JP2023162713A - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023162713000001
【課題】 画質劣化を抑えつつ視覚的に目立つ高調波成分を精度良く低減する。
【解決手段】 画像処理装置は、散乱線除去用グリッドを用いて撮影した放射線画像から散乱線除去用グリッドに起因して生じるグリッド縞を除去する画像処理装置であって、グリッド縞の基本波またはn次高調波(nは1より大きい整数)の少なくとも何れか1つを含む周波数帯域の周波数成分を抽出する抽出手段と、抽出した周波数成分からコントラストを算出する算出手段と、算出したコントラストに基づき処理対象領域を決定する決定手段と、放射線画像における処理対象領域から周波数成分を除去する除去手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

開示の技術は、放射線画像を処理する画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
従来からX線に代表される放射線を被写体に照射し、被写体を透過した放射線をフラットパネルディテクタ(以下、FPDと呼ぶ)にて画像化する技術が医療分野で用いられている。
また、放射線は被写体内部で散乱線を発生させるため散乱線を除去する散乱線除去用グリッド(以下、グリッドと略す)と呼ばれる器具を被写体とFPDの間に配置し撮影を行う場合がある。
このグリッドは、鉛等の放射線遮蔽物質と、アルミニウムやカーボン等の放射線透過物質とを、所定の幅で交互に並べて構成することで散乱線を除去するが、画像上にグリッドに起因する周期的な信号(グリッド縞とも言う)を発生させ、観察者の邪魔になる場合がある。
そこで、従来からこのグリッド縞を除去する方法が提案されている。例えば、特許文献1では基本波(1次高調波とも呼ぶ)よりも高次の高調波成分の強度と近傍の周波数成分の強度比に基づき基本波だけでなく、視覚的に目立つ高次の高調波も除去するものである。
国際公開第2017/138097号 特開2014-150844号公報 特開2002-330342号公報
ところで、特許文献1は近傍の周波数成分のスペクトル強度を被写体成分と見なし、高調波成分のスペクトル強度がこの被写体成分の強度よりも有意に大きい場合に高調波成分を除去するものである。このとき、低い周波数では一般的に、被写体成分のスペクトル強度は高くなる傾向がある。その一方で、低い周波数の高調波成分は強度が低くても視覚的に目立ち易い傾向がある。そのため、高調波成分の周波数が低い場合、強度比基準では高調波成分の検出が困難となり、視覚的に目立つ低周波の高調波成分を精度良く除去できないという課題がある。
そこで、開示の技術の例示的な目的は、上記の課題を解決するためになされたものであり、画質劣化を抑えつつ視覚的に目立つグリッドの高調波成分を精度良く低減することにある。
開示の技術の目的を達成するために、開示の技術による例示的な画像処理装置は、
散乱線除去用グリッドを用いて撮影した放射線画像から前記散乱線除去用グリッドに起因して生じるグリッド縞を除去する画像処理装置であって、
前記グリッド縞の基本波またはn次高調波(nは1より大きい整数)の少なくとも何れか1つを含む周波数帯域の周波数成分を抽出する抽出手段と、
前記抽出した周波数成分からコントラストを算出する算出手段と、
前記算出したコントラストに基づき処理対象領域を決定する決定手段と、
前記放射線画像における前記処理対象領域から前記周波数成分を除去する除去手段と、を備える。
開示の技術の一つによれば、画質劣化を抑えつつ視覚的に目立つ高調波成分を精度良く低減することができる。
実施例1による放射線撮影装置全体の構成図 実施例2による放射線撮影装置全体の構成図 実施例3による放射線撮影装置全体の構成図 実施例1による処理手順を示すフローチャート フィルタ特性の例 フィルタリングを説明する図 コントラストの算出方法を説明する図 実施例2による処理手順を示すフローチャート 実施例2の角度検出の処理手順を示すフローチャート 角度の検出方法を説明する図 実施例3による処理手順を示すフローチャート 補間関数のフィルタ特性を説明する図
以下、本開示を実施するための例示的な実施例を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施例で説明する寸法、材料、形状、及び構成要素の相対的な位置等は任意であり、本開示が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、図面において、同一であるか又は機能的に類似している要素を示すために図面間で同じ参照符号を用いる。
(実施例1)
本実施例は、例えば図1に示すような放射線撮影装置100に適用される。即ち、放射線撮影装置100は、放射線撮影により得られた放射線画像からグリッド縞を除去する画像処理機能を有する放射線撮影装置であり、放射線発生部101、放射線検出器104、データ収集部105、前処理部106、CPU108、記憶部109、操作部110、表示部111、画像処理部112、後処理部118を備えており、これらはCPUバス107を介して互いにデータ授受が可能に接続されている。ここで、グリッド縞は、散乱線除去用グリッドに起因して生じる周期的な信号のことである。
また、画像処理部112は、放射線検出器104で撮影した放射線画像からグリッド縞を除去するものであり、検出部113、抽出部114、コントラスト算出部115、対象領域決定部116、除去部117を備えている。なお、除去部117は、低減手段の一例である。また、「除去」は、「低減」の一例である。
上述のような放射線撮影装置100において、まず、記憶部109は、CPU108での処理に必要な各種のデータを記憶すると共に、CPU108のワーキングメモリとして機能する。CPU108は、記憶部109を用いて、操作部110からの操作に従った装置全体の動作制御等を行う。これにより放射線撮影装置100は、以下のように動作する。
まず、操作部110を介して操作者が複数の撮影プロトコルの中から所望の1つを選択することで装置への撮影指示がなされる。ここで、撮影プロトコルとは、所望の検査を行う際に使用される一連の動作パラメータセットのことであり、複数の撮影プロトコルを予め作成しておくことで検査に応じた条件設定を簡便に行うことができる。撮影プロトコルの情報としては撮影部位や撮影条件(管電圧、管電流、照射時間など)、グリッドの有無やグリッドの仕様(集束距離、格子比、グリッド密度など)、画像処理パラメータなど様々な設定が紐付けされている。なお、本実施例では撮影プロトコルに紐付けられたグリッドの情報を利用することでグリッド縞の除去を行う。グリッド縞を除去する方法については後述する。
上述の如く、操作者により入力された撮影指示はCPU108によりデータ収集部105に伝えられる。CPU108は、撮影指示を受けると、放射線発生部101及び放射線検出器104を制御して放射線撮影を実行させる。
放射線撮影では、まず放射線発生部101が、被写体103に対して放射線ビーム102を照射する。放射線発生部101から照射された放射線ビーム102は、被写体103を減衰しながら透過して、放射線検出器104に到達する。そして、放射線検出器104は到達した放射線強度に応じた信号を出力する。なお、本実施例では被写体103を人体とする。よって、放射線検出器104から出力される信号は人体を撮影したデータとなる。
データ収集部105は、放射線検出器104から出力された信号を所定のデジタル信号に変換して放射線画像(以下、画像と略す)として前処理部106に供給する。前処理部106は、データ収集部105から供給された画像に対して、オフセット補正やゲイン補正の前処理を行う。この前処理部106で前処理が行われた画像は、CPU108の制御により、CPUバス107を介して、記憶部109、画像処理部112に順次転送される。
画像処理部112は、画像からグリッド縞を除去する画像処理を実行する。また、画像処理部112にて処理された画像は、さらに診断に適した画像にするために、後処理部118で階調処理や強調処理などの各種処理を実行する。後処理部118で処理された画像は表示部111にて表示され操作者の確認後、図示しないプリンタ等に出力され一連の撮影動作が終了する。
以上のような構成を備えた放射線撮影装置100において、本実施の形態の特徴である画像処理部112の動作、すなわち撮影した画像からグリッド縞を除去する動作に関して、図4のフローチャートを用いて具体的に説明する。なお、本実施例における入力画像は対数変換後のデータ、すなわち線量の対数に比例した画素値をもつデータとする。
上述のごとく前処理部106によって得られた画像は、CPUバス107を介して画像処理部112に転送され、検出部113において、グリッドの有無・方向、およびグリッドの基本波の周波数を検出する(s401)。
ここで、グリッドの基本波の検出方法は特に限定するものではないが、例えば、特許文献2などの方法を用いる。この方法は、定めた測定領域のパワースペクトルの比較によりグリッドの有無・方向、および周波数を検出するものであるが、詳細は特許文献2にて公知であるためここでは説明を省略する。
なお、本実施例では検出部113にてグリッドの有無・方向を画像から検出する構成としたが、グリッドの有無・方向が予め既知の場合はその情報を用いても良い。例えば、撮影プロトコルにグリッドの有無・方向を予め紐付けて設定しておき、撮影時にその情報を取得しても良い。また、グリッドの基本波の周波数についても撮影プロトコルに紐付けられたグリッド密度から算出しても良い。具体的には、グリッドの密度をD(本/cm)、FPDのサンプリングピッチをS(mm)とすれば、グリッドの基本波の周波数fg(rad/sample)は下記式にて算出できる。
Figure 2023162713000002
ただし、kは下記の条件式を満たす整数である。
Figure 2023162713000003
なお、グリッドは製造ばらつきやFPDとの距離に応じた拡大が生じるため、上記式による算出では精度誤差が大きくなる。そのため、本実施例のように画像から解析する方がより好適である。
次に、検出部113において、除去対象のn次高調波(nは1より大きい整数)の周波数を算出する(s402)。具体的には、グリッドの基本波の周波数fg(rad/sample)から、n次高調波の周波数fg,n(rad/sample)を下記式にて算出する。
Figure 2023162713000004
ただし、kは下記の条件式を満たす整数である。
Figure 2023162713000005
なお、s401において検出結果が「グリッド無し」の場合、本処理はスキップする。
次に、検出部113において、グリッドを除去するか否かの判定を行う(s403)。具体的には、検出結果が「グリッド無し」であれば、処理をする必要がないため以降の処理をスキップし終了する。また、グリッドの有無だけでなく、グリッド密度や求めたn次高調波の周波数に基づき判定しても良い。例えば、80(本/cm)などの高密度グリッドを使用している場合は、高調波の縞が目立たないため、グリッド密度に応じて処理をスキップさせても良い。また、縞が目立つのは周波数が低い場合であるため、算出した周波数が所定の周波数よりも低い場合のみ処理を実行しても良い。
次に、抽出部114において、s404~s405の処理を実行することで、n次高調波成分を抽出する。まず、s404では求めたn次高調波の周波数を通過域とするBPF(Band Pass Filter)を設計する。フィルタの設計方法は特に限定するものではないが、本実施例ではウィンドウ法を用いてフィルタの設計を行う。具体的には、n次高調波の周波数をfg,n(rad/sample)とし、下記式にてBPF(k)を設計する。
Figure 2023162713000006
ここで、iは虚数を表し、Nはフィルタの次数を表す。Δfは通過域の帯域幅を規定するパラメータであり、所望の周波数帯域が抽出できるように任意に設定すれば良い。また、w(k)がウィンドウ関数を表しており本実施例ではカイザーウィンドウを用いる。なお、カイザーウィンドウについては公知であるため説明は省略する。
図5(a)に設計したBPFのフィルタ特性の例を示す。図5(a)はn次高調波の周波数を0.1π(rad/sample)(501)、Δfを0.05π(rad/sample)(502)としてフィルタを設計したものであり、このBPFによるフィルタリングでn次高調波を中心とした周波数成分のみを抽出することが可能である。
なお、フィルタリングはグリッド縞と直交する方向に行う。例えば図6のように、グリッド縞が縦方向(601)の場合は、図5(a)のようにx方向にグリッド縞の周期信号が現れるためx方向に1次元のフィルタリングを行う。一方、図示しないが、グリッド縞が横方向の場合はy方向にグリッド縞の周期信号が現れるためy方向に1次元のフィルタリングを行う。
次に、s405にてグリッド縞と並行な方向にLPF(Low Pass Filter)によるフィルタリングを行う。図6(b)に示したようにグリッド縞と並行な方向ではグリッド縞は直流信号となる。そこで、並行な方向にLPFを適用することで、n次高調波以外の被写体成分を除去する。なお、用いるLPFは特に限定するものではないが、例えばボックスフィルタやガウシアンフィルタなどを用いれば良い。
次に、コントラスト算出部115においてs406~s407を実行することで、抽出したn次高調波のコントラストを算出する。まず、n次高調波のp-p値(ピークピーク値)を求めるために包絡線を算出する(s406)。ここで、包絡線は信号のピーク点に接する曲線を指し、例えば図7(a)の点線で示した信号701の包絡線は実線702で示した曲線となる。また、抽出部114で抽出したn次高調波は直流成分が除去された信号(平均が0の信号)であるため、この包絡線の値を2倍することでn次高調波のp-p値を求めることができる。
なお、包絡線の算出方法は公知であるため、詳細は省略するがn次高調波の信号をs(t)、s(t)をヒルベルトへ変換した信号をh(t)とすれば、下記式にて包絡線r(t)を算出することができる。
Figure 2023162713000007
また、具体的な処理としては抽出部114で抽出したn次高調波は2次元信号であるため、包絡線の算出はグリッド縞と直交する方向にライン単位で実行し、2次元の包絡線画像を生成する。例えば、図6のようにグリッド縞が縦方向の場合は、全てのy行に対しx方向の包絡線を算出する。一方、図示しないが、グリッド縞が横方向の場合は全てのx列に対し、y方向の包絡線を算出する。
次に求めた包絡線画像を用いてn次高調波のコントラストを算出する(s407)。ここで、X線の線量に比例した画素値をもつ信号のコントラストはMichelson Contrastの定義に従うと下記式となる。
Figure 2023162713000008
ただし、Vmax,Vmin,Veは図7(b)に示した通り、それぞれ、信号の最大値、最小値、平均値を表す。
なお、本実施例では対数変換後のデータ、すなわち線量の対数に比例した画素値をもつデータを入力としているため、上記(7)式をそのまま適用することはできない。そこで、(7)式を対数変換後のデータに対する式に変形する。具体的には以下の変形式によってコントラストを算出する。
Figure 2023162713000009
ここで、Lmaxは対数変換後のVmaxを表し、Lminが対数変換後のVminを表している。また、f()はデータを対数変換した時に用いた対数関数であり、例えば下記式のようなものである。
Figure 2023162713000010
ただし、a,bは任意の定数である。
ここで、(9)式のx=Veにおける微分係数を(8)式に代入すると、下記式となり対数変換後のデータではLmax-Lminを定数倍することでコントラストを算出することができる。
Figure 2023162713000011
また、Lmax-Lminはp-p値と同義であるため、s406で求めた包絡線画像に(0.5/a)を乗算すればコントラストを算出することができる。
次に、対象領域決定部116において、n次高調波成分を除去する領域を決定する(s409)。本実施例では求めたコントラストを基準に対象領域を決定する。具体的には、各画素におけるコントラストが所定の閾値未満であれば処理対象とするものであり、コントラスト算出部115で求めた各画素(x,y)のコントラストをC(x,y)、コントラストの閾値をThとすれば、下記式にて処理対象を1とするflag(x,y)を生成する。
Figure 2023162713000012
ここで、対象領域を決定する閾値Thはn次高調波のコントラストを基準に設定すれば良い。具体的にはn次高調波のコントラストは画像内で略一定であり、コントラストが大きい領域は被写体成分を多く含む領域と見なすことができる。そこで、Thをn次高調波のコントラストの2倍に設定すれば、被写体成分が支配的となる領域では処理を実行しない。一方で、n次高調波が支配的となる領域のみに処理を実行することができる。これにより、n次高調波が目立たない被写体成分が支配的な領域での不要な劣化を抑えつつ、視覚的に目立つ領域にのみ処理を適用することができる。
なお、n次高調波のコントラストは使用するグリッドのみを撮影した画像から予め算出することが可能であり、この値に基づきThを設定しておけば良い。
次に、除去部117において、処理対象となった領域からn次高調波を除去する(s409)。具体的には、画像処理部112に入力された画像をIn(x,y)とし、抽出部114で抽出したn次高調波成分をM(x,y)、対象領域決定部116で算出したフラグをflag(x,y)とすれば、下記式にて処理後画像Out(x,y)を生成する。
Figure 2023162713000013
以上、実施例1では、n次高調波のコントラストを基準に処理対象領域を決定することで、被写体成分の不要な劣化を抑えつつ、視覚的に目立つn次高調波成分を除去することが可能となる。
なお、実施例1では、一つのn次高調波を除去する方法を説明したが、これに限定されるものではない。例えば基本波を含む複数のn次高調波(例えば、n=1,2,3)を除去する場合は、図4のs402~s409をnの値を変えて繰り返し実行すれば容易に実現可能である。また、公知のグリッド縞の除去技術を組み合わせることも可能である。例えば、s401を実行した後に、基本波については、特許文献3などの公知の除去技術を用いて除去し、n次高調波についてはs402~s409を実行するようなことも可能である。
(実施例2)
本実施例は、例えば図2で示すような放射線撮影装置200に適用される。この放射線撮影装置200は、放射線撮影装置100に対し、角度検出部201を備える構成としている。また、本実施例は、画像処理部112の処理手順を実施例1とは異なる図8,図9に示したフローチャートに従った動作とする。
ここで、図2は放射線撮影装置200において、図1の放射線撮影装置100と同様に動作する箇所は同じ符号を付し、その詳細は省略する。また、図8に示すフローチャートにおいて、図4に示したフローチャートと同様に処理実行するステップは同じ符号を付し、ここでは、上述した実施例1とは異なる構成についてのみ具体的に説明する。
なお、実施例2では実施例1に対しn次高調波の角度を検出する手段を備える構成としている。これにより、グリッドが傾いた場合においても精度良くn次高調波を抽出することができる。
まず、s401~s404を実施例1と同様に実行することで、n次高調波を抽出する。次に、角度検出部201においてn次高調波の角度を検出する(s801)。ここで、実施例1では図6(b)に示した通り、並行な方向ではグリッド縞は直流成分となることを前提にフィルタリングを行ったが、グリッドが傾いた場合はその仮定が成り立たない。そこで本実施例では、s801にてn次高調波の角度を検出し、角度に応じてLPFを設計する。以下、図9のフローチャートを用いて角度検出の詳細について説明する。
まず、s406~s408を実施例1と同様に実行することで抽出したn次高調波から包絡線と処理対象領域を示すフラグを生成する。次に角度を算出するために角度算出画像を生成する(s901)。具体的には、n次高調波成分をM(x,y)、包絡線画像をE(x,y)、処理対象領域を示すフラグをflag(x,y)として、角度算出画像A(x,y)を下記式にて算出する。
Figure 2023162713000014
なお、ここで求めた角度算出画像A(x,y)は、被写体成分が支配的な領域を除外し、かつ振幅を1に正規化したデータである。これにより被写体成分の影響を受けずにn次高調波成分の角度を精度良く検出することが可能となる。
次に、角度算出画像を用いてn次高調波の角度を検出する(s902)。角度の検出方法については特に限定するものではないが、本実施例ではフーリエ変換を用いた角度検出を行う。具体的には、図10(a)に示した通り傾いたn次高調波A(x,y)の角度1001は、図10(b)の2次元フーリエ変換後の画像H(u,v)において、|H(u,v)|が最大となる位置1002と原点1003を結んだ直線とu軸がなす角となる。よって、第一象限または第四象限において|H(u,v)|が最大となる位置を(u0,v0)とすれば、角度θ(rad)は以下の式で算出することができる。
Figure 2023162713000015
次に、角度検出で求めたθに基づきLPFの設計を行う(s802)。まず、グリッド縞と並行な方向のn次高調波の周波数f(rad/sample)を算出する。ここで、グリッド縞と直交する方向のn次高調波の周波数をfg,n(rad/sample)とすれば、f(rad/sample)は下記式で求めることができる。
Figure 2023162713000016
次に求めた周波数fを通過域とするLPFを設計する。フィルタの設計方法は特に限定するものではないが、本実施例ではウィンドウ法を用いてフィルタの設計を行う。具体的には、下記式にてLPF(k)を設計する。
Figure 2023162713000017
ここで、Nはフィルタの次数を表す。Δfは通過域の帯域幅を規定するパラメータであり、所望の周波数帯域が抽出できるように任意に設定すれば良い。また、w(k)がウィンドウ関数を表しており本実施例ではカイザーウィンドウを用いる。なお、カイザーウィンドウについては公知であるため説明は省略する。
図5(b)に設計したLPFのフィルタ特性の例を示す。図5(b)はn次高調波の周波数を0.1π(rad/sample)(503)、Δfを0.05π(rad/sample)(504)としてフィルタを設計したものであり、このLPFによるフィルタリングで、グリッドが傾いた場合でもn次高調波の周波数成分を劣化させずに被写体成分のみを除去することができる。
以上、実施例2ではグリッドの角度に応じてLPFを設計することで、グリッドが傾いた場合でも精度良く縞を除去できる効果がある。
(実施例3)
本実施例は、例えば図3で示すような放射線撮影装置300に適用される。この放射線撮影装置300は、放射線撮影装置200に対し、縮小部301、拡大部302を備える構成としている。また、本実施例は、画像処理部112の処理手順を実施例2とは異なる図11に示したフローチャートに従った動作とする。
ここで、図3は放射線撮影装置300において、図2の放射線撮影装置200と同様に動作する箇所は同じ符号を付し、その詳細は省略する。また、図11に示すフローチャートにおいて、図8に示したフローチャートと同様に処理実行するステップは同じ符号を付し、ここでは、上述した実施例2とは異なる構成についてのみ具体的に説明する。
なお、本実施例はn次高調波の周波数に応じて画像を縮小する手段を備え、縞の除去にかかる処理時間を短縮することができる。
まず、s401~s402を実施例2と同様に実行することで、n次高調波の周波数を算出する。次に、s403の判定で処理を実行する場合は、縮小部301にて画像の縮小を実行する(s1101)。
s1101では、最初に縮小率をn次高調波の周波数に応じて決定する。具体的にはn次高調波の周波数が縮小後のナイキスト周波数よりも高い場合、縮小によりn次高調波の成分が除去されることになる。そこで、n次高調波の周波数fg,n(rad/sample)がナイキスト周波数よりも低くなるように、下記式にて縮小率ratioを決定する。
Figure 2023162713000018
ここで、aは補間関数による信号の減衰を考慮した定数(ただし、0<a<=1)であり、縮小に用いる補間関数のフィルタ特性に応じて任意に決定する。
例えば、縮小の補間関数としてLanczos4を用いる場合、そのフィルタ特性は図12に示したものとなる。図12において1101が縮小後のナイキスト周波数を表しており、ナイキスト周波数では少なからず信号の減衰が生じる。一方、1102よりも低い周波数、すなわちナイキスト周波数×0.7以下の周波数では信号の減衰が起きない特性となっている。そこで、aを0.7の逆数(1/0.7)以上とすれば、n次高調波を減衰させない縮小率の設定が可能となる。
次に、設定した縮小率で画像を縮小し、縮小画像を生成する。なお、縮小によってn次高調波の周波数が変わるため、縮小後のn次高調波f′g,n(rad/sample)を下記式にて算出する。
Figure 2023162713000019
次に、求めた縮小画像とn次高調波の周波数f′g,n(rad/sample)を入力とし、s404~s409の処理を実施例2と同様に実行し、縮小画像から縞を除去する。
次に、拡大部302において、縞を縮小した画像を拡大し縮小前の画像から縞を除去する(s1102)。具体的には、縮小前の入力画像をIn(x,y)、縞を除去した縮小画像を拡大した拡大画像をM′(x,y)、縞を除去する前の縮小画像を拡大した拡大画像をM(x,y)として、下記式にて処理後画像Out(x,y)を生成する。
Figure 2023162713000020
以上、実施例3では縮小画像に対し縞の除去を行うことで、処理時間を短縮する効果がある。
以上、開示の技術の好ましい実施例について説明したが、開示の技術はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
なお、本開示の技術は、以下の構成及び方法を含んでいてもよい。
(構成1)
散乱線除去用グリッドを用いて撮影した放射線画像から前記散乱線除去用グリッドに起因して生じるグリッド縞を除去する画像処理装置であって、
前記グリッド縞の基本波またはn次高調波(nは1より大きい整数)の少なくとも何れか1つを含む周波数帯域の周波数成分を抽出する抽出手段と、
前記抽出した周波数成分からコントラストを算出する算出手段と、
前記算出したコントラストに基づき処理対象領域を決定する決定手段と、
前記放射線画像における前記処理対象領域から前記周波数成分を除去する除去手段と、
を備える画像処理装置であってもよい。
(構成2)
前記算出手段は、前記抽出した周波数成分の包絡線から求まるp-p値(ピークピーク値)から算出する構成1に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成3)
前記決定手段は、前記コントラストが所定の閾値よりも小さい領域を前記処理対象領域として設定する構成1から2の何れか一項に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成4)
前記所定の閾値は、グリッドのみを撮影した画像から算出したコントラストに基づき定める構成3に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成5)
前記散乱線除去用グリッドのグリッド密度と前記撮影した放射線画像のサンプリングピッチに基づき前記グリッド縞の除去を実行するか否かが決定される構成1から4の何れか一項に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成6)
前記グリッド縞の基本波を検出する検出手段を更に備え、
前記抽出手段は、前記検出した基本波の周波数に基づきグリッド縞の基本波またはn次高調波の少なくとも何れか1つの周波数成分を抽出する構成1から5の何れか一項に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成7)
前記グリッド縞の基本波が検出できない場合には、前記グリッド縞の除去は実行されない構成6に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成8)
前記検出した基本波と前記撮影した放射線画像のサンプリングピッチに基づき前記グリッド縞の除去を実行するか否かが決定される構成6又は7に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成9)
前記抽出手段は、前記グリッド縞の基本波またはn次高調波の少なくとも何れか1つの周波数が通過域となるようなフィルタで周波数成分を抽出する構成1から8の何れか一項に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成10)
前記フィルタは、前記通過域の周波数に応じてウィンドウ法で設計する構成9に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成11)
前記ウィンドウ法で用いるウィンドウは、カイザーウィンドウである構成10に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成12)
前記グリッド縞の基本波またはn次高調波の少なくとも何れか1つの角度を算出する角度算出手段を更に備え、
前記算出した角度に応じて前記抽出する周波数成分の周波数が変更される構成1から11の何れか一項に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成13)
前記放射線画像から縮小画像を生成する縮小手段と、
前記縮小画像を拡大する拡大手段と、を更に備え、
前記縮小画像からグリッドに起因する縞を除去し、前記グリッド縞を除去した縮小画像を拡大した拡大画像に基づき前記放射線画像からグリッド縞を除去する構成1から12の何れか一項に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成14)
前記縮小手段は、縮小後のナイキスト周波数が前記抽出手段で抽出する周波数よりも高くなる縮小率で縮小する構成13に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成15)
前記縮小手段は、縮小に用いる補間関数と前記抽出手段で抽出する周波数に基づいて縮小率を決定する構成13に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成16)
前記縮小手段は、前記抽出手段で抽出する周波数が前記補間関数の通過域に含まれるように縮小率を決定する構成15に記載の画像処理装置であってもよい。
(構成17)
グリッドに起因して生じるグリッド縞の基本波またはn次高調波(nは1より大きい整数)の少なくとも何れか1つを含む周波数帯域の周波数成分を用いて、放射線画像における処理対象領域を決定する決定手段と、
前記放射線画像における前記処理対象領域から前記周波数成分を低減する低減手段と、
を備える画像処理装置であってもよい。
(方法1)
散乱線除去用グリッドを用いて撮影した放射線画像から前記散乱線除去用グリッドに起因して生じるグリッド縞を除去する画像処理方法であって、
前記グリッド縞の基本波またはn次高調波(nは1より大きい整数)の少なくとも何れか1つを含む周波数帯域の周波数成分を抽出する抽出工程と、
前記抽出した周波数成分からコントラストを算出する算出工程と、
前記算出したコントラストに基づき処理対象領域を決定する決定工程と、
前記放射線画像における前記処理対象領域から前記周波数成分を除去する除去工程と、
を含む画像処理方法であってもよい。
(方法2)
グリッドに起因して生じるグリッド縞の基本波またはn次高調波(nは1より大きい整数)の少なくとも何れか1つを含む周波数帯域の周波数成分を用いて、放射線画像における処理対象領域を決定する決定工程と、
前記放射線画像における前記処理対象領域から前記周波数成分を低減する低減工程と、
を含む画像処理方法であってもよい。
(プログラムや記憶媒体)
方法1又は2に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであってもよく、また、該プログラムを記憶する記憶媒体であってもよい。
(その他の実施例)
また、開示の技術は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、開示の技術は、上述した様々な実施例の1以上の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。コンピュータは、1つ又は複数のプロセッサー若しくは回路を有し、コンピュータ実行可能命令を読み出し実行するために、分離した複数のコンピュータ又は分離した複数のプロセッサー若しくは回路のネットワークを含みうる。
このとき、プロセッサー又は回路は、中央演算処理装置(CPU)、マイクロプロセッシングユニット(MPU)、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、又はフィールドプログラマブルゲートウェイ(FPGA)を含みうる。また、プロセッサー又は回路は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、データフロープロセッサ(DFP)、又はニューラルプロセッシングユニット(NPU)を含みうる。
100 放射線撮影装置
101 放射線出力部
102 放射線ビーム
103 被写体
104 放射線検出器
105 データ収集部
106 前処理部
107 CPUバス
108 CPU
109 記憶部
110 操作部
111 表示部
112 画像処理部
113 検出部
114 抽出部
115 コントラスト算出部
116 対象領域決定部
117 除去部
118 後処理部
201 角度検出部
301 縮小部
302 拡大部

Claims (20)

  1. 散乱線除去用グリッドを用いて撮影した放射線画像から前記散乱線除去用グリッドに起因して生じるグリッド縞を除去する画像処理装置であって、
    前記グリッド縞の基本波またはn次高調波(nは1より大きい整数)の少なくとも何れか1つを含む周波数帯域の周波数成分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出した周波数成分からコントラストを算出する算出手段と、
    前記算出したコントラストに基づき処理対象領域を決定する決定手段と、
    前記放射線画像における前記処理対象領域から前記周波数成分を除去する除去手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記算出手段は、前記抽出した周波数成分の包絡線から求まるp-p値(ピークピーク値)から算出する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記コントラストが所定の閾値よりも小さい領域を前記処理対象領域として設定する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定の閾値は、グリッドのみを撮影した画像から算出したコントラストに基づき定める請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記散乱線除去用グリッドのグリッド密度と前記撮影した放射線画像のサンプリングピッチに基づき前記グリッド縞の除去を実行するか否かが決定される請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記グリッド縞の基本波を検出する検出手段を更に備え、
    前記抽出手段は、前記検出した基本波の周波数に基づきグリッド縞の基本波またはn次高調波の少なくとも何れか1つの周波数成分を抽出する請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記グリッド縞の基本波が検出できない場合には、前記グリッド縞の除去は実行されない請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記検出した基本波と前記撮影した放射線画像のサンプリングピッチに基づき前記グリッド縞の除去を実行するか否かが決定される請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 前記抽出手段は、前記グリッド縞の基本波またはn次高調波の少なくとも何れか1つの周波数が通過域となるようなフィルタで周波数成分を抽出する請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記フィルタは、前記通過域の周波数に応じてウィンドウ法で設計する請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記ウィンドウ法で用いるウィンドウは、カイザーウィンドウである請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記グリッド縞の基本波またはn次高調波の少なくとも何れか1つの角度を算出する角度算出手段を更に備え、
    前記算出した角度に応じて前記抽出する周波数成分の周波数が変更される請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 前記放射線画像から縮小画像を生成する縮小手段と、
    前記縮小画像を拡大する拡大手段と、を更に備え、
    前記縮小画像からグリッドに起因する縞を除去し、前記グリッド縞を除去した縮小画像を拡大した拡大画像に基づき前記放射線画像からグリッド縞を除去する請求項1に記載の画像処理装置。
  14. 前記縮小手段は、縮小後のナイキスト周波数が前記抽出手段で抽出する周波数よりも高くなる縮小率で縮小する請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記縮小手段は、縮小に用いる補間関数と前記抽出手段で抽出する周波数に基づいて縮小率を決定する請求項13に記載の画像処理装置。
  16. 前記縮小手段は、前記抽出手段で抽出する周波数が前記補間関数の通過域に含まれるように縮小率を決定する請求項15に記載の画像処理装置。
  17. グリッドに起因して生じるグリッド縞の基本波またはn次高調波(nは1より大きい整数)の少なくとも何れか1つを含む周波数帯域の周波数成分を用いて、放射線画像における処理対象領域を決定する決定手段と、
    前記放射線画像における前記処理対象領域から前記周波数成分を低減する低減手段と、
    を備える画像処理装置。
  18. 散乱線除去用グリッドを用いて撮影した放射線画像から前記散乱線除去用グリッドに起因して生じるグリッド縞を除去する画像処理方法であって、
    前記グリッド縞の基本波またはn次高調波(nは1より大きい整数)の少なくとも何れか1つを含む周波数帯域の周波数成分を抽出する抽出工程と、
    前記抽出した周波数成分からコントラストを算出する算出工程と、
    前記算出したコントラストに基づき処理対象領域を決定する決定工程と、
    前記放射線画像における前記処理対象領域から前記周波数成分を除去する除去工程と、
    を含む画像処理方法。
  19. グリッドに起因して生じるグリッド縞の基本波またはn次高調波(nは1より大きい整数)の少なくとも何れか1つを含む周波数帯域の周波数成分を用いて、放射線画像における処理対象領域を決定する決定工程と、
    前記放射線画像における前記処理対象領域から前記周波数成分を低減する低減工程と、
    を含む画像処理方法。
  20. 請求項18又は19に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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