JP2023148419A - 警報システム及び警報器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが警報を抑制する時間帯を容易に設定できる警報システム及び警報器を提供する。【解決手段】建物内の天井や壁に設置され、建物で発生した火災を検知して警報を出力する複数の警報器と、ユーザ端末と、サーバ装置とが、ネットワークを介して接続している警報システムにおいて、警報器10は、火災を検知する火災検知部107と、ユーザ端末の操作に応じて警報を抑制する時間帯を設定する設定部111と、火災の検知に応じて音出力部から警報音を出力させる警報制御部112と、を備える。警報制御部112は、設定部111により設定された時間帯に警報音が出力される場合には、この時間帯外に出力される場合よりも警報音の音量を下げる。【選択図】図2

Description

本発明は、警報音を出力する技術に関する。
ユーザの就寝中等の時間帯には、火災警報器から出力される音を抑制する技術が知られている(例えば特許文献1-3)。
特開2010-225064号公報 特許第4815819号公報 特許第5895207号公報
しかし、例えば特許文献1に記載の技術では、天井や壁に設けられた火災警報器のDIPスイッチ等の設定スイッチを用いて警報を抑制する時間帯を設定する操作を行わなくてはならないため、警報を抑制する時間帯を設定するのが難しい場合がある。
本発明は、ユーザが警報を抑制する時間帯を容易に設定できるようにすることを目的の一つとする。
本発明の一態様は、異常を検知する検知部と、ユーザ端末の操作に応じて警報を抑制する時間帯を設定する設定部と、前記異常の検知に応じて音出力部から警報音を出力させる警報制御部とを備え、前記警報制御部は、前記警報音が前記設定された時間帯に出力される場合には、前記時間帯外に出力される場合よりも前記警報音の音量を下げることを特徴とする警報システムを提供する。
本発明によれば、ユーザが警報を抑制する時間帯を容易に設定することができる。
実施形態に係る警報システムの構成の一例を示す図。 警報器の構成の一例を示す図。 ユーザ端末の構成の一例を示す図。 サーバ装置の構成の一例を示す図。 警報抑制時間帯を設定する動作の一例を示すシーケンス図。 設定画面の一例を示す図。 警報抑制時間帯の設定情報の一例を示す図。 警報器の警報出力動作の一例を示すフロー図。
1.構成
図1は、本実施形態に係る警報システム1の構成の一例を示す図である。警報システム1においては、火災等の各異常発生に応じて出力される警報音の音量を変更する時間帯をユーザが設定することができる。例えばユーザの就寝中に警報音が予め定められた基準音量で出力されると、ユーザが不快に感じる場合がある。そこで、ユーザは、このような時間帯は火災等の各異常発生に応じて出力される警報音の音量を下げる設定を行うことができる。警報システム1は、複数の警報器10と、ユーザ端末20と、サーバ装置30とを備える。これらの装置は、ネットワーク40を介して接続されている。ネットワーク40には、例えばインターネット及び移動体通信ネットワークが含まれる。なお、サーバ装置30とネットワーク40とは、有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。また、複数の警報器10の間も、有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。また、図1では、1つの建物に設置された1組の警報器10と1つのユーザ端末20だけが示されているが、警報システム1には複数の建物に設置された複数組の警報器10と、複数のユーザ端末20とが含まれてもよい。
警報器10は、建物内の天井や壁に設置され、建物で発生した火災を検知して警報を出力する。警報器10は、例えば住宅に設置される住宅用火災警報器である。ただし、警報器10は、住宅用火災警報器に限定されず、商業ビルやオフィスビル等の建物に設置される火災報知設備であってもよい。ユーザ端末20は、建物に出入りするユーザにより、警報器10による警報を抑制する時間帯(以下、「警報抑制時間帯」という。)を設定する操作に用いられる。ユーザ端末20には、例えばスマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ウェアラブル端末が含まれる。ただし、ユーザ端末20はこれらの端末に限定されず、ユーザにより使用される端末であればどのような端末であってもよい。サーバ装置30は、ユーザ端末20の操作に応じて警報器10に警報抑制時間帯の設定を指示する。
図2は、警報器10の構成の一例を示す図である。警報器10は、制御部101と、記憶部102と、通信部103と、操作部104と、表示部105と、音出力部106と、火災検知部107とを備える。警報器10の各部は、バスを介して接続されている。なお、警報器10の各部は、有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。
制御部101は、警報器10の各部の制御及び各種の処理を行う。制御部101には、例えばCPU等の1つ又は複数のプロセッサが含まれる。プロセッサは、記憶部102に記憶されたプログラムを実行することにより上述した制御及び処理を行う。記憶部102は、制御部101に用いられる各種のデータを記憶する。記憶部102には、例えばRAM、ROM、及びEEPROM(登録商標)のうち少なくとも1つが含まれる。記憶部102に記憶されるデータには、警報器10の機能を実現するためのプログラムと、警報器10の識別子と、警報音を示す警報音データとが含まれる。通信部103は、ネットワーク40を介してサーバ装置30と通信を行うための通信インターフェースである。通信部103には、例えばネットワークアダプタが含まれる。操作部104は、ユーザの操作を受け付け、例えば操作ボタンを含む。表示部105は、各種の情報を表示し、例えばLEDを含む。音出力部106は、各種の警報音を出力する。この警報音には、火災等の異常の発生を知らせる警報音が含まれる。音出力部106には、例えばスピーカーが含まれる。火災検知部107は、火災を検知する。火災の検知方式は、例えば光電式又は定温式である。ただし、火災の検知方法は、光電式又は定温式に限定されず、作動式、赤外線式、紫外線式、またはその複合型等、火災を検知し得る方式であればどのような方式であってもよい。火災検知部107は、本発明に係る「検知部」の一例である。
警報器10の制御部101は、設定部111と、警報制御部112として機能する。これらの機能は、例えば制御部101のプロセッサが記憶部102に記憶されたプログラムを実行して演算を行い又は警報器10の各部を制御することにより実現される。
設定部111は、ユーザ端末20の操作に応じたサーバ装置30の指示に従って警報抑制時間帯を設定する。警報制御部112は、火災検知部107による火災の検知に応じて、記憶部102に記憶された警報音データに応じた警報音を音出力部106から出力させる。警報制御部112は、設定部111により設定された警報抑制時間帯外に警報音が出力される場合には、基準音量で警報音を音出力部106から出力させる。一方、警報制御部112は、警報抑制時間帯に警報音が出力される場合には、基準音量より小さい音量で警報音を音出力部106から出力させる。言い換えると、警報制御部112は、警報音が警報抑制時間帯に出力される場合には、警報抑制時間帯外に出力される場合よりも警報音の音量を下げる。警報抑制時間帯に出力される警報音の音量は、基準音量と同様に予め定められる。ただし、警報抑制時間帯に出力される警報音の音量は、基準音量より小さい音量であるが、ユーザに聞こえる音量であることが好ましい。なお、警報制御部112は、火災検知部107により火災が検知されると、警報音の出力に加えて、表示部105のLEDを点滅または点灯させる。
図3は、ユーザ端末20の構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、制御部201と、記憶部202と、通信部203と、操作部204と、表示部205とを備える。ユーザ端末20の各部は、バスを介して接続されている。制御部201、記憶部202、通信部203、及び操作部204は、基本的には、上述した警報器10の制御部101、記憶部102、通信部103、及び操作部104と同様である。ただし、記憶部202には、ユーザ端末20の機能を実現するためのプログラムと、ユーザ端末20の識別子とが記憶される。表示部205は、各種の情報を表示する。表示部205には、例えば液晶ディスプレイが含まれる。
ユーザ端末20の制御部201は、送信部211として機能する。この機能は、例えば制御部201のプロセッサが記憶部202に記憶されたプログラムを実行して演算を行い又はユーザ端末20の各部を制御することにより実現される。送信部211は、ユーザにより警報抑制時間帯を設定する操作が行われると、この操作を示す操作情報をサーバ装置30に送信する。
図4は、サーバ装置30の構成の一例を示す図である。サーバ装置30は、制御部301と、記憶部302と、通信部303とを備える。サーバ装置30の各部は、バスを介して接続されている。制御部301、記憶部302、及び通信部303は、基本的には、上述した警報器10の制御部101、記憶部102、及び通信部103と同様である。ただし、記憶部302には、サーバ装置30の機能を実現するためのプログラムが記憶される。記憶部302には、例えばHDDやSSD等のストレージがさらに含まれてもよい。
サーバ装置30の制御部301は、設定指示部311として機能する。この機能は、例えば制御部301のプロセッサが記憶部302に記憶されたプログラムを実行して演算を行い又はサーバ装置30の各部を制御することにより実現される。設定指示部311は、ユーザ端末20から操作情報が受信されると、この操作情報により示される操作に応じて警報器10に警報抑制時間帯の設定を指示する。
2.動作
図5は、警報抑制時間帯を設定する動作の一例を示すシーケンス図である。この動作は、ユーザが警報抑制時間帯の設定画面250の表示を要求したことを契機に開始される。ステップS11において、ユーザがユーザ端末20の操作部204を操作してこの要求を行うと、ユーザ端末20の表示部205には設定画面250が表示される。この設定画面250は、例えば記憶部202に記憶されたアプリケーションプログラムにより表示される画面である。或いは、設定画面250は、ユーザ端末20からの要求に応じてサーバ装置30から提供され、記憶部202に記憶されたウェブブラウザにより表示されるウェブ画面であってもよい。ステップS12において、ユーザは、ユーザ端末20の操作部204を用いて、設定画面250において警報抑制時間帯を設定する操作を行う。
図6は、設定画面250の一例を示す図である。設定画面250には、入力領域251及び252が含まれる。入力領域251は、平日の警報抑制時間帯の入力を受け付ける。入力領域252は、休日の警報抑制時間帯の入力を受け付ける。休日には、例えば土曜日、日曜日、及び祝日が含まれる。平日は、例えば休日以外の日である。ユーザは、ユーザ端末20の操作部204を操作して、入力領域251に平日の警報抑制時間帯を、入力領域252に休日の警報抑制時間帯を入力する。例えば平日の警報抑制時間帯が21:00-翌7:00である場合、ユーザは、入力領域251に21:00-翌7:00という警報抑制時間帯を入力する。また、休日の警報抑制時間帯が0:00-9:00である場合、ユーザは、入力領域252に0:00-9:00という警報抑制時間帯を入力する。
図5に戻り、ステップS13において、ユーザ端末20の送信部211は、ユーザの設定操作を示す操作情報をユーザ端末20の識別子とともにサーバ装置30に送信する。この操作情報には、平日の警報抑制時間帯と休日の警報抑制時間帯とが含まれる。ステップS14において、サーバ装置30の設定指示部311は、ユーザ端末20から操作情報及びユーザ端末20の識別子が受信されると、この操作情報により示される操作に応じた警報抑制時間帯の設定指示を警報器10に送信する。例えばサーバ装置30の記憶部302には、予め、ユーザが使用するユーザ端末20の識別子と、そのユーザが出入りする建物に設置された警報器10の識別子及び通信アドレスとが対応付けて記憶される。サーバ装置30の設定指示部311は、ユーザ端末20から受信されたユーザ端末20の識別子に対応付けて記憶された警報器10の通信アドレス宛に警報抑制時間帯の設定指示を送信する。或いは、ユーザは、ユーザ端末20を操作して、自分が出入りする建物に設置された警報器10の識別子を設定画面250に入力する。ユーザ端末20の送信部211は、警報器10の識別子とともに操作情報をサーバ装置30に送信する。サーバ装置30の記憶部302には、予め、警報器10の識別子と通信アドレスとが対応付けて記憶される。サーバ装置30の設定指示部311は、ユーザ端末20から受信された警報器10の識別子に対応付けて記憶された警報器10の通信アドレス宛に警報抑制時間帯の設定指示を送信する。
ステップS15において、サーバ装置30から警報抑制時間帯の設定指示が受信されると、警報器10の設定部111は、この設定指示に従って警報抑制時間帯を設定する。具体的には警報器10の設定部111は、警報抑制時間帯の設定情報120を記憶部102に記憶させる。
図7は、警報抑制時間帯の設定情報120の一例を示す図である。設定情報120には、設定指示に含まれる平日の警報抑制時間帯と休日の警報抑制時間帯とが含まれる。これにより、平日の警報抑制時間帯と休日の警報抑制時間帯とが設定される。図7に示される例では、平日の警報抑制時間帯は21:00-翌7:00であり、休日の警報抑制時間帯は0:00-9:00である。これは、平日の21:00-翌7:00又は休日の0:00-9:00の時間帯に警報音が出力される場合には、基準音量より小さい音量で警報音が出力される一方、これらの時間帯外に警報音が出力される場合には、基準音量で警報音が出力されることを示す。
図8は、警報器10の警報出力動作の一例を示すフロー図である。この動作は、警報器10が火災を検知したことを契機に開始される。ステップS21において、火災検知部107が火災を検知すると(ステップS21の判定がYES)、ステップS22に進み、警報制御部112は、記憶部102に記憶された設定情報120に基づいて、現在日時が警報抑制時間帯に属するか否かを判定する。この現在日時とは、例えばステップS22の判定が行われる日時である。この現在日時は、警報音が出力される日時とみなせる。
例えば現在日時が平日の10:00である場合、図7に示される例では平日の警報抑制時間帯は21:00-翌7:00であるため、警報制御部112は現在日時が警報抑制時間帯に属さないと判定する(ステップS22の判定がNO)。この場合、ステップS23に進み、警報制御部112は、記憶部102に記憶された警報音データに応じた警報音を基準音量で音出力部106から出力させる。この警報音は、例えば「ピー、ヒュー、ヒュー、火事です、火事です」という音声である。一方、現在日時が平日の22:00である場合、図7に示される例では平日の警報抑制時間帯は21:00-翌7:00であるため、警報制御部112は、現在日時が警報抑制時間帯に属すると判定する(ステップS22の判定がYES)。この場合、ステップS24に進み、警報制御部112は、記憶部102に記憶された警報音データに応じた警報音を基準音量より小さい音量で音出力部106から出力させる。この警報音は、ステップS23において出力される警報音と同様に、例えば「ピー、ヒュー、ヒュー、火事です、火事です」という音声である。ただし、ステップS24において出力される警報音の音量は、ステップS23において出力される警報音の音量より小さい。
なお、図7に示される例では平日の警報抑制時間帯は21:00-翌7:00であり、休日の警報抑制時間帯は0:00-9:00であるため、平日と休日とで警報抑制時間帯が異なる。そのため、上述したステップS22において現在日時が平日の8:00である場合には基準音量で警報音が出力されるが、休日の8:00である場合には基準音量より小さい音量で警報音が出力される。また、現在日時が平日の22:00である場合には基準音量より小さい音量で警報音が出力されるが、休日の22:00である場合には基準音量で警報音が出力される。
以上説明した実施形態によれば、ユーザ端末20の操作により警報抑制時間帯を設定することができるため、ユーザは警報抑制時間帯を容易に設定することができる。また、平日の警報抑制時間帯と休日の警報抑制時間帯とを設定するというように、警報抑制時間帯についてより細かい設定を行うことができる。仮に警報器10の操作に応じて警報抑制時間帯の設定を行う場合には、警報器10に警報抑制時間帯の設定を行うためのディスプレイ等のユーザインタフェースを設ける必要があるため、その分だけ警報器10が大型化し、警報器10を製造する費用も増えてしまう。しかし、上述した実施形態では、ユーザ端末20の操作により警報抑制時間帯を設定することができるため、警報器10の大型化及び警報器10を製造する費用の増加を防ぐことができる。
3.変形例
本発明は、上述した実施形態に限定されず、以下の変形例のように変形して実施されてもよい。以下の変形例は、単独で用いられてもよいし、2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
変形例1
上述した実施形態において、警報抑制時間帯はより詳細に設定されてもよい。例えば警報抑制時間帯は曜日毎に設定されてもよいし、週毎に設定されてもよいし、日毎に設定されてもよい。また、設定画面250において、警報抑制時間帯に加えて、警報抑制時間帯に出力される警報音の音量も設定できるようにしてもよい。さらに、複数段階の警報抑制時間帯が設定されてもよい。例えば、警報抑制時間帯外に出力される警報音の音量は大に、第1警報抑制時間帯に出力される警報音の音量は中に、第2警報抑制時間帯に出力される警報音の音量は小に設定されてもよい。この変形例によれば、警報抑制時間帯についてより細かい設定を行うことができる。
変形例2
上述した実施形態において、警報抑制時間帯において音量が抑制される警報音は、火災の発生を知らせる警報音に限定されない。この警報音は、ユーザにイベントの発生を通知するものであればどのような警報音でもよい。例えば、警報器10の電池切れ、汚損、故障等の機器異常を知らせる警報音が警報抑制時間帯に出力される場合にも、警報抑制時間帯外に出力される場合よりも警報音の音量が下げられてもよい。この場合、警報器10は、機器異常を検知する機器異常検知部を備える。警報制御部112は、機器異常検知部による機器異常の検知に応じて警報音を音出力部106から出力させる。この「機器異常検知部」は、警報器10の異常を検知するため、本発明に係る「検知部」の一例である。
変形例3
上述した実施形態において、警報抑制時間帯は、ユーザの操作によらず、ユーザ端末20から得られるユーザの行動に関する情報に基づいて自動で設定されてもよい。ユーザの行動に関する情報には、例えばユーザ端末20の動作モード、スケジュール情報が含まれる。ただし、ユーザの行動に関する情報はこれらの情報に限定されず、ユーザ端末20から取得し得る他の情報であってもよい。
一の例において、警報抑制時間帯は、ユーザ端末20の動作モードに基づいて設定される。ユーザ端末20は、通常の動作モードに加えて、ユーザの就寝時間中に設定されるお休みモードを有する。お休みモードが設定された時間は、ユーザが就寝している時間を示す。そこで、この例では、警報抑制時間帯は、お休みモードが設定されている時間に設定される。この変形例では、ユーザ端末20の記憶部202には、お休みモードが設定された時間の履歴が記憶される。サーバ装置30の制御部301は、さらに取得部及び決定部として機能する。取得部は、ユーザ端末20からお休みモードが設定された時間の履歴を取得する。決定部は、取得部により取得された履歴に基づいて警報抑制時間帯を決定する。例えば平日にお休みモードが設定された時間の代表値が21:00-翌7:00である場合、決定部は、21:00-翌7:00を平日の警報抑制時間帯に決定する。また、休日にお休みモードが設定された時間の代表値が21:00-翌7:00である場合、決定部は、21:00-翌7:00を休日の警報抑制時間帯に決定する。そして、設定指示部311は、決定部により決定された警報抑制時間帯の設定を警報器10に指示する。
他の例において、警報抑制時間帯は、ユーザ端末20から得られるスケジュール情報に基づいて設定される。スケジュール情報には、ユーザの就寝時間及び起床時間が含まれる場合がある。ユーザの就寝時間及び起床時間は、ユーザが就寝している時間を示す。そこで、この例では、警報抑制時間帯は、ユーザの就寝時間から起床時間までの時間に設定される。この場合、お休みモードが設定された時間の履歴に基づいて設定される場合と同様の方法により、ユーザ端末20からスケジュール情報が取得され、ユーザの就寝時間から起床時間までの時間の代表値が警報抑制時間帯に決定される。
この変形例によれば、ユーザが警報抑制時間帯を設定する操作を行わなくても、ユーザの行動に適した警報抑制時間帯が設定される。なお、この変形例において説明した警報抑制時間帯の自動設定は、上述した実施形態において説明した警報抑制時間帯の手動設定とともに用いられてもよいし、警報抑制時間帯の手動設定に代えて用いられてもよい。
変形例4
上述した実施形態において、警報抑制時間帯は、ユーザの操作によらず、建物内に設置された家電機器から取得されるユーザの操作に関する情報から認識されるユーザの行動パターンに基づいて自動で設定されてもよい。家電機器は、ネットワーク40を介してサーバ装置30に接続されている。家電機器には、例えばスマートスピーカー、照明が含まれる。ただし、家電機器はこの例に限定されず、他の家電機器であってもよい。
この変形例では、サーバ装置30の制御部301は、さらに取得部、認識部、及び決定部として機能する。取得部は、家電機器からユーザの操作の履歴を取得する。認識部は、取得部により取得された履歴に基づいてユーザの行動パターンを認識する。例えばスマートスピーカーがユーザの音声により操作された場合、ユーザは起きていることを示す。一方、スマートスピーカーが操作されない時間は、ユーザは就寝している時間である可能性がある。また、スマートスピーカーは、音声により部屋の照明機器の操作できる機能や目覚まし時計機能を有するものがある。照明機器が点灯している場合、ユーザは起きていることを示す。一方、照明機器が消灯している時間は、ユーザが就寝している時間である可能性がある。さらに、目覚まし時計のアラームが設定された場合、その後にユーザが就寝する可能性がある。ユーザは、目覚まし時計において設定されたアラームの時刻に起床する可能性がある。そこで、認識部は、取得部により取得された家電機器の操作の履歴を解析することにより、ユーザの行動パターンを認識する。この行動パターンには、ユーザが就寝している時間が含まれる。また、認識部は、取得部により取得された操作の履歴を機械学習することにより、ユーザの行動パターンを認識してもよい。決定部は、認識部により認識されたユーザの行動パターンに含まれるユーザが就寝している時間を警報抑制時間帯に決定する。そして、設定指示部311は、決定部により決定された警報抑制時間帯の設定を警報器10に指示する。
この変形例によれば、ユーザが警報抑制時間帯を設定する操作を行わなくても、ユーザの行動に適した警報抑制時間帯が設定される。なお、この変形例において説明した警報抑制時間帯の自動設定は、上述した実施形態において説明した警報抑制時間帯の手動設定とともに用いられてもよいし、警報抑制時間帯の手動設定に代えて用いられてもよい。
変形例5
上述した実施形態において、警報器10に代えてサーバ装置30が警報抑制時間帯の設定を行ってもよい。この変形例では、サーバ装置30の制御部301が、設定部111及び警報制御部112として機能する。また、サーバ装置30の記憶部302には、警報器10の識別子と対応付けて、その警報器10を対象とした設定情報120が記憶される。警報器10は、火災が検知されると、サーバ装置30に警報抑制時間帯であるか否かを問い合わせる。サーバ装置30の警報制御部112は、記憶部302に記憶された設定情報120に基づいて、現在日時が警報抑制時間帯に属するか否かを判定する。サーバ装置30の警報制御部112は、現在日時が警報抑制時間帯に属さない場合には、基準音量で警報音を出力するよう警報器10に指示する。一方、サーバ装置30の警報制御部112は、現在日時が警報抑制時間帯に属する場合には、基準音量より小さい音量で警報音を出力するよう警報器10に指示する。警報器10の音出力部106は、サーバ装置30の指示に従って警報音を出力する。この変形例に係る構成であっても、警報音を警報抑制時間帯に出力する場合には、警報音の音量を下げることができる。
変形例6
上述した実施形態において、サーバ装置30は必ずしも設けられなくてもよい。この変形例では、警報器10とユーザ端末20とが無線LAN等のネットワークを介して接続されている。ユーザ端末20の送信部211は、ユーザの設定操作を示す操作情報を警報器10に送信する。ユーザ端末20から操作情報を受信すると、警報器10の設定部111はこの操作情報により示される操作に応じて、警報抑制時間帯を設定する。この変形例に係る構成であっても、警報抑制時間帯を容易に設定することができる。
変形例7
上述した実施形態において、警報システム1の構成は上述した例に限定されない。警報システム1は、上述した装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。一の例において、警報システム1は、感知器と、火災受信機と、ユーザ端末20と、サーバ装置30と、非常放送設備とを備える防災システムであってもよい。この場合、感知器は、上述した火災検知部107を備える。サーバ装置30の制御部101は、上述した設定部111と、警報制御部112として機能する。火災受信機及び非常放送設備は、上述した音出力部106を備える。別の例において、警報システム1は、或る地域に設置された警報器10と、その地域に居る複数のユーザにより使用される複数のユーザ端末20と、サーバ装置30とを備える地域防災システムであってもよい。
変形例8
上述した実施形態において、警報システム1の動作は上述した例に限定されない。警報システム1の処理手順は、矛盾の無い限り、順序が入れ替えられてもよい。また、警報システム1の一部の処理手順が省略されてもよい。
変形例9
本発明の別の形態は、警報システム1、警報器10、ユーザ端末20、及びサーバ装置30のうち少なくともいずれかにおいて行われる処理のステップを有する方法を提供してもよい。また、本発明のさらに別の形態は、警報器10、ユーザ端末20、及びサーバ装置30の各々において実行されるプログラムを提供してもよい。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されて提供されてもよいし、インターネット等を介したダウンロードによって提供されてもよい。
変形例10
上述した実施形態において、警報器10は、火災を検知して警報を行うものに限定されず、火災以外の異常を検知して警報を行ってもよい。例えば警報器10は、ガス漏れを検知して警報を行うガス警報器であってもよい。また、警報器10は、不審者の侵入を検知して警報を行う人感センサ付きの警報器であってもよい。ガス警報器及び人感センサはいずれも監視領域の異常を検知するため、本発明に係る「検知部」の一例である。要するに、警報器10は、異常を検知して警報を行うものであれば、どのような機器であってもよい。警報器10により検知される異常は、火災に限定されず、ガス漏れ、不審者の侵入等、どのような異常であってもよい。警報器10から出力される警報音は、火災の発生を知らせる警報音に限定されず、ガス漏れや不審者の侵入等、監視領域における火災以外の異常の発生を知らせる警報音であってもよい。
1:警報システム、10:警報器、20:ユーザ端末、30:サーバ装置、40:ネットワーク、101:制御部、102:記憶部、103:通信部、104:操作部、105:表示部、106:音出力部、107:火災検知部、111:設定部、112:警報制御部、201:制御部、202:記憶部、203:通信部、204:操作部、205:表示部、211:送信部、301:制御部、302:記憶部、303:通信部、311:設定指示部

Claims (6)

  1. 異常を検知する検知部と、
    ユーザ端末の操作に応じて警報を抑制する時間帯を設定する設定部と、
    前記異常の検知に応じて音出力部から警報音を出力させる警報制御部とを備え、
    前記警報制御部は、前記警報音が前記設定された時間帯に出力される場合には、前記時間帯外に出力される場合よりも前記警報音の音量を下げる
    ことを特徴とする警報システム。
  2. 前記時間帯は、前記警報を抑制する平日の時間帯と、前記警報を抑制する休日の時間帯とを含み、
    前記警報制御部は、前記警報音が前記平日の時間帯又は前記休日の時間帯に出力される場合には、前記平日の時間帯外及び前記休日の時間帯外に出力される場合よりも前記警報音の音量を下げる
    請求項1に記載の警報システム。
  3. 前記ユーザ端末からユーザの行動に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得された情報に基づいて前記時間帯を決定する決定部とをさらに備え、
    前記設定部は、前記決定された時間帯を設定する
    請求項1又は2に記載の警報システム。
  4. 前記情報は、前記ユーザ端末の動作モードを含む
    請求項3に記載の警報システム。
  5. 家電機器からユーザの操作に関する情報を取得する取得部と、
    前記取得された情報に基づいて前記ユーザの行動パターンを認識する認識部と、
    前記認識された行動パターンに基づいて前記時間帯を決定する決定部とをさらに備え、
    前記設定部は、前記決定された時間帯を設定する
    請求項1又は2に記載の警報システム。
  6. 異常を検知する検知部と、
    ユーザ端末の操作に応じて警報を抑制する時間帯を設定する設定部と、
    前記異常の検知に応じて音出力部から警報音を出力させる警報制御部とを備え、
    前記警報制御部は、前記警報音が前記設定された時間帯に出力される場合には、前記時間帯外に出力される場合よりも前記警報音の音量を下げる
    ことを特徴とする警報器。
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