JP2023166705A - 端子台 - Google Patents

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JP2023166705A JP2022077402A JP2022077402A JP2023166705A JP 2023166705 A JP2023166705 A JP 2023166705A JP 2022077402 A JP2022077402 A JP 2022077402A JP 2022077402 A JP2022077402 A JP 2022077402A JP 2023166705 A JP2023166705 A JP 2023166705A
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Yasuhiro Kudo
大輔 橋本
Daisuke Hashimoto
健太郎 舘
Kentaro TACHI
芳朋 辻井
Yoshitomo Tsujii
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

【課題】小型軽量化を可能とした端子台を提供すること。【解決手段】端子台(10)は、端子(20)と、端子を保持しつつ、取付対象(50)に固定される端子台本体(30)と、端子台本体に固定され、取付対象との間に介在されるシール部材(40)とを備える。シール部材は、ゲル材料にて構成されている。【選択図】図2

Description

本開示は、端子台に関するものである。
従来、端子台としては、端子と、端子台本体と、シール部材とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。端子台本体は、樹脂材料にて構成され、端子の延在方向の中間部を保持する。そして、端子台本体は、端子の両端部がケース等の取付対象の内外に露出するように、取付対象に固定される。シール部材は、ゴム材料にて構成され、端子台本体に固定される。そして、シール部材は、端子台本体と取付対象との間に押し潰されつつ介在される。これにより、外部から取付対象の内部への液体の浸入が防止される。
特開2010-211933号公報
ところで、ゴム材料にて構成されたシール部材は、一般的に圧縮永久歪みが大きくなる。詳しくは、端子台本体と取付対象との間で厚さ方向に潰された状態からシール部材が取り外されると、厚さが元の状態よりも小さくなってしまう。よって、圧縮永久歪みを考慮して、面圧を確保するためには、予めシール部材を端子台本体と取付対象との間で大きく潰しておく必要があった。これにより、端子台本体は、シール部材から受ける反力が大きくなり、補強リブを設ける等、剛性を強くしておく必要があった。これに伴い、端子台本体は、大型化するとともに重さが重くなるという問題があった。
本開示の目的は、小型軽量化を可能とした端子台を提供することにある。
本開示の端子台は、端子と、前記端子を保持しつつ、取付対象に固定される端子台本体と、前記端子台本体に固定され、前記取付対象との間に介在されるシール部材と、を備える端子台であって、前記シール部材は、ゲル材料にて構成されている。
本開示の端子台によれば、小型軽量化を可能となる。
図1は、一実施形態における端子台とケースの斜視図である。 図2は、一実施形態における端子台とケースの分解斜視図である。 図3は、図1における3-3線に沿った断面図である。 図4は、一実施形態における端子台の正面図である。 図5は、一実施形態における端子台とケースの一部断面図である。 図6は、一実施形態における端子台とケースの一部断面図である。 図7は、一実施形態における端子台とケースの作用を説明するための一部断面図である。 図8は、一実施形態における端子台本体とシール部材の一部断面図である。 図9は、別例における端子台とケースの一部断面図である。 図10は、別例におけるシール部材とケースの一部断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子台は、
[1]端子と、前記端子を保持しつつ、取付対象に固定される端子台本体と、前記端子台本体に固定され、前記取付対象との間に介在されるシール部材と、を備える端子台であって、前記シール部材は、ゲル材料にて構成されている。
同構成によれば、ゴム材料にて構成されているシール部材に比べて、圧縮永久歪みを小さく抑えることができる。よって、端子台本体と取付対象との間でシール部材を押し潰す量を小さくできる。これにより、端子台本体は、シール部材から受ける反力が小さくなり、補強リブ等が必ずしも必要とはならず、小型化及び軽量化を図ることができる。
[2]上記[1]において、前記ゲル材料は、ウレタン系ゲルであってもよい。
同構成によれば、高いシール性を確保しつつ、良好に圧縮永久歪みを小さく抑えることができる。
[3]上記[1]または上記[2]において、前記シール部材は、前記ゲル材料が有する粘着性によって前記端子台本体に固定されていてもよい。
同構成によれば、例えば、端子台本体に固定ピンを設けてシール部材の固定孔に挿入する必要がなくなる。よって、端子台の簡素化を図ることができる。
[4]上記[3]において、前記シール部材は、前記端子台本体に接触される第1主面と、前記取付対象に接触される第2主面とを有し、前記第1主面及び前記第2主面の一方は、前記第1主面及び前記第2主面の他方よりも粘着力が強い強粘着面とされ、前記他方は、前記強粘着面よりも粘着力が弱い弱粘着面とされていてもよい。
同構成によれば、端子台を取付対象から取り外した際に、シール部材の強粘着面は剥がれ難く、弱粘着面は剥がれ易くなる。よって、端子台を取付対象から取り外した際に、シール部材を端子台本体あるいは取付対象に積極的に残した状態で安定して作業を行える。
[5]上記[4]において、前記強粘着面は、平坦面であり、前記弱粘着面は、凹部を有する面であってもよい。
同構成によれば、簡素な構造で、強粘着面にあって強い粘着性を発揮できるとともに、弱粘着面にあって弱い粘着性を発揮できる。
[6]上記[5]において、前記第1主面は、前記弱粘着面とされ、前記第2主面は、前記強粘着面とされていてもよい。
同構成によれば、端子台を取付対象から取り外した際に、シール部材は端子台本体から剥がれ易く、取付対象から剥がれ難くなる。よって、シール部材を積極的に取付対象側にそのまま安定して残すことができる。ここで、例えば、取付対象が鋳造物の場合、取付対象の表面には粗さが発生してしまうため、表面を切削によってシール面加工する必要がある。この場合、取付対象の内部に存在していた鋳巣(空洞)が外部に露出してしまうことがある。このような場合でも、取付対象の表面には平坦面である強粘着面が接触されるため、シール性を高く維持することができる。すなわち、本構成とは異なり、取付対象の表面に、凹部を有する弱粘着面が接触される構成では、鋳巣と凹部とが組み合わされることで、シール性が低くなる虞があるが、本構成では、それを回避することができる。
[7]上記[4]または上記[5]において、前記第1主面は、前記強粘着面とされ、前記第2主面は、前記弱粘着面とされていてもよい。
同構成によれば、端子台を取付対象から取り外した際に、シール部材は取付対象から剥がれ易く、端子台本体から剥がれ難くなる。よって、シール部材を積極的に端子台本体側にそのまま安定して残すことができる。よって、端子台を取付対象に固定する前の状態に戻すことができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の端子台の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」や「真円」は、厳密に平行や直交や真円の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交や真円の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(端子台10の構成)
図1から図3に示すように、端子台10は、端子20と、端子台本体30と、シール部材40とを備える。端子台10は、取付対象としてのケース50に固定されるものである。ケース50は、内部に電気部品等を収容するものである。
(ケース50の構成)
図2に示すように、ケース50は、ケース取付部51を有する。ケース取付部51は、ケース50の外側に僅かに膨出して露出する取付面52と、取付面52からケース50の内外に連通するケース取付孔53と、取付面52から凹設された一対の雌ネジ穴54と、取付面52から凹設された一対の位置決め凹部55とを有する。ケース50は、金属材料にて構成される鋳造物である。取付面52は、切削によってより平面に近づけられるシール面加工が施されている。
(端子20の構成)
図1に示すように、本実施形態の端子台10は、3つの端子20を備える。端子20は、長尺状の金属板材にて構成されている。端子20は、延在方向の両端部である第1端部21と第2端部22とを有する。第1端部21及び第2端部22の各々は、他の電気部品の接続端子と接続されることになる。
(端子台本体30の構成)
端子台本体30は、樹脂材にて構成されている。端子台本体30は、端子20の延在方向の中間部を保持する。端子台本体30は、端子20を金型に装填して樹脂を注入するモールド成型によって形成されている。端子台本体30は、端子20の延在方向の中間部をモールドしつつ保持する保持部31と、保持部31からフランジ状に延びる取付部32とを有する。
保持部31は、3つの端子20を平行、且つ等間隔に保持する。言い換えると、3つの端子20は、端子20の延在方向と直交する方向であって端子20の板厚方向と直交する方向に等間隔に並んだ状態で保持部31に保持される。
図2及び図4に示すように、取付部32は、端子20の延在方向が板厚方向となる板状に形成されている。取付部32は、取付部32の板厚方向から見て、3つの端子20が並ぶ方向に沿って長い長方形形状に形成されている。取付部32の長手方向の両端部には、取付部32の板厚方向から見て、幅が徐々に小さくなる取付端部33が設けられている。取付端部33の各々は、取付部32の板厚方向に貫通する貫通孔34を有する。貫通孔34は、ケース50の雌ネジ穴54と対応して設けられている。また、取付端部33の各々は、取付部32の板厚方向の一方に突出する位置決めピン35を有する。位置決めピン35は、ケース50の位置決め凹部55と対応して設けられている。
また、図4に示すように、取付部32は、取付部32の板厚方向の一方の第1面32aに、シール収容溝36を有する。シール収容溝36は、取付部32の板厚方向から見て、3つの端子20及び保持部31を囲う環状に形成されている。シール収容溝36は、取付部32の板厚方向から見て、平行な一対の直線部36aと、それら直線部36aの端部同士を繋ぐ一対の曲線部36bとを有する長円形状に形成されている。
図3及び図5に示すように、シール収容溝36の底面は、シール固定面37とされている。取付部32の板厚方向の一方の第1面32aと、取付部32の板厚方向の他方の第2面32bとは、平行な平坦面とされ、シール収容溝36の部位を除いて、板厚が一定とされている。すなわち、取付部32は、補強リブ等を有していない。
(シール部材40の構成)
シール部材40は、ゲル材料にて構成されている。ゲル材料は、弾性及び粘着性を有する。本実施形態のゲル材料は、ウレタン系ゲルである。シール部材40は、環状に形成されている。シール部材40は、シール収容溝36と対応した長円形状に形成されている。
図5に示すように、シール部材40は、ゲル材料が有する粘着性によって端子台本体30に固定されている。言い換えると、シール部材40は、ゲル材料が有する粘着性によって端子台本体30に貼り付けられている。シール部材40は、ゲル材料が有する粘着性によってシール収容溝36のシール固定面37に固定されている。なお、シール部材40と端子台本体30とは、固定孔と固定孔に挿入される固定ピン等の機械的に係合する固定構造を有していない。
(端子台10とケース50の固定構造)
図1及び図3に示すように、端子台10は、端子台本体30がケース50に固定される。端子台10がケース50に固定された状態で、シール部材40は、端子台本体30とケース50との間に介在される。
詳しくは、端子台10は、位置決めピン35が位置決め凹部55に挿入されることでケース50に対して位置決めされる。なお、この状態で、端子20の第1端部21は、ケース取付孔53を貫通してケース50内に配置される。そして、端子台10は、端子台本体30の貫通孔34を貫通してケース50の雌ネジ穴54に螺合されるボルト60によって、ケース50に固定される。なお、貫通孔34とボルト60との間には環状のカラー61(図2参照)が介在される。
また、図6に示すように、端子台10がケース50に固定された状態で、シール部材40は、端子台本体30とケース50との間に圧縮した状態で介在される。詳しくは、シール部材40は、端子台本体30のシール収容溝36におけるシール固定面37とケース50のケース取付部51における取付面52との間で押し潰されつつシール固定面37及び取付面52と密着される。
ここで、シール部材40は、端子台本体30に接触される第1主面41と、ケース50に接触される第2主面42とを有する。そして、第1主面41及び第2主面42の一方は、第1主面41及び第2主面42の他方よりも粘着力が強い強粘着面とされ、第1主面41及び第2主面42の他方は、強粘着面よりも粘着力が弱い弱粘着面とされている。本実施形態では、第2主面42は、粘着力が強い強粘着面とされ、第1主面41は、強粘着面よりも粘着力が弱い弱粘着面とされている。
図8に示すように、第1主面41、すなわち弱粘着面は、凹部43を有する面である。第1主面41は、複数の凹部43を有する。本実施形態の凹部43は、第1主面41と直交する方向から見て、格子状に形成されている。また、第2主面42、すなわち強粘着面は、凹凸がなく平らな平坦面である。第1主面41は、第2主面42に比べ、接触される相手側の部材との接触面積が小さくされることで、粘着力が弱くされている。
次に、上記のように構成された端子台10の作用について説明する。
端子台10がケース50に固定された状態で、シール部材40は、端子台本体30とケース50との間に圧縮した状態で介在されるので、シール部材40によってケース50の外部から内部への液体の浸入が防止される。
そして、例えば、図7に示すように、整備等の目的で、端子台10をケース50から取り外すと、端子台本体30側の第1主面41が弱粘着面であり、ケース50側の第2主面42が強粘着面であるため、シール部材40はケース50側に残ることになる。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)シール部材40は、ゲル材料にて構成されている。よって、ゴム材料にて構成されているシール部材に比べて、圧縮永久歪みを小さく抑えることができる。詳しくは、シール部材40は、ゴム材料にて構成されているシール部材に比べて、加えられた力を取り除いた後の変形量を小さく抑えることができる。よって、端子台本体30とケース50との間でシール部材40を押し潰す量を小さくできる。詳しくは、圧縮永久歪みを考慮して、予めシール部材40を端子台本体30とケース50との間で大きく押し潰しておくことを小さく抑えることができる。これにより、端子台本体30は、シール部材40から受ける反力が小さくなるとともに、押し潰されたシール部材40との接触面を小さくすることができる。具体的には、端子台本体30は、シール収容溝36の幅を小さくできる。よって、端子台本体30の小型化及び軽量化を図ることができる。また、端子台本体30とケース50との間でシール部材40を押し潰す力を小さくできる。よって、端子台本体30は、シール部材40からの反力を受けるための補強リブ等が不要となる。具体的には、端子台本体30は、取付部32が補強リブ等を有さずに、取付部32の第1面32aと第2面32bとの間の板厚を薄くできる。よって、端子台本体30の小型化、軽量化及び簡素化を図ることができる。また、シール部材40は、ゴム材料にて構成されているシール部材に比べて、硬度を小さくすることができる。よって、例えば、シール部材40の第1主面41や第2主面42が端子台本体30のシール固定面37やケース50の取付面52の小さな凹凸に追従して密着し易くなる。よって、シール性を高くすることができる。
(2)シール部材40を構成するゲル材料は、ウレタン系ゲルであるため、高いシール性を確保しつつ、良好に圧縮永久歪みを小さく抑えることができる。
(3)シール部材40は、ゲル材料が有する粘着性によって端子台本体30に固定されている。よって、例えば、端子台本体30に固定ピンを設けてシール部材40の固定孔に挿入する必要がなくなる。よって、端子台10の簡素化を図ることができる。
(4)シール部材40の第1主面41及び第2主面42の一方は、第1主面41及び第2主面42の他方よりも粘着力が強い強粘着面とされ、第1主面41及び第2主面42の他方は、強粘着面よりも粘着力が弱い弱粘着面とされている。よって、端子台10をケース50から取り外した際に、シール部材40の強粘着面は剥がれ難く、弱粘着面は剥がれ易くなる。よって、端子台10をケース50から取り外した際に、例えば、シール部材40が端子台本体30からもケース50からも中途半端に剥がれてしまって不安定な状態になることを防ぐことができる。よって、端子台10をケース50から取り外した際に、シール部材40を端子台本体30あるいはケース50に積極的に残した状態で安定して作業を行うことができる。
(5)第2主面42、すなわち強粘着面は、平坦面であり、第1主面41、すなわち弱粘着面は、凹部43を有する面である。よって、簡素な構造で、強粘着面にあって強い粘着性を発揮できるとともに、弱粘着面にあって弱い粘着性を発揮できる。言い換えると、簡素な構造で、強粘着面の粘着力を強くできるとともに、弱粘着面の粘着力を弱くできる。
(6)第1主面41は、弱粘着面とされ、第2主面42は、強粘着面とされている。よって、端子台10をケース50から取り外した際に、シール部材40は端子台本体30から剥がれ易く、ケース50から剥がれ難くなる。よって、端子台10をケース50から取り外した際に、シール部材40を積極的にケース50側にそのまま安定して残すことができる。ここで、例えば、ケース50が鋳造物の場合、ケース50の表面には粗さが発生してしまうため、取付面52を切削によってシール面加工する必要がある。この場合、ケース50の内部に存在していた鋳巣(空洞)が外部に露出してしまうことがある。このような場合でも、取付面52には平坦面である強粘着面が接触されるため、シール性を高く維持することができる。すなわち、本構成とは異なり、ケース50の取付面52に、凹部43を有する弱粘着面が接触される構成では、鋳巣と凹部43とが組み合わされることで、シール性が低くなる虞があるが、本構成では、それを回避することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、シール部材40の第1主面41は、弱粘着面とされ、第2主面42は強粘着面とされるとしたが、これに限定されず、他の構成に変更してもよい。
例えば、図9及び図10に示すシール部材70に変更してもよい。シール部材70は、端子台本体30に接触される第1主面71と、ケース50に接触される第2主面72とを有する。第1主面71は、粘着力が強い強粘着面とされ、第2主面72は、強粘着面よりも粘着力が弱い弱粘着面とされている。
図10に示すように、第2主面72、すなわち弱粘着面は、凹部73を有する面である。また、第1主面71、すなわち強粘着面は、凹凸がなく平らな平坦面である。第2主面72は、第1主面71に比べ、接触される相手側の部材との接触面積が小さくされることで、粘着力が弱くされている。
このようにすると、端子台10をケース50から取り外した際に、シール部材70はケース50から剥がれ易く、端子台本体30から剥がれ難くなる。よって、端子台10をケース50から取り外した際に、シール部材70を積極的に端子台本体30側にそのまま安定して残すことができる。よって、端子台10をケース50に固定する前の状態に戻すことができる。
また、例えば、シール部材40の第1主面41と第2主面42とを、同じ粘着力の粘着面としてもよい。例えば、第1主面41と第2主面42とを、共に平坦面として強粘着面としてもよい。
・上記実施形態では、ゲル材料は、ウレタン系ゲルであるとしたが、上記実施形態と同様の効果を得ることができれば、他のゲル材料に変更してもよい。
・上記実施形態では、シール部材40は、ゲル材料が有する粘着性によって端子台本体30に固定されているとしたが、これに限定されず、例えば、シール部材40に固定孔を設けつつ、端子台本体30に固定孔に挿入される固定ピンを設けて固定してもよい。
・上記実施形態では、弱粘着面は、凹部43を有する面とすることで粘着力を弱くしたが、これに限定されず、例えば、薬品等を塗布することなどによって強粘着面よりも粘着力を弱くしてもよい。また、上記実施形態では、凹部43は、第1主面41と直交する方向から見て、格子状に形成されているとしたが、これに限定されず、格子状以外の形状に形成してもよい。
・上記実施形態では、端子台10は、3つの端子20を備えるとしたが、これに限定されず、2つ以下や4つ以上の端子20を備える構成としてもよい。
・上記実施形態では、シール部材40は、長円形状に形成されているとしたが、これに限定されず、例えば、真円形状や四角形状などの他の形状に形成してもよい。
・上記実施形態では、取付対象はケース50であり、ケース50は金属材料にて構成される鋳造物であるとしたが、これに限定されず、取付対象は、他の構成であってもよい。例えば、ケース50以外の取付対象としてもよいし、鋳造品以外の取付対象としてもよい。
10 端子台
20 端子
21 第1端部
22 第2端部
30 端子台本体
31 保持部
32 取付部
32a 第1面
32b 第2面
33 取付端部
34 貫通孔
35 位置決めピン
36 シール収容溝
36a 直線部
36b 曲線部
37 シール固定面
40 シール部材
41 第1主面
42 第2主面
43 凹部
50 ケース(取付対象)
51 ケース取付部
52 取付面
53 ケース取付孔
54 雌ネジ穴
55 位置決め凹部
60 ボルト
61 カラー
70 シール部材
71 第1主面
72 第2主面
73 凹部

Claims (7)

  1. 端子と、
    前記端子を保持しつつ、取付対象に固定される端子台本体と、
    前記端子台本体に固定され、前記取付対象との間に介在されるシール部材と、を備える端子台であって、
    前記シール部材は、ゲル材料にて構成されている、
    端子台。
  2. 前記ゲル材料は、ウレタン系ゲルである、
    請求項1に記載の端子台。
  3. 前記シール部材は、前記ゲル材料が有する粘着性によって前記端子台本体に固定されている、
    請求項1に記載の端子台。
  4. 前記シール部材は、前記端子台本体に接触される第1主面と、前記取付対象に接触される第2主面とを有し、
    前記第1主面及び前記第2主面の一方は、前記第1主面及び前記第2主面の他方よりも粘着力が強い強粘着面とされ、
    前記他方は、前記強粘着面よりも粘着力が弱い弱粘着面とされている、
    請求項3に記載の端子台。
  5. 前記強粘着面は、平坦面であり、
    前記弱粘着面は、凹部を有する面である、
    請求項4に記載の端子台。
  6. 前記第1主面は、前記弱粘着面とされ、
    前記第2主面は、前記強粘着面とされている、
    請求項5に記載の端子台。
  7. 前記第1主面は、前記強粘着面とされ、
    前記第2主面は、前記弱粘着面とされている、
    請求項4に記載の端子台。
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