JP2023161868A - イオン交換器 - Google Patents

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豪人 森下
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Abstract

Figure 2023161868000001
【課題】イオン交換樹脂を効率よく用いることができるイオン交換器を提供する。
【解決手段】イオン交換器は、並列に配置された複数のカートリッジ12を備える。カートリッジ12にはイオン交換樹脂が装填される。カートリッジ12の並び方向に延びる導入通路13には、複数のカートリッジ12にそれぞれ繋がる複数の第1接続口15が形成される。カートリッジ12の並び方向に延びる導出通路14には、複数のカートリッジ12にそれぞれ繋がる複数の第2接続口16が形成される。イオン交換器では、導入通路13内を流れる冷却液が複数のカートリッジ12を通過して導出通路14に流出する。第1接続口15における冷却液の流通断面積は、複数の第1接続口15のうち導入通路13の上流に位置するものほど小さくされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、イオン交換器に関する。
特許文献1に示されるイオン交換器は、並列に配置された複数のイオン交換樹脂収容部を備えている。これらイオン交換樹脂収容部にはイオン交換樹脂が装填される。イオン交換器には、流体を流すための導入通路及び導出通路が形成される。導入通路及び導出通路は、複数のイオン交換樹脂収容部の並び方向に延びている。導入通路には、複数のイオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第1接続口が形成されている。導出通路には、複数のイオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第2接続口が形成されている。上記イオン交換器では、導入通路内を流れる流体が複数のイオン交換樹脂収容部を通過して導出通路に流出する。そして、イオン樹脂収容部を上記流体が通過するとき、イオン交換樹脂によって上記流体からイオンが取り除かれる。
特許第4454221号公報
特許文献1のイオン交換器では、複数のイオン交換樹脂収容部のうち、導入通路の上流に位置するものほど、流体が流れやすくなる。このため、導入通路の上流に位置するイオン交換樹脂収容部ほど、その内部に装填されたイオン交換樹脂の劣化が早くなる。このように複数のイオン交換樹脂収容部毎にイオン交換樹脂の劣化の進み具合が異なる場合、イオン交換器全体のイオン交換樹脂を効率よく用いることが困難になる。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するイオン交換器は、並列に配置された複数のイオン交換樹脂収容部を備える。イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導入通路には、複数のイオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第1接続口が形成される。イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導出通路には、複数のイオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第2接続口が形成される。上記イオン交換器では、導入通路内を流れる流体が複数のイオン交換樹脂収容部を通過して導出通路に流出する。上記第1接続口における流体の流通断面積は、複数の第1接続口のうち導入通路の上流に位置するものほど小さくされている。
上記構成によれば、導入通路の上流に位置するイオン交換樹脂収容部ほど、第1接続口から流体が流れ込みにくくなる。これにより、導入通路の上流に位置するイオン交換樹脂収容部ほど流体が流れやすくなることを抑制でき、複数のイオン交換樹脂収容部を通過する流体の流量を互いに近い値とすることができる。その結果、導入通路の上流に位置するイオン交換樹脂収容部ほど、その内部に装填されたイオン交換樹脂の劣化が早くなることを抑制できる。このように複数のイオン交換樹脂収容部毎にイオン交換樹脂の劣化の進み具合に違いが生じることを抑制することにより、イオン交換器全体のイオン交換樹脂を効率よく用いることができる。
上記課題を解決するイオン交換器は、並列に配置された複数のイオン交換樹脂収容部を備える。イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導入通路には、複数のイオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第1接続口が形成される。イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導出通路には、複数のイオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第2接続口が形成される。上記イオン交換器では、導入通路内を流れる流体が複数のイオン交換樹脂収容部を通過して導出通路に流出する。複数の第1接続口のうち導入通路の最上流に位置する第1接続口に接続されたイオン交換樹脂収容部に繋がる第2接続口は、他の第2接続口よりも流体の流通断面積が小さくされている。
上記構成によれば、導入通路の最上流に位置するイオン交換樹脂収容部に接続される第2接続口における流体の流通面積が他の第2接続口よりも小さくされる。このため、導入通路の最上流に位置するイオン交換樹脂収容部は、他のイオン交換器収容よりも、第1接続口から流体が流れ込みにくくなる。その結果、導入通路の最上流に位置するイオン交換樹脂収容部を通過する流体の流量を、他のイオン交換器収容部を通過する流体の流量に近い値とすることができる。従って、導入通路の最上流に位置するイオン交換樹脂収容部の内部に装填されたイオン交換樹脂が、他のイオン交換樹脂収容部の内部に装填されたイオン交換樹脂よりも、早く劣化することを抑制できる。このように複数のイオン交換樹脂収容部毎にイオン交換樹脂の劣化の進み具合に違いが生じることを抑制することにより、イオン交換器全体のイオン交換樹脂を効率よく用いることができる。
上記課題を解決するイオン交換器は、並列に配置された複数のイオン交換樹脂収容部を備える。イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導入通路には、複数のイオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第1接続口が形成される。イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導出通路には、複数のイオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第2接続口が形成される。上記イオン交換器では、導入通路内を流れる流体が複数のイオン交換樹脂収容部を通過して導出通路に流出する。上記導出通路における複数の第2接続口よりも下流には、導出通路における流体の流通断面積を小さくする絞り部が形成されている。
上記構成によれば、導出通路に絞り部が形成されていることにより、導入通路から複数のイオン交換樹脂収容部を介して導出通路に流れる流体の流速が遅くされる。これにより、導入通路における上流に位置するイオン交換樹脂収容部ほど第1接続口から流体が流れ込みやすいとしても、複数のイオン交換樹脂収容部を通過する流体の流量を互いに近い値とすることができる。その結果、導入通路の上流に位置するイオン交換樹脂収容部ほど、その内部に装填されたイオン交換樹脂の劣化が早くなることを抑制できる。このように複数のイオン交換樹脂収容部毎にイオン交換樹脂の劣化の進み具合に違いが生じることを抑制することにより、イオン交換器全体のイオン交換樹脂を効率よく用いることができる。
イオン交換器を示す略図である。 上記イオン交換器の内部を示す略図である。 イオン交換器の他の例を示す略図である。 イオン交換器の他の例を示す略図である。
以下、イオン交換器の一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1に示すイオン交換器は、車両等に搭載される燃料電池を冷却するための冷却回路に設けられる。この冷却回路は、上記燃料電池を通過するよう冷却液を循環させるものである。燃料電池は、冷却回路を循環する冷却液によって冷却されることにより、発電時の温度上昇が抑制される。冷却回路では、冷却液中のイオンの濃度が高くなることによって、冷却回路における金属部分の腐食を招いたり、冷却液の電気電導率が上がって燃料電池の機能低下を招いたりするおそれがある。こうしたことを抑制するため、冷却回路に設けられた上記イオン交換器により、冷却液に含まれるイオンが取り除かれる。
上記イオン交換器は、本体ケース11と複数のカートリッジ12とを備えている。カートリッジ12は、イオン交換樹脂を装填することが可能となっており、イオン交換樹脂収容部としての役割を担う。カートリッジ12は、本体ケース11に対し取り外し可能に取り付けられている。本体ケース11に取り付けられた各カートリッジ12は、並列に配置されている。各カートリッジ12は、同じ形状に形成されている。
本体ケース11には、上記冷却液を流すための導入通路13及び導出通路14が形成されている。導入通路13及び導出通路14は、複数のカートリッジ12の並び方向に延びている。導入通路13内を流れる流体(冷却液)流れ方向と、導出通路14内を流れる流体(冷却液)の流れ方向とは、同じとなっている。詳しくは、導入通路13内の冷却液は、図1の左から右に流れる。また、導出通路14内の冷却液も、図1の左から右に流れる。
導入通路13には、複数のカートリッジ12にそれぞれ繋がる複数の第1接続口15が形成されている。第1接続口15は、導入通路13の上流から下流に向けて順に形成されており、導入通路13の上流から下流に向けて順に配置された各カートリッジ12にそれぞれ接続されている。導出通路14には、複数のカートリッジ12にそれぞれ繋がる複数の第2接続口16が形成されている。第1接続口15は、導入通路13の上流から下流に向けて順に形成されており、導入通路13の上流から下流に向けて順に配置された各カートリッジ12にそれぞれ接続されている。
上記イオン交換器では、冷却液が導入通路13内を流れた後、各第1接続口15を介して複数のカートリッジ12内に流れ込む。更に、冷却液は、各カートリッジ12内を通過した後、それぞれのカートリッジ12に対応する第2接続口16を介して導出通路14に流出する。そして、冷却液が各カートリッジ12を通過する際、カートリッジ12内のイオン交換樹脂によるイオン交換を通じて冷却液からイオンが取り除かれる。
<カートリッジ12及びその周辺の詳細>
図2は、イオン交換器の内部を概略的に示している。図2に示すように、イオン交換器の本体ケース11には、カートリッジ12を取り付けるための複数の取付部17が形成されている。取付部17は、上方に向けて開口しており、その開口からカートリッジ12を受け入れることが可能となっている。カートリッジ12は、上端を閉塞した円筒状に形成されている。
カートリッジ12は、取付部17の上方から上記開口を介して取付部17の内部に差し込まれ、更に取付部17に対してねじ込まれることにより、本体ケース11に対し取り付けられる。また、本体ケース11に取り付けられたカートリッジ12は、取付部17に対しねじ込むときと逆方向に回して緩めるとともに、取付部17の開口から上方に抜き出されることにより、本体ケース11から取り外される。こうした本体ケース11に対するカートリッジ12の取り外し及び取り付けにより、カートリッジ12を新品に交換することができる。
カートリッジ12の内部にはチューブ部材18が配置されている。チューブ部材18は、カートリッジ12の中心線に沿って延びている。チューブ部材18の上端部は、複数の支持部材19によりカートリッジ12の内壁の上部に支持されている。複数の支持部材19は、チューブ部材18の周方向に間隔をおいて配置されている。チューブ部材18の下端部は、複数の支持部材20によってカートリッジ12の内壁の下部に支持されている。複数の支持部材20は、チューブ部材18の周方向に間隔をおいて配置されている。
支持部材19の下側にはメッシュ21が配置されている。支持部材20の上側にはメッシュ22が配置されている。そして、カートリッジ12の内壁とチューブ部材18との間であって、且つメッシュ21とメッシュ22との間には、イオン交換樹脂23が保持(装填)されている。カートリッジ12の内壁とチューブ部材18との間におけるイオン交換樹脂23が装填された箇所には、メッシュ22及び各支持部材20の隙間を介して冷却液を流入させることが可能となっている。また、上記イオン交換樹脂23が装填された箇所からは、メッシュ21及び各支持部材19の隙間を介して冷却液を流出させることが可能となっている。
本体ケース11の下部には、上記導入通路13が形成されている。導入通路13の第1接続口15は、本体ケース11における取付部17の下部に対し開口している。取付部17の下部は、その取付部17に取り付けられたカートリッジ12のメッシュ22及び各支持部材19の隙間を介して、同カートリッジ12の内壁とチューブ部材18との間におけるイオン交換樹脂23を装填した箇所に繋がっている。従って、導入通路13の第1接続口15は、本体ケース11における取付部17の下部、各支持部材20の隙間、及びメッシュ22を介して、カートリッジ12におけるイオン交換樹脂23を装填した箇所に繋がっている。
本体ケース11の下部には、上記導出通路14も形成されている。導出通路14の第2接続口16は、本体ケース11の取付部17に取り付けられたカートリッジ12におけるチューブ部材18の下端部に接続されている。チューブ部材18の内部は、カートリッジ12の内部の上端部、各支持部材19の隙間、及びメッシュ21を介して、同カートリッジ12の内壁とチューブ部材18との間におけるイオン交換樹脂23を装填した箇所に繋がっている。従って、導出通路14の第2接続口16は、チューブ部材18の内部、カートリッジ12の内部の上端部、各支持部材19の隙間、及びメッシュ21を介して、カートリッジ12におけるイオン交換樹脂23を装填した箇所に繋がっている。
イオン交換器の導入通路13内を流れる冷却液は、図2に矢印で示すように第1接続口15、取付部17の下部、各支持部材20の隙間、及びメッシュ22を介して、カートリッジ12の内部におけるイオン交換樹脂23を装填した箇所に流れ込む。更に、冷却液は、カートリッジ12の内部におけるイオン交換樹脂23の間を通過し、その後にメッシュ21、各支持部材19の隙間、カートリッジ12の内部の上端部、チューブ部材18、及び第2接続口16を介して導出通路14に流出する。
<第1接続口15の詳細>
上記イオン交換器では、本体ケース11に複数のカートリッジ12が並列に配置されている。更に、本体ケース11には、それらカートリッジ12の並び方向に延びるように導入通路13が形成されている。この導入通路13の上流から下流に向けて順に形成された複数の第1接続口15が、それぞれカートリッジ12に接続されている。こうした構造のイオン交換器では、導入通路13の上流に位置するカートリッジ12ほど、そのカートリッジ12に第1接続口15から冷却液が流れ込みやすくなる傾向がある。
このことを考慮して、第1接続口15における冷却液の流通断面積は、複数の第1接続口15のうち導入通路13の上流に位置するものほど小さくされている。詳しくは、図1及び図2の左(導入通路13の上流)に位置する第1接続口15の上記流通断面積は、図1及び図2の右(導入通路13の下流)に位置する第1接続口15の上記流通断面積よりも、小さくされている。
次に、本実施形態のイオン交換器の作用効果について説明する。
第1接続口15における冷却液の流通断面積が複数の第1接続口15のうち導入通路13の上流に位置するものほど小さくされているため、導入通路13の上流に位置するカートリッジ12ほど第1接続口15から冷却液が流れ込みにくくなる。これにより、導入通路13の上流に位置するカートリッジ12ほど冷却液が流れやすくなることを抑制でき、複数のカートリッジ12を通過する冷却液の流量を互いに近い値とすることができる。その結果、導入通路13の上流に位置するカートリッジ12ほど、その内部に装填されたイオン交換樹脂23の劣化が早くなることを抑制できる。このように複数のカートリッジ12毎にイオン交換樹脂23の劣化の進み具合に違いが生じることを抑制することにより、イオン交換器全体のイオン交換樹脂23を効率よく用いることができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・カートリッジ12は、本体ケース11に三つ以上設けられるものであってもよい。
・導入通路13の上流に位置する第1接続口15ほど冷却液の流通断面積を小さくする代わりに、第2接続口16を図3に示すように形成することも考えられる。詳しくは、導入通路13の最上流に位置する第1接続口15に接続されたカートリッジ12に繋がる第2接続口16を次のように形成する。すなわち、上記第2接続口16における冷却液の流通断面積を、他の第2接続口16における冷却液の流通断面積よりも小さくする。
この場合、導入通路13の最上流に位置するカートリッジ12は、他のカートリッジ12よりも、第1接続口15から冷却液が流れ込みにくくなる。その結果、導入通路13の最上流に位置するカートリッジ12を通過する冷却液の流量を、他のカートリッジ12を通過する冷却液の流量に近い値とすることができる。従って、導入通路13の最上流に位置するカートリッジ12の内部に装填されたイオン交換樹脂23が、他のカートリッジ12の内部に装填されたイオン交換樹脂23よりも、早く劣化することを抑制できる。このように複数のカートリッジ12毎にイオン交換樹脂23の劣化の進み具合に違いが生じることを抑制することにより、イオン交換器全体のイオン交換樹脂23を効率よく用いることができる。
また、上記構成によれば、導出通路14内における冷却液の流れ方向が導入通路13内における冷却液の流れ方向と逆になるよう導出通路14を形成した場合でも、上記効果と同じ効果が得られるようになる。
・図3に示すイオン交換器において、本体ケース11にカートリッジ12を三つ以上設けるようにしてもよい。この場合、第2接続口16における冷却液の流通断面積は、複数の第2接続口16のうち導出通路14の上流に位置するものほど小さくされる。この構成によれば、第1実施形態の効果と同様の効果が得られる。
・図1に示すように第1接続口15における冷却液の流通断面積を調整したり、図3に示すように第2接続口16における冷却液の流通断面積を調整したりする代わりに、導出通路14を図4に示すように形成することも考えられる。詳しくは、導出通路14における複数の第2接続口16よりも下流に、導出通路14における冷却液の流通断面積を小さくする絞り部24を形成する。
この構成によれば、導出通路14に絞り部24が形成されていることにより、導入通路13から複数のカートリッジ12を介して導出通路14に流れる冷却液の流速が遅くされる。これにより、導入通路13における上流に位置するカートリッジ12ほど第1接続口15から冷却液が流れ込みやすいとしても、複数のカートリッジ12を通過する冷却液の流量を互いに近い値とすることができる。その結果、導入通路13の上流に位置するカートリッジ12ほど、その内部に装填されたイオン交換樹脂23の劣化が早くなることを抑制できる。このように複数のカートリッジ12毎にイオン交換樹脂23の劣化の進み具合に違いが生じることを抑制することにより、イオン交換器全体のイオン交換樹脂23を効率よく用いることができる。
・イオン交換樹脂23が本体ケース11に直接的に装填されるイオン交換器に適用してもよい。この場合、本体ケース11に複数のイオン交換樹脂収容部が並列となるように形成され、それらイオン交換樹脂収容部にイオン交換樹脂23が装填される。
11…本体ケース
12…カートリッジ
13…導入通路
14…導出通路
15…第1接続口
16…第2接続口
17…取付部
18…チューブ部材
19…支持部材
20…支持部材
21…メッシュ
22…メッシュ
23…イオン交換樹脂
24…絞り部

Claims (5)

  1. 並列に配置された複数のイオン交換樹脂収容部を備え、
    前記イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導入通路には、複数の前記イオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第1接続口が形成され、
    前記イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導出通路には、複数の前記イオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第2接続口が形成され、
    前記導入通路内を流れる流体が複数の前記イオン交換樹脂収容部を通過して前記導出通路に流出するイオン交換器において、
    前記第1接続口における前記流体の流通断面積が、複数の前記第1接続口のうち前記導入通路の上流に位置するものほど小さくされているイオン交換器。
  2. 並列に配置された複数のイオン交換樹脂収容部を備え、
    前記イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導入通路には、複数の前記イオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第1接続口が形成され、
    前記イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導出通路には、複数の前記イオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第2接続口が形成され、
    前記導入通路内を流れる流体が複数の前記イオン交換樹脂収容部を通過して前記導出通路に流出するイオン交換器において、
    複数の前記第1接続口のうち前記導入通路の最上流に位置する前記第1接続口に接続された前記イオン交換樹脂収容部に繋がる前記第2接続口は、他の第2接続口よりも前記流体の流通断面積が小さくされているイオン交換器。
  3. 前記導出通路内の前記流体の流れ方向は、前記導入通路内の前記流体の流れ方向と同じであり、
    前記第2接続口における前記流体の流通断面積は、複数の前記第2接続口のうち前記導出通路の上流に位置するものほど小さくされている請求項2に記載のイオン交換器。
  4. 並列に配置された複数のイオン交換樹脂収容部を備え、
    前記イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導入通路には、複数の前記イオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第1接続口が形成され、
    前記イオン交換樹脂収容部の並び方向に延びる導出通路には、複数の前記イオン交換樹脂収容部にそれぞれ繋がる複数の第2接続口が形成され、
    前記導入通路内を流れる流体が複数の前記イオン交換樹脂収容部を通過して前記導出通路に流出するイオン交換器において、
    前記導出通路における複数の前記第2接続口よりも下流には、前記導出通路における前記流体の流通断面積を小さくする絞り部が形成されているイオン交換器。
  5. 複数の前記イオン交換樹脂収容部は、イオン交換樹脂が装填される複数の同じ形状のカートリッジであって、
    前記カートリッジは、イオン交換器の本体ケースに対し、取り外し可能に取り付けられるものである請求項1~4のいずれか一項に記載のイオン交換器。
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