された合成音声(分割済み)である。
・拠点識別情報は、自拠点音声の音圧と他拠点音声の音圧に基づいて判断された、音声データが発言された拠点の識別情報である。拠点識別情報は、例えば1が自拠点、2が他拠点を表す。
・話者IDは、認識結果文字列を発言した話者を示すユーザーIDである。ユーザーIDによりどの参加者が発言したかも特定できる。会議中に話者を識別する方法はいくつか知られている。識別する方法は、例えば、予め各社員が声紋を登録しておく方法、ミーティングデバイス60が話者の方向を検出しているので、その方向の参加者を顔認識する方法など、どのような方法でもよい。話者ごとにマイクが用意される会場ではどのマイクが集音したかで話者が特定される。
このように、テキストデータ(ここでは認識結果文字列)が話者IDと対応付けられているので、参加者名でテキストデータが検索された場合、検索部58が話者IDを検索して、当該参加者が発言したテキストデータが特定される。
<<電子黒板>>
図17は、電子黒板2の機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図である。電子黒板2は、接触位置検出部31、描画データ生成部32、データ記録部33、表示制御部34、コード生成部35、通信部36、及び、認証部37を有する。電子黒板2が有する各機能は、図9に示されている各構成要素のいずれかが、SSD404からRAM403上に展開されたプログラムに従ったCPU401からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
接触位置検出部31は接触センサー414に対し電子ペン490が接触した位置の座標を検出する。描画データ生成部32は電子ペン490のペン先が接触した座標を接触位置検出部31から取得する。描画データ生成部32はこの座標点列を補間することで接続してストロークデータを生成する。
表示制御部34は手書きデータやユーザーが操作するためのメニューなどをディスプレイに表示する。
データ記録部33は、電子黒板2に手書きされた手書きデータ、円や三角などの図形、済などのスタンプ、PCの画面、ファイル等をオブジェクト情報記憶部3002に保存する。手書きデータ、図形、及び、PCの画面などの画像、ファイル等はオブジェクトとして扱われる。
通信部36はWI-FiやLANに接続し、情報処理システム50と通信する。通信部36は、オブジェクト情報を情報処理システム50に送信したり、情報処理システム50に記憶されたオブジェクト情報を情報処理システム50から受信してディスプレイ480に表示させたりする。
コード生成部35は、機器情報記憶部3001に記憶された電子黒板2の機器識別情報と会議で使用可能な機器であることを示す情報を2次元のパターンに符号化して二次元コードを生成する。また、コード生成部35は電子黒板2の機器識別情報と会議で使用可能な機器であることを示す情報をバーコードに符号化できる。機器識別情報はシリアル番号やUUID(Universally Unique Identifier)などでよい。ユーザーが設定したものでもよい。
認証部37は、電子黒板2のユーザーを認証する。認証方法は認証部52と同様でよい。また、認証部37は認証部52に認証を依頼してもよい。
また、電子黒板2は、図9に示されているSSD404等によって構築される記憶部3000を有している。記憶部3000には機器情報記憶部3001とオブジェクト情報記憶部3002が構築されている。
図18は、機器情報記憶部3001に記憶されている機器識別情報等を示す。
・機器識別情報は、電子黒板2の識別情報である。
・IPアドレスは、他の装置がネットワークを介して電子黒板2と接続するためのIPアドレスである。
・パスワードは電子黒板2に他の装置が接続する際の認証に使用される。
図19は、オブジェクト情報記憶部3002に保存されているオブジェクト情報を説明する図である。オブジェクト情報は、電子黒板2が表示するオブジェクトを管理する情報である。オブジェクト情報は情報処理システム50に送信され議事録として使用される。遠隔会議の開催時に他の拠点に電子黒板2が配置されている場合、オブジェクト情報が共有される。
・会議IDの項目は、情報処理システム50から通知された会議の識別情報が設定される。
・オブジェクトIDの項目は、オブジェクトを識別する識別情報が設定される。
・種別の項目は、オブジェクトの種類が設定され、手書きデータ、図形、画像、等がある。手書きはストロークデータ(座標点列)である。図形は、三角や四角などの幾何学的な形状である。画像は、PCやインターネットなどから取り込まれたJpeg、Png、TI/FFなどの画像データである。いずれのオブジェクトも、データ本体がオブジェクトIDに対応付けられて保存されている。手書きデータが文字認識によりテキストに変換されてもよい。
・電子黒板2の1画面をページと称する。ページの項目はそのページ番号である。
・座標の項目は、電子黒板2の所定の原点を基準とするオブジェクトの位置が設定される。オブジェクトの位置は例えばオブジェクトの外接矩形の左上頂点である。座標は例えば、ディスプレイの画素単位で表される。
・サイズの項目は、オブジェクトの外接矩形の幅と高さが設定される。
・筆記者IDの項目は、オブジェクトを入力したユーザーのユーザーIDである。ユーザーは電子黒板2の使用を開始する前に電子黒板2にログインする。ログインによりユーザーIDが特定される。例えば、同時には一人のユーザーのみが電子黒板2に入力する場合、最後にログインしたユーザーのユーザーIDがオブジェクトに対応付けられる。同時に複数のユーザーが電子黒板2に入力する場合、電子ペンとユーザーIDが対応付けられるとよい。例えばユーザーがログインした順番に、電子ペンのIDとユーザーIDとが対応付けられ、ユーザーが入力に使用した電子ペンにより、オブジェクトを入力したユーザーIDが特定される。筆記者IDの項目に複数のユーザーIDが登録されているのは、1つの手書きデータが複数のストロークを有し、それぞれを異なるユーザーが手書きしたためである。なお、本実施形態では、筆記者IDは、情報処理システム50側で付与されるが、説明の便宜上、図19に図示した。筆記者IDを電子黒板2が付与してもよい。
複数のユーザーIDが対応付けられた手書きデータは、複数のユーザーIDのうち1つでも検索に適合すれば、適合した手書きデータが提供される。
・タイムスタンプの項目は、オブジェクトの入力が開始された時刻(時間情報の一例)が設定される。タイムスタンプはオブジェクトの入力が終了した時刻でもよい。手書きデータのタイムスタンプは、図22で説明するように、ストロークとストロークの間の時間により区切られた際の、最初のストローク又は最後のストロークが入力された時刻である。タイムスタンプは、絶対時刻でも会議が始まってから(表示装置の電源ONから)の経過時間でもよい。
<ストローク、手書きデータ、手書き資料の関係>
図20は、ストローク、手書きデータ、及び手書き資料の関係を説明する図である。図20(a)はストロークの一例を示す。図20(b)は手書きデータの一例を示す。手書きデータは1つ以上のストロークをまとめたものである。図20(c)は手書き資料の一例を示す。手書き資料は1つ以上の手書きデータを有する。これらに示すように、手書きデータは意味がある複数のストロークのあつまりであり、手書き資料は1つ以上の手書きデータから構成される。手書き資料は手書きデータをまとめたものである。
図21は、会議情報141、手書きデータ142、ストロークデータ143、及び、ユーザー情報144の対応を説明する図である。図21に示すように、会議情報141にはオブジェクト情報(手書きデータを含む)が対応付けられている。手書きデータ142はこれを構成する各ストロークデータ143と対応付けられている。1つのストロークデータ143は、タイムスタンプ、筆記者ID、及び、点郡の座標データと対応付けられている。また、筆記者IDは、ユーザー情報144と対応付けられている。
<手書きデータの作成>
本実施形態では、手書きデータは、意味がある1つ以上のストロークがまとめられたストロークの集まりである。検索結果にストロークが一つ一つ表示されても何を筆記していたか把握することが困難なためである。こうすることで、検索結果が見やすくなる。手書きデータは、意味がある複数のストロークのグループと称してよい。
図22は、手書きデータの区切り方を説明する図である。手書きデータの区切り方として入力されたストロークとストロークの間の時間的な間隔に着目する方法がある。これは連続して手書きされたストロークは、意味がある手書きデータを構成するだろうという考え方に基づいており、手書きデータ分割部57は、予め設計者が決めたしきい値以上の時間が経過したあとに手書きされたストロークを別の手書きデータとして分割する。
図22では時間軸に対し、ストロークの書き込み時間が四角307で示されている。四角307と四角307の間隔が、電子黒板2に電子ペンが触れていない時間(ペンアップあらペンダウンまでの時間)である。時間に対し、ストローク301、ストローク302、ストローク303、ストローク304、ストローク305、が追加されている。電子ペンがストローク303を入力後ペンアップしてから、ストローク304の入力のためにペンダウンするまでの間隔がしきい値以上であるとする。この場合、手書きデータ分割部57はストローク301、ストローク302、ストローク303を1つの手書きデータ151として記録し、ストローク304、ストローク305を1つの手書きデータ152として記録する。
ペンアップからペンダウンまでの時間を用いて分割する理由は、会議では複数人で一つのオブジェクトを描く場合があるためである。複数人が描いたオブジェクトに対して例えば単純にユーザーIDを用いて個人別にストロークを抽出すると、他人のストロークが前提となっているために、各個人別にストロークが何を筆記していたか把握することが困難なことがある。
<結合画像動画の表示>
図23は、情報記録アプリ41が表示する、結合画像動画表示画面240の一例である。なお、結合画像動画表示画面240は会議の終了後に表示される画面であるが、会議中の画面もほぼ同じである。結合画像動画表示画面240は、会議書誌情報欄221、画像表示欄241、文字起こしボタン242、1つ以上のテキスト表示欄243、自動スクロールボタン244、検索ボタン245を有する。
・会議書誌情報欄221は、会議情報の少なくとも一部が表示される欄である。図23では、会議名、会議が開催される時間、場所が表示されている。
・画像表示欄241は、表示ボタン241a、巻き戻しボタン241b、早送りボタン241c、タイムインジケータ241d、表示速度ボタン241e、音量ボタン241f等を有する。画像表示欄241は、結合画像動画を表示する。図23では、画像表示欄241の結合画像動画は、左側にパノラマ画像と話者画像が配置され、右側に遠隔会議アプリ42の画面が表示されている。遠隔会議アプリ42の画面は、遠隔会議中に、拠点の画像になったり資料の画像になったりする。したがって、ユーザーは各種のボタンを操作して所望の場面の画面を閲覧できる。
・画像表示欄241に表示中の結合画像動画の音声データがテキストデータに変換済みの場合、テキスト表示欄243に、発言内容が文字で表示される。テキスト表示欄243には、合成された音声データが音声認識により変換されたテキストデータが表示される。
・文字起こしボタン242は、テキスト表示欄243に表示されるテキストデータを結合画像動画の表示時刻に対応して表示させるか否かをユーザーが切り替えるボタンである。
・自動スクロールボタン244は、表示時刻に関係なく、自動でテキストデータをスクロールさせるか否かをユーザーが切り替えるボタンである。
・検索ボタン245は、ユーザーがキーワードを指定してテキストデータを検索するためのボタンである。検索ボタン245は表示中の結合画像動画に添付されたテキストデータのみを検索するためのボタンであり、本実施形態で説明する検索と異なる。
<検索時の画面例>
図24~図27を参照して、端末装置10が表示する検索時の画面について説明する。図24は、検索メニュー画面250の一例である。会議情報を検索したいユーザーは端末装置10を情報処理システム50に接続させる。情報処理システム50の画面生成部53はユーザーが求めた検索メニュー画面250を生成し、その画面情報を端末装置10に送信する。
検索メニュー画面250は、検索時に端末装置10が最初に表示する画面である。検索メニュー画面250は、開催日時検索ボタン251、会議参加者検索ボタン252、及び、キーワード検索ボタン253を有している。開催日時検索ボタン251は、ユーザーが開催日時で会議情報を検索するためのボタンである。会議参加者検索ボタン252は、ユーザーが参加者名で会議情報を検索するためのボタンである。キーワード検索ボタン253は、ユーザーがキーワードで会議情報を検索するためのボタンである。本実施形態では、会議参加者検索ボタン252が押下された場合を説明する。
図25は、会議参加者検索ボタン252が押下された場合に端末装置10が表示する検索画面260の一例である。検索画面260は、ユーザーが検索キーとなる参加者を入力するための画面である。検索画面260は、追加ボタン261、検索キー欄262、及び、検索実行ボタン263を有している。
追加ボタン261が押下されると、ユーザーリスト画面270が表示される。ユーザーリスト画面270は、会議に参加することができる社員等のリストを表示する。ユーザーリスト画面270は名前入力欄271、検索ボタン272,リスト欄273、検索対象参加者欄274等を有する。リスト欄273は、社員の名前、フリガナ、部署などを社員ごとに表示する。ユーザーはリスト欄273から、検索キーにしたいユーザーを選択できる。リスト欄273で選択されたユーザーは検索対象参加者欄274に表示される。
また、ユーザーが名前入力欄271に検索したい参加者の一部又は全部の名前を入力し、検索ボタン272を押下すると、検索に適合した参加者の名前が表示される。図25に示すように、ユーザーが名前入力欄271に「エー」と入力し、検索ボタン272を押下した場合、リスト欄273に「エー」を一部に含むユーザーのリストが表示される。
ユーザーがOKボタン275又はキャンセルボタン276を押下するとユーザーリスト画面270が閉じる。また、ユーザーがOKボタン275を押下すると、検索対象参加者欄274に表示されていた参加者の名前が検索画面260の検索キー欄262に表示される。ユーザーが検索実行ボタン263を押下すると、検索キー欄262に表示されていた参加者の名前と検索要求が情報処理システム50に送信される。
図26は、情報処理システム50から送信された検索結果を表示する検索結果画面280の一例である。検索結果画面280は、検索キー欄262の検索キーに適合した検索結果281を表示する。適合した検索結果281の表示順序は、会議の開催日時の新しい順でもよいし、会議名や種類(発言、又は筆記)などで並び替えられてもよい。
検索結果281は、どの情報に検索キーが適合したかを示す種類282、記録情報又はオブジェクト情報が記録された会議名283、及び、内容284(テキストデータ又は手書きデータ)が表示される。種類282は、例えば音声データから変換されたテキストを示す発言、手書きデータを示す筆記等がある。種類282が発言の場合、内容284は話者が検索キーのユーザーである一文、該一文の前後の文などでよい。種類282が筆記の場合、内容284は筆記者が検索キーのユーザーである手書きデータの画像(例えばサムネイル画像)である。図に示すように、手書きデータそのものが検索結果画面280に表示されるので、ユーザーは確認したかったAさんの手書き内容を容易に確認できる。
また、図27に示すように、検索結果をより絞り込むフィルター設定をユーザーが利用できてよい。図27は、検索条件設定画面290の一例である。検索条件設定画面290は、記録情報の種類設定欄291、期間設定欄292を有している。ユーザーは、発言や筆記などの種類での絞り込みや、会議の開催された日時による絞り込みの設定ができる。
<処理又は動作>
続いて、以上の構成に基づいて、記録情報作成システム100が行う動作及び処理について説明する。
<<結合画像動画の保存>>
図28を参照し、結合画像動画の保存処理について説明する。図28は、情報記録アプリ41がパノラマ画像、話者画像及びアプリの画面を録画する手順を示すシーケンス図の一例である。図28では、リアルタイムに音声が認識される場合を説明するが、音声認識は一定時間ごとや会議終了後にまとめて行われてもよい。
S21:ユーザーは遠隔会議アプリ42を操作して遠隔会議を開始する。ここでは、自拠点102と他の拠点101の遠隔会議アプリ42が遠隔会議を開始したものとする。自拠点102の遠隔会議アプリ42は、端末装置10が有するカメラが撮像する画像、マイクが集音する音声を他の拠点101の遠隔会議アプリ42に送信する。他の拠点101の遠隔会議アプリ42は、受信した画像をディスプレイに表示し、受信した音声をスピーカから出力する。同様に、他の拠点101の遠隔会議アプリ42は、端末装置10が有するカメラが撮像する画像、マイクが集音する音声を自拠点102の遠隔会議アプリ42に送信する。自拠点102の遠隔会議アプリ42は、受信した画像をディスプレイに表示し、受信した音声をスピーカから出力する。各遠隔会議アプリ42はこれを繰り返して、遠隔会議を実現する。
S22:ユーザーは記録する項目などの録画設定を行う。情報記録アプリ41の操作受付部12が設定を受け付ける。
ユーザーは遠隔会議を事前に予約済みの場合、遠隔会議のリストを表示し、結合画像動画を対応付ける遠隔会議を選択できる。ユーザーは情報処理システム50にログイン済みなので、情報処理システム50はログインしたユーザーが閲覧権限のある遠隔会議を特定する。情報処理システム50は特定した遠隔会議のリストを端末装置10に送信するので、ユーザーは開催中又はこれから開催される遠隔会議を選択する。これにより、会議ID等、遠隔会議に関する情報が決定される。
また、ユーザーは遠隔会議を事前に予約していなくても、結合画像動画を作成する際に会議を作成できる。以下では、情報記録アプリ41が、結合画像動画を作成する際に会議を作成し、会議IDを情報処理システム50から取得する場合を説明する。
S23:ユーザーは録画開始を情報記録アプリ41に指示する。情報記録アプリ41の操作受付部12が指示を受け付ける。表示制御部13は録画中画面を表示する。
S24:遠隔会議が選択されていないので(会議IDが決まってないため)、情報記録アプリ41の通信部11が、遠隔会議作成要求を情報処理システム50に送信する。
S25:情報処理システム50の通信部51は遠隔会議作成要求を受信し、コミュニケーション管理部54が、会議管理システム9が採番した重複しない会議IDを取得し、通信部51が会議IDを情報記録アプリ41に送信する。
S26:また、コミュニケーション管理部54は、通信部51を介して、結合画像動画の保存先(ストレージサービスシステム70のURL)を情報記録アプリ41に送信する。
S27:情報記録アプリ41の通信部11が会議IDと録画ファイルの保存先を受信することで、録画制御部17が録画の準備が整ったと判断し、録画を開始する。
S28:情報記録アプリ41のアプリ画面取得部14は、ユーザーが選択したアプリの画面をアプリに対し要求する(アプリ画面取得部14は、より詳細にはOSを介して、アプリの画面を取得する)。図28では、ユーザーが選択したアプリを遠隔会議アプリ42とする。
S29:情報記録アプリ41の録画制御部17は、デバイス通信部16を介して、ミーティングデバイス60に録画開始を通知する。ミーティングデバイス60はパノラマ画像と話者画像を情報記録アプリ41に送信している。
S30:ミーティングデバイス60の端末通信部61が録画開始を受信すると、重複しない録画IDを採番し、録画IDを情報記録アプリ41に返す。なお、録画IDは情報記録アプリ41が採番してもよいし、情報処理システム50から取得してもよい。
S31:遠隔会議サービスシステム90は繰り返し、他拠点から送信された音声データ及び画像データを遠隔会議アプリに送信する。
S32:情報記録アプリ41の音声取得部15は端末装置10が出力する音声データ(遠隔会議アプリ42が受信した音声データ)を取得する。
S33:デバイス通信部16が、音声取得部15が取得した音声データと合成要求をミーティングデバイス60に送信する。
S34:ミーティングデバイス60の端末通信部61は音声データと合成要求を受信する。集音部64は常に周囲の音声を集音している。ミーティングデバイス60は端末通信部61が受信した他拠点音声と、集音部64が集音した自拠点音声を所定の規則で分割し、それぞれの音圧に基づいて拠点を判断する。
S35:次に、音声合成部65が、集音部64が集音した自拠点音声(周囲の音声データ)と、端末通信部61が受信した他拠点音声を合成する。したがって、合成音声は分割された状態で生成される。例えば、音声合成部65は、自拠点音声と他拠点音声を足し合わせる。ミーティングデバイス60の周辺の鮮明な音声が記録されるので、特にミーティングデバイス60周辺(会議室側)の音声のテキスト化精度が向上する。
この音声の合成は、端末装置10でも可能である。しかし、録画機能が端末装置10に、音声処理がミーティングデバイス60に分散して配置されることで、端末装置10とミーティングデバイス60の負荷を低減できる。録画機能がミーティングデバイス60に、音声処理が端末装置10に分散して配置されてもよい。
S36:ミーティングデバイス60の端末通信部61は、音声認識要求(分割済みの合成音声)と拠点識別情報を情報処理システム50に送信する。
S37:情報処理システム50の通信部51は、音声認識要求(分割済みの合成音声)と拠点識別情報を受信し、テキスト変換部56が音声認識要求(分割済みの合成音声)を音声認識サービスシステムに送信し、認識結果文字列を取得する。
S38:情報処理システム50は、認識結果文字列、音声データ、及び、拠点識別情報を情報記録アプリ41に返す。情報処理システム50が情報記録アプリ41にこれらを返すため、ミーティングデバイス60はステップS36で自機の識別情報を添付しておく。また、情報記録アプリ41は予め、端末装置10のIPアドレスと、ミーティングデバイス60から取得した識別情報を、情報処理システム50に設定しておく。こうすることで、情報処理システム50がミーティングデバイス60の識別情報に基づいて端末装置10を特定できる。
S39:情報処理システム50の通信部51は、認識結果文字列、音声データ、拠点識別情報を結合画像動画と同じ保存先に保存する。なお、これらには会議IDが添付される。
S40:また、ミーティングデバイス60のパノラマ画像作成部62はパノラマ画像を作成し、話者画像作成部63は話者画像を作成する。
S41:情報記録アプリ41のデバイス通信部16は、パノラマ画像と話者画像を繰り返しミーティングデバイス60から取得する。また、デバイス通信部16は、合成後の音声データを繰り返しミーティングデバイス60に要求して取得する。これらの取得は、デバイス通信部16がミーティングデバイス60に要求することで行われてもよい。あるいは、ミーティングデバイス60が自動的にパノラマ画像と話者画像を送信してもよい。音声データの合成要求を受け取ったミーティングデバイス60が自動的に合成後の音声データを情報記録アプリ41に送信してもよい。
S42:情報記録アプリ41の表示制御部13はアプリの画面、パノラマ画像、話者画像を並べて表示する。また、情報記録アプリ41の録画制御部17は、遠隔会議アプリ42から取得したアプリの画面と、パノラマ画像と、話者画像を結合して結合画像動画として保存する。すなわち、録画制御部17は、繰り返し受信されるアプリの画面と、パノラマ画像と、話者画像を結合して結合画像を作成し、結合画像動画を構成するフレームに結合画像を指定することで結合画像動画を作成する。また、録画制御部17はミーティングデバイス60から受信した音声データを保存しておく。
情報記録アプリ41は以上のステップS32~S42を繰り返す。
S43:遠隔会議が終わり、録画の必要がなくなると、ユーザーが録画終了を情報記録アプリ41に指示する。情報記録アプリ41の操作受付部12が指示を受け付ける。
S44:情報記録アプリ41のデバイス通信部16は、ミーティングデバイス60に録画終了を通知する。ミーティングデバイス60は、引き続きパノラマ画像と話者画像の作成や音声の合成を継続する。ただし、ミーティングデバイス60は録画中かどうかで解像度やfpsを変えるなど処理の不可を変更してもよい。
S45:情報記録アプリ41の録画制御部17は、結合画像動画に音声データを結合して音声付きの結合画像動画を作成する。パノラマ画像、話者画像及びアプリの画面が一切保存されない場合は、音声データは独立していてよい。
S46:情報記録アプリ41のアップロード部20は、通信部11を介して、結合画像動画の保存先に結合画像動画を保存する。録画情報記憶部5002において結合画像動画は会議ID及び録画IDと対応付けられている。結合画像動画にはアップロード済みが記録される。
なお、ステップS32~S42の処理は、図28に示すとおりの順番でなくてもよく、音声データの合成と結合画像動画の保存が前後してもよい。
S47:ユーザーが会議終了を電子黒板2に入力する。ユーザーが端末装置10に会議終了を入力し、端末装置10から電子黒板2に会議終了が送信されてもよい。この場合、会議終了は情報処理システム50を経由して電子黒板2に送信されてよい。
S48:電子黒板2の通信部36は、会議IDを指定して、会議中に表示した(例えば手書きされた)オブジェクト情報を情報処理システム50に送信する。通信部36は電子黒板2の機器識別情報を情報処理システム50に送信してもよい。この場合、対応付け情報により会議IDが特定される。
S49:情報処理システム50の通信部51はオブジェクト情報を受信すると、手書きデータ分割部57がストローク同士の時間的な間隔がしきい値以上となる度に、手書きデータを分割する。なお、この分割は電子黒板2で行っておいてもよい。情報処理システム50は会議IDに基づいて結合画像動画等と同じ保存先にオブジェクト情報を保存する。
保存先はユーザーに通知されているので、ユーザーはメールなどで保存先を知らせることで結合画像動画を参加者と共有できる。結合画像動画、音声データ、テキストデータ、オブジェクト情報を作成する装置がそれぞれ異なっても、1つの格納場所に集めて格納でき、後でユーザー等が容易に閲覧できる。
図29は、ユーザーが会議で記録された記録情報及びオブジェクト情報を検索する処理を説明するシーケンス図である。
S51:ユーザーが検索画面260及び検索条件設定画面290に検索条件を入力する。端末装置10の操作受付部12が入力を受け付ける。ここでは、参加者名で記録情報又はオブジェクト情報を検索する旨が入力された。通信部11は参加者名を指定した検索要求を情報処理システム50に送信する。なお、参加者名でなくユーザーIDが指定されてもよい。通信部11は検索者であるユーザーのユーザーIDも送信するか、又は、ログインによりユーザーIDが特定されている。
S52:情報処理システム50の通信部51は検索要求を受信し、検索部58が参加者名でストレージサービスシステム70の記録情報(結合画像動画、テキストデータ)及びオブジェクト情報を検索する。まず、検索部58は、端末装置10から送信された検索対象の種類が手書きデータかテキストデータか、又は、その両方かを判断する。検索部58は、端末装置10から送信された会議の開催日により検索対象の期間を判断する。
次に、検索部58は、参加者名をユーザー情報記憶部5004で検索しユーザーIDに変換する。その上で、検索部58はテキストデータをユーザーIDで検索する。すなわち、話者IDの項目はユーザーIDで検索される。認識結果文字列が参加者名で検索されてもよい。また、検索部58は、オブジェクト情報の筆記者IDの項目をユーザーIDで検索する。以上により、検索キーである参加者に適合した手書きデータやテキストデータ(分割済みの検索結果文字列)が特定される。
なお、検索部58は、適合した手書きデータ又はテキストデータに対応付けられていた会議IDにより会議情報から閲覧権限を取得し、検索者(ステップS51で特定されたユーザーID)がこの閲覧権限に含まれる場合に当該手書きデータ又はテキストデータを提供すると判断する。
S53:情報処理システム50の画面生成部53は検索結果画面280を生成し、通信部51が検索結果画面280の画面情報を端末装置10に送信する。画面生成部53は、適合した検索結果281を、会議の開催日時の新しい順、会議名、又は、種類(発言、又は筆記)によりソートする。端末装置10の通信部11が検索結果画面280の画面情報を受信し、表示制御部13が検索結果画面280を表示する。
<主な効果>
以上説明したように、本実施形態の検索方法は、意味がある1つ以上のストロークに筆記者を対応付けておくことで、資料全体ではなくその参加者が筆記したストロークを意味がある単位で提供することができる。したがって、ユーザーが目的の手書きデータにたどり着くことが容易になる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、時間的に手書きデータが区切られたが、意味的に手書きデータが区切られてもよい。この場合、手書きデータ分割部57は、ストロークを意味的にまとまりがある手書きデータに区切る機械学習を行った手書きデータ分割モデルで、ストロークを手書きデータに区切る。手書きデータ分割部57は、リアルタイムに区切ることもバッチ処理で区切ることもできる。
また、端末装置10とミーティングデバイス60が一体でもよい。端末装置10にミーティングデバイス60が外付けされてもよい。また、ミーティングデバイス60は、全天球カメラとマイクとスピーカがケーブルで接続されたものでもよい。
また、他の拠点101においてもミーティングデバイス60が配置されてよい。他の拠点101は別途、ミーティングデバイス60を使用して結合画像動画とテキストデータを作成する。また、1つの拠点に複数のミーティングデバイス60が配置されてもよい。この場合、ミーティングデバイス60ごとに複数の記録情報が作成される。
また、本実施形態で使用した、結合画像動画における、パノラマ画像203,話者画像204、及び、アプリの画面の配置は一例に過ぎない。パノラマ画像203が下で話者画像204が上でもよいし、ユーザーが配置を変更したり、再生時にはパノラマ画像203と話者画像204の表示と非表示を個別に切り替えたりしてもよい。
また、図10などの構成例は、端末装置10、ミーティングデバイス60、及び、情報処理システム50による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。端末装置10、ミーティングデバイス60、及び、情報処理システム50の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、情報処理システム50は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
更に、情報処理システム50は、開示された処理ステップ、例えば図28,図29を様々な組み合わせで共有するように構成できる。例えば、所定のユニットによって実行されるプロセスは、情報処理システム50が有する複数の情報処理装置によって実行され得る。また、情報処理システム50は、1つのサーバー装置にまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」は、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、及び、従来の回路モジュール等のデバイスを含む。
<請求項に関する付記>
[請求項1]
表示装置が表示した手書きデータを含む議事録を検索する情報処理システムであって、
端末装置からユーザー情報を検索キーとする検索要求を受信した場合、予め定められた規則でまとめられた手書きデータに前記ユーザー情報が対応付けて保存された記憶装置を前記ユーザー情報で検索する検索部と、
前記ユーザー情報に適合した前記手書きデータを含む検索結果を前記端末装置に送信する通信部と、
を有することを特徴とする情報処理システム。
[請求項2]
前記手書きデータは1つ以上のストロークデータで構成されており、
前記規則として、前記手書きデータはストロークデータ間の時間的な区切りでまとめられていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
[請求項3]
前記手書きデータは、時間情報と前記ユーザー情報が添付された1つ以上のストロークデータを有しており、
複数の前記ストロークデータに添付された前記時間情報の間隔がしきい値以上である場合に、前記手書きデータを区切る手書きデータ分割部を有し、
前記手書きデータ分割部は、時間的に区切った前記手書きデータごとに、前記ストロークデータに添付されている前記ユーザー情報を対応付けて前記記憶装置に保存することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
[請求項4]
前記通信部は、前記ユーザー情報に適合した前記手書きデータの画像を前記検索結果に含めて前記端末装置に送信することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
[請求項5]
前記記憶装置には、前記ユーザー情報に対応付けて会議中にユーザーが発言したテキストデータが記憶されており、
前記検索部は、前記テキストデータに対応づけられた前記ユーザー情報を、前記端末装置から送信された前記ユーザー情報で検索することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
[請求項6]
前記検索要求には、前記テキストデータ又は前記手書きデータを検索対象とするか否かの設定が含まれており、
前記検索部は、前記検索対象とすると設定されている前記テキストデータ又は前記手書きデータに対応付けられている前記ユーザー情報を検索することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
[請求項7]
前記端末装置は前記検索要求と共に閲覧権限情報を送信し、
前記テキストデータ及び前記手書きデータには前記閲覧権限情報が対応付けられており、
前記検索部は、前記閲覧権限情報が適合しない前記手書きデータ又は前記テキストデータを前記検索結果に含めないことを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理システム。
[請求項8]
前記検索部は、会議が開催された日時又は会議名によって前記検索結果を並び替えることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
[請求項9]
前記手書きデータには、該手書きデータが含む複数のストロークデータをそれぞれ手書きした複数のユーザー情報が対応付けられており、
前記検索部は、前記複数のユーザー情報を検索し、前記複数のユーザー情報のうち1つでも前記端末装置から送信された前記ユーザー情報に適合する場合、前記通信部は、適合した前記手書きデータを含む検索結果を前記端末装置に送信することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
10 端末装置
50 情報処理システム
60 ミーティングデバイス
70 ストレージサービスシステム
100 記録情報作成システム
特開2008-102613号公報

Claims (11)

  1. 表示装置が表示した手書きデータを含む議事録を検索する情報処理システムであって、
    端末装置からユーザー情報を検索キーとする検索要求を受信した場合、予め定められた規則でまとめられた手書きデータに前記ユーザー情報が対応付けて保存された記憶装置を前記ユーザー情報で検索する検索部と、
    前記ユーザー情報に適合した前記手書きデータを含む検索結果を前記端末装置に送信する通信部と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記手書きデータは1つ以上のストロークデータで構成されており、
    前記規則として、前記手書きデータはストロークデータ間の時間的な区切りでまとめられていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記手書きデータは、時間情報と前記ユーザー情報が添付された1つ以上のストロークデータを有しており、
    複数の前記ストロークデータに添付された前記時間情報の間隔がしきい値以上である場合に、前記手書きデータを区切る手書きデータ分割部を有し、
    前記手書きデータ分割部は、時間的に区切った前記手書きデータごとに、前記ストロークデータに添付されている前記ユーザー情報を対応付けて前記記憶装置に保存することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記通信部は、前記ユーザー情報に適合した前記手書きデータの画像を前記検索結果に含めて前記端末装置に送信することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記端末装置には音声及び映像を記録するデバイスが接続されており、
    前記記憶装置には、前記端末装置から取得した音声が音声認識により変換されたテキストデータであって、ユーザーが発言したテキストデータが前記ユーザー情報に対応付けて記憶されており、
    前記検索部は、前記テキストデータに対応づけられた前記ユーザー情報を、前記端末装置から送信された前記ユーザー情報で検索することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  6. 前記検索要求には、前記テキストデータ又は前記手書きデータを検索対象とするか否かの設定が含まれており、
    前記検索部は、前記検索対象とすると設定されている前記テキストデータ又は前記手書きデータに対応付けられている前記ユーザー情報を検索することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記端末装置は前記検索要求と共に閲覧権限情報を送信し、
    前記テキストデータ及び前記手書きデータには前記閲覧権限情報が対応付けられており、
    前記検索部は、前記閲覧権限情報が適合しない前記手書きデータ又は前記テキストデータを前記検索結果に含めないことを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理システム。
  8. 前記検索部は、会議が開催された日時又は会議名によって前記検索結果を並び替えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  9. 前記手書きデータには、該手書きデータが含む複数のストロークデータをそれぞれ手書きした複数のユーザー情報が対応付けられており、
    前記検索部は、前記複数のユーザー情報を検索し、前記複数のユーザー情報のうち1つでも前記端末装置から送信された前記ユーザー情報に適合する場合、前記通信部は、適合した前記手書きデータを含む検索結果を前記端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  10. 表示装置が表示した手書きデータを含む議事録を検索する情報処理システムによる検索方法であって、
    検索部が、端末装置からユーザー情報を検索キーとする検索要求を受信した場合、予め定められた規則でまとめられた手書きデータに前記ユーザー情報が対応付けて保存された記憶装置を前記ユーザー情報で検索するステップと、
    通信部が、前記ユーザー情報に適合した前記手書きデータを含む検索結果を前記端末装置に送信するステップと、
    を有することを特徴とする検索方法。
  11. 表示装置が表示した手書きデータを含む議事録を検索する情報処理システムを、
    端末装置からユーザー情報を検索キーとする検索要求を受信した場合、予め定められた規則でまとめられた手書きデータに前記ユーザー情報が対応付けて保存された記憶装置を前記ユーザー情報で検索する検索部と、
    前記ユーザー情報に適合した前記手書きデータを含む検索結果を前記端末装置に送信する通信部、
    として機能させるためのプログラム。
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