JP2023158384A - 印刷装置、印刷方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷後の記録媒体の下流側の余白のカットを容易に行うことができる印刷装置を提供する。【解決手段】記録媒体を供給する供給装置と、前記供給装置から供給された前記記録媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、前記供給装置から供給された前記記録媒体にミシン目を形成するミシン目形成ヘッドと、前記ミシン目形成ヘッドによるミシン目の形成を、前記印刷ヘッドによる印刷を実行する前に行うか否かの選択肢を、印刷ジョブ毎に画面に表示させる選択肢表示部と、を備えた印刷装置である。【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置、印刷方法、及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、記録媒体に対して印刷を行ったり、記録媒体の厚み方向の全体又は一部を切断したり、ミシン目を形成したりする切を行うことが可能なプリント&カット機が開示されている。
特開2019-181782号公報
しかし、特許文献1のプリンタ&カット機において、最初の印刷ジョブを実行する前に、記録媒体を切断する機能がないため、最初の印刷ジョブによる印刷よりも記録媒体の搬送方向下流側に設けられた記録媒体の余白は、手作業で切り落とさなければならなかった。特に、印刷処理後に記録媒体をロール状に巻き取る巻き取り装置を備えた印刷装置を用いて、複数の同じサイズの印刷成果物を得るための印刷処理の場合は、1部目(印刷開始後の最初の印刷物)と2部目(1部目の後の印刷)との間、2部目と3部目(2部目の後の印刷)との間、・・・には、それぞれ適切な位置にミシン目を形成することができ、このミシン目によって、統一されたサイズの印刷成果物を得ることができる一方で、一連の印刷処理は巻き取り装置のロールに記録媒体を固定した状態から開始されるため、印刷を行うための載置台から巻き取り装置のロールまでの間に印刷を行うことが難しく、記録媒体の最初の印刷(1部目)より下流側には多くの余白が生じてしまう恐れがある。そのため、1部目の印刷成果物についても、2部目、3部目の印刷成果物と同じサイズとするために、手作業で余白部分を切り落とさなければならなかった。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、印刷後の記録媒体の下流側の余白のカットを容易に行うである。
上記目的を達成するための主たる発明は、記録媒体を供給する供給装置と、前記供給装置から供給された前記記録媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、前記供給装置から供給された前記記録媒体にミシン目を形成するミシン目形成ヘッドと、前記ミシン目形成ヘッドによるミシン目の形成を、前記印刷ヘッドによる印刷を実行する前に行うか否かの選択肢を、印刷ジョブ毎に画面に表示させる選択肢表示部と、を備えた印刷装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、印刷後の記録媒体の下流側の余白のカットを容易に行うことができる。
本実施形態に係る印刷装置の正面図である。 図1中のA―A線に沿う断面図である。 本実施形態に係る印刷装置の制御系のブロック図である。 図4Aは、印刷部40とカッター部50が連結された状態を示す正面図である。図4Bは、印刷部40とカッター部50の連結が解除された状態を示す正面図である。 本実施形態の印刷の様子を説明する図である。 画像D1の印刷設定について説明する図である。 画像D2の印刷設定について説明する図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。本発明に係る印刷装置として、印刷装置10を例に挙げて実施形態を説明する。なお、各図において、同じ作用を奏する部材、部位は同じ符号とし、重複する説明は適宜省略又は簡略化する。
===印刷装置10の構成===
図1は、本実施形態に係る印刷装置10の正面図である。図2は、図1中のA―A線に沿う断面図である。図3は、本実施形態に係る印刷装置の制御系のブロック図である。図1等では、印刷装置10を正面から見た場合における、互いに直交する上下方向(上側、下側)、左右方向(左側、右側)、及び前後方向(前側、後側)と定義する。左右方向は、記録媒体5(後述)の幅方向であり、印刷部40(後述)及びカッター部50(後述)が移動可能な走査方向である。そして、印刷時における記録媒体5の移動方向を「搬送方向」とする。搬送方向は、走査方向に直交し、記録媒体5の供給源の側が「上流(上流側)」、逆側が「下流(下流側)」である。印刷装置10を正面から見たとき(図1)の搬送方向は上下方向に沿い、印刷方向を側面から見た(図2)ときの搬送方向は前後方向に沿う。
記録媒体5は、例えば、ロール紙などの長尺の記録紙、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステル等の樹脂からなるシート、台紙と剥離紙との間に接着剤を備えるシール材等がロール状に巻かれたものが用いられる。また、記録媒体5は、ロール状に巻かれたものに限られず、所定の長さに切断されたシート状のものであってもよい。
本実施形態の印刷装置10は、カッティングヘッド付きインクジェットプリンタであり、記録媒体5への画像の印刷及び記録媒体5の切断が可能である。図1等に示すように、印刷装置10は、スタンド15に支持された本体部12と、供給部(供給装置)70と、巻き取り部(巻き取り装置)80と、コンピュータ(印刷システム)150とを備える。なお、印刷装置10としては、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ等を例示できる。コンピュータ150としては、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等を例示できる。供給部70が、ロール状に巻き付けられた記録媒体5を本体部12に供給し、巻き取り部80が、本体部12で加工された記録媒体5をロール状に巻き取る。
本体部12は、搬送部30と、印刷部40と、カッター部50と、キャリッジ部60と、制御部90とを備えている。また、図1等に示すように、本体部12には、プラテン(載置台)20及びガイドレール34を有する。記録媒体5はプラテン20に載置され、記録媒体5への印刷及び記録媒体5の切断がプラテン20上で行われる。プラテン20は走査方向に延びている。ガイドレール34は、プラテン20の上方で、且つ、プラテン20と平行に、走査方向に沿って設けられている。
搬送部30は、プラテン20上で記録媒体5を搬送するためのユニットである。本実施形態の搬送部30は、搬送ローラ31、ピンチローラ32、搬送用モータ33を有する。搬送ローラ31及びピンチローラ32は、記録媒体5をプラテン20上で搬送するためのローラであり、搬送ローラ31とピンチローラ32との間に記録媒体5を挟んだ状態で搬送ローラ31を回転させることで、記録媒体5を搬送方向に搬送する。搬送用モータ33は、搬送ローラ31を回転させるための駆動部である。
図4Aは、印刷部40とカッター部50が連結された状態を示す正面図であり、図4Bは、印刷部40とカッター部50の連結が解除された状態を示す正面図である。印刷部40は、記録媒体5に画像を印刷するためのユニットである。印刷部40は、ヘッド(印刷ヘッド)41と、キャリッジ42、ヘッド駆動部43を有する。ヘッド41は、インクを吐出するための複数のノズルを備えたインクジェット式のインクヘッドである。ヘッド駆動部43は、ヘッド41の各ノズルからのインクの吐出/非吐出を行わせる駆動部である。ヘッド41は、キャリッジ42に搭載されている。キャリッジ42は、ガイドレール34に支持された状態で、走査方向に往復移動する。キャリッジ42が走査方向に往復移動することで、印刷部40を走査方向に往復移動させることができる。ヘッド駆動部43は、例えばヘッド41がバブルジェット式であればヒーターのオン・オフを制御するヒーター駆動部であり、ヘッド41がピエゾ式であればピエゾ素子を駆動する駆動部である。
カッター部50は、記録媒体5をカットするためのユニットである。カッター部50は、カッター(ミシン目形成ヘッド)51と、カッター用ソレノイド52と、キャリッジ53を有する。カッター51は、記録媒体5をカットするための刃先を備えた工具である。カッター用ソレノイド52は、記録媒体5の面に垂直な方向に沿ってカッター51を駆動させる駆動部である。カッター51とカッター用ソレノイド52は、キャリッジ53に支持されており、キャリッジ53は、ガイドレール34に支持された状態で、走査方向に往復移動可能である。
また、印刷部40のキャリッジ42は左側端部(カッター部50側)に磁石の連結部46を有し、カッター部50のキャリッジ53は右側端部(印刷部40側)に磁石の連結部56を有する。これにより、印刷部40のキャリッジ42とカッター部50のキャリッジ53は、着脱自在に連結することができる。なお、キャリッジ42とキャリッジ53との連結は磁石に限らず、周知の係合部材等でもよい。さらに、キャリッジ42は、カッター部50とは反対側の端部にL時状のロック用金具45を有する。
本体部12(ベルト63)の右端部には、印刷部40を待機位置WP(図4B)にロックするためのロック装置16が設けられている。ロック装置16は、ロック用金具17とロック用ソレノイド18を備える。ロック用金具17をロック用金具45と係合させることでロック状態(図4B)となり、ロック用金具17とロック用金具45との係合を解除することで非ロック状態(図4A)となる。ロック用ソレノイド18は、ロック用金具17をロック状態と非ロック状態との間で移動させることができる。ロック用ソレノイド18は、制御装置90によって制御される。
印刷部40で記録媒体5に印刷を実行する際には、ロック装置16のロック用金具17と印刷部40のロック用金具45との係合を解除した非ロック状態で(図4A)、且つ、印刷部40のキャリッジ42とカッター部50のキャリッジ53とが連結された状態で、走査方向に移動する。そして、記録媒体5を切断する際には、印刷部40を待機位置WPで待機させ、印刷部40のキャリッジ42とカッター部50のキャリッジ53との連結を解除し、ロック装置16のロック用金具17と印刷部40のロック用金具4とを係合させたロック状態(図4B)とすることで、カッター部50のみを移動させて切断する。
キャリッジ部60は、印刷部40のキャリッジ42及びカッター部50のキャリッジ53を走査方向に移動させるユニットである。キャリッジ部60は、ベルト63とキャリッジモータ64を有する。キャリッジモータ64の駆動によって、ベルト63を走査方向に移動させて、キャリッジ42及びキャリッジ53を走査方向に移動させることができる。キャリッジモータ64は、制御部90によって制御される。
制御部90は、コンピュータ150からの指令コードに基づいて、記録媒体5への印刷及び記録媒体5の切断を制御する装置である。制御部90は、例えば、マイクロコンピュータであり、CPU、メモリ、記憶装置、通信部などを備える。制御部90は、ロック用ソレノイド18、搬送用モータ33、ヘッド駆動部43、カッター用ソレノイド52、キャリッジモータ64等と通信可能に接続され、これらを制御することができる。
コンピュータ150は、印刷装置10を制御するための加工制御装置である。コンピュータ150は、通信部151、記憶部152、描画データ作成部153、加工制御部154、入力部155(キーボード、マウス等)、表示部156(画面、ディスプレイ)を備える。コンピュータ150(加工制御部154)は、印刷装置10を制御するための指令コードを作成し、その指令コードを制御部90に通信部151を介して送信する。指令コードを受信した制御部90は、指令コードに沿って、各部を制御して記録媒体5の加工を行う。コンピュータ150は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータであり、CPU、メモリ等を備えている。CPUは、記憶部152に記憶されているプログラムをメモリに読み出して実行することにより、後述する各種処理を実行する。通信部151は、印刷装置10に接続するための通信モジュール(例えばUSBモジュール)である。記憶部152には、プログラムや各種のデータが記憶されている。なお、コンピュータ150は、制御部90(本体部12)内に設けられていてもよく、その場合、印刷装置10が、タッチパネル等の入力部155や表示部156を備えてもよい。
描画データ作成部153は、描画データを作成する機能を有する。描画データ作成部153は、コンピュータ150が描画プログラムを実行することによって実現される。描画データ作成部153は、例えば、通常のドロー系ソフトウェアによって構成される。描画データには、記録媒体5に印刷する画像を示す画像データや、記録媒体5をカットするカットラインを示すカットデータが含まれている。作業者は、描画データ作成部153を用いて、印刷装置10に印刷させる画像や、印刷装置10にカットさせるラインを描く。描画データ作成部153によって作成された描画データは、ジョブデータとして加工制御部154に引き渡される。ジョブデータとは、印刷装置10に出力させる仕事(ジョブ)の単位データである。例えば、1つのジョブデータとは、画像D1の印刷処理及び切断処理を実行させるための単位処理データをいう。
加工制御部154は、印刷装置10を制御するための指令コードを作成する機能を有する。加工制御部154は、コンピュータ150が制御部90用の制御プログラムを実行することで実現される。加工制御部154は、画像データ処理部154a、カットデータ処理部154bと、ネスト処理部154c、選択肢表示部154dを有する。画像データ処理部154aは、ジョブデータに含まれる画像データに基づいて印刷用指令コード群を作成する。カットデータ処理部154bは、ジョブデータに含まれるカットデータに基づいてカット用指令コード群を作成する。ネスト処理部154cは、複数のジョブデータ(印刷ジョブ)を集約した集約ジョブデータ(ネストデータ)を作成する。これによって、印刷装置10に複数のジョブデータを連続して一括に処理させることができる。選択肢表示部154dは、印刷装置10の各種設定に関する選択肢を表示部156に表示させ、その選択の決定を受け付ける。
===画像の印刷及びミシン目の形成について===
上述のとおり、印刷装置10は、ネスト処理部154cで作成された集約ジョブデータに基づいて、複数のジョブデータを印刷装置10に連続処理をさせることができる。図5は、本実施形態の印刷の様子を説明する図である。図5において、便宜上、記録媒体5のみを実線で示し、印刷装置10を点線で示している。本実施形態では、複数の印刷ジョブ(画像D1~画像D10)の集約ジョブデータを連続して一括に処理することで、図5に示すように、記録媒体5に各画像(例えば、画像D1、D2、・・・)を印刷し、記録媒体5の搬送方向における各画像同士の間に、印刷後に記録媒体5を画像毎に切り離すための幅方向(走査方向)に沿ったミシン目(C2、・・・)を形成(カット)する印刷加工処理の方法について説明する。これによって、所定の大きさ(印刷後の各画像に応じた大きさ)に容易に切り離すことが可能となる。なお、記録媒体5のカットについては、これに限らず、画像の形状等に応じて所望の位置でカットを実行してもよい。
従来、印刷装置10を用いて記録媒体5に画像D1(集約ジョブデータにおける先頭のジョブデータ)の印刷を実行した場合、記録媒体5には印刷された画像D1の下流側に余白領域Bが形成されてしまうため、ユーザーは、印刷後に、切断手段を用いて手作業で余白である余白領域Bを切り落とす必要があった。特に、印刷処理後に記録媒体5をロール状に巻き取る巻き取り部80を備えた印刷装置10を用いて、画像D1、D2、・・・の順に印刷処理を行って、画像D1~D10が印刷されたそれぞれ同じサイズの印刷成果物を得る場合には、画像D2と画像D3の間、画像D3と画像D4の間、・・・には、それぞれ適切な位置にミシン目を形成し、各画像の間のミシン目で切り離すことで、統一されたサイズの印刷成果物を得ることができる一方で、一連の印刷処理は、巻き取り部80のロールに記録媒体5を固定した状態から開始されるために、プラテン20から巻き取り部80のロールまでの間の領域に印刷を行うことが難しい。そのため、先頭のジョブデータに基づく画像D1の印刷より下流側には、多くの余白が生じてしまう恐れがあり、画像D2~画像D10の印刷成果物と同じサイズにするために、画像D1が印刷された記録媒体5の余白領域Bの部分を手作業で切り落とさなければならなかった。
これに対し、本発明の印刷装置10では、画像D1の印刷を実行する前に、ミシン目の形成を行うか否かを選択可能とする。画像D1の印刷を実行する前に、ミシン目の形成を行うという選択を行うと、図5に示すように、ミシン目C1が形成されて、印刷後の記録媒体5の画像D1より下流側の余白領域Bの部分をミシン目C1に沿って容易にカットし、切り離すことができるため、容易に余白領域Bを取り除くことができる。「ミシン目」とは、記録媒体5を貫通した貫通部を間欠に配置した所謂切り取り線である。また、ミシン目C1は、記録媒体C1の幅方向に沿った直線状の切り取り線であり、幅方向における両端に亘って設けられている。
以下、具体的な印刷方法について説明する。
まず、ユーザーによって描画データ作成部153で作成された複数の画像データ(D1~D10)が記憶部152に記憶される。そして、加工制御部154は、各画像データ(D1~D10)について、ユーザーによって設定される印刷設定に対応する印刷ジョブを生成する。そして、複数のジョブデータ(印刷ジョブ)を生成し、ジョブリストJを生成し、ジョブリストJを表示部156に表示する。ジョブリストJとは、印刷装置10が順に印刷を行う集約ジョブデータ(複数のジョブデータ)のリストである。印刷設定としては、記録媒体の種類、印刷範囲、使用するインクの種類(例えばカラー印刷かモノクロ印刷か等)、印刷品質(例えば高品質か標準か高速か等)、色合いの調整等が挙げられる。加工制御部154の選択肢表示部154dが印刷設定表示Sを表示部156に表示させ、入力部155からのユーザーの選択の入力を受け付ける。そして、設定された各ジョブデータに対し、入力部155からユーザーによる「印刷」の指示を受け付けると、集約ジョブデータを、通信部151を介して制御部90に送信して、ジョブリストJに並べられた画像ファイルD1~D10の集約ジョブデータの先頭から順に印刷加工処理を行う。
以下、複数の印刷ジョブのうち、連続する第1印刷ジョブと第2印刷ジョブについて説明する。画像D1は第1印刷ジョブに基づいて印刷が行われ、画像D2は第2印刷ジョブに基づいて印刷が行われる。
図6は、画像D1の印刷設定について説明する図である。図6は、ジョブリストJで画像D1を選択した状態における印刷設定表示S1を示している。画像D1の印刷ジョブは、第1印刷ジョブであり、一括処理を行う複数のジョブ(集約ジョブデータ)のうちの、先頭の印刷ジョブである。
第1印刷ジョブについて、図6に示すように、選択肢表示部154dは、印刷設定表示S1に、ヘッド41(印刷部40)による印刷を実行する前にカッター51(カッター部50)によるミシン目の形成を行うか否かの選択肢Maを表示させる(選択肢表示工程)。本実施形態の印刷装置10では、選択肢Maの表示は、印刷ジョブ毎に表示させる。具体的には、印刷設定表示S1に、「出力前に用紙をカットする(ミシン目シートカット)」という選択肢Ma(チェックボックス)が表示されている。選択肢Maについて、「出力前に用紙をカットする」を選択した場合(チェックボックスにチェックを入れた場合)には、供給部70から供給された記録媒体5(供給工程)に対して、ヘッド41を用いて印刷を行う(印刷工程)の前に、カッター51を用いてミシン目C1を形成する。つまり、印刷加工処理後の記録媒体5には、画像D1より下流側にミシン目C1が設けられる。そのため、図5に示すように、印刷加工処理後の記録媒体5には、余白領域Bを切り離すためのミシン目C1が形成されているため、ユーザーは印刷加工処理後に容易に余白領域Bを切り離しやすくなる。
また、第1印刷ジョブについて、図6に示すように、選択肢表示部154dは、印刷設定表示S1に、ヘッド41(印刷部40)による印刷を実行した後にカッター51(カッター部50)によるミシン目の形成を行うか否かの選択肢(他の選択肢)Mbを表示させることが好ましい。本実施形態の印刷装置10では、選択肢Mbの表示は、印刷ジョブ毎に表示させる。具体的には、印刷設定表示S1に、「出力後に用紙をカットする(ミシン目シートカット)」という選択肢Mb(チェックボックス)が表示されている。選択肢Mbについて、「出力後に用紙をカットする」を選択した場合(チェックボックスにチェックを入れた場合)には、供給部70から供給された記録媒体5に、ヘッド41を用いて画像D1の印刷を行った後に、カッター51を用いてミシン目C2を形成する。つまり、印刷加工処理後の記録媒体5は、画像D1より上流側にミシン目C2が設けられる。
ミシン目C2は、第1印刷ジョブの画像D1と第2印刷ジョブの画像D2との間に設けられ、具体的には、記録媒体5における画像D1より上流側で、且つ、画像D2より下流側に設けられる。図7は、画像D2の印刷設定について説明する図である。図7は、ジョブリストJにおいて画像D2を選択した状態における印刷設定表示S2を示している。画像D2の印刷ジョブは、第2印刷ジョブであり、一括処理を行う複数のジョブ(集約ジョブデータ)のうちの、先頭の印刷ジョブ(第1印刷ジョブ)の次に実行する2番目の印刷ジョブである。
第1印刷ジョブと同様に、第2印刷ジョブについて、図7に示すように、選択肢表示部154dは、印刷設定表示S2に、ヘッド41を用いて印刷を実行する前にカッター51を用いてミシン目の形成を行うか否かの選択肢Maを表示させる。第2印刷ジョブでは、選択肢Maについて、「出力前に用紙をカットする」を選択しなかった場合(チェックボックスにチェックを入れなかった場合)でも、第2印刷ジョブの前に実行される第1印刷ジョブの印刷設定表示部S1において、「出力前に用紙をカットする」という選択肢Maについて、「出力前に用紙をカットする」を選択し、且つ「出力後に用紙をカットする」という選択肢Mbについて、「出力後に用紙をカットする」を選択した場合には、供給部70から供給された記録媒体5に、画像D1の印刷を実行する前にカッター51を用いてミシン目C1の形成を行い、ヘッド41を用いて画像D1の印刷を行った後で、且つ、第2印刷ジョブに基づく画像D2の印刷を実行する前に、カッター51を用いてミシン目C2を形成する。つまり、印刷加工処理後の記録媒体5には、画像D1より下流側にミシン目C1が設けられ、画像D1より上流側で且つ画像D2より下流側にミシン目C2が設けられる。なお、複数のジョブのうち、第2印刷ジョブの次に実行される第3印刷ジョブ、第4印刷ジョブ、・・・についても、第2印刷ジョブと同様である。
このように、連続する第1印刷ジョブと第2印刷ジョブを行う場合に、第2印刷ジョブにおいて、印刷を実行する前にミシン目を形成するという選択肢Maの選択に関わらず、第2印刷ジョブより先に実行する第1印刷ジョブにおいて、印刷を実行した後にミシン目を形成するという選択肢Mbを選択することで、画像D1の印刷後に画像D1及び画像D2に基づく適切な位置で切断可能なミシン目を形成することができるため、各印刷ジョブに基づく印刷後の画像に応じた位置でのカットを容易に行うことができる。
特に、画像D1~画像D10について、それぞれ同じサイズの印刷成果物を得るための印刷処理の場合には、第1印刷ジョブより前に形成されるミシン目C1、第1印刷ジョブと第2印刷ジョブとの間に形成されるミシン目C2、第2印刷ジョブと第3印刷ジョブとの間に形成されるミシン目C3、・・・が搬送方向に等間隔に設けられていることで、各ミシン目でのカットを容易に行うことができるため、同じサイズの画像D1~画像D10の印刷成果物を容易に得ることができる。
また、図1及び図2に示すように、供給部70が、ロール状に巻き付けられた記録媒体5を供給する装置であることが好ましい。これによって、ロールに巻き付けられた状態の長尺の記録媒体5を供給して、印刷加工を行うことが可能となる。ただし、供給部70は、必ずしもロール状に巻き付けられた記録媒体5を供給する形態に限られない。例えば、供給部70が、水平に載置した状態のシートを順次供給してもよい。
さらに、巻き取り部80が、記録媒体5をロール状に巻き取る巻き取り装置であることが好ましい。これによって、印刷加工処理後の記録媒体5の巻き取りが可能となる。図5等に示すように、印刷加工処理後の記録媒体5を巻き取り部80で巻き取る場合には、記録媒体5の巻き取り部80の巻き取り軸から本体12のプラテン20までの領域に余白領域Bが設けられてしまうところ、先頭の印刷ジョブに基づく画像D1の印刷前にミシン目C1を設けることで、ミシン目C1で容易にカットを行うことができるため、余白領域Bの切り離しが容易となる。ただし、印刷装置10が必ずしも巻き取り部80を備えない構成であってもよい。例えば、印刷加工処理後の記録媒体5が、そのまま垂れ下がる構成であってもよい。
また、本実施形態では、複数の印刷ジョブ(集約ジョブデータ)を連続で実行したが、これに限られない。本発明は、印刷ジョブを1つだけ(第1印刷ジョブのみ)を実行する場合にも適用可能である。
===小括===
以上をまとめると、本発明の印刷装置10は、記録媒体5を供給する供給部70(供給装置)と、供給部70から供給された記録媒体5に印刷を行うヘッド41(印刷ヘッド)と、供給部70から供給された記録媒体5にミシン目C1を形成するカッター51(ミシン目形成ヘッド)と、カッター51によるミシン目C1の形成を、ヘッド41による印刷を実行する前に行うか否かの選択肢Maを、印刷ジョブ毎に画面に表示させる選択肢表示部154dと、を備える。画像D1の印刷の実行前にミシン目C1を形成することで、印刷後の記録媒体5の画像D1より下流側の余白領域Bのカットを容易に行うことができる。
また、本発明の印刷方法は、供給部70(供給装置)を用いて記録媒体5を供給させる供給工程と、供給された記録媒体5にヘッド41(印刷ヘッド)を用いて印刷させる印刷工程と、供給された記録媒体5にカッター51(ミシン目形成ヘッド)を用いてミシン目C1を形成させるミシン目形成工程と、印刷ジョブ毎に、印刷工程の前に、ミシン目形成工程を行うか否かの選択肢Maを表示部156(画面)に表示させる選択肢表示工程と、を有する。画像D1の印刷の実行前にミシン目C1を形成することで、印刷後の記録媒体5の画像D1より下流側の余白領域Bのカットを容易に行うことができる。
また、本発明のプログラムは、表示部156(画面)及び入力部155を備えたコンピュータ150(印刷システム)に、記録媒体5を供給させる供給処理と、供給された記録媒体5に印刷をさせる印刷処理と、供給された記録媒体5にミシン目C1を形成させるミシン目形成処理と、印刷ジョブ毎に、印刷処理の前に、ミシン目形成処理を行うか否かの選択肢Maを表示部156に表示させる選択肢表示処理を実行させる。このようなプログラムによれば、画像D1の印刷の実行前にミシン目C1を形成することで、印刷後の記録媒体5の画像D1より下流側の余白領域Bのカットを容易に行うことができる。
なお、コンピュータ150に各部の処理を実行させるためのプログラムは、CD-ROM等のコンピュータ150が読み取り可能な記録媒体に記録されていたり、インターネットなど各種通信手段を通じてコンピュータ150にダウンロード可能であったりする。
さらに、印刷装置10は、選択肢表示部154dは、印刷を実行した後にミシン目(C2等)の形成を行うか否かの選択肢Mb(他の選択肢)を、印刷ジョブ毎に表示部156(画面)に表示させる。印刷ジョブのうち、第1印刷ジョブの後に第2印刷ジョブに基づく印刷を連続して行う場合に、第1印刷ジョブにおける、印刷を実行する前にミシン目C1の形成を行うか否かの選択肢Maで、ミシン目C1の形成を、印刷を実行する前に行うと選択され、選択肢Mbで、印刷を実行した後にミシン目C2の形成を行うと選択され、且つ、第2印刷ジョブにおける、選択肢Maで、ミシン目の作成を、印刷を実行する前に行わないと選択されたときに、第1印刷ジョブに基づく印刷を実行する前にミシン目C1の形成を行い、第1印刷ジョブに基づく印刷を実行した後で、且つ第2印刷ジョブに基づく印刷を実行する前に、ミシン目C2の形成を行うことが好ましい。
複数の印刷ジョブ(第1印刷ジョブと第2印刷ジョブ)を連続して行う場合に、第2印刷ジョブにおける選択肢Maの選択に関わらず、第1印刷ジョブにおける選択肢Mbのミシン目C2を形成するという選択をすることで、印刷加工処理後にジョブ毎の画像に応じてカットするためのミシン目C2を形成することができるため、各印刷ジョブに基づいた位置で記録媒体5を容易にカットすることができる。
また、供給部70(供給装置)は、ロール状に巻き付けられた記録媒体5を供給することが好ましい。そうすることで、ロールに巻き付けられた状態から供給された記録媒体5に印刷加工処理を施すことができる。
また、印刷後の記録媒体5をロール状に巻き取る巻き取り部80(巻き取り装置)を備えることが好ましい。そうすることで、印刷加工処理後の記録媒体5の巻き取りが可能となる。
以上、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 印刷装置(カッティングヘッド付きインクジェットプリンタ、プリンタ)、
20 プラテン、
30 搬送部、
40 印刷部、
41 ヘッド(印刷ヘッド)、
50 カッター部、
51 カッター(ミシン目形成ヘッド)、
60 キャリッジ部、
70 供給部(供給装置)、
80 巻き取り部(巻き取り装置)、
90 制御部、
150 コンピュータ、
C1 ミシン目、
C2 ミシン目、
D1 画像、
D2 画像、
Ma 選択肢、
Mb 選択肢(他の選択肢)

Claims (6)

  1. 記録媒体を供給する供給装置と、
    前記供給装置から供給された前記記録媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、
    前記供給装置から供給された前記記録媒体にミシン目を形成するミシン目形成ヘッドと、
    前記ミシン目形成ヘッドによるミシン目の形成を、前記印刷ヘッドによる印刷を実行する前に行うか否かの選択肢を、印刷ジョブ毎に画面に表示させる選択肢表示部と、
    を備えた印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記選択肢表示部は、前記印刷を実行した後に前記ミシン目の形成を行うか否かの他の選択肢を、前記印刷ジョブ毎に前記画面に表示させ、
    前記印刷ジョブのうち、第1印刷ジョブの後に第2印刷ジョブに基づく印刷を連続して行う場合に、
    前記第1印刷ジョブおいて、前記選択肢で、前記ミシン目の形成を、前記印刷を実行する前に行うと選択され、前記他の選択肢で、前記印刷を実行した後に前記ミシン目の形成を行うと選択され、且つ、
    前記第2印刷ジョブにおいて、前記選択肢で、前記ミシン目の形成を、前記印刷を実行する前に行わないと選択されたときに、
    前記第1印刷ジョブに基づく印刷を実行する前に前記ミシン目の形成を行い、前記第1印刷ジョブに基づく印刷を実行した後で、且つ前記第2印刷ジョブに基づく印刷を実行する前に、前記ミシン目の形成を行うことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は2に記載の印刷装置であって、
    前記供給装置は、ロール状に巻き付けられた前記記録媒体を供給することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1又は2に記載の印刷装置であって、
    前記印刷後の前記記録媒体をロール状に巻き取る巻き取り装置を備えることを特徴とする印刷装置。
  5. 供給装置を用いて記録媒体を供給させる供給工程と、
    供給された前記記録媒体に印刷ヘッドを用いて印刷をさせる印刷工程と、
    供給された前記記録媒体にミシン目形成ヘッドを用いてミシン目を形成させるミシン目形成工程と、
    印刷ジョブ毎に、前記印刷工程の前に、前記ミシン目形成工程を行うか否かの選択肢を画面に表示させる選択肢表示工程と、
    を有する印刷方法。
  6. 画面及び入力部を備えた印刷システムに、
    記録媒体を供給させる供給処理と、
    供給された前記記録媒体に印刷をさせる印刷処理と、
    供給された前記記録媒体にミシン目を形成させるミシン目形成処理と、
    印刷ジョブ毎に、前記印刷処理の前に、前記ミシン目形成処理を行うか否かの選択肢を前記画面に表示させる選択肢表示処理と、
    を実行させるプログラム。
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