JP2023152037A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ノズルの動作不良に伴う装置停止又はノズル復帰処理の頻度を低減することを可能とする画像形成装置を提供すること。【解決手段】インクジェット式の画像形成装置であって、印刷ジョブを実行している間に、インクジェットヘッドが有する複数個のノズルのうちのいずれかに発生した動作不良ノズルを検出する動作不良ノズル検出部と、前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記複数個のノズルのうちの正常ノズルにて、前記動作不良ノズルを補完するためのノズル補完設定を行う補完設定部と、前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記動作不良ノズルに対する前記ノズル補完設定が不可能である場合、現在実行中の前記印刷ジョブを中断し、前記記憶部に蓄積された未実施の他の前記印刷ジョブのうちの、前記正常ノズルのみを用いて、正常に印刷を実施可能な継続実施可能ジョブの実施指令を出力する継続実施制御部と、を備える。【選択図】図7

Description

本開示は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムに関する。
複数個のノズルが配列されたインクジェットヘッドを有し、当該ノズルからインクを吐出させて記録媒体上に着弾させることで、当該記録媒体に画像や構造などを記録するインクジェット式の画像形成装置が知られている。
近年、この種の画像形成装置においては、ノズル数の増加に従い、ノズルにおけるインク動作不良(即ち、インクの吐出不良)の発生が避けられなくなってきている。特に、印刷ジョブ実行中、インクジェットヘッドに設けられた多数のノズルのいずれかにおいて、画質に影響を及ぼさないような動作不良が生じることは屡々であり、例えば、通常の画像記録時には問題にならない程度の吐出方向のずれは、多くのノズルで生じ得る。
このような背景から、従来、この種の画像形成装置においては、このようなノズルの動作不良が生じた場合、インクジェットヘッド中の動作不良ノズルの隣り合う位置に存在するノズルからインクを吐出させて、動作不良ノズルの吐出動作を補完する処理が行われている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
特開2019-136926号公報 特開2020-142407号公報
ところで、この種の画像形成装置においては、一般に、複数の印刷ジョブを記憶部に事前に登録しておき、かかる記憶部に登録された複数の印刷ジョブのうちから、連続して順番に印刷を実施することにより、オペレータの機器運用の作業の効率化を図ることが行われている。
従来技術に係る画像形成装置においては、印刷ジョブ実行中に、ノズルの動作不良が発生すると、上記したように、インクジェットヘッド中の動作不良ノズルの隣り合う位置に存在するノズルにより、動作不良ノズルの吐出動作を補完する処理が行うことを試みる。しかしながら、実際には、ノズル補完が不可能な場合も多く、都度、装置の動作を完全停止したり、ノズル復帰処理(即ち、メンテナス処理)を実施せざるを得ない状況が発生している。
かかる状況は、生産効率の観点から改善の余地がある。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ノズルの動作不良に伴う装置停止又はノズル復帰処理の頻度を低減することを可能とする画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本開示は、
複数個のノズルを有するインクジェットヘッドを用いて、記録媒体上に画像を形成するインクジェット式の画像形成装置であって、
印刷指令に応じて、印刷ジョブを記憶部に順次登録する印刷ジョブ登録部と、
前記印刷ジョブを実行している際に、イメージセンサにて、前記記録媒体上に形成された画像を読み取る画像読取部と、
読み取られた前記画像と、予め記憶された正解画像と、に基づいて、前記印刷ジョブを実行している間に前記複数個のノズルのうちのいずれかに発生した動作不良ノズルを検出する動作不良ノズル検出部と、
前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記複数個のノズルのうちの正常ノズルにて、前記動作不良ノズルを補完するためのノズル補完設定を行う補完設定部と、
前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記動作不良ノズルに対する前記ノズル補完設定が不可能である場合、現在実行中の前記印刷ジョブを中断し、前記記憶部に蓄積された未実施の他の前記印刷ジョブのうちの、前記正常ノズルのみを用いて、正常に印刷を実施可能な継続実施可能ジョブの実施指令を出力する継続実施制御部と、
を備える画像形成装置である。
又、他の局面では、
複数個のノズルを有するインクジェットヘッドを用いて、記録媒体上に画像を形成するインクジェット式の画像形成装置の制御方法であって、
印刷指令に応じて、印刷ジョブを記憶部に順次登録する第1処理と、
前記印刷ジョブを実行している際に、イメージセンサにて、前記記録媒体上に形成された画像を読み取る第2処理と、
読み取られた前記画像と、予め記憶された正解画像と、に基づいて、前記印刷ジョブを実行している間に前記複数個のノズルのうちのいずれかに発生した動作不良ノズルを検出する第3処理と、
前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記複数個のノズルのうちの正常ノズルにて、前記動作不良ノズルを補完するためのノズル補完設定を行う第4処理と、
前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記動作不良ノズルに対する前記ノズル補完設定が不可能である場合、現在実行中の前記印刷ジョブを中断し、前記記憶部に蓄積された未実施の他の前記印刷ジョブのうちの、前記正常ノズルのみを用いて、正常に印刷を実施可能な継続実施可能ジョブの実施指令を出力する第5処理と、
を有する画像形成装置の制御方法である。
又、他の局面では、
複数個のノズルを有するインクジェットヘッドを用いて、記録媒体上に画像を形成するインクジェット式の画像形成装置の制御プログラムであって、
印刷指令に応じて、印刷ジョブを記憶部に順次登録する第1処理と、
前記印刷ジョブを実行している際に、イメージセンサにて、前記記録媒体上に形成された画像を読み取る第2処理と、
読み取られた前記画像と、予め記憶された正解画像と、に基づいて、前記印刷ジョブを実行している間に前記複数個のノズルのうちのいずれかに発生した動作不良ノズルを検出する第3処理と、
前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記複数個のノズルのうちの正常ノズルにて、前記動作不良ノズルを補完するためのノズル補完設定を行う第4処理と、
前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記動作不良ノズルに対する前記ノズル補完設定が不可能である場合、現在実行中の前記印刷ジョブを中断し、前記記憶部に蓄積された未実施の他の前記印刷ジョブのうちの、前記正常ノズルのみを用いて、正常に印刷を実施可能な継続実施可能ジョブの実施指令を出力する第5処理と、
を有する画像形成装置の制御プログラムである。
本開示に係る画像形成装置によれば、ノズルの動作不良に伴う装置停止又はノズル復帰処理の頻度を低減することが可能である。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図 第1の実施形態に係るヘッドユニットの構成を示す模式図 第1の実施形態に係る画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図 第1の実施形態に係る制御部の有する機能ブロックを示す図 動作不良ノズルを検出するためのテスト画像パターンの一例を示す図 従来技術に係る画像形成装置における制御部の動作の一例を示すフローチャート 本実施形態に係る画像形成装置における制御部の動作の一例を示すフローチャート ヘッドユニット中に動作不良ノズルが発生したときの、本実施形態に係る画像形成装置の印刷実行動作の挙動(図8B)と、従来技術に係る画像形成装置の印刷実行動作の挙動(図8A)を示す図 第2の実施形態に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャート
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
[画像形成装置の概略構成]
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。
画像形成装置1は、記録媒体Pに対する画像の記録を行うインクジェット式の画像形成装置である。画像形成装置1は、給紙部10と、画像形成部20と、排紙部30と、制御部40とを備える。
画像形成装置1は、制御部40による制御下で、給紙部10に格納された記録媒体Pを画像形成部20に搬送し、画像形成部20で記録媒体P上にインクを吐出して画像を記録し、画像が記録された記録媒体Pを排紙部30に搬送する。
詳しくは、画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色についてそれぞれ所定の記録階調数で記録媒体P上に色を重ねて出力することで当該記録媒体P上にカラー画像を記録する。尚、以下では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各インク色を、Y、M、C、Kと略称して記載する。
記録媒体Pとしては、普通紙や塗工紙といった紙のほか、布帛又はシート状の樹脂等、表面に着弾したインクを定着させることが可能な種々の媒体を用いることができる。
給紙部10は、記録媒体Pを格納する給紙トレイ11と、給紙トレイ11から画像形成部20に記録媒体Pを搬送して供給する媒体供給部12とを有する。媒体供給部12は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを備え、このベルト上に記録媒体Pを載置した状態でローラーを回転させることで記録媒体Pを給紙トレイ11から画像形成部20へ搬送する。
画像形成部20は、搬送部21と、受け渡しユニット22と、加熱部23と、ヘッドユニット24と、定着部25と、デリバリー部27などを有する。
搬送部21は、円筒状の搬送ドラム211の搬送面上に載置された記録媒体Pを保持し、搬送ドラム211が図1におけるT方向(搬送方向に直交する方向を表す。以下同じ)に延びた回転軸(円筒軸)を中心に回転して周回移動することで搬送ドラム211上の記録媒体Pを搬送面に沿った搬送方向に搬送する。
搬送ドラム211は、その搬送面上で記録媒体Pを保持するための図示しない爪部及び吸気部を備える。記録媒体Pは、爪部により端部が押さえられ、かつ吸気部により搬送面に吸い寄せられることで搬送面に保持される。
受け渡しユニット22は、給紙部10の媒体供給部12と搬送部21との間の位置に設けられ、媒体供給部12から搬送された記録媒体Pの一端をスイングアーム部221で保持して取り上げ、受け渡しドラム222を介して搬送部21に引き渡す。
加熱部23は、受け渡しドラム222の配置位置とヘッドユニット24の配置位置との間に設けられ、搬送部21により搬送される記録媒体Pが所定の温度範囲内の温度となるように当該記録媒体Pを加熱する。加熱部23は、例えば、赤外線ヒーター等を有し、制御部40から供給される制御信号に基づいて赤外線ヒーターに通電して当該赤外線ヒーターを発熱させる。
ヘッドユニット24は、記録媒体Pが保持された搬送ドラム211の回転に応じた適切なタイミングで、搬送ドラム211の搬送面に対向するインク吐出面に設けられたノズル開口部から記録媒体Pに対してインクを吐出することにより画像を記録する。
ヘッドユニット24は、インク吐出面と搬送面とが所定の距離だけ離隔されるように配置される。本実施の形態の画像形成装置1では、Y,M,C,Kの4色のインクにそれぞれ対応する4つのヘッドユニット24が記録媒体Pの搬送方向上流側からY,M,C,Kの色の順に所定の間隔で並ぶように配列されている。
ヘッドユニット24は、画像の記録時には位置が固定されて用いられ、記録媒体Pの搬送に応じて搬送方向の異なる位置に所定の間隔(搬送方向間隔)で順次インクを吐出していくことで、シングルパス方式で画像を記録する。
図2は、本実施形態に係るヘッドユニット24の構成を示す模式図である。図2には、ヘッドユニット24のうち搬送ドラム211の外周面と対向する面を示している。
ここでは、ヘッドユニット24は、取り付け部材244に取り付けられた4つのインクジェットヘッド240を備える。インクジェットヘッド240の各々には、インクを貯留する圧力室(図示せず)と、圧力室の壁面に設けられた圧電素子(図示せず)と、ノズル243とを各々有する複数の画像形成素子が設けられている。この画像形成素子は、圧電素子を変形動作させる駆動信号が入力されると、圧電素子の変形により圧力室が変形して圧力室内の圧力が変化し、圧力室に連通するノズル243からインクを吐出する。
4つのインクジェットヘッド240は、ノズル列のT方向についての配置範囲が切れ目なく繋がるように千鳥格子状に配置されている。ヘッドユニット24に含まれるノズル243のT方向についての配置範囲は、搬送ドラム211により搬送される記録媒体Pのうち画像が形成される領域のT方向の幅をカバーしており、ヘッドユニット24は、画像の形成時には搬送ドラム211の回転軸に対して固定されて用いられる。すなわち、ヘッドユニット24は、記録媒体Pに対するT方向についての画像形成可能幅に亘ってインクを吐出可能なラインヘッドを構成する。
インクジェットヘッド240は、インクジェットヘッド240内に貯留されるインクを加熱するインク加熱部(図示せず)を備え、加熱されてゾル状となったインクを吐出する。このゾル状のインクが記録媒体Pに吐出されると、インク滴が記録媒体Pに着弾した後、自然冷却されることで速やかにインクがゲル状となって記録媒体P上で凝固する。
尚、ヘッドユニット24の構成は、複数の記録素子(例えば、圧電素子)がT方向について互いに異なる位置に設けられていれば上記の構成に限られない。
定着部25は、搬送部21のT方向の幅に亘って配置されたエネルギー線照射部を有し、搬送部21に載置された記録媒体Pに対して当該エネルギー線照射部から紫外線等のエネルギー線を照射して記録媒体P上に吐出されたインクを硬化させて定着させる。定着部25のエネルギー線照射部は、搬送方向についてヘッドユニット24の配置位置からデリバリー部27の受け渡しドラム271の配置位置までの間において搬送面と対向して配置される。
インラインスキャナ26は、イメージセンサを有し、制御部40の制御により適切なタイミングで記録媒体Pの表面を撮像し、撮像データを制御部40に出力する。イメージセンサとしては、例えば、RGB3色で撮像可能なラインセンサが用いられ、記録媒体Pの搬送に応じて撮像を繰り返すことで二次元画像を取得することが可能である。
インラインスキャナ26は、例えば、搬送部21上の定着部25の下流側で、記録媒体Pと対向する位置に配設され、記録媒体P上に形成された画像を撮像する。インラインスキャナ26は、RGBの各波長帯(複数の波長帯)での撮像が可能となっている。
デリバリー部27は、内側が2本のローラーにより支持された輪状のベルトを有するベルトループ272と、記録媒体Pを搬送部21からベルトループ272に受け渡す円筒状の受け渡しドラム271とを有し、受け渡しドラム271により搬送部21からベルトループ272上に受け渡された記録媒体Pをベルトループ272により搬送して排紙部30に送出する。
クリーニング部28は、例えば、不織布やブレード部材等を有し、インクジェットヘッド240のノズル243やノズル243が設けられたノズル面のクリーニング(清掃)を行う。又、クリーニング部28は、ノズル243からインクを強制吐出させた際に、インクを回収するためのインクトレイ等を有していてもよい。
クリーニング部28は、例えば、制御部40の制御下で動作し、制御部40からメンテナンス処理に係る動作指令が出力された際に、インクジェットヘッド240と対向する位置に移動して、インクジェットヘッド240のクリーニング動作を実行する。
排紙部30は、デリバリー部27により画像形成部20から送り出された記録媒体Pが載置される板状の排出トレイ31を有する。排紙部30は、複数の排出トレイ31を有し、印刷ジョブ毎に、印刷済みの記録媒体Pを排出する先の排出トレイ31を別トレイに切り替えられるように構成されている。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。画像形成装置1は、制御部40と、ヘッド駆動部50と、搬送駆動部60と、画像処理部70と、入出力インターフェース80と、操作受付部90と、記憶部100と、を備える。
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)、RAM42(Random Access Memory)、及びROM43(Read Only Memory)を有し、画像形成装置1の全体動作を統括制御する。制御部40は、入出力インターフェース80を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部装置(例えばパーソナルコンピューター)から送信された印刷ジョブデータ(即ち、画像データ)を受信し、ヘッド駆動部50、搬送駆動部60、及び画像処理部70等に、この印刷ジョブデータ(即ち、画像データ)に基づいて記録媒体P上に画像を形成させる動作を実施させる。
CPU41は、ROM43に記憶された各種制御用のプログラムや設定データを読み出してRAM42に記憶させ、当該プログラムを実行して各種演算処理を行う。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。RAM42は、不揮発性メモリーを含んでいてもよい。
ROM43は、CPU41により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。尚、ROM43に代えてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられてもよい。
ヘッド駆動部50は、制御部40の制御に基づいてヘッドユニット24の記録素子に対して適切なタイミングで画像データに応じた駆動信号を供給することにより、ヘッドユニット24のノズルから画像データの画素値に応じた量のインクを吐出させる。
搬送駆動部60は、制御部40から供給される制御信号に基づいて、搬送ドラム211に設けられた搬送ドラムモーターに駆動信号を供給して搬送ドラム211を所定の速度およびタイミングで回転させる。また、搬送駆動部60は、制御部40から供給される制御信号に基づいて媒体供給部12、受け渡しユニット22、及びデリバリー部27を動作させるためのモーターに駆動信号を供給して、記録媒体Pの搬送部21への供給及び搬送部21からの排出を行わせる。
画像処理部70は、記憶部100に記憶された画像データに対して所定の画像処理を行って、得られた画像データを記憶部100に記憶させる。この画像処理には、画像データに図示しない補正テーブル等を適用して画像データを補正する補正処理の他、色変換処理、階調補正処理、擬似中間調処理などが含まれる。
入出力インターフェース80は、外部装置(例えば、パーソナルコンピューター)の入出力インターフェースと接続され、制御部40と外部装置との間のデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース80は、例えば、制御部40の制御に基づいて外部装置から、印刷ジョブデータ(印刷対象の画像データや画像記録に係る設定データ)を取得したり、また、外部装置に対してステータス情報を送信したりする。入出力インターフェース80は、例えば、LANカードなど、各種通信プロトコルに対応した入出力インターフェースを一又は複数含む。
操作受付部90は、ユーザーの入力操作を受け付けて制御部40に出力する。操作受付部90は、例えば、表示画面と重ねて設けられるタッチセンサー、押しボタンスイッチ及びテンキー等によって構成される。
記憶部100は、入出力インターフェース80を介して外部装置から入力された印刷ジョブデータ100a、インクジェットヘッド240のノズル状態に係るノズルデータ100b、及び、テスト画像パターンデータ100c等を記憶する。記憶部100としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等が用いられる。
印刷ジョブデータ100aは、例えば、ジョブ識別情報、印刷対象の画像データ、画像記録に係る設定データ、及び、印刷ジョブ実行中のステータス(例えば、印刷完了枚数)に係るステータスデータ等を含む。尚、印刷ジョブデータ100aは、当該印刷ジョブデータ100aの印刷ジョブが実行されている最中に、当該印刷ジョブが中断された場合、当該印刷ジョブのステータスに係る情報(例えば、印刷完了枚数)が更新されるように構成されている。
記憶部100は、例えば、外部装置から入力された印刷指令に応じて、当該印刷指令に係る印刷ジョブデータ100aをジョブ識別情報と関連付けて順番に登録し、印刷ジョブ毎に印刷ジョブデータ100aを記憶管理する。記憶部100は、例えば、印刷未実施の印刷ジョブに係る印刷ジョブデータ100aと、印刷実行中に中断された印刷ジョブに係る印刷ジョブデータ100aとを識別して記憶管理するように構成されている。記憶部100が印刷ジョブデータ100aを記憶管理するデータ構造は、例えば、キュー構造を有し、印刷未実施の印刷ジョブに係る印刷ジョブデータ100aについては、印刷指令が行われた順番に取り出され、印刷実行中に中断された印刷ジョブに係る印刷ジョブデータ100aについては、中断された順番に取り出されるように構成されている。以下、外部装置から入力された印刷指令に応じて、当該印刷指令に係る印刷ジョブデータ100aを記憶する記憶部100の記憶領域を、「印刷キュー」とも称し、印刷実行中に中断された印刷ジョブに係る印刷ジョブデータ100aを記憶する記憶部100の記憶領域を、「停止キュー」とも称する。
ノズルデータ100bは、インクジェットヘッド240が有する複数個のノズル243それぞれのノズル状態(動作不良ノズル又は正常ノズル)に係るデータを含む。尚、ノズルデータ100bは、例えば、動作不良ノズルの検出処理(後述)によって生成される。
テスト画像パターンデータ100cは、動作不良ノズルの検出処理で用いられるテスト画像である。
[印刷ジョブの連続実施処理について]
以下、図4~図8を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1が行う印刷ジョブの連続実施処理について説明する。かかる印刷ジョブの連続実施処理の機能は、例えば、制御部40が備えている。
図4は、本実施形態に係る制御部40の有する機能ブロックを示す図である。制御部40は、印刷ジョブ登録部40a、画像読取部40b、動作不良ノズル検出部40c、補完設定部40d、及び継続実施制御部40eの機能を有している。
印刷ジョブ登録部40aは、印刷指令に応じて、印刷ジョブを記憶部100に順次登録する。記憶部100に蓄積された印刷ジョブデータ100aは、キューイング管理され、登録された順に実行される。尚、印刷ジョブデータ100aに記憶された印刷対象の画像のデータから、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243それぞれにインク吐出動作を実行させるタイミングが決定される。
画像読取部40bは、印刷ジョブを実行している際に、インラインスキャナ26を用いて、記録媒体P上に形成された画像(即ち、ヘッドユニット24から吐出されたインクにより、記録媒体P上に形成された画像)を読み取る。
動作不良ノズル検出部40cは、画像読取部40bにより読み取られた画像(以下、「読み取り画像」と称する)と、記憶部100に予め記憶された正解画像と、に基づいて、印刷ジョブを実行している際にヘッドユニット24が有する複数のノズル243のうちに、動作不良ノズルが発生していないか否かを検出する。
動作不良ノズル検出部40cは、例えば、印刷ジョブを実行している際に、記憶部100に記憶されたテスト画像パターンデータ100cをもとに、画像形成部20に、記録媒体Pの余白領域にテスト画像パターンを形成させ、このテスト画像パターンに関して正解画像と読み取り画像とを比較することで、動作不良ノズルを検出する。この際、動作不良ノズル検出部40cは、例えば、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243それぞれに吐出動作を行わせ、画像読取部40bにより読み取られた当該テスト画像パターンの異常を検出することで、各ノズル243におけるインク吐出不良の有無を判断する。そして、動作不良ノズル検出部40cは、各ノズル243の動作状態を、ノズルデータ100bとして記憶する。
図5は、動作不良ノズルを検出するためのテスト画像パターンの一例を示す図である。尚、図5Aは、ヘッドユニット24に印刷させる対象のテスト画像パターン(即ち、正解画像)を示し、図5Bは、記録媒体Pに実際に印刷されたテスト画像パターン(即ち、読み取り画像)を示す。
テスト画像パターンとしては、図5Aに示すように、いずれのノズル243からインクが吐出されたかを識別可能に各ノズル243により別個の線分を記録させたものが用いられ、例えば、図5Aのように、各ノズル243により各々独立した搬送方向に伸びる線分を描画させたものである。L(N1)、L(N2)・・は、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243のうちの、当該線分を描画するために吐出動作を行うノズルナンバーを表している。
かかるテスト画像パターンを用いた動作不良ノズル検出処理では、図5Bに示すように、直線が描画されていない領域V1、V2に対応するノズル243は、インクの吐出欠が生じていると判断される。又、本来より細い直線T1が描画されている場合には、インクの吐出量が不足していると判断される。又、周囲の直線の描画位置に対して相対的に大きなずれを生じている直線F1は、不正確な吐出方向であると判断される。
尚、動作不良ノズル検出部40cが動作不良ノズルを検出する手法としては、専用のテスト画像パターンを正解画像として用いる上記手法の他、印刷対象の画像を正解画像として用いて、当該正解画像と読み取り画像とを比較することで、動作不良ノズルを検出する手法であってもよい。
補完設定部40dは、動作不良ノズル検出部40cにて動作不良ノズルが検出されたとき、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243のうちの正常ノズルにて、動作不良ノズルを補完するためのノズル補完設定を行う。
補完設定部40dは、例えば、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243のうちの動作不良ノズルに隣接する位置に存在する正常ノズルを、ノズルデータ100bに補完ノズルとして設定する。ノズルデータ100bに設定された補完ノズルに係る情報は、例えば、印刷ジョブ実行時に読み出され、印刷ジョブの画像データから規定される動作不良ノズルのインク吐出動作時には、補完ノズルが動作不良ノズルの代理でインク吐出動作を行う。
尚、動作不良ノズルを検出する手法、及び、正常ノズルで動作不良ノズルをノズル補完する方法の詳細については、例えば、本出願人の先願である特許文献1又は特許文献2を参照されたい。
継続実施制御部40eは、記憶部100に蓄積された印刷ジョブを自動的に連続実施するための制御を行う。
継続実施制御部40eは、例えば、ヘッドユニット24が有する各ノズル243のノズル状態に応じて、次の4通りに場合分けをして、画像形成装置1を動作制御する。
1)継続実施制御部40eは、ヘッドユニット24中に動作不良ノズルが検出されていない間には、記憶部100にてキューイング管理された印刷ジョブを順次実行する。
2)又、継続実施制御部40eは、ヘッドユニット24中に動作不良ノズルが検出されたときにも、補完設定部40dにてノズル補完設定が可能である場合には、動作不良ノズルのノズル補完設定を行った上で、現在実行中の印刷ジョブをそのまま継続する。
3)一方、継続実施制御部40eは、ヘッドユニット24中に動作不良ノズルが検出されたとき、動作不良ノズルに対するノズル補完設定が不可能である場合には、現在実行中の印刷ジョブを中断し、記憶部100に蓄積された未実施の他の印刷ジョブのうち、正常ノズルのみを用いて、正常に印刷を実施可能な継続実施可能ジョブ(以下、「継続実施可能ジョブ」と称する)の実施指令を出力する。
4)他方、継続実施制御部40eは、ヘッドユニット24中に動作不良ノズルが検出されたとき、動作不良ノズルに対するノズル補完設定が不可能である場合であって、記憶部100に蓄積された未実施の他の印刷ジョブ中に継続実施可能ジョブが存在しない場合、現在実行中の印刷ジョブを中断し、動作不良ノズルを復帰させるためのメンテナンス処理の実施指令を出力する。
本実施形態に係る画像形成装置1は、このように、動作不良ノズルに対するノズル補完設定が不可能である場合にも、継続実施制御部40eにて、自動的に、記憶部100に蓄積された未実施の他の印刷ジョブのうちから継続実施可能ジョブを特定し、かかる継続実施可能ジョブを連続実施させる点に特徴を有する。つまり、本実施形態に係る画像形成装置1では、継続実施制御部40eのかかる動作制御により、装置停止の頻度又はメンテナンス処理の頻度を低減することを可能とする。
より具体的には、継続実施制御部40eは、動作不良ノズルに対するノズル補完設定が不可能である場合(即ち、上記した3)の場合)、例えば、記憶部100に蓄積された未実施の他の印刷ジョブそれぞれについて、当該印刷ジョブが、継続実施可能ジョブに該当するか否かを登録された順に判定し、継続実施可能ジョブに該当する印刷ジョブを順番に実行させる。
ここで、継続実施制御部40eは、現在実行中の印刷ジョブを中断し、継続実施可能ジョブを実施する場合(即ち、上記した3)の場合)、現在実行中の印刷ジョブをキューイング管理する構成となっている。そして、継続実施制御部40eは、その後のメンテナンス処理により、動作不良ノズルが正常に復帰した場合、先にキュー登録された印刷ジョブから順番に印刷を再開する。
継続実施制御部40eは、典型的には、印刷ジョブ毎に、印刷済みの記録媒体Pを排紙する先の排出トレイ31を別トレイに切り替える。これによって、複数の印刷ジョブを連続実施している中で、印刷ジョブの中断及び切り替えが行われた場合でも、ユーザーは、煩雑さを伴うことなく、印刷ジョブ毎に印刷済みの記録媒体Pを、排出トレイ31からスムーズに取り出すことができる。尚、かかる処理は、例えば、印刷実行時、印刷ジョブに付されたジョブ識別番号と排出トレイ31の識別番号とを関連付けて記憶しておくことで、実現される。
継続実施制御部40eは、例えば、判定対象の印刷ジョブにて印刷する予定の画像の態様と、複数のノズル243のうちの動作不良ノズルの位置とに基づいて、当該印刷ジョブが継続実施可能ジョブに該当するか否かを判定する。例えば、継続実施制御部40eは、判定対象の印刷ジョブにおいて、動作不良ノズルが担うインク色を使用する必要がない場合、及び/又は、動作不良ノズルが担う吐出位置に対してインクを吐出する必要がない場合、当該印刷ジョブが継続実施可能ジョブに該当すると判定する。
尚、画像形成装置1(制御部40)は、メンテナンス処理の実施指令が発せられた場合(即ち、上記した4)の場合)、例えば、ヘッドユニット24中の動作不良ノズルからインクを強制吐出させた後、クリーニング部28をヘッドユニット24のノズル位置に移動させて、ヘッドユニット24の動作不良ノズルの吐出口を拭き取る動作を行わせる。
以下、図6~図8を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1における制御部40の動作(特に、継続実施制御部40eの動作)について、従来技術に係る画像形成装置1Pにおける制御部40の動作と比較しながら説明する。
図6は、従来技術に係る画像形成装置における制御部(ここでは、本実施形態に係る画像形成装置1及び制御部40と区別するため、画像形成装置1P及び制御部40Pと称する)の動作の一例を示すフローチャートである。又、図7は、本実施形態に係る画像形成装置1における制御部40の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、図6を参照して、従来技術に係る画像形成装置1Pにおける印刷ジョブの実施態様について説明する。
ステップS101において、制御部40Pは、ユーザーからの印刷指令を受け付け、ユーザーからの印刷指令に応じて、記憶部100(印刷キュー)に、印刷指令に係る画像データと共に印刷ジョブを順次登録する。
ステップS102において、制御部40Pは、画像形成装置1Pにおける印刷準備が整った段階で、記憶部100に登録された印刷ジョブの印刷を開始する。
ステップS103において、制御部40Pは、記憶部100(印刷キュー)に登録された印刷ジョブの印刷処理を順次実施する。この際、制御部40Pは、記録媒体P上に、印刷ジョブに設定された印刷対象画像の他、記憶部100に記憶されたテスト画像パターンデータ100cをもとに、動作不良ノズルを検出する用のテスト画像パターンを形成するように、画像形成部20を制御する。
尚、このステップS103では、制御部40Pは、例えば、記憶部100にキューイング管理された印刷ジョブを順番に実行する。即ち、制御部40Pは、印刷指令が行われた順番で、記憶部100に記憶された印刷ジョブを順次実行する。
ステップS104において、制御部40Pは、インラインスキャナ26を用いて、記録媒体P上に形成されたテスト画像パターンを読み取る。
ステップS105において、制御部40Pは、インラインスキャナ26にて読み取られたテスト画像パターンに係る読み取り画像と、予め記憶部100に記憶されたテスト画像パターンに係る正解画像とを比較することで、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243中における動作不良ノズルの検出を行う。そして、制御部40Pは、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243中のいずれかに動作不良ノズルが発生していない場合(S105:NO)、ステップS103に戻って、印刷処理を継続するとともに、動作不良ノズルのモニタリング処理を継続する。一方、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243中のいずれかに動作不良ノズルが発生している場合(S105:YES)、ステップS106に処理を進める。
尚、このステップS105では、制御部40Pは、例えば、テスト画像パターンデータ100cをもとに、パターンマッチング等によって、読み取り画像と正解画像との類似度を算出する。そして、当該類似度が閾値以上の場合には、動作不良ノズルの発生なしと判断し、当該類似度が閾値未満の場合には、動作不良ノズルの発生ありと判断する。
ステップS106において、制御部40Pは、ヘッドユニット24中における動作不良ノズルの位置を特定する。尚、このステップS106では、制御部40Pは、例えば、読み取り画像の画像解析を行い(例えば、図5Bを参照)、各ノズル243に対応する直線の幅方向についての位置及び濃度を特定し、動作不良ノズルの位置を特定する。
ステップS107において、制御部40Pは、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243中の正常ノズルにて、動作不良ノズルを補完可能か否かについて判定する。そして、制御部40Pは、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243中の正常ノズルにて、動作不良ノズルを補完可能である場合(S107:YES)、ステップS108に処理を進め、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243中の正常ノズルにて、動作不良ノズルを補完不可能である場合(S107:NO)、ステップS109に処理を進める。
尚、このステップS107において、制御部40Pは、例えば、ヘッドユニット24が有する複数のノズル243のうち、動作不良ノズルに幅方向に隣接するノズル243を補完ノズルとして設定する。但し、この際、幅方向に隣り合うノズル243が共に動作不良ノズルとなってしまっている場合等においては、動作不良ノズルの補完が不可能である。そのため、制御部40Pは、このステップS107で、その後の処理の場合分けを行っている。
ステップS108において、制御部40Pは、動作不良ノズルの補完設定を行い、S103に戻って、現在実行中の印刷ジョブをそのまま継続する。尚、このステップS108で、動作不良ノズルの補完設定が行われることにより、その後の動作において、画像データから、動作不良ノズルが担う吐出位置に対しては、補完設定された補完ノズルが、動作不良ノズルに代えてインク吐出を行うことになる。
ステップS109において、制御部40Pは、動作不良ノズルのメンテナンス処理を行う。
尚、このステップS109において、制御部40Pは、例えば、ヘッドユニット24中の動作不良ノズルからインクを強制吐出させた後、クリーニング部28をヘッドユニット24のノズル位置に移動させて、ヘッドユニット24の動作不良ノズルの吐出口を拭き取る動作を行わせる。
ステップS110において、制御部40Pは、動作不良ノズルが復帰したか否かを判定する。そして、動作不良ノズルが復帰した(S110:YES)、ステップS103に戻って、再度、現在実行中の印刷ジョブの印刷処理を再開する。一方、動作不良ノズルが復帰しない場合(S110:NO)、画像形成装置1Pの動作を中断する。ノズル243の動作不良の要因には、ノズル243の詰まりやインク流路への異物の混入など、上記のメンテナンス処理によって回復可能なものの他、圧電素子の劣化や駆動回路の断線など、上記のメンテナンス処理では回復不能なものもある。このステップS110では、かかる判定を行うことになる。
尚、このステップS110において、制御部40Pは、例えば、ステップS103、ステップS104及びステップS105の処理と同様に、記録媒体P上にテスト画像パターンを形成し、当該テスト画像パターンの読み取り画像と正解画像とを比較することで、動作不良ノズルが復帰したか否かの判定を行う。
次に、図7を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1における印刷ジョブの実施態様について説明する。
図7のフローチャートのステップS101~S108までの処理は、図6のフローチャートのステップS101~S108の処理と同様である。但し、本実施形態に係る制御部40は、ステップS107において、動作不良ノズルを補完不可能である場合(S107:NO)、現在実行中の印刷ジョブを中断し、記憶部100に蓄積された未実施の他の印刷ジョブのうちから継続実施可能ジョブを抽出し、ヘッドメンテナンスを行うことなく、かかる継続実施可能ジョブを連続実施させる。
具体的には、本実施形態に係る制御部40は、動作不良ノズルを補完不可能である場合(S107:NO)、ステップS111において、記憶部100に蓄積された未実施の他の印刷ジョブのうちに継続実施可能ジョブが存在するか否かを判定する。尚、このステップS111において、制御部40は、例えば、判定対象の印刷ジョブにて印刷する予定の画像の態様と、複数のノズル243のうちの動作不良ノズルの位置とに基づいて、当該印刷ジョブが継続実施可能ジョブに該当するか否かを判定する。
ステップS111において、制御部40は、記憶部100に蓄積された未実施の他の印刷ジョブのうちに継続実施可能ジョブが存在する場合(S111:YES)、ステップS112に処理を進める。一方、制御部40は、記憶部100に蓄積された未実施の他の印刷ジョブのうちに継続実施可能ジョブが存在しない(S111:NO)、画像形成装置1の動作を中断する。
ステップS112において、制御部40は、現在実行中の印刷ジョブを中断し、当該印刷ジョブを記憶部100の停止キューに登録する。
ステップS113において、制御部40は、ステップS111で抽出された継続実施可能ジョブの印刷を開始する。そして、再度、ステップS103に戻って、印刷処理を実行する。
尚、本実施形態に係る制御部40は、ステップS111で継続実施可能ジョブに該当すると判定された印刷ジョブを実行している際に、動作不良ノズルが発生し、且つ、当該動作不良ノズルを補完不可である場合には、同様に、当該印刷ジョブについては、中断し、記憶部100の停止キューに登録する(ステップS112)。そして、次に継続実施可能ジョブに該当する印刷ジョブを、再度、実施を開始する。
図8は、ヘッドユニット24中に動作不良ノズルが発生したときの、本実施形態に係る画像形成装置1の印刷実行動作の挙動(図8B)と、従来技術に係る画像形成装置1Pの印刷実行動作の挙動(図8A)を示す図である。
ここでは、最初に、記憶部100に4つの異なる印刷ジョブが登録され(登録順に、1番目印刷ジョブJ1、2番目印刷ジョブJ2、3番目印刷ジョブJ3、4番目印刷ジョブJ4と称する)、かかる印刷ジョブJ1、J2、J3、J4を連続実施している際に、1番目印刷ジョブJ1と3番目印刷ジョブJ3の実行中に、補完設定不可能なノズル243の動作不良が発生した状況を例示している。
具体的には、図8中の記憶部100に登録された「100」は、100枚の印刷を行う一つの印刷ジョブを表しており、図8では、1番目印刷ジョブJ1の40枚目で、補完設定不可能なノズル243の動作不良が発生し、その後、3番目印刷ジョブJ3の20枚目で、再度、補完設定不可能なノズル243の動作不良が発生した状況を表している。
尚、図8中の印刷キューは、記憶部100中の印刷未実施の印刷ジョブに係る印刷ジョブデータ100aを記憶するメモリ領域を表し、停止キューは、記憶部100中の印刷実行中に中断された印刷ジョブに係る印刷ジョブデータ100aを記憶するメモリ領域を表す。
従来技術に係る画像形成装置1Pは、図6に示したように、補完設定不可能なノズル243の動作不良が発生する度に、インクジェットヘッド240のメンテナンス処理が起動するように構成されている。
そのため、図8Aを見ると分かるように、従来技術に係る画像形成装置1Pでは、1番目印刷ジョブJ1の40枚目で、補完設定不可能なノズル243の動作不良が発生したとき、一回目のメンテナンス処理が入り、このメンテナンス処理により、動作不良となったノズル243が復帰した場合、1番目印刷ジョブJ1の残りの60枚の印刷が実行される。そして、1番目印刷ジョブJ1が完了した後、記憶部100(印刷キュー)に登録された順に、2番目印刷ジョブJ2が開始され、2番目印刷ジョブJ2が完了した後、3番目印刷ジョブJ3が開始される。そして、3番目印刷ジョブJ3の20枚目で、再度、補完設定不可能なノズル243の動作不良が発生したとき、二回目のメンテナンス処理が入る。このメンテナンス処理により、動作不良となったノズル243が復帰した場合、3番目印刷ジョブJ3の残りの80枚の印刷が実行される。そして、3番目印刷ジョブJ1が完了した後、4番目印刷ジョブJ4が実行される。
このように、従来技術に係る画像形成装置1Pでは、一連の印刷が終了するまでの間に、二回のメンテナンス処理を経ることになる。
一方、本実施形態に係る画像形成装置1は、図7に示したように、補完設定不可能なノズル243の動作不良が発生したとき、記憶部100(印刷キュー)に蓄積された未実施の他の印刷ジョブのうちに継続実施可能ジョブが存在する場合には、現在実行中の印刷ジョブを中断して、継続実施可能ジョブを連続実施するように構成されている。
そのため、図8Bを見ると分かるように、本実施形態に係る画像形成装置1では、1番目印刷ジョブJ1の40枚目で、補完設定不可能なノズル243の動作不良が発生したとき、インクジェットヘッド240に対するメンテナンス処理を行うことなく、2番目印刷ジョブJ2、3番目印刷ジョブJ3、及び4番目印刷ジョブJ4がそのまま継続して実施されている。そして、4番目印刷ジョブJ4が終了した後に、メンテナンス処理が実行され、その後、停止キューに記憶された1番目印刷ジョブJ1の残りの60枚、及び3番目印刷ジョブJ3の残りの80枚の印刷が順に実行されることになる。
このように、本実施形態に係る画像形成装置1では、一連の印刷が終了するまでの間に実施されるインクジェットヘッド240に対するメンテナンス処理は、一回のみで事足りることになる。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1では、従来技術に係る画像形成装置1Pと比較して、ノズル243の動作不良に伴う装置停止又はノズル復帰処理の頻度を低減することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る画像形成装置1においては、継続実施制御部40eが、操作受付部90に対するユーザーの入力操作により、動作不良ノズルに対するノズル補完設定が不可能である場合における処理を、継続実施可能ジョブの実施とするか、又は、動作不良ノズルを正常に復帰させるためのメンテナンス処理を行って、現在実行中の印刷ジョブを再開するか、のいずれを優先するかについて、ユーザーに選択可能としている点で、第1の実施形態に係る画像形成装置1と相違する。
図9は、本実施形態に係る画像形成装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
図9のフローチャートのステップS101~S108の基本的な印刷動作フロー、及び、ステップS111~ステップS113の継続実施可能ジョブの連続印刷実施フローは、図7のフローチャートの処理と同様である。
但し、図9のフローチャートでは、ステップS107において、動作不良ノズルが検出されたとき、当該動作不良ノズルを補完不可能である場合(S107:NO)、ユーザーからの選択操作を受け付ける処理(ステップS114)が行われる。具体的には、ステップS114においては、本実施形態に係る制御部40は、「継続実施可能ジョブを実施するか」、又は、「動作不良ノズルを正常に復帰させるためのメンテナンス処理を行って、現在実行中の印刷ジョブを再開するか」、のいずれを優先するかについて、ユーザーの選択操作を受け付ける。
そして、ステップS114において、制御部40は、ユーザーが継続実施可能ジョブの実施を選択した場合には、ステップS111~ステップS113の継続実施可能ジョブの連続印刷実施フローを行い、ユーザーがメンテナンス処理の実施を選択した場合には、ステップS109のメンテナンス処理を実施する。尚、ステップS109及びステップS110の処理は、図6の処理と同様の処理である。
尚、本実施形態では、動作不良ノズルに対するノズル補完設定が不可能である場合、ユーザーに対して選択操作を行わせる必要があるため、制御部40(補完設定部40d)は、動作不良ノズルが検出されたとき、当該動作不良ノズルに対するノズル補完設定が可能か又は不可能かを判定し、当該動作不良ノズルに対するノズル補完設定が不可能である場合、ユーザーにその旨を報知するのが好ましい。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1は、動作不良ノズルに対するノズル補完設定が不可能である場合における処理を、ユーザーの希望にあわせた処理とすることができる点で有用である。これによって、例えば、ユーザーは、現在実行中の印刷ジョブを速やかに完了させたい場合等には、メンテナンス処理の実施を優先実施し、ノズル243の動作不良に伴う装置停止又はノズル復帰処理の頻度を低減させたい場合には、継続実施可能ジョブの連続実施を優先させることが可能である。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る画像形成装置1においては、継続実施制御部40eが、自動又は手動の動作制御により、印刷ジョブを実行している際中に、当該印刷ジョブが一時停止され、メンテナンス処理の実行が行われた場合、まず、当該印刷ジョブを終了させ、その後に、記憶部100の停止キューにキュー登録された一時停止された印刷ジョブから順番に印刷を再開する点で、第1の実施形態に係る画像形成装置1と相違する。
この種の画像形成装置1においては、一般に、印刷ジョブを実行している際中に、当該印刷ジョブを一時停止し、メンテナンス処理を強制実施する機能を有するものがある。 尚、メンテナンス処理の強制実施は、ユーザーが操作受付部90に対して入力操作を行うことで実施される場合の他、画像形成装置1の自動点検モード等で自動的に実施される場合もある。このような場合に、現在実行中の印刷ジョブを、印刷途中で、後回しとするのは、ユーザーによっては、煩雑さを感じる場合がある。
かかる観点から、本実施形態に係る画像形成装置1においては、印刷ジョブを実行している際中にメンテナンス処理の強制実施が行われた場合、まず、当該印刷ジョブを終了させ、その後に、記憶部100の停止キューにキュー登録された一時停止された印刷ジョブから順番に印刷を再開する。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1は、不必要に印刷ジョブを分割することを抑制することができる点で、有用である。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
10 給紙部
11 給紙トレイ
12 媒体供給部
20 画像形成部
21 搬送部
22 受け渡しユニット
23 加熱部
24 ヘッドユニット
240 インクジェットヘッド
243 ノズル
25 定着部
26 インラインスキャナ
27 デリバリー部
28 クリーニング部
30 排紙部
31 排出トレイ
40 制御部
40a 印刷ジョブ登録部
40b 画像読取部
40c 動作不良ノズル検出部
40d 補完設定部
40e 継続実施制御部
50 ヘッド駆動部
60 搬送駆動部
70 画像処理部
80 入出力インターフェース
90 操作受付部
100 記憶部

Claims (13)

  1. 複数個のノズルを有するインクジェットヘッドを用いて、記録媒体上に画像を形成するインクジェット式の画像形成装置であって、
    印刷指令に応じて、印刷ジョブを記憶部に順次登録する印刷ジョブ登録部と、
    前記印刷ジョブを実行している際に、イメージセンサにて、前記記録媒体上に形成された画像を読み取る画像読取部と、
    読み取られた前記画像と、予め記憶された正解画像と、に基づいて、前記印刷ジョブを実行している間に前記複数個のノズルのうちのいずれかに発生した動作不良ノズルを検出する動作不良ノズル検出部と、
    前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記複数個のノズルのうちの正常ノズルにて、前記動作不良ノズルを補完するためのノズル補完設定を行う補完設定部と、
    前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記動作不良ノズルに対する前記ノズル補完設定が不可能である場合、現在実行中の前記印刷ジョブを中断し、前記記憶部に蓄積された未実施の他の前記印刷ジョブのうちの、前記正常ノズルのみを用いて、正常に印刷を実施可能な継続実施可能ジョブの実施指令を出力する継続実施制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記継続実施制御部は、前記記憶部に蓄積された未実施の他の前記印刷ジョブのうちから、順次、判定対象の前記印刷ジョブのデータを取り出し、当該印刷ジョブにて印刷する予定の画像の態様と、前記インクジェットヘッドにおける前記動作不良ノズルの位置とに基づいて、当該印刷ジョブが前記継続実施可能ジョブに該当するか否かを判定する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記継続実施制御部は、判定対象の前記印刷ジョブにおいて、前記動作不良ノズルが担うインク色を使用する必要がない場合、当該印刷ジョブが前記継続実施可能ジョブに該当すると判定する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記継続実施制御部は、判定対象の前記印刷ジョブにおいて、前記動作不良ノズルが担う吐出位置に対して、インクを吐出する必要がない場合、当該印刷ジョブが前記継続実施可能ジョブに該当すると判定する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記継続実施制御部は、前記記憶部に蓄積された未実施の他の前記印刷ジョブ中に前記継続実施可能ジョブに該当する前記印刷ジョブが存在しない場合、現在実行中の前記印刷ジョブを中断し、前記動作不良ノズルを復帰させるためのメンテナンス処理の実施指令を出力する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  6. ユーザーによる入力操作を受け付ける操作受付部を有し、
    前記継続実施制御部は、前記入力操作により、前記動作不良ノズルに対する前記ノズル補完設定が不可能である場合における処理を、前記継続実施可能ジョブの実施とするか、又は、前記動作不良ノズルを前記正常に復帰させるためのメンテナンス処理を行って、現在実行中の前記印刷ジョブを再開するか、のいずれを優先するかについて、前記ユーザーに選択可能とする、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記補完設定部は、前記動作不良ノズルが検出されたとき、当該動作不良ノズルに対する前記ノズル補完設定が可能か又は不可能かを判定し、当該動作不良ノズルに対する前記ノズル補完設定が不可能である場合、前記ユーザーにその旨を報知する、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記継続実施制御部は、現在実行中の前記印刷ジョブを中断し、前記継続実施可能ジョブを実施する場合、現在実行中の前記印刷ジョブを第2記憶部にキューイング管理し、
    その後に実施されたメンテナンス処理により、前記動作不良ノズルが前記正常に復帰した場合、先に前記第2記憶部にキュー登録された前記印刷ジョブから順番に印刷を再開する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記継続実施制御部は、自動又は手動の動作制御により、前記印刷ジョブを実行している際中に、当該印刷ジョブが一時停止され、前記メンテナンス処理の実行が行われた場合、最初に当該印刷ジョブを終了させた後に、次に前記第2記憶部にキュー登録された前記印刷ジョブから順番に印刷を再開する、
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記継続実施制御部は、前記記憶部に蓄積された未実施の他の前記印刷ジョブそれぞれについて、当該印刷ジョブが、前記継続実施可能ジョブに該当するか否かを前記記憶部に登録された順に判定し、前記継続実施可能ジョブに該当する前記印刷ジョブを順番に実行させる、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記継続実施制御部は、前記印刷ジョブ毎に、印刷済みの前記記録媒体を排出する先の排出トレイを別トレイに切り替える、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 複数個のノズルを有するインクジェットヘッドを用いて、記録媒体上に画像を形成するインクジェット式の画像形成装置の制御方法であって、
    印刷指令に応じて、印刷ジョブを記憶部に順次登録する第1処理と、
    前記印刷ジョブを実行している際に、イメージセンサにて、前記記録媒体上に形成された画像を読み取る第2処理と、
    読み取られた前記画像と、予め記憶された正解画像と、に基づいて、前記印刷ジョブを実行している間に前記複数個のノズルのうちのいずれかに発生した動作不良ノズルを検出する第3処理と、
    前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記複数個のノズルのうちの正常ノズルにて、前記動作不良ノズルを補完するためのノズル補完設定を行う第4処理と、
    前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記動作不良ノズルに対する前記ノズル補完設定が不可能である場合、現在実行中の前記印刷ジョブを中断し、前記記憶部に蓄積された未実施の他の前記印刷ジョブのうちの、前記正常ノズルのみを用いて、正常に印刷を実施可能な継続実施可能ジョブの実施指令を出力する第5処理と、
    を有する画像形成装置の制御方法。
  13. 複数個のノズルを有するインクジェットヘッドを用いて、記録媒体上に画像を形成するインクジェット式の画像形成装置の制御プログラムであって、
    印刷指令に応じて、印刷ジョブを記憶部に順次登録する第1処理と、
    前記印刷ジョブを実行している際に、イメージセンサにて、前記記録媒体上に形成された画像を読み取る第2処理と、
    読み取られた前記画像と、予め記憶された正解画像と、に基づいて、前記印刷ジョブを実行している間に前記複数個のノズルのうちのいずれかに発生した動作不良ノズルを検出する第3処理と、
    前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記複数個のノズルのうちの正常ノズルにて、前記動作不良ノズルを補完するためのノズル補完設定を行う第4処理と、
    前記動作不良ノズルが検出されたとき、前記動作不良ノズルに対する前記ノズル補完設定が不可能である場合、現在実行中の前記印刷ジョブを中断し、前記記憶部に蓄積された未実施の他の前記印刷ジョブのうちの、前記正常ノズルのみを用いて、正常に印刷を実施可能な継続実施可能ジョブの実施指令を出力する第5処理と、
    を有する画像形成装置の制御プログラム。
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