JP2023530007A - 薬物送達デバイスのためのシステムおよび薬物送達デバイス - Google Patents

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Abstract

本発明は、ハウジング(1、8)と、薬剤が充填されたカートリッジ(13)を含むことができるカートリッジホルダ(2、2a、2b、2c、2d、2e、2f、2g)とを含む薬物送達デバイスのためのシステムに言及する。ハウジング(1、8)およびカートリッジホルダ(2、2a)は、特定のカートリッジ(2a)を特定のハウジング(1、8)に対して専用化するためのコーディング境界面(5、6)と、第1の段階および第2の段階を含む取り付け動作によってカートリッジホルダ(2、2a)をハウジング(1、8)に解放可能に取り付けるためのバヨネット式の取り付け境界面(3、4)とを含む。システムは、少なくともハウジングコーディング要素(6)がホルダコーディング要素(5)と合致しない場合に、取り付け動作の第1の段階および/または第2の段階の間に引っ張られるように配置および設計された少なくとも1つの可撓性ばね部材(7、17、19、21)をさらに含み、可撓性ばね部材(7、17、19、21)は、弛緩時に取り付け動作と反対の方向にカートリッジホルダ(2、2a)をハウジング(1、8)に対して移動させるように配置および設計されている。【選択図】図3

Description

本発明は、一般に、薬物送達デバイスのためのシステム、たとえば、いくらかの使用者可変の薬剤の用量を選択し、投薬する注射デバイスに関する。本発明は、薬物送達デバイスにさらに関する。
ペン型薬物送達デバイスは、正式な医療訓練を受けていない人による定期的な注射が行われるという用途を有する。これは、自己治療によって患者が自身の疾患の効果的な管理を行うことができる糖尿病を患う患者の間でますます一般的になる可能性がある。実際には、そのような薬物送達デバイスにより、使用者は、いくらかの使用者可変の薬剤の用量を個々に選択し、投薬できる。本発明は、さらに、設定用量を増減させることができない、所定用量の投薬のみを可能にする、いわゆる固定用量デバイスに関する。
基本的に2つのタイプの薬物送達デバイス、すなわち、リセット可能なデバイス(すなわち、再利用可能)およびリセット不能なデバイス(すなわち、使い捨て)がある。たとえば、使い捨てペン送達デバイスは、自給式デバイスとして供給される。このような自給式デバイスは、取り外し可能な予め充填されたカートリッジを有していない。むしろ、予め充填されたカートリッジは、デバイス自体を破壊することなく、これらのデバイスから取り外したり交換したりすることができない。結果として、このような使い捨てデバイスは、リセット可能な用量設定機構を有する必要はない。
本発明は、主に、再利用可能なデバイスに適用可能であり(しかし、これに限定されない)、ここで、薬物送達デバイスのハウジングに収容される単一の駆動機構は、カートリッジまたはアンプルに収容される薬物をデバイスから分配するために、いくつかのカートリッジまたはアンプルと共に使用される。本発明が適用可能なそのような再利用可能な薬物送達の例は、特許文献1から公知である。
このようなデバイスでは、通常、デバイスのカートリッジホルダは、ハウジングに解放可能に連結または取り付けられ、使用済みカートリッジを交換するためにハウジングから取り除くまたは取り外すことができる。そうするために、カートリッジホルダはハウジングから連結解除され、使用済みカートリッジはホルダから取り除かれ、カートリッジホルダに挿入される新しいカートリッジと交換され、カートリッジホルダは再びハウジングに取り付けられ、デバイスは新しいカートリッジから薬物を投薬するために再び使用される準備ができている。本発明のシステムは、そのようなハウジングとカートリッジホルダとの組合せを含む。
そのようなシステムでは、さまざまな専用カートリッジホルダが、一組の異なる専用の再利用可能なペン注射器と共に使用することができる。このような専用化は、たとえば、異なる医薬品カートリッジサイズが使用される場合(たとえば、1.5mLおよび3mL)、またはカートリッジが異なる濃度の医薬品を含有する場合(たとえば、U100およびU300)に必要とされる。このシナリオでは、たとえば、医薬品の単位増分当たりのピストンロッドの移動は、カートリッジまたは医薬品のタイプが異なると変化しやすいため、医薬品を送達するためにさまざまな異なるペン注射器機構が必要とされる。したがって、この種のシステムは、薬物送達デバイスの機構が特別に設計されていない薬物、すなわち誤った薬物を収容するカートリッジがカートリッジホルダ内に挿入され、使用者が誤った薬物カートリッジをカートリッジホルダ内に入れたことに気づかない危険性がある。この誤りは使用者にとって致命的であり、異なる薬物を含むカートリッジが非常に類似しているように見えるときにも起こりやすい。
混同を防止するのを手助けするために、専用カートリッジホルダ内に(取り除き不能であるように)予め組み立てられたさまざまなカートリッジが市場に供給される専用化システムが公知である。これらの専用カートリッジホルダは、単に適合するペン機構と正確に(完全に)係合するように設計されている。このようなカートリッジホルダ専用化システムは、ハウジングと、カートリッジホルダをハウジングに解放可能に取り付けるためのバヨネット型取り付け境界面、およびハウジングとカートリッジユニットの一致する組合せのみが連結されることを保証するコーディング境界面を有するカートリッジホルダとを含むシステムを開示する特許文献2に記載されている。
たとえば、このシステムでは、あらゆる変形例に対して共通のバヨネット取り付け幾何学的形状を用いる。このシステムでは、カートリッジホルダの端面に成形されたさまざまな異なる傾斜面機能の幾何学的形状と、ハウジング、たとえばペン機構の内側ボディ構成要素に成形されたさまざまな対応する異なる受け機能とを有することによって専用化が達成される。カートリッジホルダおよび内側ボディの傾斜面が適合している場合、構成要素はバヨネットトラックの端の位置に正しく組み付けられる。しかし、傾斜面が適合していない場合、傾斜面によりカートリッジホルダのバヨネットの完全な係合をブロックする。
特許文献2に記載された専用化システムの潜在的な欠点は、カートリッジホルダのバヨネット機能が、ブロックされる前にハウジングまたは内側ボディのバヨネットトラックと部分的に係合することが可能になり、したがって、状況によっては、カートリッジホルダとペン機構とが適合するか否かに関して使用者が混乱することがある。
特許文献3は、カートリッジホルダおよびハウジングを含む薬物送達デバイスを開示しており、カートリッジホルダは、ハウジングの部材ではない相互作用部材の対応部材と相互作用するコーディング要素を備える。相互作用部材は、デバイスの長手方向軸に対して、すなわち、ハウジングに対して回転可能である必要がある。この相互作用部材は、コーディング機能を有していない単なる連結要素である。
特許文献4は、ハウジングを含む容器および投薬アセンブリを開示している。容器はコーディング突起を含み、ハウジングはコーディング溝を含む。コーディング突起とコーディング溝との相互作用は、所定の容器のみが対応する投薬アセンブリに固定されることを確実にする。容器およびハウジングの取り付けは、固定溝と相互作用する固定突起と、保持溝と相互作用する保持突起とによって実現される。さらに、容器は、最初の軸方向運動と、それに続く軸方向運動および回転方向運動の組合せによってアセンブリに固定される。デバイスをリセットするために、容器がハウジングに固定されていないとき、ばねは、結合機構を遠位位置に向けて付勢する。ばねによって付勢された押圧部材は、カートリッジホルダ内に収容されたカートリッジに遠位力を及ぼす。
特許文献5は、それぞれのコーディング機能に応じて用量設定機構に連結されるように構成されたカートリッジアセンブリを開示する。さらに、カートリッジアセンブリおよび用量設定機構は、コーディング機能が一致する場合にカートリッジアセンブリを用量機構に固定するために、ピンと相互作用するように構成された溝を含み、この相互作用は、軸方向運動および回転運動を含む。
特許文献6は、用量設定機構およびカートリッジアセンブリを有するデバイスを開示しており、別個のロックナットにコーディング機能が設けられている。ロックナット、したがって、コーディング要素は、用量設定機構に対して自由に回転する。特許文献6では、カートリッジアセンブリは、最初に、投薬機構に連結することができ、投薬機構の機能のみが、コーディング機能に依存する。
国際公開第2014/033195A1号 国際公開第2020/016162A1号 米国特許出願公開第2014/052075A1号明細書 国際公開第2008/074897A1号明細書 国際公開第2011/131777A1号 米国特許第9,687,612B2号明細書
本発明の目的は、適合しないカートリッジホルダ/機構の組合せの取り付けが試みられたときにより明白であるように、ブロックが起こったときに、追加の、たとえば、触覚または視覚によるフィードバックを使用者に提供する改善されたシステムおよび改善された薬物送達デバイスを提供することである。この目的および潜在的に他の目的は、本開示によって、特に独立クレームの主題によって解決される。有利な実施形態および改良は、従属クレームに従う。
本発明の一態様によれば、上記目的は、カートリッジホルダがペン注射器に取り付けられたときに負荷がかかる可撓性ばね部材をカートリッジホルダとハウジング、すなわちペン注射器機構との間に配置することによって解決される。適合しない組合せが試みられると、適合しない傾斜面機能間の係合の結果として、たとえばバヨネットトラックの急な螺旋部材でブロックが発生する。この状況では、カートリッジホルダとハウジングまたはペン注射器機構との間に配置された可撓性ばねに負荷がかけられ、カートリッジホルダに力および/またはトルクが加わり、カートリッジホルダが係合から外れるように付勢する。使用者がカートリッジホルダに対する把持を解放すると、カートリッジホルダは、可撓性ばね部材によって加えられた力/トルクの下で、バヨネットトラックを戻り、ブロック位置から離れる。このばね力、およびカートリッジホルダが解放されたときに結果として生じるカートリッジホルダの動きは、カートリッジホルダが正しい取り付け位置に到達しておらず、したがってペン注射器機構と適合しないという標示を使用者に示す。
本発明のさらなる態様によれば、使用者がハウジングまたはペン注射器機構と適合するカートリッジホルダを取り付ける場合、カートリッジホルダとペン注射器機構との間の可撓性ばね要素は、取り付け中負荷がかけられないように、またはいずれの負荷もペンの正しい取り付けまたは機能を損なわないように構成される。換言すると、カートリッジホルダは、機構の対応するバヨネットトラックと完全に係合することができる。完全に組み立てられた位置では、カートリッジホルダは、バヨネットトラックの領域に配置され、そこでは、カートリッジホルダは、戻り止めによって保持され、カートリッジホルダをペン機構から分解させる力が生じないことが好ましい。
本発明の一般的な実施形態では、薬物送達デバイスで使用するためのシステムであって、ハウジングおよびカートリッジホルダを含み、ハウジングは少なくとも2つの異なるハウジングコーディング要素の群から選択された少なくとも1つのハウジングコーディング要素を含み、カートリッジホルダは少なくとも2つの異なるホルダコーディング要素の群から選択された少なくとも1つのホルダコーディング要素を含み、カートリッジホルダは、ハウジングに設けられたハウジングコーディング要素が、カートリッジホルダに設けられたホルダコーディング要素と合致する場合には、ハウジングに取り付け可能であるが、ハウジングに設けられたハウジングコーディング要素がカートリッジホルダに設けられたホルダコーディング要素と合致しない場合には、カートリッジホルダのハウジングへの完全な取り付けが防止される、システムが提供される。さらに、ハウジングおよびカートリッジホルダは、たとえば第1の段階および第2の段階を含む取り付け動作によってカートリッジホルダをハウジングに解放可能に取り付けるための少なくとも1つの、好ましくはバヨネット型の取り付け境界面を含み、第1の段階はハウジングに対するカートリッジホルダの少なくとも軸方向運動成分を含み、第2の段階はハウジングに対するカートリッジホルダの少なくとも回転運動成分を含む。さらに、システムは、少なくともハウジングコーディング要素がホルダコーディング要素と合致しない場合、取り付け動作の第1の段階および/または第2の段階の間に引っ張られるように配置および設計された少なくとも1つの可撓性、すなわち弾性変形可能なばね部材を含む。さらに、可撓性ばね部材は、弛緩時に取り付け動作と反対の方向にカートリッジホルダをハウジングに対して移動させるように配置および設計されている。
換言すると、可撓性ばね部材は、カートリッジホルダとハウジングとが適合しない(ハウジングコーディング要素がホルダコーディング要素と合致しない)場合、カートリッジホルダをハウジングおよび/またはペン注射器機構からの取り外しを引き起こすか、または少なくとも容易にするカートリッジホルダ自己排出機構の部材であってもよい。さらに、可撓性ばね部材は、カートリッジホルダとハウジングとが適合する(ハウジングコーディング要素がホルダコーディング要素と合致する)場合、カートリッジホルダをハウジングに対して回転させた後に、カートリッジホルダのハウジングおよび/またはペン注射器機構からの取り外しを引き起こすか、または容易にすることができる。
本発明は、少なくとも1つの可撓性ばね部材の特定のタイプ、数、または設計に限定されない。むしろ、以下に説明するように、適切なばね部材のさまざまな実施形態がある。
たとえば、少なくとも1つの可撓性ばね部材は、カートリッジがカートリッジホルダ内に保持され、カートリッジホルダがハウジングに完全に取り付けられた場合にカートリッジに力を及ぼすようにハウジングに配置されたばねワッシャであってもよい。したがって、ばねワッシャは、カートリッジホルダに対する軸方向運動に対してカートリッジを固定するのに適するように設計および配置される。ばねワッシャは、ばねワッシャをハウジング内に固定するために軸方向に延びる固定要素、たとえば、アームを含んでもよい。これは、固定要素がハウジングに直接係合する実施形態と、固定要素がスリーブまたは同様の構成部材に係合し、スリーブまたは同様の構成部材が順にハウジングに保持される実施形態とを含んでもよい。
ばねワッシャは、取り付け動作中にカートリッジホルダに設けられた対応要素により係合される。このような対応要素の例として、少なくとも1つのリブがカートリッジホルダの内壁に形成される。少なくとも1つのリブは、好ましくは、ハウジングコーディング要素がホルダコーディング要素と合致しない場合、すなわち、ハウジングとカートリッジホルダとが適合しない場合、少なくとも取り付け動作の第1の段階終了時に、少なくとも1つのリブの端面がばねワッシャに係合し圧縮するように配置される。より詳細には、少なくとも1つのリブがカートリッジホルダの内壁に形成される。このリブは、カートリッジホルダとペン機構との間のブロック傾斜面機能が係合したときに、リブの端面がばねワッシャに係合して、わずかに圧縮し、カートリッジホルダに小さな軸方向の力を加えて、部材が係合から外れるように付勢するように配置される。一方、使用者がカートリッジホルダに対する把持を解放すると、カートリッジホルダは、ばねワッシャによって加えられた力の下で、バヨネットトラックを戻り、ブロック位置から離れる。
この配置は、いくつかのペン注射器機構に既に存在するばね要素が、可撓性ばね部材として使用されるという利点を有する。ばねワッシャはプレス加工された金属構成要素であるため、使用寿命中にクリープまたは塑性変形の影響を受けにくい。
本開示の一態様によれば、少なくとも1つのホルダコーディング要素および少なくとも1つの対応するハウジングコーディング要素はそれぞれ、カートリッジホルダおよびハウジングに配置される。これらのコーディング要素は、少なくとも1つのホルダコーディング要素および少なくとも1つの対応するハウジングコーディング要素が、カートリッジホルダのハウジング上またはハウジング内に取り付ける間に互いに相互作用してもよいように、カートリッジホルダおよびハウジングにそれぞれ配置される。この相互作用には、噛み合わないコーディング要素の場合には、カートリッジホルダのハウジング上またはハウジング内への完全な取り付けをブロックすること、および噛み合わないコーディング要素の場合、カートリッジホルダのハウジング上またはハウジング内への完全な取り付けを可能にする、たとえば、案内する、または少なくともブロックしないことが含まれる。したがって、カートリッジホルダおよびハウジングにおけるコーディング要素の位置は、それぞれ、少なくとも噛み合わないコーディング要素が、ハウジング上またはハウジング内へのカートリッジホルダの取り付けの間に互いに当接してもよいような位置である。たとえば、カートリッジホルダがハウジングに挿入される場合、ホルダコーディング要素は、カートリッジホルダの外面に配置され、対応するハウジングコーディング要素は、ハウジングの内面に配置される。追加で、または代替として、ホルダコーディング要素は、カートリッジホルダの近位に面する表面に配置され、対応するハウジングコーディング要素は、ハウジングの遠位に面する面に配置される。
本開示は、バヨネット境界面の係合および動きと比較して、コーディング要素の接触が起こる取り付け中の特定の時点に限定されない。コーディング要素が合致しない場合にカートリッジホルダのハウジングへの完全な取り付けが防止される場合、噛み合わないコーディング要素は、バヨネット境界面の係合前および/またはバヨネット境界面の係合中に接触しうる。本開示の一態様によれば、バヨネット型取り付け境界面の取り付けに必要な2つの動き、すなわち、第1の段階の間の軸方向運動および第2段階の間の回転運動がありうる。この場合、ハウジングおよびカートリッジホルダが合致するかどうかを示すコーディング要素は、バヨネット型取り付け境界面の取り付け動作の前、後および/またはその間に接触していてもよく、ここで、合致の標示は、完全な取り付けに到達する前、すなわち、取り付け動作の第1の段階および/または第2の段階の終了前に行われなければならない。
本開示のさらなる態様によれば、カートリッジホルダおよびハウジングのコーディング要素が合致しない場合、ばねは引っ張られる。したがって、ばねは、ハウジングおよびカートリッジホルダの合致とは無関係に引っ張られ、本開示は、ハウジングおよびカートリッジホルダが適合する場合にのみばねを引っ張ることに限定されない。たとえば、カートリッジホルダとハウジングとの間の相対的な動きは、噛み合わないコーディング要素が完全な取り付けに必要なさらなる相対的な動きをブロックする状態に先行して起こりうる。この第1の相対的な動きにより、ばねを引っ張ることができる。代替として、または追加として、ばねは予め負荷がかけられる。
本開示の例示的態様によれば、薬物送達デバイスのためのシステムは、
少なくとも2つの異なるハウジングコーディング要素の群から選択された、ハウジング内またはその上に配置される少なくとも1つのハウジングコーディング要素を含むハウジングと、
少なくとも2つの異なるホルダコーディング要素の群から選択された、カートリッジホルダ内またはその上に配置される少なくとも1つのホルダコーディング要素を含むカートリッジホルダとを含むことができ、
ハウジングおよびカートリッジホルダは、第1の段階および、たとえばその後の第2の段階を含む取り付け動作によってカートリッジホルダをハウジングに解放可能に取り付けるための少なくとも1つのバヨネット型の取り付け境界面を含み、第1の段階はハウジングに対するカートリッジホルダの少なくとも軸方向運動成分を含み、第2の段階はハウジングに対するカートリッジホルダの少なくとも回転運動成分を含み、
システムはさらに、少なくともハウジングコーディング要素がホルダコーディング要素と合致しない場合、取り付け動作の第1の段階および/または第2の段階の間に引っ張られるように配置および設計された少なくとも1つの可撓性ばね部材、すなわち予め引っ張られているばね部材を含み、可撓性ばね部材は、弛緩時に取り付け動作と反対の方向にカートリッジホルダをハウジングに対して移動させるように配置および設計され、
カートリッジホルダは、ハウジングのハウジングコーディング要素が、カートリッジホルダのホルダコーディング要素と合致する場合には、ハウジングに解放可能に取り付け可能であるが、ハウジングのハウジングコーディング要素がカートリッジホルダのホルダコーディング要素と合致しない場合には、カートリッジホルダのハウジングへの完全な取り付けが防止される、すなわち、取り付け動作の第1および/または第2の段階のほんの一部しか許容されない、またはまったく許容されない。
好ましくは、リブは、カートリッジホルダが適合するペン注射器機構に完全に取り付けられたとき、すなわち、ハウジングに設けられたハウジングコーディング要素がカートリッジホルダに設けられたホルダコーディング要素と合致したとき、ばねワッシャを圧縮しないように、カートリッジホルダのボアに配置される。これは、カートリッジホルダが(適合するペンハウジングに)完全に取り付けられたとき、カートリッジホルダが(適合しないペンハウジングに)ブロックされた位置にあるときと比較して、ハウジングまたはペン機構に対するカートリッジホルダの回転位置が異なるため達成される。完全に取り付けられた位置では、カートリッジホルダのリブは、ばねワッシャのピークと一致せず、したがって、ばねワッシャは、カートリッジのリムに係合して、これを使用中に正しく付勢された状態で保つ。
本発明の別の例によれば、少なくとも1つの可撓性ばね部材は、カートリッジホルダの少なくとも1つの可撓性領域を含み、この少なくとも1つの可撓性領域は、少なくとも取り付け動作の第1の段階の終了時に、ハウジングコーディング要素がホルダコーディング要素と合致しない場合に、ハウジングコーディング要素とホルダコーディング要素との係合によって弾性的に変形可能である。換言すると、本発明の第2の実施形態は、カートリッジホルダ成形の可撓性領域を使用して、トルクを蓄積し、使用者が把持を解放したときに、カートリッジホルダがバヨネットトラックを戻り、ブロック位置から離れさせるようにトルクを解放する。これらの可撓性領域は、カートリッジホルダの端部に形成される1つまたはそれ以上のスロットによって形成される。したがって、カートリッジホルダの少なくとも1つの可撓性領域は、カートリッジホルダ内の軸方向に延びるスロットを含むことができる。代替として、カートリッジホルダの少なくとも1つの可撓性領域は、カートリッジホルダ内の円周方向に延びるスロットを含むことができる。
より詳細には、カートリッジホルダをブロック位置を越えてねじ締めしようとするために使用者によってトルクが加えられると、これは、たとえば、ハウジングに設けられた傾斜面形状のハウジングコーディング要素と、たとえば、カートリッジホルダに設けられた傾斜面形状のホルダコーディング要素との間の力/トルクとして反応することができる。カートリッジホルダ構成要素の端部に形成されたスロットのおかげで、この構成要素は、いくらか弾性的に可撓性であり、使用者が加えたトルクの下でばねとして作用する。使用者がカートリッジホルダをブロック位置で解放すると、その弾性たわみによってカートリッジホルダ内に蓄積されたエネルギーがすべて解放され、カートリッジホルダは、バヨネットトラックをわずかに戻る。
本発明のさらに別の例では、少なくとも1つの可撓性ばね部材は、カートリッジホルダに取り付けられる、または当接する遠位端(デバイスの針端部に面する)を有する少なくとも1つの圧縮ばねを含むことができる。圧縮ばねは、少なくとも取り付け動作の第1の段階の終了時、その反対側の近位端とハウジングまたはハウジングに保持された構成要素との係合によって弾性的に変形可能であることができる。少なくとも1つの圧縮ばねは、好ましくは、金属ワイヤで形成された圧縮ばね、金属プレス加工のものまたはプラスチック成形のもののいずれかとして構成される。本発明は、この圧縮ばねが、ハウジングとカートリッジホルダとが互いに適合しない場合にのみ圧縮される実施形態に限定されず、ハウジングとカートリッジホルダとの適合性にかかわらず、圧縮ばねが引っ張られる場合にも適用可能である。
より詳細には、圧縮ばねは、少なくとも取り付け動作の第1の段階の終了時、その反対側の近位端と、ハウジングに保持された構成要素であるばねワッシャまたは付勢ばね要素との係合によって弾性的に変形可能であることができる。好ましくは、このばねワッシャは、カートリッジがカートリッジホルダに保持され、カートリッジホルダがハウジングに完全に取り付けられた場合にカートリッジに力を及ぼすようにハウジングに配置される。したがって、ばねワッシャは、カートリッジホルダに対する軸方向運動に対してカートリッジを固定するのに適するように設計および配置される。ばねワッシャは、ばねワッシャをハウジング内に固定するために軸方向に延びる固定要素、たとえば、アームを含んでもよい。これは、固定要素がハウジングに直接係合する実施形態と、固定要素がスリーブまたは同様の構成部材に係合し、スリーブまたは同様の構成部材が順にハウジングに保持される実施形態とを含んでもよい。
好ましくは、ばねワッシャの剛性は、少なくとも1つの圧縮ばねの剛性よりも高い。カートリッジホルダアセンブリ内の圧縮ばねが、ペン機構内に配置されたばねワッシャの著しいたわみを引き起こすのに十分に剛性を有していない場合、圧縮ばね部材は、そのはるかに低い剛性故に、ばねワッシャとの接触によってたわむ。これは、ばねワッシャが、カートリッジホルダとのその基準接触面にカートリッジを係合させて前方に付勢するという重要な機能を依然として果たすことができることを意味する。
本発明によるシステムにおいて、ハウジングコーディング要素およびホルダコーディング要素は、好ましくは傾斜境界面を形成する。取り付け動作の第2の段階は、この傾斜境界面および/またはバヨネット型取り付け境界面によって画成または制御される。一例では、バヨネット型取り付け境界面は、カートリッジホルダがハウジングに取り付けられたときに、カートリッジホルダが取り付け動作の第2の段階中に、第1の段階の軸方向と反対の第2の段階の軸方向に軸方向距離だけハウジングに対して移動するように構成される。好ましくは、ハウジングに設けられたハウジングコーディング要素とカートリッジホルダに設けられたホルダコーディング要素との合致、すなわち、ハウジングとカートリッジホルダとの適合性は、傾斜境界面の勾配が第2の段階の軸方向距離によって画成される勾配に等しいことによって画成される。
ハウジングとカートリッジホルダとの間の境界面の設計、機能および配置は、本発明の少なくとも1つの可撓性ばね部材を除いて、これらの境界面の説明のために引用されている国際公開第2020/016162A1号に開示されているようなものであることが好ましい。
一実施形態では、カートリッジホルダは、カートリッジアセンブリの部材である。アセンブリは、カートリッジおよびカートリッジホルダを含むことができる。カートリッジは、カートリッジホルダ内に恒久的におよび/または解放不能に固定される。したがって、カートリッジユニットは、使い捨て可能な物品を形成してもよい。あるいは、カートリッジは、カートリッジホルダ内に解放可能に固定される。
薬物送達デバイスは、典型的には用量を設定(選択)するために使用されるペンデバイスの部材である、投薬セクションまたは用量設定機構を含むことができる。注射の間、用量設定機構内に含まれるスピンドルまたはピストンロッドは、カートリッジの栓またはストッパを押圧する。この力により、カートリッジ内に含まれる医薬品が、取り付けられたニードルアセンブリを通して注射される。注射後、ほとんどの薬物送達デバイスおよび/またはニードルアセンブリの製造業者および供給業者によって一般的に推奨されるように、ニードルアセンブリは、取り除かれ、廃棄される。
本発明は、たとえば、使用者が注射ボタンに力を加えることによって手動で駆動されるデバイス、ばねまたは電動モータなどによって駆動されるデバイス、およびこれら2つの概念を組み合わせたデバイス、すなわち、依然として使用者が注射力を行使することを必要とする力補助式デバイスに適用可能である。ばね式デバイスは、予め負荷がかけられたばねと、用量選択中に使用者によって負荷がかけられるばねとを含む。いくつかの蓄積エネルギーデバイスは、ばね予負荷と、たとえば用量設定中に使用者によって与えられるさらなるエネルギーとの組合せを使用する。
本発明はさらに、上記システムを含む薬物送達デバイス、薬剤を含む薬物送達デバイスに関する。
「薬物」または「薬剤」という用語は、本明細書では同義的に用いられ、1つもしくはそれ以上の活性医薬成分またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物と、場合により薬学的に許容可能な担体と、を含む医薬製剤を記述する。活性医薬成分(「API」)とは、最広義には、ヒトまたは動物に対して生物学的効果を有する化学構造体のことである。薬理学では、薬剤または医薬は、疾患の治療、治癒、予防、または診断に使用されるか、さもなければ身体的または精神的なウェルビーイングを向上させるために使用される。薬物または薬剤は、限定された継続期間で、または慢性障害では定期的に使用可能である。
以下に記載されるように、薬物または薬剤は、1つもしくはそれ以上の疾患の治療のために各種タイプの製剤中に少なくとも1つのAPIまたはその組合せを含みうる。APIの例としては、500Da以下の分子量を有する低分子;ポリペプチド、ペプチド、およびタンパク質(たとえば、ホルモン、成長因子、抗体、抗体フラグメント、および酵素);炭水化物および多糖;ならびに核酸、二本鎖または一本鎖DNA(ネイキッドおよびcDNAを含む)、RNA、アンチセンス核酸たとえばアンチセンスDNAおよびRNA、低分子干渉RNA(siRNA)、リボザイム、遺伝子、およびオリゴヌクレオチドが挙げられうる。核酸は、ベクター、プラスミド、またはリポソームなどの分子送達システムに取り込み可能である。1つまたはそれ以上の薬物の混合物も企図される。
薬物または薬剤は、薬物送達デバイスでの使用に適合化された一次パッケージまたは「薬物容器」に包含可能である。薬物容器は、たとえば、1つもしくはそれ以上の薬物の収納(たとえば、短期または長期の収納)に好適なチャンバを提供するように構成されたカートリッジ、シリンジ、リザーバ、または他の硬性もしくは可撓性のベッセルでありうる。たとえば、いくつかの場合には、チャンバは、少なくとも1日間(たとえば、1日間~少なくとも30日間)にわたり薬物を収納するように設計可能である。いくつかの場合には、チャンバは、約1カ月~約2年間にわたり薬物を収納するように設計可能である。収納は、室温(たとえば、約20℃)または冷蔵温度(たとえば、約-4℃~約4℃)で行うことが可能である。いくつかの場合には、薬物容器は、投与される医薬製剤の2つ以上の成分(たとえば、APIと希釈剤、または2つの異なる薬物)を各チャンバに1つずつ個別に収納するように構成されたデュアルチャンバカートリッジでありうるか、またはそれを含みうる。かかる場合には、デュアルチャンバカートリッジの2つのチャンバは、人体もしくは動物体への投薬前および/または投薬中に2つ以上の成分間の混合が可能になるように構成可能である。たとえば、2つのチャンバは、互いに流体連通するように(たとえば、2つのチャンバ間の導管を介して)かつ所望により投薬前にユーザによる2つの成分の混合が可能になるように構成可能である。代替的または追加的に、2つのチャンバは、人体または動物体への成分の投薬時に混合が可能になるように構成可能である。
本明細書に記載の薬物送達デバイスに含まれる薬物または薬剤は、多くの異なるタイプの医学的障害の治療および/または予防のために使用可能である。障害の例としては、たとえば、糖尿病または糖尿病に伴う合併症たとえば糖尿病性網膜症、血栓塞栓障害たとえば深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症が挙げられる。障害のさらなる例は、急性冠症候群(ACS)、アンギナ、心筋梗塞、癌、黄斑変性、炎症、枯草熱、アテローム硬化症および/または関節リウマチである。APIおよび薬物の例は、ローテリステ2014年(Rote Liste 2014)(たとえば、限定されるものではないがメイングループ12(抗糖尿病薬剤)または86(オンコロジー薬剤))やメルク・インデックス第15版(Merck Index,15th edition)などのハンドブックに記載されているものである。
1型もしくは2型糖尿病または1型もしくは2型糖尿病に伴う合併症の治療および/または予防のためのAPIの例としては、インスリン、たとえば、ヒトインスリン、もしくはヒトインスリンアナログもしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP-1)、GLP-1アナログもしくはGLP-1レセプターアゴニスト、はそのアナログもしくは誘導体、ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP4)阻害剤、またはそれらの薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物、またはそれらのいずれかの混合物が挙げられる。本明細書で用いられる場合、「アナログ」および「誘導体」という用語は、天然に存在するペプチドに存在する少なくとも1つのアミノ酸残基の欠失および/または交換によりおよび/または少なくとも1つのアミノ酸残基の付加により天然に存在するペプチドの構造たとえばヒトインスリンの構造から形式的に誘導可能な分子構造を有するポリペプチドを指す。付加および/または交換アミノ酸残基は、コード可能アミノ酸残基または他の天然に存在する残基または純合成アミノ酸残基のどれかでありうる。インスリンアナログは、「インスリンレセプターリガンド」とも呼ばれる。特に、「誘導体」という用語は、天然に存在するペプチドの構造から形式的に誘導可能な分子構造、たとえば、1つまたはそれ以上の有機置換基(たとえば脂肪酸)がアミノ酸の1つまたはそれ以上に結合したヒトインスリンの分子構造を有するポリペプチドを指す。場合により、天然に存在するペプチドに存在する1つまたはそれ以上のアミノ酸が、欠失し、および/または非コード可能アミノ酸を含めて他のアミノ酸によって置き換えられ、または天然に存在するペプチドに非コード可能なものを含めてアミノ酸が付加される。
インスリンアナログの例は、Gly(A21)、Arg(B31)、Arg(B32)ヒトインスリン(インスリングラルギン);Lys(B3)、Glu(B29)ヒトインスリン(インスリングルリジン);Lys(B28)、Pro(B29)ヒトインスリン(インスリンリスプロ);Asp(B28)ヒトインスリン(インスリンアスパルト);位置B28のプロリンがAsp、Lys、Leu、ValまたはAlaに置き換えられたうえに位置B29のLysがProに置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28~B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリンおよびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体の例は、たとえば、B29-N-ミリストイル-des(B30)ヒトインスリン、Lys(B29)(N-テトラデカノイル)-des(B30)ヒトインスリン(インスリンデテミル、レベミル(Levemir)(登録商標));B29-N-パルミトイル-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-ミリストイルヒトインスリン;B29-N-パルミトイルヒトインスリン;B28-N-ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28-N-パルミトイル-LysB28ProB29ヒトインスリン;B30-N-ミリストイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30-N-パルミトイル-ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29-N-(N-パルミトイル-ガンマ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン、B29-N-オメガ-カルボキシペンタデカノイル-ガンマ-L-グルタミル-des(B30)ヒトインスリン(インスリンデグルデク、トレシーバ(Tresiba)(登録商標));B29-N-(N-リトコリル-ガンマ-グルタミル)-des(B30)ヒトインスリン;B29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)-des(B30)ヒトインスリンおよびB29-N-(ω-カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
GLP-1、GLP-1アナログおよびGLP-1レセプターアゴニストの例は、たとえば、リキシセナチド(リキスミア(Lyxumia)(登録商標))、エキセナチド(エキセンジン-4、バイエッタ(Byetta)(登録商標)、ビデュリオン(Bydureon)(登録商標)、ヒラモンスターの唾液腺により産生される39アミノ酸ペプチド)、リラグルチド(ビクトーザ(Victoza)(登録商標))、セマグルチド、タスポグルチド、アルビグルチド(シンクリア(Syncria)(登録商標))、デュラグルチド(トルリシティ(Trulicity)(登録商標))、rエキセンジン-4、CJC-1134-PC、PB-1023、TTP-054、ラングレナチド/HM-11260C(エフペグレナチド)、HM-15211、CM-3、GLP-1エリゲン、ORMD-0901、NN-9423、NN-9709、NN-9924、NN-9926、NN-9927、ノデキセン、ビアドール-GLP-1、CVX-096、ZYOG-1、ZYD-1、GSK-2374697、DA-3091、MAR-701、MAR709、ZP-2929、ZP-3022、ZP-DI-70、TT-401(ペガパモドチド(Pegapamodtide))、BHM-034、MOD-6030、CAM-2036、DA-15864、ARI-2651、ARI-2255、チルゼパチド(LY3298176)、バマドゥチド(Bamadutide)(SAR425899)、エキセナチド-XTENおよびグルカゴン-Xtenである。
オリゴヌクレオチドの例は、たとえば:家族性高コレステロール血症の治療のためのコレステロール低下アンチセンス治療剤ミポメルセンナトリウム(キナムロ(Kynamro)(登録商標))、またはアルポート症候群の治療のためのRG012である。
DPP4阻害剤の例は、リナグリプチン、ビダグリプチン、シタグリプチン、デナグリプチン、サキサグリプチン、ベルベリンである。
ホルモンの例としては、脳下垂体ホルモンもしくは視床下部ホルモンまたはレギュラトリー活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニスト、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(Somatropine)(ソマトロピン(Somatropin))、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、リュープロレリン、ブセレリン、ナファレリン、およびゴセレリンが挙げられる。
多糖の例としては、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリンもしくは超低分子量ヘパリンもしくはそれらの誘導体、もしくは硫酸化多糖たとえばポリ硫酸化形の上述した多糖、および/またはそれらの薬学的に許容可能な塩が挙げられる。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容可能な塩の例は、エノキサパリンナトリウムである。ヒアルロン酸誘導体の例は、ハイランG-F20(シンビスク(Synvisc)(登録商標))、ヒアルロン酸ナトリウムである。
本明細書で用いられる「抗体」という用語は、イムノグロブリン分子またはその抗原結合部分を指す。イムノグロブリン分子の抗原結合部分の例としては、抗原への結合能を保持するF(ab)およびF(ab’)2フラグメントが挙げられる。抗体は、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体、組換え抗体、キメラ抗体、脱免疫化もしくはヒト化抗体、完全ヒト抗体、非ヒト(たとえばネズミ)抗体、または一本鎖抗体でありうる。いくつかの実施形態では、抗体は、エフェクター機能を有するとともに補体を固定可能である。いくつかの実施形態では、抗体は、Fcレセプターへの結合能が低減されているか、または結合能がない。たとえば、抗体は、Fcレセプターへの結合を支援しない、たとえば、Fcレセプター結合領域の突然変異もしくは欠失を有するアイソタイプもしくはサブタイプ、抗体フラグメントまたは突然変異体でありうる。抗体という用語は、4価二重特異的タンデムイムノグロブリン(TBTI)および/またはクロスオーバー結合領域配向を有する二重可変領域抗体様結合タンパク質(CODV)に基づく抗原結合分子も含む。
「フラグメント」または「抗体フラグメント」という用語は、完全長抗体ポリペプチドを含まないが依然として抗原に結合可能な完全長抗体ポリペプチドの少なくとも一部分を含む抗体ポリペプチド分子由来のポリペプチド(たとえば、抗体重鎖および/または軽鎖ポリペプチド)を指す。抗体フラグメントは、完全長抗体ポリペプチドの切断部分を含みうるが、この用語は、かかる切断フラグメントに限定されるものではない。本発明に有用な抗体フラグメントとしては、たとえば、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、scFv(一本鎖Fv)フラグメント、線状抗体、単一特異的または多重特異的な抗体フラグメント、たとえば、二重特異的、三重特異的、四重特異的および多重特異的抗体(たとえば、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ)、1価または多価抗体フラグメント、たとえば、2価、3価、4価および多価の抗体、ミニボディ、キレート化組換え抗体、トリボディまたはビボディ、イントラボディ、ナノボディ、小モジュール免疫医薬(SMIP)、結合ドメインイムノグロブリン融合タンパク質、ラクダ化抗体、およびVHH含有抗体が挙げられる。抗原結合抗体フラグメントの追加の例は当技術分野で公知である。
「相補性決定領域」または「CDR」という用語は、特異的抗原認識を媒介する役割を主に担う、重鎖および軽鎖の両方のポリペプチドの可変領域内の短いポリペプチド配列を指す。「フレームワーク領域」という用語は、CDR配列でないかつ抗原結合が可能になるようにCDR配列の適正配置を維持する役割を主に担う、重鎖および軽鎖の両方のポリペプチドの可変領域内のアミノ酸配列を指す。フレームワーク領域自体は、典型的には抗原結合に直接関与しないが、当技術分野で公知のように、ある特定の抗体のフレームワーク領域内のある特定の残基は、抗原結合に直接関与しうるか、またはCDR内の1つもしくはそれ以上のアミノ酸と抗原との相互作用能に影響を及ぼしうる。
抗体の例は、抗PCSK-9 mAb(たとえば、アリロクマブ)、抗IL-6 mAb(たとえば、サリルマブ)、および抗IL-4 mAb(たとえば、デュピルマブ)である。
本明細書に記載のいずれのAPIの薬学的に許容可能な塩も、薬物送達デバイスで薬物または薬剤に使用することが企図される。薬学的に許容可能な塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。
当業者であれば、本明細書に記載されるAPI、製剤、装置、方法、システム、および実施形態の種々の構成要素の改変(追加および/または除去)は、そのような改変およびそのあらゆるすべての均等物を包含する本発明の全範囲および趣旨から逸脱することなくなされてもよいことを理解するであろう。
例示的な薬物送達デバイスは、ISO11608-1:2014(E)のセクション5.2の表1に記載されている針ベースの注射システムを含むことができる。ISO11608-1:2014(E)に記載されているように、針ベースの注射システムは、多用量容器システムと単回用量(部分的または完全な排出を伴う)容器システムとに広く区別することができる。容器は、交換可能な容器であってもよく、または一体化された交換不能な容器であってもよい。
ISO11608-1:2014(E)にさらに記載されているように、多用量容器システムは、交換可能な容器を備えた針ベースの注射デバイスを含むことができる。そのようなシステムでは、各容器は、複数用量を保持し、そのサイズは、固定されても、または可変であって(使用者によって予め設定される)もよい。別の多用量容器システムは、一体化された交換不能な容器を備えた針ベースの注射デバイスを含むことができる。そのようなシステムでは、各容器は、複数用量を保持し、そのサイズは、固定されても、または可変であって(使用者によって予め設定される)もよい。
ISO11608-1:2014(E)にさらに記載されているように、単回用量容器システムは、交換可能な容器を備えた針ベースの注射デバイスを含むことができる。そのようなシステムの一例では、各容器は単回用量を保持し、それによって、送達可能な容量すべてが排出される(完全排出)。さらなる例では、各容器は単回用量を保持し、それによって、送達可能な容量の一部が排出される(部分的排出)。ISO11608-1:2014(E)にさらに記載されているように、単回用量容器システムは、一体化された交換不能な容器を備える針ベースの注射デバイスを含むことができる。そのようなシステムの一例では、各容器は単回用量を保持し、それによって、送達可能な容量すべてが排出される(完全排出)。さらなる例では、各容器は単回用量を保持し、それによって、送達可能な容量の一部が排出される(部分的排出)。
本明細書中で使用される用語「軸方向」、「半径方向」または「円周方向」は、デバイス、カートリッジ、ハウジングまたはカートリッジホルダの主な長手方向軸、たとえば、カートリッジ、カートリッジホルダまたは薬物送達デバイスの近位端および遠位端を通って延びる軸に関して使用される。
ここで、添付図面を参照して、本発明の非限定的な例示的実施形態について説明する。
さまざまな専用カートリッジホルダ構成要素(そのうちの1つだけがハウジング構成要素と適合性がある)の詳細な断面図を示す。 既知のカートリッジホルダを示す。 本発明の第1の実施形態のシステムの断面図を示し、カートリッジホルダは、適合しないハウジングに対して係合ブロック位置に配置されている。 スロットによって形成された可撓性領域を示す第2の実施形態のカートリッジホルダを示す。 第2の実施形態のカートリッジホルダの拡大断面図である。 スロットによって形成された可撓性領域を示す第3の実施形態のカートリッジホルダを示す。 第3の実施形態のカートリッジホルダの拡大断面図である。 圧縮ばねを含む第4の実施形態のカートリッジホルダを示す。 第4の実施形態のシステムの部分拡大断面図であり、カートリッジホルダは、適合しないハウジングに対して係合ブロック位置に配置されている。 第4の実施形態のシステムの部分拡大断面図であり、カートリッジホルダは、適合するハウジングに対して完全係合位置に配置されている。
図1を参照すると、参照されている国際公開第2020/016162A1号に記載の原理に基づくカートリッジホルダ専用化システムが示されている。このシステムは、相互に適合した境界面を含むペン型注射器機構ハウジング1とカートリッジホルダ2との組合せを含む。ハウジング1は、薬物送達デバイスの外側ハウジングまたは内側ハウジングであってもよい。カートリッジホルダは、薬剤が充填されたカートリッジ(図1には示されていない)を含むことができる。一組の類似のカートリッジホルダ2a~2gおよび一組の類似のハウジング1(1つのみが図1に示されている)があってもよく、その境界面は、特定のカートリッジホルダ2aのみが特定のハウジング1に嵌入し、適合するように適用されている。他のカートリッジホルダ2b~2gは、図1に「X」で示されているように、ハウジング1と適合していない。
図1に示す例は、すべての変形例に対して共通のバヨネット取り付け幾何学的形状の使用に基づいている、すなわち、ハウジング1は、バヨネット機能、ここではバヨネットスロットまたはトラック3を有し、すべてのカートリッジホルダ2a~2gは、同一の噛み合う対応バヨネット機能、ここではバヨネット突起4またはキーを有する(図2、図4、図6および図8を参照)。バヨネットトラック3は、少なくとも2つの別個の部分、すなわち、バヨネットトラックの第1の急勾配螺旋部材と、バヨネットトラックの第2の、たとえばそれに続く平坦な螺旋部材とを有する。その結果、カートリッジホルダ2a~2gのハウジング1に対する取り付け動作は、第1の段階および第2の段階を含み、第1の段階は、バヨネットトラック3の第1の急勾配螺旋部材におけるバヨネット突起4の回転運動よりも軸方向運動を含み、第2の段階は、バヨネットトラック3の第2のより平坦な螺旋部材におけるバヨネット突起4の軸方向運動よりも回転運動を含む。バヨネットトラック3の第2のより平坦な螺旋部分の勾配は、第2の段階中に、バヨネット突起4が第1の段階の動きと比較して反対の軸方向にわずかに動くようなものであってもよい。いずれの場合も、第1の段階はハウジング1に対するカートリッジホルダ2a~2gの少なくとも軸方向運動成分を含み、第2の段階はハウジングに対するカートリッジホルダの少なくとも回転運動成分を含む。
このシステムでは、カートリッジホルダ構成要素2a~2gの端面に成形された傾斜面機能の幾何学的形状の形態のさまざまな異なるコーディング要素(ホルダコーディング要素5)と、ペン機構のハウジング構成要素1に成形されたさまざまな対応する異なる受け機能(ハウジングコーディング要素6)とを有することによって専用化が達成される。カートリッジホルダ2a~2gおよびハウジング1の傾斜面5、6が適合している場合、構成要素はバヨネットトラック3の端の位置に正しく組み付けられる。しかし、傾斜面5、6が適合していない場合、傾斜面5、6により、図1に示すように、カートリッジホルダのバヨネット突起4の完全な係合をブロックする。
図1で見てとれるように、カートリッジホルダ2a~2gのバヨネット突起4が、ブロックされる前にハウジング1のバヨネットトラック3と部分的に係合することが可能になり、したがって、状況によっては、カートリッジホルダ2a~2gとペン機構ハウジング1とが適合するか否かに関して使用者が混乱することがある。
図3~図10に描かれる本発明は、適合しないカートリッジホルダ/ハウジングの組合せの取り付けが試みられたときにより明白であるように、ブロックされたときに、追加の触覚または視覚によるフィードバックを使用者に提供する。これは、カートリッジホルダ2a~2gと、カートリッジホルダ2a~2gがペン注射器に取り付けられるときに装填されるペン注射器機構ハウジング1との間に、可撓性ばね部材(より詳細に後述する)を配置することによって達成される。
適合しない組合せが試みられると、適合しない傾斜面機能5、6間の係合の結果として、バヨネットトラック3の急な螺旋部材でブロックが発生する。この状況では、カートリッジホルダ2a~2gとペン注射器機構ハウジング1との間に配置された可撓性ばねに負荷がかけられ、カートリッジホルダ2a~2gに力および/またはトルクを加えて、カートリッジホルダが係合から外れるように付勢する。
使用者がカートリッジホルダ2a~2gの把持を解放すると、カートリッジホルダは、可撓性ばね部材によって加えられた力/トルクの下で、バヨネットトラック3を戻り、ブロック位置から離れる。このばね力、およびカートリッジホルダ2a~2gが解放されたときに結果として生じるカートリッジホルダ2a~2gの動きは、カートリッジホルダ2a~2gが正しい取り付け位置に到達しておらず、したがってペン注射器機構ハウジング1と適合しないという標示を使用者に示す。
使用者がペン注射器機構ハウジング1と適合するカートリッジホルダ2aを取り付ける場合、カートリッジホルダとペン注射器機構ハウジングとの間の可撓性ばね要素は、取り付け中に負荷がかけられないように、またはいずれの負荷もペンの正しい取り付けまたは機能を損なわないように構成される。カートリッジホルダ2aは、機構の対応するバヨネットトラック3と完全に係合する。完全に組み立てられた位置では、カートリッジホルダ2aは好ましくは、バヨネットトラック3の領域に配置され、そこでは、カートリッジホルダは、戻り止めによって保持され、カートリッジホルダをペン機構から分解させる力が結果として生じない。
本発明は、種々のタイプの薬物送達デバイスに適用可能である。非限定的な例として、国際公開第2014/033195A1号から知られているタイプの薬物送達デバイスが図3に示されている。このデバイスは、遠位端(図3では左端)および近位端(図3では右端)を有する。薬物送達デバイスは、外側ハウジング部材8と、ばねワッシャ7と、この例では内側ボディであるハウジング1と、ピストンロッド9と、ドライバ10と、ディスプレイ部材または数字スリーブ11と、ボタン12と、カートリッジ13を受けるためのカートリッジホルダ2と、クラッチ14と、押さえ15とを含む。
図3は、ばねワッシャ7を用いて可撓性ばね部材を提供する本発明の第1の実施形態を示す。公知のデバイスでは、このようなばねワッシャ7は、カートリッジ13をカートリッジホルダ2に対して所定の位置に保持するために、圧縮された金属カートリッジ付勢ばねとして提供される。これらのばねワッシャ7は、たとえば軸方向に延びる固定要素によって、直接、または間接的に配置され、ペン注射器機構ハウジング内に固定される。たとえば、図3では、ばねワッシャ7は、内側ハウジング1を介して外側ハウジング8に固定される。図3は、薬物送達デバイスアセンブリを通る断面を示し、カートリッジホルダ2は、適合しないペン注射器機構ハウジング1に対して係合ブロック位置に配置されている。
図3の拡大された下部画像は、上部画像の断面図の領域を示している。この拡大図では、少なくとも1つのリブ16がカートリッジホルダ構成要素2の内壁に形成されていることが見てとれる。このリブ16は、カートリッジホルダ2とペン機構ハウジング1との間のブロック傾斜面機能5、6が係合されたときに、リブ16の近位端面がばねワッシャ7に係合して、わずかに圧縮するように配置されている。これにより、カートリッジホルダ2に小さな軸方向の力を加えて、部材が係合から外れるように付勢する。使用者がカートリッジホルダ2への把持を解放すると、カートリッジホルダ2は、ばねワッシャ7によって加えられた力の下で、バヨネットトラック3を戻り、ブロック位置から離れる。
この配置は、ペン注射器機構の既存のばねワッシャ7が可撓性ばね部材として使用されるという利点を有する。ばねはプレス加工された金属構成要素であるため、使用寿命中にクリープまたは塑性変形の影響を受けにくい。
リブ16は、カートリッジホルダ2が適合するペン注射器機構ハウジングに完全に取り付けられたとき、ばねワッシャ7を圧縮しないように、カートリッジホルダ2のボア内またはその上に配置される。これは、カートリッジホルダ2が(適合するペンに)完全に取り付けられたとき、カートリッジホルダ2が(適合しないペンに)ブロックされた位置にあるときと比較して、ペン機構に対するカートリッジホルダ2の回転位置が異なるため達成される。完全に取り付けられた位置では、カートリッジホルダ2のリブ16は、ペンのばねワッシャ7のピークと一致せず、したがって、ばねワッシャ7は、カートリッジ13のリムに係合して、これを使用中に正しく付勢された状態で保つ。
図4および図5は、カートリッジホルダ成形の可撓性領域17を使用して、トルクを蓄積し、使用者が把持を解放したときに、カートリッジホルダ2がバヨネットトラック3を戻り、ブロック位置から離れるようにトルクを解放する本発明の第2の実施形態を示す。これらの可撓性領域17は、カートリッジホルダ2の近位端に形成されるスロット18によって形成される。図4および図5では、スロット18は主に軸方向に延びる。
図5で見てとれるように、カートリッジホルダ2をブロック位置を越えてねじ締めしようとするために使用者によってトルクが加えられると、これは、カートリッジホルダ2の傾斜面5と内側ハウジング1の対応する機能6との間の力/トルクとして反応する。カートリッジホルダ2の端部に形成されたスロット18のおかげで、この構成要素は、いくらか弾性的に可撓性であり、使用者が加えたトルクの下でばねとして作用する。使用者がカートリッジホルダ2をブロック位置で解放すると、その弾性たわみによってカートリッジホルダ2内に蓄積されたエネルギーがすべて解放され、カートリッジホルダ2は、バヨネットトラック3をわずかに戻る。
図6および図7は、カートリッジホルダ成形の異なるように構成された可撓性要素19を使用して、使用者が把持を解放したときに、カートリッジホルダ2がバヨネットトラック3を戻り、ブロック位置から離れるように力を提供する、本発明の第3の実施形態を示す。これらの可撓性領域19は、部材に形成されるスロット20の導入によってカートリッジホルダ5の傾斜面機能5に形成される。
図7で見てとれるように、カートリッジホルダ2をブロック位置を越えてねじ締めしようとするために使用者によってトルクが加えられると、これは、カートリッジホルダ2の端部にてスロット20によって形成される可撓性要素19への力として反応する。可撓性要素19は、弾性的に可撓性であり、使用者が加えたトルクの下でカンチレバー型ばねとして作用する。使用者がカートリッジホルダ2をブロック位置で解放すると、その弾性たわみによってカートリッジホルダ2の可撓性要素19内に蓄積されたエネルギーがすべて解放され、カートリッジホルダ2はバヨネットトラック3をわずかに戻る。
図8~図10は、別個の追加のばね部材21を使用して、使用者が把持を解放したときに、カートリッジホルダ2がバヨネットトラック3を戻り、ブロック位置から離れるように力を提供する、本発明の第4の実施形態を示す。ばね部材21は、カートリッジホルダアセンブリの部材であり、金属ワイヤで形成された圧縮ばねとして構成される。代替として、ばね部材は、金属プレス加工のものまたはプラスチック成形のもの(図示せず)であってもよい。図8は、ワイヤで形成された圧縮ばね21がアセンブリの近位端に配置される本発明の第4の実施形態のカートリッジホルダアセンブリを示す。図9および図10は、いずれも同一の薬物送達デバイスを示すが、異なるカートリッジホルダを有する。加えて、図9は、図10と比較して、デバイスの長手方向軸を中心に90°回転された薬物送達デバイスを示す。
圧縮ばね21は、カートリッジホルダ2の取り付け中にペン注射器機構のばねワッシャ7と接触するように設計され、配置されている。カートリッジホルダアセンブリ内の圧縮ばね21は、カートリッジホルダ2が適合しないペン注射器機構に対してブロックされた位置に配置されたときに、軽い力を与え、使用者が把持を解放したときに、カートリッジホルダ2がバヨネットトラック3を戻り、ブロック位置から離れるだけで十分である。この例では、カートリッジホルダアセンブリ内の圧縮ばね21が、ペン機構内に配置されたばねワッシャ7の著しいたわみを引き起こすほどの剛性を十分に有していない。
図9は、カートリッジホルダ2が適合しないペン注射器機構に対してブロック位置に配置されている第4の実施形態の断面図を示す。図9に見てとれるように、カートリッジホルダの圧縮ばね部材21は、使用者が加えたトルクの下でペン注射器のばねワッシャ7との接触によってわずかに圧縮される。使用者がカートリッジホルダ2をこの位置で解放すると、弾性たわみによって圧縮ばね21内に蓄積されたエネルギーが解放され、カートリッジホルダ2は、バヨネットトラック3をわずかに戻る。
第4の実施形態のカートリッジホルダ2は、適合するペン注射器機構に取り付けられた場合、圧縮ばね部材21は、そのはるかに低い剛性故に、ばねワッシャ7との接触によってたわむ。これは、ばねワッシャ7が、カートリッジホルダ2とのその基準接触面にカートリッジ13を係合させて前方に付勢するという重要な機能を依然として果たすことができることを意味する。
これは、カートリッジホルダ2が1.5mLカートリッジ13に適した適合する機構ハウジング1に正しく(完全に)取り付けられている図10に示されている。
1 ハウジング(内側ボディ)
2、2a~2g カートリッジホルダ
3 バヨネットトラック
4 バヨネット突起
5 ホルダコーディング要素(傾斜面)
6 ハウジングコーディング要素(傾斜面)
7 ばねワッシャ
8 外側ハウジング
9 ピストンロッド
10 ドライバ
11 数字スリーブ
12 ボタン
13 カートリッジ
14 クラッチ
15 押さえ
16 リブ
17 可撓性領域
18 スロット
19 可撓性領域
20 スロット
21 ばね

Claims (15)

  1. 薬物送達デバイスのためのシステムであって:
    少なくとも2つの異なるハウジングコーディング要素の群から選択された少なくとも1つのハウジングコーディング要素(6)を含むハウジング(1、8)と、
    少なくとも2つの異なるホルダコーディング要素の群から選択された少なくとも1つのホルダコーディング要素(5)を含むカートリッジホルダ(2、2a)と
    を含み、ハウジング(1、8)のハウジングコーディング要素(6)が、カートリッジホルダ(2、2a)のホルダコーディング要素(5)と合致する場合には、カートリッジホルダ(2、2a)は、ハウジング(1、8)に解放可能に取り付け可能であるが、ハウジング(1、8)のハウジングコーディング要素(6)がカートリッジホルダ(2b、2c、2d、2e、2f、2g)のホルダコーディング要素(6)と合致しない場合には、カートリッジホルダ(2b、2c、2d、2e、2f、2g)のハウジング(1、8)への完全な取り付けが防止され、
    ハウジング(1、8)およびカートリッジホルダ(2、2a)は、第1の段階および第2の段階を含む取り付け動作によってカートリッジホルダ(2、2a)をハウジング(1、8)に解放可能に取り付けるための少なくとも1つのバヨネット式の取り付け境界面(3、4)を含み、第1の段階はハウジング(1、8)に対するカートリッジホルダ(2、2a)の少なくとも軸方向運動成分を含み、第2の段階はハウジング(1、8)に対するカートリッジホルダ(2、2a)の少なくとも回転運動成分を含み、
    システムはさらに、少なくともハウジングコーディング要素(6)がホルダコーディング要素(5)と合致しない場合、取り付け動作の第1の段階および/または第2の段階の間に引っ張られるように配置および設計された少なくとも1つの可撓性ばね部材(7、17、19、21)を含み、該可撓性ばね部材(7、17、19、21)は、弛緩時に取り付け動作と反対の方向にカートリッジホルダ(2、2a)をハウジング(1、8)に対して移動させるように配置および設計されている、前記システム。
  2. 少なくとも1つの可撓性ばね部材は、カートリッジがカートリッジホルダ(2、2a)内に保持され、該カートリッジホルダ(2、2a)がハウジング(1、8)に完全に取り付けられ、カートリッジ(13)をカートリッジホルダ(2、2a)に対する軸方向運動に対して固定する場合にカートリッジ(13)に力を及ぼすようにハウジング(1、8)に配置されたばねワッシャ(7)である、請求項1に記載のシステム。
  3. ばねワッシャ(7)は、該ばねワッシャ(7)をハウジング(1、8)内に固定するために軸方向に延びる固定要素を含む、請求項2に記載のシステム。
  4. 少なくとも1つのリブ(16)はカートリッジホルダ(2、2a)の内壁に形成され、少なくとも1つのリブ(16)は、ハウジングコーディング要素(6)がホルダコーディング要素(5)と合致しない場合、少なくとも取り付け動作の第1の段階終了時に、少なくとも1つのリブ(16)の端面がばねワッシャ(7)に係合し圧縮するように配置される、請求項2または3に記載のシステム。
  5. 少なくとも1つのリブ(16)は、ハウジング(1、8)のハウジングコーディング要素(6)がカートリッジホルダ(2、2a)のホルダコーディング要素(5)と合致する場合にばねワッシャ(7)を圧縮しないように、カートリッジホルダ(2、2a)内に配置される、請求項4に記載のシステム。
  6. 少なくとも1つの可撓性ばね部材は、カートリッジホルダ(2、2a)の少なくとも1つの可撓性領域(17、19)を含み、少なくとも1つの可撓性領域は、少なくとも取り付け動作の第1の段階の終了時に、ハウジングコーディング要素(6)がホルダコーディング要素(5)と合致しない場合に、ハウジングコーディング要素(6)とホルダコーディング要素(5)との係合によって弾性的に変形可能である、請求項1に記載のシステム。
  7. カートリッジホルダ(2、2a)の少なくとも1つの可撓性領域(17)は、カートリッジホルダ(2、2a)の軸方向に延びるスロット(18)を含む、請求項6に記載のシステム。
  8. カートリッジホルダ(2、2a)の少なくとも1つの可撓性領域(19)は、カートリッジホルダ(2、2a)の円周方向に延びるスロット(20)を含む、請求項6に記載のシステム。
  9. 少なくとも1つの可撓性ばね部材は、カートリッジホルダ(2、2a)に取り付けられるかまたは当接する遠位端を有する少なくとも1つの圧縮ばね(21)を含み、圧縮ばね(21)は、少なくとも取り付け動作の第1の段階の終了時、その反対側の近位端とハウジング(1、8)またはハウジング(1、8)に保持された構成要素(7)との係合によって弾性的に変形可能である、請求項1に記載のシステム。
  10. 少なくとも1つの圧縮ばね(21)は、金属ワイヤで形成された圧縮ばね、金属プレス加工のものまたはプラスチック成形のもののいずれかとして構成される、請求項9に記載のシステム。
  11. 圧縮ばね(21)は、少なくとも取り付け動作の第1の段階の終了時、その反対側の近位端とハウジング(1、8)に保持された構成要素であるばねワッシャ(7)との係合によって弾性的に変形可能である、請求項9または10に記載のシステム。
  12. ばねワッシャ(7)の剛性は、少なくとも1つの圧縮ばね(21)の剛性よりも高い、請求項11に記載のシステム。
  13. ハウジングコーディング要素(5)およびホルダコーディング要素(6)は傾斜境界面を形成し、取り付け動作の第2の段階は、傾斜境界面(5、6)によって画成または制御される、請求項1~12のいずれか一項に記載のシステム。
  14. バヨネット式の取り付け境界面(3、4)は、カートリッジホルダ(2、2a)がハウジング(1、8)に取り付けられたときに、カートリッジホルダ(2、2a)が取り付け動作の第2の段階中に、第1の段階の軸方向と反対の第2の段階の軸方向に軸方向距離だけハウジング(1、8)に対して移動するように構成され、ハウジング(1、8)のハウジングコーディング要素(6)とカートリッジホルダ(2、2a)のホルダコーディング要素(5)との合致は、傾斜境界面(5、6)の勾配が第2の段階の軸方向距離によって画成される勾配に等しいことによって画成される、請求項13に記載のシステム。
  15. 請求項1~14のいずれか一項に記載のシステムを含む薬物送達デバイスであって、薬剤を収容するカートリッジ(13)を含む、前記薬物送達デバイス。
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