JP2023527513A - 手持ち式動力工具受入装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023527513000001
本発明は手持ち式動力工具の受入装置に関する。この装置は、手持ち式動力工具と支持構造又は運搬構造との間のインターフェースとして使用することができ、第1及び第2の取付手段とカウンター構造と備える。提案された受入装置(インターフェース)を用いると、手持ち式動力工具の吊り下げを、手持ち式動力工具の重心に最適に調整することが可能である。さらに、この受入装置(インターフェース)は、第1の取付手段とカウンター構造との間の調整可能な距離によって、又はカウンター構造の調整可能な直径によって、様々な手持ち式動力工具又は手持ち式動力工具の種類に適合させることができる。本発明は、手持ち式動力工具を支持構造に取付するための、提案された受入装置(インターフェース)の使用、及び対応する方法にも関する。

Description

本発明は手持ち式動力工具受入装置に関する。この装置は、手持ち式動力工具と支持構造又は運搬構造との間のインターフェースとして機能することができ、第1及び第2の取付(取り付け)手段とカウンター構造とを備える。提案された受入装置、すなわちインターフェース(以下受入装置をインターフェースとも記す)を用いると、手持ち式動力工具の吊り下げを手持ち式動力工具の重心に最適に適合させることが可能である。さらに、このインターフェースは、第1の取付手段とカウンター構造との間の調整可能な距離、又はカウンター構造の調整可能な直径によって、異なる手持ち式動力工具又は手持ち式動力工具の種類に適合させることができる。さらなる態様において、本発明は、手持ち式動力工具を支持構造に取付するための提案されたインターフェースの使用に、及び対応する方法に関する。
ハンマードリル、チゼルハンマー、又はコンビネーションハンマーなどの重動力工具、及びコアボーリング装置は、しばしば連続的又は長期的な用途で使用される。その際、発生する力、特に重量力を補うために、ユーザは高い身体的応力にさらされ、これは急激な疲労、さらには身体的損傷の原因になり得る。このため、多くのユーザは、手持ち式動力工具を吊るす又は保持することができる支持構造を使用することによって、身体的応力を軽減しようと努める。これらの身体支持型及び/又は外部支持構造は、発生する力を少なくとも部分的に吸収し得、したがって、ユーザが手持ち式動力工具を用いてより長く作業することを可能にし得る。既知の支持構造の可能な構成を図1に示す。
しかしながら、ほとんどの動力工具は、装置を支持構造に取付るために使用できるインターフェースを有していない。したがって、従来技術では、動力工具を支持構造に接続するために、紐又はロープが主に使用されている。この処置は、紐又はロープがいくつかの手持ち式動力工具においてスイッチを不注意に作動させる可能性がある、又は紐又はロープが手持ち式動力工具の移動する挿入工具に引っ掛かる可能性があるという欠点と関連している。明らかに、これは、手持ち式動力工具での作業に支障をきたす、又はユーザを危険にさらす可能性がある。
従来のロープ又は紐による吊り下げの別の欠点は、手持ち式動力工具をロープ又は紐を使用して重心位置で正確に吊り下げることができないことである。これは不都合なことに手持ち式動力工具の取り扱いを難しくする可能性があり、仕事の質が損なわれる可能性がある。
例えば、特許文献1に、ブラシカッターなどの作業装置のための受入クリップが開示されている。受入クリップは、スロットを広げることができるように、スロットに対して横方向に走る、屈曲可能な弾性を有するように構成されている。特許文献1では、受入クリップの弾性特性は、このように、クリップを作業装置に接続するために使用される。
手持ち式動力工具のための従来技術から知られる吊り下げ解決策の欠点は、材料、ロープ又は受入クリップの弾性特性が、手持ち式動力工具と支持構造との間の接続を作り出すためにしばしば使用されることである。しかしながら、材料の弾性に基づくそのような接続は、ハンマリング及び/又は回転する手持ち式動力工具に関連して使用する場合にはほとんど適さない。それというのも、それらは、手持ち式動力工具で作業するときに発生し得る振動を吸収し、例えば共振し得るからである。また、振動の吸収は、手持ち式動力工具と支持構造との間の接続を弱めることにつながり、最悪の場合、接続の破壊につながる可能性がある。既知の従来技術を考慮すると、使いやすく、手持ち式動力工具で作業する際に発生する振動の影響をあまり受けない、支持構造に手持ち式動力工具を取付するための解決策を有することが望ましいであろう。さらに、提供される技術的解決策は、手持ち式動力工具を用いた作業をさらに容易にするために、支持構造に対する手持ち式動力工具の最適なバランス調整を可能にするはずである。さらに、提供される技術的解決策が多数の異なる手持ち式動力工具又は手持ち式動力工具の種類に対して可能な限り普遍的に使用され得る場合、望ましいであろう。
独国特許出願公開第10 2016 013 145号明細書
本発明の目的は、上記の技術的要求に対する解決策を特定すること、及び従来技術の欠点及び不利益を克服する、手持ち式動力工具を支持構造に接続するための取付解決策を提供することである。
この目的は、独立請求項の要旨によって達成される。独立請求項の主題の有利な実施形態は、従属請求項において見出され得る。
この目的は、手持ち式動力工具を受け入れるための受入装置によって達成され、手持ち式動力工具は、第1のハンドル及び第2のハンドルを有し、第1のハンドルは、締付けストラップによって手持ち式動力工具に取付ることが可能である。この受入装置は、本発明においてはインターフェースと呼ばれることもあり、以下の構成要素を備えることを特徴とする:
-締付けストラップと係合し、手持ち式動力工具と装置との間に第1の接触領域を形成するように構成された第1の取付手段、
-装置が支持構造に取付可能にするための第2の取付手段であって、移動可能であるように構成されている第2の取付手段、
-手持ち式動力工具と装置との間に第2の接触領域を形成するように構成されたカウンター構造。
本発明は、ハンマードリル、コンビネーションハンマー又はチゼルハンマーなどであり、例えばコアボーリング装置である、様々な手持ち式動力工具を取り扱うために都合のよい、特に普遍的に使用可能な受入装置である。本発明に関連して支持構造に接続されるべき装置は、好ましくは、それぞれが第1のハンドル及び第2のハンドルを有する手持ち式動力工具である。本発明に関連して、動力工具の第1のハンドルが、好ましくは、動力工具のフロントハンドル又はサイドハンドルとも呼ばれ得ることが好ましい。手持ち式動力工具を使って作業するユーザが右利きである場合、手持ち式動力工具の第1のハンドルは、通常、ユーザの左手に把持される。第1のハンドルは、締付けストラップによって手持ち式動力工具に取付することができ、それは好ましくは手持ち式動力工具の前部領域に配置される。第2のハンドルは、例えば、C字形又はD字形であってよく、通常、右利きの人の右手に保持される。好ましくは、第2のハンドルは、手持ち式動力工具の後部領域に位置する。手持ち式動力工具は、当業者に知られている方法で手持ち式動力工具の内部構成要素を囲み、手持ち式動力工具の外形を形成するハウジングをさらに有することができる。特に、手持ち式動力工具の外形は、その装置首部によって形成することができる。本発明に関連して、これは、手持ち式動力工具が第1のハンドルの領域において異なるサイズの直径を有することができることを意味する。提案された発明の特定の利点は、提案されたインターフェースが、異なる直径又はハウジング形状を有する手持ち式動力工具と共に使用するのに適していることである。特に、この利点は、カウンター構造の提供によってもたらされ、このカウンター構造は、手持ち式動力工具の後部領域のための受入装置として、又は保持リングとして構成することができ、この保持リングは、交換することができ、又はサイズを調整可能であるように構成されている。保持リングは、好ましくは、インターフェースの前部領域に、特に、第1の取付手段に空間的に近接して位置する。交換可能な保持リングがカウンター構造として使用される場合、異なる保持リングを使用することができ、その直径はそれぞれ手持ち式動力工具の首部の直径に対応する。サイズ調整可能な保持リングがカウンター構造として使用される場合、保持リングのサイズ又は直径は、装置の首部の直径に適合させることができる。特に、この目的のために、調整手段を設けることができる。
特に、カウンター構造は、手持ち式動力工具と装置との間に第2の接触領域を形成するように構成される。本発明に関連して、「接触領域」という用語は、好ましくは、手持ち式動力工具と提案されたインターフェースとが、これらの領域において互いに接触している、すなわち相互に触れ合っていることを意味し、接触領域は、特にインターフェースの下側に配置される。インターフェースのこの下側は、特に、手持ち式動力工具の上側に面することができる。手持ち式動力工具と装置を備えるシステムが少なくとも2つの接触領域を有することが特に好都合であることが判明している。好ましくは、手持ち式動力工具とインターフェースとの間の第1の接触領域は、第1の取付手段によって形成され、手持ち式動力工具とインターフェースとの間の第2の接触領域は、カウンター構造によって形成される。第1の接触領域がインターフェースの前部領域に存在することが本発明に関連して好ましく、一方、カウンター構造が保持リングとして構成されている場合には、第2の接触領域もインターフェースの前部領域に存在し得る。カウンター構造が受入領域として構成される場合、第2の接触領域がインターフェースの後部領域に存在することが本発明に関連して好ましい。カウンター構造として受入領域を使用することにより、有利には、第1の接触領域と第2の接触領域との間に大きな距離を確保することが可能となる。これにより、好ましくは、インターフェース内における手持ち式動力工具の特に安定した取付及び保持が可能となる。保持リングを使用する利点は、特に、このように作られたカウンター構造の高い柔軟性にある。
提案されるインターフェースは、手持ち式動力工具を受け入れるように構成される。この点で、これは受入装置と呼ばれることもできる。また、提案された装置は、手持ち式動力工具を支持構造に接続するために使用することもできる。この状況において、それはインターフェース又はアダプタとして機能する。提案されたインターフェースを用いると、手持ち式動力工具の吊り下げを手持ち式動力工具の重心に最適に適合させることが可能である。言い換えれば、手持ち式動力工具は、本発明により特に良好にバランスを取ることができる。このことは、有利には、インターフェースが、装置の長手方向軸に対して移動可能又は変位可能に構成されている第2の取付手段を備えることにおいて可能となる。言い換えれば、第2の取付手段は、インターフェースの中心を走る軸に沿って移動させることができる。この目的のために、インターフェースは、第2の取付手段用の様々な受入凹部を有するグリッドを備える。第2の取付手段は、グリッド上を移動させることができ、手持ち式動力工具の重心に応じて、凹部の1つにスナップ嵌めして取付することができる。結果として、第2の取付手段は、手持ち式動力工具を支持構造に接続することを可能にするだけでなく、手持ち式動力工具の取付又は吊り下げを支持構造に対して適合させることも可能にする。第2の取付手段は、特に簡単な構造を有するので、メンテナンスをほとんど必要としない。さらに、重心に応じて手持ち式動力工具の吊り下げを調整するための第2の取付手段の取り扱いは、特に直感的であり、習得が容易である。この点で、第2の取付手段の提供及び構成は、手持ち式動力工具を支持構造又は運搬構造に取付する場合に、手持ち式動力工具のバランスを取るための特に使いやすい選択肢を提供する。
本発明の別の利点は、提案されたインターフェースが、インターフェース、手持ち式動力工具、及び支持構造の間の機械的な接続を可能にすることである。特に、これは、インターフェース、手持ち式動力工具及び支持構造を含む作業システムの構成要素を互いに接続するために、材料等の弾性特性が利用されるという欠点を克服するものである。むしろ、本発明に関連して、ブレーシング、押し込み、詰込み、又はクランプなどの機械的方法が、インターフェース、手持ち式動力工具、及び支持構造を、特に安全に、安定的に、及び振動に強い方法で互いに接続するために利用されるシステム構成要素の接続が提案される。
さらに、インターフェースは、第1の取付手段とカウンター構造との間の調整可能な距離によって、又はカウンター構造の調整可能な直径によって、異なる手持ち式動力工具又は手持ち式動力工具の種類に適合させることができる。したがって、提案されたインターフェースは、特に普遍的に利用可能であり、広範囲の異なる装置及び製品クラスに使用することができる。これは、ユーザにとってコスト削減につながる。それというのも、ユーザは、支持構造上の様々な手持ち式動力工具の吊り下げのためのアダプタとして1つのインターフェースを必要とするだけだからである。第1の取付手段と受入領域として構成されたカウンター構造との間の距離は、特に調整手段によって調整することができ、調整手段は、好ましくはインターフェースの前部領域に配置される。本発明に関連して、前記調整手段は、好ましくは、第1の調整手段と呼ばれ、参照符号13aを付すことができる。それは、好ましくは、ローレットネジとして構成することができる。調整手段を作動させることによって、第1の取付手段と受入領域との間の距離を変更することができる、したがって、その距離は、より大きな手持ち式動力工具及びより小さな手持ち式動力工具に対して最適に調整することができる。第1の取付手段と受入領域との間の距離を最適に調整することによって、インターフェースを有する手持ち式動力工具を、衝撃又は振動に対して安全且つ堅牢に固定することができる。調整手段がローレットネジとして構成されている場合、ローレットネジを回転させることによって、第1の取付手段と受入領域との間の距離を調整することができる。好ましくは、距離は連続的に調整できるので、取付される又は固定されるそれぞれの手持ち式動力工具に対する距離の特に正確な適合を達成することができる。
好ましい態様において、本発明は手持ち式動力工具受入装置に関し、手持ち式動力工具は第1のハンドル及び第2のハンドルを有し、第1のハンドルは締付けストラップで手持ち式動力工具に取付することができ、この装置は以下の構成要素を備える:
-締付けストラップと係合し、手持ち式動力工具との第1の接触領域を形成するように構成された第1の取付手段、
-装置を支持構造に取付可能にする第2の取付手段であって、変位可能であるように構成されている第2の取付手段、
-手持ち式動力工具の一部を受け入れるためのカウンター構造としての受入領域、及び
-第1の取付手段と受入領域との間の距離を調整する調整手段。
カウンター構造が保持リングとして構成されている場合、インターフェースは、本発明に於いて第2の調整手段と呼ばれることが好ましく、参照符号13bを付された調整手段を備えることができる。保持リングは、スロットを有するか、又はスロットを有するように形成されることができる。スロットのサイズ、したがって保持リングの直径は、第2の調整手段によって調整することができ、特に、受入装置によって受け入れられる手持ち式動力工具の直径に適合させることができる。特に、保持リングとして構成されたカウンター構造の直径は、第2の調整手段によって、手持ち式動力工具の首部の直径に適合させることができる。サイズ調整可能な保持リングの代替として、複数の保持リングを有するキットを提供することができ、保持リングはそれぞれ異なる直径を有する。受入装置によって受け入れられる手持ち式動力工具ごとに、そのような保持リングをカウンター構造として使用することができ、その直径は、所望の手持ち式動力工具の装置首部の直径に対応する。この場合、提案されたインターフェースは、調整手段を必要としない。
この好ましい態様において、本発明は手持ち式動力工具受入装置に関し、この装置は以下の構成要素を備える:
-締付けストラップと係合し、手持ち式動力工具との第1の接触領域を形成するように構成された第1の取付手段、
-装置を支持構造に取付可能にする第2の取付手段であって、変位可能であるように構成されている、第2の取付手段、
-カウンター構造としての保持リングであって、手持ち式動力工具と装置との間に第2の接触領域を形成するように構成された保持リング、及び
-任意選択的に、保持リングがサイズ調整可能に構成されている場合、保持リングの直径を調整する調整手段。
そうでない場合、複数の保持リングを備えたキットを提供することができ、キットの個々の保持リングは異なる直径を有する。
第1の取付手段は、手持ち式動力工具の締付けストラップと係合し、したがってインターフェースを手持ち式動力工具の前部領域に接続するように構成されている。特に、第1の取付手段は、手持ち式動力工具との第1の接触領域を形成する。締付けストラップは、本発明においては手持ち式動力工具の第1のハンドルと呼ばれる側方ハンドルを手持ち式動力工具に取付るために使用される。特に、手持ち式動力工具の第1のハンドルは、手持ち式動力工具の前部領域に位置する。例えば、第1の取付手段は、締付けストラップと手持ち式動力工具との間に案内され又は押されることができるように、フックとして構成することができる、又はフック状に成形される得る。第1の取付手段と受入領域との間の可変距離と組み合わせて、又はカウンター構造としてのサイズ調整可能又は交換可能な保持リングと組み合わせて、手持ち式動力工具とインターフェースとの間に安定した接続を提供することができる。この接続は衝撃又は振動に対して特に安定しており、したがって建設現場での使用に特に適していることが試験で示されている。
本発明の好ましい態様において、インターフェースの受入領域は、インターフェースと手持ち式動力工具の後部領域又はそのハウジングとの間に接続が生じるように、手持ち式動力工具の少なくとも一部を受け入れるように構成される。本発明において、受入領域は好ましくはハンドル受け部とも呼ばれるが、その理由は、受入領域は、第2のハンドル、又は手持ち式動力工具の第2のハンドルの領域に配置された手持ち式動力工具のハウジングの一部を受け入れるのに特に好適であり得るからである。第2のハンドルは、手持ち式動力工具の後部領域に位置し、典型的には、右利きのユーザの右手によって保持される。手持ち式動力工具はハウジングを備えることができ、インターフェースの受入領域は、好ましくは、手持ち式動力工具のハウジングの一部が挿入され得る空洞を備えている。この導入又は押し込みは、例えば、調整手段によって、又は受入領域と第1の取付手段との間の距離を短くすることによって達成することができる。言い換えれば、調整手段を作動させることによって、手持ち式動力工具を受入領域内に押し込むことができる。結果として、受入領域と第1の取付手段との間の距離が短くされ、手持ち式動力工具がインターフェース内で固定又は押し込まれる。この固定により、インターフェースと手持ち式動力工具との間の特に安定した機械的接続がもたらされる。
提案する装置は、手持ち式動力工具を支持構造に接続するために使用することができる。このような身体支持型又は外部支持構造は、一般に、手持ち式動力工具で作業するときに発生する力又は振動を吸収し、ユーザの作業を支援又は促進するものである。従来技術で知られている様々な従来型支持構造を図1に示す。例えば、それらは胴ベルト又はハーネスによってユーザに装着されてもよく、及び/又は、絞首台型の構造であってもよい。ユーザの肩の上を通過する弓状の構造が従来技術で知られ、自立型及びスタンドアロン型の構造もある。支持構造の特定の構成を規定することは、本発明の目的ではない。むしろ、本発明は、手持ち式動力工具と支持構造との間のアダプタとしてのインターフェースに関する。しかしながら、本発明に関連して、手持ち式動力工具、インターフェース、及び支持構造を含むシステムも開示され、インターフェースは、手持ち式動力工具を支持構造に接続するように構成されている。
第1の取付手段がフックとして構成され、フックは手持ち式動力工具の締付けストラップの下に押し込まれるように構成されることが、本発明においては好ましい。それによって第1のハンドルが手持ち式動力工具に取付される既存の締付けストラップの利用は、相乗効果をもたらし、驚くべきことに、第1の取付手段と手持ち式動力工具との間の特に安定した機械的接続ももたらす。締付けストラップは、手持ち式動力工具の前部の周囲にピンと張られることが好ましい。第1の取付手段は、手持ち式動力工具とインターフェースとの間に第1の接触領域を形成する。それにもかかわらず、取付効果を得るために、労せず第1の取付手段を締付けストラップの下に押すことができることが、試験により示されている。第1の取付手段として使用することができるフックは、インターフェースの前部に取付される。それは好ましくは調整手段に空間的に近接して存在し、インターフェースの下側に位置し、下側は、インターフェースが手持ち式動力工具に接続されたときに、好ましくは手持ち式動力工具に面する。好ましくは、フックは、締付けストラップの下に押し込まれるように構成された平坦な下側を有する。フックのこの平坦な下側は、好ましくは、手持ち式動力工具の上側の好ましくは平坦な領域と実質的に平行に形成され、その結果、フック、締付けストラップ及び手持ち式動力工具は、互いに容易に係合して、構成要素間に安定した接続を形成することができる。
本発明のさらなる態様において、第2の取付手段は、保持用アイレットとして構成されることが好ましく、保持用アイレットは、インターフェースを通る仮想中心軸に沿って、グリッドによって軸方向に変位可能である。言い換えれば、第2の取付手段は、インターフェースに対して移動可能、特に変位可能であるように構成されている。それは好ましくは、インターフェースのグリッドを介して変位させることができる。第2の取付手段の変位可能性により、手持ち式動力工具に対するその位置は、手持ち式動力工具の重心に適合させることができる。例えば、第2の取付手段は、手持ち式動力工具の重心の真上でグリッドにスナップ嵌めすることができる。重心に適合させた第2の取付手段の位置を選択することにより、最適に手持ち式動力工具のバランスを取ることができ、その結果、手持ち式動力工具を使用した作業がユーザにとってかなり容易になり得る。本発明に関連して、第2の取付手段の位置を手持ち式動力工具の重心に適合させることができるように、第2の取付手段がインターフェースの中心軸に沿って移動可能であるように構成されていることが、特に好ましい。
第2の取付手段は、特に、手持ち式動力工具又はインターフェースを支持構造に取付るために設けられる。例えば、支持構造に接続できるロープ又は別の取付構成要素を保持用アイレットに通すことが可能である。当然のことながら、第2の取付手段は、インターフェースを支持構造に接続するのに適している限り、保持用アイレット以外の構成も可能である。第2の取付手段は、好ましくは、インターフェースの中心に延びる軸に沿って移動される。本発明において、中心軸は好ましくはインターフェースの長手方向軸とも呼ばれる。この中心軸の位置は、図4及び5に示されている。第2の取付手段は、好ましくは、インターフェースの前部領域と後部領域との間に移動可能に配置される。添付の図では、第2の取付手段はそれぞれ、実質的にインターフェースの前部領域と後部領域の中間に位置する。
インターフェースが前部領域と後部領域とを有し、第1の取付手段及び任意選択の調整手段がインターフェースの前部領域に配置されることが、本発明においては好ましい。カウンター構造が受入領域として構成されている場合、インターフェースの後部領域に配置されると好ましく、一方、保持リングとして構成されている場合、カウンター構造はインターフェースの前部領域に存在する。手持ち式動力工具の前部領域は、好ましくは、工具取付部、第1のハンドル及び第1のハンドルを取付る締付けストラップが位置する装置の部分である。手持ち式動力工具は、ハウジングを越えて、例えば手持ち式動力工具の第2のハンドルが配置される最終後部領域まで延びる。手持ち式動力工具の前部とインターフェースの前部、及び手持ち式動力工具の後部とインターフェースの後部は、互いに対応することが好ましい。本発明に関連して、「互いに対応する」という用語は、手持ち式動力工具がインターフェースに接続されたときに、これらの領域が互いに空間的に近接していることを意味することが好ましい。
インターフェースの個々の特徴が手持ち式動力工具の特徴に関連して特定されているとしても、これは当業者にとって曖昧さをもたらすことはない。むしろ、この言及は、提案されたインターフェースが使用され得る手持ち式動力工具の種類、すなわち、好ましくは、第1及び第2のハンドルを有し、第1のハンドルはサイドハンドルとして構成され得、締付けストラップで手持ち式動力工具に取付され得るような手持ち式動力工具を明確にするものである。この点で、この言及は、提案されたインターフェースの特徴を具体化し、本発明の可能な使用について当業者に説明するものである。
本発明のさらなる態様では、調整手段がローレットネジとして構成されていることが好ましい。当業者は、ローレットネジが何であるかを知っている。ローレットネジは、本発明に関連して、第1の取付手段と受入領域との間の距離を調整するために使用される。ローレットネジは代替的に、インターフェースのカウンター構造がサイズ調整可能な保持リングとして構成されている場合に、保持リングの直径を調整するために使用することができる。これにより、有利には、インターフェースを多くの異なる手持ち式動力工具又は手持ち式動力工具の種類に使用することが可能になる。
言い換えると、このインターフェースは好ましくは、以下の構成要素及び機能を備えることを特徴とする。すなわち、
-締付けストラップと係合し、インターフェースを手持ち式動力工具の前部領域に接続するように構成されたフックであって、手持ち式動力工具とインターフェースとの間に第1の接触領域を形成するフック、
-インターフェースを支持構造に取付ることができる保持用アイレットであって、この第2の取付手段は、保持用アイレットの手持ち式動力工具に対する位置を手持ち式動力工具の重心に適合させるために変位可能であるように構成されている、保持用アイレット、
-手持ち式動力工具とインターフェースとの間に第2の接触領域を形成するカウンター構造。
インターフェースは、フックとカウンター構造との間の距離を調整し、したがってインターフェースを様々な手持ち式動力工具に有利に使用できるように、ローレットネジを有することもできる。カウンター構造は、好ましくは、手持ち式動力工具のハウジングの一部を受け入れ、インターフェースを手持ち式動力工具の後部領域に接続するために受入領域として構成することができる。カウンター構造は、代替的に、交換可能又はサイズ変更可能な保持リングとして構成することができる。本発明に関連して、保持リングが、インターフェースの前部領域、好ましくは第1の取付手段に空間的に近接して配置されることが好ましい。本発明のこの改良形態において、調整手段は、保持リングの直径を調整するために、したがって支持構造に接続される手持ち式動力工具の寸法に適合させるために使用することができる。
1つの態様において、本発明は、手持ち式動力工具と支持構造又は装置との間のインターフェースを表す。手持ち式動力工具は、ハンマードリル、チゼルハンマー又はコンビネーションハンマー、或いは手動式コアボーリング装置であり得る。しかしながら、他の様々な種類の手持ち式動力工具も考えられる。手持ち式動力工具を取付るために、例えばフロントフックとして構成することができるインターフェースの第1の取付手段は、手持ち式動力工具のサイドハンドルの締付けストラップの下に押し込まれる。締付けストラップは、好ましくは、ハンドル又はサイドハンドルを手持ち式動力工具に取付るために、又は取付るために使用することができる。調整手段を作動させることにより、フックとハンドル受け部との間の距離を短くすることができ、又は保持リングの直径を調整することができ、その結果、工具を受入装置内に固定することができる。調整手段の作動は、特に、調整手段として使用できるローレットネジを回転させることによって行うことができる。第1の取付手段と受入領域との間の距離の調整可能性、又はカウンター構造の直径の調整可能性は、提案されたインターフェースを、異なるハウジングサイズを有する異なる装置に有利に使用できることを意味する。様々な装置は非常に異なる重心を有し得るので、好ましくは第2の取付手段を形成する保持用アイレットは、グリッドを使用して軸方向に変位させることができる。例えば、ドリル、チゼル又はドリルビットなどの異なる工具を使用する場合、手持ち式動力工具の重心はかなり変化し得るので、本発明のこの機能性は特に使いやすいものである。可動式の第2の取付手段のおかげで、ユーザは、手持ち式動力工具の工具を交換する際に、保持用アイレットの位置を手持ち式動力工具の変化し得る重心に容易に労せず適合させることができ、したがって、多くの時間を失うことなく快適に作業を継続することができる。特に、手持ち式動力工具は、変位可能な第2の取付手段によっていつでも容易にバランスを取ることができ、その結果、手持ち式動力工具の取り扱いは、本発明によってさらに著しく容易になる。
第2の態様において、本発明は、支持構造に手持ち式動力工具を取付るための、提案されたインターフェースの使用に関する。この使用は、インターフェースが、インターフェースを支持構造に取付ることができる第2の取付手段を有することを特徴とする。好ましくは、インターフェースは、特に、インターフェースを支持構造に取付るために保持用アイレットを有することができる。
さらなる態様において、本発明は、手持ち式動力工具を支持構造に取付る方法に関する。方法は、以下のステップを特徴とする。すなわち、
a)支持構造及び手持ち式動力工具を提供するステップ、
b)提案されたインターフェースを提供するステップ、
c)インターフェースの第2の取付手段を用いて、手持ち式動力工具を支持構造に接続するステップ。
インターフェースに関して導入された用語、定義、及び技術的な利点は、好ましくは、その使用及び提案された方法にも同様に適用される。
本発明のさらなる利点は、以下の図面の説明から明らかになる。図面には、本発明の様々な実施例が図示されている。図面、説明及び特許請求の範囲は、多数の特徴を組み合わせて含む。当業者はまた、有用なさらなる組み合わせを形成するために、適宜、特徴を個別に検討し、それらを組み合わせることができるであろう。
図面では、同一及び類似の構成部品を同じ参照符号で示す。
様々な支持構造を示す図である。 インターフェースの好ましい実施例に接続された例示的な手持ち式動力工具を示す側面図である。 インターフェースの好ましい実施例に接続された例示的な手持ち式動力工具を示す斜視正面図である。 インターフェースの好ましい実施例を示す側面図である。 インターフェースの好ましい実施例を示す上面図である。 インターフェースの第2の好ましい実施例を示す側面図である。 インターフェースの第2の好ましい実施例を示す斜視図である。 インターフェースの第2の好ましい実施例を示す側面図である。
図1は、従来技術から知られている様々な支持構造(10)を示す。支持構造(10)は手持ち式動力工具(2)に接続することができるが、支持構造(10)と手持ち式動力工具(2)との間の安定した、安全且つ堅牢な接続を確実にするための技術的に満足できる解決策はこれまでほとんど知られていない。このような技術的解決策が本発明によって提供され、当該解決策は、同様に使いやすく、手持ち式動力工具(2)の位置を支持構造(10)内で手持ち式動力工具(2)の重心に適応させることができ、普遍的に、すなわち特に多数の異なる手持ち式動力工具(2)又は多種の手持ち式動力工具(2)に使用できる。本発明は図2~5に示されている。
図2~5は、カウンター構造(11)が受入領域として構成され、インターフェース(1)の後部領域(17)に存在する、本発明の第1の実施例を示している。特に、図2は、提案されたインターフェース(1)の好ましい実施例に接続された(「接続状態」)例示的な手持ち式動力工具(2)の側面図を示す。手持ち式動力工具(2)は、バッテリ駆動式装置又はAC電源接続を有する電動工具であり得る。図2に示す本発明の実施例において、インターフェース(1)は、手持ち式動力工具(2)の上面に位置する。手持ち式動力工具(2)は、ハウジング(3)と、第1のハンドル(4)と、第2のハンドル(5)とを有し、第1のハンドル(4)は、手持ち式動力工具(2)の前部領域(8)に位置し、締付けストラップ(6)により手持ち式動力工具(2)に取付られる。特に、締付けストラップ(6)は、手持ち式動力工具(2)の前部領域(8)の周りに円周方向に配置することができ、それは通常しっかりと又はきつく固定される。インターフェース(1)の第1の取付手段(7)は、締付けストラップ(6)と手持ち式動力工具(2)の間に押し込むことができる。第1の取付手段(7)は、特にフックとして構成することができ、その結果、第1の取付手段(7)の平坦な下面が、手持ち式動力工具(2)の上面の好ましくは平坦なセクションに載る。これにより、インターフェース(1)の第1の取付手段(7)と手持ち式動力工具(2)との間の接続が確立される。
ローレットネジとして構成することができる調整手段(13a)が、インターフェース(1)の前部領域(16)に同じく位置する。前記調整手段/ローレットネジを用いて、第1の取付手段(7)とインターフェース(1)の受入領域との間の距離を変更することができ、受入領域は本発明の意味合いの中でカウンター構造(11)を表すことができる。受入領域は、好ましくは、インターフェース(1)の後部領域(17)に位置する。インターフェース(1)が手持ち式動力工具(2)に接続される場合、手持ち式動力工具(2)がインターフェース(1)に押し込まれる又はクランプされるように、第1の取付手段(7)と受入領域との間の距離を調整手段(13a)で短くすることができる。インターフェース(1)の受入領域は、例えば、少なくとも部分的に中空であるか、又は空洞を有することができ、受入領域は、動力工具(2)の一部又は手持ち式動力工具(2)のハウジング(3)の一部をこの空洞に受け入れることができる。手持ち式動力工具(2)の一部を受入領域又は受入領域の空洞に受け入れることによって、インターフェース(1)と手持ち式動力工具(2)との間の特に安定した機械的な接続が可能となり得る。
手持ち式動力工具(2)の第2のハンドル(5)は、手持ち式動力工具(2)の後部領域(12)に位置することが好ましい。インターフェース(1)の上面には、インターフェース(1)の第2の取付手段(9)がインターフェース(1)の中心軸(15)に沿って移動可能な、グリッド(14)が存在する。第2の取付手段(9)の移動可能な構成により、その位置を手持ち式動力工具(2)の重心に適合させることができる。この機能は、手持ち式動力工具(2)の重心が変化する場合、例えば、手持ち式動力工具(2)のドリル、チゼル又はドリルビットなどの工具が変更される場合、特に有効である。
図3は、インターフェース(1)の第1の好ましい実施例に接続された例示的な手持ち式動力工具(2)の斜視正面図である。特に、接触領域(18、19)が図3に示されている。図3に示す本発明の実施例では、第1の接触領域(18)は、手持ち式動力工具(2)の締付けストラップ(6)又はインターフェース(1)の第1の取付手段(7)の領域に存在し、第2の接触領域(19)は、受入領域として構成されたベース構造(11)の領域に存在する。接触領域(18、19)において、好ましくは、それぞれ、インターフェース(1)と手持ち式動力工具(2)との間に接触が存在し、すなわち、これらの領域(18、19)において、インターフェース(1)と手持ち式動力工具(2)とが互いに接触している。第1の接触領域(18)は、好ましくはフックとして構成されている第1の取付手段(7)と、締付けストラップ(6)又は手持ち式動力工具(2)とによって形成され、第2の接触領域(19)は、受入領域と手持ち式動力工具(2)のハウジングの後部領域(12)とによって形成されていることが好ましい。
図4は、インターフェース(1)の第1の好ましい実施例の側面図を示し、図4に示す見た目においてインターフェース(1)は、手持ち式動力工具(2)に接続されていない(「非接続状態」)。図中の画像の左半分はインターフェース(1)の前部領域(16)を示し、画像の右半分はインターフェース(1)の後部領域(17)を示す。調整手段(13a)及び第1の取付手段(7)は、インターフェース(1)の前部領域(16)に位置する。本発明の特に好ましい実施例において、これらは、ローレットネジ(13)及びフック(7)によって形成することができる。フック(7)は、手持ち式動力工具(2)の締付けストラップ(6)と係合するように構成されている。フック(7)は、特に、手持ち式動力工具(2)と第1の接触領域(18)を形成する。調整手段(13a)は、第1の取付手段(7)とインターフェース(1)の受入領域との間の距離を調整するために使用することができ、受入領域はインターフェース(1)の後部領域(17)に位置する。本発明の第1の好ましい改良形態において、受入領域は、カウンター構造(11)を形成し、好ましくは、手持ち式動力工具(2)の一部を受け入れるように、又はインターフェース(1)と手持ち式動力工具(2)の後部領域(12)との間の接続を確立するように構成される。受入領域は好ましくは「ハンドル受け部」と呼ぶこともできる。
インターフェース(1)の上部領域には、インターフェース(1)の中心軸(15)に沿って第2の取付手段(9)を軸方向に移動させることが可能なグリッド(14)が存在する。好ましくは、中心軸(15)は、インターフェース(1)のグリッド(14)に対して実質的に平行に走る。特に保持用アイレットとして構成することができる第2の取付手段(9)の可動構成のために、第2の取付手段(9)の位置は、手持ち式動力工具(2)の重心に適合させることが可能である。第2の取付手段(9)は、特に、手持ち式動力工具(2)を支持構造(10)に接続するために提供される。
図5は、インターフェース(1)の第1の好ましい実施例の上面図を示す。図5に示すインターフェース(1)の上面図では、特にインターフェース(1)の中心軸(15)の位置と経路を明確に見ることができる。
図6~8は、本発明の第2の実施例を示し、カウンター構造(11)は保持リングとして構成され、インターフェース(1)の前部領域(16)に存在する。保持リングは、手持ち式動力工具(2)の装置首部の周りに配置することができ、調整手段(13b)を用いて手持ち式動力工具首部のサイズ又は円周に適合させることができる。好ましくはフックとして構成される第1の取付手段(7)は、第1の接触領域(18)を形成し、保持リングとして構成されたカウンター構造(11)に空間的に近接している。
図7は、インターフェース(1)の第2の好ましい実施例の斜視正面図である。インターフェース(1)の前部領域(16)には、カウンター構造(11)が配置されており、このカウンター構造は、手持ち式動力工具(2、図示せず)との第2の接触領域(19)を形成する。この接触は、特に、保持リングを手持ち式動力工具(2)の首部の周りに配置することによって形成される。保持リングは、その上部領域にスロットを有し、このスロット状の開口部の大きさは、調整することができる。これは、好ましくは、調整手段(13b)によって行われ、この調整手段は、特にローレットネジとして構成することができる。調整手段(13b)が、保持リングとして構成されたベース構造(11)の直径を調整するように構成され、その結果、ベース構造(11)又は装置(1)を異なる手持ち式動力工具(2)又はその寸法に特に柔軟に適合させることができることが、本発明においては好ましい。
2つの接触領域(18、19)は、好ましくは、手持ち式動力工具(2)及びインターフェース(1)を含むシステムに安定性を提供するために使用される。特に、2つの接触領域(18、19)の提供は、装置(1)における手持ち式動力工具(2)の低振動での吊り下げを可能にする。ベース構造(11)の保持リングは、手持ち式動力工具(2)の首部を有利に取り囲み、その結果、手持ち式動力工具(2)と装置(1)の間の特に安定した接続をこのようにして達成することができる。
図8は、インターフェース(1)の第2の好ましい改良形態の側面図である。第1の取付手段(7)及びベース構造(11)は、インターフェース(1)の前部領域(16)において明確に見ることができ、好ましくはフックとして構成されている第1の取付手段(7)は、手持ち式動力工具(2)と装置(1)との間に第1の接触領域(18)を形成する一方、好ましくは保持リングとして構成されているベース構造(11)は、手持ち式動力工具(2)と装置(1)との間に第2の接触領域(19)を形成する。
1 受入装置又はインターフェース
2 手持ち式動力工具
3 手持ち式動力工具のハウジング
4 手持ち式動力工具の第1のハンドル
5 手持ち式動力工具の第2のハンドル
6 手持ち式動力工具の締付けストラップ
7 第1の取付手段
8 手持ち式動力工具の前部領域
9 第2の取付手段
10 支持構造
11 受入領域
12 手持ち式動力工具の後部領域
13 調整手段
14 グリッド
15 手持ち式動力工具を通る仮想中心軸
16 インターフェースの前部領域
17 インターフェースの後部領域
18 第1の接触領域
19 第2の接触領域

Claims (11)

  1. 手持ち式動力工具(2)の受入装置(1)であって、第1のハンドル(4)及び第2のハンドル(5)を有し、前記第1のハンドル(4)は締付けストラップ(6)により前記手持ち式動力工具(2)に取付可能であり、
    前記受入装置(1)は、
    -前記締付けストラップ(6)と係合し、前記手持ち式動力工具(2)と前記装置(1)との間に第1の接触領域(18)を形成するように構成された第1の取付手段(7)、
    -前記受入装置(1)を支持構造(10)に取付可能にする第2の取付手段(9)であって、移動可能であるように構成されている第2の取付手段(9)、
    -前記手持ち式動力工具(2)と前記受入装置(1)との間に第2の接触領域(19)を形成するように構成されたカウンター構造(11)
    を備えることを特徴とする、受入装置。
  2. 前記第1の取付手段(7)がフックとして構成されており、前記フックは、前記手持ち式動力工具(2)の前記締付けストラップ(6)の下に押し込まれるように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の受入装置。
  3. 前記第2の留め手段(9)が、保持用アイレットとして構成されており、前記保持用アイレットは、前記装置(1)を通って走る仮想中心軸(15)に沿ってグリッド(14)により軸方向に変位可能である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受入装置。
  4. 前記第2の取付手段(9)が、前記第2の取付手段(9)の位置を前記手持ち式動力工具(2)の重心に適合させることができるように、前記装置(1)の仮想中心軸(15)に沿って移動可能であるように構成されている、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の受入装置。
  5. 前記カウンター構造(11)が、前記手持ち式動力工具(2)の一部を受け入れるために受入領域として構成されている、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の受入装置。
  6. 前記装置が、前記第1の取付手段(7)と、前記受入領域として構成された前記カウンター構造(11)との間の距離を調整するために調整手段(13a)を備える、ことを特徴とする請求項5に記載の受入装置。
  7. 前記カウンター構造(11)が保持リング(11)として構成されている、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の受入装置。
  8. 前記装置が、保持リングとして構成された前記カウンター構造(11)の直径を調整するために調整手段(13b)を備える、ことを特徴とする請求項7に記載の受入装置。
  9. 前記調整手段(13a又は13b)が、ローレットネジとして構成される、ことを特徴とする請求項6又は8に記載の受入装置。
  10. 手持ち式動力工具(2)を支持構造(10)に取付するための、請求項1~9のいずれか1項に記載の受入装置(1)の使用であって、
    前記受入装置(1)が、前記装置(1)を前記支持構造(10)に取付可能にする第2の取付手段(9)を有する、ことを特徴とする使用。
  11. 手持ち式動力工具(2)を支持構造(10)に取付する方法であって、
    a)支持構造(10)及び手持ち式動力工具(2)を提供するステップ、
    b)請求項1~9のいずれか一項に記載の受入装置(1)を提供するステップ、そして
    c)前記装置(1)の第2の取付手段(9)を用いて、前記手持ち式動力工具(2)を前記支持構造(10)に接続するステップ
    からなる、ことを特徴とする方法。
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