JP2023504243A - 単純化された非線形二重動作を有する回路遮断器 - Google Patents

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Abstract

本発明は、一次及び二次ホルダ(20、50)内に摺動可能に装着された一次及び二次可動コンタクト(25、55)を備える二重動作回路遮断器(10)であって、一次可動コンタクト(25)はチューリップ(26)及びそれに取り付けられた接触式シリンダ(28)を備え、二次可動コンタクト(55)はチューリップ(26)に係合するためのピン(56)を備えるが、接触式シリンダ(28)に係合するための相手側コンタクトを備えない、二重動作回路遮断器(10)に関する。回路遮断器(10)はまた、ピンスロット機構(83)を有する非線形連結機構(80)と、二次ホルダ(50)に設けられた固定誘電体シールド(66)とを有する。切断中、連結機構(80)は、好ましくは、それらの最大ストロークに比例してチューリップ(26)よりもピン(56)を大きく移動させ、それにより、ピン先端(56A)を固定誘電体シールド(66)内に迅速に引き込み、その後、チューリップ(26)をピン(56)よりも大きく移動させるように配置される。この回路遮断器(10)は、より安価で軽量であり、より迅速に切断することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチギア用の高電圧回路遮断器の分野に関する。より詳細には、本発明は、非線形動作連結機構を有する単純化された二重動作回路遮断器に関する。本発明はまた、回路遮断器を切断する方法にも関する。
非線形二重動作高電圧(HV)回路遮断器は周知である。米国登録特許第9543081号明細書は、そのような回路遮断器を開示している。これは、回路を遮断するために反対方向に移動する2つの可動コンタクトを備える。一次可動コンタクトは、一緒に取り付けられたチューリップ、ノズル及び接触式シリンダを備え、二次可動コンタクトは、一緒に取り付けられたピン及び相手側接触式シリンダを備える。非線形動作連結機構は、一方向への一次可動コンタクトの運動を、反対方向への二次可動コンタクトの非線形運動に変換する。このようにして、回路遮断器は回路を遮断することができる。
しかしながら、回路遮断器の様々な構成要素を移動させることは、それらが重い上に、切断のために十分な加速及び速度を必要とするので、多くのエネルギーを消費する。その上、この回路遮断器は多数の可動部品を有し、これにより、一般に機械的故障の影響を受けやすくなっている。最後に、適切な機能を保証するために必要な硬度及び導電性を有するように、接触式シリンダ及び相手側接触式シリンダなどの特定の構成要素は銀でコーティングされなければならないため、高価でもある。
したがって、より迅速に動作することができ、より信頼性が高く、またより安価な回路遮断器が明らかに必要とされている。
米国出願公開第2018/182578号明細書
本発明は、一次ホルダ及び二次ホルダ内にそれぞれ摺動可能に装着された一次可動コンタクト及び二次可動コンタクトを備える非線形二重動作回路遮断器であって、一次可動コンタクトは、チューリップ及びそれに取り付けられた接触式シリンダを備え、二次可動コンタクトは、ピン先端を有するピンを備え、回路遮断器は、一次可動コンタクトの運動とは反対の方向への二次可動コンタクトの非線形運動を可能にするように配置された連結機構をさらに備え、二次ホルダは、一次ホルダに対向する端部に固定誘電体シールドを有し、二次可動コンタクトは、接触式シリンダと係合するための相手側コンタクトを備えない、非線形二重動作回路遮断器に関する。
本発明はまた、非線形二重動作回路遮断器を切断する方法であって、一次可動コンタクト及び二次可動コンタクトをそれぞれ一次ホルダ及び二次ホルダ内に摺動可能に装着するステップと、一次可動コンタクトにチューリップ及び取り付けられた接触式シリンダを設けるステップと、二次可動コンタクトにピン先端を有するピンを設けるステップと、一次可動コンタクトの運動とは反対の方向への二次可動コンタクトの非線形運動を可能にする連結機構を設けるステップと、ピン先端が一次ホルダに対向する二次ホルダの端部に設けられた固定誘電体シールド内に入るまで、接触式シリンダと係合するために相手側コンタクトを移動させることなく、ピンを一次可動コンタクトから後退させるステップとを含む方法に関する。
本発明の好ましい特徴は、添付の特許請求の範囲に規定される。
本発明は、以下の詳細な説明及び非限定的な例を読み、図面を検討することにより、よりよく理解されるであろう。
本発明の好ましい実施形態による回路遮断器の断面図であり、回路遮断器は閉位置にある。 開位置にある同じ回路遮断器の断面図である。 同じ回路遮断器の拡大断面図であり、特に回路遮断器の中間位置におけるその連結機構を示す。 二次可動コンタクトストロークのストローク(y軸)を一次可動コンタクトのストローク(x軸)と比較するグラフを示す。
これらの図のすべてにおいて、同一の参照符号は、同一又は類似の要素を示すことができる。さらに、図に示される様々な部分は、図をより読みやすくするために、必ずしも均一なスケールに従って示されていない。
図1は、本発明の好ましい実施形態による回路遮断器10を示し、回路遮断器の2つの可動コンタクト25、55と共に、その連結機構80の詳細を特に示しており、回路遮断器は閉位置にある。回路遮断器10は、一次(コンタクト)ホルダ20及び二次(コンタクト)ホルダ50を備え、それらの内部には一次可動コンタクト25及び二次可動コンタクト55がそれぞれ摺動可能に装着されている。連結機構80は、主軸に沿った一方向への一次可動コンタクト25の運動を、主軸に沿った逆方向への二次可動コンタクト55の非線形運動に変換する。この好ましい実施形態では、回路遮断器10は、自動ブラスト型であり、スイッチギア100の一部でもある。
一次可動コンタクト25は、一緒に取り付けられ、単一のユニットとして移動するように配置されたチューリップ26、ノズル27、及び接触式シリンダ28を備える。一次可動コンタクト25は、回路遮断器10が閉位置にあるときに一次ホルダ20から延出して示されている。しかしながら、回路遮断器10の開位置を示す図2に見られるように、一次可動コンタクト25は、一次ホルダ20内に戻ることができる。
一方、二次可動コンタクト55はピン56を備える。二次可動コンタクト55は、回路遮断器10が閉位置にあるときに二次ホルダ50から延出して示され、一次可動コンタクト25と係合している。より正確には、ピン56は、一次可動コンタクト25のノズル27を通って延び、そのチューリップ26と係合している。回路遮断器10の開位置を示す図2に見られるように、二次可動コンタクト55は、二次ホルダ50内に戻ることができる。
しかしながら、従来技術とは異なり、二次可動コンタクト55は、ピン56に取り付けられた相手側接触式シリンダを備えていないことが観察される。これは、本発明の重要な態様である。ピンに相手側コンタクト(シリンダなど)が取り付けられていないので、連結機構80は、ピン56と相手側コンタクトとを合わせた質量を移動させる必要がなくなる。むしろ、はるかに軽いピン56を移動させるだけでよい。これにより、二次可動コンタクト55の重量を大幅に低減し、その結果、回路遮断器10を動作させるのに必要なエネルギーも低減する。移動の必要がある相手側コンタクトが回路遮断器10上に存在しないことは、切断を迅速に達成することができることを意味する。
二次ホルダ50は、ピン56を摺動可能に支持するためのブリッジ60を備える。ブリッジ60は、主軸に沿って摺動するために、ピン56が位置するスリーブ61を有する。本実施形態では、二次可動コンタクト55の最大ストロークは、一次可動コンタクト25の最大ストロークの3分の1程度である。ブリッジ60は、理想的には、スリーブ61が二次ホルダ50内の中央に保持されるようにスリーブ61を支持するスポーク62を装備している。ブリッジ60のスリーブ61は、二次ホルダ50とピン56との間に電流が流れることを可能にする接触点63をその内部に有する。接触点の代わりに、二次ホルダ50からピン56まで延びる可撓性接続部を設けて、電流が流れることを可能にしてもよい。
回路遮断器10はまた、一次ホルダ20及び二次ホルダ50上に誘電体シールド36、66を備える。誘電体シールド36、66は、一次ホルダ20及び二次ホルダ50の対向する端部に固定され、一次可動コンタクト25及び二次可動コンタクト55を、したがって主軸をも効果的に取り囲む。これらの誘電体シールド36、66は、誘電体抵抗を改善し、回路遮断器10の動作中のフラッシュオーバーの可能性を低減するように設計される。従来技術の相手側接触式シリンダはピンの誘電体シールドとしても機能したが、この機能はここでは、二次ホルダ50上の誘電体シールド66によってピン56に提供される。
二次可動コンタクト55に相手側コンタクトが存在しないことにより、本発明の回路遮断器10の接触式シリンダ28は、二次ホルダ50に直接係合するように配置される。閉位置にあるとき、一次可動コンタクト25の接触式シリンダ28は、二次ホルダ50の固定誘電体シールド66と係合する。固定誘電体シールド36、66の内周には、接触式シリンダ28との電気的導通を改善するために、接触点37、67が設けられている。接触式シリンダ28が開位置にあるとき、接触式シリンダ28は本質的に固定誘電体シールド36内に位置し、フラッシュオーバーを防止するのに役立つ。同様に、ピン56に関しては、回路遮断器10が開位置にあるとき、ピン先端56Aは二次ホルダ50の固定誘電体シールド66内にあり、フラッシュオーバーを防止するのに役立つ。
本発明の別の新規態様は、一次可動コンタクト25と二次可動コンタクト55との運動学であり、本発明の興味深い特徴、すなわち連結機構80をもたらす。回路遮断器10の連結機構80は、駆動レバー81及び従動レバー91を備える。両方のレバー81、91は、二次ホルダ50に取り付けられたピボット82、92に装着されている。これらのピボット82、92の軸は、主軸、すなわちピン56及びチューリップ26の運動方向に平行、及び垂直である。駆動レバー81は、駆動ロッド88によってチューリップ26/一次可動コンタクト25に接続されている。この駆動ロッド88は、ピン56を保持するブリッジのスポーク62の間に延びている。一方、従動レバー91は、従動ロッド98によってピン56/二次可動コンタクト55に接続されている。
駆動レバー81及び従動レバー91は、ピンスロット接続部83によって互いに接続されている。駆動レバー81は2つの脚部を有し、一方は駆動ロッド88に取り付けられ、他方はフォロワピン84を備える。一方、従動レバー91もまた、2つの脚部を有し、一方は従動ロッド98に取り付けられ、他方はスロット94を備える。このピンスロット接続部83は、駆動レバー81の運動が従動レバー91の運動を制御することを可能にし、駆動レバー81のピボット82と従動レバー91のピボット92との間に本質的に位置し、レバー81、91のピボット82、92を結ぶ概念線の一方の側から反対の側に運動することができる。駆動レバー81及び従動レバー91の回転は、一般に互いに反対であるが、このことはレバーの動きの全範囲には適用されない。
スロット94は、従動レバー91のピボット92のより近くに位置する短尺部95と、より遠くに位置する隣接する長尺部96とを有する。短尺部95は直線状であり、長尺部96は湾曲しており、そのピボット82から、フォロワピン84と同じ半径を有する。スロット94の長尺部96の曲率は、ピボット82、92間の概念線の一方の側にあるとき、フォロワピン84の曲線軌道に対してほぼ反転しているが、他方の側にあるときは、フォロワピン84の曲線軌道に対応する。
連結機構80は、切断の初期段階中に、駆動レバー81の回転が従動レバー91に実質的に作用し、従動レバー91をかなり迅速に回転させ、ピン先端56Aを固定誘電体シールド66内に後退させるように配置される。ピン56は実際には、この段階の間に、その最大ストロークに比例してチューリップ26よりも多く引き出され、そのストロークの終わりに達するか、又はほとんど終わりに達し、その一方で、チューリップ26はそのストロークの約半分にしかいない。
しかしながら、切断の後期段階では、駆動レバー81は、従動レバー91を回転させるようには作用しないか、又はほとんど作用しない。その結果、ピン56は、この段階の間にほとんど又は全く移動せず、常に固定誘電体シールド66内に維持され、その結果、チューリップ26は、その最大ストロークに比例してピン56よりも引き出される。可動コンタクトの総質量は一次可動コンタクト25の総質量のみに低減され、これは、回路遮断器の切断のためのエネルギーが一次可動コンタクト25の移動に完全に向けられることを意味することに留意されたい。
したがって、回路遮断器10の切断は、ピン先端56Aが固定誘電体シールド66内にあって後退を停止している、閉位置と中間位置との間の第1の段階と、中間位置と開位置との間の第2の段階とを有すると見なすことができる。図3は、回路遮断器10の中間位置における連結機構80を示す。
連結機構80のこの動作は、部分的には、レバー81、91間のピンスロット接続部83によって達成され、ピンスロット接続部83は、閉位置と中間位置との間では、駆動レバー81の回転により、フォロワピン84が従動レバー91を実質的に回転させるようにスロット94内を動き、その一方で、中間位置と開位置との間では、フォロワピン84が従動レバー91を回転させないか、又はほとんど回転させないようにスロット94内を動くように構成される。
さらに、ピンスロット機構83は、概念線の一方の側では、フォロワピン84がスロット94内で一方向に移動し、概念線の他方の側では、フォロワピン84がスロット94内で反対方向に移動するように構成される。
誤解を避けるために、ここでは、回路遮断器10の動作中、チューリップ26は典型的には、ピン56よりも速く移動すると述べている。しかしながら、それらの最大ストロークに比例して、ピン56はチューリップ26よりも大きく移動する。言い換えれば、ピン56は、チューリップ26よりも速くその最大ストロークを達成する。
本発明の理解を容易にするために、回路遮断器10を示す図1~図3、及びチューリップ26のストローク(x軸)に対するピン56のストローク(y軸)のグラフを示す図4を参照して、回路遮断器10の閉位置から開位置への切断について簡単に説明する。
回路遮断器10は、図1に示すように最初は閉位置にあり、回路遮断器10には電流が流れている。切断中、一次可動コンタクト25に力を加えて、二次可動コンタクト55から離れるように移動させる。一次可動コンタクト25の一方向への運動は、二次可動コンタクト55の逆方向への非線形運動に変換される。より具体的には、一次可動コンタクト25は駆動ロッド88を引っ張り、駆動ロッド88は次に駆動レバー81をそのピボット82を中心に(本図では反時計回りに)回転させる。次いで、駆動レバー81は、ピンスロット機構83を介して従動レバー91に作用し、従動レバー91をそのピボット92を中心に(この図では時計回りに)回転させる。
フォロワピン84は、最初にスロットの長尺部96に沿って動き(現在の位置ではフォロワピン84の曲線軌道に対して反転している)、スロット94の短尺部95内に入る。フォロワピン84に対するスロット94の位置及び形状に起因して、ピン56は、切断の開始からすぐに後退し、また、それらの最大ストロークに比例してチューリップ26よりも大きく後退する。
ピン56及びチューリップ26の後退は、駆動レバー81の回転と共に本質的に上記と同じ速度で継続する。フォロワピン84は、ピボット82、92(及び従動レバー91のピボット92に最も近い点)の間の概念線に達するまでスロット94内を動き続け、その後、スロット94に沿って反対方向に移動し始める。ピン56は、ここではその最大ストロークの4分の3にある。ピン56及びチューリップ26の後退は、フォロワピン84がスロット94の短尺の直線部95を離れ、長尺の湾曲部96内を動き始めるまで継続する。これを回路遮断器10の中間位置と呼ぶ場合がある。完全を期すために、ピン56がこの位置に達するのに約数ミリ秒かかることを言及しておく。
図3は、回路遮断器10の中間位置におけるピン56の位置、及び連結機構80の位置を示す。しかしながら、この時点以降、駆動レバー81の回転運動は、ピンの運動にほとんど又は全く影響を及ぼさなくなる。これは、現在の位置にある従動レバー91が、スロット94の長尺部96がフォロワピン84の曲線軌道に対応するように位置しているためである。その結果、チューリップ26は後退を続けるが、ピン56はほとんど又は全く後退せず、ピン先端56Aは固定誘電体シールド66内、すなわち一般に(環状の)固定誘電体シールド66の前部と後部との間に留まる。
公知の回路遮断器のストロークと比較してピン56のストロークが比較的短いことは、ピンが固定誘電体シールド66内に迅速に後退することを確実にするのに役立ち、その結果、ピン56及び固定誘電体シールド66は共に誘電体リスクを低減し、誘電体フラッシュオーバーを防止する。一旦ピン56が本質的にその最大ストロークになると、チューリップ26のみがその最大ストロークに向かって移動し続ける。これにより、次いで、図2に示す開位置である回路遮断器10の切断が完了する。したがって、本発明の回路遮断器10は、二次可動コンタクト55がピン56を有するものの相手側コンタクトを有していないため、二重動作が単純化されていると見なすことができる。回路遮断器10の再接続のために、当業者は、本質的に上記の逆が行われることを理解するであろう。
本発明の回路遮断器10は、より少ないエネルギーを使用しながら迅速に切断を行うことを可能にするので、従来技術を超える著しい改善という意義がある。構成要素、すなわち相手側コンタクトを省略することにより、より軽量のピン56が、より少ないエネルギーを消費しながら、より容易かつ迅速に移動することができる。二次可動コンタクト55の部品数の低減はまた、回路遮断器10がより安価に製造されること、及びより少ないエネルギーしか消費しないのでより安価に動作することを意味する。
さらに、連結機構80のピンスロット接続部83は、ピン56が切断の開始から後退を開始することを可能にし、ピン先端56Aを固定誘電体シールド66のセーフティ内に迅速に後退させ、誘電体リスク及びフラッシュオーバーを大幅に低減するように構成される。ピン56の短縮されたストロークはまた、ピン56が必要な位置に至るまでに必要とする移動が少ないことを意味するので有利である。
従来技術とは対照的に、これにより、より迅速に、より少ないエネルギー及び運動で切断を行うことができる。当業者は、より速い切断を達成するためにより多くのエネルギーを投入するが、本発明は、これを達成するための新規かつ発明的な手法を提示する。
二次可動コンタクトは(ピンを受けるための)チューリップを含むものとして説明されているが、常にそうであるとは限らず、したがってピン受け器のより広い意味で理解されるべきである。主な実施形態は、スイッチギアにおいてセルフブラスト技術を使用する二重動作HV回路遮断器の文脈で本発明を論じているが、本発明はこのように限定されるべきではなく、様々なタイプのスイッチギア、及びそれらがセルフブラスト技術を使用するか否かにかかわらず適用可能であることは明らかであろう。
チューリップが一次可動部材の一部であり、ピンが二次可動部材の一部である場合、簡潔にするために、一次可動コンタクト及び二次可動コンタクトは、それぞれ単にチューリップ及びピンと呼ばれる場合がある。
10 回路遮断器
20 一次ホルダ
25 一次可動コンタクト
26 チューリップ
27 ノズル
28 接触式シリンダ
36 固定誘電体シールド
37 接触点
50 二次ホルダ
55 二次可動コンタクト
56 ピン
56A ピン先端
60 ブリッジ
61 スリーブ
62 スポーク
63 接触点
66 固定誘電体シールド
67 接触点
80 連結機構
81 駆動レバー
82 ピボット
83 ピンスロット接続部、ピンスロット機構
84 フォロワピン
88 駆動ロッド
91 従動レバー
92 ピボット
94 スロット
95 短尺部、短尺の直線部
96 長尺部、長尺の湾曲部
98 従動ロッド
100 スイッチギア

Claims (15)

  1. それぞれ一次ホルダ(20)及び二次ホルダ(50)内に摺動可能に装着された一次可動コンタクト(25)及び二次可動コンタクト(55)を備える非線形二重動作回路遮断器(10)であって、前記一次可動コンタクト(25)はチューリップ(26)、及びそれに取り付けられた接触式シリンダ(28)を備え、前記二次可動コンタクト(55)はピン先端(56A)を有するピン(56)を備え、前記回路遮断器(10)は、前記一次可動コンタクト(25)の運動とは反対方向への前記二次可動コンタクト(55)の非線形運動を可能にするように配置された連結機構(80)をさらに備え、前記二次ホルダ(50)は前記一次ホルダ(20)に対向する端部に固定誘電体シールド(66)を有すること、及び前記二次可動コンタクト(55)は前記接触式シリンダ(28)と係合するための相手側コンタクトを備えないことを特徴とする、非線形二重動作回路遮断器(10)。
  2. 前記連結機構(80)は、枢動式駆動レバー(81)と、そこから前記一次可動コンタクト(25)まで延びる駆動ロッド(88)と、枢動式従動レバー(91)と、そこから前記二次可動コンタクト(55)まで延びる従動ロッド(98)とを備え、前記駆動レバー(81)及び前記従動レバー(91)はピンスロット接続部(83)を介して互いに接続され、前記フォロワピン(84)は前記駆動レバー(81)に設けられ、前記スロット(94)は前記従動レバー(91)に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の回路遮断器(10)。
  3. 前記ピンスロット接続部(83)は、切断中に、前記駆動レバー(81)の回転が前記従動レバー(91)を回転させるように作用し、それにより、前記ピン(56)が前記閉位置から、前記ピン先端(56A)が前記固定誘電体シールド(66)内にある前記回路遮断器(10)の中間位置に後退するように、かつ、前記駆動レバー(81)の回転が前記従動レバー(91)を前記回路遮断器(10)の前記中間位置から前記開位置には回転させないように作用して、それにより、前記ピン先端(56A)が前記固定誘電体シールド(66)内に維持されるように構成されることを特徴とし、前記ピン(56)は、前記閉位置から前記中間位置までは、それらの最大ストロークに比例して前記一次可動コンタクト(25)よりも移動し、前記一次可動コンタクト(25)は、前記中間位置から前記開位置までは、前記回路遮断器(10)の前記ピン(56)よりも大きく移動する、請求項2に記載の回路遮断器(10)。
  4. 前記スロット(94)は、直線状の短尺部(95)と、湾曲した長尺部(96)とを有することを特徴とする、請求項3に記載の回路遮断器(10)。
  5. 前記長尺部(96)の曲率は、前記フォロワピン(84)の曲線軌道に対応することを特徴とする、請求項4に記載の回路遮断器(10)。
  6. 前記ピンスロット接続部(83)は、前記ピン(56)が切断の開始から移動するように構成されることを特徴とする、請求項3乃至5に記載の回路遮断器(10)。
  7. 前記ピンスロット接続部(83)は、切断中に、前記ピン(56)が前記一次可動コンタクト(25)のストロークの途中で移動を停止するように構成されることを特徴とする、請求項3乃至6のいずれか1項に記載の回路遮断器(10)。
  8. 前記ピンスロット接続部(83)は、切断中に、前記フォロワピン(84)が最初に前記スロット(94)内の一方向に、次いで反対方向に移動するように構成されることを特徴とする、請求項3乃至7のいずれか1項に記載の回路遮断器(10)。
  9. 前記ピン(56)のストロークは、前記一次可動コンタクト(25)のストロークの1/3であることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の回路遮断器(10)。
  10. 前記二次ホルダ(50)は、前記ピン(56)が摺動可能に位置するスリーブ(61)を有するブリッジ(60)と、前記スリーブ(61)を支持するためのスポーク(62)とを有することを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の回路遮断器(10)。
  11. 前記シリンダ状コンタクト(28)は、前記二次ホルダ(50)と係合するように配置されることを特徴とする、請求項1乃至10いずれか1項に記載の回路遮断器(10)。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の回路遮断器(10)を備えるスイッチギア(100)。
  13. 非線形二重動作回路遮断器(10)を切断する方法であって、一次可動コンタクト(25)及び二次可動コンタクト(55)をそれぞれ一次ホルダ(20)及び二次ホルダ(50)内に摺動可能に装着するステップと、前記一次可動コンタクト(25)にチューリップ(26)及び取り付けられた接触式シリンダ(28)を設けるステップと、前記二次可動コンタクト(55)にピン先端(56A)を有するピン(56)を設けるステップと、前記一次可動コンタクト(25)の運動とは反対の方向への前記二次可動コンタクト(55)の非線形運動を可能にする連結機構(80)を設けるステップとを含み、前記切断する方法が、前記ピン先端(56A)が前記一次ホルダ(20)に対向する前記二次ホルダ(50)の端部に設けられた固定誘電体シールド(66)内に入るまで、前記接触式シリンダ(28)と係合するために相手側コンタクトを移動させることなく、前記ピン(56)を前記一次可動コンタクト(25)から後退させるステップを含むことを特徴とする、非線形二重動作回路遮断器(10)を切断する方法。
  14. 前記連結機構(80)に枢動式駆動レバー(81)を設けることと、そこから駆動ロッド(88)を前記一次可動コンタクト(25)に接続することと、枢動式従動レバー(91)を設けることと、そこから従動ロッド(98)を前記二次可動コンタクト(55)に接続することと、前記フォロワピン(84)を前記駆動レバー(81)に設け、前記スロット(94)を前記従動レバー(91)に設けることによって、ピンスロット接続部(83)を介して前記駆動レバー(81)と前記従動レバー(91)とを接続することとをさらに特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記駆動レバー(81)を回転させて前記従動レバー(91)を回転させ、それにより、前記ピン(56)が前記固定誘電体シールド(66)内にある前記回路遮断器(10)の中間位置まで、前記ピン(56)は閉位置から後退し、それらの最大ストロークに比例して前記一次可動コンタクト(25)よりも大きく移動することと、前記従動レバー(91)を回転させることなく前記駆動レバー(81)を回転させ、それにより、前記ピン先端(56A)は前記固定誘電体シールド(66)内に維持され、前記回路遮断器(10)が前記開位置に達するまで、前記一次可動コンタクト(25)は後退し、前記ピン(56)よりも大きく移動することとをさらに特徴とする、請求項14に記載の方法。
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