JP2023532428A - ワイヤレスメッシュネットワークにおけるマルチユーザ(mu)通信 - Google Patents

ワイヤレスメッシュネットワークにおけるマルチユーザ(mu)通信 Download PDF

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Abstract

本開示は、ワイヤレスメッシュネットワークにおいてマルチユーザ(MU)通信を実施するための、コンピュータ記憶媒体に符号化されるコンピュータプログラムを含む、システム、方法、および装置を提供する。第1のメッシュノードまたはネットワーク管理ユニットは、様々なメッシュノードから情報を収集し、情報に基づいてMUアソシエーショングループを形成し得る。MUアソシエーショングループは、MUアソシエーショングループの中のメンバーメッシュノードへの、またはそれらからのMUグループ通信を調整する、MUグループ長を含み得る。たとえば、MUグループ長は、例の中でもとりわけ、直交周波数分割多元接続(OFDMA)リソースユニット割振り、またはMU多入力多出力(MU-MIMO)空間ストリーム構成を調整し得る。異なるMUアソシエーショングループが、アップリンクトラフィックまたはダウンリンクトラフィックのために形成され得る。MUアソシエーショングループの作成は、ワイヤレスメッシュネットワークが、メッシュ環境のフレキシブルなトポロジー内でのMUグループ通信の利点を実現することを可能にし得る。【選択図】図5

Description

優先権の主張
関連出願の相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡される、2020年7月3日に出願された、「MULTI-USER(MU) COMMUNICATION IN A WIRELESS MESH NETWORK」という表題のインド仮特許出願第202021028332号の優先権を主張する。先願の開示は、本出願の一部であると見なされ、本出願において参照によって組み込まれる。
[0002]本開示の態様は全般に、ワイヤレスメッシュネットワークにおけるマルチユーザ(MU)通信を含む、ワイヤレス通信に関する。
[0003]ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)は、ワイヤレス局(STA)とも呼ばれる複数のクライアントデバイスによる使用のための共有ワイヤレス通信媒体を提供する、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイント(AP)によって形成され得る。Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)802.11規格群に準拠したWLANの基本ビルディングブロックは、基本サービスセット(BSS)である。インフラストラクチャBSS(IBSS)は、アソシエートされたSTAのために配信およびアクセス機能を提供するAPによって管理される。APは、APのワイヤレス範囲内にあるあらゆるSTAがWLANとの通信リンクを確立または維持することを可能にするために、定期的にビーコンフレームをブロードキャストする。複数のAPは、複数のAPによって管理されるインフラストラクチャBSSの集合体である、拡張サービスセット(ESS)を形成することができる。
[0004]IEEE 802.11規格群は、ワイヤレスメッシュネットワークの作成もサポートする。ワイヤレスメッシュネットワークは、サービス品質、ロバスト性、範囲拡大、および密度に関して、有利な特性を有し得る。ワイヤレスメッシュネットワークは、メッシュBSS(MBSS)を形成するメッシュノードからなる。MBSSは、ワイヤレスメッシュネットワークの中の他のアソシエートされたメッシュノードのための配信およびアクセス機能を各メッシュノードが提供するという点で、IBSSと異なる。各メッシュノードはメッシュSTAを含むことがあり、これは、MBSSの中の他のメッシュSTAと通信するためのメッシュプロトコルを実装する論理アーキテクチャコンポーネントである。たとえば、メッシュSTAは、メッシュSTAがワイヤレス通信媒体を介して相互に通信できるメッシュネットワークトポロジーを形成する、近隣のメッシュSTAとのワイヤレスリンクを確立する。
[0005]本開示のシステム、方法、およびデバイスは各々、いくつかの革新的な態様を有し、そのうちのいずれの1つも、単独では本明細書において開示される望ましい特性の原因とはならない。
[0006]本開示において説明される主題の1つの革新的な態様は、ワイヤレス通信のための方法として実装され得る。方法は、複数のメッシュノードを含むワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信することを含み得る。方法は、第1のメッシュノード、および複数のメッシュノードの1つまたは複数のピアメッシュノードを含む、少なくとも第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループを確立することを含み得る。第1のMUアソシエーショングループは、MUグループ長(MU group head)としての第1のメッシュノードが、第1のメッシュノードと、第1のMUアソシエーショングループを形成する1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMU通信のために、ワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを可能にし得る。
[0007]本開示において説明される主題の別の革新的な態様は、ワイヤレスメッシュネットワークの第1のメッシュノードによるワイヤレス通信のための方法として実装され得る。方法は、第1のメッシュノードが、ワイヤレスメッシュネットワークの中の第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として動作することを含み得る。方法は、第1のメッシュノードが、第1のメッシュノードと、第1のMUアソシエーショングループを形成する1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMUグループ通信のために、ワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを含み得る。
[0008]本開示において説明される主題の別の革新的な態様は、ワイヤレスメッシュネットワークの第1のメッシュノードによって実行される方法として実装され得る。方法は、複数のメッシュノードを伴うワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信することを含み得る。方法は、MUグループ長としての第2のメッシュノードおよび少なくとも第1のメッシュノードを含む、少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を受信することを含み得る。方法は、第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して、第1のMUグループ通信の一部を第2のメッシュノードに送信することを含み得る。第1のMUグループ通信は、1つまたは複数のメッシュノードからの送信を含み得る。
[0009]本開示において説明される主題の別の革新的な態様は、第1のメッシュノードとして実装され得る。第1のメッシュノードは、複数のメッシュノードを含むワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信するように構成される少なくとも1つのモデムを含み得る。第1のメッシュノードは、第1のメッシュノード、および複数のメッシュノードの1つまたは複数のピアメッシュノードを含む、少なくとも第1のMUアソシエーショングループを確立するように構成される処理システムを含み得る。第1のMUアソシエーショングループは、MUグループ長としての第1のメッシュノードが、第1のメッシュノードと、第1のMUアソシエーショングループを形成する1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMU通信のために、ワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを可能にし得る。
[0010]本開示において説明される主題の別の革新的な態様は、第1のメッシュノードとして実装され得る。第1のメッシュノードは、ワイヤレスメッシュネットワークの中の第1のメッシュノードおよび1つまたは複数のピアメッシュノードを含む第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として動作するように構成される、少なくとも1つのモデムを含み得る。第1のメッシュノードは、第1のメッシュノードと、第1のMUアソシエーショングループを形成する1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMUグループ通信のために、ワイヤレスチャネルリソースを割り振るように構成される処理システムを含み得る。
[0011]本開示において説明される主題の別の革新的な態様は、第1のメッシュノードとして実装され得る。第1のメッシュノードは、複数のメッシュノードを伴うワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信するように構成される少なくとも1つのモデムを含み得る。少なくとも1つのモデムは、MUグループ長としての第2のメッシュノードおよび少なくとも第1のメッシュノードを含む、少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を取得するように構成され得る。第1のメッシュノードは、構成に従って少なくとも1つのモデムによる第1のMUグループ通信を管理するように構成される、処理システムを含み得る。少なくとも1つのモデムは、第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して、第2のメッシュノードへの送信のために第1のMUグループ通信の一部を出力するように構成され得る。第1のMUグループ通信は、1つまたは複数のメッシュノードからの送信を含み得る。
[0012]本開示において説明される主題の1つまたは複数の態様の詳細は、添付の図面および以下の説明において記載される。ただし、添付の図面は、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではない。他の特徴、態様、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
[0013]例示的なワイヤレスメッシュネットワークのシステム図。 [0014]例示的なワイヤレスメッシュネットワークのメッシュノードが非メッシュネットワークへの接続を可能にし得るシステム図。 [0015]直交周波数分割多重化(OFDM)の例示的な概念図。 [0016]マルチユーザ(MU)直交周波数分割多元接続(MU-OFDMA)の例示的な概念図。 [0017]MU多入力多出力(MIMO)(MU-MIMO)の例示的な概念図。 [0018]ワイヤレスメッシュネットワークにおいてメッシュノードが有し得る例示的なMUの役割を示す図。 [0019]例示的なワイヤレスメッシュネットワークおよび例示的なMUアソシエーショングループを示す図。 [0020]MUアソシエーショングループを形成するための例示的なプロセスの概要を示す図。 [0021]メッシュノードまたはネットワーク管理ユニットが異なるMUアソシエーショングループを形成し得る詳細な例示的なプロセスを示す図。 [0022]例示的なワイヤレスメッシュネットワークにおける例示的なトラフィック条件を示し、MUアソシエーショングループを形成するときの様々な考慮事項を説明するために使用される図。 [0023]MUアソシエーショングループがメッシュゲートへのホップカウントと関連付けられ得る例示的なワイヤレスメッシュネットワークを示す図。 [0024]別の例示的なワイヤレスメッシュネットワークおよびメッシュゲートへのホップカウントと関連付けられる例示的なMUアソシエーショングループを示す図。 [0025]例示的なMUアソシエーショングループセットアップまたは構成メッセージの概念図。 [0026]例示的なワイヤレス通信デバイスのブロック図。 [0027]例示的なメッシュノードのブロック図。 [0028]ワイヤレスメッシュネットワークにおけるMU通信を可能にするネットワーク管理ユニットのための例示的なプロセスを示すフローチャート。 [0029]ワイヤレスメッシュネットワークにおけるMU通信をサポートするメッシュノードのための例示的なプロセスを示すフローチャート。 [0030]ワイヤレスメッシュネットワークにおけるMU通信をサポートするメッシュノードのための別の例示的なプロセスを示すフローチャート。 [0031]本開示の態様を実装するための例示的な電子デバイスのブロック図。
[0032]様々な図面における同様の参照番号および指定は、同様の要素を示す。
[0033]以下の説明は、本開示の革新的な態様を説明する目的で、いくつかの特定の例を対象とする。しかしながら、本明細書の教示が多数の異なる方法で適用され得ることを、当業者は容易に認識するだろう。説明される例の一部またはすべてが、とりわけ、Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE) 802.11規格、IEEE 802.15規格、Bluetooth(登録商標) Special Interest Group(SIG)によって定義されるBluetooth規格、または、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって発布されるLong Term Evolution(LTE(登録商標))、3G、4G、もしくは5G(New Radio(NR))規格のうちの1つまたは複数に従って、無線周波数(RF)信号を送信して受信することが可能な、任意のデバイス、システム、またはネットワークにおいて実装され得る。説明される実装形態は、以下の技術または技法、すなわち、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、シングルユーザ(SU)多入力多出力(MIMO)およびマルチユーザ(MU)―MIMOのうちの1つまたは複数に従って、RF信号を送信して受信することが可能な、任意のデバイス、システム、またはネットワークにおいて実装され得る。説明される実装形態はまた、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)、またはinternet of things(IOT)ネットワークのうちの1つまたは複数において使用するのに適した、他のワイヤレス通信プロトコルまたはRF信号を使用して実装され得る。
[0034]本開示におけるいくつかの例は、ワイヤレスメッシュネットワークプロトコル(IEEE 802.11―2016仕様に組み込まれたIEEE 802.11s改正において規定されるものなど)を実装するメッシュノードに基づき得る。しかしながら、本開示は、特定のワイヤレスメッシュネットワークプロトコルに限定されない。さらに、メッシュノードの説明は、例の中でもとりわけ、高効率(HE)メッシュSTA、極高スループット(EHT)メッシュSTA、または次世代メッシュSTAを含む、メッシュ局(STA)を動作させる任意のタイプのデバイスを指し得る。HEメッシュSTAは、IEEE 802.11規格群へのIEEE 802.11ax改正を実装することができるタイプのメッシュノードである。EHTメッシュSTAは、IEEE 802.11規格群へのIEEE 802.11be改正を実装することができるタイプのメッシュノードである。簡潔にするために、本開示の例は単に、すべてのそのようなデバイスを含むものとしてメッシュノードを指すことがあり、すべてのそのような規格に適用可能であり得る。メッシュノードは、メッシュ基本サービスセット(MBSS)などのワイヤレスメッシュネットワークに参加するように構成されるメッシュSTAを含み得る。いくつかの場合、メッシュノードはまた、非メッシュSTAのためのインフラストラクチャ基本サービスセット(IBSS)を提供するためのアクセスポイント(AP)、MBSSとIBSSとの間のトラフィックを変換するためのメッシュゲート、MBSSと非802.11ネットワークとの間のトラフィックを変換するためのメッシュポータル、またはこれらの任意の組合せなどの、他の論理アーキテクチャコンポーネントを含み得る。ワイヤレスメッシュネットワークプロトコルに従って、メッシュノードは、ワイヤレスメッシュネットワークプロトコルに従って、メッシュネットワークトポロジーにおける経路選択および転送を実行し得る。
[0035]本開示は、ワイヤレスメッシュネットワーク内のマルチユーザ(MU)グループ通信を可能にするために、コンピュータ可読媒体に符号化されるコンピュータプログラムを含む、システム、方法、および装置を提供する。MUグループ通信は、あるデバイスから複数のデバイスの各々への異なるデータ(各受信者デバイスに対する別個のデータなど)の同時送信(たとえば、APから対応するSTAへの複数の同時ダウンリンク(DL)通信)、または、複数のデバイスから単一のデバイスへの異なるデータの同時送信(たとえば、対応するSTAからAPへの複数の同時アップリンク(UL)送信)を可能にする。MUグループ通信は、(すべての受信者に送信されるデータが同じである)従来のマルチキャスト通信とは異なる。ソース(MUグループ長など)から複数の受信者(選択されたMUグループメンバーなど)へのMUグループ通信は、同時送信としてまとめられる各受信者に対する別個のデータを含み得る。MUグループ通信をサポートするために、APおよびSTAは、マルチユーザ多入力多出力(MU-MIMO)およびマルチユーザ直交周波数分割多元接続(MU-OFDMA、またはより一般的には「OFDMA」と短縮される)技法を利用し得る。OFDMAは、異なるデバイスに割り振られ得るリソースユニット(RU)へとワイヤレスチャネルを再分割することによって、MUグループ通信を可能にする。MU-MIMOは、異なる空間ストリームを異なるデバイスに割り振ることによってMU通信を可能にする。MUグループ通信の使用は、ワイヤレスネットワーク内のリソースの割振りを管理するためにより大きな柔軟性をもたらす。IEEE 802.11規格群へのIEEE 802.11axおよびIEEE 802.11be改正は、IBSSにおけるMU通信のための技術的な仕様を提供する。ワイヤレスチャネルの改善された利用率、より高いサービス品質、およびワイヤレスチャネルリソースを管理する際の効率などの、ワイヤレスメッシュネットワークにおいてMUグループ通信能力を実装することに対する利点が存在し得る。
[0036]いくつかの態様では、メッシュノードまたはネットワーク管理ユニットは、ワイヤレスメッシュネットワークの中の様々なメッシュノードのための1つまたは複数のMUアソシエーショングループを形成し得る。MUアソシエーショングループは、MUグループ長によって管理されるMUグループ通信に含まれ得るメッシュノードのグループを指し得る。MUグループ長は、MUグループ通信に参加するそれぞれのメッシュノードにワイヤレスチャネルリソースの一部を割り振ることによって、ワイヤレスチャネルリソースを管理し得る。MUグループ長は、MUアソシエーショングループの仲裁者(moderator)としての役割を果たすことがあり、(MUアソシエーショングループの中のメッシュノードのうちの)どのメッシュノードをMUグループ通信に含めるかを決定し得る。たとえば、MUグループ長は、MUアソシエーショングループ内の1つまたは複数のメッシュノードにDL MUグループ通信を送信してもよく、または、MUアソシエーショングループ内の1つまたは複数のメッシュノードからUL MUグループ通信をトリガしてもよい。各MUグループ通信は、MUグループ長によって指示されるように、MUアソシエーショングループ中のメッシュノードのすべてまたはサブセットを含め得る。
[0037]いくつかの態様では、MUアソシエーショングループの中のメッシュノードのグループは、MUグループ長によって同じアソシエーションID(AID)を割り当てられ得る。MUグループ長は、MUアソシエーショングループの中のマルチユーザアクセスポイント(MU-AP)として動作し得る。MUアソシエーショングループの中の他のメッシュノードは、MUアソシエーショングループの中のマルチユーザ局(MU-STA)として動作し得る。いくつかの態様はさらに特に、MUグループ長を決定し、MUアソシエーショングループのためにあるタイプのMUグループ通信(OFDMAまたはMU-MIMOなど)を選択することに関する。さらに、いくつかの態様は特に、ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジー、ホップカウント、トラフィックのタイプ、トラフィックの方向、リンク容量、ルーティングトポロジーに基づく重み付け、メッシュノードの動作制約、またはこれらの任意の組合せに基づいて、MUアソシエーショングループを決定することに関する。
[0038]メッシュノードは、あるメッシュノードがSTAとして振る舞う別のメッシュノードのためのAPとして一時的に振る舞い得るような、およびその逆であるような、ピア関係を形成し得る。いくつかの実装形態では、2つのメッシュノードは定期的に、ピア関係のためにAPの役割とSTAの役割を交互に切り替え得る。ピア関係によって編成されるいくつかのメッシュノードを有するワイヤレスメッシュネットワークは、ソースデバイスからデスティネーションデバイスへの経路において通信がいくつかの「ホップ」(いくつかのメッシュノード)を横切り得るので、マルチホップネットワークと呼ばれ得る。各ホップは、(ソースメッシュノードから次のメッシュノードへの)特定の方向を指すことがあり、特定のトラフィックパターン(トラフィック負荷、トラフィックタイプ、またはエアタイム利用率など)を有することがある。トラフィックの流れを観察して、複数のメッシュノードから情報を収集することによって、ネットワーク管理ユニットまたはメッシュノードは、特定のホップのためのワイヤレスチャネル利用率を最適化するように、いくつかのMUアソシエーショングループを決定し得る。
[0039]メッシュノードまたはネットワーク管理ユニットは、MUアソシエーショングループに属するメッシュノード間のトラフィックの流れをより効率的に扱うように、1つまたは複数のMUアソシエーショングループを形成し得る。MUアソシエーショングループは、入ってくるトラフィックおよび出ていくトラフィックに基づいて異なり得る。たとえば、大量の出ていくトラフィックを送信するメッシュノードは、出ていくトラフィックを(DL MUグループ通信として)MUグループ通信の中の複数のメッシュノードに同時に送信できるように、MUグループ長(MU-APの役割を引き受ける)としての役割を果たし得る。同様に、複数のメッシュノードから大量のトラフィックを受信するメッシュノードは、複数のメッシュノードからのトリガベース(TB)UL MUグループ通信をスケジューリングできるように、MUグループ長(MU-APの役割を引き受ける)として割り当てられ得る。本開示は、MUアソシエーショングループ内でメッシュノードが引き受け得る様々な役割(MU-APまたはMU-STAなど)の説明を含む。
[0040]いくつかの実装形態では、MUアソシエーショングループの形成は、MU参加制約に基づき得る。MU参加制約は、メッシュノードがメンバーであり得るMUアソシエーショングループの量を制限し得る。MU参加制約は、ワイヤレスメッシュネットワークの中のMUアソシエーショングループの量を制限し、チャネルリソースを利用する際にMUグループ通信が効果的であるようなMUアソシエーショングループの形成を優先し得る。
[0041]本開示において説明される主題の特定の実装形態は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために実装され得る。ワイヤレスメッシュネットワーク技術は、通信およびチャネルリソースの効率的な共有のより新しい方法をサポートするように改善され得る。MUアソシエーショングループは、ワイヤレスチャネルの利用率を改善し得る。MUグループ長は、複数のメッシュノードがOFDMAまたはMU-MIMOを使用して同時にサービスされ得るように、ULまたはDLトラフィックのためのMUグループ通信を管理し得る。MUグループ通信の使用は、ワイヤレスメッシュネットワークの全体的な性能および容量を高め得る。本開示の技法は、MUグループ通信の性能への影響が最も大きくなるような、MUアソシエーショングループをそれらのメッシュノード上で形成するために使用され得る。これは、たとえば、メッシュノードが限られた数のMUアソシエーショングループに加入できるときに有用であり得る。
[0042]図1は、例示的なワイヤレスメッシュネットワークのシステム図を示す。ワイヤレスメッシュネットワークは、アドホックネットワーク、ワイヤレスアドホックネットワーク、またはピアツーピア(P2P)ネットワークとも呼ばれ得る。ワイヤレスメッシュネットワークは、IEEE 802.11ワイヤレス通信プロトコル規格群(IEEE 802.11―2016仕様、または、限定はされないが802.11sを含むその改正によって定義されるものなど)のうちの少なくとも1つを実装するネットワークであり得る。いくつかの場合、メッシュSTAは、APのない、またはメッシュSTA自体以外の他の機器のないネットワークを形成し得る。簡潔にするために、メッシュノードおよびメッシュSTAという用語は、ワイヤレスメッシュネットワークに参加するデバイスに言及するとき、交換可能に使用され得る。メッシュSTAは、新しいワイヤレスメッシュネットワークを確立して、他のメッシュSTAがワイヤレスメッシュネットワークに加入するのを承認することによって、ワイヤレスメッシュネットワークに参加し得る。追加または代替として、メッシュSTAは、別のメッシュSTAによって確立されている既存のワイヤレスメッシュネットワークに加入することによって、ワイヤレスメッシュネットワークに参加し得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスメッシュネットワークの中の各メッシュSTAは、他のメッシュSTAがワイヤレスメッシュネットワークに加入するのを承認する能力を有し得る。
[0043]図1に示される例示的なワイヤレスメッシュネットワーク100は、ワイヤレスメッシュネットワークにまとめて参加する、いくつかの例示的なメッシュSTA110、112、114、116、118、および122を含む。ワイヤレスメッシュネットワーク100はまた、ワイヤレスメッシュネットワーク100に参加するすべてのメッシュSTA110、112、114、116、118、および122を含むメッシュ基本サービスセット(MBSS)150と関連付けられ得る。MBSS150は、ワイヤレスメッシュネットワークに対して互換性のある構成を共有するピアメッシュSTA間のピア関係の集合体の結果として形成される。MBSS150は、メッシュIDなどのMBSS識別情報と関連付けられてもよく、これは、近隣にあり得る他のワイヤレスメッシュネットワーク(図示せず)とMBSS150を区別する。ピア関係の形成は、いくつかのメッセージ(各ピア関係に対するグループキー、一意なアソシエーションIDなどをセットアップすることなど)を伴い得る。図1において、第1のメッシュSTA110は、第2のメッシュSTA112とのピア関係130を有する。ワイヤレスリンク132は、第1のメッシュSTA110と第2のメッシュSTA112との間に存在する。ワイヤレスリンク132は、単一のリンクとして示されるが、いくつかの点で、それは2つの一方向の関係の組合せであると見なされ得る。たとえば、第1のメッシュSTA110は、APとして振る舞ってもよく、(STAとして振る舞う)第2のメッシュSTA112へのワイヤレスリンク132を表すアソシエーションID(AID)を有してもよい。同時に、第2のメッシュSTA112は、第1のメッシュSTA110(この事例ではSTAとして振る舞う)のためのAPとして振る舞ってもよく、第1のメッシュSTA110へのワイヤレスリンク132を表すための固有のAIDを有してもよい。したがって、ワイヤレスリンク132は、第1のメッシュSTA110および第2のメッシュSTA112が互いに有するピア関係(ピア関係130として示される)の双方向の組合せを表す。簡潔にするために、メッシュSTAのための他のペアに対するピア関係は示されていない。しかしながら、ワイヤレスリンク138、134、136、142、144、146、および148は、ワイヤレスメッシュネットワーク100のトポロジーを示すために示されている。
[0044]ワイヤレスメッシュネットワーク100は、マルチホップネットワークを通じて、あるピアメッシュSTAから別のピアメッシュSTAにトラフィックをルーティングすることが可能であり得る。たとえば、第2のメッシュSTA112は、ワイヤレスリンク134を介して第3のメッシュSTA114への通信を中継し得る第1のメッシュSTA110にワイヤレスリンク132を介して通信することによって、他のネットワーク180と通信し得る。データフレームのルーティングは、メッシュSTA110、112、114、116、118、および122によって使用される経路選択プロトコルを使用して調整され得る。たとえば、経路選択プロトコルは、ハイブリッドワイヤレスメッシュプロトコル(HWMP)であり得る。HWMPは、IEEE 802.11―2016において定義され、オンデマンドアドホックルーティングおよびツリーベースルーティングの組合せから着想を得る。図1に見られるように、マルチホップワイヤレスメッシュネットワークにおける通信は、メッシュSTA110、112、114、116、118、および122によって使用されるエアタイムの調整を伴うことが明らかであり得る。メッシュSTA110、112、114、116、118、および122は、混雑および媒体の確保を管理するために、メッシュ調整機能(MCF)制御チャネルアクセス(MCCA)プロトコルを実装し得る。
[0045]図2は、例示的なワイヤレスメッシュネットワークのメッシュノードが非メッシュネットワークへの接続を可能にし得るシステム図を示す。図2のMBSS250は、図1を参照して説明されるMBSS150と同様であり得る。MBSS250は、複数のメッシュノード210、212、および218を含み得る。メッシュノード210、212、および218の各々は、メッシュSTA(図1を参照して説明されたメッシュSTA110、112、114、116、118、および122など)を含み得る。メッシュノード210、212、および218は、IEEE 802.11ワイヤレス通信プロトコル規格群(IEEE 802.11―2016仕様、または、限定はされないが802.11sを含むその改正によって定義されるものなど)に従って、機能し(それぞれのピア関係を介して)通信し得る。
[0046]図2は、メッシュノードがメッシュゲートまたはメッシュポータルも含み得るいくつかの例を示す。図2の1つの例示的なメッシュノード218は、メッシュSTA214およびメッシュポータル282を含む。たとえば、メッシュポータル282は、メッシュノード218と同じ位置にあってもよく、それに統合されてもよく、または通信可能に結合されてもよい。メッシュポータル282は、MBSS250と別のネットワーク280(例の中でもとりわけ、非IEEE 802.11ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、ホームネットワーク、またはインターネットなど)との間のトラフィックのための接続284を提供し得る。メッシュポータル282は、メッシュノード218の論理アーキテクチャコンポーネントであってもよく、MBSS250と他のネットワーク280との間のパケットを変換してもよい。図2はメッシュポータル282を伴う1つだけのメッシュノード218を示すが、複数のメッシュノードが他のネットワークへのメッシュポータル(図示せず)を有することが可能である。
[0047]図2の例示的なメッシュノード210は、メッシュSTA214、メッシュゲート242、およびAP202を含む。AP202は、メッシュノード210と同じ位置にあってもよく、それに統合されてもよく、または通信可能に結合されてもよい。メッシュゲート242は、MBSS250とインフラストラクチャBSS(IBSS)230との間の接続を提供し得る。メッシュゲート242は、メッシュノード210の論理アーキテクチャコンポーネントであってもよく、MBSS250とIBSS230との間のパケットを変換してもよい。図2はメッシュゲート242を伴う1つだけのメッシュノード210を示すが、複数のメッシュノードがメッシュゲートおよびAP(図示せず)を有することが可能である。メッシュノード210は、メッシュAPまたはメッシュポイント(MP)とも呼ばれることがあり、それは、メッシュノード210が、IBSS230を動作させるAP202およびMBSS250との通信のためのメッシュSTA214を含むからである。
[0048]AP202は、複数の非メッシュSTA(簡潔にするためにSTA204と呼ばれる)がAP202を介して互いにまたはメッシュゲート242と通信できるような、IBSS230を管理する。STA204の各々は、例の中でもとりわけ、移動局(MS)、モバイルデバイス、モバイルハンドセット、ワイヤレスハンドセット、アクセス端末(AT)、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)、または加入者ユニットとも呼ばれ得る。STA204は、例の中でもとりわけ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップ、表示デバイス(たとえば、とりわけ、TV、コンピュータモニタ、ナビゲーションシステム)、音楽もしくは他のオーディオまたはステレオデバイス、遠隔制御デバイス(「リモート」)、プリンタ、キッチンもしくは他の家電機器、キーフォブ(たとえば、パッシブキーレスエントリアンドスタート(PKES)システムのための)などの、様々なデバイスを表し得る。
[0049]単一のAP202およびSTA204のアソシエートされたセットは、インフラストラクチャ基本サービスセット(IBSS)(またはワイヤレスメッシュネットワークを指さないときは基本サービスセット(BSS))と呼ばれることがあり、これはそれぞれのAP202によって管理される。IBSS230は、サービスセット識別子(SSID)によってユーザに、ならびに、AP202の媒体アクセス制御(MAC)アドレスであり得る基本サービスセット識別子(BSSID)によって他のデバイスに、識別され得る。AP202は、AP202のワイヤレス範囲内にあるあらゆるSTA204が、AP202とのそれぞれの通信リンク208(以後「Wi-Fi(登録商標)リンク」とも呼ばれる)を確立するために、またはAP202との通信リンク208を維持するために、AP202と「アソシエート」または再アソシエートすることを可能にするために、BSSIDを含むビーコンフレーム(「ビーコン」)を定期的にブロードキャストする。たとえば、ビーコンは、それぞれのAP202によって使用される主要チャネルの識別情報、ならびに、AP202とのタイミング同期を確立または維持するためのタイミング同期機能を含み得る。
[0050]AP202との通信リンク208を確立するために、STA204の各々は、1つまたは複数の周波数帯域(たとえば、2.4GHz、5GHz、6GHz、または60GHz帯域)における周波数チャネル上で受動的なまたは能動的なスキャン動作(「スキャン」)を実行するように構成される。受動的なスキャンを実行するために、STA204はビーコンを聴取し、ビーコンは、目標ビーコン送信時間(TBTT)(1つの時間単位(TU)が2024マイクロ秒(μs)に等しいことがあるTUで測定される)と呼ばれる定期的な時間間隔で、それぞれのAP202によって送信される。能動的なスキャンを実行するために、STA204は、プローブ要求を生成して、スキャンされるべき各チャネル上で逐次送信し、AP202からのプローブ応答を聴取する。各STA204は、受動的または能動的なスキャンを通じて取得されるスキャン情報に基づいてアソシエートすべきAP202を特定もしくは選択し、選択されたAP202との通信リンク208を確立するために認証およびアソシエーション動作を実行するように構成され得る。AP202は、アソシエーション動作の最後にアソシエーション識別子(AID)をSTA204に割り当て、AP202はSTA204を追跡するためにAIDを使用する。
[0051]ワイヤレスネットワークの遍在性が高まった結果として、STA204は、STAの範囲内の多数のBSSのうちの1つを選択する機会、または、(場合によってはメッシュノード212のうちの1つまたは複数と同じ位置にある、またはそれと統合される)複数のAPの中から選択する機会を有し得る。STA204は、1つより多くのAPによってカバーされることが可能であり、異なる送信のために様々な時間に異なるAPとアソシエートすることができる。加えて、AP202とのアソシエーションの後で、STA204はまた、アソシエートすべきより適切なAP202を見つけるために、その周りを定期的にスキャンするように構成され得る。たとえば、アソシエートされたAP202に対して動いているSTA204は、より高い受信信号強度インジケータ(RSSI)またはより低いトラフィック負荷などのより望ましいネットワーク特性を有する別のAP202を見つけるために、「ローミング」スキャンを実行し得る。
[0052]AP202およびSTA204は、IEEE 802.11ワイヤレス通信プロトコル規格群(IEEE 802.11―2016仕様、または、限定はされないが802.11ay、802.11ax、802.11az、802.11ba、802.11beなどを含むその改正によって定義されるものなど)に従って、機能し(それぞれの通信リンク208を介して)通信し得る。これらの規格は、PHY層および媒体アクセス制御(MAC)層のためのWLAN無線およびベースバンドプロトコルを定義する。AP202およびSTA204は、PHYプロトコルデータユニット(PPDU)(または物理層コンバージェンスプロトコル(PLCP)PDU)の形式で、互いとの間でワイヤレス通信(以後「Wi-Fi通信」とも呼ばれる)を送信して受信する。WLAN200におけるAP202およびSTA204は、免許不要スペクトルを介してPPDUを送信してもよく、これは、2.4GHz帯域、5GHz帯域、60GHz帯域、3.6GHz帯域、および1100MHz帯域などのWi-Fi技術によって従来は使用される周波数帯域を含むスペクトルの部分であってもよい。本明細書において説明されるAP202およびSTA204のいくつかの実装形態はまた、免許通信と免許不要通信の両方をサポートし得る、6GHz帯域などの他の周波数帯域において通信し得る。AP202およびSTA204はまた、共有免許周波数帯域などの他の周波数帯域を介して通信するように構成されてもよく、このとき、複数の事業者が同じまたは重複する1つまたは複数の周波数帯域において運用するための免許を有し得る。各PPDUは、PHYプリアンブルおよびペイロードをPHYサービスデータユニット(PSDU)の形式で含む合成構造である。プリアンブルにおいて提供される情報は、PSDUの中の後続のデータを復号するために受信デバイスによって使用され得る。
[0053]従来のWLAN展開では、シングルユーザ(SU)アクセスモードは、局がコンテンションに勝利すると局が送信機会(TxOP)の形式でチャネル全体の使用権を得るような、コンテンションベースのアクセスに基づいていた。トラフィックの優先順位付けを実施するために、異なる優先順位およびアクセスクラスがWLANによって使用され得る。ごく最近、スケジューリングされたアクセスモードまたはMU EDCAアクセスモードのいずれかを使用したワイヤレスチャネルのより効率的な使用をサポートするMU通信(OFDMAおよびMU-MIMOなど)を、IEEEドラフト802.11ax技術規格が実装した。OFDMAおよびスケジューリングされたアクセスモードを使用して、AP202は異なる局に対するエアタイムの利用可能性をスケジューリングし得る。
[0054]図3Aは、OFDM301の例示的な概念図を示す。OFDMチャネル幅は、複数のサブキャリアを含み得る。WLANパケット(PPDUとも呼ばれる)は、チャネル帯域幅のサブキャリアを使用して符号化されるデータを含む。たとえば、第1のSTAは第1の時間期間において第1のPPDU310を送信し得る。第2の時間期間の間、第2のSTAは第2のPPDU320を送信し得る。PPDU310および320は異なる長さの時間であり得る。通常、第1のSTAおよび第2のSTA(およびBSSの中のあらゆる他のSTA)は、チャネルへのアクセスを争う。STAがコンテンションに勝利すると、STAはPPDUの送信のためにチャネルを使用することができる。図3Aに示されるように、PPDUの異なる影付きは、一度に1つずつ、異なるSTAがワイヤレスチャネルを逐次利用し得ることを示す。しかしながら、この通信構造は、STAがチャネル幅全体を使用するのを正当化するのに十分なデータを有しない場合、非効率であり得る。
[0055]図3Bは、MU-OFDMA302の例示的な概念図を示す。OFDMAを使用して、APは、チャネル帯域幅の部分を異なるユーザに割り振り得る。チャネル帯域幅の部分は、リソースユニット(RU)と呼ばれ得る。各RUは、異なる量のサブキャリア(「トーン」とも呼ばれる)を含み得る。異なるRUは、特定の時間に異なるSTAにAPによって割り振られ、または割り当てられ得る。RUのサイズおよび分布は、RU割振りと呼ばれ得る。いくつかの実装形態では、RUは2MHzの間隔で割り振られ得るので、最小のRUは、24個のデータトーンおよび2個のパイロットトーンからなる26個のトーンを含み得る。結果として、20MHzのチャネルでは、最大で9個のRU(2MHz、26トーンのRUなど)が割り振られ得る(一部のトーンは他の目的にとっておかれるので)。同様に、160MHzのチャネルでは、最大で74個のRUが割り振られ得る。より大きい52トーン、106トーン、242トーン、484トーン、および996トーンのRUも割り振られ得る。たとえば、隣接するRU間の干渉を減らすために、受信機DCオフセットを減らすために、および送信中心周波数漏洩を避けるために、隣接するRUは、ヌルサブキャリア(DCサブキャリアなど)によって分離され得る。
[0056]OFDMAを使用して、APは、ダウンリンク(DL)データを異なるSTAに同時に送信し得る。DLデータは、異なるSTAに割り振られ、DL OFDMA PPDUのヘッダにおいて示される、異なるRUにおいてシグナリングされ得る。たとえば、DL OFDMA PPDU350は、第1のSTA、第2のSTA、第3のSTA、および第4のSTAのために割り振られる異なるRUを含み得る。あるRU340はダウンリンクデータのためのPPDU350においてあるSTAに割り振られるが、他のRUは異なるSTAのために割り振られる。
[0057]RU割振りはまた、アップリンク(UL)チャネルアクセスをスケジューリングするために使用され得る。たとえば、APは、複数のSTAからAPへのUL OFDMA送信を開始して同期するために、トリガフレームを送信することができる。したがって、そのようなトリガフレームは、複数のSTAがULトラフィックをAPへ同時に時間内に送信することを可能にし得る。トリガフレームは、それぞれのアソシエーション識別子(AID)を通じて1つまたは複数のSTAをアドレス指定してもよく、ULトラフィックをAPに送信するために使用され得る1つまたは複数のRUを各AID(およびしたがって各STA)に割り当ててもよい。ULトリガベース(TB)PPDUは、異なるデータ(別個のデータまたはノード固有データとも呼ばれ得る)のUL送信の集合体であり得る。MUグループ通信では、UL送信は、それぞれのRU割振りにおいてULデータを送信する複数のSTAによって同時にシグナリングされ得る。
[0058]図3Cは、マルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)(MU-MIMO)の例示的な概念図を示す。複数のアンテナを含むAPおよびSTAは、ビームフォーミングおよび空間多重化をサポートし得る。ビームフォーミングとは、送信のエネルギーをターゲット受信機の方向に集中させることを指す。ビームフォーミングは、たとえば、信号対雑音比(SNR)を改善するためにシングルユーザの状況と、たとえば、MU-MIMO送信(空間分割多元接続(SDMA)とも呼ばれる)を可能にするためにマルチユーザ(MU)の状況の両方で使用され得る。空間多重化を実施するために、送信デバイスは、ある数NSS個の別々の独立した空間ストリームへとデータストリームを分割する。空間ストリームは別々に、複数の送信アンテナを介して並列に符号化されて送信される。WLANデバイス303(複数の送信アンテナを伴うAPなど)は、異なる空間ストリームを異なる受信者デバイス362、364、および366に割り振り得る。
[0059]図4は、ワイヤレスメッシュネットワークにおいてメッシュノード410が有し得る例示的なMUの役割を示す。図3Bおよび図3Cを参照してそれぞれ説明されるMUグループ通信のためのOFDMAおよびMU-MIMO技法は、APおよび複数のSTAによって形成されるインフラストラクチャBSSにおいて実施されている。しかしながら、ワイヤレスメッシュネットワークにおいて、メッシュノードは、自身の役割をAPの役割とSTAの役割との間で交互に切り替え得る。したがって、メッシュノードには、ワイヤレスメッシュネットワークにおけるMUグループ通信のために異なるタイプの役割を引き受ける柔軟性があり得る。ワイヤレスメッシュネットワークでは、いずれの所与のメッシュノードも、ピアメッシュノードのためのAPまたはSTAとしての役割を引き受けることがあり、トラフィック条件およびワイヤレスメッシュネットワーク構成に基づいて役割を交互に切り替えることがあるので、アップリンク(UL)およびダウンリンク(DL)指向性という概念は流動的である。それでも、UL指向性およびDL指向性という概念を使用して、メッシュノードに入りメッシュノードから出ていくトラフィックを特徴付けるのが有用である。図4の例では、メッシュノード410およびメッシュノード420は、互いに直接通信するためのそれらのピア関係に基づいて、ピアメッシュノードと呼ばれる。同様に、メッシュノード410およびメッシュノード440はピアメッシュノードである。
[0060]図4を参照して説明されるように、UL指向性およびDL指向性という概念は、それぞれ、MU-STAとして動作する別のメッシュノードのためのMU-APとして動作するメッシュノードへの、またはそれからのトラフィックの方向を指し得る。たとえば、DL指向性は、メッシュノード410からMU-STAの役割を引き受ける1つまたは複数のメッシュノード440に送信されるトラフィックの方向を指すことがあり、MU-APの役割を引き受ける1つまたは複数のメッシュノード420からメッシュノード410によって受信されるトラフィックの方向を指すことがある。図4の左側は、メッシュノード410がDLトラフィックのために引き受け得る可能性のある役割を示す。DLトラフィックのために、ワイヤレスメッシュノード410は、MU-STAの役割を引き受ける1つまたは複数のメッシュノード440にDL MU送信を送信するとき、MU-APの役割を引き受け得る。ワイヤレスメッシュノード410は、MU-APの役割を引き受ける1つまたは複数のメッシュノード420からDL MU送信を受信するとき、MU-STAの役割を引き受け得る。UL指向性は、メッシュノード410からMU-APの役割を引き受ける1つまたは複数のメッシュノード420に送信されるトラフィックの方向を指すことがあり、MU-STAの役割を引き受ける1つまたは複数のメッシュノード440からメッシュノード410によって受信されるトラフィックの方向を指すことがある。図4の右側は、メッシュノード410がULトラフィックのために引き受け得る可能性のある役割を示す。ULトラフィックのために、ワイヤレスメッシュノード410は、MU-APの役割を引き受ける1つまたは複数のメッシュノード420にUL MU送信を送信するとき、MU-STAの役割を引き受け得る。ワイヤレスメッシュノード410は、MU-STAの役割を引き受ける1つまたは複数のメッシュノード440からのUL MU送信をトリガして受信するために、MU-APの役割を引き受け得る。
[0061]メッシュノード410が複数のメッシュノードからMU送信を受信する異なる役割を有し得ることは明らかであり得る。たとえば、メッシュノード410は、DLトラフィックとして入ってくるMU送信(左側)をMU-STAとして受信してもよく、ULトラフィックとして入ってくるMU送信(右側)をMU-APとして受信してもよい。MU-APとMU-STAの両方の役割が、メッシュノード410が入ってくるMU送信を受信することを可能にし得るが、メッシュノード410がMU-APまたはMU-STAとして動作するのが好ましいシナリオがあり得る。本開示は、特定のメッシュコードに対してどの役割が好ましいかに影響を与える、様々な考慮事項を含む。
[0062]各メッシュノード(メッシュノード410など)は、どれだけのMU関係(ピアMU関係と呼ばれ得る)をそれがULトラフィックまたはDLトラフィックのために有することができるかを制限する、MU参加制約を有し得る。MU参加制約の例は、メッシュノード410がMU-APまたはMU-STAとして動作することができる他のメッシュノードの最大の数を含む。MU参加制約は、製造業者構成、ユーザ構成、またはシステム構成に基づいて、各メッシュノードに対して異なり得る。さらに、MU参加制約は、ULトラフィックおよびDLトラフィックに対して異なり得る。ある例として、メッシュノード410は、1つまたは複数のメッシュノード420からのDL MUトラフィックのためのMU-STAとして、最高で8個のMU接続をサポートし得る。その同じメッシュノード410が、1つまたは複数のメッシュノード420へのUL MUトラフィックのためのMU-STAとして、最高で2個のMU接続をサポートし得る。いくつかの実装形態では、MU参加制約は、メッシュノードにおける中間ホップの量、またはワイヤレスメッシュネットワークのサイズに基づき得る。たとえば、ある特定のメッシュノードに対するMU参加制約は、その特定のメッシュノードがピア関係を確立したメッシュノードの総量の百分率であり得る。
[0063]いくつかの実装形態では、ULトラフィックまたはDLトラフィックのための役割(MU-APまたはMU-STA)の選択は、メッシュノードへの、またはそれからのトラフィックの量に依存し得る。たとえば、トラフィックの(量の)大半が複数の他のメッシュノードから来ているとき、メッシュノード410が入ってきている送信をより効率的にスケジューリングしてトリガできるように、メッシュノード410がMU-APとして動作するのが好ましいことがある。代替として、メッシュノード410が、大量のトラフィックをデスティネーションメッシュノードに向ける多数のメッシュノードのうちの1つであるとき、デスティネーションメッシュノードがその入ってくるトラフィックを管理するためにMU-APとして動作できるように、メッシュノード410がMU-STAとして動作するのが好ましいことがある。MU-APとして動作するメッシュノードは、MU-STAへの、またはそれからのMUグループ通信のために、ワイヤレスチャネルリソースを割り振り得る。いくつかの実装形態では、「割り振る」または「割り振っている」という用語は、MUグループ通信のためのワイヤレスチャネルリソース管理することも指し得る。
[0064]いくつかの実装形態では、ULトラフィックまたはDLトラフィックのための役割(MU-APまたはMU-STA)の選択は、ワイヤレスメッシュネットワークのためのルーティングトポロジーにおける、入ってくるまたは出ていくピアMU関係の量に依存し得る。メッシュノード410が複数の入ってくるピアMU関係を有するとき、そのメッシュノード410はMU-APとして動作するのが好ましいことがある。逆に、メッシュノード410が、同じデスティネーションメッシュノードにトラフィックを送信する多数のメッシュノードのうちの1つであるとき、メッシュノード410はMU-STAとして動作するのが好ましいことがある。入ってくるおよび出ていくピアMU関係の量は、ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングプロトコルまたは論理トポロジーに基づいて発見可能であり得る。
[0065]いくつかの実装形態では、ULトラフィックまたはDLトラフィックのための役割(MU-APまたはMU-STA)の選択は、あるメッシュノードから別のメッシュノードへの、または別のメッシュノードからの経路における、実効的なリンク容量またはボトルネックに依存し得る。メッシュノード410のための異なるあり得る役割に加えて、OFDMAまたはMU-MIMOなどの異なるMU通信タイプとともに、様々な役割が使用され得る。MU通信タイプの選択は、メッシュノードへの、またはそれからのトラフィックのタイプに依存し得る。たとえば、レイテンシに敏感なトラフィックのためにメッシュノード410がOFDMAを(MU-APまたはMU-STAのいずれかとして)利用するのが好ましいことがある。容量に敏感なトラフィックのためにメッシュノード410がMU-MIMOを(MU-APまたはMU-STAのいずれかとして)利用するのが好ましいことがある。
[0066]いくつかの実装形態では、ULトラフィックまたはDLトラフィックのための役割(MU-APまたはMU-STA)の選択は、ワイヤレスメッシュネットワークを別のネットワークに接続するメッシュゲートまたはメッシュポータルへのメッシュノードからのホップの数に依存し得る。メッシュノード410が複数のピアメッシュノードと比較してより少数のホップを有するとき、そのメッシュノード410はMU-APとして動作するのが好ましいことがある。MU-APと比較してより多数のホップを有するメッシュノードは、MU-STAとして動作するのが好ましいことがある。
[0067]さらに、各メッシュノードは、一部のピアメッシュノードのためのMU-STAとして動作し、他のピアメッシュノードのためのMU-APとして動作し得る。本開示は、MU-APとして動作するメッシュノードおよびMU-STAとして動作する複数のメッシュノードを含むメッシュノードの集合体を定義する、MUアソシエーショングループという概念を導入する。MUアソシエーショングループは、トラフィックパターン、トラフィックタイプ、およびメッシュノードのMU制約に基づいて、ネットワーク管理ユニットによって決定され得る。メッシュノードは、複数のMUアソシエーショングループ内で動作し得る。MUアソシエーショングループは、メッシュノードがそのピアメッシュノードとのシングルユーザ(SU)通信を送信または受信するのを何ら制限しない。しかしながら、MUアソシエーショングループを最適化することによって、ワイヤレスメッシュネットワークは、例の中でもとりわけ、スペクトル効率、チャネルリソースの公平な分配、同時送信の調整されたスケジューリングを含む、MUグループ通信の利点の恩恵を受けることができる。
[0068]図5は、例示的なワイヤレスメッシュネットワーク500および例示的なMUアソシエーショングループを示す。例示的なワイヤレスメッシュネットワーク500は、メッシュノードA、メッシュノードB、メッシュノードC、メッシュノードD、メッシュノードE、およびメッシュノードFと名付けられた、6個のメッシュノードを含む。メッシュノードDは、別のネットワーク581との通信を可能にするためのメッシュポータルを有する。メッシュノードFは、別のネットワーク582との通信を可能にするためのメッシュポータルを有する。
[0069]前に説明されたように、ワイヤレスメッシュネットワークは、ルーティングトポロジーを決定し、取得し、または生成するために、経路選択プロトコルメッセージを使用し得る。経路選択プロトコルは、いくつかの実装形態ではルーティングプロトコルとも呼ばれ得る。ルーティングプロトコルまたはルーティングトポロジーと呼ばれることがあるが、ワイヤレスメッシュネットワークにおけるルート/経路は、インターネットプロトコル(IP)層(レイヤ3)ルーティングではなく、MAC層(レイヤ2)転送に基づいて決定され得る。経路選択プロトコルは、メッシュノードDおよびFにおけるメッシュポータルを含む、様々なデスティネーションのためのワイヤレスメッシュネットワークにおける経路を決定し得る。IEEE 802.11―2016は、オンデマンドアドホックルーティングおよびツリーベースルーティング方式に基づく、必須の経路選択プロトコルであるHWMPを記述する。いくつかの実装形態では、ルーティングトポロジーは、ネットワーク管理ユニットによって、もしくは、MUアソシエーショングループを形成するためにルーティングトポロジーを使用できるメッシュノードによって取得され、選択され、または決定され得る。いくつかの実装形態では、ネットワーク管理ユニットまたはメッシュノードは、MUアソシエーショングループを形成する際に他のメッシュノードを助けるために、ルーティングトポロジーを別のメッシュノードに転送し得る。
[0070]図5の例示的なワイヤレスメッシュネットワーク500を参照すると、メッシュノードA~F間の矢印は、経路選択プロトコルによって決定される次のホップ経路を示す。たとえば、メッシュノードAは、トラフィックをメッシュノードBおよびFに送信し得る。メッシュノードBは、トラフィックをメッシュノードA、メッシュノードC、およびメッシュノードEに送信し得る。メッシュノードCは、トラフィックをメッシュノードBおよびメッシュノードDに送信し得る。メッシュノードDは、トラフィックをメッシュノードC、メッシュノードE、および他のネットワーク581に送信し得る。メッシュノードEは、トラフィックをメッシュノードA、メッシュノードD、およびメッシュノードFに送信し得る。そしてメッシュノードFは、トラフィックをメッシュノードA、メッシュノードE、および他のネットワーク582に送信し得る。次のホップ経路を使用して、メッシュノードは、トラフィックを、自身からワイヤレスメッシュネットワーク500または他のネットワーク581および582の中の任意の他のメッシュノードに「ルーティング」し得る。次のホップは、ワイヤレスメッシュネットワークのためのルーティングトポロジーでは中間ホップと呼ばれ得る。いくつかの実装形態では、各メッシュノードは、メッシュポイントであってもよく、メッシュゲートとAPがワイヤレスメッシュネットワーク500の近隣にある従来のSTA(図示せず)のためのIBSSを提供できるようにメッシュゲートおよびAPを含んでもよい。メッシュ経路は、メッシュノードとメッシュゲートとの間の経路を指してもよく、ルーティングトポロジーに基づいてワイヤレスメッシュネットワークを通るある量のホップからなっていてもよい。
[0071]単なる例として、メッシュノードAのAPによって運用されるIBSSに接続される従来のSTA(図示せず)を考える。STAは、他のネットワーク581の中のホスト(図示せず)への伝送を送信または受信するためのセッションを有し得る。STAはトラフィックをメッシュノードAに通信してもよく、メッシュノードAはその利用可能な次のホップ対象(メッシュノードFまたはメッシュノードB)の中から選択してもよい。そして、それらのメッシュノードは、トラフィックを次のホップに転送してもよく、トラフィックがメッシュノードAからメッシュノードDまでの経路を縦断するまで同様のことを続け、メッシュノードDにおいて、トラフィックは変換されて、他のネットワーク581に転送されてもよい。
[0072]図5は、メッシュノード間のMUグループ通信を促進し得る、例示的なMUアソシエーショングループも示す。たとえば、第1のMUアソシエーショングループ510は、メッシュノードD、メッシュノードC、およびメッシュノードEを含み得る。メッシュノードDは、第1のMUアソシエーショングループ510のMUグループ長として指定されてもよく、メッシュノードCおよびEは、第1のMUアソシエーショングループ510のメンバーであってもよい。したがって、メッシュノードDはMU-APの役割を引き受けてもよく、メッシュノードCおよびEはMU-STAの役割を引き受けてもよい。図5に示される例では、メッシュノードDは、第1のMUアソシエーショングループ510の中の他のメッシュノードCおよびEへのMU DLグループ通信における異なるデータ(別個のデータまたはノード固有データなど)のダウンリンク送信のためのMU-APとして動作し得る。したがって、メッシュノードDは、「ダウンリンク」トラフィックをメッシュノードCおよびEに同時に送信するようにワイヤレスチャネルリソースを効率的に管理し得る。あるシナリオでは、メッシュノードDは、メッシュノードCおよびEから大量の「アップリンク」トラフィックを受け取ることがあるので、MU ULグループ通信における異なるデータ(別個のデータまたはノード固有データなど)のアップリンク送信のためにもワイヤレスチャネルリソースを割り振るためにMU-APとして動作することがある。デバイスは、一方の方向(ULまたはDLなど)に対してMU-APとして動作することがあり、他方の方向においてトラフィックのためのMU-STAとして動作することがあることが、明らかであるはずである。図5に示される例では、第1のMUアソシエーショングループ510の形成は、メッシュノードDとメッシュノードCおよびEとの間のトラフィックのトラフィック情報、メッシュノード間のリンクに関するリンク情報、またはこれらの組合せに基づいて行われ得る。たとえば、トラフィック情報(トラフィックフロー情報とも呼ばれ得る)は、例の中でもとりわけ、トラフィックの方向、トラフィックのタイプ(トラフィックがレイテンシに敏感であるか、または容量に敏感であるかどうかなど)、またはトラフィックの量のうちの1つまたは複数を含み得る。リンク情報は、例の中でもとりわけ、各メッシュノードからの入ってくるリンクと出ていくリンクの量、または様々なリンクの実効容量のうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実装形態では、トラフィック情報またはリンク情報は、ネットワーク管理ユニットによって、もしくは、MUアソシエーショングループの形成の間にその情報を使用できるメッシュノードによって取得され、選択され、または決定され得る。いくつかの実装形態では、ネットワーク管理ユニットまたはメッシュノードは、MUアソシエーショングループを形成する際に他のメッシュノードを助けるために、トラフィック情報またはリンク情報を別のメッシュノードに転送し得る。
[0073]第2のMUアソシエーショングループ520が図5に示される。第2のMUアソシエーショングループ520は、メッシュノードA、B、E、およびFを含み得る。第2のMUアソシエーショングループ520は、MUアソシエーショングループの形成において考慮され得る別の例示的な要因を例示するために示されている。メッシュノードAは、いくつかのメッシュノードB,E、およびFからデータを受信するが、第2のMUアソシエーショングループ520の中の他のメッシュノードは、より少数の他のメッシュノードからデータを受信する。したがって、MUアソシエーショングループの形成における1つの潜在的な要因は、トラフィックをデスティネーションメッシュノードに供給しているメッシュノードの量、または、ソースメッシュノードがトラフィックを送信するデスティネーションメッシュノードの量であり得る。図5の例では、メッシュノードAは、第2のMUアソシエーショングループ520のためのMUグループ長であってもよく、ピアメッシュノードB、E、およびFから来るトラフィックのためのUL MUグループ通信を管理するためにMU-APとして動作してもよい。
[0074]図5の例に示されるように、あるメッシュノードが、同時に複数のMUアソシエーショングループの中にあることがある。たとえば、メッシュノードEは、MU-STAとして、第1のMUアソシエーショングループ510と第2のMUアソシエーショングループ520の両方のメンバーであり得る。あるメッシュノードが、1つまたは複数のMUアソシエーショングループのMUグループ長(MU-AP)として、および1つまたは複数の他のMUアソシエーショングループのメンバー(MU-STA)として、同時に役割を果たすことも可能である。簡潔にするために、2つのMUアソシエーショングループが図5に示されているが、ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィック条件およびトポロジーに応じて、より多くのMUアソシエーショングループ(図示せず)があり得る。
[0075]ワイヤレスメッシュネットワークのためのMUアソシエーショングループを形成するとき、考慮され得るいくつかの要因がある。たとえば、MUアソシエーショングループは、例の中でもとりわけ、ネットワークのトポロジー(入口および出口リンクを提供するメッシュポータルの位置など)、ホップカウント、トラフィックの方向、トラフィックのタイプ(トラフィックがレイテンシに敏感であるかまたは容量に敏感であるかどうかなど)、各メッシュノードから入ってくるリンクおよび出ていくリンクの量、トラフィックの量、または様々なリンクの実効容量に基づいて形成され得る。ネットワーク管理ユニット590(またはネットワーク管理ユニットとして動作するメッシュノード)は、ワイヤレスメッシュネットワークのためのMUアソシエーショングループを形成し得る。ネットワーク管理ユニット590は、MUアソシエーショングループを形成する前に、メッシュノードから情報を収集し得る。
[0076]ネットワーク管理ユニット590は、メッシュノードの外部に位置することがあり、またはメッシュノードのうちの1つに含まれることがある。いくつかの実装形態では、各メッシュノードは、ネットワーク管理ユニット590の機能を実行することが可能であり得る。メッシュノードのうちの1つが、ルートメッシュノードとして選択され得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスメッシュプロトコルは、ルートメッシュノードの選択のためのメッセージングを含んでもよく、そのメッシュノードは、MUアソシエーショングループの決定を含むワイヤレスメッシュネットワークの様々な設定を制御するために、そのネットワーク管理ユニットをアクティブ化してもよい。いくつかの実装形態では、ネットワーク管理ユニット590は、ワイヤレスメッシュネットワーク500の中のメッシュノードの外部の集中型リソースであり得る。
[0077]図6は、MUアソシエーショングループを形成するための例示的なプロセス600の概要を示す。プロセス600の動作は、ネットワーク管理ユニット、メッシュノード、集中型のリソース、または本明細書において説明されるようなそれらの任意のコンポーネントによって実施され得る。たとえば、プロセス600は、図5を参照して説明されるネットワーク管理ユニット590などのネットワーク管理ユニットによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス600(またはその一部)は、図2、図4、図5、図8、図13、および図17を参照してそれぞれ説明される、メッシュノード210、212、218、410、メッシュノードA-F、メッシュノード1300、またはメッシュノード1700のうちの1つなどの、メッシュノードによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス600は、図1を参照して説明されるメッシュSTA110、112、114、116、118、および122のうちの1つなどの、メッシュノードのコンポーネントによって実行され得る。簡潔にするために、例示的なプロセス600は、上で示されたネットワーク管理ユニット、メッシュノード、メッシュSTA、またはこれらのコンポーネントのいずれかであり得る装置によって実行されるものとして説明される。
[0078]ブロック610において、装置は、メッシュノード間のトラフィックタイプおよびパターンを決定し得る。たとえば、装置は、各メッシュノードの観点からトラフィック情報を要求するために、要求またはクエリをメッシュノードに送信し得る。いくつかの実装形態では、メッシュノードは、定期的に、または要求に応じてのいずれかで、トラフィック情報を他のメッシュノードまたはネットワーク管理ユニットに通信するように構成され得る。いくつかの実装形態では、装置は、ワイヤレスメッシュネットワークへのトラフィック入口点としての役割を果たすメッシュノードにクエリし得る。トラフィック情報は、ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーに基づいて、中間ホップを縦断しているトラフィックのソースとデスティネーションを示し得る。トラフィック情報はまた、特定の中間ホップ上のトラフィックがレイテンシに敏感なトラフィックであるか、または容量に敏感なトラフィックであるかどうかを示し得る。いくつかの実装形態では、装置は、それが収集または集約するトラフィック情報をメッシュノードに知らせ得る。いくつかの実装形態では、ネットワーク管理ユニットがMUアソシエーショングループを作成する際の要因としてトラフィック情報を無視するように構成されるとき、ブロック610における動作は省略され得る。
[0079]ブロック620において、装置は、メッシュノードによって提案されるMUアソシエーショングループ候補を決定し得る。たとえば、MU-APとして動作することが可能な各メッシュノードは、1つまたは複数の基準に基づいて、そのDLトラフィックおよびULトラフィックのためのMU技術タイプ(OFDMAまたはMU-MIMO)および潜在的なMU-STAを決定し得る。基準はトラフィックのタイプと量に基づき得る。たとえば、第1のMUアソシエーショングループ候補は、共通のMU-APメッシュノードからの、またはそれへの、スループットに敏感なトラフィックおよび高いトラフィック負荷を有する、MU-STAメッシュノードを含み得る。第1のMUアソシエーショングループ候補のためのMU技術は、MU-MIMOとして指定され得る。第2のMUアソシエーショングループ候補は、共通のMU-APメッシュノードからの、またはそれへの、レイテンシに敏感なトラフィックおよび低いトラフィック負荷を有する、MU-STAメッシュノードのグループを含み得る。第2のMUアソシエーショングループ候補のためのMU技術は、OFDMAとして指定され得る。高いトラフィック負荷および低いトラフィック負荷に対する閾値は、閾値の量、ワイヤレスメッシュネットワークの中のすべてのホップの平均トラフィック負荷、入口点および出口点における平均トラフィック負荷に基づいてもよく、または中間ホップのための平均トラフィック負荷に基づいてもよい。いくつかの実装形態では、閾値は、前述の平均のいずれかのオフセットまたは範囲であり得る。メッシュノードによって提案されるMUアソシエーショングループ候補を取得するために、装置はメッシュノードにクエリしてもよく、または、メッシュノードは、定期的に、もしくはネットワーク変更イベントによってトリガされた後、もしくは装置からの問い合わせによってトリガされた後、MUアソシエーショングループ候補を報告するように構成されてもよい。
[0080]ブロック630において、装置は、メッシュノードのMU参加制約を決定し得る。たとえば、装置は、MU参加制約を決定するためにメッシュノードにクエリしてもよく、または、メッシュノードは、MU参加制約を報告するように構成されてもよい。
[0081]ブロック640において、装置は、1つまたは複数のあり得る要因に基づいてMUアソシエーショングループを決定し得る。要因は、例の中でもとりわけ、トラフィックタイプ、MU参加制約、ワイヤレスメッシュネットワークのトポロジー、またはルーティングトポロジーに基づく基準を含み得る。たとえば、装置は、レイテンシに敏感なトラフィックに対してはOFDMA、または容量に敏感なトラフィックに対してはMU-MIMOであるものとして、MU技術タイプを決定し得る。装置は、ターゲットメッシュノードへのより多数の出ていく中間ホップを有するメッシュノードを選択し、MUアソシエーショングループ内の1つまたは複数のメッシュノードへのDL MUグループ通信を管理するために、それらのメッシュノードを標的とし、MUアソシエーショングループのMUグループ長として(MU-APとして)指定し得る。装置は、ソースメッシュノードへのより多数の入っていく中間ホップを有するメッシュノードを選択し、そのMUアソシエーショングループ内の1つまたは複数のメッシュノードからのUL MUグループ通信を管理するために、それらのメッシュノードをMUアソシエーショングループのMUグループ長として(MU-APとして)指定し得る。装置は、ターゲットメッシュノードへのより大量の出ていくトラフィックを有するメッシュノードを選択し、MUアソシエーショングループ内の1つまたは複数のメッシュノードへのDL MUグループ通信を管理するために、それらのメッシュノードを標的とし、MUアソシエーショングループのMUグループ長として(MU-APとして)指定し得る。装置は、ソースメッシュノードからのより大量の入ってくるトラフィックを有するメッシュノードを選択し、MUアソシエーショングループ内の1つまたは複数のメッシュノードからのUL MUグループ通信を管理するために、それらのメッシュノードをMUアソシエーショングループのMUグループ長として(MU-APとして)指定し得る。いくつかの実装形態では、MUグループ長およびMUアソシエーショングループの選択は容量に基づき得る。たとえば、装置は、利用可能な容量と比較してトラフィックの量が全体としてより多いメッシュノードを選択し、ULトラフィックまたはDLトラフィックのためのMUアソシエーショングループのMUグループ長として(MU-APとして)それらのメッシュノードを指定し得る。MUアソシエーショングループのMUグループ長を選択した後、装置は、各MUアソシエーショングループのためのメンバーメッシュノードを(MU-STAとして)指定し得る。メンバーメッシュノードの指定は、各メッシュノードのMU参加制約に基づいて制約され得る。図7は、MUアソシエーショングループを決定するためにブロック640において説明されるあり得る要因を利用する、例示的なプロセス700を示す。
[0082]ブロック650において、装置は、MUアソシエーショングループの割当てをメッシュノードに知らせ得る。たとえば、装置は、ブロック640において決定されたMUグループ長および特定のMUアソシエーショングループのためのメンバーのリストを示すメッセージを送信し得る。
[0083]図7は、メッシュノードまたはネットワーク管理ユニットが異なるMUアソシエーショングループを形成し得る詳細な例示的なプロセスを示す。プロセス700の動作は、ネットワーク管理ユニット、メッシュノード、集中型のリソース、または本明細書において説明されるようなそれらの任意のコンポーネントによって実施され得る。たとえば、プロセス700は、図5を参照して説明されるネットワーク管理ユニット590などのネットワーク管理ユニットによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス700(またはその一部)は、図1、図2、図4、図5、図8、図13、および図17を参照してそれぞれ説明される、メッシュノード210、212、218、410、メッシュノードA~F、メッシュノード1300、またはメッシュノード1700のうちの1つなどの、メッシュノードによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス700は、図1を参照して説明されるメッシュSTA110、112、114、116、118、および122のうちの1つなどの、メッシュノードのコンポーネントによって実行され得る。簡潔にするために、例示的なプロセス700は、上で示されたネットワーク管理ユニット、メッシュノード、メッシュSTA、またはこれらのコンポーネントのいずれかであり得る装置によって実行されるものとして説明される。
[0084]ブロック710において、装置はメッシュノードから情報を収集し得る。たとえば、装置は、図6のブロック610、620、および630を参照して説明されるものなどの動作を実行し得る。
[0085]ブロック720において、装置は、MU-MIMOを使用してMUアソシエーショングループのためのMUグループ長(MU-AP)として動作すべきメッシュノードを選択し得る。これらのメッシュノードは、MU-MIMOに適したMU-APと呼ばれ得る。装置は、図8から図10を参照して説明されるような、ルーティングトポロジー、トラフィックパターン、または容量ボトルネックに基づいて、第1のMUグループ長を選択し得る。ルーティングトポロジーの例では、装置は、ULトラフィックと関連付けられるMUアソシエーショングループのためのMU-APとして動作すべき、メッシュゲートへのホップの数が最少である第1のメッシュノードを選択し得る。トラフィック負荷の例では、装置は、MU-MIMOを使用してMUアソシエーショングループのためのMU-APとして動作すべき、トラフィック負荷の高い第1のメッシュノードを選択し得る。容量ボトルネックの例では、装置は、MU-MIMOを使用してMUアソシエーショングループのためのMU-APとして動作すべき、最大の量のトラフィックバックプレッシャーを加える第1のメッシュノードを選択し得る。
[0086]ブロック730において、装置は、ブロック720における第1のメッシュノードとのピア関係に基づいて、メッシュノードをMUアソシエーショングループに割り当て得る。理想的なMU-STAメッシュノードは、ブロック720において選択されたMU-APを伴うMU-MIMOを使用できるものである。割当てがMU参加制約を超える場合、装置はメッシュノードをMUアソシエーショングループに割り当てるのを控え得ることに留意されたい。
[0087]ブロック740において、装置は、MU参加制約を超えていない別のMU-MIMOに適したMU-APがあるかどうかを決定し得る。ある場合、プロセス700は、別のMUアソシエーショングループのための割当てを開始するためにブロック710に戻り得る。他のMU-MIMOに適したMU-APがない場合、またはそれらがそれぞれのMU参加制約を超えている場合、プロセス700はブロック750に続き得る。
[0088]ブロック750において、装置は、OFDMAを使用してMUアソシエーショングループのためのMUグループ長(MU-AP)として動作すべきメッシュノードを選択し得る。これらのメッシュノードは、OFDMAに適したMU-APと呼ばれ得る。装置は、MU-STAメッシュノードへの中間ホップの数が最大である第1のメッシュノードを、第1のMUグループ長として選択し得る。
[0089]ブロック760において、装置は、ブロック750における第1のメッシュノードとのピア関係に基づいて、メッシュノードをMUアソシエーショングループに割り当て得る。理想的なMU-STAメッシュノードは、ブロック750において選択されたMU-APを伴うOFDMAを使用できるものである。割当てがMU参加制約を超える場合、装置はメッシュノードをMUアソシエーショングループに割り当てるのを控え得ることに留意されたい。
[0090]ブロック770において、装置はMU参加制約を超えていない別のOFDMAに適したMU-APがあるかどうかを決定し得る。ある場合、プロセス700は、別のMUアソシエーショングループのための割当てを開始するためにブロック750に戻り得る。他のOFDMAに適したMU-APがない場合、またはそれらがそれぞれのMU参加制約を超えている場合、プロセス700はブロック780に続き得る。
[0091]ブロック780において、装置は、MUアソシエーショングループおよびMUアソシエーショングループにおけるメッシュノードに割り当てられた役割を、メッシュノードに知らせ得る。
[0092]図8は、例示的なワイヤレスメッシュネットワークにおいて例示的なトラフィック条件を示し、MUアソシエーショングループを形成するときの様々な考慮事項を説明するために使用される。ワイヤレスメッシュネットワーク800のトポロジーは、図5のワイヤレスメッシュネットワーク500を参照して説明されたものと同じである。図8は、各中間ホップに関する例示的なトラフィック情報(トラフィックフロー情報など)を含む。たとえば、メッシュノードAは、中間ホップ814において出ていくトラフィックをメッシュノードBに送信し得る。中間ホップ814のトラフィックは、メトリック「50」として表され得る。図8のいくつかの例では、このメトリックは、50Mbpsなどのトラフィックの量を表し得る。しかしながら、メトリックは、他の中間ホップ812、816、818、820、822、824、826、828、830、832、834、836、および838と比較して中間ホップ814上のトラフィックを比較して記述することができる、重み付けまたは他の表現に基づき得る。簡潔にするために、各中間ホップのソースとデスティネーション、およびトラフィック負荷を表すそのそれぞれのメトリックが、以下のTable1(表1)においてまとめられる。
[0093]図5を参照して説明されたように、図8のワイヤレスメッシュネットワーク800は、他のネットワーク581および582にそれぞれの接続する入口点/出口点としてメッシュノードDおよびFを含む。図8の例示的なトラフィック負荷は、それらのノードがメッシュノードDおよびFからそれぞれのピアメッシュノードA、E、およびCに出ていくより大量の出ていくトラフィックを有することを示唆する。図8のチャート801(以下ではTable2(表2)としても再現される)は、トラフィック負荷メトリックの概要を行列として含む。各行は、各メッシュノードからそのピアメッシュノードへの、出ていく(送信)側からのトラフィックの見方を表す。各列は、各メッシュノードがそのピアメッシュノードから受信する、入ってくる(受信)側からのトラフィックの見方を表す。
[0094]例示的なワイヤレスメッシュネットワーク800における例示的なトラフィックを説明したが、例示的なトラフィックは、MUアソシエーショングループを決定するいくつかの例示的な技法を説明するために使用される。
トラフィック負荷ベースの例
[0095]ネットワーク管理ユニットまたはメッシュノードなどの装置は、Table2(表2)において記述されるものなどのトラフィック負荷メトリックを決定するために、ネットワークを観察し、またはトラフィック情報を収集し得る。いくつかの実装形態では、トラフィックは、MUアソシエーショングループが使用されない時間に、たとえば、MUメッシュネットワーク構成の初期化の間に、構成された測定期間の間に、または再構成時間期間の一部として、観察され得る。いくつかの実装形態では、トラフィックは、MUアソシエーショングループの初期割当てが行われた後で観察され得る。装置は、収集されたトラフィック情報に基づいて、ULトラフィックおよびDLトラフィックのためのMUグループを決定し得る。
[0096]DLトラフィックのためのMUアソシエーショングループを形成する例として、装置は、大量の(または平均を超える、または閾値を超える)トラフィックを送信するメッシュノードを、重みが最高であるものから開始して、受信者のリストの中のメッシュノードとグループ化し得る。たとえば、メッシュノードDおよびFは、ともに表において最高のトラフィックメトリック(250)を有するので、MUグループ長として指定され得る。MUグループ長の指定は、出ていくトラフィックの量が最大であること、またはパケットの数が最大であることに基づき得る。図8およびTable2(表2)の例を使用すると、メッシュノードDおよびFは、DL MU-MIMOをサポートするMUアソシエーショングループのMUグループ長として選択され得る。第1のMUアソシエーショングループ(DL MU-MIMOのための)において、メッシュノードDはMUグループ長であってもよく、メッシュノードCおよびEはメンバーであってもよい。第2のMUアソシエーショングループ(DL MU-MIMOのための)において、メッシュノードFはMUグループ長であってもよく、メッシュノードAおよびEはメンバーであってもよい。
[0097]ULトラフィックのためのMUアソシエーショングループを形成する例として、装置は、大量の(または平均を超える、または閾値を超える)トラフィックを受信するメッシュノードを、重みが最高であるものから開始して、ソースのリストの中のメッシュノードとグループ化し得る。たとえば、メッシュノードAおよびEは、ともに表において最高の入ってくるトラフィックメトリック(メッシュノードEでは245、メッシュノードAでは195)を有するので、MUグループ長として指定され得る。したがって、図8およびTable2(表2)の例では、メッシュノードAおよびEは、UL MU-MIMOをサポートするMUアソシエーショングループ内の1つまたは複数のメッシュノードからのUL MUグループ通信を管理するために、MUグループ長として選択され得る。したがって、第3のMUアソシエーショングループ(UL MU-MIMOのための)において、メッシュノードAはMUグループ長であってもよく、メッシュノードB、E、およびFは、トラフィックをメッシュノードAに送信するのでメンバーであってもよい。第4のMUアソシエーショングループ(UL MU-MIMOのための)では、メッシュノードEはMUグループ長であってもよく、メッシュノードB、D、およびFはメンバーであってもよい。
[0098]代替または追加として、MUアソシエーショングループの形成は、入ってくるまたは出ていくホップの量に基づき得る。たとえば、メッシュノードBはトラフィックを3つのターゲットメッシュノードに送信し、これは、トラフィックを2つのターゲットメッシュノードに送信する一部の他のメッシュノードより多い。したがって、装置は、MUグループ長としてメッシュノードBを、メンバーとしてメッシュノードA、C、およびEを含む、第5のMUアソシエーショングループ(DLトラフィックのための)を形成し得る。メッシュノードAおよびEは各々、3つのソースメッシュノードからトラフィックを受信する。メッシュノードAおよびEはすでにULトラフィックのためのMUグループ長として指定されているので(前の段落において説明された第3のMUアソシエーショングループおよび第4のMUアソシエーショングループ)、装置は、すでに作成されたものに対して冗長になるであろう追加のMUアソシエーショングループを作成しなくてもよい。しかしながら、それらがULトラフィックのためのMUグループ長としてまだ指定されていない場合、装置は新しいMUアソシエーショングループを作成し得る。
[0099]本明細書において説明されるように、MUアソシエーショングループの形成は、トラフィックの量、または入ってくるもしくは出ていくリンクの量に基づき得る。トラフィック条件に基づく他の基準が、MUグループ長を選択し、MUアソシエーショングループのメンバーを指定するために使用され得る。
容量ボトルネックベースの例
[00100]MUアソシエーショングループを形成するための別の技法は、全力で実行しているメッシュノードを検出し、MU-MIMOをサポートするMUアソシエーショングループのMUグループ長としてそれらを割り当てることに基づき得る。たとえば、装置は、メッシュノードにより扱われる全体のトラフィックをワイヤレスチャネル容量と比較し得る。容量は、メッシュノードとピアメッシュノードとの間のワイヤレスチャネルの物理層(PHY)送信レートに関連し得る。式(1)は、実効容量を決定するための例示的な計算を示す。式(1)において、
であり、PHYRateはワイヤレスチャネルの物理層送信レートを示し、airTimeOccupiedは、totalTimeofMeasurement時間期間の間に占有されるエアタイムの量を表し、overheadDiscountは、経験的なデータから導かれてもよく、式(1)における調整因子として使用されてもよい。
[00101]装置は、それぞれのeffectiveCapacityおよび実際の利用率の比較に基づいて、MUグループ長としての役割を果たすべきメッシュノードを選択し得る。式(2)は例示的な比較を示す。式(2)において、
であり、ActualServicedRateは、測定される実際のULトラフィックまたはDLトラフィックに基づいてもよく、iはインデックスを表すので、式はi個のメッシュノードに対して計算され得る。
[00102]式(2)に加えて、他の基準がMUグループ長を選択するために使用され得る。たとえば、式(3)は、式(1)と組み合わせて使用され得る別の基準を含む。式(3)において、
であり、ChannelIdleTimeは、ワイヤレスチャネルがアイドル状態である時間の量を示し、ThresholdPercentageOfTotalTimeは閾値パラメータであり得る。いくつかの実装形態では、ThresholdPercentageOfTotalTimeは、平均の予想されるコンテンションバックオフタイムを差し引いた後の実験(たとえば2%)に基づき得る。ChannelIdleTimeは、メッシュネットワークにおける活動レベル(ローディングなど)のインジケータとして役割を果たし得る。ChannelIdleTimeが大きく(全観察区間の5%など)、メッシュノードのうちの1つが容量ボトルネックを有する場合、高いChannelIdleTimeは、容量により制限されるバースト性のトラフィックによるものであり得る。バースト性のトラフィックは普通は、式(2)を使用して容量ボトルネックを示さないことがある。任意選択で式(3)を使用することによって、潜在的な容量ボトルネックが発見され得る。式(2)と(3)の組合せは、容量ボトルネックを作り出しているメッシュノードを示すことができ、限られたワイヤレスチャネルリソースをより効率的に使用するためにMUアソシエーショングループを使用することから恩恵を得る。
[00103]いくつかの実装形態では、装置は、式(1)~(3)に示される容量比較に加えて、サービスされるメッシュノードの数を使用し得る。たとえば、装置は、あるメッシュノードがActualServicedRate(i)*NumberOfNodesServiced(i)が競合するノードの中で最大であるとき、MUグループ長としてそのメッシュノードを選択し得る。(条件1と呼ばれる)。NumberofNodesServiced(i)は、第iのメッシュノードからトラフィックを受信しているメッシュノードの量を表し得る。
[00104]いくつかの実装形態では、装置は、式(2)および(3)が真であり、条件1が満たされるとき、MUグループ長を選択し得る。MUアソシエーショングループへのメンバーの指定は、MUグループ長として選択されるメッシュノードに対するそれぞれのピア関係に基づき得る。
重みベースの例
[00105]MUアソシエーショングループを形成するための別の技法は、MUグループ通信を使用することから最も恩恵を受けるメッシュノードを決定するための重み付けに基づき得る。たとえば、メッシュネットワークのパラメータは、ボトルネックまたは高トラフィック負荷の点となる可能性のあるメッシュノードを特定するために使用され得る。いくつかの実装形態では、メッシュノード候補の特定は、メッシュネットワークにおける進行中のアクティブなトラフィックなしでも実行され得る。そのようなメッシュノードを特定するために使用され得る例示的なパラメータは、メッシュポータルへの近接に基づいてもよく、またはルーティングトポロジーに基づいてもよい。
[00106]メッシュポータル(WANインターフェースなど)と同じ位置にある、またはそれに接続されるメッシュノードに、より高い重み値が与えられ得る。同様に、WANインターフェースを伴うメッシュノードに隣接しているメッシュノードは、メッシュポータルに隣接していないメッシュノードと比較して、より高い重みを与えられ得る。図8の例を参照すると、メッシュノードDおよびFは、他のネットワーク581および582に接続されるので、最高の重み値を与えられ得る。メッシュノードA、C、およびEは、メッシュノードDおよびFから1ホップ離れているので、メッシュノードDおよびFより低いがメッシュノードBより高い重み値を与えられ得る。したがって、いくつかの実装形態では、重み値は、ホップの数が最低であるものに最高の重みが与えられるように、メッシュポータルへのホップの数に基づき得る。
[00107]重み値はルーティングトポロジーに基づき得る。より多数のメッシュノードのためのトラフィックルーティングの点を形成するメッシュノードは、より少数のメッシュノードのためのトラフィックルーティングを提供する他のメッシュノードと比較して、より大きい重みを与えられ得る。メッシュノードのための重み値は、どれだけ多くのルートがそのメッシュノードに向けられるか、またはそのメッシュノードから来るかに比例して増大し得る。いくつかの実装形態では、メッシュノードは、どのメッシュノードがメッシュネットワーク内でより高い度合いのルーティングを提供するかを決定するために、ルーティングテーブルまたはルーティングエントリのカウントを交換し得る。
[00108]例示的な重み付けの考慮事項が本明細書において説明されるが、重み値を決定するために他のパラメータが使用され得る。たとえば、重み値は、例の中でもとりわけ、ルーティングトポロジー、リソース利用率、混雑、プロセッサ速度、またはサービスされるクライアントSTAの数に基づき得る。メッシュネットワークの中のメッシュノードのための重み値を決定した後、ネットワーク管理ユニットは、重み値のより高いメッシュノードをMUグループ長候補として選択し得る。
[00109]図9は、MUアソシエーショングループがメッシュゲートへのホップカウントと関連付けられ得る例示的なワイヤレスメッシュネットワーク900を示す。ワイヤレスメッシュネットワーク900は、メッシュノードA、メッシュノードB、およびメッシュノードCと名付けられる3つのメッシュノードを含む。メッシュノードA、B、およびCのすべてが、互いに対するピアであり、他のメッシュノードA、B、およびCのいずれかと直接通信することができる。メッシュノードAは、別のネットワーク980との通信を可能にするためのメッシュポータル(またはメッシュゲート)を有する。ワイヤレスメッシュネットワーク900は、各メッシュノードがメッシュノードAにおけるメッシュポータルに到達するのに最大でも1ホップしかないことがあるので、シングルホップ(または1ホップ)ネットワークと呼ばれ得る。
[00110]MUアソシエーショングループを形成するとき、メッシュノード(またはネットワーク管理ユニット)は、各メッシュノードA、B、およびCからメッシュポータルへのホップカウントなどのルーティングトポロジーを決定し得る。メッシュノードAは、メッシュポータルに到達するためのホップの数が最少(0)であるので、そのメッシュノードAは、(UL MU-STAとしての)ピアメッシュノードBおよびCからのULトラフィックのためのMUアソシエーショングループ910のMUグループ長として(UL MU-APとして)選択され得る。これは、メッシュノードAがメッシュノードBおよびCからのMU ULグループ通信をトリガして受信することを可能にする。
[00111]MUアソシエーショングループ910(ULトラフィックのための)に加えて、MU DL通信をサポートするための1つまたは複数の他のMUアソシエーショングループ(図示せず)があり得る。いくつかの実装形態では、各メッシュノードA、B、およびCは、DLトラフィックのためのMUアソシエーショングループのMUグループ長であり得る。たとえば、メッシュノードAはまた、(DL MU-STAとして動作する)メッシュノードBまたはメッシュノードCのいずれかにデータを送信するための、MU DL通信のためのMUグループ長(MU-APとして)であり得る。メッシュノードBは、(DL MU-STAとして動作する)メッシュノードAまたはメッシュノードCのいずれかにデータを送信するための、MU DL通信のためのMUグループ長(MU-APとして)であり得る。メッシュノードCは、(DL MU-STAとして動作する)メッシュノードAまたはメッシュノードBのいずれかにデータを送信するための、MU DL通信のためのMUグループ長(MU-APとして)であり得る。
[00112]いくつかの実装形態では、MUアソシエーショングループの形成は、DL MU通信およびUL MU通信のための対立するMUアソシエーショングループを避けるように制約され得る。たとえば、メッシュノードは、特定の前提条件が満たされるとき、DL MU通信においてメッシュポータルへのホップカウントがより小さいピアメッシュノードを含み得る。メッシュノードBからメッシュノードAへの送信が、(MUアソシエーショングループ910の中のメッシュノードAによってトリガされる)UL MU通信として送信され、または、(異なるMUアソシエーショングループの中のメッシュノードBによってスケジューリングされる)DL MU通信として送信され得るような、図9の例を考える。メッシュノードAは、ワイヤレスメッシュネットワーク900の中の複数のメッシュノードのためのメッシュポータルとしてサービスを提供するので、UL MU通信を利用するのが好ましい。したがって、メッシュノードBは、条件に基づいてDL MU通信の使用を制約し得る。例示的な条件は、メッシュノードAがUL MU通信を稀に(またはトラフィック負荷を満たすのに十分に頻繁にではなく)トリガするとき、メッシュノードBがメッシュノードAとメッシュノードCの両方のために十分なトラフィックを有するとき、またはこれらの両方の条件の組合せを含み得る。
[00113]さらに、他の箇所で説明されるように、一部の通信は、MUアソシエーショングループとは無関係に進行し得る。たとえば、UL OFDMAブロックの肯定応答または他の制御フレームは、MUアソシエーショングループとは無関係にピアメッシュノード間で通信され得る。シングルユーザ肯定応答またはシングルユーザタイプのデータフレームは、MUグループ通信とは別にピアメッシュノードによって送信またはトリガされ得る。
[00114]図10は、別の例示的なワイヤレスメッシュネットワーク1000およびメッシュゲートへのホップカウントと関連付けられる例示的なMUアソシエーショングループを示す。ワイヤレスメッシュネットワーク1000は、メッシュノードA、メッシュノードB、メッシュノードC、メッシュノードD、メッシュノードE、メッシュノードF、およびメッシュノードGと名付けられた、7つのメッシュノードを含む。メッシュノードA、B、およびCは、互いに対するピアであり、他のメッシュノードA、B、およびCのいずれとも直接通信することができる。メッシュノードB、D、およびEは、互いに対するピアであり、他のメッシュノードB、D、およびEのいずれとも直接通信することができる。メッシュノードC、G、およびFは、互いに対するピアであり、他のメッシュノードC、G、およびFのいずれとも直接通信することができる。メッシュノードAは、別のネットワーク1080との通信を可能にするためのメッシュポータル(またはメッシュゲート)を有する。ワイヤレスメッシュネットワーク1000は、一部のメッシュノードD、E、F、およびGがメッシュノードAにおけるメッシュポータルに到達するのに1つよりも多くのホップを有し得るので、マルチホップネットワークと呼ばれ得る。
[00115]メッシュノード(またはネットワーク管理ユニット)は、各メッシュノードA、B、C、D、E、F、およびGからメッシュポータルへのホップカウントなどのルーティングトポロジーを決定し得る。メッシュノードAは、メッシュポータルに到達するためのホップの数が最少(0)であるので、そのメッシュノードAは、(UL MU-STAとしての)ピアメッシュノードBおよびCからのULトラフィックのための第1のMUアソシエーショングループ1010のMUグループ長として(UL MU-APとして)選択され得る。メッシュポータルへのホップの数が最少であるメッシュノードについて続けると、メッシュノードBおよびCはそれぞれ、第2のMUアソシエーショングループ1020および第3のMUアソシエーショングループ1030のMUグループ長としても選択され得る。それぞれのMUグループ長(それぞれ、メッシュノードA、B、およびC)が、それぞれのMUアソシエーショングループ1010、1020、および1030の中のピアメッシュノードからのUL MU通信をトリガして受信できるように、例示的なMUアソシエーショングループ1010、1020、および1030が、UL MU通信のために指定される。
[00116]MUアソシエーショングループ1010、1020、および1030(ULトラフィックのための)に加えて、MU DL通信をサポートするための1つまたは複数の他のMUアソシエーショングループ(図示せず)があり得る。いくつかの実装形態では、各メッシュノードA、B、C、D、E、F、およびGは、それぞれのピアメッシュノードへのDLトラフィックのためのMUアソシエーショングループのMUグループ長であり得る。2つのノードが重複するUL MUアソシエーショングループおよびDL MUアソシエーショングループのメンバーであるとき、DL MUアソシエーショングループを使用するか、UL MUアソシエーショングループを使用するかを決定するために、図9を参照して説明されたのと同じ制約が使用され得る。
[00117]新しいメッシュノードがワイヤレスメッシュネットワークに加入するとき、または既存のメッシュノードがワイヤレスメッシュネットワークから離脱するときなど、時々、ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーが変化することがある。各メッシュノードは、メッシュポータルへの自身のホップカウントと、メッシュポータルへの各ピアメッシュノードのそれぞれのホップカウントとを決定し得る。たとえば、各メッシュノードは、発見または告知メッセージ(IEEE 1905仕様において定義されるものなど)を使用して、自身のホップカウントを示し得る。メッシュノードは、自身のピアメッシュノードのうちのいずれが、メッシュポータルへの最少のホップの数を有するかを決定し、そのピアメッシュノードをUL MU-APとして選択し得る。いくつかの実装形態では、メッシュノードは、そのUL MU-APがMUグループ長であるUL MUアソシエーショングループに加入することを要求するために、メッセージを選択されたUL MU-APに送信し得る。選択されたUL MU-APは、UL MUアソシエーショングループに加入するための要求を認め、メッシュノードがそのUL MU-APによって管理されるUL MUアソシエーショングループの中にあるという確認メッセージをメッシュノードに送信し得る。いくつかの実装形態では、各メッシュノードは、UL MUアソシエーショングループを通るトラフィックがワイヤレスメッシュネットワークを通じて最適化され得るように、単一のピアメッシュノードをUL MU-APとして選択し得る。
[00118]図11は、例示的なMUアソシエーショングループセットアップまたは構成メッセージ1100の概念図を示す。たとえば、メッセージは、メッシュノードから別のメッシュノードまたはネットワーク管理ユニットに送信される、MUアソシエーショングループセットアップまたは構成メッセージ1100の例であり得る。メッセージは、ネットワーク管理ユニットからメッシュノードに送信される、MUアソシエーショングループセットアップまたは構成メッセージ1100の例であり得る。メッセージフォーマットは、メッセージの送信者および受信者に依存し得る。MUアソシエーショングループを編成する様々な段階において、MUアソシエーショングループセットアップまたは構成メッセージ1100のフレーム本体1110に、異なるフィールドまたは情報要素が含まれ得る。
[00119]MUアソシエーショングループセットアップまたは構成メッセージ1100は、ワイヤレスメッシュネットワークの中のMUアソシエーショングループを決定するために使用され得るパラメータを通信するために使用され得る。図11は、例示的なデータフレーム1120を含む。データフレーム1120は、プリアンブル1122、フレームヘッダ1124、フレーム本体1110、およびフレーム確認シーケンス(FCS)1126を含み得る。プリアンブル1122は、同期を確立するための1つまたは複数のビットを含み得る。フレームヘッダ1124は、ソースおよびデスティネーションネットワークアドレス(メッシュノードまたはネットワーク管理ユニットのネットワークアドレスなど)、データフレームの長さ、または他のフレーム制御情報を含み得る。フレーム本体1110は、あるメッセージフォーマットで編成されてもよく、種々のフィールドまたは情報要素1132、1136、および1138を含んでもよい。いくつかの実装形態では、例の中でもとりわけ、データフレーム1120は、IEEE 802.11s構成フレーム、管理フレーム、IEEE 1905ポリシー構成メッセージ、またはIEEE 802.11kメッセージであり得る。
[00120]例示的な情報要素が図11に示される。いくつかの例示的な情報要素1160は、メッシュノードから別のメッシュノードまたはネットワーク管理ユニットへの報告メッセージに含まれ得る。例示的な情報要素1160は、トラフィック情報1161、MUアソシエーショングループ候補1162、現在のMUアソシエーショングループ1164、MU参加制約1166、トポロジーもしくはルーティング情報1168、または実効容量1172を含み得る。たとえば、実効容量1172は、例示的な式(1)に従って各メッシュノードによって計算され、ネットワーク管理ユニットに報告され得る。
[00121]いくつかの例示的な情報要素1180は、ネットワーク管理ユニットからメッシュノードへの制御メッセージに含まれ得る。例示的な情報要素1180は、メッシュノードがMUアソシエーショングループ候補を決定するのを支援するために、集約トラフィックまたはトポロジー情報1181を含み得る。例示的な情報要素1180は、MUグループ割当て1182を含み得る。MUグループ割当て1182は、ワイヤレスメッシュネットワークの中のすべてのメッシュノードに送信されてもよく、または、MUグループ割当て1182の中のMUアソシエーショングループに割り当てられているメッシュノードに送信されてもよい。MUグループ割当て1182は、MU技術タイプ(OFDMAまたはMU-MIMO)、MUグループ長、または各MUアソシエーショングループにおけるメンバーのリストを示し得る。
[00122]図12は、例示的なワイヤレス通信デバイス1200のブロック図を示す。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス1200は、図1、図2、および図4を参照してそれぞれ説明された、メッシュSTA110、112、114、116、118、122、210、212、218、および410のいずれか、または、図5および図8を参照して説明されたメッシュノードA~Fのいずれかなどの、メッシュノードにおいて使用するためのデバイスの例であり得る。ワイヤレス通信デバイス1200は、たとえばワイヤレスパケットの形式で、ワイヤレス通信を送信して受信することが可能である。たとえば、ワイヤレス通信デバイスは、限定はされないが、802.11s、802,11ay、802.11ax、802.11az、802.11ba、および802.11beを含む、IEEE 802.11―2016仕様またはその改正によって定義されるものなどの、IEEE 802.11ワイヤレス通信プロトコル規格に準拠した物理層コンバージェンスプロトコル(PLCP)プロトコルデータユニット(PPDU)および媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)の形式で、パケットを送信して受信するように構成され得る。
[00123]ワイヤレス通信デバイス1200は、1つまたは複数のモデム1202、たとえばWi-Fi(IEEE 802.11準拠)モデムを含む、チップ、システムオンチップ(SoC)、チップセット、パッケージ、もしくはデバイスであってもよく、またはそれらを含んでもよい。いくつかの実装形態では、1つまたは複数のモデム(まとめて「モデム1202」)は加えて、WWANモデム(たとえば、3GPP 4G LTEまたは5G準拠モデム)を含む。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス1200は処理システムも含む。処理システムはまた、プロセッサ1204と呼ばれることがあり、モデム1202と結合された1つまたは複数のプロセッサ、処理ブロック、または処理要素、ならびに、1つまたは複数のメモリ、メモリブロック、またはメモリ要素を含むことがある。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス1200は加えて、モデム1202と結合された1つまたは複数の無線(まとめて「無線1206」)を含む。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス1200はさらに、プロセッサ1204またはモデム1202と結合された1つまたは複数のメモリブロックまたは要素(まとめて「メモリ1208」)を含む。
[00124]モデム1202は、たとえば、例の中でもとりわけ、特定用途向け集積回路(ASIC)などの、インテリジェントハードウェアブロックまたはデバイスを含み得る。モデム1202は一般に、PHY層を、およびいくつかの実装形態では、MAC層の一部分(たとえば、MAC層のハードウェア部分)も実装するように構成される。たとえば、モデム1202は、ワイヤレス媒体を介した送信のために、パケットを変調し、変調されたパケットを無線1206に出力するように構成される。モデム1202は同様に、無線1206によって受信される変調されたパケットを取得し、復調されたパケットを提供するためにパケットを復調するように構成される。変調器および復調器に加えて、モデム1202はさらに、デジタルシグナルプロセシング(DSP)回路、自動利得制御(AGC)回路、コーダ、デコーダ、多重化器、および逆多重化器を含み得る。たとえば、送信モードにある間、プロセッサ1204から取得されたデータはエンコーダに提供されてもよく、エンコーダはコーディングされたビットを提供するためにデータを符号化する。コーディングされたビットは、空間多重化のためのNSS個の空間ストリーム、または空間時間ブロックコーディング(STBC)のためのNSTS個の空間時間ストリームにマッピングされ得る。ストリームの中のコーディングされたビットは、変調されたシンボルを提供するために、変調コンステレーションの中の点に(選択されたMCSを使用して)マッピングされ得る。それぞれの空間または空間時間ストリームにおける変調されたシンボルは、多重化され、逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックを介して変換され、(たとえば、Txウィンドウイングおよびフィルタリングのために)続いてDSP回路に提供され得る。デジタル信号は、デジタルアナログコンバータ(DAC)に提供され得る。得られるアナログ信号は、周波数アップコンバータに、最終的には無線1206に提供され得る。ビームフォーミングが関わる実装形態では、それぞれの空間ストリームの中の変調されたシンボルは、IFFTブロックへの提供の前にステアリング行列を介してプリコーディングされる。
[00125]受信モードにある間、DSP回路は、たとえば、信号の存在を検出し、初期タイミングおよび周波数オフセットを推定することによって、無線1206から受信された変調されたシンボルを含む信号を取得するように構成される。DSP回路はさらに、たとえば、チャネル(狭帯域)フィルタリングおよびアナログ障害条件(I/Oの不均衡を修正することなど)を使用して、および狭帯域信号を最終的に取得するためにデジタル利得を適用することによって、信号をデジタル的に条件付けるように構成される。DSP回路の出力はAGCに供給されてもよく、AGCは、適切な利得を決定するために、たとえば1つまたは複数の受信された訓練フィールドにおいて、デジタル信号から抽出された情報を使用するように構成される。DSP回路の出力はまた、複数の空間ストリームまたは空間時間ストリームが受信されるとき、変調されたシンボルを逆多重化するデマルチプレクサと結合される。逆多重化されたシンボルは復調器に提供されてもよく、復調器は、信号からシンボルを抽出し、たとえば、各空間ストリームにおける各サブキャリアの各ビット位置に対して対数尤度比(LLR)を計算するように構成される。復調器はデコーダと結合され、デコーダは、復号されたビットを提供するためにLLRを処理するように構成され得る。復号されたビットは、デスクランブルされ、処理、評価、または解釈のためにMAC層(プロセッサ1204)に提供され得る。
[00126]無線1206は一般に、少なくとも1つの無線周波数(RF)送信機(または「送信機チェーン」)および少なくとも1つのRF受信機(または「受信機チェーン」)を含み、これらは1つまたは複数のトランシーバへと組み合わせられ得る。たとえば、RF送信機および受信機の各々は、それぞれ、少なくとも1つの電力増幅器(PA)および少なくとも1つの低雑音増幅器(LNA)を含む様々なアナログ回路を含み得る。そして、RF送信機および受信機は、1つまたは複数のアンテナに結合され得る。たとえば、いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス1200は、複数の送信アンテナ(各々が対応する送信チェーンを伴う)および複数の受信アンテナ(各々が対応する受信チェーンを伴う)を含むこと、またはそれらと結合されることが可能である。モデム1202から出力されるシンボルは無線1206に提供され、無線1206は結合されたアンテナを介してシンボルを送信する。同様に、アンテナから受信されたシンボルは無線1206によって取得され、無線1206はシンボルをモデム1202に提供する。
[00127]プロセッサ1204は、たとえば、処理コア、処理ブロック、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書において説明される機能を実行するように設計されるそれらの任意の組合せなどの、インテリジェントハードウェアブロックまたはデバイスを含み得る。プロセッサ1204は、無線1206およびモデム1202を通じて受信される情報を処理し、ワイヤレス媒体を通じた送信のためにモデム1202および無線1206を通じて出力されるように情報を処理する。たとえば、プロセッサ1204は、MPDU、フレーム、またはパケットの生成、送信、受信、および処理に関する様々な動作を実行するように構成される、制御プレーンとMAC層の少なくとも一部分とを実装し得る。いくつかの実装形態では、MAC層は、コーディングのためにPHY層へ提供するためのMPDUを生成し、MPDUとして処理するためにPHY層から復号された情報ビットを受信するように構成される。MAC層はさらに、たとえば動作または技法の中でもとりわけOFDMAのために、時間および周波数リソースを割り振るように構成され得る。いくつかの実装形態では、プロセッサ1204は一般に、上で説明された様々な動作をモデムに実行させるようにモデム1202を制御し得る。
[00128]メモリ1208は、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM)またはこれらの組合せなどの、有形記憶媒体を含み得る。メモリ1208はまた、プロセッサ1204によって実行されると、MPDU、フレーム、またはパケットの生成、送信、受信、および解釈を含む、ワイヤレス通信のために本明細書において説明される様々な動作をプロセッサに実行させる命令を含む、非一時的プロセッサまたはコンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コードを記憶することができる。たとえば、本明細書において開示されるコンポーネントの様々な機能、または本明細書において開示される方法、動作、プロセス、もしくはアルゴリズムの様々なブロックもしくはステップは、1つまたは複数のコンピュータプログラムの1つまたは複数のモジュールとして実装され得る。
[00129]図13は、例示的なメッシュノード1300のブロック図を示す。いくつかの実装形態では、例示的なメッシュノード1300は、図1、図2、および図4を参照してそれぞれ説明された、メッシュSTA110、112、114、116、118、122、および214のいずれか、または、メッシュノード210、212、218、410、420、および440のいずれか、または、図5および図8を参照して説明されたメッシュノードA~Fのいずれかなどの、メッシュノードの例であり得る。メッシュノード1300はワイヤレス通信デバイス(WCD)1310を含む(しかし、メッシュノード1300自体も一般に、本明細書において使用されるようなワイヤレス通信デバイスと呼ばれ得る)。たとえば、ワイヤレス通信デバイス1310は、図12を参照して説明されるワイヤレス通信デバイス1200の例示的な実装形態であり得る。メッシュノード1300はまた、ワイヤレス通信を送信して受信するために、ワイヤレス通信デバイス1310と結合される複数のアンテナ1320を含み得る。いくつかの実装形態では、メッシュノード1300は加えて、ワイヤレス通信デバイス1310と結合されるアプリケーションプロセッサ1330、およびアプリケーションプロセッサ1330と結合されるメモリ1340を含む。
[00130]いくつかの実装形態では、メッシュノード1300は、インターネットを含む外部ネットワークへのアクセスを得るためにメッシュノード1300がコアネットワークまたはバックホールネットワークと通信することを可能にする外部ネットワークインターフェース(図示せず)を含み得る。たとえば、外部ネットワークインターフェースは、有線(たとえば、イーサネット(登録商標))ネットワークインターフェースおよびワイヤレスネットワークインターフェース(WWANインターフェースなど)の一方または両方を含み得る。前述のコンポーネントのうちのいくつかのコンポーネントは、少なくとも1つのバスを介して、直接または間接的にコンポーネントのうちの他のコンポーネントを通信することができる。メッシュノード1300はさらに、ワイヤレス通信デバイス1310、アプリケーションプロセッサ1330、メモリ1340、およびアンテナ1320の少なくとも一部を包含するハウジングを含む。
[00131]図14は、ワイヤレスメッシュネットワークにおけるMUグループ通信を可能にするネットワーク管理ユニットのための例示的なプロセス1400を示すフローチャートを示す。プロセス1400の動作は、ネットワーク管理ユニット、メッシュノード、集中型のリソース、または本明細書において説明されるようなそれらの任意のコンポーネントによって実施され得る。たとえば、プロセス1400は、図5を参照して説明されるネットワーク管理ユニット590などのネットワーク管理ユニットによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス1400(またはその一部)は、図1、図2、図4、図5、図8、図13、および図17を参照してそれぞれ説明される、メッシュノード210、212、218、410、メッシュノードA~F、メッシュノード1300、またはメッシュノード1700のうちの1つなどの、メッシュノードによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス1400は、図1を参照して説明されるメッシュSTA110、112、114、116、118、および122のうちの1つなどの、メッシュノードのコンポーネントによって実行され得る。簡潔にするために、例示的なプロセス1400は、上で示されたネットワーク管理ユニット、メッシュノード、メッシュSTA、またはこれらのコンポーネントのいずれかであり得る装置によって実行されるものとして説明される。
[00132]ブロック1410において、装置は、複数のメッシュノードを含むワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信し得る。ブロック1420において、装置は、第1のメッシュノード、および複数のメッシュノードの1つまたは複数のピアメッシュノードを含む、少なくとも第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループを確立し得る。第1のMUアソシエーショングループは、MUグループ長としての第1のメッシュノードが、第1のメッシュノードと、第1のMUアソシエーショングループを形成する1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMU通信のために、ワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを可能にし得る。
[00133]図15は、ワイヤレスメッシュネットワークにおけるMUグループ通信をサポートするメッシュノードのための別の例示的なプロセス1500を示すフローチャートを示す。プロセス1500の動作は、本明細書において説明されるようなメッシュノードまたはその任意のコンポーネントによって実施され得る。たとえば、プロセス1500は、図1、図2、図4、図5、図8、図13、および図17を参照してそれぞれ説明される、メッシュノード210、212、218、410、メッシュノードA~F、メッシュノード1300、またはメッシュノード1700のいずれかによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス1500は、図1を参照して説明されるメッシュSTA110、112、114、116、118、および122のうちの1つなどの、メッシュノードのコンポーネントによって実行され得る。簡潔にするために、例示的なプロセス1500は、上で示されたメッシュノード、メッシュSTA、またはこれらのコンポーネントのいずれかであり得る装置によって実行されるものとして説明される。
[00134]ブロック1510において、装置は、装置(第1のメッシュノード)とワイヤレスメッシュネットワークの中の1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む第1のMUアソシエーショングループのマルチユーザ(MU)グループ長として動作し得る。ブロック1520において、装置は、第1のメッシュノードと、第1のMUアソシエーショングループを形成する1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMUグループ通信のために、ワイヤレスチャネルリソースを割り振り得る。
[00135]図16は、ワイヤレスメッシュネットワークにおけるMUグループ通信をサポートするメッシュノードのための別の例示的なプロセス1600を示すフローチャートを示す。プロセス1600の動作は、本明細書において説明されるようなメッシュノードまたはその任意のコンポーネントによって実施され得る。たとえば、プロセス1600は、図1、図2、図4、図5、図8、図13、および図17を参照してそれぞれ説明される、メッシュノード210、212、218、410、メッシュノードA~F、メッシュノード1300、またはメッシュノード1700のいずれかによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス1600は、図1を参照して説明されるメッシュSTA110、112、114、116、118、および122のうちの1つなどの、メッシュノードのコンポーネントによって実行され得る。簡潔にするために、例示的なプロセス1600は、上で示されたメッシュノード、メッシュSTA、またはこれらのコンポーネントのいずれかであり得る装置によって実行されるものとして説明される。
[00136]ブロック1610において、装置は、複数のメッシュノードを伴うワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信し得る。ブロック1620において、装置は、マルチユーザ(MU)グループ長としての第2のメッシュノードおよび少なくとも第1のメッシュノードを含む、少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を受信し得る。ブロック1630において、装置は、第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第1のMUグループ通信の一部を第2のメッシュノードに送信してもよく、第1のMUグループ通信は1つまたは複数のメッシュノードからの送信を含む。
[00137]図17は、本開示の態様を実装するための例示的な電子デバイスのブロック図を示す。いくつかの実装形態では、電子デバイス1700は、本明細書において説明されるWLANデバイスのいずれかを含むWLANデバイスであり得る。電子デバイス1700は、処理システム1702(場合によってはシングルプロセッサ、複数のプロセッサ、複数のコア、複数のノードを含み、またはマルチスレッディングを実装するなど)を含み得る。電子デバイス1700はメモリ1706も含み得る。メモリ1706は、システムメモリ、または本明細書において説明されるコンピュータ可読媒体のあり得る実現形態のうちの任意の1つまたは複数であり得る。いくつかの実装形態では、処理システム1702はメモリ1706を含み得る。電子デバイス1700はまた、バス1710(PCI、ISA、PCI-Express、HyperTransport(登録商標)、InfiniBand(登録商標)、NuBus(登録商標)、AHB、AXIなど)と、ワイヤレスネットワークインターフェース(WLANインターフェース、Bluetoothインターフェース、WiMAX(登録商標)インターフェース、ZigBee(登録商標)インターフェース、Wireless USBインターフェースなど)および有線ネットワークインターフェース(イーサネットインターフェース、電力線通信インターフェースなど)のうちの少なくとも1つを含み得るネットワークインターフェース1704と、を含み得る。いくつかの実施態様では、電子デバイス1700は、複数のネットワークインターフェースをサポートすることができ、それらのインターフェースの各々は、異なる通信ネットワークに電子デバイス1700を結合するように構成される。
[00138]電子デバイス1700は、ピアメッシュノードとのMBSSを確立し、またはそれに加入するように構成される、メッシュSTAモジュール1760を含み得る。電子デバイス1700は、ネットワーク管理機能を動作させ、または外部ネットワーク管理機能を動作させる別のメッシュノードと通信するように構成される、メッシュMU通信モジュール1770を含み得る。メッシュMU通信モジュール1770は、MUアソシエーショングループを決定してもよく、または、MUアソシエーショングループの決定を支援するために情報を外部ネットワーク管理機能に提供してもよい。いくつかの実装形態では、電子デバイス1700はメッシュポイントモジュール1780を含み得る。メッシュポイントモジュール1780は、IBSSを確立し、IBSSにおいて非メッシュSTAのためのアクセスポイントとして動作させるように構成され得る。メッシュポイントモジュール1780は、MBSSとIBSSとの間の通信を変換するために、メッシュゲートまたは他の機能を含み得る。別のコンポーネントとして示されているが、メッシュSTAモジュール1760、メッシュMU通信モジュール1770、メッシュポイントモジュール1780、またはこれらの任意の組合せが、ネットワークインターフェース1704、メモリ1706、または処理システム1702内で実装され得る。
[00139]メモリ1706は、図1から図16において説明される実装形態の機能を実装するために処理システム1702によって実行されるコンピュータ命令を含み得る。これらの機能のいずれもが、ハードウェアで、または処理システム1702で部分的に(または完全に)実装され得る。たとえば、機能は、例の中でもとりわけ、特定用途向け集積回路で、処理システム1702において実装される論理回路において、周辺デバイスまたはカード上のコプロセッサにおいて実装され得る。さらに、実現形態は、図15に示されないより少数のまたは追加のコンポーネント(ビデオカード、オーディオカード、追加のネットワークインターフェース、周辺デバイスなど)を含み得る。処理システム1702、メモリ1706、およびネットワークインターフェース1704がバス1710に結合される。バス1710に結合されるものとして示されているが、メモリ1706は処理システム1702に結合され得る。
[00140]図1から図17および本明細書において説明される動作は、例示的な実装形態を理解するのを支援することが意図される例であり、あり得る実装形態を限定するため、または特許請求の範囲を限定するために使用されるべきではない。いくつかの実装形態は、追加の動作を実行し、より少数の動作を実行し、動作を並列にまたは異なる順序で実行し、いくつかの動作を異なるように実行してもよい。
[00141]前述の開示は、例示および説明を提供するが、網羅的であること、または開示される厳密な形式に態様を限定することは意図されない。修正および変形は、上記の開示を考慮して行われてもよく、または態様の実践から得られてもよい。本開示の態様が様々な例に関して説明されたが、例のいずれからの態様のいずれの組合せも本開示の範囲内にある。本開示の例は、教育的な目的で与えられる。本明細書において説明される他の例の代わりに、またはそれに加えて、例は、以下の実装形態の選択肢(わかりやすくするために項として列挙される)の任意の組合せを含む。
[00142]項1.ワイヤレス通信のための方法であって、複数のメッシュノードを含むワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信することと、第1のメッシュノードと複数のメッシュノードの1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む少なくとも第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループを確立することとを含み、第1のMUアソシエーショングループは、MUグループ長としての第1のメッシュノードが、第1のメッシュノードと、第1のMUアソシエーショングループを形成する1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMU通信のためにワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを可能にする、方法。
[00143]項2.少なくとも1つの第1のMUアソシエーショングループを確立することが、第1のMUアソシエーショングループのメンバーとしての役割に関するインジケーションを1つまたは複数のピアメッシュノードに送信することを含む、項1の方法。
[00144]項3.少なくとも第1のMUアソシエーショングループを確立することが、ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーに基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択することを含む、項1または2の方法。
[00145]項4.少なくとも第1のMUアソシエーショングループを確立することが、ルーティングトポロジーおよびトラフィックフロー情報に基づいて第1のMUアソシエーショングループを管理するために第1のメッシュノードをMUグループ長として選択することと、第1のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのメンバーとして1つまたは複数のピアメッシュノードを選択することとをさらに含む、項3の方法。
[00146]項5.少なくとも第1のMUアソシエーショングループを確立することがさらに、経路選択プロトコルメッセージに基づいてワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーを取得することと、第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとの間のトラフィックに関するトラフィックフロー情報を取得することとをさらに含む、項4の方法。
[00147]項6.トラフィックフロー情報を取得することが、トラフィック報告メッセージに対する要求を1つまたは複数のピアメッシュノードの各々に送信することと、要求に応答して1つまたは複数のピアメッシュノードの各々からトラフィック報告メッセージを受信することとを含み、トラフィック報告メッセージが、1つまたは複数のピアメッシュノードの各々によって測定されるトラフィックフロー情報を含む、項5の方法。
[00148]項7.MUグループ長として第1のメッシュノードを選択することが、MUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第1のメッシュノードが最高のトラフィック負荷を有するという決定、MUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第1のメッシュノードがワイヤレスメッシュネットワークにおいて最高の容量ボトルネックを生み出すという決定、MUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第1のメッシュノードが最も多量のソースメッシュノードからトラフィックを受信するという決定、複数のメッシュノードに対する重み値の中で最高の重み値を第1のメッシュノードが有するという決定、およびこれらの任意の組合せからなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択することを含む、項3から6のいずれか1つの方法。
[00149]項8.MUグループ長として第1のメッシュノードを選択することが、複数のメッシュノードの各々とメッシュポータルとの間のホップの量と比較して第1のメッシュノードがメッシュポータルへの最少の量のホップを有すること、ワイヤレスメッシュネットワークのためのルーティングテーブルにおいて複数のメッシュノードの各々に対する入ってくるもしくは出ていくルートの量と比較して第1のメッシュノードが最多の量の入ってくるまたは出ていくルートを有すること、およびこれらの重み付けられた組合せからなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択することを含む、項3から6のいずれか1つの方法。
[00150]項9.ワイヤレスメッシュネットワークの様々なメッシュノードから、様々なメッシュノードによって決定されるMUアソシエーショングループ候補を受信することと、MUアソシエーショングループ候補に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択することとをさらに含む、項1から8のいずれか1つの方法。
[00151]項10.ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づいて複数のMUアソシエーショングループを決定することをさらに含み、各MUアソシエーショングループが、それぞれのMUグループ長および1つまたは複数のそれぞれのメンバーメッシュノードを有する、項1から9のいずれか1つの方法。
[00152]項11.複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約を決定することと、MU参加制約は、メッシュノードがMUグループ長として管理できるメッシュノードの量を制限し、または、メッシュノードがメンバーとして参加できるMUアソシエーショングループの量を制限する、複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約に基づいて複数のMUアソシエーショングループを選択することとをさらに含む、項1から10のいずれか1つの方法。
[00153]項12.第1のメッシュノードが、ワイヤレスメッシュネットワークのネットワーク管理ユニットとして動作し、またはそれと同じ位置にある、項1から11のいずれか1つの方法。
[00154]項13.ワイヤレスメッシュネットワークの第1のメッシュノードによるワイヤレス通信のための方法であって、ワイヤレスメッシュネットワークの中の第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループのMUグループ長として動作することと、第1のメッシュノードによって、第1のメッシュノードと第1のMUアソシエーショングループを形成する1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMUグループ通信のためにワイヤレスチャネルリソースを割り振ることとを含む、方法。
[00155]項14.ワイヤレスチャネルリソースを管理することが、ワイヤレスメッシュネットワークプロトコルと異なるマルチユーザ通信技術に基づいてワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを含む、項13の方法。
[00156]項15.ワイヤレスチャネルリソースを管理することが、第1のメッシュノードから1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットにMUグループ通信を送信することを含み、MUグループ通信が、1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットの各々に対する別個のデータの同時ダウンリンク送信を含む、項13または14の方法。
[00157]項16.ワイヤレスチャネルリソースを管理することが、1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットの各々からの別個のデータのアップリンク送信を同時に受信するために、ワイヤレスチャネルリソースを1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットに割り振ることと、1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットの各々に対応する割り振られたワイヤレスチャネルリソースを介して別個のデータを有するMUグループ通信を受信することとを含む、項13から15のいずれか1つの方法。
[00158]項17.第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードのサブセットとの間のMUグループ通信を、MU多入力多出力(MU-MIMO)送信または直交周波数分割多元接続(OFDMA)送信としてフォーマットすることをさらに含む、項13から16のいずれか1つの方法。
[00159]項18.第1のMUアソシエーショングループのトラフィックタイプが容量に敏感であるときMUグループ通信がMU-MIMO送信であり、第1のMUアソシエーショングループのトラフィックタイプがレイテンシに敏感であるときMUグループ通信がOFDMA送信である、項17の方法。
[00160]項19.ワイヤレスメッシュネットワークの第1のメッシュノードによって実行される方法であって、ワイヤレスメッシュネットワークにおいて、複数のメッシュノードと通信することと、マルチユーザ(MU)グループ長としての第2のメッシュノードと少なくとも第1のメッシュノードとを含む少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を受信することと、第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第1のMUグループ通信の一部を第2のメッシュノードに送信することとを含み、第1のMUグループ通信が1つまたは複数のメッシュノードからの送信を含む、方法。
[00161]項20.ネットワーク管理ユニットから、トラフィック報告メッセージに対する要求を受信することと、要求に応答してトラフィック報告メッセージをネットワーク管理ユニットに送信することとをさらに含み、トラフィック報告メッセージが、第1のメッシュノードによって測定されるトラフィックフロー情報を含み、第1のメッシュノードを第1のMUアソシエーショングループに割り当てるためにネットワーク管理ユニットによって使用可能である、項19の方法。
[00162]項21.第1のメッシュノードからネットワーク管理ユニットに、ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づいて1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補を送信することをさらに含み、第1のMUアソシエーショングループのための構成が1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補に基づく、項19または20の方法。
[00163]項22.第1のメッシュノードを含む第2のMUアソシエーショングループのための構成を受信することと、第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第1のMUグループ通信を介して第1のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信することと、第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長によって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第2のMUグループ通信を介して第2のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信することとをさらに含む、項19から21のいずれか1つの方法。
[00164]項23.第1のメッシュノードが第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長であり、方法がさらに、第1のメッシュノードによって第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長として、第2のMUアソシエーショングループの中の第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとの間の第2のMUグループ通信と関連付けられるワイヤレスチャネルリソースを管理することを含む、項22の方法。
[00165]項24.複数のメッシュノードを含むワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信するように構成される少なくとも1つのモデムと、第1のメッシュノードと複数のメッシュノードの1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む少なくとも第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループを確立するように構成される処理システムとを含む、第1のメッシュノードであって、第1のMUアソシエーショングループは、MUグループ長としての第1のメッシュノードが、第1のメッシュノードと、第1のMUアソシエーショングループを形成する1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMU通信のためにワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを可能にする、第1のメッシュノード。
[00166]項25.少なくとも1つのモデムが、第1のMUアソシエーショングループのメンバーとしての役割に関するインジケーションを送信のために1つまたは複数のピアメッシュノードに出力するように構成される、項24の第1のメッシュノード。
[00167]項26.処理システムが、ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーに基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択するように構成される、項24または25のメッシュノード。
[00168]項27.処理システムがさらに、ルーティングトポロジーおよびトラフィックフロー情報に基づいて、第1のMUアソシエーショングループを管理するために第1のメッシュノードをMUグループ長として選択し、第1のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのメンバーとして1つまたは複数のピアメッシュノードを選択するように構成される、項26の第1のメッシュノード。
[00169]項28.処理システムがさらに、少なくとも1つのモデムによって取得される経路選択プロトコルメッセージに基づいて、ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーを取得し、第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとの間のトラフィックに関するトラフィックフロー情報を決定するように構成される、項27の第1のメッシュノード。
[00170]項29.少なくとも1つのモデムが、トラフィック報告メッセージに対する要求を1つまたは複数のピアメッシュノードの各々に出力し、要求に応答して1つまたは複数のピアメッシュノードの各々からトラフィック報告メッセージを取得するように構成され、トラフィック報告メッセージが、1つまたは複数のピアメッシュノードの各々によって測定されるトラフィックフロー情報を含む、項28の第1のメッシュノード。
[00171]項30.処理システムが、MUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第1のメッシュノードが最高のトラフィック負荷を有するという決定、MUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第1のメッシュノードがワイヤレスメッシュネットワークにおいて最高の容量ボトルネックを生み出すという決定、MUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第1のメッシュノードが最も多量のソースメッシュノードからのトラフィックを受信するという決定、複数のメッシュノードに対する重み値の中で最高の重み値を第1のメッシュノードが有するという決定、およびこれらの任意の組合せからなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択するように構成される、項26から29のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00172]項31.処理システムが、複数のメッシュノードの各々とメッシュポータルとの間のホップの量と比較して第1のメッシュノードがメッシュポータルへの最少の量のホップを有すること、ワイヤレスメッシュネットワークのためのルーティングテーブルにおいて複数のメッシュノードの各々に対する入ってくるもしくは出ていくルートの量と比較して第1のメッシュノードが最多の量の入ってくるまたは出ていくルートを有すること、およびこれらの重み付けられた組合せからなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択するように構成される、項26から29の第1のメッシュノード。
[00173]項32.少なくとも1つのモデムが、ワイヤレスメッシュネットワークの様々なメッシュノードから、様々なメッシュノードによって決定されるMUアソシエーショングループ候補を取得するように構成され、処理システムが、MUアソシエーショングループ候補に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択するように構成される、項24から31のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00174]項33.処理システムが、ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づいて複数のMUアソシエーショングループを決定するように構成され、各MUアソシエーショングループが、それぞれのMUグループ長および1つまたは複数のそれぞれのメンバーメッシュノードを有する、項24から32のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00175]項34.処理システムが、複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約を決定し、MU参加制約は、メッシュノードがMUグループ長として管理できるメッシュノードの量を制限し、または、メッシュノードがメンバーとして参加できるMUアソシエーショングループの量を制限し、複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約に基づいて複数のMUアソシエーショングループを選択するように構成される、項24から33のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00176]項35.第1のメッシュノードが、ワイヤレスメッシュネットワークのネットワーク管理ユニットとして動作し、またはそれと同じ位置にある、項24から34のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00177]項36.少なくとも1つのモデムに結合される少なくとも1つのトランシーバと、少なくとも1つのトランシーバから出力される信号をワイヤレスに送信し、少なくとも1つのトランシーバへと入力するために信号をワイヤレスに受信するための、少なくとも1つのトランシーバに結合される少なくとも1つのアンテナと、少なくとも処理システム、少なくとも1つのモデム、少なくとも1つのトランシーバ、および少なくとも1つのアンテナの少なくとも一部分を包含するハウジングとをさらに含む、項24から35のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00178]項37.ワイヤレスメッシュネットワークの中の第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループのMUグループ長として動作するように構成される少なくとも1つのモデムと、第1のメッシュノードと第1のMUアソシエーショングループを形成する1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMUグループ通信のためにワイヤレスチャネルリソースを割り振るように構成される処理システムとを含む、第1のメッシュノード。
[00179]項38.処理システムが、ワイヤレスメッシュネットワークプロトコルと異なるマルチユーザ通信技術に基づいてワイヤレスチャネルリソースを割り振るように構成される、項37の第1のメッシュノード。
[00180]項39.少なくとも1つのモデムが、第1のメッシュノードから1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットにMUグループ通信を出力するように構成され、MUグループ通信が、1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットの各々に対する別個のデータの同時ダウンリンク送信を含む、項37または38の第1のメッシュノード。
[00181]項40.処理システムが、1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットの各々からの別個のデータのアップリンク送信を同時に受信するために、ワイヤレスチャネルリソースを1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットに割り振るように構成され、少なくとも1つのモデムが、1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットの各々に対応する割り振られたワイヤレスチャネルリソースを介して別個のデータを有するMUグループ通信を取得するように構成される、項37から39のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00182]項41.少なくとも1つのモデムが、第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードのサブセットとの間のMUグループ通信を、MU多入力多出力(MU-MIMO)送信または直交周波数分割多元接続(OFDMA)送信としてフォーマットするように構成される、項37から40のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00183]項42.第1のMUアソシエーショングループのトラフィックタイプが容量に敏感であるときMUグループ通信がMU-MIMO送信であり、第1のMUアソシエーショングループのトラフィックタイプがレイテンシに敏感であるときMUグループ通信がOFDMA送信である、項41の第1のメッシュノード。
[00184]項43.少なくとも1つのモデムに結合される少なくとも1つのトランシーバと、少なくとも1つのトランシーバから出力される信号をワイヤレスに送信し、少なくとも1つのトランシーバへと入力するために信号をワイヤレスに受信するための、少なくとも1つのトランシーバに結合される少なくとも1つのアンテナと、少なくとも処理システム、少なくとも1つのモデム、少なくとも1つのトランシーバ、および少なくとも1つのアンテナの少なくとも一部分を包含するハウジングとをさらに含む、項37から42のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00185]項44.ワイヤレスメッシュネットワークにおいて複数のメッシュノードと通信し、マルチユーザ(MU)グループ長としての第2のメッシュノードと少なくとも第1のメッシュノードとを含む少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を取得するように構成される少なくとも1つのモデムと、構成に従って少なくとも1つのモデムによる第1のMUグループ通信を管理するように構成される処理システムとを含み、少なくとも1つのモデムが、第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第1のMUグループ通信の一部を第2のメッシュノードへの送信のために出力するように構成され、第1のMUグループ通信が1つまたは複数のメッシュノードからの送信を含む、第1のメッシュノード。
[00186]項45.少なくとも1つのモデムが、ネットワーク管理ユニットから、トラフィック報告メッセージに対する要求を取得し、要求に応答してトラフィック報告メッセージをネットワーク管理ユニットへの送信のために出力するように構成され、トラフィック報告メッセージが、第1のメッシュノードによって測定されるトラフィックフロー情報を含み、第1のメッシュノードを第1のMUアソシエーショングループに割り当てるためにネットワーク管理ユニットによって使用可能である、項44の第1のメッシュノード。
[00187]項46.少なくとも1つのモデムが、ネットワーク管理ユニットに、ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づいて1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補を出力するように構成され、第1のMUアソシエーショングループのための構成が1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補に基づく、項44または45の第1のメッシュノード。
[00188]項47.第1のメッシュノードを含む第2のMUアソシエーショングループのための構成を取得するように構成される少なくとも1つのモデムと、少なくとも1つのモデムに、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として動作する第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第1のMUグループ通信を介して第1のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信させ、少なくとも1つのモデムに、第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長によって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第2のMUグループ通信を介して第2のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信させるように構成される、処理システムとをさらに含む、項44から46のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00189]項48.第1のメッシュノードが第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長であり、処理システムが、第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長として、第2のMUアソシエーショングループの中の第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとの間の第2のMUグループ通信と関連付けられるワイヤレスチャネルリソースを管理するように構成される、項47の第1のメッシュノード。
[00190]項49.少なくとも1つのモデムに結合される少なくとも1つのトランシーバと、少なくとも1つのトランシーバから出力される信号をワイヤレスに送信し、少なくとも1つのトランシーバへと入力するために信号をワイヤレスに受信するための、少なくとも1つのトランシーバに結合される少なくとも1つのアンテナと、少なくとも処理システム、少なくとも1つのモデム、少なくとも1つのトランシーバ、および少なくとも1つのアンテナの少なくとも一部分を包含するハウジングとをさらに含む、項44から48のいずれか1つの第1のメッシュノード。
[00191]項50.ワイヤレスメッシュネットワークのネットワーク管理ユニットによって実行される方法であって、ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーを決定することと、ワイヤレスメッシュネットワークの中の複数のメッシュノード間のトラフィックの1つまたは複数の特性を決定することと、ネットワーク管理ユニットによって、トラフィックの決定された1つまたは複数の特性および決定されたルーティングトポロジーに基づいて、第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループのMUグループ長として、複数のメッシュノードのうちの少なくとも第1のメッシュノードを選択することと、ネットワーク管理ユニットによって、トラフィックの決定された1つまたは複数の特性に基づいて1つまたは複数の他のメッシュノードを第1のMUアソシエーショングループに割り当てることと、を含み、第1のMUアソシエーショングループは、MUグループ長が、ワイヤレスメッシュネットワークにおいてMU多入力多出力(MU-MIMO)または直交周波数分割多元接続(OFDMA)を使用して、MUグループ長と1つまたは複数の他のメッシュノードとの間のMUグループ通信を管理することを可能にする、方法。
[00192]項51.第1のメッシュノードおよび1つまたは複数の他のメッシュノードに、第1のMUアソシエーショングループにおけるそれぞれの役割に関して知らせることをさらに含む、項50の方法。
[00193]項52.トラフィックの1つまたは複数の特性を決定することが、複数のメッシュノードの各々からトラフィック報告メッセージを受信することを含む、項50または51の方法。
[00194]項53.ネットワーク管理ユニットから複数のメッシュノードの各々に、トラフィック報告メッセージに対する要求を送信することをさらに含む、項52の方法。
[00195]項54.少なくとも第1のメッシュノードから、第1のメッシュノードがMUグループ長である第1のMUアソシエーショングループ候補のインジケーションを受信することをさらに含み、第1のメッシュノードを第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として選択することがさらに、第1のMUアソシエーショングループ候補のインジケーションに基づく、項50から53のいずれか1つの方法。
[00196]項55.トラフィックの1つまたは複数の特性およびルーティングトポロジーに基づいて複数のMUアソシエーショングループを決定することをさらに含み、複数のMUアソシエーショングループの各MUアソシエーショングループが、MUグループ長および1つまたは複数のメンバーメッシュノードを有し、複数のMUアソシエーショングループが、MUグループ長として第1のメッシュノードを有する第1のMUアソシエーショングループと、MUグループ長として第2のメッシュノードを有する少なくとも第2のMUアソシエーショングループとを含む、項50から54のいずれか1つの方法。
[00197]項56.複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約を決定することと、MU参加制約は、メッシュノードがMUグループ長として支援できるメッシュノードの量を制限し、または、メッシュノードがメンバーとして加入できるMUアソシエーショングループの量を制限し、複数のMUアソシエーショングループが、複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約に基づくと決定することと、をさらに含む、項50から55のいずれか1つの方法。
[00198]項57.複数のMUアソシエーショングループを決定することは、MUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第1のメッシュノードが最高のトラフィック負荷を有するという決定、またはMUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第1のメッシュノードがワイヤレスメッシュネットワークにおける最高の容量ボトルネックを生み出すという決定に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択することと、第1のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいて1つまたは複数の他のノードを第1のMUアソシエーショングループに割り当てることと、を含む、項50から56のいずれか1つの方法。
[00199]項58.第1のMUアソシエーショングループのためのMU通信タイプを決定することをさらに含み、MU通信タイプが、第1のMUアソシエーショングループのためのトラフィックの容量感度に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのためのMU-MIMOである、項50から57のいずれか1つの方法。
[00200]項59.MUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第2のメッシュノードが最多のソースメッシュノードからのトラフィックを受信するという決定、またはMUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第2のメッシュノードがワイヤレスメッシュネットワークにおける最高の容量ボトルネックを生み出すという決定に基づいて、第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第2のメッシュノードを選択することと、第2のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいてソースメッシュノードを第2のMUアソシエーショングループに割り当てることとをさらに含む、項50から58のいずれか1つの方法。
[00201]項60.第2のMUアソシエーショングループのためのMU通信タイプを決定することをさらに含み、MU通信タイプが、第2のMUアソシエーショングループのためのトラフィックのレイテンシ感度に基づいて、第2のMUアソシエーショングループのためのOFDMAである、項50から59のいずれか1つの方法。
[00202]項61.複数のMUアソシエーショングループを決定することが、複数のメッシュノードに対する重み値の中で最高の重み値を第1のメッシュノードが有するという決定に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択することと、第1のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいて、1つまたは複数の他のノードを第1のMUアソシエーショングループに割り当てることとを含む、項50から60のいずれか1つの方法。
[00203]項62.重み値が、複数のメッシュノードの各々からメッシュポータルへのホップの量との逆相関に基づく、ワイヤレスメッシュネットワークのためのルーティングテーブルにおける複数のメッシュノードの各々に対する入ってくるもしくは出ていくルートの量に基づく、またはこれらの組合せである、項61の方法。
[00204]項63.ネットワーク管理ユニットが第1のメッシュノードまたはルートメッシュノードと同じ位置にある、項50から62のいずれか1つの方法。
[00205]項64.複数のメッシュノードを有するワイヤレスメッシュネットワークの中の第1のメッシュノードによって実行される方法であって、ネットワーク管理ユニットに、ワイヤレスメッシュネットワークの中の第1のメッシュノードと1つまたは複数の他のメッシュノードとの間のトラフィックの1つまたは複数の特性を提供することと、ネットワーク管理ユニットから、マルチユーザ(MU)グループ長および1つまたは複数の他のメッシュノードを含む少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を受信することとを含み、第1のMUアソシエーショングループが、MUグループ長がワイヤレスメッシュネットワークにおいてMU多入力多出力(MU-MIMO)または直交周波数分割多元接続(OFDMA)を使用してMUグループ長と1つまたは複数の他のメッシュノードとの間のMUグループ通信を管理することを可能にする、方法。
[00206]項65.ネットワーク管理ユニットから、トラフィック報告メッセージに対する要求を受信することと、要求に応答して、トラフィックの1つまたは複数の特性をトラフィック報告メッセージにおいてネットワーク管理ユニットに送信することとをさらに含む、項64の方法。
[00207]項66.第1のメッシュノードによって、トラフィックの1つまたは複数の特性およびワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーに基づいて、第1のメッシュノードがMUグループ長である第1のMUアソシエーショングループ候補を決定することと、第1のMUアソシエーショングループ候補のインジケーションをネットワーク管理ユニットに送信することとをさらに含む、項64または65の方法。
[00208]項67.第1のメッシュノードが第1のMUアソシエーショングループのメンバーである、項64から66のいずれか1つの方法。
[00209]項68.第1のメッシュノードが第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長である、項64から67のいずれか1つの方法。
[00210]項69.ネットワーク管理ユニットの装置であって、ワイヤレスメッシュネットワークの1つまたは複数のメッシュノードと通信するように構成されるインターフェースと、ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーを決定し、ワイヤレスメッシュネットワークの中の複数のメッシュノード間のトラフィックの1つまたは複数の特性を決定し、トラフィックの決定された1つまたは複数の特性および決定されたルーティングトポロジーに基づいて第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループのMUグループ長として複数のメッシュノードの少なくとも第1のメッシュノードを選択し、トラフィックの決定された1つまたは複数の特性に基づいて1つまたは複数の他のメッシュノードを第1のMUアソシエーショングループに割り当てるように構成される処理システムとを含み、第1のMUアソシエーショングループが、MUグループ長がワイヤレスメッシュネットワークにおいてMU多入力多出力(MU-MIMO)または直交周波数分割多元接続(OFDMA)を使用してMUグループ長と1つまたは複数の他のメッシュノードとの間のMUグループ通信を管理することを可能にする、装置。
[00211]項70.処理システムがさらに、インターフェースの出力を介して、第1のメッシュノードおよび1つまたは複数の他のメッシュノードに、第1のMUアソシエーショングループにおけるそれぞれの役割に関して知らせるように構成される、項69の装置。
[00212]項71.インターフェースが、複数のメッシュノードの各々からトラフィック報告メッセージを取得するように構成され、トラフィック報告メッセージがトラフィックの1つまたは複数の特性を含む、項69または70の装置。
[00213]項72.インターフェースが、複数のメッシュノードの各々に、トラフィック報告メッセージに対する要求を出力するように構成される、項71の装置。
[00214]項73.インターフェースが、少なくとも第1のメッシュノードから、第1のメッシュノードがMUグループ長である第1のMUアソシエーショングループ候補のインジケーションを取得するように構成され、処理システムが、第1のMUアソシエーショングループ候補のインジケーションに基づいて、第1のメッシュノードを第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として選択するように構成される、項69から72のいずれか1つの装置。
[00215]項74.処理システムがさらに、トラフィックの1つまたは複数の特性およびルーティングトポロジーに基づいて複数のMUアソシエーショングループを決定するように構成され、複数のMUアソシエーショングループの各MUアソシエーショングループが、MUグループ長および1つまたは複数のメンバーメッシュノードを有し、複数のMUアソシエーショングループが、MUグループ長として第1のメッシュノードを有する第1のMUアソシエーショングループと、MUグループ長として第2のメッシュノードを有する少なくとも第2のMUアソシエーショングループとを含む、項69から73のいずれか1つの装置。
[00216]項75.処理システムがさらに、複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約を決定することと、MU参加制約は、メッシュノードがMUグループ長として支援できるメッシュノードの量を制限し、または、メッシュノードがメンバーとして加入できるMUアソシエーショングループの量を制限し、複数のMUアソシエーショングループが複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約に基づくと決定することと、を行うように構成される、項69から74のいずれか1つの装置。
[00217]項76.処理システムがさらに、MUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第1のメッシュノードが最高のトラフィック負荷を有するという決定、またはMUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第1のメッシュノードがワイヤレスメッシュネットワークにおける最高の容量ボトルネックを生み出すという決定に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第1のメッシュノードを選択することと、
第1のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいて1つまたは複数の他のノードを第1のMUアソシエーショングループに割り当てることと、を行うように構成される、項69から75のいずれか1つの装置。
[00218]項77.処理システムがさらに、第1のMUアソシエーショングループのためのMU通信タイプを決定するように構成され、MU通信タイプが、第1のMUアソシエーショングループのためのトラフィックの容量感度に基づいて、第1のMUアソシエーショングループのためのMU-MIMOである、項69から76のいずれか1つの装置。
[00219]項78.処理システムがさらに、MUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第2のメッシュノードが最多のソースメッシュノードからのトラフィックを受信するという決定、またはMUグループ長としてまだ割り当てられていない複数のメッシュノードの中で第2のメッシュノードがワイヤレスメッシュネットワークにおける最高の容量ボトルネックを生み出すという決定に基づいて、第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長として第2のメッシュノードを選択することと、第2のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいてソースメッシュノードを第2のMUアソシエーショングループに割り当てることと、を行うように構成される、項69から77のいずれか1つの装置。
[00220]項79.処理システムがさらに、第2のMUアソシエーショングループのためのMU通信タイプを決定するように構成され、MU通信タイプが、第2のMUアソシエーショングループのためのトラフィックのレイテンシ感度に基づいて、第2のMUアソシエーショングループのためのOFDMAである、項69から78のいずれか1つの装置。
[00221]項80.ネットワーク管理ユニットが第1のメッシュノードまたはルートメッシュノードと同じ位置にある、項69から79のいずれか1つの装置。
[00222]項81.メッシュノードの装置であって、ワイヤレスメッシュネットワークのネットワーク管理ユニットと通信し、ネットワーク管理ユニットへの送信のために、ワイヤレスメッシュネットワークの中の第1のメッシュノードと1つまたは複数の他のメッシュノードとの間のトラフィックの1つまたは複数の特性を出力し、マルチユーザ(MU)グループ長および1つまたは複数の他のメッシュノードを含む少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を取得するように構成される、インターフェースを含み、第1のMUアソシエーショングループが、MUグループ長がワイヤレスメッシュネットワークにおいてMU多入力多出力(MU-MIMO)または直交周波数分割多元接続(OFDMA)を使用してMUグループ長と1つまたは複数の他のメッシュノードとの間のMUグループ通信を管理することを可能にする、装置。
[00223]項82.インターフェースがさらに、ネットワーク管理ユニットから、トラフィック報告メッセージに対する要求を取得し、要求に応答して、トラフィックの1つまたは複数の特性をトラフィック報告メッセージにおいてネットワーク管理ユニットに出力するように構成される、項81の装置。
[00224]項83.インターフェースがさらに、トラフィックの1つまたは複数の特性およびワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーに基づいて、第1のメッシュノードがMUグループ長である第1のMUアソシエーショングループ候補を決定することと、第1のMUアソシエーショングループ候補のインジケーションをネットワーク管理ユニットに出力することと、を行うように構成される、項81または82の装置。
[00225]項84.第1のメッシュノードが第1のMUアソシエーショングループのメンバーである、項81から83のいずれか1つの装置。
[00226]項85.第1のメッシュノードが第1のMUアソシエーショングループのMUグループ長である、項81から84のいずれか1つの装置。
[00227]本開示において説明される主題の別の革新的な態様は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに上記の方法のいずれか1つを実行させる命令を記憶したコンピュータ可読媒体として実装され得る。
[00228]本開示において説明される主題の別の革新的な態様は、ワイヤレスローカルエリアネットワークおよびプロセッサを介して通信するためのインターフェースを有する装置として実装され得る。プロセッサは、上記の方法のいずれか1つを実行するように構成され得る。
[00229]本開示において説明される主題の別の革新的な態様は、上記の方法のいずれか1つを実施するための手段を含むシステムとして実装され得る。
[00230]前述の開示は、例示および説明を提供するが、網羅的であること、または開示される厳密な形式に態様を限定することは意図されない。修正および変形は、上記の開示を考慮して行われてもよく、または態様の実践から得られてもよい。
[00231]本明細書において使用される場合、「コンポーネント」という用語は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されることが意図される。本明細書において使用される場合、プロセッサは、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装される。本明細書において使用される場合、「に基づく」という語句は、「に少なくとも一部基づく」を意味するものとして広く解釈されることが意図される。
[00232]いくつかの態様は、閾値に関連して本明細書において説明される。本明細書において使用される場合、閾値を満たすことは、特定の状況に応じて、値が閾値より大きいこと、閾値以上であること、閾値未満であること、閾値以下であること、閾値に等しいこと、閾値に等しくないことなどを指し得る。
[00233]本明細書において使用される場合、「決定する」または「決定すること」という用語は、多種多様な活動を包含し、したがって、例の中でもとりわけ、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、探すこと(テーブル、データベース、または別のデータ構造の中を探すことなどを介して)、または確かめることを含み得る。また、「決定すること」は、例の中でもとりわけ、受信すること(情報を受信することなど)、アクセスすること(メモリの中のデータにアクセスすることなど)、または取得することを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、および他のそのような類似する活動を含み得る。
[00234]本明細書において使用される場合、項目のリスト「の少なくとも1つ」または「の1つまたは複数」に言及する語句は、項目のうちの単一のものを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。たとえば、「a、b、またはcの少なくとも1つ」は、aのみ、bのみ、cのみ、aとbの組合せ、aとcの組合せ、bとcの組合せ、およびaとbとcの組合せという可能性を包含することが意図される。
[00235]本明細書において開示される実装形態に関連して説明される様々な説明のためのコンポーネント、論理、論理ブロック、モジュール、回路、動作、およびアルゴリズムプロセスは、本明細書において開示される構造およびその構造的な均等物を含む、電子ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはハードウェア、ファームウェア、もしくはソフトウェアの組合せとして実装され得る。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの交換可能性が、機能に関して全般に説明され、上で説明された様々な説明のためのコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびプロセスにおいて示される。そのような機能がハードウェアで実装されるか、ファームウェアで実装されるか、またはソフトウェアで実装されるかは、システム全体に課される具体的な適用例および設計制約に依存する。
[00236]本明細書において開示される態様に関連して説明される様々な説明のためのコンポーネント、論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアとデータ処理装置は、汎用シングルチップもしくはマルチチッププロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブルロジックデバイス(PLD)、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または、本明細書において説明される機能を実行するように設計されるそれらの任意の組合せを用いて、実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、または任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。いくつかの実装形態では、特定のプロセス、動作、および方法は、所与の機能に固有の回路によって実行され得る。
[00237]上で説明されたように、いくつかの態様では、本明細書において説明される主題の実装形態はソフトウェアとして実装され得る。たとえば、本明細書において開示されるコンポーネントの様々な機能、または本明細書において開示される方法、動作、プロセス、もしくはアルゴリズムの様々なブロックもしくはステップは、1つまたは複数のコンピュータプログラムの1つまたは複数のモジュールとして実装され得る。そのようなコンピュータプログラムは、本明細書において説明されるデバイスのコンポーネントを含むデータ処理装置による実行のために、またはその動作を制御するために、1つまたは複数の有形プロセッサまたはコンピュータ可読記憶媒体に符号化される、非一時的プロセッサまたはコンピュータ実行可能命令を含み得る。限定ではなく例として、そのような記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD-ROMもしくは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形式でプログラムコードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を含み得る。上記の組合せも、記憶媒体の範囲内に含まれるべきである。
[00238]本開示において説明される実装形態への様々な修正が当業者に容易に明らかになることがあり、本明細書において定義される一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実装形態に適用されることがある。したがって、特許請求の範囲は、本明細書において示される実装形態に限定されることは意図されず、本開示、本原理、および本明細書において開示される新規の特徴と一致する最大の範囲を認められるべきである。
[00239]加えて、別の実装形態の文脈で本明細書において説明される様々な特徴も、単一の実装形態と組み合わせて実装され得る。逆に、単一の実装形態の文脈で説明される様々な特徴は、別々に、または任意の適切な部分組合せで、複数の実装形態においても実装され得る。したがって、特徴は、特定の組合せにおいて機能するものとして上で説明されることがあり、そのように最初に特許請求されることもあるが、特許請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては組合せから削除されてもよく、特許請求される組合せは、部分組合せまたは部分組合せの変形を対象とすることがある。
[00240]同様に、動作が特定の順序で図面において示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示される特定の順序で、もしくは逐次的な順序で実行されること、または、すべての示される動作が実行されることを要求するものとして理解されるべきではない。さらに、図面は、フローチャートまたは流れ図の形式で1つまたは複数の例示的なプロセスを概略的に示し得る。しかしながら、図示されない他の動作が、概略的に示される例示的なプロセスにおいて組み込まれ得る。たとえば、1つまたは複数の追加の動作が、示される動作のいずれかの前に、後に、それと同時に、またはそれらの間に実行され得る。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、上で説明された実装形態における様々なシステムコンポーネントの分離は、すべての実装形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきでなく、説明されたプログラムコンポーネントおよびシステムは、一般に、単一のソフトウェア製品において互いに一体化されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージングされ得ることを理解されたい。さらに、他の実装形態が以下の特許請求の範囲内に入る。場合によっては、特許請求の範囲に記載される行為は、異なる順序で実行され、それでも望ましい結果を達成することができる。
[00240]同様に、動作が特定の順序で図面において示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示される特定の順序で、もしくは逐次的な順序で実行されること、または、すべての示される動作が実行されることを要求するものとして理解されるべきではない。さらに、図面は、フローチャートまたは流れ図の形式で1つまたは複数の例示的なプロセスを概略的に示し得る。しかしながら、図示されない他の動作が、概略的に示される例示的なプロセスにおいて組み込まれ得る。たとえば、1つまたは複数の追加の動作が、示される動作のいずれかの前に、後に、それと同時に、またはそれらの間に実行され得る。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、上で説明された実装形態における様々なシステムコンポーネントの分離は、すべての実装形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきでなく、説明されたプログラムコンポーネントおよびシステムは、一般に、単一のソフトウェア製品において互いに一体化されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージングされ得ることを理解されたい。さらに、他の実装形態が以下の特許請求の範囲内に入る。場合によっては、特許請求の範囲に記載される行為は、異なる順序で実行され、それでも望ましい結果を達成することができる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
複数のメッシュノードを含むワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信することと、
第1のメッシュノードと前記複数のメッシュノードの1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む少なくとも第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループを確立することと、
を備え、前記第1のMUアソシエーショングループは、MUグループ長としての前記第1のメッシュノードが、前記第1のメッシュノードと、前記第1のMUアソシエーショングループを形成する前記1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMU通信のためにワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを可能にする、方法。
[C2]
前記少なくとも1つの第1のMUアソシエーショングループを確立することは、前記第1のMUアソシエーショングループのメンバーとしての役割に関するインジケーションを前記1つまたは複数のピアメッシュノードに送信することを含む、C1に記載の方法。
[C3]
前記少なくとも第1のMUアソシエーショングループを確立することは、前記ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーに少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することを含む、C1または2に記載の方法。
[C4]
前記少なくとも第1のMUアソシエーショングループを確立することは、さらに、
前記ルーティングトポロジーおよびトラフィックフロー情報に少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループを管理するために前記第1のメッシュノードを前記MUグループ長として選択することと、
前記第1のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループのメンバーとして前記1つまたは複数のピアメッシュノードを選択することと、
を含む、C3に記載の方法。
[C5]
前記少なくとも第1のMUアソシエーショングループを確立することは、さらに、
経路選択プロトコルメッセージに少なくとも一部基づいて、前記ワイヤレスメッシュネットワークの前記ルーティングトポロジーを取得することと、
前記第1のメッシュノードと前記1つまたは複数のピアメッシュノードとの間のトラフィックに関するトラフィックフロー情報を取得することと、
を含む、C4に記載の方法。
[C6]
前記トラフィックフロー情報を取得することは、
トラフィック報告メッセージに対する要求を前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々に送信することと、
前記要求に応答して前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々から前記トラフィック報告メッセージを受信することと、前記トラフィック報告メッセージは、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々によって測定される前記トラフィックフロー情報を含む、
を含む、C5に記載の方法。
[C7]
前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することは、
MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが最高のトラフィック負荷を有するという決定、
MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが前記ワイヤレスメッシュネットワークにおいて最高の容量ボトルネックを生み出すという決定、
MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが最も多量のソースメッシュノードからのトラフィックを受信するという決定、
前記複数のメッシュノードに対する重み値の中で最高の重み値を前記第1のメッシュノードが有するという決定、および
これらの任意の組合せ、
からなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することを含む、C3から6のいずれか一項に記載の方法。
[C8]
前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することは、
前記複数のメッシュノードの各々と前記メッシュポータルとの間のホップの量と比較して、前記第1のメッシュノードがメッシュポータルへの最少の量のホップを有すること、
前記ワイヤレスメッシュネットワークのためのルーティングテーブルにおいて前記複数のメッシュノードの各々に対する入ってくるもしくは出ていくルートの量と比較して、前記第1のメッシュノードが最も多量の入ってくるまたは出ていくルートを有すること、および
これらの重み付けられた組合せ、
からなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することを含む、C3から6のいずれか一項に記載の方法。
[C9]
前記ワイヤレスメッシュネットワークの様々なメッシュノードから、前記様々なメッシュノードによって決定されるMUアソシエーショングループ候補を受信することと、
前記MUアソシエーショングループ候補に少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することと、
をさらに備える、C1から8のいずれか一項に記載の方法。
[C10]
前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づいて、複数のMUアソシエーショングループを決定すること、をさらに備え、各MUアソシエーショングループは、それぞれのMUグループ長および1つまたは複数のそれぞれのメンバーメッシュノードを有する、C1から9のいずれか一項に記載の方法。
[C11]
前記複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約を決定することと、前記MU参加制約は、前記メッシュノードがMUグループ長として管理できるメッシュノードの量を制限し、または、前記メッシュノードがメンバーとして参加できるMUアソシエーショングループの量を制限する、
前記複数のメッシュノードの各々に対する前記MU参加制約に少なくとも一部基づいて、前記複数のMUアソシエーショングループを選択することと、
をさらに備える、C1から10のいずれか一項に記載の方法。
[C12]
前記第1のメッシュノードは、前記ワイヤレスメッシュネットワークのネットワーク管理ユニットとして動作し、または前記ネットワーク管理ユニットと同じ位置にある、C1から11のいずれか一項に記載の方法。
[C13]
ワイヤレスメッシュネットワークの第1のメッシュノードによるワイヤレス通信のための方法であって、
前記ワイヤレスメッシュネットワークの中の前記第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループのMUグループ長として動作することと、
前記第1のメッシュノードによって、前記第1のメッシュノードと前記第1のMUアソシエーショングループを形成する前記1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMUグループ通信のためにワイヤレスチャネルリソースを割り振ることと、
を備える、方法。
[C14]
前記ワイヤレスチャネルリソースを管理することは、ワイヤレスメッシュネットワークプロトコルと異なるマルチユーザ通信技術に基づいて前記ワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを含む、C13に記載の方法。
[C15]
前記ワイヤレスチャネルリソースを管理することは、
前記第1のメッシュノードから前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットに前記MUグループ通信を送信することを含み、前記MUグループ通信は、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々に対する別個のデータの同時ダウンリンク送信を含む、C13または14に記載の方法。
[C16]
前記ワイヤレスチャネルリソースを管理することは、
前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々からの別個のデータのアップリンク送信を同時に受信するために、前記ワイヤレスチャネルリソースを前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットに割り振ることと、
前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々に対応する前記割り振られたワイヤレスチャネルリソースを介して、前記別個のデータを有する前記MUグループ通信を受信することと、
を含む、C13から15のいずれか一項に記載の方法。
[C17]
前記第1のメッシュノードと前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記サブセットとの間の前記MUグループ通信を、MU多入力多出力(MU-MIMO)送信または直交周波数分割多元接続(OFDMA)送信としてフォーマットすることをさらに備える、C13から16のいずれか一項に記載の方法。
[C18]
前記第1のMUアソシエーショングループのトラフィックタイプが容量に敏感であるとき前記MUグループ通信は前記MU-MIMO送信であり、前記第1のMUアソシエーショングループの前記トラフィックタイプがレイテンシに敏感であるとき前記MUグループ通信が前記OFDMA送信である、C17に記載の方法。
[C19]
ワイヤレスメッシュネットワークの第1のメッシュノードによって実行される方法であって、
前記ワイヤレスメッシュネットワークにおいて、複数のメッシュノードと通信することと、
マルチユーザ(MU)グループ長としての第2のメッシュノードと少なくとも前記第1のメッシュノードとを含む少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を受信することと、
前記第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して、第1のMUグループ通信の一部を前記第2のメッシュノードに送信することと、前記第1のMUグループ通信は1つまたは複数のメッシュノードからの送信を含む、
を備える、方法。
[C20]
ネットワーク管理ユニットから、トラフィック報告メッセージに対する要求を受信することと、
前記要求に応答して前記トラフィック報告メッセージを前記ネットワーク管理ユニットに送信することと、前記トラフィック報告メッセージは、前記第1のメッシュノードによって測定されるトラフィックフロー情報を含み、前記第1のメッシュノードを前記第1のMUアソシエーショングループに割り当てるために前記ネットワーク管理ユニットによって使用可能である、
をさらに備え、C19に記載の方法。
[C21]
前記第1のメッシュノードからネットワーク管理ユニットに、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づき1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補を送信すること、をさらに備え、
前記第1のMUアソシエーショングループのための前記構成は、前記1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補に少なくとも一部基づく、C19または20に記載の方法。
[C22]
前記第1のメッシュノードを含む第2のMUアソシエーショングループのための構成を受信することと、
前記第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して前記第1のMUグループ通信を介して、前記第1のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信することと、
前記第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長によって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第2のMUグループ通信を介して、前記第2のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信することと、
をさらに備える、C19から21のいずれか一項に記載の方法。
[C23]
前記第1のメッシュノードは前記第2のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長であり、前記方法はさらに、
前記第1のメッシュノードにより、前記第2のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として、前記第2のMUアソシエーショングループの中の前記第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとの間の前記第2のMUグループ通信と関連付けられるワイヤレスチャネルリソースを管理することを備える、C22に記載の方法。
[C24]
第1のメッシュノードであって、
複数のメッシュノードを含むワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信するように構成される少なくとも1つのモデムと、
前記第1のメッシュノードと前記複数のメッシュノードの1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む少なくとも第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループを確立するように構成される処理システムと、を備え、
前記第1のMUアソシエーショングループは、MUグループ長としての前記第1のメッシュノードが、前記第1のメッシュノードと、前記第1のMUアソシエーショングループを形成する前記1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMU通信のためにワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを可能にする、第1のメッシュノード。
[C25]
前記少なくとも1つのモデムは、前記第1のMUアソシエーショングループのメンバーとしての役割に関するインジケーションを送信のために前記1つまたは複数のピアメッシュノードに出力するように構成される、C24に記載の第1のメッシュノード。
[C26]
前記処理システムは、前記ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーに少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択するように構成される、C24または25に記載の第1のメッシュノード。
[C27]
前記処理システムはさらに、
前記ルーティングトポロジーおよびトラフィックフロー情報に少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループを管理するために前記第1のメッシュノードを前記MUグループ長として選択し、
前記第1のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループのメンバーとして前記1つまたは複数のピアメッシュノードを選択するように構成される、C26に記載の第1のメッシュノード。
[C28]
前記処理システムはさらに、
前記少なくとも1つのモデムによって取得される経路選択プロトコルメッセージに少なくとも一部基づいて、前記ワイヤレスメッシュネットワークの前記ルーティングトポロジーを取得し、
前記第1のメッシュノードと前記1つまたは複数のピアメッシュノードとの間のトラフィックに関するトラフィックフロー情報を取得するように構成される、C27に記載の第1のメッシュノード。
[C29]
前記少なくとも1つのモデムは、
トラフィック報告メッセージに対する要求を前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々に出力し、
前記要求に応答して前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々から前記トラフィック報告メッセージを取得するように構成され、
前記トラフィック報告メッセージは、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々によって測定される前記トラフィックフロー情報を含む、
C28に記載の第1のメッシュノード。
[C30]
前記処理システムは、
MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが最高のトラフィック負荷を有するという決定、
MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが前記ワイヤレスメッシュネットワークにおいて最高の容量ボトルネックを生み出すという決定、
MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが最も多量のソースメッシュノードからのトラフィックを受信するという決定、
前記複数のメッシュノードに対する重み値の中で最高の重み値を前記第1のメッシュノードが有するという決定、および
これらの任意の組合せ、
からなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択するように構成される、C26から29のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
[C31]
前記処理システムは、
前記複数のメッシュノードの各々と前記メッシュポータルとの間のホップの量と比較して、前記第1のメッシュノードがメッシュポータルへの最少の量のホップを有すること、
前記ワイヤレスメッシュネットワークのためのルーティングテーブルにおいて前記複数のメッシュノードの各々に対する入ってくるもしくは出ていくルートの量と比較して、前記第1のメッシュノードが最も多量の入ってくるまたは出ていくルートを有すること、および
これらの重み付けられた組合せ、
からなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択するように構成される、C26から29に記載の第1のメッシュノード。
[C32]
前記少なくとも1つのモデムは、前記ワイヤレスメッシュネットワークの様々なメッシュノードから、前記様々なメッシュノードによって決定されるMUアソシエーショングループ候補を取得するように構成され、
前記処理システムは、前記MUアソシエーショングループ候補に少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択するように構成される、C24から31のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
[C33]
前記処理システムは、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づいて、複数のMUアソシエーショングループを決定するように構成され、各MUアソシエーショングループは、それぞれのMUグループ長および1つまたは複数のそれぞれのメンバーメッシュノードを有する、C24から32のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
[C34]
前記処理システムは、
前記複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約を決定することと、前記MU参加制約は、前記メッシュノードがMUグループ長として管理できるメッシュノードの量を制限し、または、前記メッシュノードがメンバーとして参加できるMUアソシエーショングループの量を制限し、
前記複数のメッシュノードの各々に対する前記MU参加制約に少なくとも一部基づいて、前記複数のMUアソシエーショングループを選択することと、
を行うように構成される、C24から33のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
[C35]
前記第1のメッシュノードは、前記ワイヤレスメッシュネットワークのネットワーク管理ユニットとして動作し、または前記ネットワーク管理ユニットと同じ位置にある、C24から34のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
[C36]
前記少なくとも1つのモデムに結合される少なくとも1つのトランシーバと、
前記少なくとも1つのトランシーバから出力される信号をワイヤレスに送信し、前記少なくとも1つのトランシーバへの入力のために信号をワイヤレスに受信するための、前記少なくとも1つのトランシーバに結合される少なくとも1つのアンテナと、
少なくとも前記処理システム、前記少なくとも1つのモデム、前記少なくとも1つのトランシーバ、および前記少なくとも1つのアンテナの少なくとも一部分を包含するハウジングと、
をさらに備える、C24から35のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
[C37]
第1のメッシュノードであって、
ワイヤレスメッシュネットワークの中の前記第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループのMUグループ長として動作するように構成される少なくとも1つのモデムと、
前記第1のメッシュノードと、前記第1のMUアソシエーショングループを形成する前記1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMUグループ通信のために、ワイヤレスチャネルリソースを割り振るように構成される処理システムと、
を備える、第1のメッシュノード。
[C38]
前記処理システムは、ワイヤレスメッシュネットワークプロトコルと異なるマルチユーザ通信技術に基づいて前記ワイヤレスチャネルリソースを割り振るように構成される、C37に記載の第1のメッシュノード。
[C39]
前記少なくとも1つのモデムは、前記第1のメッシュノードから前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットに前記MUグループ通信を出力するように構成され、前記MUグループ通信は、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々に対する別個のデータの同時ダウンリンク送信を含む、C37または38に記載の第1のメッシュノード。
[C40]
前記処理システムは、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々からの別個のデータのアップリンク送信を同時に受信するために、前記ワイヤレスチャネルリソースを前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットに割り振るように構成され、
前記少なくとも1つのモデムは、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々に対応する前記割り振られたワイヤレスチャネルリソースを介して、前記別個のデータを有する前記MUグループ通信を取得するように構成される、
C37から39のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
[C41]
前記少なくとも1つのモデムは、前記第1のメッシュノードと前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記サブセットとの間の前記MUグループ通信を、MU多入力多出力(MU-MIMO)送信または直交周波数分割多元接続(OFDMA)送信としてフォーマットするように構成される、C37から40のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
[C42]
前記第1のMUアソシエーショングループのトラフィックタイプが容量に敏感であるとき前記MUグループ通信は前記MU-MIMO送信であり、前記第1のMUアソシエーショングループの前記トラフィックタイプがレイテンシに敏感であるとき前記MUグループ通信は前記OFDMA送信である、C41に記載の第1のメッシュノード。
[C43]
前記少なくとも1つのモデムに結合される少なくとも1つのトランシーバと、
前記少なくとも1つのトランシーバから出力される信号をワイヤレスに送信し、前記少なくとも1つのトランシーバへの入力のために信号をワイヤレスに受信するための、前記少なくとも1つのトランシーバに結合される少なくとも1つのアンテナと、
少なくとも前記処理システム、前記少なくとも1つのモデム、前記少なくとも1つのトランシーバ、および前記少なくとも1つのアンテナの少なくとも一部分を包含するハウジングと、
をさらに備える、C37から42のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
[C44]
第1のメッシュノードであって、
ワイヤレスメッシュネットワークにおいて、複数のメッシュノードと通信することと、
マルチユーザ(MU)グループ長としての第2のメッシュノードと少なくとも前記第1のメッシュノードとを含む少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を取得することと、
を行うように構成される少なくとも1つのモデムと、
前記構成に従って前記少なくとも1つのモデムによる第1のMUグループ通信を管理するように構成される処理システムと、
を備え、
前記少なくとも1つのモデムは、前記第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して、前記第1のMUグループ通信の一部を前記第2のメッシュノードへの送信のために出力するように構成され、前記第1のMUグループ通信は1つまたは複数のメッシュノードからの送信を含む、第1のメッシュノード。
[C45]
前記少なくとも1つのモデムは、
ネットワーク管理ユニットから、トラフィック報告メッセージに対する要求を取得することと、
前記要求に応答して前記トラフィック報告メッセージを前記ネットワーク管理ユニットへの送信のために出力することと、
を行うように構成され、前記トラフィック報告メッセージは、前記第1のメッシュノードによって測定されるトラフィックフロー情報を含み、前記第1のメッシュノードを前記第1のMUアソシエーショングループに割り当てるために前記ネットワーク管理ユニットによって使用可能である、C44に記載の第1のメッシュノード。
[C46]
前記少なくとも1つのモデムは、ネットワーク管理ユニットに、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づき1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補を出力するように構成され、
前記第1のMUアソシエーショングループのための前記構成は、前記1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補に少なくとも一部基づく、C44または45に記載の第1のメッシュノード。
[C47]
前記第1のメッシュノードを含む第2のMUアソシエーショングループのための構成を取得するように構成された前記少なくとも1つのモデムと、
前記少なくとも1つのモデムに、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として動作する前記第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して前記第1のMUグループ通信を介して、前記第1のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信させ、
前記少なくとも1つのモデムに、前記第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長によって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第2のMUグループ通信を介して、前記第2のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信させる
ように構成される前記処理システムと、
をさらに備える、C44から46のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
[C48]
前記第1のメッシュノードは前記第2のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長であり、
前記処理システムは、前記第2のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として、前記第2のMUアソシエーショングループの中の前記第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとの間の前記第2のMUグループ通信と関連付けられるワイヤレスチャネルリソースを管理するように構成される、C47に記載の第1のメッシュノード。
[C49]
前記少なくとも1つのモデムに結合される少なくとも1つのトランシーバと、
前記少なくとも1つのトランシーバから出力される信号をワイヤレスに送信し、前記少なくとも1つのトランシーバへの入力のために信号をワイヤレスに受信するための、前記少なくとも1つのトランシーバに結合される少なくとも1つのアンテナと、
少なくとも前記処理システム、前記少なくとも1つのモデム、前記少なくとも1つのトランシーバ、および前記少なくとも1つのアンテナの少なくとも一部分を包含するハウジングと、
をさらに備える、C44から48のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。

Claims (49)

  1. ワイヤレス通信のための方法であって、
    複数のメッシュノードを含むワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信することと、
    第1のメッシュノードと前記複数のメッシュノードの1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む少なくとも第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループを確立することと、
    を備え、前記第1のMUアソシエーショングループは、MUグループ長としての前記第1のメッシュノードが、前記第1のメッシュノードと、前記第1のMUアソシエーショングループを形成する前記1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMU通信のためにワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを可能にする、方法。
  2. 前記少なくとも1つの第1のMUアソシエーショングループを確立することは、前記第1のMUアソシエーショングループのメンバーとしての役割に関するインジケーションを前記1つまたは複数のピアメッシュノードに送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも第1のMUアソシエーショングループを確立することは、前記ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーに少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも第1のMUアソシエーショングループを確立することは、さらに、
    前記ルーティングトポロジーおよびトラフィックフロー情報に少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループを管理するために前記第1のメッシュノードを前記MUグループ長として選択することと、
    前記第1のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループのメンバーとして前記1つまたは複数のピアメッシュノードを選択することと、
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記少なくとも第1のMUアソシエーショングループを確立することは、さらに、
    経路選択プロトコルメッセージに少なくとも一部基づいて、前記ワイヤレスメッシュネットワークの前記ルーティングトポロジーを取得することと、
    前記第1のメッシュノードと前記1つまたは複数のピアメッシュノードとの間のトラフィックに関するトラフィックフロー情報を取得することと、
    を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記トラフィックフロー情報を取得することは、
    トラフィック報告メッセージに対する要求を前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々に送信することと、
    前記要求に応答して前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々から前記トラフィック報告メッセージを受信することと、前記トラフィック報告メッセージは、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々によって測定される前記トラフィックフロー情報を含む、
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することは、
    MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが最高のトラフィック負荷を有するという決定、
    MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが前記ワイヤレスメッシュネットワークにおいて最高の容量ボトルネックを生み出すという決定、
    MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが最も多量のソースメッシュノードからのトラフィックを受信するという決定、
    前記複数のメッシュノードに対する重み値の中で最高の重み値を前記第1のメッシュノードが有するという決定、および
    これらの任意の組合せ、
    からなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することを含む、請求項3から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することは、
    前記複数のメッシュノードの各々と前記メッシュポータルとの間のホップの量と比較して、前記第1のメッシュノードがメッシュポータルへの最少の量のホップを有すること、
    前記ワイヤレスメッシュネットワークのためのルーティングテーブルにおいて前記複数のメッシュノードの各々に対する入ってくるもしくは出ていくルートの量と比較して、前記第1のメッシュノードが最も多量の入ってくるまたは出ていくルートを有すること、および
    これらの重み付けられた組合せ、
    からなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することを含む、請求項3から6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記ワイヤレスメッシュネットワークの様々なメッシュノードから、前記様々なメッシュノードによって決定されるMUアソシエーショングループ候補を受信することと、
    前記MUアソシエーショングループ候補に少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択することと、
    をさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づいて、複数のMUアソシエーショングループを決定すること、をさらに備え、各MUアソシエーショングループは、それぞれのMUグループ長および1つまたは複数のそれぞれのメンバーメッシュノードを有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約を決定することと、前記MU参加制約は、前記メッシュノードがMUグループ長として管理できるメッシュノードの量を制限し、または、前記メッシュノードがメンバーとして参加できるMUアソシエーショングループの量を制限する、
    前記複数のメッシュノードの各々に対する前記MU参加制約に少なくとも一部基づいて、前記複数のMUアソシエーショングループを選択することと、
    をさらに備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第1のメッシュノードは、前記ワイヤレスメッシュネットワークのネットワーク管理ユニットとして動作し、または前記ネットワーク管理ユニットと同じ位置にある、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. ワイヤレスメッシュネットワークの第1のメッシュノードによるワイヤレス通信のための方法であって、
    前記ワイヤレスメッシュネットワークの中の前記第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループのMUグループ長として動作することと、
    前記第1のメッシュノードによって、前記第1のメッシュノードと前記第1のMUアソシエーショングループを形成する前記1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMUグループ通信のためにワイヤレスチャネルリソースを割り振ることと、
    を備える、方法。
  14. 前記ワイヤレスチャネルリソースを管理することは、ワイヤレスメッシュネットワークプロトコルと異なるマルチユーザ通信技術に基づいて前記ワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記ワイヤレスチャネルリソースを管理することは、
    前記第1のメッシュノードから前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットに前記MUグループ通信を送信することを含み、前記MUグループ通信は、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々に対する別個のデータの同時ダウンリンク送信を含む、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記ワイヤレスチャネルリソースを管理することは、
    前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々からの別個のデータのアップリンク送信を同時に受信するために、前記ワイヤレスチャネルリソースを前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットに割り振ることと、
    前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々に対応する前記割り振られたワイヤレスチャネルリソースを介して、前記別個のデータを有する前記MUグループ通信を受信することと、
    を含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記第1のメッシュノードと前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記サブセットとの間の前記MUグループ通信を、MU多入力多出力(MU-MIMO)送信または直交周波数分割多元接続(OFDMA)送信としてフォーマットすることをさらに備える、請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記第1のMUアソシエーショングループのトラフィックタイプが容量に敏感であるとき前記MUグループ通信は前記MU-MIMO送信であり、前記第1のMUアソシエーショングループの前記トラフィックタイプがレイテンシに敏感であるとき前記MUグループ通信が前記OFDMA送信である、請求項17に記載の方法。
  19. ワイヤレスメッシュネットワークの第1のメッシュノードによって実行される方法であって、
    前記ワイヤレスメッシュネットワークにおいて、複数のメッシュノードと通信することと、
    マルチユーザ(MU)グループ長としての第2のメッシュノードと少なくとも前記第1のメッシュノードとを含む少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を受信することと、
    前記第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して、第1のMUグループ通信の一部を前記第2のメッシュノードに送信することと、前記第1のMUグループ通信は1つまたは複数のメッシュノードからの送信を含む、
    を備える、方法。
  20. ネットワーク管理ユニットから、トラフィック報告メッセージに対する要求を受信することと、
    前記要求に応答して前記トラフィック報告メッセージを前記ネットワーク管理ユニットに送信することと、前記トラフィック報告メッセージは、前記第1のメッシュノードによって測定されるトラフィックフロー情報を含み、前記第1のメッシュノードを前記第1のMUアソシエーショングループに割り当てるために前記ネットワーク管理ユニットによって使用可能である、
    をさらに備え、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1のメッシュノードからネットワーク管理ユニットに、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づき1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補を送信すること、をさらに備え、
    前記第1のMUアソシエーショングループのための前記構成は、前記1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補に少なくとも一部基づく、請求項19または20に記載の方法。
  22. 前記第1のメッシュノードを含む第2のMUアソシエーショングループのための構成を受信することと、
    前記第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して前記第1のMUグループ通信を介して、前記第1のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信することと、
    前記第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長によって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第2のMUグループ通信を介して、前記第2のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信することと、
    をさらに備える、請求項19から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記第1のメッシュノードは前記第2のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長であり、前記方法はさらに、
    前記第1のメッシュノードにより、前記第2のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として、前記第2のMUアソシエーショングループの中の前記第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとの間の前記第2のMUグループ通信と関連付けられるワイヤレスチャネルリソースを管理することを備える、請求項22に記載の方法。
  24. 第1のメッシュノードであって、
    複数のメッシュノードを含むワイヤレスメッシュネットワークにおいて通信するように構成される少なくとも1つのモデムと、
    前記第1のメッシュノードと前記複数のメッシュノードの1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む少なくとも第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループを確立するように構成される処理システムと、を備え、
    前記第1のMUアソシエーショングループは、MUグループ長としての前記第1のメッシュノードが、前記第1のメッシュノードと、前記第1のMUアソシエーショングループを形成する前記1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMU通信のためにワイヤレスチャネルリソースを割り振ることを可能にする、第1のメッシュノード。
  25. 前記少なくとも1つのモデムは、前記第1のMUアソシエーショングループのメンバーとしての役割に関するインジケーションを送信のために前記1つまたは複数のピアメッシュノードに出力するように構成される、請求項24に記載の第1のメッシュノード。
  26. 前記処理システムは、前記ワイヤレスメッシュネットワークのルーティングトポロジーに少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択するように構成される、請求項24または25に記載の第1のメッシュノード。
  27. 前記処理システムはさらに、
    前記ルーティングトポロジーおよびトラフィックフロー情報に少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループを管理するために前記第1のメッシュノードを前記MUグループ長として選択し、
    前記第1のメッシュノードとのそれぞれのピア関係に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループのメンバーとして前記1つまたは複数のピアメッシュノードを選択するように構成される、請求項26に記載の第1のメッシュノード。
  28. 前記処理システムはさらに、
    前記少なくとも1つのモデムによって取得される経路選択プロトコルメッセージに少なくとも一部基づいて、前記ワイヤレスメッシュネットワークの前記ルーティングトポロジーを取得し、
    前記第1のメッシュノードと前記1つまたは複数のピアメッシュノードとの間のトラフィックに関するトラフィックフロー情報を取得するように構成される、請求項27に記載の第1のメッシュノード。
  29. 前記少なくとも1つのモデムは、
    トラフィック報告メッセージに対する要求を前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々に出力し、
    前記要求に応答して前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々から前記トラフィック報告メッセージを取得するように構成され、
    前記トラフィック報告メッセージは、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの各々によって測定される前記トラフィックフロー情報を含む、
    請求項28に記載の第1のメッシュノード。
  30. 前記処理システムは、
    MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが最高のトラフィック負荷を有するという決定、
    MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが前記ワイヤレスメッシュネットワークにおいて最高の容量ボトルネックを生み出すという決定、
    MUグループ長としてまだ割り当てられていない前記複数のメッシュノードの中で、前記第1のメッシュノードが最も多量のソースメッシュノードからのトラフィックを受信するという決定、
    前記複数のメッシュノードに対する重み値の中で最高の重み値を前記第1のメッシュノードが有するという決定、および
    これらの任意の組合せ、
    からなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択するように構成される、請求項26から29のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
  31. 前記処理システムは、
    前記複数のメッシュノードの各々と前記メッシュポータルとの間のホップの量と比較して、前記第1のメッシュノードがメッシュポータルへの最少の量のホップを有すること、
    前記ワイヤレスメッシュネットワークのためのルーティングテーブルにおいて前記複数のメッシュノードの各々に対する入ってくるもしくは出ていくルートの量と比較して、前記第1のメッシュノードが最も多量の入ってくるまたは出ていくルートを有すること、および
    これらの重み付けられた組合せ、
    からなるグループからの少なくとも1つの条件に基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択するように構成される、請求項26から29に記載の第1のメッシュノード。
  32. 前記少なくとも1つのモデムは、前記ワイヤレスメッシュネットワークの様々なメッシュノードから、前記様々なメッシュノードによって決定されるMUアソシエーショングループ候補を取得するように構成され、
    前記処理システムは、前記MUアソシエーショングループ候補に少なくとも一部基づいて、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として前記第1のメッシュノードを選択するように構成される、請求項24から31のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
  33. 前記処理システムは、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づいて、複数のMUアソシエーショングループを決定するように構成され、各MUアソシエーショングループは、それぞれのMUグループ長および1つまたは複数のそれぞれのメンバーメッシュノードを有する、請求項24から32のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
  34. 前記処理システムは、
    前記複数のメッシュノードの各々に対するMU参加制約を決定することと、前記MU参加制約は、前記メッシュノードがMUグループ長として管理できるメッシュノードの量を制限し、または、前記メッシュノードがメンバーとして参加できるMUアソシエーショングループの量を制限し、
    前記複数のメッシュノードの各々に対する前記MU参加制約に少なくとも一部基づいて、前記複数のMUアソシエーショングループを選択することと、
    を行うように構成される、請求項24から33のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
  35. 前記第1のメッシュノードは、前記ワイヤレスメッシュネットワークのネットワーク管理ユニットとして動作し、または前記ネットワーク管理ユニットと同じ位置にある、請求項24から34のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
  36. 前記少なくとも1つのモデムに結合される少なくとも1つのトランシーバと、
    前記少なくとも1つのトランシーバから出力される信号をワイヤレスに送信し、前記少なくとも1つのトランシーバへの入力のために信号をワイヤレスに受信するための、前記少なくとも1つのトランシーバに結合される少なくとも1つのアンテナと、
    少なくとも前記処理システム、前記少なくとも1つのモデム、前記少なくとも1つのトランシーバ、および前記少なくとも1つのアンテナの少なくとも一部分を包含するハウジングと、
    をさらに備える、請求項24から35のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
  37. 第1のメッシュノードであって、
    ワイヤレスメッシュネットワークの中の前記第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとを含む第1のマルチユーザ(MU)アソシエーショングループのMUグループ長として動作するように構成される少なくとも1つのモデムと、
    前記第1のメッシュノードと、前記第1のMUアソシエーショングループを形成する前記1つまたは複数のピアメッシュノードの少なくともサブセットとの間のMUグループ通信のために、ワイヤレスチャネルリソースを割り振るように構成される処理システムと、
    を備える、第1のメッシュノード。
  38. 前記処理システムは、ワイヤレスメッシュネットワークプロトコルと異なるマルチユーザ通信技術に基づいて前記ワイヤレスチャネルリソースを割り振るように構成される、請求項37に記載の第1のメッシュノード。
  39. 前記少なくとも1つのモデムは、前記第1のメッシュノードから前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットに前記MUグループ通信を出力するように構成され、前記MUグループ通信は、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々に対する別個のデータの同時ダウンリンク送信を含む、請求項37または38に記載の第1のメッシュノード。
  40. 前記処理システムは、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々からの別個のデータのアップリンク送信を同時に受信するために、前記ワイヤレスチャネルリソースを前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットに割り振るように構成され、
    前記少なくとも1つのモデムは、前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記少なくともサブセットの各々に対応する前記割り振られたワイヤレスチャネルリソースを介して、前記別個のデータを有する前記MUグループ通信を取得するように構成される、
    請求項37から39のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
  41. 前記少なくとも1つのモデムは、前記第1のメッシュノードと前記1つまたは複数のピアメッシュノードの前記サブセットとの間の前記MUグループ通信を、MU多入力多出力(MU-MIMO)送信または直交周波数分割多元接続(OFDMA)送信としてフォーマットするように構成される、請求項37から40のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
  42. 前記第1のMUアソシエーショングループのトラフィックタイプが容量に敏感であるとき前記MUグループ通信は前記MU-MIMO送信であり、前記第1のMUアソシエーショングループの前記トラフィックタイプがレイテンシに敏感であるとき前記MUグループ通信は前記OFDMA送信である、請求項41に記載の第1のメッシュノード。
  43. 前記少なくとも1つのモデムに結合される少なくとも1つのトランシーバと、
    前記少なくとも1つのトランシーバから出力される信号をワイヤレスに送信し、前記少なくとも1つのトランシーバへの入力のために信号をワイヤレスに受信するための、前記少なくとも1つのトランシーバに結合される少なくとも1つのアンテナと、
    少なくとも前記処理システム、前記少なくとも1つのモデム、前記少なくとも1つのトランシーバ、および前記少なくとも1つのアンテナの少なくとも一部分を包含するハウジングと、
    をさらに備える、請求項37から42のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
  44. 第1のメッシュノードであって、
    ワイヤレスメッシュネットワークにおいて、複数のメッシュノードと通信することと、
    マルチユーザ(MU)グループ長としての第2のメッシュノードと少なくとも前記第1のメッシュノードとを含む少なくとも第1のMUアソシエーショングループのための構成を取得することと、
    を行うように構成される少なくとも1つのモデムと、
    前記構成に従って前記少なくとも1つのモデムによる第1のMUグループ通信を管理するように構成される処理システムと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのモデムは、前記第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して、前記第1のMUグループ通信の一部を前記第2のメッシュノードへの送信のために出力するように構成され、前記第1のMUグループ通信は1つまたは複数のメッシュノードからの送信を含む、第1のメッシュノード。
  45. 前記少なくとも1つのモデムは、
    ネットワーク管理ユニットから、トラフィック報告メッセージに対する要求を取得することと、
    前記要求に応答して前記トラフィック報告メッセージを前記ネットワーク管理ユニットへの送信のために出力することと、
    を行うように構成され、前記トラフィック報告メッセージは、前記第1のメッシュノードによって測定されるトラフィックフロー情報を含み、前記第1のメッシュノードを前記第1のMUアソシエーショングループに割り当てるために前記ネットワーク管理ユニットによって使用可能である、請求項44に記載の第1のメッシュノード。
  46. 前記少なくとも1つのモデムは、ネットワーク管理ユニットに、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックフロー情報およびルーティングトポロジーに基づき1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補を出力するように構成され、
    前記第1のMUアソシエーショングループのための前記構成は、前記1つまたは複数のMUアソシエーショングループ候補に少なくとも一部基づく、請求項44または45に記載の第1のメッシュノード。
  47. 前記第1のメッシュノードを含む第2のMUアソシエーショングループのための構成を取得するように構成された前記少なくとも1つのモデムと、
    前記少なくとも1つのモデムに、前記第1のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として動作する前記第2のメッシュノードによって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して前記第1のMUグループ通信を介して、前記第1のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信させ、
    前記少なくとも1つのモデムに、前記第2のMUアソシエーショングループのMUグループ長によって管理されるワイヤレスチャネルリソースを使用して第2のMUグループ通信を介して、前記第2のMUアソシエーショングループと関連付けられるトラフィックを通信させる
    ように構成される前記処理システムと、
    をさらに備える、請求項44から46のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
  48. 前記第1のメッシュノードは前記第2のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長であり、
    前記処理システムは、前記第2のMUアソシエーショングループの前記MUグループ長として、前記第2のMUアソシエーショングループの中の前記第1のメッシュノードと1つまたは複数のピアメッシュノードとの間の前記第2のMUグループ通信と関連付けられるワイヤレスチャネルリソースを管理するように構成される、請求項47に記載の第1のメッシュノード。
  49. 前記少なくとも1つのモデムに結合される少なくとも1つのトランシーバと、
    前記少なくとも1つのトランシーバから出力される信号をワイヤレスに送信し、前記少なくとも1つのトランシーバへの入力のために信号をワイヤレスに受信するための、前記少なくとも1つのトランシーバに結合される少なくとも1つのアンテナと、
    少なくとも前記処理システム、前記少なくとも1つのモデム、前記少なくとも1つのトランシーバ、および前記少なくとも1つのアンテナの少なくとも一部分を包含するハウジングと、
    をさらに備える、請求項44から48のいずれか一項に記載の第1のメッシュノード。
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