JP2023514146A - トランスポートブロックサイズの制約を適用した、ランダムアクセス時の小容量データ送信のための通信装置およびネットワークノード - Google Patents

トランスポートブロックサイズの制約を適用した、ランダムアクセス時の小容量データ送信のための通信装置およびネットワークノード Download PDF

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Abstract

通信装置と、ネットワークノードと、対応する方法とが提供される。通信装置は、動作時に、ランダムアクセス手順の間に送信される論理チャネルのデータのための、論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、少なくとも一方を含むTBサイズの設定を受信する送受信部と、動作時に、受信した前記TBサイズの設定に基づいて、前記論理チャネルのデータの送信のための、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプのうち少なくとも一方の選択を行う回路と、を備え、前記送受信部は、動作時に、前記選択に従って前記論理チャネルのデータの前記送信を行う。【選択図】図12

Description

本開示は、通信システムにおける信号の送受信に関し、特に、そのような送受信のための方法および通信装置に関する。
3rd Generation Partnership Project (3GPP(登録商標))では、100GHzまでの周波数範囲で動作する、第5世代(5G)とも呼ばれる次世代セルラ技術(New Radio(NR)無線アクセス技術(RAT:radio access technology)を含む)の技術仕様を策定している。NRは、LTE(Long Term Evolution)やLTE-A(LTE Advanced)に代表される技術の後継である。
LTE、LTE-A、NRといったシステムでは、さらなる改良やオプションによって、通信システムやシステムに関連する特定の機器の効率的な運用が促進され得る。
非限定的及び例示的な実施例は、ランダムアクセス手順における上りリンク送信間の衝突回避に資する。
一実施例において、ここに開示される技術の特徴は、動作時に、ランダムアクセス手順の間に送信される論理チャネルのデータのための、論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、少なくとも一方を含むTBサイズの設定を受信する送受信部と、動作時に、受信した前記TBサイズの設定に基づいて、前記論理チャネルのデータの送信のための、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプのうち少なくとも一方の選択を行う回路と、を備える通信装置であって、前記送受信部は、動作時に、前記選択に従って前記論理チャネルのデータの前記送信を行う。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示の一実施例における更なる利点および効果は、明細書および図面から明らかにされる。かかる利点および/または効果は、いくつかの実施形態並びに明細書および図面に記載された特徴によってそれぞれ提供されるが、1つまたはそれ以上の同一の特徴を得るために必ずしも全てが提供される必要はない。
以下において、例示的な実施例は添付した図面を参照してより詳細に説明される。
3GPP NRシステムのアーキテクチャの一例を示す図 NG-RANと5GCとの間の機能分割を示す概略図 RRC接続設定/再設定手順のためのシーケンス図 高速大容量(eMBB:enhanced Mobile Broadband)、多数同時接続(mMTC:massive Machine Type Communications)及び超高信頼低遅延(URLLC:Ultra Reliable and Low Latency Communications)の利用シナリオを示す概略図 非ローミングシナリオのための5Gシステムアーキテクチャの一例を示すブロック図 UEをRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態に移行させる手順を示す図 上りリンクデータ送信の4段階ランダムアクセス手順を示す図 上りリンクデータ送信の2段階ランダムアクセス手順を示す図 ネットワークノードと通信装置のブロック図 ネットワーク通信装置回路を示すブロック図 通信ネットワークとネットワークノードの通信方法を示すフローチャート 通信装置の通信方法を示すフローチャート 通信装置の通信方法を示すフローチャート 通信装置の通信方法を示すフローチャート ネットワークノードの通信方法を示すフローチャート 通信装置の通信方法を示すフローチャート
<5G NRシステムアーキテクチャ及びプロトコルスタック>
3GPPは、100GHzまでの周波数範囲で動作する新無線アクセス技術(NR)の開発を含む、第5世代セルラ技術(単純に5Gともいう)の次期リリースに取り組んでいる。2017年末に5G規格の初版が完成し、5G NR規格に準拠したスマートフォンの試行及び商用展開を進めることができた。
特に、全体的なシステムアーキテクチャは、gNB(gNodeB)を備えるNG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)を想定する。gNBは、NG無線アクセスのユーザプレーン(SDAP/PDCP/RLC/MAC/PHY)及び制御プレーン(RRC)プロトコルのUE側の終端を提供する。gNBは、Xnインタフェースによって相互に接続される。また、gNBは次世代(NG:Next Generation)インタフェースによって次世代コア(NGC:Next Generation Core)に、より具体的には、NG-Cインタフェースによってアクセス・モビリティ管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function。例えば、AMFを実行する特定のコアエンティティ)に、また、NG-Uインタフェースによってユーザプレーン機能(UPF:User Plane Function。例えば、UPFを実行する特定のコアエンティティ)に接続される。NG-RANアーキテクチャは、図1に示される(例えば、3GPP TS 38.300 v15.6.0のセクション4参照)。
NRのユーザプレーンプロトコルスタック(例えば、3GPP TS 38.300のセクション4.4.1参照)は、gNBにおいてネットワーク側で終端されるPDCP(Packet Data Convergence Protocol。TS 38.300のセクション6.4参照)サブレイヤ、RLC(Radio Link Control。TS 38.300のセクション6.3参照)サブレイヤ、及びMAC(Medium Access Control。TS 38.300のセクション6.2参照)サブレイヤを含む。さらに、PDCPの上位には、新たなアクセス層(AS:Access Stratum)サブレイヤ(SDAP:Service Data Adaptation Protocol)が導入されている(例えば、3GPP TS 38.300のsub-clause 6.5参照)。また、NRでは制御プレーンのプロトコルスタックも定義されている(例えば、TS 38.300のセクション4.4.2参照)。レイヤ2機能の概要は、TS 38.300のsub-clause 6に記載されている。PDCPサブレイヤ、RLCサブレイヤ、及びMACサブレイヤの機能は、それぞれTS 38.300のセクション6.4、6.3、及び6.2に記載されている。RRCレイヤの機能は、TS 38.300のsub-clause 7に列挙されている。
例えば、MACレイヤでは、論理チャネルの多重化や、様々なヌメロロジーの処理を含むスケジューリングやスケジューリング関連の機能を担う。
物理レイヤ(PHY:physical layer)は、例えば、符号化、PHY HARQ処理、変調、マルチアンテナ処理、及び信号の適切な物理時間-周波数リソースへの配置を担う。また、トランスポートチャネルの物理チャネルへの配置も行う。物理レイヤは、トランスポートチャネルの形式でMACレイヤにサービスを提供する。物理チャネルは、特定のトランスポートチャネルの送信に使用される時間-周波数リソースの組に対応し、各トランスポートチャネルは、対応する物理チャネルに配置される。例えば、物理チャネルは、上りリンクではPRACH(Physical Random Access Channel)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)となり、下りリンクではPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)及びPBCH(Physical Broadcast Channel)となる。
NRのユースケース/展開シナリオには、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、URLLC(Ultra-Reliable Low-Latency Communications)、mMTC(massive Machine Type Communication)などがあり、これらはデータレート、遅延、カバレッジに関して多様な要件を持つ。例えば、eMBBでは、IMT-Advancedで提供されているものの三倍ほどのピークデータレート(下り20Gbps、上り10Gbps)および実効(user-experienced)データレートに対応することが求められる。一方、URLLCでは、より厳しい要件が超低遅延(ユーザプレーンの遅延はUL、DLともに0.5ms)と高信頼性(1ms以内に1-10-5)について課されている。最後に、mMTCには、好ましくは、高い接続密度(都市環境では1平方キロメートルあたり100万台)、悪環境での広いカバレッジ、低コスト機器の超長寿命バッテリー(15年)が求められる。
したがって、一つのユースケースに適したOFDMヌメロロジー(例えば、サブキャリア間隔、OFDMシンボル長、巡回プレフィクス(CP)長、スケジューリング間隔あたりのシンボル数)は、他のユースケースには有効でない場合がある。例えば、低遅延サービスは、好ましくは、mMTCサービスよりも短いシンボル長(したがって、より大きなサブキャリア間隔)および/またはスケジューリング区間(換言すると、TTI)毎のシンボル数が少ないことが求められうる。さらに、チャネルの遅延スプレッドが大きい展開シナリオでは、好ましくは、遅延スプレッドが短いシナリオよりもCP長が長いことが求められうる。同様のCPオーバーヘッドを維持するためには、サブキャリア間隔は適宜最適化される必要がある。NRでは、複数の値のサブキャリア間隔をサポートしてもよい。これに対応して、現時点では15kHz、30kHz、60kHz、…、のサブキャリア間隔が検討されている。シンボル長Tとサブキャリア間隔Δfは、式Δf=1/Tによって直接関係づけられる。LTEシステムと同様、「リソースエレメント」という用語は、1つのOFDM/SC-FDMAシンボルの長さに対する一つのサブキャリアで構成される最小のリソース単位を示すのに使用することができる。
新無線システム5G-NRでは、ヌメロロジーとキャリアごとに、サブキャリアとOFDMシンボルのリソースグリッドが、上りリンクと下りリンクそれぞれに対して定義される。リソースグリッドにおける各エレメントは、リソースエレメントと呼ばれ、周波数領域における周波数インデックスと時間領域におけるシンボル位置とに基づいて識別される(3GPP TS 38.211 v15.6.0参照)。
<NG-RANと5GCとの間の機能分割>
図2は、NG-RANと5GCとの間の機能分割を示す。NG-RAN論理ノードは、gNB又はng-eNB(next generation eNB)である。5GCには、AMF、UPF、およびSMFの論理ノードが含まれる。
gNB及びng-eNBは、具体的に、以下の主要な機能を提供する。
・無線ベアラ制御、無線アドミッション制御、接続モビリティ制御、上りリンクおよび下りリンクの双方におけるUEへの動的なリソース割り当て(スケジューリング)等の、無線リソース管理機能
・データのIPヘッダ圧縮、暗号化、及び完全性保護
・UEから提供された情報からAMFへのルーティングが決定できない場合のUEアタッチ時のAMF選択
・UPFに向けたユーザプレーンデータのルーティング
・AMFに向けた制御プレーン情報のルーティング
・接続の設定と解除
・ページングメッセージのスケジューリングと送信
・(AMF又はOAMから発信される)システム報知情報のスケジューリングと送信
・モビリティとスケジューリングのための測定および測定報告設定
・上りリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキング
・セッション管理
・ネットワークスライシングのサポート
・QoSフロー管理とデータ無線ベアラへの配置
・RRC_INACTIVE状態のUEのサポート
・NASメッセージの配信機能
・無線アクセスネットワークシェアリング
・デュアルコネクティビティ
・NRとE-UTRAとの間の緊密な連携
アクセス・モビリティ管理機能(AMF)は、以下の主要な機能を提供する。
・非アクセス層(NAS:Non-Access Stratum)シグナリングの終端
・NASシグナリングのセキュリティ
・アクセス層(AS:Access Stratum)セキュリティ制御
・3GPPアクセスネットワーク間のモビリティのためのコアネットワーク(CN:Core Network)ノード間シグナリング
・アイドルモードUEの到達可能性(ページング再送の制御及び実行を含む)
・登録エリア管理
・システム内モビリティ及びシステム間モビリティのサポート
・アクセス認証
・ローミング権限のチェックを含むアクセス認可
・モビリティ管理制御(加入及びポリシー)
・ネットワークスライシングのサポート
・セッション管理機能(SMF:Session Management Function)選択
さらに、ユーザプレーン機能(UPF)は、以下の主要な機能を提供する。
・RAT内/RAT間モビリティのアンカーポイント(適用可能時)
・データネットワークとの相互接続のための外部PDUセッションポイント
・パケットルーティングと転送
・パケット検査およびユーザプレーン部分のポリシールールの強制(Policy rule enforcement)
・トラフィック使用量の報告
・データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートする上りリンククラス分類(uplink classifier)
・マルチホームPDUセッションをサポートする分岐点
・パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DL(uplink/downlink)レート強化などのユーザプレーンに対するQoS処理
・上りリンクトラフィック検証(SDFのQoSフローに対する配置)
・下りリンクパケットバッファリング及び下りリンクデータ通知トリガ
最後に、セッション管理機能(SMF)は、以下の主要な機能を提供する。
・セッション管理
・UEに対するIPアドレスの割り当てと管理
・UPFの選択と制御
・トラフィックを適切な宛先にルーティングするための、ユーザプレーン機能(UPF)におけるトラフィックステアリングの設定
・制御部分のポリシーの強制およびQoS
・下りリンクデータの通知
<RRC接続設定及び再設定手順>
図3は、UEがNAS部においてRRC_IDLEからRRC_CONNECTEDに移行する際の、UEと、gNBと、AMF(5GCエンティティ)との間のやり取りの一部を示す(TS 38.300 v15.6.0を参照)。
RRCは、UEおよびgNBの設定に使用される上位レイヤシグナリング(プロトコル)である。この移行は、具体的には、AMFがUEコンテキストデータ(例えば、PDUセッションコンテキスト、セキュリティキー、UE無線性能(UE Radio Capability)、UEセキュリティ性能(UE Security Capabilities)等を含む)を準備し、初期コンテキスト設定要求(INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST)と共にgNBに送信することを含む。そして、gNBは、UEと共にASセキュリティを起動する。この動作は、gNBがUEにセキュリティモードコマンド(SecurityModeCommand)メッセージを送信し、UEがセキュリティモード完了(SecurityModeComplete)メッセージでgNBに応答することによって行われる。その後、gNBは、UEにRRC再設定(RRCReconfiguration)メッセージを送信し、これに対するUEからのRRC再設定完了(RRCReconfigurationComplete)をgNBが受信することによって、シグナリング無線ベアラ2(SRB2:Signaling Radio Bearer 2)およびデータ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)を設定するための再構成を実行する。シグナリングのみの接続の場合、SRB2およびDRBは設定されないので、RRC再構成に関連するステップは省略される。最後に、gNBは、設定手順が完了したことを、初期コンテキスト設定応答(INITIAL CONTEXT SETUP RESPONSE)でAMFに通知する。
そこで、本開示では、gNodeBとの次世代(NG)接続を動作時に確立する制御回路と、gNodeBと端末(UE)との間のシグナリング無線ベアラが設定されるように動作時にNG接続を介して初期コンテキスト設定メッセージをgNodeBに送信する送信部とを備える、第5世代コア(5GC)のエンティティ(例えば、AMF、SMF等)が提供される。具体的には、gNodeBは、シグナリング無線ベアラを介して、リソース割り当て設定情報エレメントを含む無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングをUEに送信する。そして、UEは、リソース割り当て設定に基づいて、上りリンクの送信または下りリンクの受信を行う。
<2020年以降のIMTの利用シナリオ>
図4は、5G NRのユースケースの一部を示す。第3世代パートナーシッププロジェクトNR(3GPP NR)では、IMT-2020によって多種多様なサービスやアプリケーションに対応することが想定されている三つのユースケースが検討されている。高速大容量(eMBB)のための第一段階の仕様の策定は終了している。eMBBのサポートをさらに拡充することに加え、現在および将来的には、超高信頼低遅延(URLLC)および多数同時接続の標準化の研究も進められる。図4は、2020年以降のIMTで想定される利用シナリオの例を示す(例えば、ITU-R M.2083の図2を参照)。
URLLCのユースケースは、スループット、遅延、アベイラビリティ等の性能に対する厳しい要件を有し、工業生産や製造プロセスの無線制御、遠隔医療手術、スマートグリッドの配電自動化、交通安全等、将来の垂直アプリケーションを実現するものの一つとして想定されている。URLLCの超高信頼性は、TR 38.913によって設定された要件を満たす技術を特定することでサポートされる。リリース15におけるNR URLLCの場合、UL(上りリンク)0.5ms、DL(下りリンク)0.5msのユーザプレーン遅延を目標とすることが主要な要件である。一度のパケット送信に対する一般的なURLLCの要件は、ユーザプレーン遅延が1msの場合、32バイトのパケットサイズに対してブロック誤り率(BLER:block error rate)が1E-5であることである。
物理レイヤの観点から、信頼性を向上させるには様々な方法がある。現在、信頼性を向上させるためには、URLLC用の独立したCQIテーブル、よりコンパクトなDCI(downlink control information)フォーマット、PDCCHの繰り返し等を定義することが考えられる。しかし、NRが(NR URLCの主要要件に対して)より安定し、かつより発展するにつれて、超高信頼性を達成するために考えられる方法の範囲は広がり得る。リリース15におけるNR URLLC特有のユースケースには、拡張現実/仮想現実(AR/VR)、e-ヘルス、e-セーフティ、及びミッションクリティカルアプリケーションが含まれる。
また、NR URLLCが目標とする技術強化は、遅延の改善と信頼性の向上である。遅延改善のための技術強化には、設定可能なヌメロロジー、フレキシブルなマッピングによる非スロットベースのスケジューリング、グラントフリーの(設定されたグラントの)上りリンク、データチャネルのスロットレベルの繰り返し、および下りリンクのプリエンプション(pre-emption)が含まれる。プリエンプションとは、すでにリソースが割り当てられている送信を停止し、すでに割り当てられている当該リソースを、後から要求された、より少ない遅延や高い優先度を必要とする別の送信に使用することを意味する。したがって、すでに許可されていた送信は、後の送信によって差し替えられる。プリエンプションは、特定のサービスタイプとは無関係に適用できる。例えば、サービスタイプA(URLLC)の送信は、サービスタイプB(例えばeMBB)の送信によってプリエンプトされてよい。信頼性向上に関する技術強化には、目標BLER 1E-5のための専用CQI/MCSテーブルが含まれる。
mMTC(多数同時接続)のユースケースの特徴は、典型的には遅延の影響を受けにくい比較的少量のデータを送信する接続装置の数が極めて多いことである。デバイスは低コストで、非常に長いバッテリー寿命を持つことが要求される。NRの観点からは、非常に狭い帯域幅部分を利用することが、UEにとっての省電力化と、バッテリーの長寿命化を可能にする一つの策である。
上述のように、NRにおける信頼性向上の範囲はより広くなることが予想される。あらゆるケースに共通する重要な要件の一つであり、特にURLLCとmMTCに必要な要件は、高信頼性または超高信頼性である。信頼性を向上させるには、無線の観点やネットワークの観点から、いくつかのメカニズムが考えられる。一般的に、信頼性の向上に役立ついくつかの重要な領域がある。これらの領域には、コンパクトな制御チャネル情報、データ/制御チャネルの繰り返し、周波数領域、時間領域、空間領域におけるダイバーシティなどがある。これらの領域は、特定の通信シナリオに関わらず、一般的に、信頼性向上に適用可能である。
NR URLLCについては、ファクトリーオートメーション、輸送産業、配電など、より厳しい要件を持つさらなるユースケースが特定されている。より厳しい要件とは、ユースケースに応じた、高い信頼性(最大10-6レベル)、高いアベイラビリティ、最大256バイトのパケットサイズ、数μs程度までの時刻同期(周波数範囲および0.5~1ms程度の短い遅延(例えば、目標とするユーザプレーンでの0.5msの遅延)に応じて1μsまたは数μsとすることができる)である。
さらに、NR URLLCでは、物理レイヤの観点からいくつかの技術強化が確認されている。これらの中には、コンパクトなDCIに関するPDCCH(Physical Downlink Control Channel)の強化、PDCCHの繰り返し、PDCCHのモニタリングの増加がある。また、上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)の強化は、拡張HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)とCSIフィードバックの強化に関係する。また、ミニスロットレベルのホッピングに関連するPUSCHの強化や再送/繰り返しの強化も確認されている。「ミニスロット」とは、スロット(14シンボルで構成されるスロット)よりも少ない数のシンボルを含む送信時間間隔(TTI)を表す。
スロットベースのスケジューリングや割り当てでは、スロットはスケジューリング割り当てのタイミングの粒度(TTI:transmission time interval)に対応する。一般的に、TTIはスケジューリング割り当てのタイミングの粒度を決定する。一つのTTIは信号が物理レイヤに配置される時間間隔である。例えば、TTI長は従来14シンボル(スロットベースのスケジューリング)から2シンボル(非スロットベースのスケジューリング)の範囲でよい。下りリンク(DL:downlink)および上り(UL:uplink)リンク送信は、10サブフレーム(持続時間1ms)からなるフレーム(持続時間10ms)に編成されることが規定される。スロットベースの送信では、サブフレームはさらにスロットに分割され、そのスロット数はヌメロロジーやサブキャリア間隔によって規定される。規定される値は、サブキャリア間隔15kHzの場合の1フレームあたり10スロット(1サブフレームあたり1スロット)から、サブキャリア間隔120kHzの場合の1フレームあたり80スロット(1サブフレームあたり8スロット)に渡る。1スロットあたりのOFDMシンボル数は、通常の巡回プレフィックスの場合は14、拡張した巡回プレフィックスの場合は12である(3GPP TS 38.211 V15.3.0,Physical channels and modulation,2018-09のセクション4.1(general frame structure),4.2(Numerologies),4.3.1(frames and subframes)参照)。しかしながら、送信のための時間リソース割り当ては非スロットベースでもよい。特に、非スロットベース割り当てのTTIは、スロットではなくミニスロットに対応する。つまり、一つ以上のミニスロットが要求されたデータ/制御シグナリングの送信に割り当てられる。非スロットベースの割り当てでは、最小のTTI長は、例えば1または2OFDMシンボルでよい。
<QoSの制御>
5GのQoS(Quality of Service)モデルは、QoSフローに基づいており、保証されたフロービットレートが求められるQoSフロー(GBR QoSフロー)と、保証されたフロービットレートが求められないQoSフロー(非GBR QoSフロー)の両方に対応している。そのため、NASレベルでは、QoSフローはPDUセッションにおける最も微細な粒度のQoSの区分である。QoSフローは、NG-Uインタフェースを介してカプセル化ヘッダにおいて搬送されるQoSフローID(QFI)によってPDUセッション内で識別される。
各UEに対して、5GCは、1つまたは複数のPDUセッションを確立する。各UEに対して、NG-RANは、PDUセッションに合わせて少なくとも一つのデータ無線ベアラ(DRB)を確立し、そのPDUセッションのQoSフローに対する追加のDRBは、例えば、図3を参照して上述したように、後から設定可能である(いつ設定するかはNG-RAN次第である)。NG-RANは、異なるPDUセッションに属するパケットを異なるDRBに配置する。UEと5GCにおけるNASレベルパケットフィルタは、ULパケットとDLのパケットとをQoSフローに関連付けるのに対し、UEとNG-RANのASレベルマッピングルールは、ULのQoSフローとDLのQoSフローとをDRBに関連付ける。
図5は、5G NRの非ローミング参照アーキテクチャを示す(TS 23.501 v16.1.0、セクション4.23参照)。図4に例示される、5Gサービスをホストする外部アプリケーションサーバなどのアプリケーション機能(AF)は、サービスを提供するために3GPPコアネットワークとやり取りを行う。例えば、トラフィックルーティングに影響を与えるアプリケーションをサポートするためにネットワーク公開機能(NEF:Network Exposure Function)にアクセスすること、QoS制御などのポリシー制御のためにポリシーフレームワークとやり取りすること(ポリシー制御機能(PCF)参照)が挙げられる。オペレータによる配備に基づき、オペレータから信頼されているとみなされるアプリケーション機能は、関連するネットワーク機能と直接やり取りすることができる。ネットワーク機能への直接のアクセスをオペレータから許可されていないアプリケーション機能は、NEFを介して外部に対する開放フレームワークを使用して、関連するネットワーク機能とやり取りする。
図5は、5Gアーキテクチャのさらなる機能ユニット、すなわち、ネットワークスライス選択機能(NSSF:Network Slice Selection Function)、ネットワークリポジトリ機能(NRF:Network Repository Function)、統合データ管理(UDM:Unified Data Management)、認証サーバー機能(AUSF:Authentication Server Function)、アクセス・モビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、及びデータネットワーク(DN)(オペレータによるサービス、インターネットアクセス、サードパーティによるサービス等)を示している。すべて又は一部のコアネットワーク機能及びアプリケーションサービスは、クラウドコンピューティング環境上に展開されかつ動作してもよい。
したがって、本開示では、QoS要件に応じたgNodeBとUEとの間の無線ベアラを含むPDUセッションを確立するために、動作時に、URLLC、eMBB、およびmMTCサービスのうちの少なくとも一つに対するQoS要件を含む要求を、5GCの機能(例えば、NEF、AMF、SMF、PCF、UPF等)の少なくとも一つに送信する送信部と、動作時に、確立されたPDUセッションを使用してサービスを実行する制御回路と、を備えるアプリケーションサーバ(例えば、5GアーキテクチャのAF)が提供される。
端末は、LTEやNRでは、UE(User Equipment)と呼ばれる。これは、ユーザ機器の機能を有する無線電話機、スマートフォン、タブレット端末、USB(Universal Serial Bus)スティックといったモバイル機器や通信装置であってよい。ただし、モバイル機器という用語はこれに限定されず、一般に、中継器もこのようなモバイル機器の機能を有していてもよく、モバイル機器が中継器として機能してもよい。
基地局は、ネットワークノードまたはスケジューリングノードであり、例えば、端末にサービスを提供するためのネットワークの一部を形成している。基地局は、端末に無線アクセスを提供するネットワークノードである。
<RRCの状態>
NRを含む無線通信システムにおいて、デバイス(例えば、UE)はトラフィックアクティビティによって異なる状態になり得る。NRにおいて、デバイスはRRC_IDLE、RRC_ACTIVE、およびRRC_INACTIVEの三つのRRC状態のうちの一つになり得る。最初の二つのRRC状態(RRC_IDLEおよびRRC_ACTIVE)は、LTEにおいて対応するものと同様であり、RRC_INACTIVEはNRにおいて新しく導入されたもので元々のLTEの設計においては存在しない。また、CN_IDLEおよびCN_CONNECTEDといったコアネットワーク状態もあり、これはデバイスがコアネットワークとの接続を確立したかどうかによる。
RRC_IDLEでは、RRCコンテキスト、すなわち、デバイスとネットワークとの間の通信に必要なパラメータは、無線アクセスネットワークに存在せず、デバイスは、特定のセルに属さない。コアネットワークの観点からは、そのデバイスはCN_IDLE状態にある。デバイスがバッテリー消費を低減するためにほとんどの時間をスリープするため、データ転送は行われなくてもよい。下りリンクでは、アイドル状態にあるデバイスは、ネットワークからページングメッセージがある場合、それを受信するために周期的にウェイクアップする。モビリティは、セル再選択を通じてデバイスによって処理される。上りリンク同期は維持されず、したがって、行われ得る唯一の上りリンク送信アクティビティは、ランダムアクセスであり、接続状態へ移行する。接続状態への移行の一環として、RRCコンテキストは、デバイスおよびネットワークの両方において確立される。
RRC_CONNECTEDでは、RRCコンテキストが確立され、デバイスと無線アクセスネットワークとの間の通信に必要なすべてのパラメータが両方のエンティティにおいて既知である。コアネットワークの観点からは、デバイスはCN_CONNECTED状態にある。デバイスが属するセルは既知であり、デバイスとネットワークとの間のシグナリングのために使用されるデバイスの識別情報(C-RNTI:Cell Radio-Network Temporary Identifier)が設定されている。接続状態は、デバイスとの間のデータ転送を目的としているが、デバイスの消費電力を低減するために不連続受信(DRX:discontinuous reception)を設定することができる。接続状態においてgNBにはRRCコンテキストが確立されているので、DRXを止めてデータの送受信を開始することは、その関連するシグナリングとの接続設定が必要とされないため、比較的速い。モビリティは、無線アクセスネットワークによって管理される。すなわち、デバイスは、関連する場合にハンドオーバを実行するようデバイスに指令を出すネットワークに、隣接セルの測定値を提供する。上りリンクのタイムアライメントは、存在しても存在しなくてもよいが、データ送信が行われるためにランダムアクセスを使用して確立され、維持される必要がある。
LTEでは、アイドル状態および接続状態のみがサポートされる。実際には、一般的に、アイドル状態はデバイスの電力消費を低減するための一次スリープ状態として使用される。しかしながら、多くのスマートフォンアプリケーションにおいて小さなパケットの頻繁な送信は一般的であるため、結果として、コアネットワークにおいてアイドルからアクティブへの相当量の移行が生じる。これらの移行は、シグナリング負荷および関連する遅延の点で犠牲を伴う。したがって、シグナリング負荷の低減、および一般的に遅延の低減のため、NRでは第三の状態が定義され、それがRRC_INACTIVE状態である。
RRC_INACTIVEでは、RRCコンテキストは、デバイスとgNBの両方で保持される。また、コアネットワーク接続も維持される。つまり、デバイスはコアネットワークの観点からCN_CONNECTEDにある。したがって、データ転送のための接続状態への移行は高速で行われる。コアネットワークのシグナリングは不要である。RRCコンテキストは、ネットワーク内にすでに実行されており、アイドルからアクティブへの移行は、無線アクセスネットワーク内で処理することができる。同時に、デバイスは、アイドル状態と同様の方法でスリープすることができ、モビリティは、セル再選択を通じて、すなわち、ネットワークの関与なしに処理される。したがって、通信装置またはデバイスのモビリティは、ネットワーク制御ではなくデバイス制御であり、通信装置は、ランダムアクセスを介してネットワークに接触することができる。したがって、RRC_INACTIVEは、アイドル状態と接続状態の混合とみなされることができる(詳細については、E. Dahlmanら、5GNR:The Next Generation Wireless Access Technology、第一版、セクション6.5.1から6.5.3参照)。
上述のように、NRは、RRC_INACTIVE状態をサポートする。データ送信の頻度が低い(周期的および/または非周期的な)UEは、一般的に、ネットワークによって RRC_INACTIVE状態に維持される。
NRリリース16まで、RRC_INACTIVE状態は、データ送信をサポートしていない。したがって、どんなULデータ送信でも、UEは、RRC_INACTIVE状態からRRC_CONNRCTED状態に移行しなければならない。UEをRRC_INACTIVEからRRC_CONNRCTEDに移行させるためにUEとgNBとの間で交換される一連のメッセージは、図6に示されるように、以下のメッセージ1~5を含む。
(1)Msg1:PRACH(Physical Random Access Channel)
(2)Msg2:RAR(Random Access Response)
(3)Msg3:RRC再開要求
(4)Msg4:RRC再開
(5)Msg5:ULデータに使用されてよい
つまり、UL送信およびRRC_INACTIVEからRRC_CONNECTEDへの要求される移行は、五つ以上のメッセージを必要とするため、余計な電力消費、遅延の増加、およびシグナリングのオーバーヘッドが起こり得る。
したがって、UEがUEの状態を変更することなくULの小容量データを送信することが可能な、小容量データ送信の許容が考慮され得る。NRの小容量データ送信におけるオブジェクトは、二段階RACH(RACH(random access channel)手順またはランダムアクセス手順)および四段階RACHなどのRACHベースの方式のためのUL小容量データ送信を含む。小容量データ送信に関する作業は、RCC_INACTIVE状態(例えば、MsgAまたはMsg3を使用)から小容量データパケットのユーザプレーンデータ送信を可能にするための一般的な手順を提供すること、ならびにULにおけるユーザプレーンデータ送信をサポートし得る、リリース16のCCCH(common control channel)メッセージサイズよりも大きい柔軟なペイロードサイズを可能にすることを含んでよい(実際のペイロードサイズは、ネットワークの構成次第でよい)。小容量データ送信に関する作業は、RACHベースのアプローチのためのRRC_INACTIVE状態におけるコンテキストフェッチおよびデータ転送(アンカー再配置を伴うまたは伴わない)をさらに含んでよい。
上述の四段階ランダムアクセス手順(または「四段階RACH」)および二段階ランダムアクセス手順(または「二段階RACH」)手順の例を図7および図8に示す。図8から分かるように、二段階ランダムアクセス手順については、データはMsgAのプリアンブルとともに送信され(ステップ(1)に対応するメッセージA)、RARはMsgBのMsg4(RRC再開)で送信される(ステップ(2))。一方、図7に示す四段階RACH手順では、プリアンブルおよびデータ(ステップ(1)および(3))、並びにMsg2/RARおよびMsg4(ステップ(2)および(4))が別々のステップで送信される。さらに、異なるランダムアクセス手順の場合、異なるプリアンブルが送信され得る。例えば、ネットワークノードまたはgNBが二段階RACHに関連するプリアンブルを受信するとき、データがMsgA中のプリアンブルとともに送信されたことは把握している。
本開示によれば、RACH手順における小容量データ送信を可能にするために、ネットワークまたはネットワークノードは、RACHプリアンブルにそれぞれ関連付けられた、PUSCH送信(例えば、小容量データ送信または小容量ユーザデータ送信)のための複数のトランスポートブロック(TBサイズ)を設定することが可能にされ得る。たとえば、表1に示されるように、異なるTBサイズのそれぞれが特定のRACHプリアンブルに関連付けられるか、または対応する。
Figure 2023514146000002
つまり、UEは、送信するデータのデータ量に基づいてTBサイズ(つまり対応するプリアンブル)を選択してよい。例えば、UEが送信するデータ量がYで、これが表1のTBサイズXに適合する場合、RACHプリアンブルZが選択される。さらに、四段階RACHの場合、ネットワークは、Msg3において所望のTBサイズを提供してもよい。例えば、X=100ビット、X=200ビット、X=300ビットである。RACHプリアンブルについては、例えば、3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network;NR;Physical channels and modulation (Release 15),Table 6.3.3.2-2:Random access configurations for FR1 and paired spectrum/supplementary uplink and section 6.3.3.2,“Mapping to physical resources”を参照されたい。
しかしながら、複数のUE、例えば2つのUE(UE1およびUE2)が、両方とも、送信するバッファ内に大きなサイズのデータ量を有することが起こり得る。この場合、UEは両方とも、同じTB送信機会において大きなTBに関連付けられた同じプリアンブルを選択し得る。その結果、UE1およびUE2のTB送信が衝突する可能性がある。例えば、UE1およびUE2のTB送信は、異なる優先度を有し得る(すなわち、高い優先度のUE1と、低い優先度のUE2)。
PUSCHの衝突が、RACH手順の上述の小容量データ送信において、送信UE間で発生すると、この衝突は、UEのパフォーマンスに直接影響を及ぼす可能性があり、システム全体のパフォーマンスも低下させる可能性がある。
本開示は、小容量データ送信の処理のための技術を提供する。これらの技法は、例えば、低優先度データへの不適切に大きいTBの使用を防ぐために、ネットワークからの制約でUEを構成することを含む。したがって、この制約は、優先度レベル、TBサイズ、二段階RACHまたは四段階RACH等のランダムアクセスの種類のうちの少なくとも1つまたは複数に基づく。
図9に示すように、提供される通信装置960は、送受信部970と、回路(例えば、処理および/または制御回路980)を備える。送受信部970(「UE送受信部」とも呼ばれる)は、動作時に、論理チャンネル(LCH)からデータのトランスポートブロック(TB)サイズの設定を受信する。受信されたTBサイズ設定は、TBサイズの制約を含み、特に、論理チャンネルごとのTBサイズ制約およびランダムアクセス手順の種類(「RACHタイプ」とも呼ばれる)ごとのTBサイズ制約のうちの少なくとも1つを含む。回路(「UE回路」とも呼ばれる)は、動作時に、受信したTBサイズの設定に基づいて、論理チャンネルのデータ送信のためのTBサイズおよびランダムアクセスタイプのうちの少なくとも1つを選択する。UE送受信部970は、動作時に、その選択に従って論理チャネルのデータ送信を行う。
通信装置960は、無線またはセルラ通信システムにおいて、無線チャネルを介してネットワークノードと通信を行う。例えば、通信装置960は、3GPP NRにおけるUEである。
論理チャネルのデータは、送信のためにバッファ内で利用可能なデータであってよい。例えば、論理チャネルのデータは、送信のためにランダムアクセス(RACH)手順で処理される前にRLCから論理チャネルを介して通信装置970のMAC層によって受信されるユーザプレーンデータである。
論理チャネルごとのTBサイズ制約は、UEが使用するように設定される各論理チャネルの構成にそれぞれ含まれてよい。したがって、TBサイズ制約は、それぞれの論理チャネルに固有であってよい。例えば、システムによって提供される利用可能なTBサイズの組の中から、TBサイズ設定は、それぞれの論理チャネルの送信を、TBサイズのサブセットまたは範囲、または特定のTBサイズに制約する。例えば、TBサイズ制約設定は、RRCシグナリングに少なくとも部分的に含まれる。
ランダムアクセス手順当たりのTBサイズ制約は、第1のランダムアクセスタイプおよび第2のランダムアクセスタイプを含む1つ以上のランダムアクセスタイプのうちのランダムアクセスタイプ(またはRACHタイプ)当たりのTBサイズ制約であり、第1のランダムアクセス手順のステップ数は、第2のランダムアクセス手順よりも少ない。1つ以上のランダムアクセスタイプは、例えば、上述の二段階RACHおよび四段階RACHを含んでよい。所定のTBサイズおよび/または論理チャンネルの送信は、特定のRACHタイプで実行されるように制約され得る。一方、RACHタイプは、利用可能なTBサイズのサブセットを使用するように制約され得る。ランダムアクセス手順ごとの両方の種類のTBサイズ制約は、場合によっては論理チャネルのTBサイズ制約と組み合わせて、同時に設定され得る。
UE回路980は、動作時に、TBサイズおよびランダムアクセス手順のうちの少なくとも1つを選択する。設定されたTBサイズ制約が論理チャネルごとのTBサイズ制約を含む場合、UE回路980は、論理チャネルのデータ送信のためのTBサイズを選択する。設定されたTBサイズ制約がランダムアクセス手順の種類ごとのTBサイズ制約を含む場合、UE回路980は、例えば、送信されるデータのTBサイズに従って、ランダムアクセス手順を選択する。
例えば、UE回路980は、TBサイズ制約回路985を備える。TBサイズ制約回路985の一例は、図10に示され、TBサイズ制約決定回路1086およびTBサイズ選択回路1087(またはプリアンブル選択回路、またはTBサイズ/プリアンブル選択回路)を備える。
論理チャネルのデータ送信は、ランダムアクセス手順内で実行される。データは、TBサイズ制約に対応するTBサイズ(例えば、TBサイズ制約が論理チャンネルの送信に対して適用されるときにも許可されるTBサイズ)で送信されるか、または、TBサイズ制約に従ったランダムアクセスタイプを使用して送信される。TBサイズおよびランダムアクセスタイプのいずれか一方または両方が、本開示の実施形態によって提供されるTBサイズ制約の種類に応じて、TBサイズ制約に基づいて選択されてよい。例えば、第1のランダムアクセス手順タイプは、二段階ランダムアクセス手順タイプ(または二段階RACHタイプ)であり、第2のランダムアクセス手順は、四段階ランダムアクセス手順タイプ(四段階RACH)である。
例えば、ランダムアクセス手順は、UEがRRC_INACTIVE状態、またはRRCコンテキストおよびコアネットワーク接続が確立されている同様の状態にある間に実行されるが、通信装置またはデバイスのモビリティは、ネットワーク制御ではなく、デバイス制御(例えば、セル再選択による制御)であり、通信装置は、ランダムアクセスを通じてネットワークに接触することが可能である。送信は、上述したRRC_INACTIVEにおける小容量データ送信であってもよい。
さらに、図9に示されるネットワークノード910が提供され、上述したように、無線通信システムにおいて、無線チャネルを介して通信機器960と通信を行う。
ネットワークノード910は、回路930(UE回路980と区別するため「ネットワークノード回路」とも呼ばれる)を備え、これは、動作時に、通信装置の文脈において上記で提供されたTBサイズ設定の記載に従って、通信装置によって送信される論理チャネルのデータのためのTBサイズ設定を決定する。ネットワークノード910は、送受信部920をさらに備え、これは、動作時に、論理チャネルのデータのためのTBサイズ設定を送信し、論理チャネルのデータを受信する(論理チャネルのデータのTBサイズは送信された設定に従う)。
通信装置960およびネットワークノード910に対応して、通信装置のための方法およびネットワークノードのための方法が提供され、それらのステップを図11に示す。ネットワークノードは、通信装置960の説明において上述した論理チャネルのデータのTBサイズの設定に対応するTBサイズ設定を決定するステップS1110を実行する。そして、ネットワークノードは、ステップS1120において、TBサイズ設定を通信装置に送信し、通信装置は、ステップS1130において、その設定を受信する。通信装置は、受信した設定に基づいて、ステップS1140において、論理チャネルのデータ送信のためのTBサイズおよびランダムアクセス手順タイプのうちの少なくとも1つの選択を行う。さらに、通信装置は、ステップS1150において、その選択に従って論理チャネルのデータを送信し、ステップS1160において、ネットワークノードが受信する。
本開示で説明された実施形態および事例は、明示的な記述または文脈によって別段の指示がない限り、通信機器、ネットワークノード、および対応する方法のそれぞれに適用可能である。
ここで説明する方法および装置の提供によって、本開示は、ランダムアクセス手順における上りリンク送信の衝突の危険性を低減することに資する。例えば、TBサイズ制約は、それぞれの論理チャネルの優先度を考慮して設定されてよい。したがって、大きなTBは、優先順位の高いデータおよび/または遅延にクリティカルなデータにのみ使用されるように制約されてよい。その結果、UEが大きなTBで送信するとき、衝突の回避が容易になるか、または衝突の確率が低減され得る。
上述したように、上りリンクデータ送信のためのTBサイズは、対応するRACHプリアンブルに関連付けられてよい。さらに、二段階RACHおよび四段階RACH等の異なるランダムアクセス手順タイプは、異なるRACHプリアンブルに関連付けられてよい。したがって、いくつかの実施形態では、UE回路960は、動作時に、論理チャネルの送信のため、TBサイズおよびRACHタイプのうちの少なくとも1つと一対一で対応するプリアンブルを選択する。例えば、それぞれのRACHタイプについて、通信装置960およびネットワークノード910に既知であるそれぞれのプリアンブルがあり、これらは、選択可能な異なるTBサイズに対応する。したがって、ネットワークノード910は、プリアンブルを受信して処理することによって、どのRACHタイプが送信に使用されているかを把握し、さらに、送信されたTBのサイズを把握する。
いくつかの実施形態では、TBサイズの設定は、論理チャネルごとのUE固有の設定に含まれる、TBサイズ制約を示す通知を含む。例えば、1つまたは複数の論理チャネルがUEに設定され、これらの論理チャネルの設定にはそれぞれインジケータが含まれる。後述するように、論理チャネルの設定におけるインジケータとしては、ブール値、整数値、および閾値や許容TBサイズの制限値等のTBサイズの明示的な通知が挙げられる。
いくつかの実施形態では、論理チャネルの設定は、論理チャネルごとのUE固有の設定に加えて、システム情報内に設定される、インジケータによって示されるTBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズまたはTBサイズの範囲を含む。したがって、論理チャネル設定におけるインジケータ(例えばブール値または整数)は、システムによって提供された利用可能なTBサイズの中で、選択可能なTBサイズ、またはTBサイズのサブセット(例えば、範囲)を示している。
論理チャネルごとの設定内にインジケータを設けることにより、それぞれの論理チャネルの上りリンク送信の優先度レベルを確立できる。したがって、論理チャネルごとの設定においてそのような通知(例えば、ブール指標または整数指標)を含む実施形態は、「優先度レベルベース」と呼ばれてもよい。
<ブール値または整数の通知>
いくつかの実施形態では、TBサイズ制約の通知は、TBサイズ制約が論理チャネルに適用されるかどうかを示すブール値を含む。したがって、各論理チャネルは、例えば、上位レイヤシグナリング(RRCシグナリング等)を介して、TBサイズ制約またはTB選択を適用するかどうかが設定される。
ブール値は、二つの取り得る値(TrueまたはFalse)のいずれかを表す。例えば、Trueは、設定された論理チャネルに対してTBサイズ制約(またはTB選択制約)が適用されることを示し、Falseは、この論理チャネルに対してTBサイズ選択制約が適用されないことを示す。
例えば、上述のように、ネットワークは、UE、論理チャネル、またはその両方の遅延要件またはデータ優先度に基づいて、そのような制約を設定してよい。例えば、ネットワークは、LCHがより高い優先度のデータ(例えば、URLLCデータ)を搬送する場合、ブール値をFalseに設定する。一方、LCHがより低い優先度のデータ(例えば、eMBBデータ)を搬送する場合、ネットワークはTrueを設定する。
UEは、システム情報を介して、制約において選択可能である(制約適用時)TBサイズのリストを受信してよい。このTBサイズのリストは、上述の、通知によって示されるTBサイズ、または、選択可能なTBサイズの範囲を含んでよい。
大きいTBサイズは高優先度または低遅延のデータといった特定のデータの送信にのみ使用されるため、TBサイズ制約が適用されるかどうかの通知を用いることで、大きいTBサイズに対する衝突の低減を容易にし得る。
上記のTBサイズ制約の設定の一例を以下の表2~5に示す。
Figure 2023514146000003
Figure 2023514146000004
表2は、複数のUEに対する各論理チャネル(この例では、LCH1およびLCH2)に設定されたブール値を示す。表3は、システム情報における制約の詳細を示す。ここで、表2の「LCH IDのブール値」の列は、表3の「TB選択制約の適用」の列を指す。また、想定値の一例(100ビット、1000ビット)は、限定する意味ではなく例示的な意味で理解されたい。したがって、論理チャネルにTBサイズ制約を適用する場合、論理チャネルのデータの上りリンク送信は、最大XビットのTBサイズを有することができ、適用しない場合、最大XビットのTBサイズを有することができる。表4は、プリアンブルとTBサイズとの間のマッピングを示す。
Figure 2023514146000005
表2~表4の設定から生じ得るデータ送信の例を表5に示す。設定されたTBサイズ制約により、UE2は、送信するデータ量が多くても、両方のチャネルに100ビットのトランスポートブロックサイズを選択する。
Figure 2023514146000006
制約の下で利用可能なTBサイズの設定がシステム情報で提供される場合、ネットワークは、制約ルールを変更しようとするときに、各UEを再度個別に設定する必要はなく、システム情報を通じて変更を通知すればよい。
次に、シグナリングの一例について説明する。論理チャネルの設定は、以下のようにRRCシグナリングに含まれてもよい。
LogicalChannelConfig ::= SEQUENCE {
ul-SpecificParameters SEQUENCE {
priority INTEGER (1..16),
prioritisedBitRate ENUMERATED {kBps0, kBps8, kBps16, kBps32, kBps64, kBps128, kBps256, kBps512,
kBps1024, kBps2048, kBps4096, kBps8192, kBps16384, kBps32768, kBps65536, infinity},
bucketSizeDuration ENUMERATED {ms5, ms10, ms20, ms50, ms100, ms150, ms300, ms500, ms1000,
spare7, spare6, spare5, spare4, spare3,spare2, spare1},
allowedServingCells SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofServingCells-1)) OF ServCellIndex
OPTIONAL, -- PDCP-CADuplication
allowedSCS-List SEQUENCE (SIZE (1..maxSCSs)) OF SubcarrierSpacing OPTIONAL, -- Need R
maxPUSCH-Duration ENUMERATED {ms0p02, ms0p04, ms0p0625, ms0p125, ms0p25, ms0p5, spare2, spare1}
OPTIONAL, -- Need R
configuredGrantType1Allowed ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelGroup INTEGER (0..maxLCG-ID) OPTIONAL, -- Need R
schedulingRequestID SchedulingRequestId OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelSR-Mask BOOLEAN,
logicalChannelSR-DelayTimerApplied BOOLEAN,
TB_SelectionRestrictionAppliedRACH BOOLEAN,
...,
bitRateQueryProhibitTimer ENUMERATED { s0, s0dot4, s0dot8, s1dot6, s3, s6, s12,s30} OPTIONAL -- Need R
} OPTIONAL, -- Cond UL
...
}
LCH設定の上記シグナリングでは、LCHにおいてTB選択制約が適用される。特に、ブール値は、「TB_SelectionRestrictionAppliedRACH」に対応する。
さらに、プリアンブル選択制約は、以下に示されるように、RRCシグナリング内のシステム情報メッセージにおいて適用される。
PreambleInfo ::= SEQUENCE {
numberOfRA-Preambles
TB-selectionrestrictionAppliedRACH_False INTEGER (1…6)
TB-selectionrestrictionAppliedRACH_True INTEGER (1…4)
TBsize ENUMERATED (b100, b200, b300, b400, b500, b600)
ここで、プリアンブル1は100ビットのTBサイズに関連付けられ、プリアンブル2は200ビットのTBサイズに関連付けられ、以下も同様に関連付けられる。この例では、TBサイズ制約の下で利用可能なTBサイズの範囲には100ビットから400ビットのTBサイズが含まれるが、制約なしでは100ビットから600ビットのTBサイズが利用可能である。
図12は、TBサイズ制約に従ったデータサイズをブール値によって決定するためにUEによって行われるステップを示すフローチャートである。最初に、ステップS1210において、UEは、送信すべきデータがバッファ内に存在するかどうか確認する。Yesの場合、UEは、送信すべきデータが属するLCHにTB選択制約が適用されるかどうか確認する(S1220)。Yesの場合、UEは、TBサイズ選択制約の下で選択可能なTBサイズのサブセットまたは範囲に対応するプリアンブルのサブセットから、データ送信を実行するためのプリアンブルを選択する(ステップS1230)。Noの場合、UEは、送信するバッファ内のデータのデータサイズに対応するプリアンブルを選択して、送信してよい(ステップS1240)。
上述のように、いくつかの実施形態では、TBサイズの通知は、複数の整数値のうち一つの整数値を含み、これは、論理チャネルごとの設定におけるインジケータによって示されるTBサイズ制約の下で選択可能な複数のTBサイズ、TBサイズの範囲を表す。
ブール値の場合および上記の説明と同様に、優先度レベルは、ネットワークから上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)を介して論理チャネルごとに通知される。
RRCシグナリングにおける論理チャネルの設定の一例を以下に示す。
LogicalChannelConfig ::= SEQUENCE {
ul-SpecificParameters SEQUENCE {
priority INTEGER (1..16),
prioritisedBitRate ENUMERATED {kBps0, kBps8, kBps16, kBps32, kBps64, kBps128, kBps256, kBps512,
kBps1024, kBps2048, kBps4096, kBps8192, kBps16384, kBps32768, kBps65536, infinity},
bucketSizeDuration ENUMERATED {ms5, ms10, ms20, ms50, ms100, ms150, ms300, ms500, ms1000,
spare7, spare6, spare5, spare4, spare3,spare2, spare1},
allowedServingCells SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofServingCells-1)) OF ServCellIndex
OPTIONAL, -- PDCP-CADuplication
allowedSCS-List SEQUENCE (SIZE (1..maxSCSs)) OF SubcarrierSpacing OPTIONAL, -- Need R
maxPUSCH-Duration ENUMERATED {ms0p02, ms0p04, ms0p0625, ms0p125, ms0p25, ms0p5, spare2, spare1}
OPTIONAL, -- Need R
configuredGrantType1Allowed ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelGroup INTEGER (0..maxLCG-ID) OPTIONAL, -- Need R
schedulingRequestID SchedulingRequestId OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelSR-Mask BOOLEAN,
logicalChannelSR-DelayTimerApplied BOOLEAN,
allowPrioritylevelTBrestriction INTEGER (1...3),
...,
bitRateQueryProhibitTimer ENUMERATED { s0, s0dot4, s0dot8, s1dot6, s3, s6, s12,s30} OPTIONAL -- Need R
} OPTIONAL, -- Cond UL
...
}
異なる論理チャネルに異なるTBサイズ制約を設けることにより、ネットワークは、異なる論理チャネルの上りリンク送信に異なる優先度を決定し、それは、TBサイズ制約の通知の整数値によって表される。これは、上記のシグナリングの一例における変数名「allowPrioritylevelTBrestriction」によって示される。上記の例では、整数値「1」は、より高い優先度レベルに対応し、「3」は、より低い優先度レベルに対応する。
ここで、上りリンク送信の優先度レベルは、「allowPrioritylevelTBrestriction」に対応し、論理チャネル設定に存在するパラメータ「priority」とは異なる。「priority」は、セル内ではなく、UE内の論理チャネル間の論理チャネル優先度を示す。この可変優先度は、ランダムアクセス手順における上りリンク送信には特に関係しないが、例えば、configured grant等のランダムアクセス手順以外の他の種類の送信のために使用され得る論理チャネルの優先度を決定するためにUEにシグナリングされる。パラメータ「priority」は、UE内の論理チャネルの優先度の順序を定義する。一方、TBサイズの通知は、セル内のUEの異なる論理チャネルに異なるTBサイズ制約を割り当てることによって、セル内のUE間の絶対的な優先度を確立する。
したがって、UEは、許容TBサイズの整数通知によって暗示されるような優先度レベルに基づいてTBサイズを選択してよい。つまり、UEは、LCHの設定においてより高い優先度レベルが示される場合、より大きいTBサイズを選択してよい。一方、LCH設定のインジケータ「allowPrioritylevelTBrestriction」によってより低い優先度が示される場合、UEは、TBサイズの選択が制約される。
例えば、整数値が1を示す論理チャネルは、より低い優先度レベル2および3と比較して、より大きいTBサイズおよび/またはより大きいTBサイズの範囲を使用できる。ブール指示と同様に、UEは、許可されたTBサイズまたはTBサイズの範囲(および対応するプリアンブル)と、システム情報メッセージ内の許可されたTB範囲に対応する優先度レベルの整数値との関連付けを受信してよい。このようなシステム情報の一例を以下に示す。
PreambleInfo ::= SEQUENCE {
numberOfRA-Preambles
TB-selectionPriortyLevel_1 INTEGER (1…6)
TB-selectionPriortyLevel_2 INTEGER (1…4)
TB-selectionPriortyLevel_3 INTEGER (1…2)
TBsize ENUMERATED (b100, b200, b300, b400, b500, b600)
プリアンブル1は、100ビット(b100)に関連付けられ、プリアンブル2は、200ビットに関連付けられ、以下も同様に関連付けられる。
ランダムアクセス手順における上りリンク送信の優先度レベルを表すTB制約のインジケータをシグナリングするための変形例として、UEは、論理チャネルの優先度に基づいて、優先度レベルを暗黙的に決定してもよい。例えば、優先度レベルと論理チャネル優先度(例えば、一例として整数値1から16で取得する、上記で設けられた論理チャネル固有の設定例における変数「priority」によって示される)との間のマッピングは、規格によって定義されてよく、したがって「ハードコーディング」されてよい。さらに、利用可能なTBサイズまたはTBサイズ範囲は、上記のRRCシグナリングの例と同様、規格において規定されるか、またはシステム情報においてシグナリングされてよい。一例を以下の表6に示す。
Figure 2023514146000007
ハードコーディングされた優先度を有する場合、優先度レベルは、追加のパラメータとしてシグナリングに含まれる必要がなく、したがって、シグナリングオーバーヘッドが低減され得る。しかしながら、ネットワークは、セル内のUE間の相対的な優先度を設定する必要があり(インジケータ「priority」は、一般に、セル内ではなくUE内の優先度の順序を確立するために使用されるため)、これにより複雑さが増す可能性がある。
<TBサイズ制限の通知>
いくつかの実施形態では、論理チャネルごとの設定におけるTBサイズ制約の通知は、TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズの閾値を含む。例えば、閾値は、TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズの上限値などの制限値である。
つまり、TBサイズの上限等の閾値が上位レベルのシグナリング(例えば、RRC)を介して、ネットワークから各論理チャンネル(LCH)に設定される。この閾値に関して、ネットワークは、例えば、UEの遅延要件および/またはデータ優先度に基づいて、TBサイズを設定する。例えば、ネットワークは、LCHがより高い優先度のデータを搬送する場合はより大きい許容TBサイズを設定し、LCHがより低い優先度のデータを搬送する場合はより小さいTBサイズを設定する。
このような設定の下で、UEは、最大値または閾値によって与えられる、設定されたTBサイズよりも大きいTBサイズを選択することができない。例えば、バッファ内で利用可能なデータのデータ量が1000ビットで、論理チャネルに設定されたTBサイズ(またはTBサイズの最大値/制限値)が100ビットである場合、UEは、100ビットのTBサイズを選択してよい(それより大きいTBサイズは選択しない)。例えば、TBサイズは、以下のRRCシグナリング例に示されるように、異なるTBサイズに対応する値をとることが可能であり例えば「max_TBsizeForRACH」と呼ばれ得る、LCH設定内の情報エレメントによって、システム情報内のTBサイズまたはTBサイズの範囲を参照することなく、例えば、「自己完結型」で、または明示的に(例えば、{b100、b200、…}の中の値として)通知される。
LogicalChannelConfig ::= SEQUENCE {
ul-SpecificParameters SEQUENCE {
priority INTEGER (1..16),
prioritisedBitRate ENUMERATED {kBps0, kBps8, kBps16, kBps32, kBps64, kBps128, kBps256, kBps512,
kBps1024, kBps2048, kBps4096, kBps8192, kBps16384, kBps32768, kBps65536, infinity},
bucketSizeDuration ENUMERATED {ms5, ms10, ms20, ms50, ms100, ms150, ms300, ms500, ms1000,
spare7, spare6, spare5, spare4, spare3,spare2, spare1},
allowedServingCells SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofServingCells-1)) OF ServCellIndex
OPTIONAL, -- PDCP-CADuplication
allowedSCS-List SEQUENCE (SIZE (1..maxSCSs)) OF SubcarrierSpacing OPTIONAL, -- Need R
maxPUSCH-Duration ENUMERATED {ms0p02, ms0p04, ms0p0625, ms0p125, ms0p25, ms0p5, spare2, spare1}
OPTIONAL, -- Need R
configuredGrantType1Allowed ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelGroup INTEGER (0..maxLCG-ID) OPTIONAL, -- Need R
schedulingRequestID SchedulingRequestId OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelSR-Mask BOOLEAN,
logicalChannelSR-DelayTimerApplied BOOLEAN,
max_TBsizeForRACH ENUMERATED {b100, b200, b500, b800, b1000}
...,
bitRateQueryProhibitTimer ENUMERATED { s0, s0dot4, s0dot8, s1dot6, s3, s6, s12,s30} OPTIONAL -- Need R
} OPTIONAL, -- Cond UL
...
}
上述のように、ブール値または整数の通知を伴う実施形態は、設定変更の通知を容易にでき、各UEに個別に設定する必要がない。一方、TBサイズ制約が明示的に閾値や制限値としてLCH設定に存在する場合は、上記のような「TB-selectionRestrictionAppliedRACH」や「TB-selectionPriorityLevel」といったパラメータは、システム情報において不要である。これにより、システム情報に関するシグナリングのオーバーヘッドを低減できる。
図13に、UEのような通信装置960によって実行されるステップの一例を示す。ステップS1310において、UEは、送信すべきデータがバッファ内に存在するかどうか確認する。Yesの場合、UEは、送信されるデータのLCHに設定された最大TBサイズ(例えば、閾値)を確認し(S1320)、送信されるデータのデータ量が設定された最大TBサイズより大きいかどうかを確認する(S1330)。データ量が大きい場合、UEは、設定された最大TBサイズに従ってTBサイズを選択する(ステップS1340)。Noの場合、UEは、送信されるデータ量に従ってTBサイズを選択する。
設定された最大TBサイズに応じたTBサイズの選択の一例を表7から9に示す。
Figure 2023514146000008
Figure 2023514146000009
Figure 2023514146000010
表7は、UE1およびUE2にそれぞれ設定される論理チャネルLCH1およびLCH2に設定された最大値を示す。表8は、プリアンブルとTBサイズとの間のマッピングを示す。表9は、結果として得られる、TBサイズおよび対応するプリアンブルの選択を示す。UE1は、1000ビットのデータを送信するためにより大きなTBサイズ(1000ビット)をLCH1に選択できるが、UE2は、1000ビットを送信するにもかかわらず、LCH1およびLCH2に小さなTBサイズ(500ビット)しか選択できない。
<ランダムアクセスの種類によるTBサイズ制約>
いくつかの実施形態では、TBサイズ制約は、第1のランダムアクセス手順タイプおよび第2のランダムアクセス手順タイプといったランダムアクセス手順タイプ(またはRACHタイプ)ごとのTBサイズ制約を含み、第1のランダムアクセス手順タイプの送信ステップ数は、第2のランダムアクセス手順タイプよりも少ない。例えば、UE回路980は、動作時に、TBサイズ制約の設定に基づいてランダムアクセス手順タイプを選択し、UE送受信部979は、データの送信のために選択されたランダムアクセス手順タイプを使用する。例えば、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約により、第1のランダムアクセス手順タイプでは、第2のランダムアクセス手順タイプよりも大きなTBサイズを送信することができる。そして、UE回路980は、論理チャネルのデータサイズに基づいてランダムアクセス手順タイプを選択してよい。つまり、第1および第2のRACHタイプは、それぞれ異なるTBサイズに使用されてよく、第1のRACHタイプによる送信は、より大きいTBサイズに制約されてもよい。
例えば、第1のランダムアクセス手順タイプは、図8の二段階RACHに対応し、第2のランダムアクセス手順タイプは、図7に示される四段階RACHに対応する。UEは、TBサイズに基づいてRACH/ランダムアクセス手順タイプを選択してよく、それによって、ネットワークは、二段階RACHに対してのみより大きいTBサイズを設定し、四段階RACHに対してのみより小さいTBサイズを設定する。
TBサイズに基づくRACHタイプの選択は、UEが二段階RACHを実行するときにセグメント化を回避できる。つまり、二段階RACHは、特に、高優先度のデータ送信(例えば、緊急IoT(URLLC)パケット)のユーザデータを送信することを容易にし得る。TBサイズがIoTパケットに対して十分でない場合、IoTパケットのセグメント化が起こり、これは、次の上りリンクの送信機会までパケットの送信が完了するのを遅らせる原因となる。したがって、二段階RACHをより大きいTBサイズに制限することで、セグメント化を回避し、遅延要件を満たすことができる。
表10、表11、およびさらに下の表12には、異なるRACHタイプに対する許容データサイズの設定に応じたデータ送信の一例が示される。
Figure 2023514146000011
Figure 2023514146000012
表10は、プリアンブルとTBサイズとの間のマッピングを示し、表11は、二段階RACHおよび四段階RACHのTB設定を示す。この設定によれば、二段階RACHはより大きいTBサイズX3およびX4に制約され、UEは、より小さいTBサイズには四段階RACHを選択しなければならない(これ以前のすべての表および例のように、ビットサイズの数値は一例であり、本開示を限定することを意図しない)。表10と表11とを組み合わせると、プリアンブルP1からP4はそれぞれ、TBサイズとRACHタイプとの組合せに一対一で対応していることが分かる。表11で例示されるような設定は、RRCシグナリングのシステム情報内でシグナリングされてよい。このようなシステム情報の一例を以下に示す。
PreambleInfo ::= SEQUENCE {
numberOfRA-Preambles
TB-selectionfor4-stepRACH INTEGER (1…2)
TB-selectionfor2-StepRACH INTEGER (3…4)
TBsize ENUMERATED (b100, b200, b300, b400)
表12は、図10のTBサイズとプリアンブルとのマッピング、および表11の設定に従ったRACHタイプの選択を示す。UEは、より大きいサイズ(500ビット、1000ビット)のデータ量のデータを二段階RACHで送信し、より小さいサイズのデータは四段階RACHで送信される。
Figure 2023514146000013
図14は、データサイズに基づいたRACHタイプの選択においてUEが行うステップを示す。ステップS1410において、UEは、送信されるデータサイズが表10のX2以下であるかどうか確認する。Yesの場合、UEは四段階RACHを実行し(ステップS1420)、Noの場合、UEは二段階RACHを実行する(S1430)。
組み合わせ
「ランダムアクセスの種類によるTBサイズ制約」のセクションで説明したように、UEは、送信のためのバッファ内で利用可能なデータのサイズに基づいてRACHタイプを選択するように構成される。代替または追加として、論理チャネル(またはUEに設定された複数の論理チャネル)は、第1のランダムアクセス手順(例えば、二段階RACH)または第2のランダムアクセス手順タイプ(四段階RACH)のいずれかを使用するように構成されてよい。
例えば、より高い優先度のチャネル(例えば、URLLCチャネル)は、(例えば、「ランダムアクセスの種類によるTBサイズ制約」で上述したように、送信するデータのサイズに応じて)二段階RACHまたは四段階RACHのいずれかを使用してよく、より低い優先度のデータ(例えば、eMBB論理チャネルのデータ)は、四段階RACHのみを使用できる。
いくつかの実施形態では、TBサイズの設定は、UE固有の論理チャネルごとの設定内で、第1のランダムアクセス手順タイプが制約されるかどうかを示すブール値を含む。
第1のランダムアクセス手順タイプが制約されるかどうかを示すブール値を含むRRCシグナリングにおける論理チャネル設定の一例を以下に示すが、ここで、ブール値は「2stepRACHrestriction」に対応する。
LogicalChannelConfig ::= SEQUENCE {
ul-SpecificParameters SEQUENCE {
priority INTEGER (1..16),
prioritisedBitRate ENUMERATED {kBps0, kBps8, kBps16, kBps32, kBps64, kBps128, kBps256, kBps512,
kBps1024, kBps2048, kBps4096, kBps8192, kBps16384, kBps32768, kBps65536, infinity},
bucketSizeDuration ENUMERATED {ms5, ms10, ms20, ms50, ms100, ms150, ms300, ms500, ms1000,
spare7, spare6, spare5, spare4, spare3,spare2, spare1},
allowedServingCells SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofServingCells-1)) OF ServCellIndex
OPTIONAL, -- PDCP-CADuplication
allowedSCS-List SEQUENCE (SIZE (1..maxSCSs)) OF SubcarrierSpacing OPTIONAL, -- Need R
maxPUSCH-Duration ENUMERATED {ms0p02, ms0p04, ms0p0625, ms0p125, ms0p25, ms0p5, spare2, spare1}
OPTIONAL, -- Need R
configuredGrantType1Allowed ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelGroup INTEGER (0..maxLCG-ID) OPTIONAL, -- Need R
schedulingRequestID SchedulingRequestId OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelSR-Mask BOOLEAN,
logicalChannelSR-DelayTimerApplied BOOLEAN,
2stepRACHrestriction BOOLEAN,
...,
bitRateQueryProhibitTimer ENUMERATED { s0, s0dot4, s0dot8, s1dot6, s3, s6, s12,s30} OPTIONAL -- Need R
} OPTIONAL, -- Cond UL
...
}
このような、論理チャネルごとの制約や、より大きいTBサイズを二段階RACHに制約することによって、二段階RACHに対してのみ選択可能であるより大きいTBサイズが、論理チャネルごとに制約されることになる。つまり、「ブール値または整数の通知」に記載された論理チャネルごとのTBサイズの制約と、「ランダムアクセスの種類によるTBサイズ制約」に記載されたRACHタイプごとのTBサイズの制約との組み合わせが提供される。このTBサイズ制約の組み合わせのために、ネットワーク(またはネットワークノード910)およびUE(または通信装置960)によって実行されるステップが図15および図16に示される。
ステップS1510において、ネットワーク(例えば、ネットワークノード回路930)は、二段階RACH制約(例えば、上記のRRCシグナリング例における「2stepRACHrestriction」に対応するブール値)を設定する。ネットワークはさらに、四段階RACHにTBsize1およびTBsize2を設定し、二段階RACHにTBsize1からTBsize4を設定する。ここで、TBsize1<TBsize2<TBsize3<TBsize4である。例えば、TBsize1からTBsize4は、表10に示されるTBsizeXからXに対応する。システム情報は、例えば、「ランダムアクセスの種類によるTBサイズ制約」のセクションにおけるシステム情報シグナリングの例のように、または以下のシグナリングの例のように提供されてよい。
PreambleInfo ::= SEQUENCE {
numberOfRA-Preambles
TB-selectionfor4-stepRACH INTEGER (1…2)
TB-selectionfor2-StepRACH INTEGER (1…4)
TBsize ENUMERATED (b100, b200, b300, b400).
UEは、図15のステップ1510に関連して記載された設定を受信すると、論理チャネルのデータが送信用のバッファに到着したかどうか確認する(ステップS1610)。データが到着すると、UEは、データが到着した論理チャネルに対して2段階RACH制約が適用されるかどうか確認する(ステップS1620)。二段階RACH制約が適用されない場合(ブール値がFalse、二段階RACHが許可、図16で「Yes」の場合)、UEは、到着した論理チャネルのデータのデータ量に応じて、TBsize1からTBsize4のうち一つのTBサイズを選択する(S1230)。論理チャネルに対して二段階RACH制限が適用される場合(例えば、この論理チャネルに対して二段階RACHが許可されず、図16において「No」であり、制約を示すブール値が「True」である場合)、UEは、四段階RACHを実行し、TBsize1またはTBsize2のいずれかを選択する(ステップS1640)。
選択されたRACH手順に関して、二段階RACHが論理チャネルに対して許可される場合は異なる選択肢が考えられる。UEは、より大きいTBサイズ(例えば、TBsize3およびTBsize4)には二段階RACHを選択し、より小さいTBサイズ(TBsize1およびTBsize2)には四段階RACHを選択してよい。つまり、上述のように、セグメント化を回避するために、より大きいデータ量が優先される。一方、論理チャネルは、データサイズに関係なく優先されてもよい。この場合、UEは、利用可能なTBサイズのそれぞれに二段階ランダムアクセス手順を使用してよい。
また、「ブール値または整数の通知」および「ランダムアクセスの種類によるTBサイズ制約」のセクションで説明したTBサイズ制約が組み合わされた場合、UEは、ブール値をチェックすることによって、二段階ランダムアクセス手順を実行する前に、二段階RACHの論理チャネルのデータ送信のためのTBサイズ選択が論理チャネルに適用されるかどうか確認することができる。ブール値がTrueを示す場合は制約が適用され、UEは、論理チャネルのデータを送信するために(例えば、制約において許可されるより小さいTBサイズを使用して)四段階RACHを実行する。ブール値の値Falseは、TBサイズ選択制約が適用されないことを示す。したがって、UEは、この論理チャネルのデータを送るために二段階RACHを実行してよく、または、送信される論理チャネルデータのデータサイズにどのランダムアクセスタイプが設定されるかに応じて、二段階RACHおよび四段階RACHのうちのいずれか1つを実行してよい。例えば、以下の論理チャネルに対する設定のシグナリング例のように、ブール値を示す情報エレメントは「TB_SelectionRestrictionApplied2stepRACH」と呼ばれる。
LogicalChannelConfig ::= SEQUENCE {
ul-SpecificParameters SEQUENCE {
priority INTEGER (1..16),
prioritisedBitRate ENUMERATED {kBps0, kBps8, kBps16, kBps32, kBps64, kBps128, kBps256, kBps512,
kBps1024, kBps2048, kBps4096, kBps8192, kBps16384, kBps32768, kBps65536, infinity},
bucketSizeDuration ENUMERATED {ms5, ms10, ms20, ms50, ms100, ms150, ms300, ms500, ms1000,
spare7, spare6, spare5, spare4, spare3,spare2, spare1},
allowedServingCells SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofServingCells-1)) OF ServCellIndex
OPTIONAL, -- PDCP-CADuplication
allowedSCS-List SEQUENCE (SIZE (1..maxSCSs)) OF SubcarrierSpacing OPTIONAL, -- Need R
maxPUSCH-Duration ENUMERATED {ms0p02, ms0p04, ms0p0625, ms0p125, ms0p25, ms0p5, spare2, spare1}
OPTIONAL, -- Need R
configuredGrantType1Allowed ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelGroup INTEGER (0..maxLCG-ID) OPTIONAL, -- Need R
schedulingRequestID SchedulingRequestId OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelSR-Mask BOOLEAN,
logicalChannelSR-DelayTimerApplied BOOLEAN,
TB_SelectionRestrictionApplied2stepRACH BOOLEAN,
...,
bitRateQueryProhibitTimer ENUMERATED { s0, s0dot4, s0dot8, s1dot6, s3, s6, s12,s30} OPTIONAL -- Need R
} OPTIONAL, -- Cond UL
...
}
さらに、「TBサイズ制限の通知」と「ランダムアクセスの種類による制約」セクションからのTBサイズ制約の設定を組み合わせてもよい。例えば、UEは、二段階RACHを実行する前に、送信されるデータ量が設定されたTBサイズ以上であるかどうか確認する。UEは、データサイズが設定されたTBサイズ以上である場合は二段階RACH手順を、そうでない場合は四段階RACH手順を実行する。
例えば、UEが送信するデータが500ビットで、設定されたTBサイズが400ビットの場合、UEは、二段階RACHでデータを送信できる。ただし、UEが200ビットのデータを有していながら設定されたTBサイズが400ビットである場合は、四段階RACHでデータを送信する。ここで、設定において提供され得る設定されたTBサイズは、二段階RACH手順を使用するための最小TBサイズである。したがって、本開示では、TBサイズに対する上述の閾値または制限値は、最大TBサイズ(TBサイズ制約の下で許容される最大TBサイズ等)または最小TBサイズ(例えば、二段階RACHが制約されない最小TBサイズ)に対応してよい。LCH設定のシグナリング例が以下に示され、二段階RACHタイプの最小TBサイズを規定する情報エレメントを「minimum_TBsizeFor2stepRACH」と呼ぶ。
LogicalChannelConfig ::= SEQUENCE {
ul-SpecificParameters SEQUENCE {
priority INTEGER (1..16),
prioritisedBitRate ENUMERATED {kBps0, kBps8, kBps16, kBps32, kBps64, kBps128, kBps256, kBps512,
kBps1024, kBps2048, kBps4096, kBps8192, kBps16384, kBps32768, kBps65536, infinity},
bucketSizeDuration ENUMERATED {ms5, ms10, ms20, ms50, ms100, ms150, ms300, ms500, ms1000,
spare7, spare6, spare5, spare4, spare3,spare2, spare1},
allowedServingCells SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofServingCells-1)) OF ServCellIndex
OPTIONAL, -- PDCP-CADuplication
allowedSCS-List SEQUENCE (SIZE (1..maxSCSs)) OF SubcarrierSpacing OPTIONAL, -- Need R
maxPUSCH-Duration ENUMERATED {ms0p02, ms0p04, ms0p0625, ms0p125, ms0p25, ms0p5, spare2, spare1}
OPTIONAL, -- Need R
configuredGrantType1Allowed ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelGroup INTEGER (0..maxLCG-ID) OPTIONAL, -- Need R
schedulingRequestID SchedulingRequestId OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelSR-Mask BOOLEAN,
logicalChannelSR-DelayTimerApplied BOOLEAN,
minimum_TBsizeFor2stepRACH ENUMERATED {b400, b500, b600, b800, b1000}
...,
bitRateQueryProhibitTimer ENUMERATED { s0, s0dot4, s0dot8, s1dot6, s3, s6, s12,s30} OPTIONAL -- Need R
} OPTIONAL, -- Cond UL
...
}
さらに、「ブール値または整数の通知」で説明されているTBサイズ制約のブール値の通知と、「TBサイズ制限の通知」で説明されている閾値等の設定されたTBサイズの提供を組み合わせてもよい。したがって、設定は、UE固有の論理チャネルごとの設定内に、TBサイズ制約が論理チャネルに適用されるかどうかを示すブール値と、TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズの閾値とを含むTBサイズ制約の通知を含んでよい。
したがって、UEは、論理チャネルのデータ送信のためにTBサイズを選択する前に、まず、ブール値の通知をチェックすることによって、TB選択制約がこの論理チャネルに適用されるかどうか確認してよい。
TB制約がこの論理チャネルに適用される場合(ブール値が「True」に設定)、UEは設定されたTBサイズ(例えば、閾値、制限値、または最大値)をさらに確認し、設定されたTBサイズよりも大きいTBサイズは選択できない。
一方、TBサイズ制約がこの論理チャネルに適用されない場合(ブール値が「False」に設定)、UEは設定されたTBサイズを確認しなくてよい。制約が適用されるかどうかのブール値の通知と、最大TBサイズを規定する通知がともに論理チャネルの設定に含まれる場合、制約の下で許可されるTBサイズは、システム情報内でシグナリングされなくてよい。一例は、「TB_SelectionRestrictionAppliedRACH」および「max_TBsizeForRACH」という通知を伴う、論理チャネルごとの設定の以下のシグナリングに示される。
LogicalChannelConfig ::= SEQUENCE {
ul-SpecificParameters SEQUENCE {
priority INTEGER (1..16),
prioritisedBitRate ENUMERATED {kBps0, kBps8, kBps16, kBps32, kBps64, kBps128, kBps256, kBps512,
kBps1024, kBps2048, kBps4096, kBps8192, kBps16384, kBps32768, kBps65536, infinity},
bucketSizeDuration ENUMERATED {ms5, ms10, ms20, ms50, ms100, ms150, ms300, ms500, ms1000,
spare7, spare6, spare5, spare4, spare3,spare2, spare1},
allowedServingCells SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofServingCells-1)) OF ServCellIndex
OPTIONAL, -- PDCP-CADuplication
allowedSCS-List SEQUENCE (SIZE (1..maxSCSs)) OF SubcarrierSpacing OPTIONAL, -- Need R
maxPUSCH-Duration ENUMERATED {ms0p02, ms0p04, ms0p0625, ms0p125, ms0p25, ms0p5, spare2, spare1}
OPTIONAL, -- Need R
configuredGrantType1Allowed ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelGroup INTEGER (0..maxLCG-ID) OPTIONAL, -- Need R
schedulingRequestID SchedulingRequestId OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelSR-Mask BOOLEAN,
logicalChannelSR-DelayTimerApplied BOOLEAN,
TB_SelectionRestrictionAppliedRACH BOOLEAN,
max_TBsizeForRACH ENUMERATED {b100, b200, b300, b400}
...,
bitRateQueryProhibitTimer ENUMERATED { s0, s0dot4, s0dot8, s1dot6, s3, s6, s12,s30} OPTIONAL -- Need R
} OPTIONAL, -- Cond UL
...
}
また、上記「ブール値または整数の通知」、「TBサイズ制限の通知」、「ランダムアクセスの種類によるTB制約」のそれぞれにおけるTBサイズ制約を組み合わせてもよい。
例えば、ネットワークは、データ送信のために許容される最大TBサイズとともに、二段階RACHタイプと四段階RACHタイプにそれぞれ個別のTBサイズ制約を設定する。これは、論理チャネルごとの設定におけるそれぞれのブール値の通知「TB_SelectionRestrictionApplied2stepRACH」および「TB_SelectionRestrictionApplied4stepRACH」、並びに、対応する情報エレメント「max_TBsizeFor2stepRACH」および「max_TBsizeFor4stepRACH」を含む以下のシグナリング例に示される。
LogicalChannelConfig ::= SEQUENCE {
ul-SpecificParameters SEQUENCE {
priority INTEGER (1..16),
prioritisedBitRate ENUMERATED {kBps0, kBps8, kBps16, kBps32, kBps64, kBps128, kBps256, kBps512,
kBps1024, kBps2048, kBps4096, kBps8192, kBps16384, kBps32768, kBps65536, infinity},
bucketSizeDuration ENUMERATED {ms5, ms10, ms20, ms50, ms100, ms150, ms300, ms500, ms1000,
spare7, spare6, spare5, spare4, spare3,spare2, spare1},
allowedServingCells SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofServingCells-1)) OF ServCellIndex
OPTIONAL, -- PDCP-CADuplication
allowedSCS-List SEQUENCE (SIZE (1..maxSCSs)) OF SubcarrierSpacing OPTIONAL, -- Need R
maxPUSCH-Duration ENUMERATED {ms0p02, ms0p04, ms0p0625, ms0p125, ms0p25, ms0p5, spare2, spare1}
OPTIONAL, -- Need R
configuredGrantType1Allowed ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelGroup INTEGER (0..maxLCG-ID) OPTIONAL, -- Need R
schedulingRequestID SchedulingRequestId OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelSR-Mask BOOLEAN,
logicalChannelSR-DelayTimerApplied BOOLEAN,
TB_SelectionRestrictionApplied2stepRACH BOOLEAN,
max_TBsizeFor2stepRACH ENUMERATED {b100, b200, b300, b400, b500, b1000}
TB_SelectionRestrictionApplied4stepRACH BOOLEAN,
max_TBsizeFor4stepRACH ENUMERATED {b100, b200, b300, b400, b500, b1000}
...,
bitRateQueryProhibitTimer ENUMERATED { s0, s0dot4, s0dot8, s1dot6, s3, s6, s12,s30} OPTIONAL -- Need R
} OPTIONAL, -- Cond UL
...
}
他の選択肢として、ネットワークは、以下のRRCシグナリングの例に示されるように、論理チャネルごとの設定に、RACHタイプごとにTBサイズ制約がそれぞれ適用されるかどうかを示すブール値を含めることによって、TBサイズ制約を設定する。
LogicalChannelConfig ::= SEQUENCE {
ul-SpecificParameters SEQUENCE {
priority INTEGER (1..16),
prioritisedBitRate ENUMERATED {kBps0, kBps8, kBps16, kBps32, kBps64, kBps128, kBps256, kBps512,
kBps1024, kBps2048, kBps4096, kBps8192, kBps16384, kBps32768, kBps65536, infinity},
bucketSizeDuration ENUMERATED {ms5, ms10, ms20, ms50, ms100, ms150, ms300, ms500, ms1000,
spare7, spare6, spare5, spare4, spare3,spare2, spare1},
allowedServingCells SEQUENCE (SIZE (1..maxNrofServingCells-1)) OF ServCellIndex
OPTIONAL, -- PDCP-CADuplication
allowedSCS-List SEQUENCE (SIZE (1..maxSCSs)) OF SubcarrierSpacing OPTIONAL, -- Need R
maxPUSCH-Duration ENUMERATED {ms0p02, ms0p04, ms0p0625, ms0p125, ms0p25, ms0p5, spare2, spare1}
OPTIONAL, -- Need R
configuredGrantType1Allowed ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelGroup INTEGER (0..maxLCG-ID) OPTIONAL, -- Need R
schedulingRequestID SchedulingRequestId OPTIONAL, -- Need R
logicalChannelSR-Mask BOOLEAN,
logicalChannelSR-DelayTimerApplied BOOLEAN,
TB_SelectionRestrictionApplied2stepRACH BOOLEAN,
TB_SelectionRestrictionApplied4stepRACH BOOLEAN, ...,
bitRateQueryProhibitTimer ENUMERATED { s0, s0dot4, s0dot8, s1dot6, s3, s6, s12,s30} OPTIONAL -- Need R
} OPTIONAL, -- Cond UL
...
}
上記のような論理チャネルごとの設定によって通知されるTBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズやTBサイズの範囲は、以下の例に示すように、システム情報においてRACHタイプごとに設けられてもよい。
PreambleInfo ::= SEQUENCE {
numberOfRA-Preambles
TB-selectionrestrictionApplied2stepRACH_False INTEGER (1…6)
TB-selectionrestrictionApplied2stepRACH_True INTEGER (1…4)
TBsize ENUMERATED (b100, b200, b300, b400, b500, b600)

PreambleInfo ::= SEQUENCE {
numberOfRA-Preambles
TB-selectionrestrictionApplied4stepRACH_False INTEGER (1…6)
TB-selectionrestrictionApplied4stepRACH_True INTEGER (1…4)
...TBsize ENUMERATED (b100, b200, b300, b400, b500, b600)
上述のように、TBサイズ制約の設定の様々な例が示された。ただし、本開示はこれらの実施例に限定されず、他の組み合わせを排除するものではない。
本開示は、ソフトウェア、ハードウェア又はハードウェアと連動するソフトウェアによって実現することができる。上述した各実施例の説明に用いた各機能ブロックは、集積回路(IC)等のLSI(Large Scale Integration)によって部分的又は全体的に実現可能であり、各実施例で説明される各処理は、同一のLSI又はLSIの組み合わせによって部分的又は全体的に制御されてもよい。LSIは、個別にチップとして形成されていてもよいし、あるいは、機能ブロックの一部又は全部を含むように1つのチップが形成されていてもよい。LSIは、それに結合されたデータ入出力を含んでもよい。ここで、LSIとは、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI又はウルトラLSIとして呼ばれうる。しかし、集積回路を実現する技術はLSIに限定されず、専用回路、汎用プロセッサ又は特定用途向けプロセッサを用いて実現されてもよい。さらに、LSI内部に配置される回路セルの接続及び設定が再設定可能なLSI又はリコンフィギュラブルプロセッサの製造後にプログラミング可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)が利用されてもよい。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現することができる。半導体技術や他の派生技術の進歩の結果として、将来の集積回路技術がLSIに取って代わる場合、機能ブロックは、将来の集積回路技術を用いて集積化することができる。バイオテクノロジーも適用できる。
本開示は、通信装置と呼ばれる、通信機能を有する何れかのタイプの装置、デバイス又はシステムによって実現することができる。
通信装置は、送受信機及び処理/制御回路を有してもよい。送受信機は、受信機及び送信機を有し、及び/又は機能してもよい。送信機及び受信機としての送受信機は、増幅器、RF変調器/復調器など及び1つ以上のアンテナを含むRF(Radio Frequency)モジュールを含んでもよい。
そのような通信装置のいくつかの非限定的な例は、電話機(例えば、携帯(セル)電話、スマートフォン)、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC)(例えば、ラップトップ、デスクトップ、ネットブック)、カメラ(例えば、デジタルスチル/ビデオカメラ)、デジタルプレーヤ(デジタルオーディオ/ビデオプレーヤ)、ウェアラブルデバイス(例えば、ウェアラブルカメラ、スマートウォッチ、トラッキングデバイス)、ゲームコンソール、デジタルブックリーダ、遠隔ヘルス/遠隔医療(リモートヘルス及びリモート医療)デバイス、及び通信機能を提供する車両(例えば、自動車、飛行機、船舶)、並びにそれらの様々な組み合わせを含む。
通信装置は、携帯型又は可動型であることに限定されず、スマートホームデバイス(例えば、家電、ライティング、スマートメータ、制御パネル)、自動販売機及び“Internet of Things(IoT)”のネットワークにおける他の何れかの“物”など、非携帯型又は固定型である何れかのタイプの装置、デバイス又はシステムを含んでもよい。
通信は、例えば、セルラシステム、無線LANシステム、衛星システムなど、及びそれらの様々な組み合わせを介してデータを交換することを含んでもよい。通信装置は、本開示に記載された通信の機能を実行する通信デバイスに結合されたコントローラ又はセンサなどのデバイスを含んでもよい。例えば、通信装置は、通信装置の通信機能を実行する通信デバイスによって使用される制御信号又はデータ信号を生成するコントローラ又はセンサを含んでもよい。
通信装置はまた、基地局、アクセスポイントなどのインフラストラクチャファシリティと、上記の非限定的な例におけるものなどの装置と通信又は制御する他の何れかの装置、デバイス又はシステムを含んでもよい。
提供される通信装置は、動作時に、ランダムアクセス手順の間に送信される論理チャネルのデータのための、論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、少なくとも一方を含むTBサイズの設定を受信する送受信部と、動作時に、受信した前記TBサイズの設定に基づいて、前記論理チャネルのデータの送信のための、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプのうち少なくとも一方の選択を行う回路と、を備える通信装置であって、前記送受信部は、動作時に、前記選択に従って前記論理チャネルのデータの前記送信を行う。
例えば、前記回路は、動作時に、前記論理チャネルのための前記TBサイズ制約に基づいて、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプとに一対一で対応するプリアンブルを選択する。
いくつかの実施形態において、前記TBサイズの設定は、UE固有の、論理チャネルごとの設定内に、前記TBサイズ制約を示す通知を含む。
例えば、前記TBサイズの設定は、システム情報内に、前記通知によって示される前記TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズまたはTBサイズ範囲を含む。
いくつかの実施形態において、前記TBサイズ制約の前記通知は、前記TBサイズ制約が前記論理チャネルに適用されるか否かを示すブール値を含む。
いくつかの実施形態において、前記TBサイズ制約の前記通知は、前記通知によって示される前記TBサイズ制約の下で選択可能な複数のTBサイズ範囲を表す複数の整数値のうち、一つの整数値を含む。
いくつかの実施形態において、前記TBサイズ制約の前記通知は、前記TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズの閾値を含む。
いくつかの実施形態において、前記ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約は、前記第2ランダムアクセス手順タイプよりも、前記第1ランダムアクセス手順タイプにおいて、より大きなTBサイズが送信されることを許容し、前記回路は、動作時に、前記論理チャネルのデータのサイズに基づいて、前記ランダムアクセス手順タイプを選択する。
例えば、前記TBサイズの設定は、UE固有の、論理チャネルごとの設定内に、前記第1ランダムアクセス手順タイプが制約されるか否かを示すブール値を含む。
例えば、前記第1ランダムアクセス手順タイプは二段階ランダムアクセス手順であり、前記第2ランダムアクセス手順タイプは四段階ランダムアクセス手順である。
例えば、前記TBサイズの設定はRRC(radio resource control)シグナリングにおいて受信される。
例えば、前記送受信部は、動作時に、前記UEがRRC_INACTIVE状態の間に前記論理チャネルの送信を行う。
また、提供されるネットワークノードは、動作時に、ランダムアクセス手順の間に通信装置によって送信される論理チャネルのデータのための、論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、少なくとも一方を含むTBサイズの設定を決定する回路と、動作時に、前記論理チャネルのデータの前記TBサイズの設定を送信し、送信された前記設定に従ったTBサイズの前記論理チャネルのデータを受信する送受信部と、を備える。
例えば、前記回路は、動作時に、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプとに一対一で対応するプリアンブルを設定し、前記送受信部は、動作時に、前記論理チャネルのための前記TBサイズ制約に基づいて、前記プリアンブルを受信する。
いくつかの実施形態において、前記TBサイズの設定は、UE固有の、論理チャネルごとの設定内に、前記TBサイズ制約を示す通知を含む。
例えば、前記TBサイズの設定は、システム情報内に、前記通知によって示される前記TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズまたはTBサイズ範囲を含む。
いくつかの実施形態において、前記TBサイズ制約の前記通知は、前記通知によって示される前記TBサイズ制約の下で選択可能な複数のTBサイズ範囲を表す複数の整数値のうち、一つの整数値を含む。
例えば、前記TBサイズ制約の前記通知は、前記TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズの閾値を含む。
いくつかの実施形態において、前記ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約は、前記第2ランダムアクセス手順タイプよりも、前記第1ランダムアクセス手順タイプにおいて、より大きなTBサイズが送信されることを許容する。
例えば、前記TBサイズの設定は、UE固有の、論理チャネルごとの設定内に、前記第1ランダムアクセス手順タイプが制約されるか否かを示すブール値を含む。
例えば、前記第1ランダムアクセス手順タイプは二段階ランダムアクセス手順であり、前記第2ランダムアクセス手順タイプは四段階ランダムアクセス手順である。
例えば、前記TBサイズの設定はRRC(radio resource control)シグナリングにおいて送信される。
例えば、送受信部は、動作時に、RRC_INACTIVE状態のUEからの前記送信を受信する。
また、提供される通信方法は、通信装置によって実行される通信方法であって、ランダムアクセス手順の間に送信される論理チャネルのデータのための、論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、少なくとも一方を含むTBサイズの設定を受信することと、受信した前記TBサイズの設定に基づいて、前記論理チャネルのデータの送信のための、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプのうち少なくとも一方の選択を行うことと、前記選択に従って前記論理チャネルのデータの前記送信を行うことと、を含む。
いくつかの実施形態において、前記方法は、前記論理チャネルのための前記TBサイズ制約に基づいて、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプとに一対一で対応するプリアンブルを選択することを含む。
いくつかの実施形態において、前記TBサイズの設定は、UE固有の、論理チャネルごとの設定内に、前記TBサイズ制約を示す通知を含む。
例えば、前記TBサイズの設定は、システム情報内に、前記通知によって示される前記TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズまたはTBサイズ範囲を含む。
例えば、前記TBサイズ制約の前記通知は、前記TBサイズ制約が前記論理チャネルに適用されるか否かを示すブール値を含む。
いくつかの実施形態において、前記TBサイズ制約の前記通知は、前記通知によって示される前記TBサイズ制約の下で選択可能な複数のTBサイズ範囲を表す複数の整数値のうち、一つの整数値を含む。
例えば、前記TBサイズ制約の前記通知は、前記TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズの閾値を含む。
いくつかの実施形態において、前記ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約は、前記第2ランダムアクセス手順タイプよりも、前記第1ランダムアクセス手順タイプにおいて、より大きなTBサイズが送信されることを許容し、前記方法は、前記論理チャネルのデータのサイズに基づいて、前記ランダムアクセス手順タイプを選択することを含む。
例えば、前記TBサイズの設定は、UE固有の、論理チャネルごとの設定内に、前記第1ランダムアクセス手順タイプが制約されるか否かを示すブール値を含む。
例えば、前記第1ランダムアクセス手順タイプは二段階ランダムアクセス手順であり、前記第2ランダムアクセス手順タイプは四段階ランダムアクセス手順である。
例えば、前記TBサイズの設定はRRC(radio resource control)シグナリングにおいて受信される。
例えば、論理チャネルの送信は、UEがRRC_INACTIVE状態の間に行われる。
また、提供される通信方法は、ネットワークノードによって実行される通信方法であって、ランダムアクセス手順の間に通信装置によって送信される論理チャネルのデータのための、論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、少なくとも一方を含むTBサイズの設定を決定することと、前記論理チャネルのデータの前記TBサイズの設定を送信することと、送信された前記設定に従ったTBサイズの前記論理チャネルのデータを受信することと、を含む。
例えば、前記方法は、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプとに一対一で対応するプリアンブルを設定することを含み、前記送受信部は、動作時に、前記論理チャネルのための前記TBサイズ制約に基づいて、前記プリアンブルを受信する。
いくつかの実施形態において、前記TBサイズの設定は、UE固有の、論理チャネルごとの設定内に、前記TBサイズ制約を示す通知を含む。
例えば、前記TBサイズの設定は、システム情報内に、前記通知によって示される前記TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズまたはTBサイズ範囲を含む。
いくつかの実施形態において、前記TBサイズ制約の前記通知は、前記通知によって示される前記TBサイズ制約の下で選択可能な複数のTBサイズ範囲を表す複数の整数値のうち、一つの整数値を含む。
例えば、前記TBサイズ制約の前記通知は、前記TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズの閾値を含む。
いくつかの実施形態において、前記ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約は、前記第2ランダムアクセス手順タイプよりも、前記第1ランダムアクセス手順タイプにおいて、より大きなTBサイズが送信されることを許容する。
例えば、前記TBサイズの設定は、UE固有の、論理チャネルごとの設定内に、前記第1ランダムアクセス手順タイプが制約されるか否かを示すブール値を含む。
例えば、前記第1ランダムアクセス手順タイプは二段階ランダムアクセス手順であり、前記第2ランダムアクセス手順タイプは四段階ランダムアクセス手順である。
例えば、前記TBサイズの設定はRRC(radio resource control)シグナリングにおいて送信される。
例えば、前記論理チャネルの送信は、RRC_INACTIVE状態のUEから受信される。
つまり、通信装置と、ネットワークノードと、対応する方法とが提供される。通信装置は、動作時に、ランダムアクセス手順の間に送信される論理チャネルのデータのための、論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、少なくとも一方を含むTBサイズの設定を受信する送受信部と、動作時に、受信した前記TBサイズの設定に基づいて、前記論理チャネルのデータの送信のための、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプのうち少なくとも一方の選択を行う回路と、を備え、前記送受信部は、動作時に、前記選択に従って前記論理チャネルのデータの前記送信を行う。

Claims (17)

  1. 動作時に、ランダムアクセス手順の間に送信される論理チャネルのデータのための、
    論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、
    第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、
    少なくとも一方を含むTBサイズの設定を受信する送受信部と、
    動作時に、受信した前記TBサイズの設定に基づいて、前記論理チャネルのデータの送信のための、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプのうち少なくとも一方の選択を行う回路と、
    を備える通信装置であって、
    前記送受信部は、動作時に、前記選択に従って前記論理チャネルのデータの前記送信を行う、
    通信装置。
  2. 前記回路は、動作時に、前記論理チャネルのための前記TBサイズ制約に基づいて、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプとに一対一で対応するプリアンブルを選択する、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記TBサイズの設定は、UE固有の、論理チャネルごとの設定内に、前記TBサイズ制約を示す通知を含む、
    請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記TBサイズの設定は、システム情報内に、前記通知によって示される前記TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズまたはTBサイズ範囲を含む、
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記TBサイズ制約の前記通知は、前記TBサイズ制約が前記論理チャネルに適用されるか否かを示すブール値を含む、
    請求項3または4に記載の通信装置。
  6. 前記TBサイズ制約の前記通知は、前記通知によって示される前記TBサイズ制約の下で選択可能な複数のTBサイズ範囲を表す複数の整数値のうち、一つの整数値を含む、
    請求項3または4に記載の通信装置。
  7. 前記TBサイズ制約の前記通知は、前記TBサイズ制約の下で選択可能なTBサイズの閾値を含む、
    請求項3から6の何れか一項に記載の通信装置。
  8. 前記ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約は、前記第2ランダムアクセス手順タイプよりも、前記第1ランダムアクセス手順タイプにおいて、より大きなTBサイズが送信されることを許容し、
    前記回路は、動作時に、前記論理チャネルのデータのサイズに基づいて、前記ランダムアクセス手順タイプを選択する、
    請求項1から7の何れか一項に記載の通信装置。
  9. 前記TBサイズの設定は、UE固有の、論理チャネルごとの設定内に、前記第1ランダムアクセス手順タイプが制約されるか否かを示すブール値を含む、
    請求項8に記載の通信装置。
  10. 前記第1ランダムアクセス手順タイプは二段階ランダムアクセス手順であり、前記第2ランダムアクセス手順タイプは四段階ランダムアクセス手順である、
    請求項1から9の何れか一項に記載の通信装置。
  11. 前記TBサイズの設定はRRC(radio resource control)シグナリングにおいて受信される、
    請求項1から10の何れか一項に記載の通信装置。
  12. 前記送受信部は、動作時に、前記UEがRRC_INACTIVE状態の間に前記論理チャネルの送信を行う、
    請求項1から10の何れか一項に記載の通信装置。
  13. 動作時に、ランダムアクセス手順の間に通信装置によって送信される論理チャネルのデータのための、
    論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、
    第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、
    少なくとも一方を含むTBサイズの設定を決定する回路と、
    動作時に、前記論理チャネルのデータの前記TBサイズの設定を送信し、送信された前記設定に従ったTBサイズの前記論理チャネルのデータを受信する送受信部と、
    を備えるネットワークノード。
  14. 通信装置によって実行される通信方法であって、
    ランダムアクセス手順の間に送信される論理チャネルのデータのための、
    論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、
    第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、
    少なくとも一方を含むTBサイズの設定を受信することと、
    受信した前記TBサイズの設定に基づいて、前記論理チャネルのデータの送信のための、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプのうち少なくとも一方の選択を行うことと、
    前記選択に従って前記論理チャネルのデータの前記送信を行うことと、
    を含む通信方法。
  15. ネットワークノードによって実行される通信方法であって、
    ランダムアクセス手順の間に通信装置によって送信される論理チャネルのデータのための、
    論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、
    第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、
    少なくとも一方を含むTBサイズの設定を決定することと、
    前記論理チャネルのデータの前記TBサイズの設定を送信することと、
    送信された前記設定に従ったTBサイズの前記論理チャネルのデータを受信することと、
    を含む通信方法。
  16. 動作時に、通信装置の処理を制御する集積回路であって、
    前記処理は、
    ランダムアクセス手順の間に送信される論理チャネルのデータのための、
    論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、
    第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、
    少なくとも一方を含むTBサイズの設定を受信することと、
    受信した前記TBサイズの設定に基づいて、前記論理チャネルのデータの送信のための、前記TBサイズと前記ランダムアクセス手順タイプのうち少なくとも一方の選択を行うことと、
    前記選択に従って前記論理チャネルのデータの前記送信を行うことと、を含む
    集積回路。
  17. 動作時に、ネットワークノードの処理を制御する集積回路であって、
    前記処理は、
    ランダムアクセス手順の間に通信装置によって送信される論理チャネルのデータのための、
    論理チャネルごとのトランスポートブロック(TB)サイズ制約と、
    第1ランダムアクセス手順タイプと、前記第1ランダムアクセス手順タイプよりも送信ステップ数が多い第2ランダムアクセス手順タイプの、ランダムアクセス手順タイプごとのTBサイズ制約のうち、
    少なくとも一方を含むTBサイズの設定を決定することと、
    前記論理チャネルのデータの前記TBサイズの設定を送信することと、
    送信された前記設定に従ったTBサイズの前記論理チャネルのデータを受信することと、を含む
    集積回路。
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