JP2023544292A - 条件付きハンドオーバ手順のためのモビリティロバストネス最適化メカニズムの方法および装置 - Google Patents

条件付きハンドオーバ手順のためのモビリティロバストネス最適化メカニズムの方法および装置 Download PDF

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Abstract

本出願の実施形態は、条件付きハンドオーバ(CHO)手順のためのモビリティロバストネス最適化(MRO)メカニズムの方法および装置に関する。本出願の一実施形態によれば、方法は、ユーザ機器(UE)のためのCHOコンフィギュレーション情報を受信することであって、CHOコンフィギュレーション情報が1つまたは複数のCHO候補セルに関連するとともにこの1つまたは複数のCHO候補セルに対応する実行条件のセットを含む、受信することと、ソースセルからハンドオーバコマンドを受信したことに応答して、ターゲットセルに関連するハンドオーバ(HO)手順を実施し、またはCHO候補セルの実行条件を満たしたことに応答して、そのCHO候補セルに関連するCHO手順を実施することと、HO手順またはCHO手順用のタイマを開始することと、ターゲットセルまたはCHO候補セルへのアクセスに成功したことに応答して、タイマを停止し、ターゲットセルまたはCHO候補セルにアシスタント情報を送信することとを含むことができる。HO手順またはCHO手順の実施に失敗したことに応答して、UEは、再確立手順を実施し、1つのセルを選択する。選択されたセルがCHO候補セルである場合、UEは、CHO手順を実施し、1つまたは複数のCHO候補セルのそれぞれについての実行条件が満たされたか否かに関する情報を格納する。

Description

本出願の実施形態は、一般に、ワイヤレス通信技術に関し、詳細には、条件付きハンドオーバ(CHO)手順のためのモビリティロバストネス最適化(MRO)メカニズムの方法および装置に関する。
基地局(BS)は、通信サービスを提供するためのいくつかのセル(またはエリア)を有することができる。ユーザ機器(UE)がソースBSのサービングセルからターゲットBSのターゲットセルに移動するとき、ハンドオーバ手順が実施される。
UEについて無線リンク失敗(RLF)またはハンドオーバ(HO)失敗が発生したとき、UEは、無線リソース制御(RRC)再確立手順を実施することができる。UEは、RRC再確立手順の成功によってセルにアクセスすることができる。アクセスされたネットワークは、UEからのRLFレポートを含むUE情報に基づいてネットワークがモビリティの問題を最適化できるように、UEにUE情報を要求する。したがって、UEはネットワークに失敗レポートを送信することになる。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標)) 5Gシステムまたはネットワークは、MROメカニズムを採択している。しかし、CHO手順のためのMROメカニズムに関する詳細は、3GPP 5G技術においてまだ議論されていない。
本出願のいくつかの実施形態は、UEによって実施することのできる方法を提供する。方法は、UEのためのCHOコンフィギュレーション情報を受信することであって、CHOコンフィギュレーション情報が1つまたは複数のCHO候補セルに関連するとともにこの1つまたは複数のCHO候補セルに対応する実行条件のセットを含み、UEがRRC接続済み状態にある、受信することと、ソースセルからハンドオーバコマンドを受信したことに応答して、ターゲットセルに関連するHO手順を実施し、またはCHO候補セルの実行条件を満たしたことに応答して、そのCHO候補セルに関連するCHO手順を実施することと、HO手順またはCHO手順用のタイマを開始することと、ターゲットセルまたはCHO候補セルへのアクセスに成功したことに応答して、タイマを停止し、ターゲットセルまたはCHO候補セルにアシスタント情報を送信することとを含む。
本出願のいくつかの実施形態は、UEによって実施することのできるさらなる方法を提供する。方法は、UEのためのCHOコンフィギュレーション情報を受信することであって、CHOコンフィギュレーション情報が1つまたは複数のCHO候補セルに関連するとともにこの1つまたは複数のCHO候補セルに対応する実行条件のセットを含み、UEがRRC接続済み状態にある、受信することと、失敗の発生に応答して、RRC再確立手順を実施することであって、失敗がRLF、HO失敗、およびCHO失敗のうちの1つである、実施することと、第1のセルを選択することと、第1のセルがCHOコンフィギュレーション情報を用いて設定されていることに応答して、CHO手順を実施することと、1つまたは複数のCHO候補セルのそれぞれについての実行条件が満たされたか否かに関する情報を格納することとを含む。
本出願のいくつかの実施形態は、ワイヤレス通信のための装置も提供する。装置は、コンピュータ実行可能命令がその上に格納された非一時的コンピュータ可読媒体と、受信回路と、送信回路と、非一時的コンピュータ可読媒体、受信回路、および送信回路に結合されたプロセッサとを含み、コンピュータ実行可能命令がプロセッサに、UEによって実施される上述の方法を実行させる。
1つまたは複数の例の詳細が、添付の図面および下の説明内に記載されている。説明および図面から、また特許請求の範囲から、他の特徴、目的、および利点が明らかとなろう。
本出願の利点および特徴を得ることのできる様式について説明するために、本出願の説明は、添付の図面内に示されている本出願の特定の実施形態を参照することにより行われる。これらの図面は、本出願の例示的な実施形態を描いているにすぎず、したがって、その範囲を限定するものとみなすべきではない。
本出願のいくつかの実施形態によるワイヤレス通信システムの概略図である。 本出願のいくつかの実施形態によるAMF/UPF内条件付きハンドオーバ手順の例示的なフローチャートである。 本出願のいくつかの実施形態による例示的なUE情報手順を示す図である。 本出願のいくつかの実施形態による例示的な失敗通知(failure indication)手順を示す図である。 本出願のいくつかの実施形態によるアシスタント情報を送信するための方法の例示的なフローチャートである。 本出願のいくつかの実施形態によるCHO手順を実施するための方法の例示的なフローチャートである。 本出願のいくつかの実施形態による装置の例示的なブロック図である。
添付の図面の詳細な説明は、本出願の好ましい実施形態の説明として意図されており、本出願を実践することのできる唯一の形態を表すことは意図されていない。同じまたは等価な機能が、本出願の趣旨および範囲内に包含されることが意図されるさまざまな実施形態によって達成され得ることを理解されたい。
ここで、添付の図面内にその例が示されている本出願のいくつかの実施形態を詳細に参照されたい。容易に理解できるようにするために、実施形態は、3GPP 5G、3GPP LTEリリース8など、特定のネットワークアーキテクチャおよび新たなサービスシナリオに基づいて提供される。本出願における全ての実施形態は、ネットワークアーキテクチャおよび新たなサービスシナリオの進展に加えて、同様の技術的課題にも適用可能であることが企図されている。さらに、本出願に記載された術語は変わることがあるが、それにより本出願の原理に影響は及ばないはずである。
図1は、本出願のいくつかの実施形態によるワイヤレス通信システムの概略図を示す。
図1に例示し示すように、ワイヤレス通信システム100は、少なくとも1つのユーザ機器(UE)101および少なくとも1つの基地局(BS)102を含む。具体的には、ワイヤレス通信システム100は、例示を目的として、1つのUE101(例えばUE101a)、ならびに3つのBS102(例えばBS102a、BS102b、およびBS102c)を含む。図1には特定数のUE101およびBS102が描かれているが、ワイヤレス通信システム100内に任意数のUE101およびBS102が含まれてよいことが企図されている。
UE101は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、タブレットコンピュータ、スマートテレビジョン(例えばインターネットに接続されたテレビジョン)、セットトップボックス、ゲーム機、(セキュリティカメラを含む)セキュリティシステム、車両オンボードコンピュータ、ネットワークデバイス(例えばルータ、スイッチ、およびモデム)、モノのインターネット(IoT)デバイスなどのコンピューティングデバイスを含むことができる。本出願のいくつかの実施形態によれば、UE101は、ポータブルワイヤレス通信デバイス、スマートフォン、セルラー電話、折り畳み式携帯電話、加入者識別モジュールを有するデバイス、パーソナルコンピュータ、選択呼出受信機、またはワイヤレスネットワーク上で通信信号を送信および受信することの可能な他の任意のデバイスを含むことができる。本出願のいくつかの実施形態では、UE101は、スマートウォッチ、フィットネスバンド、光学式ヘッドマウントディスプレイなどのウェアラブルデバイスを含む。さらに、UE101は、加入者ユニット、モバイル、移動局、ユーザ、端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、固定端末、加入者局、ユーザ端末、もしくはデバイスと呼ばれることがあり、または当技術分野において使用される他の術語を使用して説明されることがある。UE101は、上りリンク(UL)通信信号を介してBS102と直接的に通信することができる。
本出願のいくつかの実施形態では、UE101はそれぞれ、IoT適用分野、eMBB適用分野、および/またはURLLC適用分野においてデプロイすることができる。UE101においてデプロイされる特定のタイプの適用分野はさまざまであり、非限定とすることができることが企図されている。
BS102は、地理的領域にわたって分散させることができる。本出願のいくつかの実施形態では、BS102はそれぞれ、アクセスポイント、アクセス端末、ベース(base)、ベースユニット(base unit)、マクロセル、ノードB、発展型ノードB(eNB)、gNB、NG-RAN(次世代無線アクセスネットワーク)ノード、ホームノードB、中継ノード、もしくはデバイスと呼ばれることもあり、または当技術分野において使用される他の術語を使用して説明されることもある。BS102は、一般に、1つまたは複数の対応するBS102に通信可能に結合された1つまたは複数のコントローラを含むことのできる無線アクセスネットワークの一部である。
ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス通信信号を送信および受信することの可能な任意のタイプのネットワークと互換性があるものとすることができる。例えば、ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス通信ネットワーク、セルラー電話ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ベースのネットワーク、符号分割多元接続(CDMA)ベースのネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベースのネットワーク、LTEネットワーク、3GPPベースのネットワーク、3GPP 5Gネットワーク、衛星通信ネットワーク、高高度プラットフォームネットワーク、および/または他の通信ネットワークと互換性がある。
本出願のいくつかの実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、3GPPプロトコルの5Gと互換性があり、その際、BS102は、OFDM変調方式を使用して下りリンク(DL)上でデータを送信し、UE101は、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)またはOFDM方式を使用してUL上でデータを送信する。しかし、より一般には、ワイヤレス通信システム100は、他の何らかのオープンなまたはプロプライエタリの通信プロトコル、例えば、さまざまなプロトコルの中でもとりわけWiMAXを、実装することができる。
本出願のいくつかの実施形態では、BS102は、IEEE802.11ファミリのワイヤレス通信プロトコルなど、他の通信プロトコルを使用して通信することができる。さらに、本出願のいくつかの実施形態では、BS102は、認可スペクトル上で通信することができ、一方、他の実施形態では、BS102は、無認可スペクトル上で通信することができる。本出願は、ワイヤレス通信システムの任意の特定のアーキテクチャまたはプロトコルの実装形態に限定されることは意図されていない。本出願のさらにいくつかの実施形態では、BS102は3GPP 5Gプロトコルを使用してUE101と通信することができる。
各BS102は、1つまたは複数のセルを含むことができる。各UE101は、異なるBSの異なるセル間でセル選択手順を実施することができる。各UE101は、ソースBSのサービングセルからターゲットBSのターゲットセルにハンドオーバすることができる。例えば、図1に例示し示すワイヤレス通信システム100では、BS102aはソースBSとして機能することができ、BS102bおよびBS102cはそれぞれ、ターゲットBSとして機能することができる。ハンドオーバの必要性がある場合、図1に例示し示すUE101aは、BS102aのサービングセルから、セル選択手順の結果に応じて決まるBS102bのターゲットセルまたはBS102cのターゲットセルへの、ハンドオーバ手順を実施することができる。UE101aによって実施されるこのハンドオーバ手順は、条件付きハンドオーバ(CHO)手順とすることができる。
3GPP標準の文献に規定されているように、CHOは、1つまたは複数のハンドオーバ実行条件が満たされたときにUEによって実行されるハンドオーバとして定義される。UEは、CHOコンフィギュレーションを受信すると実行条件の評価を開始し、CHO手順中に実行条件が満たされると実行条件の評価を停止する。
3GPP標準の文献によれば、次の原理がCHOに当てはまる。
- CHOコンフィギュレーションは、候補BSによって生成されたCHO候補セルのコンフィギュレーション、およびソースBSによって生成された実行条件を含む。
- 実行条件は、1つまたは2つのトリガ条件(例えばイベントA3またはイベントA5)からなることができる。ただ1つの参照信号(RS)タイプがサポートされており、単一の候補セルのCHO実行条件の評価のために、多くて2つの異なる実行量(execution quantity)(例えばRSRP(参照信号受信電力)とRSRQ(参照信号受信品質)、RSRPとSINR(信号対干渉および雑音比)など)を同時に設定することができる。
イベントA3:UEの隣接セルが、UEのソースセルよりもオフセット分だけ良くなる、および
イベントA5:UEのソースセルがあるしきい値よりも悪くなり、UEの隣接セルが別のしきい値よりも良くなる。
- 任意のCHO実行条件が満足される前に、(どんなCHOコンフィギュレーションも含まない)HOコマンドを受信すると、UEは、以前にどんなCHOコンフィギュレーションを受信していても、HO手順を実行する。
- CHO手順を実施している間、すなわちUEがターゲットセルとの同期を開始した時点(time instance)から、UEはソースセルをモニタしない。
図2は、本出願のいくつかの実施形態によるAMF/UPF内条件付きハンドオーバ手順の例示的なフローチャートを示す。図2の実施形態は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)もユーザプレーン機能(UPF)も変化しない基本的な条件付きハンドオーバシナリオを描いている。
図2を参照すると、動作201において、ソースBS(例えば図1に例示し示すBS102a)がUE(例えば図1に例示し示すUE101a)に測定コンフィギュレーション情報を送信することができ、UEは、この測定コンフィギュレーション情報に基づいてソースBSに測定結果を報告することができる。動作202において、ソースBSが、UEのCHO手順を使用するとの決定をすることができ、この決定は、UEにより報告された測定結果に基づく。
動作203において、ソースBSが、1つのターゲットBS(例えば図1に例示し示すBS102b)および他の潜在的ターゲットBS(例えば図1に例示し示すBS102c)に、CHO REQUESTメッセージを送信することができる。動作204において、ターゲットBSまたは他の潜在的ターゲットBSが、ターゲットBSまたは他の潜在的ターゲットBSのターゲットセルの負荷に基づく受入れ制御を実施して、ソースBSからCHO REQUESTメッセージを受信した後のUEのCHO手順を許可するかどうかの決定をすることができる。
動作205において、受入れ制御の結果に基づいて、ターゲットBSまたは他の潜在的ターゲットBSが、UEのためのハンドオーバリソースを準備し、ソースBSにCHO REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを送出することができる。
動作206において、ソースBSがUEにRRCReconfigurationメッセージを送信することができる。RRCReconfigurationメッセージは、CHO候補セルのコンフィギュレーション情報および対応するCHO実行条件を含むことができる。
動作207において、UEがソースBSにRRCReconfigurationCompleteメッセージを送信することができる。動作208において、UEがCHO条件を評価することができる。CHO候補セルのうちの1つがCHO実行条件を満足する場合、UEは、ソースセルから切り離され、CHO実行条件を満足す
るCHO候補セルに同期することができる。
動作209において、UEが、ターゲットBSまたは他の潜在的ターゲットBSにCHO完了メッセージを送信することができる。動作210において、5Gネットワークが、ターゲットBSまたは他の潜在的ターゲットBSにDLデータ経路を切り替えることができる。進行中のデータ転送があればそれは継続することができる。
3GPP標準の文献に規定されているように、MROは、Too Early HandoverもしくはToo Late HandoverまたはHandover to Wrong Cellのため発生する接続失敗を検出するためのものである。一般的な手順は次のようである。RLFまたはHO失敗が起こった後で、UEがRRC再確立セットアップまたはRRC接続セットアップによって新たなセルにアクセスする。UEは、RRC接続済み状態に入ると、サービングセルにRLFレポートおよびRACHレポートを送信する。サービングセルは、1つ前のサービングセルに、RLFレポートを含む失敗通知を送信する。最後に、モビリティを最適化するためにこの情報が使用される。
MROの上述の機能に関して、Too Early HandoverもしくはToo Late HandoverまたはHandover to Wrong Cellという問題は、次のように定義される。
- [システム内Too Late Handover]UEがセル内に長期間在圏した後でRLFが発生する。UEは別のセル内で無線リンク接続を再確立しようと試みる。
- [システム内Too Early Handover]ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバの成功のすぐ後でRLFが発生するか、またはハンドオーバ手順中にハンドオーバ失敗が発生する。UEはソースセル内で無線リンク接続を再確立しようと試みる。
- [システム内Handover to Wrong Cell]ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバの成功のすぐ後でRLFが発生するか、またはハンドオーバ手順中にハンドオーバ失敗が発生する。UEはソースセルおよびターゲットセル以外のセル内で無線リンク接続を再確立しようと試みる。
上記の定義において、「ハンドオーバの成功」とは、UEの状態、すなわち無線アクセス(RA)手順の完了の成功(successful completion)を指す。
一般に、UE情報手順において、RLFまたはHO失敗が発生した後で、UEはセル内でRRC再確立手順を実施することができる。UEは、RLF失敗および/またはHO失敗と関連する何らかの情報を格納する。UEは、LTEとNRの両方のRLFレポートを含む最新のRLFレポートを、RLFレポートがネットワークによってフェッチされるまで、または接続失敗が検出されてから48時間の間、格納する。接続失敗の解析ができるように、UEは、RLFレポートをネットワークが利用できるようにする。
図3は、本出願のいくつかの実施形態による例示的なUE情報手順を示す。図3の実施形態は、UE(例えばUE310)がBS(例えばBS320)と通信する手順を示す。いくつかの例では、UE310は、図1のUE101aとして機能することができる。BS320は、図1のBS102a、BS102b、またはBS102cとして機能することができる。
図3に示すように、動作301において、BS320(例えば図1に例示し示すBS102a)がUE310(例えば図1に例示し示すUE101a)にUEInformationRequestメッセージを送信する。BS320は、UE310のサービングセルを制御するソースBSとすることができる。動作302において、UE310がBS320に、RLFレポートを含むUEInformationResponseメッセージを送信する。BS320は、UE310から送信された応答に基づいてモビリティ問題を最適化することができる。
3GPP 5Gシステムでは、失敗通知は、UEが、NG-RANノードA(例えば図4のBS410)における失敗後にNG-RANノードB(例えば図4のBS420)において無線リンク接続を再確立しようと試みた後で開始することができる。NG-RANノードB(例えば図4のBS420)は、RRC再確立手順中にUEによってシグナリングされる物理セル識別子(PCI)を使用するセルを複数のNG-RANノードが制御している場合に、それらに対して失敗通知手順を開始することができる。失敗通知は、このNG-RANノードがUEからのRLFレポートをフェッチしたときにUEを最後にサービスしていたノードにも送出することができる。失敗通知手順の特定の例が、図4に描かれている。
失敗通知手順の目的は、NG-RANノード間でRRC再確立試行に関する情報または受信したRLFレポートを転送することである。このシグナリングが行われるのは、再確立試行が行われるかまたはRLFレポートが受信されるNG-RANノードから、接続失敗前に当該のUEがそれまで接続されていたNG-RANノードに対してである。これがRLFケースまたはHO失敗ケースの検出の助けとなることができる。
図4は、本出願のいくつかの実施形態による例示的な失敗通知手順を示す。図4の実施形態は、あるBS(例えばBS410)が別のBS(例えばBS420)と通信する手順を示す。いくつかの例では、BS410またはBS420は、図1のBS102a、BS102b、またはBS102cとして機能することができる。
図4に示すように、動作401において、BS420がBS410に失敗通知メッセージを送信する。BS410は、UE(例えば図1に例示し示すUE101a)のオリジナルサービングセルを制御するソースBSである。BS420は、UEのターゲットセルまたはCHO候補セルを制御するターゲットBSまたは新たなBSである。失敗通知メッセージは、XnインターフェースまたはX2インターフェースによって送信することができる。例えば、失敗通知メッセージはRLFレポートのコンテナを含む。RLFレポートのコンテナは、XnインターフェースまたはX2インターフェースによって送信することができる。
次の表は、3GPP標準の文献に規定されたいくつかのタイマの、これらのタイマのそれぞれについての開始条件、停止条件、満了時の動作、および可能な一般的呼称を含めた紹介を示す。
図5は、本出願のいくつかの実施形態によるアシスタント情報を送信するための方法の例示的なフローチャートを示す。方法500は、UE(例えば図1～図3のいずれかに示し例示するUE101、UE、またはUE310)によって実施することができる。UEに関して説明しているが、他のデバイスを図5の方法に類似の方法を実施するように構成できることを理解されたい。
図5に示す例示的な方法500では、動作501において、UE(例えば図1に示し例示するUE101)が、UEのための、1つまたは複数のCHO候補セルに関連するCHOコンフィギュレーション情報を受信し、UEはRRC接続済み状態にある。RRC接続済み状態は、RRC接続状態、RRC CONNECTION状態、RRC_CONNECTION状態、RRC_CONNECTED状態、RRC_Connected状態と称することもできる。
動作5021において、UEが、ソースセルからハンドオーバコマンドが受信されたかどうかを判定する。動作5031において、「YES」である、すなわちUEがソースセルからハンドオーバコマンドを受信した場合、UEはターゲットセルに関連するHO手順を実施する。
動作5022において、UEが、CHO候補セルの実行条件が満たされたかどうかを判定する。動作5032において、「YES」である場合、すなわちCHO候補セルの実行条件が満たされた場合、UEは、そのCHO候補セルに関連するCHO手順を実施する。
動作504において、UEが、HO手順またはCHO手順用のタイマを開始する。動作505において、UEがHO手順を通じてターゲットセルへのアクセスに成功した場合、またはUEがCHO手順を通じてCHO候補セルへのアクセスに成功した場合、UEは、HO手順またはCHO手順用のタイマを停止し、ターゲットセルまたはCHO候補セルにアシスタント情報を送信する。
一実施形態では、UEがHO手順またはCHO手順の完了に成功した後で、UEは、ターゲットセルまたはCHO候補セルに表示(indication)を送信し、この表示は、アシスタント情報の状態が利用可能であることを示す。この表示は、「アシスタント情報の利用可能状態を示す表示」と称することもできる。例として、この表示は、
(1)失敗情報が利用可能であること、
(2)HO手順成功の情報が利用可能であること、および
(3)CHO手順成功の情報が利用可能であること
のうちの少なくとも1つを示す。
一実施形態では、HO手順の完了に成功した後で、UEはターゲットセルからUE情報要求メッセージを受信し、次いで、ターゲットセルにUE情報応答メッセージを送信する。UE情報応答メッセージはアシスタント情報を含む。
さらなる一実施形態では、CHO手順の完了に成功した後で、UEはCHO候補セルからUE情報要求メッセージを受信し、次いで、CHO候補セルにUE情報応答メッセージを送信する。UE情報応答メッセージはアシスタント情報を含む。
いくつかの実施形態によれば、HO手順の完了に成功した後で、UEはサービングセルにCHO関連情報を報告する。いくつかのさらなる実施形態によれば、HO手順の完了に成功した後で、UEはサービングセルに、CHO手順に関連しない他の情報を報告する。他のいくつかの実施形態では、CHO手順の完了に成功した後で、UEはサービングセルに、CHO関連情報またはCHO手順に関連しない他の情報を報告する。これら全ての実施形態においてUEによって報告される情報は、アシスタント情報と称することができる。
例として、UEによって送信されるアシスタント情報は、次の情報のうちの少なくとも1つ、または次の情報の組合せを含むことができる。
一実施形態では、アシスタント情報は、UEの1つまたは複数のCHO候補セルに関する識別情報のセット、およびこの1つまたは複数のCHO候補セルに対応する実行条件のセットを含む。
さらなる一実施形態では、UEの1つまたは複数のCHO候補セルのうちの1つのCHO候補セルに対して2つの条件が設定されている場合、アシスタント情報は、これら2つの条件のうちの一方の条件が満たされたか、それともこれら2つの条件のうちの1つの条件も満たされていないかを示す表示を含む。
例えば、次の2つの条件を1つのCHO候補セルに対して設定することができる。この例では、アシスタント情報は、「イベントA3のみが満たされた」こと、「イベントA5のみが満たされた」こと、または「イベントA3もイベントA5も満たされていない」ことを示す表示を含むことができる。
別の実施形態では、アシスタント情報は、1つまたは複数のCHO候補セルの各CHO候補セルの実行条件に対応する、トリガまでの時間(time to trigger)(TTT)値を含む。
さらに別の実施形態では、アシスタント情報は、1つまたは複数のCHO候補セルの各CHO候補セルについての測定結果を含む。
さらに別の実施形態では、アシスタント情報は、
- 例えばネットワーク(例えばBS)からの制御シグナリングによって設定される、ハンドオーバタイマの時間長、および
- ハンドオーバタイマを開始した時点からハンドオーバタイマを停止した時点までの、ハンドオーバタイマの持続時間長
を含む。
例えば、ハンドオーバタイマは、3GPP標準の文献に規定されたタイマT304である。アシスタント情報は、BSからの制御シグナリングによって設定されるタイマT304の時間長、およびT304を開始した時点からタイマT304を実際に停止した時点までの、タイマT304の実際の持続時間長を含む。
さらに別の実施形態では、アシスタント情報は、「1つまたは複数のCHO候補セルのうちの1つのCHO候補セルに関連する最初に送信されたCHOコンフィギュレーション情報を受信した時点」と、「HO手順またはCHO手順の実施を開始した時点」との間の持続時間を含む。
さらに別の実施形態では、アシスタント情報は、「1つまたは複数のCHO候補セルのうちの1つのCHO候補セルに関連する最後に送信されたCHOコンフィギュレーション情報を受信した時点」と、「HO手順またはCHO手順の実施を開始した時点」との間の持続時間を含む。
さらに別の実施形態では、アシスタント情報は、UEの1つまたは複数のサービングビーム(serving beam)のそれぞれについての測定結果を含む。
さらに別の実施形態では、アシスタント情報は、UEがHO手順またはCHO手順を実施している間のUEの1つまたは複数のサービングビームの各サービングビームの状態を含む。各サービングビームの状態は、失敗しているかまたは利用可能である、とすることができる。
いくつかの実施形態によれば、UEのターゲットセルのBSがソースセルのBSに例えばXnインターフェースを介して失敗通知メッセージを送信する。他のいくつかの実施形態によれば、UEのCHO候補セルのBSがソースセルのBSに例えばXnインターフェースを介して失敗通知メッセージを送信する。失敗通知メッセージは、「HO手順の完了の成功」または「CHO手順の完了の成功」を示す表示を含むことができる。略して、「HO手順の完了の成功」は「HO手順の成功」などと称することができる。略して、「CHO手順の完了の成功」は「CHO手順の成功」などと称することができる。
以下の文では、図5に示し例示する方法の特定の実施形態1および2について説明する。
実施形態1
実施形態1によれば、UE(例えば図1～図3のいずれかに示し例示するUE101、UE、またはUE310)およびBS(例えば図1～図4のいずれかに例示し示すBS102a、BS102b、BS102c、ソースBS、ターゲットBS、BS320、BS410、またはBS420)が、次の動作を実施する。
(1)ステップ1:UEがRRC_Connected状態にある。BSが、測定結果を報告するようにUEを設定する。
- UEは、BSから受信したコンフィギュレーション情報に基づいて測定結果を報告することになる。
(2)ステップ2:測定結果に基づいて、UEが、1つまたは複数のCHO候補セルに関連するCHOコンフィギュレーションを用いて設定される。
- UEは引き続き測定手順を実施する。
(3)ステップ3:UEが、コンフィギュレーション情報に基づいて測定結果を報告する。
- BSは、UEからの測定結果に基づいて、UEがHO手順を実施すべきか否かを判定することができる。CHO手順がトリガされていない場合、BSはHO手順を実施するとの決定をすることができる。
(4)ステップ4:UEがソースセルからHOコマンドを受信する。
- このHOコマンド内にはターゲットセルからのコンフィギュレーション情報が含まれている。
(5)ステップ5:UEが、HOコマンドを受信した後で、HO手順を実施する。次いで、UEはターゲットセルにアクセスし、タイマT304を停止する。
- UEがターゲットセルにアクセスした後で、HO手順の完了が成功し、これはハンドオーバの成功を意味する。
(6)ステップ6:UEがターゲットBSにRRCReconfigurationCompleteメッセージを送信する。RRCReconfigurationCompleteメッセージは、アシスタント情報利用可能表示(assistant information available indication)とも称することのできる、アシスタント情報が利用可能であることを示す表示を含む。
- アシスタント情報利用可能表示は、ランダムアクセス情報利用可能表示、失敗情報利用可能表示、またはHO成功情報利用可能表示とすることができる。HO成功情報利用可能表示は、HO手順の完了が成功したことを示す。
(7)ステップ7:UEからアシスタント情報利用可能表示を受信した後で、ターゲットBSがUEにUEInformationRequestメッセージを送信する。
(8)ステップ8:UEがターゲットBSにUEInformationResponseメッセージを送信する。
- UEInformationResponseメッセージ内には次の情報が含まれていてよい。
・CHO関連情報を、HO手順の成功後のサービングセルに報告することができる。CHO関連情報は、次のうちの少なくとも1つを含むことができる。
1)CHO候補セルリストおよび対応する実行条件。
2)イベントA3とイベントA5との組合せが設定されている場合、UEは、イベントA3およびイベントA5の一方がすでに満たされたかどうかをさらに示す必要がある。
3)TTT値:報告すべきこの値の目的は、ソースセルが適切なTTT値をセットするのを助けることである。
4)対応するCHO候補セルについての測定結果。測定結果は、必ず報告されなければならないものとすることができる。
5)タイマT304の値およびUEがタイマT304を停止したときのタイマインスタンス。
6)「初期候補セルに関連する最初に送信されたCHOコンフィギュレーションを受信した時点」と、「アクセスされるターゲットセルに対してHO手順の実施を開始した時点」との間の持続時間。
7)「初期候補セルに関連する最後に送信されたCHOコンフィギュレーションを受信した時点」と、「アクセスされるターゲットセルに対してHO手順の実施を開始した時点」との間の持続時間。
・CHOに関連しない他の情報を、サービングセルに報告することができる。
1)通常通り、BSは、UEに対してサービングビームの1つのセットを設定する。このセットは、1つまたは複数のサービングビームを含むことができる。UEは、サービングビームのセットのうちの各サービングビームの測定結果を示すことができる。
2)あるいは、UEは、UEがHO手順を実施しているときにサービングビームのセットのうちのどのサービングビームが「失敗」または「利用可能」であるか、を示すことができる。
(9)ステップ9:ターゲットBSが、UEからUEInformationResponseメッセージを受信した後で、Xnインターフェースを使用してソースBSに失敗通知メッセージを送信する。
- UEによって報告されるUEInformationResponseメッセージは、コンテナとして送信することができる。
- 失敗通知メッセージ内には「HO手順の完了の成功」を示す表示が含まれていてよい。
実施形態2
実施形態2によれば、UE(例えば図1～図3のいずれかに示し例示するUE101、UE、またはUE310)およびBS(例えば図1～図4のいずれかに例示し示すBS102a、BS102b、BS102c、ソースBS、ターゲットBS、BS320、BS410、またはBS420)が、次の動作を実施する。
(1)ステップ1:UEがRRC_Connected状態にある。BSが、測定結果を報告するようにUEを設定する。
- UEは、BSから受信したコンフィギュレーション情報に基づいて測定結果を報告することになる。
(2)ステップ2:測定結果に基づいて、UEが、1つまたは複数のCHO候補セルに関連するCHOコンフィギュレーションを用いて設定される。
- UEは引き続き測定手順を実施する。
(3)ステップ3:1つのCHO候補セルについての1つの実行条件が満たされると、UEがCHO手順を実施する。次いで、UEはそのCHO候補セルにアクセスし、タイマT304を停止する。
- UEがCHO候補セルにアクセスした後で、CHO手順の完了が成功し、これはハンドオーバの成功を意味する。
(4)ステップ4:UEがターゲットBSにRRCReconfigurationCompleteメッセージを送信する。RRCReconfigurationCompleteメッセージは、アシスタント情報利用可能表示とも称することのできる、アシスタント情報が利用可能であることを示す表示を含む。
- アシスタント情報利用可能表示は、ランダムアクセス情報利用可能表示、失敗情報利用可能表示、またはCHO成功情報利用可能表示とすることができる。CHO成功情報利用可能表示は、CHO手順の完了が成功したことを示す。
(5)ステップ5:UEからアシスタント情報利用可能表示を受信した後で、ターゲットBSがUEにUEInformationRequestメッセージを送信する。
(6)ステップ6:UEがターゲットBSにUEInformationResponseメッセージを送信する。
- UEInformationResponseメッセージ内には次の情報が含まれている。
・CHO関連情報を、CHO手順の成功後のサービングセルに報告することができる。CHO関連情報は、次のうちの少なくとも1つを含むことができる。
1)CHO候補セルリストおよび対応する実行条件。
2)イベントA3とイベントA5との組合せが設定されている場合、UEは、イベントA3およびイベントA5の一方がすでに満たされたかどうかをさらに示す必要がある。
3)TTT値:報告すべきこの値の目的は、ソースセルが適切なTTT値をセットするのを助けることである。
4)対応するCHO候補セルについての測定結果。測定結果は、必ず報告されなければならないものとすることができる。
5)タイマT304の値およびUEがタイマT304を停止したときのタイマインスタンス。
6)「初期候補セルに関連する最初に送信されたCHOコンフィギュレーションを受信した時点」と、「アクセスされるCHO候補セルに対してCHO手順の実施を開始した時点」との間の持続時間。
7)「初期候補セルに関連する最後に送信されたCHOコンフィギュレーションを受信した時点」と、「アクセスされるCHO候補セルに対してCHO手順の実施を開始した時点」との間の持続時間。
・CHOに関連しない他の情報を、サービングセルに報告することができる。
1)通常通り、BSは、UEに対してサービングビームの1つのセットを設定する。このセットは、1つまたは複数のサービングビームを含むことができる。UEは、サービングビームのセットのうちの各サービングビームの測定結果を示すことができる。
2)あるいは、UEは、UEがCHO手順を実施しているときにサービングビームのセットのうちのどのサービングビームが「失敗」または「利用可能」であるか、を示すことができる。
(7)ステップ7:ターゲットBSが、UEからUEInformationResponseメッセージを受信した後で、Xnインターフェースを使用してソースBSに失敗通知メッセージを送信する。
- UEによって報告されるUEInformationResponseメッセージは、コンテナとして送信することができる。
- 失敗通知メッセージ内には「CHO手順の完了の成功」を示す表示が含まれていてよい。
本出願の他の全ての実施形態において説明する詳細(例えばCHO手順のためのMROメカニズムおよび送信されるアシスタント情報の詳細)は、図5の実施形態に当てはまる。さらに、図5の実施形態において説明した詳細は、図1～図4、図6、および図7の全ての実施形態に当てはまる。
いくつかのシナリオ下では、CHO失敗またはHO失敗が発生した場合、UEはCHO手順を実施する。このCHO手順は、ある程度までCHOリカバリ手順と称することができる。2つのケースがあり得、一方のケースは、UEがCHO手順の完了に成功するというものであり、他方のケースは、UEがCHO手順の完了に成功しないというものである。これら2つのケースでは、UEは何らかの関連情報を報告する必要がある。特定の例について、図6の実施形態において説明する。
図6は、本出願のいくつかの実施形態によるCHO手順を実施するための方法の例示的なフローチャートを示す。方法600は、UE(例えば図1～図3のいずれかに示し例示するUE101、UE、またはUE310)によって実施することができる。UEに関して説明しているが、他のデバイスを図6の方法に類似の方法を実施するように構成できることを理解されたい。
図6に示す例示的な方法600では、動作601において、UE(例えば図1に示し例示するUE101)が、UEのための、1つまたは複数のCHO候補セルに関連するCHOコンフィギュレーション情報を受信し、UEはRRC接続済み状態にある。
動作602において、失敗が発生すると、UEがRRC再確立手順を開始する。失敗は、RLF、HO失敗、およびCHO失敗のうちの1つとすることができる。
動作603において、UEが、例えばセル選択手順を実施することによって、セルを選択する。動作604において、選択されたセルがCHOコンフィギュレーション情報を用いて設定されている場合、UEがCHO手順を実施する。
動作605において、UEが、1つまたは複数のCHO候補セルのうちの各CHO候補セルについての実行条件が満たされたか否かに関する情報を格納する。
一実施形態では、UEがCHO手順の完了に成功した場合、UEは、選択されたセルに、アシスタント情報の利用可能状態を示す表示を送信する。この表示は、アシスタント情報利用可能表示とも称することができる。例として、この表示は、RRCReconfigurationCompleteメッセージ内に含まれていてよい。
一例では、UEはさらに、選択されたセルからUE情報要求メッセージを受信し、選択されたセルにUE情報応答メッセージを送信する。UE情報応答メッセージはアシスタント情報を含む。
さらなる一実施形態では、UEがCHO手順の完了に成功しない場合、UEは別のセルを選択する。UEは上述の別のセルにRRC再確立要求を送信することができる。UEはさらに、図6に示し例示する動作602において開始されたRRC再確立手順の完了に成功したことに応答して、上述の別のセルにアシスタント情報利用可能表示を送信することができる。
一例では、UEはさらに、上述の別のセルからUE情報要求メッセージを受信し、上述の別のセルにUE情報応答メッセージを送信する。UE情報応答メッセージはアシスタント情報を含む。
UEがCHO手順の完了に成功する実施形態およびUEがCHO手順の完了に成功しない実施形態の両方において、アシスタント情報利用可能表示は、次のうちの少なくとも一方とすることができる。
(1)失敗情報が利用可能であること、および
(2)CHO手順の完了に成功したことに関する情報が利用可能であること。(例えば図6に示し例示する動作602において)UEがRRC再確立手順を開始した後で、(例えば図6に示し例示する動作604における)CHO手順がUEによって実施される。
いくつかの実施形態によれば、UEの選択されたセルのBSがソースセルのBSに例えばXnインターフェースを介して失敗通知メッセージを送信する。他のいくつかの実施形態によれば、UEの上述の別の選択されたセルのBSがソースセルのBSに例えばXnインターフェースを介して失敗通知メッセージを送信する。失敗通知メッセージは、「RRC再確立手順を開始した後のCHO手順の成功」または「RRC再確立手順を開始した後のCHO手順の失敗」を示す表示を含むことができる。略して、「RRC再確立手順を開始した後のCHO手順の成功」は「CHOリカバリ手順の成功」などと称することができる。略して、「RRC再確立手順を開始した後のCHO手順の失敗」は「CHOリカバリ手順の失敗」などと称することができる。
いくつかの実施形態によれば、アシスタント情報は、
(1)1つまたは複数のCHO候補セルのうちのCHO候補セルのあるサブセット(one subset)に関する識別情報のセットであって、CHO候補セルのこのサブセットの各CHO候補セルについての実行条件が、(例えば図6に示し例示する動作604における)CHO手順中に満たされた、識別情報のセット、および
(2)1つまたは複数のCHO候補セルのうちのCHO候補セルの別のサブセットに関する識別情報のセットであって、CHO候補セルのこの別のサブセットの各CHO候補セルについての実行条件が、(例えば図6に示し例示する動作604における)CHO手順中に満たされていない、識別情報のセット
のうちの少なくとも一方を含む。
他のいくつかの実施形態によれば、アシスタント情報は、
(1)1つまたは複数のCHO候補セルに関する識別情報のセット、
(2)1つまたは複数のCHO候補セルに対応する実行条件のセット、
(3)1つまたは複数のCHO候補セルのうちの1つのCHO候補セルに対して2つの条件(例えばイベントA3およびイベントA5)が設定されている場合、これら2つの条件のうちの一方の条件(例えばイベントA3またはイベントA5)が満たされたか、それともこれら2つの条件のうちの1つの条件も満たされていないかを示す表示、
(4)1つまたは複数のCHO候補セルの各CHO候補セルの実行条件に対応するTTT値、
(5)1つまたは複数のCHO候補セルの各CHO候補セルについての測定結果、
(6)例えばネットワーク(例えばBS)からの制御シグナリングによって設定される、ハンドオーバタイマ(例えば3GPP標準の文献に規定されたタイマT304)の時間長、および
(7)ハンドオーバタイマ(例えばタイマT304)を開始した時点からハンドオーバタイマを実際に停止した時点までの、ハンドオーバタイマの実際の持続時間長
のうちの少なくとも1つを含む。
以下の文では、図6に示し例示する方法の特定の実施形態3および4について説明する。
実施形態3
実施形態3では、UEがCHOリカバリ手順の完了に成功する。実施形態3によれば、UE(例えば図1～図3のいずれかに示し例示するUE101、UE、またはUE310)およびBS(例えば図1～図4のいずれかに例示し示すBS102a、BS102b、BS102c、ソースBS、ターゲットBS、BS320、BS410、またはBS420)が、「CHOリカバリ手順の成功」における次の動作を実施する。
(1)ステップ1:RRC_Connected状態にあるUEが、CHOコンフィギュレーション情報を用いて設定される。UEにおいて次の3つの失敗、
- RLF、
- HO失敗、および
- CHO失敗
のうちの1つが起こる。
(2)ステップ2:失敗が起こった後で、UEがセル選択手順を実施し、セル選択手順用のタイマT311を開始する。
(3)ステップ3:選択されたセルがCHOコンフィギュレーション情報を用いて設定されている場合、UEが選択されたセルに後続のCHO手順によってアクセスする。
- UEはタイマT311を停止する。
- UEは、各CHO候補セルについての実行条件が満たされたか否かの情報を格納する。
(4)ステップ4:UEが、選択されたセルへのアクセスに成功した場合、ターゲットBSにRRCReconfigurationCompleteメッセージを送信する。RRCReconfigurationCompleteメッセージは、アシスタント情報が利用可能であることを示す表示を含む。
- アシスタント情報利用可能表示は、ランダムアクセス情報が利用可能であることを示す表示、失敗情報が利用可能であることを示す表示、または(CHOリカバリ手順の完了が成功したことを示す)CHOリカバリ成功の情報が利用可能であることを示す表示とすることができる。
(5)ステップ5:ターゲットBSがUEにUEInformationRequestメッセージを送信する。
(6)ステップ6:UEがターゲットBSにUEInformationResponseメッセージを送信する。
- UEInformationResponseメッセージは、次の情報を含む。
・CHOリカバリ手順中に実行条件を満たしたCHO候補セル。
・CHOリカバリ手順中に実行条件を満たしていないCHO候補セル。
(7)ステップ7:ターゲットBSが、UEからUEInformationResponseメッセージを受信した後で、Xnインターフェースを使用してソースBSに失敗通知メッセージを送信する。
- UEによって報告されるUEInformationResponseメッセージは、コンテナとして送信することができる。
- 失敗通知メッセージ内には「CHOリカバリ手順の成功」を示す表示が含まれている。
実施形態4
実施形態4では、UEがCHOリカバリ手順の完了に成功しない。実施形態4によれば、UE(例えば図1～図3のいずれかに示し例示するUE101、UE、またはUE310)およびBS(例えば図1～図4のいずれかに例示し示すBS102a、BS102b、BS102c、ソースBS、ターゲットBS、BS320、BS410、またはBS420)が、「CHOリカバリ手順の失敗」における次の動作を実施する。
(1)ステップ1:RRC_Connected状態にあるUEが、CHOコンフィギュレーション情報を用いて設定される。UEにおいて3つの失敗、
- RLF、
- HO失敗、および
- CHO失敗
のうちの1つが起こる。
(2)ステップ2:失敗が起こった後で、UEがセル選択手順を実施する。
(3)ステップ3:選択されたセルがCHOコンフィギュレーション情報を用いて設定されている場合、UEがこの選択されたセルにCHO手順を実施することによってアクセスする。
- UEは、各CHO候補セルについての実行条件が満たされたか否かの情報を格納する。
(4)ステップ4:UEが、選択されたセルへのアクセスに失敗した場合、例えばタイマT304の満了時にRRC再確立手順を実施し、新たな適切なセルを選択する。
(5)ステップ5:UEが選択されたセルにRRCReestablishmentRequestメッセージを送信する。UEは、セルへのアクセスに成功した後で、RRCReestablishmentCompleteメッセージを送信し、これは、アシスタント情報が利用可能であることを示す表示、すなわちアシスタント情報利用可能表示を含む。
(6)ステップ6:ターゲットBSが、アシスタント情報利用可能表示を受信した後で、UEにUEInformationRequestメッセージを送信する。
(7)ステップ7:UEがターゲットBSにUEInformationResponseメッセージを送信する。
- UEInformationResponseメッセージは、次の情報を含む。
・CHOリカバリ手順中に実行条件を満たしたCHO候補セル。
・CHOリカバリ手順中に実行条件を満たしていないCHO候補セル。
(8)ステップ8:ターゲットBSが、UEからUEInformationResponseメッセージを受信した後で、Xnインターフェースを使用してソースBSに失敗通知メッセージを送信する。
- UEによって報告されるUEInformationResponseメッセージは、コンテナとして送信することができる。
- 失敗通知メッセージ内には「CHOリカバリ手順の失敗」を示す表示が含まれている。
本出願の他の全ての実施形態において説明する詳細(例えばCHO手順のためのMROメカニズムおよび送信されるアシスタント情報の詳細)は、図6の実施形態に当てはまる。さらに、図6の実施形態において説明した詳細は、図1～図5、および図7の全ての実施形態に当てはまる。
図7は、本出願のいくつかの実施形態による装置の例示的なブロック図を示す。本出願のいくつかの実施形態では、装置700は、図5または図6に例示した方法を少なくとも実施することのできるUEとすることができる。
図7に示すように、装置700は、少なくとも1つのレシーバ702と、少なくとも1つのトランスミッタ704と、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体706と、少なくとも1つのレシーバ702、少なくとも1つのトランスミッタ704、および少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体706に結合された少なくとも1つのプロセッサ708とを含むことができる。
図7では、少なくとも1つのレシーバ702、少なくとも1つのトランスミッタ704、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体706、および少なくとも1つのプロセッサ708などの要素が単数で表されているが、単数に限定することが明示的に述べられていない限り、複数も企図される。本出願のいくつかの実施形態では、少なくとも1つのレシーバ702および少なくとも1つのトランスミッタ704は、組み合わせてトランシーバなどの単一のデバイスにされる。本出願のいくつかの実施形態では、装置700は、入力デバイス、メモリ、および/または他の構成要素をさらに含むことができる。
本出願のいくつかの実施形態では、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読媒体706には、例えば図5および図6のいずれかの図中に表された方法の動作を少なくとも1つのレシーバ702、少なくとも1つのトランスミッタ704、および少なくとも1つのプロセッサ708とともに実施するようにプログラムされたコンピュータ実行可能命令がその上に格納されていてよい。
本明細書において開示した態様に関して説明した方法の動作が、直接的にハードウェアとして、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールとして、またはこれら2つの組合せとして具現化できることを、当業者なら理解するであろう。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野において知られる他の任意の形態の記憶媒体内に存在することができる。それに加えて、いくつかの態様では、方法の動作は、非一時的コンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の1つ、または組合せ、またはセットとして存在することができ、この非一時的コンピュータ可読媒体が、コンピュータプログラム製品に組み込まれてよい。
本開示について、その特定の実施形態を用いて説明してきたが、多くの代替形態、修正形態、および変形形態が当業者に明らかとなり得ることが明白である。例えば、これらの実施形態のさまざまな構成要素を、それ以外の実施形態において交換し、追加し、または代用することができる。また、各図の要素の全てが、ここで開示した実施形態の動作に必要であるとは限らない。例えば、当業者なら、単に独立請求項の要素を用いることによって本開示の教示を作製し使用することが可能になるであろう。したがって、本明細書に記載された本開示の実施形態は、限定するものではなく例示的であることが意図されている。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、さまざまな変更を加えることができる。
本文献では、「含む」、「含んでいる」という用語、またはそれらの他の任意の変形は、要素のリストを含むプロセス、方法、物品、または装置が、それらの要素のみを含むのではなく、明示的にリストされていない他の要素、またはそのようなプロセス、方法、物品、もしくは装置に本来備わっている他の要素を含むことができるように、非排他的な包含を網羅することが意図されている。「1つの(a)」、「1つの(an)」などが先行する要素は、それ以上の制約がなければ、その要素を含むプロセス、方法、物品、または装置における追加の同一要素の存在を排除しない。また、「別の」という用語は、少なくとも第2のまたはそれ以降のものと定義される。「有している」などという用語は、本明細書では、「含んでいる」と定義される。
100 ワイヤレス通信システム
101 ユーザ機器(UE)
101a UE
102 基地局(BS)
102a BS
102b BS
102c BS
310 UE
320 BS
410 BS
420 BS
500 方法
600 方法
700 装置
702 レシーバ
704 トランスミッタ
706 非一時的コンピュータ可読媒体
708 プロセッサ

Claims (15)

  1. ユーザ機器(UE)のための条件付きハンドオーバ(CHO)コンフィギュレーション情報を受信するステップであって、前記CHOコンフィギュレーション情報が1つまたは複数のCHO候補セルに関連するとともに前記1つまたは複数のCHO候補セルに対応する実行条件のセットを含み、前記UEが無線リソース制御(RRC)接続済み状態にある、ステップと、
    ソースセルからハンドオーバコマンドを受信したことに応答して、ターゲットセルに関連するハンドオーバ(HO)手順を実施する、または、CHO候補セルの実行条件を満たしたことに応答して、前記CHO候補セルに関連するCHO手順を実施するステップと、
    HO手順またはCHO手順用のタイマを開始するステップと、
    前記ターゲットセルまたは前記CHO候補セルへのアクセスに成功したことに応答して、前記タイマを停止し、前記ターゲットセルまたは前記CHO候補セルにアシスタント情報を送信するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記HO手順または前記CHO手順の完了に成功したことに応答して、前記ターゲットセルまたは前記CHO候補セルに、前記アシスタント情報の利用可能状態を示す表示を送信するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記表示が、
    失敗情報が利用可能であること、
    HO手順成功の情報が利用可能であること、および
    CHO手順成功の情報が利用可能であること
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記アシスタント情報を送信するステップが、
    前記HO手順の完了に成功した後で、前記ターゲットセルからUE情報要求メッセージを受信する、または前記CHO手順の完了に成功した後で、前記CHO候補セルから前記UE情報要求メッセージを受信するステップと、
    前記ターゲットセルまたは前記CHO候補セルにUE情報応答メッセージを送信するステップであって、前記UE情報応答メッセージが前記アシスタント情報を含む、ステップと
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記アシスタント情報が、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルに関する識別情報のセット、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルに対応する実行条件の前記セット、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのうちの1つのCHO候補セルに対して2つの条件が設定されていることに応答して、前記2つの条件のうちの一方の条件が満たされたか、それとも前記2つの条件のうちの1つの条件も満たされていないかを示す表示、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのそれぞれのCHO候補セルの実行条件に対応する、トリガまでの時間(TTT)値、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのそれぞれについての測定結果、
    制御シグナリングによって設定される、ハンドオーバタイマの時間長、
    前記ハンドオーバタイマを開始した時点から前記ハンドオーバタイマを停止した時点までの、前記ハンドオーバタイマの持続時間長、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのうちの1つのCHO候補セルに関連する最初に送信されたCHOコンフィギュレーション情報を受信した時点と、前記HO手順または前記CHO手順の実施を開始した時点との間の持続時間、および
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのうちの1つのCHO候補セルに関連する最後に送信されたCHOコンフィギュレーション情報を受信した時点と、前記HO手順または前記CHO手順の実施を開始した時点との間の持続時間
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記アシスタント情報が、
    前記UEの1つまたは複数のサービングビームのそれぞれについての測定結果、および
    前記HO手順または前記CHO手順を実施している間の前記1つまたは複数のサービングビームのそれぞれのサービングビームの状態であって、失敗しているかまたは利用可能である状態
    のうちの少なくとも一方を含む、請求項1に記載の方法。
  7. ユーザ機器(UE)のための条件付きハンドオーバ(CHO)コンフィギュレーション情報を受信するステップであって、前記CHOコンフィギュレーション情報が1つまたは複数のCHO候補セルに関連するとともに前記1つまたは複数のCHO候補セルに対応する実行条件のセットを含み、前記UEが無線リソース制御(RRC)接続済み状態にある、ステップと、
    失敗の発生に応答して、RRC再確立手順を開始するステップであって、前記失敗が無線リンク失敗(RLF)、ハンドオーバ(HO)失敗、およびCHO失敗のうちの1つである、ステップと、
    第1のセルを選択するステップと、
    前記第1のセルがCHOコンフィギュレーション情報を用いて設定されていることに応答して、CHO手順を実施するステップと、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのそれぞれについての実行条件が満たされたか否かに関する情報を格納するステップと
    を含む、方法。
  8. 前記CHO手順の完了に成功したことに応答して、前記第1のセルに、アシスタント情報の利用可能状態を示す表示を送信するステップ
    をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記CHO手順の完了に成功しないことに応答して、
    第2のセルを選択するステップと、
    前記第2のセルにRRC再確立要求を送信するステップと、
    前記RRC再確立手順の完了に成功したことに応答して、前記第2のセルに、アシスタント情報の利用可能状態を示す表示を送信するステップと
    をさらに含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記表示が、
    失敗情報が利用可能であること、および
    前記RRC再確立手順を開始した後で実施される前記CHO手順の完了に成功したことに関する情報が利用可能であること
    のうちの少なくとも一方である、請求項8および請求項9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記第1のセルからUE情報要求メッセージを受信し、前記第1のセルにUE情報応答メッセージを送信するステップ、または
    第2のセルから前記UE情報要求メッセージを受信し、前記第2のセルに前記UE情報応答メッセージを送信するステップ
    をさらに含み、
    前記UE情報応答メッセージが前記アシスタント情報を含む、
    請求項8および請求項9のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第1のセルおよび前記第2のセルのうちの一方の基地局(BS)からソースセルのBSに失敗通知メッセージが送信され、前記失敗通知メッセージが表示を含み、前記表示が、
    前記RRC再確立手順を開始した後のCHO手順の成功、および
    前記RRC再確立手順を開始した後のCHO手順の失敗
    のうちの一方を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記アシスタント情報が、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのうちのCHO候補セルの第1のサブセットに関する識別情報のセットであって、CHO候補セルの前記第1のサブセットの各CHO候補セルについての実行条件が、前記CHO手順中に満たされている、識別情報のセット、および
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのうちのCHO候補セルの第2のサブセットに関する識別情報のセットであって、CHO候補セルの前記第2のサブセットの各CHO候補セルについての実行条件が、前記CHO手順中に満たされていない、識別情報のセット
    のうちの少なくとも一方を含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記アシスタント情報が、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルに関する識別情報のセット、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルに対応する実行条件の前記セット、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのうちの1つのCHO候補セルに対して2つの条件が設定されていることに応答して、前記2つの条件のうちの一方の条件が満たされたか、それとも前記2つの条件のうちの1つの条件も満たされていないかを示す表示、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのそれぞれのCHO候補セルの実行条件に対応する、トリガまでの時間(TTT)値、
    前記1つまたは複数のCHO候補セルのそれぞれについての測定結果、
    制御シグナリングによって設定される、ハンドオーバタイマの時間長、および
    前記ハンドオーバタイマを開始した時点から前記ハンドオーバタイマを停止した時点までの、前記ハンドオーバタイマの持続時間長
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項8および請求項9のいずれか一項に記載の方法。
  15. コンピュータ実行可能命令がその上に格納された非一時的コンピュータ可読媒体と、
    受信回路と、
    送信回路と、
    前記非一時的コンピュータ可読媒体、前記受信回路、および前記送信回路に結合されたプロセッサと
    を備え、
    前記コンピュータ実行可能命令が前記プロセッサに、請求項1～14のいずれか一項に記載の方法を実行させる、
    装置。
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