JP2023179955A - スネア - Google Patents

スネア Download PDF

Info

Publication number
JP2023179955A
JP2023179955A JP2022092942A JP2022092942A JP2023179955A JP 2023179955 A JP2023179955 A JP 2023179955A JP 2022092942 A JP2022092942 A JP 2022092942A JP 2022092942 A JP2022092942 A JP 2022092942A JP 2023179955 A JP2023179955 A JP 2023179955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting loop
snare
loop
wire
sheath
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022092942A
Other languages
English (en)
Inventor
和博 小塚
Kazuhiro Kozuka
英幹 小原
Hideki Kobara
典子 西山
Noriko Nishiyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kagawa University NUC
Original Assignee
Kagawa University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kagawa University NUC filed Critical Kagawa University NUC
Priority to JP2022092942A priority Critical patent/JP2023179955A/ja
Priority to PCT/JP2023/018915 priority patent/WO2023238644A1/ja
Publication of JP2023179955A publication Critical patent/JP2023179955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/22Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/04Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
    • A61B18/12Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
    • A61B18/14Probes or electrodes therefor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】吊り上げた状態の組織を絞断用ループにより切除することを可能とするスネアを提供する。【解決手段】絞扼部15と、絞扼部15が挿通された管状のシース11とを有しており、絞扼部15は、シース11の第一端部から出没可能である絞断用ループ16と、シース11内をシース11の軸方向に沿って移動可能に設けられた移動部20と、を備えており、絞扼部15は、移動部20を介して絞断用ループ16に通電可能であり、移動部20は、ワイヤー部21と、ワイヤー部21の第一端部21aに設けられたワイヤー部21の第一端部21aと絞断用ループ16とを保持解放可能に連結する連結部22と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、スネアに関する。さらに詳しくは、内視鏡によって発見された大腸ポリープ等の組織を切除して回収するために使用されるスネアに関する。
胃や大腸等の消化管に形成されたポリープは、消化管の粘膜などの面から茎をもって突出している部分である。このポリープには、良性のものと、悪性のものとがあり、最大径が10~20mm径のポリープ(例えば大腸ポリープ等)は後者に属する可能性が高く、高度異型や癌病変のポリープである可能性が高い。
内視鏡による検査によって高度異型や癌病変のポリープが発見された場合には、内視鏡の手技によって一括切除することが望ましいとされており、通常は、スネアによる内視鏡的粘膜切除術(EMR)によって切除される(特許文献1等参考)。
ここで、ポリープの切除に使用される内視鏡用スネアについて簡単に説明する。内視鏡用スネアは、絞断用ループを有する絞扼部と、この絞扼部が挿通された管状のシースとから構成されている。絞扼部は、一般に弾性ワイヤー部からなり、その先端部を曲げて絞断用ループが形成されている。
また、絞扼部はシースの先端から絞断用ループが出没できるようになっている。具体的には、シースの手元側(つまり基端)から絞扼部を操作すれば、絞断用ループをシースの先端からシース内に出入りさせることができるようになっている。
そして、内視鏡用スネアは、絞扼部全体が弾性ワイヤーによって形成されているので、絞扼部の絞断用ループは、シース内に引き込まれた状態では窄まった状態に弾性変形し、シース内から前方に押し出されるとループ状に膨らんだ形状に戻るようになっている。
内視鏡用スネアが以上のごとき構成を有しているので、絞断用ループをシースから突出させて絞断用ループをループ状に膨らませると、絞断用ループのループ内にポリープを配置することができる。絞断用ループのループ内にポリープを配置した状態で絞扼部を操作して絞断用ループをシース内に引き込めば、絞断用ループの内径が小さくなる(ループが狭まる)ので、絞断用ループによってポリープを締め付けて保持することができる。そして、ポリープを締め付けながら絞扼部に高周波電流を流せば、絞断用ループに接触している部分の生体組織を焼灼することができるので、ポリープの切断と、切断された部分の凝固および止血を同時に行うことができる。
近年では、内視鏡的粘膜切除術(EMR)に加えて、肉視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が開発され、早期胃癌や早期大腸癌に対する内視鏡的な根治切除が可能になっている。さらに、粘膜切開・粘膜下層のトリミング後にスネアリングを行う、ESDとEMRの利点を兼ね備えたHybrid ESDが開発されたことによって、手術時間が短縮できるようになったことに加えて、粘膜下層剥離操作に伴う穿孔の予防やEMRでは一括切除が困難であった病変の一括切除も可能となっている。
WO2019/017082号公報 特開2021-171329号公報
ところで、Hybrid ESDの手技では病変の遺残が問題となっている。例えば、接線方向からしかアプローチできない病変、つまり、十分な膨らみを有しない病変をスネアリングする際には、遠像側(言い換えれば内視鏡のカメラから遠い側)、つまり、病変においてスネアのシースから離れている側を視認することが困難となる。そのため、遠像側では、病変の周囲をトリミングした粘膜下層の部分に対するスネアの絞断用ループの配置状態が把握できず、遠像側のスネアリングが不確実となって病変が完全に切除できず病変の遺残が生じる可能性がある。
消化管内を脱気すれば消化管にたわみが生じるので、病変に対するスネアリングは行いやすくなるものの、過度に脱気をすればスネアリングを行った際に消化管壁全体を切除してしまう可能性が生じ、消化管壁を穿孔してしまう危険性が高まる。
病変を器具などによって吊り上げる技術も開発されており(例えば特許文献2参照)、このような技術を用いて病変を吊り上げた状態とすれば、病変に対するスネアリングを行いやすくなる可能性はある。しかし、病変を吊り上げる処置をした後では、病変を吊り上げている器具などが邪魔になって病変の周囲にスネアの絞断用ループを配置することができない。
本発明は上記事情に鑑み、吊り上げた状態の組織を絞断用ループにより切除することを可能とするスネアを提供することを目的とする。
第1発明のスネアは、絞扼部と、該絞扼部が挿通された管状のシースと、を有しており、前記絞扼部は、前記シースの第一端部から出没可能である絞断用ループと、前記シース内を該シースの軸方向に沿って移動可能に設けられた移動部と、を備えており、前記絞扼部は、前記移動部を介して前記絞断用ループに通電可能であり、前記移動部は、ワイヤー部と、該ワイヤー部の第一端部に設けられた該ワイヤー部の第一端部と前記絞断用ループとを保持解放可能に連結する連結部と、を備えていることを特徴とする。
第2発明のスネアは、第1発明において、前記連結部は、前記ワイヤー部の第一端部に設けられた、前記絞断用ループと係合する係合フックを備えており、該係合フックは、前記ワイヤー部の軸方向に沿って、前記ワイヤー部の第一端部に対して接近離間可能に設けられており、前記ワイヤー部の第一端部に接近した状態では、該係合フックと前記ワイヤー部の第一端部との間に前記絞断用ループを保持でき、前記ワイヤー部の第一端部から離間した状態では、該係合フックから前記絞断用ループを離脱させることができる形状に形成されていることを特徴とする。
第3発明のスネアは、第1発明において、前記連結部は、前記絞断用ループと係合する係合フックと、該係合フックと前記絞断用ループとを分離可能に連結する保持部材と、を備えており、該係合フックは、前記絞断用ループから分離した後、前記絞断用ループに係合させた状態で該移動部を前記シースの第一端部から第二端部に向かって移動させた際に、前記絞断用ループに係合した状態を維持しうる形状に形成されていることを特徴とする。
第4発明のスネアは、第1発明において、前記移動部のワイヤー部は、前記連結部を備えた第一移動部と、を備えた第一移動部と、前記絞断用ループと係合する係合フックが設けられた第二移動部と、を備えており、前記第二移動部の係合フックは、該係合フックを前記絞断用ループに係合させた状態で該移動部を前記シースの第一端部から第二端部に向かって移動させた際に、前記絞断用ループに係合した状態を維持しうる形状に形成されていることを特徴とする。
第5発明のスネアは、第1発明において、前記連結部は、前記ワイヤー部の第一端部に設けられた前記絞断用ループを把持解放する把持部と、該把持部による前記絞断用ループの把持解放を操作する操作部と、を備えていることを特徴とする。
第6発明のスネアは、第1から第5発明のいずれかにおいて、消化管内壁にそれぞれ連結可能な第一連結部および第二連結部を有する吊り下げ部材を備えていることを特徴とする。
第1発明によれば、絞扼部の絞断用ループを管状のシースの先端から突出させれば、絞断用ループがループ状(輪状)になり絞断用ループを形成することができる。絞断用ループの空間内にポリープなどの組織を配置し、連結部によってワイヤー部の第一端部から絞断用ループを離脱させれば、絞断用ループのみを組織の周囲に配置することができる。その状態で組織を吊り上げるなどすれば、組織全体を絞断用ループによって確実に包囲した状態とすることができる。この状態で、連結部によってワイヤー部の第一端部に絞断用ループを連結し、移動部を操作して絞断用ループをシース内に引き込めば、絞断用ループによって組織を絞扼でき、その状態で絞扼部に通電すれば、組織全体を適切に切除できる。
第2発明によれば、係合フックを移動させれば、絞断用ループを移動部に連結したり離脱させたりすることができる。また、絞断用ループを係合フックから分離した後、係合フックを絞断用ループに係合すれば、絞断用ループを確実にシース内に引き込むことができる。
第3発明によれば、保持部材によって係合フックと絞断用ループが係合されているので、絞断用ループを配置する位置まで移動部によって絞断用ループを安定して移動させることができる。また、係合フックを絞断用ループから分離した後、係合フックを絞断用ループに係合すれば、絞断用ループを確実にシース内に引き込むことができる。
第4発明によれば、絞断用ループを配置する移動部と、絞断用ループをシース内に引き込む移動部と、を別に設けているので、移動部の構造を簡素化できる。
第5発明によれば、把持部を操作部によって操作すれば、把持部によって絞断用ループを把持解放することができるので、移動部のワイヤー部の第一端部と絞断用ループとの着脱操作が容易になる。
第6発明によれば、吊り下げ部材によって組織を吊り下げることができる。
(A)は本実施形態のスネア10の概略平面図であり、(B)は絞断用ループ16に連結環16cを設けた場合の概略平面図であり、(C)は係合フック23の移動の概略説明図である。 (A)、(B)は他の実施形態のスネア10の概略平面図であり、(C)は把持部25の概略説明図である。 組織Pを絞断用ループ16によって切除する施術の概略説明図である。 組織Pを絞断用ループ16によって切除する施術の概略説明図である。 組織Pを絞断用ループ16によって切除する施術の概略説明図である。 他の実施形態の吊り下げ部材27の概略説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本実施形態のスネアは、内視鏡を使用してポリープや病変などの組織(以下、単に組織という)を切除する際に使用される器具であり、組織を確実に絞扼して切除することができるようにしたことに特徴を有している。
本実施形態のスネアによって切除される対象となる組織はとくに限定されない。対象となる組織としては、例えば、2cmを越えない一括切除が必要な全てのポリープや、癌の混在が疑われ確実に断端を確保しなければいけないポリープ、局注液にて病変が平坦化し通常のスネアによる絞扼が困難と予想されるポリープを挙げることができる。また、本実施形態のスネアによって切除される組織はポリープに限られず、膵嚢胞内の壊死組織や腹腔内のリンパ節などの組織を挙げることができるが、これらに限定されない。
つぎに、本実施形態のスネア10について説明する。
図1に示すように、本実施形態のスネア10は、管状のシース11と、絞扼部15と、を有している。
なお、図1では、スネア10の先端部のみを記載しており、スネア10の基端部(つまり術者が操作する端部)は図示していない。スネア10の基端部は、一般的なスネアと同等の構造を有しており、この基端部には、絞扼部15を操作する装置や器具(以下単に操作器具という場合がある)が設けられている。
<シース11>
シース11は、管状の部材であり、軸方向の一端と他端との間を連通する貫通孔を有している。このシース11を形成する素材はとくに限定されないが、一般的なスネアのシースに使用される素材、具体的には、可撓性および絶縁性を有しかつ生体に対して影響を与えない素材によって形成されている。例えば、シリコンチューブやポリ塩化ビニル製のチューブなどの樹脂製チューブをシースとして使用できるが、とくに限定されない。
<絞扼部15>
つぎに、絞扼部15を説明する。
絞扼部15は、絞断用ループ16と、移動部20と、を有している。この絞扼部15は、移動部20を介して絞断用ループ16に通電可能に設けられている。例えば、絞断用ループ16および移動部20を導電性の素材で形成すれば、移動部20を介して絞断用ループ16に通電することができる。
<絞断用ループ16>
図1に示すように、絞扼部15は、弾性ワイヤーを曲げてループ状(輪状)に形成された絞断用ループ16を備えている。この絞断用ループ16は、移動部20のワイヤー部21の第一端部21aに着脱可能に連結されており、操作器具によって移動部20を操作すると、シース11の貫通孔の第一端部11aの開口から出没するように設けられている。以下では、絞断用ループ16がシース11の貫通孔の第一端部11aの開口から出没することを、単に、絞断用ループ16がシース11の貫通孔から出没するという場合がある。
しかも、絞断用ループ16は、シース11の貫通孔から突出するとループ状(図1参照)になり、シース11の貫通孔内に収容されるときには、その幅が狭まって、ほぼ棒状または線状になるように形成されている。つまり、絞断用ループ16は、シース11の貫通孔内に収容されるときには、その幅方向(図1では上下方向)が狭まり、その長手方向(図1では左右方向)に長くなるように形成されている。
<移動部20>
図1に示すように、移動部20は、ワイヤー部21と連結部22とを備えている。
<ワイヤー部21>
ワイヤー部21は、導電性を有する弾性ワイヤーを有するものである。例えば、ワイヤー部21は、弾性ワイヤーのみまたは弾性ワイヤーがシースに挿通されたもの等によって形成されたものであり、シース11の貫通孔に挿通されている。ワイヤー部21は、ワイヤー部21の第二端部(図示せず)に設けられたワイヤー部21を操作する装置や器具(以下単に操作器具という場合がある)を操作することによって、シース11の貫通孔の軸方向に沿って(言い換えればワイヤー部21の軸方向に沿って)移動できるように、シース11の貫通孔内に設けられている。
なお、ワイヤー部21の長さはとくに限定されない。操作器具によってワイヤー部21がシース11の先端側に移動されると、ワイヤー部21の第一端部21aおよび絞断用ループ16全体がシース11の第一端部11aから突出し、操作器具によってワイヤー部21がシース11の基端側に移動されると、ワイヤー部21の第一端部21aがシース11の貫通孔内に収容され、かつ、絞断用ループ16もシース11の貫通孔内に収容できる程度の長さに調整されていればよい。
<連結部22>
ワイヤー部21の第一端部21aには、連結部22が設けられている。この連結部22は、絞断用ループ16とワイヤー部21とを保持解放可能に連結する機能を有している。
<係合フック23>
図1(C)に示すように、連結部22は、係合フック23を備えている。この係合フック23は、絞断用ループ16を引っ掛けることができる形状を有している。具体的には、係合フック23を絞断用ループ16に係合させた状態でワイヤー部21をシース11の第一端部11aから第二端部に向かって移動させた際に、係合フック23が絞断用ループ16に係合した状態を維持しうる形状に形成されている。つまり、絞断用ループ16をシース11の貫通孔に引き込む際に、係合フック23が絞断用ループ16に係合した状態を維持しうる形状に形成されている。係合フック23は、例えば、長尺部23aと、長尺部23aより短い短尺部23bとが係合フック23の先端側で連結されて略J字状となった形状を有するものを採用することができる(図1(C)参照)。
この係合フック23は、ワイヤー部21の軸方向に沿って、ワイヤー部21の第一端部21aに対して接近離間可能に設けられている。例えば、係合フック23は、長尺部23aの基端がワイヤー部21内を貫通する操作ワイヤーなどに連結されており、操作ワイヤーを操作する(操作ワイヤーをワイヤー部21の軸方向に移動させる)ことによって、係合フック23(具体的には係合フック23の短尺部23bの先端(図1(C)では右端部))をワイヤー部21の第一端部21aに対して接近離間させることができるように設けられている。
しかも、係合フック23は、ワイヤー部21の第一端部21aに対して接近した状態では、係合フック23に保持された絞断用ループ16が離脱できないように設けられている。具体的には、係合フック23がワイヤー部21の第一端部21aに接近した状態では、短尺部23bの先端とワイヤー部21の第一端部21aとが接触又は短尺部23bの先端とワイヤー部21の第一端部21aとの間に絞断用ループ16が通過できない程度の隙間しかない状態となるように設けられている。
また、係合フック23は、ワイヤー部21の第一端部21aから離間した状態では、係合フック23から絞断用ループ16が離脱できるように設けられている。具体的には、係合フック23がワイヤー部21の第一端部21aから離間した状態では、短尺部23bの先端とワイヤー部21の第一端部21aとの間に絞断用ループ16を通過し得る隙間ができる状態となるように設けられている。
なお、係合フック23を移動させる方法は上記の方法に限定されず、種々の方法を採用することができる。
<本実施形態のスネア10による組織Pの絞扼切除作業の説明>
つぎに、本実施形態のスネア10による消化管内の組織Pを絞扼切除する作業を説明する。
なお、以下の説明では、組織Pを吊り上げた状態で組織Pを本実施形態のスネア10によって絞扼切除する作業を説明する。
まず、消化管内に内視鏡Eを挿入し、鉗子口に挿通された高周波ナイフなどを使用して、絞扼切除する組織Pの周囲の粘膜を切開し粘膜下層のトリミングを行う。トリミングが終了すると、高周波ナイフなどを鉗子口から抜去し、本実施形態のスネア10(以下単にスネア10という場合がある)を鉗子口に挿通し鉗子口の先端から突出させる。なお、この状態では、係合フック23がワイヤー部21の第一端部21aに接近した状態、つまり、絞断用ループ16とワイヤー部21とが連結された状態で、絞断用ループ16はシース11内に収容されている。
スネア10を鉗子口に挿通し鉗子口の先端から突出させたのち、スネア10の操作器具を操作して、絞断用ループ16をシース11の貫通孔から突出させる。すると、絞断用ループ16が展開して、絞断用ループ16の内部に空間16hが形成されるので、空間16h内に組織Pが位置するように絞断用ループ16を配置する。例えば、トリミングした部分Tに位置するように絞断用ループ16を配置する(図3(A)参照)。
絞断用ループ16を配置し絞断用ループ16の空間16hに組織Pが配置されると、係合フック23をワイヤー部21の第一端部21aから離間させて、絞断用ループ16を係合フック23から離脱させる。すると、絞断用ループ16は移動部20から分離され、組織Pの周囲に配置(留置)された状態となり、移動部20や内視鏡Eは絞断用ループ16に制約されることなく自由に移動できるようになる(図3(B)参照)。
絞断用ループ16と移動部20が分離されると、一旦、スネア10を内視鏡Eの鉗子口から抜去し、吊り下げ部材27によって組織Pを吊り下げる施術を実施する。例えば、内視鏡Eの鉗子口を通して、吊り下げ部材27を把持鉗子等によって組織Pを吊り下げる場所まで移動させて、把持鉗子等を操作して吊り下げ部材27の第一連結部27aを組織Pに連結する施術を実施する。その後、把持鉗子等を操作して吊り下げ部材27の第二連結部27bを消化管内壁に連結する施術を実施する。この状態で消化管内に送気して消化管を膨張させると、吊り下げ部材27によって組織Pが引っ張られて組織Pが持ち上がる。つまり、絞断用ループ16の空間内の組織Pが持ち上がるので、組織Pが確実に絞断用ループ16内に配置された状態、言い換えれば、絞断用ループ16によって組織全体が囲まれた状態にとなる(図4(A)参照)。
絞断用ループ16によって組織全体が囲まれた状態になると、吊り下げ部材27を操作した把持鉗子等を内視鏡Eの鉗子口から抜去し、スネア10を鉗子口に再度挿入し、係合フック23を絞断用ループ16に引っ掛ける(図4(B)参照)。そして、係合フック23をワイヤー部21の第一端部21aに接近させると、絞断用ループ16を移動部20に連結することができる。
絞断用ループ16が移動部20に連結されると、ワイヤー部21を操作して絞断用ループ16をシース11の貫通孔に引きこむ方向に移動させる。すると、絞断用ループ16がシース11の貫通孔に引き込まれるにつれ収容空間16hが小さくなり、組織Pが絞断用ループ16によって絞扼される(図5参照)。
この状態で絞断用ループ16に高周波電流を通電しながら絞断用ループ16をシース11の貫通孔にさらに引き込めば、絞断用ループ16によって組織Pを所望の位置で確実に切断することができる。
以上のように、本実施形態のスネア10によれば、組織Pを吊り上げる前に絞断用ループ16を組織Pの周囲に配置でき、しかも、組織Pを吊り上げた状態で組織Pを絞扼して切除することができるので、組織Pの遺残を生じさせることなく、組織P全体を適切に切除できる。
なお、上記例では、絞断用ループ16と移動部20とが分離されるとすぐに吊り下げ部材27によって組織Pを吊り下げる施術を実施する場合を説明した。組織Pを吊り下げる施術の前に、把持鉗子等によって絞断用ループ16の位置を調整してもよい。この際に、絞断用ループ16はスネア10の移動部20から分離されている、言い換えれば、絞断用ループ16は内視鏡Eから分離されているので、絞断用ループ16を配置する際には確認できなかった場所(図3であれば組織Pに対して左斜め下の位置)の状態を内視鏡Eによって確認することができる。すると、絞断用ループ16の位置が所望の位置からずれていても、内視鏡Eの鉗子口から把持鉗子等を挿入すれば、把持鉗子等によって絞断用ループ16の位置を調整することができる。すると、組織Pに対して適切な位置に絞断用ループ16を配置することができるので、吊り上げた組織Pを絞断用ループ16によって適切な位置で切断し易くなる。
<連結部22について>
上記例では、連結部22としてフック部23を設けた場合を説明したが、連結部22として、ワイヤー部21の第一端部21aに把持鉗子と同様の鉗子腕25aを有する把持部25と、把持部25を操作する操作部26と、を有する構造を採用してもよい(図2(C)参照)。つまり、移動部20自体を、内視鏡Eの鉗子口に挿通されて内視鏡Eによる施術に使用される把持鉗子と実質的に同様の構造を有するものとしてもよい。この場合には、把持部25によって絞断用ループ16を把持しておけば、絞断用ループ16がシース11の貫通孔内を移動する間や、絞断用ループ16がシース11の貫通孔から突出したのち絞断用ループ16が組織Pに配置されるまでの間、安定して絞断用ループ16とワイヤー部21とを連結しておくことができる。また、組織Pに絞断用ループ16を配置したのち、把持部25が絞断用ループ16を解放すれば、組織Pの周囲に絞断用ループ16を配置しておくことができるし、組織Pの周囲に配置された絞断用ループ16を把持部25が把持すれば、移動部20のワイヤー部21の第一端部21aと絞断用ループ16とを簡単に連結することができる。
<保持部材24>
上記例では、係合フック23がワイヤー部21の第一端部21aに対して接近離間できる構造とした場合を説明したが、係合フック23はワイヤー部21の第一端部21aに固定されていてもよい。この場合でも、係合フック23と絞断用ループ16とが係合していない状態で、係合フック23と絞断用ループ16とを連結する保持部材24を設ければ、保持部材24を切断することによって係合フック23と絞断用ループ16とを分離することが可能になる(図2(A)参照)。
例えば、保持部材24を帯字状やひも状、テープ状の部材で形成し、係合フック23と絞断用ループ16の両方に保持部材24を巻き掛ければ、係合フック23と絞断用ループ16とを連結することができる。この場合、保持部材24にひもの一端部を連結しておき、ひもの他端部がシース11の貫通孔または内視鏡Eの鉗子口を通ってシース11の第二端部に位置するように設ける。そして、このひもの他端部を引っ張ることによって保持部材24が切断されるようにしておけば、外部からの操作で係合フック23と絞断用ループ16とを分離することも可能になる。
なお、保持部材24を設けた場合、保持部材24を切断する方法はとくに限定されない。上記の方法以外にも、保持部材24に熱に弱い素材を使用すれば、移動部20に通電した際に発生する熱等によって保持部材24を切断することができる。
また、保持部材24は、係合フック23を絞断用ループ16に係合した状態で両者を連結してもよい(図2(B)参照)。しかし、上述したように、係合フック23が絞断用ループ16に係合していない状態で保持部材24によって両者が連結されていれば、保持部材24による両者の連結を解除した後、係合フック23と絞断用ループ16との係合を外す作業が不要になる。すると、施術時間を短縮できるし、両者の係合を外す際に絞断用ループ16が移動する等の問題が生じにくくなる。
保持部材24によって絞断用ループ16と係合フック23とを連結する場合、両者を連結する構造はとくに限定されない。絞断用ループ16を組織Pに配置するまで、つまり、絞断用ループ16がシース11の貫通孔内を移動しシース11の貫通孔から突出したのち組織Pに配置されるまで、安定して絞断用ループ16とワイヤー部21とを連結しておくことができる構造となっていればよい。例えば、保持部材24として、カラビナの構造を有する部材も採用してもよい。この場合、ワイヤー等によって施術者の手元でカラビナを開閉できるようにしておけば、ワイヤー等を操作することによって、絞断用ループ16と係合フック23とを連結したり連結を解除したりすることができる。
なお、絞断用ループ16と係合フック23とを連結する場合、係合フック23自体がカラビナの構造を有するものとしてもよい。係合フック23をカラビナの構造とすれば、絞断用ループ16と係合フック23とを連結した際に、係合フック23から絞断用ループ16が外れることを確実に防止できる。この場合も、施術者の手元で係合フック23を開閉できるようにしておけば、ワイヤー等を操作することによって、絞断用ループ16と係合フック23とを連結したり連結を解除したりすることができる。
<絞断用ループ16について>
絞断用ループ16には、連結部21のフック部22を係合したり把持部25が把持したりする部分を設けてもよい。例えば、絞断用ループ16の一部に、輪状の連結環16cを設けておき、この連結環16cにフック部22を係合させたり連結環16cを把持部25が把持したりするようにしてもよい(図1(B)参照)。
このような連結環16cを設けた場合には、連結環16cが容易に破断等できるようにしておけば、連結環16cを上述した保持部材24として機能させることができる。例えば、フック部22を連結環16cに係合しておき、その状態で絞断用ループ16を組織Pに配置しフック部22を引っ張れば連結環16cが破断してフック部22を絞断用ループ16から分離することができる。連結環16cを上述した保持部材24として機能させる場合には、連結環16cは、絞断用ループ16の幅が狭まった状態における基端側に設けることが望ましい。
絞断用ループ16には、高周波ナイフの電極として使用できる電極部材を設けてもよい。例えば、真っ直ぐ伸びた軸材や先端が曲がった軸材、球状や円板状の部材等の膨径部を先端部に有する軸材等を電極部材として絞断用ループ16に連結しておけば、絞断用ループ16に通電することによって電極部材による組織の切開を行うことができる。つまり、絞断用ループ16に電極部材を設ければ、本実施形態のスネア10だけで、粘膜切開・粘膜下層のトリミングも行うことが可能となる。すると、Hybrid ESDの手技において、粘膜切開・粘膜下層のトリミング後にスネアリングを実施する際に、高周波ナイフとスネアとを交換する必要が無くなるので、Hybrid ESDの施術時間を短縮できる。なお、絞断用ループ16に電極部材を設ける位置はとくに限定されないが、絞断用ループ16の幅が狭まった状態における先端側(つまり絞扼部15の先端)設けることが望ましい。
<移動部20について>
上記例では、移動部20は、一つのワイヤー部21で、その第一端部21a(上記例では係合フック23)に対する絞断用ループ16の保持解放と、絞断用ループ16と第一端部21aとの再連結(係合フック23の係合)と、を実施する場合を説明した。移動部20は、絞断用ループ16配置用のワイヤー部(第一移動部)と、絞断用ループ16による組織絞扼用のワイヤー部(第二移動部)と、を設けてもよい。この場合、第一移動部として上述した保持部材24によって絞断用ループ16と連結される部分を有するワイヤー部を設け、第二移動部として上述したような係合フックを有するワイヤー部を設ければよい。この場合、第二移動部には、内視鏡Eの鉗子口に挿通されて内視鏡Eによる施術に使用される把持鉗子や、この把持鉗子と同様の構造を有するものを使用することも可能である。
<吊り下げ部材27について>
吊り下げ部材27は、上述したように、組織Pに連結できる第一連結部27aおよび第二連結部27bを有し、両者がひもなどによって連結された構造とすることができる(図4参照)。例えば、吊り下げ部材27の第一連結部27aおよび第二連結部27bとして、内視鏡による施術に使用されるクリップや一般的なクリップと同様の構造を有するものなどを使用し、このクリップ等をひもやバネ等によって連結した構造としてもよい。吊り下げ部材27の第一連結部27aと第二連結部27bとを連結する部材の構造もとくに限定されない。例えば、図4に示すように、両端に第一連結部27aおよび第二連結部27bがそれぞれ一本のひもに取り付けられたものでもよいし、リング状の部材に第一連結部27aおよび第二連結部27bがそれぞれ取り付けられたものでもよい。さらに、吊り下げ部材27の第一連結部27aと第二連結部27bとを連結するひもなどの部材の素材もとくに限定されない。例えば、ナイロン糸や通電で容易に切断できるポリエチレン製のリングなどを使用することができる。
また、吊り下げ部材27は、必ずしも第一連結部27aと第二連結部27bとがひもやバネ等などによって連結されていなくてもよい。第一連結部27aに輪状のひも等のリング状部材や輪状部分を有するひもやバネ等を設けておき、第二連結部27bはリング状部材やひもやバネ等の輪状部分を引っ掛けた状態で消化管内壁に連結に連結できる構造としてもよい。この場合には、第一連結部27aにリング状部材や輪状部分を有するひもやバネ等を設けておき、第二連結部27bはリング状部材やひもやバネ等の輪状部分を引っ掛けた状態で消化管内壁に連結すればよい。例えば、第一連結部27aおよび第二連結部27bとして一般的なクリップや一般的なクリップと同様の構造を有するもの(クリップ等という)を使用した場合には、第一連結部27aとなるクリップ等を組織Pに連結し、第二連結部27bとなるクリップ等の爪やアームにリング状部材やひもやバネ等の輪状部分を引っ掛けて消化管内壁にクリップ等を連結すれば、吊り下げ部材27によって組織Pを消化管内壁に吊り下げることができる(図6(A)参照)。
さらに、吊り下げ部材27は、第一連結部27aと、第二連結部27bと、リング状部材や輪状部分を有するひもやバネ等と、が独立した状態で提供されるようになっていてもよい。この場合、リング状部材やひもやバネ等の輪状部分を引っ掛けて第一連結部27aを組織Pに連結し、その状態で第二連結部27bをリング状部材やひもやバネ等の輪状部分に引っ掛けて消化管内壁に連結すればよい。例えば、第一連結部27aおよび第二連結部27bとして一般的なクリップや一般的なクリップと同様の構造を有するもの(クリップ等という)を使用した場合には、第一連結部27aとなるクリップ等の爪やアームにリング状部材やひもやバネ等の輪状部分を引っ掛けて組織Pに連結し、第二連結部27bとなるクリップ等の爪やアームにリング状部材やひもやバネ等の輪状部分を引っ掛けて消化管内壁にクリップ等を連結すれば、吊り下げ部材27によって組織Pを消化管内壁に吊り下げることができる(図6(B)参照)。
このような吊り下げ部材27は、本実施形態のスネア10とセットとなっていてもよいし、吊り下げ部材27は本実施形態のスネア10とは別に準備するようにしてもよい。つまり、本実施形態のスネア10は、シース11と絞扼部15のみで構成してもよいし、シース11と絞扼部15と吊り下げ部材27とを全て有するものとしてもよい。
本実施形態のスネア10をシース11と絞扼部15のみで構成する場合には、組織Pを吊り下げる方法はとくに限定されない。上述した吊り下げ部材27を使用する方法に限られず、種々の器具や方法を採用することができる。
本発明のスネアは、通電切除が必要な生体内の突起物等(例えば大腸ポリープなど)の組織を切除するための器具として適している。
10 スネア
11 シース
11a 第一端部
11b 第二端部
15 絞扼部
16 絞断用ループ
16h 収容空間
20 移動部
21 ワイヤー部
21a 第一端部
22 連結部
23 係合フック
24 保持部材
25 把持部
25a 把持腕
26 操作部
27 吊り下げ部材
P 組織
E 内視鏡
h 鉗子口

Claims (6)

  1. 絞扼部と、該絞扼部が挿通された管状のシースと、を有しており、
    前記絞扼部は、
    前記シースの第一端部から出没可能である絞断用ループと、
    前記シース内を該シースの軸方向に沿って移動可能に設けられた移動部と、を備えており、
    前記絞扼部は、
    前記移動部を介して前記絞断用ループに通電可能であり、
    前記移動部は、
    ワイヤー部と、
    該ワイヤー部の第一端部に設けられた、該ワイヤー部の第一端部と前記絞断用ループとを保持解放可能に連結する連結部と、を備えている
    ことを特徴とするスネア。
  2. 前記連結部は、
    前記ワイヤー部の第一端部に設けられた、前記絞断用ループと係合する係合フックを備えており、
    該係合フックは、
    前記ワイヤー部の軸方向に沿って、前記ワイヤー部の第一端部に対して接近離間可能に設けられており、
    前記ワイヤー部の第一端部に接近した状態では、該係合フックと前記ワイヤー部の第一端部との間に前記絞断用ループを保持でき、
    前記ワイヤー部の第一端部から離間した状態では、該係合フックから前記絞断用ループを離脱させることができる形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のスネア。
  3. 前記連結部は、
    前記絞断用ループと係合する係合フックと、
    該係合フックと前記絞断用ループとを分離可能に連結する保持部材と、を備えており、該係合フックは、
    前記絞断用ループから分離した後、前記絞断用ループに係合させた状態で該移動部を前記シースの第一端部から第二端部に向かって移動させた際に、前記絞断用ループに係合した状態を維持しうる形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のスネア。
  4. 前記移動部のワイヤー部は、
    前記連結部を備えた第一移動部と、
    前記絞断用ループと係合する係合フックが設けられた第二移動部と、を備えており、
    前記第二移動部の係合フックは、
    該係合フックを前記絞断用ループに係合させた状態で該移動部を前記シースの第一端部から第二端部に向かって移動させた際に、前記絞断用ループに係合した状態を維持しうる形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のスネア。
  5. 前記連結部は、
    前記ワイヤー部の第一端部に設けられた前記絞断用ループを把持解放する把持部と、
    該把持部による前記絞断用ループの把持解放を操作する操作部と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載のスネア。
  6. 消化管内壁にそれぞれ連結可能な第一連結部および第二連結部を有する吊り下げ部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のスネア。
JP2022092942A 2022-06-08 2022-06-08 スネア Pending JP2023179955A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022092942A JP2023179955A (ja) 2022-06-08 2022-06-08 スネア
PCT/JP2023/018915 WO2023238644A1 (ja) 2022-06-08 2023-05-22 スネア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022092942A JP2023179955A (ja) 2022-06-08 2022-06-08 スネア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023179955A true JP2023179955A (ja) 2023-12-20

Family

ID=89118273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022092942A Pending JP2023179955A (ja) 2022-06-08 2022-06-08 スネア

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023179955A (ja)
WO (1) WO2023238644A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002051974A (ja) * 2000-08-14 2002-02-19 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡処置具
JP2005110860A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Olympus Corp 医療用結紮装置
US10786269B1 (en) * 2012-04-04 2020-09-29 Zamir Brelvi Disposable snare and retrieval device and associated method

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023238644A1 (ja) 2023-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210204980A1 (en) Functional uterine manipulator
JP5340722B2 (ja) 内視鏡用処置具
JP3429685B2 (ja) 内視鏡案内管
JP3806518B2 (ja) 内視鏡治療装置
EP2740421B1 (en) Lifting cap
US20080058586A1 (en) Hood member for use with an endoscope
US9095369B1 (en) Hemostasis and transection of tissue
EP3763309B1 (en) Treatment tool, endoscope device, endoscope system
JP2017202317A (ja) 子宮操作具
JP2008142516A (ja) 粘膜牽引具
US11166749B2 (en) Surgical instruments with multi-purpose detachable components
EP2797522B1 (en) Tissue resection device
JP5602756B2 (ja) 材料切除術のためのフード法及び装置
JP2007313314A (ja) 内視鏡的粘膜切除術用の管腔スタビライザ
KR101838553B1 (ko) 내시경점막하 박리술을 위한 내시경 클립에 탈부착되는 조직 견인장치
WO2015166984A1 (ja) 内視鏡用粘膜挙上具及び内視鏡処置システム
JP2012024607A (ja) 縫合器
WO2020039514A1 (ja) クリップユニットおよび粘膜拳上方法
WO2023238644A1 (ja) スネア
JP2018117694A (ja) 内視鏡用フード
JP2014230659A (ja) スネア
WO2020204632A1 (ko) 착탈식 의료용 스네어 전류 연결기구 및 이를 이용한 의료용 스네어
JP6923755B2 (ja) 粘膜拳上器具
WO2022124277A1 (ja) 内視鏡用施術部牽引部材
CN220001849U (zh) 一种结扎装置及其释放装置