JP2023152165A - 画像形成装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】契約消耗品が、契約が締結された画像形成装置で使用される場合と条件を変えて、契約消耗品を、他の画像形成装置で使用することを許可する。【解決手段】画像形成装置(1)のコントローラ(61)は、消耗品が専用の消耗品である場合に、トナーメモリ(42)に記憶された第1残量値の一部である第2残量値を、第1残量情報としてトナーメモリ(42)に記憶させ、かつ、第1残量値から第2残量値を減らした第3残量値を、前記本体メモリ(62)に記憶させて、消耗品の他の画像形成装置での使用を許可させる第1記憶処理を実行する。【選択図】図3

Description

本開示は、画像形成装置および制御方法に関する。
特許文献1には、サービスの加入により契約消耗品を使用する際の課金制度として、所定期間について、契約者向けに提供する消耗品である契約消耗品の使用量に関わらず定額とする定額制が採用され得ることが開示されている。
特開2022-25457号公報
一般的に、契約消耗品は、契約が締結された画像形成装置での使用のみを許可される。一方、状況によっては、契約消耗品を、契約が締結された画像形成装置とは異なる他の画像形成装置で使用したい場合も想定される。
そこで、本開示は、契約消耗品が、契約が締結された画像形成装置で使用される場合と条件を変えて、契約消耗品を、他の画像形成装置で使用することを許可することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の第1態様の画像形成装置は、画像形成装置であって、前記画像形成装置にて使用され、かつ、消耗材を収容する消耗品であって、前記消耗品内の現在の消耗材の残量である第1残量値を表す第1残量情報を記憶する消耗品メモリを備える消耗品と、前記消耗品が装着された本体筐体と、本体メモリと、コントローラと、を備え、前記コントローラは、前記消耗品が、前記画像形成装置を対象とする契約が締結されている場合に使用可能な専用の消耗品である場合に、前記消耗品メモリに記憶された前記第1残量値の一部である第2残量値を、前記第1残量情報として前記消耗品メモリに記憶させ、かつ、前記第1残量値から前記第2残量値を減らした第3残量値を、前記本体メモリに記憶させて、前記消耗品の他の画像形成装置での使用を許可させる第1記憶処理を実行する。
第2態様は、第1態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第1記憶処理を実行して所定期間が経過した後に、前記第2残量値に、前記本体メモリに記憶された前記第3残量値を加えた残量値の一部である第4残量値を、前記第3残量値に代えて前記本体メモリに記憶させ、かつ、前記残量値から前記第4残量値を減らした第5残量値を、前記第1残量情報として前記消耗品メモリに記憶させて、前記消耗品の前記他の画像形成装置での使用を許可させる第2記憶処理を実行してもよい。
第3態様は、第1態様または第2態様の画像形成装置であって、前記消耗品メモリは、前記消耗品が、前記専用の消耗品であるか、または、前記契約の締結に関わらず使用可能な通常の消耗品であるか、を表す種別情報を記憶し、前記コントローラは、前記種別情報が、前記専用の消耗品を表す情報であるかを判定する第1判定処理を実行してもよい。
第4態様は、第3態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第1判定処理により、前記消耗品が前記専用の消耗品であると判定した場合、前記第1記憶処理を実行してもよい。
第5態様は、第3態様または第4態様の画像形成装置であって、前記消耗品メモリは、前記消耗品が、新品であること、または、使用済みの製品を表す旧品であることを表す状態情報を記憶し、前記コントローラは、前記状態情報が、新品であることを表す情報であるかを判定する第2判定処理を実行し、前記コントローラは、前記第1判定処理により、前記種別情報が前記専用の消耗品を表す情報であると判定し、かつ、前記第2判定処理により、前記状態情報が新品であることを表す情報であると判定した場合、前記第1記憶処理を実行してもよい。
第6態様は、第1態様から第5態様の何れか1つの画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第1記憶処理において、前記第3残量値が前記第2残量値よりも大きくなるように、前記第1残量値から前記第2残量値を減らしてもよい。
第7態様は、第2態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第1記憶処理と前記第2記憶処理との間に印刷を実行した場合、前記第2残量値および前記第3残量値の少なくとも何れかを更新する第1更新処理を実行し、前記コントローラは、前記第1更新処理において、前記第3残量値が前記第2残量値よりも大きくなるように、前記第2残量値および前記第3残量値の少なくとも何れかを更新してもよい。
第8態様は、第7態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第1更新処理において、前記第2残量値よりも優先して前記第3残量値を更新してもよい。
第9態様は、第2態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記画像形成装置と通信する外部の装置から、前記第2記憶処理の実行指示を受け付ける受付処理を実行し、前記コントローラは、前記受付処理において、前記外部の装置から、前記第2記憶処理の実行指示を受け付けた場合、前記第2記憶処理を実行してもよい。
第10態様は、第2態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第2記憶処理において、前記第5残量値が前記第4残量値よりも大きくなるように、前記残量値から前記第4残量値を減らしてもよい。
第11態様は、第10態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第2記憶処理後に印刷を実行した場合、前記第4残量値および前記第5残量値の少なくとも何れかを更新する第2更新処理を実行し、前記コントローラは、前記第2更新処理において、前記第5残量値が前記第4残量値よりも大きくなるように、前記第4残量値および前記第5残量値の少なくとも何れかを更新してもよい。
第12態様は、第11態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第2更新処理において、前記第4残量値よりも優先して前記第5残量値を更新してもよい。
第13態様は、第1態様から第12態様の何れか1つの画像形成装置であって、前記コントローラは、前記消耗品が、前記契約の締結に関わらず使用可能な通常の消耗品である場合に、前記消耗品メモリに記憶された前記第1残量値の一部である第6残量値を、前記本体メモリに記憶させ、かつ、前記第1残量値から前記第6残量値を減らした第7残量値を、前記第1残量情報として前記消耗品メモリに記憶させる第3記憶処理を実行してもよい。
第14態様は、第13態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第3記憶処理において、前記第7残量値が前記第6残量値よりも大きくなるように、前記第1残量値から前記第6残量値を減らしてもよい。
第15態様は、第14態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第3記憶処理後に印刷を実行した場合、前記第6残量値および前記第7残量値の少なくとも何れかを更新する第3更新処理を実行し、前記コントローラは、前記第3更新処理において、前記第7残量値が前記第6残量値よりも大きくなるように、前記第6残量値および前記第7残量値の少なくとも何れかを更新してもよい。
第16態様は、第15態様の画像形成装置であって、前記コントローラは、前記第3更新処理において、前記第6残量値よりも優先して前記第7残量値を更新してもよい。
上記の課題を解決するために、本開示の第17態様の制御方法は、画像形成装置を制御する制御方法であって、前記画像形成装置にて使用され、かつ、消耗材を収容する消耗品であって、前記消耗品内の現在の消耗材の残量である第1残量値を表す第1残量情報を記憶する消耗品メモリを備える消耗品が、前記画像形成装置を対象とする契約が締結されている場合に使用可能な専用の消耗品である場合に、前記消耗品メモリに記憶された前記第1残量値の一部である第2残量値を、前記第1残量情報として前記消耗品メモリに記憶させ、かつ、前記第1残量値から前記第2残量値を減らした第3残量値を、前記画像形成装置が備える本体メモリに記憶させて、前記消耗品の他の画像形成装置での使用を許可させる記憶ステップを含む。
また、本開示の各態様に係る画像形成装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記画像形成装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記画像形成装置をコンピュータにて実現させる画像形成装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本開示の範疇に入る。
第1態様の画像形成装置によれば、消耗品が専用の消耗品である場合に、コントローラは、消耗品メモリに記憶された第1残量値を、第1残量値の一部である第2残量値に書き換える。また、コントローラは、第1残量値から第2残量値を減らした第3残量値を、本体メモリに記憶させる。このように、コントローラは、消耗品メモリに記憶された第1残量値の一部を本体メモリに移行することにより、専用の消耗品が画像形成装置で使用される場合の条件を変更できる。従って、コントローラは、条件の変更に基づき、例えば第1記憶処理を実行してから所定期間の経過後に、専用の消耗品の他の画像形成装置での使用を許可させることが可能となる。
第2態様の画像形成装置によれば、コントローラは、第1記憶処理を実行してから所定時間の経過後、本体メモリに記憶された第3残量値を、第2残量値に第3残量値を加えた残量値の一部である第4残量値に書き換える。また、コントローラは、残量値から第4残量値を減らした第5残量値を、第2残量値に代えて消耗品メモリに記憶させる。これにより、コントローラは、本体メモリに記憶された第3残量値の少なくとも一部を消耗品メモリに移行して、消耗品メモリに記憶された第1残量情報を、消耗品に収容された消耗材の実際の量に近づけることができる。従って、コントローラは、第1記憶処理の実行から所定期間の経過後に、専用の消耗品の他の画像形成装置での使用を許可させることが可能となる。
第3態様の画像形成装置によれば、コントローラは、消耗品メモリに記憶された種別情報に基づき、本体筐体に装着された消耗品が専用の消耗品であるかを判定できる。
第4態様の画像形成装置によれば、コントローラは、本体筐体に装着された消耗品が専用の消耗品である場合に、第1記憶処理を実行できる。従って、コントローラは、本体筐体に装着された専用の消耗品について、他の画像形成装置での使用を許可させることが可能となる。
第5態様の画像形成装置によれば、コントローラは、本体筐体に装着された消耗品が、新品の専用の消耗品である場合に、第1記憶処理を実行できる。従って、コントローラは、画像形成装置に一度装着された専用の消耗品について、他の画像形成装置での使用を許可させることが可能となる。
第6態様の画像形成装置によれば、コントローラは、消耗品メモリに記憶された第2残量値を、消耗品に収容された消耗材の実際の量よりも小さくできる。従って、第1記憶処理を実行した時点においては、他の画像形成装置が消耗品の使用を許可しない可能性を高めることができる。
第7態様の画像形成装置によれば、コントローラが、第1記憶処理を実行してから所定期間が経過するまでの間に印刷を実行しても、本体メモリに記憶された第3残量値が、消耗品メモリに記憶された第2残量値よりも大きい状態を維持できる。従って、第1記憶処理を実行してから所定期間が経過するまでは、他の画像形成装置が消耗品の使用を許可しない可能性を高めることができる。
第8態様の画像形成装置によれば、コントローラが、第2残量値よりも大きい第3残量値を優先して更新することにより、本体メモリに記憶された第3残量値の更新から、消耗品メモリに記憶された第2残量値の更新への切り替えが生じる可能性を低減できる。従って、コントローラにかかる負荷が増大する可能性を低減できる。
第9態様の画像形成装置によれば、コントローラは、第1記憶処理を実行してからの所定期間の経過を監視せずとも、第1記憶処理を実行してから所定期間の経過後に、第2記憶処理を実行できる。
第10態様の画像形成装置によれば、コントローラは、消耗品メモリに記憶された第5残量値を、消耗品に収容された消耗材の実際の量に近づけることができる。従って、コントローラは、第2記憶処理を実行した時点において、他の画像形成装置が消耗品の使用を許可する可能性を高めることができる。
第11態様の画像形成装置によれば、コントローラが、第1記憶処理を実行してから所定期間の経過後に印刷を実行しても、消耗品メモリに記憶された第5残量値が、本体メモリに記憶された第4残量値よりも大きい状態を維持できる。従って、コントローラは、所定期間の経過後において、他の画像形成装置が消耗品の使用を許可する可能性を高めることができる。
第12態様の画像形成装置によれば、コントローラが、第4残量値よりも大きい第5残量値を優先して更新することにより、消耗品メモリに記憶された第5残量値の更新から、本体メモリに記憶された第4残量値の更新への切り替えが生じる可能性を低減できる。従って、コントローラにかかる負荷が増大する可能性を低減できる。
第13態様の画像形成装置によれば、消耗品が通常の消耗品である場合、コントローラは、消耗品メモリに記憶された第1残量値の一部である第6残量値を、本体メモリに記憶させる。また、コントローラは、消耗品メモリに記憶された第1残量値を、第1残量値から第6残量値を減らした第7残量値に書き換える。このように、コントローラは、消耗品メモリに記憶された第1残量値の一部を本体メモリに移行する。
消耗品メモリを本体筐体に装着することにより、消耗品に収容された消耗材が若干量、消耗品から本体筐体へと移動し、消耗品に収容された消耗材の実際の量が、消耗品に記憶された第1残量値よりも小さくなることがある。上記のように、コントローラが消耗品メモリに記憶された第1残量値の一部を本体メモリに移行することにより、消耗品メモリに記憶された第1残量情報を、消耗品に収容された消耗材の実際の量に近づけることができる。
第14態様の画像形成装置によれば、コントローラは、消耗品メモリに記憶された第7残量値を、消耗品に収容された消耗材の実際の量に近づけることができる。
第15態様の画像形成装置によれば、コントローラが、第3記憶処理後に印刷を実行しても、消耗品メモリに記憶された第7残量値が、本体メモリに記憶された第6残量値よりも大きい状態を維持できる。従って、コントローラは、消耗品メモリに記憶された第7残量値を、消耗品に収容された消耗材の実際の量に近い状態に維持できる。
第16態様の画像形成装置によれば、コントローラが、第6残量値よりも大きい第7残量値を優先して更新することにより、消耗品メモリに記憶された第7残量値の更新から、本体メモリに記憶された第6残量値の更新への切り替えが生じる可能性を低減できる。従って、コントローラにかかる負荷が増大する可能性を低減できる。
第17態様の制御方法は、第1態様の画像形成装置と同様の効果を奏する。
本開示の実施形態における画像形成システムの概要を示す図である。 画像形成システムに含まれる画像形成装置の概略図である。 ドラムカートリッジおよびトナーカートリッジを含む画像形成装置、およびサーバそれぞれの内部構造と、画像形成装置とサーバの接続関係とを示す図である。 トナーメモリの構成の一例を示す図である。 本体メモリに記憶されるトナー情報のデータ構造の一例を示す図である。 トナーカートリッジが装着された際に画像形成装置が実行する第1算出処理の一例を示すフローチャートである。 所定期間経過後に画像形成装置が実行する第2算出処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置が印刷処理を終了した際に実行する第3算出処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置の本体筐体に専用カートリッジを装着した後の、本体メモリに記憶される本体残量情報、およびトナーメモリに記憶されるトナー残量情報の経時的な変化の一例を説明する図である。 画像形成装置の本体筐体に通常カートリッジを装着した後の、本体メモリに記憶される本体残量情報、およびトナーメモリに記憶されるトナー残量情報の経時的な変化の一例を説明する図である。
以下、本開示の実施形態について図1~図10を参照しつつ説明する。本実施形態では、一例として、画像形成装置がレーザープリンタであり、画像形成とは、印刷である場合について説明する。しかしながら、画像形成装置は、レーザープリンタ以外のプリンタであってもよい。例えば、画像形成装置1は、インクジェットプリンタであってもよい。
〔画像形成システムの概要〕
図1は、本実施形態の画像形成システム100の概要を示す図である。図1に示すように、画像形成システム100は、複数の画像形成装置1と、サーバ8と、ユーザ端末9とを含む。図1に示す複数の画像形成装置1は、同一のユーザによって購入されている。しかし、画像形成システム100は、図示されていないが、他のユーザによって購入されたさらに他の画像形成装置を含んで構成されていてもよい。
画像形成装置1は、画像形成装置1に対する契約の締結により提供されるサービスを実現するための装置である。サーバ8は画像形成装置1とネットワークを介して通信する外部の装置であって、画像形成装置1を管理する管理装置の一例である。本実施形態では、サーバ8は事業者が管理するサーバである。
本実施形態における「契約」とは、ユーザと事業者との間で締結される契約であって、事業者がユーザによって指定された画像形成装置1を介して特定のサービスを提供する契約である。換言すると、ユーザはある画像形成装置1に対する契約を締結するといえる。また、画像形成装置1は、契約の対象となる装置であるともいえる。以下では、ユーザが指定した、契約の対象となる画像形成装置1を「契約対象機」と称する。
複数の画像形成装置1のそれぞれは、ユーザが事業者と契約することによって、契約専用の消耗品を使用することができる。契約は、一例として、契約サービスを提供する事業者と、ユーザとの間で、サービスの利用期間、利用料金、上限枚数などが取り決められた上で、事業者がユーザにサービスを提供することを双方が了承することである。すなわち、本実施形態の画像形成装置1は、サービスの契約が締結された後、該契約の内容に基づく印刷である契約印刷を実行することが可能になる画像形成装置である。
ユーザは画像形成装置1を任意のタイミングで契約対象機として登録、または変更することができる。ここで言う「登録」とは、新規登録であっても、以前登録しており、契約を解除した画像形成装置1を再登録することであってもよい。また、ユーザは複数の画像形成装置1を契約対象機として登録することもできる。すなわち、ユーザは複数の画像形成装置1を契約対象機として同時に用いることも可能であるし、契約対象機として用いる画像形成装置1を、ある画像形成装置1から別の画像形成装置1に変更することもできる。
ユーザが利用するユーザ端末9は、サーバ8と通信して、契約の締結、解除、および、その他の手続を実行するための装置である。ユーザ端末9としては、例えば、PC(Personal Computer)、スマートフォン等、標準的な通信機能を備えた情報処理端末が採用され得る。画像形成システム100を構成する各装置は、インターネットなどの通信網を介して、互いに通信することができる。
〔画像形成装置1の構造概要〕
図2は、画像形成装置1の概略図である。図3は、ドラムカートリッジ20およびトナーカートリッジ4を含む画像形成装置1、およびサーバ8それぞれの内部構造と、画像形成装置1とサーバ8の接続関係とを示す図である。なお、図3には画像形成装置1が2つ含まれているが、いずれの画像形成装置1も同様の構成を有している。
図2に示すように、画像形成装置1は、本体筐体10と、カバー11とから構成される。なお、画像形成装置1には、図示されていないが、液晶ディスプレイまたはランプなどの表示部と、ボタンなどの入力部とが設けられていてもよい。また、液晶ディスプレイは、タッチパネルと一体に構成されることにより、入力部として機能するように構成されてもよい。
〔本体筐体10〕
画像形成装置1の本体筐体10には、トナーカートリッジ4が装着される。すなわち、トナーカートリッジ4は、画像形成装置1にて使用される。詳しくは後述するが、トナーカートリッジ4は、ドラムカートリッジ20に装着されることで、ドラムカートリッジ20と一体となる。つまり、トナーカートリッジ4は、ドラムカートリッジ20に装着された状態で、ドラムカートリッジ20と共に、本体筐体10へ装着される。これにより、ドラムカートリッジ20およびトナーカートリッジ4を含む画像形成装置1が実現する。
なお、本実施形態の画像形成装置1では、印刷を行うために4個のトナーカートリッジ4の装着が必要であることとする。すなわち、本実施形態の画像形成装置1は、4個のドラムカートリッジ20と、4個のトナーカートリッジ4が装着可能に構成されている。しかしながら、画像形成装置1に装着されるドラムカートリッジ20およびトナーカートリッジ4の個数は、図2の例に限定されない。例えば、画像形成装置1は、1個のドラムカートリッジ20およびトナーカートリッジ4が装着可能なモノクロプリンタであってもよい。
トナーカートリッジ4は、画像形成装置1が印刷の際に消費するトナーを含んでいる。すなわち、トナーカートリッジ4は画像形成装置1にとっての消耗品である。また、ドラムカートリッジ20は、画像形成装置1の印刷の際に用いる感光体ドラム21を含んでいる。ドラムカートリッジ20も、画像形成装置1にとっての消耗品の一例である。
本体筐体10は、例えば矩形の箱状である。4つのドラムカートリッジ20、4つのトナーカートリッジ4、転写ベルト70、コントローラ61、本体メモリ62、および通信部63は、本体筐体10に収容される。本体筐体10は、4つのカートリッジ保持部13を有する。カートリッジ保持部13は、凹状に形成されており、開口を有する。ドラムカートリッジ20およびトナーカートリッジ4は、カートリッジ保持部13のそれぞれに保持されることで本体筐体10に装着される。
〔カバー11〕
画像形成装置1のカバー11には、各ドラムカートリッジ20に対応した光源ユニット50が備えられている。つまり、画像形成装置1は、4つの光源ユニット50を備える。カバー11は、図1において実線で示す開口10Aを開ける開位置と、図2において二点鎖線で示す開口10Aを閉じる閉位置との間で、第1方向に延びる回動軸11Aを中心に回動可能(移動可能)である。カバー11の回動によって、本体筐体10の上端に設けられた開口10Aが開閉される。
なお、「第1方向」とは、トナーカートリッジにおける現像ローラの回転中心軸(現像軸)が延びる方向を示す。カバー11が開位置に配置されたときには、カートリッジ保持部13のそれぞれの開口が開放される。カバー11が閉位置に配置されたときには、カートリッジ保持部13のそれぞれの開口が、カバー11により覆われる。
本体筐体10には、開口10Aに図示しない閉センサが設けられていてもよい。閉センサは、カバー11が閉位置にあることを検知するセンサである。閉センサは、例えば、接触型のセンサであってもよいし、光学型のセンサであってもよい。
〔トナーカートリッジ4〕
トナーカートリッジ4は、現像ローラ41と、消耗材の一例としての現像剤(例えばトナー)とを収容可能なカートリッジ筐体を有する。カートリッジ筐体は、本体筐体10に装着可能である。4つのトナーカートリッジ4は、画像形成を行うために使用される材料として、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)の現像剤を収容する。現像材は、使用に伴ってなくなる消耗品である。現像ローラ41は、第1方向に延びる円筒状の部材であり、第1方向に延びる現像軸を中心に回転可能である。トナーカートリッジ4がドラムカートリッジ20に装着されると、感光体ドラム21の外周面は、現像ローラ41の外周面と接触する。
また、トナーカートリッジ4は、消耗品メモリの一例としてのトナーメモリ42を有する。トナーメモリ42は、トナーカートリッジ4の第1方向における一方側の外表面に配置される。トナーメモリ42は、情報の読み出しおよび書き込みが可能なメモリ、例えば、フラッシュROM(Read Only Memory)またはEEPROM(登録商標,Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。
図4は、トナーメモリ42の構成の一例を示す図である。図4に示すように、トナーメモリ42は、トナーカートリッジ4に関する情報を記憶するために、第1領域421と、第2領域422と、第3領域423と、第4領域424と、第5領域425と、第6領域426と、第7領域427と、を有している。トナーメモリ42は第1領域421にトナーIDを記憶している。トナーメモリ42は第2領域422に種別情報の一例としてのトナー種別情報を記憶している。トナーメモリ42は第3領域423にトナー残量情報を記憶している。
トナーメモリ42は第4領域424に新品フラグを記憶している。トナーメモリ42は第5領域425に容量情報を記憶している。トナーメモリ42は第6領域426に比率情報を記憶している。トナーメモリ42は第7領域427に期間情報を記憶している。なお、第3領域423および第4領域424は、データの書き替えが可能であってよい。
トナーIDは、例えば、個々のトナーカートリッジ4を識別するための固有の識別情報である。トナーIDは、各トナーカートリッジ4の固有のシリアルナンバーであってよい。なお、トナーIDには、各トナーカートリッジ4の色を示す情報が含まれていてもよい。
トナー種別情報は、トナーカートリッジ4の種別を表す種別情報の一例である。本実施形態において、トナーカートリッジ4の種別は2種類存在する。1つは、契約対象機でのみ使用可能な「専用カートリッジ」である。換言すれば、専用カートリッジは、画像形成装置1を対象とする契約が締結されている場合に使用可能な専用の消耗品の一例である。
もう1つは、契約対象機でない画像形成装置1でも使用可能な「通常カートリッジ」である。換言すれば、通常カートリッジは、契約の締結に関わらず使用可能な通常の消耗品の一例である。なお、トナー種別情報は、トナーIDに含まれていてもよい。すなわち、トナーIDは、個々のトナーカートリッジ4を識別する情報であると同時に、個々のトナーカートリッジ4の種別が何であるかを示す情報であってよい。
トナー残量情報は、トナーカートリッジ4のトナーの残量を示す情報である。トナーの残量は、一例として、満杯から空までの複数の段階に対応する値で構成され、該値が第3領域423に格納されている。トナーメモリ42が記憶するトナーの残量の各段階は、上述の値に基づいて、「FULL」~「EMPTY」等の文字列であってもよいし、「100%」~「0%」などの数値であってもよいし、文字列と数値を組み合わせた情報であってもよい。
本実施形態では、トナー残量情報は、画像形成装置1に装着されたトナーカートリッジ4が収容するトナーの残量を、仮想的にトナーカートリッジ4と本体筐体10とに振り分けたときに、トナーカートリッジ4側に振り分けたトナーの残量を示す情報となる。
新品フラグは、トナーカートリッジ4が新品であること、または、使用済みの製品を表す旧品であることを表す状態情報の一例である。例えば、新品フラグの「1」の値は、トナーカートリッジ4が新品であることを意味し、新品フラグの「0」の値は、トナーカートリッジ4が旧品であることを意味してもよい。
容量情報は、トナーカートリッジ4に収容可能なトナーの容量を表す情報である。本実施形態では、一例として、トナーカートリッジ4には、3段階の容量が設定され得る。より具体的には、トナーカートリッジ4に設定できる容量は、少ないものから順に、「少容量」、「標準容量」、「大容量」の3段階であり、容量情報は、上述のいずれかの容量を示す。
比率情報は、第1比率情報、第2比率情報および第3比率情報を含んでいる。第1比率情報は、専用カートリッジとしてのトナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された際に、トナーメモリ42と画像形成装置1の本体メモリ62とのそれぞれに記憶するトナーの残量の比率を表す情報である。第2比率情報は、通常カートリッジとしてのトナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された際に、トナーメモリ42と本体メモリ62とのそれぞれに記憶するトナーの残量の比率を表す情報である。第3比率情報は、所定期間の経過後に、トナーメモリ42と本体メモリ62とのそれぞれに記憶するトナーの残量の比率を表す情報である。所定期間は、専用カートリッジの製造元が専用カートリッジの対価を回収可能な期間を示す。
尚、比率情報は、トナーメモリ42の第6領域426に記憶しないで、本体メモリ62に予め記憶するようにしてもよい。また、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された際、または、所定期間の経過後に、トナーメモリ42と本体メモリ62とのそれぞれに記憶するトナーの残量が、比率情報に代えて予め記憶されていてよい。
期間情報は、上述した所定期間を表す情報である。尚、期間情報は、トナーメモリ42に記憶されていなくてもよい。この場合、トナーメモリ42は、第7領域427を有していなくてよい。
〔ドラムカートリッジ20〕
ドラムカートリッジ20は、本体筐体10に装着可能なカートリッジ筐体を有している。カートリッジ筐体は、画像形成を行うために使用される部品として、感光体ドラム21を含む。感光体ドラム21は、使用に伴って、表面の磨耗などの劣化が生じるために交換が必要となる交換部品である。感光体ドラム21は、第1方向に延びる円筒状の感光体である。感光体ドラム21は、第1方向に延びるドラム軸を中心に回転可能である。感光体ドラム21の外周面は、感光材料に覆われている。
また、ドラムカートリッジ20は、ドラムメモリ22を有していてもよい。ドラムメモリ22は、情報の読み出しおよび書き込みが可能なメモリである。ドラムメモリ22は、例えばフラッシュROMまたはEEPROMである。
ドラムメモリ22は、ドラムカートリッジ20の感光体ドラム21に関する情報を記憶するために、第1領域221と、第2領域222とを有している。ドラムメモリ22は第1領域221にドラムIDを記憶していてもよい。ドラムメモリ22は第2領域222にドラム寿命情報を記憶していてもよい。ドラムIDは、個々のドラムカートリッジ20を識別するための固有のシリアルナンバーである。ドラム寿命情報は、感光体ドラム21の寿命を示す情報である。
〔カートリッジの装着と印刷機構〕
図2に示すように、ドラムカートリッジ20およびトナーカートリッジ4は、カバー11が開位置に配置された状態で、本体筐体10に装着される。この状態で、ドラムカートリッジ20およびトナーカートリッジ4は、開口10Aからカートリッジ保持部13に挿入される。
本体筐体10は、コネクタ101およびコネクタ102を有する。ドラムカートリッジ20がカートリッジ保持部13に挿入された状態で、コネクタ101がドラムメモリ22と電気的に接続されることより、本体筐体10のコントローラ61がドラムカートリッジ20のドラムメモリ22と通信可能になる。また、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された状態で、コネクタ102がトナーメモリ42と電気的に接続されることより、本体筐体10のコントローラ61がトナーカートリッジ4のトナーメモリ42と通信可能になる。
4つの光源ユニット50は、カバー11の内表面に取り付けられている。光源ユニット50は、本体筐体10にドラムカートリッジ20が装着されて、カバー11が閉位置にある状態で、感光体ドラム21の表面と向かい合って配置されている。また、光源ユニット50は、第1方向に配列された複数の光源を有する。光源は、感光体ドラム21の外周面に、光を照射可能である。光源は、例えばLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)である。
光源ユニット50は、コントローラ61と電気的に接続されている。コントローラ61は、入力された画像データに応じて、光源ユニット50の複数の光源を発光させる。光源は、感光体ドラム21の外周面に向けて光を照射する。その結果、感光体ドラム21の外周面の感光材料が、画像データに応じて露光される。
転写ベルト70は、感光体ドラム21の表面にある現像剤(例えば、トナー)を、印刷用紙へ転写する部品である。転写ベルト70は、使用に伴って、表面の磨耗などの劣化が生じるために交換が必要となる交換部品である。転写ベルト70は、感光体ドラム21と接触可能なベルトであって、環状(無端帯)である。感光体ドラム21の外周面は、転写ベルト70の外周面と接触可能である。印刷処理時には、印刷用紙が、転写ベルト70と感光体ドラム21との間へ搬送される。
転写ベルト70は、駆動ローラ71と従動ローラ72との間に掛け渡されている。駆動ローラ71は、転写ベルト70を駆動する。コントローラ61は、駆動ローラ71を回転させる。従動ローラ72は、駆動ローラ71の駆動に伴う転写ベルト70の移動に従い、回転する。
〔本体筐体の内部構造〕
コントローラ61は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)を有する。コントローラ61は、本体筐体10に設けられた本体メモリ62と、通信部63とのそれぞれと電気的に接続されている。コントローラ61は、種々の処理を実行することによって、画像形成装置1に印刷処理およびそれに付随する処理を行わせる。
なお、コントローラ61は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを備えてもよい。この場合、本体メモリ62に印刷制御方法を実現する制御プログラムが記憶されていてもよい。そして、コントローラ61のプロセッサが、本体メモリ62が記憶する制御プログラムにしたがって動作することにより、画像形成装置1における印刷処理が実行されてもよい。
また、コントローラ61自体が、制御プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えていてもよい。記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、記録媒体として、制御プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを用いてもよい。
また、制御プログラムは、制御プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークまたは放送波等)を介してコンピュータに供給されてもよい。なお、本開示の一態様は、制御プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
ドラムカートリッジ20およびトナーカートリッジ4が本体筐体10のカートリッジ保持部13に装着されると、図3に示すように、ドラムメモリ22およびトナーメモリ42は、コントローラ61と電気的に接続される。コントローラ61は、接続されたドラムメモリ22およびトナーメモリ42からの情報の読出処理と、ドラムメモリ22およびトナーメモリ42への情報の書き込み処理および/または書き替え処理を実行することが可能となる。
本体メモリ62は、情報の読み出しおよび書き込みが可能なメモリである。本体メモリ62は、例えばフラッシュROMまたはEEPROM(登録商標)である。本体メモリ62は、トナー情報を記憶する領域621と、装置IDを記憶する領域622と、モード情報を記憶する領域623と、第1枚数カウンタを記憶する領域625と、第2枚数カウンタを記憶する領域626と、を有する。
トナー情報は、画像形成装置1に装着された個々のトナーカートリッジ4に関する情報である。図5は、本体メモリ62に記憶されるトナー情報のデータ構造の一例を示す図である。
図5に示すように、トナー情報は、例えば、あるトナーメモリ42から読み出されたトナーIDに、同一のトナーメモリ42から読み出されたトナー種別情報と、トナー残量情報と、容量情報と、期間情報と、を対応付けたデータであってよい。更に、トナー情報は、あるトナーメモリ42から読み出されたトナーIDに、本体残量情報を対応付けたデータであってよい。そして、本体メモリ62は領域621に、このように対応付けたデータをトナーカートリッジ4毎に記憶してよい。
本体残量情報は、画像形成装置1に装着されたトナーカートリッジ4が収容するトナーの残量を、仮想的にトナーカートリッジ4と本体筐体10とに振り分けたときに、本体筐体10側に振り分けたトナーの残量を示す情報である。従って、トナーメモリ42が記憶するトナー残量情報が示すトナーの残量と、本体メモリ62が記憶する本体残量情報が示すトナーの残量との合計値が、トナーカートリッジ4が装着された画像形成装置1によって使用可能なトナーの残量となる。本体残量情報の初期値は0であってよい。
装置IDは、画像形成装置1を識別するための識別情報である。装置IDは、例えば画像形成装置1のシリアルナンバーであってもよい。
モード情報は、画像形成装置1の動作モードを示す情報である。本実施形態では、モード情報は、画像形成装置1が契約対象機として登録されたことを意味する「契約モード」と、画像形成装置1が契約対象機として登録されていないか、契約が解除済であることを意味する「通常モード」との2種類のモードのいずれかであることとする。画像形成装置1の出荷時には、領域623には初期値として、通常モードに対応する値が格納されている。コントローラ61はモード情報を適宜書き替える。
領域625には、第1枚数カウンタが記憶されていてもよい。第1枚数カウンタは、画像形成装置1における印刷枚数の累計である。領域626には、第2枚数カウンタが記憶されていてもよい。第2枚数カウンタは、画像形成装置1が契約印刷で印刷した印刷物の枚数を示す。第2枚数カウンタは、画像形成装置1が契約モードから通常モードに移行する度に0にカウントリセットされてもよいし、今まで画像形成装置1において契約に基づく印刷で印刷された印刷物の枚数の累計であってもよい。
通信部63は、画像形成装置1とサーバ8との通信を行う通信インタフェースである。通信部63は、サーバ8から受信した各種データ、通知、および要求をコントローラ61に出力する。通信部63は、コントローラ61から入力された各種データ、通知、および要求をサーバ8へ送信する。
〔ユーザ端末9〕
ユーザ端末9は、ユーザの各種入力操作を受け付けるための入力インタフェースと、サーバ8と通信するための通信インタフェースと、を有している。ユーザは、ユーザ端末9を介して入力操作を行うことによって、サーバ8に契約対象機を登録する。例えば、ユーザは自分の識別情報と、契約対象機としたい画像形成装置1の識別情報とを、ユーザ端末9に入力する。ユーザ端末9は入力を受け付けると、サーバ8に対して入力された情報を送信する。
ユーザ端末9は、契約対象機の登録(すなわち、契約対象機の追加)の他に、契約対象機の変更に関する入力操作を受け付けてもよい。例えば、ユーザ端末9は、ユーザによる、自分の識別情報と、契約変更後の契約対象機の識別情報と、契約変更前の契約対象機の識別情報と、を入力する入力操作を受け付けてもよい。そして、これら3種類の情報をサーバ8に送信してもよい。また、ユーザ端末9は、ユーザからユーザ端末9を介して文章または図表等の印刷データが入力された場合には、入力された印刷データに従って画像形成装置1に対して印刷指示を出力して、印刷データを印刷させる。
〔サーバ8〕
サーバ8は、画像形成装置1の稼働状態を管理する管理装置である。サーバ8は、サーバ通信部83と、サーバメモリ82と、サーバ制御部81を備えている。サーバ制御部81は、サーバ8を統括的に制御するCPUである。サーバメモリ82は、サーバ8の動作に必要なデータを記憶する記憶装置である。
サーバ制御部81は、画像形成装置1から受信した通知またはリクエストに応じて、サーバメモリ82が記憶している登録テーブルを更新する。「登録テーブル」とは、ユーザにより、または、サーバ8により、契約対象機に指定された画像形成装置1を登録したデータテーブルである。また、「登録テーブル」とは、契約対象機それぞれに対して契約中か否かを示すデータでもある。
サーバメモリ82は、装置情報を記憶する領域と、登録テーブルを記憶する領域と、を有していてよい。サーバ制御部81は、画像形成装置1またはユーザ端末9から受信した通知または要求に応じて、装置情報の記憶、または登録テーブルの更新を行ってよい。装置情報とは、画像形成装置1に関する種々の情報をまとめたデータである。装置情報は、画像形成装置1の1台ごとに分けて記憶される。装置情報は少なくとも、装置IDを含んでいる。他にも、装置情報は、第1枚数カウンタの値および/または第2枚数カウンタの値を含んでいてもよい。
サーバ通信部83は、サーバ8と画像形成装置1との通信を行う通信インタフェースである。サーバ通信部83は、画像形成装置1またはユーザ端末9から受信した各種データ、通知、および要求をサーバ制御部81に出力する。サーバ通信部83は、サーバ制御部81から入力された各種データ、通知、および要求を、画像形成装置1またはユーザ端末9へ送信する。
例えば、サーバ通信部83は、画像形成装置1から、装置IDと、トナーカートリッジ4のトナーID、トナー種別情報、トナー残量情報、および、新品フラグとを受信して、サーバ制御部81に出力してもよい。サーバ制御部81は入力された装置IDと、トナーカートリッジ4のトナーID、トナー種別情報、トナー残量情報、および、新品フラグとを対応付けて、画像形成装置1の装置情報としてサーバメモリ82に記憶させてもよい。
〔画像形成装置の処理フロー〕
次に、画像形成装置1のコントローラ61が実行する処理フローについて説明する。前提として、画像形成装置1に対して契約が締結されているものとする。すなわち、本体メモリ62のモード情報は、「契約モード」を示しているものとする。また、本体筐体10に装着される4つのトナーカートリッジ4のうちの1つのトナーカートリッジ4を例に挙げて、コントローラ61が実行する処理フローについて説明する。
〔画像形成装置にトナーカートリッジが装着された際の処理フロー〕
まず、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された際に、画像形成装置1のコントローラ61が実行する第1算出処理の一例について、図6、図9および図10に基づいて説明する。
図6は、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された際に、コントローラ61が実行する第1算出処理の一例を示すフローチャートである。第1算出処理は、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された際に、コントローラ61が、トナーメモリ42および本体メモリ62に記憶するトナー残量情報と、本体メモリ62に記憶する本体残量情報と、を算出する処理である。尚、図6に示す処理は、不図示の電源スイッチがオンに設定された後、コントローラ61が所定時間毎に、例えば、数ミリ秒~数十ミリ秒間隔で、実行する処理である。
また、図9は、画像形成装置1の本体筐体10に、専用カートリッジとしてのトナーカートリッジ4を装着した後の、本体メモリ62に記憶される本体残量情報、およびトナーメモリ42に記憶されるトナー残量情報の経時的な変化の一例を説明する図である。図10は、画像形成装置1の本体筐体10に、通常カートリッジとしてのトナーカートリッジ4を装着した後の、本体メモリ62に記憶される本体残量情報、およびトナーメモリ42に記憶されるトナー残量情報の経時的な変化の一例を説明する図である。
図6に示すように、ステップS11では、コントローラ61は、先ず、新たなトナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されたかを判定する。具体的には、コントローラ61は、トナーカートリッジ4のトナーメモリ42からトナーIDを読み出す。そして、コントローラ61は、トナーメモリ42から読み出したトナーIDと、本体メモリ62の領域621に記憶している最新のトナーIDとを比較する。
そして、コントローラ61は、各トナーメモリ42から読み出したトナーIDと、領域621に記憶している最新のトナーIDと、が同じ場合は、新たなトナーカートリッジ4は本体筐体10に装着されていないと判定する。コントローラ61は、新たなトナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されていないと判定した場合、すなわちステップS11でNOの場合、コントローラ61は、第1算出処理を終了する。
一方、コントローラ61は、トナーメモリ42から読み出したトナーIDが、領域621に記憶している最新のトナーIDと異なる場合は、新たなトナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されたと判定する。コントローラ61は、新たなトナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されたと判定した場合、すなわちステップS11でYESの場合、コントローラ61は、ステップS12に処理を進める。
ステップS12では、コントローラ61は、トナーメモリ42から、各種情報を読み出す。つまり、コントローラ61は、トナーメモリ42から、トナーIDと、トナー種別情報と、トナー残量情報と、新品フラグと、容量情報と、を読み出す。コントローラ61はトナーIDに対応付けて、トナー種別情報と、トナー残量情報と、新品フラグと、容量情報とを、本体メモリ62に記憶する。
続いて、ステップS13では、コントローラ61は、ステップS12でトナーメモリ42から読み出した新品フラグが、トナーカートリッジ4が「新品」であることを表す情報であるかを判定する第2判定処理を実行する。そして、コントローラ61は、新品フラグが、トナーカートリッジ4が「新品」であることを表す情報であると判定した場合、S13のYESからステップS14に処理を進める。ステップS14では、コントローラ61は、トナーメモリ42の新品フラグを、トナーカートリッジ4が「旧品」であることを表す情報に書き換える。
続いて、ステップS15では、コントローラ61は、ステップS12で読み出したトナー種別情報が、トナーカートリッジ4が「専用カートリッジ」であることを表す情報であるかを判定する第1判定処理を実行する。つまり、コントローラ61は、専用カートリッジが新たに本体筐体10に装着されたかを判定する。そして、コントローラ61は、トナー種別情報が、「専用カートリッジ」であることを表す情報であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS15のYESからステップS16に処理を進める。
ステップS16では、コントローラ61は、ステップS11でトナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されたことを表す装着情報を、サーバ8に通知する。サーバ8は装着情報を受信することにより、サーバ8は、画像形成装置1におけるトナーカートリッジ4の使用開始時期を認識できる。そのため、サーバ8は装着情報を受信したときに、サーバ8は、トナーカートリッジ4の使用を開始してから所定期間が経過するまでの時間の計測を開始できる。
ステップS17では、コントローラ61は、トナーメモリ42のトナー残量情報を、第1残量値W1から第2残量値W2に書き換える。換言すれば、コントローラ61は、第2残量値W2を、トナーメモリ42のトナー残量情報として、トナーメモリ42に記憶させる。トナー残量情報は、第2残量値W2に書き換えられる第1残量値W1を表す第1残量情報の一例であってよい。
第1残量値W1は、トナーカートリッジ4内に収容された現在のトナーの残量値である。例えば、第1残量値W1は、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された時点において、トナーカートリッジ4に収容されているトナーの残量値であってよい。新品のトナーカートリッジ4の場合、第1残量値W1は、トナーカートリッジ4の製造時に収容されたトナー量であってよい。
第2残量値W2は、第1残量値W1の一部である。例えば、第2残量値W2は、予め設定されており、本体メモリ62またはトナーメモリ42に記憶されていてよい。また例えば、コントローラ61は、第1残量値W1に、トナーメモリ42に記憶された第1比率情報が示す比率を乗算することにより、第2残量値W2を算出してもよい。この場合、コントローラ61は、ステップS12において、トナーメモリ42から第1比率情報を読み出してよい。
続いて、ステップS18では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー残量情報を、第1残量値W1から第2残量値W2に書き換える。これにより、トナーメモリ42のトナー残量情報を本体メモリ62においても管理できる。
続いて、ステップS19では、コントローラ61は、本体メモリ62の本体残量情報として、第1残量値W1から第2残量値W2を減らした第3残量値W3を、本体メモリ62に記憶させる。ステップS17およびS19の処理は、第1記憶処理の一例である。
コントローラ61は、ステップS17およびS19で第1記憶処理を実行することにより、契約対象機として登録された画像形成装置1での使用のみが許可されている専用カートリッジについて、専用カートリッジのトナー残量情報を変更できる。つまり、コントローラ61は、契約対象機として登録された画像形成装置1で使用される場合の専用カートリッジの条件を変更できる。従って、コントローラ61は、専用カートリッジとしてのトナーカートリッジ4について、他の画像形成装置での使用を許可可能な状態とすることができる。上記他の画像形成装置は、(1)契約対象機として登録された画像形成装置であっても良いし、(2)契約対象機として登録されていない画像形成装置であっても良い。
トナーカートリッジ4が専用カートリッジである場合に実行されるステップS19では、コントローラ61は、第3残量値W3が第2残量値W2よりも大きくなるように、第1残量値W1から第2残量値W2を減らす。すなわち、第3残量値W3が第2残量値W2よりも大きくなるように、第2残量値W2または第1比率情報が示す比率が設定されている。例えば、第2残量値W2は、「EMPTY」に対応する値「0」か、または「EMPTY」の状態に近い値であってよい。
例えば、図9に示すように、専用カートリッジである新品のトナーカートリッジ4が本体筐体10に装着される前では、専用カートリッジである新品のトナーカートリッジ4のトナーメモリ42は、トナー残量情報として「第1残量値W1」を記憶している。そして、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されたときに、コントローラ61は、トナーメモリ42のトナー残量情報を「第1残量値W1」から「第2残量値W2」に書き換える。第2残量値W2は、「EMPTY」に対応する値、または「EMPTY」の状態に近い値である。
また、コントローラ61は、本体メモリ62に、トナー残量情報として「第2残量値W2」を記憶させる。「第2残量値W2」は、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナー残量情報である。また、コントローラ61は、本体メモリ62に、「第2残量値W2」が、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナーIDと対応することを、記憶させる。また、コントローラ61は、本体残量情報として、本体メモリ62に記憶された「第1残量値W1」を、「第3残量値W3」に書き換える。「第3残量値W3」は、「第1残量値W1」から「第2残量値W2」を減算した値である。
従って本実施形態では、コントローラ61が、後述するように、所定期間の経過後に、トナー残量情報を第2残量値W2から第5残量値W5に書き換えることにより、他の画像形成装置でのトナーカートリッジ4の使用を許可可能な状態とすることができる。換言すれば、コントローラ61が、所定期間の経過後に、トナー残量情報を第2残量値W2から第5残量値W5に書き換えるまでは、他の画像形成装置でのトナーカートリッジ4の使用を制限できる。
そのため、コントローラ61は、専用カートリッジの対価回収前までは、他の画像形成装置での専用カートリッジの使用を制限できる。一方、コントローラ61は、専用カートリッジの対価回収後には、他の画像形成装置での専用カートリッジの使用を許可できる。従って、専用カートリッジの対価回収を可能としつつ、専用カートリッジの使い勝手を向上できる。
続いて、ステップS20では、コントローラ61は、本体メモリ62から、トナー残量情報および本体残量情報を読み出す。そして、コントローラ61は、トナー残量情報が示す第2残量値W2に、本体残量情報が示す第3残量値W3を加えて、総トナー残量WAを算出する。
続いて、ステップS21では、コントローラ61は、本体メモリ62の容量情報を読み出す。続いて、ステップS22では、コントローラ61は、ステップS21で読み出した容量情報に基づいて、ユーザに報知するトナー残量を算出する。例えば、コントローラ61は、総トナー残量WAを、読み出した容量情報が示す容量値で除算し、除算した値を100倍することにより、百分率で表したトナー残量を算出する。続いて、ステップS23では、コントローラ61は、ステップS22で算出したトナー残量を、ディスプレイ64に表示する。そして、コントローラ61は、第1算出処理を終了する。
またステップS15において、コントローラ61は、ステップS12で読み出したトナー種別情報が、「専用カートリッジ」であることを表す情報ではないと判定した場合、コントローラ61は、ステップS15のNOからステップS25に処理を進める。つまり、コントローラ61は、ステップS12で読み出したトナー種別情報が、「通常カートリッジ」であることを表す情報であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS15のNOからステップS25に処理を進める。
ステップS25では、コントローラ61は、トナーメモリ42のトナー残量情報を、第1残量値W1から第6残量値W6を減らした第7残量値W7に書き換える。換言すれば、コントローラ61は、第7残量値W7を、トナーメモリ42のトナー残量情報として、トナーメモリ42に記憶させる。続いて、ステップS26では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー残量情報を、第7残量値W7に書き換える。
第6残量値W6は、第1残量値W1の一部である。例えば、第6残量値W6は、予め設定されており、本体メモリ62またはトナーメモリ42に記憶されていてよい。また例えば、コントローラ61は、第1残量値W1に、トナーメモリ42に記憶された第2比率情報が示す比率を乗算することにより、第6残量値W6を算出してもよい。この場合、コントローラ61は、ステップS12において、トナーメモリ42から、第2比率情報を読み出してよい。
続いて、ステップS27では、コントローラ61は、本体メモリ62の本体残量情報として、第6残量値W6を、本体メモリ62に記憶させる。ステップS25およびS27の処理は、第3記憶処理の一例である。
トナーカートリッジ4が通常カートリッジである場合に実行されるステップS25では、コントローラ61は、第7残量値W7が第6残量値W6よりも大きくなるように、第1残量値W1から第6残量値W6を減らす。すなわち、第7残量値W7が第6残量値W6よりも大きくなるように、第6残量値W6または第2比率情報が示す比率が設定されている。例えば、第6残量値W6は、「ENPTY」の状態に近い値であってよい。この場合、第7残量値W7は、「FULL」の状態に近い値となる。
例えば、図10に示すように、通常カートリッジである新品のトナーカートリッジ4が本体筐体10に装着される前では、通常カートリッジである新品のトナーカートリッジ4のトナーメモリ42は、トナー残量情報として「第1残量値W1」を記憶している。そして、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されたときに、コントローラ61は、トナーメモリ42のトナー残量情報を「第1残量値W1」から「第7残量値W7」に書き換える。「第7残量値W7」は、「FULL」の状態に近い値である。
また、コントローラ61は、本体メモリ62に、トナー残量情報として「第7残量値W7」を記憶させる。「第7残量値W7」は、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナー残量情報である。また、コントローラ61は、本体メモリ62に、「第7残量値W7」が、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナーIDと対応することを、記憶させる。また、コントローラ61は、本体残量情報として、本体メモリ62に記憶された「第1残量値W1」を、「第6残量値W6」に書き換える。「第6残量値W6」は、「第1残量値W1」から「第7残量値W7」を減算した値である。
続いて、ステップS20では、コントローラ61は、本体メモリ62から、トナー残量情報および本体残量情報を読み出す。そして、コントローラ61は、トナー残量情報が示す第7残量値W7に、本体残量情報が示す第6残量値W6を加えて、総トナー残量WAを算出する。その後、コントローラ61は、上述したステップS21~S23の処理を実行する。
またステップS13において、コントローラ61は、ステップS12で読み出した新品フラグが、トナーカートリッジ4が「旧品」であることを表す情報であると判定した場合、S13のNOからステップS24に処理を進める。
ステップS24では、コントローラ61は、ステップS12で読み出したトナーIDに対応する本体残量情報およびトナー残量情報を、本体メモリ62から読み出す。トナーIDに対応する本体残量情報が存在しない場合、コントローラ61は、本体残量情報が示す残量値を0とみなしてよい。
コントローラ61は、ステップS24の処理後、ステップS20に処理を進める。ステップS20では、ステップS24で読み出した本体残量情報が示す残量値に、ステップS24で読み出したトナー残量情報が示す残量値を加えて、総トナー残量WAを算出する。その後、コントローラ61は、上述したステップS21~S23の処理を実行する。
〔サーバから第2算出処理の実行指示を受け付けたときの処理フロー〕
次に、画像形成装置1のコントローラ61が、所定期間の経過後に実行する第2算出処理の一例について、図7および図9に基づいて説明する。図7は、所定期間の経過後に、コントローラ61が実行する第2算出処理の一例を示すフローチャートである。第2算出処理は、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4が専用カートリッジである場合に、コントローラ61が、所定期間の経過後に、トナーメモリ42および本体メモリ62に記憶するトナー残量情報と、本体メモリ62に記憶する本体残量情報と、を算出する処理である。
前提として、サーバ8は、上述したように、装着情報の通知を受信することにより、トナーカートリッジ4の使用を開始してから所定期間が経過するまでの時間の計測を開始する。そして、サーバ8は、装着情報の通知の受信から所定期間が経過したと判定した場合、サーバ8は、画像形成装置1に、第2算出処理の実行指示と、画像形成装置1の本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーIDと、を送信する。
図7に示すように、ステップS31では、コントローラ61は、サーバ8から、第2算出処理の実行指示とトナーIDとを受信したかを判定する。コントローラ61は、第2算出処理の実行指示とトナーIDとを受信したと判定した場合、コントローラ61は、S31のYESからステップS32に処理を進める。換言すれば、コントローラ61は、サーバ8から、後述する第2記憶処理の実行指示を受け付ける受付処理を実行する。一方、コントローラ61は、第2算出処理の実行指示とトナーIDとを受信していないと判定した場合、コントローラ61は、第2算出処理を終了する。
ステップS32では、コントローラ61は、ステップS31で読み出したトナーIDに対応付けられたトナー種別情報が、トナーカートリッジ4が「専用カートリッジ」であることを表す情報であるかを判定する。そして、コントローラ61は、ステップS32で読み出したトナーIDに対応付けられたトナー種別情報が、「専用カートリッジ」であることを表す情報であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS32のYESからステップS33に処理を進める。
ステップS33では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー残量情報および本体残量情報を読み出す。そして、コントローラ61は、トナー残量情報が示す第2残量値W2に、本体残量情報が示す第3残量値W3を加えて、総トナー残量WAを算出する。総トナー残量WAは、第2残量値W2に第3残量値W3を加えた残量値の一例である。
続いて、ステップS34では、コントローラ61は、総トナー残量WAから第4残量値W4を減らした第5残量値W5を算出する。
第4残量値W4は、総トナー残量WAの一部である。例えば、第4残量値W4は、予め設定されており、本体メモリ62またはトナーメモリ42に記憶されていてよい。また例えば、コントローラ61は、総トナー残量WAに、トナーメモリ42に記憶された第3比率情報が示す比率を乗算することにより、第4残量値W4を算出してもよい。この場合、コントローラ61は、トナーメモリ42から、第3比率情報を読み出してよい。
続いて、ステップS35では、コントローラ61は、トナーメモリ42のトナー残量情報と、本体メモリ62のトナー残量情報とを、第2残量値W2から、ステップS34で算出した第5残量値W5に書き換える。換言すれば、コントローラ61は、第2残量値W2に代えて、第5残量値W5を、トナーメモリ42のトナー残量情報として記憶させる。
続いて、ステップS36では、コントローラ61は、本体メモリ62の本体残量情報を、第3残量値W3から第4残量値W4に書き換える。換言すれば、コントローラ61は、第4残量値W4を、第3残量値W3に代えて本体メモリ62に記憶させる。ステップS35およびS36の処理は、第2記憶処理の一例である。
コントローラ61は、ステップS35およびS36で第2記憶処理を実行することにより、本体メモリ62に記憶された第3残量値W3の少なくとも一部をトナーメモリ42に移行できる。そのため、コントローラ61は、トナーメモリ42のトナー残量情報を、トナーカートリッジ4に収容されたトナーの実際の量に近づけることができる。従って、コントローラ61は、所定期間の経過後に、専用カートリッジとしてのトナーカートリッジ4の他の画像形成装置での使用を許可させることができる。
トナーカートリッジ4が専用カートリッジである場合に実行されるステップS34では、コントローラ61は、第5残量値W5が第4残量値W4よりも大きくなるように、総トナー残量WAから第4残量値W4を減らす。すなわち、第5残量値W5が第4残量値W4よりも大きくなるように、第4残量値W4または第2比率情報が示す比率が設定されている。例えば、第4残量値W4は、「EMPTY」に対応する値である「0」か、または「EMPTY」の状態に近い値であってよい。この場合、第5残量値W5は、「総トナー残量WA」に対応する値、または「総トナー残量WA」に近い値となる。
例えば、図9に示すように、所定期間が経過した後、コントローラ61は、トナーメモリ42のトナー残量情報を、「第2残量値」から、「総トナー残量WA」から「第4残量値W4」を減算した「第5残量値W5」に書き換える。また、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー残量情報を、「第2残量値W2」から「第5残量値W5」に書き換える。コントローラ61は、本体メモリ62に、「第5残量値W5」が、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナーIDと対応することを、記憶させる。第5残量値W5は、「総トナー残量WA」に対応する値、または「総トナー残量WA」に近い値である。
また、コントローラ61は、本体メモリ62の本体残量情報を、「第3残量値W3」から「第4残量値W4」に書き換える。コントローラ61は、本体メモリ62に、「第4残量値W4」が、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナーIDと対応することを、記憶させる。
従って本実施形態では、コントローラ61が、所定期間の経過後に、トナー残量情報を、第2残量値W2から第5残量値W5に書き換えることにより、他の画像形成装置でのトナーカートリッジ4の使用を許可させることができる。
またステップS32において、コントローラ61は、ステップS31で読み出したトナーIDに対応付けられたトナー種別情報が、「通常カートリッジ」であることを表す情報であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS32のNOからステップS37に処理を進める。ステップS37では、コントローラ61は、サーバ8に、第2算出処理の実行指示に従って処理を行わない旨を通知して、第2算出処理を終了する。
〔印刷実行終了時の処理フロー〕
次に、画像形成装置1のコントローラ61が印刷処理を終了した際に実行する第3算出処理の一例について、図8~図10に基づいて説明する。図8は、コントローラ61が印刷処理を終了した際に実行する第3算出処理の一例を示すフローチャートである。
第3算出処理は、コントローラ61が印刷するたびに、トナーメモリ42および本体メモリ62に記憶するトナー残量情報と、本体メモリ62に記憶する本体残量情報と、の少なくとも何れかを算出する処理である。尚、コントローラ61は印刷処理を終了した後に、コントローラ61は図8に示す処理を実行する。
図8に示すように、ステップS41では、コントローラ61は、先ず、トナーメモリ42のトナー種別情報を読み出す。そして、コントローラ61は、トナーメモリ42から読み出したトナー種別情報が、トナーカートリッジ4が「専用カートリッジ」であることを表す情報であるかを判定する。コントローラ61は、トナー種別情報が、トナーカートリッジ4が「専用カートリッジ」であることを表す情報であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS41のYESからステップS42の処理に進む。
ステップS42では、コントローラ61は、トナーメモリ42のトナーIDを読み出す。そして、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から、トナーメモリ42から読み出したトナーIDに対応する「本体残量情報」として記憶される「本体トナー残量」を読み出す。
「本体トナー残量」は、所定期間の経過前においては、コントローラ61が印刷処理を実行したときに「本体残量情報」として本体メモリ62に記憶されている「第3残量値W3」を指す。「本体トナー残量」は、所定期間の経過後においては、コントローラ61が印刷処理を実行したときに「本体残量情報」として本体メモリ62に記憶されている「第4残量値W4」を指す。
例えば、図9に示すように、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された後の1回目の印刷が終了したときには、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から、「本体残量情報」として「第3残量値W3」を読み出す。つまり、コントローラ61は、「本体トナー残量」として、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されたときに、本体メモリ62の「本体残量情報」として上記第1記憶処理で記憶した「第3残量値W3」を読み出す。
続いて、ステップS43では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から読み出した「本体残量情報」、つまり「本体トナー残量」が、残量閾値TH以上であるかを判定する。残量閾値THは、例えば、印刷品質を保証可能な値に設定されていればよく、「0」よりも少し大きい値であってよい。コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から読み出した「本体トナー残量」が残量閾値TH以上であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS43のYESからステップS44の処理に進む。
ステップS44では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から読み出した「本体トナー残量」から、印刷で使用したトナー量を減算する。コントローラ61は、本体メモリ62に、本体残量情報として「本体トナー残量」を記憶させる。ステップS44で本体メモリ62に記憶される「本体トナー残量」は、ステップS44でコントローラ61が読み出した「本体トナー残量」から、印刷で使用したトナー量を減算したトナー残量である。また、コントローラ61は、本体メモリ62に、「本体トナー残量」が、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナーIDと対応することを、記憶させる。コントローラ61はステップS44の処理後、コントローラ61は後述のステップS56の処理に進む。
従って、図9に示すように、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されてから所定期間が経過するまでは、コントローラ61は、印刷が終了する毎に、本体メモリ62本体残量情報が示す第3残量値W3から、印刷で使用したトナー量を優先的に減算する。コントローラ61は、減算した値を本体残量情報として記憶することにより、第3残量値W3を更新する。尚、図9の例では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー残量情報が示す第2残量値W2から、トナー量を減算していない。
換言すれば、コントローラ61は上記第1記憶処理と上記第2記憶処理との間に印刷を実行した場合、コントローラ61は、本体残量情報が示す第3残量値W3が、トナー残量情報が示す第2残量値W2よりも大きくなるように、第3残量値W3を優先して更新する。ステップS44におけるコントローラ61による第3残量値W3の更新処理は、第1更新処理の一例である。尚、コントローラ61は、ステップS44において、第3残量値W3が第2残量値W2よりも大きくなるように、第2残量値W2を更新してもよいし、第2残量値W2および第3残量値W3の両方を更新してもよい。
一方、上記ステップS43で、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から読み出した「本体トナー残量」が残量閾値TH未満であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS43のNOからステップS45の処理に進む。ステップS45では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から、上記ステップS42で読み出したトナーIDに対応する「トナー残量情報」として記憶される「カートリッジトナー残量」を読み出す。
「カートリッジトナー残量」は、所定期間の経過前においては、コントローラ61が印刷処理を実行したときに「トナー残量情報」として本体メモリ62およびトナーメモリ42に記憶されている「第2残量値W2」である。「カートリッジトナー残量」は、所定期間の経過後においては、コントローラ61が印刷処理を実行したときに「トナー残量情報」として本体メモリ62およびトナーメモリ42に記憶されている「第5残量値W5」である。
例えば、図9に示すように、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されてから所定期間が経過した後の1回目の印刷が終了したときには、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から、「トナー残量情報」として「第5残量値W5」を読み出す。つまり、コントローラ61は、「カートリッジトナー残量」として、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されてから所定期間が経過したときに、本体メモリ62の「トナー残量情報」として上記第2記憶処理で記憶した「第5残量値W5」を読み出す。
続いて、ステップS46では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から、「トナー残量情報」として記憶される「カートリッジトナー残量」を読み出す。そして、コントローラ61は、「カートリッジトナー残量」が「0」以上であるかを判定する。コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から読み出した「カートリッジトナー残量」が「0」以上であると判定した場合、ステップS46のYESからステップS47の処理に進む。
ステップS47では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から、「トナー残量情報」として「カートリッジトナー残量」を読み出す。コントローラ61は、読み出した「カートリッジトナー残量」から、印刷で使用したトナー量を減算する。
続いて、ステップS48では、コントローラ61は、本体メモリ62に、トナー残量情報として「カートリッジトナー残量」を記憶させる。ステップS48で本体メモリ62に記憶される「カートリッジトナー残量」は、ステップS47でコントローラ61が読み出した「カートリッジトナー残量」から、印刷で使用したトナー量を減算したトナー残量である。また、コントローラ61は、本体メモリ62に、「カートリッジトナー残量」が、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナーIDと対応することを、記憶させる。
また、コントローラ61は、トナーメモリ42に、トナー残量情報として「カートリッジトナー残量」を記憶させる。ステップS48でトナーメモリ42に記憶される「カートリッジトナー残量」は、ステップS47でコントローラ61が読み出した「カートリッジトナー残量」から、印刷で使用したトナー量を減算したトナー残量である。コントローラ61はステップS48の処理後、コントローラ61は後述のステップS56の処理に進む。
一方、上記ステップS46で、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から読み出した「カートリッジトナー残量」が「0」未満であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS46のNOからステップS49の処理に進む。
ステップS49では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から、「本体残量情報」として記憶される「本体トナー残量」を読み出す。コントローラ61は、読み出した「本体トナー残量」から印刷で使用したトナー量を減算する。コントローラ61は、本体メモリ62に、本体残量情報として「本体トナー残量」を記憶させる。ステップS49で本体メモリ62に記憶される「本体トナー残量」は、ステップS49でコントローラ61が読み出した「本体トナー残量」から、印刷で使用したトナー量を減算したトナー残量である。また、コントローラ61は、本体メモリ62に、「本体トナー残量」が、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナーIDと対応することを、記憶させる。コントローラ61はステップS49の処理後、コントローラ61は後述のステップS56の処理に進む。
従って、図9に示すように、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されてから所定期間が経過した後は、コントローラ61は、印刷が終了する毎に、本体メモリ62のトナー残量情報が示す第5残量値W5から、印刷で使用したトナー量を優先的に減算する。つまり、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されてから所定期間が経過した後は、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー残量情報が示す第5残量値W5を、本体残量情報が示す第4残量値W4よりも優先して更新する。そして、トナー残量情報が「0」になった場合、コントローラ61は、本体残量情報が示す第4残量値W4から、印刷で使用したトナー量を減算することにより、第4残量値W4を更新する。
換言すれば、コントローラ61は上記第2記憶処理後に印刷を実行した場合、コントローラ61は、トナー残量情報が示す第5残量値W5が、本体残量情報が示す第4残量値W4よりも大きくなるように、第5残量値W5または第4残量値W4を優先して更新する。ステップS47~S49におけるコントローラ61による第5残量値W5または第4残量値W4の更新処理は、第2更新処理の一例である。尚、コントローラ61は、ステップS47およびS48において、第5残量値W5が第4残量値W4よりも大きくなるように、第4残量値W4を更新してもよいし、第4残量値W4および第5残量値W5の両方を更新してもよい。
他方、上記ステップS41で、コントローラ61は、トナー種別情報が、トナーカートリッジ4が「通常カートリッジ」であることを表す情報であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS41のNOからステップS50の処理に進む。ステップS50では、コントローラ61は、トナーメモリ42のトナーIDを読み出す。そして、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から、読み出したトナーIDに対応する「トナー残量情報」として記憶される「カートリッジトナー残量」を読み出す。
例えば、図10に示すように、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された後の1回目の印刷が終了したときには、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から、「トナー残量情報」として第7残量値W7を読み出す。つまり、コントローラ61は、「カートリッジトナー残量」として、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着されたときに、本体メモリ62の「トナー残量情報」として上記第3記憶処理で記憶した「第7残量値W7」を読み出す。
続いて、ステップS51では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から読み出した「トナー残量情報」、つまり「カートリッジトナー残量」が、「0」以上であるかを判定する。コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から読み出した「カートリッジトナー残量」が「0」以上であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS51のYESからステップS52の処理に進む。
ステップS52では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から「トナー残量情報」として「カートリッジトナー残量」を読み出す。そして、コントローラ61は、読み出した「カートリッジトナー残量」から印刷で使用したトナー量を減算する。
続いて、ステップS53では、コントローラ61は、本体メモリ62に、トナー残量情報として「カートリッジトナー残量」を記憶させる。ステップS53で本体メモリ62に記憶される「カートリッジトナー残量」は、ステップS52でコントローラ61が読み出した「カートリッジトナー残量」から、印刷で使用したトナー量を減算したトナー残量である。また、コントローラ61は、本体メモリ62に、「カートリッジトナー残量」が、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナーIDと対応することを、記憶させる。
また、コントローラ61は、トナーメモリ42に、トナー残量情報として「カートリッジトナー残量」を記憶させる。ステップS53でトナーメモリ42に記憶される「カートリッジトナー残量」は、ステップS52でコントローラ61が読み出した「カートリッジトナー残量」から、印刷で使用したトナー量を減算したトナー残量である。コントローラ61はステップS53の処理後、コントローラ61は後述のステップS56の処理に進む。
一方、上記ステップS51で、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から読み出した「カートリッジトナー残量」が「0」未満であると判定した場合、コントローラ61は、ステップS51のNOからステップS54の処理に進む。ステップS54では、コントローラ61は、本体メモリ62のトナー情報から、「本体残量情報」として記憶される「本体トナー残量」を読み出す。
続いて、ステップS55で、コントローラ61は、読み出した「本体トナー残量」から、印刷で使用したトナー量を減算する。コントローラ61は、本体メモリ62に、本体残量情報として「本体トナー残量」を記憶させる。ステップS55で本体メモリ62に記憶される「本体トナー残量」は、ステップS54でコントローラ61が読み出した「本体トナー残量」から、印刷で使用したトナー量を減算したトナー残量である。また、コントローラ61は、本体メモリ62に、「本体トナー残量」が、本体筐体10に装着されたトナーカートリッジ4のトナーメモリ42に記憶されたトナーIDと対応することを、記憶させる。コントローラ61はステップS55の処理後、コントローラ61はステップS56の処理に進む。
従って、図10に示すように、トナーカートリッジ4が本体筐体10に装着された後、コントローラ61は、印刷が終了する毎に、本体メモリ62のトナー残量情報が示す第7残量値W7から、印刷で使用したトナー量を優先的に減算する。そして、トナー残量情報が「0」になった場合、コントローラ61は、本体残量情報が示す第6残量値W6から、印刷で使用したトナー量を減算することにより、第6残量値W6を更新する。
換言すれば、コントローラ61は上記第3記憶処理後に印刷を実行した場合、コントローラ61は、トナー残量情報が示す第7残量値W7が、本体残量情報が示す第6残量値W6よりも大きくなるように、第7残量値W7を優先して更新する。ステップS52~S55におけるコントローラ61による第7残量値W7および第6残量値W6の更新処理は、第3更新処理の一例である。尚、コントローラ61は、ステップS52およびS53において、第7残量値W7が第6残量値W6よりも大きくなるように、第6残量値W6を更新してもよいし、第6残量値W6および第7残量値W7の両方を更新してもよい。
その後、図8に示すように、ステップS56で、コントローラ61は、本体メモリ62から、トナー残量情報として記憶される「カートリッジトナー残量」と、本体残量情報として記憶される「本体トナー残量」とを読み出す。そして、コントローラ61は、「カートリッジトナー残量」と「本体トナー残量」とを合計して総トナー残量WAを算出する。
続いて、ステップS57で、コントローラ61は、算出した総トナー残量WAが「0」以下であるかを判定する。つまり、コントローラ61は、トナーカートリッジ4に最初に収容されていたトナーを全て印刷で使用したかを判定する。コントローラ61は、算出した総トナー残量WAが「0」以下でないと判定した場合、すなわちステップS57のNOの場合、コントローラ61は、第3算出処理を終了する。つまり、コントローラ61は、トナーカートリッジ4にトナーが残っていると判定した場合、コントローラ61は、第3算出処理を終了する。
一方、コントローラ61は、算出した総トナー残量WAが「0」以下であると判定した場合、つまり、トナーカートリッジ4に最初に収容されていたトナーを全て印刷で使用したと判定した場合、ステップS57のYESからステップS58に進む。ステップS58で、コントローラ61は、ディスプレイ64を介して、トナーカートリッジ4に収容されるトナーが無くなった旨を報知した後、第3算出処理を終了する。
〔変形例〕
〔変形例1〕
ドラムカートリッジ20は、感光体ドラム21と、カートリッジ筐体と、ドラムメモリ22と、帯電器と、に加えて、現像ローラ41を有してもよい。カートリッジ筐体には、感光体ドラム21、ドラムメモリ22、帯電器及び現像ローラ41が設けられる。また、トナーカートリッジ4は、カートリッジ筐体及びトナーメモリ42を有するが、現像ローラ41を有しない。カートリッジ筐体はトナーを収容する。現像ローラ41の外周面は、ドラムカートリッジ20の内部で感光体ドラム21の外周面と接触する。
〔変形例2〕
トナーカートリッジ4は、図示しない2つのカートリッジから構成されていてもよい。トナーカートリッジ4を構成する2つのカートリッジのうち1つ目のカートリッジは、現像ローラ41を有する。トナーカートリッジ4を構成する2つのカートリッジのうち2つ目のカートリッジは、カートリッジ筐体と、トナーメモリ42と、を有する。カートリッジ筐体はトナーを収容する。
〔変形例3〕
画像形成装置1は、ドラムカートリッジ20およびトナーカートリッジ4に代えて、図示しない1つのカートリッジを備えてもよい。1つのカートリッジは、感光体ドラム21と、カートリッジ筐体と、メモリと、帯電器と、現像ローラ41と、を有する。現像ローラ41の外周面は、1つのカートリッジの内部で感光体ドラム21の外周面と接触する。1つのカートリッジのカートリッジ筐体はトナーを収容する。
〔変形例4〕
また、画像形成装置1では、ドラムカートリッジ20とトナーカートリッジ4とが本体筐体10に対して互いに独立して着脱可能であってもよい。
〔変形例5〕
また、画像形成装置1は、スキャナまたはファクシミリなどの他の機能を併せて備えるMFP(Multi Function Printer)であってもよい。画像形成装置1がMFPである場合でも、画像形成装置1は、上記実施形態で説明した各種処理を上記実施形態の画像形成装置1と同様に実行してよい。本変形例の画像形成装置1は上記実施形態の画像形成装置1と同様の効果を奏する。
〔変形例6〕
画像形成装置1の印刷機材は紙に限られない。例えば、印刷基材はテープであってもよい。印刷基材がテープである場合、画像形成装置1にはテープを供給するテープカセットが装着される。画像形成装置1は、テープカセットから搬送されるテープに対し印刷を行う。なお、この場合、画像形成装置1はレーザープリンタであってもよいし、インクジェットプリンタであってもよい。
〔変形例7〕
画像形成装置1は、インクジェットプリンタであってもよい。画像形成装置1がインクジェットプリンタである場合、画像形成装置1のカートリッジ保持部13には、各実施形態において説明したドラムカートリッジ20およびトナーカートリッジ4ではなく、インクカートリッジが装着される。なお、画像形成装置1に装着されるインクカートリッジの個数は、特に限定されない。例えば、画像形成装置1には、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの4色それぞれに対応する、合計4個のインクカートリッジが装着されてよいし、ブラック1色のみが装着されてもよい。
インクカートリッジは、消耗品であるインクが充填されたカートリッジ筐体と、インクカートリッジ情報が記憶されているインクメモリと、を含む。インクカートリッジ情報は、例えば、インクIDと、インク種別情報と、インク残量情報と、新品フラグと、容量情報と、を含んでよい。
インクIDはインクカートリッジの識別情報であり、上記実施形態のトナーIDに代えてインクカートリッジ情報に含まれる情報である。インク種別情報は、インクカートリッジの種別を示す情報であり、上記実施形態のトナー種別情報に代えてインクカートリッジ情報に含まれる情報である。インク残量情報はインクカートリッジ内のインクの残量を示す情報であり、上記実施形態のトナー残量情報に代えてインクカートリッジ情報に含まれる情報である。新品フラグおよび容量情報は、上記実施形態のトナーカートリッジ4に関する情報における同名の情報に相当する情報であり、トナーカートリッジ4に関する情報における「トナー」が「インク」に、「トナーカートリッジ」が「インクカートリッジ」に置き換わったものである。
なお、インクカートリッジのカートリッジ筐体には、インクを撹拌するためのアジテータが備えられていてもよい。アジテータは、インクカートリッジが画像形成装置1に装着された状態のとき、コントローラ61からの指示に応じて動作する。
画像形成装置1がインクジェットプリンタである場合でも、上記実施形態で説明した各フローチャートに示される各処理の流れは同様である。具体的には、画像形成装置1がインクジェットプリンタである場合、上記実施形態の「トナーカートリッジ4」および「トナーメモリ42」をそれぞれ、インクカートリッジおよびインクメモリに読み替えればよい。また、上記実施形態のトナーカートリッジ4に関する情報に含まれる各種情報はそれぞれ、インクカートリッジ情報において相当する情報に読み替えればよい。本変形例の画像形成装置1は上記実施形態の画像形成装置1と同様の効果を奏する。
また、インクカートリッジを本体筐体に装着することにより、インクカートリッジに収容されたインクが若干量、インクカートリッジから本体筐体へと移動することがある。コントローラ61が上記ステップS25およびステップS27の処理を実行することにより、若干量のインクが本体筐体に移動したとしても、インクメモリのインク残量情報を、インクカートリッジに収容されたインクの実際の量に近づけることができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
画像形成装置1(以下、「装置」と呼ぶ)の機能は、画像形成装置1としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、画像形成装置1のコントローラ61としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
この場合、画像形成装置1は、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により上記プログラムを実行することにより、上記各実施形態で説明した各機能が実現される。
上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、画像形成装置1が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して画像形成装置1に供給されてもよい。
また、コントローラ61の機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本開示の範疇に含まれる。
〔付記事項〕
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置、4 トナーカートリッジ、10 本体筐体、42 トナーメモリ、61 コントローラ、62 本体メモリ

Claims (17)

  1. 画像形成装置であって、
    前記画像形成装置にて使用され、かつ、消耗材を収容する消耗品であって、前記消耗品内の現在の消耗材の残量である第1残量値を表す第1残量情報を記憶する消耗品メモリを備える消耗品と、
    前記消耗品が装着された本体筐体と、
    本体メモリと、
    コントローラと、を備え、
    前記コントローラは、
    前記消耗品が、前記画像形成装置を対象とする契約が締結されている場合に使用可能な専用の消耗品である場合に、前記消耗品メモリに記憶された前記第1残量値の一部である第2残量値を、前記第1残量情報として前記消耗品メモリに記憶させ、かつ、前記第1残量値から前記第2残量値を減らした第3残量値を、前記本体メモリに記憶させて、前記消耗品の他の画像形成装置での使用を許可させる第1記憶処理を実行する、
    画像形成装置。
  2. 前記コントローラは、
    前記第1記憶処理を実行して所定期間が経過した後に、前記第2残量値に、前記本体メモリに記憶された前記第3残量値を加えた残量値の一部である第4残量値を、前記第3残量値に代えて前記本体メモリに記憶させ、かつ、前記残量値から前記第4残量値を減らした第5残量値を、前記第1残量情報として前記消耗品メモリに記憶させて、前記消耗品の前記他の画像形成装置での使用を許可させる第2記憶処理を実行する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記消耗品メモリは、
    前記消耗品が、前記専用の消耗品であるか、または、前記契約の締結に関わらず使用可能な通常の消耗品であるか、を表す種別情報を記憶し、
    前記コントローラは、
    前記種別情報が、前記専用の消耗品を表す情報であるかを判定する第1判定処理を実行する、
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記コントローラは、
    前記第1判定処理により、前記種別情報が前記専用の消耗品を表す情報であると判定した場合、前記第1記憶処理を実行する、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記消耗品メモリは、
    前記消耗品が、新品であること、または、使用済みの製品を表す旧品であることを表す状態情報を記憶し、
    前記コントローラは、
    前記状態情報が、新品であることを表す情報であるかを判定する第2判定処理を実行し、
    前記コントローラは、
    前記第1判定処理により、前記種別情報が前記専用の消耗品を表す情報であると判定し、かつ、前記第2判定処理により、前記状態情報が新品であることを表す情報であると判定した場合、前記第1記憶処理を実行する、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記コントローラは、
    前記第1記憶処理において、前記第3残量値が前記第2残量値よりも大きくなるように、前記第1残量値から前記第2残量値を減らす、
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 前記コントローラは、
    前記第1記憶処理と前記第2記憶処理との間に印刷を実行した場合、前記第2残量値および前記第3残量値の少なくとも何れかを更新する第1更新処理を実行し、
    前記コントローラは、
    前記第1更新処理において、前記第3残量値が前記第2残量値よりも大きくなるように、前記第2残量値および前記第3残量値の少なくとも何れかを更新する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記コントローラは、
    前記第1更新処理において、前記第2残量値よりも優先して前記第3残量値を更新する、
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記コントローラは、
    前記画像形成装置と通信する外部の装置から、前記第2記憶処理の実行指示を受け付ける受付処理を実行し、
    前記コントローラは、
    前記受付処理において、前記外部の装置から、前記第2記憶処理の実行指示を受け付けた場合、前記第2記憶処理を実行する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  10. 前記コントローラは、
    前記第2記憶処理において、前記第5残量値が前記第4残量値よりも大きくなるように、前記残量値から前記第4残量値を減らす、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  11. 前記コントローラは、
    前記第2記憶処理後に印刷を実行した場合、前記第4残量値および前記第5残量値の少なくとも何れかを更新する第2更新処理を実行し、
    前記コントローラは、
    前記第2更新処理において、前記第5残量値が前記第4残量値よりも大きくなるように、前記第4残量値および前記第5残量値の少なくとも何れかを更新する、
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記コントローラは、
    前記第2更新処理において、前記第4残量値よりも優先して前記第5残量値を更新する、
    請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記コントローラは、
    前記消耗品が、前記契約の締結に関わらず使用可能な通常の消耗品である場合に、前記消耗品メモリに記憶された前記第1残量値の一部である第6残量値を、前記本体メモリに記憶させ、かつ、前記第1残量値から前記第6残量値を減らした第7残量値を、前記第1残量情報として前記消耗品メモリに記憶させる第3記憶処理を実行する、
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  14. 前記コントローラは、
    前記第3記憶処理において、前記第7残量値が前記第6残量値よりも大きくなるように、前記第1残量値から前記第6残量値を減らす、
    請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記コントローラは、
    前記第3記憶処理後に印刷を実行した場合、前記第6残量値および前記第7残量値の少なくとも何れかを更新する第3更新処理を実行し、
    前記コントローラは、
    前記第3更新処理において、前記第7残量値が前記第6残量値よりも大きくなるように、前記第6残量値および前記第7残量値の少なくとも何れかを更新する、
    請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記コントローラは、
    前記第3更新処理において、前記第6残量値よりも優先して前記第7残量値を更新する、
    請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 画像形成装置を制御する制御方法であって、
    前記画像形成装置にて使用され、かつ、消耗材を収容する消耗品であって、前記消耗品内の現在の消耗材の残量である第1残量値を表す第1残量情報を記憶する消耗品メモリを備える消耗品が、前記画像形成装置を対象とする契約が締結されている場合に使用可能な専用の消耗品である場合に、
    前記消耗品メモリに記憶された前記第1残量値の一部である第2残量値を、前記第1残量情報として前記消耗品メモリに記憶させ、かつ、前記第1残量値から前記第2残量値を減らした第3残量値を、前記画像形成装置が備える本体メモリに記憶させて、前記消耗品の他の画像形成装置での使用を許可させる記憶ステップ
    を含む、制御方法。


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