JP2023540086A - 検体センサー取付器のためのシステム、装置、及び方法 - Google Patents

検体センサー取付器のためのシステム、装置、及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023540086A
JP2023540086A JP2023514023A JP2023514023A JP2023540086A JP 2023540086 A JP2023540086 A JP 2023540086A JP 2023514023 A JP2023514023 A JP 2023514023A JP 2023514023 A JP2023514023 A JP 2023514023A JP 2023540086 A JP2023540086 A JP 2023540086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
sharps
cap
reusable
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023514023A
Other languages
English (en)
Inventor
エス ラオ,ヴィヴェーク
リン チャーン,アンソニー
ダブリュー カーター,フィリップ
リンゼイ,ジョシュア
グエン,トゥアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Abbott Diabetes Care Inc
Original Assignee
Abbott Diabetes Care Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Abbott Diabetes Care Inc filed Critical Abbott Diabetes Care Inc
Publication of JP2023540086A publication Critical patent/JP2023540086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3468Trocars; Puncturing needles for implanting or removing devices, e.g. prostheses, implants, seeds, wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/14503Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue invasive, e.g. introduced into the body by a catheter or needle or using implanted sensors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0002Remote monitoring of patients using telemetry, e.g. transmission of vital signals via a communication network
    • A61B5/0015Remote monitoring of patients using telemetry, e.g. transmission of vital signals via a communication network characterised by features of the telemetry system
    • A61B5/0022Monitoring a patient using a global network, e.g. telephone networks, internet
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00831Material properties
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2562/00Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
    • A61B2562/24Hygienic packaging for medical sensors; Maintaining apparatus for sensor hygiene
    • A61B2562/242Packaging, i.e. for packaging the sensor or apparatus before use
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/14532Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue for measuring glucose, e.g. by tissue impedance measurement

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

検体センサーの送達のための組立体及び方法であって、組立体は基部部分と末端部とを有する再使用可能な取付器を含む、組立体及び方法が開示される。この再使用可能な取付器はハウジングと、第1検体センサーを解放可能に受容するように構成されたセンサー担体と、鋭利体モジュールを解放可能に受容するように構成され前記再使用可能な取付器からの前記第1検体センサーの送達のために前記再使用可能な取付器の前記基部部分と前記末端部の間を移動可能な鋭利体担体と、前記再使用可能な取付器を別の検体センサーの送達のために初期化するように構成された初期化ツールとを備えうる。

Description

関連出願
本出願は、2020年8月31日に出願された米国仮特許出願第63/072730号の優先権の利益を主張するものであり、それ全体を本明細書に引用する。
本明細書に記載された主題は、被験者に検体センサーの少なくとも一部を挿入する取付器を使用するシステム、装置、及び方法に概ね関する。
検体レベル、例えばグルコース、ケトン、乳酸塩、酸素、ヘモグロビンA1Cなどの検出及び/又は監視は糖尿病を患う個人の健康に極めて重要でありうる。糖尿病を患う患者は意識の喪失、心臓血管疾患、網膜症、神経障害、及び腎症を含む合併症を経験しうる。糖尿病患者は一般に自分のグルコースレベルを監視し臨床的に安全範囲内に維持されていることを保証するように求められ、またこの情報を体内のグルコースレベルを下げるのにインスリンが必要か及び/又は何時必要かを、又は体内のグルコースレベルを上げるのに追加のグルコースが何時必要かを判断するのに使用してよい。
増大する臨床データはグルコース監視の頻度と血糖制御の間の強い相関関係を示す。しかし、このような相関関係にも拘らず、糖尿病状態と診断された多くの個人は、都合、試験自由裁量、グルコース試験に伴う痛み、及び費用を含む要因の組み合わせにより自分のグルコースレベルを監視するべき頻度で監視しない。
患者の頻繁なグルコース監視計画の順守を増やすために、生体内検体監視システムを利用できる。これらのシステムでは検体監視を必要とする個人の体にセンサー制御装置を装着してもよい。個人の快適さ及び便利さを増加させるために、センサー制御装置は小さな形状因子を有し、個人によってセンサー取付器を用いて組み立てられ付けられうる。取り付けプロセスは、ユーザーの人体の層内の体液中の検体レベルを検知するセンサーの少なくとも一部を取付器又は挿入機構を使って挿入しセンサーが体液に接触するようにすることを含む。また、センサー制御装置は検体データを別の装置に送信するように構成されてもよい。その装置で当該個人又は医療提供者(HCP)がデータを見て治療決断をすることができる。
現在のセンサーはユーザーにとって便利でありうるが、また動作不良を起こし易い。これらの動作不良はユーザー誤り、適切な訓練の不足、拙いユーザー調整、非常に複雑な手順、挿入されたセンサーへの生理反応、及び他の問題によって引き起こされうる。幾つかの従来のシステムは、例えば個別ユーザーによるセンサー制御装置及び取付器の精密組み立て及び配備に頼り過ぎることがある。他の従来のシステムは、センサー挿入箇所の周囲組織に外傷を起こし易い鋭い挿入及び引込機構を利用することがあり、不正確な検体レベル測定値を生じさせうる。これらの課題及び本書に記載された他の課題は、不適切な挿入及び/又はセンサーによる準最適検体測定値を生じさせ、従って患者の検体レベルを適切に監視するのに失敗しうる。
また、生体内検体センサーの少なくとも一部を挿入するのに使用される取付器はしばしばプラスチック材料の混合物から成る幾つかの部品を備えうり、その混合物は使用後分離するのが困難でリサイクルを困難にしうる。また、このような取付器の包装材は複数の工学設計要件を満たさなければならない。設計要件は厳しい公差部品を要求する保存期間保管要件に対して厳重な封止を低い水蒸気透過率の異種プラスチック材料を用いて提供すること、挿入力が維持されうるように適切な潤滑性を提供することなどを含む。また、取付器はしばしばアルコール布付きカートン内に入れられる。その結果、取付器はしばしば使い捨て用に非生物分解性材料を使って製造され、リサイクルするのが困難で及び/又は再使用に十分な耐久性がない。
従って、患者による使用が容易で、誤りが起きにくく、再使用可能なより信頼できるセンサー挿入装置、システム、及び方法が必要とされている。また、工学設計要件を満たし複数回使用可能で及び/又はリサイクル可能な取付器が必要とされている。
開示された主題の目的及び利点が下記の説明に明記されその説明から明らかであり、また開示された主題の実施によって理解されるであろう。開示された主題の追加の利点が、明細書及び請求項に詳細に記述され添付図面に示された方法及びシステムによって実現され得られるであろう。
これら及び他の利点を達成するために、具現化され広範に記述された本開示の主題の目的に従って、本開示の主題は検体センサーの送達のための組立体であって、第1検体センサーの送達用に構成された再使用可能取付器と別の検体センサーの送達のために該再使用可能取付器を初期化するように構成された初期化ツールとを含む検体センサー送達用組立体に向けられる。再使用可能取付器は基部部分及び末端部と、第1検体センサーを解放可能に受容するように構成されたセンサー担体と、鋭利体モジュールを解放可能に受容するように構成され第1検体センサーの送達ために再使用可能取付器の該基部部分と該末端部の間を移動可能な鋭利体担体とを備える。
本開示のある実施形態によれば、前記再使用可能な取付器は前記再使用可能な取付器の前記基部部分と前記末端部の間を移動可能に構成された筒を更に備えうり、前記初期化ツールは前記再使用可能な取付器の前記鋭利体担体内に挿入されて前記鋭利体モジュールを解放するように構成された第1横寸法を有する第1部分と、前記再使用可能な取付器の前記筒内に挿入されて前記鋭利体担体を前記再使用可能な取付器の前記基部部分から前記末端部の方へ移動させるように構成された第2横寸法を有する第2部分とを有する第1縦長さ部を有しうる。
本開示のある実施形態によれば、前記初期化ツールは前記再使用可能な取付器内に挿入されて前記筒を前記再使用可能な取付器の前記基部部分から前記末端部の方へ移動させるように構成された第3横寸法を有する第2縦長さ部を有しうる。前記初期化ツールの前記第1縦長さ部は前記第2縦長さ部に入れ子式に結合されうる。前記初期化ツールの前記第2縦長さ部はハンドル部を含みうる。前記初期化ツールの前記第3横寸法は前記第2横寸法より大きく、前記第2横寸法は前記第1横寸法より大きくてもよい。前記初期化ツールの前記第2縦長さ部はばねを含みうる。
本開示の実施形態によれば、前記組立体は別の検体センサーを解放可能に収容する凹部と前記鋭利体モジュールを収集する収集室とを有するドッキングステーションを備えうる。前記ドッキングステーションは前記鋭利体モジュールを収集する第1チャネルと別の検体センサーを解放可能に収容する第2チャネルとを有しうる。
本開示の実施形態によれば、前記再使用可能な取付器は初期化チャネルにアクセスするのに取り外し可能な栓を備えうる。前記再使用可能な取付器はアセタールなどのリサイクル可能な材料でできている。前記組立体は低い水蒸気透過率を有し前記再使用可能な取付器を入れる封止可能な容器を備えうる。
本開示の実施形態によれば、前記組立体は前記ハウジングにガスケットなし封止で封止結合された取付器キャップを備えうる。
本開示の実施形態によれば、検体センサーの送達のための方法は、基部部分と末端部とを有する再使用可能な取付器、ハウジング、第1検体センサーが解放可能に受容されたセンサー担体、及び鋭利体モジュールが解放可能に受容された鋭利体担体を準備するステップを含む。この方法は前記鋭利体担体を前記再使用可能な取付器の前記基部部分から前記末端部の方へ移動させて前記再使用可能な取付器から第1検体センサーを送達するステップと、初期化ツールを使用して前記再使用可能な取付器を別の検体センサーの送達のために初期化するステップとを更に含む。この方法は別の検体センサーを再使用可能な取付器から送達するステップを含みうる。
本開示の実施形態によれば、前記初期化ツールを使用するステップは、前記初期化ツールを前記再使用可能な取付器の初期化チャネル内に挿入するステップと、前記初期化ツールを進めて前記再使用可能な取付器の前記鋭利体担体内に解放可能に受容された前記鋭利体モジュールを解放するステップと、前記初期化ツールを進めて前記鋭利体担体を前記再使用可能な取付器の前記基部部分から前記末端部の方へ移動させることで前記再使用可能な取付器の戻りばねを圧縮するステップと、前記初期化ツールを進めて前記再使用可能な取付器の筒を前記再使用可能な取付器の前記基部部分から前記末端部の方へ移動させるステップとを含みうる。
本開示の実施形態によれば、検体センサーの送達のための方法は、前記鋭利体モジュールを収集する収集室を有するドッキングステーションの第1チャネル内に前記再使用可能な取付器を進めるステップと、前記鋭利体モジュールを前記収集室内へ解放するステップと、別の検体センサーを解放可能に収容する前記ドッキングステーションの第2チャネル内に前記再使用可能な取付器を進めるステップと、前記別の検体センサーを前記センサー担体に結合するステップとを含みうる。検体センサーの送達のための方法は、前記再使用可能な取付器をドッキングステーションのチャネル内に進めるステップであって、前記チャネルは別のセンサーを解放可能に収容し、前記ドッキングステーションは前記鋭利体モジュールを収集する収集室を有する、ステップと、前記別の検体センサーを前記センサー担体に結合するステップと、前記鋭利体モジュールを前記収集室内へ解放するステップとを含みうる。
本開示の実施形態によれば、検体センサーの送達のための方法は、前記初期化チャネルにアクセスするために取り外し可能な栓を取り外すステップを含みうる。検体センサーの送達のための方法は、前記再使用可能な取付器を封止可能な出荷用容器内に入れるステップを含みうる。検体センサーの送達のための方法は、前記ハウジングにガスケットなし封止で封止結合された取付器キャップを前記ハウジングから取り外すステップを含みうる。
本書に明記された主題の構造と動作の両方に関する詳細は、添付図を考察することで明白であるかも知れない。図中、類似の符号は類似の部品を指す。図中の部品は必ずしも一定の縮尺でなく、主題の原理を例示することに重点が置かれている。また、全ての図は概念を伝えるよう意図され、相対的大きさ、形状、及び他の詳細な属性が、厳密でも正確でもなく概略的に例示されている場合がある。
センサー取付器、読取装置、監視システム、ネットワーク、及び遠隔システムのシステム概略図である。 読取装置の実施形態を描くブロック図である。 センサー制御装置の実施形態を描くブロック図である。 センサー制御装置の実施形態を描くブロック図である。 2ピース構成を採る図1のシステムの組み立て及び取り付けの実施形態の漸進図である。 2ピース構成を採る図1のシステムの組み立て及び取り付けの実施形態の漸進図である。 2ピース構成を採る図1のシステムの組み立て及び取り付けの実施形態の漸進図である。 2ピース構成を採る図1のシステムの組み立て及び取り付けの実施形態の漸進図である。 2ピース構成を採る図1のシステムの組み立て及び取り付けの実施形態の漸進図である。 2ピース構成を採る図1のシステムの組み立て及び取り付けの実施形態の漸進図である。 2ピース構成を採る図1のシステムの組み立て及び取り付けの実施形態の漸進図である。 キャップと結合された取付装置の実施形態を描く側面図である。 取付装置と外されたキャップの実施形態を描く側面斜視図である。 取付装置の末端と電子回路ハウジングの実施形態を描く斜視図である。 無菌蓋が結合されたトレイの実施形態を描く基部斜視図である。 センサー送達部品を入れたトレイの実施形態を描く基部切断斜視図である。 センサー送達部品を描く基部斜視図である。 ハウジングの実施形態を描く側面図である。 ハウジングの末端の実施形態を描く斜視図である。 ハウジングの実施形態を描く側断面図である。 筒の実施形態を描く側面図である。 筒の基部端の実施形態を描く斜視図である 筒の戻り止めスナップの末端側の実施形態を描く拡大斜視図である。 筒の特徴の実施形態を描く側面図である。 筒の基部端の実施形態の端面図である。 取付器の圧縮性末端の実施形態を描く斜視図である。 取付器の圧縮性末端の実施形態の形状例を描く断面図である。 取付器の圧縮性末端の実施形態の形状例を描く断面図である。 取付器の圧縮性末端の実施形態の形状例を描く断面図である。 取付器の圧縮性末端の実施形態の形状例を描く断面図である。 取付器の圧縮性末端の実施形態の形状例を描く断面図である。 圧縮性末端を有する取付器の実施形態の斜視図である。 圧縮性末端を有する取付器の実施形態を描く断面図である。 センサー担体の実施形態を描く基部斜視図である。 センサー担体の実施形態を描く末端斜視図である。 鋭利体担体の実施形態の基部斜視図である。 鋭利体担体の実施形態を描く側断面図である。 センサーモジュールの実施形態を描く上部斜視図である。 センサーモジュールの実施形態を描く底部斜視図である。 センサーコネクターの実施形態を描く斜視図である。 センサーコネクターの実施形態を描く閉状態図である。 センサーの実施形態を描く斜視図である。 センサーモジュール組立体の実施形態の底部斜視図である。 センサーモジュール組立体の実施形態の上部斜視図である。 センサーモジュール組立体の実施形態の拡大部分図である。 センサーモジュール組立体の実施形態の拡大部分図である。 本開示の1つ以上の実施形態に係るセンサー例の側面図である。 1つ以上の実施形態に係るコネクター組立体例の斜視図である。 1つ以上の実施形態に係るコネクター組立体例の部分展開斜視図である。 図17A及び17Bのコネクターの底部斜視図である。 1つ以上の実施形態に係る別のコネクター組立体例の斜視図である。 1つ以上の実施形態に係る別のコネクター組立体例の部分展開斜視図である。 図17D及び17Eのコネクターの底部斜視図である。 鋭利体モジュールの実施形態を描く斜視図である。 鋭利体モジュールの実施形態を描く斜視図である。 鋭利体モジュールの別の実施形態を描く側面図である。 鋭利体モジュールの別の実施形態を描く斜視図である。 取付器の実施形態を描く断面図である。 取付器組立体を殺菌するための方法の実施形態を描くフロー図である。 鋭い先端の実施形態を描く写真である。 鋭い先端の実施形態を描く写真である。 鋭利体モジュールの実施形態を描く斜視図である。 鋭利体モジュールの実施形態を描く斜視図である。 センサー制御装置例の斜視図である。 別のセンサー制御装置例の側面図である。 図19A及び19Bのセンサー制御装置の展開上部斜視図である。 図19A及び19Bのセンサー制御装置の底部斜視図である。 1つ以上の実施形態に係る組み立てられた封止部分組立体の側断面図である。 センサー取付器と図19A及び19Bのセンサー制御装置との組み立てを示す漸進側断面図である。 センサー取付器と図19A及び19Bのセンサー制御装置との組み立てを示す漸進側断面図である。 センサー取付器と図19A及び19Bのセンサー制御装置との組み立てを示す漸進側断面図である。 1つ以上の追加の実施形態に係る図22Cのキャップポストの斜視図上面図である。 1つ以上の追加の実施形態に係る図22Cのキャップポストの上面図である。 図19A及び19Bのセンサー制御装置の側断面図である。 センサー制御装置を目標監視位置に届ける準備ができたセンサー取付器の側断面図である。 センサー制御装置を目標監視位置に届ける準備ができたセンサー取付器の側断面図である。 センサー取付器と図19A及び19Bのセンサー制御装置との実施形態の組み立て及び分解を示す漸進側断面図である。 センサー取付器と図19A及び19Bのセンサー制御装置との実施形態の組み立て及び分解を示す漸進側断面図である。 センサー取付器と図19A及び19Bのセンサー制御装置との実施形態の組み立て及び分解を示す漸進側断面図である。 1つ以上の実施形態に係るハウジングの底部斜視図である。 筒と他の部品が少なくとも部分的にハウジング内に位置するハウジングの底部斜視図である。 1つ以上の実施形態に係るセンサー制御装置が装填されたセンサー取付器の拡大側断面図である。 1つ以上の実施形態に係るキャップの上部斜視図である。 1つ以上の実施形態に係るキャップとハウジングの間の係合の拡大断面図である。 1つ以上の実施形態に係るセンサーキャップの斜視図である。 1つ以上の実施形態に係る環状体の斜視図である。 本開示の1つ以上の実施形態に係るセンサー制御装置例の側面図である。 本開示の1つ以上の実施形態に係るセンサー制御装置例の斜視図である。 1つ以上の実施形態に係る図2のセンサー制御装置の展開上部斜視図である。 1つ以上の実施形態に係る図2のセンサー制御装置の底部斜視図である。 1つ以上の実施形態に係る図32A、32B及び33A、33Bのセンサー制御装置の側断面図である。 図32A、32B及び33A、33Bのセンサー制御装置の別の実施形態の一部の展開斜視図である。 図32A、32B及び33A、33Bの台の底部斜視図である。 図32A、32B及び33A、33Bのセンサーキャップの上部斜視図である。 1つ以上の実施形態に係るセンサー取付器例の側面図である。 1つ以上の実施形態に係るセンサー取付器例の側断面図である。 1つ以上の実施形態に係る図36Bのキャップポストの斜視図である。 1つ以上の実施形態に係る図36Bのキャップポストの上面図である。 1つ以上の実施形態に係る取付器キャップ内に配置されたセンサー制御装置の側断面図である。 センサーと鋭利体の間の相互作用例を示すセンサー制御装置の断面図である。 送達の段階の取付器の実施形態を描く断面図を示す。 送達の段階の取付器の実施形態を描く断面図を示す。 送達の段階の取付器の実施形態を描く断面図を示す。 送達の段階の取付器の実施形態を描く断面図を示す。 送達の段階の取付器の実施形態を描く断面図を示す。 送達の段階の取付器の実施形態を描く断面図を示す。 取付器ハウジングと取付器キャップの間の境界面の拡大側断面図である。 取付器ハウジングと取付器キャップの間の境界面の拡大側断面図である。 取付器ハウジングと取付器キャップの拡大側断面図である。 取付器ハウジングと取付器キャップの拡大側断面図である。 パッケージするために使用される材料及び封止の実施形態のある特性を示すチャートである。 初期化の様々な段階におけるドッキングステーションの実施形態を描く上部斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器及びドッキングステーションの実施形態を描く上部斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器及びドッキングステーションの実施形態を描く上部斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く上部斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く断面図である。 初期化の様々な段階における取付器及び初期化ツールの実施形態を描く断面図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く断面図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く断面図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く断面図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く断面図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く断面図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く上部斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く上部斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く上部斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器及び初期化ツールの実施形態を描く上部斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く斜視図である。 初期化の様々な段階における取付器、初期化ツール、及びドッキングステーションの実施形態を描く斜視図である。 ドッキングステーションの実施形態を描く斜視図である。
本主題を詳細に説明する前に、本開示は記載された特定の実施形態に限定されず、従って、勿論変わりうることは理解されるべきである。また、本書で使用される用語は特定の実施形態だけを説明する目的のためであり、限定するように意図されていないことは理解されるべきである。本開示の範囲は添付の請求項によってのみ限定される。
本書で使用されるように及び添付の請求項において、文脈からそうでないと明らかに指示されない限り、英語の単数形「a」、「an」、及び「the」は複数の指示対象を含む。
本書に記載された公開は、本願の出願日前の開示のためだけに提供される。本開示が事前開示によってそのような公開に先行する資格がないと認めていると解釈されるべきでない。また、提供された公開の日付は実際の公開日(独立に確認する必要がある)と異なる場合がある。
概ね、本開示の実施形態は、生体内検体監視システムと共に使用するための検体センサー挿入取付器の使用のためのシステム、装置、及び方法を含む。取付器はセンサー制御装置の電子回路ハウジングが収容された無菌パッケージに入れられてユーザーに提供されうる。幾つかの実施形態によれば、取付器とは別の構造体、例えば容器もセンサーモジュール及び鋭利体モジュールが収容された無菌パッケージとしてユーザーに提供されうる。ユーザーはセンサーモジュールを電子回路ハウジングに結合し、指定されたやり方で取付器を容器内に挿入することを含む組み立てプロセスにより鋭利体を取付器に結合しうる。他の実施形態では、取付器、センサー制御装置、センサーモジュール、及び鋭利体モジュールは単一のパッケージに入れて提供されうる。取付器はセンサー制御装置を人体に付けセンサーを着用者の体液と接触させるのに使用されうる。本書に提供される実施形態は、センサーが不適切に挿入される又は損傷するか又は有害な生理反応を引き起こす可能性を低減する改善である。他の改善及び利点も提供される。これらの装置の様々な構成が例に過ぎない実施形態として詳細に記述される。
また、多くの実施形態は、センサーの少なくとも一部が体の少なくとも1つの検体の情報を得るためにユーザーの体内に配置され、又はされうるように構造上構成された生体内検体センサーを含む。しかし、本書に開示された実施形態は、試験管内能力を持つ生体内検体監視システム及び純粋に試験管内又は生体外検体監視システム(完全に非侵襲性のシステムを含む)と共に使用されうることに注意されたい。
また、本書に開示した方法の各及び全ての実施形態の場合、これらの実施形態のそれぞれを実行できるシステム及び装置は本開示の範囲内に含まれる。例えば、センサー制御装置の実施形態が開示され、これらの装置は1つ以上のセンサー、検体監視回路(例えば、アナログ回路)、メモリ(例えば、命令群を記憶するための)、電源、通信回路、送信機、受信機、任意の及び全ての方法ステップを実行しうる又は実行を可能にしうるプロセッサ及び/又はコントローラ(例えば、命令群を実行するための)を有しうる。これらのセンサー制御装置実施形態は、本書に記載の方法のうちどれでも及び全てに含まれセンサー制御装置によって実行されステップを実行するのに使用されうり及び使用可能でありうる。 上述のように、生体内検体監視システムと共に使用される検体センサー挿入装置の改善された組み立てと使用を可能にするシステム、装置、及び方法の複数の実施形態が本書に説明される。特に、本開示の幾つかの実施形態は生体内検体監視システムに関してセンサー挿入方法を改善し、特にセンサー挿入工程中に挿入箇所への外傷を最小にするように構成される。幾つかの実施形態は、例えば挿入箇所への外傷を減らすために手動挿入機構に比べより高い制御された速度で動作するように構成された動力付きセンサー挿入機構を含む。他の実施形態では、圧縮性の末端を有する取付器は挿入箇所の皮膚表面を伸ばし平らにし、従って皮膚広げの結果、挿入失敗の可能性を低減しうる。更に他の実施形態では、ずれた先端を持つ鋭利体、又はプラスチック材料もしくは印圧製造プロセスを使って製造された鋭利体はまた、挿入箇所への外傷を減らしうる。要約すると、これらの実施形態は成功したセンサー挿入の可能性を向上させ挿入箇所における外傷の量を低減するなどできる。
しかし、実施形態のこれらの態様を詳細に説明する前に、先ず生体内検体監視システム内に存在しうる装置の例及びそれらの動作の例を説明することが望ましい。それらの例の全てが本書に記載された実施形態と共に使用されうる。
様々な種類の生体内検体監視システムが存在する。例えば、連続検体監視システム(又は連続グルコース監視システム)は、センサー制御装置から読取装置へデータを、例えばスケジュールに従って自動的に促されることなく連続的に送信できる。別の例としてフラッシュ検体監視システム(又はフラッシュ・グルコース監視システム又は単にフラッシュシステム)は、読取装置による走査又はデータ要求に応答してセンサー制御装置からデータを、例えば近距離無線通信(NFC)又は無線自動識別(RFID)プロトコルを用いて転送しうる。また、生体内検体監視システムは指穿刺較正の必要なく動作しうる。
生体内検体監視システムは、体外で生物試料に接触し計器を通常含む生体外システムと区別されうる。その計器はユーザーの血糖値を測るために分析されうるユーザーの体液を載せた検体試験細片を受け取るためのポートを有する。
生体内監視システムは、体外で生物試料に接触し計器を通常含む生体外システムと区別されうる。その計器はユーザーの血糖値を測るために分析されうるユーザーの体液を載せた検体試験細片を受け取るためのポートを有する。
生体内監視システムは、体内に位置しユーザーの体液と接触しその中の検体レベルを検知するセンサーを含みうる。センサーは、検体検知を可能にし制御する電子回路及び電源を含みユーザーの体に付けられたセンサー制御装置の一部でありうる。センサー制御装置及びそのバリエーションはまた、「センサー制御ユニット」、「体に付けた電子回路」装置もしくはユニット、「体に付けた」装置もしくはユニット、又は「センサーデータ通信」装置もしくはユニットなどと呼ばれうる。
生体内監視システムは、センサー制御装置から検知された検体データを受信し処理し及び/又はユーザーに任意の数の形式で表示する装置も含みうる。この装置及びそのバリエーションは、「手持ち読取装置」、「読取装置」(又は単に「読取機」、「手持ち電子機器」(又は単に「ハンドヘルド」)、「携帯データ処理」装置もしくはユニット、「データ受信機」、「受信」装置もしくはユニット(又は単に「受信機」)、又は「リモート」装置もしくはユニットなどと呼ばれうる。パーソナルコンピュータなどの他の装置も生体内監視システム及び生体外監視システムと共に利用され、又は組み込まれてきた。
生体内検体監視システムの実施形態
図1は、検体監視システム100の実施形態を描く概念図であり、監視システム100は、センサー取付器150、センサー制御装置102、及び読取装置120を含む。センサー取付器150はセンサー制御装置102をユーザーの皮膚の監視位置に届けるのに使用されうる。センサー104は粘着性パッチ105によってある期間適切な位置に維持される。センサー制御装置102は図2B及び2Cに更に説明され、読取装置120と通信路140を介して有線又は無線技術を使用して通信できる。例としての無線プロトコルはBluetooth、Bluetooth低エネルギー(BLE、BTLE、Bluetooth SMARTなど)、近距離無線通信(NFC)などを含む。ユーザーは読取装置120のメモリにインストールされたアプリケーションを画面122及び入力121を使って監視でき、装置バッテリーは電源ポート123を使って再充電されうる。1つだけの読取装置120が示されているが、センサー制御装置102は複数の読取装置120と通信しうる。各読取装置120は互いに通信しデータを共有しうる。読取装置120の更なる詳細が図2Aに関して下記に説明される。読取装置120はローカルコンピュータシステム170と通信路141を介して有線又は無線通信プロトコルを使用して通信できる。ローカルコンピュータシステム170はラップトップ、デスクトップ、タブレット、ファブレット、スマートフォン、セットトップボックス、ビデオゲームコンソール、又は他の計算装置のうち1つ以上を含みうり、無線通信はBluetooth、Bluetooth低エネルギー(BTLE)、Wi‐Fiなどを含む適用可能な無線ネットワークプロトコルのどれでも含みうる。前述したように読取装置120が通信路142を介してネットワーク190と有線又は無線通信プロトコルにより通信できるやり方と同じように、ローカルコンピュータシステム170は通信路143を介してネットワーク190と通信できる。ネットワーク190は私有ネットワーク、公衆ネットワーク、ローカルエリア又は広域ネットワークなどのネットワークのどれであってもよい。信頼できるコンピュータシステム180はサーバーを含みうり、認証サービス及び安全なデータ記憶を提供し、通信路144を介してネットワーク190と有線又は無線技術により通信できる。
読取装置の実施形態
図2Aはスマートフォンとして構成された読取装置120の実施形態を描くブロック図である。ここで、読取装置120は表示器122、入力部品121、及びメモリ223と結合された通信プロセッサ222とメモリ225と結合されたアプリケーションプロセッサ224とを含む処理コア206を備えうる。別のメモリ230、アンテナ229を有するRF送受信機228、及び電力管理モジュール238を有する電源226も備えうる。更に、読取装置120は無線通信回路を含みアンテナ234を用いてWi‐Fi、NFC、Bluetooth、BTLE、及びGPSを通じて通信するように構成されうる多機能送受信機232も備えうる。当業者は理解するように、これらの部品は機能デバイスを構成するように電気的に及び通信可能に結合される。
センサー制御装置の実施形態
図2B及び2Cは検体センサー104及びセンサー電子回路160(検体監視回路を含む)を有するセンサー制御装置102の実施形態を描くブロック図である。センサー制御装置は、最終結果データをユーザーへの表示に適するようにするための処理能力の大部分を有しうる。図2Bには、カスタム特定用途集積回路(ASIC)でありうる単一の半導体チップ161が描かれている。アナログ・フロントエンド(AFE)162、電力管理(又は制御)回路164、プロセッサ166、及び通信回路168(通信プロトコルに応じて送信機、受信機、送受信機、受動回路などでありうる)を含むある高レベル機能ユニット群がASIC161内に示されている。この実施形態では、AFE162及びプロセッサ166両方が検体監視回路として使用されるが、他の実施形態では、どちらかの回路が検体監視機能を実行しうる。プロセッサ166は1つ以上のプロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、及び/又はマイクロコントローラ(それぞれ個別チップ又は複数の異なるチップに分散されて(かつ一部であって)よい)を含みうる。
メモリ163も、ASIC161内に含まれ、ASIC161内に存在する様々な機能ユニットによって共有されるか、それらのうち2つ以上に分散されうる。メモリ163も別チップでありうる。メモリ163は揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリでありうる。この実施形態では、ASIC161は電源170(コイン電池などでありうる)と結合される。AFE162は生体内検体センサー104と接続しそれから測定データを受信し、そのデータをデジタル形式でプロセッサ166に出力し、プロセッサ166はそのデータを処理して最終結果のグルコース個別値及び傾向値などを得る。このデータはアンテナ171を経由して読取装置120(不図示)に送信するために通信回路168に提供されうる。読取装置120では、常駐ソフトウェアアプリケーションはそのデータを表示するために最小の追加処理を必要とする。
図2Cは図2Bに類似するが、代わりに2つの個別の半導体チップ162及び174を含み、それらは一緒に又は別々にパッケージに入れられうる。AFE162はASIC161内に存在する。プロセッサ166は電力管理回路164及び通信回路168とチップ174上に一体化される。AFE162はメモリ163を含み、チップ174は単独又は分散されうるメモリ165を含む。1つの実施形態では、AFE162は1チップ上で電力管理回路164及びプロセッサ166と結合され、通信回路168は別のチップ上にある。別の実施形態では、AFE162及び通信回路168両方が1チップ上にあり、プロセッサ166及び電力管理回路164は別のチップ上にある。それぞれが別の機能を担う又はフェイルセーフ冗長のため1つ以上の機能を共有する3つ以上のチップを含む他のチップ組み合わせが可能であることに注意されたい。
センサー制御装置のための組み立てプロセスの実施形態
幾つかの実施形態によれば、センサー制御装置102の部品は複数のパッケージに入れられユーザーによって取得されうり、適切なユーザー位置への送達の前にユーザーによる最後の組み立てを必要とする。図3A~3Eはユーザーによるセンサー制御装置102の組み立てプロセスであって、センサーを送達できるように別々の部品を結合する前に部品を準備することを含む組み立てプロセスの実施形態を描く。図17B~17Fに関して説明する他の実施形態では、センサー制御装置102の部品及び取付器150は単一のパッケージに入れられユーザーによって取得されうる。図3F、3Gは適切な送達位置を選択しセンサー制御装置102をその位置に取り付けることによるセンサー制御装置102の適切なユーザー位置への送達の実施形態を描く。
図3Aは取り外し可能な蓋812を有するセンサー容器又はトレイ810を描く。ユーザーは、無菌バリアとして働きセンサートレイ810の内容物を保護し無菌の内部環境を維持する蓋812を取り外すことでセンサートレイ810を準備する。蓋812を取り外すとセンサートレイ810内に位置する台808が露出し、プラグ組立体207(部分的に見えている)が台808内に配置されるか戦略的に埋め込まれる。プラグ組立体207はセンサーモジュール(不図示)と鋭利体モジュール(不図示)を含む。センサーモジュールはセンサー104(図1)を載せ、鋭利体モジュールは、センサー制御装置102(図1)の取り付け時にユーザーの皮膚下へのセンサー104の経皮送達を助けるのに使用される関連する鋭利体を載せる。
図3Bはセンサー取付器150とセンサー取付器150を最後の組み立てのために準備しているユーザーとを描く。センサー取付器150は一端が取付器キャップ708で封止されたハウジング702を備える。幾つかの実施形態では、例えばオーリング又は別の種類の封止ガスケットがハウジング702と取付器キャップ708の間の境界を封止してもよい。少なくとも1つの実施形態では、オーリング又は封止ガスケットはハウジング702と取付器キャップ708の一方の上に作られてもよい。取付器キャップ708はセンサー取付器150の内容物を保護するバリアを提供する。特に、センサー取付器150はセンサー制御装置102(図1)の電気部品を保持する電子回路ハウジング(不図示)を含み、取付器キャップ708はそれらの電気部品のための無菌環境を維持してもしなくてもよい。センサー取付器150の準備はハウジング702を取付器キャップ708から離すことを含み、これは取付器キャップをハウジング702からねじって外すことで達成されうる。次に取付器キャップ708は捨てられか脇に置かれる。
図3Cはユーザーがセンサー取付器150をセンサートレイ810内に挿入しているのを描く。センサー取付器150は、台808によって受容されて筒704をハウジング702に対して一時的にロック解除し、また台808をセンサートレイ810に対して一時的にロック解除するように構成された筒704を含む。ハウジング702をセンサートレイ810内へ移動させると、センサートレイ810内に配置されセンサーモジュール及び鋭利体モジュールを含むプラグ組立体207(図3A)がセンサー取付器150内に配置された電子回路ハウジングに結合される。
図3Dでは、ユーザーがハウジング702をセンサートレイ810に対して体側へ引っ込めることで、センサー取付器150をセンサートレイ810から取り外す。
図3Eはセンサートレイ810(図3A及び3C)から取り外した後のセンサー取付器150の底部又は内部を描く。センサー取付器150がセンサートレイ810から取り外されセンサー制御装置102がその中で完全に組み立てられ目標監視位置への送達のために配置される。図示のように、鋭利体2502がセンサー制御装置102の底面から延び、センサー104の一部が鋭利体の空洞又は凹部内に入っている。鋭利体2502はユーザーの皮膚を貫通しセンサー104を体液と接触させるように構成される。
図3F及び3Gは目標監視位置221、例えばユーザーの腕の後ろへのセンサー制御装置102の送達の例を描く。図3Fはユーザーがセンサー取付器150を目標監視位置221に向かって移動させているのを示す。目標監視位置221で皮膚と係合した後、筒704はハウジング702内に崩れ込みセンサー制御装置102(図3E及び3G)が皮膚と係合するのを許す。鋭利体2502(図3E)によって、センサー104(図3E)は目標監視位置221で患者の皮膚内に経皮移動する。
図3Gはユーザーがセンサー取付器150を目標監視位置221から引っ込め、センサー制御装置102がユーザーの皮膚にうまく取り付けられるのを示す。センサー制御装置102の下面に付けられた粘着性パッチ105(図1)が皮膚に付着してセンサー制御装置102を適所に固定する。ハウジング702が目標監視位置221で十分に進むと鋭利体2502(図3E)は自動的に引っ込められ、センサー104(図3E)は検体レベルを測定するために適所に残される。
幾つかの実施形態によれば、図3A~3Gに関して及び本書中他で説明したシステム100は、従来のシステムに比べ偶然の破損、永久の変形、又は取付器部品の不適正な組み立ての可能性を低減又は削除しうる。筒704がロック解除時、筒704を介した間接係合ではなく取付器ハウジング702は台808と直接係合するので、筒704とハウジング702の間の相対的な角度はアーム又は他の部品の破損又は永久の変形を引き起こさない。組み立て時に従来の装置のように相対的に強い力を求める可能性が減り、失敗したユーザー組み立ての可能性を低減する。取付器の実施形態に関する更なる詳細、部品、それらのバリエーションが米国特許出願公開第2013/0150691、2016/0331283、及び2018/0235520号に記載されている。これら全ての全体を本明細書に引用する。
センサー取付器の実施形態
図4Aはねじキャップ708と結合されたセンサー取付器150の実施形態を描く側面図である。これはユーザーによるセンサーとの組み立ての前に取付器150がユーザーへ出荷され受け取られる仕方の例である。他の実施形態では、取付器150はセンサー及び鋭利体が入れられてユーザーへ出荷されうる。図4Bは分離された取付器150及びキャップ708を描く側面斜視図である。図4Cは電子回路ハウジング706及び粘着性パッチ105がキャップ708が付いている時の筒704のセンサー担体710内のそれらの位置から取り外された取付器150の末端の実施形態を描く斜視図である。
トレイ及びセンサーモジュール組み立ての実施形態
図5は無菌蓋812が取り外し可能に結合されたトレイ810の実施形態を描く基部斜視図である。この図は幾つかの実施形態では、組み立ての前にパッケージがユーザーへ出荷され受け取られる仕方を表すことがある。
図6Aは幾つかの実施形態に係るトレイ810内のセンサー送達部品を描く基部切断斜視図である。台808はトレイ810内にスライド可能に結合される。乾燥剤502はトレイ810に対して固定されている。センサーモジュール504はトレイ810内に装着される。
図6Bはセンサーモジュール504の実施形態をより詳細に描く基部斜視図である。ここで、台808の保持アーム延在部1834がセンサーモジュール504を適所に解放可能に固定する。モジュール2200はコネクター2300、鋭利体モジュール2500、及びセンサー(不図示)と結合され組み立て時、センサーモジュール504として一緒に取り外されうる。
取付器ハウジングの実施形態
図7Aは取付器機能のための支持構造体を有する内部空洞を含みうる取付器ハウジング702の実施形態を描く側面図である。ユーザーはハウジング702を末端方向へ押して取付器組み立てプロセスを開始し、またセンサー制御装置102の送達を生じさせうる。その後、ハウジング702の空洞は鋭利体の受け手として働きうる。この実施形態では、組み立て及び使用時、本装置を向き付けるためのハウジング向付け特徴1302を含む様々な特徴が示されている。不正使用リング溝1304はハウジング702の外周の周りの引っ込みでありえ、不正使用リング保護具1314の末端側で不正使用リング保持部1306の基部側である。不正使用リング溝1304は不正使用リングを保持できユーザーがこの装置が不正に開けられたか又は使用されたかを特定できる。ハウジングねじ山1310は、キャップねじ溝と整合させ時計回り又は反時計回りに回転することで、ハウジング702をキャップ708(図4A及び4B)のねじ溝に固定しうる。ハウジング702の側面グリップゾーン1316はユーザーがハウジング702を使用するために握りうる外部表面位置を提供しうる。グリップ張出し1318は側面グリップゾーン1316に対して僅かに盛り上がった***であり、ハウジング702のキャップ708からの取り外しを助けうる。サメ歯1320は時計回りエッジ上に平らな側面を有する***部分でありうり、この***部分は不正使用リング(不図示)を切断し、ユーザーがキャップ708とハウジング702をねじって外した後、不正使用リングを適所に保持する。この実施形態では、4つのサメ歯1320が使用されるが、これより多くても少なくてもよい。
図7Bはハウジング702の末端を描く斜視図である。ここで、3つのハウジング案内構造体(又は案内リブ)1321が互いに対して角度120度ずつ、ロック構造体(又はロックリブ)1340に対して角度60度ずつで配置され、ロック構造体も3つあり互いに対して角度120度ずつ離れている。任意の数の1つ以上の構造体1321及び1340に加えて他の配向角度(対称か非対称のどちらか)を使用できる。ここで、各構造体1321及び1340は平面リブとして構成されているが、他の形状を使用できる。各案内リブ1321は筒704の表面に沿って延びうる案内エッジ(筒案内レールとも呼ばれる)1326を含む(例えば、図8Aに関して説明される案内レール1418)。挿入硬い止め1322はハウジング案内リブ1321の基部端に近いハウジング案内リブ1321の末端を向いた平らな表面でありうる。挿入硬い止め1322は筒704のセンサー担体移動制限面1420(図8B)に表面を提供し、使用時当接してセンサー担体移動制限面1420が基部方向に更に移動するのを防ぐ。担体境界ポスト1327は組み立て時、センサー担体710の開口1510(図9A)を通る。センサー担体境界面1328はハウジング案内リブ1321の丸く末端を向いた表面でありうり、センサー担体710と接触する。
図7Cはハウジングの実施形態を描く側断面図である。この実施形態では、ハウジング案内リブ1321及びロックリブ1340の側断面輪郭が示されている。ロックリブ1340はロックリブ1340の末端の近くにハウジング702の中心軸1346から末端外方へ広がる筒スナップ導入特徴1330を含む。筒704がハウジング702の基部端に向かって移動する時、各筒スナップ導入特徴1330によって図8Cに示す筒704の戻り止めスナップ1402の戻り止めスナップ丸み1404が中心軸1346に向け内方へ曲がる。筒スナップ導入特徴1330の末端点を通過すると、筒704の戻り止めスナップ1402はロック溝1332内にロックされる。即ち、戻り止めスナップ1402は中心軸1346にほぼ垂直な平面を持った表面(図8Cに戻り止めスナップ平面1406として示す)により末端方向に容易には移動させられえない。
ハウジング702が基部方向に皮膚表面に向かって更に移動し、筒704がハウジング702の末端に向け進むと、戻り止めスナップ1402はロック解除溝1334に移り、取付器150は準備ができ使用可能である。ユーザーがハウジング702の基部端に更に力を加えると、筒704は皮膚に押し付けられ、戻り止めスナップ1402は発射戻り止め1344を通り過ぎる。これは戻り止めスナップ1402に蓄えられたエネルギーの解放により発射シーケンスを開始し、戻り止めスナップ1402は皮膚表面に対して基部方向に筒停止傾斜1338に向かって移動する。筒停止傾斜1338は中心軸1346に対して僅かに外方へ広がり発射シーケンス中の筒704の移動を減速させる。ロック解除溝1334後に戻り止めスナップ1402が出会う次の溝は、ユーザーが実行する押し又は押すシーケンスの終りに戻り止めスナップ1402が入る最終締め出し溝1336である。最終締め出し凹部1336は中心軸1346に垂直で基部を向いた表面でありうり、戻り止めスナップ1402が通り過ぎた後、戻り止めスナップ平面1406と係合して、ハウジング702に対して筒704を適所に固定保持することでこの装置の再使用を防止する。ハウジング案内リブ1321の挿入硬い止め1322はセンサー担体移動制限面1420に係合することで、筒704がハウジング702に対して基部側へ移動するのを防ぐ。
取付器筒の実施形態
図8A及び8Bはそれぞれ筒704の実施形態を描く側面図と斜視図である。この実施形態では、筒704は取付け前にセンサー制御装置102をユーザーの皮膚表面の上方にかざすことができる。筒704はまた、鋭利体をセンサーの適切な取付けのための位置に保持するのを助け、センサー取付けに必要な力を決定し、取付け中にハウジング702に対して筒704を案内する特徴を含みうる。戻り止めスナップ1402は筒704の基部端の近くにあり、図8Cに関して下記に更に説明する。筒704は概ね円筒形の断面を有しうり、その基部部分(図の上により近い)の第1半径が末端部(図の下により近い)の第2半径より短い。複数、この実施形態では3つの戻り止め隙間1410も示されている。筒704は1つ以上の戻り止め隙間1410を含みうり、各戻り止め隙間はロックリブ1340の末端表面が戻り止め隙間1410の基部表面と接触するまで筒スナップ導入特徴1330が入り込む空間を持つ切抜きでありうる。
案内レール1418は筒704の基部端にあるセンサー担体移動制限面1420とロックアーム1412の周りの切抜きの間に配置される。各案内レール1418は、ハウジング案内リブ1321の案内エッジ1326が筒704に対して末端方向にスライドできる2つの***間の溝でありうる。
ロックアーム1412は筒704の末端の近くに配置され取り付けられた末端とロックアーム界面1416を有しうる自由基部端とを有しうる。ロックアーム1412のロックアーム界面1416がセンサー担体710のロック界面1502と係合する時、ロックアーム1412はセンサー担体710を筒704にロックしうる。ロックアーム強化リブ1414は各ロックアーム1412の中央位置近くに配置され、ロックアーム1412の弱点のための強化点として働きロックアーム1412が過度に曲がる又は壊れるのを防ぎうる。
戻り止めスナップ補強特徴1422は戻り止めスナップ1402の末端部の途中に位置し、戻り止めスナップ1402に補強を提供しうる。位置合わせノッチ1424は筒704の末端近くの切抜きでありうり、台808の筒向付け特徴とのユーザー位置合わせのための開口を提供する。補強リブ1426は、戻り止め基部1436を支えるこの例では3角形の支えを含みうる。ハウジング案内レール隙間1428はハウジング案内リブ1321の末端表面が使用時スライドする切抜きでありうる。
図8Cは筒704の戻り止めスナップ1402の実施形態を描く拡大斜視図である。戻り止めスナップ1402は基部端近く又は基部端に戻り止めスナップブリッジ1408を含みうる。戻り止めスナップ1402は戻り止めスナップブリッジ1408の末端側に戻り止めスナップ平面1406も含みうる。戻り止めスナップブリッジ1408の外面は戻り止めスナップ丸み1404を含みうり、戻り止めスナップ丸みはハウジング702の内面、例えばロックリブ1340に沿った戻り止めスナップブリッジ1408のより容易な移動を可能にする丸い面である。
図8Dは筒704の実施形態を描く側面図である。ここで、位置合わせノッチ1424は戻り止め隙間1410に比較的近くてよい。戻り止め隙間1410は筒704の末端部の比較的基部側位置にある。
図8Eは筒704の基部端の実施形態を描く端面図である。ここで、案内レールの後壁1446は、ハウジング702のハウジング案内リブ1321とスライド可能に結合するチャネルを提供しうる。筒回転制限具1448は筒704の回転を低減又は防ぐノッチでありうる。
図8Fは取付器150の筒704から着脱可能でありうる圧縮性末端1450の実施形態を描く斜視図である。一般的な意味で、本書に記載された実施形態は、センサー挿入のための所定の箇所で皮膚表面を平らにし伸ばすことで働く。また、本書に記載された実施形態は、他の医療用途、例えば経皮薬送達、針注射、創縫合、デバイス埋込み、粘着性面の皮膚への貼り付けなどのために利用されてもよい。
背景として、当業者は皮膚が生物力学的観点から非常に不均等性の組織であり個々人の間で大きく変わることを理解するであろう。これは薬拡散割合、鋭利体で皮膚を貫通する能力、又は鋭利体誘導挿入箇所での体内へのセンサー挿入に関して下層組織と周囲環境の間の伝達が行われうる度合いに影響しうる。
特に、本書に記載された実施形態は、所定の領域における皮膚の不均等性を平らにし伸ばすことで低減し上記用途を改善することに向けられる。同様な形状のもの(例えば、センサー制御装置の平らで丸い粘着性パッド)と合わせる前に皮膚を滑らかにする(例えば、平らにし皺を取る)ことは、より安定した表面領域接触界面を作りうる。皮膚の表面輪郭がこの装置の設計された表面(又は、例えば薬送達のための設計された接触領域)の輪郭仕様に近づくにつれ、より安定した接触(又は投薬)を達成できる。これはまた、所定の領域に皺のない粘着剤・皮膚接触連続体を生成することで装着用粘着剤に関して有利でありうる。他の利点は、(1)この装置のより長い装着持続期間(機能性のため皮膚付着に依存する)と(2)より予測可能な皮膚接触領域(経皮薬の投薬/薬剤送達を改善する)を含みうる。
また、引き伸ばしと組み合わされた皮膚平坦化(例えば、組織圧縮の結果として)は、皮膚の粘弾性を低減し硬さを増加させ、そして鋭利体依存センサー配置及び機能性の成功率を増加させうる。
センサー挿入に関して、穿刺傷はセンサーの早期信号異常(ESA)に寄与し、皮膚が平らにされ伸ばされ硬くなると緩和されることがある。穿刺傷を最小にする幾つかの既知の方法は、(1)導入体サイズを低減すること、又は(2)体内に挿入される針の長さを制限することを含む。しかし、これらの既知の方法は、皮膚の順応性により挿入成功率を下げる場合がある。例えば、鋭利体先端が皮膚に接触する時、先端が皮膚を貫通する前に、皮膚は体の内方へ変形する、「皮膚テンティング」とも呼ばれる現象。鋭利体が断面面積が小さいために十分硬くない及び/又は十分長くないと、鋭利体が挿入点をセンサーが皮膚を通って適正に配置されるのに十分大きく又は所望の位置に作るのに逸れにより失敗することがある。皮膚テンティングの度合いは被験者間及び内で変わりうり、これは鋭利体と皮膚表面の距離が挿入事例間で変わりうることを意味する。皮膚を伸ばし平らにすることでこの変化を低減することは、より正確に機能し安定したセンサー挿入機構を可能にしうる。
図8Fを参照すると、斜視図は取付器150の圧縮性末端1450の実施形態を描く。幾つかの実施形態によれば、圧縮性末端1450はエラストマー材料から作られうる。他の実施形態では、圧縮性末端1450は金属、プラスチック、合成脚もしくはばね、又はそれらの組み合わせからできている。
幾つかの実施形態では、圧縮性末端1450は取付器150から取り外し可能で様々な他の類似の又は異なる取付器又は医療装置と共に使用されうる。
他の実施形態では、圧縮性末端1450は筒704の一部として製造されうる。更に他の実施形態では、圧縮性末端1450は取付器150の他の部分(例えば、センサー担体)に取り付けられるか、或いは別の単独デバイスとして使用されうる。また、圧縮性末端1450は図8F及び8Gに連続リング形状を有するとして示されているが、他の構成を使用できる。例えば、図8H~8Kは八角形形状1451(図8H)、星形形状1452(図8I)、非連続リング形状1453(図8J)、及び非連続矩形形状(図8K)を有する様々な圧縮性末端例を描く断面図である。図8J及び8Kに関して、非連続形状を持つ圧縮性末端は皮膚の所定の領域に接触する複数の点又は範囲を有する。当業者は他の形状が可能であり完全に本開示の範囲内であることを認識するであろう。
図8L及び8Mはそれぞれ圧縮性末端1450を有する取付器150を描く斜視図と断面図である。図8L及び8Mに示すように、取付器150はまた、取付器ハウジング702、圧縮性末端1450が取りつけられる筒704、鋭利体2502、及びセンサー104を備えうる。
幾つかの実施形態によれば、取付器の圧縮性末端1450は操作時先ず被験者の皮膚表面上に配置される。次に被験者は力を取付器150に末端方向に加えることにより、圧縮性末端1450は下の皮膚表面部分を伸ばし平らにする。幾つかの実施形態では、例えば圧縮性末端1450はエラストマー材料から成り半径方向内方へバイアスされうる。他の実施形態では、圧縮性末端1450は半径方向外方へバイアスされうる。取付器への力は皮膚表面に接触する圧縮性末端1450のエッジ部を半径方向外方に変位させうり、取付器の下の皮膚表面部分への半径方向外方力を生成し皮膚表面を伸ばし平らにする。
また、幾つかの実施形態によれば、取付器に力を加えることは、医療装置、例えばセンサー制御装置に取付器内の第1位置から皮膚表面に隣接する第2位置に移動させる。幾つかの実施形態の1つの態様によれば、圧縮性末端1450は第1位置で無負荷状態であり(例えば、取付器に力を加える前)、第2位置で負荷状態でありうる(例えば、取付器に力を加えた後)。引き続き、医療装置が圧縮性末端1450下の皮膚表面の伸ばされ平らにされた部分に付けられる。幾つかの実施形態によれば、医療装置を付けることは、センサー制御装置102の粘着性面105を皮膚表面に配置し及び/又は検体センサーの少なくとも一部を皮膚表面下に配置することを含みうる。検体センサーは被験者の体液の検体レベルを測定するように構成された生体内検体センサーでありうる。更に他の実施形態では、医療装置を付けることは、薬が装填されたパッチを皮膚表面に配置することを含みうる。圧縮性末端は上記医療用途のいずれとでも利用されうり、検体センサー挿入のための取付器での使用に限定されるように意図されていないことを当業者は理解するであろう。
センサー担体の実施形態
図9Aは取付器150内のセンサー電子回路を保持できるセンサー担体710の実施形態を描く基部斜視図である。センサー担体は鋭利体モジュール2500を有する鋭利体担体1102も保持できる。この実施形態では、センサー担体710は概ね中空丸い平らな円筒形状を有し、ばね1104の位置合わせを維持するための中央に位置するばね位置合わせ***1516を囲む基部表面から基部方向に延びる1つ以上(例えば、3つ)の逸れ可能鋭利体担体ロックアーム1524を備えうる。各ロックアーム1524は基部端に又は近くに位置する戻り止め又は保持特徴1526を有する。衝撃ロック1534はセンサー担体710の外周に位置し外方へ延びるタブであり、発射前の追加の安全のためにセンサー担体710をロックしうる。回転制限具1506はセンサー担体710の基部表面上の基部方向に延びる比較的短い突起でありうり、担体710の回転を制限する。鋭利体担体ロックアーム1524は下記に図10及び11を参照して説明される鋭利体担体1102と接しうる。
図9Bはセンサー担体710の末端斜視図である。ここで、1つ以上(例えば、3つ)のセンサー電子回路保持ばねアーム1518は通常図示の位置に向けバイアスされ、凹部又は空洞1521内に収容された時、装置102の電子回路ハウジング706の遠心表面を横切りうる戻り止め1519を含む。ある実施形態では、センサー制御装置102が取付器150で皮膚に付着された後、ユーザーは取付器150を基部方向に引く、即ち皮膚から離す。粘着力がセンサー制御装置102を皮膚上に保持しばねアーム1518によって加えられる横方向力に打ち勝つ。結果として、ばねアーム1518は半径方向外方へ逸れ、戻り止め1519をセンサー制御装置102から離し、それによりセンサー制御装置102を取付器150から解放する。
鋭利体担体の実施形態
図10及び11はそれぞれ鋭利体担体1102の実施形態を描く基部斜視図と側断面図である。鋭利体担体1102は取付器150内の鋭利体モジュール2500を掴み保持できる。鋭利体担体ロックアーム1524(図9A)の中央領域内に位置する時、鋭利体担体1102の回転を防ぐ回転防止スロット1608が鋭利体担体1102の末端近くにありうる。回転防止スロット1608は鋭利体担体基部面取り1610の部分間に位置しうり、配備手順の終りの鋭利体担体1102の引っ込み後に筒704を通る鋭利体担体1102の完全引っ込みを保証しうる。
図11に示すように、鋭利体保持アーム1618は鋭利体担体1102の内部に中心軸の周りに位置し、各アーム1618の末端に鋭利体保持クリップ1620を含みうる。鋭利体保持クリップ1620は中心軸にほぼ垂直で鋭利体ハブ2516の末端に面する表面(図17A)に当接しうる基部表面を有しうる。
センサーモジュールの実施形態
図12A及び12Bはそれぞれセンサーモジュール504の実施形態を描く上部斜視図と底部斜視図である。モジュール504はコネクター2300(図13A及び13B)とセンサー104(図14)を保持しうる。モジュール504は電子回路ハウジング706と固定結合されうる。1つ以上の逸れ可能アーム又はモジュールスナップ2202はハウジング706の対応する特徴2010内に嵌りうる。鋭利体スロット2208は鋭利体2502が通り、鋭利体シャフト2504が一時的に留まる位置を提供しうる。センサーレッジ2212は水平平面内のセンサー位置を画定し、センサーがコネクター2300をポストから持ち上げるのを防ぎ、センサー104をコネクター封止の平面に平行に維持しうる。センサーレッジはまた、センサー曲げ形状と最小曲げ半径を画定しうる。センサーレッジは垂直方向のセンサー移動を制限し、タワーが電子回路ハウジング表面の上方へ突出するのを防ぎ、パッチ表面下のセンサーテール長さを画定しうる。センサー壁2216はセンサーを制約しセンサー曲げ形状と最小曲げ半径を画定しうる。
図13A及び13Bはそれぞれ開状態と閉状態のコネクター2300の実施形態を描く斜視図である。コネクター2300はセンサー104とハウジング706内の電子回路用の電気回路接点の間の導電接点2302として働く柔軟な炭素含浸重合体モジュールを包むシリコーンゴムで作られうる。コネクターは容器から取付器へ移送後圧縮状態で組み立てられた時及びユーザーの皮膚に付けられた後、センサー104の防湿壁として働きうる。複数の封止表面2304は電気接点及びセンサー接点に防水封止を提供しうる。1つ以上のヒンジ2208がコネクター2300の遠位部分と近位部分を接続しうる。
図14はセンサー104の実施形態を描く斜視図である。首2406はセンサーの、例えば90度の折り曲げを許すゾーンでありうる。テール2408上の薄膜はセンサー104の活性検体検知要素を覆いうる。テール2408はセンサー104の挿入後ユーザーの皮膚下に存在する部分でありうる。フラッグ2404は接点と封止表面を含みうる。バイアスタワー2412はテール2408を鋭利体スロット2208内にバイアスするタブでありうる。バイアス支点2414はバイアスタワー2412の側枝でありうり、針の内面に接触しテールをスロット内にバイアスする。バイアス調整体2416はテール接続部の局所曲げを低減しセンサー線損傷を防ぎうる。接点2418はセンサーの活性部分をコネクター2300に電気的に結合しうる。サービスループ2420は電気経路を垂直方向から90度変えセンサーレッジ2212(図12B)と係合しうる。
図15A及び15Bはそれぞれセンサーモジュール504、コネクター2300、及びセンサー104を含むセンサーモジュール組立体の実施形態を描く底部斜視図と上部斜視図である。上記実施形態の1つの態様によれば、挿入中又は後、図15Aの力F1で示されるように、センサー104は基部方向にセンサー104をセンサーモジュール504内に押し上げる軸方向力を受け易い場合がある。幾つかの実施形態によれば、これは悪影響する力F2がセンサー104の首2406に加えられることになり、その結果、悪影響する力F3がセンサー104のサービスループ2420に加えられることになる。幾つかの実施形態では、例えば軸方向力F1はセンサーが組織中で自身を押すように設計されているセンサー挿入機構、挿入中の鋭利体引っ込み機構の結果として、又はセンサー104の周りの組織によって生成される生理反応(例えば、挿入後)により発生しうる。
図16A及び16Bは軸補強特徴を有するセンサーモジュール組立体の実施形態の拡大部分図である。一般的な意味で、本書に記載された実施形態は、挿入及び/又は引っ込み機構の結果として、又は体内でのセンサーへの生理反応によるセンサーへの軸方向力の効果を軽減することに向けられる。図16A及び16Bで分かるように、実施形態の1つの態様によれば、センサー3104はセンサーモジュール3504の捕捉特徴3506に係合するように構成されたフック特徴3106を有する基部部分を備える。幾つかの実施形態では、センサーモジュール3504はセンサー3104の末端部が組み立て時後方へ振れるのを許しセンサー3104のフック特徴3106のセンサーモジュール3504の捕捉特徴3506内への組み立てを可能にする隙間領域3508も含みうる。
実施形態の別の態様によれば、フック特徴3106と捕捉特徴3506は次のように働く。センサー3104は上記のようにセンサーモジュール3504に結合された基部センサー部分と皮膚表面下に位置し体液と接触する末端センサー部分とを含む。図16A及び16Bで分かるように、基部センサー部分はセンサーモジュール3504の捕捉特徴3506に隣接するフック特徴3106を含む。センサー挿入時又は後、1つ以上の力が基部方向にセンサー3104の縦軸に沿って働く。それら1つ以上の力に応答して、フック特徴3106は捕捉特徴3506と係合しセンサー3104の基部方向で縦軸に沿った変位を防ぐ。
実施形態の別の態様によれば、センサー3104はセンサーモジュール3504と次のように組み立てられうる。基部センサー部分を横方向に変位させフック特徴3106をセンサーモジュール3504の捕捉特徴3506の近傍にもっていくことで、センサー3104はセンサーモジュール3504内に装填される。より具体的には、基部センサー部分を横方向に変位させることは、基部センサー部分をセンサーモジュール3504の隙間領域3508内に移動させる。
図16A及び16Bはフック特徴3106をセンサー3104の一部として、捕捉特徴3506をセンサーモジュール3504の一部として描くが、フック特徴3106はセンサーモジュール3504の一部でありえ、捕捉特徴3506はセンサー3106の一部でありえることを当業者は理解するであろう。同様に、センサー3104の軸方向変位を防ぐためにセンサー3104及びセンサーモジュール3504に実施される他の機構(例えば、戻り止め、ラッチ、留め具、ねじなど)も可能であり本開示の範囲内であることを当業者は認識するであろう。
図16Cは本開示の1つ以上の実施形態に係るセンサー例11900の側面図である。センサー11900は本書に記載されセンサーのいずれとも幾つかの点で類似し、従って検体監視システムで特定の検体濃度を検出するのに使用されてもよい。例示のように、センサー11900はテール11902、フラッグ11904、及びテール11902とフラッグ11904を相互接続する首11906を有する。テール11902は酵素又は他の化学もしくは生物物質を含み、幾つかの実施形態では薄膜が化学物質を覆ってもよい。使用時、テール11902はユーザーの皮膚下に経皮的に受容され、含まれる化学物質は体液内の検体監視を可能にするのを助ける。
テール11902は鋭利体(不図示)の中空又は凹部内に受容され、センサー11900のテール11902は少なくとも部分的に囲まれてよい。例示のように、テール11902は水平からの角度Qで延在してよい。幾つかの実施形態では、角度Qは約85°であってもよい。従って、他のセンサーテールと異なり、テール11902はフラッグ11904から垂直ではなく、垂直からずれた角度で延びることがある。これはテール11902を鋭利体の凹部内に維持するのを助ける点で有利でありうる。
テール11902は第1又は下端11908aと下端11908aと反対側の第2又は上端11908bとを有する。タワー11910は上端11908bに又は近くに設けられ、首11906がテール11902をフラッグ11904に相互接族する位置から垂直上方へ延びていてよい。動作時、鋭利体が横方向に移動すると、タワー11910はテール11902を鋭利体に向けピコットするのを助け、それ以外は鋭利体の凹部内に留まる。また、幾つかの実施形態では、タワー11910はそれから横方向に延びる突起11912を提供又は有してもよい。センサー11900が鋭利体と合わさり、テール11902が鋭利体の凹部内に延在する時、突起11912は凹部の内面に係合しうる。動作時、突起11912はテール11902を凹部内に保つのを助けうる。
フラッグ11904は1つ以上のセンサー接点11914が配置された概ね平面の表面を有してよい。センサー接点11914はコネクター内に内包された対応する数の柔軟な炭素含浸重合体モジュールと整合するように構成されてよい。
幾つかの実施形態では、例示のように、首11906はフラッグ11904とテール11902の間に延在する窪み又は曲げ11916を提供又は有してもよい。曲げ11916は柔軟性をセンサー11900に与え、首11906が曲がるのを防ぐのを助ける点で有利でありうる。
幾つかの実施形態では、ノッチ11918(破線で示す)をフラッグに首11906の近くに設けてもよい。ノッチ11918はセンサー11900が台に装着された時にセンサー11900に柔軟性と許容性を与えうる。より具体的には、ノッチ11918はセンサー11900が台内に装着された時に発生しうる干渉力を吸収するのを助けうる。
図17A及び17Bは1つ以上の実施形態に係るコネクター組立体12000の斜視図と部分展開斜視図である。例示のように、コネクター組立体12000はコネクター12002を含んでよく、図17Cはコネクター12002の底部斜視図である。コネクター12002は1つ以上(図17Bでは4つ)の柔軟な炭素含浸重合体モジュール12004を台12006に固定するのを助けるのに使用される射出成形部を含んでよい。より具体的には、コネクター12002はモジュール12004をセンサー11900に隣接する位置にフラッグ11904(図16C)上に設けられたセンサー接点11914(図16C)と接触するように固定するのを助けうる。モジュール12004は導電性材料で作られセンサー11900と台12006内に設けられた対応する回路接点(不図示)の間の導電性連通を提供する。
図17Cで最も良く分かるように、コネクター12002はモジュール12004を受容する大きさのポケット12008を有してもよい。また、幾つかの実施形態では、コネクター12002は台12006上の1つ以上の対応するフランジ12012(図17B)と嵌合するように構成された1つ以上の窪み12010を更に有してもよい。窪み12010をフランジ12012と嵌合することは、コネクター12002を台12006に締り嵌めなどにより固定しうる。他の実施形態では、コネクター12002は台12006に接着剤を使って又は音波溶接により固定されてもよい。
図17D及び17Eは1つ以上の実施形態に係る別のコネクター組立体12100の斜視図と部分展開斜視図である。例示のように、コネクター組立体12100はコネクター12102を含んでよく、図17Fはコネクター12102の底部斜視図である。コネクター12102は1つ以上(図17Eでは4つ)の柔軟な金属接点12104が台12106上のセンサー11900に固定され続けるのを助けるのに使用される射出成形部を含んでよい。より具体的には、コネクター12102は接点12104をセンサー11900に隣接する位置にフラッグ11904上に設けられたセンサー接点11914(図16C)と接触するように固定するのを助けうる。接点12104は、センサー11900と台12106内に設けられた対応する回路接点(不図示)の間の導電性連通を提供する打ち抜かれた導電性材料でできていてもよい。幾つかの実施形態では、例えば接点12104は台12106内に配置されたPCB(不図示)に半田付けされてもよい。
図17Fで最も良く分かるように、コネクター12102は接点12104を受容する大きさのポケット12108を有してもよい。また、幾つかの実施形態では、コネクター12102は台12006上の1つ以上の対応するフランジ12112(図120B)と嵌合するように構成された1つ以上の窪み12110を更に有してもよい。窪み12110をフランジ12112と嵌合することは、コネクター12102を台12106に締り嵌めなどにより固定するのを助けうる。他の実施形態では、コネクター12102は台12106に接着剤を使って又は音波溶接により固定されてもよい。
鋭利体モジュールの実施形態
図18Aはセンサーモジュール504(図6B)内の組み立て前の鋭利体モジュール2500の実施形態を描く斜視図である。鋭利体2502はセンサーテールを鋭利体シャフト2504の中空又は凹部に入れたまま皮膚を貫通しセンサーテールの活性表面を体液と接触させうる遠位先端2506を含みうる。ハブプッシュ円筒2508は鋭利体担体が挿入時に押す表面を提供しうる。ハブ小円筒2512は鋭利体ハブ接触面1622(図11)の伸長のための空間を提供しうる。ハブスナップ止め位置円筒2514は、鋭利体ハブ接触面1622が当接するハブスナップ止め2516の末端に面する表面を提供しうる。ハブスナップ止め2516は、鋭利体モジュール2500の取り付け時、クリップ1620を開く円錐形表面を有しうる。鋭利体モジュールの実施形態、その部品、及び変形物に関する更なる詳細が米国特許出願公開第2014/0171771号に記載されている。その全体を本明細書に引用する。
図18B、18C、及び18Dはプラスチック鋭利体モジュールの実施形態を描く。背景として、実施形態の1つの態様によれば、プラスチック鋭利体は少なくとも2つの点で有利でありうる。
先ず、金属鋭利体に比べて、プラスチック鋭利体は皮膚内への挿入プロセス中組織への外傷を減らしうる。製造プロセス、例えば化学エッチング及び機械的形成のため、金属鋭利体は挿入箇所で組織に外傷を引き起こしうる鋭いエッジ及びばりによって通常特徴付けられる。一方、プラスチック鋭利体は丸いエッジ及び滑らかな仕上げを有し鋭利体が組織を通る時外傷を低減するように設計されうる。また、挿入プロセス中外傷を低減することは、ESAを低減し挿入後すぐの検体レベル読取り値精度を改善しうることを当業者は理解するであろう。
第2に、プラスチック鋭利体は取付器製造及び組み立てプロセスを簡略化しうる。先に説明した実施形態と同様に、取付器が2つのピースに分けてユーザーに提供される。即ち、(1)センサー制御装置に鋭利体及びセンサー電子回路を収容する取付器、及び(2)センサー容器。これはユーザーがセンサーをセンサー制御装置に組み込むことを要求する。2ピース組み立ての1つの理由は、センサーの電子ビーム殺菌が金属鋭利体及びセンサー電子回路を収容する取付器から離して行われるのを許すことである。金属鋭利体、例えばステンレス鋼でできた鋭利体は、高分子又はプラスチック材料でできた鋭利体に比べてより高い密度を有する。その結果、金属鋭利体に当たる電子ビームからの電子ビーム散乱は、センサー制御装置のセンサー電子回路を損傷しうる。プラスチック鋭利体、例えば高分子材料でできた鋭利体及び電子ビーム路をセンサー電子回路から離す追加の遮蔽特徴を利用することで、取付器及びセンサーは殺菌され単一のパッケージに入れられうり、それにより製造費用を削減しユーザーにとって組み立てプロセスを簡略化する。
図18Bを参照すると、プラスチック鋭利体モジュール2550の実施形態の斜視図が示され、鋭利体の基部端に結合されたハブ2562、鋭利体シャフト2554、皮膚表面を貫通するように構成された鋭利体遠位先端2556、及び検体センサー104の少なくとも一部を受容するように構成されたセンサー溝2558を含みうる。鋭利体モジュール2550の部品のどれも又は全てはプラスチック材料、例えば熱可塑性材料、液晶重合体(LCP)、又は類似の高分子材料でできていてよい。幾つかの実施形態によれば、例えば鋭利体モジュールはポリエーテル・エーテル・ケトン材料から成りうる。他の実施形態では、シリコーン又は他の潤滑剤が鋭利体モジュールの外面に付けられ及び/又は鋭利体モジュールの重合体材料に混合され、挿入プロセス時の外傷を低減しうる。また、挿入時の外傷を低減するため、鋭利体シャフト2554、鋭利体遠位先端2556、又は位置合わせ特徴2568(下記で説明する)のうち1つ以上は削られた及び/又は滑らかにされた縁を有しうる。
幾つかの実施形態によれば、組み立て時、検体センサーの末端は鋭利体遠位先端2556に対して近位位置にありうる。他の実施形態では、検体センサーの末端及び鋭利体遠位先端2556は共局在化される。
幾つかの実施形態の別の態様によれば、プラスチック鋭利体モジュール2550は挿入プロセス時、鋭利体モジュール2550の垂直軸2545に沿った回転運動を防ぐように構成された位置合わせ特徴2568も有しうり、位置合わせ特徴2568は鋭利体シャフト2554の基部部分の途中に配置されうる。
図18C及び18Dはそれぞれプラスチック鋭利体モジュールの別の実施形態2570を描く側面図と斜視図である。図18Bに関して説明した実施形態と同様に、プラスチック鋭利体モジュール2570は鋭利体の基部端に結合されたハブ2582、鋭利体シャフト2574、皮膚表面を貫通するように構成された鋭利体遠位先端2576、及び検体センサー104の少なくとも一部を受容するように構成されたセンサー溝2578を含みうる。鋭利体モジュール2570の部品のどれも又は全てはプラスチック材料、例えば熱可塑性材料、LCP、又は類似の高分子材料でできていてよい。幾つかの実施形態では、シリコーン又は他の潤滑剤が鋭利体モジュール2570の外面に付けられ及び/又は鋭利体モジュール2570の重合体材料に混合され、挿入プロセス時の外傷を低減しうる。
幾つかの実施形態によれば、鋭利体シャフト2574は遠位先端2576で終わりセンサー溝2578の少なくとも一部が配置される末端部2577を含みうる。鋭利体シャフト2574はまた、末端部2577に隣接する基部部分2575を有しうる。基部部分2575は中実、部分的に中実、又は中空でハブ2582に結合される。図18C及び18Dはセンサー溝2578が末端部2577内だけに位置すると描くが、センサー溝2578は鋭利体シャフト2574の基部部分2575の少なくとも一部を含む大部分又は全長さに沿って延在しうる(例えば、図18Bに示すように)ことを当業者は理解するであろう。また、幾つかの実施形態の別の態様によれば、基部部分2575の少なくとも一部は末端部2577の壁厚みより大きな壁厚みを有し挿入プロセス時の鋭利体の応力座屈の可能性を低減しうる。幾つかの実施形態の別の態様によれば、プラスチック鋭利体モジュール2570は鋭利体ハブ部2582に隣接した1つ以上のリブ(不図示)を有し、ハブ2582の周りの圧縮負荷を低減し挿入プロセス時の鋭利体の応力座屈を軽減しうる。
図18Eは電子ビーム殺菌プロセス中のプラスチック鋭利体モジュールを有する取付器150の実施形態を描く断面図である。矩形領域Aで示されるように、殺菌プロセス中、電子ビームをセンサー104及び取付器150のプラスチック鋭利体2550に集中させる。幾つかの実施形態によれば、キャップ708は取付器ハウジング702に固定され取付器150内のセンサー制御装置102を封止する。金属鋭利体の代わりにプラスチック鋭利体2550を使用するので、殺菌プロセス中、プラスチック鋭利体2550から始まる斜め矢印で示されたセンサー電子回路160の方向の電子ビーム散乱は低減される。図18Eは集中電子ビーム殺菌プロセスを描くが、プラスチック鋭利体モジュールを有する取付器の実施形態は非集中電子ビーム殺菌プロセス時も利用されうることを当業者は認識するであろう。
図18Fは上記実施形態に係る取付器組立体を殺菌するための方法1100の実施形態を描くフロー図である。ステップ1105でセンサー制御装置102は取付器150に装填される。センサー制御装置102は電子回路ハウジング、電子回路ハウジング内に配置され処理回路を収容する印刷回路板、電子回路ハウジングの底部から延びる検体センサー、及び電子回路ハウジングから延びるプラスチック鋭利体を有するプラスチック鋭利体モジュールを含む様々な部品を含みうる。幾つかの実施形態によれば、プラスチック鋭利体はまた、電子回路ハウジングの底部から延びる検体センサー部分を受容しうる。前述したように、ステップ1110で、キャップ708は取付器150の取付器ハウジング702に固定され、それにより取付器150内のセンサー制御装置102を封止する。ステップ1115で、センサー制御装置102が取付器150内に置かれている間に検体センサー104及びプラスチック鋭利体2550は放射線で殺菌される。
幾つかの実施形態によれば、センサー制御装置102はまた、電子回路ハウジング内に配置された少なくとも1つのシールドを含みうる。その1つ以上のシールドは殺菌プロセス中、処理回路を放射線から遮蔽するように構成される。幾つかの実施形態では、シールドは静磁場を生成し処理回路から放射線を逸らす磁石を含みうる。このように、プラスチック鋭利体モジュールと磁気シールド/偏向は協調して動作しセンサー電子回路を殺菌プロセス中、放射線から保護しうる。
センサー挿入及び引込プロセス中に外傷を低減するように設計された鋭利体の別の実施形態が説明される。より具体的には、本書に記載のある実施形態は金属材料(例えば、ステンレス鋼)から成り印圧プロセスにより製造される鋭利体に向けられる。実施形態の1つの態様によれば、印圧製造された鋭利体は1つの鋭い先端を有し全ての他の縁は丸い縁から成ると特徴付けされうる。前述したように、化学エッチング及び機械形成プロセスにより製造された金属鋭利体は、鋭い縁及び意図しないフック特徴を生じうる。例えば、図18Gは化学エッチング及び機械形成プロセスにより製造された金属鋭利体2502を描く写真である。図18Gで分かるように、金属鋭利体2502はフック特徴を持つ鋭い遠位先端2506を有する。これら及び他の意図しない転位特徴はセンサー挿入及び引込プロセス中、組織への外傷を増加させうる。一方、図18Hは印圧製造鋭利体2602、即ち、印圧プロセスにより製造された金属鋭利体を描く写真である。図18Hで分かるように、印圧製造鋭利体2602は鋭い遠位先端2606も有する。しかし、印圧製造鋭利体2602は意図しない鋭い縁又は転位がなく滑らかで丸い縁だけを有する。
前述した鋭利体と同様、本書に記載した印圧製造鋭利体2602実施形態も鋭利部分とハブ部分を有する鋭利体モジュールに組み立てられうる。同様に、鋭利部分は鋭利体シャフト、ハブ部分の末端に結合された鋭利体基部端、及び皮膚表面を貫通するように構成された鋭い遠位先端を有する。実施形態の1つの態様によれば、印圧製造鋭利体2602の鋭利部分、鋭利体シャフト、及び/又は鋭い遠位先端のうち1つ又は全ては1つ以上の丸い縁を有しうる。
また、本書に記載した印圧製造鋭利体2602実施形態は、被験者の体液の検体レベルを測定するように構成された生体内検体センサーを含む本書に記載したセンサーのいずれとも同様に使用されうることを当業者は理解するであろう。例えば、幾つかの実施形態では、印圧製造鋭利体2602は検体センサーの少なくとも一部を受容するように構成されたセンサー溝(不図示)を備えうる。同様に、印圧製造鋭利体2602を使用する鋭利体モジュール組立体の幾つかの実施形態では、検体センサーの末端は鋭い遠位先端2606に対して近位位置にありうる。他の実施形態では、検体センサーの末端と鋭い遠位先端2606は共局在化される。
センサー挿入プロセス中の外傷を低減するように設計された鋭利体の他の実施形態を説明する。図18Aを再び参照すると、鋭利体モジュール2500の実施形態(検体センサーなしで示されている)が描かれていて、検体センサーの少なくとも一部を受容するように構成されたU字形形状を持つセンサー溝とセンサー挿入プロセス中、皮膚表面を貫通するように構成された遠位先端2506とを備える鋭利体2502を含む。
ある実施形態では、鋭利体モジュールは皮膚に他の鋭利体(例えば、図18Aに描かれた鋭利体2502)に比べてより小さな穴を作るように構成されたずれた形状の遠位先端を有する鋭利体を含みうる。図18Iを参照すると、ずれた先端部を有する鋭利体モジュール2620(と検体センサー104)の実施形態の斜視図が示されている。前述した鋭利体モジュールと同様、鋭利体モジュール2620はハブ2632に基部端で結合された鋭利体シャフト2624、検体センサー104の少なくとも一部を受容するように構成されたセンサー溝2628、及びセンサー挿入プロセス中、皮膚表面を貫通するように構成された遠位先端2626を有しうる。
実施形態の1つの態様によれば、センサー溝2628を形成する1つ以上の側壁2629は鋭利体シャフト2624に沿って遠位先端2626から所定の距離Dscに配置される。ある実施形態では、所定の距離Dscは1mmと8mmの間でありうる。他の実施形態では、所定の距離Dscは2mmと5mmの間でありうる。他の所定の距離Dscを使用でき完全に本開示の範囲内であることを当業者は認識するであろう。言い換えると、幾つかの実施形態によれば、センサー溝2628は遠位先端2626と離れた関係にある。これに関して、遠位先端2626は、例えば鋭利体モジュール2500(そのセンサー溝は遠位先端2506に近接している)の遠位先端2506より小さい断面面積を有する。実施形態の別の態様によれば、遠位先端2626の先端に、センサー先端2408が挿入時損傷するのを防ぎ皮膚に小さな穴を作るように構成されたずれた先端部2627が存在する。幾つかの実施形態では、ずれた先端部2627は鋭利体シャフト2624の末端に結合された別の要素でありうる。他の実施形態では、ずれた先端部2627は遠位先端2506又は鋭利体シャフト2624の一部から成りうる。挿入時、鋭利体が皮膚表面内に移動しながら、ずれた先端部2627は皮膚組織を更に切ることなく、皮膚穴の周りの皮膚が横方向に伸び広がるようにしうる。このため、センサー挿入プロセス時、外傷が少なくなる。
次に図18Jを参照すると、ずれた先端部を有する鋭利体モジュール2640(と検体センサー104)の別の実施形態の斜視図が示されている。先の実施形態と同様、鋭利体モジュール2640はハブ2652に基部端で結合された鋭利体シャフト2644、検体センサー104の少なくとも一部を受容するように構成されたセンサー溝2648、及びセンサー挿入プロセス中、皮膚表面を貫通するように構成された遠位先端2646を有しうる。実施形態の1つの態様によれば、センサー溝2648は第1側壁2649aと第2側壁2649bを備えうり、第1側壁2649aは遠位先端2646まで延び、第1側壁2649aの末端はずれた先端部2647を形成し、第2側壁2649bは鋭利体シャフト2644に沿って遠位先端2646から所定の距離に配置され、第2側壁2649bの末端は第1側壁2649aの末端より基部側にある。他の実施形態では、第1側壁2649aの代わりに、第2側壁2649bが遠位先端2646まで延びずれた先端部2647を形成しうることを当業者は理解するであろう。また、ずれた先端部2647は第3又は第4側壁(不図示)から形成されうり、そのような形状は完全に本開示の範囲内である。
本書に記載された鋭利体及び鋭利体モジュール実施形態に関して、部品のいずれも又は全てが金属材料、例えばステンレス鋼、又はプラスチック材料、例えば液晶重合体から成りうることを当業者は理解するであろう。また、本書に記載された鋭利体及び/又は鋭利体モジュール実施形態のいずれも、本書に記載されたセンサー、センサーモジュール、センサー担体、筒、取付装置、又は他の検体監視システム部品のいずれとも使用され又は組み合わされうることを当業者は理解するであろう。
一体アーキテクチャのための取付器及びセンサー制御装置の実施形態
図1及び3A~3Gを再び参照すると、2ピースアーキテクチャシステムのために、センサートレイ202及びセンサー取付器102は別々のパッケージとしてユーザーに提供され、従って、各パッケージを開けシステムを最終組み立てするようユーザーに要求する。幾つかの用途では、個別の封止されたパッケージはセンサートレイ202とセンサー取付器102が各パッケージの中身に特有で他方の中身には不適合な別々の殺菌プロセスで殺菌されるのを許す。より具体的には、センサー110及び鋭利体220を含むプラグ組立体207を入れたセンサートレイ202は放射線殺菌、例えば電子ビーム(又はEビーム)照射を使って殺菌されてよい。しかし、放射線殺菌はセンサー制御装置102の電子回路ハウジング内に配置された電気部品を損傷しうる。従って、センサー制御装置102の電子回路ハウジングを収容するセンサー取付器102を殺菌する必要があるならば、別の方法、例えば酸化エチレンを使う気体化学殺菌により殺菌されてもよい。しかし、気体化学殺菌はセンサー110に含まれる酵素又は他の化学及び生物物質を損傷しうる。この殺菌非両立性のために、センサートレイ202及びセンサー取付器102は通常別々の殺菌プロセスで殺菌され、その後別々にパッケージされ、ユーザーがこれらの部品を使用のため最後に組み立てる必要がある。
本開示の実施形態によれば、特に一体アーキテクチャセンサー制御装置用に設計された殺菌手法に曝されうる一体アーキテクチャを提供するためにセンサー制御装置102は部分変更されてもよい。一体アーキテクチャはセンサー取付器150及びセンサー制御装置102が最終ユーザー組み立てステップを必要としない単一封止パッケージに入れられユーザーに出荷されるのを許す。ユーザーは1つのパッケージを開き、次にセンサー制御装置102を目標監視位置に届けるだけでよい。本書に記載された一体システムアーキテクチャは部品、様々な製造プロセスステップ、及びユーザー組み立てステップを除去するのに有利である場合がある。その結果、パッケージ及び無駄が低減され、ユーザー誤り又はシステムへの汚染の可能性が軽減される。
図19A及び19Bはそれぞれ本開示の1つ以上の実施形態に係るセンサー制御装置の別の例5002の斜視図と側面図である。センサー制御装置5002は図1のセンサー制御装置102に幾つかの点で類似し、従ってそれを参照して最も良く理解されうる。また、センサー制御装置5002は図1のセンサー制御装置102を置き換え、従って図1のセンサー取付器102と共に使用され、センサー取付器はセンサー制御装置5002をユーザーの皮膚上の目標監視位置に届けうる。
しかし図1のセンサー制御装置102と違い、センサー制御装置5002はユーザーに複数のパッケージを開きセンサー制御装置5002を取付前に最終的に組み立てるよう求めない一体システムアーキテクチャから成ってもよい。むしろ、ユーザーが受け取った後、センサー制御装置5002は既に完全に組み立てられセンサー取付器150(図1)内に適正に配置されていてよい。センサー制御装置5002を使用するために、ユーザーはセンサー制御装置5002を使用のため目標監視位置に速やかに届ける前に1つの障壁(例えば、図3Bの取付器キャップ708)を開くだけでよい。
例示のように、センサー制御装置5002は概ね円盤形状で円形断面を有する電子回路ハウジング5004を備える。しかし他の実施形態では、電子回路ハウジング2004は他の断面形状、例えば卵形又は多角形を呈することがあり、本開示の範囲から逸脱しない。電子回路ハウジング5004はセンサー制御装置5002を動作させるのに使用される様々な電気部品を収容又は含むように構成されてよい。少なくとも1つの実施形態において、粘着性パッチ(不図示)が電子回路ハウジング5004の底に配置されてもよい。粘着性パッチは図1の粘着性パッチ105に類似し、センサー制御装置5002を使用のためユーザーの皮膚に付着させるのを助けうる。
例示のように、センサー制御装置5002は殻5006と、殻5006に嵌合可能な台5008を含む電子回路ハウジング5004を備える。殻5006は台5008に様々な方法、例えばスナップフィット係合、干渉フィット、音波溶接、1つ以上の機械留め具(例えば、ねじ)、ガスケット、接着剤、又はそれらの任意の組み合わせで固定されうる。幾つかの場合、殻5006は台5008に固定され封止接続がそれらの間に生成されることがある。
センサー制御装置5002はセンサー5010(部分的に見える)とセンサー制御装置5002の取付時センサー5010をユーザーの皮膚下に経皮的に届けるのを助けるために使用される鋭利体5012(部分的に見える)とを更に含んでもよい。例示のように、センサー5010及び鋭利体5012の対応する部分は電子回路ハウジング5004の底(例えば、台5008)から末端方向に延在する。鋭利体5012は鋭利体5012を固定し保持するように構成された鋭利体ハブ5014を含んでもよい。図19Bで最も良く分かるように、鋭利体ハブ5014は嵌合部材5016を含んで又は有してもよい。鋭利体5012をセンサー制御装置5002に結合するために、鋭利体5012を軸方向に電子回路ハウジング5004を通って鋭利体ハブ5014が殻5006の上面に係合し嵌合部材5016が台5008の底から末端方向に延びるまで移動させてよい。鋭利体5012が電子回路ハウジング5004を貫通する時、センサー5010の露出部分は鋭利体5012の中空又は凹(弓形)部内に受容されてよい。センサー5010の残りの部分は電子回路ハウジング5004の内部に配置される。
センサー制御装置5002は図19A、19Bで電子回路ハウジング5004から外されて示されたセンサーキャップ5018を更に含んでよい。センサーキャップ5018はセンサー制御装置5002(例えば、電子回路ハウジング5004)に台5008の底において又は近くに取り外し可能に結合されてよい。センサーキャップ5018はセンサー5010及び鋭利体5012の露出部を囲い気体化学殺菌から保護する封止障壁を提供するのを助けうる。例示のように、センサーキャップ5018は第1端5020aと第1端5020aと反対側の第1端5020bとを有する概ね円筒形の本体を備えてもよい。第1端5020aは本体内の内部室5022内へのアクセスを提供するよう開いていてよい。一方、第2端5020bは閉じており係合特徴5024を提供又は有してよい。本書に記載されたように、係合特徴5024はセンサーキャップ5018をセンサー取付器(例えば、図1及び3A~3Gのセンサー取付器150)のキャップ(例えば、図3Bの取付器キャップ708)に嵌合させるのを助けうり、センサー取付器からキャップを取り外した後、センサーキャップ5018をセンサー制御装置5002から取り外すのを助けうる。
センサーキャップ5018は電子回路ハウジング5004に台5008の底において又は近くに取り外し可能に結合されてよい。より具体的には、センサーキャップ5018は台5008の底から末端方向に延在する嵌合部材5016に取り外し可能に結合されてよい。少なくとも1つの実施形態では、例えば嵌合部材5016は、センサーキャップ5018が有する一組の内部ねじ山5026b(図19A)と嵌合可能な一組の外部ねじ山5026a(図19B)を有してよい。幾つかの実施形態では、外部及び内部ねじ山5026a、5026bは平らなねじ山構造(例えば、らせん曲率のない)から成ってもよく、部品の成型に有利でありうる。或いは、外部及び内部ねじ山5026a、5026bはらせんねじ山係合から成ってもよい。従って、センサーキャップ5018は鋭利体ハブ5014の嵌合部材5016においてセンサー制御装置5002にねじにより結合されてよい。他の実施形態では、センサーキャップ5018は嵌合部材5016に、これらに限定されないが干渉又は摩擦フィット、又は最小の分離力(例えば、軸方向又は回転力)で壊れうる脆い部材又は物質を含む他の種類の係合により取り外し可能に結合されてよい。
幾つかの実施形態では、センサーキャップ5018は第1及び第2端5020a、5020b間に延在する一体(単一)構造体であってもよい。しかし、他の実施形態では、センサーキャップ5018は2つ以上の部品から成ってもよい。例示された実施形態では、例えばセンサーキャップ5018は第1端5020aに配置された封止リング5028と第2端5020bに配置された乾燥剤キャップ5030とを備えてよい。封止リング5028は内部室5022を封止するのを助けるように構成されてよい(下記により詳細に説明する)。少なくとも1つの実施形態では、封止リング5028はエラストマーオーリングであってよい。乾燥剤キャップ5030は乾燥剤を収容又は備え、内部室5022内で望ましい湿度レベルを維持するのを助けてよい。乾燥剤キャップ5030はまた、センサーキャップ5018の係合特徴5024を有して又は提供してよい。
図20A及び20Bはそれぞれ1つ以上の実施形態に係るセンサー制御装置5002の展開上部斜視図と底部斜視図である。殻5006と台5008は二枚貝の殻片のように働きセンサー制御装置5002の様々な電子部品を囲う又は概ね閉じ込める。より具体的には、電子部品はこれらに限定されないが、印刷回路板(PCB)、1つ以上の抵抗器、トランジスタ、コンデンサ、インダクター、ダイオード、及びスイッチを含んでもよい。データ処理装置及びバッテリーはPCBに装着されて又は他のやり方で相互連係してよい。データ処理装置は、例えばセンサー制御装置5002の動作に関連する1つ以上の機能又はルーチンを実行するように構成された特定用途集積回路(ASIC)から成ってもよい。より具体的には、データ処理装置はデータ処理機能を実行するように構成されてよい。そのような機能はこれらに限定されないが、ユーザーの抽出された検体レベルに対応するデータ信号のフィルタリング及び符号化を含んでよい。データ処理装置はまた、読取装置120(図1)と通信するためにアンテナを含んで又はと通信してよい。バッテリーは電力をセンサー制御装置5002、特にPCBの電子部品に供給してよい。図示しないが、センサー制御装置5002はまた、台5008の底5102(図20B)に付けられセンサー制御装置5002を使用のためユーザーの皮膚に付着させるのを助ける粘着パッチを含んでよい。
センサー制御装置5002は、部品のうち殻5006、センサー5010、鋭利体5012、及びセンサーキャップ5018を含む封止された部分組立体を提供して又は含んでよい。センサー制御装置5002の封止された部分組立体はセンサー5010及び鋭利体5012を気体化学殺菌プロセスの間センサーキャップ5018の内部室5022(図20A)内に隔離するのを助けうる。殺菌プロセスはそうでないとセンサー5010上の化学物質に悪影響することがある。
センサー5010は台5008に形成された孔5106(図20B)から延びユーザーの皮膚下に経皮的に入るテール5104を備えてよい。テール5104は検体監視を容易にする酵素又は他の化学物質を有してよい。鋭利体5012は殻5006に形成された孔5110(図51A)を通って延びうる鋭い先端5108を有してよく、孔5110は台5008の孔5106と同軸整合しうる。鋭い先端5108が電子回路ハウジング5004を貫通すると、センサー5010のテール5104は鋭い先端5108の中空又は凹部内に受容されてよい。鋭い先端5108は皮膚を貫通し、テール5104を運んでテール5104の活性化学物質を体液に接触させるように構成されてよい。
鋭い先端5108は、鋭利体ハブ5014が殻5006の上面に係合し嵌合部材5016が台5008の底5102の孔5106から延びるまで、電子回路ハウジング5004を通って移動させられてよい。幾つかの実施形態では、封止部材(不図示)、例えばオーリング又は封止リングは鋭利体ハブ5014と殻5006の上面の間に挟まれ2つの部品間の境界を封止するのを助けうる。幾つかの実施形態では、封止部材は別の部品から成ってよいが、或いは殻5006の一体部分を形成してもよい(例えば、同時成型又は重ね成型部品であってもよい)。
封止された部分組立体は電子回路ハウジング5004内に配置され少なくとも部分的に孔5106内に延在する環状体5112を更に含んでもよい。環状体5112は環状の***5114をその上面に有する又は提供する概ね環状の構造体であってもよい。幾つかの実施形態では、例示のように、溝5116が環状の***5114に形成され電子回路ハウジング5004内を横方向に延びるセンサー5010の部分を収容又は受容するように構成されてよい。
封止された部分組立体の組み立て時、環状体5112の底5118は孔5106において露出しセンサーキャップ5018の第1端5020a、特に封止リング5028に封止係合してよい。一方、環状体5112の上部にある環状の***5114は殻5006の内面(不図示)に封止係合してよい。少なくとも1つの実施形態では、封止部材(不図示)は環状***5114と殻5006の内面の間に挟まり封止された接続を形成してよい。このような実施形態では、封止部材は環状***5114に形成された溝5116内に延びて(流れて)電子回路ハウジング5004内を横方向に延びるセンサー5010の周りを封止してもよい。封止部材は、例えば接着剤、ガスケット、又は超音波溶接部から成り、テール5104にある酵素及び他の化学物質を隔離するのを助けてよい。
図21は1つ以上の実施形態に係る組み立てられた封止部分組立体5200の側断面図である。封止部分組立体5200は図19A、19B及び20A、20Bのセンサー制御装置5002の一部を形成し殻5006、センサー5010、鋭利体5012、センサーキャップ5018、及び環状体5112の部分を含んでよい。封止部分組立体5200は様々なやり方で組み立てられうる。1つの組み立てプロセスでは、鋭利体5012は鋭い先端5108を殻5006の上面に形成された孔5110を通して延ばし、鋭利体ハブ5014が殻5006の上面に係合し嵌合部材196が殻5006から末端方向に延びるまで鋭利体5012を殻5006を通して移動させることで、センサー制御装置5002に結合されてよい。幾つかの実施形態では、上記のように、封止部材5202(例えば、オーリング又は封止リング)は鋭利体ハブ5014と殻5006の上面の間に挟まり2つの部品間の境界を封止するのを助けてもよい。
環状体5112は次に嵌合部材5016の周りに受容され殻5006の内面5204の方へ進み環状***5114が内面5204と係合するのを可能にしうる。封止部材5206は環状***5114と内面5204の間に挟まり封止された接続を形成してよい。封止部材5206は環状***5114に形成された溝5116(図20A、20B)内に延びて(流れて)電子回路ハウジング5004内を横方向に延びるセンサー5010の周りを封止してもよい(図20A、20B)。他の実施形態では、しかし、環状体5112は先ず殻5006の内面5204に封止され、次に鋭利体5012と鋭利体ハブ5014が孔5110を通って上記のように延びてよい。
センサーキャップ5018は、センサーキャップ5018の内部ねじ山5026bを嵌合部材5016の外部ねじ山5026aとねじ嵌め合わせることでセンサー制御装置5002に取り外し可能に結合されてよい。センサーキャップ5018と嵌合部材5016の嵌合係合を締める(回転する)ことは、センサーキャップ5018の第1端5020aを環状体5112の底5118と封止係合させてよい。また、センサーキャップ5018と嵌合部材5016の嵌合係合を締めることはまた、鋭利体ハブ5014と殻5006の上面の間及び環状***5114と殻5006の内面5204の間の封止接続を向上させてもよい。
内部室5022はテール5104及び鋭い先端5108を受容するようにサイズが決められ構成されてよい。また、内部室5022は封止されテール5104及び鋭い先端5108をテール5104の化学物質と悪相互作用することがある物質から隔離してよい。幾つかの実施形態では、乾燥剤5208(破線で示す)が内部室5022内に存在し適切な湿度レベルを維持してもよい。
適正に組み立てられた後、封止部分組立体5200は本書に記述した放射線殺菌プロセスのいずれかを経てセンサー5010及び鋭利体5012を適切に殺菌してよい。この殺菌ステップはセンサー制御装置の残りの部分(図19A、19B及び20A、20B)を除いて実行され敏感な電気部品への損傷を防止してよい。センサーキャップ5018を鋭利体ハブ5014に結合する前又は後に、封止部分組立体5200は放射線殺菌に曝されてよい。センサーキャップ5018を鋭利体ハブ5014に結合した後に殺菌される場合、センサーキャップ5018は放射線を通す材料でできていてよい。幾つかの実施形態では、センサーキャップ5018は透明又は半透明であってもよいが、不透明でありえ、本開示の範囲から逸脱しない。
図22A~22Cは1つ以上の実施形態に係るセンサー取付器102とセンサー制御装置5002の組み立てを示す漸進側断面図である。センサー制御装置5002が完全に組み立てられた後、センサー取付器102内に装填されてよい。図22Aを参照すると、鋭利体ハブ5014はセンサー制御装置5002をセンサー取付器102に結合するのを助けるように構成されたハブスナップ爪5302を含んで又は有してよい。より具体的には、センサー制御装置5002はセンサー取付器102の内部に移動させられ、ハブスナップ爪5302はセンサー取付器102内に配置された鋭利体担体5306の対応するアーム5304に受容されてよい。
図22Bにおいて、センサー制御装置5002は鋭利体担体5306に受容され、従ってセンサー取付器102内に固定されて示されている。センサー制御装置5002がセンサー取付器102内に装填された後、取付器キャップ210はセンサー取付器102に結合されてよい。幾つかの実施形態では、取付器キャップ210とハウジング208は、取付器キャップ210がハウジング208に時計回り(又は反時計回り)にねじ留めされ取付器キャップ210をセンサー取付器102に固定するのを可能にする互いに反対の嵌合可能なねじ山5308の組を有してもよい。
例示のように、筒212もセンサー取付器102内に配置され、センサー取付器102は筒212が衝撃時早まって崩壊しないことを保証するように構成された筒ロック機構5310を備えてもよい。例示の実施形態では、筒ロック機構5310は取付器キャップ210と筒212の間のねじ係合から成ってもよい。より具体的には、1つ以上の内部ねじ山5312aが取付器キャップ210の内面に形成され又は設けられ、1つ以上の外部ねじ山5312bが筒212に形成され又は設けられてよい。取付器キャップ210がセンサー取付器102にねじ山5308でねじ留めされる時、内部及び外部ねじ山5312a、5312bはねじ嵌合するように構成されてよい。内部及び外部ねじ山5312a、5312bは、取付器キャップ210がハウジング208にねじ留めされるのを可能にするねじ山5308と同じねじ山ピッチを有してもよい。
図22Cにおいて、取付器キャップ210はハウジング208に完全にねじ留め(結合)されて示されている。例示のように、取付器キャップ210は取付器キャップ210の内部の中央に位置しその底から基部方向に延びるキャップポスト5314を更に提供又は有してもよい。取付器キャップ210がハウジング208にねじ留めされる時、キャップポスト5314はセンサーキャップ5018の少なくとも一部を受容するように構成されてよい。
センサー取付器102及び取付器キャップ210内に装填されたセンサー制御装置5002が適切に固定されて、センサー制御装置5002は電子回路ハウジング5004及びセンサー制御装置5002のどんな他の露出部分も殺菌するように構成された気体化学殺菌に曝されてよい。センサー5010及び鋭利体5012の末端部はセンサーキャップ5018内に封止されるので、気体化学殺菌プロセス時使用される化学物質はテール5104上の酵素、化学物質、及び生物物質並びに他のセンサー部品、例えば検体流入を調整する膜被覆材と反応できない。
図54A及び23Bはそれぞれ1つ以上の追加の実施形態に係るキャップポスト5314の斜視図及び上面図である。例示の図において、センサーキャップ5018の一部はキャップポスト5314内に受容され、より具体的には、センサーキャップ5018の乾燥剤キャップ5030はキャップポスト5314内に配置される。
例示のように、キャップポスト5314は、取付器キャップ210(図22C)をセンサー取付器102(図22A~22C)に結合(例えば、ねじ留め)した後、センサーキャップ5018の係合特徴5024を受容するように構成された受入特徴5402を有してよい。取付器キャップ210をセンサー取付器102から取り外した後、受入特徴5402は係合特徴914が方向を反転するのを防ぎ、従ってセンサーキャップ5018がキャップポスト5314から離れるのを防ぎうる。代わりに、取付器キャップ210をセンサー取付器102から取り外すことは、同時にセンサーキャップ5018をセンサー制御装置5002(図19A、19B及び22A~22C)から外し、それによりセンサー5010及び鋭利体5012の末端部(図22A~22C)を露出させる。
受入特徴5402の多くの構成バリエーションが使用されてよく、本開示の範囲から逸脱しない。例示の実施形態では、受入特徴5402は係合特徴5024(図19A、19B)を受容するよう拡張可能な又は柔軟な1つ以上の柔軟な部材5404(2つ示されている)を含む。係合特徴5024は、例えば大きな頭を有し、柔軟な部材5404は半径方向外方へ曲がり大きな頭を受容するように構成された複数の柔軟な指を備えるコレット型具から成ってもよい。
柔軟な部材5404は、係合特徴5024の外壁に設けられた1つ以上の対向するカム表面5408と相互作用するように構成された対応する傾斜した表面5406を更に提供又は有してもよい。傾斜した表面5406及び対向するカム表面5408の構成及び整合は、取付器キャップ210がセンサーキャップ5018に対して第1方向A(例えば、時計回り)に回転できるが、取付器キャップ210が第2方向B(例えば、反時計回り)に回転させられた時、キャップポスト5314はセンサーキャップ5018に当接するようになっている。特に、取付器キャップ210(従って、キャップポスト5314)は第1方向Aに回転する時、カム表面5408は傾斜した表面5406に係合して、柔軟な部材5404が半径方向外方へ曲がる又は逸れるよう促し、爪車効果を生じさせる。しかし、取付器キャップ210(従って、キャップポスト5314)を第2方向Bに回転させると、カム表面5408の立った表面5410を傾斜した表面5406の対向する立った表面5412に衝突させ、その結果、センサーキャップ5018が柔軟な部材5404に当接する。
図24は1つ以上の実施形態に係る取付器キャップ210内に配置されたセンサー制御装置5002の側断面図である。例示のように、受入特徴5402への開口は第1直径D3を示し、センサーキャップ5018の係合特徴5024は第1直径D3より大きくセンサーキャップ5018の残りの部分の外径より大きい第2直径D4を示す。センサーキャップ5018がキャップポスト5314内に延びると、受入特徴5402の柔軟な部材5404は半径方向外方へ曲がり(広がり)係合特徴5024を受容してよい。幾つかの実施形態では、例示のように、係合特徴5024は柔軟な部材5404を半径方向外方へバイアスするのを助ける立った又は円錐台状表面を提供又は有してもよい。係合特徴5024が受入特徴5402を越すと、柔軟な部材5404は元の状態に戻り、従ってセンサーキャップ5018をキャップポスト5314内にロックできる。
取付器キャップ210がハウジング208に第1方向Aにねじ入れられる(図22A~22C)時、キャップポスト5314は同じ方向に対応して回転し、センサーキャップ5018はキャップポスト5314に徐々に導入される。キャップポスト5314が回転する時、柔軟な部材5404の傾斜した表面5406はセンサーキャップ5018の対向するカム表面5408に爪車状に働く。これは取付器キャップ210が完全にハウジング208にねじ留めされるまで続く。幾つかの実施形態では、爪車動作は取付器キャップ210が最終位置に達する前の取付器キャップ210の2回転間に発生しうる。
取付器キャップ210を取り外すために、取付器キャップ210は第2方向Bに回転させられ、これはキャップポスト5314を同じ方向に対応して回転させ、カム表面5408(即ち、図23A、23Bの立った表面5410)を傾斜した表面5406(即ち、図23A、23Bの立った表面5412)に当接させる。その結果、取付器キャップ210の第2方向Bの連続回転はセンサーキャップ5018を同じ方向に対応して回転させ、それにより嵌合部材5016から外れセンサーキャップ5018がセンサー制御装置5002から外れるのを許す。センサーキャップ5018をセンサー制御装置5002から外すことは、センサー5010及び鋭利体5012の末端部を露出させ、センサー制御装置5002を発射(使用)のための位置に置く。
図25A及び25Bは1つ以上の実施形態に係るセンサー制御装置5002を目標監視位置に届ける準備ができたセンサー取付器102の側断面図である。より具体的には、図25Aはセンサー制御装置5002を配備(発射)する準備ができたセンサー取付器102を描き、図25Bはセンサー制御装置5002を配備(発射)するプロセス中のセンサー取付器102を描く。例示のように、取付器キャップ210(図22A~22C及び55)が取り外され、対応してセンサーキャップ5018が取り外され(図22A~22C及び55)、それにより上記のようにセンサー5010のテール5104及び鋭利体5012の鋭い先端5108を露出させる。筒212及び鋭利体担体5306と共に、センサー取付器102はセンサー取付器102内にセンサー制御装置5002を配置し固定するのを助けるセンサー担体5602(或いはパック担体と呼ばれる)も含む。
先ず図25Aを参照すると、例示のように、筒212はハウジング208の内部に形成された対応する1つ以上の移動止め5606と相互作用するように構成された1つ以上の筒アーム5604(1つ示されている)を含む。移動止め5606は或いは発射止めと呼ばれる。センサー制御装置5002が最初にセンサー取付器102に装填される時、筒アーム5604は移動止め5606内に受容されてよく、これによりセンサー取付器102は発射位置に置かれる。発射位置では、嵌合部材5016はセンサー制御装置5002の底を越えて末端方向に延びる。下記に説明するように、センサー取付器102を発射するプロセスはユーザーの皮膚に接触しないように嵌合部材5016を引っ込ませる。
センサー担体5602は鋭利体担体5306に形成された対応する1つ以上の溝5610と相互作用するように構成された1つ以上の担体アーム5608(1つ示されている)も含んでよい。ばね5612は鋭利体担体5306内に形成された空洞内に配置されてよく、鋭利体担体5306をハウジング208内で上方へ受動的にバイアスしてよい。しかし、担体アーム5608が溝5610内に適正に受容されると、鋭利体担体5306は適所に維持され上方へ移動するのを妨げられる。担体アーム5608は筒212と鋭利体担体5306の間に挟まり、筒212に形成された半径肩5614は担体アーム5608の溝5610内での係合を維持し、それにより鋭利体担体5306を適所に維持するようサイズが決められてよい。
図25Bで、センサー取付器102は発射プロセス中にある。図3F、3Gを参照して説明したように、これはセンサー取付器102を目標監視位置に向け筒212がユーザーの皮膚に係合するまで移動させることで達成されうる。皮膚に当接するセンサー取付器102への継続した圧力は、筒アーム5604を対応する移動止め5606から分離させ、筒212がハウジング208内に崩れるのを許してよい。筒212が崩れ始める時、半径肩5614は担体アーム5608との半径方向係合から最終的に離れ、担体アーム5608が溝5610から外れるのを許す。従って、ばね5612の受動ばね力は自由に鋭利体担体5306を上方へ押すことができ、それにより担体アーム5608を溝5610との係合から離し、鋭利体担体5306がハウジング208内で上方へ僅かに移動するのを許す。幾つかの実施形態では、より少ないコイルがばね5612の構成に取り込まれて担体アーム5608と溝5610の間の係合に打ち勝つのに必要なばね力を増加させてよい。少なくとも1つの実施形態では、担体アーム5608と溝5610の一方又は両方は容易な切り離しを助けるために角度を付けてもよい。
鋭利体担体5306がハウジング208内で上方へ移動する時、鋭利体ハブ5014は同じ方向に対応して移動してよく、嵌合部材5016を部分的に引っ込ませ、嵌合部材5016はセンサー制御装置5002の底と同じ高さ、ほぼ同じ高さ、又は少し違う高さになりうる。理解されるように、これは嵌合部材5016がユーザーの皮膚と接触しないことを保証する。接触するとセンサー挿入に悪影響し、過度の痛みを生じ、又はセンサー制御装置5002の底にある粘着剤パッチ(不図示)が適切に皮膚に付着するのを妨げることがある。
図26A~26Cは1つ以上の追加の実施形態に係るセンサー取付器102とセンサー制御装置5002の別の実施形態の組み立て及び分解を示す漸進側断面図である。完全に組み立てられたセンサー制御装置5002は、ハブスナップ爪5302をセンサー取付器102内に配置された鋭利体担体5306のアーム5304内に結合することで(概ね上述したように)センサー取付器102内に装填されてよい。
例示の実施形態では、筒212の筒アーム5604はハウジング208の内部に形成された第1移動止め5702a及び第2移動止め5702bと相互作用するように構成されてよい。第1移動止め5702aは或いはロック止めと呼ばれてよく、第2移動止め5702bは或いは発射止めと呼ばれてよい。センサー制御装置5002が最初にセンサー取付器102に装填される時、筒アーム5604は第1移動止め5702a内に受容されてよい。下記で説明するように、筒212は駆動され筒アーム5604を第2移動止め5702bへ移動させてよく、これによりセンサー取付器102は発射位置に置かれる。
図26Bにおいて、取付器キャップ210はハウジング208と位置合わせされハウジング208に向かって移動し筒212が取付器キャップ210内に受容される。取付器キャップ210をハウジング208に対して回転させる代わりに、取付器キャップ210のねじ山がハウジング208の対応するねじ山に嵌められ取付器キャップ210をハウジング208に結合してよい。取付器キャップ210に形成された軸方向切れ目又はスロット5703(1つ示されている)は、取付器キャップ210のねじ山に近い部分が外方へ曲がってハウジング208のねじ山と係合するのを許してよい。取付器キャップ210がハウジング208に嵌る時、センサーキャップ5018はキャップポスト5314に対応して嵌ってよい。
図22A~22Cの実施形態と同様、センサー取付器102は筒212が衝撃時早まって崩壊しないことを保証するように構成された筒ロック機構を備えてよい。例示の実施形態では、筒ロック機構は筒212の基部近くに形成され1つ以上のリブ5706(2つ示されている)及び取付器キャップ210の基部近くに形成された肩5708と相互作用するように構成された1つ以上のリブ5704(1つ示されている)を備える。リブ5704はリブ5706と肩5708の間に嵌り取付器キャップ210をハウジング208に取り付けるように構成されてよい。より具体的には、取付器キャップ210がハウジング208に嵌った後、取付器キャップ210は回転され(例えば、時計回りに)筒212のリブ5704を取付器キャップ210のリブ5706と肩5708の間に置き、それにより、ユーザーが使用のため取付器キャップ210を逆に回転させ取付器キャップ210を取り外すまで取付器キャップ210を適所にロックしうる。取付器キャップ210のリブ5706と肩5708の間のリブ5706の係合はまた、筒212が早まって崩壊するのを防ぐことがある。
図26Cにおいて、取付器キャップ210はハウジング208から取り外される。図22A~22Cの実施形態と同様、取付器キャップ210は取付器キャップ210を逆に回転させる(これは上記のようにキャップポスト5314を同じ方向に対応して回転させ、センサーキャップ5018を嵌合部材5016から外す)ことで取り外されうる。また、センサーキャップ5018をセンサー制御装置5002から外すことは、センサー5010及び鋭利体5012の末端部を露出させる。
取付器キャップ210がハウジング208から取り外される時、筒212に形成されたリブ5704は取付器キャップ210に形成されたリブ5706の上面とスライドして係合しうる。リブ5706の上面は対応する傾斜した表面を提供しうり、これは取付器キャップ210が回転する時、筒212を上方へ変位させ、筒212を上方へ変位させることは、筒アーム5604を第1移動止め5702aとの係合から曲がり外れさせ第2移動止め5702b内に受容させる。筒212が第2移動止め5702bに移動する時、半径肩5614は担体アーム5608との半径方向係合から外れ、ばね5612の受動ばね力が鋭利体担体5306を上方へ押し担体アーム5608を溝5610との係合から外すのを許す。鋭利体担体5306がハウジング208内で上方へ移動する時、嵌合部材5016がセンサー制御装置5002の底と同じ高さ、ほぼ同じ高さ、又は少し違う高さになるまで嵌合部材5016は対応して引っ込んでよい。この時、センサー取付器102は発射位置にある。従って、この実施形態では、取付器キャップ210を取り外すことは嵌合部材5016を対応して引っ込める。
図27Aは1つ以上の実施形態に係るハウジング208の底部斜視図である。例示のように、1つ以上の縦リブ5802(4つ示されている)がハウジング208の内部に形成される。リブ5802は互いに等距離に又は非等距離に間隔を空けられ、ハウジング208の中心線に概ね平行に延びてよい。第1及び第2移動止め5702a、5702bは縦リブ5802の1つ以上に形成されてよい。
図28Aはハウジング208と筒212と少なくとも部分的にハウジング208内に位置する他の部品の底部斜視図である。例示のように、筒212はハウジング208の縦リブ5802と嵌合するように構成された1つ以上の縦スロット5804を提供又は有してよい。筒212がハウジング208内に崩れた時、リブ5802はスロット5804内に受容されてその動きの間筒212のハウジングとの位置合わせを維持するのを助けうる。理解されるように、これはハウジング208の同じ寸法及び許容制限内のよりきっちりした円周及び半径方向位置合わせをもたらしうる。
例示の実施形態では、センサー担体5602はセンサー制御装置5002を軸方向(例えば、センサーキャップ5018を取り外した後)と円周方向両方で適所に保持するように構成されてよい。これを達成するために、センサー担体5602は1つ以上の支持リブ5806と1つ以上の柔軟なアーム5808を含んで又は有してよい。支持リブ5806は半径方向内方へ延びセンサー制御装置5002に半径方向支持を提供する。柔軟なアーム5808はセンサー制御装置5002の円周の周りに部分的に延び、柔軟なアーム5808の端はセンサー制御装置5002の側面に形成された対応する溝5810内に受容されてよい。従って、柔軟なアーム5808はセンサー制御装置5002に軸方向及び半径方向支持を提供できてよい。少なくとも1つの実施形態では、柔軟なアーム5808の端はセンサー制御装置5002の溝5810内にバイアスされ、筒212が提供する対応する筒ロックリブ5812で適所にロックされてよい。
幾つかの実施形態では、センサー担体5602はハウジング208に1つ以上の点5814において超音波溶接されてよい。しかし、他の実施形態では、センサー担体5602は代わりにスナップフィット係合でハウジング208に結合されてもよく、本開示の範囲から逸脱しない。これは輸送及び発射時、センサー制御装置5002を適所に保持するのを助けてよい。
図29は1つ以上の実施形態に係るセンサー制御装置5002が装填されたセンサー取付器102の拡大側断面図である。上記のように、センサー担体5602は鋭利体担体5306と対応する溝5610において係合可能な1つ以上の担体アーム5608(2つ示されている)を備えてもよい。1つ以上の実施形態では、溝5610は鋭利体担体5306上に形成された突起5902の対によって画定されてよい。担体アーム5608を溝5610内に受容することは、引っ込み(発射)の全段階中、鋭利体担体5306を望まない傾きから安定させるのを助けうる。
例示の実施形態では、鋭利体担体5306のアーム5304は鋭利体ハブ5014の半径方向2軸動きをより改善して制御するのに十分硬くてもよい。幾つかの実施形態では、例えば鋭利体ハブ5014とアーム5304の間の隙間は両軸方向により限定的であってよく、鋭利体ハブ5014の高さの相対的制御は構造により重要でありうる。
例示の実施形態では、センサー担体5602は鋭利体ハブ5014を受容するようにサイズが決められた中央***5904を有する又は提供する。幾つかの実施形態では、例示のように、鋭利体ハブ5014は1つ以上の半径方向リブ5906(2つ示されている)を提供してよい。少なくとも1つの実施形態では、中央***5904の内径は、センサー取付器102の寿命の間並びに動作及び組み立ての全段階を通して鋭利体ハブ5014に半径方向及び傾き支持を提供するのを助ける。また、複数の半径方向リブ5906を有することは、鋭利体ハブ5014の長さ・幅比率を増加させ傾きに対する支持を向上させる。
図30Aは1つ以上の実施形態に係る取付器キャップ210の上部斜視図である。例示の実施形態では、取付器キャップ210の上部をねじ山の近くで分離する2つの軸方向スロット5703が描かれている。上記のように、スロット5703は取付器キャップ210が外方へ曲がりハウジング208(図26B)とスナップ係合するのを助けうる。一方、取付器キャップ210はユーザーによってハウジング208からねじって外されてよい。
図60Aは取付器キャップ210に形成されたリブ5706(1つ見える)も描く。筒212に形成されたリブ5704(図26C)と相互ロックすることで、リブ5706は筒212を全方向にロックし衝撃又は落下時早まった崩壊を防ぐのを助けてよい。筒212は、上記のようにユーザーが取付器キャップ210をハウジング(図29C)からねじって外した時、ロック解除されてもよい。本書で述べたように、各リブ5706の上面は対応する傾斜表面6002を提供してよく、取付器キャップ210が回転されハウジング208から外される時、筒212に形成されたリブ5704は傾斜表面6002にスライドして係合してよく、これにより筒212がハウジング208内へ上方変位する。
幾つかの実施形態では、保存寿命中適切な湿気レベルを維持する乾燥剤を保持するために追加の特徴が取付器キャップ210の内部に設けられてよい。そのような追加の特徴は圧入、熱かしめ、超音波溶接などのためのスナップ、ポストであってよい。
図30Bは1つ以上の実施形態に係る取付器キャップ210とハウジング208の間の係合の拡大断面図である。例示のように、取付器キャップ210は一組の内部ねじ山6004を有し、ハウジング208は内部ねじ山6004と係合可能な一組の外部ねじ山6006を有してよい。本書で述べたように、取付器キャップ210はハウジング208に嵌められてよく、これは内部ねじ山6004を外部ねじ山6006に嵌めて矢印の方向に軸に沿って進めることで達成され、これは取付器キャップ210を外方へ曲げる。この遷移を容易にするために、例示のように、内部及び外部ねじ山6004、6006の対応する表面6008は曲がって、傾斜して、又は面取りされてよい。対応する平らな表面6010が各ねじ山6004、6006に設けられ、取付器キャップ210がハウジング208に適切に嵌められた時、嵌って係合するように構成されてもよい。ユーザーが取付器キャップ210をハウジング208から外す時、平らな表面6010は互いにスライドして係合してよい。
取付器キャップ210とハウジング208の間のねじ係合は封止係合であり、内部部品を湿気、ほこりなどから保護する。幾つかの実施形態では、ハウジング208は取付器キャップ210に形成された対応する溝1914内に受容されるように構成された安定化特徴6012を有して又は提供してよい。取付器キャップ210がハウジング208に嵌められると、安定化特徴6012は取付器キャップ210を安定させ硬くしうる。これは追加の落下頑健性をセンサー取付器102に与えるのに有利でありうる。これはまた、取付器キャップ210の取外しトルクを増加させうる。
図31A及び31Bはそれぞれ1つ以上の実施形態に係るセンサーキャップ5018及び環状体5112の斜視図である。図31Aを参照すると、幾つかの実施形態では、センサーキャップ5018は射出成形部品から成ってよい。これはねじ山を付けたコアを取り付ける又は内部室5022にねじ山を付けるのと対照的に、内部室5022内の内部ねじ山5026aを成形するのに有利である場合がある。幾つかの実施形態では、鋭利体ハブ5014の嵌合部材5016(図19A、19B)に対する進み過ぎを防ぐ1つ以上の阻止リブ6102(1つ見える)が内部室5022内に形成されてもよい。
図31A及び31B両方を参照すると、幾つかの実施形態では、1つ以上の突起6104(2つ示されている)がセンサーキャップ5018の第1端5020aに形成され環状体5112に形成された1つ以上の対応する窪み6106と嵌合するように構成されてよい。しかし、他の実施形態では、突起6104は環状体5112に形成され、窪み6106はセンサーキャップ5018に形成されてよく、本開示の範囲から逸脱しない。
嵌合可能な突起6104及び窪み6106はセンサーキャップ5018を回転してロックし、センサー取付器102の寿命の間及び動作/組み立ての全段階を通してセンサーキャップ5018の環状体5112(従って、センサー制御装置5002)からの意図しない外れを防ぐのに有利である場合がある。幾つかの実施形態では、例示のように、窪み6106は概ねインゲン豆の形状に形成されてもよい。これはセンサーキャップ5018の環状体5112に対する幾分かの過剰回転を可能にするのに有利でありうる。或いは、同じ利益がそれら2つの部品間の平端ねじ係合により得られる場合がある。
本書に開示された実施形態は下記を含む。
A.電子回路ハウジング、電子回路ハウジング内に配置され電子回路ハウジングの底から延びるテールを有するセンサー、電子回路ハウジングを貫通し電子回路ハウジングの底から延びる鋭い先端を有する鋭利体、及び電子回路ハウジングの底に取り外し可能に結合されテールと鋭利体を受容する封止内部室を有するセンサーキャップを備えるセンサー制御装置。
B.センサー取付器、センサー取付器内に配置され電子回路ハウジングを備えるセンサー制御装置、電子回路ハウジング内に配置され電子回路ハウジングの底から延びるテールを有するセンサー、電子回路ハウジングを貫通し電子回路ハウジングの底から延びる鋭い先端を有する鋭利体、及び電子回路ハウジングの底に取り外し可能に結合され係合特徴とテール及び鋭利体を受容する封止内部室とを有するセンサーキャップを備える検体監視システム。この検体監視システムはセンサー取付器に結合され、受入特徴を形成するキャップポストを提供するキャップを更に備えてもよく、前記受入特徴は前記キャップをセンサー取付器に結合すると前記係合特徴を受容する。センサー取付器から前記キャップを取り外すことで、前記センサーキャップを電子回路ハウジングから取り外し、それによりテール及び鋭い先端を露出させる。
C.センサー制御装置をセンサー取付器内に装填するステップを含む検体監視システムを準備する方法。前記センサー制御装置は電子回路ハウジング、電子回路ハウジング内に配置され電子回路ハウジングの底から延びるテールを有するセンサー、電子回路ハウジングを貫通し電子回路ハウジングの底から延びる鋭い先端を有する鋭利体、及び電子回路ハウジングの底に取り外し可能に結合されテールと鋭利体を受容する封止内部室を有するセンサーキャップを備える。この方法はキャップをセンサー取付器に固定するステップと、センサー制御装置がセンサー取付器内にある時にセンサー制御装置を気体化学殺菌で殺菌するステップと、内部室内のテール及び鋭い先端を気体化学殺菌から隔離するステップとを更に含む。
実施形態A、B、及びCのそれぞれは下記の追加の要素のうち1つ以上を任意の組み合わせで有してもよい。要素1では、センサーキャップは内部室にアクセスするために開いた第1端とセンサー取付器のキャップと係合可能な係合特徴を提供し第1端と反対側の第2端とを有する円筒形本体を備え、センサー取付器からキャップを取り外すことは、対応してセンサーキャップを電子回路ハウジングから取り外しテール及び鋭い先端を露出させる。要素2では、電子回路ハウジングは台と嵌合可能な殻を備え、センサー制御装置は前記殻の内面に形成された鋭利体及びセンサー位置決め具と鋭利体及びセンサー位置決め具の周りに受容された環状体とを更に備え、センサーキャップは環状体に取り外し可能に結合される。要素3では、センサーキャップは前記環状体に干渉フィット、ねじ係合、折れ易い部材、及びもろい物質のうち1つ以上により取り外し可能に結合される。要素4では、環状***は鋭利体及びセンサー位置決め具に外接し、環状体は円柱と円柱から半径方向外方へ延在する環状肩とを提供し、封止部材が環状肩と環状***の間に挟まれ封止接続を形成する。要素5では、環状***は溝を形成しセンサーの一部が前記溝内に置かれ、封止部材が前記溝内に延びセンサーの一部を封止する。要素6では、封止部材は第1封止部材であり、センサー制御装置は前記環状肩と前記台の一部の間に挟まれ封止接続を形成する第2封止部材を更に備える。要素7では、電子回路ハウジングは台と嵌合可能な殻を備え、センサー制御装置は鋭利体を担い殻の上面に係合可能な鋭利体ハブと、鋭利体ハブに形成され電子回路ハウジングの底から延びる嵌合部材とを更に備え、センサーキャップは嵌合部材に取り外し可能に結合される。要素8は、前記台に形成された孔内に少なくとも部分的に受容されうりセンサーキャップ及び殻の内面と封止係合する環状体を更に備えることである。要素9では、封止部材が前記環状体と殻の内面の間に挟まれ封止接続を形成する。要素10では、前記環状体は溝を有し、センサーの一部は前記溝内に置かれ、前記封止部材は前記溝内に延びセンサーの一部を封止する。
要素11では、前記受入特徴は曲がって前記係合特徴を受容する1つ以上の柔軟な部材を備え、1つ以上の柔軟な部材は前記キャップをセンサー取付器から取り外した時に前記係合特徴が前記キャップポストを出るのを防ぐ。要素12は、前記1つ以上の柔軟な部材の少なくとも1つの上に形成された傾斜表面と、前記係合特徴によって提供され前記傾斜表面と係合可能な1つ以上のカム表面とを更に備えることであり、傾斜表面と1つ以上のカム表面は前記キャップ及びキャップポストがセンサーキャップに対して第1方向に回転するのを許すが、前記キャップ及びキャップポストがセンサーキャップに対して第1方向と反対の第2方向に回転するのを防ぐ。要素13では、電子回路ハウジングは台と嵌合可能な殻を備え、センサー制御装置は鋭利体を担い殻の上面に係合可能な鋭利体ハブと、鋭利体ハブに形成され電子回路ハウジングの底から延びる嵌合部材とを更に備え、センサーキャップは嵌合部材に取り外し可能に結合され、前記キャップを前記第2方向に回転することはセンサーキャップを嵌合部材から取り外す。要素14では、電子回路ハウジングは台と嵌合可能な殻を備え、センサー制御装置は前記殻の内面に形成された鋭利体及びセンサー位置決め具と鋭利体及びセンサー位置決め具の周りに受容された環状体とを更に備え、センサーキャップは環状体に取り外し可能に結合される。
要素15では、前記キャップは受入特徴を形成するキャップポストを提供し、センサーキャップは係合特徴を有し、方法は前記キャップがセンサー取付器に取り付けられた時、係合特徴を受入特徴で受容するステップを更に含む。要素16は、前記キャップをセンサー取付器から取り外し、前記キャップを取り外しながら係合特徴を受入特徴に係合させ、それによりセンサーキャップを電子回路ハウジングから取り外しテール及び鋭い先端を露出させるステップを更に含むことである。要素17では、センサー制御装置をセンサー取付器に装填する前にテール及び鋭い先端を放射線殺菌で殺菌しテール及び鋭い先端を前記内部室内に封止する。
非限定の例として、A、B、及びCに適用可能な代表的な組み合わせは、要素2と要素3、要素2と要素4、要素4と要素5、要素4と要素6、要素7と要素8、要素8と要素9、要素9と要素10、要素11と要素12、及び要素15と要素16を含む。
検体監視システムの封止構成の実施形態
図32A及び32Bはそれぞれ本開示の1つ以上の実施形態に係るセンサー制御装置例9102の側面図と斜視図である。センサー制御装置9102は図1のセンサー制御装置102に幾つかの点で類似し、従って、それを参照して最も良く理解されうる。また、センサー制御装置9102は図1のセンサー制御装置102に取って代わり、従って、図1のセンサー取付器102と共に使用されてよく、センサー制御装置9102をユーザーの皮膚の目標監視位置に送達してよい。
例示のように、センサー制御装置9102は概ね円盤形で円形断面を有してよい電子回路ハウジング9104を備える。しかし、他の実施形態では、電子回路ハウジング9104は他の断面形状、例えば卵形、楕円形、又は多角形を示してよく、本開示の範囲から逸脱しない。電子回路ハウジング9104は殻9106と、殻9106に嵌合可能な台9108を含む。殻9106は台9108に様々なやり方、例えばスナップフィット係合、干渉フィット、音波溶接、レーザー溶接、1つ以上の機械留め具(例えば、ねじ)、ガスケット、接着剤、又はそれらの任意の組み合わせで固定されうる。幾つかの場合、封止接続がそれらの間に生成されるように殻9106は台9108に固定されてよい。粘着パッチ9110が台9108の下面に配置され取り付けられてもよい。図1の粘着パッチ108と同様、粘着パッチ9110はセンサー制御装置9102を動作時ユーザーの皮膚の適所に固定し維持するように構成されてよい。
センサー制御装置9102はセンサー9112とセンサー制御装置9102の取付時センサー9112をユーザーの皮膚下に経皮で届けるのを助けるために使用される鋭利体9114とを更に含んでもよい。センサー9112及び鋭利体9114の対応する部分は電子回路ハウジング9104の底(例えば、台9108)から末端方向に延在する。鋭利体ハブ9116は鋭利体9114上に重ね成形され鋭利体9114を固定し担うように構成されてよい。図32Aで最も良く分かるように、鋭利体ハブ9116は嵌合部材9118を含んで又は有してもよい。鋭利体9114をセンサー制御装置9102に組み付けるために、鋭利体9114を軸方向に電子回路ハウジング9104を通って鋭利体ハブ9116が電子回路ハウジング9104の上面又はその内部部品に係合し嵌合部材9118が台9108の底から末端方向に延びるまで移動させてよい。下記に説明するように、少なくとも1つの実施形態では、鋭利体ハブ9116は台9108に重ね成形された封止材の上部に封止係合してよい。鋭利体9114が電子回路ハウジング9104を貫通する時、センサー9112の露出部分は鋭利体9114の中空又は凹(弓形)部内に受容されてよい。センサー9112の残りの部分は電子回路ハウジング9104の内部に配置される。
センサー制御装置9102は図32A、32Bで電子回路ハウジング9104から外されて示されたセンサーキャップ9120を更に含んでよい。センサーキャップ9120はセンサー9112及び鋭利体9114の露出部を囲い保護する封止障壁を提供するのを助けうる。例示のように、センサーキャップ9120は第1端9122aと第1端9122aと反対側の第1端9122bとを有する概ね円筒形の本体を備えてもよい。第1端9122aは本体内の内部室9124内へのアクセスを提供するよう開いていてよい。一方、第2端9122bは閉じており係合特徴9126を提供又は有してよい。下記により詳細に説明するように、係合特徴9126はセンサーキャップ9120をセンサー取付器(例えば、図1のセンサー取付器102)の取付器キャップに嵌合させるのを助けうり、センサー取付器からセンサーキャップを取り外した後、センサーキャップ9120をセンサー制御装置9102から取り外すのを助けうる。
センサーキャップ9120は電子回路ハウジング9104に台9108の底において又は近くに取り外し可能に結合されてよい。より具体的には、センサーキャップ9120は台9108の底から末端方向に延在する嵌合部材9118に取り外し可能に結合されてよい。少なくとも1つの実施形態では、例えば嵌合部材9118は、センサーキャップ9120の内部室9124内に形成された一組の内部ねじ山9128b(図32B)と嵌合可能な一組の外部ねじ山9128a(図32A)を有してよい。幾つかの実施形態では、外部及び内部ねじ山9128a、9128bは平らなねじ山構造(例えば、らせん曲率のない)から成ってもよいが、或いは、らせんねじ山係合から成ってもよい。従って、少なくとも1つの実施形態では、センサーキャップ9120は鋭利体ハブ9116の嵌合部材9118においてセンサー制御装置9102にねじにより結合されてよい。他の実施形態では、センサーキャップ9120は嵌合部材9118に、これらに限定されないが干渉又は摩擦フィット、又は最小の分離力(例えば、軸方向又は回転力)で壊れうる脆い部材又は物質(例えば、ワックス、接着剤など)を含む他の種類の係合により取り外し可能に結合されてよい。
幾つかの実施形態では、センサーキャップ9120は第1及び第2端9122a、9122b間に延在する一体(単一)構造体であってもよい。しかし、他の実施形態では、センサーキャップ9120は2つ以上の部品から成ってもよい。例示された実施形態では、例えばセンサーキャップ9120の本体は第2端9122bに配置された乾燥剤キャップ9130を備えてよい。乾燥剤キャップ9130は乾燥剤を収容又は備え、内部室9124内で望ましい湿度レベルを維持するのを助けてよい。また、乾燥剤キャップ9130は、センサーキャップ9120の係合特徴9126を有して又は提供してよい。少なくとも1つの実施形態では、乾燥剤キャップ9130はセンサーキャップ9120の底端内に挿入されたエラストマープラグを備えてもよい。
図33A及び33Bはそれぞれ1つ以上の実施形態に係るセンサー制御装置9102の展開上部斜視図と底部斜視図である。殻9106と台9108は二枚貝の殻片のように働きセンサー制御装置9102の様々な電子部品(不図示)を囲う又は概ね閉じ込める。殻9106と台9108の間に配置されてよい電子部品の例はこれらに限定されないが、バッテリー、抵抗器、トランジスタ、コンデンサ、インダクター、ダイオード、及びスイッチを含む。
殻9106は第1孔9202aを有し、台9108は第2孔9202bを有し、殻9106が台9108に適正に装着された時、孔9202a、9202bは整合してよい。図33Aで最も良く分かるように、台9108は第2孔9202bにおいて台9108の内面から突出する台座9204を提供又は有してよい。台座9204は第2孔9202bの少なくとも一部を形成してもよい。また、チャネル9206が台9108の内面に形成され台座9202に外接してもよい。例示された実施形態では、チャネル9206は円形形状であるが、或いは任意の形状、例えば楕円形、卵形、又は多角形であってよい。
台9108は硬い材料、例えばプラスチック又は金属でできた成形部品から成ってもよい。幾つかの実施形態では、封止材9208は台9108に重ね成形されエラストマー、ゴム、重合体、又は封止接続を容易にするのに適切な別の柔軟な材料でできていてよい。台9108がプラスチックでできている実施形態では、台9108は射出成形の一度目で成形され、射出成形の二度目で封止材9208が台9108上に重ね成形されてよい。従って、台9108は二度台と呼ばれて又は特徴付けされてもよい。
例示された実施形態では、封止材9208は台座9204において台9108上に及び台9108の底に重ね成形されてよい。より具体的には、封止材9208は台座9204に重ね成形された第1封止要素9210aと第1封止要素9210aに相互接続され台9108の底で台9108上に重ね成形された第2封止要素9210b(図33B)とを有して又は提供してよい。幾つかの実施形態では、封止要素9210a、9210bの一方又は両方は第2孔9202bの対応する部分を形成するのを助けてよい。封止材9208は本書で台9108上に重ね成形されると説明されるが、封止要素9210a、9210bの一方又は両方は台9108から独立したエラストマー部品、例えばオーリング又はガスケットから成ってもよいことも本書で考慮されている。
センサー制御装置9102は中央孔9214を有する概ね環状の構造体でありうる環状体9212を更に備えてもよい。中央孔9214は第1封止要素9210aを受容するようにサイズが決められ、センサー制御装置9102が適正に組み立てられた時、第1及び第2孔9202a、9202b両方と整合してよい。中央孔9214の形状は第2孔9202b及び第1封止要素9210aの形状と概ね一致してよい。
幾つかの実施形態では、環状体9212は環状唇9216をその底面に有して又は提供してよい。環状唇9216は台9108の内面に形成されたチャネル9206と嵌合又は受容されるようにサイズが決められ構成されてよい。幾つかの実施形態では、溝9218が環状唇9216に形成され、台9108内で横方向に延びるセンサー9112の一部を収容又は受容するように構成されてよい。幾つかの実施形態では、環状体9212は上面に環状体溝9220(図33A)を有して又は提供してよく、その溝は、センサー制御装置9102が適正に組み立てられた時、殻9106の内面に形成された環状***9222(図33B)を受容し嵌合するようにサイズが決められている。
センサー9112は台9108に形成された第2孔9202bを通って延びユーザーの皮膚下に経皮的に受容されるテール9224を有してもよい。テール9224は酵素又は他の化学物質を含み検体監視を可能にするのを助けうる。鋭利体9114は殻9106に形成された第1孔9202aを通って延びうる鋭い先端9226を有してもよい。鋭い先端9226が電子回路ハウジング9104を貫通する時、センサー9112のテール9224は鋭い先端9226の中空又は凹部内に受容されてよい。鋭い先端9226はテール9224を載せテール9224の活性化学物質を体液と接触させながら皮膚を貫通するように構成されてよい。
センサー制御装置9102は部品のうち殻9106の部分、センサー9112、鋭利体9114、封止材9208、環状体9212、及びセンサーキャップ9120を含む封止された部分組立体を提供してもよい。封止された部分組立体はセンサー9112及び鋭利体9114をセンサーキャップ9120の内部室9124(図33A)内に隔離するのを助けうる。封止された部分組立体を組み立てる時、鋭い先端9226は鋭利体ハブ9116が封止材9208、特に第1封止要素9210aに係合するまで電子回路ハウジング9104を通って移動させられる。鋭利体ハブ9116の底に設けられた嵌合部材9118は台9108の底の第2孔9202bから外へ延び、センサーキャップ9120は鋭利体ハブ9116に嵌合部材9118において結合されてよい。センサーキャップ9120を鋭利体ハブ9116に嵌合部材9118において結合することは、センサーキャップ9120の第1端9122aを封止材9208、特に台9108の底の第2封止要素9210bと封止係合させうる。幾つかの実施形態では、センサーキャップ9120が鋭利体ハブ9116に結合される時、センサーキャップ9120の第1端9122aの一部は台9108の底に係合してよく、鋭利体ハブ9116と第1封止要素9210aの間の封止係合は特徴間のどんな許容変化も引き受けることができうる。
図34は1つ以上の実施形態に係るセンサー制御装置9102の側断面図である。上記で示したように、センサー制御装置9102はセンサー9112及び鋭利体9114をセンサーキャップ9120の内部室9124内に隔離するのに有用でありうる封止部分組立体9302を備えて又は取り込んでもよい。封止部分組立体9302を組み立てるために、テール9224が台9108の底において第2孔9202bを通って延びるようにセンサー9112は台9108内に位置してもよい。少なくとも1つの実施形態では、位置付け特徴9304は台9108の内面に形成され、センサー9112は位置付け特徴9304と嵌合可能でセンサー9112を台9108内に適正に位置付けする溝9306を有してもよい。
センサー9112が適正に位置付けされると、環状体9212は台9108上に取り付けられうる。より具体的には、環状体9212は封止材9208の第1封止要素9210aが環状体9212に形成された中央孔9214内に受容されるように配置されてよく、第1封止要素9210aは中央孔9214において環状体9212に半径方向封止を生成する。また、環状体9212に形成された環状唇9216は台9108に形成されたチャネル9206内に受容されてよく、環状唇9216に形成された溝9218は台9108内で横方向にチャネル9206を横切るセンサー9112の部分を受容するように位置合わせされうる。幾つかの実施形態では、接着剤がチャネル9206内に注入され環状体9212を台9108に固定してもよい。接着剤はまた、2つの部品間の封止接続を可能にし溝9218においてセンサー9112の周りに封止を生成してよく、これはテール9224を電子回路ハウジング9104の内部から隔離しうる。
次に殻9106は台9108と嵌合され又は結合されてよい。幾つかの実施形態では、例示のように、殻9106は突起・溝係合9308により電子回路ハウジング9104の外周において台9108と嵌合してよい。接着剤が係合9308の溝部分に注入(塗布)され殻9106を台9108に固定し、封止係合接続を生成してもよい。殻9106を台9108に嵌合すると、殻9106の内面上に形成された環状***9222は環状体9212の上面に形成された環状体溝9220に受容されてよい。幾つかの実施形態では、接着剤が環状体溝9220内に注入され殻9106を環状体9212に固定しその位置で2つの部品間の封止接続を容易にしてもよい。殻9106を台9108に嵌合すると、第1封止要素9210aが殻9106に形成された第1孔9202aを通って少なくとも部分的に延びてよい。
次に、鋭い先端9226を殻9106及び台9108に形成され整合した第1及び第2孔9202a、9202bを通って延ばすことで、鋭利体9114はセンサー制御装置9102に結合されてよい。鋭利体9114は鋭利体ハブ9116が封止材9208、特に第1封止要素9210aに係合するまで移動されてよい。鋭利体ハブ9116が第1封止要素9210aと係合すると、嵌合部材9118は台9108の底の第2孔9202bから外へ延び(突出し)てよい。
次に、センサーキャップ9120の内部ねじ山9128bを嵌合部材9118の外部ねじ山9128aとねじ嵌合させることで、センサーキャップ9120はセンサー制御装置9102に取り外し可能に結合されてよい。内部室9124は台9108の底から延びるテール9224と鋭い先端9226を受容するようにサイズが決められ構成されてよい。また、内部室9124は封止されテール9224の化学物質と悪相互作用しうる物質からテール9224及び鋭い先端9226を隔離してもよい。幾つかの実施形態では、乾燥剤(不図示)が適切な湿気レベルを維持するために内部室9124内に存在してもよい。
センサーキャップ9120と嵌合部材9118の間の嵌合係合を締める(回転させる)ことは、センサーキャップ9120の第1端9122aが第2封止要素9210bと軸方向に(例えば、孔9202a、9202bの中心線に沿って)封止係合するように促し、鋭利体ハブ9116と第1封止要素9210aの間の軸方向封止接続を更に向上させてもよい。また、センサーキャップ9120と嵌合部材9118の間の嵌合係合を締めることは、第1封止要素9210aを圧縮し第1封止要素9210aと環状体9212の間の半径方向封止係合を中央孔9214において強化しうる。従って、少なくとも1つの実施形態では、第1封止要素9210aは軸方向及び半径方向封止係合を可能にするのを助ける。
上記のように、第1及び第2封止要素9210a、9210bが台9108に重ね成形され、物理的に連結又は相互接続されてよい。従って、一度の射出成形は台9108の第2孔9202bを通って流れ封止材9208の両端を生成してもよい。これは、一度の射出成形だけで多数の封止接続を生成でき有利でありうる。別々のエラストマー部品(例えば、オーリング、ガスケットなど)を使用するのと対照的に、二度成形構成の追加の利点は、一度目と二度目の境界は機械的封止ではなく信頼できる結合であることである。従って、機械的封止障壁の有効数は実効的に半分になる。また、一度のエラストマーを含む二度部品はまた、全ての必要な無菌障壁を実現するのに必要な二度部品の数を最小にすることを意味する。適正に組み立てられると、封止部分組立体9302は放射線殺菌プロセスに曝されセンサー9112及び鋭利体9114を殺菌してよい。センサーキャップ9120を鋭利体ハブ9116に結合する前又は後に、封止部分組立体9302は放射線殺菌に曝されてよい。センサーキャップ9120を鋭利体ハブ9116に結合した後に殺菌される場合、センサーキャップ9120は放射線の通過を許す材料でできていてよい。幾つかの実施形態では、センサーキャップ9120は透明又は半透明であってもよいが、不透明であってもよく、本開示の範囲から逸脱しない。
図34Aは図32A、32B及び33A、33Bのセンサー制御装置9102の別の実施形態の一部の展開斜視図である。上記実施形態は台9108及び封止材9208が二度射出成形プロセスにより製造されることを説明する。しかし、他の実施形態では、手短に上述したように、封止材9208の封止要素9210a、9210bの一方又は両方が台9208から独立してエラストマー部品であってもよい。例示の実施形態では、例えば第1封止要素9210aは環状体9212上に重ね成形され、第2封止要素9210bはセンサーキャップ9120上に重ね成形されてよい。或いは、第1及び第2封止要素9210a、9210bはそれぞれ別の部品、例えば環状体9212及びセンサーキャップ9120上に配置されたガスケット又はオーリングから成ってもよい。センサーキャップ9120と嵌合部材9118の間の嵌合係合を締める(回転させる)ことは、第2封止要素9210bを台9108の底と軸方向に封止係合するように促し、鋭利体ハブ9116と第1封止要素9210aの間の軸方向封止接続を向上させてもよい。
図35Aは1つ以上の実施形態に係る台9108の底部斜視図であり、図35Bはセンサーキャップ9120の上部斜視図である。図35Aに示すように、台9108は1つ以上の窪み又はポケット9402を第2孔9202bへの開口に又は近くに提供又は有してもよい。図35Bに示すように、センサーキャップ9120は1つ以上の突起9404をセンサーキャップ9120の第1端9122aに又は近くに提供又は有してもよい。センサーキャップ9120が鋭利体ハブ9116(図33A、33B及び93)に結合されると、突起9404はポケット9402内に受容されてよい。より具体的には、上記のように、センサーキャップ9120がセンサーハブ9116の嵌合部材9118(図33A、33B及び93)に結合されると、センサーキャップ9120の第1端9122aは第2封止要素9210bと封止係合する。このプロセスで、突起9404はまた、ポケット9402に受容されてもよく、これはセンサーキャップ9120が鋭利体ハブ9116から早まって外れるのを防ぐのを助けうる。
図36A及び36Bはそれぞれ1つ以上の実施形態に係るセンサー取付器例9502の側面図と側断面図である。センサー取付器9502は幾つかの点で図1のセンサー取付器102に類似し、センサー制御装置、例えばセンサー制御装置9102を送達(発射)するように設計されていてよい。図36Aはセンサー取付器9502がユーザーへ出荷され受け取られうる仕方を描き、図36Bはセンサー取付器9502の内部に配置されたセンサー制御装置9102を描く。
図36Aに示すように、センサー取付器9502はハウジング9504とハウジング9504に取り外し可能に結合された取付器キャップ9506とを備える。幾つかの実施形態では、取付器キャップ9506はハウジング9504にねじ締めされタンパーリング9508を備えてもよい。取付器キャップ9506をハウジング9504に対して回転させる(例えば、外す)と、タンパーリング9508は切断され、それにより取付器キャップ9506をセンサー取付器9502から解放しうる。
図36Bで、センサー制御装置9102はセンサー取付器9502内に配置されている。センサー制御装置9102が完全に組み立てられると、センサー取付器9502内に装填され、取付器キャップ9506はセンサー取付器9502に結合されてよい。幾つかの実施形態では、取付器キャップ9506及びハウジング9504は互いに反対の嵌合可能なねじ山の組を有してよく、取付器キャップ9506がハウジング9504に時計回り(反時計回り)方向にねじ締めされ、それにより取付器キャップ9506をセンサー取付器9502に固定するのを可能にする。
取付器キャップ9506をハウジング9504に固定すると、センサーキャップ9120の第2端9122bは取付器キャップ9506の内部にあり底から基部方向に延在するキャップポスト9510内に受容されてよい。キャップポスト9510は、取付器キャップ9506がハウジング9504に結合された時、センサーキャップ9120の少なくとも一部を受容するように構成されてよい。
図37A及び37Bはそれぞれ1つ以上の追加の実施形態に係るキャップポスト9510の斜視図と上面図である。例示された図で、センサーキャップ9120の一部はキャップポスト9510内に受容され、より具体的には、センサーキャップ9120の乾燥剤キャップ9130はキャップポスト9510内に配置される。キャップポスト9510は取付器キャップ9506(図36B)をセンサー取付器9502(図36A、36B)に結合(例えば、ねじ締め)すると、センサーキャップ9120の係合特徴9126を受容するように構成された受入特徴9602を有してもよい。しかし、取付器キャップ9506をセンサー取付器9502から取り外した後、受入特徴9602は係合特徴9126が方向を反転するのを防ぎ、従ってセンサーキャップ9120がキャップポスト9510から離れるのを防いでもよい。代わりに、取付器キャップ9506をセンサー取付器9502から取り外すことは、同時にセンサーキャップ9120をセンサー制御装置9102(図32A、32Bと33A、33B)から取り外し、それによりセンサー9112の末端部及び鋭利体9114(図33A、33B)を露出させる。
受入特徴9602の多くの構成バリエーションが使用されてもよく、本開示の範囲から逸脱しない。例示の実施形態では、受入特徴9602は係合特徴9126を受容するように拡張可能又は弾力的な1つ以上の柔軟な部材9604(2つ示されている)を備える。係合特徴9126は、例えば大きい頭を有し、柔軟な部材9604は大きい頭を受容するよう半径方向外方へ曲がるように構成された複数の柔軟な指を備えるコレット型具から成ってもよい。
柔軟な部材9604は係合特徴9126の外壁に設けられた1つ以上の対向するカム表面9608と相互作用するように構成された対応する傾斜表面9606を更に提供又は有してもよい。傾斜表面9606及び対向するカム表面9608の構成及び整合は、取付器キャップ9506がセンサーキャップ9120に対して第1方向A(例えば、時計回り)に回転できるが、取付器キャップ9506が第2方向B(例えば、反時計回り)に回転する時、キャップポスト9510はセンサーキャップ9120に当接するようになっている。特に、取付器キャップ9506(従って、キャップポスト9510)が第1方向Aに回転する時、カム表面9608は傾斜表面9606と係合して柔軟な部材9604が半径方向外方へ曲がるよう促し、爪車効果を生じさせる。しかし、取付器キャップ9506(従って、キャップポスト9510)を第2方向Bに回転させることは、カム表面9608の立った表面9610を傾斜表面9606の対向する立った表面9612に衝突させ、その結果、センサーキャップ9120は柔軟な部材9604に当接する。
図38は1つ以上の実施形態に係る取付器キャップ9506内に配置されたセンサー制御装置9102の側断面図である。例示のように、受入特徴9602への開口は第1直径D3を示し、センサーキャップ9120の係合特徴9126は第1直径D3より大きくセンサーキャップ9120の残りの部分の外径より大きい第2直径D4を示す。センサーキャップ9120がキャップポスト9510内に延びると、受入特徴9602の柔軟な部材9604は半径方向外方へ曲がり(広がり)係合特徴9126を受容してよい。幾つかの実施形態では、例示のように、係合特徴9126は柔軟な部材9604を半径方向外方へバイアスするのを助ける立った外表面を提供又は有してもよい。係合特徴9126が受入特徴9602を越すと、柔軟な部材9604は元の状態に戻り、従ってセンサーキャップ9120をキャップポスト9510内にロックできる。
取付器キャップ9506がハウジング9504(図36A、36B)に第1方向Aにねじ入れられる時、キャップポスト9510は同じ方向に対応して回転し、センサーキャップ9120はキャップポスト9510に徐々に導入される。キャップポスト9510が回転する時、柔軟な部材9604の傾斜した表面9606はセンサーキャップ9120の対向するカム表面9608に爪車状に働く。これは取付器キャップ9506が完全にハウジング9504にねじ留めされるまで続く。幾つかの実施形態では、爪車動作は取付器キャップ9506が最終位置に達する前の取付器キャップ9506の2回転間に発生しうる。
取付器キャップ9506を取り外すために、取付器キャップ9506は第2方向Bに回転させられ、これはキャップポスト9510を同じ方向に対応して回転させ、カム表面9608(即ち、図37A、37Bの立った表面9610)を傾斜した表面9606(即ち、図37A、37Bの立った表面9612)に当接させる。その結果、取付器キャップ9506の第2方向Bの連続回転はセンサーキャップ9120を同じ方向に対応して回転させ、それにより嵌合部材9118から外れセンサーキャップ9120がセンサー制御装置9102から外れるのを許す。センサーキャップ9120をセンサー制御装置9102から外すことは、センサー9112及び鋭利体9114の末端部を露出させ、センサー制御装置9102を発射(使用)のための位置に置く。
図39はセンサーと鋭利体の間の相互作用例を示すセンサー制御装置9800の断面図である。鋭利体の組み立て後、センサーは鋭利体が有する溝内にあるべきである。図9のセンサー制御装置は内方へ曲がり鋭利体と完全に整合したセンサーを示していないが、完全な組み立て後、そうである場合がある(2つの矢印Aによって示された位置においてセンサーに僅かなバイアス力が掛かるので)。センサーをバイアスし鋭利体に当接させることは、皮下挿入の間センサーと鋭利体の間のどんな相対的動きもセンサー先端(即ち、テール)を鋭利体溝外に露出させ(挿入が失敗する可能性がある)ないために有利でありうる。
本書に開示された実施形態は下記を含む。
D.センサー制御装置であって、第1孔を有する殻と第2孔を有する台とを備える電子回路ハウジングであって、殻を台に結合する時第2孔は第1孔と整合可能である、電子回路ハウジングと、第2孔において前記台の上に重ね成形された封止材であって、前記台の内面から突出した台座上に重ね成形された第1封止要素と第1封止要素と相互接続され前記台の底に重ね成形された第2封止要素とを備える封止材と、前記電子回路ハウジング内に配置されたセンサーであって、前記第2孔を通り前記台の底から延びるテールを有するセンサーと、前記第1及び第2孔を通り前記電子回路ハウジングの底から延びる鋭利体とを備えるセンサー制御装置。
E.センサー取付器と、センサー取付器内に配置され電子回路ハウジングを備えるセンサー制御装置であって、電子回路ハウジングは第1孔を有する殻と第2孔を有する台とを備え殻を台に嵌合する時第2孔は第1孔と整合可能である、センサー制御装置と、第2孔において前記台の上に重ね成形された封止材であって、前記台の内面から突出した台座上に重ね成形された第1封止要素と第1封止要素と相互接続され前記台の底に重ね成形された第2封止要素とを備える封止材と、前記電子回路ハウジング内に配置されたセンサーであって、前記第2孔を通り前記台の底から延びるテールを有するセンサーと、前記第1及び第2孔を通り前記電子回路ハウジングの底から延びる鋭利体とを備える組立体。前記組立体は前記テール及び鋭利体を受容する封止された内部室を有し前記台の底において前記センサー制御装置に取り外し可能に結合されたセンサーキャップと、前記センサー取付器に結合された取付器キャップとを更に備える。
実施形態D及びEのそれぞれは下記の追加の要素のうち1つ以上を任意の組み合わせで有してもよい。要素1では、台は一度目で成形された第1射出成形部品から成り、封止材は二度目で前記第1射出成形部品上に重ね成形された第2射出成形部品から成る。要素2は、鋭利体を担い前記第1封止要素に封止係合する鋭利体ハブと、前記台の底において鋭利体ハブに取り外し可能に結合され前記第2封止要素に封止係合するセンサーキャップとを更に備えることであり、センサーキャップは前記テール及び鋭利体を受容する内部室を有する。要素3では、前記鋭利体ハブは前記台の底から延びる嵌合部材を提供し、前記センサーキャップは前記嵌合部材に取り外し可能に結合される。要素4は、前記第2孔において前記台の底に形成された1つ以上のポケットとセンサーキャップの端に形成され前記センサーキャップが前記鋭利体ハブに結合される時前記1つ以上のポケット内に受容されうる1つ以上の突起とを更に備えることである。要素5は、前記電子回路ハウジング内に配置され中央孔を有する環状体であって、前記中央孔は前記第1封止要素を受容し半径方向に封止係合する、環状体を更に備えることである。要素6は、前記台の内面に形成され前記台座に外接するチャネルと、前記環状体の下面に形成され前記チャネルと嵌合可能な環状唇と、前記チャネル内に提供され前記環状体を前記台に前記チャネルにおいて固定し封止する接着剤とを更に備えることである。要素7は、前記環状唇に形成され前記台内を横方向に延びる前記センサーの一部を収容する溝を更に備えることであり、前記接着剤は前記センサーの周りを前記溝において封止する。要素8は、前記環状体の上面に形成された環状体溝と、前記殻の内面に形成され環状体溝と嵌合可能な環状***と、前記環状体溝内に提供され前記殻を前記環状体に固定し封止する接着剤とを更に備えることである。要素9では、前記第1及び第2封止要素の一方又は両方は前記第2孔の少なくとも一部を画定する。要素10では、前記殻が前記台に結合されると前記第1封止要素は前記第1孔を少なくとも部分的に通って延びる。
要素11では、センサー制御装置は前記鋭利体を担い前記第1封止要素に封止係合する鋭利体ハブを更に備え、センサーキャップは前記台の底において取り外し可能に前記鋭利体ハブに結合され前記第2封止要素に封止係合する。要素12では、センサー制御装置は前記第2孔において前記台の底に形成された1つ以上のポケットと、前記センサーキャップの端に形成され前記センサーキャップが前記鋭利体ハブに結合されると前記1つ以上のポケット内に受容される1つ以上の突起とを備える。要素13では、センサー制御装置は前記電子回路ハウジング内に配置され中央孔を有する環状体であって、前記中央孔は前記第1封止要素を受容し半径方向に封止係合する、環状体を更に備える。要素14では、センサー制御装置は前記台の内面に形成され前記台座に外接するチャネルと、前記環状体の下面に形成され前記チャネルと嵌合可能な環状唇と、前記チャネル内に提供され前記環状体を前記台に前記チャネルにおいて固定し封止する接着剤とを更に備える。要素15では、センサー制御装置は前記環状唇に形成され前記台内を横方向に延びる前記センサーの一部を収容する溝を更に備え、前記接着剤は前記センサーの周りを前記溝において封止する。要素16では、センサー制御装置は前記環状体の上面に形成された環状体溝と、前記殻の内面に形成され環状体溝と嵌合可能な環状***と、前記環状体溝内に提供され前記殻を前記環状体に固定し封止する接着剤とを更に備える。要素17では、前記第1及び第2封止要素の一方又は両方は前記第2孔の少なくとも一部を画定する。要素18では、前記第1封止要素は前記第1孔を少なくとも部分的に通って延びる。
非限定の例として、D及びEに適用可能な代表的な組み合わせは、要素2と要素3、要素2と要素4、要素5と要素6、要素6と要素7、要素5と要素8、要素11と要素12、要素13と要素14、要素14と要素15、及び要素13と要素16を含む。
適切な装置、システム、方法、部品、及びそれらの動作の追加の詳細と関係する特徴が国際公開第2018/136898号、第2019/236850号、第2019/236859号、第2019/236876号、及び2019年6月6日に出願された米国特許出願第16/433931号に明記されている。それらのそれぞれの全体を本明細書に引用する。
一体取付器及び2ピース取付器の発射機構の実施形態
図40A~40Fは取付器216を作動させてセンサー制御装置222をユーザーに取り付け、鋭利体1030を使用した取付器216内に安全に引っ込める内部装置機構の実施形態の詳細を例示する。これらの図面は一緒に鋭利体1030(センサー制御装置222に結合されたセンサーを支持する)をユーザーの皮膚内に打ち込み、センサーをユーザーの間質液に接触したまま後に残して鋭利体を引っ込め、センサー制御装置をユーザーの皮膚に粘着剤で付着させるシーケンス例を表す。代わりの取付器組立体実施形態及び部品と共に使用するための上記の動作の変更は上記動作を参照して当業者によって理解されうる。また、取付器216は本書に開示した一体構成又は2ピース構成のセンサー取付器であってよい。
図40Aを参照すると、センサー1102はユーザーの皮膚1104の少し上に鋭利体1030内に支持される。上案内部1108のレール1106(任意選択で3つ)が設けられ筒318に対する取付器216の動きを制御してよい。筒318は取付器216内に戻り止め特徴1110によって保持され、取付器216の縦軸に沿った適切な下方力が戻り止め特徴1110による抗力に勝って鋭利体1030とセンサー制御装置222がユーザーの皮膚1104内へ縦軸に沿って平行移動できる。また、センサー担体1022の担体アーム1112は鋭利体引込組立体1024に係合し鋭利体1030をセンサー制御装置222に対して適所に維持する。
図40Bで、ユーザーの力が加えられ、戻り止め特徴1110に打ち勝ち又は優先し、筒318がハウジング314内に崩れ、センサー制御装置222(関連する部品と)を縦軸に沿って矢印Lで示すように下方へ平行移動するように駆動する。筒318の上案内部1108の内径は、センサー/鋭利体挿入プロセスの全行程を通して担体アーム1112の位置を制限する。鋭利体引込組立体1024の相補面1116に当接した担体アーム1112の止め表面1114の保持は、戻りばね1118が一杯にエネルギーをためた状態で、これらの部材の位置を維持する。
図40Cでは、センサー1102及び鋭利体1030は一杯の挿入深さに達している。そうする時、担体アーム1112は上案内部1108内径を通り抜ける。次に、コイル戻りばね1118の圧縮された力は斜めの止め表面1114を半径方向外方へ駆動し、力を解放して鋭利体引込組立体1024の鋭利体担体1102を駆動し、ユーザーから(溝付き)鋭利体1030を引き抜きセンサー1102から離す(図40Dで矢印Rで示す)。
図40Eで示すように鋭利体1030が完全に引っ込められた状態で、筒318の上案内部1108は最終ロック特徴1120で固定される。図40Fで示すように、使用された取付器216は挿入箇所から取り除かれ、センサー制御装置222を後に残し、鋭利体1030は取付器216内に安全に固定されている。使用された取付器216を廃棄できる。
センサー制御装置222を取り付ける時の取付器216の動作は、ユーザーに鋭利体1030の挿入及び引っ込みが取付器216の内部機構によって自動的に行われる感覚を提供するように設計されている。言い換えると、本発明はユーザーが手動で鋭利体1030を自分の皮膚内に打ち込む感覚を経験するのを防ぐ。従って、ユーザーが取付器216の戻り止め特徴からの抗力に打ち勝つのに十分な力を加えると、取付器216の結果の動作は、取付器が作動されたことへの自動応答であると認識される。全ての駆動力がユーザーによって提供され鋭利体1030を挿入するのに追加のバイアス/駆動手段は使用されないにも拘らず、ユーザーは鋭利体1030を駆動し皮膚を突き刺すために自分が追加の力を供給していると認識しない。図40Cで詳述したように、鋭利体1030の引っ込みは取付器216のコイル戻りばね1118によって自動化される。
キャップ封止材の実施形態
図で分かるように、一体取付器150の実施形態はハウジング208とハウジング208と嵌合可能な取付器キャップ210とを備えうる。取付器キャップ210は一体取付器150の内容物を保護する障壁を提供する。幾つかの実施形態では、取付器キャップ210はハウジング208にねじ係合で固定されてよく、取付器キャップ210をハウジング208に対して回転する(外す)と、取付器キャップ210はハウジング208から解放されうる。しかし、他の実施形態では、取付器キャップ210はハウジング208に干渉又は収縮フィット係合により固定されてよい。従って、一体取付器150を検体センサーの挿入に使用するために、ユーザーは取付器キャップ210をハウジング208から取り外すことができる。また、描かれていないが、一体取付器150はまた、本書又は引用されている他の引用されている公開に記載された取付器、センサー制御装置、検体センサー、及び鋭利体の実施形態のどれでも備えてよい。
下記で説明するように、ハウジング208と取付器キャップ210の間の結合係合は、取付器キャップ210で封止され無菌環境を維持することで一体取付器150内に配置された部品に無菌状態を提供できる。下記に説明される実施形態は、2ピース又は一体構成を取り込んだ検体監視システムに適用可能である場合がある。特に、2ピース構成を使用する実施形態では、センサー制御装置102(図1)用の電気部品を保持する電子回路ハウジング(不図示)はハウジング208内に配置されてよく、取付器キャップ210が無菌環境を維持する。一方、一体構成を使用する実施形態では、一体取付器150は完全に組み立てられたセンサー制御装置102(例えば、図1のセンサー制御装置102)を収容してもよく、取付器キャップ210は完全に組み立てられたセンサー制御装置用の無菌環境を維持する。
図41A~41Dはハウジング208と取付器キャップ210の間の境界面の拡大側断面図を示す。例示のように、ハウジング208の取付器キャップ封止唇20702Uは第1軸方向延長2002aを有し、キャップ210の封止境界面20708Eは第1軸方向延長2002aと嵌合可能な空洞2002dを提供する。例示の実施形態では、キャップ210の第2軸方向延長2002bと第3軸方向延長2002cによって形成された空洞2002dの直径はハウジング208の第1軸方向延長2002aの直径を空洞2002d内に受容するようにサイズが決められる。例えば、図41Cに示すように、軸方向延長2002aは軸方向延長2002aの末端縁から測定した高さH1において厚みD1を有しうる。同様に、第2軸方向延長2002cはキャップ210の基部縁から測定した高さH3において厚みD5を有しうり、空洞2002dはキャップ210の基部縁から測定した高さH2、H3、及びH4においてそれぞれ厚みD2、D3、及びD4を有しうる。ある実施形態では、D1は寸法が1mmで許容誤差は±0.03mmでありえ、D2、D3、D4は任意の適切な寸法を有しうり、D5は寸法が0.74mmで許容誤差は±0.5mmでありえ、H1は寸法が1.66mmで許容誤差は±0.1mmでありえ、H2は寸法が8.25mmで許容誤差は±0.1mmでありえ、H3は寸法が9.25mmで許容誤差は±0.1mmでありえ、H4は寸法が9.75mmで許容誤差は±0.1mmでありえる。しかし、他の実施形態では、逆が使用でき、第1軸方向延長2002aの直径は第2軸方向延長2002bの直径を受容するようにサイズが決められてもよく、本開示の範囲から逸脱しない。
各実施形態では、2つの半径方向封止材2004、2006は第1及び第2軸方向延長2002a、2002bの間の境界面に設けられうり、半径方向封止材2004、2006はどちらの軸方向でも境界面を横切る液体又は汚染物質の移動を防ぐ。また、本書に説明した両半径方向封止材は、冗長封止材法により許容誤差と、応力緩和と組み合わされた熱変化とを受け入れうる。例示の実施形態では、両半径方向封止材2004、2006は第1軸方向延長2002aと第2軸方向延長2002bの間の効果的な封止のための楔効果を利用する。
環境意識したパッケージ及び部品の実施形態
本開示の実施形態によれば、2ピース又は一体構成を組み入れた検体監視システムはユーザーに封止パッケージに入れて出荷される。特に、2ピース構成を使用する実施形態では、取付器150及びセンサー容器又はトレイ810は単一の封止パッケージに入れて出荷されうる。或いは、取付器150とセンサー容器又はトレイ810は別々の封止パッケージに入れて出荷されうる。一方、一体構成を使用する実施形態では、一体取付器150は単一の封止パッケージに入れて出荷されうる。本開示の実施形態によれば、封止パッケージは封止されたホイルバッグ又は当業者に既知の任意の他の封止パッケージを含みうる。本書に記載された封止パッケージは低水蒸気透過率(MVTR)を維持するように構成されうり、それにより一体及び2ピース検体監視システムの安定な保存期間を可能にする。例えば、図41Eに描かれたチャートに示すように、複数の異なる材料及び封止材についてMVTRを30℃及び65%相対湿度で試験した。
本開示の実施形態によれば、封止パッケージは再封止可能であってもよい。例えば、封止パッケージは再封止機構、例えばジッパー型連結閉包又は当業者に既知の任意の他の方法又はシステムを含みうる。
また、封止パッケージは、前払い・予め印刷された戻り出荷ラベルを含み、ユーザーが使用済み取付器、容器、及び/又はセンサー制御装置をリサイクル又は破棄のために返すのを許してもよい。また、本書に記載された封止パッケージは部品及び様々な製造プロセスステップを削除するのに有利でありうる。例えば、注意深く製造中の湿度制御を計画することで、本書に記載された封止パッケージは乾燥剤の必要性を削除するか、又は封止パッケージ内におけるより小さな市販の乾燥剤の使用を許してもよい。また、圧減衰漏れ試験が製造プロセス中、必要でないかも知れない。例えば、一体構成システムの場合、取付器を組み立ててパッケージした後及びセンサー制御装置9120を組み立てた後、圧減衰試験を製造中に実行する。このように、ハウジング及びキャップは、部品間の適切な封止を実現でき製品が意図された保存期間を満たすのを保証しうる材料を使って構成される。しかし、ホイル封止バッグを利用する場合、異なる部品の厳密な圧減衰試験は必要でないかも知れない。
本開示の実施形態によれば、本書に記載された取付器実施形態のいずれも及びそれらの部品(これらに限定されないがハウジング、筒、鋭利体担体、電子回路担体、発射ピン、鋭利体ハブ、センサーモジュール実施形態、取付器、及びセンサー容器又はトレイを含む)のいずれも、様々な硬い材料でできていてもよい。幾つかの実施形態では、例えばそれらの部品は工学用熱可塑性物質、例えばアセタール又はポリオキシメチレンでできていてもよい。本書に記載された取付器実施形態の様々な部品を作るための単一材料の使用は、リサイクル性、潤滑性、及び厳格な許容誤差管理を改善するのに有利でありうる。具体的には、アセタールは互いに対して動く部品(例えば、筒とハウジング、鋭利体担体とハウジング)間の潤滑性(即ち、低摩擦)を提供するために使用されうる。このように、摩擦を減らすことは、センサー挿入を成功させるのに十分な力を提供するのを助けうる。アセタールの使用はまた、製造中の圧減衰試験の必要性を低減しうる。他の実施形態では、例えばアセタールと同じ又は類似の特性を有する他の材料、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)が上記部品のいずれか又は全てに使用されうる。また、封止可能パッケージの使用は、取付器ハウジングとキャップの間の適切な封止を実現するために通常要求される厳格な部品許容誤差管理の必要性を低減し、単一の材料が製造のため使用されるのを許す。より厳格な許容誤差部品は厳格に制御された工作機械及びプロセスを通常必要とし、それにより部品の製造コストを増加させる。従って、単一の材料の使用は製造コストを低減しうる。例えば、どんな金属部品も、例えば駆動ばね、バッテリー、及び引込ばねを磁石を使って分離した後、同じ材料でできた全ての残り部品は容易に再利用されうる。
初期化ツール、ドッキングステーション、及び再使用可能取付器の実施形態
本開示の実施形態によれば、一体又は2ピース構成センサー取付器は再使用可能型でありうる。例えば、図42A~42Oに最も良く示されているように、使用されたセンサー取付器217(例えば、図40Fに示した使用済み取付器216に類似する)は初期化されユーザーによる別の検体センサーの挿入のために再使用されうる。具体的には、使用された鋭利体1030(例えば、図40Eに示された)はセンサー取付器217から取り外され廃棄されうり、鋭利体引込組立体1024は初期化されうり戻りばね1118は再装填され、筒318は初期化され再使用可能な取付器217は次のセンサー1102の挿入のために再使用されうる。また、再使用可能な取付器217は上記で開示したどんな一体又は2ピース構成実施形態でもありうる。また、描かれていないが、取付器217はまた、本書又は引用されている他の公開に記載されたセンサー制御装置、検体センサー、及び鋭利体の実施形態のどれでも備えうる。再使用可能な取付器217は、再使用でき、それにより消費者への全体コスト及び環境影響を低減できる点で有利でありうる。
図42A~42Oは再使用可能な取付器217が初期化ツール8000及びドッキングステーション4000を使用して初期化される実施形態を描く。これらの図面は全て、新しいセンサー担体222aを再使用可能な取付器217に結合し、再使用可能な取付器217から使用済鋭利体1030を解放し、鋭利体引込組立体1024を初期化し、筒318を再セットするシーケンス例を表す。代わりの取付器組立体実施形態及び部品と共に使用するためのこのような動作の変更はその動作を参照して当業者によって理解されうる。
図42D~42Iに例示するように、初期化ツール8000は第2縦長さ部、即ち、円筒形部8003に入れ子式に結合された第1縦長さ部、即ち、円筒形部8002を有しうる。より具体的には、円筒形部8002は再使用可能な取付器217内への挿入用にサイズが決められた横寸法と中空内部8002aとを有しうる。図42Jに最も良く示されているように、円筒形部8003は円筒形部8002と入れ子式に結合するようにサイズが決められうる。中空内部8002aは図42Hに最も良く示されているように、円筒形部8002の末端に向かって円筒形部8003をバイアスするように構成されたばね8005を収容しうる。また、円筒形部8002は初期化ツール8000の人間工学的使用のためのハンドル8001を有しうる。また、円筒形部8003の末端は円筒形部8003と軸方向に整列した段付き円筒形部8004を有しうる。円筒形部8003の横寸法は筒318内への挿入用にサイズが決められ、円筒形部8004の横寸法は鋭利体担体1102内への挿入用にサイズが決められうる。円筒形部8004は円筒形部8003より大きな横寸法(即ち、直径)を有し、円筒形部8003は円筒形部8004より大きな横寸法(即ち、直径)を有する。また、円筒形部8003及び8004は中空でありえ、それにより初期化ツール8000の全重さを低減する。部8002、8003、8004は円筒形として示されているが、任意の他の適切な形状を使用できる。
図42D~42Iは初期化ツール8000を使用して再使用可能な取付器217を初期化する機構の実施形態の詳細を例示する。最初のステップで、図42A及び42Bを参照すると、新しい未使用のセンサー制御装置102(粘着パッチ105を含む)が矢印で示すようにドッキングステーション4000のチャネル4002の凹部4002a内に解放可能に配置される。凹部4002aはセンサー制御装置102を回転可能に位置合わせするように構成された位置合わせ特徴4003を備えうる。具体的には、センサー制御装置102は位置合わせ特徴4003に対応するノッチを備えうり、位置合わせ特徴4003と係合された時、チャネル4002内でのセンサー制御装置102の回転移動を防止する。次に、使用した再使用可能な取付器217(例えば、図40Fに示した取付器216)がチャネル4002内に矢印で示すように配置されセンサー制御装置102がセンサー担体1022に結合するまで挿入される。本開示の実施形態によれば、再使用可能な取付器217はセンサー制御装置102がセンサー担体1022に正常に結合した時、可聴又は知覚合図をユーザーに提供するように構成されうる。
図42C、42Dに例示するように、センサー制御装置102が再使用可能な取付器217に結合された後、取り外し可能栓217aが矢印で示すように取り外され、取付器217内の初期化チャネル217bにアクセスしうり、初期化ツール8000を初期化チャネル217bに矢印で示すように挿入し取付器217を初期化できる。図42Eで、初期化ツール8000は取付器217の縦軸に沿って初期化チャネル217b内に、円筒形部8004が鋭利体担体1102の鋭利体保持アーム1618に係合するまで挿入される。図42Fは円筒形部8004及び鋭利体保持アーム1618の係合の拡大側断面図を例示する。ユーザーの力が加えられ初期化ツール8000を末端方向に取付器217内へ移動させる(縦軸に沿って矢印で示すように)時、円筒形部8004は鋭利体保持アーム1618を半径方向外方へ変位させる(半径方向外方を指す矢印で示すように)。その結果、鋭利体保持クリップ1620は鋭利体1030を解放し、解放された鋭利体1030はドッキングステーション4000の軸方向に位置合わせされた鋭利体チャネル4005を通って収集室4004内へ進み、収集室4004に使用済み鋭利体1030が安全に収集され破棄のために保管されうる(図42Gに示すように)。円筒形部8002は鋭利体担体1102内へ、円筒形部8003が鋭利体担体1102と係合するまで進む。
図42Gをなお参照すると、ユーザーの力がなお加えられ初期化ツール8000を末端方向に取付器217内へ移動させると、円筒形部8003は、鋭利体引込組立体1024の面1116が担体アーム1112の止め表面1114と再係合するまで鋭利体担体1102をセンサー担体1022の方へ駆動する。その結果、図42Hで最も良く分かるように、戻りばね1118は再圧縮される。また、鋭利体引込組立体1024の相補面1116に当接した担体アーム1112の止め表面1114の保持は、戻りばね1118に一杯にエネルギーがたまった状態でそれらの部材の位置を維持する。鋭利体引込組立体1024が担体アーム1112内に再配置されると、円筒形部8002は筒318の上案内部1108に係合する。
図42I、42Jで、ユーザーの力が加え続けられ初期化ツール8000を末端方向に取付器217内へ移動させると、円筒形部8002は筒318を末端方向にドッキングステーション4000の筒チャネル4006内へ駆動する。また、図42I、42Jで分かるように、円筒形部8003は円筒形部8002内で崩れ、ばね8005を圧縮する。
図42K、42Lで分かるように、筒318が末端方向に取付器217を出て延びた後、ユーザーの力を取り除きうる。その結果、図42Kで分かるように、ばね8005の圧縮された力は円筒形部8002を基部方向に駆動する。円筒形部8002が基部方向に完全に引っ込んだ後、図42Lで分かるように、初期化ツール8000は取付器217から取り外されうる。その後、図42Mで分かるように、取付器栓217aが再取り付けされ初期化チャネル217bを封止する。この段階で、図42N~42Oで分かるように、取付器217は初期化され(即ち、粘着パッチ付きの新しいセンサー担体を備える)、別の検体センサーの挿入のためにドッキングステーション4000から取り外されうる。図42Oで最も良く分かるように、取付器217を再使用し別の検体センサーを挿入するために、ユーザーは粘着パッチ105を新しいセンサー担体(不図示)から取り外し、取付器217を容器又はトレイ810と係合させてよい。
図42D~42Lを再び参照すると、初期化ツール8000は別の構造体として描かれているが、幾つかの実施形態では、初期化ツールは取付器217と完全に又は部分的に統合されうる。例えば、幾つかの実施形態によれば、初期化ツール8000は再使用可能な取付器と統合されうり、ユーザーによって作動させられセンサー挿入後(例えば、鋭利体が破棄可能であり、鋭利体担体が初期化可能である時)、初期化を実行するように構成された外部ボタンを更に備えうる。取付器の実施形態、それらの部品、及びそれらの変形に関する更なる詳細は、米国特許出願公開第2013/0150691に記載されている。
本開示の実施形態の態様によれば、図43A~43Dはドッキングステーション4500の実施形態を例示する。ドッキングステーション4000は2ピース構成システムに最も適切でありうるが、ドッキングステーション4500は、本書に記載の一体構成取付器システム(例えば、図25A、25Bに示す取付器150)及びセンサー制御装置(例えば、図33A、33Bに示すセンサー制御装置9102)と共に使用するのに適切でありうる。ドッキングステーション4000と同様、ドッキングステーション4500は位置合わせ特徴4003、収集室4004、鋭利体チャネル4005、及び筒チャネル4006を備えうる。しかし、ドッキングステーション4000と対照的に、ドッキングステーション4500は2つのチャネル4501及び4502を備えうり、取付器217は新しい未使用のセンサー制御装置に結合される前に初期化される。
図43Aで最も良く分かるように、段階1で、ドッキングステーション4000のチャネル4002と同様に、チャネル4501を取り外し可能な栓217aを取り外し、初期化ツール8000を取付器217内へ挿入し、鋭利体担体、戻りばね、及び筒を再セットするために使用されうる。図43B、43Cで最も良く分かるように、段階2で、チャネル4502を新しいセンサー制御装置9102を再使用可能な取付器217に結合するのに使用されうる。新しい未使用のセンサー制御装置9102は図43Bに矢印で示すようにドッキングステーション4500のチャネル4502に解放可能に配置されうる。ドッキングステーション4000と同様に、ドッキングステーション4500のチャネル4502は、センサー制御装置9102を回転可能に位置合わせするように構成された位置合わせ特徴を備えうる。次に、初期化された再使用可能な取付器217はチャネル4502内に矢印で示すように配置されセンサー制御装置9102がセンサー担体1022(例えば、図40Aに示したセンサー担体1022)に結合するまで挿入されうる。また、チャネル4502は本書に開示された取付器キャップ9506の特徴を備えうる。従って、ユーザーが取付器217を再使用可能である時、ユーザーは取付器217を方向B’に回転してもよく、取付器217の方向B’の連続回転はセンサーキャップ9120をセンサー制御装置9102から分離させドッキングステーション4500に留まらせる。その結果、センサーキャップ9120のセンサー制御装置9102から分離後、センサー9112及び鋭利体9114の末端部が露出され、センサー制御装置9102は再発射(再使用)のための適所にある。
本開示の実施形態の態様によれば、ドッキングステーションは、取り外し可能な栓217a又は初期化ツール8000が使用されない時、取り外し可能な栓217a及び初期化ツール8000を保管するためのホルダーを更に備えうる。図44で分かるように、ドッキングステーション40011は取り外し可能な栓217aが使用されない時(例えば、取り外し可能な栓217aが初期化プロセス時、取付器217から取り外された後)、取り外し可能な栓217aを収容するホルダー40012を備えうる。また、ドッキングステーション40011は初期化ツール8000が使用されない時(例えば、取付器217が初期化された後)、初期化ツール8000を収容するホルダー40013を備えうる。
本書に記載の取付器実施形態のどれでも並びにこれらに限定されないが鋭利体、鋭利体モジュール、及びセンサーモジュール実施形態を含む部品のどれについても、これらの実施形態は、被験者の表皮、真皮、又は皮下組織内の体液の検体レベルを検知するように構成されたセンサーと共に使用するために寸法が決められ構成されうることを当業者は理解するであろう。幾つかの実施形態では、例えば本書に開示した鋭利体及び検体センサーの末端部が両方とも特定の先端深さ(即ち、被験者の体の組織又は層内、例えば表皮、真皮、又は皮下組織の貫通最先端点)に位置するように寸法が決められ構成されうる。幾つかの取付器実施形態に関して、鋭利体の実施形態は検体センサーの最終深さに対して被験者の体内の異なる深さに位置するように寸法が決められ構成されうることを当業者は理解するであろう。幾つかの実施形態では、例えば鋭利体は引っ込み前、被験者の表皮内の第1深さに位置し、検体センサーの末端部は被験者の真皮内の第2深さに位置しうる。他の実施形態では、鋭利体は引っ込み前、被験者の真皮内の第1深さに位置し、検体センサーの末端部は被験者の皮下組織内の第2深さに位置しうる。更に他の実施形態では、鋭利体は引っ込み前、第1深さに位置し、検体センサーは第2深さに位置しうり、第1深さ及び第2深さは両方被験者の体の同じ層又は組織内である。
また、本書に記載の取付器実施形態のどれについても、検体センサー及びそれに結合された1つ以上の構造部品(これらに限定されないが1つ以上のばね機構を含む)が取付器内に取付器の1つ以上の軸に対してずれた位置に配置されうることを当業者は理解するであろう。取付器実施形態では、例えば検体センサー及びばね機構は、取付器の第1側に取付器の軸に対して第1のずれた位置に配置され、センサー電子回路は取付器の第2側に取付器の軸に対して第2のずれた位置に配置されうる。他の取付器実施形態では、検体センサー、ばね機構、及びセンサー電子回路は同じ側の取付器の軸に対してずれた位置に配置されうる。検体センサー、ばね機構、センサー電子回路、及び取付器の他の部品のうちどれでも又は全てが取付器の1つ以上の軸に対して一致した位置又はずれた位置に配置される他の並べ替え及び構成が可能であり、本開示の完全に範囲内であることを当業者は理解するであろう。
これらに限定されないが曲がる戻り止めスナップ1402、曲がるロックアーム1412、鋭利体担体ロックアーム1524、鋭利体保持アーム1618、及びモジュールスナップ2202を含む複数の曲がる構造体が本書に説明されている。これらの曲がる構造体はプラスチック又は金属などの弾力のある材料で作られ、当業者に周知の仕方で動作する。曲がる構造体はそれぞれ、弾力のある材料がそれに向けバイアスされる休止状態又は位置を有する。構造体を曲げる又は休止状態又は位置から移動させる力が加わると、弾力のある材料のバイアスは、その力を取り除く又は緩めると構造体を休止状態又は位置に戻させる。多くの例で、これらの構造体は戻り止め又はスナップ付きアームとして構成されるが、同じ曲がる特性及び休止位置に戻る能力を有する他の構造又は構成(これらに限定されないが脚、クリップ、留め具、曲がる部材への当接などを含む)を使用できる。
代表的な実施形態及び特徴が下記の番号付き項に明記される。
1.検体センサーの送達のための組立体であって、
第1検体センサーを送達するように構成され基部部分と末端部とを有する再使用可能な取付器であって、
ハウジングと、
前記第1検体センサーを解放可能に受容するように構成されたセンサー担体と、
鋭利体モジュールを解放可能に受容するように構成され前記再使用可能な取付器からの前記第1検体センサーの送達のために前記再使用可能な取付器の基部部分と末端部の間を移動可能な鋭利体担体とを備える再使用可能な取付器と、
前記再使用可能な取付器を別の検体センサーの送達のために初期化するように構成された初期化ツールと
を備える組立体。
2.前記再使用可能な取付器はアクセス可能な初期化チャネルにアクセスするのに取り外し可能な栓を備える、項1記載の組立体。
3.別の検体センサーを解放可能に収容する凹部と前記鋭利体モジュールを収集する収集室とを有するドッキングステーションを更に備える項1又は2記載の組立体。
4.前記ドッキングステーションは前記鋭利体モジュールを収集する第1チャネルと別の検体センサーを解放可能に収容する第2チャネルとを有する項3記載の組立体。
5.前記再使用可能な取付器は前記再使用可能な取付器の基部部分と末端部の間を移動可能な筒を更に備え、前記初期化ツールは前記再使用可能な取付器の前記鋭利体担体内に挿入され前記鋭利体モジュールを解放するように構成された第1横寸法を有する第1部分と、
前記再使用可能な取付器の前記筒内に挿入され前記鋭利体担体を前記再使用可能な取付器の基部部分から末端部の方へ移動させるように構成された第2横寸法を有する第2部分とを有する第1縦長さ部を有する、項1~4のいずれかに記載の組立体。
6.前記初期化ツールは前記再使用可能な取付器内に挿入され前記筒を前記再使用可能な取付器の基部部分から末端部の方へ移動させるように構成された第3横寸法を有する第2縦長さ部を更に有する、項5記載の組立体。
7.前記第1縦長さ部は前記第2縦長さ部に入れ子式に結合される、項6記載の組立体。
8.前記初期化ツールの前記第2縦長さ部はハンドル部を含む、項6又は7記載の組立体。
9.前記第3横寸法は前記第2横寸法より大きく、前記第2横寸法は前記第1横寸法より大きい、項6~8のいずれかに記載の組立体。
10.前記初期化ツールの前記第2縦長さ部はばねを含む、項6~9のいずれかに記載の組立体。
11.前記再使用可能な取付器はリサイクル可能な材料でできている、項1~10のいずれかに記載の組立体。
12.前記再使用可能な取付器はアセタールから成る、項1~11のいずれかに記載の組立体。
13.低い水蒸気透過率を有し前記再使用可能な取付器を入れる封止可能な容器を更に備える項1~12のいずれかに記載の組立体。
14.前記ハウジングにガスケットなし封止で封止結合された取付器キャップを更に備える項1~13のいずれかに記載の組立体。
15.検体センサーの送達のための方法であって、
基部部分と末端部とを有する再使用可能な取付器、ハウジング、第1検体センサーが解放可能に受容されたセンサー担体、及び鋭利体モジュールが解放可能に受容された鋭利体担体を準備するステップと、
前記鋭利体担体を前記再使用可能な取付器の基部部分から末端部の方へ移動させて前記再使用可能な取付器から第1検体センサーを送達するステップと、
初期化ツールを使用して前記再使用可能な取付器を別の検体センサーの送達のために初期化するステップと
を含む方法。
16.前記別の検体センサーを前記再使用可能な取付器から送達するステップを更に含む項15記載の方法。
17.前記初期化ツールを使用するステップは、
前記初期化ツールを前記再使用可能な取付器の初期化チャネル内に挿入するステップと、
前記初期化ツールを進めて前記再使用可能な取付器の前記鋭利体担体内に解放可能に受容された前記鋭利体モジュールを解放するステップと、
前記初期化ツールを進めて、前記鋭利体担体を前記再使用可能な取付器の基部部分から末端部の方へ移動させることで前記再使用可能な取付器の戻りばねを圧縮するステップと、
前記初期化ツールを進めて、前記再使用可能な取付器の筒を前記再使用可能な取付器の基部部分から末端部の方へ移動させるステップと
を含む、項15又は16記載の方法。
18.前記再使用可能な取付器をドッキングステーションのチャネル内に進めるステップであって、前記チャネルは別の検体センサーを解放可能に収容し、前記ドッキングステーションは前記鋭利体モジュールを収集する収集室を有する、ステップと、
前記別の検体センサーを前記センサー担体に結合するステップと、
前記鋭利体モジュールを前記収集室内へ解放するステップと
を更に含む項17記載の方法。
19.前記鋭利体モジュールを収集する収集室を有するドッキングステーションの第1チャネル内に前記再使用可能な取付器を進めるステップと、
前記鋭利体モジュールを前記収集室内へ解放するステップと、
別の検体センサーを解放可能に収容する前記ドッキングステーションの第2チャネル内に前記再使用可能な取付器を進めるステップと、
前記別の検体センサーを前記センサー担体に結合するステップと
を更に含む項17又は18記載の方法。
20.前記初期化チャネルにアクセスするために取り外し可能な栓を取り外すステップを更に含む項17~19のいずれかに記載の方法。
21.前記再使用可能な取付器を封止可能な出荷用容器内に入れるステップを更に含む項17~20のいずれかに記載の方法。
22.前記ハウジングにガスケットなし封止で封止結合された取付器キャップを前記ハウジングから取り外すステップを更に含む項17~21のいずれかに記載の方法。
要約すると、基部部分と末端部とを有する再使用可能な取付器を備え検体センサーの送達のための組立体及び方法が開示される。再使用可能な取付器はハウジングと、前記第1検体センサーを解放可能に受容するように構成されたセンサー担体と、鋭利体モジュールを解放可能に受容するように構成され前記再使用可能な取付器からの前記第1検体センサーの送達のために前記再使用可能な取付器の基部部分と末端部の間を移動可能な鋭利体担体と、前記再使用可能な取付器を別の検体センサーの送達のために初期化するように構成された初期化ツールとを備える。
上記説明は体外で実行される非外科手術・非侵襲性方法である方法を含み明らかに想定する。これらの方法は通常医療専門家である必要がないユーザーによって実行される。
なお、本明細書で提供されたいずれの実施形態もそれに関して説明した全ての特徴、要素、部品、機能、及びステップは、他のいずれの実施形態のそれらと自由に組み合わせ及び置き換えが可能であるように意図されている。ある特徴、要素、部品、機能、又はステップが1つの実施形態のみに関して説明された場合、そうでないと明記しない限り、その特徴、要素、部品、機能、又はステップは本書に記載された他の全ての実施形態と共に使用できうることは理解されるべきである。従って、この段落は、複数の異なる実施形態の特徴、要素、部品、機能、及びステップを組み合わせるか、又は1つの実施形態の特徴、要素、部品、機能、及びステップを別の実施形態のそれらと置き換える請求項の導入のための前出及び裏付けとして、そのような組み合わせ又は置き換えが可能であると本説明の特定の例に明記されていなくても、働く。従って、開示された主題の特定の実施形態の上記説明は例示及び説明の目的で提示されている。全てのそのような組み合わせ及び置き換えは許容されると当業者が容易に認識するであろうことを考えると、全ての可能な組み合わせ及び置き換えを明記することは過度な負担になることは明らかに認められる。
実施形態は様々な変形および代替の形態が可能であるが、それらの特定の例を図示し本明細書に詳細に説明した。様々な部分変更及び変形を開示した主題の方法及びシステムに開示した主題の要旨又は範囲を逸脱することなく行いうることは当業者には明らかであろう。従って、開示した主題は添付の請求項及びそれらの等価物の範囲内の部分変更及び変形を含むことが意図されている。また、実施形態のいずれの特徴、機能、ステップ、又は要素も請求項に記載又は追加されることがあり、その範囲内にない特徴、機能、ステップ、又は要素によって特許請求の範囲を定義する負の限定も記載されることがある。
102 センサー制御装置
104 検体センサー
105 粘着性パッチ
120 読取装置
121 入力部品
122 表示器
123 電源ポート
140、141、142、143、144 通信路
150 センサー取付器
160 センサー電子回路
162 アナログ・フロントエンド
170 ローカルコンピュータシステム
180 信頼できるコンピュータシステム
207 プラグ組立体
222 通信プロセッサ
223、225、230 メモリ
224 アプリケーションプロセッサ
226 電源
228 RF送受信機
232 多機能送受信機
238 電力管理モジュール
502 乾燥剤
504 センサーモジュール
702 ハウジング
704 筒
706 電子回路ハウジング
708 取付器キャップ
710、1022、5602 センサー担体
808 台
810 センサー容器
812 蓋
1102、5306 鋭利体担体
1450 圧縮性末端
2300 コネクター
2500 鋭利体モジュール
2502、5012 鋭利体
5002 センサー制御装置
5004 電子回路ハウジング
5006 殻
5008 台
5010 センサー
5014 鋭利体ハブ
5016 嵌合部材
5018 センサーキャップ
5024 係合特徴
5028 封止リング
5030 乾燥剤キャップ

Claims (26)

  1. 検体センサーの送達のための組立体であって、
    第1検体センサーを送達するように構成され基部部分と末端部とを有する再使用可能な取付器であって、
    ハウジングと、
    前記第1検体センサーを解放可能に受容するように構成されたセンサー担体と、
    鋭利体モジュールを解放可能に受容するように構成され前記再使用可能な取付器からの前記第1検体センサーの送達のために前記再使用可能な取付器の前記基部部分と前記末端部の間を移動可能な鋭利体担体とを備える再使用可能な取付器と、
    前記再使用可能な取付器を別の検体センサーの送達のために初期化するように構成された初期化ツールと
    を備える組立体。
  2. 前記再使用可能な取付器はアクセス可能な初期化チャネルにアクセスするのに取り外し可能な栓を備える、請求項1記載の組立体。
  3. 別の検体センサーを解放可能に収容する凹部と前記鋭利体モジュールを収集する収集室とを有するドッキングステーションを更に備える請求項1記載の組立体。
  4. 前記ドッキングステーションは前記鋭利体モジュールを収集する第1チャネルと別の検体センサーを解放可能に収容する第2チャネルとを有する請求項3記載の組立体。
  5. 前記再使用可能な取付器は前記再使用可能な取付器の前記基部部分と前記末端部の間を移動可能な筒を更に備え、前記初期化ツールは前記再使用可能な取付器の前記鋭利体担体内に挿入されて前記鋭利体モジュールを解放するように構成された第1横寸法を有する第1部分と、
    前記再使用可能な取付器の前記筒内に挿入されて前記鋭利体担体を前記再使用可能な取付器の前記基部部分から前記末端部の方へ移動させるように構成された第2横寸法を有する第2部分とを有する第1縦長さ部を有する、請求項1記載の組立体。
  6. 前記初期化ツールは前記再使用可能な取付器内に挿入されて前記筒を前記再使用可能な取付器の前記基部部分から前記末端部の方へ移動させるように構成された第3横寸法を有する第2縦長さ部を更に有する、請求項5記載の組立体。
  7. 前記第1縦長さ部は前記第2縦長さ部に入れ子式に結合される、請求項6記載の組立体。
  8. 前記初期化ツールの前記第2縦長さ部はハンドル部を含む、請求項6記載の組立体。
  9. 前記第3横寸法は前記第2横寸法より大きく、前記第2横寸法は前記第1横寸法より大きい、請求項6記載の組立体。
  10. 前記初期化ツールの前記第2縦長さ部はばねを含む、請求項6記載の組立体。
  11. 前記再使用可能な取付器はリサイクル可能な材料でできている、請求項1記載の組立体。
  12. 前記再使用可能な取付器はアセタールから成る、請求項1記載の組立体。
  13. 低い水蒸気透過率を有し前記再使用可能な取付器を入れる封止可能な容器を更に備える請求項1記載の組立体。
  14. 前記ハウジングにガスケットなし封止で封止結合された取付器キャップを更に備える請求項1記載の組立体。
  15. 検体センサーの送達のための方法であって、
    基部部分と末端部とを有する再使用可能な取付器、ハウジング、第1検体センサーが解放可能に受容されたセンサー担体、及び鋭利体モジュールが解放可能に受容された鋭利体担体を準備するステップと、
    前記鋭利体担体を前記再使用可能な取付器の前記基部部分から前記末端部の方へ移動させて前記再使用可能な取付器から第1検体センサーを送達するステップと、
    初期化ツールを使用して前記再使用可能な取付器を別の検体センサーの送達のために初期化するステップと
    を含む方法。
  16. 前記別の検体センサーを前記再使用可能な取付器から送達するステップを更に含む請求項15記載の方法。
  17. 前記初期化ツールを使用するステップは、
    前記初期化ツールを前記再使用可能な取付器の初期化チャネル内に挿入するステップと、
    前記初期化ツールを進めて前記再使用可能な取付器の前記鋭利体担体内に解放可能に受容された前記鋭利体モジュールを解放するステップと、
    前記初期化ツールを進めて前記鋭利体担体を前記再使用可能な取付器の前記基部部分から前記末端部の方へ移動させることで前記再使用可能な取付器の戻りばねを圧縮するステップと、
    前記初期化ツールを進めて前記再使用可能な取付器の筒を前記再使用可能な取付器の前記基部部分から前記末端部の方へ移動させるステップと
    を含む、請求項15記載の方法。
  18. 前記再使用可能な取付器をドッキングステーションのチャネル内に進めるステップであって、前記チャネルは別の検体センサーを解放可能に収容し、前記ドッキングステーションは前記鋭利体モジュールを収集する収集室を有する、ステップと、
    前記別の検体センサーを前記センサー担体に結合するステップと、
    前記鋭利体モジュールを前記収集室内へ解放するステップと
    を更に含む請求項17記載の方法。
  19. 前記鋭利体モジュールを収集する収集室を有するドッキングステーションの第1チャネル内に前記再使用可能な取付器を進めるステップと、
    前記鋭利体モジュールを前記収集室内へ解放するステップと、
    別の検体センサーを解放可能に収容する前記ドッキングステーションの第2チャネル内に前記再使用可能な取付器を進めるステップと、
    前記別の検体センサーを前記センサー担体に結合するステップと
    を更に含む請求項17記載の方法。
  20. 前記初期化チャネルにアクセスするために取り外し可能な栓を取り外すステップを更に含む請求項17記載の方法。
  21. 前記再使用可能な取付器を封止可能な出荷用容器内に入れるステップを更に含む請求項17記載の方法。
  22. 前記ハウジングにガスケットなし封止で封止結合された取付器キャップを前記ハウジングから取り外すステップを更に含む請求項17記載の方法。
  23. センサー制御装置を送達するための取付器であって、
    封止リップを有するハウジングと、
    前記ハウジングに結合されたセンサー担体と、
    前記ハウジングにスライド可能に結合され延ばされた位置と崩れた位置の間を移動する筒と、
    前記ハウジングにねじ締め結合され封止境界面を有するキャップと
    を備え、
    前記封止境界面は空洞を成し、前記ハウジングの前記封止リップは前記空洞と嵌合しガスケットなし封止境界面を形成するように構成される、取付器。
  24. 前記封止リップは前記空洞と嵌合するように構成された軸方向延長部を有する、請求項23記載の取付器。
  25. 前記封止リップの前記軸方向延長部は第1軸方向延長部から成り、前記キャップは第2軸方向延長部及び第3軸方向延長部を更に有し、前記第2軸方向延長部と前記第3軸方向延長部は前記空洞を画定する、請求項24記載の取付器。
  26. 前記第1軸方向延長部と前記第2軸方向延長部は2つの半径方向封止を形成するように構成され、前記2つの半径方向封止は前記ガスケットなし封止を横切る流体又は汚染物質の移動を防ぐように構成される、請求項25記載の取付器。
JP2023514023A 2020-08-31 2021-08-11 検体センサー取付器のためのシステム、装置、及び方法 Pending JP2023540086A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063072730P 2020-08-31 2020-08-31
US63/072,730 2020-08-31
PCT/US2021/045576 WO2022046416A1 (en) 2020-08-31 2021-08-11 Systems, devices, and methods for analyte sensor applicators

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023540086A true JP2023540086A (ja) 2023-09-21

Family

ID=77802222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023514023A Pending JP2023540086A (ja) 2020-08-31 2021-08-11 検体センサー取付器のためのシステム、装置、及び方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20220125480A1 (ja)
EP (1) EP4203786A1 (ja)
JP (1) JP2023540086A (ja)
CN (1) CN115942903A (ja)
AU (1) AU2021332055A1 (ja)
CA (1) CA3187113A1 (ja)
MY (1) MY192293A (ja)
WO (1) WO2022046416A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD999913S1 (en) * 2020-12-21 2023-09-26 Abbott Diabetes Care Inc Analyte sensor inserter

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8886272B2 (en) * 2004-07-13 2014-11-11 Dexcom, Inc. Analyte sensor
CN102639185B (zh) * 2010-03-24 2015-02-04 雅培糖尿病护理公司 医疗装置***物以及***和使用医疗装置的方法
WO2012118872A2 (en) * 2011-02-28 2012-09-07 Abbott Diabetes Care Inc. Medical device inserters and processes of inserting and using medical devices
WO2013090215A2 (en) 2011-12-11 2013-06-20 Abbot Diabetes Care Inc. Analyte sensor devices, connections, and methods
WO2014099907A1 (en) 2012-12-18 2014-06-26 Abbott Diabetes Care Inc. Dermal layer analyte sensing devices and methods
US10321858B2 (en) * 2014-08-18 2019-06-18 Proteadx, Inc. Apparatus and methods for transdermal sensing of analytes in interstitial fluid and associated data transmission systems
AU2016256450A1 (en) * 2015-04-29 2017-11-16 Perkinelmer Health Sciences, Inc. Specimen collection and delivery apparatus
US10213139B2 (en) 2015-05-14 2019-02-26 Abbott Diabetes Care Inc. Systems, devices, and methods for assembling an applicator and sensor control device
CN115444410A (zh) 2017-01-23 2022-12-09 雅培糖尿病护理公司 用于***体内分析物传感器的施加器及组件
JP2022503395A (ja) 2018-06-07 2022-01-12 アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッド 検体モニタリングシステムのための集中滅菌及び無菌サブアセンブリ
WO2019236850A1 (en) 2018-06-07 2019-12-12 Abbott Diabetes Care Inc. Focused sterilization and sterilized sub-assemblies for analyte monitoring systems

Also Published As

Publication number Publication date
EP4203786A1 (en) 2023-07-05
CN115942903A (zh) 2023-04-07
MY192293A (en) 2022-08-17
US20220125480A1 (en) 2022-04-28
AU2021332055A1 (en) 2023-02-23
CA3187113A1 (en) 2022-03-03
WO2022046416A1 (en) 2022-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113195022A (zh) 用于分析物传感器***的***、装置和方法
US20220080678A1 (en) Systems, devices, and methods for an analyte sensor
JP2023540086A (ja) 検体センサー取付器のためのシステム、装置、及び方法
US20230108476A1 (en) Systems, devices, and methods for analyte monitoring
US20220202367A1 (en) Systems, devices, and methods for analyte monitoring
US20220079478A1 (en) Systems, devices, and methods for analyte monitoring
JP2023540275A (ja) 検体センサー挿入のためのシステム、装置、及び方法
US20240008769A1 (en) Systems, devices, and methods for analyte monitoring
US20230320626A1 (en) Systems, devices, and methods for analyte monitoring
WO2023076157A1 (en) Systems, devices, and methods for analyte monitoring
CN116600696A (zh) 用于分析物传感器的***、装置和方法