JP2023545809A - グループ移行方法、装置及びシステム - Google Patents

グループ移行方法、装置及びシステム Download PDF

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Abstract

本発明の実施例は、グループ移行方法、装置及びシステムを提供する。該グループ移行方法は、移行IABノードにより送信された測定レポートを受信するステップと、ターゲットDonor装置に第1の移行要求メッセージを送信するステップであって、第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、ステップと、ターゲットDonor装置により送信された第1の応答メッセージを受信するステップであって、第1の応答メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む、ステップと、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信するステップと、を含む。【選択図】図7

Description

本発明は、通信分野に関する。
将来のシームレスなセルラーネットワークの配備では、非常に柔軟で高密度なNRセルの配備が必要になる。高密度ネットワークは、5Gの目標の1つである。5Gの高密度ネットワークを実現するには、有線でのバックホールを必要としないNRネットワークの配備が重要である。5Gミリ波を使用することによってセルのカバレッジが狭くなるため、無線自己バックホールステムは、配備要件を満たすためにマルチホップである必要がある。5Gの高帯域幅、大規模MIMO及びビームシステムにより、5Gは、LTEよりも超高密度NRセルの無線自己バックホールシステムをより容易に開発することができる。このような無線自己バックホールを持つマルチホップシステムを開発するために、3GPP(登録商標)は、R16でIAB(Integrated access and backhaul:アクセスバックホール統合)プロジェクトの研究と標準化を開始した。
図1は、IABシステムの一例の概略図である。図1に示すように、中継ノードがアクセス(access)とバックホール(backhaul)の機能の両方をサポートし、中継ノードの無線伝送リンクが時間領域、周波数領域又は空間領域でアクセスリンク(access link)とバックホールリンク(backhaul link)とを多重化し、アクセスリンクとバックホールリンクは、同一又は異なる周波数帯域を使用することができる。
IABネットワークアーキテクチャでは、中継ノードとは、アクセスとバックホールの機能の両方をサポートするIAB-node(IABノード)を意味する。ネットワーク側の最後のホップのノードは、IAB-donnor(IABドナー)と称され、gNB機能をサポートし、IAB-nodeアクセスをサポートする。全てのUEデータは、1つ又は複数のホップによりIAB-nodeを介してIAB-donorに戻ることができる。IAB-nodeの機能は、IAB-DUと称されるgNB-DUの機能と、IAB-MTと称されるUEの機能に分けられる。IAB-DUは、ネットワーク側装置の機能を実現し、下流のchild IAB-node(子IABノード)に接続し、UE及び下流のchild IAB-nodeにNRエアインターフェースアクセスを提供し、IAB donor-CUとの間にF1接続を確立する。IAB-MTは、一部の端末装置の機能を実現し、上流のparent IAB-node(親IABノード)又はIAB-donor DUに接続する。IAB-MTは、物理層、レイヤ2、RRC及びNAS層の機能を含み、IAB donor-CU及びコアネットワークにも間接的に接続する。IAB-nodeは、SAモード又はEN-DCモードでネットワークにアクセスすることができる。図2は、SAモードのIABアーキテクチャの概略図である。図3は、EN-DCモードのIABアーキテクチャの概略図である。図4は、親ノード(parent IAB-node)と子ノード(child IAB-node)の概略図である。
図5は、IAB-DUとIAB-donor CUとの間のF1ユーザプレーンのプロトコルスタックの概略図である。図6は、IAB-DUとIAB-donor CUとの間のF1制御プレーンのプロトコルスタックの概略図である。
図5及び図6に示すように、F1ユーザプレーン及びF1制御プレーンは、IAB-DUとIAB-donor-CUとの間のトランスポート(IP)層上に構築され、図5及び図6において、2ホップの無線バックホール及び1ホップの有線バックホールが実行される。バックホールリンクでは、トランスポート(IP)装置がバックホールアダプティブプロトコル(BAP)サブ層に搬送され、IAB-nodeにおけるBAPエンティティがIABシステムのルーティング機能を実現し、IAB-donor CUによりルーティングテーブルが提供される。BAP PDUがバックホールリンクのRLCチャネルで伝送され、バックホールリンクの複数のRLCチャネルが異なる優先度及びQoSのサービスを搬送するようにIAB-donorにより構成されてもよく、BAPエンティティがBAP PDUを異なるバックホールRLCチャネルにマッピングする。
なお、背景技術に関する上記の説明は、単なる本発明の構成をより明確、完全に説明するためのものであり、当業者を理解させるために説明するものである。これらの構成が本発明の背景技術の部分に説明されているから当業者にとって周知の技術であると解釈してはならない。
本発明の発明者の発見により、R16 IABシステムでは、IAB-nodeが同一のdonorにおける異なるDU間を移行する際に引き起こされるトポロジ及びルーティングの適応的な変化をサポートしている。IAB-nodeが同一のDonorにおいて移行する際に、donorとの新しいF1制御プレーン接続を確立する必要がなく、下流のchild IAB-node及びUEへの影響がなく、child IAB-node及びUEがIAB-nodeとの接続を維持することができる。R17 IABシステムでは、IAB-nodeが異なるdonorにおいて移行する機能を導入するが、この場合、IAB-nodeが新しいdonorに移行することによって、下流のchild IAB-node及びUEへ大きな影響を及ぼし、child IAB-node及びUEとIAB-nodeとの間で無線リンク障害が発生する。
例えば、既存のDonor間のIAB-nodeの移行方法は、IAB-nodeが新しいdonorに移行した際に、下流のchild IAB-node及びUEとIAB-nodeとの間で無線リンク障害が発生し、その後、下流のchild IAB-node及びUEが自らRRC再確立プロセスを開始してIAB-nodeに再接続し、新しいdonorとの間でRRC接続を確立する。このように、より長い時間のサービス通信の中断をもたらし、下流のchild IAB-nodeも新しいdonorに再確立する必要があり、child IAB-nodeによりサービスされるUEも無線リンク障害が発生するため、child IAB-nodeによりサービスされるUEは、より長い時間の通信中断が発生する。
上記の問題の少なくとも1つ又は他の同様な問題を解決するために、本発明の実施例は、グループ移行方法、装置及びシステムを提供する。
本発明の実施例の1つの態様では、ソースDonor装置に構成されるグループ移行装置であって、移行IABノードにより送信された測定レポートを受信する第1の受信部と、ターゲットDonor装置に第1の移行要求メッセージを送信する第1の送信部であって、前記第1の移行要求メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、第1の送信部と、前記ターゲットDonor装置により送信された第1の応答メッセージを受信する第2の受信部であって、前記第1の応答メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む、第2の受信部と、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEに前記RRC再構成メッセージを送信する第2の送信部と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例のもう1つの態様では、ソースDonor装置に構成されるグループ移行装置であって、移行IABノードにより送信された測定レポートを受信する第1の受信部と、ターゲットDonor装置に第1の移行要求メッセージを送信する第1の送信部であって、前記第1の移行要求メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、第1の送信部と、前記ターゲットDonor装置により送信された第1の応答メッセージを受信する第2の受信部であって、前記第1の応答メッセージは、前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージを含む、第2の受信部と、前記移行IABノードに前記RRC再構成メッセージを送信する第2の送信部と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例のもう1つの態様では、ターゲットDonor装置に構成されるグループ移行装置であって、ソースDonor装置により送信された第1の移行要求メッセージを受信する第1の受信部であって、前記第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、第1の受信部と、前記ソースDonor装置に第1の応答メッセージを送信する第1の送信部であって、前記第1の応答メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む、第1の送信部と、前記移行IABノードとの新しいF1接続を確立する第1の処理部と、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信する第2の受信部と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例のもう1つの態様では、ターゲットDonor装置に構成されるグループ移行方法であって、ソースDonor装置により送信された第1の移行要求メッセージを受信する第1の受信部であって、前記第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、第1の受信部と、前記ソースDonor装置に第1の応答メッセージを送信する第1の送信部であって、前記第1の応答メッセージは、前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージを含む、第1の送信部と、前記移行IABノードとの新しいF1接続を確立する第1の処理部と、前記新しいF1接続を介して前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信する第2の送信部と、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信する第2の受信部と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例のもう1つの態様では、移行IABノードに構成されるグループ移行装置であって、ソースDonor装置に測定レポートを送信する第1の送信部と、前記ソースDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する第1の受信部と、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する処理部と、前記ソースDonor装置により古いF1接続を介して送信された、前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを受信する第2の受信部と、前記子IABノード又は前記UEに前記RRC再構成メッセージを送信する第2の送信部と、前記ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する第3の送信部と、前記子IABノード又は前記UEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを前記ターゲットDonor装置に転送する第4の送信部と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例のもう1つの態様では、移行IABノードに構成されるグループ移行装置であって、ソースDonor装置に測定レポートを送信する第1の送信部と、前記ソースDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する第1の受信部と、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する処理部と、前記ターゲットDonor装置により前記新しいF1接続を介して送信された、前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを受信する第2の受信部と、前記子IABノード又は前記UEに前記RRC再構成メッセージを送信する第2の送信部と、前記ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する第3の送信部と、前記子IABノード又は前記UEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを前記ターゲットDonor装置に転送する第4の送信部と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例のもう1つの態様では、移行IABノードによりサービスされる子IABノードに構成されるグループ移行装置であって、ソースDonor装置又はターゲットDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する第1の受信部と、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する処理部と、前記ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する第1の送信部と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例のもう1つの態様では、移行IABノードによりサービスされる端末装置に構成されるグループ移行装置であって、ソースDonor装置又はターゲットDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する受信部と、前記ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する送信部と、を含む、装置を提供する。
本発明の実施例の有利な効果の1つは以下の通りである。本発明の実施例によれば、IAB-nodeがターゲットDonorノードに移行する際に、RRC再確立モードでターゲットDonorノードのCUとの間でRRC接続を再確立する必要がなく、IAB-node移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
下記の説明及び図面に示すように、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる方式が示される。なお、本発明の実施形態の範囲はこれらに限定されない。本発明の実施形態は、添付される特許請求の範囲の要旨及び項目の範囲内において、変更されたもの、修正されたもの及び均等的なものを含む。
1つの実施形態に記載された特徴及び/又は示された特徴は、同一又は類似の方式で1つ又はさらに多くの他の実施形態で用いられてもよいし、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよいし、他の実施形態における特徴に代わってもよい。
なお、本文では、用語「含む/有する」は、特徴、部材、ステップ又は構成要件が存在することを意味し、1つ又は複数の他の特徴、部材、ステップ又は構成要件の存在又は付加を排除しない。
本発明の実施例の1つの図面及び1つの実施形態に記載された要素及び特徴は、1つ又はさらに多くの図面又は実施形態に示された要素及び特徴と組み合わせてもよい。また、図面において、類似の符号は複数の図面における対応する素子を示し、1つ以上の実施形態に用いられる対応素子を示してもよい。
含まれる図面は、本発明の実施例をさらに理解するために用いられ、明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を例示するために用いられ、文言の記載と共に本発明の原理を説明する。なお、以下に説明される図面は、単なる本発明の一部の実施例であり、当業者にとっては、これらの図面に基づいて他の図面を容易に想到できる。
IABシステムの一例の概略図である。 SAモードのIABアーキテクチャの概略図である。 EN-DCモードのIABアーキテクチャの概略図である。 親ノード(parent IAB-node)と子ノード(child IAB-node)の概略図である。 IAB-DUとIAB-donor CUとの間のF1ユーザプレーンのプロトコルスタックの概略図である。 IAB-DUとIAB-donor CUとの間のF1制御プレーンのプロトコルスタックの概略図である。 本発明の実施例の実施シナリオの一例の概略図である。 本発明の実施例1のグループ移行方法の一例の概略図である。 本発明の実施例1のグループ移行方法の他の例の構成図である。 本発明の実施例1のグループ移行方法の他の例の概略図である。 本発明の実施例1のグループ移行方法の他の例の概略図である。 IABノードのイングレスとエグレスの概略図である。 本発明の実施例2のグループ移行方法の一例の概略図である。 本発明の実施例2のグループ移行方法の他の例の概略図である。 本発明の実施例3のグループ移行方法の一例の概略図である。 本発明の実施例3のグループ移行方法の他の例の概略図である。 本発明の実施例の1つのシナリオのフローチャートである。 本発明の実施例のもう1つのシナリオのフローチャートである。 本発明の実施例4のグループ移行装置の一例の概略図である。 本発明の実施例4のグループ移行装置の他の例の概略図である。 本発明の実施例4のグループ移行装置の他の例の概略図である。 本発明の実施例4のグループ移行装置の他の例の概略図である。 本発明の実施例5のグループ移行装置の一例の概略図である。 本発明の実施例5のグループ移行装置の他の例の概略図である。 本発明の実施例6のグループ移行装置の一例の概略図である。 本発明の実施例6のグループ移行装置の他の例の概略図である。 本発明の実施例7の通信システムの一例の概略図である。 本発明の実施例7のIABノードの一例の概略図である。 本発明の実施例7のDonor装置の一例の概略図である。 本発明の実施例7の端末装置の一例の概略図である。
本発明の上記及び他の特徴は以下の説明により明らかになる。明細書及び図面において、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる実施形態の一部が示される。なお、本発明は説明される実施形態に限定されない。本発明は、添付される特許請求の範囲内の全ての変更されたもの、変形されたもの及び均等的なものを含む。
本発明の実施例では、用語「第1」、「第2」などは、タイトルで異なる要素を区別するために用いられるが、これらの要素の空間的配列又は時間的順序などを表すものではなく、これらの要素はこれらの用語に制限されない。用語「及び/又は」は、関連するリストに列挙された用語の1つ又は複数のうち何れか1つ及び全ての組み合わせを含む。用語「含む」、「包括する」、「有する」などは、列挙された特徴、要素、素子又は構成部材の存在を意味するが、1つ又は複数の他の特徴、要素、素子又は構成部材の存在又は追加を排除するものではない。
本発明の実施例では、単数形の「1つ」、「該」などは複数形を含み、「1種類」又は「1類」と広義的に理解されるべきであり、「1個」に限定されない。また、用語「前記」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、単数形及び複数形両方を含むと理解されるべきである。また、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、用語「に記載の」は「少なくとも一部に記載の」と理解されるべきであり、用語「に基づいて」は「少なくとも一部に基づいて」と理解されるべきである。
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は、例えば、新しい無線(new radio:NR)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、進化したロングタームエボリューション(LTE-A、LTE-Advanced)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標):Wideband Code Division Multiple Access)、高速パケットアクセス(HSPA:High-Speed Packet Access)などの任意の通信規格に適合するネットワークを意味してもよい。
また、通信システムにおける装置間の通信は、任意の段階の通信プロトコルに従って行われてもよく、該通信プロトコルは、例えば1G(generation)、2G、2.5G、2.75G、3G、4G、4.5G、及び将来の5G、6G等、並びに/又は現在の既知の他の通信プロトコル若しくは将来開発される他の通信プロトコルを含んでもよいが、これらに限定されない。
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は、例えば通信システムに端末装置をアクセスさせて該端末装置にサービスを提供する通信システム内の装置を意味する。ネットワーク装置は、基地局(BS:Base Station)、アクセスポイント(AP:Access Point)、送受信ポイント(TRP:Transmission Reception Point)、ブロードキャスト送信機、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobile Management Entity)、ゲートウェイ、サーバ、無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)、基地局コントローラ(BSC:Base Station Controller)などを含んでもよいが、これらに限定されない。
そのうち、基地局は、ノードB(NodeB又はNB)、進化ノードB(eNodeB又はeNB)、及び5G基地局(gNB)など、並びにリモート無線ヘッド(RRH:Remote Radio Head)、リモート無線ユニット(RRU:Remote Radio Unit)、中継装置(relay)又は低電力ノード(例えばfemto、picoなど)を含んでもよいが、これらに限定されない。また、用語「基地局」はそれらの機能の一部又は全てを含んでもよく、各基地局は特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供してもよい。用語「セル」は、該用語が使用されるコンテキストに応じて、基地局及び/又はそのカバレッジエリアを意味してもよい。
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」(UE:User Equipment)又は用語「端末装置」(TE:Terminal Equipment又はTerminal Device)は、例えばネットワーク装置を介して通信ネットワークにアクセスし、ネットワークサービスを受ける装置を意味する。端末装置は、固定的なもの又は移動的なものであってもよく、移動局(MS:Mobile Station)、端末、加入者ステーション(SS:Subscriber Station)、アクセス端末(AT:Access Terminal)、ステーションなどと称されてもよい。
そのうち、端末装置は、携帯電話(Cellular Phone)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)、無線変復調装置、無線通信装置、ハンドヘルドデバイス、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどを含んでもよいが、これらに限定されない。
例えば、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)などのシナリオでは、ユーザ装置は、監視又は測定を行う機器又は装置であってもよく、例えばマシンタイプ通信(MTC:Machine Type Communication)端末、車載通信端末、デバイスツーデバイス(D2D:Device to Device)端末、マシンツーマシン(M2M:Machine to Machine)端末などを含んでもよいが、これらに限定されない。
本発明の実施例は、グループ移行方法を提供する。この方法は、IABシステムに適用され、IAB-nodeが異なるdonor装置間での移動によって引き起こされるルーティング及びトポロジの適応的な変更の方法を提供する。本発明の実施例では、IAB-nodeがターゲットDonor装置に移行する際に、IAB-nodeの全ての子IAB-node及びUEは、ネットワーク側の制御下で移行する。ソースdonor装置とターゲットdonor装置との間で、IAB-node、それによりサービスされるUE及び子IAB-node、並びに子IAB-nodeによりサービスされるUEに対する移行準備が行われ、ソースdonor装置のCUは、IAB-node、それによりサービスされるUE及び子IAB-node、並びに子IAB-nodeによりサービスされるUEに再構成メッセージを送信し、これらの子IAB-node及びUEは、ターゲットDonor装置のCUにIAB-nodeを介して再構成完了メッセージを渡し、RRC再確立モードでターゲットDonor装置のCUとの間でRRC接続を再確立する必要がなく、ターゲットDonor装置への接続を完了する。これによって、IAB-nodeの移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
図7は、本発明の実施例の実施シナリオの一例の概略図である。図7に示すように、1つの移行IABノード(Migrating IAB-node)701が、複数のDonor装置(IAB donor)702、703の間で移行することができ、移行IABノード701によりサービスされる子IABノード704及びUE705は何れもネットワーク側の制御下で移行する。説明の便宜上、図7は、1つの移行IABノード701、1つのソースDonor装置702、1つのターゲットDonor装置703、移行IABノード701によりサービスされる1つのUE705及び2つの子IABノード704のみを示しているが、これに限定されない。
本発明の実施例では、IAB-nodeは、IAB-DU部分とIAB-MT部分に分けられている。IAB-DUは、ネットワーク側DU装置の機能を実現し、UEとMTにNRエアインターフェースアクセスを提供してIAB donor-CUとの間にF1接続を確立し、IAB-MTは、端末装置機能を実現する。
IAB-nodeが異なるdonorノード間で移行するプロセスは、次の3つの独立したプロセスに分けられてもよい。
1.IAB-nodeのIAB-MT部分の移行
2.IAB-nodeのIAB-DU部分の移行
3.IAB-nodeによりサービスされるUEの移行
ここで、IAB-MT部分の移行とは、IAB-nodeをサービスするためのPCellがソースDonor装置からターゲットDonor装置に移行し、IAB-nodeがソースDonor装置とのRRC接続を切断し、ターゲットDonor装置とのRRC接続を確立することを意味する。IAB-DU部分の移行とは、IAB-nodeとCUとのF1接続がソースDonor装置からターゲットDonor装置に移行し、IAB-nodeが新しいサービングセルとしてNRエアインターフェースアクセスを提供することを意味する。
本発明の実施例では、主に、以下の2つの実施シナリオが考慮される。
シナリオ1:Migrating IAB-node(移行IABノード)のIAB-MT、子IAB-nodeのIAB-MT、及びmigrating IAB-nodeによりサービスされるUEが同時に移行する。
このシナリオでは、ソースDonor装置は、migrating IAB-node、子IAB-node及びUEにRRC再構成メッセージを同時に送信する。
シナリオ2:子IAB-nodeのIAB-MT及びmigrating IAB-nodeによりサービスされるUEが、migrating IAB-nodeのIAB-DU又はIAB-MTの移行後に移行する。
このシナリオでは、ソースDonor装置又はターゲットDonor装置は、ターゲットDonorとmigrating IAB-nodeとのF1接続が確立された後、又はターゲットDonorがmigrating IAB-nodeのRRC再構成完了メッセージを受信した後に、子IAB-node及びUEにRRC再構成メッセージを送信する。
以下は、図面を参照しながら本発明の各実施形態を説明する。これらの実施形態は、単なる例示的なものであり、本発明を限定するものではない。
<実施例1>
本発明の実施例は、グループ移行方法を提供する。
図8は、本発明の実施例1のグループ移行方法の一例の概略図であり、IABネットワークにおけるソースDonor装置側から説明する。図8に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ801:移行IABノードにより送信された測定レポートを受信する。
ステップ802:ターゲットDonor装置に第1の移行要求メッセージを送信する。該第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む。
ステップ803:該ターゲットDonor装置により送信された第1の応答メッセージを受信する。該第1の応答メッセージは、該移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む。
ステップ804:該移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEに該RRC再構成メッセージを送信する。
図9は、本発明の実施例1のグループ移行方法の他の例の構成図であり、IABネットワークにおけるターゲットDonor装置側から説明する。図9の方法は、図8の方法に対応する。図9に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ901:ソースDonor装置により送信された第1の移行要求メッセージを受信する。該第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む。
ステップ902:該ソースDonor装置に第1の応答メッセージを送信する。該第1の応答メッセージは、該移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む。
ステップ903:該移行IABノードとの新しいF1接続を確立する。
ステップ904:該移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信する。
図10は、本発明の実施例1のグループ移行方法の他の例の概略図であり、IABネットワークにおけるソースDonor装置側から説明する。図10に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ1001:移行IABノードにより送信された測定レポートを受信する。
ステップ1002:ターゲットDonor装置に第1の移行要求メッセージを送信する。該第1の移行要求メッセージは、該移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む。
ステップ1003:該ターゲットDonor装置により送信された第1の応答メッセージを受信する。該第1の応答メッセージは、該移行IABノードについてのRRC再構成メッセージを含む。
ステップ1004:該移行IABノードに該RRC再構成メッセージを送信する。
図11は、本発明の実施例1のグループ移行方法の他の例の概略図であり、IABネットワークにおけるターゲットDonor装置側から説明する。図11の方法は、図10の方法に対応する。図11に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ1101:ソースDonor装置により送信された第1の移行要求メッセージを受信する。該第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む。
ステップ1102:該ソースDonor装置に第1の応答メッセージを送信する。該第1の応答メッセージは、該移行IABノードについてのRRC再構成メッセージを含む。
ステップ1103:該移行IABノードとの新しいF1接続を確立する。
ステップ1104:該新しいF1接続を介して該移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信する。
ステップ1105:該移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信する。
図8及び図9の方法は、上記のシナリオ1に対応し、図10及び図11の方法は、上記のシナリオ2に対応する。本発明の実施例によれば、IAB-nodeがターゲットDonorノードに移行する際に、RRC再確立モードでターゲットDonor装置との間でRRC接続を再確立する必要がなく、IAB-node移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、移行IABノードのコンテキスト情報は、移行IABノードのIAB-DUコンテキスト及びIAB-MTコンテキストを含み、子IABノードのコンテキスト情報は、子IABノードのIAB-DUコンテキスト及びIAB-MTコンテキストを含む。
幾つかの態様では、移行IABノードのIAB-DUコンテキストは、移行IABノードのIAB-DUのソースDonor装置におけるサービングセル情報を含む。ここで、サービングセル情報は、新しい無線セルグローバル識別子(Cell Global Identifier:NR CGI)、新しい無線物理セルID(Physical Cell ID:NR PCI)、IAB-DUによりサービスされる公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network:PLMN)、及びアップリンクとダウンリンクの伝送周波数点と帯域幅のうちの少なくとも1つを含む。本発明は、これらに限定されない。
幾つかの態様では、移行IABノードのIAB-MTコンテキストは、BAP構成情報を含む。BAP構成情報は、ソースDonor装置によりIABノードに割り当てられたBAPアドレス、トランスポート層(IP)アドレス、デフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子、及び/又はデフォルトアップリンクBAPルーティング識別子を含む。デフォルトアップリンクBAPルーティング識別子は、デフォルト宛先BAPアドレス及びデフォルトパス識別子を意味する。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、第1の移行要求メッセージは、ソースDonor装置により移行IABノード又は子IABノードのために構成されたバックホール情報をさらに含む。
幾つかの態様では、バックホール情報は、イングレスバックホールRLCチャネル識別子を有する直前のホップのノードのBAPアドレスとエグレスバックホールRLCチャネル識別子を有する直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係、及びソースDonor装置により移行IABノード又は子IABノードのために構成されたBAPルーティング識別子と直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係のうちの少なくとも1つを含む。
図12は、IABノードのイングレスとエグレスの概略図である。
幾つかの態様では、バックホール情報は、移行IABノード又は子IABノードによりサービスされるUEのDRBにより使用されるBAPルーティング識別子、直後のホップのノードのBAPアドレス及びバックホールRLCチャネル識別子、並びにF1制御プレーンデータ又は非F1データにより使用されるBAPルーティング識別子、直後のホップのノードのBAPアドレス及びバックホールRLCチャネル識別子のうちの少なくとも1つを含む。
上記の態様では、BAPルーティング識別子は、宛先BAPアドレス及びパスID識別子を含む。BAPルーティングIDの例は、次のように示されている。
Figure 2023545809000002
本発明の実施例では、幾つかの態様では、第1の移行要求メッセージは、トポロジ情報をさらに含む。トポロジ情報は、移行IABノードとそのサービスされる子IABノード又はUEとのトポロジ関係を含み、或いは、子IABノードとそのサービスされる孫IABノード又はUEとのトポロジ関係を含む。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、第1の移行要求メッセージは、アドレス要求情報をさらに含む。アドレス要求情報は、ターゲットDonor装置が移行IABノード又は子IABノードに新しいトランスポート層(IP)アドレス又はBAPアドレスを割り当てることを要求するために使用される。
本発明の実施例では、上記のステップ903及びステップ1103において、ターゲットDonor装置と移行IABノードとの新しいF1接続を確立する際に、ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたF1確立要求メッセージを受信し、移行IABノードにF1確立応答メッセージを送信してもよい。これによって、ターゲットDonor装置と移行IABノードとの新しいF1接続を確立する。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、ターゲットDonor装置は、子IABノードとの新しいF1接続を確立してもよい。確率の方式は、上記のものと同様である。本発明はこれに限定されない。
本発明の実施例では、ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後に、ターゲットDonor装置は、移行IABノードのためにバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を構成してもよい。幾つかの態様では、BAPルーティング構成は、ルーティング識別子、ルーティング識別子と直後のホップのBAPアドレスとの対応関係を含む。
本発明の実施例では、ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後、又は移行IABノードとの新しいF1接続が確立された後に、ターゲットDonor装置は、ソースDonor装置に第1の指示メッセージを送信してもよい。第1の指示メッセージは、ソースDonor装置が子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信するように指示するために使用される。
本発明の実施例では、移行IABノードのコンテキスト情報及び子IABノード又はUEのコンテキスト情報は、同一のXnメッセージ又は異なるXnメッセージに含まれる。
幾つかの態様では、ソースDonor装置は、まず移行IABノードのコンテキスト情報を含むXnメッセージをターゲットDonorに送信し、これによって、ターゲットDonorは、まず移行IABノードについてのRRC再構成メッセージを送信する。ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後、又は移行IABノードとの新しいF1接続が確立された後に、ターゲットDonor装置は、ソースDonor装置に第2の指示メッセージを送信してもよい。第2の指示メッセージは、ソースDonor装置がターゲットDonor装置に子IABノード又はUEのコンテキストを含むXnメッセージを送信するように指示するために使用される。これによって、ターゲットDonorは、子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを送信することができる。
本発明の実施例では、移行IABノードについてのRRC再構成メッセージ及び子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージは、同一のXnメッセージ又は異なるXnメッセージに含まれる。
幾つかの態様では、ターゲットDonorは、まず移行IABノードについてのRRC再構成メッセージを送信し、ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後、又は移行IABノードとの新しいF1接続が確立された後に、ターゲットDonorは、ソースDonor装置に子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含むXnメッセージを送信する。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージ及び子IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後に、ターゲットDonor装置は、子IABノードのためにBAPルーティング構成を構成してもよい。子IABノードがターゲットDonorに移行した後に、バックホールRLCチャネルマッピングを変更しない可能性があるため、ターゲットDonor装置は、子IABノードのみのためにBAPルーティング構成を構成してもよい。
本発明の実施例では、移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子(F1制御プレーンデータ又は非F1データ用)、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子(F1制御プレーンデータ又は非F1データ用)、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及びターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの態様では、移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成をさらに含む。
本発明の実施例では、子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子(F1制御プレーンデータ又は非F1データ用)、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及びターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む。
上記の態様では、子IAB-nodeは移行後もmigrating IAB-node DUに依然として接続されたままであるため、F1制御プレーンデータ又は非F1データについてのデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子を変更しない可能性があり、RRCReconfigurationメッセージは必ずしも新しいデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネルを含まない。
幾つかの態様では、子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPルーティング構成をさらに含む。
ここで、上記の態様では、バックホールRLCチャネルマッピングは、少なくとも以下のうちの1つを含む。
イングレスバックホールRLCチャネル識別子を有する直前のホップのノードのBAPアドレスとエグレスバックホールRLCチャネル識別子を有する直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係、及び
移行IABノードによりサービスされるUEのDRBにより使用されるバックホールRLCチャネル識別子。
ここで、上記の態様では、BAPルーティング構成は、少なくとも以下のうちの1つを含む。
BAPルーティング識別子と直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係、及び
移行IABノードによりサービスされるUEのDRBにより使用されるBAPルーティング識別子及び直後のホップのノードのBAPアドレス。
上記の態様では、BAPルーティング識別子は、宛先BAPアドレス及びパスID識別子を含む。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、UEについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成を含む。
なお、上記の図8~図11は、本発明の実施例を概略的に示しているに過ぎないが、本発明はこれに限定されない。例えば、様々なステップ間の実行順序を適切に調整したり、他の幾つかのステップを追加したり、幾つかのステップを減らしたりしてもよい。当業者は、上記の内容に基づいて適切な変形を行うことができ、上記の図8~図11の記載に限定されない。
本発明の実施例の方法によれば、上述したように、IABノード移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
<実施例2>
本発明の実施例は、グループ移行方法を提供し、IABネットワークにおけるIABノード側から説明する。
図13は、本発明の実施例2のグループ移行方法の一例の概略図である。該方法は、図8及び図9の方法に対応する移行IABノード側の処理であり、図8及び図9の方法と同様な内容についてその説明を省略する。図13に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ1301:ソースDonor装置に測定レポートを送信する。
ステップ1302:ソースDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する。
ステップ1303:ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する。
ステップ1304:ソースDonor装置により古いF1接続を介して送信された、移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを受信する。
ステップ1305:子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信する。
ステップ1306:ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する。
ステップ1307:子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に転送する。
図14は、本発明の実施例2のグループ移行方法の他の例の概略図である。該方法は、図10及び図11の方法に対応する移行IABノード側の処理であり、図10及び図11の方法と同様な内容についてその説明を省略する。図14に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ1401:ソースDonor装置に測定レポートを送信する。
ステップ1402:ソースDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する。
ステップ1403:ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する。
ステップ1404:ターゲットDonor装置により新しいF1接続を介して送信された、移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを受信する。
ステップ1405:子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信する。
ステップ1406:ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する。
ステップ1407:子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に転送する。
本発明の実施例の方法によれば、IAB-nodeがターゲットDonorノードに移行する際に、RRC再確立モードでターゲットDonor装置との間でRRC接続を再確立する必要がなく、IAB-node移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
本発明の実施例では、ステップ1305及びステップ1403において、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する際に、ターゲットDonor装置にF1確立要求メッセージを送信し、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するように要求し、ターゲットDonor装置により送信されたF1確立応答メッセージを受信することによって、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立してもよい。
幾つかの態様では、ステップ1305又は1403の後、即ち、上記の新しいF1接続が確立された後に、移行IABノードは、ソースDonor装置との古いF1接続を維持し、複数の条件のうちの1つが満たされている場合、ソースDonor装置との古いF1接続を解放する。
複数の条件は、
移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージが送信された後、
移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージが受信された後、及び
ターゲットDonor装置との新しいF1接続の確立の完了から所定時間経過後である。
幾つかの態様では、ステップ1305又は1403の後、即ち、新しいF1接続が確立された後に、移行IABノードは、ソースDonor装置にF1解放要求メッセージを送信し、ソースDonor装置との古いF1接続を解放する。
幾つかの態様では、ステップ1305の後、即ち、新しいF1接続の確立が完了した後に、移行IABノードは、古いF1接続から受信された子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを子IABノード又はUEに送信し、或いは、新しいF1接続が確立された後に、子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に転送する。これによって、移行ノードが新しいF1接続を介して子IABノード又はUEのRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に送信することが成功することを保証することができる。
幾つかの態様では、ステップ1306又は1406の後、即ち、移行IABノードがRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に送信した後に、移行IABノードは、ターゲットDonor装置により構成されたバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を受信してもよい。
本発明の実施例では、RRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及びターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの態様では、RRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成をさらに含む。従って、ステップ1306又は1406の後、即ち、移行IABノードがRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に送信した後、移行IABノードは、バックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を適用してもよい。
上記の態様では、バックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成の説明は、実施例1を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
なお、上記の図13及び図14は、本発明の実施例を概略的に示しているに過ぎないが、本発明はこれに限定されない。例えば、様々なステップ間の実行順序を適切に調整したり、他の幾つかのステップを追加したり、幾つかのステップを減らしたりしてもよい。当業者は、上記の内容に基づいて適切な変形を行うことができ、上記の図13及び図14の記載に限定されない。
本発明の実施例の方法によれば、上述したように、IABノード移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
<実施例3>
本発明の実施例は、グループ移行方法を提供し、IABネットワークにおける移行IABノードによりサービスされる子IABノード側から説明する。ここで、実施例1、2と同様な内容についてその説明を省略する。
図15は、本発明の実施例3のグループ移行方法の一例の概略図である。図15に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ1501:ソースDonor装置又はターゲットDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する。
ステップ1502:ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する。
ステップ1503:ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する。
本発明の実施例の方法によれば、IAB-nodeがターゲットDonorノードに移行する際に、該IABノードによりサービスされる子IABノードがそれと共に移行することができ、RRC再確立モードでターゲットDonor装置との間でRRC接続を再確立する必要がなく、IAB-node移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
本発明の実施例では、ステップ1502において、子IABノードとターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する際に、子IABノードがターゲットDonor装置にF1確立要求メッセージを送信し、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するように要求し、ターゲットDonor装置により送信されたF1確立応答メッセージを受信することによって、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立してもよい。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、ステップ1502の後、即ち、新しいF1接続が確立された後に、子IABノードは、ソースDonor装置との古いF1接続を維持し、複数の条件のうちの1つが満たされている場合、ソースDonor装置との古いF1接続を解放する。該複数の条件は、例えば、
子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEにRRC再構成メッセージが送信された後、
子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージが受信された後、及び
ターゲットDonor装置との新しいF1接続の確立の完了から所定時間経過後である。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、ステップ1502の後、即ち、新しいF1接続が確立された後、子IABノードは、ソースDonor装置にF1解放要求メッセージを送信し、ソースDonor装置との古いF1接続を解放してもよい。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、子IABノードは、ターゲットDonor装置により新しいF1接続を介して送信されたF1AP(F1 Application Protocol:F1インターフェースアプリケーションプロトコル)メッセージを受信し、孫IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信してもよい。ここで、該F1APメッセージは、子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、ステップ1503の後、即ち、子IABノードがターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信した後、子IABノードは、ターゲットDonor装置により構成されたBAPルーティング構成を受信してもよい。ここで、BAPルーティング構成に含まれるものは、実施例1を参照することができ、ここでその説明を省略する。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、子IABノードは、ソースDonor装置により子IABノードとの古いF1接続を介して送信されたF1APメッセージを受信し、サービスされる孫IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信してもよい。ここで、F1APメッセージは、子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む。
上述の態様では、ステップ1502の後、即ち、新しいF1接続の確立が完了した後、子IABノードは、サービスされる孫IABノード又はUEに孫IABノード又はUEのRRC再構成メッセージを送信し、或いは、新しいF1接続が確立された後に、孫IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に転送する。これによって、子IABノードが新しいF1接続を介してサービスされる子IABノード又はUEのRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に正常に送信することが保証される。
本発明の実施例では、上記の子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及びターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの態様では、上記の子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPルーティング構成をさらに含んでもよい。これによって、移行IABノードが前記ターゲットDonor装置への移行を完了したことを決定した後、且つターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信した後に、移行IABノードがBAPルーティング構成を適用してもよい。
本発明の実施例は、グループ移行方法を提供し、IABネットワークにおける移行IABノードによりサービスされる端末装置側から説明する。ここで、実施例1、2と同様な内容についてその説明を省略する。
図16は、本発明の実施例3のグループ移行方法の他の例の概略図である。図16に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
ステップ1601:ソースDonor装置又はターゲットDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する。
ステップ1602:ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する。
本発明の実施例では、RRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成を含んでもよい。
本発明の実施例の方法によれば、IAB-nodeがターゲットDonorノードに移行する際に、該IABノードによりサービスされる端末装置がそれと共に移行することができ、RRC再確立モードでターゲットDonor装置との間でRRC接続を再確立する必要がなく、IAB-node移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
なお、上記の図15及び図16は、本発明の実施例を概略的に示しているに過ぎないが、本発明はこれに限定されない。例えば、様々なステップ間の実行順序を適切に調整したり、他の幾つかのステップを追加したり、幾つかのステップを減らしたりしてもよい。当業者は、上記の内容に基づいて適切な変形を行うことができ、上記の図15及び図16の記載に限定されない。
本発明の実施例の方法によれば、上述したように、IABノード移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
以上は、実施例1~3を参照しながら本発明の実施例のグループ移行方法について説明した。本発明の実施例の方法をより分かりやすくするために、以下は、上述した2つのシナリオに対応する情報インタラクションの流れを参照しながら本発明の実施例の方法を説明する。
図17は、上記のシナリオ1に対応するシグナリングインタラクションのフローチャートである。このシナリオでは、Migrating IAB-nodeのIAB-MT、子IAB-nodeのIAB-MT及びmigrating IAB-nodeによりサービスされるUEは同時に移行する。ソースDonorは、migrating IAB-node、下流の子IAB-node及びUEにRRC再構成メッセージを同時に送信してもよい。
図17に示すように、プロセスは以下のステップを含む。
ステップ1701:ソースDonorはmigrating IAB-nodeから送信された測定レポートを受信し、migrating IAB-nodeをターゲットDonorに移行する必要があると決定する。
ステップ1702:ソースDonorは、ターゲットDonorに第1の移行要求メッセージを送信し、第1の移行要求メッセージは、migrating IAB-node、下流の子IAB-node及びUEに関するコンテキスト情報を含む。
ここで、IAB-node及びUEごとの移行準備情報は、異なるXnメッセージで送信されてもよいし、同一のXnメッセージで送信されてもよい。
ステップ1703:ターゲットDonorは、ターゲットDonorの下のmigrating IAB-nodeの親IAB-nodeにUE CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを送信し、migrating IAB-nodeのためにターゲットDonorの下の親IAB-nodeにおいてコンテキスト及び無線ベアラを作成する。
ステップ1704:ターゲットDonorは、ターゲットDonorの下のmigrating IAB-nodeの親IAB-nodeにより送信されたUE CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを受信する。
ここで、子IAB-node又はUEは、移行後もmigrating IAB-nodeに接続されたままであるため、子IAB-node又はUEのためにmigrating IAB-nodeにおいてIAB-node又はUEのコンテキスト及び無線ベアラを確立するステップを省略することができる。
ステップ1705:ターゲットDonorは、ソースDonorに第1の応答メッセージを送信し、第1の応答メッセージは、migrating IAB-node、子IAB-node及びUEに対するRRC再構成メッセージを含む。
ここで、各IAB-node及びUEに対するRRC再構成メッセージは、異なるXnメッセージで送信されてもよいし、同一のXnメッセージで送信されてもよい。
ステップ1706:ソースDonorは、ソースDonorの下のmigrating IAB-nodeの親IAB-nodeに、migrating IAB-nodeについてのRRCReconfigurationメッセージを含むDL RRC MESSAGE TRANSFER又はUE CONTEXT MODIFICATION REQUESTを送信する。
ここで、migrating IAB-nodeについてのRRCReconfigurationメッセージには、少なくとも次の構成情報が含まれる。
ターゲットDonorに移行するために使用される新しいデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子(F1制御プレーンデータと非F1データ用)、
ターゲットDonorに移行するために使用される新しいデフォルトアップリンクBAPルーティング識別子(F1制御プレーンデータと非F1データ用)、
ターゲットDonorに移行するために使用される新しいトランスポート層(IP)アドレス構成、及び
ターゲットDonorに移行するために使用される新しいセキュリティキー構成。
ここで、伝送中のサービスに影響を与えないように、RRCReconfigurationメッセージは、ターゲットDonorに移行した後に使用されるバックホール情報、例えば、ターゲットDonorによりmigrating IAB-nodeのために構成されたバックホールRLCチャネルマッピング情報及びBAPルーティング構成情報をさらに含んでもよい。
ここで、RLCチャネルマッピング情報は、例えば次のようになる。
イングレスバックホールRLCチャネルの識別子を有する直前のホップのノードのBAPアドレスとエグレスバックホールRLCチャネルの識別子を有する直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係、及び
migrating IAB-nodeによりサービスされるUEのDRBにより使用されるバックホールRLCチャネル識別子。
ここで、BAPルーティング構成情報は、例えば次のようになる。
BAPルーティング識別子と直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係、及び
migrating IAB-nodeによりサービスされるUEのDRBにより使用されるBAPルーティング識別子及び直後のホップのノードのBAPアドレス。
ステップ1707:ソースDonorは、migrating IAB-nodeにRRCReconfigurationメッセージを送信する。その後、migrating IAB-nodeは、子IAB-node又はUEに元のエアインターフェースアクセスサービスを提供し続けてもよいし、元のエアインターフェースアクセスサービスを停止してもよい。
ステップ1708:ソースDonorは、migrating IAB-nodeとのF1接続を介して、子IAB-node又はUEについてのRRCReconfigurationメッセージを含むF1APメッセージ(DL RRC MESSAGE TRANSFER又はUE CONTEXT MODIFICATION REQUEST)を送信する。
ここで、子IAB-nodeについてRRCReconfigurationメッセージは、例えば、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング構成(F1制御プレーンデータ又は非F1データ用)、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層(IP)アドレス、及びターゲットDonorに移行するために使用されるセキュリティキー構成を含む。
ここで、子IAB-nodeは、移行後もmigrating IAB-node DUに接続されたままであるため、F1制御プレーンデータ又は非F1データに対するデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子は変更されない可能性があるため、RRCReconfigurationメッセージには必ずしも新しいデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子が含まれるとは限らない。
同様に、伝送中のサービスに影響を与えないように、子IAB-nodeについてのRRCReconfigurationメッセージは、ターゲットDonorへの移行後に使用されるBAPルーティング構成を含んでもよい。
ここで、BAPルーティング構成情報は、例えば次のようになる。
BAPルーティング識別子と直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係、及び
移行IABノードによりサービスされるUEのDRBにより使用されるBAPルーティング識別子及び直後のホップのノードのBAPアドレス。
ここで、子IAB-nodeは、移行の前後でF1ユーザプレーン又は子ノードのバックホールデータのRLCチャネルマッピング関係を必ずしも変更する必要はないため、RLCチャネルマッピング情報を再構成する必要はない。
さらに、UEのためのRRCReconfigurationメッセージは、少なくとも、ターゲットDonorに移行するために使用されるセキュリティキー構成を含む。移行IAB-nodeが移行の前後でサービングセルのPCI(Physical Cell Identity:物理セル識別子)及び周波数点を必ずしも変更しないため、ターゲットDonorは、UEのために新しいセキュリティキーを構成するだけでよい。
ステップ1709:Migrating IAB-nodeは、子IAB-node又はUEにRRCReconfigurationメッセージを転送する。
上記のステップ1706及び1707と上記のステップ1708及び1709との間には前後関係がなく、例えば、ステップ1708はステップ1706の前に実行されてもよい。
ステップ1710:Migrating IAB-nodeは、構成された新しいトランスポート層(IP)アドレスを使用してターゲットDonorを介してOAMに接続し、OAMデータをダウンロードし、ターゲットDonorとの新しいSCTP接続を確立する。
ステップ1711:Migrating IAB-nodeは、新しいSCTP接続を介してターゲットDonorにF1APメッセージ(F1 Setup Requestメッセージ)を送信し、ターゲットDonorにより送信されたF1 Setup Responseを受信し、ターゲットDonorとの新しいF1接続を確立する。
ここで、migrating IAB-nodeがターゲットDonorの下の親IAB-nodeにアクセスしない場合、ステップ1710及び1711のメッセージは、古いパス(old path)を介してターゲットDonorに転送されてもよく、即ち、ステップ1710及び1711のメッセージの伝送パスは、migrating IAB-node→ソースDonor→ターゲットDonorである。
上記の例では、Migrating IABは、新しいF1接続を確立した後、子IAB-node又はUEに新しいエアインターフェースアクセスサービスを提供するために、ターゲットDonorの下のIAB-nodeとして動作してもよい。
ステップ1712:子IAB-nodeは、構成された新しいトランスポート層(IP)アドレスを使用してターゲットDonorを介してOAMに接続し、OAMデータをダウンロードし、ターゲットDonorとの新しいSCTP接続を確立する。
ステップ1713:子IAB-nodeは、新しいSCTP接続を介してターゲットDonorにF1APメッセージ(F1 Setup Request)を送信し、ターゲットDonorにより送信されたF1 setup responseを受信して、ターゲットDonorとの新しいF1接続を確立する。
ここで、migrating IAB-nodeがまだターゲットの親IAB-nodeにアクセスしていない場合、ステップ1712、1713のメッセージは、元の経路を介してターゲットDonorに転送されてもよい。即ち、ステップ1712、1713のメッセージの伝送経路は、子IAB-node→migrating IAB-node→ソースDonor→ターゲットDonorである。
上記の例では、ステップ1710、1711とステップ1712、1713との間には前後関係がなく、例えば、ステップ1710はステップ1707の後に実行されればよく、ステップ1712はステップ1709の完了後に実行されればよい。
ステップ1714:Migrating IAB-nodeは、ターゲットDonorの下の親IAB-nodeにランダムアクセスを開始し、RRCReconfigurationCompleteメッセージを送信し、ターゲットDonorの下の親IAB-nodeは、このメッセージをF1APメッセージ(UL RRC MESSAGE TRANSFER)に入れてターゲットDonorに渡す。その後、migrating IAB-nodeは、新しいアップリンクバックホールRLCチャネルと新しいデフォルトBAPパスを介して、自身が生成したシグナリング又はデータを送信してもよい。
上記の例では、ステップ1714は、ステップ1707の後に実行されればよい。
ステップ1715:ターゲットDonorは、migrating IAB-nodeのために、F1APメッセージを介して新しいバックホールRLCチャネルマッピングとBAPルーティングを構成する。その後、migrating IAB-nodeは、新しいバックホールRLCチャネル及び新しいBAPパスを介して、サービスされるUE及び子IAB-nodeのシグナリング又はデータを送信してもよい。
ここで、上記のステップ1706におけるmigrating IAB-nodeのためのRRCReconfigurationメッセージが新しいバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を含む場合、ステップ1715はオプションである。
ステップ1716:子IAB-node又はUEは、migrating IAB-nodeにRRCReconfigurationCompleteメッセージを送信し、migrating IAB-nodeはこのメッセージをF1APメッセージ(UL RRC MESSAGE TRANSFER)に入れて新しいF1接続を介してターゲットDonorに転送する。その後、子IAB-nodeは、新しいデフォルトBAPパスを介して、自身が生成したシグナリング又はデータを送信してもよい。
ステップ1717:ターゲットDonorは、F1APメッセージを介して子IAB-nodeのために新しいBAPルーティングを構成する。その後、子IAB-nodeは、新しいBAPパスを介して、サービスされるUE及びIAB-node(孫IAB-nodeと称される)のシグナリング又はデータを送信してもよい。
ここで、上記のステップ1708におけるmigrating IAB-nodeに対するRRCReconfigurationメッセージが新しいBAPルーティング構成を含む場合、ステップ1717はオプションである。
上記の例では、ステップ1715及び1717は、ステップ1714の後、即ち、ターゲットDonorがmigrating IAB-nodeにより送信されたRRCReconfigurationCompleteを受信した後に完了する必要がある。
図17の例では、Migrating IAB-nodeと子IAB-nodeとmigrating IAB-nodeによりサービスされるUEとが同時に移行しており、複数のステップを並行して実行することができるため、移行の流れ全体にかかる時間が短くなる。
なお、上記の例では、Migrating IAB-nodeがターゲットDonorに移行した後にPCI及び周波数を変更しない場合、子IAB-node又はUEのRRCReconfigurationCompleteメッセージをターゲットDonorに正常に送信するために、ステップ1716がステップ1711の後に実行され、或いは、ステップ1709がステップ1711の後、即ちmigrating IAB-nodeとターゲットDonorとの新しいF1接続の確立を完了した後に実行される必要がある。
また、Migrating IAB-nodeがターゲットDonorに移行した後にPCI又は周波数を変更した場合、migrating IAB-nodeは、ターゲットDonorとの新しいF1接続を確立した後に、ターゲットDonorの下のDUとして新しいエアインターフェースアクセスサービスを提供し、新しいPCI又は周波数を適用する。従って、子IAB-node又はUEは、migrating IAB-nodeの新しいPCI又は新しい周波数のセル参照信号を検出した後に、RRCReconfigurationCompleteメッセージを送信することができ、移行の成功を保証することができる。
図18は、上記のシナリオ2に対応する情報インタラクションのフローチャートである。このシナリオでは、migrating IAB-nodeによりサービスされる子IAB-node及びUEは、migrating IAB-nodeのIAB-DU又はIAB-MTの移行の後に移行する必要がある。ソースDonor又はターゲットDonorは、ターゲットDonorとmigrating IAB-nodeとの新しいF1接続を確立した後、又はターゲットDonorがmigrating IAB-nodeにより送信されたRRCReconfigurationCompleteメッセージを受信した後、子IAB-node及びUEにRRC再構成メッセージを送信する。
図18に示すように、該プロセスは以下のステップを含む。
ステップ1801:ソースDonorは、migrating IAB-node MTから送信された測定レポートを受信し、migrating IAB-nodeをターゲットDonorに移行する必要があると決定する。
ステップ1802:ソースDonorは、migrating IAB-node、子IAB-node及びUEに関するコンテキスト情報を含む第1の移行要求メッセージをターゲットDonorに送信する。
ここで、各IAB-node及びUEのコンテキスト情報は、異なるXnメッセージで送信されてもよいし、同一のXnメッセージで送信されてもよい。
この態様では、このステップの第1の移行要求は、migrating IAB-nodeのコンテキスト情報のみを含んでもよい。ターゲットDonorがmigrating IAB-nodeとの新しいF1接続を確立した後、又はターゲットDonorがmigrating IAB-nodeにより送信されたRRCReconfigurationCompleteメッセージを受信した後、ターゲットDonorに子IAB-node及びUEのコンテキスト情報を送信する。
ステップ1803:ターゲットDonorは、ターゲットDonorの下のmigrating IAB-nodeの親IAB-nodeにUE CONTEXT SETUP REQUESTメッセージを送信し、migrating IAB-nodeのためにターゲットDonorの下の親IAB-nodeにおいてコンテキスト及び無線ベアラを作成する。
ステップ1804:ターゲットDonorは、ターゲットDonorの下の親IAB-nodeにより送信されたUE CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージを受信する。
ここで、子IAB-node又はUEは、移行後もmigrating IAB-nodeに接続されたままであるため、子IAB-node又はUEのためにmigrating IAB-node DUにおいてIAB-node又はUEコンテキスト及び無線ベアラを確立するステップを省略することができる。
ステップ1805:ターゲットDonorは、ソースDonorに第1の応答メッセージを送信し、第1の応答メッセージは、migrating IAB-node、子IAB-node及びUEに対するRRC再構成メッセージを含む。
ここで、各IAB-node及びUEに対するRRC再構成メッセージは、異なるXnメッセージで送信されてもよいし、同一のXnメッセージで送信されてもよい。
この態様では、ターゲットDonorがmigrating nodeとの間の新しいF1接続を介して子IAB-node又はUEについてのRRCReconfigurationメッセージを送信する場合、このステップの第1の応答メッセージは、migrating IAB-nodeに対するRRC再構成メッセージ(移行命令)のみを含んでもよい。
ステップ1806:ソースDonorは、ソースDonorの下のmigrating IAB-nodeの親IAB-nodeに、migrating IAB-nodeについてのRRCReconfigurationメッセージを含むF1APメッセージ(DL RRC MESSAGE TRANSFER又はUE CONTEXT MODIFICATION REQUEST)を送信する。
ここで、migrating IAB-nodeについてのRRCReconfigurationメッセージには、次のものが含まれる。
ターゲットDonorに移行するために使用される新しいデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子(F1制御プレーンデータ及び非F1データ用)、
ターゲットDonorに移行するために使用される新しいデフォルトアップリンクBAPルーティング識別子(F1制御プレーンデータ及び非F1データ用)、
ターゲットDonorに移行するために使用される新しいトランスポート層(IP)アドレス構成、及び
ターゲットDonorに移行するために使用される新しいセキュリティキー構成。
ここで、伝送中のサービスに影響を与えないように、RRCReconfigurationメッセージは、ターゲットDonorに移行した後に使用されるバックホール情報、例えばターゲットDonorによりmigrating IAB-nodeのために構成されたバックホールRLCチャネルマッピング情報及びBAPルーティング構成情報を含んでもよい。
上記のバックホールRLCチャネルマッピング情報は、例えば以下のものを含む。
直前のホップのノードのBAPアドレス及びイングレスバックホールRLCチャネルの識別子と直後のホップのノードのBAPアドレス及びエグレスバックホールRLCチャネルの識別子との対応関係、及び
migratingIAB-nodeによりサービスされるUEのDRBにより使用されるバックホールRLCチャネル識別子。
上記のBAPルーティング設定情報は、例えば以下のものを含む。
BAPルーティング識別子と直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係、及び
migratingIAB-nodeによりサービスされるUEのDRBにより使用されるBAPルーティング識別子及び直後のホップのノードのBAPアドレス。
ステップ1807:ソースDonorは、migrating IAB-nodeにRRCReconfigurationメッセージを送信する。さらに、子IAB-node又はUEにRRCReconfigurationメッセージを送信するために、Migrating IAB-nodeは、子IAB-node又はUEへ元のエアインターフェースアクセスサービスを提供し続ける必要がある。
ステップ1808:Migrating IAB-nodeは、構成された新しいトランスポート層(IP)アドレスを使用してターゲットDonorを介してOAMに接続し、OAMデータをダウンロードし、ターゲットDonorとの新しいSCTP接続を確立する。
ステップ1809:Migrating IAB-nodeは、新しいSCTP接続を介してターゲットDonorにF1APメッセージ(F1 Setup Request)メッセージを送信し、ターゲットDonorにより送信されたF1 Setup Responseメッセージを受信し、ターゲットDonorとの新しいF1接続を確立する。
ここで、migrating IAB-nodeがターゲットDonroの下の親IAB-nodeにまだアクセスしていない場合、ステップ1810及び1811のメッセージは、古いパス(old path)を介してターゲットDonorに転送されてもよく、即ち、ステップ1810及び1811のメッセージの伝送経路は、migrating IAB-node→ソースDonor→ターゲットDonorである。
この例では、Migrating IAB-nodeは、ターゲットDonorの下のIABノードとして新しいF1接続を確立して、子IAB-node又はUEに新しいエアインターフェースアクセスサービスを提供することができる。
ステップ1810:ターゲットDonorがmigrating IAB-nodeとの新しいF1接続を確立した後、子IAB-node又はUEのRRCReconfigurationメッセージを送信する方式は2つある。
方式1(A):ソースDonorは、古いF1接続を介して、migrating IAB-nodeに、子IAB-node又はUEに対するRRCReconfigurationメッセージを含むF1APメッセージ(DL RRC MESSAGE TRANSFER又はUE CONTEXT MODIFICATION REQUEST)を送信する。Migrating IAB-nodeは、子IAB-node又はUEにRRCReconfigurationメッセージを転送する。
この方式は、新しいF1接続が確立された後もmigrating IAB-nodeとソースDonorとの間のF1接続が維持されるシナリオに適用され、例えば、3つの実現方法があり得る。
方法1:ターゲットDonorは、ソースDonorに子IAB-node又はUEのためのRRC再構成メッセージを含む第2の応答メッセージを送信し、ソースDonorが子IAB-node又はUEのためのRRCReconfigurationメッセージを送信するようにする。
方法2:ターゲットDonorは、ソースDonorに第1の指示メッセージを送信し、ソースDonorが子IAB-node又はUEのRRCReconfigurationメッセージを送信することをトリガする。
方法3:ターゲットDonorは、ソースDonorに第2の指示メッセージを送信し、ソースDonorが子IAB-node又はUEのコンテキスト情報を含むXnメッセージをターゲットDonorに送信するようにトリガし、ターゲットDonorが子IAB-node又はUEのRRC再構成メッセージをソースDonorに送信し、ソースDonorが子IAB-node又はUEのRRCReconfigurationメッセージを送信するようにする。
方式2(B):ターゲットDonorは、新しいF1接続を介して、子IAB-node又はUEに対するRRCReconfigurationメッセージを含むF1APメッセージ(DL RRC MESSAGE TRANSFER又はUE CONTEXT MODIFICATION REQUEST)をmigrating IAB-nodeに送信する。Migrating IAB-nodeは、子IAB-node又はUEにRRCReconfigurationメッセージを転送する。
この方式は、新しいF1接続が確立された直後にmigrating IAB-nodeとソースDonor間の古いF1接続を解放するシナリオに適用される。
上記の例では、子IAB-nodeのためのRRCReconfigurationメッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、ターゲットDonorに移行するために使用されるトランスポート層(IP)アドレス構成、及びターゲットDonorに移行するために使用されるセキュリティキー構成を含む。
上記の例では、UEのためのRRCReconfigurationメッセージは、少なくとも、ターゲットDonorに移行するために使用されるセキュリティキー構成を含む。移行IAB-nodeが移行の前後でサービングセルのPCI(Physical Cell Identity:物理セル識別子)及び周波数ポイントを必ずしも変更しないため、ターゲットDonorはUEのために新しいセキュリティキーを設定するだけでよい。
ステップ1811:子IAB-nodeは、構成された新しいトランスポート層(IP)アドレスを使用してターゲットDonorを介してOAMに接続し、OAMデータをダウンロードし、ターゲットDonor CUとの新しいSCTP接続を確立する。
ステップ1812:子IAB-nodeは、新しいSCTP接続を介してターゲットDonorにF1APメッセージ(F1 Setup Request)を送信し、ターゲットDonorから送信されたF1 setup responseを受信し、ターゲットDonorとの新しいF1接続を確立する。
ここで、migrating IAB-nodeがターゲットDonorの下の親IAB-nodeにまだアクセスしていない場合、ステップ1812及び1813のメッセージは、古いパスを介してターゲットDonorに転送されてもよく、即ち、ステップ1812及び1813のメッセージの伝送パスは、子IAB-node→migrating IAB-node→ソースDonor→ターゲットDonorである。
上記の例では、Migrating IABは、新しいF1接続を確立した後、子IAB-node又はUEに新しいエアインターフェースアクセスサービスを提供するために、ターゲットDonorのIAB-nodeとして動作することができる。
ステップ1813:Migrating IAB-nodeは、ターゲットDonorの下の親IAB-nodeにランダムアクセスを開始し、RRCReconfigurationCompleteメッセージを送信し、ターゲットDonorの下の親IAB-nodeは、このメッセージをF1APメッセージ(UL RRC MESSAGE TRANSFER)に入れてターゲットDonorに渡す。その後、migrating IAB-nodeは、新しいアップリンクバックホールRLCチャネルと新しいデフォルトBAPパスを介して、自身が生成したシグナリング又はデータを送信してもよい。
上記の例では、ステップ1813は、ステップ1807の後に実行されればよい。
ステップ1814:ターゲットDonorは、migrating IAB-nodeのためにF1APメッセージを介して新しいバックホールRLCチャネルマッピングとBAPルーティングを構成する。その後、migrating IAB-nodeは、新しいバックホールRLCチャネル及び新しいBAPパスを介して、サービスされるUE及び子IAB-nodeのシグナリング又はデータを送信してもよい。
ここで、ステップ1806におけるmigrating IAB-nodeのためのRRCReconfigurationメッセージに新しいバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成が含まれる場合、ステップ1814はオプションである。
ステップ1815:子IAB-nodeは、migrating IAB-nodeにRRCReconfigurationCompleteメッセージを送信し、migrating IAB-nodeは、このメッセージをF1APメッセージ(UL RRC MESSAGE TRANSFER)に入れてターゲットDonorに転送する。子IAB-nodeは、新しいデフォルトBAPパスを介して、自身が生成したシグナリング又はデータを送信してもよい。
ステップ1816:ターゲットDonorは、F1APメッセージを使用して子IAB-nodeのために新しいBAPルートを構成する。その後、子IAB-nodeは、新しいBAPパスを介して、サービスされるUE及び孫IAB-nodeのシグナリング又はデータを送信してもよい。
ここで、上記のステップ1810におけるmigrating IAB-nodeに対するRRCReconfigurationメッセージに新しいBAPルーティング構成が含まれる場合、ステップ1816はオプションである。
上記の例では、ステップ1814及び1816は、ステップ1813の後に完了し、即ち、ターゲットDonorがmigrating IAB-nodeにより送信されたRRCReconfigurationCompleteを受信した後に実行する必要がある。
図18の例では、migrating IAB-nodeは、ターゲットDonorとの新しいF1接続の確立を完了した後に、RRCReconfigurationメッセージを子IAB-node又はUEに送信する。このように、migrating IAB-nodeがターゲットDonorとの新しいF1接続を確立した後に、子IAB-node又はUEにRRCReconfigurationCompleteメッセージを送信することが保証され、migrating IAB-nodeがPCI及び周波数ポイントを変更しない場合にも移行が成功することが保証される。
上記の図17及び図18の例では、migrating IAB-node又は子IAB-nodeとソースDonorとの間の古いF1接続を解放することも含まれる。
幾つかの態様では、migrating IAB-node又は子IAB-nodeとソースDonorとの間の古いF1接続は、新しいF1接続が確立された後も維持されることができ、解放条件は、以下のとおりである。
条件1:全ての子IAB-node及びサービスされるUEにRRCReconfigurationメッセージを送信した後、ソースDonorとの間の古いF1コネクションを解放する。
ここで、ソースDonorは、下流の子IAB-node又はUEのRRCReconfigurationを含むF1メッセージを古いF1接続を通じて送信しており、古いF1接続を引き続き使用する必要はない。
条件2:全ての子IAB-node及びサービスされるUEにより送信されたRRCReconfigurationCompleteを受信した後、ソースDonorとの間の古いF1コネクションを解放する。
ここで、子IAB-node又はUEは、移行又は再構成に失敗する可能性があるため、子IAB-node及びサービングされるUEは、RRC再構成を完了した後に元のF1接続を解放する。これによって、移行が失敗した場合に子IAB-node又はUEがソースDonorに戻ることが保証される。
条件3:新しいF1接続が確立された後の所定の時間経過後に元のF1接続が解放される。これによって、ソースDonorがダウンリンクの子IAB-node又はUEのためのRRCReconfigurationを含むF1メッセージを古いF1接続を介して送信することを保証する。例えば、タイマを起動し、該タイマがタイムアウトした後に元のF1接続を解放する。
幾つかの態様では、新しいF1接続が確立された直後に、migrating IAB-node又は子IAB-nodeとソースDonorとの間の古いF1接続を解放してもよい。
この場合、migrating IAB-nodeは、1つのF1接続を維持するだけでよく、新しいF1接続が確立された後、ソースDonorとの古いF1接続を維持する必要はない。ターゲットDonorは、RRC再構成メッセージをソースDonorに送信する代わりに、新しいF1接続を介してその下流の子IAB-node又はUEのRRC再構成メッセージを直接migrating IAB-node又は子IAB-nodeに送信し、元のF1接続を介して子IAB-node又はUEのRRCReconfigurationメッセージを送信してもよい。実施例2のBを参照してもよい。これによって、移行命令(即ち、RRCReconfigurationメッセージ)の送信時間を短縮することができる。
<実施例4>
本発明の実施例は、グループ移行装置を提供する。
図19は、本発明の実施例4のグループ移行装置の一例の概略図である。該装置は、例えば、IABネットワークにおけるDonor装置、例えば移行IABノードが移行する前のDonor装置であってもよいし、ソースDonor装置と称され、該Donor装置に構成された構成要素又はコンポーネントであってもよい。該装置の実施の原理は、実施例1の図8の方法と同様であり、同様な内容についてその説明を省略する。図19に示すように、本発明の実施例のグループ移行装置1900は、以下の各部を含む。
第1の受信部1901は、移行IABノードにより送信された測定レポートを受信する。
第1の送信部1902は、ターゲットDonor装置に第1の移行要求メッセージを送信する。第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む。
第2の受信部1903は、ターゲットDonor装置により送信された第1の応答メッセージを受信する。第1の応答メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む。
第2の送信部1904は、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信する。
図20は、本発明の実施例4のグループ移行装置の他の例の概略図である。該装置は、例えば、IABネットワークにおけるDonor装置、例えば移行IABノードが移行した後のDonor装置であってもよいし、ターゲットDonor装置と称され、該Donor装置に構成された構成要素又はコンポーネントであってもよい。該装置の実施の原理は、実施例1の図9の方法と同様であり、同様な内容についてその説明を省略する。図20に示すように、本発明の実施例のグループ移行装置2000は、以下の各部を含む。
第1の受信部2001は、ソースDonor装置により送信された第1の移行要求メッセージを受信する。第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む。
第1の送信部2002は、ソースDonor装置に第1の応答メッセージを送信する。第1の応答メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む。
第1の処理部2003は、移行IABノードとの新しいF1接続を確立する。
第2の受信部2004は、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信する。
図21は、本発明の実施例4のグループ移行装置の他の例の概略図である。該装置は、例えば、IABネットワークにおけるDonor装置、例えば移行IABノードが移行する前のDonor装置であってもよいし、ソースDonor装置と称され、該Donor装置に構成された構成要素又はコンポーネントであってもよい。該装置の実施の原理は、実施例1の図10の方法と同様であり、同様な内容についてその説明を省略する。図21に示すように、本発明の実施例のグループ移行装置2100は、以下の各部を含む。
第1の受信部2101は、移行IABノードにより送信された測定レポートを受信する。
第1の送信部2102は、ターゲットDonor装置に第1の移行要求メッセージを送信する。第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む。
第2の受信部2103は、ターゲットDonor装置により送信された第1の応答メッセージを受信する。第1の応答メッセージは、移行IABノードについてのRRC再構成メッセージを含む。
第2の送信部2104は、移行IABノードにRRC再構成メッセージを送信する。
図22は、本発明の実施例4のグループ移行装置の他の例の概略図である。該装置は、例えば、IABネットワークにおけるDonor装置、例えば移行IABノードが移行した後のDonor装置であってもよいし、ターゲットDonor装置と称され、該Donor装置に構成された構成要素又はコンポーネントであってもよい。該装置の実施の原理は、実施例1の図11の方法と同様であり、同様な内容についてその説明を省略する。図22に示すように、本発明の実施例のグループ移行装置2200は、以下の各部を含む。
第1の受信部2201は、ソースDonor装置により送信された第1の移行要求メッセージを受信する。第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む。
第1の送信部2202は、ソースDonor装置に第1の応答メッセージを送信する。第1の応答メッセージは、移行IABノードについてのRRC再構成メッセージを含む。
第1の処理部2203は、移行IABノードとの新しいF1接続を確立する。
第2の送信部2204は、新しいF1接続を介して移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信する。
第2の受信部2205は、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信する。
本発明の実施例では、移行IABノードのコンテキスト情報は、移行IABノードのIAB-DUコンテキスト及びIAB-MTコンテキストを含み、子IABノードのコンテキスト情報は、前記子IABノードのIAB-DUコンテキスト及びIAB-MTコンテキストを含む。
幾つかの態様では、移行IABノードのIAB-DUコンテキストは、移行IABノードのIAB-DUのソースDonor装置におけるサービングセル情報を含む。ここで、サービングセル情報は、新しい無線セルグローバル識別子(Cell Global Identifier:NR CGI)、新しい無線物理セルID(Physical Cell ID:NR PCI)、IAB-DUによりサービスされる公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network:PLMN)、及びアップリンクとダウンリンクの伝送周波数点と帯域幅のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの態様では、移行IABノードのIAB-MTコンテキストは、BAP構成情報を含み、BAP構成情報は、ソースDonor装置によりIABノードに割り当てられたBAPアドレス、トランスポート層(IP)アドレス、デフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子、及び/又はデフォルトアップリンクBAPルーティング識別子を含み、デフォルトアップリンクBAPルーティング識別子は、デフォルト宛先BAPアドレス及びデフォルトパス識別子を意味する。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、第1の移行要求メッセージは、移行IABノード又は子IABノードのためにソースDonor装置により構成されたバックホール情報をさらに含む。
幾つかの態様では、バックホール情報は、イングレスバックホールRLCチャネル識別子を有する直前のホップのノードのBAPアドレスとエグレスバックホールRLCチャネル識別子を有する直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係、及びソースDonor装置により移行IABノード又は子IABノードのために構成されたBAPルーティング識別子と直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの態様では、バックホール情報は、移行IABノード又は子IABノードによりサービスされるUEのDRBにより使用されるBAPルーティング識別子、直後のホップのノードのBAPアドレス及びバックホールRLCチャネル識別子、並びにF1制御プレーンデータ又は非F1データにより使用されるBAPルーティング識別子、直後のホップのノードのBAPアドレス及びバックホールRLCチャネル識別子のうちの少なくとも1つを含む。
上記の態様では、BAPルーティング識別子は、ターゲットBAPアドレス及びパスID識別子を含む。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、第1の移行要求メッセージは、トポロジ情報をさらに含み、トポロジ情報は、移行IABノードとそのサービスされる子IABノード又はUEとのトポロジ関係を含み、或いは、子IABノードとそのサービスされる孫IABノード又はUEとのトポロジ関係を含む。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、第1の移行要求メッセージは、アドレス要求情報をさらに含み、アドレス要求情報は、ターゲットDonor装置が移行IABノード又は子IABノードに新しいトランスポート層(IP)アドレス又はBAPアドレスを割り当てることを要求するために使用される。
上記の態様では、移行IABノードとの新しいF1接続を確立するステップは、移行IABノードにより送信されたF1確立要求メッセージを受信するステップと、移行IABノードにF1確立応答メッセージを送信するステップと、を含む。
本発明の実施例では、幾つかの態様において、図20及び図22に示すように、装置2000/2200は、以下の各部をさらに含む。
第2の処理部2005/2206は、子IABノードとの新しいF1接続を確立する。
本発明の実施例では、幾つかの態様において、図20及び図22に示すように、装置2000/2200は、以下の各部をさらに含む。
第1の構成部2006/2207は、ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後に、移行IABノードのためにバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を構成する。
本発明の実施例では、幾つかの態様において、図20に示すように、装置2000は、以下の各部をさらに含む。
第2の送信部2007は、ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後、又は移行IABノードとの新しいF1接続が確立された後に、ソースDonor装置に第1の指示メッセージを送信する。第1の指示メッセージは、ソースDonor装置が子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信するように指示するために使用される。
本発明の実施例では、移行IABノードのコンテキスト情報及び子IABノード又はUEのコンテキスト情報は、同一のXnメッセージ又は異なるXnメッセージに含まれる。
上述の態様では、装置2000/2200は、図20及び図22に示すように、以下の各部をさらに含む。
第3の送信部2008/2208は、ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後、又は移行IABノードとの新しいF1接続が確立された後に、ソースDonor装置に第2の指示メッセージを送信する。第2の指示メッセージは、ソースDonor装置がターゲットDonor装置に子IABノード又はUEのコンテキストを含むXnメッセージを送信するように指示するために使用される。
本発明の実施例では、移行IABノードについてのRRC再構成メッセージ及び子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージは、同一のXnメッセージ又は異なるXnメッセージに含まれる。
上述の実施形態では、装置2000/2200は、図20及び図22に示すように、以下の各部をさらに含む。
第4の送信部2009/2209は、ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後、又は移行IABノードとの新しいF1接続が確立された後に、ソースDonor装置に子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含むXnメッセージを送信する。
本発明の実施例では、装置2000/2200は、図20及び図22に示すように、以下の各部をさらに含む。
第2の構成部2010/2210は、ターゲットDonor装置が移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージ及び子IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後に、子IABノードのためにBAPルーティング構成を構成する。
本発明の実施例では、移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及びターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの態様では、移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成をさらに含む。
本発明の実施例では、子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及びターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの態様では、子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPルーティング構成をさらに含む。
本発明の実施例では、幾つかの態様では、UEについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成を含む。
なお、以上は本発明に関連する構成要素又はモジュールについてのみ説明しているが、本発明はこれに限定されない。本発明の実施例のグループ移行装置1900/2000/2100/2200は、他の構成要素又はモジュールをさらに含んでもよい。これらの構成要素又はモジュールの具体的な内容について、関連技術を参照してもよい。
さらに、説明の便宜上、図19~図22は、様々な構成要素又はモジュール間の接続関係又は信号方向を例示的に示すだけであるが、バス接続などの様々な関連技術を使用できることは当業者には明らかである。上記の様々な構成要素又はモジュールは、プロセッサ、メモリ、送信機、及び受信機などのハードウェアデバイスによって実装されてもよく、本発明はこれに限定されない。
本発明の実施例によれば、上述したように、IABノード移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
<実施例5>
本発明の実施例は、グループ移行装置を提供する。該装置は、例えば、IABネットワークにおける移行すべきIABノードであってもよいし、移行IABノードと称され、該移行IABノードに構成された構成要素又はコンポーネントであってもよい。
図23は、本発明の実施例5のグループ移行装置の一例の概略図である。該装置の実施の原理は、実施例2の図13の方法と同様であり、具体的な実施は図13の方法を参照してもよく、同様な内容についてその説明を省略する。図23に示すように、本発明の実施例のグループ移行装置2300は、以下の各部を含む。
第1の送信部2301は、ソースDonor装置に測定レポートを送信する。
第1の受信部2302は、ソースDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する。
処理部2303は、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する。
第2の受信部2304は、ソースDonor装置により古いF1接続を介して送信された、移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを受信する。
第2の送信部2305は、子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信する。
第3の送信部2306は、ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する。
第4の送信部2307は、子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを前記ターゲットDonor装置に転送する。
図24は、本発明の実施例5のグループ移行装置の他の例の概略図である。該装置の実施の原理は、実施例2の図14の方法と同様であり、具体的な実施は図14の方法を参照してもよく、同様な内容についてその説明を省略する。図24に示すように、本発明の実施例のグループ移行装置2400は、以下の各部を含む。
第1の送信部2401は、ソースDonor装置に測定レポートを送信する。
第1の受信部2402は、ソースDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する。
処理部2403は、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する。
第2の受信部2404は、ターゲットDonor装置により前記新しいF1接続を介して送信された、移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを受信する。
第2の送信部2405は、子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信する。
第3の送信部2406は、ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する。
第4の送信部2407は、子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に転送する。
幾つかの態様では、処理部2303/2403は、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する際に、ターゲットDonor装置にF1確立要求メッセージを送信し、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するように要求し、ターゲットDonor装置により送信されたF1確立応答メッセージを受信することによって、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する。
幾つかの態様では、新しいF1接続が確立された後に、処理部2303/2403は、ソースDonor装置との古いF1接続を維持し、複数の条件のうちの1つが満たされている場合、ソースDonor装置との古いF1接続を解放し、該複数の条件は、移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージが送信された後、移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージが受信された後、及びターゲットDonor装置との新しいF1接続の確立の完了から所定時間経過後である。
幾つかの態様では、新しいF1接続が確立された後、処理部2303/2403は、ソースDonor装置にF1解放要求メッセージを送信し、ソースDonor装置との古いF1接続を解放する。
幾つかの態様では、新しいF1接続が確立された後、処理部2303/2403は、子IABノード又はUEに子IABノード又はUEのRRC再構成メッセージを送信し、或いは、新しいF1接続が確立された後に、子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に転送する。
幾つかの態様では、装置2300/2400は、図23及び図24に示すように、以下の各部をさらに含む。
第3の受信部2308/2408は、第3の送信部2306/2406がターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信した後に、ターゲットDonor装置により構成されたバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を受信する。
幾つかの態様では、移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及びターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの態様では、RRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成をさらに含む。
幾つかの態様では、第3の送信部2306/2406がターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信した後に、処理部2303/2403は、バックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を適用してもよい。
なお、以上は本発明に関連する構成要素又はモジュールについてのみ説明しているが、本発明はこれに限定されない。本発明の実施例のグループ移行装置2300/2400は、他の構成要素又はモジュールをさらに含んでもよい。これらの構成要素又はモジュールの具体的な内容について、関連技術を参照してもよい。
さらに、説明の便宜上、図23及び図24は、様々な構成要素又はモジュール間の接続関係又は信号方向を例示的に示すだけであるが、バス接続などの様々な関連技術を使用できることは当業者には明らかである。上記の様々な構成要素又はモジュールは、プロセッサ、メモリ、送信機、及び受信機などのハードウェアデバイスによって実装されてもよく、本発明はこれに限定されない。
本発明の実施例によれば、上述したように、IABノード移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
<実施例6>
本発明の実施例は、グループ移行装置を提供する。
図25は、本発明の実施例6のグループ移行装置の一例の概略図である。該装置は、例えば、IABネットワークにおける移行IABノードによりサービスされる子IABノードであってもよいし、該子IABノードに構成された構成要素又はコンポーネントであってもよい。該装置の実施の原理は、実施例3の図15の方法と同様であり、具体的な実施は図15の方法を参照してもよく、同様な内容についてその説明を省略する。図25に示すように、本発明の実施例のグループ移行装置2500は、以下の各部を含む。
第1の受信部2501は、ソースDonor装置又はターゲットDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する。
処理部2502は、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する。
第1の送信部2503は、ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する。
幾つかの態様では、処理部2502は、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する際に、ターゲットDonor装置にF1確立要求メッセージを送信し、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するように要求し、ターゲットDonor装置により送信されたF1確立応答メッセージを受信することによって、ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する。
幾つかの態様では、処理部2502は、新しいF1接続が確立された後に、ソースDonor装置との古いF1接続を維持し、複数の条件のうちの1つが満たされている場合、ソースDonor装置との古いF1接続を解放し、該複数の条件は、子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEにRRC再構成メッセージが送信された後、子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージが受信された後、及びターゲットDonor装置との新しいF1接続の確立の完了から所定時間経過後である。
幾つかの態様では、新しいF1接続が確立された後、処理部2502は、ソースDonor装置にF1解放要求メッセージを送信し、ソースDonor装置との古いF1接続を解放する。
幾つかの態様では、装置2500は、図25に示すように、以下の各部をさらに含む。
第2の受信部2504は、ターゲットDonor装置により前記新しいF1接続を介して送信されたF1APメッセージを受信する。F1APメッセージは、子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む。
第2の送信部2505は、孫IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信する。
幾つかの態様では、装置2500は、図25に示すように、以下の各部をさらに含む。
第3の受信部2506は、ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信した後に、ターゲットDonor装置により構成されたBAPルーティング構成を受信する。
幾つかの態様では、装置2500は、図25に示すように、以下の各部をさらに含む。
第4の受信部2507は、ソースDonor装置により子IABノードとの古いF1接続を介して送信されたF1APメッセージを受信する。F1APメッセージは、子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む。
第3の送信部2508は、孫IABノード又はUEに前記RRC再構成メッセージを送信し、孫IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に転送する。
幾つかの態様では、新しいF1接続の確立が完了した後、第3の送信部2508は、サービスされる孫IABノード又はUEに孫IABノード又はUEのRRC再構成メッセージを送信し、或いは、新しいF1接続が確立された後に、孫IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージをターゲットDonor装置に転送する。
幾つかの態様では、子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及びターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む。
幾つかの態様では、RRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPルーティング構成をさらに含む。
幾つかの態様では、処理部2502は、移行IABノードがターゲットDonor装置への移行を完了したことを決定した後、且つターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信した後に、BAPルーティング構成を適用する。
図26は、本発明の実施例6のグループ移行装置の他の例の概略図である。該装置は、例えば、IABネットワークにおける移行IABノードによりサービスされるUEであってもよいし、該UEに構成された構成要素又はコンポーネントであってもよい。該装置の実施の原理は、実施例3の図16の方法と同様であり、具体的な実施は図16の方法を参照してもよく、同様な内容についてその説明を省略する。図26に示すように、本発明の実施例のグループ移行装置2600は、以下の各部を含む。
受信部2601は、ソースDonor装置又はターゲットDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する。
送信部2602は、ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する。
幾つかの態様では、RRC再構成メッセージは、ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成を含む。
本発明の実施例によれば、上述したように、IABノード移行中のサービス通信の中断時間を低減させることができる。
<実施例7>
本発明の実施例は、通信システムをさらに提供する。図27は、該通信システム2700の一例の概略図である。図27に示すように、通信システム2700は、Donor装置2701及び2702と、IABノード2703及び2704と、端末装置2705とを含む。ここで、IABノード2703は、移行IABノードであり、Donor装置2701は、IABノード2703のソースDonor装置として機能し、Donor装置2702は、IABノード2703のターゲットDonor装置として機能し、IABノード2704及び端末装置2705は、IABノード2703によりサービスされ、即ち、IABノード2704は、IABノード2703の子IABノードである。
簡略化のために、図27では、2つのDonor装置、2つのIABノード及び1つの端末装置のみを一例にして説明するが、本発明の実施例はこれに限定されない。Donor装置、IABノード及び端末装置のネットワークアーキテクチャについて、関連技術を参照してもよく、ここで説明を省略する。
幾つかの態様では、Donor装置2701は、図8及び図10に示す方法を実行するように構成され、図19及び図21の装置を含んでもよい。幾つかの態様では、Donor装置2702は、図9及び図11に示す方法を実行するように構成され、図20及び図22の装置を含んでもよい。幾つかの態様では、IABノード2703は、図13及び図14に示す方法を実行するように構成され、図23及び図24の装置を含んでもよい。幾つかの態様では、IABノード2704は、図15に示す方法を実行するように構成され、図25の装置を含んでもよい。幾つかの態様では、端末装置2705は、図16に示す方法を実行するように構成され、図26の装置を含んでもよい。Donor装置2701及び2702、IABノード2703及び2704、並びに端末装置2705について、実施例1~実施例6を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
本発明の実施例は、IABノードをさらに提供する。
図28は、本発明の実施例7のIABノードの一例の概略図である。図28に示すように、IABノード2800は、プロセッサ2801及びメモリ2802を含んでもよく、メモリ2802は、データ及びプログラムを記憶し、プロセッサ2801に接続される。なお、この図は例示的なものであり、他のタイプの構造を用いてこの構造を補足又は置換して、通信機能又は他の機能を実現してもよい。
例えば、プロセッサ2801は、実施例2の図13又は図14に示す方法又は実施例3の図15に示す方法を実現するためのプログラムを実行するように構成されてもよい。
また、図28に示すように、IABノード2800は、通信モジュール2803、入力部2804、ディスプレイ2805、及び電源2806などをさらに含んでもよい。ここで、上記ユニットの機能は従来技術と同様であり、ここでその説明を省略する。なお、IABノード2800は図28に示す全てのユニットを含む必要がない。また、IABノード2800は、図28に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
本発明の実施例は、Donor装置をさらに提供する。
図29は、本発明の実施例7のDonor装置の一例の概略図である。図29に示すように、Donor装置2900は、プロセッサ2901(例えば中央処理装置(CPU))及びメモリ2902を含んでもよく、メモリ2902は、プロセッサ2901に接続される。メモリ2902は、各種のデータを記憶してもよいし、情報処理のプログラムをさらに記憶し、プロセッサ2901の制御で該プログラムを実行する。
例えば、プロセッサ2901は、実施例1の図8、図9、図10又は図11の態様に記載の方法を実現するようにプログラムを実行するように構成されてもよい。
また、図29に示すように、Donor装置2900は、送受信機2903及びアンテナ2904などをさらに含んでもよい。上記部材の機能は従来技術と類似し、ここでその説明を省略する。なお、Donor装置2900は図29に示す全てのユニットを含む必要がない。また、Donor装置2900は、図29に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
本発明の実施例は、端末装置をさらに提供する。
図30は、本発明の実施例7の端末装置の一例の概略図である。図30に示すように、端末装置3000は、プロセッサ3001及びメモリ3002を含んでもよく、メモリ3002は、データ及びプログラムを記憶し、プロセッサ3001に接続される。なお、この図は例示的なものであり、他のタイプの構造を用いてこの構造を補足又は置換して、通信機能又は他の機能を実現してもよい。
例えば、プロセッサ3001は、実施例3の図16に示す方法を実現するためのプログラムを実行するように構成されてもよい。
また、図30に示すように、端末装置3000は、通信モジュール3003、入力部3004、ディスプレイ3005、及び電源3006などをさらに含んでもよい。ここで、上記ユニットの機能は従来技術と同様であり、ここでその説明を省略する。なお、端末装置3000は図30に示す全てのユニットを含む必要がない。また、端末装置3000は、図30に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
本発明の実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、IABノードにおいて該プログラムを実行する際に、コンピュータに該IABノードにおいて実施例2又は実施例3の図15に記載の方法を実行させる、プログラムをさらに提供する。
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、コンピュータにIABノードにおいて実施例2又は実施例3の図15に記載の方法を実行させる、記憶媒体をさらに提供する。
本発明の実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、Donor装置において該プログラムを実行する際に、コンピュータに該Donor装置において実施例1に記載の方法を実行させる、プログラムをさらに提供する。
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、コンピュータにDonor装置において実施例1に記載の方法を実行させる、記憶媒体をさらに提供する。
本発明の実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、端末装置において該プログラムを実行する際に、コンピュータに該端末装置において実施例3の図16に記載の方法を実行させる、プログラムをさらに提供する。
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、コンピュータに端末装置において実施例3の図16に記載の方法を実行させる、記憶媒体をさらに提供する。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムはロジック部により実行される際に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、DVD、フラッシュメモリ等に関する。
本発明の実施例を参照しながら説明した各装置における各処理方法は、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール、又は両者の組み合わせで実施されてもよい。例えば、図面に示す機能的ブロック図における1つ若しくは複数、又は機能的ブロック図の1つ若しくは複数の組み合わせは、コンピュータプログラムフローの各ソフトウェアモジュールに対応してもよいし、各ハードウェアモジュールに対応してもよい。これらのソフトウェアモジュールは、図面に示す各ステップにそれぞれ対応してもよい。これらのハードウェアモジュールは、例えばフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)を用いてこれらのソフトウェアモジュールをハードウェア化して実現されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、CD-ROM又は当業者にとって既知の任意の他の形の記憶媒体に位置してもよい。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、且つ/或いは記憶媒体に情報を書き込むように該記憶媒体をプロセッサに接続してもよいし、記憶媒体がプロセッサの構成部であってもよい。プロセッサ及び記憶媒体はASICに位置してもよい。該ソフトウェアモジュールは移動端末のメモリに記憶されてもよいし、移動端末に挿入されたメモリカードに記憶されてもよい。例えば、機器(例えば移動端末)が比較的に大きい容量のMEGA-SIMカード又は大容量のフラッシュメモリ装置を用いる場合、該ソフトウェアモジュールは該MEGA-SIMカード又は大容量のフラッシュメモリ装置に記憶されてもよい。
図面に記載されている機能的ブロック図における1つ以上の機能ブロック及び/又は機能ブロックの1つ以上の組合せは、本願に記載されている機能を実行するための汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理装置、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の適切な組み合わせで実現されてもよい。図面に記載されている機能的ブロック図における1つ以上の機能ブロック及び/又は機能ブロックの1つ以上の組合せは、例えば、コンピューティング機器の組み合わせ、例えばDSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSP通信と組み合わせた1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成で実現されてもよい。
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び変更を行ってもよく、これらの変形及び変更も本発明の範囲内のものである。
また、上述の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ソースDonor装置に適用されるグループ移行方法であって、
移行IABノードにより送信された測定レポートを受信するステップと、
ターゲットDonor装置に第1の移行要求メッセージを送信するステップであって、前記第1の移行要求メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、ステップと、
前記ターゲットDonor装置により送信された第1の応答メッセージを受信するステップであって、前記第1の応答メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む、ステップと、
前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEに前記RRC再構成メッセージを送信するステップと、を含む、方法。
(付記2)
ソースDonor装置に適用されるグループ移行方法であって、
移行IABノードにより送信された測定レポートを受信するステップと、
ターゲットDonor装置に第1の移行要求メッセージを送信するステップであって、前記第1の移行要求メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、ステップと、
前記ターゲットDonor装置により送信された第1の応答メッセージを受信するステップであって、前記第1の応答メッセージは、前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージを含む、ステップと、
前記移行IABノードに前記RRC再構成メッセージを送信するステップと、を含む、方法。
(付記3)
ターゲットDonor装置に適用されるグループ移行方法であって、
ソースDonor装置により送信された第1の移行要求メッセージを受信するステップであって、前記第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、ステップと、
前記ソースDonor装置に第1の応答メッセージを送信するステップであって、前記第1の応答メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む、ステップと、
前記移行IABノードとの新しいF1接続を確立するステップと、
前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信するステップと、を含む、方法。
(付記4)
ターゲットDonor装置に適用されるグループ移行方法であって、
ソースDonor装置により送信された第1の移行要求メッセージを受信するステップであって、前記第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、ステップと、
前記ソースDonor装置に第1の応答メッセージを送信するステップであって、前記第1の応答メッセージは、前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージを含む、ステップと、
前記移行IABノードとの新しいF1接続を確立するステップと、
前記新しいF1接続を介して前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信するステップと、
前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信するステップと、を含む、方法。
(付記5)
前記移行IABノードのコンテキスト情報は、前記移行IABノードのIAB-DUコンテキスト及びIAB-MTコンテキストを含み、
前記子IABノードのコンテキスト情報は、前記子IABノードのIAB-DUコンテキスト及びIAB-MTコンテキストを含む、付記1乃至4の何れかに記載の方法。
(付記6)
前記移行IABノードのIAB-DUコンテキストは、前記移行IABノードのIAB-DUの前記ソースDonor装置におけるサービングセル情報を含む、付記5に記載の方法。
(付記7)
前記サービングセル情報は、
新しい無線セルグローバル識別子(Cell Global Identifier:NR CGI)、
新しい無線物理セルID(Physical Cell ID:NR PCI)、
前記IAB-DUによりサービスされる公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network:PLMN)、及び
アップリンクとダウンリンクの伝送周波数点と帯域幅のうちの少なくとも1つを含む、付記6に記載の方法。
(付記8)
前記移行IABノードのIAB-MTコンテキストは、BAP構成情報を含み、
前記BAP構成情報は、前記ソースDonor装置により前記IABノードに割り当てられたBAPアドレス、トランスポート層(IP)アドレス、デフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子、及び/又はデフォルトアップリンクBAPルーティング識別子を含み、
前記デフォルトアップリンクBAPルーティング識別子は、デフォルト宛先BAPアドレス及びデフォルトパス識別子を意味する、付記5に記載の方法。
(付記9)
前記第1の移行要求メッセージは、バックホール情報をさらに含む、付記1乃至4の何れかに記載の方法。
(付記10)
前記バックホール情報は、
イングレスバックホールRLCチャネル識別子を有する直前のホップのノードのBAPアドレスとエグレスバックホールRLCチャネル識別子を有する直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係、及び
ソースDonor装置により移行IABノード又は子IABノードのために構成されたBAPルーティング識別子と直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係のうちの少なくとも1つを含む、付記9に記載の方法。
(付記11)
前記バックホール情報は、
前記移行IABノード又は前記子IABノードによりサービスされるUEのDRBにより使用されるBAPルーティング識別子、直後のホップのノードのBAPアドレス及びバックホールRLCチャネル識別子、並びに
F1制御プレーンデータ又は非F1データにより使用されるBAPルーティング識別子、直後のホップのノードのBAPアドレス及びバックホールRLCチャネル識別子のうちの少なくとも1つを含む、付記9に記載の方法。
(付記12)
前記BAPルーティング識別子は、宛先BAPアドレス及びパス識別子を含む、付記10又は11に記載の方法。
(付記13)
前記第1の移行要求メッセージは、トポロジ情報をさらに含み、
前記トポロジ情報は、前記移行IABノードとそのサービスされる子IABノード又はUEとのトポロジ関係を含み、或いは、前記子IABノードとそのサービスされる孫IABノード又はUEとのトポロジ関係を含む、付記1乃至4の何れかに記載の方法。
(付記14)
前記第1の移行要求メッセージは、アドレス要求情報をさらに含み、
前記アドレス要求情報は、前記ターゲットDonor装置が前記移行IABノード又は前記子IABノードに新しいトランスポート層(IP)アドレス又はBAPアドレスを割り当てることを要求するために使用される、付記1乃至4の何れかに記載の方法。
(付記15)
前記移行IABノードとの新しいF1接続を確立するステップは、
前記移行IABノードにより送信されたF1確立要求メッセージを受信するステップと、
前記移行IABノードにF1確立応答メッセージを送信するステップと、を含む、付記3又は4に記載の方法。
(付記16)
前記子IABノードとの新しいF1接続を確立するステップ、をさらに含む、付記3又は4に記載の方法。
(付記17)
前記ターゲットDonor装置が前記移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後に、前記移行IABノードのためにバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を構成するステップ、をさらに含む、付記3又は4に記載の方法。
(付記18)
前記ターゲットDonor装置が前記移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後、又は前記移行IABノードとの新しいF1接続が確立された後に、前記ソースDonor装置に第1の指示メッセージを送信するステップであって、前記第1の指示メッセージは、前記ソースDonor装置が前記子IABノード又は前記UEにRRC再構成メッセージを送信するように指示するために使用される、ステップ、をさらに含む、付記3に記載の方法。
(付記19)
前記移行IABノードのコンテキスト情報及び前記子IABノード又は前記UEのコンテキスト情報は、同一のXnメッセージ又は異なるXnメッセージに含まれる、付記1乃至4の何れかに記載の方法。
(付記20)
前記ターゲットDonor装置が前記移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後、又は前記移行IABノードとの新しいF1接続が確立された後に、前記ソースDonor装置に第2の指示メッセージを送信するステップであって、前記第2の指示メッセージは、前記ソースDonor装置が前記ターゲットDonor装置に前記子IABノード又は前記UEのコンテキストを含むXnメッセージを送信するように指示するために使用される、ステップ、をさらに含む、付記19に記載の方法。
(付記21)
前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージ及び前記子IABノード又は前記UEについてのRRC再構成メッセージは、同一のXnメッセージ又は異なるXnメッセージに含まれる、付記1又は3に記載の方法。
(付記22)
前記ターゲットDonor装置が前記移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後、又は前記移行IABノードとの新しいF1接続が確立された後に、前記ソースDonor装置に前記子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含むXnメッセージを送信するステップ、をさらに含む、付記21に記載の方法。
(付記23)
前記ターゲットDonor装置が前記移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージ及び前記子IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後に、前記子IABノードのためにBAPルーティング構成を構成するステップ、をさらに含む、付記3又は4に記載の方法。
(付記24)
前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及び
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む、付記1乃至4の何れかに記載の方法。
(付記25)
前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成をさらに含む、付記24に記載の方法。
(付記26)
前記子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及び
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む、付記1、3又は4の何れかに記載の方法。
(付記27)
前記子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPルーティング構成をさらに含む、付記26に記載の方法。
(付記28)
前記UEについてのRRC再構成メッセージは、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成を含む、付記1、3又は4の何れかに記載の方法。
(付記29)
移行IABノードに適用されるグループ移行方法であって、
ソースDonor装置に測定レポートを送信するステップと、
前記ソースDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信するステップと、
ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するステップと、
前記ソースDonor装置により古いF1接続を介して送信された、前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを受信するステップと、
前記子IABノード又は前記UEに前記RRC再構成メッセージを送信し、前記ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信するステップと、
前記子IABノード又は前記UEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを前記ターゲットDonor装置に転送するステップと、を含む、方法。
(付記30)
移行IABノードに適用されるグループ移行方法であって、
ソースDonor装置に測定レポートを送信するステップと、
前記ソースDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信するステップと、
ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するステップと、
前記ターゲットDonor装置により前記新しいF1接続を介して送信された、前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを受信するステップと、
前記子IABノード又は前記UEに前記RRC再構成メッセージを送信するステップと、
前記ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信するステップと、
前記子IABノード又は前記UEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを前記ターゲットDonor装置に転送するステップと、を含む、方法。
(付記31)
ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するステップは、
前記ターゲットDonor装置にF1確立要求メッセージを送信し、前記ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するように要求するステップと、
前記ターゲットDonor装置により送信されたF1確立応答メッセージを受信することによって、前記ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するステップと、を含む、付記29又は30に記載の方法。
(付記32)
前記新しいF1接続が確立された後に、前記ソースDonor装置との古いF1接続を維持し、複数の条件のうちの1つが満たされている場合、前記ソースDonor装置との古いF1接続を解放するステップ、をさらに含み、
前記複数の条件は、
前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージが送信された後、
前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージが受信された後、及び
前記ターゲットDonor装置との新しいF1接続の確立の完了から所定時間経過後である、付記29又は30に記載の方法。
(付記33)
前記新しいF1接続が確立された後に、前記ソースDonor装置にF1解放要求メッセージを送信し、前記ソースDonor装置との古いF1接続を解放するステップ、をさらに含む、付記29又は30に記載の方法。
(付記34)
前記新しいF1接続が確立された後に、前記子IABノード又は前記UEに前記子IABノード又は前記UEのRRC再構成メッセージを送信し、或いは、前記新しいF1接続が確立された後に、前記子IABノード又は前記UEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを前記ターゲットDonor装置に転送するステップ、をさらに含む、付記29に記載の方法。
(付記35)
前記ターゲットDonor装置に前記RRC再構成完了メッセージを送信した後に、前記ターゲットDonor装置により構成されたバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を受信するステップ、をさらに含む、付記29又は30に記載の方法。
(付記36)
前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及び
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む、付記29又は30に記載の方法。
(付記37)
前記RRC再構成メッセージは、前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成をさらに含む、付記36に記載の方法。
(付記38)
前記ターゲットDonor装置に前記RRC再構成完了メッセージを送信した後に、前記バックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を適用するステップ、をさらに含む、付記37に記載の方法。
(付記39)
移行IABノードによりサービスされる子IABノードに適用されるグループ移行方法であって、
ソースDonor装置又はターゲットDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信するステップと、
ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するステップと、
前記ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信するステップと、を含む、方法。
(付記40)
ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するステップは、
前記ターゲットDonor装置にF1確立要求メッセージを送信し、前記ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するように要求するステップと、
前記ターゲットDonor装置により送信されたF1確立応答メッセージを受信することによって、前記ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立するステップと、を含む、付記39に記載の方法。
(付記41)
前記新しいF1接続が確立された後に、前記ソースDonor装置との古いF1接続を維持し、複数の条件のうちの1つが満たされている場合、前記ソースDonor装置との古いF1接続を解放するステップ、をさらに含み、
前記複数の条件は、
前記子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEにRRC再構成メッセージが送信された後、
前記子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージが受信された後、及び
前記ターゲットDonor装置との新しいF1接続の確立の完了から所定時間経過後である、付記39に記載の方法。
(付記42)
前記新しいF1接続が確立された後に、前記ソースDonor装置にF1解放要求メッセージを送信し、前記ソースDonor装置との古いF1接続を解放するステップ、をさらに含む、付記39に記載の方法。
(付記43)
前記ターゲットDonor装置により前記新しいF1接続を介して送信されたF1APメッセージを受信するステップであって、前記F1APメッセージは、前記子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む、ステップと、
前記孫IABノード又はUEにRRC再構成メッセージを送信するステップと、をさらに含む、付記39に記載の方法。
(付記44)
前記ターゲットDonor装置に前記RRC再構成完了メッセージを送信した後に、前記ターゲットDonor装置により構成されたBAPルーティング構成を受信するステップ、をさらに含む、付記39に記載の方法。
(付記45)
前記ソースDonor装置により前記子IABノードとの古いF1接続を介して送信されたF1APメッセージを受信するステップであって、前記F1APメッセージは、前記子IABノードによりサービスされる孫IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む、ステップと、
前記孫IABノード又はUEに前記RRC再構成メッセージを送信するステップと、
前記孫IABノード又は前記UEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを前記ターゲットDonor装置に転送するステップと、をさらに含む、付記39に記載の方法。
(付記46)
前記新しいF1接続が確立された後に、サービスされる前記孫IABノード又は前記UEに前記孫IABノード又は前記UEのRRC再構成メッセージを送信し、或いは、前記新しいF1接続が確立された後に、前記孫IABノード又は前記UEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを前記ターゲットDonor装置に転送するステップ、をさらに含む、付記45に記載の方法。
(付記47)
前記子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及び
前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む、付記39に記載の方法。
(付記48)
前記RRC再構成メッセージは、前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPルーティング構成をさらに含む、付記47に記載の方法。
(付記49)
前記移行IABノードが前記ターゲットDonor装置への移行を完了したことを決定した後、且つ前記ターゲットDonor装置に前記RRC再構成完了メッセージを送信した後に、前記BAPルーティング構成を適用するステップ、をさらに含む、付記48に記載の方法。
(付記50)
移行IABノードによりサービスされる端末装置に適用されるグループ移行方法であって、
ソースDonor装置又はターゲットDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信するステップと、
前記ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信するステップと、を含む、方法。
(付記51)
前記RRC再構成メッセージは、前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成を含む、付記50に記載の方法。
(付記52)
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む、Donor装置であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することで、付記1乃至28の何れかに記載の方法を実現するように構成される、Donor装置。
(付記53)
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む、IABノードであって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することで、付記29乃至49の何れかに記載の方法を実現するように構成される、IABノード。
(付記54)
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む、端末装置であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することで、付記50又は51に記載の方法を実現するように構成される、端末装置。
(付記55)
Donor装置と、IABノードと、端末装置とを含む通信システムであって、前記Donor装置は、付記1乃至28の何れかに記載の方法を実行するように構成され、前記IABノードは、付記29乃至49の何れかに記載の方法を実行するように構成され、前記端末装置は、付記50又は51に記載の方法を実行するように構成される、通信システム。

Claims (20)

  1. ソースDonor装置に構成されるグループ移行装置であって、
    移行IABノードにより送信された測定レポートを受信する第1の受信部と、
    ターゲットDonor装置に第1の移行要求メッセージを送信する第1の送信部であって、前記第1の移行要求メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、第1の送信部と、
    前記ターゲットDonor装置により送信された第1の応答メッセージを受信する第2の受信部であって、前記第1の応答メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む、第2の受信部と、
    前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEに前記RRC再構成メッセージを送信する第2の送信部と、を含む、装置。
  2. 前記第1の移行要求メッセージは、バックホール情報をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記バックホール情報は、
    イングレスバックホールRLCチャネル識別子を有する直前のホップのノードのBAPアドレスとエグレスバックホールRLCチャネル識別子を有する直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係、及び
    ソースDonor装置により移行IABノード又は子IABノードのために構成されたBAPルーティング識別子と直後のホップのノードのBAPアドレスとの対応関係のうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の装置。
  4. 前記バックホール情報は、
    前記移行IABノード又は前記子IABノードによりサービスされるUEのDRBにより使用されるBAPルーティング識別子、直後のホップのノードのBAPアドレス及びバックホールRLCチャネル識別子、並びに
    F1制御プレーンデータ又は非F1データにより使用されるBAPルーティング識別子、直後のホップのノードのBAPアドレス及びバックホールRLCチャネル識別子のうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の装置。
  5. 前記第1の移行要求メッセージは、トポロジ情報をさらに含み、
    前記トポロジ情報は、前記移行IABノードとそのサービスされる子IABノード又はUEとのトポロジ関係を含み、或いは、前記子IABノードとそのサービスされる孫IABノード又はUEとのトポロジ関係を含む、請求項1に記載の装置。
  6. 前記移行IABノードのコンテキスト情報及び前記子IABノード又は前記UEのコンテキスト情報は、同一のXnメッセージ又は異なるXnメッセージに含まれる、請求項1に記載の装置。
  7. ターゲットDonor装置に構成されるグループ移行装置であって、
    ソースDonor装置により送信された第1の移行要求メッセージを受信する第1の受信部であって、前記第1の移行要求メッセージは、移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEのコンテキスト情報を含む、第1の受信部と、
    前記ソースDonor装置に第1の応答メッセージを送信する第1の送信部であって、前記第1の応答メッセージは、前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含む、第1の送信部と、
    前記移行IABノードとの新しいF1接続を確立する第1の処理部と、
    前記移行IABノード及びそのサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信する第2の受信部と、を含む、装置。
  8. 前記ターゲットDonor装置が前記移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後に、前記移行IABノードのためにバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を構成する第1の構成部、をさらに含む、請求項7に記載の装置。
  9. 前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージ及び前記子IABノード又は前記UEについてのRRC再構成メッセージは、同一のXnメッセージ又は異なるXnメッセージに含まれる、請求項7に記載の装置。
  10. 前記ターゲットDonor装置が前記移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後、又は前記移行IABノードとの新しいF1接続が確立された後に、前記ソースDonor装置に前記子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを含むXnメッセージを送信する第4の送信部、をさらに含む、請求項9に記載の装置。
  11. 前記ターゲットDonor装置が前記移行IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージ及び前記子IABノードにより送信されたRRC再構成完了メッセージを受信した後に、前記子IABノードのためにBAPルーティング構成を構成する第2の構成部、をさらに含む、請求項7に記載の装置。
  12. 前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及び
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の装置。
  13. 前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成をさらに含む、請求項12に記載の装置。
  14. 前記子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及び
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の装置。
  15. 前記子IABノードについてのRRC再構成メッセージは、前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPルーティング構成をさらに含む、請求項14に記載の装置。
  16. 移行IABノードに構成されるグループ移行装置であって、
    ソースDonor装置に測定レポートを送信する第1の送信部と、
    前記ソースDonor装置により送信されたRRC再構成メッセージを受信する第1の受信部と、
    ターゲットDonor装置との新しいF1接続を確立する処理部と、
    前記ソースDonor装置により古いF1接続を介して送信された、前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEについてのRRC再構成メッセージを受信する第2の受信部と、
    前記子IABノード又は前記UEに前記RRC再構成メッセージを送信し、前記ターゲットDonor装置にRRC再構成完了メッセージを送信する第2の送信部と、
    前記子IABノード又は前記UEにより送信されたRRC再構成完了メッセージを前記ターゲットDonor装置に転送する第3の送信部と、を含む、装置。
  17. 前記新しいF1接続が確立された後に、前記ソースDonor装置との古いF1接続を維持し、複数の条件のうちの1つが満たされている場合、前記ソースDonor装置との古いF1接続を解放し、
    前記複数の条件は、
    前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにRRC再構成メッセージが送信された後、
    前記移行IABノードによりサービスされる子IABノード又はUEにより送信されたRRC再構成完了メッセージが受信された後、及び
    前記ターゲットDonor装置との新しいF1接続の確立の完了から所定時間経過後である、請求項16に記載の装置。
  18. 前記新しいF1接続が確立された後に、前記処理部は、前記ソースDonor装置にF1解放要求メッセージを送信し、前記ソースDonor装置との古いF1接続を解放する、請求項16に記載の装置。
  19. 前記移行IABノードについてのRRC再構成メッセージは、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトアップリンクバックホールRLCチャネル識別子、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるデフォルトBAPルーティング識別子、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるBAPアドレス、
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるトランスポート層アドレス、及び
    前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるセキュリティキー構成のうちの少なくとも1つを含み、
    前記RRC再構成メッセージは、前記ターゲットDonor装置に移行するために使用されるバックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成をさらに含む、請求項16に記載の装置。
  20. 前記第3の送信部が前記ターゲットDonor装置に前記RRC再構成完了メッセージを送信した後に、前記バックホールRLCチャネルマッピング及びBAPルーティング構成を適用する、請求項19に記載の装置。
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