JP2024002640A - 薬液注入ユニット - Google Patents

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俊彦 塚本
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Abstract

【課題】ハンドリング性及び安全性が改善された薬液注入ユニットを提供する。【解決手段】薬液注入ユニット1は、チューブ10を含む。チューブ10は、センタールーメン11と、センタールーメン11と連通し、チューブ10の外周面において周方向の異なる位置に開口する少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cと、チューブ10の軸Xに対して少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cとそれぞれ対向する位置に配置され、チューブ10を支持するために用いられる支持機構40と、を備える。【選択図】図2A

Description

本発明は、薬液注入ユニットに関する。
従来、血管、消化管等の人体の管状器官にカテーテル状の医療器具を挿入することによる治療、検査等が行なわれている。近年では、薬液を注入可能なカテーテル状の医療器具を用い、薬液を体内組織(治療部位)に注入することによる治療も行われている。薬液注入用のカテーテルを用いた治療では、カテーテルチューブの外周面に設けられた開口又は孔を介してカテーテルチューブの外部に送出させたカテーテル先端の穿刺針を体内組織に穿刺し、穿刺針を通じて薬液が注入される。例えば、特許文献1には、管状本体(カテーテルチューブ)の側方の一方向に設けた突出孔から針状管体(カテーテル)の針部を突出させて、体内の所定の組織に穿刺することにより、該針状管体を通じて、該薬液を該体内組織に注入し得るようにした薬液注入装置が開示されている。
特許第427905号公報
特許文献1に示されるような側方の一方向に孔を有するカテーテルチューブを用いて、治療部位である特定の体内組織に薬液を注入しようとすると、体内組織の位置に応じて血管内でカテーテルを回転する必要がある。また、体内組織に穿刺針を穿刺する際の反発力により、カテーテルチューブが血管から離れる方向に動くおそれがあり、安全性の面で懸念がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ハンドリング性及び安全性が改善された薬液注入ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は第一に、長尺のチューブを含み、前記チューブは、前記チューブの軸方向に延びるとともに、先端に穿刺針を有する穿刺カテーテルが挿入可能なセンタールーメンと、前記センタールーメンと連通するとともに、前記チューブの外周面において周方向の異なる位置に開口する少なくとも3つの穿刺カテーテルポートと、前記チューブの軸線に対して前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートとそれぞれ対向する位置に配置され、前記チューブを支持するために用いられる支持機構と、を備える、薬液注入ユニットを提供する(発明1)。
かかる発明(発明1)によれば、少なくとも3つの穿刺カテーテルポートから、薬液を注入する必要がある体内組織に最も近い穿刺カテーテルポートを選択して、そこに穿刺カテーテルを挿入することで、血管でカテーテルを回転することなく当該体内組織に薬液を注入することができる。また、少なくとも3つの穿刺カテーテルポートとそれぞれ対向する位置に配置された支持機構により、当該体内組織に穿刺針を穿刺する際の反発力により、薬液注入ユニットが血管から離れる方向に動くことを抑制することができる。すなわち、かかる発明(発明1)によれば、ハンドリング性及び安全性が改善された薬液注入ユニットを提供することができる。
上記発明(発明1)において、前記支持機構は、前記チューブの軸方向に延びるとともに、それぞれに少なくとも1つの支持ワイヤが挿入可能な少なくとも3つの支持ワイヤルーメンと、前記少なくとも3つの支持ワイヤルーメンのそれぞれと連通するとともに、前記チューブの外周面において周方向の異なる位置に開口する少なくとも3つの支持ワイヤポートと、を含んでいてもよい(発明2)。
かかる発明(発明2)によれば、支持ワイヤポートとして、穿刺カテーテルを送出させる穿刺カテーテルポートとチューブの軸線に対して対向する位置にあるものを選択し、この支持ワイヤポートから支持ワイヤを送出させることで、薬液を注入する必要がある体内組織に穿刺カテーテルの穿刺針を穿刺する際の反発力により、薬液注入ユニットが血管から離れる方向に動くことを抑制することができる。
上記発明(発明1,2)において、前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートは、前記チューブの外周面において周方向に等間隔で配置されていてもよい(発明3)。
かかる発明(発明3)によれば、薬液を注入する必要がある体内組織に最も近い穿刺カテーテルポートを適切に選択することができる。
上記発明(発明1-3)において、前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートは、前記チューブの外周面において長手方向の異なる位置に配置されていてもよい(発明4)。
かかる発明(発明4)によれば、薬液を注入する必要がある体内組織に最も近い穿刺カテーテルポートをより適切に選択することができる。
上記発明(発明4)において、前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートは、前記チューブの外周面において長手方向に等間隔で配置されていてもよい(発明5)。
かかる発明(発明4)によれば、薬液を注入する必要がある体内組織に最も近い穿刺カテーテルポートをより適切に選択することができる。
上記発明(発明1-5)は、前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートを含む穿刺カテーテルセットを複数備え、複数の前記穿刺カテーテルセットは、前記チューブの長手方向の異なる位置に配置されていてもよい(発明6)。
かかる発明(発明6)によれば、血管内で薬液注入ユニットを前後移動することなく、薬液を注入する必要がある体内組織の複数の箇所に薬液をより簡易に注入することができる。
上記発明(発明1-6)においては、前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートのそれぞれの外周の少なくとも一部に、X線不透過マーカーが配置されていてもよい(発明7)。
かかる発明(発明7)によれば、X線により、各穿刺カテーテルポートの位置を容易に確認することができる。
上記発明(発明1)において、前記支持機構は、バルーンを有するバルーン部材を含んでいてもよい(発明8)。
かかる発明(発明8)によれば、支持機構として、穿刺カテーテルを送出させる穿刺カテーテルポートとチューブの軸線に対して対向する位置にあるバルーン部材を選択し、このバルーン部材のバルーンを膨張させることで、薬液を注入する必要がある体内組織に穿刺カテーテルの穿刺針を穿刺する際の反発力により、薬液注入ユニットが血管から離れる方向に動くことを抑制することができる。
本発明によれば、血管内でカテーテルを回転することなく、複数の被穿刺部に向けて穿刺針を穿刺することができる。そのため、本発明によれば、ハンドリング性及び安全性が改善された薬液注入ユニットを提供することができる。
本発明の実施形態に係る薬液注入ユニットの構造を示す概略説明図である。 図1の薬液注入ユニットが備えるチューブの一部を模式的に示す透過斜視図である。 図2Aのチューブに穿刺カテーテル及び支持ワイヤを挿入したときの一例を血管とともに示す図である。 図2Aのチューブの軸方向に対する垂直投影図である。 図2Bのチューブの軸方向に対する垂直投影図である。 図2Aのチューブの穿刺カテーテルポートにX線不透過マーカーを配置した一例を示す図である。 図2Aのチューブの穿刺カテーテルポートにX線不透過マーカーを配置した別の一例を示す図である。 変形例1の薬液注入ユニットが備えるチューブ及び先端部の一部を模式的に示す透過斜視図である。 図5Aのチューブにガイドワイヤを挿入したときの一例を示す図である。 変形例2の薬液注入ユニットが備えるチューブの一部を模式的に示す透過斜視図である。 図6Aのチューブに穿刺カテーテル及び支持ワイヤを挿入したときの一例を示す図である。 図6Aのチューブの軸方向に対する垂直投影図である。 図6Bのチューブの軸方向に対する垂直投影図である。 変形例3の薬液注入ユニットが備えるチューブの一部を模式的に示す透過斜視図である。 変形例4の薬液注入ユニットの構造を示す概略説明図である。 図9の薬液注入ユニットが備えるチューブ及びバルーン部材の一部を模式的に示す透過斜視図である。 図9のチューブの軸方向に対する垂直投影図をバルーン部材とともに示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明は、以下に説明する実施形態にのみ限定されるものではなく、記載された実施形態はあくまでも本発明の技術的特徴を説明するための例示にすぎない。また、各図面に示す形状や寸法はあくまでも本発明の内容の理解を容易にするために示したものであり、実際の形状や寸法を正しく反映したものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る薬液注入ユニット1の構造を示す概略説明図である。薬液注入ユニット1は、長尺のチューブ10を含む。薬液注入ユニット1は、治療部位である特定の体内組織に薬液を注入するために用いられる薬液注入カテーテルである。薬液注入ユニット1は、例えば、心筋梗塞を発症した心臓の血管内に挿入されて、特定の心筋に心筋培養細胞を注入する際に使用される。
本明細書において、「先端側」とは、薬液注入ユニット1を構成するチューブ10の軸X方向に沿う方向であって、薬液注入ユニット1が治療部位である特定の体内組織に向かって進行する方向を意味する。「基端側」とは、薬液注入ユニット1を構成するチューブ10の軸X方向に沿う方向であって、上記先端側と反対の方向を意味する。また、「先端」とは、任意の部材または部位における先端側の端部、「基端」とは、任意の部材または部位における基端側の端部をそれぞれ示す。なお、図1においては、図示左側が体内へと挿入される「先端側」であり、図示右側が手技者によって操作される「基端側」である。
図1に示すように、薬液注入ユニット1は、チューブ10の先端に接続された先端部20と、チューブ10の基端に接続された分岐ソケット30とをさらに備える。
図2Aは、図1の薬液注入ユニット1が備えるチューブ10の一部を模式的に示す透過斜視図である。図2Aは、図1において符号Aで示した部分に概ね対応している。図2Aに示すように、チューブ10は、チューブ10の軸X方向に延びるセンタールーメン11と、チューブ10の外周面10sにおいて周方向の異なる位置に開口する少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cと、チューブ10の軸Xに対して少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cとそれぞれ対向する位置に配置され、チューブ10を支持するために用いられる支持機構40とを備える。センタールーメン11は、先端に穿刺針を有する穿刺カテーテルCpが挿入可能なルーメンである。穿刺カテーテルポート12a~12cは、それぞれが共通する1つのセンタールーメン11と連通している。
本明細書において、「チューブ10の軸Xに対して少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cとそれぞれ対向する位置に配置される支持機構40」とは、チューブ10の軸X方向に対する垂直投影図において、チューブ10の軸Xに対して各穿刺カテーテルポート12a~12cと対向する位置にそれぞれ支持機構40が配置されることを意味する。「チューブ10の軸X方向に対する垂直投影図」とは、チューブ10の軸Xと直交する平面へのチューブ10の投影図を意味する。
本実施形態において、支持機構40は、チューブ10の軸X方向に延びる少なくとも3つの支持ワイヤルーメン13a~13cと、チューブ10の外周面10sにおいて周方向の異なる位置に開口する少なくとも3つの支持ワイヤポート14a~14cとを含む。支持ワイヤルーメン13a~13cは、それぞれに少なくとも1つの支持ワイヤWsが挿入可能なルーメンである。支持ワイヤポート14a~14cは、支持ワイヤルーメン13a~13cのそれぞれと連通している。
図3Aは、図2Aのチューブ10の軸X方向に対する垂直投影図である。図3Aに示すように、チューブ10の軸X方向に対する垂直投影図において、センタールーメン11は、チューブ10の軸Xを含むように中央に位置している。支持ワイヤルーメン13a~13cは、センタールーメン11を取り囲むようにセンタールーメン11よりも外側に配置されている。
センタールーメン11の内径は、支持ワイヤルーメン13a~13cの内径よりも大きくなるように構成されている。
図3Aに示すように、チューブ10の軸X方向に対する垂直投影図において、穿刺カテーテルポート12a~12cと支持ワイヤポート14a~14cとは、チューブ10の軸Xに対して対向する位置に配置されている。なお、「穿刺カテーテルポート12a~12cと支持ワイヤポート14a~14cとが、チューブ10の軸Xに対して対向する位置に配置されている」とは、穿刺カテーテルポート12a~12cと支持ワイヤポート14a~14cとが、軸Xに対して概ね向き合う位置に配置されていればよいことを意図するものであって、必ずしも図3Aに示すように、穿刺カテーテルポート12a~12cと支持ワイヤポート14a~14cとが、軸Xに対して正対向する位置に配置されていることを限定する意図ではない。支持ワイヤポート14a~14cの開口中心14dは、穿刺カテーテルポート12a~12cの開口中心12dと軸Xとを通る仮想直線Lと軸Xとにより規定される角度βが、-45°≦β≦45°を満たす範囲に位置していてもよい。
図2Bは、図2Aのチューブ10に穿刺カテーテルCp及び支持ワイヤWsを挿入したときの一例を血管BVとともに示す図である。図3Bは、図2Bのチューブ10の軸X方向に対する垂直投影図である。なお、図3Bでは血管BVは省略されている。図2B及び図3Bに示すように、薬液注入ユニット1によれば、少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cから、薬液を注入する必要がある体内組織に最も近い1つを選択して、そこに穿刺カテーテルCpを挿入することができる。穿刺カテーテルCpは、先端に穿刺針を有する。これにより、血管BV内で薬液注入ユニット1を回転することなく上記体内組織に薬液を注入することができる。
図2B及び図3Bに示すように、また、薬液注入ユニット1では、支持ワイヤポート14a~14cから、穿刺カテーテルポート12a~12cのうち穿刺カテーテルCpを送出させる1つとチューブ10の軸Xに対して対向する位置にあるものを選択し、そこから支持ワイヤWsを送出して、血管BVの内壁に当接させることで、上記体内組織に穿刺カテーテルCpの穿刺針を穿刺する際の反発力により、薬液注入ユニット1が血管BVから離れる方向に動くことを抑制することができる。
支持ワイヤWs1を送出させる支持ワイヤポート14a~14cとして、少なくとも3つの支持ワイヤポート14a~14cから2つ以上を選択してもよい。すなわち、少なくとも3つの支持ワイヤポート14a~14cのうちの2つ以上のそれぞれから支持ワイヤWsを送出させることで、薬液注入ユニット1が血管BVから離れる方向に動くことを抑制してもよい。また、少なくとも3つの支持ワイヤポート14a~14cのうちの1つから2つ以上の支持ワイヤWsを送出させることで、薬液注入ユニット1が血管BVから離れる方向に動くことを抑制してもよい。
図3Aに示すように、少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cは、チューブ10の外周面10sにおいて周方向に等間隔で配置されていてもよい。図3Aの例では、直線Lと軸Xとにより規定される角度αが120°であるように、3つの穿刺カテーテルポート12a~12cがチューブ10の外周面10sにおいて周方向に等間隔で配置されている。これにより、少なくとも3つの穿刺カテーテル12a~12cから、薬液を注入する必要がある体内組織に最も近い1つをより適切に選択することができる。
図2Aに示すように、少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cは、チューブ10の外周面10sにおいて長手方向の異なる位置に配置されていてもよい。これにより、少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cから、薬液を注入する必要がある体内組織に最も近い1つを適切に選択することができる。
少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cは、チューブ10の外周面10sにおいて長手方向に等間隔で配置されていてもよい。これにより、少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cから、薬液を注入する必要がある体内組織に最も近い1つをより適切に選択することができる。
図4Aは、図2Aのチューブ10の穿刺カテーテルポート12a~12cにX線不透過マーカー15を配置した一例を示す図である。図4Bは、図2Aのチューブ10の穿刺カテーテルポート12a~12cにX線不透過マーカー15a~15cを配置した別の一例を示す図である。薬液注入ユニット1では、少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cのそれぞれの外周の少なくとも一部に、X線不透過マーカー15a~15cが配置されていてもよい。これにより、X線により、各穿刺カテーテルポート12a~12cの位置を容易に確認することができる。X線不透過マーカー15a~15cは、X線により、各穿刺カテーテルポート12a~12cの位置を確認できるよう配置されていればよく、その配置方法は特に限定されない。例えば、図4Aに示すように、X線不透過マーカー15a~15cは、穿刺カテーテルポート12a~12cの外周を取り囲むように配置されていてもよい。また、図4Bに示すように、X線不透過マーカー15a~15cは、穿刺カテーテルポート12a~12cの外周の接線方向に直線状に配置されていてもよい。
先端部20は、先端開口21を有する。先端開口21は、センタールーメン11と連通していてもよい。このような構成によれば、センタールーメン11を介して、ガイドワイヤWgを先端部20の先端開口21へ導くことができる。すなわち、薬液注入ユニット1において、センタールーメン11は、ガイドワイヤWgを挿入可能なガイドワイヤルーメンを兼ねていてもよい。
分岐ソケット30は、3つのコネクタ(不図示)が取り付け可能であるように構成されている。例えば、第1及び第2のコネクタをセンタールーメン11に対応するように連通させ、第3のコネクタを支持ワイヤルーメン13a~13cに連通させてもよい。この場合、例えば、第1のコネクタの開口部から挿入された穿刺カテーテルCpを、センタールーメン11を介して穿刺カテーテルポート12a~12cのうちの1つへ導くことができるとともに、第2のコネクタの開口部から挿入されたガイドワイヤWgを、センタールーメン11を介して先端開口21へ導くことができる。そして、第3のコネクタの開口部から挿入された支持ワイヤWsを、支持ワイヤルーメン13a~13cの1つを介して支持ワイヤポート14a~14cのうち1つへ導くことができる。
(変形例1)
図5Aは、変形例1の薬液注入ユニット100が備えるチューブ101及び先端部201の一部を模式的に示す透過斜視図である。図5Aは、図1において符号Bで示した部分に概ね対応している。図5Bは、図5Aのチューブ101にガイドワイヤWgを挿入したときの一例を示す図である。図5A及び図5Bに示すように、薬液注入ユニット100は、センタールーメン11とは別に、ガイドワイヤWgを挿入可能なガイドワイヤルーメン16を備えていてもよい。ガイドワイヤルーメン16は、チューブ101の軸方向に延びるとともに、先端部201の先端開口21と連通している。図5A及び図5Bに示すように、ガイドワイヤルーメン16と連通するガイドワイヤポート17は、チューブ101の外周面101sに配置されていてもよい。ガイドワイヤポート17は、チューブ101の周方向の異なる位置に複数存在していてもよい。複数のガイドワイヤポート17のそれぞれが、共通する1つのセンタールーメン11と連通していてもよい。
分岐ソケット30に取り付け可能な3つのコネクタ(不図示)について、変形例1では、例えば、第1のコネクタをセンタールーメン11に対応するように連通させ、第2のコネクタをガイドワイヤルーメン16に対応するように連通させ、第3のコネクタを支持ワイヤルーメン13a~13cに連通させてもよい。この場合、例えば、第2のコネクタの開口部から挿入されたガイドワイヤWgを、ガイドワイヤルーメン16を介して先端開口21へ導くことができる。
変形例1において、ガイドワイヤルーメン16の内径は、支持ワイヤルーメン13a~13cの内径よりも大きくなるように構成されている。ガイドワイヤルーメン16の内径とセンタールーメン11の内径とは同じであってもよく、異なっていてもよい。ガイドワイヤルーメン16の内径が、センタールーメン11の内径よりも小さくなるように構成されていてもよい。
(変形例2)
図6Aは、変形例2の薬液注入ユニット200が備えるチューブ102の一部を模式的に示す透過斜視図である。薬液注入ユニット200において、支持機構40は、チューブ102の軸X方向に延びる少なくとも3つの第1支持ワイヤルーメン13a~13cと、チューブ102の外周面102sにおいて周方向の異なる位置に開口する少なくとも3つの第1支持ワイヤポート14a~14cと、チューブ102の軸X方向に延びる少なくとも3つの第2支持ワイヤルーメン18a~18cと、チューブ102の外周面102sにおいて周方向の異なる位置に開口する少なくとも3つの第2支持ワイヤポート19a~19cとを含む。第1支持ワイヤルーメン13a~13cは、上述した支持ワイヤルーメン13a~13cに対応している。第1支持ワイヤポート14a~14cは、上述した支持ワイヤポート14a~14cに対応している。第2支持ワイヤルーメン18a~18cは、それぞれに少なくとも1つの支持ワイヤWsが挿入可能なルーメンである。第2支持ワイヤポート19a~19cは、第2支持ワイヤルーメン18a~18cのそれぞれと連通している。
図7Aは、図6Aのチューブ102の軸X方向に対する垂直投影図である。図7Aに示す例では、チューブ102の軸X方向に対する垂直投影図において、第2支持ワイヤルーメン18a~18cは、軸X方向において第1支持ワイヤルーメン13a~13cとは異なる位置、すなわち軸X方向において第1支持ワイヤルーメン13a~13cと重ならない位置に配置されている。第2支持ワイヤルーメン18a~18cは、センタールーメン11を取り囲むようにセンタールーメン11よりも外側に配置されている。
センタールーメン11の内径は、第2支持ワイヤルーメン18a~18cの内径よりも大きくなるように構成されている。第2支持ワイヤルーメン18a~18cの内径は、第1支持ワイヤルーメン13a~13cの内径と同じであってもよく、異なっていてもよい。
図7Aに示すように、チューブ102の軸X方向に対する垂直投影図において、穿刺カテーテルポート12a~12cと第2支持ワイヤポート19a~19cとは、チューブ102の軸Xに対して対向する位置に配置されている。なお、「穿刺カテーテルポート12a~12cと第2支持ワイヤポート19a~19cとが、チューブ102の軸Xに対して対向する位置に配置されている」とは、穿刺カテーテルポート12a~12cと第2支持ワイヤポート19a~19cとが、軸Xに対して概ね向き合う位置に配置されていればよいことを意図するものであって、必ずしも、穿刺カテーテルポート12a~12cと第2支持ワイヤポート19a~19cとが、軸Xに対して正対向する位置に配置されていることを限定する意図ではない。第2支持ワイヤポート19a~19cの開口中心19dは、仮想直線Lと軸Xとにより規定される角度βが、-45°≦β≦45°を満たす範囲に位置していてもよい。また、図7Aに示すように、軸X方向において最も近い位置にある第1支持ワイヤポート14a~14c及び第2支持ワイヤポート19a~19cについて、第1支持ワイヤポート14a~14cの開口中心14dと第2支持ワイヤポート19a~19cの開口中心19dとを結ぶ仮想直線Rの中点Rcが、チューブ102の軸Xに対して穿刺カテーテルポート12a~12cと対向する位置になるように配置されていてもよい。「チューブ102の軸Xに対して対向する位置に配置されている」の定義は上述した通りである。すなわち、中点Rcは、仮想直線Lと軸Xとにより規定される角度βが、-45°≦β≦45°を満たす範囲に位置していてもよい。
図6Bは、図6Aのチューブ102に穿刺カテーテルCp及び支持ワイヤWsを挿入したときの一例を示す図である。図7Bは、図6Bのチューブ102の軸X方向に対する垂直投影図である。図6B及び図7Bに示すように、変形例2の薬液注入ユニット200では、第1支持ワイヤポート14a~14c及び第2支持ワイヤポート19a~19cから、穿刺カテーテルポート12a~12cのうち穿刺カテーテルCpを送出させる1つとチューブ10の軸Xに対して対向する位置にあるものをそれぞれ選択し、それぞれから支持ワイヤWsを送出して、血管BVの内壁に当接させることで、治療部位である特定の体内組織に穿刺カテーテルCpの穿刺針を穿刺する際の反発力により、薬液注入ユニット200が血管BVから離れる方向に動くことを抑制することができる。
支持ワイヤWsを送出させる第2支持ワイヤポート19a~19cとして、少なくとも3つの第2支持ワイヤポート19a~19cから2つ以上を選択してもよい。すなわち、少なくとも3つの第2支持ワイヤポート19a~19cのうちの2つ以上のそれぞれから支持ワイヤWsを送出させることで、薬液注入ユニット200が血管BVから離れる方向に動くことを抑制してもよい。また、少なくとも3つの第2支持ワイヤポート19a~19cのうちの1つから2つ以上の支持ワイヤWsを送出させることで、薬液注入ユニット200が血管BVから離れる方向に動くことを抑制してもよい。
(変形例3)
図8は、変形例3の薬液注入ユニット300が備えるチューブ103の一部を模式的に示す透過斜視図である。変形例3の薬液注入ユニット300は、少なくとも3つの穿刺カテーテルポート12a~12cを含む複数の穿刺カテーテルセットSp(Sp1、Sp2)を複数備え、複数の穿刺カテーテルセットSpがチューブ103の長手方向の異なる位置に配置されていることを除き、チューブ10を備える薬液注入ユニット1と同じ構成を有する。
薬液注入ユニット300は、チューブ103の長手方向の異なる位置に配置されている複数の穿刺カテーテルセットSp(Sp1、Sp2)を備える。そのため、穿刺カテーテルCpを送出させる穿刺カテーテルポート12a~12cの選択肢が増えるので、血管BV内で薬液注入ユニット300を前後移動することなく治療部位である特定の体内組織の複数の箇所に薬液をより簡易に注入することができる。
ここで、少なくとも3つの支持ワイヤポート14a~14cを含むセットを支持セットSsと定義する。図8に示すように、変形例3の薬液注入ユニット300においては、軸X方向において、穿刺カテーテルセットSp1と穿刺カテーテルセットSp2との間に支持セットSsが配置されていてもよい。このような構成によれば、先端側の穿刺カテーテルセットSp1の穿刺ワイヤポート12a~12cを使用する場合と、基端側の穿刺ワイヤセットSp2の穿刺ワイヤポート12a~12cを使用する場合とのどちらにおいても、支持セットSsにより、薬液注入ユニット300が血管BVから離れる方向に動くことを抑制することができる。
薬液注入ユニット300は、支持セットSsを複数備えていてもよい。例えば、先端側から基端側に向かって、穿刺カテーテルセットSp、支持セットSs、穿刺カテーテルセットSp、支持セットSs、・・・がこの順に配置されていてもよい。支持セットSsを複数備える場合、複数の支持セットSsの支持ワイヤポート14a~14cのそれぞれは、共通する支持ワイヤルーメン13a~13cにそれぞれ連通していてもよい。
変形例3の薬液注入ユニット300には、変形例2の態様を適用することもできる。すなわち、の薬液注入ユニット300は、少なくとも3つの第1支持ワイヤポート14a~14cを含む第1支持セットSs1に加えて、少なくとも3つの第2支持ワイヤポート19a~19cを含む第2支持セットSs2を備えていてもよい。薬液注入ユニット300は、第2支持セットSs2を複数備えていてもよい。
(変形例4)
図9は、変形例4の薬液注入ユニット400の構造を示す概略説明図である。薬液注入ユニット400において、支持機構40は、バルーン51を有するバルーン部材50を含む。すなわち、変形例4の薬液注入ユニット400は、穿刺カテーテルポート12a~12cとバルーン部材50とが、チューブ10の軸Xに対して対向する位置に配置されていることを除き、薬液注入ユニット1と同じ構成を有する。
図10は、薬液注入ユニット400が備えるチューブ10及びバルーン部材50の一部を模式的に示す透過斜視図である。図10は、図9において符号A’で示した部分に概ね対応している。バルーン部材50は、バルーン51に加えて、長尺のチューブ52と、チューブ52の先端側に取り付けられた先端チップ53とをさらに有する。先端チップ53とチューブ52との間に、バルーン51が設けられている。バルーン部材50は、基端側においてチューブ10と一体化されていてもよく、チューブ10とは別体であってもよい。バルーン部材50がチューブ10とは別体である場合、バルーン部材50は、チューブ52の基端に接続されたコネクタ(不図示)をさらに備えていてもよい。
バルーン部材50は、チューブ52を経由して流体をバルーン51の内部空間に供給することができる。これにより、バルーン5は膨張する。
図11は、図9のチューブ10の軸X方向に対する垂直投影図をバルーン部材50とともに示す図である。図11に示すように、チューブ10の軸X方向に対する垂直投影図において、穿刺カテーテルポート12a~12cとバルーン部材50とは、チューブ10の軸Xに対して対向する位置に配置されている。なお、「穿刺カテーテルポート12a~12cとバルーン部材50とが、チューブ10の軸Xに対して対向する位置に配置されている」とは、穿刺カテーテルポート12a~12cとバルーン部材50とが、軸Xに対して概ね向き合う位置に配置されていればよいことを意図するものであって、必ずしも図11に示すように、穿刺カテーテルポート12a~12cとバルーン部材50とが、軸Xに対して正対向する位置に配置されていることを限定する意図ではない。例えば、バルーン部材50の中心50aは、仮想直線Lと軸Xとにより規定される角度βが、-45°≦β≦45°を満たす範囲に位置していてもよい。
薬液注入ユニット400では、支持機構40がバルーン51を有するバルーン部材50を含むので、治療部位である特定の体内組織に穿刺針を穿刺する際の反発力により、薬液注入ユニット400が血管BVから離れる方向に動くことを抑制することができる。
バルーン部材50として、2つ以上のバルーン部材50を使用してもよい。すなわち、2つ以上のバルーン51を支持機構40として機能させてもよい。この場合、薬液注入ユニット400の安定性がさらに向上する。図11では、バルーン部材50として、3つのバルーン部材50を使用する例を示している。
上記で説明したセンタールーメン11、支持ワイヤルーメン(第1支持ワイヤルーメン)13a~13c、第2支持ワイヤルーメン18a~18c、及びガイドワイヤルーメン16は、樹脂によって形成されたチューブ体である。これらルーメンのチューブ体を形成する樹脂材料については、特に限定されないが、他部材との摺動性が良好な樹脂が好ましく、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロチレン)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン)、FEP(パーフルオロエチレンプロペン)、ETFE(エチレンテトラフルオロエチレン)等のフッ素系樹脂や、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等を例示することができる。なお、センタールーメン11、支持ワイヤルーメン(第1支持ワイヤルーメン)13a~13c、第2支持ワイヤルーメン18a~18c、及びガイドワイヤルーメン16を構成するチューブ体は、同一の樹脂材料で形成されていてもよいし、それぞれ異なる樹脂材料で形成されていてもよい。
上記チューブ体の外周には、補強体(不図示)が配置されていてもよい。上記補強体は、例えば、複数の素線を網目状(メッシュ状)に編み込んで形成した編組体(金属ブレード層)である。上記補強体は、上記チューブ体の外周全体を覆っていてもよいし、上記チューブ体の外周の一部を覆っていてもよい。また、上記補強体を埋設した樹脂製の外層管(不図示)を上記チューブ体の外周に配置した構成としてもよい。
チューブ10、101、102、及び103は、樹脂によって形成されている。例えば、チューブ10では、センタールーメン11を構成するチューブ体及び支持ワイヤルーメン(第1支持ワイヤルーメン)13a~13cを構成するチューブ体を被覆している。チューブ10、101、102、及び103を形成する樹脂材料については、特に限定されないが、例えば、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー等を例示することができる。チューブ10、101、102、及び103は単一の樹脂材料で形成されていてもよいし、複数の領域に分けてそれぞれ特性の異なる複数の樹脂材料を用いて形成されていてもよい。また、チューブ10、101、102、及び103を形成する樹脂にタングステン粉末を含有させ、その含有量によって樹脂の硬度を変化させてもよい。チューブ10、101、102、及び103を形成する樹脂にX線不透過性の粉末であるタングステン粉末を含有させることで、治療時に医師等の手技者が薬液注入ユニット1の位置を正確に把握することができる。
以上、本発明に係る薬液注入ユニットについて図面に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、種々の変更実施が可能である。例えば、上記実施形態では、薬液注入ユニットが治療部位である特定の体内組織に薬液を注入するために用いられるカテーテルであるものとして説明したが、本発明の薬液注入ユニットが適用されるカテーテルは薬液注入の用途に限られるものではなく、例えば、内視鏡等に適用されてもよい。
1,100,200,300,400 薬液注入ユニット
10,101,102,103 チューブ
11 センタールーメン
12a~12c 穿刺カテーテルポート
13a~13c 支持ワイヤルーメン(第1支持ワイヤルーメン)
14a~14c 支持ワイヤポート(第1支持ワイヤポート)
15a~15c X線不透過マーカー
16 ガイドワイヤルーメン
17 ガイドワイヤポート
18a~18c 第2支持ワイヤルーメン
19a~19c 第2支持ワイヤポート
20,201 先端部
21 先端開口
30 分岐ソケット
40 支持機構
50 バルーン部材
51 バルーン
52 チューブ
53 先端チップ
Sp 穿刺カテーテルセット
Ss 支持セット
Cp 穿刺カテーテル
Ws 支持ワイヤ
Wg ガイドワイヤ

Claims (8)

  1. 長尺のチューブを含み、
    前記チューブは、
    前記チューブの軸方向に延びるとともに、先端に穿刺針を有する穿刺カテーテルが挿入可能なセンタールーメンと、
    前記センタールーメンと連通するとともに、前記チューブの外周面において周方向の異なる位置に開口する少なくとも3つの穿刺カテーテルポートと、
    前記チューブの軸線に対して前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートとそれぞれ対向する位置に配置され、前記チューブを支持するために用いられる支持機構と、を備える、薬液注入ユニット。
  2. 前記支持機構は、
    前記チューブの軸方向に延びるとともに、それぞれに少なくとも1つの支持ワイヤが挿入可能な少なくとも3つの支持ワイヤルーメンと、
    前記少なくとも3つの支持ワイヤルーメンのそれぞれと連通するとともに、前記チューブの外周面において周方向の異なる位置に開口する少なくとも3つの支持ワイヤポートと、を含む、請求項1に記載の薬液注入ユニット。
  3. 前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートは、前記チューブの外周面において周方向に等間隔で配置されている、請求項1に記載の薬液注入ユニット。
  4. 前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートは、前記チューブの外周面において長手方向の異なる位置に配置されている、請求項1に記載の薬液注入ユニット。
  5. 前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートは、前記チューブの外周面において長手方向に等間隔で配置されている、請求項4に記載の薬液注入ユニット。
  6. 前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートを含む穿刺カテーテルセットを複数備え、
    複数の前記穿刺カテーテルセットは、前記チューブの長手方向の異なる位置に配置されている、請求項1に記載の薬液注入ユニット。
  7. 前記少なくとも3つの穿刺カテーテルポートのそれぞれの外周の少なくとも一部に、X線不透過マーカーが配置されている、請求項1に記載の薬液注入ユニット。
  8. 前記支持機構は、バルーンを有するバルーン部材を含む、請求項1に記載の薬液注入ユニット。
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