JP2023180143A - キャンピングカー用ボックス - Google Patents

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【課題】走る秘密基地または走るパワーステーションとしてのオフグリッドハウスに備える電子機器をロック型電池に蓄えられた電力を使用して稼働させて、多目的に食う・寝る・遊ぶと仕事が一台で可能な遊技機等の提供。【解決手段】キャンピングカー用ボックス(オフグリッドトレーラー)11は、上部に屋根11g、11hと、内部に収容空間を有するキャンピングカー用ボックスであって、屋根に設けられた太陽電池セル11kが発電した電力を、前記キャンピングカー用ボックスに配置された充電池に蓄えるようになっており、太陽電池セルは、重なった状態から、屋根の外側にスライド可能に設けられている。キャンピングカー用ボックスに備えられている電子機器は、電力を使用して稼働される。【選択図】図10

Description

本発明は、キャンピングカーによって牽引して移動可能なキャンピングカー用ボックス(トレーラーハウス)に関するものである。
従来から、運転席の後方に人や物を収容できる収容空間を有し、居住にも適したキャンピングカーが知られている。例えば特許文献1には、車両の屋根部分の一部または全部を通常の走行状態よりも上側に設置して内部の収容空間を拡大できるキャンピングカーが提
案されている。このキャンピングカーでは、屋根部を押し上げてできる側方の開口部に防水シートを配置することにより開口部を塞いでいる。
特開2001-347879号公報
しかしながら、特許文献1に記載のキャンピングカーでは、屋根の一部を押し上げて側方の開口部に防水シートを配置しているので、これにより拡大される収容空間の大きさは必ずしも満足できるものではなかった。また、特許文献1に記載のキャンピングカーでは、可とう性を有する薄肉の防水シートを多用しているので熱の出入りが生じやすい。したがって、夏や冬に外気の影響を受けやすいので、快適性の点でも満足できるものではなかった。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、収容空間を大きく広げることができ、しかも遮熱性に優れたキャンピングカー用ボックスおよびキャンピングカーを提供することにある。
また、第2の発明は、走る秘密基地または走るパワーステーションとしてのオフグリッドハウス11に備えるUSBポート、フリッジ、シンク、スパイスラック及びベッドライトなどなどの電子機器をブロック型電池に蓄えられた電力を使用して稼働させて、多目的に食う・寝る・遊ぶと仕事 が一台で可能となすものである。
請求項1に係る本発明のキャンピングカー用ボックスは、上記の目的を達成する為に、上部に屋根と、内部に収容空間を有するキャンピングカー用ボックスであって、前記屋根に設けられた太陽電池セルが発電した電力を、前記キャンピングカー用ボックスに配置された充電池に蓄えるようになっており、前記太陽電池セルは、前記屋根の外側にスライド可能に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る本発明のキャンピングカー用ボックスは、請求項1に記載のキャンピングカー用ボックスにおいて、前記キャンピングカー用ボックスに備えられている電子機器は、前記電力を使用して稼働されることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、キャンピングカー用ボックスの内部の収容空間を水平方向および高さ方向の両方向に拡大することができる。しかも、防水シートを多用する従来のキャンピングカーと比較して熱の出入りを抑制できる。したがって、収容空間を従来よりも大きく広げることができるとともに、遮熱性を向上させることができる。
また、オフグリッドハウス11に備える電子機器をブロック型電池に蓄えられた電力を使用して稼働させるので、食う・寝る・遊ぶと仕事が一台で可能となる。
さらに、太陽電池セルは、屋根の外側にスライド可能に設けられているので、太陽光を受ける面積が倍増するので、発電能力が向上する。
以下、本発明の一実施形態(第1実施例)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1(a)に示すように、本実施形態にかかるキャンピングカー55は、車本体53と、車本体53に取り付けられたキャンピングカー用ボックス11(以下、ボックス11という。)とを備えている。車本体53は、前方に運転席および助手席を備えており、これらの後方には上面が平らな荷台59が設けられている。荷台59の上面にはボックス11が載置されている。
ボックス11は、通常の運転時、未使用時などにおける形態である図1(a)に示すドライブモードと、キャンプ地などにおける休憩時、外泊時などにおける形態である図1(b)および図2に示すキャンプモードとを有しており、状況に応じてこれらのモードを切り換えることができる。
図3(a),(b)および図4(a),(b)に示すように、ボックス11は、前後方向(前方F,後方B)の長さが左右方向(右方R,左方L)の幅よりも長い略直方体形状を有している。ボックス11は、天板13、底板15、左方L側の第1側壁17、前方F側の第2側壁19、右方R側の第3側壁21、および後方B側の第4側壁23を有する略直方体形状の外部ボックス25と、外部ボックス25の内部に収容可能で、外部ボックス25に対して右方Rおよび左方Lに略水平にスライド可能に外部ボックス25に支持された内部ボックス27とを備えている。本実施形態のボックス11は、屋根部材37が右方Rに開く横開きタイプである。
図5および図6に示すように、外部ボックス25は、土台となる下方部分を構成するベース部材33と、上方部分を構成する屋根部材37とを有している。ベース部材33は、第1側壁17とその両サイドの第2側壁19および第4側壁23と底板15とを有し、右方R側(第1側壁17に対向する第3側壁21側)および上方に開口部31を有している。屋根部材37は、第3側壁21と天板13とを有し、天板13の端部においてベース部材33に対して回動可能に第1側壁17の上端部に取り付けられている。
屋根部材37は、ドライブモードにおいてベース部材33の第2側壁19の一部を外側から覆う外側第2側壁41と、ベース部材33の第4側壁23の一部を外側から覆う外側第4側壁43とを有している。外側第2側壁41および外側第4側壁43は、キャンプモードにおいて外部ボックス25および内部ボックス27の上方を塞ぐ側壁として機能する。
図2および図5(c)に示すように、ベース部材33の第2側壁19および第4側壁23は、第1側壁17側の上方角部19a,23aから底板15側の下方角部19b,23bに至る対角線よりも上方側の上方領域19c,23cと、前記対角線よりも下方側に位置し、上方領域19a,23aよりも厚みが大きく外方側に張り出した下方領域19d,23dとをそれぞれ有している。
図4(a)に示すように、ドライブモードにおいて、屋根部材37の外側第2側壁41および外側第4側壁43は上方領域19c,23cを外側からそれぞれ覆う。外側第2側壁41の下端辺41aおよび外側第4側壁43の下端辺43aは前記対角線に沿ってそれぞれ配置される。外側第2側壁41の外表面および外側第4側壁43の外表面は下方領域19d,23dの外表面とほぼ同一平面上にそれぞれ配置される。
図7(a)は屋根部材37を閉じた状態(ドライブモードの状態)を示し、図7(b)は図7(a)における回動中心となる支点35付近を拡大した背面図であり、屋根部材37を上方に回動させた状態を示している。図7(b)では、支点35付近の構造が理解しやすいように、屋根部材37の外側第4側壁43は図示していない。
図7(b)に示すように、屋根部材37は、左方L側(第1側面側)の端部にステンレス鋼製の蝶番77によりベース部材33に回動可能に固定されている。蝶番77は、前後方向に沿って略水平に配置された軸77cと、この軸77cに対して回動可能で屋根部材37にボルト79により固定された平板77aと、軸77cに対して回動可能でベース部材33にボルト79により固定された平板77bとからなる。蝶番77は、屋根部材37の端部に前後方向に沿って複数設けられている。
図8(a)~(c)に示すように、内部ボックス27は、底板61と、右方R側の側壁63と、後方R側の側壁65と、前方F側の側壁67とを有し、左方L側(外部ボックス25の第1側壁17側)および上方に開口部39を有している。内部ボックス27の右方R側の上端部は、右方R側に向かうにつれて下方に傾斜した上板45と、この上板45と開口部39との間に位置し底板61と略平行な上板46とにより塞がれている。
内部ボックス27は、側壁65および側壁67にガイドレール69を有している。これらのガイドレール69は、側壁65,67の上部に1本ずつ略水平方向に設けられており、ベース部材33の第2側壁19および第4側壁23の内面にそれぞれ設けられた図略のガイド部に嵌合されている。また、内部ボックス27の底板61には、左方L側の3カ所にキャスター62が回転自在に取り付けられている。これにより、内部ボックス27は、右方Rおよび左方Lに略水平にスライド可能に外部ボックス25に支持されている。この支持構造は、キャスター62が底板61に設けられているので、内部ボックス27およびこの内部に配設される収容物による荷重にも耐えうる強度を有している。
屋根部材37の第3側壁21には2つの第1のガラス窓47が設けられており、ドライブモードにおいて第3側壁21に覆われる内部ボックス27の側壁63には第1のガラス窓47と重なる位置に第2のガラス窓49が設けられている。この第2のガラス窓49は、図2に示すようにキャンプモードにおいては天窓として機能する。
図9(a)はキャンプモードのボックスを示す背面図であり、図9(b)は図9(a)における内部ボックス27上に屋根部材37を載置した載置部81を拡大した背面図である。図9(b)に示すように、屋根部材37の右方R側の端部には前後方向に沿って略水平にゴム製のパッキン(P形ゴムモール)83が取り付けられている。このパッキン83は、内部ボックス27の上板46の上面に接するように載置される。これにより、開閉時に屋根部材37と内部ボックス27との接触による衝撃を緩和する効果と、防水性を高める効果が得られる。
図10(a)に示すように、内部ボックス27の側壁63には2本の脚部51が取り付けられている。これらの脚部51は、端部において図略の蝶番などにより回動自在に側壁63に固定されており、ドライブモードのときには上方に回動させて側壁63に沿わせて固定しておき、キャンプモードのときには下方に回動させて地面との間に配置して内部ボ
ックス27を支持する。
図10(b)は図10(a)における一点鎖線で示す外部ボックス25と内部ボックス27との隙間Qを上部から見た平面図である。図10(b)に示すように、内部ボックス27の側壁65の外面における左方L側の端部には、略L字型のゴム製のパッキン(L形ゴムモール)85がボルト89により取り付けられており、外部ボックス25の第3側壁23の内面における右方R側の端部には、同様の略L字型のゴム製パッキン87がボルト89により取り付けられている。これらのパッキン85,87は、隙間Qを塞ぐように略鉛直方向の上部から下部にわたって配設されている。
外部ボックス25および内部ボックス27を構成する材料としては、例えばアルミニウム、ステンレス鋼などの金属、合成樹脂などを主成分とするものを用いることができ、特に繊維強化プラスチック(FRP)を用いるのが好ましい。FRPとしては、例えばガラス繊維強化プラスチック、炭素繊維強化プラスチック、ボロン繊維強化プラスチックなどが挙げられる。
次に、ボックス11のモード変更時の動作について説明する。まず、通常の運転時、未使用時などには、ボックス11は図1(a)に示すドライブモードに設定される。ドライブモードでは、内部ボックス27が外部ボックス25の内部に収容されており、ベース部材33の開口部31が屋根部材37によって塞がれている。
一方、キャンプ地などにおける休憩時、外泊時などには、ボックス11は図1(b)および図2に示すキャンプモードに設定が変更される。キャンプモードに変更するには、まず、屋根部材37を支点35を中心にして上方に回動して外部ボックス25の開口部31を開放する。開口部31は内部ボックス27をスライドさせて外部に引き出すことができる程度に少なくとも右方R側が開口すればよい。この配置では、屋根部材37における第3側壁21と天板13との稜線部37aが上方に凸の状態となっているので、ボックス11の収容空間は上方に拡大されている。
屋根部材37の回動は、屋根部材37が軽量でコンパクトであり、複数の人員を確保できる場合には手動で行うこともできるが、好ましくは図略の回動機構により自動または手動で行うのがよい。回動機構としては、例えばベース部材33と屋根部材37との間に伸縮自在に連結された図略のダンパー(ショックアブソーバー)を用いることができる。
ついで、内部ボックス27を右方Rに略水平にスライドさせて内部ボックス27の一部を開口部31から外部ボックス25の外部に引き出す。このとき、内部ボックス27の側壁63に取り付けられている脚部51を地面との間に配置して内部ボックス27を支持する。また、内部ボックス27は、引き出された位置で外部ボックス25に固定される。この固定手段は、特に限定されないが、例えば外部ボックス25と内部ボックス27に形成された同心の貫通口に棒状の部材を挿入する方法が挙げられる。
ついで、引き出された内部ボックス27の上に屋根部材37を載置して内部ボックス27の上方の開口部39を屋根部材37によって覆う。内部ボックス27の引き出し方向(右方R)側の一部は、屋根部材37の端部よりも引き出し方向(右方R)側に突出して配置される。この突出部分の上部は、引き出し方向(右方R)側に向かうにつれて下方に傾斜した上板45で塞がれている。屋根部材37と内部ボックス27、屋根部材37とベース部材33は、図略の固定手段により固定するのがよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、右方R側(第3側壁21側)と上方に開口部31を有するベース部材33と天板13の端部を支点35としてベース部材33に対し
て回動可能に取り付けられた屋根部材37とを有する外部ボックス25と、この外部ボックス25の内部に収容可能で、外部ボックス25に対して略水平方向にスライド可能に外部ボックス25に支持された内部ボックス27とを備え、屋根部材37をベース部材33に対して上方に回動させて外部ボックス25の開口部31を開放し、内部ボックス27を略水平方向にスライドさせて内部ボックス27の一部を開口部31から外部ボックス25の外部に引き出し、引き出された内部ボックス27の上に屋根部材37を載置して内部ボックス27の上方の開口を屋根部材37によって覆うキャンプモードを有している。
したがって、ドライブモードからキャンプモードに変更することにより、ボックス11の内部の収容空間は、水平方向のみや高さ方向のみではなく、両方向に拡大される。これにより、収容空間を従来よりも大きく広げることができる。
また、本実施形態では、屋根部材37は、ドライブモードにおいてベース部材33の第2側壁19の一部を外側から覆う外側第2側壁41とベース部材33の第4側壁23の一部を外側から覆う外側第4側壁43とを有し、外側第2側壁41および外側第4側壁43は、キャンプモードにおいて外部ボックス25および内部ボックス27の上方を塞ぐ側壁として機能するので、ベース部材33と屋根部材37との間の境界部から雨水が入り込み難くなる。これにより、防水性をより高めることができる。
具体的には、ベース部材33の第2側壁19および第4側壁23は、左方L側(第1側壁17側)の上方角部19a,23aから底板15側の下方角部19b,23bに至る対角線よりも上方側の上方領域19c,23cと、前記対角線よりも下方側に位置し、上方領域19c,23cよりも厚みが大きく外方側に張り出した下方領域19d,23dとをそれぞれ有し、ドライブモードにおいて、屋根部材37の外側第2側壁41および外側第4側壁43は上方領域19c,23cを外側からそれぞれ覆い、外側第2側壁41の下端辺41aおよび外側第4側壁43の下端辺43aは対角線に沿ってそれぞれ配置されているので、ドライブモードにおいてベース部材33と屋根部材37との境界部の隙間をより小さくすることができる。これにより、防水性をさらに高めることができる。しかも、境界部の隙間が小さくなることに加え、外側第2側壁41の外表面および外側第4側壁43の外表面が下方領域19d,23dの外表面とほぼ同一平面上にそれぞれ配置されるので、外部ボックス25の外面における凹凸が少なくなる。これにより、美感性が向上するとともに、異物、汚れなどが溜まりにくくなるので防汚性を高めることができる。
本実施形態では、キャンプモードにおいて、内部ボックス27の引き出し方向側の一部は、屋根部材37の端部よりも引き出し方向側に突出して配置されているので、収容空間をさらに拡大でき、しかもこの突出部分の上部は引き出し方向側に向かうにつれて下方に傾斜した上板45で塞がれているので、水が上板45に沿って流れ落ちやすくなって高い防水性も維持できる。
本実施形態では、屋根部材37の第3側壁21には第1のガラス窓47が設けられており、ドライブモードにおいて第3側壁21に覆われる内部ボックス27の側壁63には第1のガラス窓47と重なる位置に第2のガラス窓49が設けられているので、第1のガラス窓47と第2のガラス窓49は、ドライブモードにおいては共に側面の窓として機能し、キャンプモードにおいては第2のガラス窓49がそのまま側面の窓として機能するとともに第1のガラス窓47が天窓として機能する。
本実施形態では、内部ボックス27は、キャンプモードにおいて引き出し方向側の端部と地面との間に配置して内部ボックス27を支持するための脚部51を有しているので、キャンプモード時の内部ボックス27の安定性を向上させることができる。
本実施形態では、外部ボックス25および内部ボックス27は例えば繊維強化プラスチックにより形成されるので、軽量で、高い強度が得られるとともに、優れた遮熱性をも得ることができる。
本実施形態のキャンピングカー55は、車本体53と、車本体53に取り付けられたボックス11とを備えている。このキャンピングカー55は、屋根部材37が右方に開く横開きタイプであるので、後ろ開きタイプと比較して、ドライブモードからキャンプモードに変えることによる収容空間の拡大割合を大きくすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、上記実施形態では、キャンプモードにおいて、内部ボックスの端部が屋根部材の端部よりも引き出し方向に突出して配置される場合を例に挙げて説明したが、内部ボックスの端部は、屋根部材の端部よりも内側に配置されてもよい。
上記実施形態では、ボックスが右方に開く横開きタイプである場合を例に挙げて説明したが、ボックスは、左方に開く横開きタイプであってもよく、また、第1側壁が前方に、第2側壁および第4側壁が右方または左方に、第3側壁が後方にそれぞれ配置され、屋根部材が後方に開く後ろ開きタイプであってもよい。
このような後ろ開きタイプの場合、第1側壁は、ボックスと車本体の運転席側とを連通させるための前方開口部を有していてもよい。
上記実施形態では、ボックスを車本体の荷台に載置する場合を例に挙げて説明したが、例えばボックスの下部に少なくとも2つの車輪を取り付けて、車本体に牽引させるようにしてもよい。
上記実施形態では、屋根部材が天板の端部および第1側壁の上端部を支点として回動する場合を例に挙げて説明したが、屋根部材の回動位置は、天板における第1側壁側であればよい。したがって、屋根部材の回動位置は、天板の中央付近から天板の第1側壁側端部の間のいずれかに設定されていてもよい。
上記実施形態では、車本体とボックスとが別体である場合を例に挙げて説明したが、本発明のキャンピングカーは、車本体とボックスとが一体となったいわゆる1BOXカータイプであってもよい。すなわち、この場合のキャンピングカーは、収容空間を有する収容部が運転席の後方に設けられたものである。収容部は、天板、底板、並びに右方、左方および後方の3つの側壁を有する外壁部と、外壁部の内部に収容可能で、外壁部に対して略水平方向にスライド可能に外壁部に支持された内部ボックスとを備えている。外壁部は、3つの側壁のうちの2つである第1側壁および第2側壁と底板とを含むとともに残りの1つである第3側壁側と上方に開口部を有するベース部材と、第3側壁と天板とを含むとともに天板の一部(例えば天板の端部)を支点としてベース部材に対して回動可能に前記ベース部材に取り付けられた屋根部材とを有している。内部ボックスは、外壁部の前記第3側壁の反対側(例えば横開きタイプの場合は外壁部の第1側面側、後ろ開きタイプの場合は前方側)と上方が開口している。このキャンピングカーは、内部ボックスを外壁部の内部に収容し、ベース部材の開口部を屋根部材によって塞ぐドライブモードと、屋根部材をベース部材に対して上方に回動させて外壁部の開口部を開放し、内部ボックスを略水平方向にスライドさせて内部ボックスの一部を開口部から外壁部の外部に引き出し、引き出された内部ボックスの上に屋根部材を載置して内部ボックスの上方の開口を屋根部材によって覆うキャンプモードとを有している。
つぎに、本発明の実施形態2(第2実施例)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図10に示すように、本実施形態にかかるキャンピングカー55は、車本体53と、車本体53に取り付けられて牽引されるキャンピングカー用ボックス11(以下、「オフグリッドハウス11」という。)とを備えている。車本体53は、前方に運転席および助手席を備えており、これらの後方には牽引部が設けられている。この牽引部には牽引金具11aが接続されて、車本体53が牽引することによってオフグリッドハウス11が走行移動可能となる。オフグリッドハウス11の牽引金具11aの後方に前方車輪11b及び2つの後方車輪11c(図示せず)が取り付けられており、走行時の振動を吸収してスムーズに移動できる。
オフグリッドハウス11は、二等辺三角柱の形状(略二等辺三角柱状)をしており、その底辺部を下にして寝かしたような形をしている。オフグリッドハウス11は、二等辺三角の面状の前扉部11d及びその後部に配置される後壁部11e、及び底板11fを備えており、長方形の2つの屋根(左屋根11g及び右屋根11h)で覆われて、密閉した二等辺三角柱の形状を為している。左屋根11g及び右屋根11hは、複数の油圧アーム11j1~油圧アーム11jn(この油圧アームは、伸縮可能で屋根を固定できる伸縮固定部材であれば良い)によって開閉自在に支えられている。左屋根11g及び右屋根11hには、3つの太陽電池セル11k(photovoltaic cell)が設けられており、セミダブルベッド11mの下の底板11fに載置される複数のブロック型電池に、太陽電池セル11kが発電した電力を蓄えるようになっている。このブロック型電池として、当社が開発製造を行っている充放電可能なリチウムイオン電池が適している。
オフグリッドハウス11には、その他としてUSBポート、フリッジ、シンク、スパイスラック及びベッドライトなど住空間として必要な機材が必要に応じて供えられている。これらの電子機器は、ブロック型電池に蓄えられた電力を使用して稼働される。
オフグリッドハウス11は、走る秘密基地または走るパワーステーションと称されており、最大出力:2,250W、3 x 2.2m普通免許で牽引可能な普通車牽引がOKである。ベッド・デスク・キッチン付き、設置して生活用、外して多目的に食う・寝る・遊ぶと仕事 が一台で可能となる。
図11及びず12に示すように、ブロック型電池は親機(基本ユニット)と複数の子機(子機1~子機nが並列接続または直列接続並びにその組み合わせで接続されている)で構成されているので、持ち運んですぐ使える脱着自在ブロック型電池である。単体でも連結しても使えるフレキシビリティがあり、IoT化されていてWeb経由で操作可能であり、安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用している。
電池セル(単電池)が基本であり、電池セルを組み合わせて電池モジュールを作成する(組電池)。4このセルを直列でつなぎ、12.8V/210AHが実現できる。これらを並列でつなぐことで、12.8V/420AHが実現でき、更に4個の電池モジュールを直列でつなぐと、12.8V×4で51.2Vとなる(電池パック蓄電池)。大型・大容量の電池パックは動力電池として活用でき、電動フォークリフト、電動ハンドリフト、友人搬送牽引車、物量現場の無人搬送車、ゴルフカートに利用できる。
図13~図29を用いて、本発明にかかる蓄電池搭載のトレーラーハウス(図30及び
図31参照)を説明する。
古いタイプでは、ソーラーパネルをジャッキを組み付けて角度を変える仕様になっている。これだと耐久性を高める為にフレームの強度が必要になり道交法の基準内の重量には収まらなかった。
そこでトレーラーハウス自体の屋根を三角屋根とし重量問題を解決しています。また発電量を上げる為に屋根にスライド機構を設けてソーラーパネルの設置枚数を増やしており、この機構は残している。
トレーラーハウスにソーラーパネルを設置するというアイディアはこれまでもあったが、それらはトレーラーハウスを設置する場所まで移動させ、その場所で改めてソーラーパネルを設置する工事を行うしかなかった。
これは道路交通法でナンバーを取得し道路を走行するにはトレーラーハウスの総重量を2500Kg以内に納める事と厳格に規定されており、トレーラーハウス自体の重量にソーラーパネルの重量、またはそれを組み付ける架台の重量、蓄電池などを加えると到底、規定の重量内に収める事が出来ない為である。
自由に移動できる事が望まれるトレーラーハウスにおいて、移動するたびにソーラーパネルを一旦外し、また移動後に設置工事を行う事は非常に困難であり、その解決方法が求められていた。
本案件では、この重量規制の問題を解決しソーラーパネルを設置したまま自由に移動できる蓄電池搭載のトレーラーハウスを開発した。
第一の特徴としてはソーラーパネルの発電効率を上げるために30度程度の傾斜をつける事が必要になるのだが、この傾斜を最初からトレーラーハウスの設計に盛り込み、傾斜屋根に直接ソーラーパネルを取り付ける工法を取った。
この際に走行時でも外れない強度を確保するため、傾斜屋根上部に直接ソーラーパネル取り付け金具を固定し最小限の部材で必要な強度を確保できる仕組みとした。
また、発電量を上げる為にはより多くのソーラーパネルを設置する必要があるのだが、トレーラーハウスの屋根の面積だけではクーラーや冷蔵庫などの電化製品を稼働させ続けるだけの発電量を確保できない為、トレーラーハウスを設置後に別の場所に必要な枚数のソーラーパネルを設置するなどの工事を行うしかなかった。
本案件ではこの問題を解決る為に走行中は収納されたソーラーパネルをスライドさせて引き出し、ソーラーパネルが太陽光を浴びる面積を増やす機構を採用している。またソーラーパネルを出現させて後はこれを固定するためにつっかい棒をはめる機構を設け、安全性を確保している。このスライド機構やつっかい棒の設置は誰にでも簡単に行える機構となっている。
今回発案した、重量規制の問題を解決しソーラーパネルを設置したまま自由に移動できる蓄電池搭載のトレーラーハウスは、例えば災害時においても迅速に現地に駆け付け、着いた瞬間に何の工事もする事無く発電・蓄電が行えるため、これからの災害対策にも非常に有効な対策手段となり得る。
(a)および(b)は、本発明の一実施形態にかかるキャンピングカーを示す斜視図であり、(a)はドライブモードの状態を示し、(b)はキャンプモードの状態を示している。 キャンプモードのボックスを示す斜視図である。 (a)はドライブモードのボックスを示す平面図であり、(b)はキャンプモードのボックスを示す平面図である。 (a)はドライブモードのボックスを示す正面図であり、(b)はキャンプモードのボックスを示す正面図である。 (a)は外部ボックスのベース部材を示す斜視図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその正面図である。 (a)は外部ボックスの屋根部材を示す斜視図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその正面図である。 (a)はドライブモードのボックスを示す背面図であり、(b)は(a)における回動部分を拡大した背面図であり、屋根部材を上方に回動させた状態を示している。 (a)は内部ボックスを示す斜視図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその正面図である。 (a)はキャンプモードのボックスを示す背面図であり、(b)は(a)における内部ボックス上に屋根部材を載置した載置部を拡大した背面図である。 キャンピングカーである。 システムのイメージ図である。 動力電池である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの制作イメージ・搭載設備である。 オフグリッドトレーラーの試作写真である。 オフグリッドトレーラーの試作写真である。
11 キャンピングカー用ボックス
13 天板
15 底板
17 第1側壁
19 第2側壁
19a,23a 上方角部
19b,23b 下方角部
19c,23c 上方領域
19d,23d 下方領域
21 第3側壁
23 第4側壁
25 外部ボックス
27 内部ボックス
31 ベース部材の開口部
33 ベース部材
35 支点
37 屋根部材
39 内部ボックスの開口部
41 外側第2側壁
41a 下端辺
43 外側第4側壁
43a 下端辺
45 上板
47 第1のガラス窓
49 第2のガラス窓
51 脚部
53 車本体
55 キャンピングカー
59 荷台
61 内部ボックスの底板
63 内部ボックスの右方側の側壁
65 内部ボックスの後方側の側壁
67 内部ボックスの前方側の側壁
69 ガイドレール
77 蝶番
11 オフグリッドハウス

Claims (2)

  1. 上部に屋根と、内部に収容空間を有するキャンピングカー用ボックスであって、
    前記屋根に設けられた太陽電池セルが発電した電力を、前記キャンピングカー用ボックスに配置された充電池に蓄えるようになっており、
    前記太陽電池セルは、前記屋根の外側にスライド可能に設けられていること、
    を特徴とするキャンピングカー用ボックス。
  2. 請求項1に記載のキャンピングカー用ボックスにおいて、
    前記キャンピングカー用ボックスに備えられている電子機器は、前記電力を使用して稼働されること、
    を特徴とするキャンピングカー用ボックス。
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